JP2020124282A - 和紙を用いた歯間清掃具 - Google Patents
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Abstract
【課題】より有用性を向上させた歯間清掃具を提供する。【解決手段】和紙素材によって構成される和紙糸を用いてなる歯間清掃用和紙糸,ならびにこれを用いた歯間清掃具。歯間清掃具としてのデンタルフロス4は,Y字タイプのものであり,ホルダー5と,当該ホルダー5のY字先端部5a,5b間に張設された歯間清掃用和紙糸(フロス)1と,を備えている。歯間清掃用和紙糸1は,和紙素材と,当該和紙素材を補強するための補強素材と,からなり,和紙素材と補強素材の繊度比は,1:1から15:1である。【選択図】図2
Description
本発明は,和紙を用いた歯間清掃具等に関する。
歯間の汚れを除去することを目的とした製品として,歯間清掃具が一般的に用いられるようになってきている。
すなわち,従来の歯ブラシでは,歯の表面を磨くことは可能であっても,歯間の汚れを完全に除去することができなかった。そのため,日常において歯ブラシのみの使用を継続していたとしても,知らず知らずのうちに,歯間に汚れが蓄積してしまい,これが口臭や虫歯などの原因となってしまうことがあった。このことから,歯間清掃の必要性が認知されるようになり,歯間清掃具を用いて歯間の汚れの除去が一般的に行われるようになってきた。
このような歯間清掃具として,デンタルフロスや歯間ブラシが一般に販売され,用いられている。
すなわち,従来の歯ブラシでは,歯の表面を磨くことは可能であっても,歯間の汚れを完全に除去することができなかった。そのため,日常において歯ブラシのみの使用を継続していたとしても,知らず知らずのうちに,歯間に汚れが蓄積してしまい,これが口臭や虫歯などの原因となってしまうことがあった。このことから,歯間清掃の必要性が認知されるようになり,歯間清掃具を用いて歯間の汚れの除去が一般的に行われるようになってきた。
このような歯間清掃具として,デンタルフロスや歯間ブラシが一般に販売され,用いられている。
歯間ブラシは,指で持つための軸部材に,これに略垂直ないし略平行にブラシが備えられた構成となっている(非特許文献1,2)。歯間ブラシのブラシ部分は,通常,金属製の棒状部材とこれに備えられる毛から構成されており,ブラシ部分を歯間に通すことで多数の毛が汚れを掻き取って歯間の清掃が可能となる点において有用である。
しかるに,歯間ブラシは,後述するデンタルフロスと比較すると,ブラシ部分が一定の厚みや太さを有する構成とならざるを得ないことから,歯間に通しにくい場合があった。そのため,歯間ブラシを歯間に通す際に,歯肉を痛めたり出血したりすることがあった。
この点において,歯間ブラシは,課題を有するものである。
しかるに,歯間ブラシは,後述するデンタルフロスと比較すると,ブラシ部分が一定の厚みや太さを有する構成とならざるを得ないことから,歯間に通しにくい場合があった。そのため,歯間ブラシを歯間に通す際に,歯肉を痛めたり出血したりすることがあった。
この点において,歯間ブラシは,課題を有するものである。
デンタルフロスは,糸を歯間に通すことで糸が汚れを掻き取り,歯間の清掃を可能とするものである。そして,デンタルフロスには,その構成により,糸を設置するための軸部材があったり,糸そのものを切り取って使用するものがあったりする(非特許文献3から5,特許文献1,2)。
サンスター株式会社,歯間ブラシ(製品名,「ガム歯周プロケア 歯間ブラシL字型」)紹介ページ(URL:http://jp.sunstar.com/products/brand/gum/gum_16.html)
サンスター株式会社,歯間ブラシ(製品名,「ガム歯周プロケア 歯間ブラシI字型」)紹介ページ(URL:http://jp.sunstar.com/products/brand/gum/gum_17.html)
サンスター株式会社,デンタルフロス(製品名,「ガム・デンタルフロス&ピックY字型」)紹介ページ(URL:http://jp.sunstar.com/products/brand/gum/gum_21.html)
サンスター株式会社,デンタルフロス(製品名,「オーラツー ステインクリア フロス&ピック」)紹介ページ(URL:http://jp.sunstar.com/products/brand/ora2/ora2_10.html)
サンスター株式会社,デンタルフロス(製品名,「ガム・デンタルフロス[ワックス フラットタイプ]」)紹介ページ(URL:http://jp.sunstar.com/products/brand/gum/gum_20.html)
デンタルフロスにおいて用いられている糸は,通常,ナイロンやポリエステルなどの化学繊維のフィラメント(単繊維)が複数束ねられ糸状となったものである。これにより,当該糸は,一定の強度を有するとともに,使用する際に,フィラメントが絡み合うように汚れを掻き取ることとなり,デンタルフロスとしての有用性を向上させる。
しかるに,通常用いられるデンタルフロスに課題を有することを発明者は感じていた。
すなわち,汚れを掻き取るためにはある程度の数のフィラメントを束ねる必要があるため,糸としての強度が過剰となり,使用する際に,歯肉を痛めたり出血したりする点である。加えて,歯間ブラシと異なり,糸そのものは,比較的,細い部材であるがため,これを太くしようとしてもさらに強度が過剰となり,取り扱いに優れない点である。
上記事情を背景として,本発明では,より有用性を向上させた歯間清掃具の開発を課題とする。
すなわち,汚れを掻き取るためにはある程度の数のフィラメントを束ねる必要があるため,糸としての強度が過剰となり,使用する際に,歯肉を痛めたり出血したりする点である。加えて,歯間ブラシと異なり,糸そのものは,比較的,細い部材であるがため,これを太くしようとしてもさらに強度が過剰となり,取り扱いに優れない点である。
上記事情を背景として,本発明では,より有用性を向上させた歯間清掃具の開発を課題とする。
発明者は,鋭意研究の結果,和紙素材を用いて糸を作製することにより,歯間清掃に適した部材とすることに想到し,発明を完成させたものである。
本発明は,以下の構成からなる。
本発明の第一の構成は,和紙素材によって構成される和紙糸を用いてなる歯間清掃用和紙糸である。
本発明の第一の構成は,和紙素材によって構成される和紙糸を用いてなる歯間清掃用和紙糸である。
本発明の第二の構成は,前記和紙糸が,前記和紙素材と,前記和紙素材を補強するための補強素材と,からなる第一の構成に記載の歯間清掃用和紙糸である。
本発明の第三の構成は,前記補強素材が,ポリエステル繊維,ナイロン繊維,ポリオレフィン繊維,レーヨン繊維のいずれか又は複数を用いたマルチフィラメントである第二の構成に記載の歯間清掃用和紙糸である。
本発明の第四の構成は,前記和紙素材と前記補強素材の繊度比が,1:1から15:1である第二又は第三の発明に記載の歯間清掃用和紙糸である。
本発明の第三の構成は,前記補強素材が,ポリエステル繊維,ナイロン繊維,ポリオレフィン繊維,レーヨン繊維のいずれか又は複数を用いたマルチフィラメントである第二の構成に記載の歯間清掃用和紙糸である。
本発明の第四の構成は,前記和紙素材と前記補強素材の繊度比が,1:1から15:1である第二又は第三の発明に記載の歯間清掃用和紙糸である。
本発明の第五の構成は,第一から第四の構成に記載の歯間清掃用和紙糸を用いて作製されたデンタルフロスである。
本発明の第六の構成は,第一から第四の構成に記載の歯間清掃用和紙糸を用いて作製された歯間ブラシである。
本発明の第六の構成は,第一から第四の構成に記載の歯間清掃用和紙糸を用いて作製された歯間ブラシである。
本発明の第七の構成は,歯間清掃を目的とした和紙糸の使用方法である。
本発明により,より有用性を向上させた歯間清掃具の提供が可能となった。
すなわち,本発明における歯間清掃具としての和紙糸の使用は,従来品と比較して摩擦が少なく,歯肉を痛めたり出血したりすることなどを防止することが期待できる。加えて,従来品と比較して,糸そのものが柔軟性を有することから,歯のエナメル層を傷付けることがなく,歯間の清掃を行うことが可能となる。さらには,和紙糸は,和紙表面に凹凸を多く有することから,従来品と比較して優れた汚れの除去が期待できる。
すなわち,本発明における歯間清掃具としての和紙糸の使用は,従来品と比較して摩擦が少なく,歯肉を痛めたり出血したりすることなどを防止することが期待できる。加えて,従来品と比較して,糸そのものが柔軟性を有することから,歯のエナメル層を傷付けることがなく,歯間の清掃を行うことが可能となる。さらには,和紙糸は,和紙表面に凹凸を多く有することから,従来品と比較して優れた汚れの除去が期待できる。
本発明の歯間清掃用和紙糸等について説明する。
<<I.発明の要旨>>
本発明の歯間清掃用和紙糸は,和紙素材によって構成される和紙糸を用いてなることを特徴とする。また,本発明は,別の態様として,歯間清掃に用いられる和紙糸の使用方法にかかる発明であることを特徴とする。
本発明において,和紙糸は,和紙を主たる成分として構成される糸として定義される。すなわち,本発明は,単なる紙とは異なり,和紙を用いることで,和紙の有する吸湿性,ならびに水分を含んだとしても一定程度の強度を保持しうることに着目し,歯間清掃具としての有用性を見出したものである。
本発明の歯間清掃用和紙糸は,和紙素材によって構成される和紙糸を用いてなることを特徴とする。また,本発明は,別の態様として,歯間清掃に用いられる和紙糸の使用方法にかかる発明であることを特徴とする。
本発明において,和紙糸は,和紙を主たる成分として構成される糸として定義される。すなわち,本発明は,単なる紙とは異なり,和紙を用いることで,和紙の有する吸湿性,ならびに水分を含んだとしても一定程度の強度を保持しうることに着目し,歯間清掃具としての有用性を見出したものである。
本発明において,和紙は,典型的には,常法によって製造される和紙を用いればよい。
すなわち,原料として,楮(こうぞ),三椏(みつまた),雁皮(がんぴ),麻,笹,竹,イネ,イトバショウ,針葉樹,広葉樹など,和紙原料として適用可能な植物を用い,この和紙原料を叩解し,和紙作製に適した状態としたものを漉くことによって作製することができる。
すなわち,原料として,楮(こうぞ),三椏(みつまた),雁皮(がんぴ),麻,笹,竹,イネ,イトバショウ,針葉樹,広葉樹など,和紙原料として適用可能な植物を用い,この和紙原料を叩解し,和紙作製に適した状態としたものを漉くことによって作製することができる。
作製された和紙は,これを一定程度の幅を有するテープ状の部材とした後,和紙糸を作製するなどすればよい。
例を挙げると,作製された和紙について,0.8〜30mm幅程度のテープ状の部材とした後,これをそのまま加撚したり(加撚和紙糸),後述するとおり,補強素材と合わせて加撚したり(合撚和紙糸)して用いることができる。
例を挙げると,作製された和紙について,0.8〜30mm幅程度のテープ状の部材とした後,これをそのまま加撚したり(加撚和紙糸),後述するとおり,補強素材と合わせて加撚したり(合撚和紙糸)して用いることができる。
本発明において,和紙糸は,和紙素材と,当該和紙素材を補強するための補強素材と,からなることが好ましい。和紙素材のみだと歯間清掃具としての強度が必ずしも十分に保てるとは限らない。かかる好ましい構成によれば,補強素材を含ませることにより,歯間清掃具として用いる際の強度調整を容易にすることが可能になるという効果が得られる。
補強素材としては,糸ないし糸の構成フィラメントとして用いる素材である限り,特に限定されるものではなく,種々の素材を用いることができる。このような補強素材としては,例えば,ポリエステル繊維,ナイロン繊維,ポリオレフィン繊維,ポリプロピレン繊維,レーヨン繊維,アラミド繊維,ビニロン繊維などが挙げられ,これらを単独もしくは組み合わせて用いることができる。
補強素材としては,糸ないし糸の構成フィラメントとして用いる素材である限り,特に限定されるものではなく,種々の素材を用いることができる。このような補強素材としては,例えば,ポリエステル繊維,ナイロン繊維,ポリオレフィン繊維,ポリプロピレン繊維,レーヨン繊維,アラミド繊維,ビニロン繊維などが挙げられ,これらを単独もしくは組み合わせて用いることができる。
和紙素材と補強素材の繊度比については,和紙糸としての性能を備えつつ,かつ,歯間清掃のための適切な強度ないし柔軟性を有する限り,特に限定されるものではなく,種々の繊度比とすることができる。この和紙素材と補強素材の繊度比については,少なくとも和紙素材の繊度比が補強素材に対して1以上とすることができ,典型的には1:1から20:1,好ましくは1:1から19:1,より好ましくは1:1から18:1,特に好ましくは1:1から17:1,さらに好ましくは1:1から16:1,最も好ましくは1:1から15:1とすることができる。
本発明において,和紙糸は,歯間清掃の用途として用いるために種々の態様として構成することができる。このような態様としては,図2ないし図3に示されるようなデンタルフロス,図4に示されるような歯間ブラシなどが挙げられる。
<<II.実施の形態>>
以下,好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し,下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず,本発明はこれに限定されるものではない。
以下,好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し,下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず,本発明はこれに限定されるものではない。
<歯間清掃用和紙糸の構成>
まず,本発明の一実施の形態における歯間清掃用和紙糸の構成について,図1を参照しながら説明する。
まず,本発明の一実施の形態における歯間清掃用和紙糸の構成について,図1を参照しながら説明する。
図1は,本発明の一実施の形態における歯間清掃用和紙糸を,スプールに巻回してケースに収容した状態を示す概略斜視図である。
図1に示すように,上記で説明した構成を有する本実施の形態の歯間清掃用和紙糸(フロス)1は,スプール2に巻回された後,ケース3に収容されている(ロールタイプ)。図1中,参照符号3aは,ケース3に形成された糸取出し孔を示している。なお,ケース3の少なくとも上面は透明となっており,これにより,歯間清掃用和紙糸1の残量を視認できるようにされている。
上記のようなケース3に収容された歯間清掃用和紙糸1を使用する場合,まず,糸取出し孔3aから出ている歯間清掃用和紙糸1を40cm程度の長さに切り取る。次いで,切り取った歯間清掃用和紙糸1の両端を,両手の中指に15cm程度の間隔で巻き付ける。次いで,両手の親指と人差し指で1から2cmの間隔で歯間清掃用和紙糸1をピンと張る。そして,歯間清掃用和紙糸1を,歯間部の歯の面に沿うように挿入し,やさしく前後させながら汚れを掻き取る。
本実施の形態の歯間清掃用和紙糸(フロス)1は,和紙素材によって構成される和紙糸を用いてなるものであるため,従来品と比較して摩擦が少なく,歯肉を痛めたり出血したりすることなどを防止することが期待できる。加えて,従来品と比較して,糸そのものが柔軟性を有することから,歯のエナメル層を傷付けることがなく,歯間の清掃を行うことが可能となる。さらには,和紙糸は,和紙表面に凹凸を多く有することから,従来品と比較して優れた汚れの除去が期待できる。
<デンタルフロスの構成>
次に,本発明の一実施の形態におけるデンタルフロスの構成について,図2,図3を参照しながら説明する。
次に,本発明の一実施の形態におけるデンタルフロスの構成について,図2,図3を参照しながら説明する。
図2は,本発明の一実施の形態におけるデンタルフロスの一態様を示す斜視図,図3は,当該デンタルフロスの別の態様を示す斜視図である。
図2に示す本実施の形態のデンタルフロス4は,Y字タイプのものであり,ホルダー5と,当該ホルダー5のY字先端部5a,5b間に張設された歯間清掃用和紙糸(フロス)1と,を備えている。
図3に示す本実施の形態のデンタルフロス6は,F字タイプのものであり,ホルダー7と,当該ホルダー7のF字先端部7a,7b間に張設された歯間清掃用和紙糸(フロス)1と,を備えている。
ここで,歯間清掃用和紙糸1としては,上記で説明した構成を有するものが用いられている。すなわち,図2,図3に示すデンタルフロス4,6は,上記で説明した構成を有する歯間清掃用和紙糸1を用いて作製されたデンタルフロスである。
図3に示す本実施の形態のデンタルフロス6は,F字タイプのものであり,ホルダー7と,当該ホルダー7のF字先端部7a,7b間に張設された歯間清掃用和紙糸(フロス)1と,を備えている。
ここで,歯間清掃用和紙糸1としては,上記で説明した構成を有するものが用いられている。すなわち,図2,図3に示すデンタルフロス4,6は,上記で説明した構成を有する歯間清掃用和紙糸1を用いて作製されたデンタルフロスである。
Y字タイプのデンタルフロス4を使用する場合,まず,ホルダー5を手で持って,歯と歯の間に歯間清掃用和紙糸(フロス)1を当てる。次いで,ゆっくり横に動かしながら,歯間清掃用和紙糸1を歯と歯の間に入れる。次いで,歯間清掃用和紙糸1が歯の根元まで入ったら,上下に動かし,隣り合った歯の両方の面を磨く。歯と歯の間から歯間清掃用和紙糸1を取り出すときも,ゆっくり横に動かしながら取り出す。
F字タイプのデンタルフロス6を使用する場合も同様である。
F字タイプのデンタルフロス6は,前歯の清掃に使いやすい。また,Y字タイプのデンタルフロス4は,挿入しにくい奥歯の清掃にも使いやすい。
本実施の形態のデンタルフロス4,6においては,フロスとして,上記で説明した構成を有する歯間清掃用和紙糸1が用いられているため,従来品と比較して摩擦が少なく,歯肉を痛めたり出血したりすることなどを防止することが期待できる。加えて,従来品と比較して,糸そのものが柔軟性を有することから,歯のエナメル層を傷付けることがなく,歯間の清掃を行うことが可能となる。さらには,和紙糸は,和紙表面に凹凸を多く有することから,従来品と比較して優れた汚れの除去が期待できる。
F字タイプのデンタルフロス6を使用する場合も同様である。
F字タイプのデンタルフロス6は,前歯の清掃に使いやすい。また,Y字タイプのデンタルフロス4は,挿入しにくい奥歯の清掃にも使いやすい。
本実施の形態のデンタルフロス4,6においては,フロスとして,上記で説明した構成を有する歯間清掃用和紙糸1が用いられているため,従来品と比較して摩擦が少なく,歯肉を痛めたり出血したりすることなどを防止することが期待できる。加えて,従来品と比較して,糸そのものが柔軟性を有することから,歯のエナメル層を傷付けることがなく,歯間の清掃を行うことが可能となる。さらには,和紙糸は,和紙表面に凹凸を多く有することから,従来品と比較して優れた汚れの除去が期待できる。
<歯間ブラシの構成>
次に,本発明の一実施の形態における歯間ブラシの構成について,図4を参照しながら説明する。
次に,本発明の一実施の形態における歯間ブラシの構成について,図4を参照しながら説明する。
図4は,本発明の一実施の形態における歯間ブラシを示す斜視図である。
図4に示すように,本実施の形態の歯間ブラシ8は,ホルダー9と,当該ホルダー9の先端屈曲部9aの先端に設けられた,プラスチック製の直線状の芯材10と,当該芯材10に巻付け固着された歯間清掃用和紙糸(フロス)1と,を備えている。芯材10に巻付け固着された歯間清掃用和紙糸1がブラシ部分である。
ここで,歯間清掃用和紙糸1としては,上記で説明した構成を有するものが用いられている。すなわち,図4に示す歯間ブラシ8は,上記で説明した構成を有する歯間清掃用和紙糸1を用いて作製された歯間ブラシである。
ここで,歯間清掃用和紙糸1としては,上記で説明した構成を有するものが用いられている。すなわち,図4に示す歯間ブラシ8は,上記で説明した構成を有する歯間清掃用和紙糸1を用いて作製された歯間ブラシである。
歯間ブラシ8を使用する場合は,あまり口を大きく開けず、当該歯間ブラシ8で頬の内側を押し出すようにしてブラシ部分を歯間部に挿入し、前後に数回動かして,隣り合った歯の両方の面を磨く。歯と歯の間から歯間清掃用和紙糸1を取り出すときも,ゆっくり動かしながら取り出す。
本実施の形態の歯間ブラシ8においては,ブラシ部分に,上記で説明した構成を有する歯間清掃用和紙糸1が用いられているため,従来品と比較して摩擦が少なく,歯肉を痛めたり出血したりすることなどを防止することが期待できる。加えて,従来品と比較して,糸そのものが柔軟性を有することから,歯のエナメル層を傷付けることがなく,歯間の清掃を行うことが可能となる。さらには,和紙糸は,和紙表面に凹凸を多く有することから,従来品と比較して優れた汚れの除去が期待できる。
本実施の形態の歯間ブラシ8においては,ブラシ部分に,上記で説明した構成を有する歯間清掃用和紙糸1が用いられているため,従来品と比較して摩擦が少なく,歯肉を痛めたり出血したりすることなどを防止することが期待できる。加えて,従来品と比較して,糸そのものが柔軟性を有することから,歯のエナメル層を傷付けることがなく,歯間の清掃を行うことが可能となる。さらには,和紙糸は,和紙表面に凹凸を多く有することから,従来品と比較して優れた汚れの除去が期待できる。
なお,本実施の形態の歯間ブラシ8においては,ブラシ部分の芯材として,プラスチック製の直線状の芯材10が用いられているが,芯材の材質は金属性の素材であってもよい。
1 歯間清掃用和紙糸(フロス)
2 スプール
3 ケース
3a 糸取出し孔
4,6 デンタルフロス
5,7,9 ホルダー
5a,5b Y字先端部
7a,7b F字先端部
8 歯間ブラシ
9a 先端屈曲部
10 芯材
2 スプール
3 ケース
3a 糸取出し孔
4,6 デンタルフロス
5,7,9 ホルダー
5a,5b Y字先端部
7a,7b F字先端部
8 歯間ブラシ
9a 先端屈曲部
10 芯材
Claims (7)
- 和紙素材によって構成される和紙糸を用いてなる歯間清掃用和紙糸。
- 前記和紙糸が,前記和紙素材と,前記和紙素材を補強するための補強素材と,からなる請求項1に記載の歯間清掃用和紙糸。
- 前記補強素材が,ポリエステル繊維,ナイロン繊維,ポリオレフィン繊維,レーヨン繊維のいずれか又は複数を用いたマルチフィラメントである請求項2に記載の歯間清掃用和紙糸。
- 前記和紙素材と前記補強素材の繊度比が,1:1から15:1である請求項2又は3に記載の歯間清掃用和紙糸。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の歯間清掃用和紙糸を用いて作製されたデンタルフロス。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載の歯間清掃用和紙糸を用いて作製された歯間ブラシ。
- 歯間清掃を目的とした和紙糸の使用方法。
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