JP3124246U - 歯間清掃具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】歯間清掃用の挿入体4を緊張したアーチ状の糸張り部3と、糸張り部3が一端に設けられた棒状の把持部2とを備えた歯間清掃具1において、糸張り部3には少なくとも2束以上の繊維束4a、4b、4cが略平行に配列されてなる挿入体4が設けられ、把持部2は、2束以上の繊維束4a、4b、4cが配列されてなる配列面41に対して垂直方向の最大幅寸法αが5mm〜15mmの範囲であり、かつ、垂直方向の最大幅寸法αを配列面41に対して平行方向の幅寸法βで除した値であるα/βが1〜9.5である歯間清掃具1とする。
【選択図】図1
Description
デンタルフロスとしては、単繊維を束ねた繊維束を指に巻きつけて使用するタイプものや、繊維束がホルダーにインサート成形された使い捨てのホルダータイプのものが知られている。ホルダータイプのものは、繊維束を指に巻きつけて使用するタイプと比べて指を唾液でぬらすことがないという点で衛生的であり、手軽に使用できる簡便性の良さから近年普及している。また、ホルダータイプにおいては、挿入性や歯垢除去実感を向上させるために繊維束が複数配列されたタイプも知られている。
好ましくは、前記α/βを2〜3とすることができる。
また、本考案の歯間清掃具では、前記把持部の断面形状は略六角形であってもよいし、略楕円形であってもよい。
図1は、本考案の歯間清掃具の一例を説明するための模式図であり、図1(a)は側面図であり、図1(b)は歯間清掃用の繊維束を下側に向けて見たときの平面図である。また、図2は、図1に示す歯間清掃具の一部を示した拡大側面図である。図3は、図1に示す歯間清掃具の一部を示した拡大側面図であり、清掃後の歯間清掃具の状態を説明するための図である。図4は、図1に示す歯間清掃具を用いて歯間清掃を行なっている状況を説明するための図である。
しかし、図1に示す把持部2の垂直方向の最大幅寸法αが5mm未満であると、配列面41に対して垂直方向の把持部2の表面に拇指もしくは示指を添えて持ったときの、挿入体4の挿入方向に対して略垂直に添えた拇指もしくは示指にかかる圧力が大きくなるため、拇指もしくは示指に痛みを感じる場合がある。また、把持部2の垂直方向の最大幅寸法αが15mmを超えると、配列面41に対して垂直方向の把持部2の表面に拇指もしくは示指を添えて持ったときに、把持部2と指との接触面積が広すぎるために、口腔内での細かな操作がしにくくなり、操作性に劣ってしまう。
これに対し、把持部2の長さLを70mm未満とすると、例えば、挿入体4を挿入する際に糸張り部3の根元を把持した場合に、把持部2の端部を構成するピック8が小指に届きにくいものとなり、安定した清掃が行いにくくなってしまう。
これに対して本実施形態の歯間清掃具1では、3束の繊維束4a、4b、4cが略平行に配列されているので、各繊維束4a、4b、4cの繊度を一般的なデンタルフロスよりも細くして歯間への挿入性を向上させても、繊維束4a、4b、4cと歯面との密着性を十分に確保することができる。したがって、本実施形態の歯間清掃具1では、良好な挿入性を保ちながら歯垢除去実感を高めることができる。
しかし、本実施形態の歯間清掃具1において、各繊維束4a、4b、4cの繊度が700dtexを超える場合や、総繊維束太さが2000dtexを超える場合には、歯間挿入性が著しく低下してしまう。一方、各繊維束4a、4b、4cの太さが400dtex未満や、総繊維束太さが1200dtex未満である場合には、歯垢除去実感が低下してしまう。
また、上述した実施形態の歯間清掃具1では、3束の繊維束4a、4b、4cの太さを全て同じとしたが、一部のみ異なっていてもよいし、全てが異なっていてもよい。
さらに、上述した実施形態の歯間清掃具1では、隣り合う繊維束間6の中心間の距離Dは、全て同じとしたが、異なっていてもよい。なお、本考案において、2束以上の繊維束の数が3束を超える場合には、隣り合う繊維束間の中心間の距離Dは、全て同じでもよいし、一部のみ異なっていてもよいし、全てが異なっていてもよい。
また、上述した実施形態の歯間清掃具1では、繊維束の数を3束としたが、繊維束の数は2束以上であればよく、特に限定されない。
「実験例1〜実験例15」
糸張り部に繊度560dtexの3束の繊維束が、0.8mmの繊維束間隔D(隣り合う繊維束間の中心間の距離)で略平行に配列され、表1および表2に示す「垂直方向最大幅α(配列面に対して垂直方向の最大幅寸法α)」「平行方向幅β(配列面に対して平行方向の幅寸法β)」「垂直方向最大幅α/平行方向幅β」「断面形状」である把持部を備えた歯間清掃具を製造した。
その結果を表1に示す。
3段階絶対評価
「指の痛み」
○ :全く感じない △ :ほとんど感じない × :感じる
「操作性」
○ :非常に操作しやすい △ :やや操作しやすい × :操作しにくい
「持ちやすさ」
○ :非常に持ちやすい △ :やや持ちやすい × :持ちにくい
さらに、垂直方向最大幅αが9.5mmであり、垂直方向最大幅α/平行方向幅βが2.7である実験例5、実験例13、実験例14では、断面形状に関わらず総合評価が○となり、より好ましいことが確認できた。
「実験例16〜実験例24」
糸張り部に太さ560dtexの3束の繊維束が、0.8mmの繊維束間隔D(隣り合う繊維束間の中心間の距離)で略平行に配列され、表3に示す「垂直方向最大幅α(配列面に対して垂直方向の最大幅寸法α)」「平行方向幅β(配列面に対して平行方向の幅寸法β)」「垂直方向最大幅α/平行方向幅β」「断面形状」である把持部を備えた歯間清掃具を製造した。
その結果を表3に示す。
Claims (6)
- 歯間清掃用の繊維束を緊張したアーチ状の糸張り部と、前記糸張り部が一端に設けられた把持部とを備えた歯間清掃具において、
前記糸張り部には少なくとも2束以上の繊維束が並列に配列されてなる挿入体が設けられ、
前記把持部は、前記2束以上の繊維束が配列されてなる配列面に対して垂直方向に、使用者の指の添えられる支持面を備えるものであることを特徴とする歯間清掃具。 - 前記把持部は、前記配列面に対して垂直方向の最大幅寸法αを前記配列面に対して平行方向の幅寸法βで除した値であるα/βが1〜9.5であることを特徴とする請求項1に記載の歯間清掃具。
- 前記把持部は、前記配列面に対して垂直方向の最大幅寸法αが5mm〜15mmの範囲であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の歯間清掃具。
- 前記把持部の長さが70mm以上であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の歯間清掃具。
- 前記把持部の断面形状が、略長方形、略六角形、略楕円形のいずれかであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の歯間清掃具。
- 前記少なくとも2束以上の繊維束が略平行に配列され、
隣り合う繊維束の中心間の距離が0.6〜1.0mm、
各繊維束の繊度が400〜700dtex、
前記2束以上の繊維束の合計繊度が1200〜2000dtexであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の歯間清掃具。
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2006
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