JP2020123655A - 電子機器 - Google Patents

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Osamu Hayakawa
理 早川
秀幸 柘植
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
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Abstract

【課題】本発明は、デザインの自由度を維持しつつ、マウント時の作業性を高めた取っ手を有する電子機器を提供することを課題とする。【解決手段】本発明の一態様に係る電子機器1は、本体2と、この本体2の前面に突出するフロントパネル3とを有する電子機器であって、本体2の前面におけるフロントパネル3の左右両側に一対の取っ手4を備え、取っ手4が、本体2の前面から突出する支持部41と、支持部41の前方に配設され、左右方向に貫通穴43を有する持ち手部42とを有し、貫通穴43の支持部41側の内面が、フロントパネル2の表面と面一となる領域を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関する。
例えば業務用オーディオ・パワーアンプのような電子機器は、ホール、劇場等の恒久的設備や、ライブ会場、イベント会場等の移動設備として使用される。このような電子機器にあっては、複数台を同時に使用する場合が多いため、ラックにマウント(搭載)して使用される。特に移動設備として使用される場合は、会場に応じた台数の電子機器を会場においてラックにマウントされる。
このラックへのマウントを容易化するため、電子機器にはフロントパネルの左右に一対の取っ手を設ける場合がある(例えば特許第4831000号公報参照)。この取っ手は、一般に意匠性や省スペース性を考慮しながらフロントパネルに搭載されるスイッチ等の操作性を妨げないようにデザインされている。
ところで、例えば電子機器の多機能化によりスイッチ等が増加し、これらを収容するためフロントパネルが本体の前面に突出している場合がある。このような電子機器においては、前記従来の取っ手の構成では電子機器をマウントする際にフロントパネルに指が引っ掛かり易く、マウント時の作業性が低下するおそれがある。また、フロントパネルがその側端部に本体から着脱可能な取り外し部を有する電子機器では、フロントパネルに指が引っ掛かることで、この取り外し部が脱落するおそれも生じる。一方、マウント時の作業性を考慮して取っ手をデザインすれば、意匠性や省スペース性が低下し易い。このようにフロントパネルが本体の前面に突出している電子機器の取っ手では、意匠性や省スペース性等を考慮したデザインの自由度と、マウント時の作業性とを両立させることが難しい。
特許第4831000号公報
前記実情に鑑みて、本発明は、デザインの自由度を維持しつつ、マウント時の作業性を高めた取っ手を有する電子機器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る電子機器は、本体と、この本体の前面に突出するフロントパネルとを有する電子機器であって、前記本体の前面における前記フロントパネルの左右両側に一対の取っ手を備え、前記取っ手が、前記本体の前面から突出する支持部と、前記支持部の前方に配設され、左右方向に貫通穴を有する持ち手部とを有し、前記貫通穴の支持部側の内面が、前記フロントパネルの表面と面一となる領域を有する。
本発明の一態様に係る電子機器において、前記フロントパネルが、その側端部に前記本体から着脱可能な取り外し部を有するとよい。
本発明の一態様に係る電子機器は、前記取り外し部の着脱機構として、磁石を用いるとよい。
本発明の一態様に係る電子機器において、前記支持部の前面に、前記本体側に窪む凹部が形成されており、前記面一となる領域が前記凹部の上方及び下方に位置するとよい。
本発明の一態様に係る電子機器において、前記貫通穴の上下方向の最大幅としては、4cm以上7cm以下が好ましい。
本発明の一態様に係る電子機器において、前記フロントパネルの側端部が、前記本体方向へ湾曲しているとよい。
本発明の一態様に係る電子機器は、ラックマウント用であるとよい。
なお、本発明において、「前面」とは主に表示装置や操作パネルが配設される面であり、主に入出力端子が配設される面とは反対側の面を指す。また、フロントパネルにはスイッチ等が配設されている場合があるが、「フロントパネルの表面」にはこれらスイッチ等により生じる凸部は含まず、パネル本体の表面を指す。また、「上下」及び「左右」は、当該電子機器を、水平面にその定められた向きで載置した状態における上下及び左右をいう。
本発明の一態様に係る電子機器では、取っ手が、貫通穴の支持部側の内面にフロントパネルの表面と面一となる領域を有する。本発明者らは、貫通穴の支持部側の内面の一部にフロントパネルの表面と面一となる領域を設けることで、作業者が取っ手の貫通穴に挿入する指がフロントパネルよりも前面に誘導され易くなり、フロントパネルへの指の引っ掛かりを抑止できることを知得している。また、フロントパネルの表面と面一となる領域は貫通穴の支持部側の内面の一部でよいので、デザインに対する自由度が高く、取っ手の意匠性や省スペース性が低下し難い。従って、当該電子機器は、取っ手のデザインの自由度を維持しつつ、マウント時の作業性を高められる。
本発明の一実施形態に係る電子機器を示す模式的斜視図である。 図1の電子機器の模式的側面図である。 図1の電子機器を正面からみた模式的斜視図である。 図3の電子機器において取り外し部を取り外した状態を示す模式的斜視図である。 図2とは異なる実施形態に係る電子機器を示す模式的側面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
図1乃至図3に本発明の一実施形態に係る電子機器1を示す。当該電子機器1は、ラックマウント用であり、本体2と、本体2の前面に突出するフロントパネル3とを有する。また、当該電子機器1は、本体2の前面におけるフロントパネル3の左右両側に一対の取っ手4を備える。
このような電子機器1としては、例えばアンプ(コントロールアンプ、パワーアンプ)、CDプレーヤー等の音響機器や、DVDプレーヤー等の影像機器などを挙げることができる。特に電子機器1としては、重量が大きいパワーアンプが好ましい。
<本体>
本体2は、図1に示すように、例えば直方体状の筐体21と、筐体21の前面に配設される前面板22と、筐体21の内部に搭載される電装部品(不図示)とを備える。
筐体21は、例えば底部及びこの底部の両側からの屈曲により形成される側面部を有するメインシャーシと、前記メインシャーシの天部及び裏面部を覆うカバーシャーシとを備える構成とすることができる。なお、筐体21の構成は、上述の構成に限定されるものではなく、シャーシの構成が異なるものであってもよいし、シャーシを用いない構成であってもよい。
前面板22は、図1では、筐体21の前面を覆うと共に、筐体21の左右両側面に突出している。あるいは、前面板22は筐体21の前面の左右に突出する位置のみに一対設けられてもよい。前面板22が筐体21から突出する部分にしか設けられない場合、筐体21の前面は、例えばカバーシャーシや後述するフロントパネル3により覆われる。
前面板22の高さ(上下方向の長さ)は、特に限定されず、意匠性等を考慮して適宜決定されるが、例えば筐体21の高さと同程度とされる。
前記電装部品は、電子機器1の機能を実現するための部品である。この電装部品としては、例えば電子機器1がパワーアンプである場合には、トランジスタ、DSP、CPU等により構成されるパワーアンプ回路、電源を供給する電源回路、ヒートシンク、冷却ファン等を挙げることができる。
本体2の大きさは、電子機器1の機能を実現するために搭載される電装部品等の数や大きさに応じて適宜決定される。また、本体2の大きさは、マウントされるラックの大きさに適合するように決定される。
<フロントパネル>
フロントパネル3は、前面板22の前面に配設される。また、フロントパネル3の幅(左右方向の長さ)は、前面板22の幅より短く、例えば正面視で筐体21の幅と同等又はわずかに短い長さとされる。このようにフロントパネル3の幅を前面板22の幅より短くすることで、取っ手4を前面板22に直接取り付けることができるので、取っ手4の強度を確保し易い。
フロントパネル3の高さ(上下方向の長さ)は、特に限定されないが、例えば前面板22の高さと同等以下とされる。
フロントパネル3が前面板22から前方へ突出する距離(突出距離)の上限としては、5cmが好ましく、3cmがより好ましい。前記突出距離が前記上限を超えると、本体2の前面から突出する取っ手4の支持部41の突出距離を長くとる必要が生じ、取っ手4のデザインの自由度が低下し易くなるほか、取っ手4の強度が不足するおそれがある。一方、前記突出距離の下限は、特に限定されず、意匠性等に応じて適宜決定されるが、例えば1cmとできる。
また、フロントパネル3は、図4に示すように、中央部に制御用のスイッチ31を有し、側端部に本体2から着脱可能な取り外し部32と、取り外し部32の着脱機構33とを有する。
(スイッチ)
スイッチ31は、当該電子機器1の機能の制御を調節あるいは選択する役割を果たし、例えば出力の大きさを制御するつまみ31aや、音質の選択、出力先の選択等を制御するボタン31bにより構成される。
(取り外し部)
取り外し部32は、例えば冷却ファンの吸い込み口に配設されるフィルタを格納するために用いられる。フィルタは当該電子機器1の経年使用により汚れていくため、交換あるいは清掃を必要とする。このように交換や清掃を必要とする部品を格納する取り外し部32をフロントパネル3に設けることで、部品のメインテナンス性を向上できる。
取り外し部32は、その外側が本体2方向、つまり後方へ湾曲している。つまり、フロントパネル3の側端部は、本体2方向へ湾曲している。このようにフロントパネル3の側端部を本体2方向へ湾曲させることで、フロントパネル3の左右に設けられる取っ手4に左右外側から指を挿入した際に、挿入された指がフロントパネル3の前面に誘導され易くなり、指がフロントパネル3に引っ掛かることを抑止できる。従って、当該電子機器1のマウント時の作業性を高められる。
(着脱機構)
着脱機構33としては、磁石を用いることができる。着脱機構33に磁石を用いる場合、例えば図4に示すように、取り外し部32の上下及び左右の端部が本体2と接触する位置それぞれに磁石を配設する構成とすることができる。取り外し部32は、全体を磁石につく金属で構成することもできるが、取り外し部32が前記磁石と接する位置のみに磁石につく金属あるいは磁石を配設するとよい。このように金属あるいは磁石を配設することで、取り外し部32を取り付ける際の位置合わせを容易に行うことができる。なお、取り外し部32に磁石を配設する場合、その表面は着脱機構33に用いられている磁石の表面とは極性が逆となるように配設される。
着脱機構33として磁石を用いることで、取り外し部32を本体2から完全に取り外す構成とできるので、取り外し部32内に収容される部品のメインテナンス性を向上できる。また、着脱機構33の構成が簡素であるので、着脱機構33を軽量かつ安価なものとできる。
なお、着脱機構33は磁石を用いた構成に限定されるものではない。着脱機構33として、例えば取り外し部32の一辺を蝶番等により本体2に固定し、蝶番を軸として取り外し部32を回転させて取り外す構成とすることもできる。このような構成にあっては、本体2に固定する取り外し部32の一辺は、フロントパネル3の側端側の辺とすることが好ましい。このように本体2に固定する取り外し部32の一辺を、当該電子機器1のマウント時に指が引っ掛かり易いフロントパネル3の側端側の辺とすることで、マウント時にフロントパネル3に指が触れたとしても取り外し部32が開いてしまうことを効果的に抑止できる。
<取っ手>
取っ手4は、本体2の前面から突出する支持部41と、支持部41の前方に配設される持ち手部42とを有する。また、持ち手部42は、左右方向に貫通穴43を有する。
(支持部)
支持部41には、図2に示すように、その前面に本体2側に窪む凹部41aが形成されている。この凹部41aの底面は、本体2の表面で構成されている。具体的には、支持部41は、本体2から突出し、上下方向に対向する一対の柱状部41bで構成されており、この一対の柱状部41bの間が凹部41aとなっている。このように支持部41に凹部41aを設けることで、取っ手4が軽量化できる。
柱状部41bの形状は、特に限定されないが、例えば図1に示すような円柱状や、角柱状とできる。なお、一対の柱状部41bの形状は、同一であってもよいが、異なってもよい。
柱状部41bの断面の大きさは、取っ手4の意匠性や強度等を考慮して適宜決定される。柱状部41bの高さ(本体2からの突出距離)は、貫通穴43の配設位置により適宜決定される。また、一対の柱状部41b間の距離は、貫通穴43の大きさや取っ手4の意匠性等を考慮して適宜決定される。
一対の柱状部41bは、前面板22の筐体21から突出している部分に、前面板22の裏面側(筐体21側)からネジ止めされていることが好ましい。このように構成することで、取っ手4が不要である場合は、容易に当該電子機器1から取っ手4を取り外して使用することができる。これにより当該電子機器1の取扱い性を高めることができる。
(持ち手部)
持ち手部42の形状は、特に限定されないが、例えば図1では、両端が支持部41の前方に支持部41の上端及び下端と一致するように延設され、前方が丸みを帯びた形状とされている。
持ち手部42は、上述のように左右方向に貫通穴43を有し、持ち手部42の貫通穴43を除く部分は、図1及び図2に示すように板状を呈する。持ち手部42の板状の部分の平均厚さは、持ち手部42に必要な強度等により決定されるが、例えば3mm以上5mm以下とされる。
また、この持ち手部42の板状の部分は、本体2側、つまり支持部41と連結する部分で厚くなっていることが好ましい。このように支持部41と連結する部分を厚くすることで、比較的負荷がかかり易い支持部41との接続部分の強度を増すことができる。
前記板状部分の平均幅は、取っ手4の意匠性等を考慮して適宜決定されるが、例えば支持部41の柱状部41bと同等とすることができる。
(貫通穴)
貫通穴43は、例えば図2に示すように側面視でO字状に形成され、支持部41側の内面にフロントパネル3の表面と面一となる領域(面一領域43a)を有する。なお、貫通穴43の支持部41側の内面に側面視でフロントパネル3の表面から3mm以下、より好ましくは1mm以下の突出部が存在する場合、これらは「面一となる領域」に含めて考えるものとする。このように支持部41側の内面にわずかな突出がある場合であっても、本発明の効果は何ら阻害されない。また、通常、面一領域43aは平面で構成されるが、例えばフロントパネル3の表面が側面視で曲線を描く場合、面一領域43aはこの曲線に追従するような曲面とすることもできる。
面一領域43aは、支持部41の凹部41aの上方又は下方のいずれか一方のみに位置していてもよいが、支持部41の凹部41aの上方及び下方に位置することが好ましい。このように面一領域43aを凹部41aの上方及び下方の2箇所に設けることで、指がフロントパネル3に引っ掛かることを抑止できる。
また、個々の面一領域43aは、この面一領域43aと上方又は下方に連続する貫通穴43の支持部41側の内面が、側面視でフロントパネル3の表面より前方に突出していることが好ましい。このような構成とすることで、指がフロントパネル3に引っ掛かることをより確実に抑止できる。
個々の面一領域43aの高さ(貫通穴43の上下方向の長さで図2のT1)の下限としては、0.1cmが好ましく、0.2cmがより好ましい。個々の面一領域43aの高さが上記下限未満であると、指がフロントパネル3に引っ掛かることを十分に抑止できないおそれがある。一方、個々の面一領域43aの高さT1の上限としては、特に限定されず、貫通穴43の支持部41側の内面全てが面一領域43aとなるように構成してもよい。
また、個々の面一領域43a及びこれに連続し前方に突出している領域を合計した高さ(図2のTで、以降「合計高さ」ともいう)の下限としては、0.5cmが好ましく、1cmがより好ましい。上記合計高さTを上記下限以上とすることで、指がフロントパネル3に引っ掛かることをより確実に抑止できる。
貫通穴43の上下方向の最大幅(図2のH)の下限としては、4cmが好ましく、5cmがより好ましい。一方、貫通穴43の上下方向の最大幅Hの上限としては、7cmが好ましく、6.5cmがより好ましい。貫通穴43の上下方向の最大幅Hが前記下限未満であると、貫通穴43に同時に挿入できる指の本数が制限され、当該電子機器1のラックへのマウント作業が困難となるおそれがある。逆に、貫通穴43の上下方向の最大幅Hが前記上限を超えると、挿入した指と貫通穴43の上端及び下端との間に隙間が生じ、面一領域43aによる指のフロントパネル3の前面への誘導効果が低下し易くなる。このため、指がフロントパネル3に引っ掛かり易くなるおそれがある。なお、貫通穴43の上下方向の最大幅を前記範囲内とすることで、貫通穴43には指が2本乃至3本程度同時に挿入でき、かつ挿入した指と貫通穴43の上端及び下端との間に隙間が生じ難くすることができる。指が3本程度、取っ手4の貫通穴43に挿入された状態が、当該電子機器1を持ち上げ易く、当該電子機器1のマウント時の作業性を高められる状態である。従って、貫通穴43の上下方向の最大幅を前記範囲内とすることで、当該電子機器1のマウント時の作業性を高められる。
貫通穴43の上下方向の最大幅Hに対する上記合計高さTの比の下限としては、1/4が好ましく、1/3がより好ましい。上記比が上記下限未満であると、指がフロントパネル3に引っ掛かることを十分に抑止できないおそれがある。
貫通穴43の前後方向の最大幅(図2のW)の下限としては、1.5cmが好ましく、2cmがより好ましい。一方、貫通穴43の前後方向の最大幅Wの上限としては、4cmが好ましく、3cmがより好ましい。貫通穴43の前後方向の最大幅Wが前記下限未満であると、貫通穴43への指の挿入が困難となるおそれがある。逆に、貫通穴43の前後方向の最大幅Wが前記上限を超えると、挿入した指と貫通穴43の前端及び後端との間に隙間が生じ、面一領域43aによる指のフロントパネル3の前面への誘導効果が低下し易くなる。このため、指がフロントパネル3に引っ掛かり易くなるおそれがある。また、前記最大幅Wが大きくなると、例えば取っ手4により当該電子機器1を持ち上げる際、支持部41に加わるモーメントが増加する。このため、前記最大幅Wが前記上限を超えると、支持部41に大きなモーメント力が加わり、支持部41が破損し易くするおそれがある。
<利点>
当該電子機器1では、取っ手4が、貫通穴43の支持部41側の内面にフロントパネル3の表面と面一となる領域(面一領域43a)を有する。このように貫通穴43の支持部41側の内面の一部にフロントパネル3の表面と面一となる領域を設けることで、作業者が取っ手4の貫通穴43に挿入する指がフロントパネル3よりも前面に誘導され易くなり、フロントパネル3への指の引っ掛かりを抑止できる。また、面一領域43aは貫通穴43の支持部41側の内面の一部でよいので、デザインに対する自由度が高く、取っ手4の意匠性や省スペース性が低下し難い。従って、当該電子機器1は、取っ手4のデザインの自由度を維持しつつ、マウント時の作業性を高められる。
また、当該電子機器1はマウント時にフロントパネル3への指の引っ掛かりを抑止できるので、取り外し部32が脱落することを抑止できる。従って、当該電子機器1はこのような取り外し部32を有する構成においてその脱落防止効果が高い。
さらに、当該電子機器1は、取り外し部32の着脱機構33として、磁石を用いる。磁石を用いると、取り外し部32を本体2から完全に取り外せるため、取り外し部32の一部を本体2に固定する着脱機構に比べ、取り外し部32が脱落し易くなる。しかし、当該電子機器1では、このような着脱機構33にあってもフロントパネル3への指の引っ掛かりを抑止できるため、当該電子機器1のマウント時に取り外し部32が脱落することを効果的に抑止できる。
[その他の実施形態]
前記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
前記実施形態では、電子機器がラックマウント用である場合を説明したが、本発明はラックマウント用の電子機器に限定されるものではなく、取っ手を有する他の電子機器を含む。
前記実施形態では、取り外し部に交換や清掃を必要とする部品を格納する場合を説明したが、取り外し部の用途はこれに限定されない。例えば使用頻度の低いスイッチ等を内部に格納する用途に用いてもよい。
また、前記実施形態では、フロントパネルが、その側端部に電子機器の本体から着脱可能な取り外し部を有する場合を説明したが、この取り外し部は必須の構成要素ではない。本体の前面に突出するフロントパネルを有する限り、取り外し部を有さない電子機器も本発明の意図するところである。
前記実施形態では、貫通穴の形状がO字状である場合を説明したが、貫通穴の形状はこれに限定されるものではない。例えば貫通穴は方形状や楕円状であってもよい。また、貫通穴の支持部と反対側の内面が、挿入された指の形状に沿うような波形に加工されていてもよい。
前記実施形態では、貫通穴は上下で対称性を有するが、貫通穴は上下で非対称なものとすることもできる。
前記実施形態では、一対の取っ手が同一形状である場合を説明したが、一対の取っ手の形状は異なってもよい。
前記実施形態では、支持部の凹部の底面が本体の表面で構成されている場合を説明したが、凹部の底面は本体の表面まで達さず、支持部の一部で構成されてもよい。
また、前記実施形態では、支持部の前面に、電子機器の本体側に窪む凹部が形成されている場合を説明したが、この凹部は必須の構成要素ではない。例えば図5に示すように凹部を有さない電子機器5も本発明に含まれる。図5に示す電子機器5では、取っ手6が、本体2の前面から突出する支持部61と、支持部61の前方に配設される持ち手部62とを有する。また、持ち手部62が左右方向に貫通穴63を有する。
図5の電子機器5では、支持部61は、直方体状である。この支持部61の前方に持ち下部62が、その両端が支持部41の上端及び下端と一致するように延設されている。また、貫通穴63は、支持部61側の内面(支持部61の前面)が、支持部61の前面で構成され、フロントパネル3の表面と面一となっている。このように貫通穴63の支持部61側の内面全体を、フロントパネル3の表面と面一となる面一領域63aとすることで、より確実に貫通穴63に挿入する指をフロントパネル3よりも前面に誘導することができる。
なお、図5において、図1乃至図3と同等の部分には同一符号を付した。また、図5の電子機器5では、貫通穴63の支持部61側の内面全体を面一領域63aとする場合を説明したが、貫通穴63の支持部61側の内面の一部を面一領域63aとしてもよい。このように貫通穴63の支持部61側の内面の一部を面一領域63aとしても、面一領域63aによる指のフロントパネル3の前面への誘導効果を得ることができる。
前記実施形態では、本体の筐体が直方体状である場合を説明したが、筐体は直方体状に限定されるものではなく、他の形状を採用することもできる。
前記実施形態では、本体の前面板が筐体の側面に突出する場合を説明したが、本体は前面板が筐体の側面に突出しない構成であってもよい。
また、前面板は必須の構成ではなく、省略可能である。この場合、一対の取っ手は例えば本体の筐体に直接取り付けられる。
本発明に係る電子機器では、取っ手を、デザインの自由度を維持しつつマウント時の作業性を高めたものとできる。
1、5 電子機器
2 本体
21 筐体
22 前面板
3 フロントパネル
31 スイッチ
31a つまみ
31b ボタン
32 取り外し部
33 着脱機構
4、6 取っ手
41、61 支持部
41a 凹部
41b 柱状部
42、62 持ち手部
43、63 貫通穴
43a、63a 面一領域

Claims (7)

  1. 本体と、この本体の前面に突出するフロントパネルとを有する電子機器であって、
    前記本体の前面における前記フロントパネルの左右両側に一対の取っ手を備え、
    前記取っ手が、
    前記本体の前面から突出する支持部と、
    前記支持部の前方に配設され、左右方向に貫通穴を有する持ち手部と
    を有し、
    前記貫通穴の支持部側の内面が、前記フロントパネルの表面と面一となる領域を有する電子機器。
  2. 前記フロントパネルが、その側端部に前記本体から着脱可能な取り外し部を有する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記取り外し部の着脱機構として、磁石を用いる請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記支持部の前面に、前記本体側に窪む凹部が形成されており、
    前記面一となる領域が前記凹部の上方及び下方に位置する請求項1、請求項2又は請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記貫通穴の上下方向の最大幅が4cm以上7cm以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記フロントパネルの側端部が、前記本体方向へ湾曲している請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. ラックマウント用である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電子機器。
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