JP2017034209A - ラックマウント用電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドルが筐体に着脱可能に設けられ、ハンドルとラック用取付部材との取り付けにおいてスペース効率に優れたラックマウント用電子機器を提供する。【解決手段】筐体1の左右に取り付けられる一組のハンドル5L,5Rと一組のラック用取付部材6L,6Rとを備えるミキサ装置(ラックマウント用電子機器)100であって、筐体1のフロントパネル3の両側部にねじ穴35が形成されており、ハンドル5L,5Rに、ねじ穴35にハンドル5L,5Rをねじ固定するための第1貫通孔が形成され、ラック用取付部材6L,6Rに、ねじ穴35にラック用取付部材6L,6Rをねじ固定するための第2貫通孔が形成されている。【選択図】 図6

Description

本発明は、電子機器をラックに取り付ける構造を備えたラックマウント用電子機器に関する。
PA(Public Address)、SR(Sound Reinforcement)等に使われる業務用オーディオ・パワーアンプは、ホール、劇場、宴会場などの恒久的設備や、ライブ、イベント等のための仮設会場で使用される。また、このような業務用オーディオ・パワーアンプは、複数台を同時に使用する場合が多く、ラックに複数台をマウント(搭載)して使用することが行われる。例えば、仮設会場で使用する場合は、その仮設会場に応じた台数の業務用オーディオ・パワーアンプが、会場においてラックにマウントされる。
そして、このようなラックマウント用電子機器においては、例えば特許文献1又は特許文献2に記載されているように、ラックへ取り付けるための取付部材がフロントパネルの左右に着脱可能に設けられる。また一般に、ラックマウント用電子機器は、電源、冷却用ファン等を備え、比較的重量が大きいことから、特許文献2及び非特許文献1〜4に開示されるように、筐体の一部にハンドル(取っ手)等を備え、このハンドルを握って容易に持ち運びができるようになっている。
実開平4−79480号公報 特許第4831000号公報 Yorkville Sound,M812−2,インターネット<URL:http://yorkville.com/mixers/micromix/product/m810-2/> Yorkvile Sound,M1610−2,インターネット<URL:http://yorkville.com/mixers/micromix/product/m1610-2/> ヤマハ株式会社、パワードミキサーEMX512SC、インターネット<URL:http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/mixers/emx_box/photos.jsp> ヤマハ株式会社、ポータブルPAシステムSTAGEPAS600i、インターネット<URL:http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/pasystems/stagepas_400i600i/>
ところが、このようなハンドルを備えるラックマウント用電子機器においては、一般にハンドルは筐体と一体化されており、ハンドルを必要としない状況においても、ハンドルを自由に取り外すことはできなかった。そして、ハンドルの取り外しができないことから、ラックの取付部材はハンドルを避けて取り付ける必要があり、製品デザインの自由度の妨げとなっていた。
なお、特許文献2に開示されるラックマウント用電子機器については、ハンドル(取っ手)がフロントパネルの延在部を挟んで、この延在部の裏面側からねじにより、取り外し可能に取り付けられている。しかし、この特許文献2に記載のマウント用電子機器においては、ラックの取付部材がハンドルを避けて取り付ける必要があるとともに、さらにフロントパネルに延在部を設ける必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ハンドルが筐体に着脱可能に設けられ、ハンドルとラック用取付部材との取り付けにおいてスペース効率に優れたラックマウント用電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、筐体の左右に取り付けられる一組のハンドルと一組のラック用取付部材とを備えるラックマウント用電子機器であって、前記筐体のフロントパネルの両側部にねじ穴が形成されており、前記ハンドルに、前記ねじ穴に該ハンドルをねじ固定するための第1貫通孔が形成され、前記ラック用取付部材に、前記ねじ穴に該ラック用取付部材をねじ固定するための第2貫通孔が形成されている。
このラックマウント用電子機器においては、筐体のフロントパネルにねじ穴を設け、このねじ穴に対応する第1貫通孔をハンドルに設けるとともに、第2貫通孔をラック用取付部材に設けているので、第1貫通孔又は第2貫通孔を介してねじ穴に取付ねじを締結することにより、ハンドルとラック用取付部材とを筐体に取り付けることができる。また、ハンドルとラック用取付部材とは、取付ねじによってねじ固定されているだけなので、取付ねじを緩めて外すことでハンドルとラック用取付部材とを筐体から容易に取り外すことができる。
本発明のラックマウント用電子機器において、前記ラック用取付部材は、少なくとも前記第2貫通孔の周辺が平板状に設けられているとよい。
ハンドルを筐体に着脱可能に設けるとともに、そのハンドルをねじ固定するためのねじ穴を、ラック用取付部材をねじ固定するためのねじ穴として用いることで、ハンドルとラック用取付部材とを筐体に取り付けるためのねじ穴及び取付ねじを共用にしている。また、ラック用取付部材の少なくとも第2貫通孔の周辺を平板状に設けることで、ラック用取付部材はハンドルを避けて取り付ける必要がなく、ハンドルと筐体との間にラック用取付部材を挟んで、ハンドルとラック用取付部材との双方を筐体に取り付けることが可能である。さらに、ハンドルを取り外した状態でラック用取付部材のみを単独で筐体に取り付けることも可能であり、ラック用取付部材を取り外した状態でハンドルのみを単独で筐体に取り付けることも可能である。したがって、限られたスペース内にラック用取付部材を効率的に配置することができる。
本発明のラックマウント用電子機器において、前記フロントパネルと前記ハンドルとのいずれか一方に該ハンドルの配置を案内する位置決め穴が設けられ、他方に前記位置決め穴と係合する位置決めボスが設けられ、前記ラック用取付部材に、前記位置決めボスを連通させる連通孔が設けられているとよい。
位置決め穴と位置決めボスとを設けることで、筐体に対してハンドルを正確な位置に取り付けることができる。
本発明のラックマウント用電子機器において、前記ラック用取付部材には、前記第2貫通孔より外側であって、前記ラックとの取付位置よりも内側に、該フロントパネルに装着したケーブルを通して前記ラックの背面側に案内するガイド孔が設けられているとよい。
ガイド孔によりフロントパネルに装着したケーブルを束ねて、ラックの外側にケーブルを飛び出させることなくラックの背面側に円滑に案内することができるので、ケーブルを容易に整理することができる。
本発明のラックマウント用電子機器において、前記筐体の側面部には、前記フロントパネルの両側部の背面をへこませた凹部が設けられているとよい。
筐体の側面部に凹部を設けることで、ラック用取付部材のガイド孔にケーブルを通した際に、ケーブルと筐体の側面部との間に一定の隙間を確保することができる。したがって、筐体の側面部に放熱用のスリット等を設けた場合にも、ケーブルによってスリットが塞がれることがなく、良好な放熱性能を維持できる。
本発明のラックマウント用電子機器において、前記フロントパネルの左側に配置される前記ハンドルの取っ手部の前面は、左側に向かって下り勾配となる傾斜が設けられ、前記フロントパネルの右側に配置される前記ハンドルの取っ手部の前面は、右側に向かって下り勾配となる傾斜が設けられているとよい。
フロントパネルの左右に配置されるハンドルのそれぞれにおいて、その取っ手部の前面に下り勾配を設けることで、左右の掌でそれぞれハンドルを握った際に、取っ手部の前面が掌に沿うように傾斜して配置される。このように取っ手部の前面を傾斜させることで、ハンドルを握り易くでき、比較的重量の大きいラックマウント用電子機器であっても、容易に持ち上げることができ、安全に持ち運ぶことができる。
本発明によれば、ハンドルを着脱可能とするとともに、ハンドルを取付けるためのねじ穴とラック用取付部材を取付けるためのねじ穴とを共用にしたので、スペース効率に優れたラックマウント用電子機器とすることができる。
本発明の実施形態に係るミキサ装置全体を示す斜視図である。 図1に示すミキサ装置を背面側から見た斜視図である。 図1に示すミキサ装置の正面図である。 図1に示すミキサ装置の背面図である。 図1に示すミキサ装置の下側面図である。 図1に示すミキサ装置にラック用取付部材を取付けた状態の斜視図である。 ミキサ装置へのラック用取付部材の装着を説明する分解斜視図である。 図6に示すミキサ装置を右側面から見た分解図である。 ミキサ装置をラックに装着した状態を示す斜視図である。 ミキサ装置の斜視図であり、ハンドルを取り外してラック用取付部材を装着した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図8は、本発明の実施形態に係るラックマウント用電子機器を示す図であり、いわゆるミキサ装置として構成されるものである。以下、このミキサ装置100を例に説明を行う。
ミキサ装置100は、図6に示すように、全体として矩形状とされる筐体1を有し、この筐体1の左右に取り付けられる一組のハンドル5L,5Rと一組のラック用取付部材6L,6Rとを備える。筐体1は、内部に基板等が収容される箱状のベース2と、複数の操作子11及び入出力端子12,13とともに、電源端子14、スピーカジャック等の部品が設けられた操作面31を有するフロントパネル3とを備える。フロントパネル3は、ベース2の開口部に被せられるようにして取り付けられる。なお、操作子11及び入出力端子12,13等の部品は、概ね操作面31の全面に設けられるが、図面では一部のみ記載し、他の部分は破線で省略した。また、図示は省略するが、ミキサ装置100は、入出力端子12にオーディオケーブル等を着脱自在に接続し、このオーディオケーブル等を介して他の電子音響機器に接続された状態で使用される。
以降の説明では、フロントパネル3が配置された操作面31側をミキサ装置100の前側(正面側)、ベース2が配置された側をミキサ装置100の後側(背面側)とし、ミキサ装置100の前側から後側を向いた左方向をミキサ装置100の左側、右方向をミキサ装置100の右側とする。
ベース2は、背面板20aと側面板20b〜20eとで囲まれた一面を開口した有底の箱状に設けられ、前側を開放する形状に形成されている。なお、ベース2の背面板20aと側面板20b〜20eとは一体に形成されているが、それぞれが別体であってもよい。そして、フロントパネル3は、ベース2の前側を塞ぐようにしてベース2に被せられるように取り付けられる。
また、図7に示すように、フロントパネル3の中央に配置された操作面31の外側、すなわちフロントパネル3の左右の両側部に形成された台座部32に、それぞれ上下2個ずつのねじ穴35が形成されている。そして、一組のハンドル5L,5Rと一組のラック用取付部材6L,6Rとは、これらねじ穴35と取付ねじ45との締結により筐体1に着脱可能に取り付けられる。
また、フロントパネル3とハンドル5L,5Rとのいずれか一方に、ハンドル5L,5Rの配置を案内する位置決め穴が設けられ、他方に位置決め穴と係合する位置決めボスが設けられる。本実施形態のミキサ装置100では、図7又は図8に示すように、フロントパネル3に円形穴と長円形穴とで形成された一組の位置決め穴36s,36tが設けられ、ハンドル5L,5Rにこれら一組の位置決め穴36s,36tと係合する一組の位置決めボス56が設けられている。一方、ラック用取付部材6L,6Rには、位置決めボス56を連通させる連通孔66が設けられており、連通孔66を介して位置決めボス56を位置決め穴36s,36tに係合させることができる。
なお、本実施形態のミキサ装置100では、フロントパネル3に位置決め穴36s,36tを設けることとし、ハンドル5L,5Rに位置決めボス56を設けたが、フロントパネル3に位置決めボスを設けて、ハンドル5L,5Rに位置決め穴を設けることとしてもよい。いずれの場合においても、位置決め穴と位置決めボスとを設けることで、筐体1に対してハンドル5L,5Rを正確な位置に取り付けることができる。
ハンドル5L,5Rは、上述したように、上下の2箇所をフロントパネル3に取付ねじ45でねじ固定することにより筐体1に取り付けられ、ハンドル5L,5Rをフロントパネル3に取り付けることで、ミキサ装置100をハンドル5L,5Rの取っ手部51を握って持ち運ぶことができる。具体的には、図8に示すように、フロントパネル3の両側部の台座部32にそれぞれ上下2個ずつ形成されたねじ穴35に対応するように、左右のハンドル5L,5Rのそれぞれに、これらハンドル5L,5Rをねじ固定するための第1貫通孔55が2個ずつ形成されている。第1貫通孔55は、取付ねじ45の軸部を通し、頭部を通さない大きさに形成されている。これにより、フロントパネル3にハンドル5L,5Rを重ねて配置した状態で、筐体1の前側から第1貫通孔55を介してねじ穴35に取付ねじ45を締結することにより、取付ねじ45の頭部と台座部32との間にハンドル5L,5Rを挟んだ状態で、ハンドル5L,5Rをフロントパネル3に取り付けることができる。また、ハンドル5L,5Rは、取付ねじ45によってフロントパネル3に固定されているだけなので、取付ねじ45を緩めて外すことでハンドル5L,5Rをフロントパネル3から容易に取り外すことができる。
なお、ハンドル5L,5Rの取っ手部51は、ハンドル5L,5Rをフロントパネル3に取り付けた状態において、操作面31上の操作子11等の部品よりも前側に突出して設けられており、ミキサ装置100の持ち運びを容易とする機能に加えて、操作子11等の部品を別の物との衝突から保護する機能を兼ね備えている。
また、一組のハンドル5L,5Rのうち、フロントパネル3の左側に配置されるハンドル5Lの取っ手部51の前面には、左側に向かって下り勾配となる傾斜が設けられ、フロントパネル3の右側に配置されるハンドル5Rの取っ手部51の前面には、右側に向かって下り勾配となる傾斜が設けられている。このため、左右の掌で左右に取り付けられたそれぞれのハンドル5L,5Rを握った際に、取っ手部51の上面が掌に沿うように傾斜して配置される。このように左右のハンドル5L,5Rにおいて、左右の掌の形状に合わせて取っ手部51の前面を傾斜させていることから、左右のハンドル5L,5Rのそれぞれが握り易く、比較的重量の大きいラックマウント用電子機器であっても、容易に持ち上げることができ、安全に持ち運ぶことができる。
なお、本実施形態のミキサ装置100においては、左右のハンドル5L、5Rは、実際には同一の形状であり、左側のハンドル5Lを上下逆向きに配置すると、右側のハンドル5Rとして使用することができる。同様に、右側のハンドル5Rを上下逆向きに配置することで、左側のハンドル5Lとして使用することができる。
一方で、筐体1の左右に取り付けられる各ハンドル5L,5Rがフロントパネル3に対して上下逆向きに取り付られることがないように、ねじ穴35と位置決め部材(位置決め穴36s,36t及び位置決めボス56)との関係を設定している。具体的には、各ハンドル5L,5Rの取付基準となる円形穴の位置決め穴36sは、対となる2個のねじ穴35と上下方向に並ぶようにして、すなわちハンドル5L,5Rの延在方向と平行に直線上に整列して配置しているが、他方の長円形穴の位置決め穴36tは、ねじ穴35及び位置決め穴36sが並ぶ直線上から左右にずらして配置している。すなわち、一対の位置決め穴36s,36tのうちの一方の位置決め穴36tの配置をオフセットしている。このため、ハンドル5L,5Rを上下逆向きに配置して位置決め穴36s,36tに位置決めボス56を係合させると、第1貫通孔55とねじ穴35とを連通させることはできない。したがって、各ハンドル5L,5Rを上下逆向きに配置した状態では、取付ねじ45を締めることはできず、ハンドル5L,5Rを筐体1に取り付けることはできない。ここでは、2個のねじ穴35と2個の位置決め穴36s,36tのうち、1つの位置決め穴36tを前記直線上からオフセットするようにしたが、それら4個の穴のうちの何れか1個ないし複数をオフセットしてもよい。何れのオフセットであっても、それによりハンドル5L,5Rの上下逆向きでの取付けさえ防止できれば十分である。
また、ラック用取付部材6L,6Rは、図9に示すように、ミキサ装置100をラック200にマウント(装着)する際に用いられ、ミキサ装置100は、これらラック用取部材6L,6Rを介してラック200に取り付けられる。ラック用取付部材6L,6Rは、図7及び図8に示すように平板状の部材であって、フロントパネル3の縦幅と同程度の縦幅に設けられる。そして、ラック用取付部材6L,6Rには、筐体1との固定に使用される第2貫通孔65と、ラック200との固定に使用される第3貫通孔67とが設けられている。このように、ラック用取付部材6L,6Rは、少なくとも第2貫通孔65の周辺が平板状に形成されている。また、ラック用取付部材6L,6Rは、フロントパネル3の両側部を延長するようにして、フロントパネル3の左右方向の外側にまで延在して設けられ、その延在部分に第3貫通孔67が設けられている。
そして、ラック用取付部材6L,6Rは、第2貫通孔65の周辺部分をフロントパネル3に重ねて配置し、第2貫通孔65を介してフロントパネル3にねじ固定することにより、筐体1に取り付けられる。また、ラック用取付部材6L,6Rは、第3貫通孔67の周辺部分をラック200に重ねて配置し、第3貫通孔67を介してラック200にねじ固定することにより、ラック200に取り付けられる。
具体的には、フロントパネル3の両側部においてハンドル5L,5Rをねじ固定するために形成されたねじ穴35に対応するように、左右のラック用取付部材6L,6Rのそれぞれに、これらラック用取付部材6L,5Rをねじ穴35にねじ固定するための第2貫通孔65が2個ずつ形成されている。つまり、ハンドル5L,5Rとラック用取付部材6L,6Rとを固定するためのねじ穴35及び取付ねじ45を共有にしている。したがって、ハンドル5L,5Rを取り外した状態でフロントパネル3にラック用取付部材6L,6Rを重ねて配置し、筐体1の前側から第2貫通孔65を介してねじ穴35に取付ねじ45を締結することにより、ラック用取付部材6L,6Rをフロントパネル3に取り付けることができる。また、ラック用取付部材6L,6Rは、取付ねじ45によってフロントパネル3に固定されているだけなので、取付ねじ45を緩めて外すことでラック用取付部材6L,6Rをフロントパネル3から容易に取り外すことができる。
なお、ラック用取付部材6L,6Rには連通孔66が設けられているので、図6に示すように、ハンドル5L,5Rとフロントパネル3との間に平板状のラック用取付部材6L,6Rを挟んだ状態で取付ねじ45を締結することにより、ハンドル5L,5Rとラック用取付部材6L,6Rとの双方を筐体1に取り付けることも可能である。それ以外の取り付け方としては、図10に示すように、ハンドル5L,5Rを取り外して、ラック用取付部材6L,6Rのみを単独で筐体1に取り付けたり、図1に示すように、ラック用取付部材6L,6Rを取り外して、ハンドル5L,5Rのみを単独で筐体1に取り付けることも可能である。
なお、ラック用取付部材6L,6Rのそれぞれに設けられる第3貫通孔67は、筐体1の左右方向に延びる長穴で形成され、各ラック用取付部材6L,6Rの上下に2個ずつ形成されている。
また、ラック200は、例えばEIA規格に準拠する19インチラックとされ、ラック200の前面に配置される2本の支柱25L,25Rに、ミキサ装置100等を取付けるための複数のねじ穴27が、EIA規格のユニバーサルピッチに準拠してタップ付きで穿設されている。そして、ラック用取付部材6L,6Rに上下2個ずつ設けられた第3貫通孔67は、これらラック200のねじ穴27の何れかと連通できるように、間隔をおいて形成されている。したがって、取付ねじ28を、第3貫通孔67に挿通してねじ穴27に締結することで、取付ねじ28の頭部とラック200の支柱25L,25Rの間にラック用取付部材6L,6Rを挟んで、ミキサ装置100をラック200に装着することができる。また、取付ねじ28を緩めて外すことで、ミキサ装置100をラック200から取り外すことができる。
また、ラック用取付部材6L,6Rには、図6及び図7に示すように、第2貫通孔65及び第3貫通孔67とともに、ガイド孔68が設けられている。ガイド孔68は、フロントパネル3に装着したケーブルを通してラック200の背面側に案内するために用いられる。ガイド孔68は、第2貫通孔65より外側であって、ラック200との取付位置(第3貫通孔67)よりも内側に形成されており、図示例では、上下方向に延びる長円形穴により形成されている。これらガイド孔68に、図6に白抜き矢印で示すように、フロントパネル3の入出力端子12,13等に装着したケーブルを通して、複数のケーブルを束ねることができる。このように、ケーブルをガイド孔68に通すことで、ラック200の外側にケーブルを飛び出させることなく、ラック200の背面側に円滑に案内することができる。したがって、ケーブルをラック200内に容易に整理することができる。
さらに、ミキサ装置100においては、筐体1の左右の側面部に、図示例では、ベース2の左右の側面板20d,20eに、フロントパネル3の両側部の背面をへこませた凹部22を設け、凹部22に放熱用のスリット22sが設けられている。このように、筐体1の側面部に凹部22を設けることで、ラック用取付部材6L,6Rのガイド孔68にケーブルを通した際に、ケーブルと筐体1の側面部との間に一定の隙間を確保することができる。したがって、ケーブルによってスリット22sが塞がれることがなく、良好な放熱性能を維持できる。
以上のように構成されるミキサ装置100においては、ハンドル5L,5Rをフロントパネル3に着脱可能に設けるとともに、そのハンドル5L,5Rをねじ固定するためのねじ穴35を、ラック用取付部材6L,6Rをねじ固定するためのねじ穴35として用いることで、ハンドル5L,5Rとラック用取付部材6L,6Rとを筐体1に取り付けるためのねじ穴35及び取付ねじ45を共用にしている。このため、ラック用取付部材6L,6Rは、ハンドル5L,5Rを避けて取り付ける必要がない。また、ラック用取付部材6L,6Rは平板状であるため、それをハンドル5L,5Rとフロントパネル3との間に挟んで、ハンドル5L,5Rとラック用取付部材6L,6Rとの双方を筐体1に取り付けることが可能である。なお、ハンドル5L,5R又はラック用取付部材6L,6Rのいずれかを筐体1に単独で取り付けることも可能である。
このように、筐体1の限られたスペース内にラック用取付部材6L,6Rを効率的に配置することができ、スペース効率に優れたミキサ装置100とすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1…筐体、2…ベース、3…フロントパネル、5L,5R…ハンドル、6L,6R…ラック用取付部材、22…凹部、31…操作面、32…台座部、35…ねじ穴、36s,36t…位置決め穴、45…取付ねじ、51…取っ手部、55…第1貫通孔、56…位置決めボス、65…第2貫通孔、66…連通孔、67…第3貫通孔、68…ガイド孔、
100…ミキサ装置(ラックマウント用電子機器)、200…ラック

Claims (6)

  1. 筐体の左右に取り付けられる一組のハンドルと一組のラック用取付部材とを備えるラックマウント用電子機器であって、
    前記筐体のフロントパネルの両側部にねじ穴が形成されており、
    前記ハンドルに、前記ねじ穴に該ハンドルをねじ固定するための第1貫通孔が形成され、
    前記ラック用取付部材に、前記ねじ穴に該ラック用取付部材をねじ固定するための第2貫通孔が形成されていることを特徴とするラックマウント用電子機器。
  2. 前記ラック用取付部材は、少なくとも前記第2貫通孔の周辺が平板状に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のラックマウント用電子機器
  3. 前記フロントパネルと前記ハンドルとのいずれか一方に該ハンドルの配置を案内する位置決め穴が設けられ、他方に前記位置決め穴と係合する位置決めボスが設けられ、
    前記ラック用取付部材に、前記位置決めボスを連通させる連通孔が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のラックマウント用電子機器。
  4. 前記ラック用取付部材には、前記第2貫通孔より外側であって、前記ラックとの取付位置よりも内側に、該フロントパネルに装着したケーブルを通して前記ラックの背面側に案内するガイド孔が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のラックマウント用電子機器。
  5. 前記筐体の側面部には、前記フロントパネルの両側部の背面をへこませた凹部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のラックマウント用電子機器。
  6. 前記フロントパネルの左側に配置される前記ハンドルの取っ手部の前面は、左側に向かって下り勾配となる傾斜が設けられ、前記フロントパネルの右側に配置される前記ハンドルの取っ手部の前面は、右側に向かって下り勾配となる傾斜が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のラックマウント用電子機器。
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