JP2017103933A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017103933A
JP2017103933A JP2015235908A JP2015235908A JP2017103933A JP 2017103933 A JP2017103933 A JP 2017103933A JP 2015235908 A JP2015235908 A JP 2015235908A JP 2015235908 A JP2015235908 A JP 2015235908A JP 2017103933 A JP2017103933 A JP 2017103933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame body
storage
main body
mounting
mounting plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015235908A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6682831B2 (ja
Inventor
忠昭 木内
Tadaaki Kiuchi
忠昭 木内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2015235908A priority Critical patent/JP6682831B2/ja
Priority to DE102016120640.7A priority patent/DE102016120640A1/de
Publication of JP2017103933A publication Critical patent/JP2017103933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6682831B2 publication Critical patent/JP6682831B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/2089Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for power electronics, e.g. for inverters for controlling motor
    • H05K7/20909Forced ventilation, e.g. on heat dissipaters coupled to components

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】フレーム体が水分の多い環境下に曝される状態で設置しても、水分の浸入を防止でき、フレーム体の放熱による収納本体の回路部への熱の影響を抑制すること。【解決手段】半導体素子が収納された収納本体20、収納本体20の後面で冷却体を収納したフレーム体10、およびフレーム体10と収納本体20との連結部分に複数の分割取付板51,52の取付板50を備え、収納本体20の後面を取り付け壁に平行に設置する電力変換装置であって、連結部分に収納本体20の前面に直角な断面形状が収納本体20側で高い段状で分割取付板51,52の部分を収納本体20側に向けて当接可能な収容部12を周状に設け、収容部12に分割取付板51,52の内周部分を当接し、複数の分割取付板51,52の端面51e,52e同士を密接して収納本体20またはフレーム体10にネジ締め固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関する。
従来、昇降機や空調機等の制御において電力変換装置が用いられている。この種の電力変換装置には、主要部品であるパワーモジュールが装置本体の制御室内に収納されるとともに、このパワーモジュールを冷却するためのヒートシンクが設けられている。ヒートシンクは、装置本体を形成するフレーム体を備えて構成されている。
このような電力変換装置において、装置本体の前部側に設けられた回路部が、装置本体の後部側に設けられたヒートシンクからの放熱による影響を少なくするために、装置本体に取り付けられた取付板を介して装置本体を壁面に取り付け、ヒートシンクを壁面の外出し構造とする方法が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1には、前部に回路部を有する装置本体の後部にヒートシンクを設け、装置本体の外周における回路部とヒートシンクとの境目部分に一連の溝を設け、この溝に取付板の各分割部分を差し込んで相互にネジ締めすることで装置本体に取付板を取り付け、この取付板を壁面にヒートシンクが外に出るように取り付ける電力変換装置の構成が記載されている。
特開2004−015920号公報
しかしながら、上述した特許文献1においては、次のような問題があった。すなわち、特許文献1に記載された技術によれば、取付板の各分割部分を溝に差し込んだ上に、これらの分割部分を相互にネジ締めしている。この場合、装置本体への取付板の固定は、溝に対する各分割部分の嵌合のみで行われるため、装置本体に対する取付板の設置強度が低くなるという問題があった。さらに、取付板の各分割部分を相互にネジ締めしていることにより、分割部分の相互にオーバーラップするネジ締め部分において取付板を屈曲させる必要がある。そのため、電力変換装置を、結露の生じるような水分の多い環境下にヒートシンクとなるフレーム体を露出させつつ、取付パネルや盤といった壁板に設置した場合、回路が収納された収納本体側に水分が浸入する可能性が極めて高くなるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、フレーム体が水分の多い環境下に曝されるような状態で設置する場合であっても、外部からの水分の浸入を防止できるとともに、フレーム体の放熱による収納本体の回路部への熱の影響を抑制することができる電力変換装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係る電力変換装置は、内部に電力変換回路を構成する半導体素子が収納された収納本体と、収納本体の後面に取り付けられて半導体素子の冷却体が収納されたフレーム体と、フレーム体と収納本体との連結部分に取り付けられた複数の分割取付板からなる取付板と、を備え、取り付け壁に形成された開口からフレーム体を外部に露出させた状態で、取付板を介して取り付け壁に設置される電力変換装置であって、フレーム体と収納本体との連結部分に、取り付け壁に対向する当接面を有する収容部が周状に設けられ、取付板が、収容部において当接面に当接されているとともに、収納本体またはフレーム体に対してネジ締め固定されていることを特徴とする。
本発明に係る電力変換装置は、上記の発明において、当接面が、連結部分に形成された溝の内側における側面であることを特徴とする。
本発明に係る電力変換装置は、上記の発明において当接面が、連結部分において、フレーム体に対して収納本体がせり出した段差の側面であることを特徴とする。
本発明に係る電力変換装置は、上記の発明において、複数の分割取付板のそれぞれに、ネジ締めにより取り付け壁に螺合可能に構成された取付孔が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る電力変換装置は、上記の発明において、収容部における当接面の部分の深さが1.0mm以上5.0mm以下であることを特徴とする。
本発明に係る電力変換装置によれば、電力変換装置を、収納本体とフレーム体との連結部分に周状の収容部を設け、この収容部に当接させた複数の分割取付板の端面どうしを互いに密接させつつ、分割取付板を収納本体またはフレーム体に対してネジ締め固定していることにより、フレーム体が水分の多い環境下に曝されるような状態で設置する場合であっても、外部からの水分の浸入を防止するとともに、フレーム体の放熱による収納本体の回路部への熱の影響を抑制することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態による取付板が電力変換装置に設けられた状態を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態による取付板と電力変換装置の全体構成とを示す分解斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態による電力変換装置を設置した状態を示す斜視図である。 図4は、図1におけるIV−IV線に沿った一部断面図である。 図5は、図2における電力変換装置および分割取付板を下面側から俯瞰した側面図である。 図6は、図1における電力変換装置および分割取付板を下面側から俯瞰した側面図である。 図7は、図2における領域Qの部分における取付板との取り付け位置の切欠き部を示す一部斜視図である。 図8は、図1における領域Rの部分における取付板の取り付け状態を示す一部斜視図である。 図9は、本発明の一実施形態の変形例を説明するための電力変換装置の下面側を示す下面一部断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する一実施形態によって限定されるものではない。
まず、本発明の一実施形態による電力変換装置について説明する。図1、図2、および図3はそれぞれ、この一実施形態による電力変換装置を示す斜視図、分解斜視図、および設置状態の斜視図である。ここで例示する電力変換装置は、装置本体1を備える。なお、以下の説明における前後上下左右はそれぞれ、図3に示すように装置本体1を起立させた姿勢状態で操作パネルと正対した場合の、手前側、奥側、上側、下側、左側、および右側である。
図1、図2および図3に示すように、装置本体1は、フレーム体10と収納本体20とを備えて構成される。フレーム体10は、上面および下面が開口部を有する直方状をなし、例えばダイカストから構成されている。また、フレーム体10の上面および下面のいずれか一方におけるフレーム体10の内部には、冷却ファン(図示せず)が設けられている。そして、この冷却ファンによって、矢印A0に示すようにしてフレーム体10の下面から吸気された外気が、矢印Aに示すようにして上面側に排気される。そして、このフレーム体10に吸気された外気によって、フレーム体10内に収納されている冷却フィン等(図示せず)の冷却が行われる。なお、フレーム体10の冷却においては、冷却ファンによる風力が強いため、フレーム体10の上面からの粉塵等のゴミの侵入が極めて少なく、仮にゴミの侵入が生じた場合でも冷却フィン等は故障が生じる機器ではないことから問題は生じない。
また、フレーム体10においては、上面25側に、電力変換装置を盤などの壁板60に設置するための取付穴43a,43b,44a,44bが形成されているとともに、下面24側に、切欠き部41a,41b,42a,42bが形成されている。これにより、図示省略するが、必要に応じて、取付ネジ(図示せず)をフレーム体10の取付穴44a,44bおよび切欠き部42a,42bに貫通させることによって、取り付け壁としての壁板60に螺合させて、装置本体1を、その収納本体20の後面が壁板60に平行になるように設置できる。
収納本体20は、略直方状の形態を成し、後面に後方開口(図示せず)が形成されているとともに、内部に電力変換回路を構成する半導体素子、およびその半導体素子を制御する制御機器が収納されている。また、収納本体20は、フレーム体10の前方域を覆うようにしてフレーム体10に連結して併設されている。この収納本体20は、フレーム体10との間において、様々な制御機器を収納する制御室としての収納空間をなしている。なお、上述したように、フレーム体10には、半導体素子を冷却するための冷却フィン等の冷却体(図示せず)が収納されているが、フレーム体10と冷却体とは一体であっても別体であってもよい。
そして、図2に示すように、フレーム体10と収納本体20との間の連結部分における、右側面22側、下面24側、左側面23側、および上面25側を周回した周状部分に、例えば溝などからなる収容部12が形成されている。そして、図1に示すように、この収容部12に、板状の取付板50が嵌合されて設けられている。この取付板50は、図2に示すように、U字形の板状部材からなって収容部12に嵌合可能な少なくとも2つの分割取付板51,52から構成される。これらの分割取付板51,52は、例えばステンレス鋼(SUS)、チタン(Ti)、またはアモルファス金属などからなる金属板、もしくは鉄(Fe)などの任意の金属が板状に成型された後に塗装が施された板材料などから構成される。
図4は、装置本体1が壁板60に取り付けられた状態において、図1におけるIV−IV線(前面21に対して直角な断面)に沿った一部断面図である。図4に示すように、この一実施形態における収容部12は溝から構成され、前面21に直角な方向の断面形状が溝形状をなしている。また、溝からなる収容部12は、溝の底面12bに対して少なくとも収納本体20側が高い段状部分を有するように形成され、この段差状部分の面が当接面12aを構成している。そして、分割取付板51,52の略U字形の内周縁およびその周辺部分が、収容部12の収納本体20側、すなわち溝における収納本体20側の内側面である当接面12aに少なくとも当接されている。これにより、装置本体1を、フレーム体10が結露の生じる環境などの外部に曝されるような状態で設置した場合に、収納本体20側への外部からの水分の浸入を抑制できる。
また、図2および図4に示すように、分割取付板51,52の略U字形の内周部分は、溝形状の収容部12における外周部分である溝の底面12bの形状と略一致するように形成されている。これにより、分割取付板51,52の内周縁を収容部12内に密接させて、当接面12aと底面12bとにより構成される断面L字形の面に、分割取付板51,52の内周縁部分を当接させることができる。そのため、フレーム体10が壁板60の外側といった水分等を多く含む湿気の高い雰囲気に曝されても、収容部12および取付板50によって、内側面12cの部分までで水分の浸入が止められ、収納本体20側に水分が浸入することを抑制できる。ここで、溝形状の収容部12の深さd0は、例えば1.0mm以上5.0mm以下にするのが好ましい。深さd0をこのような範囲とすることにより、フレーム体10と分割取付板51,52の加工精度が悪くても溝形状の収容部12の機能を有効にすることができる。なお、図4においては、収容部12を溝形状として内側面12cに対して取付板50が当接しているが、必ずしも溝形状に限定されず、内側面12cの部分も、取付板50と当接していなくてもよい。
また、図5および図6はそれぞれ、収納本体20とフレーム体10との連結部分に分割取付板51,52を取り付ける状態を示す、装置本体1を下面24側から俯瞰した側面図である。
図5および図6に示すように、取付板50をフレーム体10と収納本体20との連結部分に取り付ける場合には、分割取付板51,52を、それらの上面50Sが収容部12の当接面12aに密接するように、溝からなる収容部12に嵌合させる。このとき、図2および図5に示すように、略U字形の分割取付板51の端部における分割取付板51の長手方向に直角な平面状の端面51eと、分割取付板52における同様の端面52eとが、互いに対向するように、分割取付板51,52を収容部12に嵌合させる。そして、これらの端面51e,52eを互いに対面状態で面接触により密着させることで、分割取付板51,52を互いにすき間無く密着できる。なお、必要に応じて、これらの端面51e、52eを相互により強力に密着させるために、端面51e,52eの間に接着剤等を流入させたりレーザ接合させたりすることも可能である。また、この一実施形態においては、端面51e,52eの面形状を平面状にしているが、端面51e,52eの面形状を相互に補完する形状の凹凸状にすることも可能である。
これにより、図1および図6に示すように、収納本体20に取付板50を固定させた状態においては、分割取付板51,52は互いに、密接部50aの部分で相互の端面51e,52eどうしが面接触状態で密着される。この構成によれば、分割取付板51,52を互いに連結させるために、分割取付板51,52の密接部50aの近傍において、特許文献1に記載されているような、分割取付板51,52の端部を板厚方向に屈曲させて互いにオーバーラップさせる部分を設ける必要がない。そのため、分割取付板51,52の端部を屈曲させることで生じるすき間の発生を防止できるので、すき間を通じてフレーム体10側から収納本体20側に水分が浸入する可能性を極めて低くすることができる。
図7は、図2における領域Qをフレーム体10側から俯瞰した斜視図である。図2および図7に示すように、収納本体20のフレーム体10との連結部分には、切欠き部20a,20b,20c,20dが形成されている。これらの切欠き部20a〜20dは収容部12に隣接した位置に設けられている。また、この一実施形態においては、収納本体20の右側面22側、下面24側、左側面23側、および上面25側に沿った収容部12の周状部分の外周形状が、切欠き部20a〜20dの形成位置において、長方形の4隅を矩形状に凹ませた形状になっている。
一方、図2に示すように、分割取付板51,52の略U字形の内周部分において、収容部12の外周形状に沿うように、切欠き部20a〜20dに対応した屈曲部分において内側に突出した矩形状部分が設けられている。そして、分割取付板51の内側に突出した矩形状部には、係合孔51c,51dが形成されている。分割取付板52の内側に突出した矩形状部にも同様に、係合孔52c,52dが形成されている。
図8は、図1における領域Rを収納本体20側から俯瞰した斜視図である。図1および図8に示すように、収納本体20の切欠き部20a,20dの位置と分割取付板51の係合孔51c,51dの位置とをそれぞれ相互に合わせた状態で取付ネジ等によりそれらを貫通させることにより、収納本体20に分割取付板51を螺合させて固定できる。同様に、収納本体20の切欠き部20b,20cと分割取付板52の係合孔52c,52dとをそれぞれ、互いに位置合わせをした状態で取付ネジ等により貫通させることにより、収納本体20に分割取付板52を螺合させて固定できる。これにより、収納本体20とフレーム体10との連結部分における収容部12に、分割取付板51,52からなる取付板50を固定できる。このように、収納本体20に、取付ネジ等によって取付板50を固定していることにより、収容部12における収納本体20側の当接面12aに対して、取付板50の上面50Sの内周部を圧接させることができる。そのため、収容部12と取付板50との間にすき間が生じるのを抑制できるとともに、装置本体1に対する取付板50の設置強度を十分に確保することができる。
また、図2に示すように、分割取付板51には、電力変換装置を盤などの壁板60に設置するための取付穴51a,51bが形成されている。同様に、分割取付板52にも取付穴52a,52bが形成されている。これにより、図3に示すように、取付板50を構成する分割取付板51,52のそれぞれの取付穴51a,51b,52a,52bに、取付ネジ(図示せず)を貫通させて壁板60に螺合させることにより、壁板60に対してフレーム体10が外部になるように装置本体1を設置することができる。
また、前面21には、第1の操作パネル保持部としてのホルダ部21aが形成されている。このホルダ部21aは、操作手段としての操作パネル30を着脱自在かつ保持可能に構成されている。操作パネル30をホルダ部21aから取り外した場合、遠隔操作用延長ケーブルを用いることで、操作パネル30による装置本体1の操作ができる。
また、図1および図2に示すように、外気を収納本体20内部に給気する吸気口22aと、収納本体20内部の内気を外部に排気する排気口22bとの2つの通気口が設けられている。そして、矢印B0に示すように吸気された外気は、矢印Bに示すように排気口22bから排気される。また、収納本体20内部の吸気口22aの近傍には吸気ファン26が設けられ、この吸気ファン26の回転によって、外気を強制的に給気して収納本体20内部に導入できる。さらに、収納本体20内部の吸排気は、フレーム体10の上面からの排気とは別方向になるため、フレーム体10の上面から排気される高温の空気の、収納本体20内部への逆流を防止できる。
また、この一実施形態においては、下面24および上面25に通気口を設けていない。これにより、右側面22の吸気口22aから吸気された外気は、熱対流によって収納本体20の内部をまんべんなく通過して、収納本体20内の制御機器を放熱して冷却する。そして、収納本体20の下面24に通気口を設けていないことにより、吸気ファン26により吸気された外気が制御機器を放熱することなく下方に抜けてしまって、収納本体20の内部が冷却されないという問題も生じない。他方、上面25に通気口が設けられていないため、収納本体20の上方から収納本体20内部に粉塵等のゴミが侵入することを防止でき、収納本体20の制御機器におけるゴミに起因した故障の発生を抑制できる。
(変形例)
次に、上述した一実施形態の変形例について説明する。図9は、この変形例を示す一部断面図である。この変形例による電力変換装置の装置本体2は、収容部13が、収納本体20側で高く断面形状がL字形状の部分を有する、段差状に形成されている。すなわち、収容部13の当接面は、フレーム体10に対して収納本体20がせり出した段差の側面から構成されている。そして、この収容部13の段差の大きさd1は、1.0mm以上5.0mm以下が好ましい。段差の大きさd1をこのような範囲とすることにより、フレーム体10と取付板50の加工精度が悪くても溝形状の収容部12の機能を有効にすることができる。これにより、フレーム体10が水分等を多く含む湿気の高い雰囲気に曝されても、収容部13および取付板50によって収納本体20側への水分の浸入を抑制できる。その他の構成は、上述した一実施形態と同様であるので、説明を省略する。
以上説明した本発明の一実施形態によれば、装置本体1を、フレーム体10が水分の多い環境下に曝されるように設置する場合であっても、外部からの収納本体20側に水分が浸入することを防止でき、電力変換装置の信頼性を向上できるとともに、フレーム体10の放熱による装置本体1の回路部への熱の影響を抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の一実施形態において挙げた収納本体20およびフレーム体10の構造はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる収納本体およびフレーム体の構造としてもよい。
また、上述の一実施形態においては、分割取付板51,52の板状部材の形状をU字形にしているが、分割取付板51,52の板状部材の形状はU字形に限定されず、互いに密着可能な突き当て部を有するJ字形やV字形にすることも可能である。
また、上述の一実施形態においては、収納本体20におけるフレーム体10との連結部分に、取付板50をネジ締めするための切欠き部20a〜20dを形成しているが、必ずしも収納本体20側に設ける形態に限定されるものではなく、フレーム体10における収納本体20との連結部分に、取付板50をネジ締めするための切欠き部を形成してもよい。すなわち、取付板50が装置本体1に対してネジ締めにより固定される形態であれば、種々の形態を採用可能である。また、切欠き部20a〜20dに代えてネジ穴としてもよい。
1,2 装置本体
10 フレーム体
12,13 収容部
12a 当接面
12b 底面
12c 内側面
20 収納本体
20a,20b,20c,20d,41a,41b,42a,42b 切欠き部
21 前面
21a ホルダ部
22 右側面
22a 吸気口
22b 排気口
23 左側面
24 下面
25,50S 上面
26 吸気ファン
30 操作パネル
43a,43b,44a,44b,51a,51b,52a,52b 取付穴
50 取付板
50a 密接部
51,52 分割取付板
51c,51d,52c,52d 係合孔
51e,52e 端面
60 壁板

Claims (5)

  1. 内部に電力変換回路を構成する半導体素子が収納された収納本体と、
    前記収納本体の後面に取り付けられて前記半導体素子の冷却体が収納されたフレーム体と、
    前記フレーム体と前記収納本体との連結部分に取り付けられた複数の分割取付板からなる取付板と、を備え、
    取り付け壁に形成された開口から前記フレーム体を外部に露出させた状態で、前記取付板を介して前記取り付け壁に設置される電力変換装置であって、
    前記フレーム体と前記収納本体との連結部分に、前記取り付け壁に対向する当接面を有する収容部が周状に設けられ、
    前記取付板が、前記収容部において前記当接面に当接されているとともに、前記収納本体または前記フレーム体に対してネジ締め固定されている
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記当接面が、前記連結部分に形成された溝の内側における側面であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記当接面が、前記連結部分において、前記フレーム体に対して前記収納本体がせり出した段差の側面であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記複数の分割取付板のそれぞれに、ネジ締めにより前記取り付け壁に螺合可能に構成された取付孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記収容部における前記当接面の部分の深さが1.0mm以上5.0mm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
JP2015235908A 2015-12-02 2015-12-02 電力変換装置 Active JP6682831B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015235908A JP6682831B2 (ja) 2015-12-02 2015-12-02 電力変換装置
DE102016120640.7A DE102016120640A1 (de) 2015-12-02 2016-10-28 Leistungsumwandlungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015235908A JP6682831B2 (ja) 2015-12-02 2015-12-02 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017103933A true JP2017103933A (ja) 2017-06-08
JP6682831B2 JP6682831B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=58722469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015235908A Active JP6682831B2 (ja) 2015-12-02 2015-12-02 電力変換装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6682831B2 (ja)
DE (1) DE102016120640A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108848642A (zh) * 2018-08-10 2018-11-20 芜湖市协普机器有限公司 一种潜水控制台
JP2019106807A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 富士電機株式会社 電力変換装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004015920A (ja) 2002-06-07 2004-01-15 Meidensha Corp インバータ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019106807A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 富士電機株式会社 電力変換装置
CN108848642A (zh) * 2018-08-10 2018-11-20 芜湖市协普机器有限公司 一种潜水控制台

Also Published As

Publication number Publication date
JP6682831B2 (ja) 2020-04-15
DE102016120640A1 (de) 2017-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9867313B2 (en) Transmitter and electronic device
JP2008294243A (ja) 冷却ファンの取付構造
US20080212285A1 (en) Electronic equipment and heat dissipating device in the electronic equipment
JP2017103933A (ja) 電力変換装置
US20120114477A1 (en) Case structure and fan frame fixing module
TW201424547A (zh) 電子裝置組合
US8056990B2 (en) Computer enclosure and fan mounting apparatus thereof
JP5172140B2 (ja) 放熱構造を備えた電子機器
TW201304667A (zh) 電子裝置散熱系統
US8047486B2 (en) Support bracket
JP2016174488A (ja) 電力変換装置
US20190024911A1 (en) Electrical component module, and outdoor unit of air-conditioning apparatus
JP2008261508A (ja) 空気調和機の電装品箱とそれを備えた空気調和機
US20120181241A1 (en) Mounting bracket
KR101718201B1 (ko) 모터 구동 장치
TW201341665A (zh) 風扇固定裝置
JP2016174518A (ja) 電力変換装置
WO2016002017A1 (ja) 電力変換装置
JP2007017509A (ja) 表示装置の取付構造
JP2012233608A (ja) 空気調和機の電装部品
TW201328498A (zh) 電子裝置殼體
JP5125459B2 (ja) 空気調和機
JP4873619B2 (ja) ラックの構造
TW201328561A (zh) 電子裝置
JP2008169716A (ja) 軸流ファンモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6682831

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250