JP2016174518A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレート部材に実装された電子部品を連結対象に連結する際の作業を容易化する。【解決手段】半導体モジュール11を実装した回路基板10Bに貫通口10aを形成し、貫通口10aから半導体モジュール11のネジ締結部11aを介してヒートシンク30に取付ネジBを締結するようにした電力変換装置において、回路基板10Bの貫通口10aから半導体モジュール11のネジ締結部11aまでの間に取付ネジBを案内する円筒状のガイド部材20を設けた。【選択図】図4

Description

本発明は、電力変換装置に関するものである。
電力変換装置に搭載されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のように大きな電力を制御する半導体モジュールについては、ヒートシンクに直接ネジ止めすることによって冷却効率を向上させるようにしているのが一般的である。具体的には、半導体モジュールのネジ締結部に設けたネジ挿通孔を介してヒートシンクのネジ締結孔に取付ネジを締結することにより互いの間を密着させ、半導体モジュールで発生した熱を効率よくヒートシンクに伝達するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4780349号公報
ところで、半導体モジュールが回路基板に実装された状態においては、ヒートシンクに取付ネジを締結する場合、回路基板に貫通口が必要となる。すなわち、回路基板に形成した貫通口から取付ネジを挿入し、半導体モジュールのネジ挿通孔を介してヒートシンクに取付ネジを締結する必要がある。しかしながら、回路基板とヒートシンクとの間には、半導体モジュールの高さ分だけ隙間が存在する。このため、回路基板からヒートシンクまでの隙間においては、取付ネジを保持することが困難となり、取付ネジの締結作業が煩雑となる。具体的には、締結しようとした取付ネジが回路基板とヒートシンクとの隙間から筐体の内部に脱落するおそれがある。しかも、取付ネジが脱落した場合には、筐体の内部から回収する作業を行わなければならず、作業効率が著しく損なわれることになる。
上述の問題は、回路基板とヒートシンクとの隙間よりも長さの大きな取付ネジを適用するとともに、取付ネジの長さに合わせてヒートシンクのベース部材の板厚を増大させることで解決することは可能である。但し、この場合には、取付ネジを締結するまでの時間が長大化することに起因して作業効率が損なわれるという新たな問題を招来する。
なお、上述した問題は、回路基板に実装された半導体モジュールをヒートシンクに連結する場合に限られるものではない。すなわち、ブスバープレートに実装したコンデンサ等のように、プレート部材に実装された電子部品であれば、プレート部材の貫通口から取付ネジを締結して取付基板等の連結対象に連結する場合に同様に生じ得るものである。
本発明は、上記実情に鑑みて、プレート部材に実装された電子部品を連結対象に連結する際の作業を容易化することのできる電力変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電力変換装置は、電子部品を実装したプレート部材に貫通口を形成し、前記プレート部材の貫通口から前記電子部品のネジ締結部を介して連結対象に取付ネジを締結することにより、前記電子部品と前記連結対象との間を連結するようにした電力変換装置において、前記プレート部材の貫通口から前記電子部品のネジ締結部までの間に前記取付ネジを案内するガイド部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記電子部品は、回路基板に実装し、かつ前記ネジ締結部を介して前記取付ネジを締結することによりヒートシンクに連結するようにした半導体モジュールであり、前記回路基板に形成した貫通口から前記半導体モジュールのネジ締結部までの間に前記ガイド部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記電子部品は、端子にブスバープレートを連結するとともに、外周部に固定バンドを巻回し、前記固定バンドのネジ締結部を介して前記取付ネジを締結することにより取付基板に連結するようにしたコンデンサであり、前記ブスバープレートに形成した貫通口から前記固定バンドのネジ締結部までの間に前記ガイド部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記ガイド部材は、筒状を成し、先端面が前記電子部品のネジ締結部に当接した状態で前記プレート部材の貫通口に装着したことを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記ガイド部材は、先端面を前記電子部品のネジ締結部に当接させた場合に前記プレート部材の表面に当接するストッパ部を有したことを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記ガイド部材は、基端部から軸方向に沿って形成したスリットを有することを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記ガイド部材は、前記取付ネジの軸方向に沿った長さよりも小さい内径を有することを特徴とする。
本発明によれば、プレート部材の貫通口から電子部品のネジ締結部までの間に取付ネジを案内するガイド部材を設けるようにしているため、プレート部材と連結対象との隙間に取付ネジが脱落する事態を招来するおそれがない。従って、軸方向の長さの大きな取付ネジを適用する必要もなくなり、電子部品を連結対象にネジ止めする際の作業を容易化することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1である電力変換装置の外観を示す斜視図である。 図2は、図1に示した電力変換装置の要部分解斜視図である。 図3は、図1に示した電力変換装置に適用する回路基板の斜視図である。 図4は、図1に示した電力変換装置の断面側面図である。 図5は、図1に示した電力変換装置を分解して示す断面側面図である。 図6は、図1に示した電力変換装置に適用するガイド部材の斜視図である。 図7は、図1に示した電力変換装置に適用するサポートプレートの斜視図である。 図8は、図1に示した電力変換装置の通風部を構成するフレーム部材の斜視図である。 図9は、本発明の実施の形態2である電力変換装置の外観を示す斜視図である。 図10は、図9に示した電力変換装置の断面側面図である。 図11は、図9に示した電力変換装置に適用するコンデンサ、取付基板及びブスバープレートの組立状態を示す斜視図である。 図12は、図9に示した電力変換装置に適用するコンデンサ、取付基板及びブスバープレートの分解斜視図である。 図13は、図9に示した電力変換装置に適用するコンデンサ、取付基板及びブスバープレートの分解断面側面図である。 図14は、図9に示した電力変換装置に適用するコンデンサ、取付基板及びブスバープレートの組立状態を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る電力変換装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の実施の形態1である電力変換装置を示したものである。ここで例示する電力変換装置は、商用電源から供給される交流電圧を所望の周波数・振幅に変換した後にモータ等の負荷に供給するためのものである。本実施の形態1では、内部に回路基板(プレート部材)10A,10Bを収容する収容部1Aと、電力変換装置の構成部品であるIGBT等の半導体モジュール(電子部品)11やコンデンサ12を冷却するための通風部1Bとを備えた電力変換装置を例示している。
収容部1Aは、本体プレート1aと、本体プレート1aを覆うように設けたサポートプレート2との間に構成される空間である。本体プレート1aは、電力変換装置1の外郭の一部を構成するもので、樹脂材によってほぼ矩形の平板状を成すように構成してある。この本体プレート1aの内表面側には、互いに大きさの異なる2枚の回路基板10A,10Bが相互に積層した状態で支持してある。図2、図3及び図4に示すように、外形寸法の大きな回路基板(以下、主回路基板10Aという)は、本体プレート1aよりもわずかに小さい矩形状に構成したもので、本体プレート1aの内表面に対向して配設してある。外形寸法の小さい回路基板(以下、副回路基板10Bという)は、本体プレート1aに対してほぼ1/2の幅を有したもので、図2において本体プレート1aの右半分となる部分に配設してある。副回路基板10Bには、主に、上述した半導体モジュール11やコンデンサ12等の発熱部品が集約して実装してある。図には明示していないが、これら主回路基板10A及び副回路基板10Bは、互いに電気的に接続され、電力変換に必要となる制御回路を構成している。
図3に示すように、本実施の形態1で適用する半導体モジュール11は、略直方体状を成すもので、互いに平行となる上下の側面にネジ締結部11aを有している。ネジ締結部11aは、半導体モジュール11の側面において副回路基板10Bから離隔した放熱面11b側に位置する縁部から突出した舌片状部分である。それぞれのネジ締結部11aには、取付ネジBを挿通するためのネジ挿通孔11cが設けてある。図3〜図5に示すように、主回路基板10A及び副回路基板10Bには、半導体モジュール11のネジ挿通孔11cに対向する部分にそれぞれ貫通口10aが形成してある。貫通口10aは、ネジ挿通孔11cよりも内径の大きな円形の開口であり、それぞれの内部にガイド部材20を備えている。
ガイド部材20は、図4〜図6に示すように、先端に底壁21を有した円筒状を成す絶縁性の樹脂部材である。ガイド部材20は、ネジ挿通孔21aを有した底壁21を半導体モジュール11のネジ締結部11aに当接させた状態で主回路基板10A及び副回路基板10Bの貫通口10aに配設してある。ガイド部材20の内径は、取付ネジBの軸方向に沿った長さよりも小さく設定してある。このガイド部材20には、複数のスリット22及びストッパ部23が設けてある。スリット22は、ガイド部材20の基端開口から軸方向に沿って形成したもので、ガイド部材20の基端部を周方向に4分割している。ストッパ部23は、ガイド部材20の外周面から外周に向けて突出した突出部である。ガイド部材20のストッパ部23は、底壁21を半導体モジュール11のネジ締結部11aに当接させた場合に、主回路基板10Aの本体プレート1aに対向する表面及び副回路基板10Bの主回路基板10Aに対向する表面に当接する位置にそれぞれ形成してある。
サポートプレート2は、図2、図4及び図7に示すように、本体プレート1aを覆う大きさを有した樹脂成形品である。このサポートプレート2には、コンデンサ12に対応する部位にコンデンサ収容部2aが設けてあるとともに、半導体モジュール11に対応する部位に連通孔2bが設けてある。コンデンサ収容部2aは、副回路基板10Bに実装した個々のコンデンサ12を個別に収容するためのものである。図には明示していないが、コンデンサ収容部2aは、サポートプレート2において本体プレート1aに対向する対向面にのみ開口した有底の円筒状に構成してある。連通孔2bは、半導体モジュール11を挿通することができる一方、後述するヒートシンク(連結対象)30の受熱面30aよりも外形の小さい略矩形状の開口である。この連通孔2bの周囲には、本体プレート1aに非対向となる裏面側にシール溝2cが設けてある。シール溝2cは、無端状のシール材3を収容するための凹所である。
図2からも明らかなように、このサポートプレート2には、裏面を左右に二分割するように仕切り壁部2dが設けてあり、図2において右半分となる部分の上縁部に通風板部2eが設けてある。仕切り壁部2dは、本体プレート1aに対してほぼ直交するように立設した平板状部材である。通風板部2eは、多数の通風孔2fを有した平板状部材であり、図2においてサポートプレート2の右半分の上方を覆うように設けてある。
通風部1Bは、サポートプレート2とフレーム部材4との間に構成される上下方向に沿った角筒状の空間である。通風部1Bの上端開口は、サポートプレート2に設けた通風板部2eによって覆われた状態となる。フレーム部材4は、アルミニウムやアルミニウム合金等の良好な熱伝導性を有する高熱伝導性材料によって成形したものである。このフレーム部材4は、図2及び図8に示すように、主板部4a、側板部4b及び補助側板部4cを有している。主板部4aは、サポートプレート2において仕切り壁部2dよりも右側に位置する部分を覆うことのできる外形寸法を有したものである。主板部4aにおいてサポートプレート2に対向する内表面には、上下方向に沿って多数のフィン嵌合溝4dが設けてある。側板部4bは、主板部4aの一方の縁部からサポートプレート2に向けてほぼ直角方向に延在した部分である。この側板部4bは、主板部4aをサポートプレート2に対向させた場合に、サポートプレート2の仕切り壁部2dに対向して配置されるように構成してある。補助側板部4cは、主板部4aのもう一方の縁部からサポートプレート2に向けてほぼ直角方向に延在した部分である。図からも明らかなように、補助側板部4cは、側板部4bに比べて主板部4aからの延在長さが小さく構成してある。この補助側板部4cは、主板部4aをサポートプレート2に対向させた場合に仕切り壁部2dに重ね合わされるように構成してある。
フレーム部材4の内表面には、通風ファン40及びヒートシンク30が設けてある。通風ファン40は、図2に示すように、フレーム部材4において内表面の下端部に配設したものである。この通風ファン40は、駆動した場合に、通風板部2eの通風孔2fを介して外部の空気を通風部1Bに導入する一方、通風部1Bの空気を下端の開口から排出するように動作するものである。
ヒートシンク30は、フレーム部材4と同様、アルミニウムやアルミニウム合金等の良好な熱伝導性を有する高熱伝導性材料によって成形したものである。本実施の形態1では、ベース部材の一方の表面に平坦な受熱面30aを有する一方、他方の表面に多数の冷却フィン30bが立設したヒートシンク30を適用している。ヒートシンク30の受熱面30aは、サポートプレート2のシール溝2cに収容したシール材3の全周に当接することのできる大きさの矩形状に構成してある。このヒートシンク30は、冷却フィン30bの先端部をそれぞれ主板部4aのフィン嵌合溝4dに嵌合させることによってフレーム部材4と熱的に接続した状態でフレーム部材4に取り付けてある。フレーム部材4に対してヒートシンク30を取り付ける位置は、主板部4aをサポートプレート2に対向させた場合に、サポートプレート2の連通孔2bを覆い、かつ受熱面30aの周縁部にシール材3の全周が対向する位置である。
図8に示すように、ヒートシンク30の受熱面30aには、一対のネジ締結孔30cが設けてある。ネジ締結孔30cは、半導体モジュール11に設けたネジ締結部11aのネジ挿通孔11cに対応して設けたものである。図4に示すように、ヒートシンク30のネジ締結孔30cには、主回路基板10Aの貫通口10a、副回路基板10Bの貫通口10a及び半導体モジュール11のネジ挿通孔11cを介して取付ネジBが締結してある。この取付ネジBは、ヒートシンク30の受熱面30aに対して半導体モジュール11の放熱面11bを密着させるとともに、ヒートシンク30の受熱面30aにサポートプレート2のシール材3を密着させる機能を有している。
上記のように構成した電力変換装置1は、例えば通風部1Bが室外に露出した状態で設置されることになる。主回路基板10A、副回路基板10Bを収容した収容部1Aと、室外に露出した通風部1Bとの間は、サポートプレート2によって隔絶されている。従って、通風部1Bに雨水等の水が進入した場合にも、主回路基板10Aや副回路基板10Bに実装した制御回路や電子部品に影響を及ぼす恐れはない。
上述した設置状態で通風ファン40を駆動した場合には、通風板部2eの通風孔2fを介して通風部1Bの内部に外部の空気が導入されることになる。通風部1Bに導入された空気は、コンデンサ収容部2a及びヒートシンク30と順次熱交換した後に、下端の開口から通風部1Bの外部に排出される。従って、電力変換装置1が動作している場合にコンデンサ12や半導体モジュール11で発生した熱は、通風部1Bを通過する空気によりコンデンサ収容部2a及びヒートシンク30を介して放熱されることになり、主回路基板10Aや副回路基板10Bに実装した電子部品に対する熱の影響を防止することができる。特に、半導体モジュール11については、取付ネジBによってヒートシンク30の受熱面30aに放熱面11bを密着することができるため、ヒートシンク30によって高い放熱効果を期待することが可能である。
しかも、上述の電力変換装置1では、主回路基板10A及び副回路基板10Bに設けた貫通口10aにガイド部材20を配設しているため、取付ネジBを締結する際の作業もきわめて容易となる。すなわち、ガイド部材20によって取付ネジBが半導体モジュール11のネジ締結部11aに案内されるため、取付ネジBが途中で脱落するおそれがない。さらに、ガイド部材20の内径を取付ネジBの軸方向に沿った長さよりも小さく設定してあるため、途中で取付ネジBが倒れたり、向きが変わってしまうような事態を招来することもない。従って、ガイド部材20の内部に取付ネジBとともに工具を挿入しさえすれば、取付ネジBを確実にヒートシンク30のネジ締結孔30cに案内し、これを締結させることが可能となる。
また、取付ネジBを締結した後にあっては、ガイド部材20に設けたストッパ部23が主回路基板10A及び副回路基板10Bの表面に当接した状態となる。このため、ストッパ部23によって主回路基板10A及び副回路基板10Bが支持されることになり、回路基板10A,10Bにたわみが生じる等の問題を招来することがない。さらに、ガイド部材20にスリット22を設けるようにしているため、貫通口10aにガイド部材20を挿通する際、副回路基板10Bを支持するストッパ部23が主回路基板10Aの貫通口10aを通過するときの障害になることがない。
なお、上述した実施の形態1では、主回路基板10A及び副回路基板10Bにわたってガイド部材20を設けるようにしているが、ガイド部材20は必ずしも複数の回路基板10A,10Bにわたる部位に設ける必要はない。取付ネジBを締結する半導体モジュール11についても、必ずしもIGBTである必要はなく、その他の発熱電子部品であっても良い。
(実施の形態2)
図9及び図10は、本発明の実施の形態2である電力変換装置を示したものである。ここで例示する電力変換装置1′は、実施の形態1と同様、商用電源から供給される交流電圧を所望の周波数・振幅に変換した後にモータ等の負荷に供給するためのもので、本体筐体50を備えている。本体筐体50は、背面が開口した直方体状を成すもので、その内部に板金製の取付基板(連結対象)60を介してIGBT等の半導体モジュール61や複数のコンデンサ(電子部品)62が配設してある。本実施の形態2では、特に、円柱状を成す6個のコンデンサ(電解コンデンサ)62を備えた電力変換装置1′を例示している。本体筐体50の上面及び下面には、それぞれ通風孔51が設けてあるとともに、本体筐体50の内部に通風ファン52が設けてある。通風ファン52は、駆動した場合に通風孔51を通じて外部の空気を本体筐体50の内部に導入するものである。なお、図10中の符号53は、半導体モジュール61で発生した熱を放出するためのヒートシンクである。
取付基板60は、本体筐体50の前面と平行となるように本体筐体50の内部に設けた平板状部材である。この取付基板60には、図11及び図12に示すように、コンデンサ62を取り付ける位置にそれぞれ取付孔60aが設けてあるとともに、個々の取付孔60aに対応してそれぞれ2つのネジ締結孔60bが設けてある。取付孔60aは、コンデンサ62を挿通可能とする円形状の切欠であり、左右方向に3個ずつ2列配置してある。2つのネジ締結孔60bは、取付孔60aの周囲において互いに180°ずれた位置に設けてある。
コンデンサ62は、それぞれ円柱状を成すコンデンサ本体62aの一端面に正側と負側の2つの端子62b,62cを備えたものである。個々のコンデンサ62には、コンデンサ本体62aに固定バンド63が巻回してあるとともに、それぞれの端子62b,62cに互いに異なるブスバープレート(プレート部材)64,65が接続してある。
固定バンド63は、図13及び図14に示すように、帯状を成す金属製の円環状部材であり、コンデンサ本体62aの周囲に取り付けてある。固定バンド63には、それぞれ2つのネジ締結部63aが設けてある。ネジ締結部63aは、コンデンサ本体62aの周面から突出するように設けた舌片状部分であり、コンデンサ本体62aの中心軸に直交する方向に沿って延在している。個々のネジ締結部63aには、コンデンサ本体62aの中心軸に沿ってネジ挿通孔63bが形成してある。
一方の端子62bに接続したブスバープレート(以下、区別する場合に第1端子62b及び第1ブスバープレート64という)は、個々のコンデンサ62に対応する部位に第1窓孔64a及び第1貫通口64bを有している。第1窓孔64aは、第1ブスバープレート64をコンデンサ62の端子62bに接続した場合にコンデンサ62のもう一方の端子(以下、区別する場合に第2端子62cという)を外部に露出させるための切欠であり、取付基板60の一方のネジ締結孔60bを含むように矩形状に形成してある。第1貫通口64bは、コンデンサ本体62aよりも外周において取付基板60のもう一方のネジ締結孔60bに対応する位置に形成した円形の開口である。
第2端子62cに接続したブスバープレート(以下、区別する場合に第2ブスバープレート65という)は、個々のコンデンサ62に対応する部位に第2窓孔65a及び第2貫通口65bを有している。第2窓孔65aは、第2ブスバープレート65をコンデンサ62の第2端子62cに接続した場合に、もう第1端子62b及び第1貫通口64bを外部に露出させるための切欠であり、矩形状に形成してある。第2貫通口65bは、コンデンサ本体62aよりも外周において取付基板60のネジ締結孔60bに対応する位置に形成した円形の開口である。
それぞれのブスバープレート64,65には、第1貫通口64b及び第2貫通口65bにガイド部材70が配設してある。ガイド部材70は、中心孔70aを有した円筒状を成す絶縁性の樹脂部材である。ガイド部材70の基端部には、外周面にストッパ部71が設けてある。ストッパ部71は、貫通口64b,65bの内径よりも大きな外径を有したものである。それぞれのガイド部材70は、先端面を固定バンド63のネジ締結部63aに当接させ、かつストッパ部71を貫通口64b,65bの開口周縁部に当接させた状態でブスバープレート64,65の貫通口64b,65bに配設してある。ガイド部材70の内径は、適用する取付ネジBの軸方向に沿った長さよりも小さく設定してある。
上述の構成を有するコンデンサ62は、コンデンサ本体62aを取付基板60の取付孔60aに挿入し、固定バンド63のネジ締結部63aを介して取付基板60のネジ締結孔60bに取付ネジBを締結することより、取付基板60を介して本体筐体50に取り付けられることになる。
ここで、実施の形態2の電力変換装置1′においてもそれぞれのブスバープレート64,65の貫通口64b,65bから固定バンド63のネジ締結部63aまでの間にガイド部材70が配設してある。従って、ネジ締結部63aを介して取付基板60のネジ締結孔60bに取付ネジBを締結する際に取付ネジBが途中で脱落するおそれがなく、取付ネジBの締結作業をきわめて容易に行うことができる。さらに、ガイド部材70の内径を取付ネジBの軸方向に沿った長さよりも小さく設定してあるため、途中で取付ネジBが倒れたり、向きが変わってしまうような事態を招来することもない。これにより、ガイド部材70の内部に取付ネジBとともに工具を挿入しさえすれば、取付ネジBを確実に取付基板60のネジ締結孔60bに案内し、これを締結させることが可能となる。
なお、上述した実施の形態1及び実施の形態2では、ガイド部材としてそれぞれ円筒状を成すものを例示しているが、多角形の筒状を成すものであっても良い。さらに、取付ネジBが周囲に脱落するのを防止することができるものであれば、メッシュ状や格子状のガイド部材を適用しても構わない。また、ガイド部材としては、必ずしも独立した部材である必要はない。例えば半導体モジュール11のネジ締結部11aにガイド部材20を設けるようにしても良いし、固定バンド63のネジ締結部63aにガイド部材を設けるようにしても構わない。
10B 回路基板
10a 貫通口
11 半導体モジュール
11a ネジ締結部
20 ガイド部材
21 底壁
22 スリット
23 ストッパ部
30 ヒートシンク
30c ネジ締結孔
60 取付基板
60b ネジ締結孔
62 コンデンサ
63 固定バンド
63a ネジ締結部
63b ネジ挿通孔
64 第1ブスバープレート
64b 第1貫通口
65 第2ブスバープレート
65b 第2貫通口
70 ガイド部材
B 取付ネジ

Claims (7)

  1. 電子部品を実装したプレート部材に貫通口を形成し、前記プレート部材の貫通口から前記電子部品のネジ締結部を介して連結対象に取付ネジを締結することにより、前記電子部品と前記連結対象との間を連結するようにした電力変換装置において、
    前記プレート部材の貫通口から前記電子部品のネジ締結部までの間に前記取付ネジを案内するガイド部材を設けたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記電子部品は、回路基板に実装し、かつ前記ネジ締結部を介して前記取付ネジを締結することによりヒートシンクに連結するようにした半導体モジュールであり、
    前記回路基板に形成した貫通口から前記半導体モジュールのネジ締結部までの間に前記ガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記電子部品は、端子にブスバープレートを連結するとともに、外周部に固定バンドを巻回し、前記固定バンドのネジ締結部を介して前記取付ネジを締結することにより取付基板に連結するようにしたコンデンサであり、
    前記ブスバープレートに形成した貫通口から前記固定バンドのネジ締結部までの間に前記ガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記ガイド部材は、筒状を成し、先端面が前記電子部品のネジ締結部に当接した状態で前記プレート部材の貫通口に装着したことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記ガイド部材は、先端面を前記電子部品のネジ締結部に当接させた場合に前記プレート部材の表面に当接するストッパ部を有したことを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記ガイド部材は、基端部から軸方向に沿って形成したスリットを有することを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  7. 前記ガイド部材は、前記取付ネジの軸方向に沿った長さよりも小さい内径を有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
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