JP2020123645A - 薄膜トランジスタ - Google Patents

薄膜トランジスタ Download PDF

Info

Publication number
JP2020123645A
JP2020123645A JP2019014077A JP2019014077A JP2020123645A JP 2020123645 A JP2020123645 A JP 2020123645A JP 2019014077 A JP2019014077 A JP 2019014077A JP 2019014077 A JP2019014077 A JP 2019014077A JP 2020123645 A JP2020123645 A JP 2020123645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etch stop
stop layer
region
oxide semiconductor
semiconductor film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019014077A
Other languages
English (en)
Inventor
充 中田
Mitsuru Nakada
充 中田
博史 辻
Hiroshi Tsuji
博史 辻
藤崎 好英
Yoshihide Fujisaki
好英 藤崎
達哉 武井
Tatsuya Takei
達哉 武井
元隆 越智
Mototaka Ochi
元隆 越智
後藤 裕史
Yasushi Goto
裕史 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd, Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2019014077A priority Critical patent/JP2020123645A/ja
Publication of JP2020123645A publication Critical patent/JP2020123645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】エッチストップ構造のTFTにおいて、従来技術よりも、素子面積を大きくすることなく、チャネルの長さを短縮してオン電流の増加を図ることが可能な薄膜トランジスタを提供する。【解決手段】 ソース電極16およびドレイン電極17の一方と、酸化物半導体膜14が、エッチストップ層1、2(15A、B)の非形成部分において当接する、多角形(例えば矩形)をなす接触領域18を備え、この接触領域18を構成する多角形(矩形)の少なくとも1つの頂点を挟む2つの辺(ES層当接領域19A1〜A4)がエッチストップ層2(15B)と接触するように構成されている。これにより、上記少なくとも1つの頂点の近傍を、導体化したショート位置とすることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、有機EL素子やLCDを駆動するために用いられる薄膜トランジスタに関する。
酸化物半導体は、汎用のアモルファスシリコンに比べて高いキャリア移動度を有している。また酸化物半導体は、光学バンドギャップが大きく、低温で成膜できるため、大型・高解像度・高速駆動が要求される次世代ディスプレイや、耐熱性の低い樹脂基板等への適用が期待されている。
上記酸化物半導体を薄膜トランジスタ(以下、TFTとも称する)の半導体層として用いる場合、TFTのスイッチング特性に優れていることが要求される。具体的には、(1)オン電流、即ち、ゲート電極とドレイン電極に正電圧をかけたときの最大ドレイン電流が大きく、(2)オフ電流、即ち、ゲート電極に負電圧を、ドレイン電圧に正電圧を夫々かけたときのドレイン電流が小さく、(3)S値(Subthreshold Swing)、即ち、ドレイン電流を1桁あげるのに必要なゲート電圧が小さく、(4)しきい値電圧、即ち、ドレイン電極に正電圧をかけ、ゲート電圧に正負いずれかの電圧をかけたときにドレイン電流が流れ始める電圧が時間的に変化せずに安定していること、等が要求される。
ここで、オン電流を増加させるためには、電界効果移動度(以下、単に移動度と称する場合がある。)が高いこと、チャネル長が短いこと等が要求される。
上記酸化物半導体として、例えば、下記特許文献1、2に示すように、インジウム、ガリウム、亜鉛、および酸素からなるIn−Ga−Zn系酸化物半導体やインジウム、ガリウム、錫からなるIn−Ga−Sn系酸化物半導体が良く知られている。
また、TFT構造としては、図6に示すように基板111上にゲート電極112、ゲート絶縁膜113、酸化物半導体膜114、酸化物半導体膜114を保護するエッチストップ層115、ソース/ドレイン電極部(116、117)をこの順序で形成するエッチストップ構造が用いられる(特許文献1、2を参照)。
上述したように、オン電流を増加させるためには、チャネル長を短く設定することが有用である。
しかしながら、エッチストップ構造の場合、チャネル長は、図6に示すようにソース電極116と酸化物半導体114が接触する位置から、ドレイン電極117と酸化物半導体114が接触する位置までの最短の距離(Lsd)であり、エッチストップ層115におけるソース電極116の領域のチャネル長さ方向のチャネル114A1の長さLsと、エッチストップ層115におけるドレイン電極領域のチャネル長さ方向のチャネル114A2の長さLdと、ソース電極116とドレイン電極117の間隔Lgの和で示される。
したがって、フォトリソグラフィを用いてTFTを構成する各層を微細パターンに加工してTFTを作製する場合、上記Ls、Ldは共にフォトリソグラフィのアライメントマージン(アライメントずれに対して設ける必要があるマージン)Daに制限され、Lgはフォトリソグラフィの最小加工寸法Dmで制限されるので、チャネル長を2Da+Dmより短く調整することが製造上難しかった。この結果、チャネル長を短くして、オン電流を増加させることが難しい状態となっていた。
そこで、本願発明者等は、下記特許文献3に記載された薄膜トランジスタに関する技術をすでに提案している。
すなわち、図7に示す提案技術(特許文献3の図1に示される)では、エッチストップ層として、エッチストップ層1(215A)とエッチストップ層2(215B)の2層を設け、エッチストップ層1(215A)に水素が含まれるSiNxを多く含有するように設定する。熱処理を行うと、エッチストップ層1(215A)に含有されるSiNxから酸化物半導体膜214に水素が拡散され、この酸化物半導体膜214の水素拡散部分が導体化し、低抵抗領域214Bが形成される。このとき、エッチストップ層2(215B)の端部では中央部より水素の拡散量が少ないことから、これらエッチストップ層2(215B)の両端部に長さの小さいチャネル領域1(214A1)およびチャネル領域2(214A2)が半導体状態のまま残る。この構造では、総チャンネル長は、チャネル領域1(214A1)の長さとチャネル領域2(214A2)の長さの和となり、低抵抗領域214Bの長さ分だけチャネル長を短くすることができるが、これよりも、さらに高いドレイン電流を得たいという要求がある。
上記要求に対応するため、本願発明者等は、図8に示す技術(特許文献3の図6に示される)を開示している。すなわち、ソース電極316をエッチストップ層1(315A)およびエッチストップ層2(315B)と重ならない状態とすることで、また保護膜318がSiNxを含むように構成することで、ソース電極316側にはチャネル長が残らず、総チャンネル長は、ドレイン電極317側の1つの短いチャネル領域314Aのチャネル長となる。
特許第5357342号 特開2011−174134号公報 特開2018−137423号公報
上述した図8に示す技術によれば、図7に示す提案技術と比べて、さらにチャネル長が短くなり、より高いドレイン電流が得られるが、その一方で、ソース電極316がエッチストップ層1(315A)およびエッチストップ層2(315B)と重ならない状態とする必要があるため、図8に示す領域Aの分だけ素子面積が大きくなるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、エッチストップ構造のTFTにおいて、従来技術よりも、素子面積を大きくすることなく、チャネルの長さを短縮してオン電流の増加を図ることが可能な薄膜トランジスタを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る薄膜トランジスタは、
基板上にゲート電極、ゲート絶縁膜、酸化物半導体膜、該酸化物半導体膜を保護するエッチストップ層、およびソース電極とドレイン電極を有するソース/ドレイン電極部を、この順に積層してなる薄膜トランジスタであって、
前記エッチストップ層が構成材料としてSiNxを含み、
前記酸化物半導体膜は、前記ソース電極と前記ドレイン電極に接する電極部隣接領域を各々有し、
前記酸化物半導体膜は、前記ソース電極側で前記電極部隣接領域に接する第1のチャネル領域と、前記ドレイン電極側で前記電極部隣接領域に接する第2のチャネル領域とを有し、
前記酸化物半導体膜はさらに、前記第1のチャネル領域と前記第2のチャネル領域の間に配され、これら2つのチャネル領域の各々の電気抵抗率よりも低い電気抵抗率を有する低抵抗領域を有し、
前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方と、前記酸化物半導体膜が、前記エッチストップ層の非形成部分において互いに当接する、多角形をなす接触領域を備え、この接触領域を構成する多角形の少なくとも1つの頂点を挟む2つの辺が前記エッチストップ層と接触するように構成されていることを特徴とするものである。
また、前記多角形が矩形であることが好ましい。
また、前記エッチストップ層は、SiNxの含有量が所定の基準値以上である第1のエッチストップ層と、SiNxの含有量が該所定の基準値未満である第2のエッチストップ層からなり、該第2のエッチストップ層および該第1のエッチストップ層の順に、前記酸化物半導体膜上に、積層されてなることが好ましい。
ここで、本願明細書において「含有量」とは、含有する重量を意味する。
ここで、「第1のエッチストップ層と第2のエッチストップ層」は、2つの層として明確に分離されていなくても良く、例えばSiNxの含有量が酸化物半導体膜側から徐々に増加するように構成されていても良く、その場合には所定の基準値を境として、SiNxの含有量が所定の基準値以上の部分を第1のエッチストップ層と称し、SiNxの含有量が所定の基準値未満の部分を第2のエッチストップ層と称するものとする。
また、前記第1のエッチストップ層は、水素の含有量が特定の基準値以上であり、前記第2のエッチストップ層は、水素の含有量が該特定の基準値未満であることが好ましい。
ここで、「第1のエッチストップ層と第2のエッチストップ層」は、上記の場合と同様に2つの層として明確に分離されていなくても良く、例えば水素の含有量が酸化物半導体膜側から徐々に増加するように構成されていても良く、その場合には所定の基準値を境として、水素の含有量が所定の基準値以上の部分を第1のエッチストップ層と称し、水素の含有量が所定の基準値未満の部分を第2のエッチストップ層と称するものとする。
また、前記基板の面と平行であって、前記ソース電極と前記ドレイン電極に挟まれた長さは、前記第1のエッチストップ層よりも前記第2のエッチストップ層の方が長く設定されていることが好ましい。
本発明の薄膜トランジスタによれば、素子面積を大きくすることなく、チャネルの長さを短縮してオン電流の増加を図ることができる。
すなわち、本発明の薄膜トランジスタは、ソース電極およびドレイン電極の一方が、エッチストップ層の非形成部分において、酸化物半導体膜と当接する、多角形をなす接触領域を備え、この接触領域を構成する多角形の少なくとも1つの頂点を挟む2つの辺が前記エッチストップ層と接触するように構成されている。
多角形をなす接触領域において、頂点(角部)を挟む2つの隣り合う辺が、いずれもエッチストップ層と接触している場合には、これら各辺においてエッチストップ層から拡散流入する水素が互いに影響し合い、特に、この頂点(角部)近傍の領域を低抵抗化する。この結果、この頂点(角部)の領域は、このチャネル領域と接触している電極と酸化物半導体膜の低抵抗領域を導通させるショート位置として機能する。
これにより、ソース電極側またはドレイン電極側の、一方のチャネル領域では、上記ショート領域を有していることで導体と同様に機能し、総チャネル長は、他方のチャネル長のみの長さとなる。したがって、従来よりもチャネルの長さを短縮してオン電流を倍増することができる。
また、図8を用いて説明した従来例3のように、電極をエッチストップ層と重ならない状態とする必要がないので、素子面積が大きくなることを防止することができる。
本発明の実施形態に係る薄膜トランジスタの断面構造を示すものである(図2(b)のA−A線断面図)。 図1に示す薄膜トランジスタ(ソース電極側のみが低抵抗化構造)の各層の平面視における位置関係を示す図(a)、および平面視におけるショート位置を示す図(b)を表すものである。 比較例1に係る薄膜トランジスタ(ソース電極側およびドレイン電極側が低抵抗化構造)の各層の平面視における位置関係を示す図(a)、および平面視におけるショート位置を示す図(b)を表すものである。 比較例2に係る薄膜トランジスタ(ソース電極側およびドレイン電極側がともに低抵抗化構造とされていない)の各層の平面視における位置関係を示す図(a)、および平面視におけるショート位置を示す図(b)を表すものである。 本発明の実施例および比較例1、2により作製したTFTサンプルのドレイン電流(Id)−ゲート電圧(Vg)特性のグラフを示すものである。 従来例1に係る薄膜トランジスタの断面構造を示すものである。 従来例2に係る薄膜トランジスタの断面構造を示すものである。 従来例3に係る薄膜トランジスタの断面構造を示すものである。
以下、本発明の実施形態に係る薄膜トランジスタを図面を参照しながら説明する。
<実施形態>
以下、実施形態に係る薄膜トランジスタについて図1を参照しながら詳しく説明する。なお、図1は図2(b)中のA-A線断面図を示すものである。
実施形態に係る薄膜トランジスタは、図1に示すように、基板11上にゲート電極12、ゲート絶縁膜13、酸化物半導体膜14、SiNxをより少なく含むエッチストップ層2(15B)、SiNxをより多く含むエッチストップ層1(15A)、ソース/ドレイン電極部(ソース電極16とドレイン電極17を含む)および保護膜(図示せず)をこの順に積層したものである。なお、酸化物半導体膜14においては、ソース/ドレイン電極部を構成する、ソース電極16とドレイン電極17に対して図中下方に隣接する電極部隣接領域14C1、14C2と、これら電極部隣接領域14C1、14C2の両領域間において、ソース電極16側の電極部隣接領域14C1に接するチャネル領域1(14A1)と、ドレイン電極17側の電極部隣接領域14C2に接するチャネル領域2(14A2)と、チャネル領域1(14A1)およびチャネル領域2(14A2)の間に配された、これら2つのチャネル領域1、2(14A1、14A2)の各々の抵抗率よりも低い抵抗率を有する低抵抗領域14Bが形成されている。また、ソース電極16側のチャネル領域1(14A1)の、図1紙面奥行き方向の両端部は低抵抗化されており、低抵抗領域14Bの抵抗率に相当する値とされている。
チャネル領域1(14A1)の一部の位置が、低抵抗化されたショート位置20とされている構成は本実施形態のポイントとされており、その詳しい構成および作用効果については後述する。
以下、実施形態に係る薄膜トランジスタの各層(膜、電極)11〜17について、図1を用いてさらに詳細に説明する。同時に、薄膜トランジスタの製造方法を説明する。
まず、基板11上にゲート電極12およびゲート絶縁膜13をこの順に形成する。これらの形成方法は種々の周知の手法を採用することができる。
上記ゲート電極12およびゲート絶縁膜13の構成材料として種々の周知の材料を用いることができる。ゲート電極12としては、例えば、電気抵抗率の低いAlやCuの金属、耐熱性の高いMo、Cr、Ti等の高融点金属、さらには、これら金属の合金を用いることができる。また、ゲート絶縁膜13としては、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、さらにはシリコン酸窒化膜等が代表的に例示される。
その他に、Al23やY23等の酸化物や、これらを積層したものを用いることもできる。
次に、ゲート絶縁膜13上に、酸化物半導体膜14を形成する。
上記酸化物半導体膜14は、種々の組成のものを採用することが可能であるが、ここでは、金属元素としてIn、Ga、SnとOで構成される酸化物からなる場合を例に挙げる。すなわち、上記In、GaおよびSnの原子数の合計に対する各金属元素の原子数の比が下記式(1)〜(3)を全て満足するものであることが好ましい。なお、下記式(1)〜(3)において、In、Ga、Snは、各々、In、Ga、Snの原子数を表す。
0.30≦In/(In+Ga+Sn)≦0.50 ・・・(1)
0.20≦Ga/(In+Ga+Sn)≦0.30 ・・・(2)
0.25≦Sn/(In+Ga+Sn)≦0.45 ・・・(3)
酸化物半導体膜14の膜厚としては、下限値として、好ましくは10nm以上、より好ましくは20nm以上であり、上限値として、好ましくは200nm以下、より好ましくは100nm以下である。
酸化物半導体膜14は、スパッタリング法にてスパッタリングターゲットを用いて、例えばDCスパッタリング法またはRFスパッタリング法により、成膜することが好ましい。
成膜時の基板11の温度は、室温〜200℃の範囲内に制御することが推奨される。さらに、酸化物半導体膜14中の欠陥量は、成膜後の熱処理条件によっても影響を受けるため、適切に制御することが好ましい。
成膜後の熱処理条件は、例えば、大気雰囲気下にて、250〜400℃で10分〜3時間行うことが好ましい。上記熱処理として、例えば、後述するプレアニール処理(酸化物半導体膜14をウェットエッチングした後のパターニング直後に行われる熱処理)が挙げられる。
酸化物半導体膜14を形成した後、ウェットエッチングによりパターニングを行う。パターニングの直後には、酸化物半導体膜14の膜質改善のために熱処理(プレアニール)を行うことが好ましく、これにより、トランジスタ特性のオン電流および電界効果移動度が上昇し、トランジスタ性能が向上する。プレアニールとして、例えば、水蒸気雰囲気または大気雰囲気にて、350〜400℃で30〜60分行うことが好ましい。
この後、酸化物半導体膜14上に、エッチストップ層1、2(15A、15B)を形成する。
エッチストップ層1、2(15A、15B)の形成方法は特に限定されず、従来より周知の手法を用いることができる。
また、本実施形態に係るTFTでは、特に、エッチストップ層1(15A)が構成材料としてSiNxを含むことが重要である。SiNxを含むエッチストップ層1(15A)を用いることによって、酸化物半導体膜14への水素拡散による低抵抗領域の形成を効率良く行うことができる。エッチストップ層1(15A)としては、SiNx膜を有する限り、SiNx膜以外の任意の膜を積層してもよい。例えば、SiNx膜のみを単層で用いてもよく、複数のSiNx膜を積層して用いてもよい。また、SiNx膜とSiOxNy膜、SiOx膜、Al23膜、Ta25などの膜の少なくとも一つの膜を積層してもよく、例えば、図1に示すように積層膜にして上層のエッチストップ層1(15A)をSiNx膜、下層のエッチストップ層2(15B)をSiOx膜とした積層膜を用いてもよい。
エッチストップ層1(15A)におけるSiNx膜の膜厚は50〜250nmであることが好ましく、100〜200nmであることがより好ましい。なお、SiNx膜が複数層積層されたエッチストップ層の場合、上記SiNx膜の膜厚は、全てのSiNx膜の膜厚の合計を意味する。
次いで、エッチストップ層1(15A)およびエッチストップ層2(15B)を所望の形状に加工する。例えば、フォトリソグラフィによりパターニングおよびドライエッチングを行うことによって加工することができる。
この後、ソース/ドレイン電極部(ソース電極16、ドレイン電極17)を形成する。このソース/ドレイン電極部の構成材料としては特に限定されず、従来より周知のものを用いることができる。例えば、ゲート電極12と同様にAl、MoあるいはCu等の金属または合金を用いてもよい。
ソース/ドレイン電極部(ソース電極16、ドレイン電極17)の構成材料としては特に限定されず、従来より周知のものを用いることができる。例えば、ゲート電極12と同様にAl、MoあるいはCu等の金属または合金を用いてもよい。
ソース/ドレイン電極部の形成手法としては、例えばマグネトロンスパッタリング法によって金属薄膜を成膜した後、フォトリソグラフィによりパターニングし、ウェットエッチングを行って電極を形成する。また、図示されない保護膜(通常、ソース/ドレイン電極部上に積層膜の保護のために形成される)の形成前に、酸化物表面のダメージ回復のため、必要に応じて熱処理(200℃〜300℃)やN2Oプラズマ処理を施してもよい。
ソース/ドレイン電極部の形成後、200℃以上の温度でポストアニールを行う。ポストアニールを施すことで、上記エッチストップ層1(15A)のSiNxに含有される水素が、上記エッチストップ層1(15A)の下方の酸化物半導体膜14の領域に拡散されて浅い不純物準位が形成されることから抵抗率が低下する。
エッチストップ層1(15A)からの水素拡散は酸化物半導体膜14の直下方向だけでなく放射状になされるため、エッチストップ層1(15A)中央部下方の酸化物半導体膜14の領域からエッチストップ層1(15A)の両端部下方の酸化物半導体膜14の領域に向かって徐々に水素拡散量が減少する。この結果、エッチストップ層1(15A)の端部下方では中央部下方に比べて水素の拡散量が少なく低抵抗化されない領域(チャネル領域1、2(14A1、14A2))が存在する。
さらに、図1に示すようにエッチストップ層1(15A)が上凸の台形状になっている場合、エッチストップ層1(15A)の両端部の、膜厚が薄い領域の直下の酸化物半導体膜14の領域では水素拡散量が減少する。さらに、本実施形態のようにエッチストップ層2(15B)にSiOxが存在している場合、エッチストップ層2(15B)の端部では、上部にエッチストップ層1(15A)からのSiNxが含まれない領域が存在し、これにより水素拡散量が小さくなる酸化物半導体膜14の領域(チャネル領域1、2(14A1、14A2))が存在する。
これらのことから図1に示すように、酸化物半導体膜14のソース電極16に隣接する電極部隣接領域14C1とドレイン電極17に隣接する電極部隣接領域14C2との領域間において、低抵抗化された低抵抗領域14Bが形成され、この低抵抗領域14Bの外側に、チャネル領域1(14A1)(電極部隣接領域14C1に接する)と、チャネル領域2(14A2)(電極部隣接領域14C2に接する)が形成される。
ところで、図7に示す従来例2においては、チャネル長さ方向の総チャネル長は、チャネル領域1(214A1)とチャネル領域2(214A2)を加えた長さになるが、チャネル長さ方向の総チャネル長を短くしチャネル領域の抵抗値を低下させて、さらに高いオン電流を得ることを可能とするため、本実施形態においては、ソース電極16側のチャネル領域1(14A1)の一部の位置を、その他の位置よりも低抵抗で、ソース電極16と低抵抗領域14Bを導通させるショート位置20としている。これにより、このTFTの総チャネル長は実質的にチャネル領域2(14A2)のチャネル長さ分となり、チャネル領域の抵抗値を従来例2の約1/2に減少させることができ、オン電流を約2倍に増加させることができる。
図2(a)に示すように、本実施形態のTFTを平面視すると酸化物半導体膜14、ES層(エッチストップ層1/エッチストップ層2;以下同じ)15A、B、ソース電極16およびドレイン電極17が一部の領域において直接当接するように配されている。この一部の領域は矩形状の接触領域(ES層が設けられていない領域)18と称され、ES層15A、Bの一部が、エッチング処理等により取り除かれ、透孔が形成されたことにより、この透孔を通してソース電極16とドレイン電極17が各々酸化物半導体膜14と接触し得るように構成されている。
この接触領域18は図2(a)に示すようにソース電極16側、ドレイン電極17側のいずれも、図中上下方向に長い短冊状の矩形をなすように構成されている。
ところで、図2(b)に示すように、ソース電極16側の接触領域18は、前述したように、エッチストップ層1(15A)およびエッチストップ層2(15B)に穿設された透孔(または切欠き)を介してソース電極16が侵入し、酸化物半導体膜14に接触するようになっており、これにより矩形状の接触領域18の各辺(4辺)において、各々ES層(エッチストップ層1/エッチストップ層2)15A、Bと接触するES層当接領域19A1〜A4が形成されている。
このように、接触領域18の各辺に隣接するES層当接領域19A1〜A4においては、前述したようにエッチストップ層2(15B)から水素が拡散流入される。各辺の中間領域では、この水素の拡散量は大きくはないが、隣接する2つの辺が合わさる角部(頂点)近傍においては、2つのES層当接領域19A1〜A4からの水素の拡散効果が相俟って低抵抗化領域が形成される。すなわち、図2(b)において、2つのES層当接領域19A1〜A4が合わさる接触領域18の各角部近傍(黒四角のマークで表されている)は、いずれも導体化されたショート位置20とされている。
一方、図2(a)に示すように、ドレイン電極17側の接触領域18も、上述したように図中上下方向に長い短冊状の矩形をなすように構成されている。しかしながら、ドレイン電極17側の接触領域18は、図2(b)に示すように、エッチストップ層(ES層)15A、Bが配された矩形領域の外側に配置されており、矩形状の接触領域18の1辺においてのみ接触する。
前述したようにエッチストップ層1(15A)およびエッチストップ層2(15B)に形成された切欠き部分を介してドレイン電極17が酸化物半導体膜14に接触するようになっている。すなわち、矩形状の接触領域18の1辺においてのみ、エッチストップ層(ES層)15A、Bと接触するES層当接領域19Bが形成される。ES層当接領域19Bは接触領域18の1辺にしか形成されていないので、ショート位置20は形成されない。
したがって、チャネル領域2(14A2)はショート位置20を有していないので、チャネル領域2(14A2)はいずれの位置においても導体化されない。
これにより、本実施形態においては、チャネル領域1(14A1)のみを実質的に導体化することができ、総チャンネル長はチャネル領域2(14A2)の長さ分となり、チャネル領域の抵抗値を約1/2とすることができるので、素子の小型化を維持しつつドレイン電流を約2倍に増加することができる。
なお、上記チャネル領域1(14A1)およびチャネル領域2(14A2)のチャネル長さ方向の長さは、エッチストップ層1(15A)のSiNxとエッチストップ層2(15B)のSiOxの成膜条件および膜厚、エッチストップ層1、2(15A、15B)の形状、ソース/ドレイン電極部の成膜条件および膜厚等によって変化する。これらを制御することによってチャネル領域1(14A1)およびチャネル領域2(14A2)のチャネル長さ方向の長さを制御することが可能である。
また、ポストアニールの熱処理温度の下限は200℃とすることが好ましく、230℃とすることがより好ましい。ただし、熱処理温度が高過ぎると、チャネル領域1(14A1)およびチャネル領域2(14A2)の抵抗も低減され、オフ電流が上昇してしまうため、上限は300℃とすることが好ましく、280℃とすることがより好ましい。
最適なポストアニール温度は酸化物半導体膜14、エッチストップ層1、2(15A、15B)、保護膜の膜厚や成膜条件に依存することから、これらの値を勘案して適宜設定することが肝要である。さらに上記ポストアニールでは、処理時間を、例えば、30〜90分の範囲内に制御することが好ましい。なお、雰囲気は特に限定されず、例えば、窒素雰囲気、大気雰囲気などが挙げられる。
上記オン電流増加の作用効果を良好なものとするためには上記低抵抗領域14Bの抵抗率は1.8Ω・cm未満、さらに好ましくは0.1Ω・cm以下にする。
ただし、低抵抗領域14Bの適切な抵抗率は、Ls、Lg、Ldの各長さ、酸化物半導体膜14の膜厚、ゲート絶縁膜13の膜厚と容量、TFTを駆動するために印加するドレイン電圧やゲート電圧等の各条件によって変化することから、これらの値を勘案して適宜設定することが肝要である。
なお、上記実施形態においては、ソース電極16側のチャネル領域1(14A1)のみに、ショート位置20を設けるようにしているが、これとは逆に、ドレイン電極17側のチャネル領域2(14A2)のみに、ショート位置20を設けるようにしてもよい。
このようにして得られた本実施形態のTFTは、いずれのチャネル領域1、2(14A1、14A2)にも、上記ショート位置20を有さないTFTと比較してチャネル長を短くすることができ、高いオン電流を得ることができる。
以下、上述した実施形態に係る実施例と、この実施例とは構成が異なる比較例1、2とを比較することにより本実施形態に係るTFTの検証を行う。
(概要)
図1に示すような層構成を有するTFTをベースとし、各々下記手法を用いることにより、実施例のサンプルおよび比較例1、2のサンプルを作製した。
(実施例サンプル)
図1に示す層構成をなし、TFTを電極16、17側から見た場合に、各層の重なり合いが図2(a)、(b)に示すように構成された実施例のサンプルを作製した。
(比較例1サンプル)
実施例サンプルと同様の層構成をなし、TFTを電極416、417側から見た場合に、各層の重なり合いが図3(a)、(b)に示すように構成された比較例1のサンプルを作製した。
なお、図3(a)、(b)の符号は、図2(a)、(b)の対応する部分の符号に各々400を加えて示したものである。
(比較例2サンプル)
実施例サンプルと同様の層構成をなし、TFTを電極516、517側から見た場合に、各層の重なり合いが図4(a)、(b)に示すように構成された比較例2のサンプルを作製した。
なお、図4(a)、(b)の符号は、図2(a)、(b)の対応する部分の符号に各々500を加えて示したものである。
図5に、実施例、比較例1および比較例2におけるドレイン電流(Id)−ゲート電圧(Vg)特性を示す。
比較例1のサンプルにおいては、ソース電極416およびドレイン電極417が、チャネル領域1(414A1)とチャネル領域2(414A2)の各ショート位置20を介して低抵抗領域とショートすることから、図5の一点鎖線の曲線で示すように、スイッチング特性が得られなかった。
また、比較例2のサンプルにおいては、スイッチング特性は得られたが、図5の点線の曲線で示すようにドレイン電流は必ずしも大きくなく、改善が必要な結果となった。
一方、本実施例のサンプルにおいてはスイッチング特性が得られ、図5の実線の曲線で示すように、比較例2のサンプルに比して、ドレイン電流を大幅に増加させることができた。
本発明の薄膜トランジスタとしては、上記実施形態に記載したものに限られるものではなく、その他の種々の態様の変更が可能である。
例えば、上記実施形態における各層の間にその他の層を挟むように構成することも可能である。
また、上記実施形態においては、製造の容易性から、接触領域18が矩形をなすように構成しているが、矩形以外の4角形、6角形や8角形等の多角形とすることも可能であり、製造の容易性やコスト等の面を勘案して適宜設定することが可能である。
前述したように本実施形態においては、上方のエッチストップ層1(15A)がSiNxにより構成され、下方のエッチストップ層2(15B)がSiOxにより構成されているが、本発明の薄膜トランジスタとしては、上方のエッチストップ層1(15A)のSiNx含有率(量)が、下方のエッチストップ層2(15B)のSiNx含有率(量)に比べて多い構成とされていればよい。
また、下方のエッチストップ層2(15B)は、上方のエッチストップ層1(15A)からの水素の拡散が放射状になされ、酸化物半導体膜14領域の中央部において多く、酸化物半導体膜14領域の両端部において少なくなる分布となるように、エッチストップ層1(15A)と酸化物半導体膜14領域の距離をある程度稼ぐために設けられている、と考えられる。したがって、このような観点からも、酸化物半導体膜14領域の厚みを調整するとよい。
11、111、211、311 基板
12、112、212、312 ゲート電極
13、113、213、313 ゲート絶縁膜
14、114、214、314、414、514 酸化物半導体膜
14A1、14A2、114A1、114A2、214A1、214A2、314A、414A1、414A2、514A1、514A2 チャネル領域
14B、214B、314B 低抵抗領域
14C1、14C2、214C1、214C2、314C1、314C2 電極部隣接領域
15A、15B、115、215A、215B、315A、315B、415A、415B、515A、515B エッチストップ層
16、116、216、316、416、516 ソース電極
17、117、217、317、417、517 ドレイン電極
18、418、518 接触領域
19A1〜A4、19B、419A1〜A4、419B1〜B4、519A、519B ES層当接領域
20、420 ショート位置

Claims (5)

  1. 基板上にゲート電極、ゲート絶縁膜、酸化物半導体膜、該酸化物半導体膜を保護するエッチストップ層、およびソース電極とドレイン電極を有するソース/ドレイン電極部を、この順に積層してなる薄膜トランジスタであって、
    前記エッチストップ層が構成材料としてSiNxを含み、
    前記酸化物半導体膜は、前記ソース電極と前記ドレイン電極に接する電極部隣接領域を各々有し、
    前記酸化物半導体膜は、前記ソース電極側で前記電極部隣接領域に接する第1のチャネル領域と、前記ドレイン電極側で前記電極部隣接領域に接する第2のチャネル領域とを有し、
    前記酸化物半導体膜はさらに、前記第1のチャネル領域と前記第2のチャネル領域の間に配され、これら2つのチャネル領域の各々の電気抵抗率よりも低い電気抵抗率を有する低抵抗領域を有し、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極の一方と、前記酸化物半導体膜が、前記エッチストップ層の非形成部分において互いに当接する、多角形をなす接触領域を備え、この接触領域を構成する多角形の少なくとも1つの頂点を挟む2つの辺が前記エッチストップ層と接触するように構成されていることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. 前記多角形が矩形であることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  3. 前記エッチストップ層は、前記SiNxの含有量が所定の基準値以上である第1のエッチストップ層と、該SiNxの含有量が該所定の基準値未満である第2のエッチストップ層からなり、該第2のエッチストップ層および該第1のエッチストップ層の順に、前記酸化物半導体膜上に、積層されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜トランジスタ。
  4. 前記第1のエッチストップ層は、水素の含有量が特定の基準値以上であり、前記第2のエッチストップ層は、水素の含有量が該特定の基準値未満であることを特徴とする請求項3に記載の薄膜トランジスタ。
  5. 前記基板の面と平行であって、前記ソース電極と前記ドレイン電極に挟まれた長さが、前記第1のエッチストップ層よりも前記第2のエッチストップ層の方が長く設定されていることを特徴とする請求項3または4に記載の薄膜トランジスタ。
JP2019014077A 2019-01-30 2019-01-30 薄膜トランジスタ Pending JP2020123645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019014077A JP2020123645A (ja) 2019-01-30 2019-01-30 薄膜トランジスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019014077A JP2020123645A (ja) 2019-01-30 2019-01-30 薄膜トランジスタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020123645A true JP2020123645A (ja) 2020-08-13

Family

ID=71993069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019014077A Pending JP2020123645A (ja) 2019-01-30 2019-01-30 薄膜トランジスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020123645A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012117936A1 (ja) * 2011-03-01 2012-09-07 シャープ株式会社 薄膜トランジスタおよびその製造方法、並びに表示装置
JP2016225505A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 株式会社神戸製鋼所 薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびにスパッタリングターゲット
JP2018137423A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 日本放送協会 薄膜トランジスタ、薄膜デバイスおよび薄膜トランジスタの製造方法
JP2018137422A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 日本放送協会 薄膜トランジスタ、薄膜デバイスおよび薄膜トランジスタの製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012117936A1 (ja) * 2011-03-01 2012-09-07 シャープ株式会社 薄膜トランジスタおよびその製造方法、並びに表示装置
JP2016225505A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 株式会社神戸製鋼所 薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびにスパッタリングターゲット
JP2018137423A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 日本放送協会 薄膜トランジスタ、薄膜デバイスおよび薄膜トランジスタの製造方法
JP2018137422A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 日本放送協会 薄膜トランジスタ、薄膜デバイスおよび薄膜トランジスタの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100858088B1 (ko) 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법
JP4919811B2 (ja) ドープされた部分を有する堆積チャネル領域を含むトランジスタ
JP5099739B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製法
TWI406418B (zh) 薄膜電晶體及其製造方法
US9362413B2 (en) MOTFT with un-patterned etch-stop
CN102097486B (zh) 薄膜晶体管及其制造方法以及有机电致发光设备
JP5852307B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製造方法
TWI535034B (zh) 畫素結構及其製作方法
KR101700882B1 (ko) 산화물 반도체 박막 트랜지스터
JP2007284342A (ja) ZnO半導体薄膜及びZnO薄膜トランジスタの製造方法、並びにその方法を適用したZnO薄膜トランジスタ
JP2007281486A (ja) ZnO薄膜トランジスタ
US9991287B2 (en) Thin film transistor array panel
WO2011125940A1 (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
WO2017071658A1 (zh) 一种薄膜晶体管构成的电路结构及制造方法和显示器面板
US9893203B2 (en) Thin film transistor array panel and method for manufacturing the same
TWI497689B (zh) 半導體元件及其製造方法
JP5828911B2 (ja) 半導体装置、表示装置および半導体装置の製造方法
JP2010129881A (ja) 薄膜トランジスタおよびアクティブマトリクス基板
US20180315860A1 (en) Vertical thin-film transistor with multiple-junction channel
CN103972297A (zh) 半导体元件结构及其制造方法
KR20130039945A (ko) 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조 방법
JP7060366B2 (ja) 薄膜デバイス
JP7060365B2 (ja) 薄膜デバイス
JP2020123645A (ja) 薄膜トランジスタ
JP2011258804A (ja) 電界効果型トランジスタ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211223

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20211223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20211223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230725