JP2020123179A - 発注システム、発注サーバー装置及び発注プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】消耗品を発注する。【解決手段】発注サーバー装置は、低残量通知を、第2のクライアント装置から受信し、第1のクライアント装置に対して、発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があるか否かを判断し、第1のクライアント装置に対して発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があると判断すると、第1のクライアント装置に対して消耗品を発注すると判断したときの、第1のクライアント装置が使用中の消耗品の残量である第1の残量を判断し、第1のクライアント装置から、第1のクライアント装置が現在使用中の消耗品の残量である第2の残量を受信し、第2の残量が第1の残量より大きいか小さいかを判断し、第2の残量が第1の残量より大きいと判断すると、第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断し、第2の残量が第2の閾値未満であると判断すると、第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断する。【選択図】図8
Description
本開示は、消耗品を使用するクライアント装置(典型的には、画像形成装置)と、このクライアント装置と通信可能に接続された発注サーバー装置とを含む発注システムに関する。本開示は、さらに、この発注サーバー装置と、この発注サーバー装置が実行する発注プログラムとに関する。
画像形成装置は、消耗品(例えば、トナー)を使用する。
画像形成装置に使用すべき消耗品(例えば、トナー)を過剰に発注しないことが望ましい。
本開示の一形態に係る発注システムは、
それぞれ消耗品を使用し、第1の制御回路を有する複数のクライアント装置と、
前記クライアント装置と通信可能に接続され、第2の制御回路及び記憶装置を有する発注サーバー装置と、
を具備し、
前記複数のクライアント装置の前記第1の制御回路は、それぞれ、
前記クライアント装置が使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になったことを検出すると、
前記残量と、前記使用中の消耗品の使用の成果に関するカウント値とを含む低残量通知を、前記発注サーバー装置に送信し、
前記発注サーバー装置の前記第2の制御回路は、
前記低残量通知を、前記複数のクライアント装置の1つである、第2のクライアント装置から受信し、
前記第2のクライアント装置と異なる第1のクライアント装置に対して、発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があるか否かを判断し、
前記第1のクライアント装置に対して発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があると判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置が使用中の消耗品の残量である第1の残量を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置が現在使用中の消耗品の残量である第2の残量を受信し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいか小さいかを判断し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいと判断すると、前記第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断し、
前記第2の残量が第2の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記第2の残量が第2の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する。
それぞれ消耗品を使用し、第1の制御回路を有する複数のクライアント装置と、
前記クライアント装置と通信可能に接続され、第2の制御回路及び記憶装置を有する発注サーバー装置と、
を具備し、
前記複数のクライアント装置の前記第1の制御回路は、それぞれ、
前記クライアント装置が使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になったことを検出すると、
前記残量と、前記使用中の消耗品の使用の成果に関するカウント値とを含む低残量通知を、前記発注サーバー装置に送信し、
前記発注サーバー装置の前記第2の制御回路は、
前記低残量通知を、前記複数のクライアント装置の1つである、第2のクライアント装置から受信し、
前記第2のクライアント装置と異なる第1のクライアント装置に対して、発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があるか否かを判断し、
前記第1のクライアント装置に対して発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があると判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置が使用中の消耗品の残量である第1の残量を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置が現在使用中の消耗品の残量である第2の残量を受信し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいか小さいかを判断し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいと判断すると、前記第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断し、
前記第2の残量が第2の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記第2の残量が第2の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する。
(1)本実施形態によれば、発注サーバー装置は、低残量通知を、第2のクライアント装置から受信する。発注サーバー装置は、第2のクライアント装置とは異なる第1のクライアント装置に対して、新しい消耗品が発注予定である又は直近の特定期間に発注されたと判断する。第2の残量が第1の残量(第1の閾値未満)より大きく、第2の残量が第2の閾値未満であるケースがある。ユーザーが、第1のクライアント装置に装着されていた消耗品(残量が閾値未満)を、第2のクライアント装置に装着(スワップ)したケースである。このケースでは、発注サーバー装置が、第2のクライアント装置に現在装着されている消耗品が、第1のクライアント装置に装着されていたとき、第1のクライアント装置から、既に低残量通知を受信している。従って、このようなケースでは、発注サーバー装置は、第1のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しているはずである。従って、このようなケースでは、発注サーバー装置は、第2のクライアント装置に対して新しい消耗品を発注しないと判断する。これにより、発注サーバー装置は、消耗品を二重に発注することを防ぐことができる。
前記発注サーバー装置の前記第2の制御回路は、
前記第2の残量が前記第1の残量より小さいと判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して前記消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置のカウント値である第1のカウント値を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置の現在のカウント値である第2のカウント値を受信し、
前記第2のカウント値が前記第1のカウント値より大きいか否かを判断し、
前記第2のカウント値が前記第1のカウント値より大きくないと判断すると、
前記消耗品の特定量に対するカウント値である基準カウント値を判断し、
前記第1の残量から前記第2の残量を減算した値に対して、前記基準カウント値を乗算した値を、予測カウント値として算出し、
前記第2のカウント値から前記第1のカウント値を減算した値と、前記予測カウント値との差の絶対値が、第3の閾値未満であるか否かを判断し、
前記差が前記第3の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記差が前記第3の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する。
前記第2の残量が前記第1の残量より小さいと判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して前記消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置のカウント値である第1のカウント値を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置の現在のカウント値である第2のカウント値を受信し、
前記第2のカウント値が前記第1のカウント値より大きいか否かを判断し、
前記第2のカウント値が前記第1のカウント値より大きくないと判断すると、
前記消耗品の特定量に対するカウント値である基準カウント値を判断し、
前記第1の残量から前記第2の残量を減算した値に対して、前記基準カウント値を乗算した値を、予測カウント値として算出し、
前記第2のカウント値から前記第1のカウント値を減算した値と、前記予測カウント値との差の絶対値が、第3の閾値未満であるか否かを判断し、
前記差が前記第3の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記差が前記第3の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する。
(2)本実施形態によれば、第2のカウント値から第1のカウント値を減算した値(実際の印刷ページ数)と予測カウント値との差が第3の閾値以上であるとは、第1のクライアント装置の実際の印刷ページ数と消耗品の現在の残量について、何らかの矛盾があることを意味する。従って、このようなケースでは、発注サーバー装置は、第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断する。これにより、発注サーバー装置は、消耗品を二重に発注することを防ぐことができる。
前記発注サーバー装置の前記第2の制御回路は、
前記第2のカウント値が前記第1のカウント値より大きいと判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する。
前記第2のカウント値が前記第1のカウント値より大きいと判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する。
(3)本実施形態によれば、第1のクライアント装置の消耗品の第2の残量が第1の残量より小さいなら、消耗品が交換されていない限り、第2のカウント値は第1のカウント値より大きいはずである。言い換えれば、第1のクライアント装置の消耗品の残量が減っているなら、消耗品が交換されていない限り、カウント値は増えている筈である。要するに、第1のクライアント装置について、第2の残量が第1の残量より小さいことと、第2のカウント値は第1のカウント値より大きいこととの間に、何ら矛盾は無い。従って、第2のカウント値が第1のカウント値より大きい場合、発注サーバー装置は、第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する。これにより、発注サーバー装置は、消耗品を二重に発注しないと判断してから、消耗品を発注することができる。
本開示の一形態に係る発注サーバー装置は、
それぞれ消耗品を使用し、第1の制御回路を有する複数のクライアント装置と、
前記クライアント装置と通信可能に接続され、第2の制御回路及び記憶装置を有する発注サーバー装置と、
を具備する発注システムの前記発注サーバー装置であって、
前記複数のクライアント装置の前記第1の制御回路は、それぞれ、
前記クライアント装置が使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になったことを検出すると、
前記残量と、前記使用中の消耗品の使用の成果に関するカウント値とを含む低残量通知を、前記発注サーバー装置に送信し、
前記発注サーバー装置の前記第2の制御回路は、
前記低残量通知を、前記複数のクライアント装置の1つである、第2のクライアント装置から受信し、
前記第2のクライアント装置と異なる第1のクライアント装置に対して、発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があるか否かを判断し、
前記第1のクライアント装置に対して発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があると判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置が使用中の消耗品の残量である第1の残量を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置が現在使用中の消耗品の残量である第2の残量を受信し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいか小さいかを判断し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいと判断すると、前記第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断し、
前記第2の残量が第2の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記第2の残量が第2の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する。
それぞれ消耗品を使用し、第1の制御回路を有する複数のクライアント装置と、
前記クライアント装置と通信可能に接続され、第2の制御回路及び記憶装置を有する発注サーバー装置と、
を具備する発注システムの前記発注サーバー装置であって、
前記複数のクライアント装置の前記第1の制御回路は、それぞれ、
前記クライアント装置が使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になったことを検出すると、
前記残量と、前記使用中の消耗品の使用の成果に関するカウント値とを含む低残量通知を、前記発注サーバー装置に送信し、
前記発注サーバー装置の前記第2の制御回路は、
前記低残量通知を、前記複数のクライアント装置の1つである、第2のクライアント装置から受信し、
前記第2のクライアント装置と異なる第1のクライアント装置に対して、発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があるか否かを判断し、
前記第1のクライアント装置に対して発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があると判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置が使用中の消耗品の残量である第1の残量を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置が現在使用中の消耗品の残量である第2の残量を受信し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいか小さいかを判断し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいと判断すると、前記第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断し、
前記第2の残量が第2の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記第2の残量が第2の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する。
本開示の一形態に係る発注プログラムは、
それぞれ消耗品を使用し、それぞれ、
前記クライアント装置が使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になったことを検出すると、
前記残量と、前記使用中の消耗品の使用の成果に関するカウント値とを含む低残量通知を、前記発注サーバー装置に送信する
第1の制御回路を有する複数のクライアント装置と通信可能に接続された
発注サーバー装置の第2の制御回路を、
前記低残量通知を、前記複数のクライアント装置の1つである、第2のクライアント装置から受信し、
前記第2のクライアント装置と異なる第1のクライアント装置に対して、発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があるか否かを判断し、
前記第1のクライアント装置に対して発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があると判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置が使用中の消耗品の残量である第1の残量を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置が現在使用中の消耗品の残量である第2の残量を受信し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいか小さいかを判断し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいと判断すると、前記第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断し、
前記第2の残量が第2の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記第2の残量が第2の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する
よう動作させる。
それぞれ消耗品を使用し、それぞれ、
前記クライアント装置が使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になったことを検出すると、
前記残量と、前記使用中の消耗品の使用の成果に関するカウント値とを含む低残量通知を、前記発注サーバー装置に送信する
第1の制御回路を有する複数のクライアント装置と通信可能に接続された
発注サーバー装置の第2の制御回路を、
前記低残量通知を、前記複数のクライアント装置の1つである、第2のクライアント装置から受信し、
前記第2のクライアント装置と異なる第1のクライアント装置に対して、発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があるか否かを判断し、
前記第1のクライアント装置に対して発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があると判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置が使用中の消耗品の残量である第1の残量を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置が現在使用中の消耗品の残量である第2の残量を受信し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいか小さいかを判断し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいと判断すると、前記第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断し、
前記第2の残量が第2の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記第2の残量が第2の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する
よう動作させる。
本開示によれば、画像形成装置に使用すべき消耗品(例えば、トナー)を過剰に発注しないことを図れる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
1.発注システム
図1は、本開示の一実施形態に係る発注システムを模式的に示す。
発注システム1は、複数のクライアント装置10、発注サーバー装置20、在庫管理サーバー装置30を有する。複数のクライアント装置10、発注サーバー装置20、在庫管理サーバー装置30は、インターネットを含むネットワークNに接続される。以下、複数のクライアント装置10を区別する必要が無い場合、単に1つのクライアント装置10を図示および説明する。
クライアント装置10は、例えば、画像形成装置(典型的には、MFP(Multifunction Peripheral))である。以下、クライアント装置10を「画像形成装置10」と称する。画像形成装置10は、消耗品を使用する。本実施形態では、「消耗品」は、トナーである。複数の画像形成装置10を使用するユーザーは共通である。例えば、複数の画像形成装置10は、オフィス内に設置され、共通のユーザー(例えば、オフィスの従業員)により使用される。以下の説明において、複数の画像形成装置10を区別しないときは単に「画像形成装置10」と称する。複数の画像形成装置10を区別するときは「第1の画像形成装置10A」及び「第2の画像形成装置10B」と称する。
発注サーバー装置20は、画像形成装置10が使用中の消耗品の残量に応じて、画像形成装置10が使用すべき消耗品を発注するための発注要求を、在庫管理サーバー装置30に送信する。
在庫管理サーバー装置30は、消耗品のディストリビューター(販売者)が使用する。在庫管理サーバー装置30は、発注サーバー装置20から発注要求を受信し、発送要求を端末装置(消耗品を発送する現場(倉庫等)の従業員が使用する。図示せず。)に送信し、消耗品の在庫を管理する。
2.画像形成装置のハードウェア構成
図2は、画像形成装置のハードウェア構成を示す。
画像形成装置10は、制御回路100(第1の制御回路)を備える。制御回路100は、プロセッサーであるCPU11a(Central Processing Unit)、RAM11b(Random Access Memory)、メモリーであるROM11c(Read Only Memory)及び専用のハードウェア回路等から構成され、画像形成装置10の全体的な動作制御を司る。CPU11aは、ROM11cが記憶する情報処理プログラムをRAM11bにロードして実行する。ROM11cは、CPU11aが実行するプログラムやデータなどを固定的に記憶する。ROM11cは、非一過性のコンピューター読み取り可能な記録媒体の一例である。
制御回路100は、GPS(Global Positioning System)受信装置11、画像読取部12(イメージスキャナー)、画像処理部14(GPU(Graphics Processing Unit)を含む)、画像メモリー15、画像形成部16(プリンター)、表示部17aを備える操作部17(タッチパネル)、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量の不揮発性の記憶装置18、ファクシミリ通信部19及びネットワーク通信インターフェース13等と接続されている。制御回路100は、接続されている上記各部の動作制御や、各部との間での信号又はデータの送受信を行う。
3.発注サーバー装置のハードウェア構成
図3は、発注サーバー装置のハードウェア構成を示す。
発注サーバー装置20は、CPU21、ROM22、RAM23、HDDやSSD等の大容量の不揮発性の記憶装置24、ネットワーク通信インターフェース25、操作装置26及び表示装置27と、これらを相互に接続するバス28とを有する。
CPU21、ROM22、及びRAM23は、制御回路200(第2の制御回路)を構成する。CPU21は、ROM22が記憶する情報処理プログラムをRAM23にロードして実行する。ROM22は、CPU21が実行するプログラムやデータなどを固定的に記憶する。ROM22は、非一過性のコンピューター読み取り可能な記録媒体の一例である。
4.在庫管理サーバー装置のハードウェア構成
図4は、在庫管理サーバー装置のハードウェア構成を示す。
在庫管理サーバー装置30は、CPU31、ROM32、RAM33、SSD等の大容量の不揮発性の記憶装置34、ネットワーク通信インターフェース35、操作装置36及び表示装置37(タッチパネル)並びにGPS受信装置39と、これらを相互に接続するバス38とを有する。
CPU31、ROM32、及びRAM33は、制御回路300を構成する。CPU31は、ROM32が記憶する情報処理プログラムをRAM33にロードして実行する。ROM32は、CPU31が実行するプログラムやデータなどを固定的に記憶する。ROM32は、非一過性のコンピューター読み取り可能な記録媒体の一例である。
5.発注システムの機能的構成
図5は、発注システムの機能的構成を示す。
画像形成装置10の制御回路100(第1の制御回路)において、CPU11aは、ROM11cが記憶する情報処理プログラムをRAM11bにロードして実行することにより、消耗品判断部101及び消耗品通知生成部102として動作する。
発注サーバー装置20の制御回路200(第2の制御回路)において、CPU21は、ROM22が記憶する情報処理プログラム(発注プログラム)をRAM23にロードして実行することにより、発注判断部201及び発注部202として動作する。
図6は、画像形成装置のログを示す。
発注サーバー装置20の記憶装置24は、画像形成装置10のログ210を記憶する。ログ210は、互いに関連付けられた、クライアント識別子211、日時212、残量213、カウント値214、発注フラグ215を含む。
クライアント識別子211は、画像形成装置10を一意に識別する。残量213は、画像形成装置10が使用中の消耗品の残量である。カウント値は、画像形成装置10が使用中の消耗品の使用の成果に関する。具体的には、カウント値214は、消耗品(トナー)の使用の成果である印刷ページ数をカウントした値である。発注フラグ215は、残量213及びカウント値214に基づき新しい消耗品が発注された場合、オンが登録され、新しい消耗品が発注されない場合、オンは登録されない。
7.発注システムの動作フロー
図7は、画像形成装置の動作フローを示す。
(1)第1の画像形成装置が使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になった場合の動作フロー
第1の画像形成装置10Aの消耗品判断部101は、使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になったと判断する(ステップS101、YES)。「第1の閾値」は、例えば、5〜30%程度とすればよい。
第1の画像形成装置10Aの消耗品通知生成部102は、使用中の消耗品の残量が閾値未満になったことを示す低残量通知を生成する。低残量通知は、クライアント識別子と、日時と、残量と、カウント値とを含む。消耗品通知生成部102は、生成した低残量通知を、発注サーバー装置20にネットワークNを介して送信する(ステップS102)。
図8は、発注サーバー装置の動作フローを示す。
発注サーバー装置20の発注判断部201は、低残量通知を、第1の画像形成装置10AからネットワークNを介して受信する(ステップS201)。
発注判断部201は、第1の画像形成装置10Aから受信した低残量通知に含まれる日時212、残量213及びカウント値214を、低残量通知に含まれるクライアント識別子211に関連付けて、記憶装置24にログ210として記憶する(ステップS202)。
発注判断部201は、ログ210のクライアント識別子211、日時212及び発注フラグ215を参照し、第1の画像形成装置10Aのクライアント識別子とは異なるクライアント識別子211に関連付けて、直近の特定期間に発注フラグ215としてオンが登録されたか否かを判断する。言い換えれば、発注判断部201は、第1の画像形成装置10Aとは異なる画像形成装置10に対して、新しい消耗品が発注予定又は直近の特定期間に発注されたか否かを判断する(ステップS203)。
発注判断部201は、第1の画像形成装置10Aのクライアント識別子とは異なるクライアント識別子211に関連付けて、直近の特定期間に発注フラグ215としてオンが登録されていないと判断する。言い換えれば、発注判断部201は、第1の画像形成装置10Aとは異なる画像形成装置10に対して、新しい消耗品が発注予定でない又は直近の特定期間に発注されていないと判断する(ステップS203、NO)。この場合、発注判断部201は、第1の画像形成装置10Aに対して、新しい消耗品を発注すると判断し、発注フラグ215としてオンを登録する。発注サーバー装置20の発注部202は、在庫管理サーバー装置30にネットワークNを介して、第1の画像形成装置10Aに対して新しい消耗品を発注する(ステップS210)。
(2)第1の画像形成装置が使用中の消耗品(残量が閾値未満)が、第2の画像形成装置に装着される場合の動作フロー
第1の画像形成装置10Aが使用中の消耗品(残量が閾値未満)が、第2の画像形成装置10Bに装着される場合として、以下のケースが想定される。ユーザーは、第1の画像形成装置10Aを使用したいが、使用中の消耗品の残量が閾値未満である。そこで、ユーザーは、第1の画像形成装置10Aが使用中の消耗品と、第2の画像形成装置10Bが使用中の消耗品とをスワップする。言い換えれば、ユーザーは、第1の画像形成装置10Aが使用中の消耗品を、第1の画像形成装置10Aから取り外し、第2の画像形成装置10Bに装着する。一方、ユーザーは、第2の画像形成装置10Bが使用中の消耗品を、第2の画像形成装置10Bから取り外し、第1の画像形成装置10Aに装着する。
その結果、第2の画像形成装置10Bの消耗品判断部101は、消耗品の残量が閾値未満になったと判断することになる(ステップS101、YES)。そして、消耗品通知生成部102は、低残量通知を、発注サーバー装置20にネットワークNを介して送信する(ステップS102)。
発注サーバー装置20の発注判断部201は、低残量通知を、第2の画像形成装置10BからネットワークNを介して受信する(ステップS201)。
発注判断部201は、第2の画像形成装置10Bから受信した低残量通知に含まれる日時212、残量213及びカウント値214を、低残量通知に含まれるクライアント識別子211に関連付けて、記憶装置24にログ210として記憶する(ステップS202)。
発注判断部201は、ログ210のクライアント識別子211、日時212及び発注フラグ215を参照し、第2の画像形成装置10Bのクライアント識別子とは異なるクライアント識別子211に関連付けて、直近の特定期間に発注フラグ215としてオンが登録されたか否かを判断する。言い換えれば、発注判断部201は、第2の画像形成装置10Bとは異なる画像形成装置10に対して、新しい消耗品が発注予定又は直近の特定期間に発注されたか否かを判断する(ステップS203)。
本例の場合、発注判断部201は、第2の画像形成装置10Bのクライアント識別子とは異なる第1の画像形成装置10Aのクライアント識別子211に関連付けて、直近の特定期間に発注フラグ215としてオンが登録されていると判断する。言い換えれば、発注判断部201は、第2の画像形成装置10Bとは異なる第1の画像形成装置10Aに対して、新しい消耗品が発注予定である又は直近の特定期間に発注されたと判断する(ステップS203、YES)。
すると、発注判断部201は、直近の特定期間に発注フラグ215としてオンが登録されているクライアント識別子211に関連付けられた残量213を、ログ210から読み出す。この残量213は、即ち、発注判断部201が第1の画像形成装置10Aに対して消耗品を発注すると判断したときの、第1の画像形成装置10Aが使用中の消耗品の残量である残量(第1の残量と称する)である。逆に言えば、第1の残量は、消耗品を発注すると判断したときの残量であるため、必ず、第1の閾値未満である。また、発注判断部201は、第1の画像形成装置10Aに、第1の画像形成装置10Aが現在使用中の消耗品の残量(第2の残量と称する)を、ネットワークNを介して問い合わせ、受信する。発注判断部201は、第2の残量が第1の残量より大きいか、小さいか、同じかを判断する(ステップS204、ステップS205)。
第2の残量が第1の残量(第1の閾値未満)より大きいとは、必ず、第1の画像形成装置10Aに別の消耗品が装着されたことを意味する(ステップS204、YES)。一方、第2の残量が第1の残量(第1の閾値未満)より小さいとは、第1の画像形成装置10Aの消耗品は取り換えられておらず、且つ、消耗品が使用され続けている可能性が高いことを意味する(ステップS205、YES)。一方、第2の残量が第1の残量と同じとは、第1の画像形成装置10Aの消耗品は取り換えられておらず、且つ、消耗品が使用されていない可能性が高いことを意味する(ステップS205、NO)。
第2の残量が第1の残量と同じである場合(ステップS205、NO)、発注判断部201は、第2の画像形成装置10Bに対して、新しい消耗品を発注すると判断し、発注フラグ215としてオンを登録する。発注サーバー装置20の発注部202は、在庫管理サーバー装置30にネットワークNを介して、第2の画像形成装置10Bに対して新しい消耗品を発注する(ステップS210)。
一方、第2の残量が第1の残量(第1の閾値未満)より大きい場合(ステップS204、YES)、発注判断部201は、第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断する(ステップS206)。「第2の閾値」は、典型的には、100%又は100%よりわずかに小さい値である。
第2の残量が第2の閾値以上であるとは、第1の画像形成装置10Aに、新しい消耗品(典型的には、第1の画像形成装置10Aに対して発注された消耗品)が装着されたことを意味する(ステップS206、NO)。一方、第2の残量が第2の閾値未満であるとは、第1の画像形成装置10Aに、別の画像形成装置10(本例では、第2の画像形成装置10B)が使用中(使いかけ)の消耗品が装着されたことを意味する(ステップS206、YES)。
第2の残量が第2の閾値以上である場合(ステップS206、NO)、発注判断部201は、第2の画像形成装置10Bに対して、新しい消耗品を発注すると判断し、発注フラグ215としてオンを登録する。発注サーバー装置20の発注部202は、在庫管理サーバー装置30にネットワークNを介して、第2の画像形成装置10Bに対して新しい消耗品を発注する(ステップS210)。
一方、第2の残量が第2の閾値未満である場合(ステップS206、YES)、発注判断部201は、第2の画像形成装置10Bに対して、新しい消耗品を発注しないと判断する(END)。
一方、第2の残量が第1の残量(第1の閾値未満)より小さい場合(ステップS205、YES)、発注判断部201は、直近の特定期間に発注フラグ215としてオンが登録されているクライアント識別子211に関連付けられたカウント値214を、ログ210から読み出す。このカウント値214は、即ち、発注判断部201が第1の画像形成装置10Aに対して消耗品を発注すると判断したときの、第1の画像形成装置10Aが使用中の消耗品のカウント値(第1のカウント値と称する)である。また、発注判断部201は、第1の画像形成装置10Aに、第1の画像形成装置10Aが現在使用中の消耗品のカウント値(第2のカウント値と称する)を、ネットワークNを介して問い合わせ、受信する。発注判断部201は、第2のカウント値が第1のカウント値より大きいか否かを判断する(ステップS207)。
上述のように、カウント値は、消耗品(トナー)の使用の成果である印刷ページ数をカウントした値である。従って、消耗品の第2の残量が第1の残量より小さいなら(ステップS205、YES)、消耗品が交換されていない限り、第2のカウント値は第1のカウント値より大きいはずである(ステップS207、YES)。言い換えれば、消耗品の残量が減っているなら、消耗品が交換されていない限り、カウント値は増えている筈である。要するに、第1の画像形成装置10Aについて、第2の残量が第1の残量より小さいことと(ステップS205、YES)、第2のカウント値は第1のカウント値より大きいこと(ステップS207、YES)との間に、何ら矛盾は無い。
従って、第2のカウント値が第1のカウント値より大きい場合(ステップS207、YES)、発注判断部201は、第2の画像形成装置10Bに対して、新しい消耗品を発注すると判断し、発注フラグ215としてオンを登録する。発注サーバー装置20の発注部202は、在庫管理サーバー装置30にネットワークNを介して、第2の画像形成装置10Bに対して新しい消耗品を発注する(ステップS210)。
一方、第2のカウント値が第1のカウント値より大きくない(典型的には、同じ値)とは(ステップS207、NO)、消耗品の第2の残量が第1の残量より小さい(言い換えれば、消耗品の残量が減っている)にも拘らず(ステップS205、YES)、カウント値が変わらないことを意味する。これは、第1の画像形成装置10Aに、別の画像形成装置10(本例では、第2の画像形成装置10B)が使用中(使いかけ)の消耗品が装着されたことを意味する。
第2のカウント値が第1のカウント値より大きくない(典型的には、同じ値)場合(ステップS207、NO)、発注判断部201は、複数の画像形成装置10に関するログ210の残量213及びカウント値214を参照し、複数の画像形成装置10に関する、消耗品の特定量に対するカウント値である基準カウント値を判断する(ステップS208)。具体的には、発注判断部201は、消耗品(トナー)の特定量(1%)に対するカウント値(ページ数)である基準カウント値を判断する。
「基準カウント値」の具体例を説明する。ある画像形成装置10のカウント値214が5000ページであり、残量213が2%であると仮定する。これは、5000ページ印刷するのに、トナーを98%使用したことを意味する。従って、トナー1%当たりの印刷可能ページ数は、5000÷98=51.02枚である。
別の画像形成装置10のカウント値214が4800ページであり、残量213が6%であると仮定する。これは、4800ページ印刷するのに、トナーを94%使用したことを意味する。従って、トナー1%当たりの印刷可能ページ数は、5000÷94=51.06枚である。
従って、基準カウント値は、(51.02+51.06)÷2=51.04≒51ページと算出される(ステップS208)。
発注判断部201は、第1の画像形成装置10Aの第1の残量(発注時の残量)から第2の残量(現在の残量)を減算した値に対して、基準カウント値を乗算した値を、予測カウント値として算出する。発注判断部201は、第1の画像形成装置10Aの第2のカウント値(現在のカウント値)から第1のカウント値(発注時のカウント値)を減算した値と、予測カウント値との差(絶対値)を算出する。発注判断部201は、この差が、第3の閾値未満であるか否かを判断する(ステップS209)。
具体例を説明する。第1の画像形成装置10Aの第1の残量(発注時の残量)を50%と仮定し、第1の画像形成装置10Aの第2の残量(現在の残量)を30%と仮定する。第1の残量から第2の残量を減算した値は、50%−30%=20%である。20%×51ページ(基準カウント値)=1020ページ(予測カウント値)である。「予測カウント値」は、トナーが20%減少したということは、51ページ×20%=1020ページ(程度)印刷したであろうという予測を意味する。発注判断部201は、第1の画像形成装置10Aの第2のカウント値(現在のカウント値)から第1のカウント値(発注時のカウント値)を減算した値、即ち、実際の印刷ページ数を算出する。発注判断部201は、実際の印刷ページ数と予測カウント値との差が、第3の閾値(例えば、100ページ以下の値)未満であるか否かを判断する(ステップS209)。
実際の印刷ページ数と予測カウント値との差が第3の閾値未満であるとは、第1の画像形成装置10Aの実際の印刷ページ数と消耗品の現在の残量について、何ら矛盾が無いことを意味する(ステップS209、YES)。一方、実際の印刷ページ数と予測カウント値との差が第3の閾値以上であるとは、第1の画像形成装置10Aの実際の印刷ページ数と消耗品の現在の残量について、何らかの矛盾があることを意味する(ステップS209、NO)。
従って、実際の印刷ページ数と予測カウント値との差が第3の閾値未満である場合(ステップS209、YES)、発注判断部201は、第2の画像形成装置10Bに対して、新しい消耗品を発注すると判断し、発注フラグ215としてオンを登録する。発注サーバー装置20の発注部202は、在庫管理サーバー装置30にネットワークNを介して、第2の画像形成装置10Bに対して新しい消耗品を発注する(ステップS210)。
一方、実際の印刷ページ数と予測カウント値との差が第3の閾値以上である場合(ステップS209、NO)、発注判断部201は、第2の画像形成装置10Bに対して、新しい消耗品を発注しないと判断する(END)。
8.結語
(1)本実施形態によれば、発注サーバー装置20は、低残量通知を、第1の画像形成装置10Aから受信する(ステップS201)。発注サーバー装置20は、第2の画像形成装置10Bとは異なる第1の画像形成装置10Aに対して、新しい消耗品が発注予定である又は直近の特定期間に発注されたと判断する(ステップS203、YES)。第2の残量が第1の残量(第1の閾値未満)より大きく(ステップS204、YES)、第2の残量が第2の閾値未満であるケースがある(ステップS206、YES)。ユーザーが、第1の画像形成装置10Aに装着されていた消耗品(残量が閾値未満)を、第2の画像形成装置10Bに装着(スワップ)したケースである。このケースでは、発注サーバー装置20が、第2の画像形成装置10Bに現在装着されている消耗品が、第1の画像形成装置10Aに装着されていたとき、第1の画像形成装置10Aから、既に低残量通知を受信している。従って、このようなケースでは、発注サーバー装置20は、第1の画像形成装置10Aに対して、新しい消耗品を発注しているはずである(ステップS210)。従って、このようなケースでは、発注サーバー装置20は、新しい消耗品を発注しないと判断する(END)。これにより、発注サーバー装置20は、消耗品を二重に発注することを防ぐことができる。
(2)本実施形態によれば、第2のカウント値から第1のカウント値を減算した値(実際の印刷ページ数)と予測カウント値との差が第3の閾値以上であるとは、第1の画像形成装置10Aの実際の印刷ページ数と消耗品の現在の残量について、何らかの矛盾があることを意味する(ステップS209、NO)。従って、このようなケースでは、発注サーバー装置20は、新しい消耗品を発注しないと判断する(END)。これにより、発注サーバー装置20は、消耗品を二重に発注することを防ぐことができる。
(3)本実施形態によれば、消耗品の第2の残量が第1の残量より小さいなら(ステップS205、YES)、消耗品が交換されていない限り、第2のカウント値は第1のカウント値より大きいはずである(ステップS207、YES)。言い換えれば、消耗品の残量が減っているなら、消耗品が交換されていない限り、カウント値は増えている筈である。要するに、第1の画像形成装置10Aについて、第2の残量が第1の残量より小さいことと(ステップS205、YES)、第2のカウント値は第1のカウント値より大きいこと(ステップS207、YES)との間に、何ら矛盾は無い。従って、第2のカウント値が第1のカウント値より大きい場合(ステップS207、YES)、発注サーバー装置20は、第2の画像形成装置10Bに対して、新しい消耗品を発注すると判断する。これにより、発注サーバー装置20は、消耗品を二重に発注しないと判断してから、消耗品を発注することができる。
本技術の各実施形態及び各変形例について上に説明したが、本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
発注システム1
クライアント装置(画像形成装置)10、10A、10B
発注サーバー装置20
在庫管理サーバー装置30
消耗品判断部101
消耗品通知生成部102
発注判断部201
発注部202
クライアント装置(画像形成装置)10、10A、10B
発注サーバー装置20
在庫管理サーバー装置30
消耗品判断部101
消耗品通知生成部102
発注判断部201
発注部202
Claims (5)
- それぞれ消耗品を使用し、第1の制御回路を有する複数のクライアント装置と、
前記クライアント装置と通信可能に接続され、第2の制御回路及び記憶装置を有する発注サーバー装置と、
を具備し、
前記複数のクライアント装置の前記第1の制御回路は、それぞれ、
前記クライアント装置が使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になったことを検出すると、
前記残量と、前記使用中の消耗品の使用の成果に関するカウント値とを含む低残量通知を、前記発注サーバー装置に送信し、
前記発注サーバー装置の前記第2の制御回路は、
前記低残量通知を、前記複数のクライアント装置の1つである、第2のクライアント装置から受信し、
前記第2のクライアント装置と異なる第1のクライアント装置に対して、発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があるか否かを判断し、
前記第1のクライアント装置に対して発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があると判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置が使用中の消耗品の残量である第1の残量を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置が現在使用中の消耗品の残量である第2の残量を受信し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいか小さいかを判断し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいと判断すると、前記第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断し、
前記第2の残量が第2の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記第2の残量が第2の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する
発注システム。 - 請求項1に記載の発注システムであって、
前記発注サーバー装置の前記第2の制御回路は、
前記第2の残量が前記第1の残量より小さいと判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して前記消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置のカウント値である第1のカウント値を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置の現在のカウント値である第2のカウント値を受信し、
前記第2のカウント値が前記第1のカウント値より大きいか否かを判断し、
前記第2のカウント値が前記第1のカウント値より大きくないと判断すると、
前記消耗品の特定量に対するカウント値である基準カウント値を判断し、
前記第1の残量から前記第2の残量を減算した値に対して、前記基準カウント値を乗算した値を、予測カウント値として算出し、
前記第2のカウント値から前記第1のカウント値を減算した値と、前記予測カウント値との差の絶対値が、第3の閾値未満であるか否かを判断し、
前記差が前記第3の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記差が前記第3の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する
発注システム。 - 請求項2に記載の発注システムであって、
前記発注サーバー装置の前記第2の制御回路は、
前記第2のカウント値が前記第1のカウント値より大きいと判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する
発注システム。 - それぞれ消耗品を使用し、第1の制御回路を有する複数のクライアント装置と、
前記クライアント装置と通信可能に接続され、第2の制御回路及び記憶装置を有する発注サーバー装置と、
を具備する発注システムの前記発注サーバー装置であって、
前記複数のクライアント装置の前記第1の制御回路は、それぞれ、
前記クライアント装置が使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になったことを検出すると、
前記残量と、前記使用中の消耗品の使用の成果に関するカウント値とを含む低残量通知を、前記発注サーバー装置に送信し、
前記発注サーバー装置の前記第2の制御回路は、
前記低残量通知を、前記複数のクライアント装置の1つである、第2のクライアント装置から受信し、
前記第2のクライアント装置と異なる第1のクライアント装置に対して、発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があるか否かを判断し、
前記第1のクライアント装置に対して発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があると判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置が使用中の消耗品の残量である第1の残量を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置が現在使用中の消耗品の残量である第2の残量を受信し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいか小さいかを判断し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいと判断すると、前記第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断し、
前記第2の残量が第2の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記第2の残量が第2の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する
発注サーバー装置。 - それぞれ消耗品を使用し、それぞれ、
前記クライアント装置が使用中の消耗品の残量が第1の閾値未満になったことを検出すると、
前記残量と、前記使用中の消耗品の使用の成果に関するカウント値とを含む低残量通知を、前記発注サーバー装置に送信する
第1の制御回路を有する複数のクライアント装置と通信可能に接続された
発注サーバー装置の第2の制御回路を、
前記低残量通知を、前記複数のクライアント装置の1つである、第2のクライアント装置から受信し、
前記第2のクライアント装置と異なる第1のクライアント装置に対して、発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があるか否かを判断し、
前記第1のクライアント装置に対して発注予定又は直近の特定期間に発注済みの消耗品があると判断すると、
前記第1のクライアント装置に対して消耗品を発注すると判断したときの、前記第1のクライアント装置が使用中の消耗品の残量である第1の残量を判断し、
前記第1のクライアント装置から、前記第1のクライアント装置が現在使用中の消耗品の残量である第2の残量を受信し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいか小さいかを判断し、
前記第2の残量が前記第1の残量より大きいと判断すると、前記第2の残量が第2の閾値未満であるか否かを判断し、
前記第2の残量が第2の閾値未満であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注しないと判断し、
前記第2の残量が第2の閾値以上であると判断すると、前記第2のクライアント装置に対して、新しい消耗品を発注すると判断する
よう動作させる発注プログラム。
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