JP2020121905A - リチウム複合酸化物及びその用途 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高エネルギー密度のリチウム二次電池用正極材料に好適なリチウム複合酸化物と高エネルギー密度のリチウム二次電池を提供する。【解決手段】 金属酸化物で被覆されたリチウム複合酸化物であって、当該リチウム複合酸化物が化学式Li1+XM1YM2ZO2(式中、M1はMg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、CuおよびZnからなる群より選択されるひとつ以上の元素、M2はMg、Ca、Ti、V、Cr、Mn、Fe、NiおよびCoからなる群より選択されるひとつ以上の元素、X、Y、Zはそれぞれ0<X≦1/3、0≦Y≦2/3、0≦Z≦2/3であり、X+Y+Z=1を満たす。)で表され、かつ結晶構造が単斜晶(空間群C2/m)に帰属し、金属酸化物の被覆量がリチウム複合酸化物に対して0.05〜20.0重量パーセントであることを特徴とするリチウム複合酸化物、及び金属酸化物で被覆されたリチウム複合酸化物を含有する正極とするリチウム二次電池。【選択図】 なし
Description
本発明は、リチウム複合酸化物及びその用途に関するものであり、より詳しくは、金属酸化物を被覆したリチウム複合酸化物及びこれを電極に用いるリチウム二次電池に関する。
リチウム二次電池は他の蓄電池に比べてエネルギー密度が高いことから、携帯端末用の蓄電池として幅広く使用されている。最近では、定置用や車載用といった大型で大容量が必要とされる用途への適用も進められている。
高エネルギー密度化を目指すリチウム二次電池の正極材料としては、リチウム(Li)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、マンガン(Mn)、及び酸素から成るNCM材料(特許文献1)や、Li、Ni、アルミニウム(Al)、Co及び酸素から成るNCA材料(特許文献2)が使用されている。これらの材料はいずれもLiが占有している層とLi以外の金属元素が占有している層とが、酸素が占有している層を挟んで交互に積層した層状構造のR3−mに帰属する層状岩塩型結晶系の化合物である。構造上、NCMやNCAは、含まれるLiの80%以上を充電で取り除くと酸素層間の静電反発が強まり、結晶構造が不可逆的に変化し、充放電容量が大きく低下する。このため、電気化学容量としてはLi含有量から算出される電気化学容量の高々80%程度であり、放電容量200〜220mAh/gが現実に利用できる上限となる。
正極材料の更なる高エネルギー密度化を目指して、Li過剰組成のLi2MnO3を使用する検討が行われている。Li2MnO3は、NCAやNCMに比べてLi過剰組成であることから高容量が期待されている。Li2MnO3は、Li[Li1/3Mn2/3]O2と標記され、Li過剰層組成層状岩塩型結晶の空間群C2/mの単斜晶系に帰属する。Li過剰組成のため層状岩塩型結晶に比べて結晶の対称性が低下し、層状岩塩型結晶の回折ピークに加えて、対称性低下に対応した回折パターンを示すことが特徴である。CuKα線を使用した粉末X線回折測定では、回折角の2θが20°から35°の領域に固有の回折パターンを示す。
Li2MnO3は、現実には、初期250mAh/gの高い放電容量が得られるものの、充放電サイクルが進むにつれて急激な容量低下が起こることが報告されている。サイクルに対する容量の低下が大きい原因として、充電時に生じる酸素の離脱とそれに伴う遷移金属元素の結晶構造内移動による結晶相の立方晶スピネル相(Fd3−m)への変化が関係していると考えられている(非特許文献1)。
一方、Li2MnO3はLi過剰組成であることを除くと同じ層状岩塩型結晶系に属することから、層状岩塩型結晶系の化合物と固溶体を形成させることが可能である。例えば、NCMや層状岩塩型結晶系のリチウムニッケルマンガン酸化物(LiNi1/2Mn1/2O2)との固溶体とみなせるLi過剰組成のNi、Co、Mn酸化物やLi過剰組成のNi、Mn酸化物が検討されている。固溶体のNi、Coの原子価は理論上それぞれ、+2、+3価となり、MnはLi2MnO3中のMnと同じ+4価で高容量の性質が維持される。
上記した固溶体の研究は、Li2MnO3が本来備えている高容量の特性とNCMやリチウムニッケルマンガン酸化物が備えている可逆性の両立を狙ったものであるが、初回サイクルで250mAh/gを越える高い放電容量が得られるものの、依然、NCMやLi、Ni、Mn酸化物に比べると充放電サイクルに対する容量の低下が大きく(非特許文献2)、酸素離脱や結晶相変化の抑制が課題となる。
固溶体の酸素脱離を抑制する方法として、固溶体表面を金属酸化物で被覆することが提案されている(特許文献3)。固溶体表層に被覆層を存在させることで酸素脱離を抑制し、これにより酸素脱離反応に伴う遷移金属溶出を抑えることを目的とした提案で、遷移金属溶出を抑えることで、固溶体結晶相を単斜晶から立方晶スピネル相に変換し易くすることが目的とされている。
本発明者らの検討によれば、固溶体正極材料の結晶構造のスピネル相への相変化は、固溶体正極材料の性能低下を招く要因のひとつであることが分かっており、当該提案では金属酸化物被覆による改善効果は十分に発現しない。
Denis Y.W.Yu et al,Electrochemical Activities in Li2MnO3,Journal of The Electrochemical Society,156(6),A417−A424(2009)
Michael M.Thackeray,et al,Li2MnO3−stabilized LiMO2(M=Mn,Ni,Co)electrodes for lithium−ionbatteries,The Royal Society of Chemistry,17,3112−3125(2007)
本発明の目的は、高容量を安定に発現するリチウム複合酸化物を提供するものであり、さらには、リチウム複合酸化物を正極に用いる高エネルギー密度のリチウム二次電池を提供するものである。
本発明者らは、リチウム複合酸化物について鋭意検討を重ねた。その結果、下記を要旨とする本発明が、上記した課題を達成しうることを見出した。すなわち、本発明は、金属酸化物で被覆されたリチウム複合酸化物であって、当該リチウム複合酸化物が化学式Li1+XM1 YM2 ZO2(式中、M1はMg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、CuおよびZnからなる群より選択されるひとつ以上の元素、M2はMg、Ca、Ti、V、Cr、Mn、Fe、NiおよびCoからなる群より選択されるひとつ以上の元素、X、Y、Zはそれぞれ0<X≦1/3、0≦Y≦2/3、0≦Z≦2/3であり、X+Y+Z=1を満たす。)で表され、かつ、結晶構造が単斜晶(空間群C2/m)に帰属し、金属酸化物の被覆量がリチウム複合酸化物に対して0.05〜20.0重量パーセントであることを特徴とするリチウム複合酸化物、及びその用途である。
本発明のリチウム複合酸化物は、これをリチウム二次電池用正極材料に使用する場合、従来に比べて、極めて高い容量での充電・放電が可能になり高エネルギー密度を有するリチウム二次電池の提供が可能になる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のリチウム複合酸化物は、金属酸化物で被覆されているものである。本発明のリチウム複合酸化物の表層が金属酸化物で被覆されていることで、リチウム複合酸化物からの酸素脱離がより抑制される。さらに、リチウム複合酸化物と表層の金属酸化物との界面におけるLi+イオンの拡散性が向上して界面抵抗が減少し、充放電容量の増加や出力性能の向上が図れる。
リチウム複合酸化物の表層を被覆する金属酸化物は、Li、Al、Mn、Ni、Si、Ti、VおよびZrからなる群より選択される金属元素のひとつ以上を含むものである。好ましくは、Li、Al、Si、Tiで、より好ましくはLi、Al、Tiである。被覆する金属酸化物の性状には特に制限はなく、結晶質性のもの、結晶性で多孔性のもの、結晶性で緻密な状態のもの、非晶質性のもの、非晶質性で多孔性のもの、非晶質性で緻密な状態のもの等が例示されるが、これらに制限されない。
リチウム複合酸化物の表層に被覆された金属酸化物の被覆量は、リチウム複合酸化物に対して0.05〜20.0重量パーセントである。0.05重量パーセント未満になると、リチウム複合酸化物の被覆が不十分な状態になり、酸素脱離の抑制、充放電容量の増加および出力性能の向上が発現し難くなる。20.0重量パーセントを超えると、リチウム複合酸化物と表層の金属酸化物との界面におけるLi+イオンの拡散性が損なわれるようになり好ましくない。金属酸化物の被覆量は、好ましくは0.05〜10.0重量パーセント、より好ましくは0.05〜5.0重量パーセントである。金属酸化物の被覆量は、例えば、組成分析で予め被覆する前のリチウム複合酸化物の組成を調べておき、金属酸化物を被覆した後の組成分析の結果との差分から算出する方法が例示されるが、金属酸化物の被覆量を求められる方法であれば制限はない。
リチウム複合酸化物に被覆された金属酸化物の被覆の厚さは、0.1〜50.0nmで、この範囲であれば特に制限はない。被覆の厚さは透過電子顕微鏡(TEM)による元素分析(STEM像−EDS)で求めることができる。
本発明のリチウム複合酸化物は、化学式Li1+XM1 YM2 ZO2で表される。ここで、M1はMg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、CuおよびZnからなる群より選択されるひとつ以上の元素、M2はMg、Ca、Ti、V、Cr、Mn、Fe、NiおよびCoからなる群より選択されるひとつ以上の元素である。X、Y、Zはそれぞれ0<X≦1/3、0≦Y≦2/3、0≦Z≦2/3であり、X+Y+Z=1を満たす。リチウム複合酸化物のX、Y、Zは組成分析から求めることができる。その方法としては、例えば、誘電結合プラズマ発光分析、原子吸光分析等が例示される。
本発明のリチウム複合酸化物は、結晶構造が単斜晶(空間群C2/m)に帰属する。この単斜晶の結晶構造がリチウムを多量に脱離した場合の酸素の静電反発を緩和し、構造変化が抑制されるために可逆的に多くのLiを安定に挿入・脱離させることができるものと考えられる。本発明のリチウム複合酸化物は、充電・放電に対するLiの挿入・脱離を繰り返しても単斜晶の結晶構造を維持する。詳細については不明であるが、結晶構造が単斜晶の結晶構造を維持することで性能低下が抑えられる。
本発明のリチウム複合酸化物は、M1およびM2がMg、Ca、Ni、Mnから選択されることが好ましい。Ni、Mnから選ばれることがより好ましく、このとき、0<Ni/Mnモル比≦2/5を満たすことが特に好ましい。Ni/Mnモル比がこの範囲にあると、結晶構造の立方晶スピネル相への変換が起こらず、単斜晶を維持して、本来備えている高容量の性質を安定に発現することができる。
本発明のリチウム複合酸化物は、Xの値は0<X≦1/3である。1/5≦X≦1/3が好ましく、1/5≦X≦5/18がより好ましい。詳細については不明だが、Xがこの範囲にあると、リチウム複合酸化物から結晶構造が元の単斜晶を維持した状態で、多くのLiが挿入、脱離できるようになる。また、Y、Zの値はそれぞれ、X+Y+Z=1を満たすように選べば特に制限はない。
本発明のリチウム複合酸化物の粒子径は、0.2〜20μmであることが好ましい。ここに粒子径とは、結晶子が緻密に凝集してひとつの粒子を成した一次粒子が、凝集してひとつの粒子を成した二次粒子の径を示す。粒子径がこの範囲であれば、リチウム複合酸化物から結晶構造が元の単斜晶を維持した状態で多くのLiが挿入・脱離できようになる。さらに、電極に使用する場合の粉体の充填性を考えると、この範囲にあることが好ましい。このとき、一次粒子径が0.5μm以上であれば、充電時に生じ易い酸素の離脱が抑制され、本来備える高容量の性質を安定に発現することが容易となりより好ましい。リチウム複合酸化物の粒子径は、動的光散乱法、レーザー回折・散乱法、画像イメージング法、重力沈降法で測定できるが、簡便に精度よく測定することができるレーザー回折・散乱法が好ましい。ここに粒子径とは、メディアン径の値(D50と標記)を示し、粉体をある粒子径から2つに分けたとき、大きい側と小さい側が等量となる径を示す。リチウム複合酸化物の一次粒子径は、走査電子顕微鏡(SEM)による直接観察から求めることができる。ここに一次粒子径とは、結晶子が緻密に凝集してひとつの粒子を成した一次粒子の径を示す。
本発明のリチウム複合酸化物のBET比表面積は0.1〜0.4m2/gが好ましい。この範囲であれば、充電時に生じ易い酸素の離脱が抑制され、電池に使用した場合の電解液との反応によるMnの溶出も抑制される。BET比表面積は、物理ガス吸着から求めた吸着等温線をBETプロットに変換し、BET等温式を基づいて単分子層のガス吸着量Vmを求め、物理吸着に使用したガスの分子大きさを基に比表面積を計算する、いわゆるBET法により求めることができる。
本発明の金属酸化物を被覆したリチウム複合酸化物は、リチウム複合酸化物の表層に金属酸化物が被覆された状態で本発明の性状を備えたものを得ることができれば、製造方法に特に制限はない。例えば、予め所望のリチウム複合酸化物を調製した後に、その表層を金属酸化物で覆う方法が例示される。
リチウム複合酸化物の製造方法は、単斜晶に帰属するリチウム複合酸化物を得ることができれば特に制限はない。例えば、M1、M2原料とリチウム原料を所定量、固相、液相、又は両者を組み合せて混合したものを焼成することで調整できるが、これに制限されない。
上記焼成では、大気中、好ましくは400〜1000℃で、好ましくは6〜24時間で行う方法が例示されるが、単斜晶の結晶構造を得ることができれば特に制限はない。焼成時の昇温及び降温条件としては、一定速度での昇温や降温、段階的な昇温や降温が例示されるが、これらに制限されない。
M1、M2原料に特に制限はない。例えば、硫酸塩、炭酸塩、硝酸塩、酢酸塩、塩化塩、水酸化塩、酸化塩などが例示されるが、これらに制限はない。
リチウム原料に特に制限はない。例えば、炭酸リチウム、水酸化リチウム、硝酸リチウム、塩化リチウム、ヨウ化リチウム、蓚酸リチウム、硫酸リチウム、酸化リチウム等が例示されるが、これらに制限されない。
M1がMn、M2がNiの場合、リチウム複合酸化物の製造では、MnとNiを本発明のNi/Mnモル比になるように予め調製した酸化物を使用することもできる。例えば、MnとNiを本発明のNi/Mnモル比になるように予め調製した水酸化物[(Mn・Ni)(OH)2]、オキシ水酸化物[(Mn・Ni)OOH]、酸化物[(Mn・Ni)O、(Mn・Ni)O2、(Mn・Ni)2O3、(Mn・Ni)3O4]等が例示されるが、これらに制限されない。
金属酸化物の被覆は、金属酸化物をリチウム複合酸化物に被覆することができれば特に制限はない。
例えば、予め調製したリチウム複合酸化物と被覆する金属酸化物の原料を混合した後、焼成する方法が例示される。金属酸化物の原料としては、金属元素を含む化合物の水溶液、金属元素を含む化合物のアルコキシド、金属元素を含む化合物のアミン化合物が例示される。
リチウム複合酸化物と被覆する金属酸化物の原料の混合方法としては、乾式、湿式混合が例示される。リチウム複合酸化物と被覆する金属酸化物の原料を混合した後の焼成条件としては、金属酸化物の原料が酸化物になる条件で焼成を行えば良い。
本発明の金属酸化物で被覆されたリチウム複合酸化物をリチウム二次電池の正極に使用することで、従来では得ることができなかった高容量のリチウム二次電池を構成することが可能になる。
正極以外のリチウム二次電池の構成としては、特に制限はないが、負極にはLiを吸蔵放出する材料、例えば、炭素系材料、酸化錫系材料、Li4Ti5O12、SiO、Liと合金を形成する材料等が例示される。Liと合金を形成する材料としては、例えば、シリコン系材料やアルミニウム系材料等が例示される。電解質には、例えば、有機溶媒にLi塩や各種添加剤を溶解した有機電解液や、Liイオン伝導性の固体電解質、これらを組み合わせたもの等が例示される。
次に、本発明を具体的な実施例で説明するが、本発明はこれらの実施例に限定して解釈されるものではない。
<電池の作製>
各実施例で得られたリチウム含有マンガン酸化物と導電性バインダー(商品名:TAB−2,宝泉製)を重量比2:1でメノウ乳鉢を使用して混合した。得られた混合物を、直径16mmφのSUSメッシュ(SUS316)に1ton/cm2で一軸プレスし、形状がディスク状であるペレット状にした後に、150℃で2時間、減圧乾燥して正極とした。
各実施例で得られたリチウム含有マンガン酸化物と導電性バインダー(商品名:TAB−2,宝泉製)を重量比2:1でメノウ乳鉢を使用して混合した。得られた混合物を、直径16mmφのSUSメッシュ(SUS316)に1ton/cm2で一軸プレスし、形状がディスク状であるペレット状にした後に、150℃で2時間、減圧乾燥して正極とした。
金属リチウムを負極に使用し、エチレンカーボネートとジメチルカーボネートの体積比1:2の溶媒にLiPF6を1mol/dm3溶解したものを電解液に使用し、ポリエチレンシート(商品名:セルガード、ポリポア製)をセパレータに使用し、セルにはモデルセル(商品名:トムセル、有限会社日本トムセル製)を使用して電池を作製した。
<充電・放電サイクル試験>
(1)実施例および比較例の試験条件
作製したコインセルを用いて、25℃または50℃で、セル電圧が4.8Vと2.0Vの間で、最初に4.8Vまで80mA/gの電流値で充電を行い、4.8Vに到達後に4.8Vの定電圧で4時間充電を行った。次いで、80mA/gの電流値で2.0Vまで放電を行い、以後この充電・放電サイクルを繰り返して最大放電容量を求めた。
(1)実施例および比較例の試験条件
作製したコインセルを用いて、25℃または50℃で、セル電圧が4.8Vと2.0Vの間で、最初に4.8Vまで80mA/gの電流値で充電を行い、4.8Vに到達後に4.8Vの定電圧で4時間充電を行った。次いで、80mA/gの電流値で2.0Vまで放電を行い、以後この充電・放電サイクルを繰り返して最大放電容量を求めた。
<組成分析>
調製したリチウム含有マンガン酸化物の組成は、誘電結合プラズマ発光分析装置(商品名:ICP−AES,パーキンエルマージャパン製)で分析した。
調製したリチウム含有マンガン酸化物の組成は、誘電結合プラズマ発光分析装置(商品名:ICP−AES,パーキンエルマージャパン製)で分析した。
<BET比表面積の測定>
試料0.5gをBET比表面積測定用のガラス製セルに入れ、窒素気流下で150℃、1時間脱水処理を行い、粉体粒子に付着した水分の除去を行った。
試料0.5gをBET比表面積測定用のガラス製セルに入れ、窒素気流下で150℃、1時間脱水処理を行い、粉体粒子に付着した水分の除去を行った。
処理後の試料を、BET測定装置(商品名:MiCROMERITICS DeSorbIII,島津製作所製)で、吸着ガスとして、窒素30%‐ヘリウム70%の混合ガスを用いて、1点法でBET比表面積を測定した。
<一次粒子径の測定>
走査型電子顕微鏡(商品名:JSM−6390LV,日本電子製)を使用して、加速電圧20kVで観察を行い、倍率1万倍で観察した粒子画像から一次粒子径を求めた。
走査型電子顕微鏡(商品名:JSM−6390LV,日本電子製)を使用して、加速電圧20kVで観察を行い、倍率1万倍で観察した粒子画像から一次粒子径を求めた。
<結晶性の評価>
実施例および比較例で調製したリチウム複合酸化物および金属酸化物を被覆したリチウム複合酸化物の結晶構造の同定について、粉末X線回折測定装置(商品名:UltimaIV,Rigaku製)で行った。計測条件は、以下の通りとした。
実施例および比較例で調製したリチウム複合酸化物および金属酸化物を被覆したリチウム複合酸化物の結晶構造の同定について、粉末X線回折測定装置(商品名:UltimaIV,Rigaku製)で行った。計測条件は、以下の通りとした。
・ターゲット:Cu
・出力:1.6kW(40mA−40kV)
・ステップスキャン:0.04°(2θ/θ)
・計測時間:0.6秒
<粒子径の測定>
粒度分布測定装置(商品名:MT3000IIシリーズ,MicrotracBEL製)を使用して、メディアン径の値(D50)を求めた。
・出力:1.6kW(40mA−40kV)
・ステップスキャン:0.04°(2θ/θ)
・計測時間:0.6秒
<粒子径の測定>
粒度分布測定装置(商品名:MT3000IIシリーズ,MicrotracBEL製)を使用して、メディアン径の値(D50)を求めた。
<被覆の厚さの測定>
電界放出型透過電子顕微鏡(商品名:FE−TEM JEM−2100F、日本電子製)による透過電子顕微鏡観察(TEM:Transmission Electron Microscope)と走査型透過電子顕微鏡観察(STEM:Scanning Transmission Electron Microscop)並びにエネルギー分散型X線分光装置(商品名:JED−2300T、日本電子製)によるSTEM像−EDSで行った。
電界放出型透過電子顕微鏡(商品名:FE−TEM JEM−2100F、日本電子製)による透過電子顕微鏡観察(TEM:Transmission Electron Microscope)と走査型透過電子顕微鏡観察(STEM:Scanning Transmission Electron Microscop)並びにエネルギー分散型X線分光装置(商品名:JED−2300T、日本電子製)によるSTEM像−EDSで行った。
実施例1
硫酸ニッケル及び硫酸マンガンを純水に溶解し、0.5mol/L(リットル)の硫酸ニッケル及び1.5mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を得て、これを金属塩水溶液とした。なお、金属水溶液中の全金属の合計濃度は2.0mol/Lであった。また、内容積1Lの反応容器に純水200gを入れた後、これを80℃まで昇温、維持した。
硫酸ニッケル及び硫酸マンガンを純水に溶解し、0.5mol/L(リットル)の硫酸ニッケル及び1.5mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を得て、これを金属塩水溶液とした。なお、金属水溶液中の全金属の合計濃度は2.0mol/Lであった。また、内容積1Lの反応容器に純水200gを入れた後、これを80℃まで昇温、維持した。
上記金属塩水溶液と1.0mol/Lの硫酸アンモニウム溶液を供給速度0.28g/minで反応容器に添加した。また、酸化剤として空気を供給速度1L/minで反応容器中にバブリングした。金属塩水溶液及び空気供給の際、pHが9となるように、2mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液(苛性ソーダ水溶液)を断続的に添加して混合水溶液を得た。該混合水溶液中において、ニッケル−マンガン系複合オキシ水酸化物が析出し、スラリーを得た。得られたスラリーをろ過、洗浄した後、洗浄後のウエットケーキを1週間大気中で風乾し、その後115℃で5時間乾燥することで、MnとNiを含むオキシ水酸化物(Ni0.25Mn0.75OOH、Mn:46.4wt%,Ni:16.5wt%)を得た。
得られたMnとNiを含むオキシ水酸化物2.00gと市販の炭酸リチウム(レアメタリックス製)1.39gとを乳鉢を使用して15分間乾式混合した。得られた混合粉の2gを焼成皿に入れて、箱型炉にて900℃で12時間加熱処理を行い、室温まで冷却して試料を取り出した。昇温速度と降温速度は300℃/hrとした。降温の際、300℃以下では炉冷状態であった。
上記で調製した試料の結晶性の評価と組成分析から、得られたリチウム複合酸化物は単斜晶C2/mに帰属し、Ni/Mnモル比は0.33であり、Li/(Mn+Ni)モル比は1.63であった。これらの値から、Xが0.24であり、Li1.240Mn0.571Ni0.189O2のリチウム複合酸化物(リチウム含有マンガン酸化物)が得られたことが分かった。このリチウム複合酸化物のBET比表面積は1.0m2/gで、D50は9μm、一次粒子径は0.5μmであった。このリチウム複合酸化物の粉末X線回折パターンを図1に示す。
次に、得られたリチウム複合酸化物2gに、チタンペロキソクエン酸アンモニウム四水和物の5%水溶液(商品名:TAS−FINE、フルウチ化学製)を酸化チタン(TiO2)換算で1重量パーセントになるように加えて、乳鉢を使用して15分間混合した。得られた混合粉の2gを焼成皿に入れて、箱型炉にて900℃で12時間加熱処理を行い、室温まで冷却して試料を取り出した。昇温速度と降温速度は300℃/hrとした。降温の際、300℃以下では炉冷状態であった。
上記で調製した試料に含まれるチタン(Ti)の濃度を組成分析で調べた結果、Ti濃度は0.7重量パーセントで、TiO2換算で1.1重量パーセントになることが分かった。調製した試料のTEM観察の結果、リチウム複合酸化物の表層をTi酸化物が5〜10nmの厚さで被覆していることが分かった。STEM像−EDSの観察結果を図2に示す。また、得られたリチウム複合酸化物(Ti酸化物被覆)の結晶構造は単斜晶C2/mに帰属し、BET比表面積、組成、D50、一次粒子径は、被覆前のリチウム複合酸化物と同等であった。リチウム複合酸化物(Ti酸化物被覆)の粉末X線回折パターンを図3に示す。
次に、得られたリチウム複合酸化物(Ti酸化物被覆)を正極に使用したセルを作製して、充電・放電サイクル試験を行った。先ず25℃で充放電サイクル試験を10サイクル行った。充電時4.5V付近に電位平坦部は認められず、酸素の離脱が生じていないことが分かった。10サイクル目で251mAh/gの容量が得られた。次に温度を50℃に変えて充放電試験を15サイクル行った。25℃の場合と同じように充電時4.5V付近に電位平坦部は認められず、酸素の離脱が生じていないことが分かった。放電容量は15サイクル目で314mAh/gであった。最後に温度を25℃に戻して充放電試験を2サイクル行った。2サイクル目の放電容量は254mAh/gで、50℃の高温充放電サイクル試験を行っても容量が低下していないことが分かった。
実施例2
実施例1と同様にして得られたリチウム複合酸化物2gに、水酸化アルミニウム(試薬、キシダ化学製)を酸化アルミニウム(Al2O3)換算で1重量パーセントになるように加えて、乳鉢を使用して15分間混合した。得られた混合粉の2gを焼成皿に入れて、箱型炉にて900℃で12時間加熱処理を行い、室温まで冷却して試料を取り出した。昇温速度と降温速度は300℃/hrとした。降温の際、300℃以下では炉冷状態であった。
実施例1と同様にして得られたリチウム複合酸化物2gに、水酸化アルミニウム(試薬、キシダ化学製)を酸化アルミニウム(Al2O3)換算で1重量パーセントになるように加えて、乳鉢を使用して15分間混合した。得られた混合粉の2gを焼成皿に入れて、箱型炉にて900℃で12時間加熱処理を行い、室温まで冷却して試料を取り出した。昇温速度と降温速度は300℃/hrとした。降温の際、300℃以下では炉冷状態であった。
上記で得られた試料に含まれるアルミニウム(Al)の濃度を組成分析で調べた結果、Al濃度は0.7重量パーセントで、Al2O3換算で0.96重量パーセントになることが分かった。調製した試料のTEM観察の結果、リチウム複合酸化物の表層をAl酸化物が5〜10nmの厚さで被覆していることが分かった。STEM像−EDSの観察結果を図4に示す。また、得られたリチウム複合酸化物(Al酸化物被覆)の結晶構造は単斜晶C2/mに帰属し、BET比表面積は0.8m2/gで、組成、D50、一次粒子径は、被覆前のリチウム複合酸化物と同等であった。リチウム複合酸化物(Al酸化物被覆)の粉末X線回折パターンを図5に示す。
次に、得られたリチウム複合酸化物(Al酸化物被覆)を正極に使用したセルを作製して、充電・放電サイクル試験を行った。先ず25℃で充放電サイクル試験を10サイクル行った。充電時4.5V付近に電位平坦部は認められず、酸素の離脱が生じていないことが分かった。10サイクル目で224mAh/gの容量が得られた。次に温度を50℃に変えて充放電試験を15サイクル行った。25℃の場合と同じように充電時4.5V付近に電位平坦部は認められず、酸素の離脱が生じていないことが分かった。放電容量は15サイクル目で299mAh/gであった。最後に温度を25℃に戻して充放電試験を2サイクル行った。2サイクル目の放電容量は226mAh/gで、50℃の高温充放電サイクル試験を行っても容量が低下していないことが分かった。
比較例
実施例1で調製したリチウム複合酸化物に被覆処理をせず、実施例1と同様の方法で充放電試験を行った。
実施例1で調製したリチウム複合酸化物に被覆処理をせず、実施例1と同様の方法で充放電試験を行った。
25℃、50℃ともに充電時4.5V付近に電位平坦部は認められず、酸素の離脱が生じていないことが分かった。25℃における10サイクル目の容量は221mAh/g、50℃での15サイクル目の放電容量は289mAh/gであった。温度を25℃に戻した充放電試験の2サイクル目の容量は218mAh/gで、50℃の高温充放電サイクル試験を行ったために、若干容量が低下していることが分かった。
参考例1
実施例1で使用したセルを用いて、50℃で、セル電圧が4.4Vと2.5Vの間で、最初に4.4Vまで80mA/gの電流値で充電を行い、4.4Vに到達後に4.4Vの定電圧で4時間充電を行った。次いで、80mA/gの電流値で2.5Vまで放電を行い、以後この充電・放電サイクルを5サイクル繰り返した。1サイクル目の放電容量は256mAh/gで、5サイクル目の放電容量は245mAh/gであった。
実施例1で使用したセルを用いて、50℃で、セル電圧が4.4Vと2.5Vの間で、最初に4.4Vまで80mA/gの電流値で充電を行い、4.4Vに到達後に4.4Vの定電圧で4時間充電を行った。次いで、80mA/gの電流値で2.5Vまで放電を行い、以後この充電・放電サイクルを5サイクル繰り返した。1サイクル目の放電容量は256mAh/gで、5サイクル目の放電容量は245mAh/gであった。
参考例2
実施例2で使用したセルを用いた以外は、比較例1と同様にして放電容量を測定した。1サイクル目の放電容量は251mAh/gで、5サイクル目の放電容量は241mAh/gであった。
実施例2で使用したセルを用いた以外は、比較例1と同様にして放電容量を測定した。1サイクル目の放電容量は251mAh/gで、5サイクル目の放電容量は241mAh/gであった。
本発明のリチウム複合酸化物は、リチウム二次電池の正極材料を始め種々の分野に使用することができる。
Claims (6)
- 金属酸化物で被覆されたリチウム複合酸化物であって、当該リチウム複合酸化物が化学式Li1+XM1 YM2 ZO2(式中、M1はMg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、CuおよびZnからなる群より選択されるひとつ以上の元素、M2はMg、Ca、Ti、V、Cr、Mn、Fe、NiおよびCoからなる群より選択されるひとつ以上の元素、X、Y、Zはそれぞれ0<X≦1/3、0≦Y≦2/3、0≦Z≦2/3であり、X+Y+Z=1を満たす。)で表され、かつ、結晶構造が単斜晶(空間群C2/m)に帰属し、金属酸化物の被覆量がリチウム複合酸化物に対して0.05〜20.0重量パーセントであることを特徴とするリチウム複合酸化物。
- 粒子径が0.2〜20μmであることを特徴とする請求項1に記載のリチウム複合酸化物。
- 金属酸化物が、Li、Al、Mn、Ni、Si、Ti、VおよびZrからなる群より選択される金属元素のひとつ以上を含むものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のリチウム複合酸化物。
- 金属酸化物の被覆の厚さが0.1〜50.0nmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリチウム複合酸化物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のリチウム複合酸化物を含むことを特徴とする電極。
- 請求項5に記載の電極を正極に使用したことを特徴とするリチウム二次電池。
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