JP2020120333A - 無線通信装置、通信制御方法及び無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、通信制御方法及び無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】同一の移動体上の複数の通信機が同時に通信を行う際に、遅延時間等の通信品質を安定化させる。【解決手段】車車間通信部120は、自動車等の車両である移動体100に搭載され、複数の周波数チャネルを用いて通信対象の無線通信装置との間で無線通信を行う。この複数の周波数チャネルは、第1のチャネルおよび第2のチャネルを含み、第1のチャネルは、少なくとも第2のチャネルにおける無線信号の偏波面と互いに直交関係にある偏波面の無線信号を用いることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体間の通信により情報共有を実現する技術に関する。
交通システムの高度化に向けて、車両間の情報共有などを目的とした車車間通信技術の開発や適用が広がりを見せている。車両間の情報共有が例えば低遅延、低誤りといった高い通信品質で安定するほど広いアプリケーションへの適用が可能となることから、車車間通信は通信の安定化が重要である。
通信の安定化のためには様々な技術が提案されているが、例えば通信環境の急変動や機器の故障等の発生への対応が容易であることから、複数の通信を同時に実行する方式がしばしば採用される。一方で、同一または近接した周波数チャネル等の無線リソースを、近接配置された複数の通信で同時に使用してしまうと互いに他の通信の干渉となり、通信品質の不安定化に繋がるため、無線リソースの衝突回避が重要である。
例えば特許文献1では、設定した待ち時間にわたって行ったキャリアセンスの結果をもとに他の通信速度と異なる伝送レートでパケット信号を送信する無線装置に関する技術が開示されている。
特開2016−136759号公報
例えば特許文献1の開示技術では、車載用端末等のそれぞれの通信機がキャリアセンスを実行し、他の通信機が通信中には自通信機の信号送信を停止することで、複数の通信機が同時に同一の無線リソースを使用することを防いでいる。一方でキャリアセンスを行う場合には、通信可能となるまでの待ち時間を予想できず、通信遅延が不安定になるという課題がある。またキャリアセンスは本来同一の通信チャネルを用いて複数の通信を行う際の仕組みであるが、近接した複数の通信機が通信を行う際には異なる通信チャネルであっても帯域外に漏洩する信号の影響で確率的にキャリアセンスによる通信待ちが発生するという課題がある。
例えば、高信頼化のために1台の自動車に複数の送受信機を搭載し、車車間通信経路を複数チャネル化して、1チャネルにトラブルがあっても通信持続を可能にしようとした場合、干渉を避けるためにチャネル間で周波数を変えることが考えられる。しかし、同一の自動車に搭載された受信機間の距離は相当近距離となる。例えば、自動車の幅方向に受信機を2つ並べた場合、その間隔は自動車の幅を上限とし、数cm〜350cm程度になり、高々数メートル以内である。また、隊列を組んで走行する車車間通信の場合、前後の自動車間の通信は見通し内の短距離通信であり受信電力の減衰が小さい。このため、通信相手以外の受信機にもほぼ等電力で電波が到達し、チャネル間の大きな干渉が想定される。このとき、干渉を避けるために上述のキャリアセンスを行うと、待ち時間のために通信速度が低下してしまう。また、送信電力を十分低下させて、キャリアセンスによる遅延を抑制した場合には、外部雑音等による通信遅延の問題が出てくる。
本発明は、前述した課題を解決するために、同一の移動体上の複数の通信機が同時に通信を行う際に、遅延時間等の通信品質を安定化させることを目的とする。
本発明の一側面は、車両に搭載される無線通信システムであって、第1の移動体に搭載された第1の通信機及び第2の通信機とを備え、第1の通信機と第2の通信機とは複数の周波数チャネルを用いて通信を行い、うち一部の周波数チャネルで用いる信号の偏波面と、別の一部の周波数チャネルで用いる信号の偏波面とが直交することを特徴とする無線通信システムである。
本発明によれば、同一の移動体上の複数の通信機が同時に通信を行う際に、遅延時間等の通信品質を安定化させることができる。
本発明の実施例の無線通信システムを採用する移動体の構成図である。 本発明の実施例の無線通信システムの構成ブロック図である。 本発明の実施例の無線通信システムを採用する車車間通信システムの構成図である。 本発明の実施例の無線通信システムを採用する車車間通信システムの別の構成図である。 本発明の実施例における車車間通信処理部の構成図である。 本発明の実施例における車車間通信送受信部の構成図である。 本発明の実施例のLANパケット生成部にて生成されるLAN送信情報の一例である。 本発明の車車間通信制御部におけるパラメータ調整の流れの一つの例である。 本発明の車車間通信制御部におけるパラメータ調整に用いる対応関係の例である。 本発明の車車間通信制御部におけるパラメータ調整の流れの別の例である。 本発明の別の実施例における車車間通信処理部の構成図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、重複する説明は省略することがある。同一あるいは同様な機能を有する要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、複数の要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」などの表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数、順序、もしくはその内容を限定するものではない。また、構成要素の識別のための番号は文脈毎に用いられ、一つの文脈で用いた番号が、他の文脈で必ずしも同一の構成を示すとは限らない。また、ある番号で識別された構成要素が、他の番号で識別された構成要素の機能を兼ねることを妨げるものではない。
以下で説明する実施例の一つでは、移動体間で通信を行う無線通信システムにおいて、それぞれの移動体は第1の送受信機及び第2の送受信機を備え、異なる移動体に備えられた送受信機との間で通信を行う際に、第1の送受信機と第2の送受信機とは異なるチャネルを用い、また第1の送受信機と第2の送受信機とは異なる偏波面を持つ信号を用いる例が解説されている。
図1は、本発明の実施例の無線通信システムを採用する移動体の構成図である。図1に示す構成例では、例えば自動車等である移動体100内に車両内ネットワーク(in-vehicle network)110及び車車間通信部120を有する。車両内ネットワーク110は移動体100内における各機器間にて制御情報をはじめとする各種情報を通信するネットワークである。車両内ネットワーク110には例えばCAN(Controller Area Network)やFlexRay(商標)等が採用される。車車間通信部120は無線通信を行う装置であり、自移動体100内の車両内ネットワーク110上の情報等を別の移動体100に対して送信し、また別の移動体100内の車車間通信部120から送信された信号を受信して自移動体100内の車両内ネットワーク110等に情報を展開する。
車車間通信部120は、車車間通信処理部(V2V Proc.)122及び複数の車車間通信送受信部121を有する。車車間通信処理部122は車両内ネットワーク110に接続される。車車間通信処理部122は車両内ネットワーク110から情報を受け取り、車車間通信向けに情報の形式を変換して車車間通信送受信部121に送る。車車間通信処理部122はまた、車車間通信送受信部121から受け取った情報を車車間通信向けの情報形式から車両内ネットワーク向けの情報形式に変換し、必要な情報を車両内ネットワーク110に送る。車車間通信送受信部121はアンテナを有し、車車間通信処理部122から受け取った情報を無線信号として送信する。また車車間通信送受信部121は無線信号を受信して得た情報を車車間通信処理部122に送る。
車車間通信部120にて用いる車車間通信の方式については、例えば無線LAN(Local Area Network)であっても良いし、無線PAN(Personal
Area Network)であってもよいし、DSRC(Dedicated Short Range Communications)等、その他いずれの方式であっても良い。
車車間通信部120において車車間通信処理部122と車車間通信送受信部121との間の機能の切り分けにはいくつかの方式が考えられるが、いずれの切り分け方でも良い。例えば車車間通信処理部122と車車間通信送受信部121とは有線LANで接続し、車車間通信送受信部121では有線LAN信号と無線LAN等の無線信号との間の変換、無線信号の増幅、アンテナを通じた信号送受信を行う形が考えられ、以下ではこの構成を前提に実施例の説明を行う。あるいは機能の切り分け方としては、車車間通信処理部122にて無線LAN等のベースバンド周波数帯の無線信号処理を実施し、車車間通信送受信部121においてベースバンド周波数帯と無線周波数帯との間の無線信号の周波数変換を実施し、無線信号の増幅及びアンテナを通じた信号送受信を行う形でも良い。あるいは車車間通信送受信部121では無線信号の増幅及びアンテナを通じた信号送受信のみを行い、他の機能は車車間通信処理部122にて実施しても良い。あるいは車車間通信送受信部121ではアンテナを用いた信号送受信のみを行い、無線信号の増幅を含むその他の機能は車車間通信処理部122にて実施しても良い。
図2は、車車間通信処理部122の構成ブロック図である。車車間通信処理部122は、プロセッサ(Proc)151、メモリ(MEM)152、入出力インタフェース(I/F)153を備えるハードウェアで構成することができる。プロセッサ151は、CPUやDSP、あるいはASICなどの論理演算機能を有する。本実施例では計算、処理や制御等の機能は、メモリ152やプロセッサ151内部に格納されたプログラムがプロセッサ151によって実行されることで、あるいはASICやFPGA等による演算機能によって、定められた処理を他のハードウェアと協働して実現される。計算機などが実行するプログラム、その機能、あるいはその機能を実現する手段を、「機能」、「手段」、「部」、「ユニット」、「モジュール」等と呼ぶ場合がある。入出力インタフェース(I/F)153は、車車間通信送受信部121や車両内ネットワーク110とデータのやり取りを行うためのハードウェアを含む。また、入出力インタフェース(I/F)153には、公知の種々の入出力装置、例えばディスプレイやキーボード(図示せず)を接続することができる。
図3は、図1に示す移動体100として自動車を例にとり、例えば道路上の矢印181の方向に進行する自動車100Aと自動車100Bとの間で情報の共有を行う様子を示している。
自動車100Aと100Bは、車内制御用のCAN信号を、車車間通信送受信部121を用いた無線通信を経由して車車間で共有する。図3の例では自動車100Aは例えば2つの車車間通信送受信部121A1と121A2を、自動車100Bは2つの車車間通信送受信部121B1と121B2を搭載する。車車間の通信は、例えば車車間通信送受信部121A1と121B1が第1のチャネルで通信を行い、また、車車間通信送受信部121A2と121B2が第2のチャネルで通信を行う。
第1のチャネルと第2のチャネルとの間の直交性が完全ではなく、第1のチャネルの通信に用いられる電力の一部が第2のチャネルに漏洩する、あるいは第2のチャネルの通信に用いられる電力の一部が第1のチャネルに漏洩する場合、漏洩電力によるチャネル間の干渉が通信品質に影響を与える。チャネル間の干渉電力はチャネル内の電力に対する相対値であるため、例えば自動車100Aと100Bとの間の距離が短く伝搬減衰が小さい場合等には、雑音電力や外部の通信から受ける干渉の電力に比べてチャネル間の干渉電力の影響が大きい。また逆に、例えば自動車100Aと100Bとの間の距離が長く伝搬減衰が大きい場合等には、雑音電力や外部から受ける干渉の電力に比べてチャネル間の干渉電力の影響は小さい。このため、特に自動車100Aと100Bとの間の距離が短く伝搬減衰が小さい場合等にチャネル間干渉の低減が重要となる。
図3で例示している自動車100Aと100Bとの隊列走行の場合、自動車100Aは後方の自動車100Bと通信を行うため、車車間通信送受信部121A1及び121A2のアンテナは後方に対して指向性を持つことが好ましい。また自動車100Aは自動車100Bとの車車間通信に車車間通信送受信部を121A1と121A2とのように複数使用することにより、1系統に故障等のトラブルがあっても通信の持続が可能であり、またダイバーシチ効果によって通信の信頼性を向上することが可能である。このとき、ダイバーシチ効果が大きくなるように、車車間通信送受信部121A1と121A2とは距離を離して配置することが望ましく、例えば車幅方向に離して配置される。
例えば、前方の自動車100Aのブレーキングを示すCAN信号を後方の自動車100Bが共有できれば、事前に前方の環境の変化(例えば路上の障害物の存在)を検知することができ、後方の自動車100Bは事前の対応が可能になる。また、図3では、前後2台の自動車間の車車間通信の例を示しているが、図4に示すように3台以上の場合に自動車100Aが他の自動車に情報を伝達する場合には、例えば自動車100Aが送信した情報を自動車100Bが受信し、自動車100Bは自動車100Cに同情報を中継することも可能であるし、或いは自動車100Aが自動車100Bと自動車100Cとの両方に対して情報を送信することも可能である。また或いは自動車100Aは情報をブロードキャストし、自動車100Bと自動車100Cとの両方或いは一方のうち受信できた自動車のみが同情報を得ることも可能である。また或いはこれらの情報伝達方法を組み合わせ、例えば送信される情報の内容によって使い分けることも可能である。
図5は、本発明の実施例における車車間通信処理部122の機能構成図である。当該機能は、先に説明した図2に示すハードウェアで実現される。本実施例では、車両内ネットワーク110とCANにより接続し、無線LANを用いて送受信を行う車車間通信送受信部121と有線LANで接続する車車間通信処理部122の場合の例を示している。本例の車車間通信処理部122は、タイマ(Timer)200、車車間通信制御部(V2V
controller)210、CANインタフェース(CAN Interface)220、LANインタフェース(LAN Interface)230、LANパケット生成部(LAN Packet Generator)240、CANパケット生成部(CAN Packet Generator)250を有する。
タイマ200は内部にクロックを有し、クロック時刻や各部位から通知されたイベント情報を基に車車間通信処理部122内の各部位の動作タイミングを制御し、動作開始のトリガを各部位に対して通知する。
車車間通信制御部210は、車車間通信送受信部121(車車間通信送受信部121A及び121B)及び車車間通信処理部122に対して、通信を調整するためのパラメータ、例えば送信電力や送信帯域幅、送信チャネル、使用アンテナ等を設定する。なお車車間通信制御部210から車車間通信送受信部121にパラメータを設定する場合には、LANインタフェース230を介してLAN上で制御信号を送っても良いし、例えばシリアル通信等の異なるインタフェースを介して制御信号を送っても良い。車車間通信制御部210はまた、通信を調整するために必要となる情報、例えば受信電力等の値をLANインタフェース230を介して車車間通信送受信部121から、あるいは例えばシリアル通信等の異なるインタフェースを介して車車間通信送受信部121から、あるいは車車間通信処理部122内のいずれかの部位から受け取る。また車車間通信制御部210は、通信を調整するパラメータを通信相手となる移動体100上の車車間通信制御部210に通知するために、当該調整パラメータをLANインタフェース230に対して出力しても良い。また同様に、車車間通信制御部210は通信相手となる移動体100上の車車間通信制御部210から通知された調整パラメータをLANインタフェース230から受け取っても良い。
CANインタフェース220は車両内ネットワーク110からCAN信号を受信し、受信した情報を蓄積し、CAN信号受信イベントをタイマ200に通知する。CANインタフェース220はまた、CANパケット生成部250から受け取ったCAN送信情報をCAN信号に変換して車両内ネットワーク110に出力する。
LANインタフェース230は複数の車車間通信送受信部121(車車間通信送受信部121A及び121B)からLAN信号の入力を受け、入力された情報を蓄積し、LAN信号受信イベントをタイマ200に通知する。なお、入力された情報を蓄積する際に、シーケンス番号等のヘッダ情報を確認し、同一のLAN信号を既に入力及び蓄積済みであると判断した場合には当該入力信号は破棄しても良い。また同一のLAN信号を既に入力および蓄積済みであると判断した場合に、蓄積済みの信号を入力された信号とを比較し、一致部分は破棄し、不一致部分は複数の情報を蓄積しても良い。また、LAN信号受信イベントの通知は、LAN信号の入力を受けるごとに必ず行っても良いし、同一のLAN信号を既に入力及び蓄積済みであると判断した場合には行わないようにしても良い。LANインタフェース230はまた、LANパケット生成部240から受け取ったLAN送信情報をLAN信号に変換して複数の車車間通信送受信部121に出力する。LANインタフェース230はまた、車車間通信送受信部から入力を受けたLAN信号に調整パラメータが含まれていた際には、当該調整パラメータを車車間通信制御部210に通知する。
LANパケット生成部240はタイマ200から周期的、あるいはCAN信号受信イベントを規準に動作開始トリガを受け、CANインタフェース220に蓄積された情報を取得し、取得した情報を基に必要に応じて単位変換などを行った上でLAN信号を生成してLANインタフェース230に出力する。またLANパケット生成部240はLAN信号を生成する際に、車車間通信制御部210から受け取った通信を調整するパラメータが存在する場合には、当該調整パラメータをLAN信号に付加してLANインタフェース230に出力しても良い。
CANパケット生成部250はタイマ200から周期的、あるいはLAN信号受信イベントを規準に動作開始トリガを受け、LANインタフェース230に蓄積された情報を取得し、取得した情報を基に必要に応じて単位変換などを行ったうえでCAN信号を生成してCANインタフェース220に出力する。なおLANインタフェース230に同一のLAN信号を元とする情報が複数蓄積されていた場合、そのうちの一つの情報のみを選択してCAN信号を生成する。一つの情報のみを選択する方法としては、例えば3以上蓄積されておりかつ2以上の情報が一致する場合には一致数が多い情報を選択しても良い。或いはもっとも早くLANインタフェース230に蓄積された情報を選択しても良い。或いはもっとも遅くLANインタフェース230に蓄積された情報を選択しても良いし、或いはランダムに選択しても良い。
図6は、本発明の実施例における車車間通信送受信部121の機能構成図である。車車間通信送受信部121は、モデム部(Modem)270、1ないしは複数の無線周波数部280、送受信制御部(TRx ctrl)290からなる。
モデム部270は車車間通信処理部122からLAN信号を受け取り、車車間の無線通信を行うための変調処理などを行ってベースバンド送信信号として1ないしは複数有する無線周波数部280に対して出力する。モデム部270はまた、無線周波数部280から受け取ったベースバンド受信信号に対して復調処理などを行ってLAN信号として車車間通信処理部122に対して出力する。モデム部270ではまた、受け取ったベースバンド受信信号を用いて受信電力値を測定し、測定した受信電力値を車車間通信処理部122に対して出力する。
無線周波数部280はRFモジュール(RF)281、電力減衰部(Att)282、アンテナ(Ant)283を有する。無線周波数部280ではモデム部270から受け取ったベースバンド送信信号に対し、RFモジュール281において例えば数100MHzから数10GHzまでの無線周波数の信号に変換して増幅し、電力減衰部282にて電力を調整し、アンテナ283を介して無線信号を電波として送信する。無線周波数部280はまた、アンテナ283を介して無線信号を受信し、電力減衰部282にて電力を調整し、RFモジュール281において増幅した後にベースバンド受信信号に変換してモデム部270に対して出力する。
なお後述の偏波面の制御を行うために、それぞれの移動体100が複数の偏波面を持つ信号を送受信できるようなアンテナ283を持つ必要がある。このために例えば、1ないしは複数の車車間通信送受信部121は、1ないしは複数の水平偏波の信号を送受信可能なアンテナ283と、1ないしは複数の垂直偏波の信号を送受信可能なアンテナ283とを有する構成をとる。あるいは何れかもしくは全てのアンテナ283は複数のアンテナ素子を有し、制御信号によって使用する素子を切り替えて偏波面を変更する機能を持っていても良い。
送受信制御部290は車車間通信処理部122から受け取ったパラメータ設定を元に、無線周波数部280の各部位に対して制御を行う。例えば特定の偏波面を持つ信号の停止が設定された場合、当該偏波面に対応するアンテナ283に接続されているRFモジュール281の増幅利得を調整する、あるいは電力減衰部282の減衰量を設定可能な最大値などの大きな値に設定する、あるいはアンテナ283が偏波面を変更する機能を有する場合には偏波面を変更することで、当該偏波面の信号送信を停止する、あるいは当該偏波面の信号受信を停止する。また例えば信号電力の変更が設定された場合には、電力減衰部282の減衰量を変更する。
図7は本発明の実施例のLANパケット生成部240にて生成される、あるいは車車間通信送受信部121において受信されるLAN送信情報(LANパケット)の一例である。LAN送信情報はLANパケットヘッダ300と、1ないしは複数のLANデータヘッダ310及び1ないしは複数のLANデータ320を含む。
LANパケットヘッダ300はパケット種別情報301、パケット長情報302、シーケンス番号情報303、時刻情報304、調整パラメータ305の一部もしくは全てを含む。LANデータヘッダ310はデータ種別情報311及びデータ長情報312の一部もしくは全てを含む。LANデータ320はCANインタフェース220に蓄積されていた情報を含み、情報の種別はLANデータヘッダ310のデータ種別情報311に記される。LANデータ320に含まれるCANインタフェース220に蓄積されていた情報は、例えば速度情報や加速度情報といった移動体100の運動に関する情報であり、あるいは移動体100のアクセルやブレーキといった運動制御に関する情報であり、あるいはそれらの組み合わせやその他の情報を含む。
図8は本発明の車車間通信制御部におけるパラメータ調整の流れの一つの例である。
車車間通信制御部210では、まず処理411において既に一度でもパラメータ調整処理を行っていた場合には前回パラメータ調整処理を行って経過時間が一定以上になるように、処理待ちを行う。次いで処理412において車車間通信送受信部121にて測定した受信電力値を取得する。次いで処理413において受信電力値を元にパラメータ調整値を作成し、処理414において作成した調整値を車車間通信送受信部121に対して通知する。
処理413におけるパラメータ調整値は、例えば受信電力値が大きい場合には複数の車車間通信送受信部121Aと121Bとで異なる偏波を用いるように制御されるような値を設定する。また処理413におけるパラメータ調整値の作成は、受信電力値が大きい場合には車車間通信送受信部121Aと121Bそれぞれのアンテナから送出される信号の送信信号電力を低下させる、あるいはアンテナ端から入力された受信信号を増幅前に減衰させるように制御されるような値を設定する。
図9は本発明の車車間通信制御部におけるパラメータ調整に用いる対応関係の例である。
上述の制御を行うために、例えば構成の一例としては移動体100は2つの車車間通信送受信部121Aと121Bとを有し、車車間通信送受信部121Aと121Bとはそれぞれ1ないしは複数の水平偏波アンテナを有する無線周波数部280と、1ないしは複数の垂直偏波アンテナを有する無線周波数部280とを有する。このとき、例えば車車間通信送受信部121Aの水平偏波アンテナを有する無線周波数部280及び車車間通信送受信部121Bの垂直偏波アンテナを有する無線周波数部280に対しては図9(a)のような受信電力と減衰量との関係になるような制御を行う。すなわち電力減衰部282において、受信電力が閾値511よりも大きい場合には受信電力が大きいほど減衰値が大きくなる対応関係510のような電力の減衰がなされるような制御値を設定する。また例えば車車間通信送受信部121Aの垂直偏波アンテナを有する無線周波数部280及び車車間通信送受信部121Bの水平偏波アンテナを有する無線周波数部280に対しては図9(b)のような受信電力と減衰量との関係になるような制御を行う。すなわち電力減衰部282において、受信電力が閾値521よりも大きな場合には大きく信号が減衰されるような関係520のような制御値を設定する。或いは受信電力が閾値521よりも大きな場合には、電力増幅器をOffとして電力が低下するような制御値を設定する。
上記制御により、同時に2系統で通信を行うことで信頼性が高く、また車間距離が短く車車間通信の受信信号電力が大きい場合にはチャネル間干渉を抑制し、車間距離が長く車車間通信の受信信号電力が小さい場合には偏波ダイバーシチ効果が得られ、安定した車車間通信を実現することが可能となる。
また、上述の制御を行うために、別の構成としては、移動体100は2つの車車間通信送受信部121Aと121Bとを有し、車車間通信送受信部121Aは1ないしは複数の水平偏波アンテナを有する無線周波数部280のみを有し、車車間通信送受信部121Bは1ないしは複数の垂直偏波アンテナを有する無線周波数部280のみを有する。このとき、例えば車車間通信送受信部121Aの水平偏波アンテナを有する無線周波数部280及び車車間通信送受信部121Bの垂直偏波アンテナを有する無線周波数部280に対しては図9(a)のような受信電力と減衰量との関係になるような制御を行う。すなわち電力減衰部282において、受信電力が閾値511よりも大きい場合には受信電力が大きいほど減衰値が大きくなる対応関係510のような電力の減衰がなされるような制御値を設定する。
上記制御により、先の構成に比べて偏波ダイバーシチ効果は限定的となるものの、同時に2系統で通信を行うことで信頼性が高く、また車間距離が短く車車間通信の受信信号電力が大きい場合にはチャネル間干渉が抑制される安定した車車間通信をより簡易な構成で実現することが可能となる。
なお、図9の横軸である受信電力値とは、モデム部270に到達した受信信号の電力ではなく、受信アンテナ端における電力である。すなわち、例えば電力減衰部282において減衰がない場合と10dB減衰している場合とでモデム部270に到達した受信信号の電力が等しい場合でも、図9の横軸である受信電力は後者が10dB低い値となる。
また、例えば図9に示した受信電力値は測定された瞬時値であっても良いし、一定期間内に測定された値を単純平均した値であってもよく、また例えばIIR等の低域通過フィルタを用いて平均化した値であってもよい。また、図9に示した閾値511及び512は単一の値ではなく、ヒステリシスを持った値であっても良い。すなわち、例えば電力減衰部282において電力の減衰がなされていない状態において電力の減衰を行うと判断するための閾値511及び512とは別に、それぞれの値よりも小さな値を電力減衰が成されている状態において電力の減衰を停止すると判断するための閾値511及び512として用いても良い。
また、図9に示した閾値511及び512の値は状況に応じて変更しても良い。例えばモデム部270において周辺からの干渉電力が大きい状況であると検知した場合には、閾値511及び512の値を大きくし、電力の減衰がなされにくく制御しても良い。
また、上記では2つの車車間通信送受信部121の場合について説明したが、3つ以上の車車間通信送受信部を用いてもよい。また上記では水平偏波と垂直偏波の2種類の偏波を用いる場合について説明したが、例えば右旋偏波と左旋偏波のような直交関係にある別の偏波の組み合わせを用いても良い。さらに、チャネル間干渉の低減効果は限定的されてしまうものの、直交しない2以上の複数の偏波を用いることも可能である。
図10は本発明の車車間通信制御部におけるパラメータ調整の流れの別の例である。本実施例の構成では、パラメータ調整を行う際に一方の移動体100側で受信電力の測定を行い、他方の移動体100側で無線周波数部280のパラメータ調整を行う。
図10の流れでは、車車間通信制御部210では、まず処理411において既に一度でもパラメータ調整処理を行っていた場合には前回パラメータ調整処理を行って経過時間が一定以上になるように、処理待ちを行う。次いで処理412において車車間通信送受信部121にて測定した受信電力値を取得する。次いで処理413において受信電力値を元にパラメータ調整値を作成し、処理415において作成した調整値を車車間で通信を行う図7のLAN信号を用いて通信相手となる移動体100上の車車間通信制御部210に通知する。通信相手側の車車間通信制御部210では、まず処理421においてLAN信号を介して通知された調整値を取得し、次いで処理422において調整値を車車間通信送受信部121に通知する。
図11は本発明の別の実施例における車車間通信処理部の構成図である。本実施例の構成では、パラメータ調整を車両間の距離に基づいて行う。本実施例では、車両内ネットワーク110とCANにより接続し、無線LANを用いて送受信を行う車車間通信送受信部121と有線LANで接続する車車間通信処理部122の場合の例を示している。本例の車車間通信処理部122は、タイマ(Timer)200、車車間通信制御部(V2V
controller)210、CANインタフェース(CAN Interface)220、LANインタフェース(LAN Interface)230、LANパケット生成部(LAN Packet Generator)240、CANパケット生成部(CAN Packet Generator)250を有し、車車間通信処理部122内部に測距機260(Ranging Device)を有するか、あるいは外部に測距機260を有し、車車間通信処理部122内部の車車間通信制御部210と接続される。
測距機260及び関連する車車間通信制御部210の動作を除く車車間通信処理部122の動作は先の例にて図5に関して示した動作と同じである。本例構成では、測距機260は次移動体100と車車間通信を行う対象となる移動体100との間の距離を測定し、測定した距離を車車間通信制御部210に通知する。車車間通信制御部210では、図8及び図9に関して受信電力によってパラメータ調整値を作成していたのと同様に距離に基づいてパラメータ調整値を作成する。すなわち、例えば車間距離が小さい場合には複数の車車間通信送受信部121Aと121Bとで異なる偏波を用いるように制御されるような値を設定する。また例えば車間距離が小さい場合には車車間通信送受信部121Aと121Bそれぞれのアンテナから送出される信号の送信信号電力を低下させる、あるいはアンテナ端から入力された受信信号を増幅前に減衰させるように制御されるような値を設定する。
以上説明した実施例によれば、本発明は以下の作用効果を奏する。
(1)無線通信装置(車車間通信部120)は、車両(移動体100)に搭載され、複数の周波数チャネルを用いて通信対象の無線通信装置(車車間通信部120)との間で無線通信を行う。この複数の周波数チャネルは、第1のチャネルおよび第2のチャネルを含み、第1のチャネルは、少なくとも第2のチャネルにおける無線信号の偏波面と互いに直交関係にある偏波面の無線信号を用いる。このようにしたので、チャネル間の干渉を抑制し、信頼性の高い無線通信が可能となるため、遅延時間等の通信品質を安定化させることができる。
(2)無線通信装置(車車間通信部120)は、第1のチャネルに対応し、直交する2つの偏波面で無線信号をそれぞれ送受信可能な第1の送受信部(車車間通信送受信部121A)と、第2のチャネルに対応し、直交する2つの偏波面で無線信号をそれぞれ送受信可能な第2の送受信部(車車間通信送受信部121B)と、を備える。第1の送受信部および第2の送受信部は、2つの偏波面の両方を用いて無線信号を送受信する第1の通信モードと、2つの偏波面の一方を用いて無線信号を送受信する第2の通信モードとを、それぞれに選択可能である。第2の通信モードでは、第1の送受信部が用いる偏波面と、第2の送受信部が用いる偏波面とが、互いに直交する。このようにしたので、状況に応じて最適な偏波面を用いて無線通信を行い、さらなる通信品質の安定化を図ることができる。
(3)無線通信装置(車車間通信部120)は、通信対象の無線通信装置(車車間通信部120)から受信した無線信号の受信電力を測定し、この受信電力に基づいて、第1の通信モードと第2の通信モードとを切り替えることができる。このようにしたので、受信電力に応じて最適な通信モードを選択することができる。
(4)無線通信装置(車車間通信部120)は、通信対象の無線通信装置(車車間通信部120)から受信した無線信号の受信電力を測定し、この受信電力に基づいて、第1の通信モードと第2の通信モードとを切り替えるための情報を含む無線信号を、通信対象の無線通信装置へ送信することもできる。このようにしたので、通信対象の無線通信装置でも、無線通信装置が測定した受信電力に応じて通信モードを切り替えることができる。その結果、これらの無線通信装置の間で行われる車車間通信において、最適な通信モードを選択することができる。
(5)無線通信装置(車車間通信部120)は、無線通信装置が搭載されている第1の車両(自動車100A)と通信対象の無線通信装置が搭載されている第2の車両(自動車100B)との車間距離を測定し、この車間距離に基づいて、第1の通信モードと第2の通信モードとを切り替えることもできる。このようにしたので、車間距離に応じて最適な通信モードを選択することができる。
(6)無線通信装置(車車間通信部120)は、無線通信装置が搭載されている第1の車両(自動車100A)と通信対象の無線通信装置が搭載されている第2の車両(自動車100B)との車間距離を測定し、この車間距離に基づいて、第1の通信モードと第2の通信モードとを切り替えるための情報を含む無線信号を、通信対象の無線通信装置へ送信することもできる。このようにしたので、通信対象の無線通信装置でも、無線通信装置が測定した受信電力に応じて通信モードを切り替えることができる。その結果、これらの無線通信装置の間で行われる車車間通信において、最適な通信モードを選択することができる。
(7)無線通信装置(車車間通信部120)は、通信対象の無線通信装置(車車間通信部120)から受信した無線信号の受信電力を測定し、この受信電力に基づいて、通信対象の無線通信装置に対して送信する無線信号の送信電力と、通信対象の無線通信装置から受信した信号の受信信号処理を行う際の無線信号の減衰量と、の少なくとも一方を調節する。このようにしたので、チャネル間の干渉を確実に抑制し、信頼性の高い無線通信を実現できる。
(8)無線通信装置(車車間通信部120)は、通信対象の無線通信装置(車車間通信部120)から受信した無線信号の受信電力を測定し、この受信電力に基づいて、通信対象の無線通信装置が送信する無線信号の送信電力と、通信対象の無線通信装置が受信信号処理を行う際の無線信号の減衰量と、の少なくとも一方を調節するための情報を含む無線信号を、通信対象の無線通信装置へ送信することもできる。このようにしたので、通信対象の無線通信装置でも、無線通信装置が測定した受信電力に応じて送受信電力を調節することができる。その結果、これらの無線通信装置の間で行われる車車間通信において、チャネル間の干渉を確実に抑制し、信頼性の高い無線通信を実現できる。
(9)無線通信装置(車車間通信部120)は、第1のチャネルに対応する第1の送受信部(車車間通信送受信部121A)と、第2のチャネルに対応する第2の送受信部(車車間通信送受信部121B)と、第1の送受信部および第2の送受信部と接続される通信処理部(車車間通信処理部122)と、を備える。第1の送受信部および第2の送受信部は、通信処理部から入力される送信情報に基づいて生成した無線信号を通信対象の無線通信装置(車車間通信部120)へそれぞれ送信するとともに、通信対象の無線通信装置から受信した無線信号に基づく受信情報を通信処理部へそれぞれ出力する。このとき通信処理部は、第1の送受信部および第2の送受信部に対して共通の送信情報を出力するとともに、第1の送受信部と第2の送受信部からそれぞれ出力される受信情報のうち一方を選択して取得することができる。このようにすれば、複数の周波数チャネルで同一の情報を送受信することができるため、より一層信頼性の高い無線通信を実現できる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を有するものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、図2に示したプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。また構成上同一の機能が複数存在する場合、各機能を実現するハードウェア或いはソフトウェアは別個に実装されていても良いし、実装された一つのハードウェア或いはソフトウェアを時間多重で使用して複数の処理を行っても良い。また構成上単一の機能であっても、同一の機能を持つ複数のハードウェア或いはソフトウェアを用いて分散処理を行っても良い。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
本実施例によれば、遅延時間等の通信品質を安定化させる無線通信システム及び無線局装置を提供し、また当該無線通信システムを採用する移動体の情報共有を提供することができる。
100,100A,100B,100C 移動体(自動車)
110 車両内ネットワーク(in-vehicle network)
120 車車間通信部
121,121A,121B 車車間通信送受信部
122 車車間通信処理部(V2V Proc.)
151 プロセッサ(Proc)
152 メモリ(MEM)
153 入出力インタフェース(I/F)
200 タイマ(Timer)
210 車車間通信制御部(V2V controller)
220 CANインタフェース(CAN Interface)
230 LANインタフェース(LAN Interface)
240 LANパケット生成部(LAN Packet Generator)
250 CANパケット生成部(CAN Packet Generator)
260 測距機(Ranging Device)
270 モデム部(Modem)
280 無線周波数部
281 RFモジュール(RF)
282 電力減衰部(Att)
283 アンテナ(Ant)
290 送受信制御部(TRx ctrl)

Claims (15)

  1. 車両に搭載され、複数の周波数チャネルを用いて通信対象の無線通信装置との間で無線通信を行う無線通信装置であって、
    前記複数の周波数チャネルは、第1のチャネルおよび第2のチャネルを含み、
    前記第1のチャネルは、少なくとも前記第2のチャネルにおける無線信号の偏波面と互いに直交関係にある偏波面の無線信号を用いることを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記第1のチャネルに対応し、直交する2つの偏波面で前記無線信号をそれぞれ送受信可能な第1の送受信部と、
    前記第2のチャネルに対応し、直交する2つの偏波面で前記無線信号をそれぞれ送受信可能な第2の送受信部と、を備え、
    前記第1の送受信部および前記第2の送受信部は、前記2つの偏波面の両方を用いて前記無線信号を送受信する第1の通信モードと、前記2つの偏波面の一方を用いて前記無線信号を送受信する第2の通信モードとを、それぞれに選択可能であり、
    前記第2の通信モードでは、前記第1の送受信部が用いる偏波面と、前記第2の送受信部が用いる偏波面とが、互いに直交する無線通信装置。
  3. 請求項2に記載の無線通信装置であって、
    前記通信対象の無線通信装置から受信した無線信号の受信電力を測定し、前記受信電力に基づいて、前記第1の通信モードと前記第2の通信モードとを切り替える無線通信装置。
  4. 請求項2に記載の無線通信装置であって、
    前記通信対象の無線通信装置から受信した無線信号の受信電力を測定し、前記受信電力に基づいて、前記第1の通信モードと前記第2の通信モードとを切り替えるための情報を含む無線信号を、前記通信対象の無線通信装置へ送信する無線通信装置。
  5. 請求項2に記載の無線通信装置であって、
    前記無線通信装置は、
    前記無線通信装置が搭載されている第1の車両と前記通信対象の無線通信装置が搭載されている第2の車両との車間距離を取得し、前記車間距離に基づいて、前記第1の通信モードと前記第2の通信モードとを切り替える無線通信装置。
  6. 請求項2に記載の無線通信装置であって、
    前記無線通信装置は、
    前記無線通信装置が搭載されている第1の車両と前記通信対象の無線通信装置が搭載されている第2の車両との車間距離を取得し、前記車間距離に基づいて、前記第1の通信モードと前記第2の通信モードとを切り替えるための情報を含む無線信号を、前記通信対象の無線通信装置へ送信する無線通信装置。
  7. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記通信対象の無線通信装置から受信した無線信号の受信電力を測定し、前記受信電力に基づいて、前記通信対象の無線通信装置に対して送信する前記無線信号の送信電力と、前記通信対象の無線通信装置から受信した信号の受信信号処理を行う際の前記無線信号の減衰量と、の少なくとも一方を調節する無線通信装置。
  8. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記通信対象の無線通信装置から受信した無線信号の受信電力を測定し、前記受信電力に基づいて、前記通信対象の無線通信装置が送信する前記無線信号の送信電力と、前記通信対象の無線通信装置が受信信号処理を行う際の前記無線信号の減衰量と、の少なくとも一方を調節するための情報を含む無線信号を、前記通信対象の無線通信装置へ送信する無線通信装置。
  9. 請求項1に記載の無線通信装置であって、
    前記第1のチャネルに対応する第1の送受信部と、
    前記第2のチャネルに対応する第2の送受信部と、
    前記第1の送受信部および前記第2の送受信部と接続される通信処理部と、を備え、
    前記第1の送受信部および前記第2の送受信部は、前記通信処理部から入力される送信情報に基づいて生成した無線信号を前記通信対象の無線通信装置へそれぞれ送信するとともに、前記通信対象の無線通信装置から受信した無線信号に基づく受信情報を前記通信処理部へそれぞれ出力し、
    前記通信処理部は、前記第1の送受信部および前記第2の送受信部に対して共通の前記送信情報を出力するとともに、前記第1の送受信部と前記第2の送受信部からそれぞれ出力される前記受信情報のうち一方を選択して取得する無線通信装置。
  10. 異なる車両にそれぞれ搭載された第1の無線通信装置と第2の無線通信装置との間で複数の周波数チャネルを用いて行われる無線通信の制御方法であって、
    前記複数の周波数チャネルは、第1のチャネルおよび第2のチャネルを含み、
    前記第1のチャネルは、少なくとも前記第2のチャネルにおける無線信号の偏波面と互いに直交関係にある偏波面の無線信号を用いることを特徴とする通信制御方法。
  11. 請求項10に記載の通信制御方法であって、
    前記第1の無線通信装置が前記第2の無線通信装置から受信した無線信号の受信電力、または、前記第1の無線通信装置が搭載された車両と前記第2の無線通信装置が搭載された車両との車間距離を測定し、
    前記受信電力または前記車間距離に基づいて、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルにおける無線信号の偏波面をそれぞれ切り替えるための情報を含む無線信号を、前記第1の無線通信装置から前記第2の無線通信装置へ送信し、
    前記第2の無線通信装置により、前記第1の無線通信装置から受信した前記無線信号に基づいて、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルにおける無線信号の偏波面をそれぞれ切り替える通信制御方法。
  12. 請求項10に記載の通信制御方法であって、
    前記第1の無線通信装置が前記第2の無線通信装置から受信した無線信号の受信電力、または、前記第1の無線通信装置が搭載された車両と前記第2の無線通信装置が搭載された車両との車間距離を測定し、
    前記受信電力または前記車間距離に基づいて、前記第2の無線通信装置が前記第1の無線通信装置へ送信する無線信号の送信電力と、前記第2の無線通信装置が前記第1の無線通信装置から前記無線信号を受信する際の減衰量と、の少なくとも一方を調節するための情報を含む無線信号を、前記第1の無線通信装置から前記第2の無線通信装置へ送信し、
    前記第2の無線通信装置により、前記第1の無線通信装置から受信した前記無線信号に基づいて、前記送信電力と前記減衰量との少なくとも一方を調節する通信制御方法。
  13. 異なる車両にそれぞれ搭載される第1の無線通信装置および第2の無線通信装置を有し、前記第1の無線通信装置と前記第2の無線通信装置との間で複数の周波数チャネルを用いて無線通信を行う無線通信システムであって、
    前記複数の周波数チャネルは、第1のチャネルおよび第2のチャネルを含み、
    前記第1のチャネルは、少なくとも前記第2のチャネルにおける無線信号の偏波面と互いに直交関係にある偏波面の無線信号を用いることを特徴とする無線通信システム。
  14. 請求項13に記載の無線通信システムであって、
    前記第1の無線通信装置は、前記第2の無線通信装置から受信した無線信号の受信電力、または、前記第1の無線通信装置が搭載された車両と前記第2の無線通信装置が搭載された車両との車間距離を測定し、前記受信電力または前記車間距離に基づいて、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルにおける無線信号の偏波面をそれぞれ切り替えるための情報を含む無線信号を、前記第2の無線通信装置へ送信し、
    前記第2の無線通信装置は、前記第1の無線通信装置から受信した前記無線信号に基づいて、前記第1のチャネルおよび前記第2のチャネルにおける無線信号の偏波面をそれぞれ切り替える無線通信システム。
  15. 請求項13に記載の無線通信システムであって、
    前記第1の無線通信装置は、前記第2の無線通信装置から受信した無線信号の受信電力、または、前記第1の無線通信装置が搭載された車両と前記第2の無線通信装置が搭載された車両との車間距離を測定し、前記受信電力または前記車間距離に基づいて、前記第2の無線通信装置が前記第1の無線通信装置へ送信する無線信号の送信電力と、前記第2の無線通信装置が前記第1の無線通信装置から前記無線信号を受信する際の減衰量と、の少なくとも一方を調節するための情報を含む無線信号を、記第2の無線通信装置へ送信し、
    前記第2の無線通信装置は、前記第1の無線通信装置から受信した前記無線信号に基づいて、前記送信電力と前記減衰量との少なくとも一方を調節する無線通信システム。
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