JP2020117992A - 連結構造、建物及び連結方法 - Google Patents

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黒田 淳生
Atsuo Kuroda
淳生 黒田
隆一郎 富永
Ryuichiro Tominaga
隆一郎 富永
旨紀 葉玉
Munenori Hadama
旨紀 葉玉
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Abstract

【課題】2つの基材同士を連結するときの施工を簡便に行うことができる連結構造等を提供する。【解決手段】第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とを固定することによって第1基材10と第2基材20とが連結された連結構造であって、第1連結部材100は、各々が第1基材10に立設するとともに、隙間G1をあけて対向して配置された一対の第1側板121及び122と、一対の第1側板121及び122の一方と他方とに架け渡された第1横架板130とを有し、第2連結部材200は、各々が第2基材20に立設するとともに、隙間G2をあけて対向して配置された一対の第2側板221及び222を有し、一対の第2側板221及び222が一対の第1側板121及び122を挟むように配置されており、第1横架板130が一対の第2側板221及び222の下に位置している。【選択図】図2

Description

本発明は、連結構造、建物及び連結方法に関し、特に、建物ユニットの建築材同士が連結された連結構造、この連結構造を備える建物、及び、建物ユニットの建築材同士を連結する連結方法に関する。
梁及び柱等の建築材によって構成された直方体状の骨組みを有する建物ユニットを工場で生産し、この建物ユニットを建築現場で複数連結することによって1つの建物を建設するユニット工法が知られている。例えば、特許文献1には、横方向に隣り合う2つの建物ユニットの柱同士を連結プレートによって連結することで2つの建物ユニットを連結する技術が開示されている。
特開2016−183495号公報 特許第5713161号公報
しかしながら、特許文献1に開示された連結方法は、建物ユニットの柱同士を連結するため、2つの柱間に生じる空間が無駄になったり、建物として2つの柱の一方が過剰になったりする。
そこで、2つの建物ユニットの柱同士を連結するのではなく、2つの建物ユニットのうちの一方の建物ユニットの柱に、2つの建物ユニットうちの他方の建物ユニットの梁を連結することで、2つの建物ユニットを連結することが考えられる。例えば、建築現場に既設された建物ユニット(ベースユニット)の柱に、一つの側面に枠組みとなる構造が存在せずに複数の梁の各々の一方端が露出して片持ち梁となった建物ユニット(増設ユニット)の梁を連結することが考えられる。
この場合、例えば、特許文献2に開示された連結構造を用いることが考えられる。図21は、特許文献2に開示された連結構造を示す図である。図21に示すように、特許文献2には、柱10X及び梁20Xの各々に断面コの字形状の連結金具100X及び200Xを取り付けて、柱10Xに取り付けられた連結金具100Xと梁20Xに取り付けられた連結金具200Xとが噛み合うように柱10Xと梁20Xとを近づけて、噛み合った2つの連結金具100X及び200Yの各々のボルト穴にボルトを挿通することで柱10Xと梁20Xとを連結する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献2に開示された連結方法では、2つの連結金具を噛み合わせる際に、2つの連結金具が互いに鉛直方向に移動可能となっているので、柱と梁とを連結する施工時に、柱と梁との相対的な位置関係を安定させることが難しい。この結果、2つの連結金具のボルト穴同士の位置を合わせることが難しかったり、柱に梁を連結する場合には梁が自重で垂れ下がったり落下したりする。
このように、特許文献2に開示された連結方法では、柱又は梁等の建築材等からなる2つの基材同士を連結するときの施工が難しい。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、柱又は梁等の建築材等からなる2つの基材同士を連結するときの施工を簡便に行うことができる連結構造及び連結方法等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る連結構造の一態様は、第1基材に取り付けられた第1連結部材と第2基材に取り付けられた第2連結部材とを固定することによって前記第1基材と前記第2基材とが連結された連結構造であって、前記第1連結部材は、各々が前記第1基材に立設するとともに、隙間をあけて対向して配置された一対の第1側板と、前記一対の第1側板の一方と他方とに架け渡された第1横架板とを有し、前記第2連結部材は、各々が前記第2基材に立設するとともに、隙間をあけて対向して配置された一対の第2側板を有し、前記一対の第1側板の各々は、第1貫通孔を有し、前記一対の第2側板の各々は、第2貫通孔を有し、前記一対の第2側板が前記一対の第1側板を挟むように配置されている又は前記一対の第1側板が前記一対の第2側板を挟むように配置されており、且つ、前記第1横架板が前記一対の第2側板の下又は上に位置しており、前記第1連結部材及び前記第2連結部材は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに挿通された固定部材によって固定されている。
また、本発明に係る建物の一態様は、上記の連結構造を備える。
また、本発明に係る連結方法の一態様は、第1基材に取り付けられた第1連結部材と第2基材に取り付けられた第2連結部材とを固定部材によって固定することで前記第1基材と前記第2基材とを連結する連結方法であって、前記第1連結部材は、各々が前記第1基材に立設するとともに、隙間をあけて対向して配置された一対の第1側板と、前記一対の第1側板の一方と他方とに架け渡された第1横架板とを有し、前記第2連結部材は、各々が前記第2基材に立設するとともに、隙間をあけて対向して配置された一対の第2側板を有し、前記一対の第1側板の各々は、第1貫通孔を有し、前記一対の第2側板の各々は、第2貫通孔を有し、前記連結方法は、前記一対の第2側板が前記一対の第1側板を挟む状態で前記第2連結部材と前記第1連結部材とを連結する場合、前記第1横架板に前記一対の第2側板を載置することで、前記第2基材に取り付けられた前記第2連結部材を、前記第1基材に取り付けられた前記第1連結部材に仮置きし、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに前記固定部材を挿通して、前記第1連結部材と前記第2連結部材とを連結し、前記一対の第1側板が前記一対の第2側板を挟む状態で前記第1連結部材と前記第2連結部材とを連結する場合、前記一対の第2側板に前記第1横架板を載置することで、前記第1基材に取り付けられた前記第1連結部材を、前記第2基材に取り付けられた前記第2連結部材に仮置きし、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに前記固定部材を挿通して、前記第1連結部材と前記第2連結部材とを連結する。
本発明によれば、第1基材と第2基材とを連結するときの施工を簡便に行うことができる。
実施の形態1に係る連結構造の斜視図である。 実施の形態1に係る連結構造の上面図である。 図1BのA−A線における断面図である。 実施の形態1に係る連結構造の分解斜視図である。 実施の形態1に係る建物の分解斜視図である。 実施の形態1に係る連結方法において、第1連結部材を第1基材に取り付けるときの様子を示す図である。 実施の形態1に係る連結方法において、第1基材に取り付けられた第1連結部材に、第2基材に取り付けられた第2連結部材を噛み合わせるときの様子を示す図である。 実施の形態1に係る連結方法において、第1連結部材と第2連結部材とにボルトを挿通させるときの様子を示す図である。 実施の形態1に係る連結方法において、第1連結部材と第2連結部材とに挿通させたボルトにナットをねじ込んだ後の状態を示す図である。 実施の形態1の他の態様に係る連結構造の分解斜視図である。 実施の形態1の他の態様に係る連結構造の斜視図である。 実施の形態1の他の態様に係る連結構造の上面図である。 図5bのA−A線における断面図である。 実施の形態1の変形例1に係る連結構造の斜視図である。 実施の形態1の変形例1に係る連結構造の上面図である。 図7BのA−A線における断面図である。 実施の形態1の変形例1の他の態様に係る連結構造の分解斜視図である。 実施の形態1の変形例1の他の態様に係る連結構造の断面図である。 実施の形態1の変形例2に係る連結構造の斜視図である。 実施の形態1の変形例2に係る連結構造の上面図である。 図9BのA−A線における断面図である。 実施の形態2に係る連結構造の斜視図である。 実施の形態2に係る連結構造の上面図である。 図10BのA−A線における断面図である。 実施の形態2に係る連結構造の分解斜視図である。 実施の形態2の変形例1に係る連結構造の斜視図である。 実施の形態2の変形例1に係る連結構造の上面図である。 図12BのA−A線における断面図である。 実施の形態2の変形例1の他の態様に係る連結構造の分解斜視図である。 実施の形態2の変形例1の他の態様に係る連結構造の断面図である。 実施の形態2の変形例2に係る連結構造の斜視図である。 実施の形態2の変形例2に係る連結構造の上面図である。 図14BのA−A線における断面図である。 実施の形態3に係る連結構造の斜視図である。 実施の形態3に係る連結構造の上面図である。 図15BのA−A線における断面図である。 実施の形態3に係る連結構造の分解斜視図である。 実施の形態3の変形例1に係る連結構造の断面図である。 実施の形態3の変形例1の他の第1態様に係る連結構造の断面図である。 実施の形態3の変形例1の他の第2態様に係る連結構造の断面図である。 実施の形態3の変形例21に係る連結構造の斜視図である。 特許文献2に開示された連結構造を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[連結構造]
まず、実施の形態1に係る連結構造1の構成について、図1A〜図1C及び図2を用いて説明する。図1Aは、実施の形態1に係る連結構造1の斜視図である。図1Bは、同連結構造1の上面図である。図1Cは、図1BのA−A線における断面図である。図2は、同連結構造1の分解斜視図である。なお、図2では、ボルト310及びナット320が図示されていない。
図1A〜図1C及び図2に示すように、連結構造1は、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とを固定することによって第1基材10と第2基材20とが連結された構成である。
第1基材10及び第2基材20は、建物の骨組みに用いられる柱又は梁等の建築材である。一例として、第1基材10は、柱であり、第2基材20は、梁である。また、第1基材10及び第2基材20は、いずれも金属材によって構成されている。具体的には、第1基材10及び第2基材20は、いずれも鋼材によって構成されている。つまり、本実施の形態において、第1基材10は、鋼材からなる柱であり、第2基材20は、鋼材からなる梁である。
具体的には、第1基材10及び第2基材20は、厚さ数mmの鋼板によって構成された長尺状の角筒体(例えば、角型鋼管)であり、4つの長尺状の板状部材によって構成されている。一例として、第1基材10及び第2基材20を長手方向から見たときの第1基材10及び第2基材20の外形は、1辺が150mmの正方形である。なお、第2基材20の先端部には、矩形状の金属板21が接合されている。金属板21は、例えば溶接によって第2基材20を構成する角筒体の先端端に接合されている。
このように、第1基材10及び第2基材20が金属材によって構成されているので、第1基材10及び第2基材20に取り付けられる第1連結部材100及び第2連結部材200は、第1基材10及び第2基材20に埋め込んで取り付けることができず、第1基材10及び第2基材20から出っ張った状態で第1基材10及び第2基材20に取り付けられる。
次に、第1連結部材100の構成について説明する。第1連結部材100は、建築材等の部材同士を連結するための連結金具である。本実施の形態において、第1連結部材100は、第1基材10に取り付けられる第1連結金具である。具体的には、第1連結部材100は、第1基材10の取付面10aに取り付けられている。本実施の形態において、第1基材10の取付面10aは、鉛直方向と略平行であり、第1基材10を構成する4つの側板のうちの一つの側板の表面が取付面10aになっている。つまり、第1連結部材100は、第1基材10を構成する側板に取り付けられている。具体的には、第1連結部材100は、例えば、1本以上のネジによって第1基材10にネジ止めされている。なお、第1連結部材100は、ネジによって第1基材10に取り付けられる場合に限るものではなく、溶接等によって第1基材10に取り付けられていてもよい。
図2に示すように、第1連結部材100は、第1取付板110と、一対の第1側板121及び122と、第1横架板130とを有する。第1連結部材100は、例えば鋼板等の金属板によって構成されている。つまり、第1取付板110と一対の第1側板121及び122と第1横架板130とは、鋼板等の金属板によって構成されている。一例として、第1取付板110と一対の第1側板121及び122と第1横架板130との厚さは、9mmであるが、これに限るものではない。また、本実施の形態において、第1取付板110と一対の第1側板121及び122と第1横架板130との厚さは、同じであるが、これに限るものではなく、互いに異なっていてもよい。
第1取付板110は、第1基材10の取付面10aに取り付けられる矩形板状の面状部である。第1取付板110は、第1基材10の取付面10aに面接触している。
本実施の形態において、第1取付板110には、ネジが挿通される貫通孔が設けられており、第1取付板110は、ネジによって第1基材10に取り付けられている。第1取付板110の貫通孔(ネジ穴)は、1つであってもよいし、複数であってもよい。なお、第1取付板110は、溶接によって第1基材10に取り付けられていてもよい。
図2に示すように、一対の第1側板121及び122の各々は、第1基材10に立設するとともに、隙間G1(第1隙間)をあけて対向して配置された矩形板状の面状部である。具体的には、一対の第1側板121及び122の各々は、第1取付板110に立設している。本実施の形態において、第1側板121及び122の各々の主面は、第1基材10の取付面10a及び第1取付板110の主面に対して直交している。つまり、第1側板121及び122は、主面が第1基材10の取付面10a及び第1取付板110の主面に直交する姿勢で設けられている。
一対の第1側板121及び122は、第1取付板110に接続されている。具体的に、一対の第1側板121及び122は、一方が第1取付板110の一方の端部に接続されており、他方が第1取付板110の他方の端部に接続されている。本実施の形態において、一対の第1側板121及び122と第1取付板110とは一体に形成されている。例えば、一対の第1側板121及び122と第1取付板110とは、長方形の金属板の長手方向の両端部を断面コの字状に折り曲げることで形成することができる。
第1側板121は、第1貫通孔121aを有し、第1側板122は、第1貫通孔122aを有する。第1側板121の第1貫通孔121aと第1側板122の第1貫通孔122aとは、ボルト310が挿通されるボルト穴であり、互いに対向する位置に設けられている。
第1横架板130は、一対の第1側板121及び122の一方と他方とに架け渡された矩形板状の面状部である。つまり、第1横架板130は、一対の第1側板121及び122の隙間G1を跨るように、第1側板121と第1側板122とを橋渡しするように配置されている。
本実施の形態において、第1横架板130は、一対の第1側板121及び122の下端に接続されている。言い換えると、一対の第1側板121及び122は、第1横架板130の上に配置されており、第1横架板130は、一対の第1側板121及び122の底板になっている。第1横架板130と一対の第1側板121及び122とは、例えば、溶接によって接合される。
さらに、本実施の形態では、第1横架板130は、一対の第1側板121及び122の各々から横方向にはみ出すように構成されている。具体的に、第1横架板130は、一対の第1側板121及び122の一方と他方とに橋渡しされた第1橋架部131と、一対の第1側板121及び122の各々から一対の第1側板121及び122の並び方向の外方に向かって突出する一対の第1突出部132及び133とを有する。つまり、第1横架板130において、第1橋架部131は、第1側板121と第1側板122との間に位置する部分であり、一対の第1突出部132及び133は、第1橋架部131から一対の第1側板121及び122からはみ出す部分である。
次に、第2連結部材200の構成について説明する。第2連結部材200は、第1連結部材100と同様に、建築材等の部材同士を連結するための連結金具である。本実施の形態において、第2連結部材200は、第2基材20に取り付けられる第2連結金具である。具体的には、第2連結部材200は、第2基材20の取付面20aに取り付けられている。本実施の形態において、第2基材20の取付面20aは、鉛直方向と略平行であり、第2基材20の先端部に配置された金属板21の表面が取付面20aになっている。つまり、第2連結部材200は、第2連結部材200金属板21に取り付けられており、金属板21は、第2基材20を取り付けるための取付板として機能する。第2連結部材200は、例えば、溶接によって第2基材20に接合されているが、第2連結部材200は、溶接によって第2基材20に取り付けられる場合に限るものではなく、ネジによって第2基材20にネジ止めされていてもよい。
第2連結部材200は、第2取付板210と、一対の第2側板221及び222とを有する。第2連結部材200は、第1連結部材100において、第1横架板130が設けられていない構造であり、第1横架板130が設けられていない点と、一対の第2側板221及び222の隙間G2の間隔W2が第1側板122及び122の隙間G1の間隔W1と異なっている点と以外は、第1連結部材100と同様の構成である。具体的には、第2連結部材200は、第1連結部材100と同様に、例えば鋼板等の金属板によって構成されている。つまり、第2取付板210と一対の第2側板221及び222とは、鋼板等の金属板によって構成されている。一例として、第2取付板210と一対の第2側板221及び222との厚さは、9mmであるが、これに限るものではない。また、本実施の形態において、第2取付板210と一対の第2側板221及び222との厚さは、同じであるが、これに限るものではなく、互いに異なっていてもよい。
第2取付板210は、第2基材20の取付面20aに取り付けられる矩形板状の面状部である。第2取付板210は、第2基材20の取付面20aに面接触している。
本実施の形態において、第2取付板210は、溶接によって第2基材20の金属板21に固定されている。なお、第2取付板210をネジによって第2基材20に取り付ける場合は、第2取付板210に、ネジが挿通される貫通孔を設けておけばよい。この場合、第2取付板210の貫通孔(ネジ穴)は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
一対の第2側板221及び222の各々は、第2基材20に立設するとともに、隙間G2(第2隙間)をあけて対向して配置された矩形板状の面状部である。具体的には、一対の第2側板221及び222の各々は、第2取付板210に立設している。本実施の形態において、第2側板221及び222の各々の主面は、第2基材20の取付面20a及び第2取付板210の主面に対して直交している。つまり、第2側板221及び222は、主面が第2基材20の取付面20a及び第2取付板210の主面に直交する姿勢で設けられている。
一対の第2側板221及び222は、第2取付板210に接続されている。具体的に、一対の第2側板221及び222は、一方が第2取付板210の一方の端部に接続されており、他方が第2取付板210の他方の端部に接続されている。本実施の形態において、一対の第2側板221及び222と第2取付板210とは一体に形成されている。例えば、一対の第2側板221及び222と第2取付板210とは、長方形の金属板の長手方向の両端部を断面コの字状に折り曲げることで形成することができる。
なお、第2取付板210が無い第2連結部材200を用いてもよい。つまり、第2連結部材200が一対の第2側板221及び222のみによって構成されていてもよい。この場合、一対の第2側板221及び222は、第2基材20の取付面20aに直接取り付けられる。例えば、一対の第2側板221及び222は、溶接によって金属板21の表面(取付面20a)に接合される。
第2側板221は、第2貫通孔221aを有し、第2側板222は、第2貫通孔222aを有する。第2側板221の第2貫通孔221aと第2側板222の第2貫通孔222aとは、ボルト310が挿通されるボルト穴であり、互いに対向する位置に設けられている。
図1A〜図1Cに示すように、連結構造1では、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とを連結して固定することで、第1基材10と第2基材20とが連結されている。具体的には、第1連結部材100及び第2連結部材200は、第1連結部材100の第1貫通孔121a及び122aと第2連結部材200の第2貫通孔221a及び222aとに挿通されたボルト310によって固定されている。
ボルト310は、第1連結部材100と第2連結部材200とを固定するための固定部材の一例である。一例として、ボルト310は、六角ボルトであるが、これに限らない。第1貫通孔121a及び122aと第2貫通孔221a及び222aとに挿通されたボルト310のネジ棒には、ナット320がねじ込まれる。ナット320も、第1連結部材100と第2連結部材200とを固定するための固定部材の一例である。一例として、ナット320は、六角ナットであるが、これに限らない。
第1連結部材100と第2連結部材200とが連結された状態において、第1連結部材100の一対の第1側板121及び122と第2連結部材200の一対の第2側板221及び222とは対向している。この場合、一対の第1側板121及び122の主面と第2連結部材200の一対の第2側板221及び222主面とは、面接触していてもよいし、わずかな隙間を開けて対面していてもよい。
本実施の形態において、第2連結部材200における一対の第2側板221及び222の隙間G2の間隔W2は、第1連結部材100における一対の第1側板121及び122の隙間G1の間隔W1よりも大きくなっている。したがって、第1連結部材100と第2連結部材200とが連結された状態では、第2連結部材200における一対の第2側板221及び222は、第1連結部材100における一対の第1側板121及び122を挟むように配置されることになる。具体的には、第2側板221は第1側板121の外側に位置しており、第2側板222は第1側板122の外側に位置している。つまり、第1側板121及び122の内面と第2側板221及び222の外面とが対向することになる。
また、本実施の形態では、第1連結部材100と第2連結部材200とが連結された状態において、第1連結部材100の第1横架板130は、第2連結部材200の一対の第2側板221及び222の下に位置している。つまり、第1横架板130の上に一対の第2側板221及び222が位置しており、第1横架板130が一対の第2側板221及び222を支持している。
この場合、一対の第2側板221及び222の一方は、第1横架板130における一対の第1突出部132及び133の一方の上に位置し、一対の第2側板221及び222の他方は、第1横架板130における一対の第1突出部132及び133の他方の上に位置している。具体的には、第2側板221が第1突出部132に載置されており、第2側板222が第1突出部133に載置されている。
したがって、一対の第1突出部132及び133の各々の突出方向(つまり第1側板121及び122の並び方向)の長さは、一対の第2側板221及び222の各々が係止可能な長さになっている。本実施の形態では、第1橋架部131と一対の第1突出部132及び133との奥行方向(つまり一対の第1側板121及び122の並び方向に直交する方向)の長さが同じであるので、第1横架板130全体の奥行方向の長さが一対の第2側板221及び222の各々が係止可能な長さになっている。
[建物]
次に、本実施の形態における建物5について、図3を用いて説明する。図3は、実施の形態1に係る建物5の分解斜視図である。
図3に示すように、本実施の形態における建物5は、建築現場等の所定の場所に既設されたベースユニットである建物ユニット5aと、増設ユニットである建物ユニット5bとを備えており、建物ユニット5aと建物ユニット5bとを連結することで建設される。建物5は、例えば住宅であるが、店舗、工場又は倉庫等の非住宅であってもよい。
建物ユニット5a及び5bは、梁及び柱等の建築材によって構成された直方体状の骨組みを有する建築構造体からなる単位ユニットであり、建物5の一部を構成している。建物ユニット5a及び5bは、例えばコンテナハウスである。なお、図3に示される建物ユニット5a及び5bは、管柱のみで構成されているが、間柱等が含まれていてもよい。
建物ユニット5a及び5bは、いずれも工場等の建築現場以外で予め組み立てられる。工場で生産された建物ユニット5a及び5bは、トラック等の搬送車によって建築現場に搬送され、建物ユニット5a及び5bを建築現場で連結することによって建物5を建設することができる。
この場合、建物5が新築の場合は、建物ユニット5a及び5bを同時期に建築現場に搬送して連結してもよいが、既に建設された建物ユニット5aをリフォームする等して建物5を建設する場合は、建物ユニット5bを建築現場に搬送して、既設された建物ユニット5aに建物ユニット5bを連結することで建物5を建設してもよい。
いずれにしても、建物5は、まず、建物ユニット5aを所定の場所に設置しておき、この建物ユニット5aに建物ユニット5bを増設することで建設される。この場合、ベースユニットである建物ユニット5aは、4本の管柱を有しているが、増設ユニットである建物ユニット5bは、一つの側面に管柱が存在せず、2本の管柱のみで構成されている。つまり、建物ユニット5bは、一つの側面に枠組となる構造が存在せず複数の梁の各々の一方端が露出して片持ち梁となった構造になっている。したがって、建物ユニット5bを工場から建築現場まで搬送する場合、建物ユニット5bの複数の片持ち梁の開放端が垂れ落ちないように複数の片持ち梁の開放端に矩形状の鉄骨枠を取り付けて複数の片持ち梁を保持する。鉄骨枠は、建物ユニット5bを建物ユニット5aに連結する際に撤去される。なお、運搬用の保持部材としては、鉄骨枠に限らず、仮設柱又は仮設梁等であってもよい。
建物ユニット5aと建物ユニット5bとを連結する場合、建物ユニット5aの柱と建物ユニット5bの梁とを連結する。このとき、上述の連結構造1を用いて、建物ユニット5aと建物ユニット5bとを連結する。この場合、図示しないが、建物ユニット5aの柱を第1基材10としてこの柱に第1連結部材100を取り付けるとともに、建物ユニット5bの梁を第2基材20としてこの梁に第2連結部材200を取り付けて、第1連結部材100と第2連結部材200とを連結する。これにより、建物ユニット5aの柱と建物ユニット5bの梁とを連結させることができる。このように建設された建物5は、上記の連結構造1を備えていることになる。この場合、第1連結部材100が取り付けられた柱(第1基材10)は、ベースユニットである建物ユニット5aの骨組みの一部となり、第2連結部材200が取り付けられた梁(第2基材20)は、建物ユニット5aに増設される増設ユニットである建物ユニット5bの骨組みの一部となる。
[連結方法]
図1A〜図1Cに示される連結構造1について、第1連結部材100と第2連結部材200とを用いて第1基材10と第2基材20とを連結する連結方法について、図4A〜図4Dを用いて説明する。図4A〜図4Dは、実施の形態1に係る連結方法を説明するための図である。
本実施の形態における連結方法は、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とをボルト310及びナット320によって固定することで第1基材10と第2基材20とを連結する方法であり、例えば、図3に示す建物5を建設するときの建築工法として利用することができる。この場合、第1連結部材100と第2連結部材200とを用いて、建物ユニット5aの柱(第1基材10)と建物ユニット5bの梁(第2基材20)とを連結する。
本実施の形態における連結方法では、図4Aに示すように、まず、第1連結部材100を第1基材10に取り付ける。
例えば、第1連結部材100の第1取付板110のネジ穴と第1基材10の取付面10aのネジ穴とを合わせて、これらのネジ穴にネジ330を挿通させてねじ込むことで、第1連結部材100を第1基材10の取付面10aに固定する。これにより、ねじ止めにより第1連結部材100を第1基材10に取り付けることができる。なお、図4Aでは、2本のネジを用いているが、これに限らない。
次に、図4Bに示すように、第2基材20に第2連結部材200を取り付けて、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100に、第2基材20に取り付けられた第2連結部材200を連結させる。
例えば、第2連結部材200と第2基材20とを溶接して接合することで、第2連結部材200を第2基材20の取付面20aに取り付けることができる。具体的には、第2連結部材200の第2取付板210と第2基材20の金属板21とを溶接する。この場合、第2連結部材200は、工場等で第2基材20に予め取り付けられていてもよいが、建築現場で第2基材20に取り付けられてもよい。なお、第2連結部材200は、第1連結部材100と同様に、ネジによって第2基材20に取り付けられてもよい。また、第2連結部材200が第2取付板210を有していない場合、第2連結部材200は一対の第2側板221及び222のみによって構成されるため、第2連結部材200は、溶接等によって工場等で予め第2基材20に接合しておくとよい。
第1基材10に取り付けられた第1連結部材100に、第2基材20に取り付けられた第2連結部材200を連結させる際、第1連結部材100と第2連結部材200とが噛み合うように、第1連結部材100に第2連結部材200を近づける。具体的には、第2連結部材200の一対の第2側板221及び222が第1連結部材100の一対の第1側板121及び122を挟む状態で第2連結部材200を第1連結部材100に噛み合わせる。
このとき、第1連結部材100には第1横架板130が設けられているので、第1横架板130に第2連結部材200を仮置きすることができる。具体的には、第1連結部材100に第2連結部材200に噛み合わせる際、第1横架板130の上に、第2連結部材200の一対の第2側板221及び222を載置することで、第2基材20に取り付けられた第2連結部材200を第1連結部材100に仮置きする。
その後、図4Cに示すように、第1連結部材100における一対の第1側板121及び122の第1貫通孔121a及び122a(図2参照)と第2連結部材200における一対の第2側板221及び222の第2貫通孔221a及び222a(図2参照)との位置合わせをして、第1貫通孔121a及び122aと第2貫通孔221a及び222aとにボルト310を挿通してボルト310にナット320をねじ込む。
これにより、上記の図1Cに示されるように、第1連結部材100と第2連結部材200とがボルト310及びナット320によって締め付けられて固定され、図4Dに示すように、第1連結部材100と第2連結部材200とが連結される。このように、第1連結部材100と第2連結部材200とを連結することで、第1基材10と第2基材20とを連結することができる。
また、連結された状態の第1連結部材100及び第2連結部材200からボルト310とナット320とを外すことで、第1連結部材100及び第2連結部材200を容易に分離することができる。
なお、第1横架板130の上に一対の第2側板221及び222を仮置きしたとき(図4Cのとき)は、第1横架板130の表面に一対の第2側板221及び222の下端が接触することになるが、第1連結部材100と第2連結部材200とをボルト310及びナット320で締結した後(図4Dのとき)は、第1横架板130の表面と一対の第2側板221及び222の下端とは、仮置き状態のまま接触していてもよいし、接触していなくてもよい。
[効果等]
以上、本実施の形態に係る連結構造1及び連結方法によれば、第1横架板130を有する第1連結部材100を用いているので、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とを連結する際に、第1横架板130に第2連結部材200の一対の第2側板221及び222を仮置きすることができる。つまり、第1横架板130によって第2連結部材200の一対の第2側板221及び222を支持することができる。
これにより、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100に、第2基材20に取り付けられた第2連結部材200を連結させる際に、第1基材10及び第1連結部材100と第2基材20及び第2連結部材200との相対的な位置関係を安定させることができる。したがって、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を簡便に行うことができる。
特に、本実施の形態では、第1基材10が柱で、第2基材20が梁であるので、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100に対して第2基材20に取り付けられた第2連結部材200を連結する際に、柱である第1基材10と第2基材20である梁との相対的な位置関係を容易に安定させることができる。
具体的には、第2基材20である梁は、図3に示すように、片持ち梁になっているので、第2基材20を第1基材10に連結する際、第2基材20の開放端である先端部が自重によって垂れ下がって第2基材20の位置が安定しない。このため、第1連結部材100のボルト穴(第1貫通孔121a及び122a)と第2連結部材200のボルト穴(第2貫通孔221a及び222a)との位置合わせをすることが難しくなり、第1基材10と第2基材20との連結施工が難しくなる。特に、本実施の形態のように、第1基材10及び第2基材20が鋼材である場合には、第2基材20の自重が重くなり、第1基材10と第2基材20との連結施工がより一層難しくなる。
これに対して、本実施の形態における連結構造1及び連結方法では、第1連結部材100と第2連結部材200とを噛み合わせる際に、第1連結部材100の第1横架板130に第2連結部材200の一対の第2側板221及び222を仮置きすることができる。これにより、仮置きした状態で第1連結部材100のボルト穴(第1貫通孔121a及び122a)と第2連結部材200のボルト穴(第2貫通孔221a及び222a)との位置合わせをすることができるので、第1連結部材100のボルト穴と第2連結部材200のボルト穴とに容易にボルト310を挿通することができる。したがって、第1基材10と第2基材20との連結施工を簡便に行うことができる。
しかも、本実施の形態では、第1連結部材100及び第2連結部材200をボルト310によるボルト締め(乾式)で連結しているので、短工期で第1基材10と第2基材20とを連結することができる。また、第1連結部材100及び第2連結部材200がボルト310によって連結されているので、ナット320を緩めて第1連結部材100及び第2連結部材200からボルト310を外すことで、第1連結部材100及び第2連結部材200を容易に分離することもできる。
なお、第1連結部材100と第2連結部材200とをボルト310及びナット320で締め付け固定する際、ボルト310及びナット320を締め付けすぎて第1側板121及び122と第2側板221及び222とが変形しないように、図5及び図6A〜図6Cに示すように、一対の第1側板121及び122の間に、ボルト310が挿通される筒状部材140を設けてもよい。
筒状部材140は、例えば金属製の円筒部材であり、一対の第1側板121及び122に挟持されている。筒状部材140は、一対の第1側板121及び122と一体に形成されていてもよいし、一対の第1側板121及び122と別体であってもよい。なお、筒状部材140が一対の第1側板121及び122と別体である場合、例えば第1連結部材100と第2連結部材200とにボルト310を挿通させる際に、一対の第1側板121及び122の間に筒状部材140を挿入すればよい。
このように、ボルト310が挿通されるに筒状部材140を一対の第1側板121及び122の間に配置することで、一対の第1側板121及び122の間に第1連結部材100と第2連結部材200とをボルト310及びナット320で締め付け固定する際、筒状部材140が突っ張り棒として機能する。したがって、ボルト310及びナット320を締め付けすぎて第1側板121及び122と第2側板221及び222とが変形することを抑制することができる。つまり、筒状部材140は、補強パイプとして機能する。
(実施の形態1の変形例1)
次に、実施の形態1の変形例1に係る連結構造1Aについて、図7A〜図7Cを用いて説明する。図7Aは、実施の形態1の変形例1に係る連結構造1Aの斜視図である。図7Bは、同連結構造1Aの上面図である。図7Cは、図7BのA−A線における断面図である。
本変形例における連結構造1Aは、上記実施の形態1における連結構造1と同様に、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200Aとを固定することによって第1基材10と第2基材20とが連結された構成である。
本変形例における連結構造1Aが上記実施の形態1における連結構造1と異なる点は、第1連結部材100における第1側板121及び122と第2連結部材200Aにおける第2側板221及び222との位置関係である。
具体的には、上記実施の形態1における連結構造1では、第2連結部材200の一対の第2側板221及び222が第1連結部材100の一対の第1側板121及び122を挟むように配置されていたのに対して、本変形例における連結構造1Aでは、第1連結部材100の一対の第1側板121及び122が第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222を挟むように配置されている。したがって、本変形例において、第2連結部材200Aにおける一対の第2側板221及び222の隙間G2の間隔W2は、第1連結部材100における一対の第1側板121及び122の隙間G1の間隔W1よりも狭くなっている。なお、本変形例における第1連結部材100は、上記実施の形態1における第1連結部材100と同じである。
また、本変形例では、第1連結部材100の第1横架板130は、上記実施の形態1と同様に、第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222の下に位置している。
ただし、上記実施の形態1において、第2連結部材200の一対の第2側板221及び222は、第1連結部材100の第1横架板130における一対の第1突出部132及び133の上に位置していたが、図7Cに示すように、本変形例において、第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222は、第1連結部材100の第1横架板130における第1橋架部131の上に位置している。具体的には、本変形例では、一対の第2側板221及び222は、第1橋架部131に載置されている。
したがって、本変形例において、第1横架板130の第1橋架部131の奥行方向(つまり一対の第1側板121及び122の並び方向に直交する方向)の長さは、一対の第2側板221及び222の各々が係止可能な長さである。本変形例でも、上記実施の形態1と同様に、第1橋架部131と一対の第1突出部132及び133との奥行方向の長さが同じであるので、第1横架板130全体の奥行方向の長さが一対の第2側板221及び222の各々が係止可能な長さになっている。
このように、本変形例における連結構造1Aでは、第1連結部材100の一対の第1側板121及び122が第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222を挟む状態で第1連結部材100と第2連結部材200Aとが連結されている。
本変形例において、第1連結部材100と第2連結部材200Aとを用いて第1基材10と第2基材20とを連結する場合、上記実施の形態1と同様の連結方法で第1基材10と第2基材20とを連結することができる。
この場合、本変形例では、第1連結部材100の一対の第1側板121及び122が第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222を挟む状態で第1連結部材100と第2連結部材200Aとが連結されている。したがって、本変形例では、第2連結部材200Aを第1連結部材100に仮置きする際、一対の第2側板221及び222を、第1横架板130の第1突出部132及び133に載置するのではなく、第1横架板130の第1橋架部131に載置する。
以上、本変形例に係る連結構造1A及び連結方法でも、第1横架板130を有する第1連結部材100を用いているので、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。つまり、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200Aとを連結する際に、第1横架板130に第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222を仮置きすることができるので、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を簡便に行うことができる。
なお、図示しないが、本変形例においても、ボルト310が挿通される筒状部材140を設けてもよい。この場合、本変形例では、一対の第1側板121及び122が一対の第2側板221及び222を挟むように配置されているので、筒状部材140は、一対の第2側板221及び222に挟持されることになる。また、筒状部材140は、一対の第2側板221及び222と一体に形成されていてもよいし、一対の第2側板221及び222と別体であってもよい。
また、本変形例では、第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222は、第1横架板130の第1突出部132及び133の上ではなく、第1横架板130の第1橋架部131の上に位置している。したがって、図8A及び図8Bに示される連結構造1Axのように、第1横架板130Axに第1突出部132及び133が設けられていない第1連結部材100Axを用いてもよい。つまり、第1連結部材100Aの第1横架板130は、第1橋架部131のみを有している。
(実施の形態1の変形例2)
次に、実施の形態1の変形例2に係る連結構造1Bについて、図9A〜図9Cを用いて説明する。図9Aは、実施の形態1の変形例2に係る連結構造1Bの斜視図である。図9Bは、同連結構造1Bの上面図である。図9Cは、図9BのA−A線における断面図である。
本変形例における連結構造1Bは、上記実施の形態1における連結構造1と同様に、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100Bと第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とを固定することによって第1基材10と第2基材20とが連結された構成である。
本変形例における連結構造1Bが上記実施の形態1における連結構造1と異なる点は、第1連結部材100Bにおける第1横架板130Bの構成である。
具体的には、上記実施の形態1における連結構造1では、第1連結部材100の第1横架板130の奥行方向(つまり一対の第1側板121及び122の並び方向に直交する方向)の長さが一対の第1側板121及び122の奥行方向の長さと同じであったが、本変形例における連結構造1Bでは、第1連結部材100Bの第1横架板130Bの奥行方向の長さが一対の第1側板121及び122の奥行方向の長さよりも短くなっている。
より具体的には、一対の第1側板121及び122の並び方向を第1方向とし、第1方向に直交する方向(つまり奥行方向)を第2方向とすると、第1横架板130Bの第1橋架部131の第2方向の前端部は、ボルト310の位置よりも後退した位置に存在している。
また、本変形例では、第1連結部材100Bの第1横架板130Bは、上記実施の形態1と同様に、第2連結部材200の一対の第2側板221及び222の下に位置しており、一対の第2側板221及び222は、第1横架板130Bにおける一対の第1突出部132及び133の上に位置している。したがって、本変形例においても、第1横架板130Bの第1突出部132及び133の奥行方向の長さは、一対の第2側板221及び222の各々が係止可能な長さである。なお、本変形例でも、第1橋架部131と一対の第1突出部132及び133との奥行方向の長さは同じである。
本変形例において、第1連結部材100Bと第2連結部材200とを用いて第1基材10と第2基材20とを連結する場合は、上記実施の形態1と同様の連結方法で第1基材10と第2基材20とを連結することができる。
以上、本変形例に係る連結構造1B及び連結方法でも、第1横架板130Bを有する第1連結部材100Bを用いているので、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。つまり、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100Bと第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とを連結する際に、第1横架板130Bに第2連結部材200の一対の第2側板221及び222を仮置きすることができるので、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を簡便に行うことができる。なお、図示しないが、本変形例においても、ボルト310が挿通される筒状部材140を設けてもよい。
また、本変形例では、第1連結部材100Bにおける第1横架板130Bの第1橋架部131の奥行方向の前端部が、ボルト310の位置よりも後退した位置に存在している。これにより、第1連結部材100B及び第2連結部材200のボルト穴にボルト310を挿通させる際に、第1横架板130Bが設けられていない上側からだけではなく、第1横架板130Bが設けられた下側からでも、ボルト310を視認することができる。したがって、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を一層簡便に行うことができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る連結構造2について、図10A〜図10C及び図11を用いて説明する。図10Aは、実施の形態2に係る連結構造2の斜視図である。図10Bは、同連結構造2の上面図である。図10Cは、図10BのA−A線における断面図である。図11は、同連結構造2の分解斜視図である。なお、図11では、ボルト310及びナット320が図示されていない。
本実施の形態における連結構造2は、上記実施の形態1における連結構造1と同様に、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とを固定することによって第1基材10と第2基材20とが連結された構成である。
ただし、上記実施の形態1における連結構造1では、第1横架板130を有する第1連結部材100が柱である第1基材10に取り付けられているとともに、横架板を有さない第2連結部材200が梁である第2基材20に取り付けられていたが、図10A〜図10C及び図11に示すように、本実施の形態における連結構造2では、第1横架板130を有する第1連結部材100が梁である第1基材10に取り付けられているとともに、横架板を有さない第2連結部材200が柱である第2基材20に取り付けられている。つまり、本実施の形態では、梁を第1基材10とし且つ柱を第2基材20として、梁(第1基材10)に第1連結部材100を取り付けるとともに、柱(第2基材20)に第2連結部材200を取り付けている。
なお、本実施の形態で用いられる第1連結部材100及び第2連結部材200の構成は、上記実施の形態1で用いられる第1連結部材100及び第2連結部材200と同じ構成である。
梁である第1基材10と第1連結部材100とは、上記実施の形態1における第2基材20と第2連結部材200との関係と同様に、例えば溶接によって固定される。ただし、上記実施の形態1では、第1横架板130が一対の第1側板121及び122の下に位置する姿勢で第1連結部材100を第1基材10に取り付けたが、本実施の形態では、第1横架板130が一対の第1側板121及び122の上に位置する姿勢で第1連結部材100を第1基材10に取り付けている。つまり、本実施の形態では、第1横架板130は、一対の第1側板121及び122の上端に接続されている。言い換えると、一対の第1側板121及び122は、第1横架板130の下に配置されており、第1横架板130は、一対の第1側板121及び122の蓋板になっている。
一方、柱である第2基材20と第2連結部材200とは、上記実施の形態1における第1基材10と第1連結部材100との関係と同様に、例えばネジによって固定される。
本実施の形態でも、第1連結部材100及び第2連結部材200は、第1連結部材100の第1貫通孔121a及び122aと第2連結部材200の第2貫通孔221a及び222aとに挿通されたボルト310によって固定されている。また、本実施の形態でも、第1連結部材100と第2連結部材200とが連結された状態において、第2連結部材200における一対の第2側板221及び222は、第1連結部材100における一対の第1側板121及び122を挟むように配置されている。具体的には、第2側板221は第1側板121の外側に位置しており、第2側板222は第1側板122の外側に位置している。
この場合、本実施の形態では、上記実施の形態1と異なり、第1連結部材100の第1横架板130が第2連結部材200の一対の第2側板221及び222の上に位置している。つまり、第1横架板130の下に一対の第2側板221及び222が位置しており、一対の第2側板221及び222が第1横架板130を支持している。
具体的には、一対の第2側板221及び222の一方は、第1横架板130における一対の第1突出部132及び133の一方の下に位置し、一対の第2側板221及び222の他方は、第1横架板130における一対の第1突出部132及び133の他方の下に位置している。より具体的には、第1突出部132が第2側板221に載置されており、第1突出部133が第2側板222に載置されている。
したがって、本実施の形態でも、一対の第1突出部132及び133の各々の突出方向(つまり第1側板121及び122の並び方向)の長さは、一対の第2側板221及び222の各々が係止可能な長さになっている。
また、本実施の形態において、第1連結部材100と第2連結部材200とを用いて第1基材10と第2基材20とを連結する場合、上記実施の形態1と同様の連結方法で第1基材10と第2基材20とを連結することができる。
この場合、本実施の形態では、第1横架板130が第1側板121及び122の上に位置する姿勢で第1連結部材100が第1基材10に取り付けられているので、第1連結部材100と第2連結部材200とを噛み合わせる際、第2連結部材200の一対の第2側板221及び222に第1横架板130を載置することで、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100を、第2基材20に取り付けられた第2連結部材200に仮置きすることができる。その後、第1連結部材100のボルト穴と第2連結部材200のボルト穴とにボルト310を挿通してボルト310にナット320をねじ込む。これにより、第1連結部材100と第2連結部材200とがボルト310及びナット320によって締め付けられて固定され、第1連結部材100と第2連結部材200とが連結される。
以上、本変形例に係る連結構造2及び連結方法でも、第1横架板130を有する第1連結部材100を用いているので、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。つまり、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とを連結する際に、第1横架板130を第2連結部材200の一対の第2側板221及び222に仮置きすることができるので、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を簡便に行うことができる。
なお、図示しないが、本実施の形態においても、ボルト310が挿通される筒状部材140を設けてもよい。この場合、筒状部材140は、一対の第1側板121及び122と一体に形成されていてもよいし、一対の第1側板121及び122と別体であってもよい。
(実施の形態2の変形例1)
次に、実施の形態2の変形例1に係る連結構造2Aについて、図12A〜図12Cを用いて説明する。図12Aは、実施の形態2の変形例1に係る連結構造2Aの斜視図である。図12Bは、同連結構造2Aの上面図である。図12Cは、図12BのA−A線における断面図である。
本変形例における連結構造2Aは、上記実施の形態2における連結構造2と同様に、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200Aとを固定することによって第1基材10と第2基材20とが連結された構成である。
本変形例における連結構造2が上記実施の形態2における連結構造2と異なる点は、第1連結部材100における第1側板121及び122と第2連結部材200Aにおける第2側板221及び222との位置関係である。
具体的には、上記実施の形態2における連結構造2では、第2連結部材200の一対の第2側板221及び222が第1連結部材100の一対の第1側板121及び122を挟むように配置されていたのに対して、本変形例における連結構造2Aでは、第1連結部材100の一対の第1側板121及び122が第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222を挟むように配置されている。したがって、本変形例において、第2連結部材200Aにおける一対の第2側板221及び222の隙間G2の間隔W2は、第1連結部材100における一対の第1側板121及び122の隙間G1の間隔W1よりも狭くなっている。なお、本変形例における第1連結部材100は、上記実施の形態2における第1連結部材100と同じである。
また、本変形例では、第1連結部材100の第1横架板130は、上記実施の形態2と同様に、第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222の上に位置している。ただし、上記実施の形態2において、第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222は、第1連結部材100の第1横架板130における一対の第1突出部132及び133の下に位置していたが、図12Cに示すように、本変形例において、第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222は、第1連結部材100の第1横架板130における第1橋架部131の下に位置している。具体的には、本変形例では、第1橋架部131は、一対の第2側板221及び222に載置されている。
したがって、本変形例において、第1横架板130の第1橋架部131の奥行方向(つまり一対の第1側板121及び122の並び方向に直交する方向)の長さは、一対の第2側板221及び222の各々が係止可能な長さである。
このように、本変形例における連結構造2Aでは、第1連結部材100の一対の第1側板121及び122が第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222を挟む状態で第1連結部材100と第2連結部材200Aとが連結されている。
本変形例において、第1連結部材100と第2連結部材200Aとを用いて第1基材10と第2基材20とを連結する場合は、上記実施の形態2と同様の連結方法で第1基材10と第2基材20とを連結することができる。
この場合、本変形例では、第1連結部材100の一対の第1側板121及び122が第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222を挟む状態で第1連結部材100と第2連結部材200Aとが連結されている。したがって、本変形例では、第2連結部材200Aを第1連結部材100に仮置きする際、第1横架板130の第1突出部132及び133を一対の第2側板221及び222に載置するのではなく、第1横架板130の第1橋架部131を一対の第2側板221及び222に載置する。
以上、本変形例に係る連結構造2A及び連結方法でも、第1横架板130を有する第1連結部材100を用いているので、上記実施の形態2と同様の効果を得ることができる。つまり、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材200Aとを連結する際に、第1横架板130を第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222に仮置きすることができるので、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を簡便に行うことができる。
なお、図示しないが、本変形例においても、ボルト310が挿通される筒状部材140を設けてもよい。この場合、本変形例では、一対の第1側板121及び122が一対の第2側板221及び222を挟むように配置されているので、筒状部材140は、一対の第2側板221及び222に挟持されることになる。また、筒状部材140は、一対の第2側板221及び222と一体に形成されていてもよいし、一対の第2側板221及び222と別体であってもよい。
また、本変形例では、第2連結部材200Aの一対の第2側板221及び222は、第1横架板130の第1突出部132及び133の上ではなく、第1横架板130の第1橋架部131の上に位置している。したがって、図13A及び図13Bに示される連結構造2Axのように、第1横架板130Axに第1突出部132及び133が設けられていない第1連結部材100Axを用いてもよい。つまり、第1連結部材100Axの第1横架板130は、第1橋架部131のみを有している。
(実施の形態2の変形例2)
次に、実施の形態2の変形例2に係る連結構造2Bについて、図14A〜図14Cを用いて説明する。図14Aは、実施の形態2の変形例2に係る連結構造2Bの斜視図である。図14Bは、同連結構造2Bの上面図である。図14Cは、図14BのA−A線における断面図である。
本変形例における連結構造2Bは、上記実施の形態2における連結構造2と同様に、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100Bと第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とを固定することによって第1基材10と第2基材20とが連結された構成である。
本変形例における連結構造2Bが上記実施の形態2における連結構造2と異なる点は、第1連結部材100Bにおける第1横架板130Bの構成である。
具体的には、上記実施の形態2における連結構造2では、第1連結部材100の第1横架板130の奥行方向の長さが一対の第1側板121及び122の奥行方向の長さと同じであったが、本変形例における連結構造2Bでは、第1連結部材100Bの第1横架板130Bの奥行方向の長さが一対の第1側板121及び122の奥行方向の長さよりも短くなっている。
より具体的には、一対の第1側板121及び122の並び方向を第1方向とし、第1方向に直交する方向(つまり奥行方向)を第2方向とすると、第1横架板130Bの第1橋架部131の第2方向の前端部は、ボルト310の位置よりも後退した位置に存在している。
なお、本変形例で用いられる第1連結部材100Bは、上記実施の形態1の変形例2で用いられる第1連結部材100Bと同じである。
また、本変形例では、第1連結部材100Bの第1横架板130Bは、上記実施の形態2と同様に、第2連結部材200の一対の第2側板221及び222の上に位置しており、一対の第2側板221及び222は、第1横架板130Bにおける一対の第1突出部132及び133の下に位置している。したがって、本変形例においても、第1横架板130Bの第1突出部132及び133の奥行方向の長さは、一対の第2側板221及び222の各々が係止可能な長さである。
本変形例において、第1連結部材100Bと第2連結部材200とを用いて第1基材10と第2基材20とを連結する場合は、上記実施の形態2と同様の連結方法で第1基材10と第2基材20とを連結することができる。
以上、本変形例に係る連結構造2B及び連結方法でも、第1横架板130Bを有する第1連結部材100Bを用いているので、上記実施の形態2と同様の効果を得ることができる。つまり、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100Bと第2基材20に取り付けられた第2連結部材200とを連結する際に、第1横架板130Bを第2連結部材200の一対の第2側板221及び222に仮置きすることができるので、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を簡便に行うことができる。なお、図示しないが、本変形例においても、ボルト310が挿通される筒状部材140を設けてもよい。
また、本変形例では、第1連結部材100Bにおける第1横架板130Bの第1橋架部131の奥行方向の前端部が、ボルト310の位置よりも後退した位置に存在している。これにより、第1連結部材100B及び第2連結部材200のボルト穴にボルト310を挿通させる際に、第1横架板130Bが設けられていない下側からだけではなく、第1横架板130Bが設けられた上側からでも、ボルト310を視認することができる。したがって、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を一層簡便に行うことができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る連結構造3について、図15A〜図15C及び図16を用いて説明する。図15Aは、実施の形態3に係る連結構造3の斜視図である。図15Bは、同連結構造3の上面図である。図15Cは、図15BのA−A線における断面図である。図16は、同連結構造3の分解斜視図である。なお、図16では、ボルト310及びナット320が図示されていない。
本実施の形態における連結構造3は、上記実施の形態1、2における連結構造1、2と同様に、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材201とを固定することによって第1基材10と第2基材20とが連結された構成である。
本実施の形態における連結構造3が上記実施の形態1における連結構造1と異なる点は、第2連結部材201の構成である。具体的には、上記実施の形態1における連結構造1では、第2連結部材200には横架板が設けられていなかったが、本実施の形態における連結構造3では、第2連結部材201に横架板が設けられている。つまり、第1連結部材100及び第2連結部材201の両方に横架板が設けられている。なお、本実施の形態で用いられる第1連結部材100は、上記実施の形態1で用いられる第1連結部材100と同じである。
本実施の形態における第2連結部材201は、第2取付板210(不図示)と一対の第2側板221及び222とに加えて、第2横架板230を有する。つまり、第2連結部材201は、第1連結部材100と同様の構成である。第2連結部材201は、上記実施の形態1と同様に、例えば、第2基材20の先端部に配置された金属板21に溶接によって接合される。
第2横架板230は、一対の第2側板221及び222の一方と他方とに架け渡された矩形板状の面状部である。つまり、第2横架板230は、一対の第2側板221及び222の隙間G2を跨るように、第2側板221と第2側板222とを橋渡しするように配置されている。
本実施の形態において、第2横架板230は、一対の第2側板221及び222の上端に接続されている。言い換えると、一対の第2側板221及び222は、第2横架板230の下に配置されており、第2横架板230は、一対の第2側板221及び222の蓋板になっている。第2横架板230と一対の第2側板221及び222とは、例えば、溶接によって接合される。
第2横架板230は、一対の第2側板221及び222の各々から横方向にはみ出すように構成されている。具体的に、第2横架板230は、一対の第2側板221及び222の一方と他方とに橋渡しされた第2橋架部231と、一対の第2側板221及び222の各々から一対の第2側板221及び222の並び方向の外方に向かって突出する一対の第2突出部232及び233とを有する。つまり、第2横架板230において、第2橋架部231は、第2側板221と第2側板222との間に位置する部分であり、一対の第2突出部232及び233は、第2橋架部231から一対の第2側板221及び222からはみ出す部分である。
本実施の形態でも、第1連結部材100及び第2連結部材201は、第1連結部材100の第1貫通孔121a及び122aと第2連結部材201の第2貫通孔221a及び222aとに挿通されたボルト310によって固定されている。また、本実施の形態でも、第1連結部材100と第2連結部材201とが連結された状態において、第2連結部材201における一対の第2側板221及び222は、第1連結部材100における一対の第1側板121及び122を挟むように配置されている。具体的には、第2側板221は第1側板121の外側に位置しており、第2側板222は第1側板122の外側に位置している。
この場合、本実施の形態では、第1連結部材100の第1横架板130が第2連結部材201の一対の第2側板221及び222の下に位置しているだけではなく、第2連結部材201の第2横架板230が第1連結部材100の一対の第1側板121及び122の上に位置している。つまり、本実施の形態では、下に位置する第1横架板130が第2側板221及び222を支持しているとともに、一対の第1側板121及び122が上に位置する第2横架板230を支持しており、第1連結部材100と第2連結部材201とが互いに支え合っている。
具体的には、実施の形態1と同様に、第2連結部材201の一対の第2側板221及び222の一方は、第1横架板130の一対の第1突出部132及び133の一方の上に位置し、一対の第2側板221及び222の他方は、一対の第1突出部132及び133の他方の上に位置している。より具体的には、第2側板221が第1突出部132に載置されており、第2側板222が第1突出部133に載置されている。
したがって、本実施の形態でも、一対の第1突出部132及び133の各々の突出方向(つまり第1側板121及び122の並び方向)の長さは、一対の第2側板221及び222の各々が係止可能な長さになっている。
さらに、本実施の形態では、第2連結部材201の第2横架板230は、第1連結部材100の一対の第1側板121及び122の上に位置している。具体的には、一対の第1側板121及び122の上には第2横架板230の第2橋架部231が位置している。
また、本実施の形態において、第1連結部材100と第2連結部材201とを用いて第1基材10と第2基材20とを連結する場合、上記実施の形態1と同様の連結方法で第1基材10と第2基材20とを連結することができる。
この場合、本実施の形態では、第1連結部材100に第1横架板130が設けられているとともに第2連結部材201に第2横架板230が設けられているので、第1連結部材100と第2連結部材201とを噛み合わせる際、第1横架板130の上に第2連結部材201の一対の第2側板221及び222を載置するとともに、第1連結部材100の一対の第1側板121及び122の上に第2横架板230を載置することで、第2基材20に取り付けられた第2連結部材201を第1連結部材100に仮置きすることができる。
その後、第1連結部材100のボルト穴と第2連結部材201のボルト穴とにボルト310を挿通してボルト310にナット320をねじ込む。これにより、第1連結部材100と第2連結部材201とがボルト310及びナット320によって締め付けられて固定され、第1連結部材100と第2連結部材201とが連結される。
以上、本実施の形態に係る連結構造3及び連結方法でも、第1横架板130を有する第1連結部材100を用いているので、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。つまり、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100と第2基材20に取り付けられた第2連結部材201とを連結する際に、第1横架板130に第2連結部材201の一対の第2側板221及び222を仮置きすることができる。これにより、第1基材10及び第1連結部材100と第2基材20及び第2連結部材201との相対的な位置関係を安定させることができるので、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を簡便に行うことができる。
また、本実施の形態では、第2横架板230を有する第2連結部材201を用いているので、第1連結部材100と第2連結部材201とを連結する際に、第2横架板230を第1連結部材100の一対の第1側板121及び122に仮置きすることもできる。これにより、第1基材10及び第1連結部材100と第2基材20及び第2連結部材201との相対的な位置関係をより安定させることができるので、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を一層簡便に行うことができる。
なお、図示しないが、本実施の形態においても、ボルト310が挿通される筒状部材140を設けてもよい。この場合、筒状部材140は、一対の第1側板121及び122と一体に形成されていてもよいし、一対の第1側板121及び122と別体であってもよい。
(実施の形態3の変形例1)
次に、実施の形態3の変形例1に係る連結構造3Aについて、図17を用いて説明する。図17は、実施の形態3の変形例1に係る連結構造3Aの断面図である。
本変形例における連結構造3Aは、上記実施の形態3における連結構造3と同様に、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100Aと第2基材20(不図示)に取り付けられた第2連結部材201Aとを固定することによって第1基材10と第2基材20とが連結された構成である。
本変形例における連結構造3Aが上記実施の形態3における連結構造3と異なる点は、第1連結部材100Aにおける第1側板121及び122と第2連結部材201Aにおける第2側板221及び222との位置関係である。
具体的には、上記実施の形態3における連結構造3では、第2連結部材200の一対の第2側板221及び222が第1連結部材100の一対の第1側板121及び122を挟むように配置されていたのに対して、本変形例における連結構造3Aでは、第1連結部材100Aの一対の第1側板121及び122が第2連結部材201Aの一対の第2側板221及び222を挟むように配置されている。したがって、本変形例において、第2連結部材201Aにおける一対の第2側板221及び222の隙間G2の間隔W2は、第1連結部材100Aにおける一対の第1側板121及び122の隙間G1の間隔W1よりも狭くなっている。
また、本変形例では、第1連結部材100Aの第1横架板130は、上記実施の形態3と同様に、第2連結部材201Aの一対の第2側板221及び222の下に位置しているが、上記実施の形態3とは異なり、第2連結部材201Aの一対の第2側板221及び222は、第1連結部材100Aの第1横架板130における第1橋架部131の上に位置している。具体的には、本変形例では、一対の第2側板221及び222は、第1橋架部131に載置されている。
したがって、本変形例において、第1横架板130の第1橋架部131の奥行方向(つまり一対の第1側板121及び122の並び方向に直交する方向)の長さは、一対の第2側板221及び222の各々が係止可能な長さである。
このように、本変形例における連結構造3Aでは、第1連結部材100Aの一対の第1側板121及び122が第2連結部材201Aの一対の第2側板221及び222を挟む状態で第1連結部材100Aと第2連結部材201Aとが連結されている。
本変形例において、第1連結部材100Aと第2連結部材201Aとを用いて第1基材10と第2基材20とを連結する場合、上記実施の形態3と同様の連結方法で第1基材10と第2基材20とを連結することができる。
この場合、本変形例では、第1連結部材100Aの一対の第1側板121及び122が第2連結部材201Aの一対の第2側板221及び222を挟む状態で第1連結部材100Aと第2連結部材201Aとが連結されている。したがって、本変形例では、第2連結部材201Aを第1連結部材100Aに仮置きする際、一対の第2側板221及び222を、第1横架板130の第1突出部132及び133に載置するのではなく、第1横架板130の第1橋架部131に載置する。
以上、本変形例に係る連結構造1A及び連結方法でも、第1横架板130を有する第1連結部材100Aと第2横架板230を有する第2連結部材201Aとを用いているので、上記実施の形態3と同様の効果を得ることができる。つまり、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100Aと第2基材20に取り付けられた第2連結部材201Aとを連結する際に、第1横架板130に第2連結部材201Aの一対の第2側板221及び222を仮置きすることができるとともに、第2横架板230を第1連結部材100Aの一対の第1側板121及び122に仮置きすることができる。したがって、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を簡便に行うことができる。
なお、図示しないが、本変形例においても、ボルト310が挿通される筒状部材140を設けてもよい。この場合、本変形例では、一対の第1側板121及び122が一対の第2側板221及び222を挟むように配置されているので、筒状部材140は、一対の第2側板221及び222に挟持されることになる。また、筒状部材140は、一対の第2側板221及び222と一体に形成されていてもよいし、一対の第2側板221及び222と別体であってもよい。
また、本変形例では、第2連結部材201Aの一対の第2側板221及び222は、第1横架板130の第1突出部132及び133の上ではなく、第1横架板130の第1橋架部131の上に位置している。したがって、図18に示される連結構造3Axのように、第1横架板130Axに第1突出部132及び133が設けられていない第1連結部材100Axを用いてもよい。この場合、第2連結部材201Axの第2横架板230Axについても第2突出部232及び233が設けられていなくてもよい。
また、図18では、第1連結部材100Axの一対の第1側板121及び122が第2連結部材201Axの一対の第2側板221及び222を挟むように配置されていたが、図19に示される連結構造3Ayのように、第2橋架部231のみからなる第2横架板230Ayを有する第2連結部材201Ayにおける一対の第2側板221及び222が、第1橋架部131のみからなる第1横架板130Ayを有する第1連結部材100Ayにおける一対の第1側板121及び122を挟むように配置されていてもよい。
(実施の形態3の変形例2)
次に、実施の形態3の変形例2に係る連結構造3Bについて、図20を用いて説明する。図20は、実施の形態3の変形例2に係る連結構造3Bの斜視図である。
本変形例における連結構造3Bは、上記実施の形態3における連結構造3と同様に、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100Bと第2基材20に取り付けられた第2連結部材201Bとを固定することによって第1基材10と第2基材20とが連結された構成である。
本変形例における連結構造3Bが上記実施の形態3における連結構造3と異なる点は、第1連結部材100Bにおける第1横架板130Bの構成と、第2連結部材201Bにおける第2横架板230Bの構成である。
具体的には、上記実施の形態3における連結構造3では、第1連結部材100の第1横架板130の奥行方向の長さが一対の第1側板121及び122の奥行方向の長さと同じであったが、本変形例における連結構造3Bでは、第1連結部材100Bの第1横架板130Bの奥行方向の長さが一対の第1側板121及び122の奥行方向の長さよりも短くなっている。
より具体的には、一対の第1側板121及び122の並び方向を第1方向とし、第1方向に直交する方向(奥行方向)を第2方向とすると、第1横架板130Bの第1橋架部131の第2方向の前端部は、ボルト310の位置よりも後退した位置に存在している。
また、上記実施の形態3における連結構造3では、第2連結部材201の第2横架板230の奥行方向の長さが一対の第2側板221及び222の奥行方向の長さと同じであったが、本変形例における連結構造3Bでは、第2連結部材201Bの第2横架板230Bの奥行方向の長さが一対の第2側板221及び222の奥行方向の長さよりも短くなっている。
より具体的には、一対の第2側板221及び222の並び方向を第1方向とし、第1方向に直交する方向(奥行方向)を第2方向とすると、第2横架板230Bの第2橋架部231の第2方向の前端部は、ボルト310の位置よりも後退した位置に存在している。
本変形例において、第1連結部材100Bと第2連結部材201Bとを用いて第1基材10と第2基材20とを連結する場合は、上記実施の形態3と同様の連結方法で第1基材10と第2基材20とを連結することができる。
以上、本変形例に係る連結構造3B及び連結方法でも、第1横架板130Bを有する第1連結部材100Bと第2横架板230Bを有する第2連結部材201Bとを用いているので、上記実施の形態3と同様の効果を得ることができる。つまり、第1基材10に取り付けられた第1連結部材100Bと第2基材20に取り付けられた第2連結部材201Bとを連結する際に、第1横架板130Bに第2連結部材201Bの一対の第2側板221及び222を仮置きすることができるとともに、第2横架板230を第1連結部材100Bの一対の第1側板121及び122に仮置きすることができる。したがって、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を簡便に行うことができる。なお、図示しないが、本変形例においても、ボルト310が挿通される筒状部材140を設けてもよい。
また、本変形例では、第1連結部材100Bにおける第1横架板130Bの第1橋架部131の奥行方向の前端部が、ボルト310の位置よりも後退した位置に存在している。また、第2連結部材201Bにおける第2横架板230Bの第2橋架部231の奥行方向の前端部が、ボルト310の位置よりも後退した位置に存在している。これにより、上下に第1横架板130B及び第2横架板230Bが設けられていたとしても、第1連結部材100B及び第2連結部材201Bのボルト穴にボルト310を挿通させる際に、上側及び下側の両方からボルト310を視認することができる。したがって、第1基材10と第2基材20とを連結するときの施工を一層簡便に行うことができる。
(変形例等)
以上、本発明に係る連結構造、建物及び連結方法等について、実施の形態1〜3に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の各実施の形態において、第1基材10及び第2基材20は、鋼材によって構成されていたが、これに限らない。具体的には、第1基材10及び第2基材20は、木材等であってもよい。
また、上記の各実施の形態において、第1側板121及び122と第2側板221及び222とには、それぞれ1つの貫通孔が設けられていたが、これに限らない。例えば、第1側板121及び122と第2側板221及び222とには、2つ以上の複数の貫通孔が設けられていてもよい。この場合、貫通孔の数だけ、ボルト310及びナット320を用いればよい。
また、上記の各実施の形態において、第1基材10及び第2基材20は、建築材であったが、これに限らない。つまり、本発明は、建築材同士を連結する場合以外にも適用することができる。
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A、1Ax、1B、2、2A、2Ax、2B、3、3A、3Ax、3Ay、3B 連結構造
5 建物
5a、5b 建物ユニット
10 第1基材
10a、20a 取付面
20 第2基材
100、100Ax、100B 第1連結部材
121、122 第1側板
121a、122a 第1貫通孔
130、130Ax、130B 第1横架板
131 第1橋架部
132、133 第1突出部
140 筒状部材
200、200A、201、201A、201Ax、201Ay、201B 第2連結部材
221、222 第2側板
221a、222a 第2貫通孔
230、230Ay、230B 第2横架板
231 第2橋架部
232、233 第2突出部
310 ボルト(固定部材)

Claims (17)

  1. 第1基材に取り付けられた第1連結部材と第2基材に取り付けられた第2連結部材とを固定することによって前記第1基材と前記第2基材とが連結された連結構造であって、
    前記第1連結部材は、各々が前記第1基材に立設するとともに、隙間をあけて対向して配置された一対の第1側板と、前記一対の第1側板の一方と他方とに架け渡された第1横架板とを有し、
    前記第2連結部材は、各々が前記第2基材に立設するとともに、隙間をあけて対向して配置された一対の第2側板を有し、
    前記一対の第1側板の各々は、第1貫通孔を有し、
    前記一対の第2側板の各々は、第2貫通孔を有し、
    前記一対の第2側板が前記一対の第1側板を挟むように配置されている又は前記一対の第1側板が前記一対の第2側板を挟むように配置されており、且つ、前記第1横架板が前記一対の第2側板の下又は上に位置しており、
    前記第1連結部材及び前記第2連結部材は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに挿通された固定部材によって固定されている、
    連結構造。
  2. 前記第1横架板は、前記一対の第1側板の一方と他方とに橋渡しされた第1橋架部と、前記一対の第1側板の各々から前記一対の第1側板の並び方向の外方に突出する一対の第1突出部とを有する、
    請求項1に記載の連結構造。
  3. 前記一対の第1側板の並び方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向とすると、
    前記第1橋架部の前記2方向の前端部は、前記固定部材の位置よりも後退した位置に存在する、
    請求項2に記載の連結構造。
  4. 前記一対の第2側板が前記一対の第1側板を挟むように配置され、且つ、前記第1横架板が前記一対の第2側板の下に位置する場合、前記一対の第2側板の一方は、前記一対の第1突出部の一方の上に位置し、前記一対の第2側板の他方は、前記一対の第1突出部の他方の上に位置し、
    前記一対の第1側板が前記一対の第2側板を挟むように配置され、且つ、前記第1横架板が前記一対の第2側板の上に位置する場合、前記一対の第2側板の一方は、前記一対の第1突出部の一方の下に位置し、前記一対の第2側板の他方は、前記一対の第1突出部の他方の下に位置する、
    請求項3又は4に記載の連結構造。
  5. 前記一対の第1突出部の各々の突出方向の長さは、前記一対の第2側板の各々が係止可能な長さである、
    請求項4に記載の連結構造。
  6. 前記第1横架板の奥行方向の長さは、前記一対の第2側板の各々が係止可能な長さである、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の連結構造。
  7. 前記第2連結部材は、さらに、前記一対の第2側板の一方と他方とに架け渡された第2横架板を有し、
    前記一対の第2側板が前記一対の第1側板を挟むように配置されている場合、前記第2横架板が前記一対の第1側板の上に位置しており、
    前記一対の第1側板が前記一対の第2側板を挟むように配置されている場合、前記第2横架板が前記一対の第1側板の下に位置している、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の連結構造。
  8. 前記第2横架板は、前記一対の第2側板の一方と他方とに橋渡しされた第2橋架部と、前記一対の第2側板の各々から前記一対の第2側板の並び方向の外方に突出する一対の第2突出部とを有する、
    請求項7に記載の連結構造。
  9. 前記一対の第1側板の並び方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向とすると、
    前記第1橋架部の前記第2方向の前端部は、前記固定部材の位置よりも後退した位置に存在する、
    請求項8に記載の連結構造。
  10. 前記一対の第2側板の下に前記第1横架板が位置する場合、前記一対の第1側板の一方は、前記一対の第2突出部の一方の下に位置し、前記一対の第1側板の他方は、前記一対の第2突出部の他方の下に位置する、
    請求項8又は9に記載の連結構造。
  11. 前記固定部材が挿通される筒状部材を有し、
    前記一対の第2側板が前記一対の第1側板を挟むように配置されている場合、前記筒状部材は、前記一対の第1側板に挟持されており、
    前記一対の第1側板が前記一対の第2側板を挟むように配置されている場合、前記筒状部材は、前記一対の第2側板に挟持されている、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の連結構造。
  12. 前記一対の第2側板が前記一対の第1側板を挟むように配置されている場合、前記筒状部材は、前記一対の第1側板と一体に形成されており、
    前記一対の第1側板が前記一対の第2側板を挟むように配置されている場合、前記筒状部材は、前記一対の第2側板と一体に形成されている、
    請求項11に記載の連結構造。
  13. 前記一対の第2側板が前記一対の第1側板を挟むように配置され、且つ、前記第1横架板が前記一対の第2側板の下に位置する場合、前記第1基材は、柱であり、前記第2基材は、梁であり、
    前記一対の第1側板が前記一対の第2側板を挟むように配置され、且つ、前記第1横架板が前記一対の第2側板の上に位置する場合、前記第2基材は、柱であり、前記第1基材は、梁である、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の連結構造。
  14. 前記柱は、所定の場所に既設されたベースユニットの骨組みの一部であり、
    前記梁は、前記ベースユニットに増設される増設ユニットの骨組みの一部である、
    請求項13に記載の連結構造。
  15. 前記柱及び梁は、鋼材によって構成されている、
    請求項13又は14に記載の連結構造。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の連結構造を備える、
    建物。
  17. 第1基材に取り付けられた第1連結部材と第2基材に取り付けられた第2連結部材とを固定部材によって固定することで前記第1基材と前記第2基材とを連結する連結方法であって、
    前記第1連結部材は、各々が前記第1基材に立設するとともに、隙間をあけて対向して配置された一対の第1側板と、前記一対の第1側板の一方と他方とに架け渡された第1横架板とを有し、
    前記第2連結部材は、各々が前記第2基材に立設するとともに、隙間をあけて対向して配置された一対の第2側板を有し、
    前記一対の第1側板の各々は、第1貫通孔を有し、
    前記一対の第2側板の各々は、第2貫通孔を有し、
    前記連結方法は、
    前記一対の第2側板が前記一対の第1側板を挟む状態で前記第2連結部材と前記第1連結部材とを連結する場合、
    前記第1横架板に前記一対の第2側板を載置することで、前記第2基材に取り付けられた前記第2連結部材を、前記第1基材に取り付けられた前記第1連結部材に仮置きし、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに前記固定部材を挿通して、前記第1連結部材と前記第2連結部材とを連結し、
    前記一対の第1側板が前記一対の第2側板を挟む状態で前記第1連結部材と前記第2連結部材とを連結する場合、
    前記一対の第2側板に前記第1横架板を載置することで、前記第1基材に取り付けられた前記第1連結部材を、前記第2基材に取り付けられた前記第2連結部材に仮置きし、
    前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とに前記固定部材を挿通して、前記第1連結部材と前記第2連結部材とを連結する、
    連結方法。
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