JP2020116676A - 工作機械用制御装置及び工作機械 - Google Patents

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翔太 荒木
Shota Araki
翔太 荒木
雄一郎 岡野
Yuichiro Okano
雄一郎 岡野
諒平 坂田
Ryohei Sakata
諒平 坂田
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Abstract

【課題】作業者が任意の部材を筐体の内部に配置する利便性を向上させた工作機械用制御装置及び工作機械を提供する。【解決手段】工作機械用制御装置81は後面82aに開口を有する直方体状の筐体が設けてある。筐体の下壁82cには電線を挿通可能な挿通孔121が設けてある。挿通孔121は、左右方向に延びる矩形状の孔であり、下壁82cを上下方向に貫通する。挿通孔121は、下壁82cの前後方向における中央よりも前側に設けてある。挿通孔121よりも後側の空間、即ち後面82a側から筐体内部を覗く作業者の手前側で左右方向に空間を広く確保される。故に作業者は、任意の部材を筐体の内部に配置し易い。故に工作機械用制御装置81は、作業者が任意の部材を筐体の内部に配置する利便性を向上できる。【選択図】図6

Description

本発明は、工作機械用制御装置及び工作機械に関する。
従来、工作機械の駆動を制御する工作機械用制御装置がある。例えば、特許文献1に記載の工作機械用制御装置は、筐体、部品、第一電線及び第一挿通孔を備える。筐体は、後面に開口を有する直方体形状である。部品は、工作機械を駆動又は制御するものであり、例えばブレーカ、主軸アンプ等である。第一電線は、部品に対して電力又は制御信号を供給する。第一挿通孔は、筐体の底面に形成され、第一電線を挿通可能である。
特許第5910244号公報
上記工作機械用制御装置は、筐体の底面に、第一挿通孔の他に第二挿通孔を備える。第二挿通孔は、第一電線とは異なる第二電線を挿通する。第二電線は、筐体の内部で、部品と接続する。第二挿通孔は筐体の内側で前後方向に延びる。
工作機械において、作業者が任意の部材を配置できる空間が、筐体の内部でなるべく大きく確保することが好ましい。しかしながら上記の工作機械用制御装置では、第二挿通孔が前後方向に延びるので、上記空間が左右方向に小さくなる。よって、作業者が任意の部材を筐体の内部に配置する利便性が損なわれる虞がある。
本発明の目的は、作業者が任意の部材を筐体の内部に配置する利便性を向上させた工作機械用制御装置及び工作機械を提供することである。
請求項1に係る工作機械用制御装置は、開口孔を形成した第一壁部と、前記第一壁部とは反対側の壁部である第二壁部と、前記第一壁部と前記第二壁部とに接続する第三壁部とを有し、工作機械の制御に関わる電気部品を収容する直方体状の筐体と、前記第一壁部に設け、前記開口孔を開閉する開閉扉とを備え、前記第三壁部は、前記電気部品に電気的に接続する電線を挿通可能な挿通孔を備え、前記工作機械に取り付ける工作機械用制御装置において、前記挿通孔は、前記開口孔が開口する方向と平行な第一所定方向と、前記電線が前記挿通孔に挿通する挿通方向との夫々に対して直交する第二所定方向に延び、前記第一所定方向における前記第三壁部の中心より前記第二壁部側に設けたことを特徴とする。本態様の工作機械用制御装置では、挿通孔が第二壁部側で第二所定方向に延びるので、筐体の内部のうちで挿通孔よりも開口孔側の空間は第二所定方向に広く確保される。故に作業者は、開口孔を介して任意の部材を筐体の内部に配置し易い。故に工作機械用制御装置は、作業者が任意の部材を筐体の内部に配置する利便性を向上できる。
請求項2に係る工作機械用制御装置は、前記筐体の内部において前記電線に対して前記第二壁部側となる位置にて前記第三壁部に固定される固定部材と、前記第二所定方向に前記電線からずれた位置にて前記固定部材に設けられ、一部が前記第三壁部から離間し、板状に形成された第一板状部と、前記第三壁部に離脱可能に設けられ、前記固定部材とは反対側から前記電線を挟持する挟持部材と、前記挟持部材に設けられ、前記第一板状部と対向して接触し、板状に形成された第二板状部とを備え、前記第二板状部は、挟持用螺子が挿通する貫通孔を備え、前記第一板状部は、前記貫通孔に挿通した前記挟持用螺子が螺合する螺子孔を備え、前記第一板状部と前記第二板状部は、何れも、前記第三壁部に対して交差して延びてもよい。第一板状部と第二板状部が第三壁部と平行である場合に比べて、挟持用螺子を締結するときにおけるドライバーは、挿通方向において短くなる。故に、作業者が挟持部材を固定部材に固定するとき、ドライバーは筐体内部にある任意の部材に接触しにくい。故に、挟持部材を固定部材に固定する作業は容易になる。
請求項3に係る工作機械用制御装置は、前記第一板状部と前記第二板状部は、前記第二壁部側に向かうほど前記第三壁部から離間する方向に延びてもよい。螺子孔と貫通孔が、筐体の開口孔側を向いているので、作業者は、開口孔を介して螺子孔と貫通孔を視認し易い。故に、貫通孔が螺子孔に対向する位置まで、作業者は挟持部材を配置させ易い。故に挟持部材を固定部材に固定する作業性は容易になる。
請求項4に係る工作機械用制御装置は、前記貫通孔は、前記挟持用螺子の頭部が挿通可能な第一貫通孔と、前記第二板状部の延設方向に前記第一貫通孔から延びる長孔状の第二貫通孔を備え、前記第二貫通孔の短径は、前記挟持用螺子の軸部の最大外径よりも長く、且つ、前記挟持用螺子の頭部の最大外径よりも短くしてもよい。挟持用螺子は第一貫通孔を挿通できる。第二貫通孔には挟持用螺子のうち軸部だけが挿通できる。挟持用螺子の軸部が螺子孔に螺合した状態で、作業者は、挟持部材を固定部材に固定できる。故に挟持部材を固定部材に固定する作業が容易になる。
請求項5に係る工作機械用制御装置は、前記挟持部材は、前記挿通方向及び前記第二所定方向に延びる板状の挟持基部と、前記挟持基部の前記第三壁部側の端部から前記第一壁部側に向けて延出する挟持延出部とを有し、前記挟持延出部は、前記挿通方向に開口する孔を有し、前記第三壁部は、前記孔に挿通した締結部材が締結する締結穴を有してもよい。作業者が、締結部材を孔に挿通して締結穴に締結するだけで、挟持部材は第三壁部に固定された固定部材に対して位置決めできる。故に、挟持部材を固定部材に固定する作業は容易になる。
請求項6に係る工作機械用制御装置は、前記固定部材は、前記挿通方向及び前記第二所定方向に延びる板状の固定基部と、前記固定基部の前記第三壁部側の端部から前記第二壁部側に延出する固定延出部とを有し、前記固定延出部は、前記固定延出部の前記第二壁部側の端部から前記固定基部側に向けて凹む凹状であって、前記挿通方向に開口する固定開口孔を備え、前記第三壁部は、前記固定開口孔に挿通した螺子部材が螺合する螺合穴を備えてもよい。固定開口孔における第二壁部側の端部が、固定延出部の第二壁部側の端部と同じ第一所定方向位置に配置される分、固定延出部の第一所定方向における長さは短くなる。故に、固定部材の第一所定方向における長さが短くなるので、作業者が任意の部材を配置できる空間が、筐体の内部で更に確保し易くなる。
請求項7に係る工作機械用制御装置は、前記筐体は、前記第一壁部、前記第二壁部、及び前記第三壁部と垂直な第四壁部を備え、前記電気部品は前記第四壁部に設け、前記固定部材は、前記固定基部の前記第四壁部側の端部から前記第一壁部側に向けて突出する突出部と、前記突出部の前記第三壁部側の端部から前記第四壁部側に延出し、前記第三壁部に対向して固定する補強延出部とを有してもよい。補強延出部は、固定部材の第二壁部側の端部に設けてある固定開口孔に対して後方向にずれて設けてある。故に補強延出部によって固定部材は前後方向の剛性は向上し、固定部材の第二壁部側の端部を軸に固定部材が浮き上がることを抑制できる。故に固定部材は、安定して挟持できる。
請求項8に係る工作機械は、請求項1から7の何れかに記載の工作機械用制御装置を備えたことを特徴とする。故に工作機械は請求項1から7に記載の効果を得ることができる。
工作機械1の略示斜視図。 工作機械1の略示右側面図。 工作機械用カバー40を取り付けた工作機械1の斜視図。 制御装置81の略示斜視図。 制御装置81の略示背面図 図5に示すI‐I線矢視方向断面図。 挟持部材150と固定部材160が互いに離間した状態を略示する図。 固定部材160の略示平面図。 固定部材160の略示右側面図。 挟持部材150が固定部材160に近接した状態を略示する図。 挟持部材150を固定部材160に固定した状態を略示する図。
本発明の実施形態を説明する。以下説明は図中に矢印で示す上下、左右、前後を使用する。工作機械1の左右方向、前後方向、及び上下方向は、夫々、工作機械1のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向である。工作機械用制御装置81(以下説明において、単に制御装置81ともいう)の向きもこれに倣う。制御装置81は工作機械1に設置して使用する(図3参照)。
図1から図3を参照し、工作機械1の構造を説明する。図1に示す如く、工作機械1は機械本体を備える。機械本体は基台20、固定台21、Y方向移動装置22、X方向移動装置26、コラム28、Z方向移動装置30、主軸ヘッド32、工具交換装置10等を備える。基台20は床面上に固定してある。固定台21は、前後方向に長い平面視矩形状の箱形をなし、基台20上に設けてある。固定台21は、Y方向移動装置22を設けてある。
Y方向移動装置22上にはX方向移動装置26が設けてある。X方向移動装置26上にはコラム28が設けてある。X方向移動装置26及びY方向移動装置22は、コラム28をX方向(左右方向)及びY方向(前後方向)に移動可能に支持する。
コラム28は、Z方向移動装置30を介して主軸ヘッド32をZ方向(上下方向)に移動可能に支持する。X方向移動装置26、Y方向移動装置22及びZ方向移動装置30が移動することで、主軸ヘッド32は左右、前後及び上下に移動する。工具交換装置10は、主軸ヘッド32に装着する工具を交換する。
図2に示す如く、機械本体は、主軸34、主軸モータ35、一対の支持部29等を更に備える。主軸34は、主軸ヘッド32の上端に設けた主軸モータ35に接続している。主軸34は、工具を保持した工具ホルダをその下端に装着可能である。主軸34は、主軸モータ35の駆動により軸心回りに回転する。主軸34は、ワーク保持部120(図1参照)に固定されたワークに対して回転加工を行うことができる。
一対の支持部29は、基台20後端部の左右夫々の両端部から後上方向に延設する略板状の部材である(図2では片方のみ略示)。一対の支持部29の上端部は左右方向及び前後方向に平行である。制御装置81は一対の支持部29の上端部に設置する。制御装置81は工作機械1の動作を制御する入出力基板93(図5参照)等を有する。制御装置81の詳細な説明は後述する。
図3に示す如く、工作機械1は機械本体を囲む工作機械用カバー40を備える。工作機械用カバー40は基台20の上側に設ける。工作機械用カバー40は、上下方向に延設しており、工作機械1の機械本体の前後左右を夫々覆う矩形の前壁50、左壁60、右壁70及び後壁80を備える。機械本体の上側を覆う天井90を備える。
後壁80には、制御装置81が設けてある。前壁50の中央部には縦長矩形の開口孔51が設けてあり、開口孔51の右隣には、作業者が指令を入力するための操作盤54が設けてある。開口孔51には、縦長矩形の右扉52及び左扉53が左右方向に移動可能に並設してある。
図4から図6を参照し、制御装置81の構造を説明する。図4に示す如く、制御装置81は、筐体82及び開閉扉83を備える。筐体82は、縦長直方体形状である。筐体82は、後壁82a、前壁82b、下壁82c、上壁82d、右壁82e及び左壁82fを備える。後壁82aは、板形状で開口孔86を有する。前壁82b、下壁82c、上壁82d、右壁82e及び左壁82fは略矩形板状である。前壁82bは、後壁82aと反対側に設けてある。開閉扉83は、後壁82aの右端部に上下方向を軸に回転可能に設けてある。開閉扉83は略矩形板状である。開閉扉83は、開口孔86を開閉可能である。
図5に示す如く、左壁82f後側にブレーカ84を固定し、前壁82b後側面に複数のアンプ88等が取り付けてある。ブレーカ84は、200V系の外部電源(図示外)と接続する。ブレーカ84は、外部電源が供給する電力を開閉可能である。
前壁82b後面の左上部には複数のアンプ88が設けてある。複数のアンプ88は、Y方向移動装置22、X方向移動装置26等を駆動するためのモータへの電力供給を調整する。
前壁82b後面の右下部には、任意取付領域Aが設けてある。任意取付領域Aは、工作機械1の使用目的等に応じて作業者が配置する任意の部材(以下、任意部材)を取り付けることができる領域である。任意部材は、例えばPLC(プログラマブルロジックコントローラ)、LEDランプ、工具等である。任意取付領域Aの下側には後述する挿通孔121が設けてある。
右壁82e左面には、入出力基板93、制御基板94等が取り付けてある。入出力基板93は、右壁82e左面の上下方向の中央に設けてあり、上下方向に延びる。入出力基板93は電線111と接続する。電線111は後述する挿通孔121から制御装置81の外部に出て操作盤54等と接続する。制御基板94は、入出力基板93の上側に設けてある。制御基板94は、Y方向移動装置22、X方向移動装置26、Z方向移動装置30等を駆動するモータを制御する。制御基板94は、CPU、ROM、RAM(何れも図示外)等を備える。入出力基板93及び制御基板94は、24V系又は12V系の電圧を入力し、5V系、10V系又は25V系に変換して使用する。尚制御装置81には、外部電源が供給する200V系の電圧を24V系又は12V系に変換するAVR(図示外)が設けてある。
左壁82fの上部には、挿通孔124が設けてある。挿通孔124は前後方向に延び、左壁82fを左右方向に貫通する矩形状の孔である。
図6に示す如く、下壁82cには、挿通孔121から123が設けてある。挿通孔121は下壁82cの右前部に設けてある。挿通孔122は下壁82cの右後部に設けてある。挿通孔123は下壁82cの左後部に設けてある。挿通孔121から123は左右方向に延び、下壁82cを上下方向に貫通する矩形状の孔である。先述の通り、挿通孔121には電線111(図6では図示外)が挿通している。
挿通孔121の上側には、固定部材160及び挟持部材150が設けてある。固定部材160は、挿通孔121と前壁82bの間に位置し、下壁82cの上面に固定して設けてある。挟持部材150は、挿通孔121の後側に位置し、下壁82cの上面に離脱可能に設けてある。挟持部材150と固定部材160とで電線111を挟持している。
挿通孔121の右側には、矩形領域Bが設けてある。矩形領域Bは四個のボルト180を含む。四個のボルト180は前後方向に並んだ二つのボルト180が二列に並んで設けてある。四個のボルト180は、右側の支持部29(図6では図示外)と接続してある。即ち矩形領域Bは、右側の支持部29が筐体82を支持している箇所である。
挿通孔121には入出力基板93から延びる電線111が挿通しているので、電線111の取り回しが容易になるように、挿通孔121は下壁82cの右部側に設けてあることが望ましい。尚下壁82c右端部の矩形領域Bの下側には、支持部29が設けてあるので挿通孔121を設けることができない。
下壁82c上面には、任意取付領域Aと同様に任意部材を取り付けることができる。挿通孔121を前後方向に延びる矩形状の孔として矩形領域Bの左方に設けた場合、筐体82の内部を上下方向に延びる電線111が壁になって、開口孔86側から筐体82を覗く作業者は電線111よりも左側に手を回すことは困難である。故に下壁82c上面の矩形領域Bに任意部材を載せることは困難になる。本実施形態の挿通孔121は左右方向に延びる矩形状の孔で、下壁82cの前部に設けてある。電線111は、開口孔86側から筐体82を覗く作業者にとって筐体82の奥側である前側に位置し、左右方向に延びる挿通孔121にあわせて左右方向に並んで設けてある。故に作業者は、電線111よりも左側に手を回すことが容易であり、矩形領域Bにも任意部材を載せることができる。
図7を参照し、挟持部材150の構造を説明する。挟持部材150は、基部151、延出部152、二つの固定部153及び弾性部材157を備える。基部151は、挿通孔121の上側に位置する。基部151は、左右方向に延び、下壁82cの上面に略直角な略矩形板状である。基部151は、挿通孔121と略同じ左右方向位置に設けてある。基部151の左右方向の長さは、挿通孔121の左右方向の長さと略等しい(図6参照)。
延出部152は、基部151の下端部から後方に延びて設けてある。延出部152は、左右方向に延び、下壁82cの上面に略平行な略矩形板状である。延出部152の左右方向の長さは、基部151よりも長い。延出部152の左端部は基部151の左端部より左方に位置し、延出部152の右端部は基部151の右端部より右方に位置する。
延出部152は、固定孔155及び二つの位置決め孔156を有する。固定孔155は、延出部152後端部の左右中央に設けてある。固定孔155は、延出部152を上下方向に貫通する円孔である。固定孔155は、下壁82cに設けてある締結穴191(図6参照)と同軸に位置する。
二つの位置決め孔156は、固定孔155を挟んで左右に設けてある。二つの位置決め孔156は、固定孔155よりも前側となる前後位置に設けてある。二つの位置決め孔156は、挿通孔121の後端よりも前側に位置し、挿通孔121の後端と隣接する。二つの位置決め孔156は、延出部152を上下方向に貫通する円孔である。二つの位置決め孔156の内側は雌螺子となっている。位置決め孔156には下側から位置決め螺子(図示外)が螺合して設けてある。二つの位置決め孔156に螺合した位置決め螺子は挿通孔121に入り込む。
二つの固定部153は、延出部152の左右夫々の両端に設けてある。固定部153は、鉛直部153a及び傾斜部153bを備える。鉛直部153aは、延出部152の左右夫々の両端の前端部より上方に延びる略矩形板状である。右側に設けた鉛直部153aの左部は基部151の右端部と接続する。左側に設けた鉛直部153aの右部は基部151の左端部と接続する。
傾斜部153bは、鉛直部153aの上端部から延びる略矩形板状である。傾斜部153bは、上下方向に対して傾斜し、下壁82cと交差する方向に延びる。傾斜部153bは貫通孔154を有する。貫通孔154は、傾斜部153bの厚さ方向に傾斜部153bを貫通する孔である。
貫通孔154は、第一貫通孔154a及び第二貫通孔154bを有する。第一貫通孔154aは傾斜部153bの上部に設けてある。第一貫通孔154aは略円孔状である。第一貫通孔154aは後述する挟持用螺子170の頭部170aを挿通可能である。第二貫通孔154bは、第一貫通孔154aの下端部から傾斜部153bに沿って後下方向に延びる長孔状である。第二貫通孔154bの短径は、挟持用螺子170の軸部170bの最大外径よりも長く、且つ頭部170aの最大外径よりも短い。尚頭部170a又は軸部170bの最大外径とは、夫々の外接円の直径を指す。第二貫通孔154bの長径は、軸部170bの最大外径よりも長い。
弾性部材157は、基部151の前面から前方に突出して設けてある。弾性部材157の後面と基部151の前面とは、両面テープ(図示外)によって固定する。弾性部材157は左右に長い直方体状をなす。弾性部材157の左右方向及び上下方向の寸法は、基部151と略等しい。弾性部材157は、弾性体からなり、例えばポリウレタン材等からなる。弾性部材157は、前後方向に弾性変形可能である。
図7及び図9を参照し、固定部材160の構造を説明する。固定部材160は、基部161、突出部162、二つの固定部163、延出部167、弾性部材169及び補強延出部165を備える。基部161は、挿通孔121前端の前上側に位置する。基部161は、左右方向に延び、下壁82cの上面に略直角な略矩形板状である。基部161は、挿通孔121と略同じ左右方向位置に設けてある。基部161の左右方向の長さは、挿通孔121の左右方向の長さと略等しい(図6参照)。
突出部162は、基部161の左右夫々の両端部から後方に延びて設けてある。突出部162は、下壁82cの上面に略直角な略矩形板状である。突出部162は、右突出部162a及び左突出部162bからなる。二つの固定部163は、右突出部162aと左突出部162bとに設けてある。固定部163は、鉛直部163a及び傾斜部163bを備える。鉛直部163aは、突出部162の前端部より外方に延びる略矩形板状である。
傾斜部163bは、鉛直部163aの上端部から延びる略矩形板状である。傾斜部163bは、上下方向に対して傾斜し、下壁82cと交差する方向に延びる。傾斜部163bは、傾斜部153bの延びる方向と略平行に延びる。傾斜部163bは、中央に螺子孔164を有する。螺子孔164は、傾斜部163bの厚さ方向に傾斜部163bを貫通する円孔である。螺子孔164の内側は雌螺子となっており、挟持用螺子170と螺合可能である。挟持用螺子170は、頭部170a及び軸部170bを有する。頭部170aには上部に例えば十字穴が設けてある。挟持用螺子170はプラスドライバーと係合可能である。
図8に示す如く、延出部167は、基部161の下端部より前方に延びて設けてある。延出部167は、左右方向に延び、下壁82cの上面に略平行な略矩形板状である。延出部167の左右方向の長さは、基部161と略等しい。
延出部167は三つの固定開口孔168を有する。固定開口孔168は、延出部167前端部の左右方向における右部、中央部、左部の三箇所に設けてある。固定開口孔168は、延出部167前端から後方に向けて平面視略半円状に凹んで形成してある。固定開口孔168は、延出部167を上下方向に貫通する。固定開口孔168は、下壁82cに設けてある螺合穴192と連通する(図6参照)。螺合穴192の内部は雌螺子となっている。延出部167と下壁82cとは螺子182で固定する(図6参照)。固定部材160は延出部167及び補強延出部165を介して下壁82cに固定する。
弾性部材169は、基部161の後面から後方に突出して設けてある。弾性部材169の前面と基部161の後面とは、両面テープ(図示外)によって固定する。弾性部材169は左右に長い直方体状をなす。弾性部材169の左右方向及び上下方向の寸法は、基部161と略等しい。弾性部材169は、弾性体からなり、例えばポリウレタン材等からなる。弾性部材169は、前後方向に弾性変形可能である。弾性部材157と弾性部材169の前後方向の長さの合計は挿通孔121の前後方向の長さよりも長い。
図8、図9に示す如く、補強延出部165は、右突出部162a下端部の前後方向中央から右方に延びて設けてある。補強延出部165は、下壁82cの上面に略平行な略矩形板状である。補強延出部165は貫通孔166を有する。貫通孔166は補強延出部165を上下方向に貫通する円孔である。下壁82cに設けてある螺合穴(図示外)と連通する。螺合穴の内部は雌螺子となっている。補強延出部165と下壁82cとは螺子(図示外)で固定する。補強延出部165は固定開口孔168よりも前方に設けてあり、下壁82cに固定している。故に固定部材160の前後方向の剛性は向上し、延出部167より固定部材160が浮き上がることを防止することができる。
図10及び図11を参照し、挟持部材150の固定部材160への組み付けを説明する。固定部材160は三つの固定開口孔168及び貫通孔166を介して下壁82cに固定してある。電線111(図10及び図11では図示外)は挿通孔121を挿通している。電線111は固定部材160の前側に位置する。固定部材160の螺子孔164には、挟持用螺子170の軸部170bの先端部のみが傾斜部163bの後上方から螺合してある。挟持部材150の二つの位置決め孔156には、位置決め螺子(図示外)が夫々位置決め孔156の下側から螺合してある。
図10に示す如く、下壁82cに固定した固定部材160に対して電線111を間にして、挟持部材150を後側から対向させる。二つの第一貫通孔154aに挟持用螺子170を夫々挿通させるように、挟持部材150を動かす。第一貫通孔154aを挟持用螺子170の頭部170aよりも前側に位置させた後、挟持部材150の延出部152を下壁82cに対向して接触させる。
挟持部材150を下壁82cに接触させたまま、挟持部材150を前方に移動させる。先述の通り、弾性部材157と弾性部材169の前後方向の長さの合計は挿通孔121の前後方向の長さよりも長い。故に弾性部材157及び弾性部材169は電線111と接触し、電線111からの反作用で弾性変形する。挟持部材150を前方に移動させる過程で、弾性部材157は後方向に、弾性部材169は前方向に弾性変形する。即ち弾性部材157は前方向に、弾性部材169は後方向に弾性復元力を電線111に付勢する。故に挟持部材150は、固定部材160との間で電線111を徐々に挟み込む。
二つの位置決め孔156が挿通孔121の上方となる前後位置まで、挟持部材150が移動すると、二つの位置決め孔156に螺合した位置決め螺子が挿通孔121に入り込むことができる。作業者は、位置決め螺子が挿通孔121に挿入していない場合、挟持部材150の固定部材160に対しての接近が不十分であり、位置決め螺子が挿通孔121に挿入した場合、挟持部材150の固定部材160に対しての接近が十分であることを容易に理解できる。故に位置決め螺子により、作業者は挟持部材150の位置を仮決定することができる。尚、挟持部材150の位置が仮決定した場合、固定孔155は下壁82cに設けてある締結穴191と同軸に位置する。固定孔155が締結穴191と同軸に位置した場合、傾斜部153bは傾斜部163bと接触する。作業者は、固定孔155に螺子181を通して、挟持部材150と下壁82cを固定させる(図6参照)。次いで、作業者は、ドライバーで挟持用螺子170を回し、固定部153と固定部163を固定させる。
挟持部材150と固定部材160とが接近し、弾性部材157及び弾性部材169から電線111に十分な弾性復元力が付与するので、挟持部材150と固定部材160とで挿通孔121を挿通する電線111を挟持することができる。弾性部材157及び弾性部材169は弾性変形するので、電線111を挟むことによって生じる隙間を最小限に抑えることができる。
以上説明の如く、下壁82cには、入出力基板93から延びる電線111を挿通する挿通孔121が設けてある。挿通孔121は、支持部29が筐体82を支持している箇所である矩形領域Bに設けることができない。挿通孔121を前後方向に延びる矩形状の孔として矩形領域Bより左方に設けた場合、筐体82の内部を上下方向に延びる電線111によって矩形領域Bに任意部材を載せることは困難になる。本実施形態の挿通孔121は左右方向に延びる矩形状の孔であり、下壁82cの前後方向の中央より前側に設けてある。矩形領域Bにも任意部材を載せることができ、左右方向に任意部材を載せる範囲が広く確保できる。作業者は開口孔86から筐体82の内側を覗いて作業するが、作業者から見て手前側である下壁82cの後部側に任意部材を載せる範囲が広く確保できる。故に制御装置81は、作業者が任意部材を下壁82cの上面に配置する利便性を向上できる。
本実施形態の挟持部材150の傾斜部153bと固定部材160の傾斜部163bとは、下壁82cに対して交差する方向である斜め方向に延びる。故に傾斜部153bを傾斜部163bに固定させる場合、挟持用螺子170の締結方向は斜めになる。締結方向が斜めの場合、締結方向が下壁82cと直交する上下方向である場合と比較して、ドライバーの上下方向における長さは短くなる。挿通孔121の上側には任意部材を取り付け可能な任意取付領域Aが設けてあるが、ドライバーの上下方向における長さが短い場合、ドライバーは任意取付領域Aに設けてある任意部材と接触しにくい。故に挟持部材150を固定部材160に組み付ける作業は容易になる。尚、固定孔155は上下方向に貫通する孔であるが、延出部152が基部151から後方に延び、固定孔155は延出部152の後端部に設けてあるので、ドライバーの締結方向が上下方向であっても任意取付領域Aに設けてある任意部材と接触しにくい。
本実施形態の傾斜部153bと傾斜部163bとは、前壁82b側である前側に向かうほど下壁82cから離間する上方向に延びている。螺子孔164に締結した挟持用螺子170と貫通孔154とが、開口孔86側を向いているので、作業者は挟持用螺子170と貫通孔154とを視認し易い。故に挟持部材150を固定部材160に組み付ける作業は更に容易になる。
本実施形態の第一貫通孔154aには挟持用螺子170の頭部170aと軸部170bの何れも挿通できる。第二貫通孔154bには軸部170bのみ挿通できる。挟持部材150を固定部材160に組み付ける場合において、固定部材160の螺子孔164には、挟持用螺子170の軸部170bの先端部のみが傾斜部163bの後上方から螺合してある。作業者は、頭部170aを第一貫通孔154aに通すように挟持部材150を動かした後、挟持部材150を前方に動かし軸部170bを第二貫通孔154bに挿通させて、傾斜部153bと傾斜部163bとを接触させる。作業者は、そのまま挟持用螺子170を締めることで挟持部材150を固定部材160に組み付ける。故に作業者は挟持部材150を固定部材160に組み付ける作業について挟持用螺子170を螺子孔164から外す必要がない。故に挟持部材150を固定部材160に組み付ける作業は更に容易になる。挟持用螺子170は常に螺子孔164に螺合しているので、作業者は挟持用螺子170を把握し易い。
本実施形態の下壁82cには締結穴191が設けてある。固定孔155が締結穴191と同軸となる位置に挟持部材150を動かした場合、傾斜部153bと傾斜部163bとは接触する。螺子181で挟持部材150と下壁82cとを固定することで、挟持部材150の固定部材160に対する位置決めができる。故に挟持部材150を固定部材160に組み付ける作業は更に容易になる。
本実施形態の固定部材160の固定開口孔168は、延出部167前端から後方に向けて平面視略半円状に凹んで形成してある。固定開口孔168の前端部と延出部167の前端部は前後位置で同じ位置に配置される。故に固定開口孔が円孔である場合と比較して、延出部167の前端の位置は固定開口孔168の前端の位置まで後方に配置され、延出部167の前後方向の長さは短くなる。故に挿通孔121を更に下壁82cの前側に配置できる。作業者から見て手前側である下壁82cの後部側に任意部材を載せる範囲が広く確保できる。故に制御装置81は、作業者が任意部材を下壁82cの上面に配置する利便性を向上できる。
固定開口孔168を介してのみ固定部材160を下壁82cに固定する場合、固定部材160は前端部でのみ固定してあるので、左右方向に並んだ固定開口孔168を軸に固定部材160が浮いてしまう場合がある。本実施形態の固定部材160には右突出部162aから補強延出部165が右方に延びて設けてある。補強延出部165は固定開口孔168よりも前方に設けてあり、下壁82cに固定している。故に固定部材160の前後方向の剛性は向上し、固定部材160が浮き上がることを抑制できる。故に固定部材160は電線111を安定して挟持できる。
本実施形態の固定部材160は螺子部材によって螺合することで下壁82cに固定する。固定部材160を下壁82cに固定する方法は、溶接が他に考えられる。溶接で固定する場合、固定部材160が前壁82bの近くに配置されると、錆防止の塗装を固定部材160の溶接後に行った場合に、塗料は固定部材160の前端部に滲みわたり難い。故に溶接で固定した固定部材160は、錆による劣化によって電線111を安定して挟持することができない場合がある。本実施形態では、筐体82と固定部材160を別で塗装できるので、錆が発生し難く、固定部材160は電線111を安定して挟持できる。
上記説明にて、後壁82aは本発明の第一壁部の一例である。前壁82bは本発明の第二壁部の一例である。下壁82cは本発明の第三壁部の一例である。入出力基板93は本発明の電気部品の一例である。第一所定方向は本発明の前後方向の一例である。第二所定方向は本発明の左右方向の一例である。傾斜部163bは本発明の第一板状部の一例である。傾斜部153bは本発明の第二板状部の一例である。基部151は本発明の挟持基部の一例である。延出部152は本発明の挟持延出部の一例である。螺子181は本発明の締結部材の一例である。基部161は本発明の固定基部の一例である。延出部167は本発明の挟持延出部の一例である。螺子182は本発明の螺子部材の一例である。右壁82eは本発明の第四壁部の一例である。
本発明は上記実施形態に限らず種々の変更が可能である。本実施形態の電線111を挿通可能な挿通孔121は一箇所だけであるが、複数設けてもよい。この場合においても、作業者は矩形領域Bに任意部材を載せることは容易であるので、任意部材を配置できる空間が左右方向に広く確保できる。開口孔86側から筐体82を覗く作業者にとって筐体82の手前側に任意部材を配置できる空間が広く確保できる。
本実施形態の第二貫通孔154bは第一貫通孔154aから下側に延びているが、上側に延びてもよい。この場合、挟持部材150の固定部材160への組み付けは、挟持部材150を持ち上げて第一貫通孔154aの夫々に頭部170aを通した後、挟持部材150を下側に下して、位置決め螺子と固定孔155で位置決めをし、挟持部材150を固定部材160に固定させる。
本実施形態では、補強延出部165は、右突出部162aのみに設けたが、左突出部162bにも補強延出部を設けてよい。左突出部162bに設けてある補強延出部によって固定部材160の前後方向に対する剛性が更に向上する。故に固定部材160が浮き上がることを更に抑制でき、固定部材160は電線111を安定して挟持できる。
本実施形態では、挿通孔121に挿入する電線は入出力基板93と接続する電線111であるが、電線111のみならず、制御基板94から延びる電線等、右壁82eに固定した他の基板から延びる電線を挿入してもよい。
1 工作機械
81 工作機械用制御装置(制御装置)
82a 後壁
82b 前壁
82c 下壁
82e 右壁
83 開閉扉
93 入出力基板
121 挿通孔
150 挟持部材
151 基部
152 延出部
153b 傾斜部
154 貫通孔
155 固定孔
154a 第一貫通孔
154b 第二貫通孔
160 固定部材
161 基部
162 突出部
163b 傾斜部
164 螺子孔
165 補強延出部
167 延出部
168 固定開口孔
170 挟持用螺子
170a 頭部
170b 軸部
181 螺子
182 螺子
191 締結穴
192 螺合穴

Claims (8)

  1. 開口孔を形成した第一壁部と、前記第一壁部とは反対側の壁部である第二壁部と、前記第一壁部と前記第二壁部とに接続する第三壁部とを有し、工作機械の制御に関わる電気部品を収容する直方体状の筐体と、
    前記第一壁部に設け、前記開口孔を開閉する開閉扉とを備え、
    前記第三壁部は、前記電気部品に電気的に接続する電線を挿通可能な挿通孔を備え、
    前記工作機械に取り付ける工作機械用制御装置において、
    前記挿通孔は、前記開口孔が開口する方向と平行な第一所定方向と、前記電線が前記挿通孔に挿通する挿通方向との夫々に対して直交する第二所定方向に延び、前記第一所定方向における前記第三壁部の中心より前記第二壁部側に設けたことを特徴とする工作機械用制御装置。
  2. 前記筐体の内部において前記電線に対して前記第二壁部側となる位置にて前記第三壁部に固定される固定部材と、
    前記第二所定方向に前記電線からずれた位置にて前記固定部材に設けられ、一部が前記第三壁部から離間し、板状に形成された第一板状部と、
    前記第三壁部に離脱可能に設けられ、前記固定部材とは反対側から前記電線を挟持する挟持部材と、
    前記挟持部材に設けられ、前記第一板状部と対向して接触し、板状に形成された第二板状部とを備え、
    前記第二板状部は、挟持用螺子が挿通する貫通孔を備え、
    前記第一板状部は、前記貫通孔に挿通した前記挟持用螺子が螺合する螺子孔を備え、
    前記第一板状部と前記第二板状部は、何れも、前記第三壁部に対して交差して延びることを特徴とする請求項1に記載の工作機械用制御装置。
  3. 前記第一板状部と前記第二板状部は、前記第二壁部側に向かうほど前記第三壁部から離間する方向に延びることを特徴とする請求項2に記載の工作機械用制御装置。
  4. 前記貫通孔は、
    前記挟持用螺子の頭部が挿通可能な第一貫通孔と、
    前記第二板状部の延設方向に前記第一貫通孔から延びる長孔状の第二貫通孔を備え、
    前記第二貫通孔の短径は、前記挟持用螺子の軸部の最大外径よりも長く、且つ、前記挟持用螺子の頭部の最大外径よりも短いことを特徴とする請求項2又は3に記載の工作機械用制御装置。
  5. 前記挟持部材は、
    前記挿通方向及び前記第二所定方向に延びる板状の挟持基部と、
    前記挟持基部の前記第三壁部側の端部から前記第一壁部側に向けて延出する挟持延出部とを有し、
    前記挟持延出部は、前記挿通方向に開口する孔を有し、
    前記第三壁部は、前記孔に挿通した締結部材が締結する締結穴を有することを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の工作機械用制御装置。
  6. 前記固定部材は、
    前記挿通方向及び前記第二所定方向に延びる板状の固定基部と、
    前記固定基部の前記第三壁部側の端部から前記第二壁部側に延出する固定延出部とを有し、
    前記固定延出部は、前記固定延出部の前記第二壁部側の端部から前記固定基部側に向けて凹む凹状であって、前記挿通方向に開口する固定開口孔を備え、
    前記第三壁部は、前記固定開口孔に挿通した螺子部材が螺合する螺合穴を備えることを特徴とする請求項2から5の何れかに記載の工作機械用制御装置。
  7. 前記筐体は、前記第一壁部、前記第二壁部、及び前記第三壁部と垂直な第四壁部を備え、
    前記電気部品は前記第四壁部に設け、
    前記固定部材は、
    前記固定基部の前記第四壁部側の端部から前記第一壁部側に向けて突出する突出部と、
    前記突出部の前記第三壁部側の端部から前記第四壁部側に延出し、前記第三壁部に対向して固定する補強延出部とを有することを特徴とする請求項6に記載の工作機械用制御装置。
  8. 請求項1から7の何れかに記載の工作機械用制御装置を備えたことを特徴とする工作機械。
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