JP2022181745A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置面への取付作業を簡易にし、取付作業の手間を抑制した照明器具を提供する。【解決手段】照明器具1は、設置面に固定される底部及び底部の幅方向の両端から突出して設けられた一対の側部を有する器具本体20と、一方の側部に沿って器具本体に取り付けられた光源ユニット10と、他方の側部に沿って器具本体20に取り付けられ、器具本体20の厚さ方向において、底部に対し所定の距離を置いて対向して配置された被覆部30と、を備え、器具本体20の底部は、光源ユニット10の非照射部と対向している第1の底部と、被覆部30と間隔をあけて対向し、設置面に設けられた吊りボルト100が挿通されるボルト挿通孔が形成された第2の底部と、を有し、被覆部30は、光源ユニット10と共に底部を覆い、光源ユニット10から離れる方向に移動自在に構成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、設置面に設けられた吊りボルトに取り付けられる照明器具に関する。
従来、壁や天井などの設置面に設けられたねじなどに取り付けられる照明器具が開示されている。特許文献1に開示されている照明器具によれば、器具本体は、回動自在に取り付けられたフラップ及び設置面側にねじが挿通するねじ孔が形成されたベース部材を有し、器具本体に光源ユニットが取り付けられている。器具本体のフラップは、回動することによって器具本体を開いた状態にして、照明器具が取り付けられる設置面にねじ及びドライバを通すことができる。器具本体を設置面に取り付けるためのねじ孔は、器具本体のベース部材に設けられている。設置面に固定されるベース部材は、器具本体において、光源ユニットを間に挟んでフラップの反対側に設けられている。
特開2019-164917号公報
特許文献1に開示されている照明器具によれば、器具本体を設置面に取り付けるためのねじが挿通されるねじ孔が、光源ユニットを間にしてフラップの反対側にある。そのため、照明器具を設置面に取り付ける作業は、フラップを開け、光源ユニットを器具本体から取り外した状態で行う必要がある。そして、器具本体を設置面に取り付けた後に光源ユニットを器具本体に取り付ける作業を行っていた。そのため、特許文献1に記載された照明器具は、設置面への取付作業に手間が掛かるという課題があった。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたもので、設置面への取付作業を簡易にし、取付作業の手間を抑制した照明器具を提供することを目的とする。
本開示に係る照明器具は、設置面に固定される底部及び前記底部の幅方向の両端から突出して設けられた一対の側部を有し、前記底部と対向する部分が開口された器具本体と、一方の前記側部に沿って前記器具本体に取り付けられた光源ユニットと、他方の前記側部に沿って前記器具本体に取り付けられ、前記器具本体の厚さ方向において、前記底部に対し所定の距離を置いて対向して配置された被覆部と、を備え、前記光源ユニットは、板状で一方の面に発光素子が実装された基板が取り付けられたフレームと、前記発光素子の光が射出される照射部と、前記照射部に対し前記フレームの他方の面に設けられた非照射部と、を備え、前記非照射部は、前記器具本体に入りこんで配置され、前記器具本体の前記底部は、前記光源ユニットの前記非照射部と対向している第1の底部と、前記被覆部と間隔をあけて対向し、前記設置面に設けられた吊りボルトが挿通されるボルト挿通孔が形成された第2の底部と、を有し、前記被覆部は、前記光源ユニットと共に前記底部を覆い、前記光源ユニットから離れる方向に移動自在に構成されている。
本開示によれば、照明器具は、被覆部を移動させることで、底部に形成されたボルト挿通孔に挿通された吊りボルトを露出させることができる。吊りボルトは、照明器具を設置面に固定するためのものであり、照明器具は光源ユニットを器具本体に取り付けたまま照明器具の取付作業ができる。よって、照明器具は、設置面への取付時に光源ユニットの取り外し及び取り付けを必要としないため、作業が簡易となり、取付作業の手間を抑制できる。
実施の形態1に係る照明器具1を下方向Z2側から視た斜視図である。 図1に示す照明器具1の分解斜視図である。 図1に示す照明器具1を上方向Z1側から視た分解斜視図である。 図1に示す光源ユニット10を上方向Z1側から視た分解斜視図である。 カバー16を取り外した状態の光源ユニット10を下方向Z2側から視た斜視図である。 図1に示す光源ユニット10の奥行方向Xに垂直な断面構造の説明図である。 図1に示す器具本体20及び被覆部30を下方向Z2側から視た分解斜視図である。 図1に示す照明器具1の奥行方向Xに垂直な断面構造の説明図である。 図1に示す収容部21の奥行方向Xの端部の分解斜視図である。 図1に示す端板22の上方向Z1側から視た斜視図である。 図1に示す端板22の上方向Z1側から視た斜視図である。 実施の形態1に係る照明器具1の断面構造の説明図である。 実施の形態1に係る照明器具1の断面構造の説明図である。 実施の形態1に係る照明器具1の断面構造の説明図である。 実施の形態1に係る照明器具1の断面構造の説明図である。 実施の形態1に係る照明器具1をダクト40に取り付けた状態の斜視図である。 図16に示す照明器具1の奥行方向Xに垂直な断面構造の説明図である。 実施の形態1に係る照明器具1をレースウェイ50に取り付けた状態の斜視図である。 図18に示す照明器具1の奥行方向Xに垂直な断面構造の説明図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、適宜変更することができる。
実施の形態1.
本開示の照明器具1は、天井等の設置面に設けられた吊りボルト100に取り付けられるものである。なお、以下の説明において方向を表す用語を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は照明器具1の構成を限定するものではない。方向を表す用語としては、例えば図1に示すX方向、Y方向及びZ方向であり、X方向、Y方向及びZ方向は互いに直交する。X方向は、図1に示すX軸の方向であり、奥行方向又は照明器具1の長手方向とも呼ぶ。Y方向は、図1に示すY軸の方向であり、照明器具1の幅方向である。Z方向は、図1に示すZ軸の方向であり設置面である天井面に垂直な方向、即ち上下方向である。実施の形態1においては、照明器具1は、天井に設けられた吊りボルト100に取り付けられるため、上下方向を上下方向Z、上方向を上方向Z1、下方を下方向Z2と呼ぶ。なお、照明器具1は、天井に取り付けられるものに限定されず、例えば壁面を設置面として取り付けられても良い。この場合、壁面に垂直な方向がZ方向となる。また、Z方向を照明器具1の厚さ方向とも呼ぶ。
図1は、実施の形態1に係る照明器具1を下方向Z2側から視た斜視図である。図2は、図1に示す照明器具1の分解斜視図である。図3は、図1に示す照明器具1を上方向Z1側から視た分解斜視図である。照明器具1は、天井に設けられた吊りボルト100に取り付けられる。照明器具1は、図示しない外部電源から電力を供給され光を射出する光源ユニット10と、吊りボルト100に取り付けられる器具本体20と、幅方向Yにおいて光源ユニット10と隣接して配置される被覆部30と、を備える。被覆部30は、光源ユニット10とともに照明器具1の下方向Z2側の面を形成するように、器具本体20に取り付けられる。
図1~図3に示されている吊りボルト100は、例えば天井面から突出して設けられており、天井面が照明器具1の設置面となる。また、吊りボルト100は、後述するダクト40(図16及び図17を参照)及びレースウェイ50(図18及び図19を参照)のような支持部材に固定されていても良い。
図4は、図1に示す光源ユニット10を上方向Z1側から視た分解斜視図である。図5は、カバー16を取り外した状態の光源ユニット10を下方向Z2側から視た斜視図である。光源ユニット10は、外部電源から電力を供給されて室内空間等に光を射出するものである。
図5に示すように、光源ユニット10は、光を下方向Z2側へ射出する発光素子11と、発光素子11が取り付けられる基板12と、基板12が取り付けられるフレーム13と、を備える。基板12は、フレーム13の下方向Z2側の面に取り付けられている。
図4に示すように、光源ユニット10は、更に電源装置14と、電源装置14と電気的に接続されているハーネス15とを備える。電源装置14は、フレーム13の上方向Z1側の面に取り付けられ、電源装置14からフレーム13に沿ってハーネス15が配置されている。
また、光源ユニット10は、フレーム13の下方向Z2側を覆うカバー16と、フレーム13の奥行方向Xの両端に設けられ、器具本体20に取り付けられる光源端部17と、を備える。
図6は、図1に示す光源ユニット10の奥行方向Xに垂直な断面構造の説明図である。光源ユニット10は、発光素子11が射出した光がカバー16を透過し、室内空間に照射する照射部18を有する。また、光源ユニット10は、照射部18の上方向Z1側に位置する非照射部19を有する。
発光素子11は、LEDであり、基板12に複数実装されるものである。発光素子11は、下方向Z2側へ光を射出するものである。なお、発光素子11は、有機EL又はレーザー等の発光素子でもよい。
フレーム13は、奥行方向Xに長尺の板状の部材である。基板12は、奥行方向Xに長尺の板状であり、下方向Z2側の面に発光素子11が実装されるものである。基板12は、フレーム13の下方向Z2側の面に取り付けられる。また、電源装置14は、フレーム13の上方向Z1側の面に取り付けられる。さらに、フレーム13は、奥行方向Xにおける両端部に光源端部17が取り付けられる。
フレーム13の上方向Z1側の面に取り付けられる電源装置14は、奥行方向Xにおいて長尺の箱型形状をしている。電源装置14は、図示しない外部電源から供給された電力を変換して、発光素子11に供給するものである。なお、電源装置14は、図示しない外部制御部から制御信号を受信して発光素子11の点灯状態を制御していてもよい。
ハーネス15は、電源装置14と電気的に接続され、端子を有する電線である。ハーネス15は、外部電源と電気的に接続された電線(図示なし)と接続されるものである。
図4に示すように、カバー16は、奥行方向Xに長尺の筒形状をしており、フレーム13の上方向Z1側の面及び下方向Z2側の面を覆うように設けられるものである。カバー16は、ポリカーボネート又はアクリルなどの透光性の樹脂を用いて成形されるものである。カバー16は、発光素子11が出射した光を拡散透過するものである。カバー16は、奥行方向Xの両端部に光源端部17が取り付けられる。
光源端部17は、奥行方向Xにおいてフレーム13の両端部に対向して取り付けられるものである。光源端部17は、奥行方向Xにおいてカバー16の両端部の開口を覆うように取り付けられる。図2及び図3に示すように、光源端部17は、ねじ171によって器具本体20の端板22に取り付けられる。
(照射部18及び非照射部19)
図6に示すように、光源ユニット10は、上方向Z1側の部分である非照射部19と下方向Z2側の部分である照射部18から構成される。照射部18と非照射部19とは、フレーム仮想線131を境界としている。フレーム仮想線131は、上下方向Zにおけるフレーム13の下方向Z2側の面の位置を幅方向Y側に延長した仮想線である。光源ユニット下端仮想線181は、光源ユニット10の下方向Z2側の端部の位置を幅方向Y側に延長した仮想線である。光源ユニット上端仮想線191は、光源ユニット10の上方向Z1側の端部の位置を幅方向Yに延長した仮想線である。
照射部18は、光源ユニット10において発光素子11の光が射出される部分である。照射部18は、光源ユニット10においてフレーム13の下方向Z2側の面から下方の部位であり、光源ユニット10の上下方向Zにおいて、フレーム仮想線131と光源ユニット下端仮想線181との間の部位である。
非照射部19は、上下方向Zにおいて、光源ユニット10の発光素子11の光が射出される照射部18以外の部分である。非照射部19は、光源ユニット10においてフレーム13の上方向Z1側の部位であり、光源ユニット10の上下方向Zにおいて図6に示すフレーム仮想線131と光源ユニット上端仮想線191との間の部位である。
(器具本体20)
図7は、図1に示す器具本体20及び被覆部30を下方向Z2側から視た分解斜視図である。器具本体20は、天井などに設けられた吊りボルト100に取り付けられ、下方向Z2側が開口された筺形に形成された部材である。そして、光源ユニット10は、器具本体20の下方向Z2側から内部に入り込むようにして取り付けられる。器具本体20は、奥行方向Xにおいて長尺に成形された収容部21と、奥行方向Xにおいて収容部21の端部に取り付けられた端板22とを有するものである。図1及び図2に示すように、器具本体20は、幅方向Yにおいて一方に光源ユニット10が取り付けられ、他方に被覆部30が取り付けられる。
図7に示すように、収容部21は、奥行方向Xにおいて長尺の板形状をした底部211と、幅方向Yにおいて底部211の両端部から下方向Z2へ向かって突出するように設けられた側部212とを有する。収容部21は、底部211と側部212とで下方向Z2側に開口を形成された凹形状を形成する。言い換えると、収容部21は、奥行方向Xに垂直な断面においてコ字形状となっており、コ字形状の開放されている部分を下方向Z2に向けて配置されている。
図8は、図1に示す照明器具1の奥行方向Xに垂直な断面構造の説明図である。図9は、図1に示す収容部21の奥行方向Xの端部の分解斜視図である。収容部21は、光源ユニット10の非照射部19が凹形状の内側に配置される。実施の形態1において、収容部21は、1枚の板金を奥行方向Xに平行に折り曲げ、底部211の幅方向Yの両端から下方向Z2に側部212が延びるように成形したものである。ただし、収容部21は、複数の部材を組み合わせて構成されても良いし、押出し成形などの成形方法で成形したものでもよい。
被覆部30は、光源ユニット10が配置される部分以外の収容部21の下面を覆う部材である。被覆部30は、奥行方向Xに長尺の板状の部材であり、収容部21の端板22にねじ35により固定される。
底部211は、収容部21の上面を形成する部分であり、奥行方向Xにおいて長尺の板状の部分である。底部211は、光源ユニット10及び被覆部30が収容部21に取り付けられた状態において、上下方向Zにおいて光源ユニット10の上面と対向する第1の底部213と、上下方向Zにおいて被覆部30と間隔をあけて対向する第2の底部214とを有する。図7に示すように、底部211は、奥行方向Xの端部に下方向Z2に突出する突起部215を有する。突起部215は、幅方向Yに2つ並列されている。図9に示すように、突起部215は、端板22の上方向Z1側の面に形成された突起挿通孔2221に嵌るように形成されている。
図8に示すように、第1の底部213及び第2の底部214は、幅方向Yにおいて互いに隣接する領域である。光源位置上下方向仮想線2111は、幅方向Yにおける光源ユニット10の被覆部30側の端を通り上方向Z1へ延長した仮想線である。
図9に示す光源位置幅方向仮想線2112は、図8に示す光源位置上下方向仮想線2111の位置を底部211上に示したものである。光源位置幅方向仮想線2112は、いわば光源ユニット10と被覆部30との境目を示しており、幅方向Yにおける光源ユニット10の被覆部30側の端の位置を、底部211に示したものである。光源位置幅方向仮想線2112は、幅方向Yにおける光源ユニット10の被覆部30側の端の位置を底部211上に仮想線として表したものである。
第1の底部213は、図8のように上下方向Zにおいて光源ユニット10の上面と対向している。また、第1の底部213は、図9に示すように幅方向Yにおいて光源位置幅方向仮想線2112と底部211の光源ユニット10側の端から下方に突出する第1の側部2121との間に設けられる。第1の底部213は、上方向Z1に向かって突出して設けられた第1の突出部2131を備える。図9に示すように、第1の突出部2131は、第1の底部213に奥行方向Xに並列して複数箇所設けられている。
第2の底部214は、図8のように上下方向Zにおいて被覆部30と間隔をあけて対向している。また、図9に示すように、幅方向Yにおいて、第2の底部214は、光源位置幅方向仮想線2112と底部211の被覆部30側の端から下方に突出する第2の側部2122との間に設けられる。
第2の底部214は、上方向Z1側の面から突出するように設けられた第2の突出部2141が複数設けられている。第2の突出部2141は、幅方向Yにおいて第1の突出部2131と光源位置幅方向仮想線2112と対向する位置に設けられている。つまり、第1の突出部2131と第2の突出部2141とは、底部211において幅方向Yに並列して設けられている。第2の突出部2141は、上下方向Zにおける突出量が第1の突出部2131よりも小さい。
第1の突出部2131は、光源ユニット10の上方向Z1に位置しており、器具本体20が天井面に取り付けられたときに天井面に当接する部分である。また、第2の突出部2141は、第1の突出部2131と幅方向Yに並列しており、器具本体20が天井面に取り付けられたときに天井面に当接する。第1の突出部2131は、第2の突出部2141よりも上方向Z1に突出しているため、器具本体20を天井面に取り付ける際に第2の突出部2141よりも先に天井面に当接する。つまり、器具本体20が天井面に取り付けられた状態において、第2の突出部2141が天井面に当接していれば、第1の突出部2131も、確実に当接するように器具本体20が構成されている。そのため、器具本体20は、吊りボルト100にナット101を締め込んで固定したときに、幅方向Yに並んで配置された第1突出部2131と第2突出部2141とが天井面に当接し、安定して天井面に取り付けられる。
第2の底部214は、上方向Z1側の面と下方向Z2側の面とを貫通するボルト挿通孔2142が形成されている。ボルト挿通孔2142は、天井などに設けられた吊りボルト100が挿通されるものである。ボルト挿通孔2142は、奥行方向Xにおいて第2の突出部2141と並列して形成されている。
第2の底部214は、上方向Z1側の面と下方向Z2側の面とを貫通する電線挿通孔2143が形成されている。電線挿通孔2143は、図示しない外部電源と電気的に接続した図示しない電線が挿通される。電線挿通孔2143は、奥行方向Xにおいて第2の突出部2141と並列する位置に形成されている。
側部212は、幅方向Yにおける底部211の両端から下方向Z2へ突出し、対に設けられている。幅方向Yの両端に形成された2つの側部212は、下方向Z2側の端部において幅方向Yに互いに離れる方向へ折り曲げて形成された返し部2123を有する。また、返し部2123は、側部212の下方向Z2の先端を上方向Z1側へ折り返して形成されている。
側部212は、器具本体20に光源ユニット10と被覆部30が取り付けられた状態で幅方向Yにおいて一方に光源ユニット10に沿って配置されている第1の側部2121と、他方に被覆部30に沿って配置されている第2の側部2122とから構成される。
(端板22)
図9に示すように、端板22は、収容部21の奥行方向Xの端部を覆うように設けられる。端板22は、収容部21の側部212にねじ2241を用いて固定される。端板22は、下方向Z2側からねじ35を用いて被覆部30が取り付けられる。
図10及び図11は、図1に示す端板22の上方向Z1側から視た斜視図である。図10は、奥行方向Xにおいて一方側から視た斜視図であり、図11は、奥行方向Xにおいて他方側から視た斜視図である。端板22は、奥行方向Xにおいて収容部21の端部を覆う端部主部221と、端部主部221の上方向Z1側の端部から収容部21に向かって突出する端部上部222と、端部主部221の下方向Z2側の端部から突出するように設けられた端部下部223と、幅方向Yにおいて端部下部223の端部から突出するように設けられた端部側部224と、端部下部223の奥行方向Xにおける端部主部221と反対側の端部から上方向Z1側へ突出するように設けられた端部突出部225と、端部主部221の幅方向Yにおける両端部から突出するように設けられた端部横部226と、を有する。端板22は、1枚の板金を折り曲げて端部主部221と、端部上部222と、端部下部223と、端部側部224と、端部突出部225と、端部横部226とを成形したものであるが、複数の部材を組み合わせて成形したものでもよく、押出し成形などの成形方法で成形したものでもよい。
端部主部221は、板状であり、奥行方向Xにおいて収容部21の端部を覆うように設けられている。
端部上部222は、奥行方向Xにおいて端部主部の上方向Z1側の端から収容部21に向かって突出するように設けられている。端部上部222は、底部211の突起部215が挿通される突起挿通孔2221が形成されている。
端部下部223は、奥行方向Xにおいて端部主部221の下方向Z2側の端から収容部21へ向かって突出するように設けられている。端部下部223は、幅方向Yにおいて中央から一方の端部側に寄った位置にねじ穴2231が設置されており、光源ユニット10の光源端部17が取り付けられる。
また、端部下部223は、幅方向Yにおいて他方の端部側に被覆部30が取り付けられる。被覆部30が取り付けられる部分は、端部主部221に開口2211が形成されている側である。光源ユニット10及び被覆部30は、奥行方向Xの両端部において端板22の端部下部223に支持される。これにより、光源ユニット10又は被覆部30が、幅方向Yに撓んで光源ユニット10と被覆部30との間に隙間が発生することを抑制する。
端部側部224は、端部下部223の幅方向Yの端部から上方向Z1へ突出して設けられている。図9に示すように、端部側部224は、ねじ2241を収容部21の側部212に設けられたねじ穴2124に螺合させて、側部212に固定される。
端部突出部225は、端部下部223の奥行方向Xにおいて、端部主部221と反対側の端から上方向Z1へ延びる部分である。
端部横部226は、端部主部221の幅方向Yにおける両端から収容部21に向かって突出するように設けられたものである。
(被覆部30)
図9に示すように、被覆部30は、板状であり、ねじ35によって端板22の端部下部223に取り付けられる。被覆部30は、奥行方向Xの長尺の板状部材であって、長手方向を第2の側部2122に沿って配置される。被覆部30は、光源ユニット10に並列して形成された作業スペース216を覆う機能を有する。また、被覆部30は、光源ユニット10の照射部18から射出される光の一部を下方向Z2へ反射する機能を有していても良い。
図1、図2及び図8に示すように、被覆部30は、幅方向Yにおいて光源ユニット10と並んで配置されており、光源ユニット10とともに照明器具1の下面を形成する。言い換えると、光源ユニット10及び被覆部30は、収容部21の底部211を下方向Z2から覆うように配置されている。
被覆部30は、上下方向Zにおいて第2の底部214と間隔をあけて対向している。被覆部30は、幅方向Yにおいてスライド自在に取り付けられる。
図9に示すように、被覆部30は、第2の底部214と対向する被覆部主部31を有する。また、被覆部30は、幅方向Yにおいて、被覆部主部31の第2の側部2122側の端から上方向Z1に向かって突出する被覆部側部32と、被覆部主部31の光源ユニット10側の端から上方向Z1に向かって突出する被覆部突出部33と、を有する。
図7及び図9に示すように、被覆部主部31は、長尺の板形状である。被覆部主部31は、被覆部30が器具本体20に取り付けられた状態で上下方向Zにおいて第2の底部214と間隔をあけて平行に配置されている。被覆部主部31の奥行方向Xの端には、幅方向Yに沿って長孔34が形成されている。長孔34は、長手方向を幅方向Yに向けて配置されている。また、長孔34は、被覆部30の奥行方向Xにおいて両端部に形成されている。
図8に示すように、被覆部側部32は、幅方向Yにおいて被覆部主部31の第2の側部2122側の端から上方向Z1へ突出している。被覆部側部32は、被覆部30が器具本体20に取り付けられた状態において、幅方向Yに第2の側部2122と対向するように設けられている。また、被覆部側部32は、第2の側部2122の外側に位置し、第2の側部2122の先端の返し部2123を覆うように位置する。
図8に示すように、被覆部突出部33は、幅方向Yにおいて光源ユニット10側の端から上方向Z1に対しやや傾斜して延びる。被覆部突出部33は、被覆部30が器具本体20に取り付けられた状態で光源ユニット10側へ傾斜している。被覆部突出部33は、先端が光源ユニット10の幅方向Yの側面に当接している。
(照明器具1の取付方法)
図12、図13、図14及び図15は、実施の形態1に係る照明器具1の断面構造の説明図である。図12は、照明器具1が吊りボルト100に取り付けられる前の状態を示している。図13は、照明器具1が吊りボルト100に取り付けられる前の状態であり、第2の底部214が露出している状態を示している。図14は、照明器具1が吊りボルト100に取り付けられた状態を示している。図15は、照明器具1が天井に取り付けられた使用状態を示している。
図12に示すように、照明器具1は、当初は吊りボルト100と別々にされている。この状態においては、被覆部30は、第2の底部214を覆うように器具本体20に取り付けられている。図12の状態から、照明器具1を取り付ける作業者は、ねじ35を緩める。ねじ35が緩められると、器具本体20に固定されたねじ35に長孔34を沿わせる様にして被覆部30を移動させることにより、被覆部30は、幅方向Yにスライド自在に構成され、光源ユニット10から離れる方向に移動される。被覆部30は、図12に示す様に、ねじ35に支持される程度の幅を残し、少なくとも吊りボルト100にナット101を締め込める程度の作業スペース216(図14参照)が確保できるようにスライド量が設定される。
次に、作業者は、ねじ35を締め、図13に示されるように、第2の底部214が露出した状態で被覆部30を器具本体20に固定させる。このとき、収容部21は、下方向Z2に向かって第2の底部214を露出させる被覆部開口36が形成される。このとき、収容部21は、下方向Z2側から被覆部開口36を通じて収容部21の内部に手又は工具を挿入できる作業スペース216が形成される。
作業者は、図13の状態の照明器具1を天井に設けられた吊りボルト100まで持ち上げ、天井に設けられた吊りボルト100を第2の底部214に形成されたボルト挿通孔2142に通し、吊りボルト100を作業スペース216へ突出させる。さらに、作業者は、下方向Z2側から電動レンチ又はソケットレンチ等の工具を用いて吊りボルト100に螺合させたナット101を締める。図14に示すようにナット101を締めることにより、照明器具1は、天井に固定される。
図14に示す状態において、作業者は、外部電源と電気的に接続されている電線を、第2の底部214の電線挿通孔2143(図9参照)を通して作業スペース216へ突出させる。さらに、作業者は、作業スペース216において図示しない電線とハーネス15とを結線する。
底部211は、上下方向Zにおいて光源ユニット10と対向している第1の底部213と、ボルト挿通孔2142が形成されている第2の底部214と、を有する。第2の底部214の下方向Z2側には、作業スペース216が形成されている。実施の形態1に係る照明器具1は、光源ユニット10を器具本体20に取り付けた状態のまま、吊りボルト100が下方向Z2側に露出されており、吊りボルト100にナット101を締め付けることができる。
また、第2の底部214は、電線挿通孔2143が形成されている。そのため、照明器具1は、第2の底部214の下方向Z2側に形成された作業スペース216から、電線及びハーネス15を光源ユニット10に接続する作業ができる。
吊りボルト100へのナット101の締め付け及びハーネス15の接続が完了したら、作業者は、被覆部30を固定しているねじ35を緩め、被覆部30を長孔34に沿って光源ユニット10に近づけるように幅方向Yにスライドさせる。さらに、作業者は、ねじ35を締め、図15に示すように、被覆部30が下方向Z2側から第2の底部214を覆うような状態で、被覆部30を器具本体20に固定する。このとき、吊りボルト100は、被覆部30により下方向Z2側から覆われて見えない。
(実施の形態1の効果)
従来の照明器具においては、例えば図15に示される吊りボルト100が、光源ユニット10と上下方向Zにおいて重なって配置されていた。つまり、吊りボルト100が挿通されるボルト挿通孔2142が設けられた底部211が、光源ユニット10と上下方向Zにおいて対向して配置されていた。この場合、器具本体20は、光源ユニット10を取り外した状態で吊りボルト100に取り付ける必要があった。そして、器具本体20を吊りボルト100に取り付けられた状態で、光源ユニット10を、器具本体20に取り付ける作業が必要となり、照明器具の取付作業に手間が掛かっていた。
一方、実施の形態1に係る照明器具1は、器具本体20の一方の側部212に沿って光源ユニット10が取り付けられ、他方の側部212に沿って被覆部30が取り付けられている。つまり、光源ユニット10と被覆部30とは、幅方向Yに並列して、器具本体20の収容部21の底部211を覆うようにして器具本体20に固定されている。被覆部30が距離を置いて対向している収容部21の第2の底部214は、吊りボルト100が挿通されるボルト挿通孔2142が形成されている。
換言すると、実施の形態1に係る照明器具1は、設置面に固定した状態において、光源ユニット10と吊りボルト100とが幅方向Yにおいてずれた位置に配置され、上下方向Zに重ならないように構成されている。光源ユニット10に対し幅方向Yにおいて隣接して設置された被覆部30とボルト挿通孔2142及び吊りボルト100とが上下方向Zに重なって配置されている。
従って、照明器具1は、被覆部30を幅方向Yに光源ユニット10から離れるように移動させることにより、被覆部開口36が形成され、第2の底部214が下方向Z2側に露出する。そして第2の底部214の下方に作業スペース216が形成される。これにより、照明器具1は、光源ユニット10を器具本体20に取り付けた状態のまま、吊りボルト100をボルト挿通孔2142に挿通させることができる。また、被覆部開口36を用いて、電動レンチ等を用いてナット101を吊りボルト100に締結させることができ、照明器具1を固定する作業が容易に行える。
また、従来の照明器具は、外部電源と電気的に接続した図示しない電線が挿通される電線挿通孔2143を形成された底部211が光源ユニット10と上下方向Zにおいて重なって配置されている。そのため、外部電源と光源ユニット10との電気的な接続の際に、光源ユニット10を器具本体20から取り外した状態で電気的に接続する必要がある。その後、光源ユニット10を器具本体20に取り付けるため、従来の照明器具の取付作業は手間が掛かっていた。
一方、実施の形態1に係る照明器具1は、上述したように第2の底部214が下方向Z2側に露出するように構成されており、第2の底部214に電線挿通孔2143が形成されている。従って、実施の形態1に係る照明器具1は、被覆部開口36から作業スペース216において第2の底部214の電線挿通孔2143を挿通した電線と電源装置14と電気的に接続されたハーネス15とを結線することができる。従って、照明器具1は、光源ユニット10を器具本体20に取り付けたままハーネス15などの結線作業を行うことができ、取付作業が容易に行える。
また、従来の照明器具のように上下方向Zにおいて光源ユニット10と吊りボルト100とが重なって配置されている場合、器具本体20のうち光源ユニット10が入りこむ領域と吊りボルト100が入りこむ領域とが上下方向Zに並ぶため、器具本体20の上下方向Zの寸法が長くなる。一方、実施の形態1に係る照明器具1は、器具本体20のうち光源ユニット10が入り込む領域と吊りボルト100とが入り込む領域とが幅方向Yに並列している。そのため、実施の形態1に係る照明器具1の器具本体20は、上下方向Zにおいて光源ユニット10が入りこむ長さ及び吊りボルト100が入りこむ長さのうちどちらか長いほうに合わせて器具本体20の上下方向Zの寸法が決定されるため、上下方向Zの寸法が大きくなることなく抑えた構成になる。
実施の形態1に係る照明器具1は、幅方向Yにおいて光源ユニット10が第1の底部213側に設けられ、ボルト挿通孔2142が第2の底部214側に設けられている。そのため、照明器具1の重心の位置と取付部となるボルト挿通孔2142とが幅方向Yにおいて位置がずれており、照明器具1を吊りボルト100に取り付ける際に、設置面となる天井と光源ユニット10の上方向Z1側に位置する第1の底部213との間に隙間ができ、天井に対し傾いて取り付けられるおそれがある。しかし、実施の形態1に係る照明器具1は、第1の底部213に第1の突出部2131が設けられ、第2の底部214に第2の突出部2141が設けられている。第1の突出部2131は、幅方向Yにおいて第2の突出部と並列して設けられており、上下方向Zにおいて第2の突出部2141よりも大きく形成されている。よって、実施の形態1に係る照明器具1は、天井に設けられた吊りボルト100にナット101を締め付けたときに、第1の突出部2131が第2の突出部2141より先に天井に当接する。これにより、照明器具1は、第1の突出部2131が天井に当接又は食い込んだ状態で隙間が生じることなく天井に固定される。従って、照明器具1は、第1の突出部2131及び第2の突出部2141が確実に設置面に接触した状態で安定して固定される。
(変形例)
実施の形態1に係る照明器具1は、光源ユニット10を構成するカバー16がフレーム13の上方向Z1側の面及び下方向Z2の面を覆うような筒状のものに限定されず、例えば下方向Z2側のみを覆う形状であってもよい。カバー16は、発光素子11が射出する光を透過するものであればよい。
実施の形態1に係る照明器具1は、光源ユニット10が端板22の端部下部223に固定される形態に限定されず、光源ユニット10の器具本体20への固定の形態を適宜変更しても良い。例えば、第1の底部213に取り付けられた保持バネによって光源ユニット10が器具本体20に保持されていてもよい。つまり、光源ユニット10は、照射部18が器具本体20から突出するように設けられていればよい。
実施の形態1に係る照明器具1は、電線挿通孔2143が第2の底部214に形成されているものに限定されず、電線を挿通する箇所を適宜変更することができる。例えば照明器具1は、端板22の端部主部221に奥行方向Xに電線を挿通する孔を形成し、作業スペース216に外部からの電線を導入させても良い。
実施の形態1に係る照明器具1は、被覆部30が幅方向Yにおいて長孔34に沿ってスライド自在に端部下部223に取り付けられたものに限定されず、被覆部30の移動の形態を変更しても良い。例えば、被覆部30は、被覆部30を回動自在に器具本体20に取り付けても良い。被覆部30は、収容部21の下方向Z2側に開口を形成し、作業スペース216を露出させるように移動自在に構成されていれば。
実施の形態1に係る照明器具1は、第2の底部214と被覆部30との間に調光ユニット(図示なし)が収容されていてもよい。この調光ユニットは、照明器具1が吊りボルト100に取り付けられた状態で奥行方向Xにおいて吊りボルト100に並列して配置されるものである。
実施の形態1に係る照明器具1は、第2の底部214と被覆部30との間にセンサユニット(図示なし)が収容されていてもよい。センサユニットは、照明器具1が吊りボルト100に取り付けられた状態で奥行方向Xにおいて吊りボルト100と並列するように配置されるものである。センサユニットは、画像センサ又は人感センサなどのセンサでもよい。
実施の形態1に係る照明器具1は、天井面に取り付けられるだけでなく、その他の構造に取り付けることもできる。以下に、実施の形態1に係る照明器具1をダクト40に取り付けた変形例について説明する。
図16は、実施の形態1に係る照明器具1をダクト40に取り付けた状態の斜視図である。図17は、図16に示す照明器具1の奥行方向Xに垂直な断面構造の説明図である。ダクト40は、奥行方向Xに長尺の筒形状をしており、第2の底部214の上方向Z1側に位置し、照明器具1が取り付けられるものである。
ダクト40は、図示しない外部電源と電気的に接続された電線を収容されるものであり、例えば室内空間の上部に水平に配置されている。ダクト40は、照明器具1に取り付けられた状態において、第2の底部214と上方向Z1に距離を置いて対向している上面部41と、上面部41の幅方向Yの端から下方向Z2側へ突出して対に設けられた側面部42と、を備える。2つの側面部42の下方向Z2側の端には、幅方向Yに互いに近づく方向へ突出する下面部43が形成されている。下面部43の先端には、上方向Z1側へ突出するように設けられた返し部44が形成されている。返し部44は、側面部42と平行に設けられている。
ダクト40は、下方向Z2側の面が開口されている。つまり、2つの側面部42の下方向Z2側の端から互いに近づく方向に突出している下面部43の先端同士は、間隔をおいて配置され、開口45を形成している。
ダクト40は、例えば1枚の板金を折り曲げて成形したもの、複数の部材を組みあわせて成形したもの又は押出成形などの成形方向で成形したものでもよい。
ダクト40の上面部41は、長尺の板形状をしており、ダクト40が照明器具1に取り付けられた状態で上下方向Zに第2の底部214と対向している。上面部41は、ダクト側ボルト挿通孔411が形成されており、吊りボルト100が固定される。ダクト側ボルト挿通孔411は、第2の底部214に形成されたボルト挿通孔2142と上下方向Zにおいて対向している。
下面部43は、ダクト40が照明器具1に取り付けられた状態で底部211に当接される。第2の底部214は、上方向Z1側に突出するように設けられた第2の突出部2141を有する。第2の突出部2141は、奥行方向Xにおいてボルト挿通孔2142及び電線挿通孔2143と並列して設けられている。第2の突出部2141は、照明器具をダクト40に取り付けた状態に開口45に配置される。
図16及び図17に示す変形例に係る照明器具1は、第2の底部214が第2の突出部2141と、ボルト挿通孔2142と、電線挿通孔2143とが奥行方向Xにおいて並列して設けられ、幅方向Yにおいて第2の突出部2141がダクト40の開口45に挿通できるように設けられている。よって、図16及び図17に示す照明器具1は、ダクト40を照明器具1に取り付ける際に、第2の突出部2141と下面部43とがガイドとして機能し、照明器具1とダクト40との位置決めが容易になり、ダクト40への照明器具1の取り付けを簡易にできる。
図18は、実施の形態1に係る照明器具1をレースウェイ50に取り付けた状態の斜視図である。図19は、図18に示す照明器具1の奥行方向Xに垂直な断面構造の説明図である。レースウェイ50は、長尺の筒形状をしており、第2の底部214の上方向Z1側に位置し、照明器具1が取り付けられるものである。
レースウェイ50は、長尺の筒形状をしており、第2の底部214の上方向Z1側に取り付けられるものである。レースウェイ50は、外部電源と電気的に接続した電線が収容されるものである。レースウェイ50は、照明器具1に取り付けられた状態で第2の底部214と対向している上面部51と、幅方向Yにおける上面部51の端から下方向Z2へ突出して対に設けられた側面部52と、を備える。側面部52の下方向Z2側の端には、互いに近づく方向へ突出するように設けられた下面部53が形成されている。下面部53の先端同士は、間隔を置いて配置されている。つまり、レースウェイ50の下面部53は、下方向Z2側に開口54が形成されている。下面部53は、側面部52からレースウェイ50の幅方向Yの中央に向かって延び、中央に向かうに従い上方向Z1に傾斜している。レースウェイ50は、1枚の板金を折り曲げて成形したもの、複数の部材を組みあわせて成形したもの又は押出成形などにより成形したものでもよい。
上面部51は、長尺の板形状をしており、レースウェイ50が照明器具1に取り付けられた状態で上下方向Zにおいて第2の底部214と対向している。上面部51は、上下方向Zにおいてボルト挿通孔2142と対向する位置に、吊りボルト100が挿通されるレースウェイ側ボルト挿通孔511が形成されている。
側面部52は、レースウェイ50が照明器具1に取り付けられた状態で下方向Z2側の端部が底部211に当接されている。第2の底部214は、上方向Z1側に突出するように設けられた第2の突出部2141を有している。第2の突出部2141は、奥行方向Xにおいてボルト挿通孔2142および電線挿通孔2143と並列した位置に設けられている。第2の突出部2141は、幅方向Yにおいて外側から内側につれて上方向Z1側に高くなるように形成された傾斜部2144が設けられている。第2の突出部2141は、レースウェイ50が照明器具1に取り付けられた状態で傾斜部2144と下面部53とが当接するように構成されていても良い。
レースウェイ50の下面部53は、幅方向Yにおいてレースウェイ50の中央に向かうに従い上方向Z1へ傾斜する構成となっている。そのため、傾斜した下面部53と照明器具1の第2の突出部2141の傾斜部2144とが当接し、照明器具1の器具本体20がレースウェイ50に位置決めされる。よって、図18及び図19に示される照明器具1は、レースウェイ50を照明器具1に取り付ける場合に、照明器具1とレースウェイ50との位置決めが容易になり、レースウェイ50への照明器具1の取付施工を簡易にできる。
なお、上記において説明したダクト40及びレースウェイ50は、照明器具1を取り付け、かつ照明器具1に電力を供給する配線を収容するものであり、まとめて支持部材と称する場合がある。また、支持部材に照明器具1を取り付ける場合には、支持部材の下方向Z2側の面が設置面となる。支持部材は、図16~図19において示した形状に限定されず、照明器具1に合わせて形状を適宜変更することができる。
以上のように、本開示の実施の形態1を説明したが、実施の形態1は、照明器具1の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることもできる。また、照明器具1は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略変更することもできる。
1 照明器具、10 光源ユニット、11 発光素子、12 基板、13 フレーム、14 電源装置、15 ハーネス、16 カバー、17 光源端部、18 照射部、19 非照射部、20 器具本体、21 収容部、22 端板、30 被覆部、31 被覆部主部、32 被覆部側部、33 被覆部突出部、34 長孔、35 ねじ、36 被覆部開口、40 ダクト、41 上面部、42 側面部、43 下面部、44 返し部、45 開口、50 レースウェイ、51 上面部、52 側面部、53 下面部、54 開口、100 吊りボルト、101 ナット、131 フレーム仮想線、171 ねじ、181 光源ユニット下端仮想線、191 光源ユニット上端仮想線、211 底部、212 側部、213 第1の底部、214 第2の底部、215 突起部、216 作業スペース、221 端部主部、222 端部上部、223 端部下部、224 端部側部、225 端部突出部、226 端部横部、411 ダクト側ボルト挿通孔、511 レースウェイ側ボルト挿通孔、2111 光源位置上下方向仮想線、2112 光源位置幅方向仮想線、2121 第1の側部、2122 第2の側部、2123 返し部、2124 ねじ穴、2131 第1の突出部、2141 第2の突出部、2142 ボルト挿通孔、2143 電線挿通孔、2144 傾斜部、2211 開口、2221 突起挿通孔、2231 ねじ穴、2241 ねじ。

Claims (12)

  1. 設置面に固定される底部及び前記底部の幅方向の両端から突出して設けられた一対の側部を有し、前記底部と対向する部分が開口された器具本体と、
    一方の前記側部に沿って前記器具本体に取り付けられた光源ユニットと、
    他方の前記側部に沿って前記器具本体に取り付けられ、前記器具本体の厚さ方向において、前記底部に対し所定の距離を置いて対向して配置された被覆部と、を備え、
    前記光源ユニットは、
    板状で一方の面に発光素子が実装された基板が取り付けられたフレームと、
    前記発光素子の光が射出される照射部と、
    前記照射部に対し前記フレームの他方の面に設けられた非照射部と、を備え、
    前記非照射部は、
    前記器具本体の内側に入りこんで配置され、
    前記器具本体の前記底部は、
    前記光源ユニットの前記非照射部と対向している第1の底部と、
    前記被覆部と間隔をあけて対向し、前記設置面に設けられた吊りボルトが挿通されるボルト挿通孔が形成された第2の底部と、を有し、
    前記被覆部は、
    前記光源ユニットと共に前記底部を覆い、前記光源ユニットから離れる方向に移動自在に構成されている、照明器具。
  2. 前記被覆部は、
    前記幅方向にスライド自在に前記器具本体に取り付けられている、請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記被覆部を前記器具本体に固定するねじを備え、
    前記被覆部は、
    前記ねじが挿通され、前記ねじに沿って当該被覆部が前記幅方向にスライドするように形成された長孔を備える、請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記被覆部は、
    回動自在に前記器具本体に取り付けられている、請求項1に記載の照明器具。
  5. 前記光源ユニットは、
    前記フレームの前記非照射部に取り付けられた電源装置を有し、
    前記電源装置は、
    前記被覆部と前記第2の底部との間において電線が接続されている、請求項1~請求項4の何れか1項に記載の照明器具。
  6. 前記器具本体は、
    前記幅方向及び前記厚さ方向に対し交差した奥行方向において、前記器具本体の両端を覆う端板を有し、
    前記端板は、
    前記光源ユニットと前記被覆部とが固定されている、請求項1~請求項5の何れか1項に記載の照明器具。
  7. 前記第1の底部は、
    前記光源ユニットの前記非照射部と対向する面に保持バネが取り付けられ、
    前記光源ユニットは、
    前記保持バネに保持されている、請求項1~請求項6の何れか1項に記載の照明器具。
  8. 前記被覆部と前記第2の底部との間に配置された調光ユニットを更に備える、請求項1~請求項7の何れか1項に記載の照明器具。
  9. 前記被覆部と前記第2の底部との間に配置されたセンサユニットを更に備える、請求項1~請求項8の何れか1項に記載の照明器具。
  10. 前記第1の底部は、
    前記設置面に向かって突出する第1の突出部を有し、
    前記第2の底部は、
    前記設置面に向かって突出し、前記幅方向において前記第1の突出部に並列して配置されている第2の突出部を有し、
    前記第1の突出部は、
    前記底部からの突出量が前記第2の突出部よりも大きい、請求項1~請求項9の何れか1項に記載の照明器具。
  11. 前記第2の突出部は、
    前記幅方向及び前記厚さ方向に直交する奥行方向において、前記ボルト挿通孔と並列して設けられ、前記第2の底部に当接する支持部材に設けられた開口よりも前記幅方向の寸法が小さい、請求項10に記載の照明器具。
  12. 前記第2の突出部は、
    前記幅方向における両端に傾斜部を有する、請求項10又は11に記載の照明器具。
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