JP2020114780A - 給送装置、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

給送装置、画像形成装置及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】搬送方向における厚みの偏差が大きい被搬送体を良好に給送することができる給送装置、画像形成装置および画像形成システムを提供する。【解決手段】被搬送体の束を積載する積載部と、積載部に積載した被搬送体の束のうち最上位の被搬送体を搬送する搬送手段20と、被搬送体の搬送方向に移動可能で、被搬送体の束の搬送方向の後端に突き当てて、被搬送体の束の後端の位置を規制するエンドフェンス25とを備えた給送装置において、エンドフェンス25の少なくとも上下方向中央部分に、弾性変形部材33cを配置した。【選択図】図7

Description

本発明は、給送装置、画像形成装置及び画像形成システムに関するものである。
従来、被搬送体の束を積載する積載部と、該積載部に積載した被搬送体の束のうち最上位の被搬送体を搬送する搬送手段と、被搬送体の搬送方向に移動可能で、被搬送体の束の搬送方向の後端に突き当てて、被搬送体の束の後端の位置を規制するエンドフェンスとを備えた給送装置が知られている。
特許文献1には、上記給送装置として、被搬送体としての封筒束を積載部としての給送トレイにセットし、給送トレイに積載されている封筒束のうち少なくとも最上位の封筒を浮上させて吸着ベルトに吸着し、吸着ベルトにより最上位の封筒を搬送するものが記載されている。また、封筒の搬送方向に移動可能に設けられてエンドフェンスたる後端規制部材を備えており、ユーザーが後端規制部材を移動させて給送トレイに積載された封筒束の搬送方向後端に突き当てて封筒の搬送方向の位置を規制する。
しかしながら、搬送方向における厚みの偏差が大きい被搬送体を良好に給送できないおそれがあるという課題があった。
上述した課題を解決するために、本発明は、被搬送体の束を積載する積載部と、該積載部に積載した被搬送体の束のうち最上位の被搬送体を搬送する搬送手段と、被搬送体の搬送方向に移動可能で、被搬送体の束の搬送方向の後端に突き当てて、被搬送体の束の前記後端の位置を規制するエンドフェンスと、を備えた給送装置において、前記エンドフェンスの少なくとも上部を除く所定の部分に、弾性変形部材を配置したことを特徴とするものである。
本発明によれば、搬送方向における厚みの偏差が大きい被搬送体を良好に給送することができる。
本実施形態の画像形成システムの概略構成図。 本実施形態の給送装置の概略説明図。 給送トレイ近傍の概略斜視図。 フロント送風装置の斜視図。 フロント送風装置の正面図。 従来の給送装置に扇状に広がったシート束をセットしたときの概略図。 本実施形態の給送装置の特徴部を示す概略構成図。 給送トレイ近傍の概略斜視図。 載置ユニットの概略構成図。 載置ユニットの斜視図。 給送トレイを、シート搬送方向上流側見た斜視図。 固定台が給送位置に到達したときの概略構成図。 固定台が給送位置に到達したときの給送トレイをシート搬送方向上流側見た斜視図。 固定台が給送位置に到達したときの載置ユニットの状態を示す概略図。 固定台が給送位置に到達したときの載置ユニットの斜視図。 載置ユニットをシート搬送方向上流側見た断面斜視図。 載置ユニットのシート載置台への取り付けについて説明する図。 (a)は、図17(c)のA部拡大図であり、(b)は、図17(c)のB部拡大図である。 シート搬送方向に厚み偏差のあるシートからなるシート束を、セットした状態を示す側面図。 シート搬送方向に厚み偏差のあるシートからなるシート束をセットした状態の給送トレイを互いに異なる方向から見た斜視図。 図19のA部拡大図。
以下、本発明を適用した給送装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の画像形成システム1の概略構成図である。
図1に示すように、画像形成システム1は、シートに画像を形成する画像形成手段としての画像形成装置100と、画像形成装置にシートを給送する給送装置200とを備えている。給送装置200は、画像形成装置100本体の側面に設けられている。
本実施形態のシート給送装置を適用可能な画像形成装置100の記録方式は特段の制限はなく、電子写真式やインクジェット式など任意の方式を採用し得る。装置100本体の図1において右側の側面には、シート給送装置200からのシート搬入部が設けられている。このシート搬入部には、シートを受け入れる開口と、シートを搬送する搬送手段が設けられている。
図2は、装置本体の側面に設けられる本実施形態の給送装置200の概略説明図である。
給送装置200は、上下2段の給送トレイ10を備える。各給送トレイ10は、シートPの束を積載するシート積載部であるシート積載台11を備えている。本実施形態においては、各給送トレイ10は、最大2500枚程度のシートを収納可能となっている。
なお、被搬送体としてのシートとしては、紙、コート紙、ラベル紙、OHPシート、フィルム、プリプレグ等を含む。プリプレグは、主に積層板や多層プリント配線板の材料として使用される。例えば、ガラスクロス、紙、不織布、アラミドクロス等の長尺基材にエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂を主材とする樹脂ワニスを連続的に含浸し、加熱乾燥してから切断することで、シート材に加工したものである。さらにシートとしては、封筒、包装材などの袋状のものを含む。
各給送トレイ10の上方には、給送トレイ10に積載されたシート束の最上位シートを吸着して搬送する搬送手段としての給送ユニット20がそれぞれ配置されている。この給送ユニット20は、搬送部材である吸着ベルト21及び吸引装置23を備えている。
下側の給送トレイ10に積載されたシートは、下搬送路82を通って、出口ローラ対80によって、画像形成装置100本体へ搬送される。上側の給送トレイ10に積載されたシートは、上搬送81を通って、出口ローラ対80によって、画像形成装置100本体へ搬送される。
図3は、給送トレイ10近傍の概略斜視図である。なお、図3においては、わかりやすいように、給送ユニット20について、本来の配置箇所から、図中矢印方向にずらして標記している。
給送ユニット20の吸着ベルト21は、2本の張架ローラ22a,22bにより張架されており、ベルトの表面側から裏面側まで貫通する吸引孔が周方向の全域に設けられている。また、吸着ベルト21の内部には、吸引装置23が設けられている。吸引装置23は、空気の流路であるエアダクト通じて空気を吸引する吸引ファンに接続されており、吸引装置23により下方に負圧を発生させることで、吸着ベルト21の下面にシートPを吸着させるように作用する。
また、給送トレイ10には、シート束Pの上部のシートに対してエアを吹き付けるエア吹付手段である送風装置17を備える。この送風装置17は、フロント送風装置12とサイド送風装置14とを有している。
サイド送風装置14は、一対のサイドフェンス13に設けられ、シート束Pの上部の側面に対して図中矢印bで示す向きに空気を送風するものである。このサイド送風装置14には、シート束Pを捌き、浮上させる方向に空気を案内するサイド浮上ノズルが配置されており、このノズルに空気を送り込むサイドブロワ14aを有している。このサイド浮上ノズルから図中矢印bで示す向きに送風される空気をサイドエアと呼ぶ。このサイドエアは、各サイドフェンス13のシート束Pの上部と対向する箇所に設けられたサイドノズル13aから吐出され、シート束P上部の側面に吹き付けられる。フロント送風装置12と、一対のサイドフェンス13の吐出口とから吹き付けられた空気により、シート束の上部のシートが浮上する。
また、給送トレイ10には、シート積載台11に積載されたシート束Pの後端を揃えるエンドフェンス25を設けている。シート積載台11は、昇降手段としての昇降装置19により図中矢印A方向に昇降可能に構成されている。
図4は、フロント送風装置12の斜視図であり、図5は、フロント送風装置12の正面図である。
フロント送風装置12は、シート束Pの上部の先端(給送方向下流側端部)に対して空気を送風するものである。このフロント送風装置12には、シート束Pを浮上させる方向に空気を案内する浮上ノズル15a、最上位の浮上シートと2番目の浮上シートとの間に空気を案内し分離する分離ノズル16a、シート束Pの上部における先端の近傍の空気を下方に吸引する下方吸引ノズル15bが配置されている。
各ノズルのうち、浮上ノズル15aから送風される空気を浮上エア、分離ノズル16aから送風される空気を分離エアと呼ぶ。また、下方吸引ノズル15bから吸引される空気を下方吸引エアと呼ぶ。
浮上エアは、シート束Pの上部の先端(給送方向下流側端部)と対向する箇所から図3、図5の矢印a1方向に吹き出し、シート束Pの上部の先端(給送方向下流側端部)に吹き付けられる。分離エアは、シート束Pの上部の先端(給送方向下流側端部)と対向する箇所から図3、図5の矢印a2方向に吹き出し、吸着ベルト21に吸着した最上位シートと浮上した2番目のシートとの間に吹き付けられる。
下方吸引エアは、図5の矢印a3方向に流れ下方吸引ノズル15bに吸引されることで、シート束Pの上部における先端の近傍に負圧が発生させる。これにより、吸着ベルト21から離れる方向へ向かう力が生じ、浮上した2番目以降のシートを、シート束へすばやく落下させる。
次に、給送動作について説明する。
画像形成装置100本体の上位コントローラからの給送開始の命令が来ると、昇降装置19を駆動して、シート積載台11を上昇させる。そして、シート検知センサ31がシート束の上面を検知したら、昇降装置19の駆動を停止する。次に、吸着ベルト21を停止した状態で送風装置17の送風を開始し、吹き付け制御を開始する。また、吸引装置23の吸引を開始し、吸引制御を開始する。送風装置17の送風を開始することで、浮上ノズル15a、分離ノズル16a、サイドノズル13aからシート束上部の前端部に浮上エア、分離エア、サイドエアが吹き付けられる。
浮上エアおよびサイドエアの吹き付けにより、シート束上部の複数枚のシートの先端部が浮上し、吸引装置23の吸引により吸着ベルト21の下方に負圧が発生し、浮上した最上位シートP1が吸着ベルト21に吸着する。最上位シートP1が吸着ベルト21に吸着すると、最上位シートP1と、2番目のシートP2との間に、分離ノズル16aから分離エアが吹き付けら、吸着した最上位シートP1と、2番目以降のシートとが分離される。
次に、吸着ベルト21を回転させて最上位シートP1を給送する。このとき、2番目以降のシートが過剰に浮上したり挙動を乱したりして最上位シートに接触すると、最上位シートとともに搬送されるおそれがある。そこで、本実施形態では、最上位シートP1の給送を開始するとき(吸着ベルト21を回転させるとき)は、フロント浮上エアと分離エアの吹き付けを停止し、下方吸引ノズル15bからエアの吸引を開始する。これにより、浮上している2番目以降のシートをすばやく落下させて最上位シートに接触しないようにして重送が抑制される。
給送開始から所定時間が経過したら(最上位シートP1の先端が、吸着ベルト下流の所定の次工程(例えば、搬送ローラ対)へ給送されたら)、吸引装置23による吸引を停止し、吸着ベルト21に吸着している一枚目シート離す。また、給送モータの駆動を止めて吸着ベルト21の回転を停止させる。
次に給送するシートがあるときは、フロント浮上エアのおよび分離エアの吹き付けを再開するとともに、下方吸引ノズル15bからのエア吸引を停止し、下方吸引エアによる次に給送されるシートの浮上の妨げを防止する。次に、吸引装置23による吸着ベルト21へのシート吸着を再開する。以降は、上述と同様の給送処理を行なう。
次に、本実施形態の特徴部について説明する。
給送するシートとして、開口部にジッパーを有する袋部材など、シート搬送方向の厚みの偏差が大きいシートに画像を形成する場合は、一般的に、搬送性を考慮して厚みの薄い側を搬送方向先端にして給送トレイ10にセットする。これは、厚みの厚い側を搬送方向先端にすると、シートの先端が搬送ローラに突き当たるなどして、搬送ローラ対のニップにスムーズに搬送されず、ジャムが発生するおそれが高まるからである。
このような、シート搬送方向の厚みの偏差が大きいシートを複数枚重ねたシート束は、厚みが厚い方が扇状に広がってしまう。そして、このシート束の扇状に広がった側をシート搬送方向後端側にして給送トレイ10にセットすると、次の問題が生じる。
図6は、従来の給送装置に扇状に広がったシート束Pをセットしたときの概略図である。
上述したように、搬送性により厚みの厚い側を搬送方向後側にするため、図6に示すように、シート束の扇状に広がった側をシート搬送方向後端側にして給送トレイ10にセットされる。次に、エンドフェンス25をシート搬送方向へ動かして、シート束を規制しても、シート束の上側においては、エンドフェンス25との間に隙間aができてしまい、シート束の上側は、エンドフェンス25により位置が規制されなくなる。このように隙間aが生じていると、浮上した最上位シートが、隙間a分後退し、最上位シートと2番目のシートの先端部とが吸着ベルト21と対向し、2番目のシートの先端が、最上位シートとともに吸着ベルト21に吸着する。その結果、2枚のシートが搬送され、重送が発生するという問題がある。
また、シート積載台11に積載されたシート束は、先端側よりも後端側の方が、高さが高くなる。吸着ベルト21よりシート搬送方向上流側には、シートの有無を検知して、シートエンドを検知するエンドセンサ32が設けられている。シート積載台11に積載されたシート束は、先端側よりも後端側の方が、高さが高くなることで、エンドセンサ32は、シート有りを検知しているが、シート検知センサ31は、シート無しを検知する状態が発生し、昇降制御が正しく行えないという問題などが発生するおそれがある。
また、シート束の上部のシートは、後ろ側が上方へ大きく湾曲した状態であるため、シートの先端側は、下方へ復元力が働く。その結果、シートの先端が浮上し難く、最上位シートが吸着ベルト21に吸着しないおそれもある。
このように、多数の搬送方向に厚み偏差があるシートを束にすると、扇状の広がりが大きくなり、上述した問題が生じるため、搬送方向に厚みの偏差が大きいシートに画像形成を行う場合は、給送トレイ10に数枚のシート束しかセットできず生産性が低いものとなってしまっていた。
そこで、本実施形態では、多数のシート搬送方向に厚み偏差があるシートからなるシート束を給送トレイ10にセットしても、上述した問題が生じることなく、良好に搬送できるようにした。以下、本実施形態の特徴部について、具体的に説明する。
図7は、本実施形態の給送装置の特徴部を示す概略構成図であり、図8は、給送トレイ10近傍の概略斜視図である。
図7、図8に示すように、本実施形態のエンドフェンス25は、給送トレイ10の底部にシート搬送方向に移動可能に支持された支柱部25aを備えている。この支柱部25aのシート束と対向する対向面には、シート束の下側の後端に突き当たり、シート束下側の後端の位置規制する下部規制部材35と、シート束の上側の後端に突き当たり、シート束上側の後端の位置規制する上部規制部材34とを有している。
また、各規制部材のシート幅方向両側には、一対のベルト規制部33が設けられている。各ベルト規制部33は、上部規制部材34に回転自在に支持された上側張架ローラ33bと、下部規制部材35に回転自在に支持された下部張架ローラ33aと、張架ローラ33aと張架ローラ33bとに張架された弾性変形部材としてのベルト部材33cとを備えている。
また、一対のベルト規制部33の構成は同一であり、一方側のベルト規制部33のベルト部材33cの張力と、他方側のベルト規制部のベルト部材33cの張力は、同一となっている。また、ベルト部材33cの張力は、弱い方が好ましい。ベルト部材33cの張力が弱いことで容易に弾性変形でき、シート束の後端の扇状の広がりに倣わせることができる。なお、張力を弱めることで、ベルト部材33cでは正しく後端の位置を規制できず、シート束の先端を、フロントフェンス27に押し当てることができない。しかし、本実施形態では上部規制部材を設けており、この上部規制部材で、正しく後端の位置を規制でき、重送などの問題が生じることがない。
また、上部規制部材34および下部規制部材35の少なくとも一方に、張架ローラを回転自在に支持する穴を、上下方向の並べて複数設け、ベルト部材33cの張力を調整可能にしてもよい。かかる構成では、張架ローラを支持する穴を変えることで、ベルト部材33cにかかる張力を調整することができる。
また、各張架ローラ33a,33bは、回転自在に規制部材に支持されているので、後述するように、シート後端に突き当たったベルト部材33cはシートの上昇に追随して無端移動可能となっている。また、ベルト部材33cの表面は、凹凸のある粗い面となっており、ベルト部材に接触したシートがベルト表面上をすべりにくくしている。
図8に示すように、上部規制部材34は、支柱部25aの上部に取り付けられており、シート束と対向する面は、上下方向に平行な突き当て面34bと、突き当て面34bの下端から下方へ行くに従って、シート束から離間する方向に位置するように傾斜した案内傾斜面34aとを有している。
また、下部規制部材35は、上部規制部材34と同一の形状で、上部規制部材34とは上下逆向きに支柱部25aの下部に取り付けられている。従って、下部規制部材35の案内傾斜面35aは、突き当て面35bの上端から上方へ行くに従って、シート束から離間する方向に位置するように傾斜した面となる。
また、各規制部材の突き当て面34b,35bは、ベルト部材33cのシート束側の張架領域よりもBmm、シート束側に位置している。
また、昇降部材としてのシート積載台11のシート搬送方向下流側には、載置ユニット40が取り付けられている。この載置ユニット40は、シート束の搬送方向先端側を支持する固定台41と、リンク機構48により回動する可動台42を有している。リンク機構48は、第一回動部材45と第二回動部材46とを有しており、第一回動部材45には、フロントフェンス27のシート積載台11をガイドするガイド溝27aに設けられた突起部51に当接して可動台42を可動させる可動突起部45aが設けられている。
図9は、載置ユニット40の概略構成図であり、図10は、載置ユニット40の斜視図である。
リンク機構48を構成する第一回動部材45の一端は、フロントフェンス27と対向する対向面41bに回転自在に支持されている。また、第一回動部材45の他端には、可動突起部45aが設けられている。また、可動突起部45aに隣接するように、第二回動部材46の連結部46bが貫通する貫通穴部45cが設けられている。
対向面41bには、第一回動部材45の回動範囲を規制する規制穴41aが設けられており、第一回動部材45の略中央に設けられ、シート搬送方向上流側に折り曲げられるような形で形成された規制突起部45bが、この規制穴41aに入り込んでいる。かかる構成を有することで、第一回動部材の回動範囲が、90°未満に規制される。
第二回動部材46は、略中央部分が、固定台41のシート搬送方向上流側を支える台支持部41cに回動自在に支持されている。第二回動部材46のシート搬送方向下流側端部には、上述したように、第一回動部材45に連結する連結部46bが形成されている。また、第二回動部材46のシート搬送方向上流側端部には、可動台42の裏面に当接して、可動台42を回動させるための当接部46cが設けられている。
第二回動部材46の連結部46bが、回動範囲が規制された第一回動部材45に連結されることで、第二回動部材46の回動範囲も90°未満に規制される。このように、リンク機構48を構成する各回動部材の回動範囲を90°未満にすることで、載置ユニット40が大型化するのを抑制することができる。
可動突起部45aが、突起部51に当接していない状態のときは、可動台42の重量により、第二回動部材46の当接部46cを押し込み、当接部46cを下げ、可動台42は傾斜した姿勢となっている。また、第二回動部材46は、当接部46cが下がり、連結部46bが上がるような姿勢となっており、第一回動部材45は、可動突起部45aが上方に位置する姿勢となっている。
図11は、給送トレイ10を、シート搬送方向上流側見た斜視図である。
図11に示すように、給送トレイ10のシート束の先端が突き当たり、シート束の先端の位置を規制するフロントフェンス27のシート積載台11の昇降をガイドするガイド溝27aの上部に、突起部51が形成されたストッパ部材50がネジ止めされている。
図12は、固定台41が給送位置に到達したときの概略構成図であり、図13は、固定台41が給送位置に到達したときの給送トレイ10をシート搬送方向上流側見た斜視図である。また、図14は、そのときの載置ユニット40の状態を示す概略図であり、図15は、そのときの載置ユニット40の斜視図である。
シート積載台11に取り付けられた載置ユニット40が、シート積載台11とともに上昇していくと、可動突起部45aが突起部51に突き当たる。この状態からさらに上昇すると、突起部51により可動突起部45aの上昇が規制される。すると、第一回動部材45が、可動台42及び載置ユニット40に載置されたシート束の重量に抗して図14に示すように、矢印X方向に回動し、可動突起部45aが載置ユニット40に対して相対的に下方へ移動する。第一回動部材45が図中X方向へ回動することで、第二回動部材46の連結部46bが押し下げられる。その結果、第二回動部材46が、図13,図14に示すように、図中矢印Y方向に回動し、当接部46cが可動台42を持ち上げる。これにより、可動台42が図中矢印Z方向に回動し、傾斜が緩くなる。そして、図12に示すように、固定台41が給送位置に到達すると、可動台42が水平な姿勢となる。
本実施形態では、リンク機構48を設け、シート積載台11の上昇に伴い、可動台42を回動させる構成とすることで、可動台42を回転駆動させるモータを不要にでき、装置の低コスト化を図ることができる。
図16は、載置ユニット40をシート搬送方向上流側見た断面斜視図であり、図17は、載置ユニット40のシート積載台11への取り付けについて説明する図である。また、図18(a)は、図17(c)のA部拡大図であり、図18(b)は、図17(c)のB部拡大図である。
図16に示すように載置ユニット40のシート搬送方向上流側には、載置ユニット40をシート積載台11に固定するための固定部49を有している。この固定部49には、シート搬送方向に延びる長穴49aが形成されている。
載置ユニット40は、ユニット固定板47を用いてシート積載台11に取り付けられる。
ユニット固定板47のシート搬送方向下流側端部には、鉤状の固定爪部47aと、位置決め凸部47bとが設けられている。
まず、図17(a)に示すように、ユニット固定板47の固定爪部47aを、シート積載台11の下側から載置ユニット40の長穴49aに挿入する。シート積載台11には、図17(a)に示すように、第一穴部11a、第二穴部11bが形成されており、ユニット固定板47の固定爪部47aは、第一穴部11aを通して、長穴49aに挿入する。
次に、この固定爪部47aを長穴49aのシート搬送方向下流側の端部に突き当てた後、図17(a)、(b)に示すように、固定爪部47aを支点にしてユニット固定板図中時計回りに回動させ、ユニット固定板の位置決め凸部47bを、シート積載台11の第二穴部11bおよび載置ユニット40の長穴49aに貫通させる。固定爪部47aから位置決め凸部47bまでの長さは、シート積載台11の第一穴部11aのシート搬送方向上流側端部から第二穴部11bのシート搬送方向下流側端部までの長さとほぼ等しくなっている。従って、上記位置決め凸部47bを、第二穴部11bに貫通させると、図18(a)に示すように、固定爪部47aが第一穴部11aのシート搬送方向上流側端部に当接し、図18(b)に示すように、位置決め凸部47bが第二穴部11bのシート搬送方向上流側端部に当接してユニット固定板47が、シート搬送方向に位置決めされる。そして、図17(c)に示すように、ネジ49bを、ユニット固定板47のネジ穴47cにネジ込むことで、固定爪部47aとネジ49bの頭部とにより、載置ユニット40の底面が、シート積載台11側へ押し込まれる。これにより、シート積載台11の第一穴部11aと第二穴部11bとの間の箇所を、載置ユニット40とユニット固定板47とで狭持するような形で、載置ユニット40がシート積載台11に取り付けられる。
載置ユニット40が、シート載置台に位置決めされたユニット固定板47に固定されることで、載置ユニット40がシート載置台に位置決め固定される。載置ユニット40は、シート搬送方向に厚み偏差があるシートのシート束を給送トレイ10にセットするときに用いる拡張ユニットであり、シート搬送方向に厚み偏差がないシートのシート束を給送トレイ10にセットするときは、装置から取り外されるものである。
本実施形態では、ネジ1本で、載置ユニット40を、シート積載台11に取り付ける構成であるので、容易に載置ユニット40をシート積載台11に対して、取りつけ・取り外しを行なうことができる。よって、容易に、シート搬送方向に厚み偏差があるシートのシート束を給送トレイ10にセット可能な装置に拡張できる。
図19は、シート搬送方向に厚み偏差のあるシートからなるシート束pfを、セットした状態を示す側面図であり、図20は、上記シート束pfセットした状態の給送トレイを互いに異なる方向から見た斜視図である。
本実施形態では、シート束pfのシート枚数が多く、後端側の扇状の開きが大きいときは、図19に示すように、シート積載台11は、下方に位置しており、載置ユニットの可動突起部45aは、突起部51から離間している。従って、このときは、可動台42が傾斜している。よって、図19,図20に示すように、シート束下部シートの後端側が可動台42の傾斜に倣って傾斜する。その結果、図6に示した従来例よりも、シート束上部シートの後側の扇状の広がりを抑制することができる。これにより、エンドセンサ32は、シート有りを検知しているが、シート検知センサ31は、シート無しを検知するような事態が生じるのを抑制することができ、昇降制御を良好に行うことができる。
また、シート束上部シートの後ろ側の湾曲を抑制できるので、シートの先端側の下方へ復元力を低減することができ、良好に、最上位シートを浮上させることができ、吸着ベルト21に吸着させることができる。
また、本実施形態では、エンドフェンス25にベルト規制部33を設けている。
これにより、シート束の後側が扇状に広がることで後端のシート搬送方向の位置が、上下方向でばらついても、ベルト規制部33の弾性変形部材としてのベルト部材33cが、シート束の後側の扇状に広がり倣って弾性変形し、シート束の後端にエンドフェンス25を隙間なく当接させることができる。
本実施形態では、可動台42の傾斜では後側の扇状の広がりを完全には、吸収できないため、給送トレイ10にセットされたシート束の後端側は、図20に示すように、上部と下部がそれぞれ広がるような形となり、シート束の中央部分が、最もシート搬送方向上流側に位置する。
本実施形態では、エンドフェンス25の上部と下部に、弾性変形不能な規制部材を設け、ベルト部材33cよりも突出させ、上下方向の中央部分は、逆にベルト部材33cが規制部材よりも突出するような構成となっている。これにより、後端が最もシート搬送方向上流側に位置する上下方向中央部分がベルト部材33cに当接し、ベルト部材33cがシート搬送方向上流側へ凹むように弾性変形する。これにより、上下方向中央部分がベルト部材33cに当接した後も、エンドフェンス25をシート搬送方向下流側へ移動させることができ、上部規制部材34の突き当て面34bを、シート束上部のシート後端に突き当てることができ、下部規制部材35の突き当て面35bを、シート束下部のシート後端に突き当てることができる。
また、一対のベルト規制部33のベルト部材33cの張力を同一としているので、エンドフェンス25をシート束に突き当てたときのシート束に加わる弾性力を同一にでき、シートの曲がりなどを抑制することができる。
また、ベルト部材33cの張力を調整可能に構成することで、例えば、コシの弱いシートであれば、ベルト部材33cの張力を弱めることができ、ベルト部材33cの弾性力で、シートが湾曲したりするのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ベルト部材33cは、無端移動可能に張架ローラ33a,33bに支持されている。従って、図19に示す状態から、シートを給送すべくシート積載台11を上昇させると、シート束の後端との摩擦力により、ベルト部材33cが図19の矢印に示すように、図中時計回りに回動する。これにより、シート束をスムーズに上昇させることができる。
本実施形態では、ベルト部材33cの上下方向中央部分がシート搬送方向上流側に凹んでいるため、ベルト部材33cの上側が、シート搬送方向下流側に向かう傾斜となっており、シート束上昇の抵抗となる。しかも、ベルト部材33cは、ゴム材であり、シートとの摺動抵抗も大きい。従って、ベルト部材33cが、無端移動しない構成の場合、シート束上昇時に、シートの後端が下側へ折り曲がるなどの不具合が発生するおそれがある。よって、本実施形態のように、ベルト部材33cを無端移動可能な構成とし、シート束の上昇とともにベルト部材33cを無端移動させることで、シートの後端が下側へ折り曲がるなどの不具合が発生するのを防止するこができ、効果的である。
さらに、本実施形態では、ベルト表面を粗して、ベルト表面を凹凸形状としているので、確実にベルト部材33cをシート束の上昇に伴い無端移動させることができ、スムーズなシート束の上昇を実現することができる。
また、本実施形態では、上部規制部材34の突き当て面34bがベルト部材33cよりもシート束側に位置している。従って、上昇してきたシート束の後端の接触は、ベルト部材33cから上部規制部へと切り替わることになる。
本実施形態においては、上部規制部材34の突き当て面34bの下端に下方に行くに従って、シート搬送方向上流側に位置するような案内傾斜面34aを有している。
図21は、図19のA部拡大図である。
図21に示すように、上部規制部材34に案内傾斜面34aを有することで、ベルト部材33cから上部規制部材34へスムーズなシートの受け渡しが行なわれ、ベルト部材33cから上部規制部材34への受け渡しの際に、シートの後端が、上部規制部材34に引っ掛るなどして、シートの後端が下側へ折り曲がるなどの不具合が発生するのを抑制することができる。
また、下部規制部材35についても、シート束が上昇することで、シート束のシート後端の接触が、下部規制部材35からベルト部材33cへと切り替わる。本実施形態では、下部規制部材35にも上方に向かうにつれてシート搬送方向上流側の位置するような案内傾斜面35aを設けているので、下部規制部材35からベルト部材33cへのシートの受け渡しも良好に行なうことができる。
そして、シート束の最上位シートが給送位置に到達し、シート束の上昇を停止したとき、シート束の上部シートの後端は、弾性変形不能な上部規制部材34の突き当て面34bに規制される。これにより、突き当て面34bにより確実にシート後端位置を規制することができ、浮上した最上位シートが後退するのを防止することができ、上述したように、二番目のシートの先端と最上位シートとが吸着ベルトに吸着し、重送が発生するのを抑制することができる。
また、シート束の下部シート後端も弾性変形不能な下部規制部材35の突き当て面35bに規制される。上述したように、シート束Pfの下部シートの後側が可動台42の傾斜に倣って、下側に傾斜している。従って、シート束の下部シートは、自重で下がるおそれがあるが、このような下がりを、下部規制部材35の突き当て面35bでしっかりと規制することができる。
このように、エンドフェンスの上下を規制部材でしっかり後端の位置を規制することで、シート束の中央部分に接触するベルト部材33cとしては、容易に弾性変形可能なように張力を弱めることができる。これにより、後端位置の規制による良好な給送と、シート束後端の扇状の広がりに倣わせるという機能とを両立することができる。
また、シートの給送が進んで、シート束Pfの枚数が残り少なくなると、シート束後側の扇状の広がりが減少する。そのため、可動台42が初期と同様な傾斜であると、シート束の枚数が残り少なくなったとき、シート束の最上位シートの後側が、この可動台42の傾斜に倣って下がった状態となる。その結果、最上位シートを浮上させた際に、最上位シートが後退して重送が発生するおそれがある。
しかしながら、本実施形態では、上述したように、シート積載台11の上昇に伴い、可動突起部45aが突起部51に当接し可動台42が回動し、可動台42の傾斜が徐々に緩やかなとなる。これにより、シート束の枚数の減少に伴うシート束後側の扇状の広がりの減少に合わせて、可動台42の傾斜を緩やかにできる。これにより、シート束の最上位シートの後側が下がってしまうのを抑制することができ、浮上の際に、最上位シートが後退するのを抑制することができる。これにより、重送の発生を抑制することができる。
このように、本実施形態では、シート搬送方向一方側にジッパーが設けられた袋部材のようなシート搬送方向の厚み偏差が大きいシートからなり後側が扇状に大きく広がるようなシート束であっても良好な給送を行なうことができる。
また、シートを搬送する搬送手段として、エアによりシート束のシートを分離し、負圧により吸着ベルトに吸着させ搬送する構成を用いたがこれに限定するものではなく、静電気を利用してシート束のシートを分離するとともに吸着ベルトに静電吸着させて搬送する構成のものでもよい。また、搬送手段としてローラによりシート束の分離搬送する構成でもよい。
また、上述では、給送装置200に本発明を適用した実施形態について説明したが、画像形成装置100が備える給送部に本発明を適用してもよい。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
シートなどの被搬送体の束を積載する給送トレイ10などの積載部と、積載部に積載した被搬送体の束のうち最上位の被搬送体を搬送する給送ユニット20などの搬送手段と、被搬送体の搬送方向に移動可能で、被搬送体の束の搬送方向後端に突き当てて、被搬送体の束を搬送方向に位置決めするエンドフェンス25とを備えた給送装置において、エンドフェンス25の少なくとも上部を除く所定の部分に、ベルト部材33cなどの弾性変形部材を配置した。
搬送方向に厚み偏差の大きいな被搬送体を束にしたとき、厚みの厚い側が扇状に広がる。このように、扇状に広がった方を搬送方向後端側にして被搬送体を積載部にセットすると、被搬送体束の上側の後端が、他の箇所の後端よりも搬送方向下流側に位置する。そのため、ユーザーがエンドフェンスを移動させて、被搬送体の束の搬送方向後端に突き当てても、被搬送体の束の上側とエンドフェンスとの間には、隙間が生じてしまう。これにより、給送時において、被搬送体の束上側の被搬送体が後退し、給送不良や給送遅れなどが発生するおそれがあり、良好な給送が行なえないおそれがあった。
そこで、態様1では、少なくともエンドフェンスの上部を除く所定の部分に弾性変形部材を設けた。これにより、エンドフェンスを移動させて、積載部にセットされた搬送方向後端側が扇状に広がった被搬送体の束の後端に弾性変形部材が当接すると、弾性変形部材が扇状の広がりに倣うように弾性変形し、エンドフェンスをさらに、被搬送体側へ移動させることができる。その結果、エンドフェンスの上部を、被搬送体束上側の被搬送体、特に最上部にセットされた被搬送体の後端に突き当てることができる。よって、被搬送体束上側の被搬送体の後端位置をエンドフェンスにより良好に規制することができ、給送時において、被搬送体束上側の被搬送体が、後退するのを抑制することができる。その結果、給送不良や給送遅れなどが発生するのを抑制することができ、良好な給送を行なうことができる。
(態様2)
請求項1において、前記所定の部分は、前記エンドフェンスの上下方向中央部分である。
これによれば、所定の部分をエンドフェンスの上下方向中央部分とすることで、用紙束をより安定して積載することができる。
(態様3)
態様2において、給送トレイ10などの積載部は、積載された被搬送体を昇降させるシート積載台11などの昇降部材を備え、ベルト部材33cなどの弾性変形部材の少なくとも被搬送体と対向する対向部が、上下方向に移動可能に構成した。
これによれば、実施形態で説明したように、ベルト部材33cなどの弾性変形部材を、被搬送体の束とともに上下方向に移動させることができ、被搬送体の束の搬送方向後端が、弾性変形部材と摺動しながら昇降するものに比べて、被搬送体の束をスムーズに昇降させることができる。
(態様4)
態様3において、ベルト部材33cなどの弾性変形部材の表面が、凹凸形状である。
これによれば、ベルト部材33cなどの弾性変形部材と被搬送体の束の後端の摩擦力を高めることができ、確実に弾性変形部材を、被搬送体の昇降とともに上下に移動させることができる。
(態様5)
態様3または4において、弾性変形部材が、表面無端移動可能にエンドフェンスに支持されたベルト部材33cである。
これによれば、簡単な構成で、弾性変形部材の少なくとも被搬送体と対向する対向部を上下方向に移動可能にできる。
(態様6)
態様5において、ベルト部材の張力を調整可能な調整機構を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、被搬送体のコシにあわせた最適な張力に調整でき、ベルト部材をシート束の後端に突き当てて、ベルト部材を弾性変形させたときに、張力でシートが湾曲するなどの不具合を抑制することができる。
(態様7)
態様1乃至6いずれか一項において、被搬送体幅方向において、エンドフェンス25の両側にベルト部材33cなどの弾性変形部材を配置した。
これによれば、一対のベルト部材33cなどの弾性変形部材でシート束の後端を規制することができ、安定した後端の位置規制を行うことができる。
(態様8)
態様7において、エンドフェンス25の両側に配置した弾性変形部材の弾性力が同一である。
これによれば、実施形態で説明したように、被搬送体の束の幅方向一方側と他方側に加わる弾性変形部材から加わる弾性力を同一にでき、被搬送体の曲がりなどを抑制することができる。
(態様9)
態様1乃至8いずれかにおいて、弾性変形部材は、エンドフェンス25と一体で搬送方向に移動する。
これによれば、エンドフェンス25をシート束の後端に突き当てるときに、弾性変形部材をート束の後端に突き当てることができる。
(態様10)
態様1乃至9いずれかにおいて、エンドフェンス25の上部に、弾性変形部材よりも積載部に積載された被搬送体側に突出し、被搬送体の束上部の被搬送体の搬送方向後端の位置を規制する上部規制部材34を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、弾性変形部材でシート束などの被搬送体束の上部後端を規制するものに比べて、確実に後端の位置を規制することができ、シート束上部の被搬送体が後退してしまうのを確実に防止することができる。
(態様11)
態様10において、上部規制部材34の下部に下方へ向かうに従い積載部に積載された被搬送体から離れるように傾斜した案内傾斜面34aなどの傾斜部を備える。
これによれば、実施形態で説明したように、シート束を上昇させたときにシート束の後端のベルト部材33cなどの弾性変形部材から上部規制部材への接触の移行をスムーズに行なうことができる。
(態様12)
態様1乃至11いずれかにおいて、エンドフェンス25の下部に、ベルト部材33cなどの弾性変形部材よりも被搬送体側に突出し、被搬送体の束下部の被搬送体の搬送方向後端の位置を規制する下部規制部材を設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、ベルト部材33cなどの弾性変形部材にシート束の下部の後端の位置を規制する場合に比べて、確実にシート束の下部の後端の位置を規制することができる。
(態様13)
態様12において、下部規制部材35の上部に上方へ向かうに従い積載部に積載されたシートなどの被搬送体から離れるように傾斜した案内傾斜面35aなどの傾斜部を備える。
これによれば、実施形態で説明しように、シート束を上昇させたときにシート束の後端の下部規制部材35からベルト部材33cなどの弾性変形部材への接触の移行をスムーズに行なうことができる。
(態様14)
態様1乃至13いずれかにおいて、給送トレイ10などの積載部は、被搬送体の束を昇降させるシート積載台11などの昇降部材に設けられ、固定台41と、固定台41よりも搬送方向上流側に配置され回動可能な可動台42とを有し、被搬送体の束が載置される載置ユニットを備え、
前記可動台42は、昇降部材の上昇に伴い回動する。
これによれば、実施形態で説明したように、被搬送体の搬送方向に偏差があるシートからなる被搬送体の束を構成する被搬送体の枚数が多く、被搬送体の束の後側の扇状の広がりが大きいときは、可動台42が傾斜して、その広がりを逃がすことで、被搬送体の束の上部の扇状の広がりを抑制することができる。これにより、被搬送体の搬送性の低下を抑制することができる。
そして、被搬送体束を構成する枚数が減るのに伴って昇降部材を上昇すると、可動台42が回動し可動台42の傾斜を緩めることができる。これにより、被搬送体束を構成する枚数の減少に伴う被搬送体束の搬送方向後側の扇状の広がりの減少に合わせて、可動台の傾斜を緩やかにでき、被搬送束の最上位の被搬送体の後側が下がるのを抑制することができる。よって、最上位の搬送部材が規定の位置から後退してしまうのを抑制することができ、良好な搬送性を維持することができる。
(態様15)
態様14において、可動台42の搬送方向上流側端部が、シート積載台11などの昇降部材の昇降に伴い上昇するように可動台42が回動する。
これによれば、実施形態で説明したように、被搬送体束を構成する枚数の減少に伴う被搬送体束の搬送方向後側の扇状の広がりの減少に合わせて、可動台の傾斜を緩やかにでき、被搬送束の最上位の被搬送体の後側が下がるのを抑制することができる。
(態様16)
態様14または15において、載置ユニット40は、搬送方向に厚みの偏差がある被搬送体を給送する際に、シート載置台などの昇降部材に取り付けられる拡張ユニットである。
これによれば、搬送方向に厚みの偏差のない被搬送体を給送するときは、載置ユニット40をシート積載台11などの昇降部材から取りはすずことで、搬送方向に厚みの偏差のない被搬送体を良好に給送でき、搬送方向に厚みの偏差がある被搬送体を給送する際は、シート載置台などの昇降部材に載置ユニット40を取り付けることで、搬送方向に厚みの偏差がある被搬送体を良好に給送することができる。
(態様17)
態様14乃至16いずれかにおいて、載置ユニット40は、可動台42を回動させるリンク機構48を備える。
これによれば、リンク機構により可動台42を回動させる力を可動台42に伝達することができ、可動台42を回動させることができる。
(態様18)
態様17において、リンク機構48を構成する複数のリンク(本実施形態では第一回動部材45と第二回動部材46)の回動範囲が、90°未満である。
これによれば、実施形態で説明したように、載置ユニット40の小型化を図ることができる。
(態様19)
シートなどの被搬送体に画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段へ向けて被搬送体を給送する給送手段とを備えた画像形成装置において、給送手段として、態様1乃至18いずれか一項に記載の給送装置を用いた。
これによれば、搬送方向の厚み偏差がある被搬送体からなる被搬送体束をセットしても、良好給送を行なうことができる。
(態様20)
少なくとも被搬送体に画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成装置と、画像形成装置へ向けて被搬送体を給送する給送装置とを備えた画像形成システムにおいて、上記給送装置として、態様1乃至18の給送装置を用いた。
これによれば、搬送方向の厚み偏差がある被搬送体からなる被搬送体束をセットしても、良好給送を行なうことができる。
1 :画像形成システム
10 :給送トレイ(積載部)
11 :シート積載台(昇降部材)
11a :第一穴部
11b :第二穴部
12 :フロント送風装置
13 :サイドフェンス
13a :サイドノズル
14 :サイド送風装置
14a :サイドブロワ
15a :浮上ノズル
15b :下方吸引ノズル
16a :分離ノズル
17 :送風装置
19 :昇降装置
20 :給送ユニット(搬送手段)
21 :吸着ベルト
23 :吸引装置
25 :エンドフェンス
25a :支柱部
27 :フロントフェンス
27a :ガイド溝
31 :シート検知センサ
32 :エンドセンサ
33 :ベルト規制部
33a :下部張架ローラ
33b :上側張架ローラ
33c :ベルト部材(弾性変形部材)
34 :上部規制部材
34a :案内傾斜面(傾斜部)
34b :突き当て面
35 :下部規制部材
35a :案内傾斜面(傾斜部)
35b :突き当て面
40 :載置ユニット
41 :固定台
41a :規制穴
41b :対向面
41c :台支持部
42 :可動台
45 :第一回動部材
45a :可動突起部
45b :規制突起部
45c :貫通穴部
46 :第二回動部材
46b :連結部
46c :当接部
47 :ユニット固定板
47a :固定爪部
47b :位置決め凸部
47c :ネジ穴
48 :リンク機構
49 :固定部
49a :長穴
49b :ネジ
50 :ストッパ部材
51 :突起部
特開平8−169632号公報

Claims (20)

  1. 被搬送体の束を積載する積載部と、
    該積載部に積載した被搬送体の束のうち最上位の被搬送体を搬送する搬送手段と、
    被搬送体の搬送方向に移動可能で、被搬送体の束の搬送方向の後端に突き当てて、被搬送体の束の前記後端の位置を規制するエンドフェンスと、を備えた給送装置において、
    前記エンドフェンスの少なくとも上部を除く所定の部分に、弾性変形部材を配置したことを特徴とする給送装置。
  2. 請求項1に記載の給送装置において、
    前記所定の部分は、前記エンドフェンスの上下方向中央部分であることを特徴とする給送装置。
  3. 請求項1または2に記載の給送装置において、
    前記積載部は、積載された被搬送体を昇降させる昇降部材を備え、
    前記弾性変形部材の少なくとも被搬送体と対向する対向部が、上下方向に移動可能に構成したことを特徴とする給送装置。
  4. 請求項3に記載の給送装置において、
    前記弾性変形部材の表面が、凹凸形状であることを特徴とする給送装置。
  5. 請求項3または4に記載の給送装置において、
    前記弾性変形部材が、表面無端移動可能に前記エンドフェンスに支持されたベルト部材であることを特徴とする給送装置。
  6. 請求項5に記載の給送装置において、
    前記ベルト部材の張力を調整可能な調整機構を設けたことを特徴とする給送装置。
  7. 請求項1乃至6いずれか一項に記載の給送装置において、
    被搬送体幅方向において、前記エンドフェンスの両側に前記弾性変形部材を配置したことを特徴とする給送装置。
  8. 請求項7に記載の給送装置において、
    前記エンドフェンスの両側に配置した弾性変形部材の弾性力が同一であることを特徴とする給送装置。
  9. 請求項1乃至8いずれか一項に記載の給送装置において、
    前記弾性変形部材は、前記エンドフェンスと一体で搬送方向に移動することを特徴とする給送装置。
  10. 請求項1乃至9いずれか一項に記載の給送装置において、
    前記エンドフェンスの上部に、前記弾性変形部材よりも前記積載部に積載された被搬送体側に突出し、被搬送体の束上部の被搬送体の搬送方向後端の位置を規制する上部規制部材を設けたことを特徴とする給送装置。
  11. 請求項10に記載の給送装置において、
    前記上部規制部材の下部に下方へ向かうに従い前記積載部に積載された被搬送体から離れるように傾斜した傾斜部を備えることを特徴とする給送装置。
  12. 請求項1乃至11いずれか一項に記載の給送装置において、
    前記エンドフェンスの下部に、前記弾性変形部材よりも被搬送体側に突出し、被搬送体の束下部の被搬送体の搬送方向後端の位置を規制する下部規制部材を設けたことを特徴とする給送装置。
  13. 請求項12に記載の給送装置において、
    前記下部規制部材の上部に上方へ向かうに従い前記積載部に積載された被搬送体から離れるように傾斜した傾斜部を備えることを特徴とする給送装置。
  14. 請求項1乃至13いずれか一項に記載の給送装置において、
    前記積載部は、前記被搬送体の束を昇降させる昇降部材に設けられ、固定台と、前記固定台よりも搬送方向上流側に配置され回動可能な可動台とを有し、被搬送体の束が載置される載置ユニットを備え、
    前記可動台は、前記昇降部材の上昇に伴い回動することを特徴とする給送装置。
  15. 請求項14に記載の給送装置において、
    前記可動台の搬送方向上流側端部が、前記昇降部材の昇降に伴い上昇するように前記可動台が回動することを特徴とする給送装置。
  16. 請求項14または15に記載の給送装置において、
    前記載置ユニットは、搬送方向に厚みの偏差がある被搬送体を給送する際に、前記昇降部材に取り付けられる拡張ユニットであることを特徴とする給送装置。
  17. 請求項14乃至16いずれか一項に記載の給送装置において、
    前記載置ユニットは、前記可動台を回動させるリンク機構を備えることを特徴とする給送装置。
  18. 請求項17に記載の給送装置において、
    前記リンク機構を構成する複数のリンクの回動範囲が、90°未満であることを特徴とする給送装置。
  19. 被搬送体に画像を形成する画像形成手段と、
    画像形成手段へ向けて被搬送体を給送する給送手段とを備えた画像形成装置において、
    前記給送手段として、請求項1乃至18いずれか一項に記載の給送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  20. 少なくとも被搬送体に画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成装置と、
    画像形成装置へ向けて被搬送体を給送する給送装置とを備えた画像形成システムにおいて、
    上記給送装置として、請求項1乃至18いずれか一項に記載の給送装置を用いたことを特徴とする画像形成システム。
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