JP2020114044A - 駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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朋晃 吉見
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Abstract

【課題】ノイズ耐性を向上可能な駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】リアフレームエンド20は、モータ10の軸方向の一方の側に設けられる。ヒートシンク31は、リアフレームエンド20に固定される。コネクタ50は、ヒートシンク31のモータ10と反対側に固定される。制御回路部40は、基板41、発熱部品42およびパワー部品43を有する。基板41は、ヒートシンク31のリアフレームエンド20側に固定される。発熱部品42は、基板41のヒートシンク31側の面である第1面411に、ヒートシンク31に放熱可能に実装される。パワー部品43は、ヒートシンク31と反対側の面である第2面412に実装される。制御回路部40は、リアフレームエンド20とヒートシンク31とで囲まれる収容空間37に収容される。【選択図】 図4

Description

本発明は、駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置に関する。
従来、モータと、モータの駆動制御に係るコントローラとが一体に設けられる駆動装置が知られている。例えば特許文献1では、インバータ部を構成するスイッチング素子は、モータに固定されるフレーム部材に放熱可能に実装されている。
特開2016−34205号公報
特許文献1では、基板および基板に実装される電子部品は、コネクタと一体に形成された樹脂製のカバー部材により覆われている。そのため、イミュニティおよびエミッションのノイズ耐性が懸念される。本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノイズ耐性を向上可能な駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明の駆動装置は、モータ(10)と、フレーム部材(20)と、ヒートシンク(31、310)と、コネクタ(50)と、制御回路部(40)と、を備える。フレーム部材は、モータの軸方向の一方の側に固定される。ヒートシンクは、フレーム部材に固定される。コネクタは、ヒートシンクのモータと反対側に固定される。
制御回路部40は、基板(41)、発熱部品(42)、および、パワー部品(43)を有し、フレーム部材とヒートシンクとで囲まれる収容空間(37)に収容される。基板は、ヒートシンクのフレーム部材側に固定される。発熱部品は、基板のヒートシンク側の面である第1面(411)に、ヒートシンクに放熱可能に実装される。パワー部品は、ヒートシンクと反対側の面である第2面(412)に実装される。制御回路部をフレーム部材とヒートシンクとで囲まれる収容空間に設けることで、ノイズ耐性を向上可能である。
第1実施形態によるステアリングシステムを示す概略構成図である。 第1実施形態による駆動装置の分解側面図である。 第1実施形態による駆動装置の上面図である。 図3のIV−O−IV線断面図である。 第2実施形態による駆動装置の上面図である。 図5のVI−O−VI線断面図である。
以下、本発明による駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を図面に基づいて説明する。以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態を図1〜図4に示す。図1に示すように、駆動装置1は、モータ10と、ECU30と、を備え、車両のステアリング操作を補助するための電動パワーステアリング装置8に適用される。図1は、電動パワーステアリング装置8を備えるステアリングシステム90の全体構成を示すものである。ステアリングシステム90は、操舵部材であるステアリングホイール91、ステアリングシャフト92、ピニオンギア96、ラック軸97、車輪98、および、電動パワーステアリング装置8等を備える。
ステアリングホイール91は、ステアリングシャフト92と接続される。ステアリングシャフト92には、操舵トルクを検出するトルクセンサ94が設けられる。トルクセンサ94の検出値は、ECU30に出力される。ステアリングシャフト92の先端には、ピニオンギア96が設けられる。ピニオンギア96は、ラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が連結される。
運転者がステアリングホイール91を回転させると、ステアリングホイール91に接続されたステアリングシャフト92が回転する。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換される。一対の車輪98は、ラック軸97の変位量に応じた角度に操舵される。
電動パワーステアリング装置8は、駆動装置1、および、モータ10の回転を減速してステアリングシャフト92に伝える動力伝達部としての減速ギア89等を備える。本実施形態の電動パワーステアリング装置8は、所謂「コラムアシストタイプ」であるが、モータ10の回転をラック軸97に伝える所謂「ラックアシストタイプ」等としてもよい。本実施形態では、ステアリングシャフト92が「駆動対象」に対応する。
駆動装置1は、モータ10の軸方向の一方側にECU30がモータ10と略同軸に一体的に設けられており、いわゆる「機電一体型」である。機電一体型とすることで、搭載スペースに制約のある車両において、モータ10およびECU30を効率的に配置することができる。以下適宜、単に「軸方向」、「径方向」という場合、モータ10における軸方向、径方向を意味するものとする。
モータ10は、操舵に要するトルクの一部または全部を出力するものであって、図示しないバッテリから電力が供給されることにより駆動され、減速ギア89を正逆回転させる。図2〜図4に示すように、モータ10は、3相ブラシレスモータであって、いずれも図示しないステータ、ステータに巻回されるモータ巻線、および、ロータを有する。ロータは、シャフト16と一体に回転する。ステータ、モータ巻線およびロータ等は、モータケース11に収容される。モータケース11は、例えば鉄等の金属により、筒状に形成される。
モータケース11のECU30と反対側にはフロントフレームエンド12が設けられ、ECU30側にはフレーム部材としてのリアフレームエンド20が設けられる。フロントフレームエンド12およびリアフレームエンド20は、スルーボルト19にてモータケース11の両端に固定される。シャフト16のECU30と反対側の端部は、フロントフレームエンド12に形成される図示しない軸孔から取り出され、接続部材17を介して減速ギア89と接続される。
図4に示すように、リアフレームエンド20は、底部21、および、底部21からモータ10と反対側の延びる筒部22を有し、例えばアルミ等の金属により有底筒状に形成される。底部21および筒部22は、モータケース11およびヒートシンク31の形状に応じて形成される。図4の例では、底部21の外径が、筒部22の外径よりも大きく形成されている。
シャフト保持部25は、底部21のモータ10と反対側の面であるヒートシンク対向面211の中央に突出して形成される。シャフト16は、シャフト保持部25に設けられる図示しないベアリングに回転可能に支持され、端部がECU30側に露出する。シャフト16のECU30側の端部には、シャフト16と一体に回転するマグネット165が設けられる。底部21には、リード線挿通孔215が形成される。リード線18は、モータ巻線の相毎に設けられ、リード線挿通孔215からECU30側に取り出され、基板41と接続される。筒部22の開口側には、ヒートシンク固定部23が径方向外側に突出して設けられる。本実施形態では、ヒートシンク固定部23は2箇所に設けられる。
ECU30は、ヒートシンク31、制御回路部40、および、コネクタ50等を備える。ヒートシンク31は、柱状部32、および、鍔部33を有する。柱状部32は、略円柱状に形成され、リアフレームエンド20の筒部22に挿入される。柱状部32の先端面321は、リアフレームエンド20のヒートシンク対向面211と対向する。柱状部32を設けることで、放熱に必要な熱マスを確保することができる。柱状部32の軸方向長さは、要求される熱マスに応じて適宜設計される。
ここで、ヒートシンク31において、鍔部33とヒートシンク固定部23との当接面と、先端面321との間の長さを柱状部32の軸方向長さL1とする。また、リアフレームエンド20において、鍔部33とヒートシンク固定部23との当接面と、ヒートシンク対向面211との間の軸方向長さを筒部22の軸方向長さL2とする。本実施形態では、柱状部32の軸方向長さL1は、筒部22の軸方向長さL2より短い。すなわち、L1<L2である。これにより、柱状部32の先端面321側には、ヒートシンク31とリアフレームエンド20とで囲まれた収容空間37が形成される。
柱状部32の外周には、環状溝322が形成される。環状溝322には、環状シール62が設けられる。本実施形態の環状シール62は、Oリングである。リアフレームエンド20の筒部22の内周壁と、ヒートシンク31の柱状部32の外周壁との間に環状シール62を設けることで、リアフレームエンド20とヒートシンク31との間の防水が確保される。
鍔部33は、モータ10と反対側にて、柱状部32の全周に亘り、径方向外側に突出して形成される。鍔部33は、モータ10側の面にてリアフレームエンド20のヒートシンク固定部23と当接する。鍔部33のヒートシンク固定部23と対応する箇所には、ねじ挿通孔331が形成される。ねじ挿通孔331には、ヒートシンク固定ねじ39が挿通され、ヒートシンク固定部23に螺着される。これにより、リアフレームエンド20にヒートシンク31が固定される。
リアフレームエンド20は、表面がアルマイト処理されているが、ねじ挿通孔331の内部は、アルマイト処理時にマスクしておくことで、アルマイトが形成されていない。また、ヒートシンク固定ねじ39として、導電材料で形成されたものを用いることで、リアフレームエンド20とヒートシンク31とが電気的に接続される。ヒートシンク31と基板41のグランドとを接続することで、ECU30側のグランドと、モータ10の筐体グランドとが接続される。
ヒートシンク31のモータ10と反対側には、コネクタ50が固定される。ヒートシンク31のコネクタ50側の端面であるコネクタ固定面311には、環状凹部312が形成される。また、環状凹部312の径方向外側には、ヒートシンク31とコネクタ50とを固定するコネクタ固定ねじ59が螺着されるコネクタ固定部319が設けられる。本実施形態では、コネクタ固定部319は、2箇所に設けられる。
制御回路部40は、基板41、および、基板41に実装される各種電子部品を有する。図4では、煩雑になることを避けるため、基板41に実装される各部品のハッチングを省略した。基板41は、基板固定ねじ49(図2参照)により、ヒートシンク31の先端面321に固定される。基板41のヒートシンク31側の面を第1面411、モータ10側の面を第2面412とする。第1面411には、発熱部品42が実装される。発熱部品42には、例えばモータ巻線への通電を切り替えるインバータを構成するスイッチング素子、電源リレーおよびモータリレー等が含まれる。発熱部品42は、ヒートシンク31に放熱可能に設けられる。詳細には、基板41の第1面411と、ヒートシンク31の先端面321との間には、放熱ゲル48が設けられ、放熱ゲル48を介して発熱部品42の熱がヒートシンク31側に放熱される。なお、図2では、放熱ゲル48を模式的に示している。後述のシール材65も同様である。
第2面412には、パワー部品43、制御部品44、および、回転角センサ45等が実装される。パワー部品43は、例えばアルミ電解コンデンサやインダクタ等、発熱部品42よりも大型のものを含む。本実施形態では、リアフレームエンド20の中央にシャフト保持部25を突出させており、収容空間37は、シャフト保持部25の外周側において、シャフト保持部25の突出高さ分、軸方向長さが確保されている。これにより、基板41の第2面412側に比較的大型の部品を実装可能である。ここで、パワー部品43の軸方向側の端面431は、マグネット165よりもモータ10側に位置している。大型のパワー部品43を第2面412に実装することで、基板41とヒートシンク31とを近接させて配置可能であって、第1面411側に実装された発熱部品42にて発生する熱を、高効率にヒートシンク31に放熱可能である。
制御部品44には、例えばモータ10の駆動制御に係るマイコンや、プリドライバおよびレギュレータ等を含む集積回路部品等が含まれる。なお、制御部品44の全部または一部を第1面411側に実装してもよい。回転角センサ45は、マグネット165の回転により生じる磁界の変化を検出可能なように、第2面412のマグネット165に対向する箇所に実装される。
基板41の第2面412には、接続端子46が設けられる。接続端子46は、例えばプレスフィット端子であって、リード線18が挿通されることで、モータ巻線と基板41とを電気的に接続する。接続端子46は、プレスフィット端子以外のものであってもよいし、接続端子46を用いず、基板41に形成された挿通孔にリード線18を挿通し、はんだ等によりモータ巻線と基板41とを接続するようにしてもよい。ここで、リード線18と接続端子46との接続箇所を機電接続箇所とすると、機電接続箇所は、リアフレームエンド20とヒートシンク31との締結箇所よりも、軸方向において、モータ10側に位置している。
コネクタ50は、コネクタ部51およびベース部52を有し、樹脂等で一体に形成され、ヒートシンク31のモータ10と反対側に設けられる。本実施形態では、ベース部52のヒートシンク31側の面521と、ヒートシンク31のコネクタ固定面311とが面接触している。
コネクタ部51は、2つ設けられ、軸方向において、モータ10の反対側から図示しない配線等を挿抜可能に設けられている。コネクタ部51の個数や間口の向き等は、どのようであってもよい。コネクタ部51には、図示しないコネクタ端子が設けられる。コネクタ端子は、バッテリやCAN(Controller Area Network)、トルクセンサ94等と接続される。また、コネクタ端子は、ヒートシンク31に形成される図示しない端子挿通孔を通って基板41側に取り出され、基板41と電気的に接続される。
ベース部52のヒートシンク31側の面521には、環状凸部522が形成される。環状凸部522は、ヒートシンク31の環状凹部312に挿入される。例えば、環状凹部312に接着剤等のシール材65を塗布した状態にて環状凸部522を挿入し、シール材65を硬化させることで、ヒートシンク31とコネクタ50とをシールする。
ベース部52には、孔部529が形成される。孔部529は、環状凸部522の径方向外側の2箇所に設けられる。孔部529には、インサート部品である筒状のカラー58が設けられる。カラー58は、例えば金属で形成される。コネクタ固定ねじ59は、カラー58に挿通され、ヒートシンク31に螺着される。
図3に示すように、コネクタ固定ねじ59は、ヒートシンク固定ねじ39よりも径方向内側に設けられる。本実施形態では、ヒートシンク固定ねじ39およびコネクタ固定ねじ59は、いずれもモータ10の軸線を延長した軸中心Oを挟んで両側の2箇所に設けられる。また、ヒートシンク固定ねじ39とコネクタ固定ねじ59とは、略90°ずれた位置に設けられる。
図2に示すように、ヒートシンク31の先端面321に基板41を基板固定ねじ49で固定するとともに、ヒートシンク31のコネクタ固定面311にコネクタ50をコネクタ固定ねじ59で固定する。そして、基板41およびコネクタ50が固定されたヒートシンク31をリアフレームエンド20にヒートシンク固定ねじ39で固定することにより、モータ10にECU30が固定される。
図2〜図4に示すように、本実施形態の駆動装置1は、軸方向の一方側から、フロントフレームエンド12、モータケース11、リアフレームエンド20の底部21、基板41、放熱ゲル48、ヒートシンク31、コネクタ50の順に配列されている。また、本実施形態では、モータ10の駆動制御に係る全ての電子部品が1枚の基板41に実装されており、基板41および基板41に実装される電子部品は、収容空間37に配置される。収容空間37は、金属製のリアフレームエンド20およびヒートシンク31にて囲まれている。すなわち、リアフレームエンド20およびヒートシンク31は、収容空間37の電波シールドとして機能する。このように構成することで、別途の電波シールド部品を設けることなく、ノイズ耐性を向上可能である。
また本実施形態では、リアフレームエンド20とヒートシンク31との間に環状シール62を設け、ヒートシンク31とコネクタ50との間にシール材65を設けることで、収容空間37のシール性を確保可能である。本実施形態では、リアフレームエンド20とヒートシンク31とは径方向にて当接する箇所にてシールされ、ヒートシンク31とコネクタ50とは軸方向にて当接する箇所にてシールされる。
ここで、リアフレームエンド20、ヒートシンク31およびコネクタ50の固定箇所およびシール箇所について説明する。ヒートシンク固定ねじ39にてリアフレームエンド20とヒートシンク31とが固定される箇所を「機電固定位置」、環状シール62にてリアフレームエンド20とヒートシンク31とがシールされる箇所を「機電シール位置」、コネクタ固定ねじ59にてヒートシンク31とコネクタ50とが固定される箇所を「コネクタ固定位置」、シール材65にてヒートシンク31とコネクタ50とがシールされる箇所を「コネクタシール位置」とすると、径方向外側から、機電固定位置、機電シール位置、コネクタ固定位置、コネクタシール位置の順で配列される。また、コネクタ端子が挿通されるコネクタ挿通孔は、コネクタシール位置よりも径方向内側に形成される。これにより、リアフレームエンド20、ヒートシンク31およびコネクタ50を、最低限のシール箇所にて、適切にシールすることができ、電子部品が配置される収容空間37の防水性を確保することができる。
以上説明したように、駆動装置1は、モータ10と、リアフレームエンド20と、ヒートシンク31と、コネクタ50と、制御回路部40と、を備える。リアフレームエンド20は、モータ10の軸方向の一方の側に設けられる。ヒートシンク31は、リアフレームエンド20に固定される。コネクタ50は、ヒートシンク31のモータ10と反対側に固定される。
制御回路部40は、基板41、発熱部品42およびパワー部品43を有する。基板41は、ヒートシンク31のリアフレームエンド20側に固定される。発熱部品42は、基板41のヒートシンク31側の面である第1面411に、ヒートシンク31に放熱可能に実装される。パワー部品43は、ヒートシンク31と反対側の面である第2面412に実装される。制御回路部40は、リアフレームエンド20とヒートシンク31とで囲まれる収容空間37に収容される。制御回路部40を、リアフレームエンド20とヒートシンク31とで囲まれる収容空間37に設けることで、部品点数を増やすことなく、ノイズ耐性を向上可能である。
リアフレームエンド20は、モータ10側に設けられる底部21、底部21から軸方向に延びる筒部22、および、筒部22の開口側にて径方向外側に突出するヒートシンク固定部23を有する。ヒートシンク31は、柱状部32、および、柱状部32の径方向外側に突出する鍔部33を有する。柱状部32は、筒部22に挿入される。鍔部33は、ヒートシンク固定ねじ39にてヒートシンク固定部23に固定される。リアフレームエンド20の筒部22に、ヒートシンク31の柱状部32を挿入する構成とすることで、柱状部32の先端側に収容空間37を適切に形成可能である。
柱状部32と筒部22との間には、環状シール62が設けられる。これにより、ヒートシンク31とリアフレームエンド20とを適切にシールすることができ、収容空間37への水等の浸入を防ぐことができる。
ヒートシンク31のモータ10と反対側の面であるコネクタ固定面311には、コネクタ固定ねじ59にてコネクタ50が固定されるコネクタ固定部319が設けられる。ヒートシンク31とコネクタ50とのシール箇所は、コネクタ固定部319より径方向内側である。
詳細には、コネクタ固定面311のコネクタ固定部319よりも径方向内側には、環状凹部312が設けられる。コネクタ50のヒートシンク31側の面には、環状凹部312と嵌まり合う環状凸部522が設けられる。環状凹部312と環状凸部522とは、シール材65によりシールされる。これにより、ヒートシンク31とコネクタ50とを適切にシールすることができる。
電動パワーステアリング装置8は、駆動装置1を備える。モータ10は、車両の操舵に要するトルクを出力するものであって、大電流が通電されるため、比較的大きなスイッチングノイズやリンギングノイズが発生しやすい。本実施形態では、制御回路部40を収容空間37に収容することで、外部へのノイズ伝搬を低減することができる。また、外部からのノイズの影響を低減することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態を図5および図6に示す。第2実施形態の駆動装置2は、ヒートシンク310の形状が上記実施形態と異なっており、その他の部材は上記実施形態と同様であるので説明を省略する。ヒートシンク310は、柱状部32およびフランジ部34を有する。すなわち本実施形態のヒートシンク310は、上記実施形態の鍔部33に変えて、フランジ部34が設けられる。フランジ部34は、リアフレームエンド20のヒートシンク固定部23と対応する2箇所に突出して設けられる。フランジ部34には、ねじ挿通孔331が形成され、ヒートシンク固定ねじ39が挿通される。これにより、上記実施形態と同様、ヒートシンク固定ねじ39にてヒートシンク310がリアフレームエンド20に固定される。鍔部33に替えてフランジ部34とすることで、体格を小型化可能である。また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
上記実施形態では、リアフレームエンド20が「フレーム部材」、鍔部33およびフランジ部34が「突出部」、ヒートシンク固定ねじ39が「ヒートシンク固定部材」、コネクタ固定ねじ59が「コネクタ固定部材」、環状凹部312が「第1嵌合部」、環状凸部522が「第2嵌合部」に対応する。
(他の実施形態)
上記実施形態では、ヒートシンクとフレーム部材とは、軸中心を挟んで両側の2箇所にて固定され、コネクタとヒートシンクとは、ヒートシンクとフレーム部材との固定箇所から略90°ずれた位置にて、軸中心を挟んで両側の2箇所にて固定される。他の実施形態では、ヒートシンクとフレーム部材との固定箇所は、任意に配置可能である。また、固定箇所が3箇所以上であってもよい。コネクタとヒートシンクとの固定箇所についても同様である。また、ヒートシンクとフレーム部材との固定箇所と、コネクタとヒートシンクとの固定箇所との関係も任意に設計可能であって、例えば固定箇所が隣り合って配置されていてもよい。
上記実施形態では、ヒートシンク固定部材は、ねじである。他の実施形態では、ヒートシンク固定部材は、ねじ以外のものを用いてもよい。コネクタ固定部材についても同様である。
上記実施形態では、環状シールはOリングである。他の実施形態では、環状シールとしてOリング以外のものを用いてもよい。上記実施形態では、第1嵌合部が凹状に形成され、第2嵌合部が凸状に形成される。他の実施形態では、第1嵌合部を凸状に形成し、第2嵌合部を凹状に形成してもよい。ここで、「環状」とは、円環状に限らず、2部材をシール可能に連続する形状を含む。上記実施形態では、シール材は接着剤である。他の実施形態では、シール材として、接着剤以外のものを用いてもよい。
上記実施形態では、発熱部品は、放熱ゲルを介してヒートシンクに放熱可能に設けられる。他の実施形態では、放熱部材は放熱ゲルに限らず、放熱シートであってもよいし、放熱部材を省略し、直接的にヒートシンクに放熱させてもよい。
上記実施形態では、駆動装置は電動パワーステアリング装置に適用される。他の実施形態では、駆動装置を電動パワーステアリング装置以外の装置に適用してもよい。以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1、2・・・駆動装置
10・・・モータ
20・・・リアフレームエンド(フレーム部材)
31、310・・・ヒートシンク
37・・・収容空間
40・・・制御回路部
41・・・基板 411・・・第1面 412・・・第2面
42・・・発熱部品 43・・・パワー部品
50・・・コネクタ

Claims (6)

  1. モータ(10)と、
    前記モータの軸方向の一方の側に設けられるフレーム部材(20)と、
    前記フレーム部材に固定されるヒートシンク(31、310)と、
    前記ヒートシンクの前記モータと反対側に固定されるコネクタ(50)と、
    前記ヒートシンクの前記フレーム部材側に固定される基板(41)、前記基板の前記ヒートシンク側の面である第1面(411)に前記ヒートシンクに放熱可能に実装される発熱部品(42)、および、前記ヒートシンクと反対側の面である第2面(412)に実装されるパワー部品(43)を有し、前記フレーム部材と前記ヒートシンクとで囲まれる収容空間(37)に収容される制御回路部(40)と、
    を備える駆動装置。
  2. 前記フレーム部材は、前記モータ側に設けられる底部(21)、前記底部から軸方向に延びる筒部(22)、および、前記筒部の開口側にて径方向外側に突出するヒートシンク固定部(23)を有し、
    前記ヒートシンクは、柱状部(32)、および、前記柱状部の径方向外側に突出する突出部(33、34)を有し、
    前記柱状部は、前記筒部に挿入され、
    前記突出部は、ヒートシンク固定部材(39)にて前記ヒートシンク固定部に固定される請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記柱状部と前記筒部との間には、環状シール(62)が設けられる請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記ヒートシンクの前記モータと反対側の面であるコネクタ固定面(311)には、コネクタ固定部材(59)にて前記コネクタが固定されるコネクタ固定部(319)が設けられ、
    前記ヒートシンクと前記コネクタとのシール箇所は、前記コネクタ固定部よりも径方向内側である請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動装置。
  5. 前記コネクタ固定面の前記コネクタ固定部よりも径方向内側には、第1嵌合部(312)が設けられ、
    前記コネクタの前記ヒートシンク側の面(521)には、前記第1嵌合部と嵌まり合う第2嵌合部(522)が設けられ、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とは、シール材(65)によりシールされる請求項4に記載の駆動装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動装置(1、2)を備える電動パワーステアリング装置。
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