JP2020112609A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、現像室と現像剤収容室とは開口を介して連通しており、プロセスカートリッジが新品の状態では、開口は封止部材としてのシール部材により封止されている。従来、感光体ドラムなどの回転体が回転する動作に連動してシール部材を開口から剥がす技術が知られている。
動可能となる最大のトルクを上回ってしまい、開封動作ができないことが懸念される。従って、このような懸念を踏まえて、駆動源となるモータの数を削減することや、モータ自体の小型化を促進することが求められる。
像担持体に形成された静電潜像を現像剤担持体が担持する現像剤で現像して現像剤像を形成する画像形成部を、現像剤の色ごとに、複数備えた画像形成装置であって、
装置本体と、
(i)前記装置本体に着脱可能に構成され、前記像担持体を回転可能に支持する第1のユニットと、(ii)前記装置本体に着脱可能に構成され、前記現像剤担持体を回転可能に支持するとともに、現像剤を収容する収容部と、未使用状態において前記収容部の開口を封止するシール部材と、前記開口を開封すべく前記シール部材を巻き取るための巻き取り軸と、を有する第2のユニットと、を有する複数の前記画像形成部と、
モータを有し、前記モータの回転駆動力を、複数の前記画像形成部に伝達するように構成された駆動手段と、
前記モータの動作状況を検知する駆動検知手段と、
を備え、
未使用の前記第2ユニットが前記装置本体に装着されたときに、前記巻き取り軸を回転させて前記シール部材を巻き取る巻き取り動作において、
(A)複数の前記画像形成部の全てに前記回転駆動力が伝達され得る状態として、前記モータを駆動させ、
(B)前記駆動検知手段が、前記モータが動作していること又は所定条件で動作していることを検知した場合には、複数の前記第2のユニットの全てにおいて同時に前記巻き取り軸を回転させ、
(C)前記駆動検知手段が、前記モータが動作していること又は所定条件で動作していることを検知しなかった場合には、同時に前記巻き取り軸を回転させる前記第2のユニットの数が、複数の前記第2のユニットの総数よりも少なくなるように、複数の前記第2のユニットにおいて順次に前記巻き取り軸を回転させることを特徴とする。
特に明記しない限り以下の説明における「上方」とは、通常想定される設置状態として画像形成装置を水平の設置面に設置した際における重力方向上方を示すものとする。
本発明の実施例に係る画像形成装置は、いわゆるインライン方式、中間転写方式を採用したフルカラーレーザプリンタである。画像形成装置とは、画像情報に従って記録材(例えば、記録用紙、プラスチックシート、布など)にフルカラー画像を形成することができる。
画像形成装置の例としては、複写機、プリンタ(レーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、及び、これらの複合機(マルチファンクションプリンタ)などが含まれる。
画像情報は、画像形成装置本体に接続された画像読み取り装置、或いは、画像形成装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどのホスト機器から、画像形成装置に入力される。
図1を用いて、先ず、本実施例にかかる電子写真画像形成装置(画像形成装置)の全体構成について説明する。図1は、本実施例の画像形成装置200の概略断面図である。
ドラムカートリッジ213および現像カートリッジ204の重力方向下方には、スキャ
ナユニット(露光装置)3が配置されている。また、感光体ドラム1の周囲にはその感光層ヘと作用するプロセス手段としての帯電ローラ2等が配置されている。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面に均―に帯電する帯電手段(帯電装置、帯電部材)である。その後、感光体ドラム1は、印字情報および画像情報に対応する露光を、露光手段(露光装置、露光部材)であるスキャナユニット3により受ける。
なお、画像形成装置200は、所望の単独またはいくつか(全てではない)の画像形成部を用いて、単色またはマルチカラーの画像を形成することもできるようになっている。
図2〜図6を用いて、図1に示される画像形成装置本体200に装着されるドラムカートリッジ213(213Y、213M、213C、213K)と現像カートリッジ203(204Y、204M、204C、204K)の概略について説明する。
01に結合および離脱可能に構成されている。
モリm1は図1に示した画像形成装置200の制御部300と非接触、または電気接点を介した接触によって通信(情報の書き込み、読み取り)可能に構成されている。
また、現像ブレード221は、SUSで構成されている板バネであり所定の当接圧で現像ローラ217と当接している。
モリm2は図1に示した画像形成装置200の制御部300と非接触、または電気接点を介した接触によって通信(情報の書き込み、読み取り)可能に構成されている。
<駆動モータMから攪拌部材223までの駆動機構>
本実施例おける駆動モータMから攪拌部材223までの駆動機構について説明する。
主な機構は、駆動モータMと、クラッチ機構と、画像形成装置本体200とプロセスカートリッジ207との駆動伝達部であるカップリング機構の3つである。
プロセスカートリッジ207を駆動する駆動モータMは4つ配置されている。即ち、YMCの現像カートリッジ204を駆動する駆動モータM1、YMCのドラムカートリッジ213を駆動する駆動モータM2(不図示)、Kのドラムカートリッジ213、現像カートリッジ204及び定着装置10を駆動する駆動モータM3(不図示)、感光体ドラムと現像ローラの当接離間動作を制御するための現像当接離間モータM4である。
図7に示すように、現像当接離間モータM4の出力軸に連結されて回転する回転軸411は、ウォームギアY414、M414、C414を介して段ギアである現像当接離間ギアY413、M413、C413それぞれに駆動伝達可能に連結されている。現像当接離間ギアギアY413、M413、C413には、カムY416、M416、C416がそれぞれ設けられている。カムY416、M416、C416は、現像当接離間ギアY413、M413、C413の回転により、現像カートリッジ204Y、204M、204Cの各現像枠体218に設けられた当接離間力受け部226(図6参照)に対して直接又は間接的に当接離間可能に構成されている。各カムY416、M416、C416が、各現像枠体の当接離間力受け部226にそれぞれ直接又は間接的に当接することで、図6中のWの力が当接離間力受け部226に作用し、各画像形成部において感光体ドラムと現像ローラが離間状態となる。また、当接離間力受け部226にWの力が作用しなくなることで、感光体ドラムと現像ローラが離間する。各画像形成部における感光体ドラムと現像ローラの当接のタイミングは、Y、M、Cの順となるように、各カムY416、M416、C416の回転位相が設定されている。図14のタイミングチャートにその様子を示してある。
クラッチY403、M403、C403のON/OFFは、上述したカムY416、M416、C416による感光体ドラムと現像ローラの当接離間動作に同期して、現像当接離間モータM4の動作によって制御される。
クラッチ機構は各色同等の構成なので、図8(a)、図8(b)、図8(c)を用いてYで説明する。
図8(a)は、クラッチY403の斜視図、図8(b)は、クラッチY403を構成するギアの斜視図、図8(c)は、クラッチがONとOFFの時の断面図である。
クラッチY403は、クラッチギアa407、連結ギアb408、クラッチ制御部410、クラッチギアc409からなる。
駆動モータM1から伝達される駆動力は、クラッチギアc409に入力される。
クラッチギアc409は、バネ(不図示)により、図8(b)中上方に押し当てられており、同じく図中上方にあるカップリング部419を介して、クラッチギアa407の図中下方にあるカップリング部417に駆動力が伝達され、クラッチギアa407が駆動される。クラッチギアa407は、ギアを介して後述のオルダムY415へと駆動力を伝達する。
凸部418aは、クラッチギア制御部410に向かって(図8中下方に向かって)突出した先端面が、対向して(図8中上方に向かって)突出するガイド部405aの先端面に当接している。ガイド部405は、その先端面の突出高さが、連結ギアb408とクラッチギア制御部410の相対回転方向において変化するように構成されて。凸部418aがガイド部405の先端面に沿って回転軸周りの周方向に移動することで、連結ギアb40
8とクラッチギア制御部410とが回転軸方向に沿って相対移動する。クラッチギアa407は連結ギアb408と一体となって、クラッチギアc409はクラッチギア制御部410と一体となって、それぞれ回転軸方向に沿って変位する。これにより、クラッチギアc409のカップリング部419とクラッチギアa407のカップリング部417が離間し、駆動伝達がOFFされる。
オルダムY415の回転軸は、図9(a)、図9(b)に示すようになっている。
本体駆動軸4101は、ギア部材4101e、中間体4101p、出力部材4101q、駆動伝達部材4101rから構成される。駆動モータM1からギアを介してギア部材4101eが回転駆動を得て、中間体4101p・出力部材4101q・駆動伝達部材4101rの順で駆動が伝達され本体駆動軸4101は回転する。また、ギア部材4101e・中間体4101p・出力部材4101qはオルダム継手の機構を有しており、X方向・Y方向において一定の距離を移動可能である。よって、本体駆動軸4101のカートリッジ側にオルダム継手を介して設けられた駆動伝達部材4101rもX方向・Y方向において、例えば当接離間動作など一定の距離を移動可能である。そして、駆動伝達部材4101rは回転可能な軸部4101fを備えており、駆動モータM1から受けた回転駆動力は軸部4101fに設けられた溝形状の駆動伝達溝4101aを介して、現像カートリッジ207に配置されたトナー供給ローラ220、攪拌部材223へと伝達される。
図10を用いて、画像形成装置200の制御構成について説明する。図10は、画像形成装置200の制御ブロック図である。
制御部300は、演算処理を行う中心的素子であるCPU(中央演算処理ユニット)301、記憶手段であるR0M、RAMなどのメモリ302、周辺機器との情報の入出力を行う入出力I/F303等を有している。RAMには、センサの検知結果、演算結果などが格納され、R0Mには制御プログラム、あらかじめ求められたデータテーブルなどが格納されている。制御部300は、画像形成装置200の動作を包括的に制御する制御手段であり、画像形成装置200における各制御対象が入出力I/F303を介して接続されている。制御部300は、各種の電気的情報信号の授受や、駆動のタイミングなどを制御しており、後述するフローチャート処理などを司る。
2間は、メモリ通信部306を介してデータ通信が行われる。これら制御部300、Dメモリm2、メモリ通信部306等が、現像カートリッジ204が新品(未使用状態)であるか否かを検知する新品検知手段を構成する。また、制御部300には、温湿度などの環境センサ307が接続されている。
図11を用いてトナーシール開封手段について説明する。
図11(a)は、現像カートリッジ204が新品であるときのトナーシール275の状態を示す断面図である。図11(b)は、撹拌部材223が駆動を受け、トナーシール275が開封する途中の状態を示す断面図である。図11(c)は、トナーシール275が開封される動作が完了した状態を示す断面図である。
そのため、トナーが収容されるトナー収容室218aと現像ローラ217が収容される現像室218bとの間の開口218cを封止するために、トナーシール275にて開口部218cを封止している。トナーシール275は、一端は現像枠体218の開口部218cを封止するように固定され、他端は撹拌部材223に固定される。折り返し部224と撹拌部材223の間には、開封補助部材225により、トナーシール275を保持している。
図12のフローチャート及び図14のタイミングチャートを用いて、本実施例において現像カートリッジ204が新品であると検知された時のトナーシール開封動作について説明する。なお、本フローチャートは制御部300により実行される。
取り付けられた現像カートリッジ204に新品があるか否かの判断を行う(S503)。
図14のタイミングチャートでは、Yの現像カートリッジ204のカムY416の回転位相を基準に、Y、M、Cの各画像形成部における感光体ドラムと現像ローラの当接のタイミングとクラッチのON/OFFのタイミングを示している。上述したように、各画像形成部における感光体ドラムと現像ローラの当接のタイミング、クラッチのONタイミングは、Y、M、Cの順となるように構成されている。したがって、図14に示すように、Y、M、Cの全ての画像形成部において感光体ドラムと現像ローラが当接し、かつ現像ローラに駆動力が伝達された状態(クラッチON)となる位相P1において、全色同時トナーシール開封動作が実行可能か否かの判断が行われる。制御部300による、全色同時トナーシール開封動作が実行可能か否かの判断の詳細は後述する。
図14を参照して、順次トナーシール引き動作について説明する。例えば、先ず、位相P2−1まで現像当接離間モータM4が回転軸411を順回転させ、Yの現像カートリッジのトナーシール開封を行う。次に、位相P2−2まで回転軸411を逆回転させてCの現像カートリッジのトナーシール開封を行う。最後に、位相P2−3まで回転軸411を逆回転させてMの現像カートリッジのトナーシール開封を行う。位相P2−3においては、Cの現像カートリッジも駆動状態となっているが、トナーシールは剥されているため駆動に必要なトルクは開封動作時よりも少なく、Mの現像カートリッジのトナーシール開封動作に与える影響は少ない。なお、現像当接離間モータM4の駆動制御は、制御部300により行われ、以後も同様とする。
あるいは、位相P2−1でYの現像カートリッジのトナーシール開封を行った後、回転軸411をさらに順回転させ、位相P2−4においてMの現像カートリッジのトナーシール開封を行うようにしてもよい。位相P2−4においては、Yの現像カートリッジも駆動状態となっているが、トナーシールは剥されているため駆動に必要なトルクは開封動作時よりも少なく、Mの現像カートリッジのトナーシール開封動作に与える影響は少ない。その後、回転軸411をさらに順回転させ、位相P2−5においてCの現像カートリッジのトナーシール開封を行う。Y、Mの現像カートリッジも駆動するが、それぞれトナーシールが剥されているため、Cの現像カートリッジのトナーシール開封は問題なく実行することができる。回転軸411を一方向にのみ回転駆動させる構成において好適な制御である
。
なお、ここで説明した順次トナーシール引き動作の具体例はあくまで一例であり、装置構成に応じて、種々の動作順序を採用し得る。
ここでは、全色同時トナーシール開封動作可否判断手段について説明する。本実施例において、できるだけダウンタイムを短縮するために、トナーシール開封動作は通常のプリント動作時と同様の周速で実施する。
続いて、ブラックトナーシール開封動作について説明する。ブラック(K)のドラムカートリッジ213Kおよび現像カートリッジ204Kは、ブラック以外のドラムカートリッジ213および現像カートリッジ204と駆動源がそれぞれ独立している。したがって、ブラック(K)の現像カートリッジ204Kのみが新品であると判断された場合、ブラック(K)の現像カートリッジ204Kに対してのみトナー開封動作を行うブラックトナーシール開封動作を実行する。
続いて、全色同時トナーシール開封動作について説明する。制御部300により全色同時トナーシール開封動作が実行可能であると判断された場合、全てのクラッチ403はON状態にある。したがって、制御部300は、トナーシール275を開封するために、駆動モータM2駆動させ、撹拌軸223を回転させる。尚、撹拌軸223は本体から駆動が伝達され駆動したトナー供給ローラ220からギアを介して駆動が伝わることで駆動を開始する。このとき、感光体ドラム1と現像ローラ217の周速(周面の移動速度)は、通常のプリント時と同様に、それぞれ190mm/secと250mm/secである(第1の周速度)。
順次トナーシール開封動作では、少なくとも画像形成装置本体200に取り付け可能な現像カートリッジ204の総数(N個)よりも、少なくとも1個以上少ない個数((N−1)個以下)にて、トナーシール275の開封動作を行う。全色同時トナーシール開封動作が実行不可能と判断された時点において、全てのクラッチはON状態にある。したがって、制御部300は、現像当接離間モータM4を駆動させ、選択的に1以上のクラッチをONにする。
低温低湿条件の環境下(温度15℃、湿度10%)にて新品現像カートリッジを画像形成装置200に取り付けた場合、全色同時トナーシール開封動作が実行できたか否か、トナーシール開封動作にかかった時間を確認した。全色同時トナーシール開封動作が実行できた場合「○」、実行できなかった場合「×」と表記する。
比較例として、全色同時トナーシール開封動作の実行可能か否かを判断せず、順次トナーシール開封動作を行う形態を例にとる。
実験を行った構成を表1に、各構成の実験結果を表2に示す。
ようなケースは稀である。実際は、概ねのケースで、全色同時トナーシール開封動作を行え、7secのトナーシール開封時間の短縮効果が得られる。一方、比較例では、全ての
場合においてトナーシール開封動作が23secであった。
実施例1では通常のプリント動作時の周速により、全色同時トナーシール開封動作が実行可能か否かを判断し、全色同時トナーシール開封動作または順次トナーシール開封動作を実行していた。しかしながら、通常のプリント動作時の周速では画像形成装置200に搭載された駆動モータ(不図示)で出力可能な最大トルクを出力することはできない。したがって、本来駆動モータが全色同時トナーシール開封動作を実行可能な場合においても、順次トナーシール開封動作を行ってしまうことがあった。
図13のフローチャートを用いて、本実施例において現像カートリッジ204が新品であると検知された時のトナーシール開封動作について説明する。なお、本フローチャートは制御部300により実行される。
り付けられた現像カートリッジ204に新品があるか否かの判断を行う(S603)。
全色全速同時トナーシール開封動作は、実施例1に記載の全色同時トナーシール開封動作と同様である。また、その全色全速同時トナーシール開封動作可否判断(第1の周速度で回転させるための第1の回転駆動力をモータが発生させているか否か)も、実施例1に記載のものと同様である。したがって、ここでの説明は割愛する。
ブラックトナーシール開封動作は実施例1に記載のものと同様であるために、説明を割愛する。
ここでは、全色低速同時トナーシール開封動作可否判断手段について説明する。全色低速同時トナーシール開封動作時が可能か否かの判断は、実施例1の全色全速同時トナーシール開封動作と同様、モータ駆動検知手段により信号が発せられるか否かにより判断を行う。すなわち、全色全速同時トナーシール開封動作における第1の周速度よりも遅い第2の周速度で現像ローラ217を回転させるための第2の回転駆動力を、駆動モータが発生させているか否かにより判断する。実施例1と異なる点は、現像ローラ217の周速を通常プリント時に対して遅くしている点のみである。
全色低速同時トナーシール開封動作の実行する時点において、全てのドラムカートリッ
ジ213と現像カートリッジ204における感光体ドラム1および現像ローラ217は当接状態にある。つまり、いずれの現像カートリッジ213も駆動力が伝達可能な状態にある。したがって、トナーシール275を開封するために、全てのドラムカートリッジ213と現像カートリッジ204に対して、駆動モータを通じて感光体ドラム1および現像ローラ217を回転させる。尚、現像ローラ217は本体から駆動が伝達され駆動したトナー供給ローラ220からギアを介して駆動が伝わることで駆動を開始する。このとき、感光体ドラム1と現像ローラ217の周速(周面の移動速度)は、それぞれ通常の1/2に相当する、96mm/secと124mm/secである(第2の周速度)。
順次トナーシール開封動作は実施例1に記載のものと同様であるために、説明を割愛する。
低温低湿条件の環境下(温度15℃、湿度10%)にて、新品の現像カートリッジを画像形成装置に取り付けた場合、全色全速同時トナーシール開封動作を実行したか否か、全色低速同時トナーシール開封動作を実行したか否か、を確認した。また、トナーシール開封動作時間に要した時間、クリーニングブレード鳴きの発生の有無を確認した。全色全速同時トナーシール開封動作を実行した場合「○」、実行しなかった場合を「×」と表記する。全色低速同時トナーシール開封動作を実行した場合「○」、実行しなかった場合「×」と表記する。さらに、クリーニングブレード鳴きが発生しなかった場合を「○」、発生した場合「×」と表記する。
が50%に対して、本実施例は0%であった。この結果より、実施例1および比較例に対してクリーニングブレード鳴きが抑制される結果となった。
Claims (15)
- 像担持体に形成された静電潜像を現像剤担持体が担持する現像剤で現像して現像剤像を形成する画像形成部を、現像剤の色ごとに、複数備えた画像形成装置であって、
装置本体と、
(i)前記装置本体に着脱可能に構成され、前記像担持体を回転可能に支持する第1のユニットと、(ii)前記装置本体に着脱可能に構成され、前記現像剤担持体を回転可能に支持するとともに、現像剤を収容する収容部と、未使用状態において前記収容部の開口を封止するシール部材と、前記開口を開封すべく前記シール部材を巻き取るための巻き取り軸と、を有する第2のユニットと、を有する複数の前記画像形成部と、
モータを有し、前記モータの回転駆動力を、複数の前記画像形成部に伝達するように構成された駆動手段と、
前記モータの動作状況を検知する駆動検知手段と、
を備え、
未使用の前記第2ユニットが前記装置本体に装着されたときに、前記巻き取り軸を回転させて前記シール部材を巻き取る巻き取り動作において、
(A)複数の前記画像形成部の全てに前記回転駆動力が伝達され得る状態として、前記モータを駆動させ、
(B)前記駆動検知手段が、前記モータが動作していること又は所定条件で動作していることを検知した場合には、複数の前記第2のユニットの全てにおいて同時に前記巻き取り軸を回転させ、
(C)前記駆動検知手段が、前記モータが動作していること又は所定条件で動作していることを検知しなかった場合には、同時に前記巻き取り軸を回転させる前記第2のユニットの数が、複数の前記第2のユニットの総数よりも少なくなるように、複数の前記第2のユニットにおいて順次に前記巻き取り軸を回転させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1のユニットと前記第2のユニットが、前記像担持体と前記現像剤担持体とが当接する当接状態と、離間する離間状態と、のいずれかを取るように前記第1のユニットと前記第2のユニットとの相対位置を切り替える当接離間機構をさらに備え、
前記駆動手段は、前記第1のユニットと前記第2のユニットが前記離間状態のときには、少なくとも前記現像剤担持体と前記巻き取り軸に伝達しないように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - (C)前記駆動検知手段が、前記モータが動作していること又は所定条件で動作していることを検知しなかった場合には、複数の前記第2のユニットにおいて1つの前記第2のユニットずつ順次に前記巻き取り軸を回転させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- (C)前記駆動検知手段が、前記モータが動作していること又は所定条件で動作していることを検知しなかった場合には、複数の前記第2のユニットのうち前記未使用の前記第2ユニットにおいてのみ前記巻き取り軸を回転させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記第2のユニットは、前記現像剤担持体が配置される現像室と、前記収容部を構成する現像剤収容室と、前記現像室と前記現像剤収容室とを連通する開口と、を有する枠体を有し、
前記シール部材は、前記開口を封止することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記収容部に収容された現像剤を回転により攪拌する攪拌部材をさらに備え、
前記巻き取り軸は、前記撹拌部材の回転に連動して回転することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 複数の前記画像形成部のうちの幾つかは、単一の前記モータからそれぞれ回転駆動力が伝達されるように構成されており、
前記幾つかの画像形成部において、未使用の前記第2ユニットが前記装置本体に装着されたときに、前記巻き取り動作において、前記(A)(B)(C)を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記巻き取り軸は、前記現像剤担持体から前記回転駆動力が伝達されて回転するように構成されており、
前記巻き取り動作において、
複数の前記画像形成部の全てに前記回転駆動力が伝達され得る状態として、前記駆動手段が、前記現像剤担持体を第1の周速度で回転させるように前記モータを駆動したときに、
(B1)前記駆動検知手段が、前記モータが動作していること又は所定条件で動作していることを検知した場合には、複数の前記第2のユニットの全てにおいて同時に前記巻き取り軸を回転させ、
(C1)前記駆動検知手段が、前記モータが動作していること又は所定条件で動作していることを検知しなかった場合には、前記駆動手段は、前記現像剤担持体を前記第1の周速度よりも遅い第2の周速度で回転させるように前記モータを駆動することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 複数の前記画像形成部の全てに前記回転駆動力が伝達され得る状態として、前記現像剤担持体を前記第2の周速度で回転させるように前記モータを駆動したときに、
(B2)前記駆動検知手段が、前記モータが動作していること又は所定条件で動作していることを検知した場合には、複数の前記第2のユニットの全てにおいて同時に前記巻き取り軸を回転させ、
(C2)前記駆動検知手段が、前記モータが動作していること又は所定条件で動作していることを検知しなかった場合には、同時に前記巻き取り軸を回転させる前記第2のユニットの数が、複数の前記第2のユニットの総数よりも少なくなるように、複数の前記第2のユニットにおいて順次に前記巻き取り軸を回転させることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 複数の前記画像形成部のうちの幾つかは、単一の前記モータからそれぞれ回転駆動力が伝達されるように構成されており、
前記幾つかの画像形成部において、未使用の前記第2ユニットが前記装置本体に装着されたときに、前記巻き取り動作において、前記(B1)(C1)(B2)(C2)を行うことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記第1の周速度は、前記現像剤像を形成する際の周速度と同じであることを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
- 1つの前記画像形成部において前記像担持体、前記現像剤担持体、及び前記巻き取り軸を回転させる回転駆動力は、単一の前記モータから伝達されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記駆動手段が有する前記モータの数は、複数の前記画像形成部の総数よりも少なく、
複数の前記画像形成部のうちの幾つかは、単一の前記モータからそれぞれ回転駆動力が伝達されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載
の画像形成装置。 - 前記第2のユニットに設けられ、前記第2のユニットの情報が格納されたメモリと、
前記メモリに格納された前記情報に基づいて、前記装置本体に装着された前記第2ユニットが未使用であるか否かを検知する新品検知手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第1のユニットは、前記像担持体の表面と摺動接触して前記表面をクリーニングするクリーニング部材をさらに有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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