JP2006184546A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006184546A
JP2006184546A JP2004378009A JP2004378009A JP2006184546A JP 2006184546 A JP2006184546 A JP 2006184546A JP 2004378009 A JP2004378009 A JP 2004378009A JP 2004378009 A JP2004378009 A JP 2004378009A JP 2006184546 A JP2006184546 A JP 2006184546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
carrier
sealing member
transfer material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004378009A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Furukawa
仁 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004378009A priority Critical patent/JP2006184546A/ja
Publication of JP2006184546A publication Critical patent/JP2006184546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】プロセスユニットを複数有する画像形成装置において、ユーザが新品状態のプロセスユニット使用開始時にプロセスユニットの封止部材を取り外すという手間を省き、且つ、封止部材の取り外し時に画像形成装置の各プロセスユニットの寿命を必要以上に短縮しない封止部材自動開封シーケンスを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】封止部材46の開封シーケンス実行時には、複数のプロセスユニット7の検知手段Mの判断結果に応じて、所定のプロセスユニット7の封止部材46を開封駆動するか否かを判断する判断手段と、所定のプロセスユニット7の像担持体1を回転駆動するか否かを判断する判断手段と、転写材担持体11を回転駆動するか否かの判断手段と、転写材担持体11を第1の位置又は第2の位置で封止部材の開封を行うか判断する判断手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、像担持体上の静電潜像を現像して現像像(トナー像)とする現像手段をカートリッジ化した現像ユニット、或いは、像担持体と現像手段とを一体化してカートリッジとしたプロセスカートリッジ(以下、現像ユニット及びプロセスカートリッジを含めて「プロセスユニット」という。)が着脱可能な画像形成装置に関し、特に、像担持体として電子写真感光体を備え、新品状態時には、現像剤を供給するための現像剤供給開口を封止部材で封止している複数のプロセスユニットを着脱可能に装着する、例えばカラー電子写真画像形成装置などの画像形成装置に関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて転写材としての転写材(例えば、紙、OHPシート等)に画像を形成するものである。電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置、及び、これらの複合機(例えば、マルチファンクションプリンタ等)が含まれる。
従来、電子写真画像プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体ドラム及び電子写真感光体ドラムに作用する現像ユニットなどのようなプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンに頼らずユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこで、このプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
電子写真画像形成装置では、レーザ、LED或いはランプなどの画像情報に対応した光をドラム状の電子写真感光体(以下、「感光体ドラム」という。)に照射する。これによって、感光体ドラムに静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を、プロセスカートリッジに一体に組み込まれた現像ユニットにより現像する。さらに、感光体ドラムに形成された現像像を直接転写材に、又は、中間転写体を介して転写材に転写する。これによって、転写材に画像を形成している。
上述したプロセスカートリッジを用いる画像形成装置には、図1に示すように、複数のプロセスカートリッジを一列に並べたインライン型のカラー電子写真画像形成装置100がある。このような画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジ7では、現像剤(以下「トナー」という。)を収容した現像剤収納部(以下「トナー容器」という。)を、現像剤担持体及び現像剤規制部材などを保持する現像容器に接合し、トナー容器の、現像容器へのトナー供給部となる開口部を、例えばトナーシールのような現像剤封止部材(以下「トナーシール」という。)で封止し、使用開始までの間にトナーが現像容器へ流入しないようにすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、これまでの単色の画像形成装置においては、画像形成装置本体の駆動源を利用してトナーシールを自動開封することでユーザビリティ性の向上が図られてきた(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、複数のプロセスカートリッジ、すなわち、複数の現像ユニットを有する画像形成装置やそれに関わるプロセスカートリッジにおいて、ユーザは使用開始時にプロセスカートリッジに設けられている把手(プルタブ)を引き、把手に固定されている現像ユニットのトナーシールを取り外してからプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着する必要があった。
このような複数のプロセスカートリッジを有する画像形成装置においても、これまでの単色の画像形成装置のようにトナーシールを自動的に開封する機能を設けて、よりユーザビリティを向上する必要がでてきている。
そこで、本発明者らは、これまでの単色画像形成装置に用いられてきたトナーシールの自動開封機構を複数のプロセスカートリッジを有する画像形成装置に設けることを検討した。その場合、複数あるプロセスカートリッジの中でトナーシールが取り外された開封状態(既に使用中)のプロセスカートリッジと新品状態(未使用状態)でありトナーシールが未開封のプロセスカートリッジとが混在する場合が発生する。
そのため、複数のプロセスカートリッジのうちの新品状態であるプロセスカートリッジを選択し、トナーシール開封に必要な各画像形成装置本体側の駆動部を選択的に制御する必要がある、と考えた。
これは、複数のプロセスカートリッジのうちの1つのプロセスカートリッジのトナーシールを開封するために、その他のプロセスカートリッジの各部材やその他画像形成プロセスに係わる部材に駆動が与えられてしまうと、それらが劣化し、装置の寿命が短縮してしまうという弊害を生むからである。
また、画像形成プロセス時以外でもトナーシール開封動作のために各部材に駆動が与えられると、プロセスカートリッジやその他画像形成プロセスに係わる部材が劣化し、装置の寿命が短縮してしまうという弊害を生むからである。
特開2003−122099号公報 特開2001−305839号公報
そこで、本発明の目的は、プロセスユニットを複数有する画像形成装置において、ユーザが新品状態(未使用状態)のプロセスユニット使用開始時にプロセスユニットの封止部材を取り外すという手間を省き、且つ、封止部材の取り外し時に画像形成装置の各プロセスユニットの寿命を必要以上に短縮しない封止部材自動開封シーケンスを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の第一の態様によれば、回転駆動され、静電潜像が形成される像担持体と、新品状態時には現像剤を収納する現像剤収納部の現像剤供給開口を封止している封止部材と、現像剤を担持搬送して前記像担持体上の静電潜像を現像像とする回転駆動される現像剤担持体と、を具備する複数のプロセスユニットと、
前記プロセスユニットを画像形成装置本体に着脱可能に装着する装着部と、
前記プロセスユニットが新品状態であることを検知する検知手段と、
回転駆動され、前記像担持体上の現像像が転写される転写材を搬送する転写材担持体又は前記像担持体上の現像像が転写される中間転写体であって、前記複数の像担持体と当接する第1の位置と、前記複数の像担持体の所定の像担持体上の現像像のみを前記転写材担持体上の転写材又は前記中間転写体に転写するために、前記所定の像担持体のみと当接する第2の位置と、に移動可能な前記転写材担持体又は前記中間転写体と、
を有し、
前記プロセスユニットが新品状態時に、前記現像剤供給開口を封止している前記封止部材を開封する駆動を与え、前記現像剤供給開口を封止している位置から退避させる開封シーケンスを有する画像形成装置において、
前記封止部材の開封シーケンス実行時には、前記複数のプロセスユニットの前記検知手段の判断結果に応じて、
前記所定のプロセスユニットの前記封止部材を開封駆動するか否かを判断する判断手段と、
前記所定のプロセスユニットの前記像担持体を回転駆動するか否かを判断する判断手段と、
前記転写材担持体又は前記中間転写体を回転駆動するか否かの判断手段と、
前記転写材担持体又は前記中間転写体を前記第1の位置又は前記第2の位置で前記封止部材の開封を行うかを判断する判断手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の第二の態様によれば、回転駆動され、静電潜像が形成される像担持体と、新品状態時には現像剤を収納する現像剤収納部の現像剤供給開口を封止している封止部材と、現像剤を担持搬送して前記像担持体上の静電潜像を現像像とする回転駆動される現像剤担持体と、を具備する複数のプロセスユニットと、
前記プロセスユニットを画像形成装置本体に着脱可能に装着する装着部と、
前記プロセスユニットが新品状態であることを検知する検知手段と、
回転駆動され、前記像担持体上の現像像が転写される転写材を搬送する転写材担持体又は前記像担持体上の現像像が転写される中間転写体であって、前記複数の像担持体と当接する第1の位置と、前記複数の像担持体の所定の像担持体上の現像像のみを前記転写材担持体上の転写材又は前記中間転写体に転写するために、前記所定の像担持体のみと当接する第2の位置と、に移動可能な前記転写材担持体又は前記中間転写体と、
を有し、
カラー画像形成動作を行うカラー画像形成モードと、
モノクロ画像形成動作を行うモノクロ画像形成モードと、
前記プロセスユニットが新品状態時に、前記現像剤供給開口を封止している前記封止部材を開封する駆動を与え、前記現像剤供給開口を封止している位置から退避させる開封シーケンスと、
を有する画像形成装置において、
前記封止部材の開封シーケンス実行時には、前記複数のプロセスユニットの前記検知手段の判断結果に応じて、
前記カラー画像形成モード又は前記モノクロ画像形成モードのいずれかのモードにて前記封止部材の開封を行うかを判断する判断手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の第三の態様によれば、静電潜像が形成される像担持体と、現像剤を収納する現像剤収納部と、現像剤を担持搬送して前記像担持体上の静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤収容部から前記現像剤担持体への現像剤の供給口を封止している封止部材と、を具備する複数のプロセスユニットが着脱可能な画像形成装置であって、
前記プロセスユニットが未使用状態であることを検知する検知手段と、
前記像担持体上に現像された像が転写される転写材を搬送する転写材担持体と、
前記転写材担持体と前記複数の像担持体とを当接する第1の位置と、前記転写材担持体と前記複数の像担持体の所定の像担持体のみとを当接する第2の位置と、に移動する移動手段と、
前記検知手段によって前記プロセスユニットが未使用状態であると検知された場合に、前記現像剤供給開口を封止している前記封止部材を開封する駆動を与え、前記現像剤供給開口を封止している位置から退避させる開封動作を実行する制御手段と、
前記制御手段は、前記複数のプロセスユニットの前記検知手段の検知結果に応じて、前記移動手段によって前記転写材担持体を前記第1の位置または第2の位置に移動して前記封止部材の開封を行うかを判断することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、プロセスユニットを複数有する画像形成装置においても、画像形成装置の各プロセスユニットの寿命を必要以上に短縮することがなく、また、封止部材(トナーシール)開封時の消費電力を必要最小限に抑えることができる。
以下、本発明に係る画像形成装置について、更には、本発明の特徴部分を構成する画像形成装置における封止部材の開封、即ち、巻き取り構成を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施例であるカラー電子写真画像形成装置の全体構成を示しており、先ず、図1を参照して、カラー電子写真画像形成装置の全体構成について説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1を参照すると、カラー電子写真画像形成装置100は、垂直方向に並設した4個のプロセスカートリッジ装着部80(80C、80Y、80M、80Bk)を有する。そして、前記装着部80(80C、80Y、80M、80Bk)に着脱可能に装着されたカートリッジ7(7C、7Y、7M、7Bk)は、夫々1個の像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム1(1C、1Y、1M、1Bk)を備えている。感光体ドラム1は、駆動手段D(図3参照)によって、図1にて、矢印方向反時計回りに回転駆動される。
感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電手段2(2C、2Y、2M、2Bk)、露光手段としての画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1に静電潜像を形成するスキャナユニット3(3C、3Y、3M、3Bk)、前記静電潜像を現像剤であるトナーを用いて現像し、現像像、即ち、トナー像を形成する現像手段としての現像ユニット4(4C、4Y、4M、4Bk)、感光体ドラム1上のトナー像を記録媒体としての転写材Sに転写させる静電転写手段12(12C、12Y、12M、12Bk)、転写後の感光体ドラム1表面に残ったトナーを除去するクリーニング手段6(6C、6Y、6M、6Bk)が配置されている。
ここで、本実施例では、図3をも参照するとより良く理解されるように、感光体ドラム1と、帯電手段2、現像ユニット4及びクリーニング手段6と、は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7(7C、7Y、7M、7Bk)を構成している。
感光体ドラム1は、例えば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導電体層(OPC感光体)を塗布したものである。感光体ドラム1は、その両端部を支持部材(図示せず)によって回転自在に支持されている。図4に示すように、感光体ドラム1の一方端部にドラムギア114が配置されており、駆動モータ101からの駆動力が駆動ギア列を介して伝達される。これにより感光体ドラム1は、反時計方向(図3にて矢印X方向)に回転駆動される。なお、本実施例においては感光体ドラム1C、1Y、1M、1BKを駆動するための駆動モータがそれぞれ設けられている。
帯電手段2(2C、2Y、2M、2Bk)は、本実施例では、図3に示すような接触帯電方式のものを使用する。帯電手段としての帯電部材2は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラ2を感光体ドラム1表面に当接させる。そして、このローラ2に帯電バイアス電圧を印加する。これにより、感光体ドラム1表面を一様に帯電させる。
図1にて、スキャナユニット3(3C、3Y、3M、3Bk)は、感光体ドラム1の略水平方向に配置されている。そして、レーザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモーター(不図示)によって回転されるポリゴンミラー9(9C、9Y、9M、9Bk)に照射される。ミラー9に反射した画像光は、結像レンズ10(10C、10Y、10M、10Bk)を介して帯電済みの感光体ドラム1表面を選択的に露光する。これによって、画像信号に応じた静電潜像を形成する。
図3をも参照すると理解されるように、現像ユニット4(4C、4Y、4M、4Bk)は、それぞれ、現像剤(トナー)を収納した現像剤収納部、即ち、トナー容器41(41C、41Y、41M、41Bk)、及び、現像枠体、即ち、現像容器45(45C、45Y、45M、45Bk)を有する。
つまり、トナー容器41に関して言えば、シアン現像ユニット4Cはシアン色のトナーを収納したトナー容器41C、イエロー現像ユニット4Yはイエロー色のトナーを収納したトナー容器41Y、マゼンタ現像ユニット4Mはマゼンタ色のトナーを収納したトナー容器41M、及び、ブラック現像ユニット4Bkはブラック色のトナーを収納したトナー容器41Bkを有する。各トナー容器41内には、感光体ドラム1と対向して、現像剤を担持搬送する現像剤担持体としての現像ローラ40が配置されている。
図3にて、トナー容器41内の現像剤、即ち、トナーは、トナー搬送攪拌機構42によってトナー供給ローラ43へ送り込まれる。次いで、トナーは、トナー供給ローラ43、及び、現像ローラ40の外周に圧接された現像ブレード44によって、現像ローラ40の外周に塗布され、且つ、トナーに電荷が付与される。そして、現像ローラ40に現像バイアスを印加することにより、感光体ドラム1に形成された潜像を現像し、トナー像とする。
一方、図1に示すように、画像形成装置100には、全ての感光体ドラム1(1C、1Y、1M、1Bk)に対向し、接するように循環移動する、即ち、回転駆動される転写材担持体としての転写搬送ベルト11が配設されている。前記転写搬送ベルト11は1011〜1014Ω・cmの体積固有抵抗を有する厚さ約150μmのフィルム状部材である。そして、転写材Sは、前記転写搬送ベルト11により転写位置まで搬送され、感光体ドラム1上のトナー画像を転写される。
つまり、前記転写搬送ベルト11は、駆動ローラ13、従動ローラ14a、14b、テンションローラ15の4本のローラにより掛け渡され、図1の矢印方向に回動する。これにより、前記転写搬送ベルト11が循環移動して、転写材Sが従動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ搬送される間にトナー画像を転写される。
尚、この転写搬送ベルト11の内側に当接して、4個の感光体ドラム1(1C、1Y、1M、1Bk)に対向した位置に転写手段としての転写ローラ12(12C、12Y、12M、12Bk)が並設されている。これら転写ローラ12から正極性の電荷が転写搬送ベルト11を介して転写材Sに印加される。これにより、転写材Sに感光体ドラム1上のトナー画像が転写される。
給送部16は、画像形成部に転写材Sを給送搬送するものである。複数枚の転写材Sが給送カセット17に収納されている。画像形成時には給送ローラ18、及び、レジストローラ対19が画像形成動作に応じて駆動回転する。これによって前記カセット17内の転写材Sを1枚毎分離給送する。そして、転写材Sの先端は、前記ローラ対19に突き当たり一旦停止する。転写材Sは、前記転写搬送ベルト11の回転とトナー画像との同期をとって、レジストローラ対19によって転写搬送ベルト11へ給送される。
定着部20は、転写材Sに転写された複数色のトナー画像を定着させるものである。回転する加熱ローラ21aと、これに圧接して転写材Sに熱及び圧力を与える加圧ローラ21bとを有する。即ち、感光体ドラム1上のトナー画像を転写された転写材Sは、定着部20を通過する際に、定着ローラ対21(21a、21b)で搬送される。そして、定着ローラ対21によって熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のトナー画像が転写材S表面に定着される。
(画像形成動作)
先ず、プロセスカートリッジ7(7C、7Y、7M、7Bk)が、画像形成のタイミングに合わせて順次駆動される。その駆動に応じて感光体ドラム1(1C、1Y、1M、1Bk)が回転駆動され、そして、各々のカートリッジ7に対応するスキャナユニット3(3C、3Y、3M、3Bk)が順次駆動される。この駆動により、帯電手段2(2C、2Y、2M、2Bk)は、感光体ドラム1の周面に一様な電荷を付与する。スキャナユニット3は、その感光体ドラム1周面に画像信号に応じて露光を行って、感光体ドラム1上に静電潜像を形成する。現像ローラ40は、前記静電潜像を現像する。
前述した通り、転写材Sは、各感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電界によって、各感光体ドラム1のトナー画像を順次転写される。4色のトナー画像を転写された転写材Sは、駆動ローラ13の曲率により転写搬送ベルト11から曲率分離される。そして、定着部20に搬入される。転写材Sは、定着部20で上記トナー画像を熱定着された後、排出ローラ対23によって、排出部24から本体外に排出される。
(プロセスカートリッジ)
次に、図3を参照して、本発明を実施したプロセスカートリッジ7(7C、7Y、7M、7Bk)について説明する。図3は、トナーを収納したプロセスカートリッジ7の主断面である。
尚、本実施例にて、シアン色のトナーを収納したプロセスカートリッジ7C、イエロー色のトナーを収納したプロセスカートリッジ7Y、マゼンタ色のトナーを収納したプロセスカートリッジ7M、ブラック色のトナーを収納したプロセスカートリッジ7Bkは、同一構成とされる。
プロセスカートリッジ7は、感光体ドラム1と、帯電手段2及びクリーニング手段6と、を備えた第一枠体としての感光体ドラムユニット50、及び、現像手段を有する第二枠体としての現像ユニット4に分かれている。現像ユニット4は、支持軸(支点)Pにて揺動可能に感光体ドラムユニット50に取り付けられており、バネ55の押圧力により、現像ローラ40は感光体ドラム1に当接している。
感光体ドラムユニット50は、感光体ドラム1が軸受(図示せず)を介してクリーニング枠体51に回転自在に取り付けられている。感光体ドラム1の周上には、上述のように、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるための一次帯電手段2、及び感光体ドラム1上に残った現像剤(トナー)を除去するためのクリーニングブレード60が配置され、さらにクリーニングブレード60によって感光体ドラム1表面から除去された残留トナーは、トナー送り機構52によってクリーニング枠体後方に設けられた廃トナー室51aに順次送られる。そして、図示後方の一方端に設けた駆動モータ101(図4参照)の駆動力を伝達することにより、感光体ドラム1を画像形成動作に応じて図示X方向(反時計回り)に回転駆動させる。
ここで、図4を参照して、プロセスカートリッジ7の駆動伝達手段Dについて説明する。
装置本体100Aに設けられた本体モータ101の駆動力が駆動ギヤ102から段ギア103(103a、103b)に伝達される。段ギア103からの駆動は分岐されて、段ギア103aにより感光体ドラム側のギヤ104に伝わり、段ギア103bにより現像容器側のギア105に伝達される。
現像容器側のギア105の駆動は、ギア106、ギア107、段ギア108、及びギア109に伝達され、トナー供給ローラ43を駆動する。トナー供給ローラ43の駆動力は、トナー供給ローラ軸の他方端に設けられたギア110を駆動し、このギヤ110の駆動は、ギア111及びウォームギア112を介してギア113に伝達される。現像ローラ40は、その軸端が段ギア108に接続されており、駆動力が伝達される。
また、ギア113は、封止部材46の巻き取り軸54に一体に形成されており、ギア113に駆動が伝わることにより、ギア113に一体に設けられた巻き取り軸54に駆動が伝わる。
一方、上述のように、段ギア103aにより感光体ドラム側のギヤ104に伝達された駆動力は、ギア104からギア114に伝達し、感光体ドラム1を駆動する。
現像ユニット4は、図3にて、感光体ドラム1と接触して矢印Y方向に回転する現像剤担持体としての現像ローラ40、現像ローラ40を配置した現像容器(現像枠体)45、及び、トナーが収容されたトナー容器41と、にて構成される。
現像ローラ40は、回転自在に現像容器45に支持され、また現像ローラ40の周上には、現像ローラ40と接触して矢印Z方向に回転する現像材供給部材、即ち、トナー供給ローラ43と現像剤規制部材としての現像ブレード44がそれぞれ配置されている。さらに、トナー容器41内には、収容されたトナーを撹拌するとともにトナー供給ローラ43に搬送するためのトナー搬送攪拌機構42が設けられている。
現像時、トナー搬送攪拌機構42によって、収納されたトナーがトナー供給ローラ43へ搬送されると、図中矢印方向に回転するトナー供給ローラ43が、そのトナーを図中矢印方向に回転する現像ローラ40との摺擦によって現像ローラ40に供給し、現像ローラ40上に担持させる。現像ローラ40上に担持されたトナーは、現像ローラ40の回転に伴い現像ブレード44のところに至り、現像ブレード44がトナーを規制して所定のトナー薄層に形成する。規制されたトナーは、現像ローラ40の回転につれて、現像剤帯電手段としての帯電ローラ70へ至り、所望の帯電電荷量が付与される。
さらに、現像ローラ40上のトナー薄層は、感光体ドラム1と現像ローラ40とが接触した現像部に搬送され、現像部において、図示しない電源から現像ローラ40に印加した直流現像バイアスにより、感光体ドラム1の表面に形成されている静電潜像に付着して、潜像を現像する。現像に寄与せずに現像ローラ40の表面に残留したトナーは、現像ローラ40の回転に伴い現像容器45内に戻され、トナー供給ローラ43との摺擦部で現像ローラ40から剥離、回収される。回収されたトナーは、トナー搬送攪拌機構42により残りのトナーと撹拌混合される。
本実施例のように、感光体ドラム1と現像ローラ40が接触して現像を行なう接触現像方式においては、感光体ドラム1は剛体とし、現像ローラ40は弾性体を有するローラとすることが好ましい。この弾性体としては、ソリッドゴム単層やトナーへの帯電付与性を考慮してソリッドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用いられる。
図1及び図3に示すように、プロセスカートリッジ7の画像形成装置本体100Aへの装着は、プロセスカートリッジ7を矢印方向から、装置本体100Aに設けられたプロセスカートリッジガイド(図示せず)に沿って本体内部へとガイドして挿入して装着部80(80C、80Y、80M、80Bk)に装着し、所定位置に位置決めすることにより行われる。
次に、図5、図6を参照して、現像ユニット4の現像剤の供給開口部41aを封止する封止部材46と、この封止部材46を退避させ供給開口部41aを開放するための封止部材開封、即ち、封止部材巻き取り構成について説明する。
(封止部材巻き取り構成)
図5及び図6は、現像容器45と、トナー容器41の開口部41aに取り付けられた封止部材、即ち、トナーシール46とを示している。ここで、トナーシール46は、シート状に形成されており、図6におけるトナー容器41の開口部41aを塞ぐように、溶着面41bに溶着や接着等の手段により貼り付けられることで開口部41aを封止している。
また、このトナーシール46は、開口部41aの長手方向の一端46aで折り返されて、長手方向逆側の一端で退避部材である巻き取り軸54に取り付けてある。トナーシール46と巻き取り軸54は、図示しない粘着部材により固定されている。このトナーシール46は、端部を矢印X1方向へ引っ張ることで、トナー容器41の開口部41aから開封、即ち、剥離される。トナーシール46の開封、即ち、剥離は、巻き取り軸54が矢印X2方向に回転することによって行われる。巻き取り軸54への駆動は以下のように行われる。
先ず、図4を参照して説明したように、画像形成装置本体100Aに設けられた駆動手段Dの本体モータ101からの駆動力が、駆動ギア列を介して、プロセスカートリッジ7にある現像ユニット4内の現像ローラ40、トナー供給ローラ43及びトナー搬送攪拌機構42へ駆動力を伝達する。
この駆動力は、トナー供給ローラ43を介して長手方向逆側へと伝達され、退避部材である巻き取り軸54の駆動を行う。
一方、本実施例では、図1に示すように、画像形成装置本体の装着部80(80C、80Y、80M、80Bk)に装着されたプロセスカートリッジ7に隣接して、現像離間板8が配置される。
本実施例によると、この現像離間板8は、垂直方向に延在した作動軸8xと、作動軸8xに一体に形成され、各現像ユニット4(4C、4Y、4M、4Bk)に設けられた突起部材5(5C、5Y、5M、5Bk)に係合する作動片8y(8yC、8yY、8yM、8yBk)とを有する。従って、現像離間板8を作動し、作動軸8xを上方に移動することにより、作動片8が現像ユニット4の突起部材5に係合して現像ユニット4をバネ55の付勢力に抗して支点P(図2)の周りに揺動し、感光体ドラム1に対する現像ローラ40の当接又は離間動作を行う。
上記説明では、現像離間板8の各作動片8yは、1つの作動軸8xに一体に構成され、作動軸8xを作動させることにより、一体的に作動するものとしたが、作動軸8xが各プロセスカートリッジ毎に分割され、個々に駆動可能とすることにより、所定のプロセスカートリッジのみにおける現像ローラ40の感光体ドラム1に対する当接或いは離間を制御する構成とすることも可能である。
上記構成により、感光体ドラム1と現像ローラ40が当接状態時には本体モータ101からの駆動力が現像ローラ40に伝達されるが、離間状態時には駆動力が伝達されない。従って、トナーシール46を開封するためには現像離間板8を作動して、感光体ドラム1と現像ローラ40が当接位置に移動させる必要がある。
このような構成とすることで、トナーシール46を開封するために別の駆動源を配置する必要が無く、省スペースで且つ簡単な構成で駆動を得ることが可能である。
なお、トナーシール46としては、上述したような、1つのシートを折り返して用いるイージーピール方式の他、トナー容器41の開口部41aを封止するカバーフィルムとカバーフィルムを引き裂くためのテアテープを組み合わせたものもあるが、勿論、このようなトナーシール46に対しても本発明は適用可能である。
また、トナー容器41の開口部41aを封止する封止部材46を、ここではシート状のトナーシールとして述べているが、封止部材46が板状であり、封止部材46がカートリッジの長手方向(即ち、感光体ドラム1の軸方向)、若しくは、短手方向にスライド移動することで、トナー容器41の開口部41aを開封する構成でもよい。
(全体システム構成)
本実施例の画像形成装置のシステム構成について、図7のシステムブロック図を用いて説明する。
画像形成装置100全体のシステム制御を行うエンジンコントローラ61の内部には、不図示の中央演算処理装置(CPU)が設けてあり、画像形成装置の一連のシステム処理は中央演算処理装置(CPU)の内部に予め記憶されたプログラムに従って行われる。高圧電源62は、帯電手段2に直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスを印加し、転写手段12に直流電圧である転写バイアスを、また、定着手段20に直流電圧である定着バイアスを生成する。装置内にはセンサ群63が配置され、又、装置の状態を表示する表示部64が設けられている。また、システムとしては、カートリッジ7に搭載された検知手段Mに対して情報を読み書きするためのリーダライタRW、読み書きする検知手段Mからの情報を処理する検知情報処理手段65、及び、上記駆動手段Dを含む駆動部66を備えている。
(カラー画像記録、モノクロ画像記録切り替え構成)
本実施例の画像形成装置は、カラー画像記録を行うカラー画像形成モードと、モノクロ画像記録を行うモノクロ画像形成モードとを有する。次に、本実施例におけるカラー画像記録及びモノクロ画像記録を行う場合の動作について説明する。
カラー画像形成モードにてカラー画像記録を行う場合には、図1に示すように、現像離間板8を、4色分の感光体ドラム1C、1Y、1M及び1Bkと、現像ローラ40C、40Y、40M及び40Bkとが当接する位置に移動する。これによって、感光体ドラム1C、1Y、1M及び1Bk上に形成された静電潜像は、現像ローラ40C、40Y、40M及び40Bkにより担持搬送される現像剤を用いて可視像、即ち、現像像とされる。
その後、感光体ドラム1C、1Y、1M及び1Bk上に形成された画像は、転写装置12C、12Y、12M及び12Bkにより転写反すベルト11により搬送される転写材S上に転写され、定着ユニット20にてカラー画像の定着が行われる。
一方、モノクロ画像形成モードにて、ブラック感光体ドラム1Bkのみによるモノクロ画像記録が選択された場合には、画像形成には不必要なプロセスカートリッジ7C、7Y、7Mの性能劣化を低減するため、プロセスカートリッジ7Bkのみを使用して画像形成を行う。
従って、モノクロ画像記録時には、図2に示されるように、現像離間板8を、プロセスカートリッジ7Bkだけにおいて、感光体ドラム1Bkと現像ローラ40Bkとが当接するように移動する。
つまり、プロセスカートリッジ7C、7Y、7Mにおいては、現像離間板8の作動片8yC、8yY、8yMが現像ユニット4C、4Y、4Mに設けた突起部材5C、5Y、5Mに係合して押し上げ、現像ユニット4C、4Y、4Mをバネ55(図3)の付勢力に抗して支点P(図3)の回りに揺動し、感光体ドラム1Bkと現像ローラ5Bkとが離間する。一方、プロセスカートリッジ7Bkにおいては、現像離間板8の作動片8yBkが現像ユニット4Bkに設けた突起部材5Bkを押し上げることはなく、従って、感光体ドラム1Bkと現像ローラ5Bkとは当接した状態とされる。
これによって、感光体ドラム1Bk上に形成された静電潜像は、現像ローラ40Bkにより担持搬送される現像剤を用いて可視像、即ち、現像像とされる。
また、モノクロ画像記録時の画像形成には不必要なプロセスカートリッジ7C、7Y、7Mの性能劣化を低減するために、更に、転写搬送ベルト11をプロセスカートリッジ7C、7Y、7Mから離間させる。この動作は、図2に示すように、転写搬送ベルト11の従動ローラ14(14a、14b)と吸着ローラ22を、プロセスカートリッジ7C、7Y、7Mから離れる方向に移動することにより実現する。この制御により、モノクロ画像記録時に、画像形成に不必要なプロセスカートリッジ7C、7Y、7Mは、まったく駆動する必要がなくなり、不要に消耗されることがない。その後、感光体ドラム1Bk上に形成された画像は、転写装置12Bkにより転写材S上に転写され、定着ユニット20にてブラック(Bk)のモノクロ画像の定着が行われる。
(検知手段と検知情報処理手段)
前述したカートリッジ7に搭載された検知手段Mは、例えばメモリユニットであり、また、画像形成装置100に搭載された検知情報処理手段65は、例えばメモリ制御回路である。メモリユニットMは、内部に不揮発性の記憶素子を内蔵しており、画像形成装置間とのデータ通信を行うことで、データの書き込み、および、データの読み出しを行うことができる。
データ通信の制御は全てメモリ制御回路(検知情報処理手段65)で行われる。
データ通信は、メモリユニットM内に設けられたアンテナと、画像形成装置100に設けられた読み書き装置RWとにより行われる。プロセスカートリッジ7を画像形成装置100に装着すると、メモリユニットMのアンテナ部と画像形成装置に設けられた読み書き装置RWが接近し、通信が可能な状態となる(図3参照)。
また、メモリユニットM内部には電源回路が設けられており、内部で使用する直流電源は全てこの電源回路から供給する。電源回路では2つのアンテナの磁気結合によりアンテナに発生する電流を整流することで直流電圧を生成する。メモリユニットMにはカートリッジ7に関する情報が記憶される。
メモリユニットMに、プロセスカートリッジ7が新品状態であるという情報があれば、画像形成装置本体100Aからの駆動を用いてトナー容器41の開口部41aを開放するよう、トナーシール46を、開口部41aを封止している位置から退避させる。また、トナーシール46が開口部41aを封止していた位置から退避し、開口部41aが開放されると、メモリユニットMに開口部41aは開放されているという情報を記憶する。
また、カートリッジ7に搭載された検知手段Mは、上述したメモリユニットでなくてもよい。カートリッジ外面に設けられた突起形状(不図示)により検知情報処理手段65が、トナー容器41の開口部41aがトナーシール46により封止されているという情報を認識し、また、画像形成装置本体100Aからの駆動によりトナー容器41の開口部41aが開放された後に突起が折れ、検知情報処理手段65によって、突起がないことでトナー容器41の開口部41aが開放されているという情報を認識する、といった機械的構成であってもよい。
(トナーシールの開封シーケンス)
前述したプロセスカートリッジ7に搭載された検知手段Mと、画像形成装置100に搭載された検知情報処理手段65により、画像形成装置100に、新品状態(未使用状態)のプロセスカートリッジ7が装着されたことを認識すると、トナー容器41の開口部41aを開放すべく、上記エンジンコントローラ61を介し、駆動手段Dからの駆動力を前記プロセスカートリッジ7に伝達する。
以上により、画像形成装置本体100Aが有する駆動モータ101を用いてプロセスカートリッジ7へ駆動を伝達することでトナー容器41の開口部41aを自動で開放することができ、検知手段M及び検知情報処理手段65によって、画像形成装置本体100Aに挿入された新品状態のプロセスカートリッジ7にのみ選択的に駆動を伝達することができる。
次に、本発明の最も特徴的である画像形成装置本体100Aに挿入された新品状態のプロセスカートリッジの種類により選択的に画像形成装置の各プロセスカートリッジに駆動力を伝達する際のトナーシール開封シーケンスについて、第一の実施例を図8のフローチャートを用いて説明する。
先ず、プロセスカートリッジ7を画像形成装置100に装着すると(S1000)、画像形成装置100の検知情報処理手段65がプロセスカートリッジ7に取り付けられた検知手段Mからカートリッジ7に関する情報を読み取る(S1001)。
そして、この装着された複数のプロセスカートリッジ7に新品状態であるカートリッジが含まれるか否かを判断し、新品状態であるカートリッジがカラーカートリッジ(7C、7Y、7M)を含むか(S1002)、モノクロカートリッジ7Bkのみであるか(S1003)を判別する。新品状態であるカートリッジを一つも含まない場合は直ちにカートリッジシール引きシーケンスを終了する。
モノクロカートリッジ7Bkのみに新品状態を検知した場合、画像形成装置をモノクロ画像記録用の状態(モノクロ画像形成モード)に遷移させトナーシールの開封を行う。
詳細には、現時点の転写搬送ベルト11の位置を調べ(S1004)、カラー画像形成用位置にある場合はモノクロ画像形成用位置位置へ移動させる(S1005)。
次に、現時点の現像器、即ち、現像ローラ40の位置を調べ(S1006)、フルカラー画像形成用位置にある場合は現像離間板8を制御し、モノクロ画像形成用位置へ移動する(S1007)。
次に、転写搬送ベルト11を回転駆動させ(S1008)、モノクロ画像記録時のカートリッジを駆動することにより、新品カートリッジのトナーシールの開封を行う(S1009)。
カラーカートリッジを含む新品状態であるカートリッジを検知した場合、画像形成装置をフルカラー画像記録用の状態(カラー画像形成モード)に遷移させトナーシール46の開封を行う。
詳細には、現時点の転写搬送ベルト11の位置を調べ(S1010)、モノクロ画像形成用位置にある場合はカラー画像形成用位置へ移動させる(S1011)。
次に、プロセスカートリッジ7の駆動モータ101の駆動をトナーシール開封駆動に伝えるため、現像器、即ち、現像ローラ40を当接位置へ移動させる。現時点の現像器の状態を調べ(S1012)、モノクロ画像形成用位置にある場合は現像離間板8を制御し、カラー画像形成用位置へ移動する(S1013)。
次に、転写搬送ベルト11を回転駆動させ(S1014)、カラー画像記録時のカートリッジを駆動することにより、新品カートリッジのトナーシールの開封を行う(S1015)。
本実施例では、トナーシール開封時に、トナーシール46の開封を行うカートリッジ7がカラーカートリッジを含むか否かに応じて、トナーシール46に必要な駆動をモノクロ画像形成時又はカラー画像形成時を選択し、トナーシール46を開封する。カラー画像形成装置にあっても常にカラー記録を行うとは限らず、モノクロ画像記録を行う頻度もかなり高い。モノクロカートリッジのトナーシール開封にモノクロ画像形成時の動作を行うことにより、カラーカートリッジの寿命を短縮させない効果を得ることが可能となる。
従って、本発明によれば、画像形成装置の各プロセスカートリッジの寿命の必要以上の消費を防ぎ、トナーシール開封時の消費電力を必要最小限に抑えることが可能な画像形成装置を提供することができる。
実施例2
本発明の画像形成装置におけるプロセスカートリッジのトナーシール46の開封シーケンス方法の他の実施例について説明する。
本実施例においても、実施例1で、図1〜図7を参照して説明した画像形成装置100及びプロセスカートリッジ7、画像形成装置のシステム構成が使用される。従って、画像形成装置100及びプロセスカートリッジ7、並びに、画像形成装置のシステム構成の説明は実施例1を援用し、ここでの再度の説明は省略する。
本実施例の画像形成装置におけるトナーシール開封シーケンスについて図9のフローチャートを用いて説明する。
先ず、プロセスカートリッジ7を画像形成装置100に装着すると(S1100)、画像形成装置100の検知情報処理手段65がプロセスカートリッジ7に取り付けられた検知手段Mから情報を読み取る(S1101)。
次に、この装着された複数のプロセスカートリッジ7に新品状態であるカートリッジがあるか否かを判断する(S1102)。
新品状態であるカートリッジを一つも含まない場合は、直ちにカートリッジシール46引きシーケンスを終了する。
次に、一つ以上の新品状態のプロセスカートリッジ7を含む場合、全てのカートリッジが新品状態であるかどうかを判別する(S1103)。
全てではないが一つ以上新品でないプロセスカートリッジ7が含まれる場合、転写搬送ベルト11を離間位置へ移動し(S1104)、全て新品状態である場合は、転写材搬送ベルト11の位置変更動作は何も行わない。
次に、プロセスカートリッジ7の駆動モータ101の駆動をトナーシール開封駆動に伝えるため、新品状態であると判断されたプロセスカートリッジ7のみ現像当接状態へ移動させる(S1105)。なお、実施例1で説明したように、現像離間板8の当接・離間によってプロセスカートリッジBkのみの現像ローラを感光体ドラムに当接させる状態と、全てのプロセスカートリッジの現像ローラを感光体ドラムに当接させる状態とに切り替え可能な構成においては、新品状態のプロセスカートリッジがBkであるかYまたはMまたはCであるかに応じて当接状態を選択することになる。また、各プロセスカートリッジ毎に別々に現像ローラが当接離間可能な構成であれば、新品状態のプロセスカートリッジのみを当接状態に移動する構成となる。
次に、新品状態であるカートリッジ7に対面する転写搬送ベルト11が離間位置への移動が不可能であるカートリッジを含むか否かを判別する(S1106)。
本実施例は、実施例1で説明した構成と同じ構成とされる。即ち、カラーカートリッジ7C、7Y、7Mに対しては、対面する転写搬送ベルト11が当接又は離間動作可能な構成で、モノクロカートリッジ7Bkに対しては、対面する転写搬送ベルト11が当接状態のみで離間動作不可能な構成である。
従って、複数の新品カートリッジにプロセスカートリッジ7Bkを含む場合、転写材搬送ベルト11を回転駆動し(S1107)、転写材搬送ベルト11と当接位置にあるプロセスカートリッジ7Bkを駆動する(S1108)。次に、その他の新品カートリッジを駆動することにより、トナーシール46の開封を行う(S1109)。
新品状態であると判断された全てのプロセスカートリッジが転写搬送ベルト11と離間位置にある場合(プロセスカートリッジ7Bkを含まない場合)は、転写搬送ベルト11の回転駆動は行わず、新品状態であると判断されたプロセスカートリッジのみ駆動し、トナーシールの開封を行う。
転写搬送ベルト11と感光体ドラム1の位置が当接状態にある場合、どちらか一方へのみ回転駆動を与えると転写搬送ベルト11と感光体ドラム1との摺擦により、転写搬送ベルト11或いは感光体ドラム1の傷つきが懸念される。このため、トナーシール開封の駆動により回転する感光体ドラム1に並設する転写搬送ベルト11が離間位置へ移動できない構成の場合、感光体ドラム1の回転駆動に対し転写搬送ベルト11も回転駆動させるほうが望ましい。
本実施例では、転写搬送ベルト11が離間位置へ移動できる場合であって、離間位置に対応する位置にあるプロセスカートリッジが新品状態である場合は、転写搬送ベルト11の回転駆動をせず、転写搬送ベルト11と離間位置にある新品プロセスカートリッジ7のトナーシール46の開封駆動を行うことにより、転写搬送ベルト11の駆動を必要とせず、感光体ドラム1と転写材搬送ベルト11の摺擦による傷つきを防ぐことが可能となる。また、転写材搬送ベルト11を離間させることにより、新品ではないプロセスカートリッジ7の駆動を停止し、新品カートリッジのみに選択的にトナーシール開封の駆動を与えることが可能となる。
従って、トナーシール開封に必要な駆動により関連して動作させる駆動ユニットである転写搬送ベルト11の動作を選択的に制御し、各プロセスカートリッジ7の駆動を最小限に抑え、各プロセスカートリッジの寿命を必要以上の消費を防ぎ、トナーシール開封時の消費電力を抑えることが可能な画像形成装置を提供することが出来る。
実施例3
本発明の画像形成装置におけるプロセスカートリッジ7のトナーシールの開封シーケンス方法の他の実施例について説明する。本実施例においても、実施例1で、図1〜図7を参照して説明した画像形成装置100及びプロセスカートリッジ7、画像形成装置のシステム構成が使用される。従って、画像形成装置100及びプロセスカートリッジ7、並びに、画像形成装置のシステム構成の説明は実施例1を援用し、ここでの再度の説明は省略する。
本実施例の特徴部分であるトナーシール開封シーケンスについて図10を用いて説明する。
なお、本実施例の画像形成装置におけるトナーシール開封シーケンスの一部については実施例1又は実施例2で説明したカートリッジシール引きシーケンスを用いるため、ここでの再度の説明は省略する。
本実施例においても、実施例1における新品カートリッジにトナーシール開封のための駆動を開始した状態(S1015、S1009)、同様に、実施例2における新品カートリッジへのトナーシール開封駆動開始(S1109)の制御部分までは、同様のシーケンスとして用いる。従って、本実施例では、新品と判断されたプロセスカートリッジ7のトナーシールの開封駆動開始時から説明する(S1200)。
トナーシール開封中のプロセスカートリッジ7と対面する転写搬送ベルト11が離間できないプロセスカートリッジを含むか否かを判別する(S1201)。
本実施例は、実施例1で説明した構成と同じ構成とされ、カラーカートリッジ7C、7Y、7Mに対しては、対面する転写搬送ベルト11が当接又は離間動作可能な構成で、モノクロカートリッジ7Bkに対しては対面する転写搬送ベルト11が当接状態のみで離間動作不可能な構成であるとする。
従って、新品状態であるプロセスカートリッジにプロセスカートリッジ7Bkが含まれるか否かの判別を行う。プロセスカートリッジ7Bkのトナーシール46が未開封の場合、プロセスカートリッジ7Bkのシール引きの終了を監視する(S1202)。
プロセスカートリッジ7Bkのトナーシール開封が完了すると、トナーシール開封が終了していないプロセスカートリッジに対面する転写搬送ベルト11を離間位置へ移動する(S1203)。
本制御により、残りのトナーシール開封を行うプロセスカートリッジ7はすべて転写搬送ベルト11と離間した位置に移動される。よって、プロセスカートリッジ7のトナーシール開封駆動により回転する感光体ドラム1に当接する転写搬送ベルト11の摺擦に対する転写搬送ベルト11の回転駆動をなくすことが可能となる。
そこで、転写搬送ベルト11の回転駆動を停止し(S1204)、トナーシール開封が終了したプロセスカートリッジ7の駆動を停止する(S1205)。全てのプロセスカートリッジのトナーシール開封が終了すると(S1206)、本トナーシール開封シーケンスを終了する。
なお、本制御において、プロセスカートリッジBkのトナーシール開封シーケンスを実行している際には、プロセスカートリッジBkのみの現像ローラが感光体ドラムに当接した状態となっている。その後は、例えば全てのプロセスカートリッジの現像ローラが感光体ドラムに当接した状態でトナーシール開封シーケンスを行う。または、新品状態のプロセスカートリッジの現像ローラのみを当接状態にしてトナーシール開封シーケンスを行うようにしてもよい。
本制御では、複数のプロセスカートリッジ7の構成に対するトナーシール開封動作をモニタし、取得したトナーシール開封状態により、トナーシール開封に必要な駆動に関連して動作させる必要がある駆動ユニットの制御を行い、各プロセスカートリッジ7の駆動を最小限に抑え、各プロセスカートリッジ7の寿命を必要以上の消費を防ぎ、トナーシール開封時の消費電力を抑えることが可能な画像形成装置を提供することができる。
上記実施例1、実施例2、実施例3では、本発明がインライン型のカラー電子写真画像形成装置100に具現化されるものとして説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、複数の現像ユニットを回転体に着脱自在に搭載した回転現像装置を備えた画像形成装置、感光体ドラム1から転写材Sにトナー像を転写する構成ではなく、感光体ドラム1から中間転写体などへトナー像を転写する構成であり、中間転写体が転写搬送ベルト11と同様な駆動制御が可能な構成においても同様に適用し、同様の作用効果を達成することができる。
本発明の一実施例に係る電子写真画像形成装置の全体構成図である。 本発明の一実施例に係る電子写真画像形成装置のモノクロ画像形成状態の全体構成図である。 プロセスカートリッジの断面説明図である。 プロセスカートリッジの駆動手段を説明する図である。 プロセスカートリッジにおける現像ユニットの構成を説明する斜視図である。 プロセスカートリッジにおける現像ユニットの構成を説明する斜視図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置本体のシステムブロック図である。 本発明の一実施例に係る巻き取り動作のフローチャート図である。 本発明の他の実施例に係る巻き取り動作のフローチャート図である。 本発明の他の実施例に係る巻き取り動作のフローチャート図である。
符号の説明
1(1C、1Y、1M、1Bk) 電子写真感光体ドラム
2(2C、2Y、2M、2Bk) 帯電手段
3(3C、3Y、3M、3Bk) スキャナユニット
4(4C、4Y、4M、4Bk) 現像ユニット(プロセスユニット)
6(6C、6Y、6M、6Bk) クリーニング手段
7(7C、7Y、7M、7Bk) プロセスカートリッジ(プロセスユニット)
11 転写搬送ベルト(転写材担持体)
12(12a〜12d) 転写ローラ(転写手段)
40 現像ローラ(現像剤担持体)
41 トナー容器(現像剤収納部)
41a 開口部
41b 溶着部
43 現像剤供給部材
45 現像容器
46 トナーシール(封止部材)
54 巻き取り軸
80(80C、80Y、80M、80Bk) 装着部
100 画像形成装置
100A 画像形成装置本体
101 本体モータ
M メモリユニット(検知手段)

Claims (10)

  1. 回転駆動され、静電潜像が形成される像担持体と、新品状態時には現像剤を収納する現像剤収納部の現像剤供給開口を封止している封止部材と、現像剤を担持搬送して前記像担持体上の静電潜像を現像像とする回転駆動される現像剤担持体と、を具備する複数のプロセスユニットと、
    前記プロセスユニットを画像形成装置本体に着脱可能に装着する装着部と、
    前記プロセスユニットが新品状態であることを検知する検知手段と、
    回転駆動され、前記像担持体上の現像像が転写される転写材を搬送する転写材担持体又は前記像担持体上の現像像が転写される中間転写体であって、前記複数の像担持体と当接する第1の位置と、前記複数の像担持体の所定の像担持体上の現像像のみを前記転写材担持体上の転写材又は前記中間転写体に転写するために、前記所定の像担持体のみと当接する第2の位置と、に移動可能な前記転写材担持体又は前記中間転写体と、
    を有し、
    前記プロセスユニットが新品状態時に、前記現像剤供給開口を封止している前記封止部材を開封する駆動を与え、前記現像剤供給開口を封止している位置から退避させる開封シーケンスを有する画像形成装置において、
    前記封止部材の開封シーケンス実行時には、前記複数のプロセスユニットの前記検知手段の判断結果に応じて、
    前記所定のプロセスユニットの前記封止部材を開封駆動するか否かを判断する判断手段と、
    前記所定のプロセスユニットの前記像担持体を回転駆動するか否かを判断する判断手段と、
    前記転写材担持体又は前記中間転写体を回転駆動するか否かの判断手段と、
    前記転写材担持体又は前記中間転写体を前記第1の位置又は前記第2の位置で前記封止部材の開封を行うかを判断する判断手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記封止部材の開封シーケンス実行時に、画像形成装置本体に装着された前記複数のプロセスユニットが、前記検知手段によって新品状態と判断された前記プロセスユニットと、新品状態ではないと判断された前記プロセスユニットが混在する場合は、前記転写材担持体又は前記中間転写体を前記第2の位置へ移動した状態で、前記封止部材の開封シーケンスを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記封止部材の開封シーケンス実行時に、前記転写材担持体又は前記中間転写体が前記第2の位置へ移動した状態において、
    前記検知手段によって新品であると判断された前記複数のプロセスユニットが、全て前記転写材担持体又は前記中間転写体と離間状態にある場合には、前記転写材担持体又は前記中間転写体の回転駆動を停止し、
    前記検知手段によって新品であると判断された前記複数のプロセスユニットが、一つでも前記転写材担持体又は前記中間転写体と当接状態にある場合には、前記転写材担持体又は前記中間転写体の回転駆動した状態で、前記封止部材の開封シーケンスを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記封止部材の開封シーケンス実行時に、前記転写材担持体又は前記中間転写体が回転駆動状態にある場合には、前記転写材担持体又は前記中間転写体と当接位置にある前記像担持体を回転駆動した状態で、前記封止部材の開封シーケンスを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記封止部材の開封シーケンス実行時に、前記検知手段によって新品であると判断された前記プロセスユニットのみに前記封止部材開封の駆動を与え、前記封止部材の開封シーケンスを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記封止部材の開封シーケンス実行時に、前記新品状態検知手段によって新品であると判断された前記転写材担持体又は前記中間転写体と当接状態にある全ての前記プロセスユニットの封止部材開封が終了した場合には、
    前記封止部材の開封が終了した前記プロセスユニットの前記封止部材開封駆動を停止し、
    前記転写材担持体又は前記中間転写体と当接位置にある前記像担持体の回転駆動を停止し、
    前記転写材担持体又は前記中間転写体の回転駆動を停止した状態で、前記封止部材開封が終了していない前記プロセスユニットの前記封止部材の開封シーケンスを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 回転駆動され、静電潜像が形成される像担持体と、新品状態時には現像剤を収納する現像剤収納部の現像剤供給開口を封止している封止部材と、現像剤を担持搬送して前記像担持体上の静電潜像を現像像とする回転駆動される現像剤担持体と、を具備する複数のプロセスユニットと、
    前記プロセスユニットを画像形成装置本体に着脱可能に装着する装着部と、
    前記プロセスユニットが新品状態であることを検知する検知手段と、
    回転駆動され、前記像担持体上の現像像が転写される転写材を搬送する転写材担持体又は前記像担持体上の現像像が転写される中間転写体であって、前記複数の像担持体と当接する第1の位置と、前記複数の像担持体の所定の像担持体上の現像像のみを前記転写材担持体上の転写材又は前記中間転写体に転写するために、前記所定の像担持体のみと当接する第2の位置と、に移動可能な前記転写材担持体又は前記中間転写体と、
    を有し、
    カラー画像形成動作を行うカラー画像形成モードと、
    モノクロ画像形成動作を行うモノクロ画像形成モードと、
    前記プロセスユニットが新品状態時に、前記現像剤供給開口を封止している前記封止部材を開封する駆動を与え、前記現像剤供給開口を封止している位置から退避させる開封シーケンスと、
    を有する画像形成装置において、
    前記封止部材の開封シーケンス実行時には、前記複数のプロセスユニットの前記検知手段の判断結果に応じて、
    前記カラー画像形成モード又は前記モノクロ画像形成モードのいずれかのモードにて前記封止部材の開封を行うかを判断する判断手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記封止部材の開封シーケンス実行時に、前記検知手段によって新品であると判断された前記プロセスユニットに、前記カラー画像形成モードで使用する前記プロセスユニットを一つ以上含む場合には、前記カラー画像形成モードにて前記封止部材の開封シーケンスを実行し、
    前記モノクロ画像形成モードで使用する前記プロセスユニットのみの場合には、前記モノクロ画像形成モードにて前記封止部材の開封シーケンスを実行することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 静電潜像が形成される像担持体と、現像剤を収納する現像剤収納部と、現像剤を担持搬送して前記像担持体上の静電潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤収容部から前記現像剤担持体への現像剤の供給口を封止している封止部材と、を具備する複数のプロセスユニットが着脱可能な画像形成装置であって、
    前記プロセスユニットが未使用状態であることを検知する検知手段と、
    前記像担持体上に現像された像が転写される転写材を搬送する転写材担持体と、
    前記転写材担持体と前記複数の像担持体とを当接する第1の位置と、前記転写材担持体と前記複数の像担持体の所定の像担持体のみとを当接する第2の位置と、に移動する移動手段と、
    前記検知手段によって前記プロセスユニットが未使用状態であると検知された場合に、前記現像剤供給開口を封止している前記封止部材を開封する駆動を与え、前記現像剤供給開口を封止している位置から退避させる開封動作を実行する制御手段と、
    前記制御手段は、前記複数のプロセスユニットの前記検知手段の検知結果に応じて、前記移動手段によって前記転写材担持体を前記第1の位置または第2の位置に移動して前記封止部材の開封を行うかを判断することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記検知手段によって前記所定の像担持体を有するプロセスカートリッジが未使用状態であると検知された場合には、前記転写材担持体を前記第2の位置に移動した状態で前記開封動作を実行し、前記検知手段によって前記所定の像担持体を有するプロセスカートリッジ以外のプロセスカートリッジが未使用状態であると検知された場合には、前記転写材端自体を前記第1の位置に移動した状態で前記開封動作を実行することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
JP2004378009A 2004-12-27 2004-12-27 画像形成装置 Pending JP2006184546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004378009A JP2006184546A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004378009A JP2006184546A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006184546A true JP2006184546A (ja) 2006-07-13

Family

ID=36737720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004378009A Pending JP2006184546A (ja) 2004-12-27 2004-12-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006184546A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018124393A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020008613A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020112609A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018124393A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020008613A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7166811B2 (ja) 2018-07-03 2022-11-08 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020112609A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7224919B2 (ja) 2019-01-08 2023-02-20 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3919779B2 (ja) 電子写真画像形成装置
EP1553462B1 (en) Colour image forming apparatus with different monochrome printing modes
US6181897B1 (en) Developing apparatus
JP2005292406A (ja) 電子写真画像形成装置、及び、封止部材退避機構
JP4463083B2 (ja) カラー画像形成装置
US20040161252A1 (en) Image forming apparatus
JP3997250B2 (ja) プロセスカートリッジ
JP2005055579A (ja) 離間保持部材及びプロセスカートリッジ
US9091962B2 (en) Cartridge, developing cartridge, process cartridge and image forming apparatus
JP3984978B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2001255741A (ja) 仕切り部材及びシール部品及び現像装置及びプロセスカートリッジ
JP2006184546A (ja) 画像形成装置
JP2009175411A (ja) 画像形成装置
JP2000075613A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2007323006A (ja) 画像形成装置
JP2006139231A (ja) 画像形成装置、現像ユニット、プロセスカートリッジ及びメモリユニット
JP3977360B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP3997196B2 (ja) プロセスカートリッジ、及び現像離間部材
US8977152B2 (en) Image forming apparatus having developer stirring control
JP7471945B2 (ja) 画像形成装置
JPH1138740A (ja) 画像形成装置
JP2004085901A (ja) 現像剤量検知装置、現像装置及び電子写真画像形成装置
JP2000298382A (ja) 画像形成装置
JP2006189624A (ja) 画像形成装置およびその初期化方法
JP3310059B2 (ja) 画像形成装置