JP2020111367A - 包装箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】変形し易い物品であっても包装することができる包装箱を提供する。【解決手段】本発明は、物品に巻かれて物品を包み込むように包装する包装箱1である。包装箱1は、底壁10(第1壁)と、底壁10の両端部から上方に延設される一対の側壁11(第2壁)と、一対の側壁11の先端部から互いに接近するように延設される一対の天壁12(第3壁)と、一対の側壁11の両端部から互いに接近するように延設され、一対の天壁12の内面に当接して一対の天壁12を支持する4つの内フラップ13と、一対の天壁12の両端部から底壁10に向かって延設され、4つの内フラップ13の外面に固定される4つの上外フラップ15と、を備えている。【選択図】図4
Description
本発明は、包装箱に関する。
特許文献1には、上下一対の頂板および底板と、左右一対の側壁と、前後一対の端壁と、を備えたラップアラウンド方式の包装箱が開示されている。右側壁には、接合片が罫線を介して連設されている。この包装箱は、頂板、底板および一対の側壁で物品を巻き込むようにして包み、接合片を頂板の内面の右端部に接着することで封緘される。
特許文献1に記載の包装箱は内グルータイプのラップアラウンドケースであり、包装箱の封緘時には、頂板は接着剤を付した接合片に圧着される。頂板を接合片に適切に圧着するためには、包装箱に包まれた物品が接合片等を下から支えることが好ましい。このように接合片等を支えるためには、物品が容易に変形しない固形物であることが好ましい。仮に、物品が変形し易い場合、頂板を接合片に押し付けると、接合片が物品を変形させながら罫線に沿って下方に折れてしまう。したがって、包装箱に包まれた物品が変形し易い場合、頂板を接合片に適切に圧着することができない虞があった。
本発明は、上記課題を解決するために、変形し易い物品であっても包装することができる包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明は、物品に巻かれて前記物品を包み込むように包装する包装箱であって、第1壁と、前記第1壁の第1方向の両端部から前記第1壁に交差する第2方向に向かって延設される一対の第2壁と、前記一対の第2壁の第2方向の先端部から互いに接近するように第1方向に延設される一対の第3壁と、前記一対の第2壁にて第1方向と第2方向とに交差する第3方向の両端部から互いに接近するように第1方向に延設され、前記一対の第3壁の内面に当接して前記一対の第3壁を支持する4つの内フラップと、前記一対の第3壁の第3方向の両端部から前記第1壁に向かって延設され、前記4つの内フラップの外面に固定される4つの外フラップと、を備えている。
この場合、前記一対の第3壁は、その先端部が互いに重なるように形成されていることが好ましい。
この場合、第1方向に対向する前記一対の内フラップは、その先端部を突き合せた状態に設けられ、第1方向に対向する前記一対の外フラップは、その先端部を突き合せた状態に設けられ、前記一対の内フラップの突き合せ部と、前記一対の外フラップの突き合せ部とは、第1方向にずれていることが好ましい。
この場合、前記4つの外フラップのうち少なくとも一方の前記第3壁に連設された前記一対の外フラップの第1方向の外端部には、前記第2壁と前記第3壁との境界の延長線に沿って形成された罫線を介して一対の連結片が連設され、前記一対の連結片は、前記外フラップを前記内フラップに固定した状態で前記第2壁よりも外側に突設され、1つの包装箱に設けられた前記一対の連結片が、他の包装箱に設けられた前記内フラップまたは前記外フラップに固着されることで、複数の包装箱が第1方向に並んだ状態で連結されることが好ましい。
この場合、前記外フラップと前記連結片との間の先端部には、分割開始構造が形成されており、前記分割開始構造は、前記罫線と、前記罫線の先端側にて厚み方向に貫通形成された切目部と、前記外フラップと前記連結片との間の先端から前記切目部に向かって徐々に幅狭くなる三角形状に切り欠かれた凹部と、含んでいることが好ましい。
この場合、一方の前記第3壁に連設された前記一対の外フラップには、前記一対の連結片が連設され、他方の前記第3壁に連設された前記一対の外フラップには、前記内フラップの表面を露出させる一対の切欠き部が形成され、1つの包装箱に設けられた前記一対の連結片は、他の包装箱に設けられた前記一対の切欠き部の範囲内に露出した前記一対の内フラップに固着されることが好ましい。
本発明によれば、変形し易い物品であっても巻き込むように包装することができる。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図面に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。前後方向(第1方向)は上下方向(第2方向)に直交し、左右方向(第3方向)は前後方向と上下方向とに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[包装箱の概要]
図1ないし図3を参照して、包装箱1の構成について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク5を示す平面図である。図3は包装箱1のブランク5の一部を拡大して示す平面図である。
図1ないし図3を参照して、包装箱1の構成について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク5を示す平面図である。図3は包装箱1のブランク5の一部を拡大して示す平面図である。
図1に示すように、包装箱1は、略直方体状に形成されている。包装箱1は、広義にはラップアラウンド形式の箱であって、物品(図示せず)に巻かれて物品を包み込むように包装する箱である。詳細は後述するが、この包装箱1は、単独で使用することもできるが、複数の包装箱1を前後方向に一列に並べて連結して使用することもできる。
包装箱1は、図2に示すブランク5を組み立てることで形成される。ブランク5は、例えば、一枚の紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成される。段ボールシートは、例えば、波状の中しん9Aの表裏に表ライナ9Bと裏ライナ9C(図1参照)とを貼り合せた両面段ボールシートである。なお、図2は、表ライナ9B側(包装箱1の表面側)を示している。本明細書では、段ボールの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向(中しん9A)に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。また、本明細書では、「上(天)」、「下(底)」およびこれに類する用語は、包装箱1を組み立てた状態(組立状態)における上(天)、下(底)およびこれに類する概念を指している。
[トレイのブランク]
図2に示すように、ブランク5は、底壁10(第1壁)と、一対の側壁11(第2壁)と、一対の天壁12(第3壁)と、4つの内フラップ13と、一対の下外フラップ14と、4つの上外フラップ15と、備えている。
図2に示すように、ブランク5は、底壁10(第1壁)と、一対の側壁11(第2壁)と、一対の天壁12(第3壁)と、4つの内フラップ13と、一対の下外フラップ14と、4つの上外フラップ15と、備えている。
<底壁、側壁、天壁>
底壁10、一対の側壁11および一対の天壁12は、この順番で段方向中央から両外側に向かって一列に並べられている。底壁10は、段方向よりも流れ方向に長い略長方形状に形成されている。一対の側壁11は、第1罫線L1を介して底壁10の段方向両端部に連設されている。各側壁11は、底壁10よりも段方向に長い略長方形状に形成されている。一対の天壁12は、第1罫線L1を介して一対の側壁11の段方向両端部に連設されている。各天壁12は、底壁10よりも段方向に短い略長方形状に形成されている。各天壁12の段方向の寸法(延出寸法)は、底壁10の段方向の寸法の半分よりも僅かに長く(大きく)設定されている。
底壁10、一対の側壁11および一対の天壁12は、この順番で段方向中央から両外側に向かって一列に並べられている。底壁10は、段方向よりも流れ方向に長い略長方形状に形成されている。一対の側壁11は、第1罫線L1を介して底壁10の段方向両端部に連設されている。各側壁11は、底壁10よりも段方向に長い略長方形状に形成されている。一対の天壁12は、第1罫線L1を介して一対の側壁11の段方向両端部に連設されている。各天壁12は、底壁10よりも段方向に短い略長方形状に形成されている。各天壁12の段方向の寸法(延出寸法)は、底壁10の段方向の寸法の半分よりも僅かに長く(大きく)設定されている。
一対の天壁12のうち一方(図2で上方)の先端側は、基端側(側壁11の側)から先端に向かって徐々に幅狭くなる略台形状に形成されている。なお、以下の説明では、一方の天壁12において、略台形状の先端部分を「重畳片122」と呼び、重畳片122以外となる略長方形の部分を「天壁本体121」と呼ぶこととする。天壁本体121の延出寸法に他方(図2で下方)の天壁12の延出寸法を加えた長さが、底壁10の段方向の寸法と略同一となっている。詳細は後述するが、包装箱1を組み立てた(封緘した)状態で、他方の天壁12の先端部が重畳片122に重なるように構成されている。
<内フラップ、下外フラップ>
4つの内フラップ13は、第2罫線L2を介して一対の側壁11の流れ方向両端部に連設されている。各内フラップ13は略長方形状に形成されており、その流れ向の寸法(延出寸法)は底壁10の段方向の寸法の略半分に設定されている。一対の下外フラップ14は、第2罫線L2を介して底壁10の流れ方向両端部に連設されている。各下外フラップ14は略長方形状に形成されており、その流れ向の寸法(延出寸法)は内フラップ13の延出寸法と略同一に設定されている。
4つの内フラップ13は、第2罫線L2を介して一対の側壁11の流れ方向両端部に連設されている。各内フラップ13は略長方形状に形成されており、その流れ向の寸法(延出寸法)は底壁10の段方向の寸法の略半分に設定されている。一対の下外フラップ14は、第2罫線L2を介して底壁10の流れ方向両端部に連設されている。各下外フラップ14は略長方形状に形成されており、その流れ向の寸法(延出寸法)は内フラップ13の延出寸法と略同一に設定されている。
<上外フラップ>
4つの上外フラップ15は、一対の天壁12の流れ方向両端部に連設されている。各上外フラップ15の流れ向の寸法(延出寸法)は、内フラップ13の延出寸法と略同一に設定されている。一方の天壁12に連設された一対の上外フラップ15と、他方の天壁12に連設された一対の上外フラップ15とは、互いに異なる形状を有している。なお、以下の説明では、便宜上、一方の天壁12に連設された一対の上外フラップ15には符号(I)を追加し、他方の天壁12に連設された一対の上外フラップ15には符号(II)を追加する。また、一対の上外フラップ15(I),15(II)に共通する説明では、符号に算用数字「15」のみを付す。
4つの上外フラップ15は、一対の天壁12の流れ方向両端部に連設されている。各上外フラップ15の流れ向の寸法(延出寸法)は、内フラップ13の延出寸法と略同一に設定されている。一方の天壁12に連設された一対の上外フラップ15と、他方の天壁12に連設された一対の上外フラップ15とは、互いに異なる形状を有している。なお、以下の説明では、便宜上、一方の天壁12に連設された一対の上外フラップ15には符号(I)を追加し、他方の天壁12に連設された一対の上外フラップ15には符号(II)を追加する。また、一対の上外フラップ15(I),15(II)に共通する説明では、符号に算用数字「15」のみを付す。
<一方の上外フラップ、連結片>
一対の上外フラップ15(I)は、第2罫線L2を介して天壁本体121(一方の天壁12の重畳片122を除く部分)の流れ方向両端部に連設されている。各上外フラップ15(I)は、略長方形状に形成されている。一対の上外フラップ15(I)の段方向他端部には、第3罫線L3を介して一対の連結片16が連設されている。各第3罫線L3は、側壁11と天壁12との境界(第1罫線L1)の延長線に沿って形成されている。正確には、各上外フラップ15(I)の根本側には第3罫線L3が形成されておらず、各内フラップ13と各上外フラップ15(I)とを区画する第1切断線20が形成されている。すなわち、第1切断線20は、第1罫線L1と第3罫線L3との間にて、第1および第3罫線L1,L3と略同一直線上に形成されている。
一対の上外フラップ15(I)は、第2罫線L2を介して天壁本体121(一方の天壁12の重畳片122を除く部分)の流れ方向両端部に連設されている。各上外フラップ15(I)は、略長方形状に形成されている。一対の上外フラップ15(I)の段方向他端部には、第3罫線L3を介して一対の連結片16が連設されている。各第3罫線L3は、側壁11と天壁12との境界(第1罫線L1)の延長線に沿って形成されている。正確には、各上外フラップ15(I)の根本側には第3罫線L3が形成されておらず、各内フラップ13と各上外フラップ15(I)とを区画する第1切断線20が形成されている。すなわち、第1切断線20は、第1罫線L1と第3罫線L3との間にて、第1および第3罫線L1,L3と略同一直線上に形成されている。
なお、一対の上外フラップ15(I),15(II)および一対の連結片16は、ブランク5の流れ方向中央を通る中心線を軸として線対称に形成されているため、以下、特に明記しない限り、1つの上外フラップ15(I),15(II)および1つの連結片16について説明する。
連結片16は、上外フラップ15(I)の段方向他端部から内フラップ13の側に食い込むように突設されている。詳細には、連結片16は、第1切断線20の先端から内フラップ13の先端に向かって略L字状に屈曲した第2切断線21によって内フラップ13の一部を切り取ることで形成されている。連結片16は、第3罫線L3から段方向他方に向かって幅狭くなる略台形状に形成されている。
<他方の上外フラップ>
一対の上外フラップ15(II)は、第2罫線L2を介して他方の天壁12の流れ方向両端部に連設されている。上外フラップ15(II)の段方向一端側には、連結片16の形状に対応した略台形状の切欠き部17が凹設されている。切欠き部17は、連結片16の形状に対応するように形成されている。上外フラップ15(II)は、2つの四角形をL字状に繋げたような多角形状に形成されている。
一対の上外フラップ15(II)は、第2罫線L2を介して他方の天壁12の流れ方向両端部に連設されている。上外フラップ15(II)の段方向一端側には、連結片16の形状に対応した略台形状の切欠き部17が凹設されている。切欠き部17は、連結片16の形状に対応するように形成されている。上外フラップ15(II)は、2つの四角形をL字状に繋げたような多角形状に形成されている。
なお、第1〜第3罫線L1〜L3は、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に直線状に潰した汎用罫線である。汎用罫線は、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折曲させる機能を有している。第1および第2折曲線L1,L2は、汎用罫線に限らず、例えば、汎用罫線上に複数の切目を所定間隔に形成したリード罫等、段ボールシートを折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。
<分割開始構造>
図2に示すように、上外フラップ15(I)と連結片16との間の先端部には、分割開始構造18が形成されている。図3に示すように、各分割開始構造18は、第3罫線L3と、切目部22と、凹部23と、を含んでいる。なお、一対の連結片16等と同様に、一対の分割開始構造18は、中心線を軸として線対称に形成されているため、以下、特に明記しない限り、1つの分割開始構造18について説明する。
図2に示すように、上外フラップ15(I)と連結片16との間の先端部には、分割開始構造18が形成されている。図3に示すように、各分割開始構造18は、第3罫線L3と、切目部22と、凹部23と、を含んでいる。なお、一対の連結片16等と同様に、一対の分割開始構造18は、中心線を軸として線対称に形成されているため、以下、特に明記しない限り、1つの分割開始構造18について説明する。
上記したように、第3罫線L3は、汎用罫線であって、段ボールシートを厚み方向に貫通しない溝状に形成されている。切目部22は、第3罫線L3の先端側に形成されている。切目部22は、段ボールシートを厚み方向に貫通した直線状の切断線である。凹部23は、上外フラップ15と連結片16との間の先端から切目部22に向かって徐々に幅狭くなる略三角形状に切り欠かれている。上外フラップ15と連結片16との稜線が成す凹部23の内角(頂点周りの内角)は、鋭角に形成されている。
[包装箱の組立]
次に、図1および図4を参照して、包装箱1の組立工程(封緘工程)について説明する。図4は、図1のIV−IV断面図である。なお、包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、包装装置(ラップアラウンドケーサー)によって全自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、包装装置(図示せず)が全自動で包装箱1を組み立てる場合について説明する。
次に、図1および図4を参照して、包装箱1の組立工程(封緘工程)について説明する。図4は、図1のIV−IV断面図である。なお、包装箱1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、包装装置(ラップアラウンドケーサー)によって全自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、包装装置(図示せず)が全自動で包装箱1を組み立てる場合について説明する。
包装装置は、セットされたブランク5を適宜折り曲げることで包装箱1を組み立てる。具体的には、包装装置は、集積された物品(図示せず)を底壁10(裏ライナ9C側)に載置し、第1罫線L1に沿って一対の側壁11を略直角に折り曲げる(立ち上げる)。これにより、一対の側壁11は、底壁10の前後方向(第1方向)の両端部から上方(第2方向)に向かって延設され、物品を挟んで前後方向に対向配置される。
次に、包装装置は、第2罫線L2に沿って4つの内フラップ13を内側に折り曲げる。これにより、4つの内フラップ13は、一対の側壁11の左右方向(第3方向)の両端部から互いに接近するように前後方向に延設される。また、前後方向(第1方向)に対向する一対の内フラップ13は、その先端部を突き合せた状態に設けられる。続いて、包装装置は、各内フラップ13の下部表面(または各下外フラップ14の裏面)の適所に接着剤を塗布し、第2折曲線L2に沿って一対の下外フラップ14を折り曲げる(立ち上げる)。これにより、一対の下外フラップ14は、底壁10の左右方向の両端部から上方に向かって延設され、各内フラップ13に重なり、接着剤を介して接着される。前後一対の内フラップは、下外フラップ14によって連結される。なお、接着剤として、例えば、ホットメルト接着剤、合成樹脂系エマルジョン接着剤等を用いることができる。
次に、包装装置は、第1罫線L1に沿って一方の天壁12(天壁本体121)を内向きに折り曲げ、天壁12の重畳片122の表面(または他方の上外フラップ15の裏面)に接着剤を塗布する。続いて、包装装置は、他方の天壁12を内向きに折り曲げ、他方の天壁12の先端部を重畳片122に重ねる。以上により、一対の天壁12は、一対の側壁11の上端部(第2方向の先端部)から互いに接近するように前後方向に延設される。上下前後の4つの壁10,11,12は物品に巻かれて物品を包み込み、一対の天壁12の先端部は、互いに重なって接着剤を介して接着される。
ここで、包まれた物品が容易に変形しない定型の固形物である場合、各天壁12は物品に当接して支持されるため、他方の天壁12の先端部を重畳片122に押し付けたときに、各天壁12が落ち込むことが規制される。しかし、包まれた物品が変形可能な物(例えば、袋詰めした流動物等)である場合、物品は一対の天壁12を確りと支持することができないため、他方の天壁12の先端部を重畳片122に押し付けたときに、各天壁12が落ち込んでしまう。このような問題に対し、本実施形態に係る包装箱1では、一対の天壁12を折り曲げた状態で、4つの内フラップ13(の上端部)が、一対の天壁12の内面(下面)に当接して一対の天壁12を支持している(図4参照)。このため、他方の天壁12の先端部を重畳片122に押し付けたときに、各天壁12が落ち込むことが規制される。これにより、他方の天壁12の先端部を重畳片122に圧着させることができる。
次に、包装装置は、各内フラップ13の上部表面(または各上外フラップ15の裏面)の適所に接着剤を塗布し、第2罫線L2に沿って4つの上外フラップ15を下方に折り曲げる。これにより、4つの上外フラップ15は、一対の天壁12の左右方向の両端部から下方(底壁10)に向かって延設され、4つの内フラップ13の外面に接着剤を介して接着(固定)される。前後方向(第1方向)に対向する一対の上外フラップ15は、その先端部を突き合せた状態に設けられる。なお、下外フラップ14の上端部と上外フラップ15の下端部とは離間しており、内フラップ13が露出している。
ここで、前後一対の内フラップ13の突き合せ部B1と、一対の外フラップの突き合せ部B2とは、前後方向(第1方向)にずれている。具体的には、突き合せ部B2は、突き合せ部B1よりも前方に位置している(図4の符号「G」参照)。すなわち、後方の上外フラップ15は、前後一対の内フラップ13を跨ぐように配置されている。なお、本実施形態では、後方の上外フラップ15は、前方の内フラップ13には接着されていないが、接着されてもよい。
また、一対の連結片16は、上外フラップ15を内フラップ13に固定した状態で前方の側壁11よりも外側(前側)に突設される。各第3罫線L3は、前方の側壁11と内フラップ13との間の第1罫線L1と概ね一致するように配置される。また、後方の上外フラップ15に形成された切欠き部17には、内フラップ13の表面が露出している(図1参照)。
以上によって、略直方体状の包装箱1が組み立てられ、包装箱1が封緘された状態になる(図1参照)。なお、下外フラップ14や上外フラップ15の固定に接着剤が採用されていたが、接着剤に代えて、粘着テープ等(図示せず)を用いてもよい。
[包装箱の連結]
次に、図5を参照して、3つの包装箱1を連結する手順について説明する。図5は3つの包装箱1を連結した状態を示す斜視図である。なお、以下、図5および後述する図6、図9、図10の説明では、便宜上、最も前方に配置された包装箱1およびその構成には符号(A)を追加し、中間に配置された包装箱1およびその構成には符号(B)を追加し、最も後方に配置された包装箱1およびその構成には符号(C)を追加する。また、包装箱1(A)〜1(C)に共通する説明では、符号に算用数字のみを付す。
次に、図5を参照して、3つの包装箱1を連結する手順について説明する。図5は3つの包装箱1を連結した状態を示す斜視図である。なお、以下、図5および後述する図6、図9、図10の説明では、便宜上、最も前方に配置された包装箱1およびその構成には符号(A)を追加し、中間に配置された包装箱1およびその構成には符号(B)を追加し、最も後方に配置された包装箱1およびその構成には符号(C)を追加する。また、包装箱1(A)〜1(C)に共通する説明では、符号に算用数字のみを付す。
まず、包装箱1(A)と包装箱1(B)との連結について説明する。作業者は、包装箱1(B)の各連結片16(B)の裏面(または包装箱1(A)の切欠き部17(A)の範囲内に露出した内フラップ13(A)の表面)に接着剤を塗布する。作業者は、包装箱1(A)の後方に包装箱1(B)を配置し、各連結片16(B)を切欠き部17(A)の範囲内に露出した内フラップ13(A)に重ねる。すると、包装箱1(B)に設けられた一対の連結片16(B)は、他の包装箱1(A)に設けられた一対の切欠き部17(A)の範囲内に露出した一対の内フラップ13(A)に接着剤を介して接着(固着)される。これにより、2つの包装箱1(A),1(B)が前後方向(第1方向)に並んだ状態で連結される。
2つの包装箱1(A),1(B)を連結した状態で、分割開始構造18(B)(第3罫線L3(B)等)は、概ね2つの包装箱1(A),1(B)の間に配置される。包装箱1(A)の各連結片16(A)は、第3罫線L3(A)に沿って内側に折り曲げられ、前方の側壁11(A)に接着される。なお、各連結片16(A)は、側壁11(A)に接着されずに、第3罫線L3Aに沿って切断されてもよい。
次に、上記と同様の手順により、作業者は、包装箱1(B)の後方に包装箱1(C)を配置し、各連結片16(C)を切欠き部17(B)の範囲内に露出した内フラップ13(B)に接着する。分割開始構造18(C)は、概ね2つの包装箱1(B),1(C)の間に配置される。
以上によって、これにより、3つの包装箱1(A)〜1(C)が前後方向に並んだ状態で連結される。なお、上記では、一例として3つの包装箱1(A)〜1(C)を連結していたが、本発明はこれに限定されない。2つの包装箱1を連結してもよいし、3つ以上の包装箱1を連結してもよい。
[包装箱の分離]
次に、図6を参照して、連結した複数の包装箱1を分離する工程について説明する。図6は包装箱1を分離する過程を示す側面図である。ここでは、最も後方に配置された包装箱1(C)を、中間に配置された包装箱1(B)から分離する場合について説明する。
次に、図6を参照して、連結した複数の包装箱1を分離する工程について説明する。図6は包装箱1を分離する過程を示す側面図である。ここでは、最も後方に配置された包装箱1(C)を、中間に配置された包装箱1(B)から分離する場合について説明する。
包装箱1(C)は、分割開始構造18(C)を用いて包装箱1(B)から分離することができる。具体的には、作業者は、包装箱1(C)の下部を掴み、第1切断線20(C)の上端部付近を中心として包装箱1(C)を上方に回動させる(図6の矢印参照)。包装箱1(C)を回動させる力は、凹部23(C)の頂点部に集中し、第3罫線L3(C)に沿って上外フラップ15(C)を連結片16(C)から分断する力になる。したがって、包装箱1(C)の回動が進むと、上外フラップ15(C)は、切目部22(C)を切っ掛けとして第3罫線L3(C)に沿う方向(上下方向)に切断される。つまり、包装箱1(C)が包装箱1(B)から分離される。なお、連結片16(C)は包装箱1(B)の内フラップ13(B)に接着されたまま残される。
以上のように、凹部23(C)や切目部22(C)を切っ掛けとして、上外フラップ15(C)と連結片16(C)とを小さな力で分断することができる。これにより、包装箱1(B)に連結された包装箱1(C)の分離作業を容易に行うことができる。なお、上記と同様の手順により、包装箱1(B)を包装箱1(A)から分離することができる。
以上説明した本実施形態に係る包装箱1では、内フラップ13が天壁12の内面(下面)に当接しているため、封緘作業において一対の天壁12が落ち込むことが規制される(図4参照)。この構成によれば、他方の天壁12を一方の天壁12の重畳片122に適切に圧着することができる。また、天壁12に当接した内フラップ13は動き難くなるため、内フラップ13に上外フラップ15を適切に接着することができる。以上より、包装箱1に収容された物品が変形し易い場合であっても、包装箱1を適切に包装(封緘)することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、一対の天壁12(第3壁)は、その先端部が互いに重なるように形成されていた(図4参照)。この構成によれば、天壁12の先端部同士が重ね合わされているため、天壁12の先端部同士の隙間からの異物混入を抑制することができる。
ところで、一般的な内グルータイプのラップアラウンドケースでは、接合部分となる継代片の延出寸法は、最低でも約40mm必要になる。これに対し、本実施形態に係る包装箱1では、一対の天壁12の重なりは僅かで足りるため(例えば20mm以下)、容量を変えずに、ブランク5の面積を小さくすることができる。これにより、段ボールシートの使用量を削減することができ、包装箱1の低コスト化を図ることもできる。
本実施形態に係る包装箱1では、前後一対の内フラップ13の突き合せ部B1と、前後一対の上外フラップ15の突き合せ部B2とが、一致しない構成とした(図4参照)。仮に、前後一対の内フラップ13と前後一対の上外フラップとの突き合せ部B1,B2が一致している場合(図示せず)、包装箱1(底壁10を除く。)が各突き合せ部B1,B2を境にして前後方向に二分割された状態になるため、前方の内フラップ13等と後方の内フラップ13等とが個別に左右方向(第3方向)にずれ易くなるという問題が発生する。これに対し、本実施形態に係る包装箱1では、2つの突き合せ部B1,B2を一致させず、後方の上外フラップ15が前後一対の内フラップ13の突き合せ部B1を跨ぐように配置されていた。この構成によれば、前後一対の内フラップ13等の左右方向のずれを、後方の上外フラップ15によって規制することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、1つの包装箱1の一対の連結片16が他の包装箱1の内フラップ13に固着されることで、複数の包装箱1が前後方向に並んだ状態で連結される構成とした(図5参照)。この構成によれば、各々の包装箱1に一対の連結片16を設けることによって、2つ以上の包装箱1を一列に連結することができる。また、第3罫線L3に沿って上外フラップ15と連結片16とを分断することで、他の包装箱1に連結された1つの包装箱1を分離することができる。
ところで、連結された包装箱1を容易に分離するには、連結片16と上外フラップ15との間にミシン刃等の切断線(段ボールシートの厚み方向に貫通した切目を複数並べた線)を形成することも考えられる(図示せず)。しかし、仮に、連結片16がミシン刃等を介して上外フラップ15に連結される場合、輸送時の衝撃等で意図せず破断してしまう虞がある。これに対し、本実施形態に係る包装箱1では、連結片16が第3罫線L3を介して上外フラップ15に連結されている(図3参照)。この構成によれば、第3罫線L3は、ミシン刃等の切断線に比べて破断し難いため、輸送時の衝撃等による意図しない破断を抑制することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、1つの包装箱1に設けられた連結片16が、他の包装箱1に設けられた切欠き部17に配置されて内フラップ13に接着される構成とした(図5参照)。これにより、他の包装箱1に接着された連結片16は上外フラップ15と略同一平面を構成することができ、連結された複数の包装箱1の左右両側面を凹凸の少ない平面にすることができる。
なお、本実施形態に係る包装箱1では、上外フラップ15(I)が連設された一方の天壁12に重畳片122が形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7および図8に示すように、上外フラップ15(II)が連設された他方の天壁12に重畳片122が形成されてもよい(第1変形例)。また、本実施形態(第1変形例も含む。以下同じ。)に係る包装箱1では、1つの天壁12の重畳片122上に別の天壁12の先端部が重なっていたが(図4および図7参照)、これらの重ねる順番は逆でもよい。すなわち、1つの天壁12の重畳片122が、別の天壁12の先端部の上に重なる(接着される)構成としてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1では、一対の天壁12の先端部同士を接着していたが、これに限らず、一対の天壁12の先端部同士は接着されなくてもよい。また、一対の天壁12の先端部同士が、重ならず、突き合わされていてもよい(図示せず)。つまり、重畳片122が省略されてもよい。さらに、一対の天壁12の先端部同士は離間していてもよい(図示せず)。これらの場合であっても、内フラップ13が天壁12に当接しているため、上外フラップ15を下方に折り曲げやすくなるという効果がある。また、天壁12に当接した内フラップ13は動き難くなるため、内フラップ13に上外フラップ15を接着し易くなるという効果もある。これにより、包装箱1を適切に包装(封緘)することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、後方の上外フラップ15に切欠き部17が形成されていたが、これに限らず、切欠き部17は省略されてもよい。切欠き部17が省略された場合には、各連結片16は、内フラップ13に代えて、上外フラップ15に接着(固着)されてもよい。
また、本実施形態に係る包装箱1では、下外フラップ14が設けられていたが、これに限らず、下外フラップ14は省略されてもよい(図示せず)。また、包装箱1を組み立てた状態で、下外フラップ14の上端部と上外フラップ15の下端部とが離間していたが、これに限らず、下外フラップ14の上端部と上外フラップ15の下端部とが突き合わされてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る包装箱1では、(組み立てた状態で)一対の連結片16が一方の天壁12に連設された一対の上外フラップ15(I)の外端部に連設されていたが、本発明はこれに限定されない。連結片16は、4つの上外フラップ15のうち少なくとも一方の天壁12に連設された一対の上外フラップ15(I)に連設されていればよい。例えば、図9に示すように、切欠き部17を省略し、4つの上外フラップ15に4つの連結片16が形成されてもよい(第2変形例)。つまり、側面から見て、一対の上外フラップ15が互いに反対方向に延設されてもよい。この場合、前後一対の連結片16の位置を上下方向にずらし、隣り合う包装箱1の連結片16同士が干渉することを防止することが好ましい。この構成では、例えば、1つの包装箱1(B)の前方の連結片16(B)が、他の包装箱1(A)の後方の上外フラップ15(A)に接着され、他の包装箱1(A)の後方の連結片16(A)が、1つの包装箱1(B)の前方の内フラップ13(B)に接着される。
また、図10に示すように、切欠き部17を省略せずに、後方の上外フラップ15に切欠き部17が形成されてもよい(第3変形例)。この場合、例えば、1つの包装箱1(B)の前方の連結片16(B)は、他の包装箱1(A)の切欠き部17(A)の範囲内に露出した内フラップ13(A)に接着される。
また、上記の第2および第3変形例では、前後一対の連結片16が、同じ大きさとなる前後対称形状であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、後方の連結片16が前方の連結片16よりも小さく形成されたり、後方の第3罫線L3が前方の第3罫線L3よりも短く形成されたりしてもよい(第3変形例(図示せず))。また、これとは逆に、前方の連結片16が後方の連結片16よりも小さく形成されたり、前方の第3罫線L3が後方の第3罫線L3よりも短く形成されたりしてもよい(図示せず)。
なお、上記した第2および第3変形例では、前方の連結片16が後方の連結片16よりも上方に位置していたが、これに限らず、連結片16が後方の連結片16よりも下方に位置してもよい(図示せず)。
また、本実施形態(各変形例を含む。以下同じ。)に係る包装箱1は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、段ボールシートは、中しん9Aの片面にライナを貼り付けた片面段ボールシートであってもよいし、片面段ボールシートを両面段ボールシートに貼り合せた複両面段ボールシートであってもよい。また、例えば、包装箱1は、紙製の段ボールシートに代えて、厚紙や樹脂製の板等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 包装箱
10 底壁(第1壁)
11 側壁(第2壁)
12 天壁(第3壁)
13 内フラップ
15 上外フラップ(外フラップ)
16 連結片
17 切欠き部
18 分割開始構造
22 切目部
23 凹部
B1,B2 突き合せ部
L3 第3罫線(罫線)
10 底壁(第1壁)
11 側壁(第2壁)
12 天壁(第3壁)
13 内フラップ
15 上外フラップ(外フラップ)
16 連結片
17 切欠き部
18 分割開始構造
22 切目部
23 凹部
B1,B2 突き合せ部
L3 第3罫線(罫線)
Claims (6)
- 物品に巻かれて前記物品を包み込むように包装する包装箱(1)であって、
第1壁(10)と、
前記第1壁の第1方向の両端部から前記第1壁に交差する第2方向に向かって延設される一対の第2壁(11)と、
前記一対の第2壁の第2方向の先端部から互いに接近するように第1方向に延設される一対の第3壁(12)と、
前記一対の第2壁にて第1方向と第2方向とに交差する第3方向の両端部から互いに接近するように第1方向に延設され、前記一対の第3壁の内面に当接して前記一対の第3壁を支持する4つの内フラップ(13)と、
前記一対の第3壁の第3方向の両端部から前記第1壁に向かって延設され、前記4つの内フラップの外面に固定される4つの外フラップ(15)と、を備えていることを特徴とする包装箱。 - 前記一対の第3壁は、その先端部が互いに重なるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
- 第1方向に対向する前記一対の内フラップは、その先端部を突き合せた状態に設けられ、
第1方向に対向する前記一対の外フラップは、その先端部を突き合せた状態に設けられ、
前記一対の内フラップの突き合せ部(B1)と、前記一対の外フラップの突き合せ部(B2)とは、第1方向にずれていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。 - 前記4つの外フラップのうち少なくとも一方の前記第3壁に連設された前記一対の外フラップの第1方向の外端部には、前記第2壁と前記第3壁との境界の延長線に沿って形成された罫線(L3)を介して一対の連結片(16)が連設され、
前記一対の連結片は、前記外フラップを前記内フラップに固定した状態で前記第2壁よりも外側に突設され、
1つの包装箱に設けられた前記一対の連結片が、他の包装箱に設けられた前記内フラップまたは前記外フラップに固着されることで、複数の包装箱が第1方向に並んだ状態で連結されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の包装箱。 - 前記外フラップと前記連結片との間の先端部には、分割開始構造(18)が形成されており、
前記分割開始構造は、
前記罫線と、
前記罫線の先端側にて厚み方向に貫通形成された切目部(22)と、
前記外フラップと前記連結片との間の先端から前記切目部に向かって徐々に幅狭くなる三角形状に切り欠かれた凹部(23)と、含んでいることを特徴とする請求項4に記載の包装箱。 - 一方の前記第3壁に連設された前記一対の外フラップには、前記一対の連結片が連設され、
他方の前記第3壁に連設された前記一対の外フラップには、前記内フラップの表面を露出させる一対の切欠き部(17)が形成され、
1つの包装箱に設けられた前記一対の連結片は、他の包装箱に設けられた前記一対の切欠き部の範囲内に露出した前記一対の内フラップに固着されることを特徴とする請求項4または5に記載の包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019003776A JP2020111367A (ja) | 2019-01-11 | 2019-01-11 | 包装箱 |
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Publications (1)
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Family
ID=71666350
Family Applications (1)
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JP2019003776A Withdrawn JP2020111367A (ja) | 2019-01-11 | 2019-01-11 | 包装箱 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2020111367A (ja) |
-
2019
- 2019-01-11 JP JP2019003776A patent/JP2020111367A/ja not_active Withdrawn
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