JP2020111216A - ステアリングホイール - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の運転中に運転者が照明装置を手で覆い隠してしまう確率を可及的に低下可能なステアリングホイールの提供。【解決手段】車両の運転者を監視するためのカメラ6が設けられたステアリングホイール1は、非円形のリム5を有している。このリム5は、ステアリングホイール1を操舵中立位置に配置した状態において運転者から見て左側および右側に配置される操舵用グリップ部51,52と、各操舵用グリップ部51,52の上部同士および下部同士に架け渡される非グリップ部53と、を有している。非グリップ部53には、運転者の顔を照らすための照明装置8が設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、車両の運転者を監視するためのカメラが設けられた非円形のステアリングホイールに関する。
例えば特許文献1には、ステアリングコラムの上部にカメラを設置し、ステアリングホイールにおける円形のリムの円周の数ヶ所に孔を等間隔に設け、この孔内にLEDを埋設するということが記載されている。
上記特許文献1では、円形のリムを有するステアリングホイールであるために、運転者が運転中に前記リムのいろいろな場所を持ち替えることが想定され、それに伴い運転者が手で前記LEDを覆い隠してしまう確率が高くなる。そのために、運転者の顔を十分に照射できない場合が起こりうる等、ここに改良の余地がある。
このような事情に鑑み、本発明は、車両の運転者を監視するためのカメラが設けられた非円形のステアリングホイールにおいて、車両運転中に運転者が照明装置を手で覆い隠してしまう確率を可及的に低下可能とすることを目的としている。
本発明は、車両の運転者を監視するためのカメラが設けられたステアリングホイールであって、非円形のリムを有し、このリムは、前記ステアリングホイールを操舵中立位置に配置した状態において運転者から見て左側および右側に配置される操舵用グリップ部と、各操舵用グリップ部の上部同士および下部同士に架け渡される非グリップ部と、を有し、前記非グリップ部には、運転者の顔を照らすための照明装置が設けられている、ことを特徴としている。
この構成では、運転者に把持させるための操舵用グリップ部と運転者に把持させたくない非グリップ部とを明確に分けている。
なお、前記運転者に把持させるための操舵用グリップ部とは、例えばウレタン樹脂や革素材等の外皮で表面が構成されていて、運転者が把持したときにリラックスすることが可能であったり、操舵を楽に行うことが可能であったりする箇所のことを指している。
また、運転者に把持させたくない非グリップ部とは、例えば合成樹脂や金属材で表面が構成されていて、運転者が把持したときに違和感や煩わしさを感じたり、操舵のしにくさを感じたりする箇所のことを指している。
これにより、車両運転中に運転者が手で前記照明装置を覆い隠してしまう確率が低下することになる。そのため、運転者の顔を照明装置で十分に照射した状態で前記カメラにより撮影することが可能になり、その結果として、運転者の顔をコントラストの強い鮮明な画像で撮影できるようになる。
ところで、上記ステアリングホイールにおいて、前記リムは、円筒形の芯材で形成されていて、前記左右の操舵用グリップ部は、前記リムとしての芯材において外皮を覆うように装着した領域とされ、前記非グリップ部は、前記リムとしての芯材を露呈させた領域とされる、構成とすることができる。
この構成によれば、前記左右の操舵用グリップ部が前記非グリップ部よりも外径寸法が大きくなるので、運転者に把持させるための操舵用グリップ部と運転者に把持させたくない非グリップ部とが明確に分けられることになり、運転者が認識しやすくなる。
また、上記ステアリングホイールにおいて、前記操舵用グリップ部は、人体工学に基づいて運転者が手で把持しやすい外径寸法ならびに全長寸法に設定され、前記非グリップ部の外径寸法は、前記操舵用グリップ部の外径寸法に比べて小さくかつ全長寸法が手を握った状態での横幅よりも小さく設定されている、構成とすることができる。
この構成によれば、前記操舵用グリップ部を運転者が把持しやすい領域とすることが可能になる一方、前記非グリップ部を運転者が把持しにくい領域(あるいは把持できない領域)とすることが可能になる。
このように、前記リムにおいて運転者が把持すべき領域と把持させたくない領域とを明確に分けることが可能になるので、本発明に係るステアリングホイールを装備する車両を初めて乗車する運転者であっても、当該ステアリングホイールを自然に適正な状態で把持することが可能になる。
また、上記ステアリングホイールにおいて、前記リムは、前記ステアリングホイールを操舵中立位置に配置した状態において真上領域および真下領域に前記非グリップ部の外径寸法より大きい外径寸法の手置き用グリップ部をさらに有している、構成とすることができる。
この構成では、運転者がリラックスした運転をしている状況において前記ステアリングホイールの手置き用グリップ部に手を置くことが可能になる。しかも、その状態においても運転者が手で前記照明装置を覆い隠してしまう確率が低下することになる。
また、上記ステアリングホイールにおいて、前記照明装置は、前記非グリップ部において前記左右の操舵用グリップ部の上端の近傍領域に設置されている、構成とすることができる。
この構成によれば、前記照明装置で運転者の顔を好ましい状態で照射させるように設置することが簡単かつ容易に行えるようになる。
本発明によれば、車両運転中に運転者が照明装置を手で覆い隠してしまう確率を可及的に低下することが可能なステアリングホイールを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1に本発明の一実施形態を示している。図中、1はステアリングホイールを示している。
ステアリングホイール1は、正面から見て左右方向が上下方向よりも長い横長長方形の環状部材からなり、図1に示すように、ステアリングボス2と、左右のスポーク3,4と、非円形のリム5と、を有している。
ステアリングボス2は、不図示のステアリングシャフトの内端に取り付けられるものであって、不図示の警音器を作動させるための警音操作部材である。
このステアリングボス2の上部には、カメラ6が設置されている。このカメラ6は、車両の運転者を監視するために、運転者の顔を撮影するものである。
左右のスポーク3,4は、ステアリングボス2の左側と右側とから径方向外向きに延在するように設けられている。この左右のスポーク3,4には、多数の機能が割り当てられたステアリングスイッチ7が設けられている。
リム5は、環状でかつ正面視の外形が略台形とされており、左右のスポーク3,4を介してステアリングボス2の外径側に配置されている。
このリム5は、操舵用グリップ部51,52と、非グリップ部53と、を有している。操舵用グリップ部51,52は、直線形状でかつ断面外形が略円形に形成された棒状の部材とされている。一方、非グリップ部53は、緩やかに湾曲した形状でかつ断面外形が略円形に形成された棒状の部材とされている。
具体的に、操舵用グリップ部51,52は、ステアリングホイール1を操舵中立位置に配置した状態で前記非円形のリム5において運転者から見た左側および右側に配置され、非グリップ部53は、左右の操舵用グリップ部51,52の上部同士および下部同士に架け渡されるように設けられている。
より具体的には、リム5は、円筒形の芯材で形成されており、当該芯材において左側領域および右側領域にはウレタン樹脂または革素材からなる外皮が覆うように装着されている。前記芯材は、例えば金属材または十分な強度を有する合成樹脂あるいは炭素繊維等とされる。
つまり、リム5において前記ウレタン樹脂または革素材からなる外皮で覆った領域が左右の操舵用グリップ部51,52となり、前記ウレタン樹脂または革素材からなる外皮で覆っていない領域(芯材が露呈している領域とも言う)が非グリップ部53となる。なお、非グリップ部53は、リム5における左上と右上と左下と右下との合計4箇所に設けられることになる。
これにより、非グリップ部53の外径寸法が、操舵用グリップ部51,52の外径寸法よりもそれぞれ小さくなっている。
そして、操舵用グリップ部51,52の外径寸法および全長寸法は、運転者が把持しやすい寸法に設定されている。一方、非グリップ部53の外径寸法は、運転者が握りにくい太さに設定されており、また、非グリップ部53の全長寸法は、運転者が手を握った状態における横幅よりも小さく設定されている。
なお、操舵用グリップ部51,52の外径寸法および全長寸法、ならびに非グリップ部53の外径寸法および全長寸法については、任意であるが、人体工学により最適な寸法を調べて設定される。
ところで、この実施形態では、上下の非グリップ部53の長手方向中間にそれぞれ手置き用グリップ部54,55が設置されている。
この手置き用グリップ部54,55は、ステアリングホイール1を操舵中立位置に配置した状態において運転者から見て真上および真下に配置されていて、緩やかに湾曲した形状でかつ円筒形の部材とされている。
具体的に、手置き用グリップ部54,55は、詳細に図示していないが、操舵用グリップ部51,52と同様、非グリップ部53である円筒形の芯材において真上領域および真下領域の外周にウレタン樹脂または革素材からなる外皮を覆うように装着することにより設けられている。
なお、手置き用グリップ部54,55の外径寸法は、操舵用グリップ部51,52の外径寸法と同一または同等に設定することができる。これにより、手置き用グリップ部54,55は、非グリップ部53と差別化しやすくなる。
そして、この実施形態では、リム5における4箇所の非グリップ部53のうちの上側2箇所の非グリップ部53に、それぞれ1個の照明装置8が設置されている。
この照明装置8の設置数は、任意である。この照明装置8は、車両の運転者の顔を照射することによってカメラ6の撮影画像のコントラストを強くするために設けられており、例えばLEDとされる。
この照明装置8は、例えば詳細に図示していないが、左上側と右上側の非グリップ部53にそれぞれ孔を設け、この孔内にLED等の照明装置8を埋設するような形態で設置することができる。このようにすれば、照明装置8が非グリップ部53から出っ張ることがなくなるので、操舵の邪魔にならなくなる。
以上説明したように本発明を適用した実施形態によれば、運転者に把持させるための操舵用グリップ部51,52と運転者に把持させたくない(あるいは運転者が把持できない)非グリップ部53とを明確に分けるように構成している。
これにより、車両運転中に運転者が手で照明装置8を覆い隠してしまう確率が低下することになる。
そのため、運転者の顔を照明装置8で十分に照射した状態でカメラ6により撮影することが可能になり、その結果として、特に車両運転中(一時的に停車している状態も含む)に運転者の顔をコントラストの強い鮮明な画像で撮影できるようになる。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲内で適宜に変更することが可能である。
(1)上記実施形態では、リム5を環状でかつ正面視の外形が略台形である場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
例えば図示していないが、リム5の形状は、円形のステアリングホイールの上約1/3の領域を排除したような形状とすることが可能である。そのような形態も本発明に含まれる。
(2)上記実施形態では、カメラ6をステアリングボス2の上部に設置した例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
例えば図示していないが、カメラ6の設置場所は任意であり、例えばステアリングボス2の正面や下部や側部に設置することが可能である他、左右のスポーク3,4等に設置することが可能である。そのような形態も本発明に含まれる。
(3)上記実施形態では、リム5に上下の手置き用グリップ部54,55を設置した例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
例えば図示していないが、リム5に上下の手置き用グリップ部54,55の両方または少なくともいずれか一方を設置しない形態とすることも可能である。そのような形態も本発明に含まれる。
(4)上記実施形態では、環状でかつ正面視の外形が略台形であるリム5の適宜位置に外皮を覆うように取り付けることにより操舵用グリップ部51,52や手置き用グリップ部54,55を設置するような例を挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
例えば図示していないが、操舵用グリップ部51,52と手置き用グリップ部54,55と4箇所の非グリップ部53とをそれぞれ別体にし、それらを適宜の締結部材でもって連結するように構成することも可能である。そのような形態も本発明に含まれる。
本発明は、車両の運転者を監視するためのカメラが設けられたステアリングホイールとして好適に利用することが可能である。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングボス
3 左側のスポーク
4 右側のスポーク
5 リム
51 左側の操舵用グリップ部
52 右側の操舵用グリップ部
53 非グリップ部
54 真上の手置き用グリップ部
55 真下の手置き用グリップ部
6 カメラ
7 ステアリングスイッチ
8 照明装置
2 ステアリングボス
3 左側のスポーク
4 右側のスポーク
5 リム
51 左側の操舵用グリップ部
52 右側の操舵用グリップ部
53 非グリップ部
54 真上の手置き用グリップ部
55 真下の手置き用グリップ部
6 カメラ
7 ステアリングスイッチ
8 照明装置
Claims (1)
- 車両の運転者を監視するためのカメラが設けられたステアリングホイールであって、
非円形のリムを有し、このリムは、ステアリングホイールを操舵中立位置に配置した状態において運転者から見て左側および右側に配置される操舵用グリップ部と、各操舵用グリップ部の上部同士および下部同士に架け渡される非グリップ部と、を有し、
前記非グリップ部には、運転者の顔を照らすための照明装置が設けられている、ことを特徴とするステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019004105A JP2020111216A (ja) | 2019-01-15 | 2019-01-15 | ステアリングホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019004105A JP2020111216A (ja) | 2019-01-15 | 2019-01-15 | ステアリングホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020111216A true JP2020111216A (ja) | 2020-07-27 |
Family
ID=71667611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019004105A Pending JP2020111216A (ja) | 2019-01-15 | 2019-01-15 | ステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020111216A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014115983A (ja) * | 2012-11-16 | 2014-06-26 | Toyoda Gosei Co Ltd | 運転者用警告装置 |
JP2016190524A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 富士機工株式会社 | ステアリングホイールの位置調整装置 |
JP2018039364A (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両用操舵切替装置 |
-
2019
- 2019-01-15 JP JP2019004105A patent/JP2020111216A/ja active Pending
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