JP2020111095A - 船舶用の携帯機登録システムおよび船舶用の携帯機登録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】新たな携帯機を認証登録するための作業負担を軽減することが可能な船舶用の携帯機登録システムおよび船舶用の携帯機登録方法を提供する。【解決手段】このシステム100は、認証用信号SAを送信する複数の携帯機1と、認証用信号SAに基づいて、認証制御処理を行う制御装置2とを備える。登録済携帯機1aは、携帯機操作部14に対する入力操作に基づいて、携帯機登録モード開始信号SSを送信するように構成されている。制御装置2は、登録済携帯機1aから携帯機登録モード開始信号SSを受信するとともに、未登録携帯機1bから、要求信号SRを受信したことに基づいて、受信した要求信号SRに対応する未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録する制御を行うように構成されている。【選択図】図2
Description
この発明は、船舶用の携帯機登録システムおよび船舶用の携帯機登録方法に関する。
従来、新たな携帯機を認証登録する船舶用の携帯機登録システムおよび船舶用の携帯機登録方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、制御対象を含むものに設けられる本体機と、携帯機とを含み、新たな携帯機の認証コードの登録が行われる小型船舶の制御装置が開示されている。この制御装置は、本体機と携帯機とが無線通信を行うことにより認証が行われるように構成されている。また、この本体機は、小型船舶の船体の内部のエンジン室の前側壁に取り付けられている。新たな携帯機を追加登録する場合には、本体機および携帯機とは別個に構成された再登録機が準備される。そして、作業者により、船体のリッドが開かれた後、作業者により、船体内のエンジン室を開放するために点検蓋が開かれる。その後、再登録機のコネクタと本体機のコネクタとが、作業者により接続される。そして、この制御装置は、再登録機のコネクタと本体機のコネクタとが接続された状態で、新たな携帯機のロックボタン部またはアンロックボタン部が押されることにより、新たな携帯機に対応する認証コードが登録されるように構成されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載された小型船舶の制御装置では、新たな携帯機の認証コードを追加登録するために、作業者による船体のリッドを開く作業と、船体内の点検蓋を開く作業と、再登録機のコネクタと本体機のコネクタとを接続する作業と、新たな携帯機を操作する作業とが必要になる。このため、従来、新たな携帯機を追加登録(認証登録)するための作業負担を軽減することが可能な船舶用の携帯機登録システムおよび船舶用の携帯機登録方法が望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、新たな携帯機を認証登録するための作業負担を軽減することが可能な船舶用の携帯機登録システムおよび船舶用の携帯機登録方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明の第1の局面による船舶用の携帯機登録システムは、携帯機操作部を有し、認証のための無線信号である認証用信号を送信する複数の携帯機と、船舶に配置され、携帯機から認証用信号を受信するとともに、受信した認証用信号に基づいて、船舶の制御に関する認証制御処理を行う制御装置とを備え、複数の携帯機のうちの制御装置により認証登録された携帯機である登録済携帯機は、携帯機操作部に対する入力操作に基づいて、特定の無線信号を送信するように構成されており、制御装置は、登録済携帯機から特定の無線信号を受信するとともに、複数の携帯機のうちの登録済携帯機以外の携帯機である未登録携帯機から、無線信号を受信したことに基づいて、受信した無線信号に対応する未登録携帯機を新たな登録済携帯機として認証登録する制御を行うように構成されている。
この第1の局面による船舶用の携帯機登録システムでは、上記のように、登録済携帯機を、携帯機操作部に対する入力操作に基づいて、特定の無線信号を送信するように構成する。そして、制御装置を、登録済携帯機から特定の無線信号を受信するとともに、未登録携帯機から無線信号を受信したことに基づいて、受信した無線信号に対応する未登録携帯機を新たな登録済携帯機として認証登録する制御を行うように構成する。これにより、制御装置が船舶の船体内部に取り付けられている場合でも、船舶の船体の内部を開放するための作業や再登録機のコネクタと本体機のコネクタとを接続する作業を行うことなく、登録済携帯機の入力操作を行うことにより、未登録携帯機を新たな登録済携帯機として認証登録することができる。その結果、新たな携帯機を認証登録するための作業負担を軽減することができる。また、本発明では、上記のように、登録済携帯機からの特定の無線信号を受信した場合に、認証登録を行うことにより、制御装置を常に認証登録可能な状態にする場合に比べて、認証登録する際のセキュリティ性を向上させることができる。これらの結果、セキュリティ性を向上させながら、新たな携帯機を認証登録する際に、再登録機を準備して、再登録機のコネクタと制御装置のコネクタとを接続する場合に比べて、新たな携帯機を認証登録するための作業負担を軽減することができる。
上記第1の局面による船舶用の携帯機登録システムにおいて、好ましくは、登録済携帯機は、携帯機操作部に対する入力操作に基づいて、制御装置が船舶の少なくとも一部の制御をロックするロック制御を行うための無線信号であるロック信号を制御装置に送信するとともに、携帯機操作部に対する入力操作に基づいて、ロック制御を解除するロック解除制御を行うための無線信号であるロック解除信号を制御装置に送信するように構成されており、制御装置は、登録済携帯機からのロック信号およびロック解除信号の組み合わせに基づく信号を、特定の無線信号として受信する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ロック信号およびロック解除信号を送信可能な携帯機に対して、ロック信号およびロック解除信号とは別個に、新たな携帯機を認証登録するための専用の信号を送信可能に追加して構成する必要がないので、携帯機の構成が複雑化するのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、登録済携帯機の携帯機操作部は、互いに別個に形成されたロック操作部およびロック解除操作部を含み、登録済携帯機は、ロック操作部とロック解除操作部とが交互に入力操作されたことに基づいて、ロック信号とロック解除信号とを交互に制御装置に送信するように構成されており、制御装置は、登録済携帯機からロック信号とロック解除信号とを交互に受信したことを、特定の無線信号を受信したとする制御を行うように構成されている。ここで、ロック操作部およびロック解除操作部に対して、1回ずつ順次、入力操作される場合は、ロック制御またはロック解除制御を行うことを意図する操作者により、一般的な入力操作として行われることがあると考えられる。一方、ロック操作部およびロック解除操作部に対して、交互に入力操作される場合は、ロック制御またはロック解除制御を行うことを意図する操作者により、一般的な入力操作としては行われず、特殊な入力操作(特定の入力操作)となると考えられる。これに着目して、本発明では、上記のように、ロック信号とロック解除信号とを交互に受信したことを、特定の無線信号を受信したとするので、操作者がロック制御またはロック解除制御を行うことを意図し、未登録携帯機の認証登録を意図しない場合に、制御装置が特定の無線信号を受信したとする制御が行われるのを防止することができる。また、本発明では、上記のように構成することにより、交互にロック信号とロック解除信号とを送信するために、操作者の指がロック操作部とロック解除操作部との間を往復するための期間が必要である。これにより、操作者の指が移動されずにロック操作部またはロック解除操作部に連続的に複数回、入力操作が行われる場合に比べて、指が往復する期間が必要な分、制御装置が各入力操作を容易に区別することができる。
上記ロック操作部およびロック解除操作部を有する登録済携帯機を備える船舶用の携帯機登録システムにおいて、好ましくは、制御装置は、登録済携帯機からロック信号とロック解除信号とを交互に複数回受信したことを、特定の無線信号を受信したとする制御を行うように構成されている。このように構成すれば、ロック信号とロック解除信号とを交互に受信する回数が1回で特定の無線信号を受信したとする場合に比べて、未登録携帯機の認証登録を意図しない場合に、制御装置が特定の無線信号を受信したとする制御が行われるのを、より一層防止することができる。
上記第1の局面による船舶用の携帯機登録システムにおいて、好ましくは、制御装置は、登録済携帯機から特定の無線信号を受信したことに基づいて、未登録携帯機を新たに認証登録するための携帯機登録モードを開始するとともに、携帯機登録モードを実行している期間中に、未登録携帯機から、無線信号を受信したことに基づいて、受信した無線信号に対応する未登録携帯機を新たな登録済携帯機として認証登録する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、通常時のモード(認証制御処理を行うモード)とは、別個の携帯機登録モードを実行している期間中に、未登録携帯機を新たな登録済携帯機として認証登録する制御を行うので、通常時のモードを実行している期間に、未登録携帯機が新たな登録済携帯機として認証登録されるのを防止することができる。
この場合、好ましくは、制御装置は、主電源スイッチと主電源リレーとを含むとともに、主電源スイッチに対する入力操作に基づいて、登録済携帯機に、認証確認信号を送信するように構成されており、登録済携帯機は、認証確認信号を取得したことに応じて、ロック制御を解除するロック解除制御を行うための無線信号であるロック解除信号を、制御装置に送信するように構成されており、制御装置は、登録済携帯機からのロック解除信号を受信してロック解除制御が開始された時点以降で、かつ、主電源リレーの駆動している状態で、かつ、登録済携帯機からの特定の無線信号を受信した場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、操作者が主電源スイッチに対して入力操作を行い、船舶に対する操作を行うことができる状態(ロックが解除された状態)で、未登録携帯機を新たな登録済携帯機として認証登録するための操作を行うことができる。これにより、操作者が船舶に対する操作および未登録携帯機の認証登録を行うことを意図しない時点に、未登録携帯機が新たな登録済携帯機として認証登録されるのを防止することができる。また、一般的には、主電源リレーの駆動している状態では、携帯機の操作に基づく制御装置の動作(たとえば、ロック制御とロック解除制御との切り替え)が無効化される。これを考慮して、本発明では、主電源リレーの駆動している状態に、携帯機登録モードを開始する制御を行うことにより、登録済携帯機からの特定の無線信号に基づいて、携帯機登録モードの開始以外の操作者が意図しない制御装置の動作(たとえば、ロック制御とロック解除制御との切り替え)が実行されるのを防止することができる。
上記主電源スイッチを含む制御装置を備える船舶用の携帯機登録システムにおいて、好ましくは、制御装置は、ロック解除制御が開始された時点から所定の期間内に、特定の無線信号を受信した場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、携帯機登録モードを開始することが可能な期間を、所定の期間に制限することができるので、操作者が意図しない所定の期間外に、携帯機登録モードが開始されるのを防止することができる。
上記携帯機登録モードを実行する制御装置を備える船舶用の携帯機登録システムにおいて、好ましくは、複数の携帯機は、音声を出力するか、または、光を出力することにより報知する報知部を含み、制御装置は、携帯機登録モードを開始した際に、携帯機に通知信号を送信するように構成されており、携帯機は、通知信号を受信した場合に、通知信号を受信したことを示す報知を報知部により行うように構成されている。このように構成すれば、携帯機が通知信号を受信したことを、操作者に報知することができるので、認証登録の利便性を向上させることができる。
この場合、好ましくは、複数の携帯機は、報知部としての発光部を含み、携帯機は、通知信号を受信した場合に、発光部から光を出力させるように構成されている。このように構成すれば、携帯機が通知信号を受信したことを、携帯機に設けられた発光部により、操作者に視認させることができる。この結果、認証登録の利便性をより一層向上させることができる。
上記通知信号を送信する制御装置を備える船舶用の携帯機登録システムにおいて、好ましくは、未登録携帯機は、通知信号を受信した場合に、携帯機操作部に対する入力操作に基づいて、認証登録を要求するための無線信号である要求信号を制御装置に送信するように構成されており、制御装置は、通知信号を送信した後、未登録携帯機からの要求信号を受信したことに基づいて、要求信号に対応する未登録携帯機を新たな登録済携帯機として認証登録する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、通知信号を受信したこと、および、携帯機操作部に対する入力操作に基づいて、要求信号が送信されるので、要求信号を受信することにより、複数の携帯機のうちから、操作者が認証登録を意図する未登録携帯機を容易に特定することができる。
この場合、好ましくは、未登録携帯機の携帯機操作部は、互いに別個に形成されたロック操作部およびロック解除操作部を含み、未登録携帯機は、通知信号を受信した場合に、ロック操作部およびロック解除操作部の任意の入力操作に基づいて、要求信号を制御装置に送信するように構成されている。このように構成すれば、要求信号を制御装置に送信するための専用の操作部を設けることなく、ロック操作部およびロック解除操作部の入力操作により、要求信号を制御装置に送信することができる。この結果、携帯機の構成が複雑化するのを防止しながら、要求信号を送信することができる。また、本発明では、未登録携帯機を、ロック操作部およびロック解除操作部の任意の入力操作に基づいて、要求信号を制御装置に送信するように構成するので、操作者が要求信号を送信するための入力操作を簡便化することができる。
上記特定の無線信号を受信したことに基づいて、携帯機登録モードを開始する制御装置を備える船舶用の携帯機登録システムにおいて、好ましくは、制御装置は、携帯機登録モードを実行している期間中に、未登録携帯機から無線信号を受信したことに基づいて、新たな登録済携帯機を認証登録する制御を行い、携帯機登録モードを終了する制御を行うように構成されているとともに、携帯機登録モードを実行している期間中に登録済携帯機から無線信号を受信したこと、または、携帯機登録モードを実行している期間が経過したことに基づいて、新たな登録済携帯機を認証登録する制御を行わずに、携帯機登録モードを終了する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、操作者は、新たな登録済携帯機を認証登録するか、登録済携帯機から無線信号を制御装置に送信するか、または、携帯機登録モードを実行している期間を経過するかのいずれかにより、携帯機登録モードを終了させることができる。
上記携帯機登録モードを実行する制御装置を備える船舶用の携帯機登録システムにおいて、好ましくは、制御装置は、パスワードを入力する操作を受け付けるパスワード操作部を含み、制御装置は、予め設定されたパスワードに対応するパスワードがパスワード操作部により入力された場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、制御装置が登録済携帯機から特定の無線信号を受信できない場合でも、パスワードによりセキュリティ性を確保しながら、携帯機登録モードを開始することができる。すなわち、登録済携帯機の全てを紛失した場合、または、登録済携帯機が、水上に位置する船舶の制御装置との無線通信ができない場所(陸上等)に配置されている場合でも、パスワード操作部にパスワードを入力することにより、セキュリティ性を確保しながら未登録携帯機を新たに登録済携帯機として認証登録することができる。また、登録済携帯機の全てを紛失した場合でも、制御装置を取り替える必要がなくなる。
この場合、好ましくは、制御装置は、パスワード操作部に対する所定の入力操作に基づいて、パスワード操作部に入力されたパスワードを取得するパスワード入力モードを開始し、パスワード入力モードを実行している期間中に、予め設定されたパスワードに対応するパスワードがパスワード操作部に入力操作された場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、パスワード入力モードを実行している期間中でなく、操作者がパスワードを入力することを意図しない時に、パスワードが入力されることを防止することができる。
上記パスワード入力モードを実行する制御装置を備える船舶用の携帯機登録システムにおいて、好ましくは、パスワード操作部は、制御装置の主電源スイッチを含み、制御装置は、主電源スイッチを間欠的に操作する入力操作に基づいて、パスワード入力モードを開始する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、主電源スイッチをパスワード操作部として用いることができるので、主電源スイッチとは別個に、パスワード操作部を設ける必要がない。この結果、制御装置の構成が複雑化するのを抑制しながら、制御装置を、パスワード入力モードを開始するように構成することができる。
上記パスワード操作部を含む制御装置を備える船舶用の携帯機登録システムにおいて、好ましくは、パスワード操作部は、制御装置の主電源スイッチを含み、制御装置は、音声を出力する制御装置音声出力部を含むとともに、制御装置音声出力部により出力されている音声の種類に対応した主電源スイッチに対する入力操作に応じたパスワードを取得するように構成されている。このように構成すれば、1つの主電源スイッチ当りに、音声の種類分、異なるワード(コード)を入力することができるので、パスワード操作部(スイッチ)の数が増加するのを防止することができる。
この発明の第2の局面による船舶用の携帯機登録方法は、新たな携帯機を認証登録する、船舶用の携帯機登録方法であって、携帯機から受信した認証のための無線信号である認証用信号に基づいて、船舶の制御に関する認証制御処理を行い、認証登録された携帯機である登録済携帯機から、登録済携帯機の携帯機操作部に対する入力操作に基づく特定の無線信号を受信し、その後、複数の携帯機のうちの登録済携帯機以外の携帯機である未登録携帯機から、無線信号を受信し、その後、受信した無線信号に対応する未登録携帯機を新たな登録済携帯機として認証登録する。
この発明の第2の局面による船舶用の携帯機登録方法では、上記のように構成することにより、新たな携帯機を認証登録する際に、新たな携帯機を認証登録するための作業負担を軽減することができる。また、セキュリティ性を向上させることができる。
上記第2の局面による船舶用の携帯機登録方法において、好ましくは、特定の無線信号を受信することは、船舶の少なくとも一部の制御をロックするロック制御を行うための無線信号であるロック信号と、ロック制御を解除するロック解除制御を行うための無線信号であるロック解除信号との組み合わせに基づく信号を、特定の無線信号として受信することを含む。このように構成すれば、ロック信号およびロック解除信号を送信可能な携帯機に対して、ロック信号およびロック解除信号とは別個に、認証登録のための専用の信号を送信可能にする構成を追加する必要がないので、携帯機の構成が複雑化するのを防止することができる。
この場合、好ましくは、登録済携帯機の携帯機操作部は、互いに別個に形成されたロック操作部およびロック解除操作部を含み、特定の無線信号を受信することは、ロック操作部とロック解除操作部とが交互に入力操作されたことに基づいて、登録済携帯機からロック信号とロック解除信号とを交互に受信したことを、特定の無線信号を受信したとすることを含む。このように構成すれば、操作者がロック制御またはロック解除制御を行うことを意図し、未登録携帯機の認証登録を意図しない場合に、未登録携帯機の認証登録が行われるのを防止することができる。また、上記のように構成すれば、操作者の指が移動されずにロック操作部またはロック解除操作部に連続的に複数回、入力操作が行われる場合に比べて、指が往復する期間が必要な分、各入力操作を容易に区別することができる。
上記第2の局面による船舶用の携帯機登録方法において、好ましくは、未登録携帯機から無線信号を受信することに先立って、特定の無線信号を受信したことに基づいて、未登録携帯機に通知信号を送信し、未登録携帯機が通知信号を受信し、未登録携帯機の報知部が通知信号を受信したことを示す報知を行う。このように構成すれば、追加して認証登録することが可能な未登録携帯機を、操作者に報知することができるので、認証登録の利便性を向上させることができる。
上記第2の局面による船舶用の携帯機登録方法において、好ましくは、未登録携帯機から無線信号を受信することに先立って、パスワードを入力する操作を受け付け、未登録携帯機から無線信号を受信することは、入力されたパスワードが予め設定されたパスワードに対応する場合に、未登録携帯機から無線信号を受信することを含む。このように構成すれば、登録済携帯機から特定の無線信号を受信できない場合でも、パスワードによりセキュリティ性を向上させながら、携帯機登録モードを開始することができる。
本発明によれば、上記のように、新たな携帯機を認証登録するための作業負担を軽減することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
[船舶制御システムの構成]
図1〜図11を参照して、本発明の一実施形態による船舶制御システム100(以下、「システム100」という)の構成について説明する。なお、船舶制御システムは、特許請求の範囲の「船舶用の携帯機登録システム」の一例である。
図1〜図11を参照して、本発明の一実施形態による船舶制御システム100(以下、「システム100」という)の構成について説明する。なお、船舶制御システムは、特許請求の範囲の「船舶用の携帯機登録システム」の一例である。
本実施形態によるシステム100は、図1に示す船舶110の制御を行うシステムである。船舶110は、たとえば、小型船舶として構成されており、船外機111を備えた船外機艇である。
船舶110は、船体112、船舶操作部113およびバッテリ114を含む。船外機111は、船体112の後部に取り付けられている。船舶操作部113は、操作者が操作席(コックピット)に位置しながら、船外機111の操作を行うためのハンドル113aおよびリモートコントローラ113bと、船外機111のエンジン111aの回転数等を示す表示器113cとを含む、コンソールとして構成されている。なお、図1では、操作者の図示は省略している。
図2に示すように、システム100は、複数の携帯機1および制御装置2を備える。携帯機1は、認証のための無線信号である認証用信号SAを送信するように構成されている。制御装置2は、船舶110に配置され、携帯機1から認証用信号SAを受信するとともに、受信した認証用信号SAに基づいて、船舶110の制御に関する認証制御処理を行うように構成されている。すなわち、システム100は、携帯機1と制御装置2とが無線通信することにより、船舶110の制御に関する認証制御処理を行う認証制御システム(盗難防止システム)として構成されている。また、システム100は、機械的な鍵を有さない、いわゆるキーレスエントリーシステムまたはスマートキーシステムとして構成されている。
また、システム100は、船外機111のエンジン111aを制御するエンジンコントロールユニット111b(以下、「ECU111b」という)を含む。ECU111bは、制御装置2に接続されている。ECU111bと制御装置2とは、たとえば、CAN(Controller Area Network)通信可能に接続されている。また、システム100は、スタータリレー111dと、スタート/ストップスイッチ111eとを含む。そして、スタータリレー111dは、船外機111に設けられている。また、スタート/ストップスイッチ111eは、船外機111に接続されている。
(携帯機の構成)
図2および図3に示すように、携帯機1は、携帯機ケース部11と、送信機12と、受信機13と、携帯機操作部14と、携帯機制御部15と、報知部16とを有する。携帯機ケース部11は、内部がシール部11aにより密閉されて(液密に)形成されており、水中に配置された場合、内部空間A(空気)の浮力により水面に浮き上がるように構成されている。送信機12と受信機13と携帯機制御部15とは、携帯機ケース部11の内部に配置されている。図4に示すように、携帯機ケース部11は、平面視において、略長円形状または略長方形形状を有し、操作者により把持可能に構成されている。また、報知部16は、携帯機ケース部11の外部から操作者により視認可能に配置されている。
図2および図3に示すように、携帯機1は、携帯機ケース部11と、送信機12と、受信機13と、携帯機操作部14と、携帯機制御部15と、報知部16とを有する。携帯機ケース部11は、内部がシール部11aにより密閉されて(液密に)形成されており、水中に配置された場合、内部空間A(空気)の浮力により水面に浮き上がるように構成されている。送信機12と受信機13と携帯機制御部15とは、携帯機ケース部11の内部に配置されている。図4に示すように、携帯機ケース部11は、平面視において、略長円形状または略長方形形状を有し、操作者により把持可能に構成されている。また、報知部16は、携帯機ケース部11の外部から操作者により視認可能に配置されている。
送信機12は、たとえば、極超短波(UHF:Ultra High Frequency)の無線信号を送信する通信アンテナを有する。そして、送信機12は、携帯機1ごとに異なる認証コードC(たとえば、ID情報)を含む無線信号である認証用信号SAを制御装置2に送信するように構成されている。受信機13は、たとえば、長波(LF:Low Frequency)の無線信号を受信する通信アンテナを有する。送信機12および受信機13は、たとえば、約半径0.8mの範囲(R1)内において無線信号を送受信するように構成されている。なお、送受信の範囲は、半径0.8mの範囲に限られず、船舶110の寸法や認証制御処理を使用する場面に対応させて、たとえば、送受信の範囲を、数mまたは数十mの範囲としてもよい。また、上記では、送信機12は、UHFの無線信号を送信し、受信機13は、LFの無線信号を受信する例を示したが、この例に限られない。たとえば、送信機12は、LFの無線信号を送信し、受信機13は、UHFの無線信号を受信してもよい。
図4に示すように、携帯機操作部14は、互いに別個に形成されたロック操作部14aおよびロック解除操作部14bを含む。ロック操作部14aおよびロック解除操作部14bは、それぞれ、携帯機ケース部11に設けられた押しボタンスイッチとして構成されているとともに、操作者により押下されたことを、入力操作として受け付けるように構成されている。また、ロック操作部14aおよびロック解除操作部14bは、携帯機ケース部11の長手方向に隣接して配置されている。これにより、携帯機1は、ロック操作部14aおよびロック解除操作部14bが、操作者により携帯機ケース部11が把持された状態で、指を動かすことにより交互に入力操作可能に構成されている。
携帯機制御部15は、制御回路として構成されている。本実施形態では、携帯機制御部15は、ロック操作部14aに対する入力操作に基づいて、制御装置2が船舶110の少なくとも一部の制御をロックするロック制御を行うための無線信号であるロック信号SLを制御装置2に送信するとともに、ロック解除操作部14bに対する入力操作に基づいて、ロック制御を解除するロック解除制御を行うための無線信号であるロック解除信号SUを制御装置2に送信するように構成されている。すなわち、携帯機1は、ロック操作部14aが押下された時に、ロック信号SLを制御装置2に送信し、ロック解除操作部14bが押下された時に、ロック解除信号SUを制御装置2に送信する。ここで、ロック信号SLおよびロック解除信号SUは、認証コードCを含み、認証用信号SAとして構成されている。なお、「ロック制御」および「ロック解除制御」の詳細は、後述する。
報知部16は、携帯機制御部15の指令に基づいて、音声を出力するか、または、光を出力することにより報知するように構成されている。携帯機制御部15は、後述する通知信号SIを受信した場合に、通知信号SIを受信したことを示す報知を報知部16により行うように構成されている。本実施形態では、報知部16は、光を出力する発光部として構成されている。たとえば、報知部16は、発光ダイオードを含む。そして、携帯機制御部15は、通知信号SIを受信した場合に、報知部16から光を出力させるように構成されている。すなわち、通知信号SIを受信したことを示す報知とは、たとえば、報知部16(発光ダイオード)が点灯することである。また、報知部16は、後述する携帯機登録モードが終了したことに基づいて、報知を停止する(発光ダイオードを消灯する)ように構成されている。詳細には、報知部16は、ロック操作部14aが押下されロック信号SLが制御装置2に送信された時点以降か、または、ロック解除操作部14bが押下されロック解除信号SUが制御装置2に送信された時点以降か、または、後述する携帯機登録モードを実行している期間T4の経過後に、報知を停止するように構成されている。
(制御装置の構成)
図2に示すように、制御装置2は、認証制御処理を行うイモビライザーとして構成されている。制御装置2は、本体制御部21と、受信機22と、送信機23と、記憶部24と、操作パネル25と、ブザー26とを含む。図1に示すように、制御装置2(本体制御部21、受信機22、送信機23、記憶部24およびブザー26)は、船舶110の船舶操作部113(コンソール)の内部に配置されている。また、操作パネル25は、船舶操作部113に設けられている。そして、操作パネル25は、船舶操作部113を操作する操作者により、操作される。また、ブザー26は、船舶操作部113を操作する操作者に、情報を報知するように構成されている。なお、ブザー26は、特許請求の範囲の「制御装置音声出力部」の一例である。
図2に示すように、制御装置2は、認証制御処理を行うイモビライザーとして構成されている。制御装置2は、本体制御部21と、受信機22と、送信機23と、記憶部24と、操作パネル25と、ブザー26とを含む。図1に示すように、制御装置2(本体制御部21、受信機22、送信機23、記憶部24およびブザー26)は、船舶110の船舶操作部113(コンソール)の内部に配置されている。また、操作パネル25は、船舶操作部113に設けられている。そして、操作パネル25は、船舶操作部113を操作する操作者により、操作される。また、ブザー26は、船舶操作部113を操作する操作者に、情報を報知するように構成されている。なお、ブザー26は、特許請求の範囲の「制御装置音声出力部」の一例である。
受信機22は、たとえば、極超短波(UHF)の無線信号を受信する通信アンテナを有し、携帯機1から無線信号を受信するように構成されている。また、受信機22は、携帯機1から認証用信号SA(認証コードC)を含むロック信号SLおよび認証用信号SA(認証コードC)を含むロック解除信号SUを受信するように構成されている。送信機23は、たとえば、長波(LF)の無線信号を送信する通信アンテナを有し、携帯機1に対して、認証確認信号SB、および、通知信号SIを送信するように構成されている。また、上記では、受信機22は、UHFの無線信号を受信し、送信機23は、LFの無線信号を送信する例を示したが、この例に限られない。たとえば、受信機22は、LFの無線信号を受信し、送信機23は、UHFの無線信号を送信してもよい。
記憶部24は、認証コードC、後述するパスワードP、および、制御プログラム等が記憶されている。ここで、複数の携帯機1のうち、制御装置2の記憶部24に対応する認証コードCが記憶されており、いわゆる認証登録された携帯機1を登録済携帯機1aとする。また、複数の携帯機1のうち、登録済携帯機1a以外の携帯機1であり、記憶部24に対応する認証コードCが記憶されておらず、いわゆる認証登録されていない携帯機1を未登録携帯機1bとする。また、本実施形態では、登録済携帯機1aは、未登録携帯機1bと同様に構成されており、いわゆるマスターキーとは異なる。これにより、後述するように、たとえば、登録済携帯機1aの全てを紛失した場合でも、未登録携帯機1bを認証登録すれば、登録済携帯機1aとして機能させることが可能となる。
図2および図5に示すように、操作パネル25は、主電源スイッチ25aと、主電源リレー25bとを含む。主電源スイッチ25aは、バッテリー114と本体制御部21との間に設けられている。また、主電源リレー25bは、接点部がバッテリー114とECU111bとの間に配置されているとともに、コイル部がバッテリー114と本体制御部21との間に配置されている。なお、主電源スイッチ25aは、特許請求の範囲の「パスワード操作部」の一例である。
また、図5に示すように、スタート/ストップスイッチ111eは、バッテリ114とECU111bとの間に設けられている。また、スタータリレー111dは、接点部がバッテリ114とスタータモータ111cとの間に配置されているとともに、コイル部がバッテリ114とECU111bとの間に配置されている。
本体制御部21は、認証制御処理として、たとえば、携帯機1から受信したロック信号SLまたはロック解除信号SUの認証コードCと、記憶部24に記憶された認証コードCとを照合するように構成されている。そして、本体制御部21は、携帯機1から受信した認証コードCが記憶部24に記憶された認証コードCに対応する場合には、ロック信号SLに基づいてロック制御を行うか、または、ロック解除信号SUに基づいてロック解除制御を行うように構成されている。
詳細には、本体制御部21は、主電源リレー25bが駆動されていない(OFF)の状態で、かつ、ロック制御を行っている状態で、かつ、主電源スイッチ25aが操作(押下)された場合、制御装置2から携帯機1に、認証確認信号SBを送信するように構成されている。そして、登録済携帯機1aは、認証確認信号SBを取得したことに応じて、ロック解除信号SUを、制御装置2に送信するように構成されている。そして、本体制御部21は、ロック解除信号SUに基づいてロック解除制御を行い、主電源リレー25bを駆動させる(ONにする)制御を行う。また、本体制御部21は、主電源リレー25bが駆動中には、ロック制御とロック解除制御との切り替えを行わないように構成されている。
また、主電源リレー25bが駆動されていない(OFF)の状態で、かつ、ロック解除制御を行っている状態で、かつ、主電源スイッチ25aが操作された場合、本体制御部21は、主電源リレー25bを駆動させる(ONにする)制御を行う。
また、主電源リレー25bが駆動されている(ON)の状態で、かつ、主電源スイッチ25aが操作された場合、本体制御部21は、主電源リレー25bの駆動を停止する(OFFにする)制御を行う。
また、主電源リレー25bが駆動されていない(OFF)の状態で、かつ、ロック制御を行っている状態で、かつ、登録済携帯機1aのロック解除操作部14bに対する操作に基づくロック解除信号SUを本体制御部21が取得した場合、本体制御部21は、実行する制御をロック制御からロック解除制御に切り替える。
また、主電源リレー25bが駆動されていない(OFF)の状態で、かつ、ロック解除制御を行っている状態で、かつ、登録済携帯機1aのロック操作部14aに対する操作に基づくロック信号SLを本体制御部21が取得した場合、本体制御部21は、実行する制御をロック解除制御からロック制御に切り替える。
また、ECU111bは、本体制御部21がロック制御またはロック解除制御のいずれの制御を行っているかを示す情報(認証ロック/ロック解除情報)を、本体制御部21からCAN通信によって、取得するように構成されている。そして、本体制御部21によりロック制御が実行されている場合で、かつ、スタート/ストップスイッチ111eに入力操作が行われた場合、ECU111bは、スタータリレー111dを駆動せずに、バッテリ114とスタータモータ111cとを接続しないように構成されている。
また、本体制御部21によりロック解除制御が実行されている場合で、かつ、スタート/ストップスイッチ111eに入力操作が行われた場合、ECU111bは、スタータリレー111dを駆動させて、バッテリ114とスタータモータ111cとを接続するように構成されている。すなわち、ロック制御が実行されている場合のみ、スタート/ストップスイッチ111eがオンされると、エンジン111aがスタータモータ111cにより始動される。
ブザー26は、本体制御部21の指令に応じて、操作者に対して、音声を出力するように構成されている。
(登録済携帯機を用いた未登録携帯機の認証登録に関する構成)
図6に示すように、本実施形態では、携帯機1(登録済携帯機1a)は、携帯機操作部14に対する入力操作に基づいて、携帯機登録モード開始信号SS(以下、「開始信号SS」とする)を送信するように構成されている。そして、制御装置2は、登録済携帯機1aから開始信号SSを受信するとともに、未登録携帯機1bから、無線信号(ロック信号SLまたはロック解除信号SU)を受信したことに基づいて、受信した無線信号に対応する未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録する制御を行うように構成されている。また、制御装置2は、開始信号SSを受信したことに基づいて、未登録携帯機1bを新たに認証登録するための携帯機登録モードを開始するように構成されている。なお、開始信号SSは、特許請求の範囲の「特定の無線信号」の一例である。
図6に示すように、本実施形態では、携帯機1(登録済携帯機1a)は、携帯機操作部14に対する入力操作に基づいて、携帯機登録モード開始信号SS(以下、「開始信号SS」とする)を送信するように構成されている。そして、制御装置2は、登録済携帯機1aから開始信号SSを受信するとともに、未登録携帯機1bから、無線信号(ロック信号SLまたはロック解除信号SU)を受信したことに基づいて、受信した無線信号に対応する未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録する制御を行うように構成されている。また、制御装置2は、開始信号SSを受信したことに基づいて、未登録携帯機1bを新たに認証登録するための携帯機登録モードを開始するように構成されている。なお、開始信号SSは、特許請求の範囲の「特定の無線信号」の一例である。
また、制御装置2は、登録済携帯機1aから開始信号SSを受信したことに基づいて、携帯機登録モードを開始するとともに、携帯機登録モードを実行している期間中に、未登録携帯機1bから、無線信号(ロック信号SLまたはロック解除信号SU)を受信したことに基づいて、受信した無線信号に対応する未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録する制御を行うように構成されている。
詳細には、制御装置2は、登録済携帯機1aからのロック解除信号SUを受信してロック解除制御が開始された時点t1(主電源リレー25bの駆動開始時点)以降、期間T1内で、かつ、登録済携帯機1aからの開始信号SSを受信した場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。期間T1は、好ましくは、約10秒に設定されている。
ここで、開始信号SSとは、ロック信号SLおよびロック解除信号SUの組み合わせに基づく信号である。登録済携帯機1aは、ロック操作部14aとロック解除操作部14bとが交互に入力操作されたことに基づいて、ロック信号SLとロック解除信号SUとを交互に制御装置2に送信するように構成されている。そして、制御装置2は、登録済携帯機1aからロック信号SLとロック解除信号SUとを交互に受信したことを、開始信号SSを受信したとする制御を行うように構成されている。たとえば、制御装置2は、登録済携帯機1aからロック信号SLとロック解除信号SUとを交互に複数回(たとえば、3回ずつ)受信したことを、開始信号SSを受信したとするように構成されている。
図7に示すように、制御装置2は、携帯機登録モードを開始した際(時点t2)に、携帯機1に通知信号SIを送信するように構成されている。具体的には、制御装置2は、LF通信を行うことが可能な範囲R1内に配置された携帯機1の全てに通知信号SIが送信する。この時、制御装置2は、登録済携帯機1aおよび未登録携帯機1bに関わらず、通知信号SIを送信する。
そして、通知信号SIを受信した携帯機1は、報知部16から光を出力することにより、通知信号SIを受信したことを示す報知を行うように構成されている。すなわち、この時、携帯機1のうち制御装置2とLF通信可能な携帯機1の発光ダイオードが点灯する。
図8に示すように、未登録携帯機1bは、通知信号SIを受信した場合に(報知部16が光を出力している状態で)、携帯機操作部14に対する入力操作に基づいて、認証登録を要求するための無線信号である要求信号SRを制御装置2に送信するように構成されている。そして、制御装置2は、通知信号SIを送信した後、未登録携帯機1bからの要求信号SRを受信したことに基づいて、要求信号SRに対応する未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録する制御を行うように構成されている。そして、制御装置2は、ブザー26から音声を出力させるとともに、携帯機登録モードを終了する制御を行うように構成されている。そして、未登録携帯機1bは、携帯機登録モードの終了に伴って、報知部16による報知を停止させる(消灯させる)ように構成されている。
また、登録済携帯機1aは、通知信号SIを受信した場合に(報知部16が光を出力している状態で)、携帯機操作部14に対する入力操作に基づいて、認証登録を要求するための無線信号である要求信号SRを制御装置2に送信するように構成されている。この場合、制御装置2は、通知信号SIを送信した後、登録済携帯機1aからの要求信号SRを受信したことに基づいて、新たな登録済携帯機1aの認証登録を行わないように構成されている。そして、制御装置2は、ブザー26から音声を出力させるとともに、携帯機登録モードを終了する制御を行うように構成されている。そして、登録済携帯機1aは、携帯機登録モードの終了に伴って、報知部16による報知を停止させる(消灯させる)ように構成されている。
また、通知信号SIを受信した携帯機1のうちのいずれの携帯機1においても、通知信号SIを受信した(制御装置2が通知信号SIを送信した)時点t2から期間T4内に、携帯機操作部14に対する入力操作が行われなかった場合、制御装置2は、ブザー26から音声を出力させるとともに、携帯機登録モードを終了する制御を行うように構成されている。そして、通知信号SIを受信した携帯機1は、携帯機登録モードの終了に伴って、報知部16による報知を停止させる(消灯させる)ように構成されている。なお、期間T4は、携帯機登録モードを実行している期間であり、たとえば、約10秒である。
ここで、本実施形態では、制御装置2は、未登録携帯機1bから送信されたロック信号SLまたはロック解除信号SUのうちの任意の無線信号を、要求信号SRとして受信するように構成されている。すなわち、未登録携帯機1bは、通知信号SIを受信した場合に、ロック操作部14aおよびロック解除操作部14bの任意の入力操作に基づいて、要求信号SRを制御装置2に送信するように構成されている。
そして、制御装置2は、新たな登録済携帯機1aとして認証登録する制御として、要求信号SRに対応する未登録携帯機1bから受信したロック信号SLまたはロック解除信号SUに含まれる認証コードCを、記憶部24(図2参照)に記憶するように構成されている。
(パスワードを用いた未登録携帯機の認証登録に関する構成)
図9および図10に示すように、制御装置2の主電源スイッチ25aは、パスワードPを入力する操作を受け付けるように構成されている。そして、制御装置2は、予め設定されたパスワードP(記憶部24に記憶されたパスワードP)に対応する(一致する)パスワードPが主電源スイッチ25aにより入力された場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。これにより、制御装置2は、登録済携帯機1aを全て紛失した場合、または、制御装置2と通信可能な範囲内に登録済携帯機1aが配置されていない場合でも、パスワードPが主電源スイッチ25aにより入力された場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。なお、携帯機登録モードを開始以降の制御は、上記「登録済携帯機を用いた未登録携帯機の認証登録に関する構成」と同様であるため、説明を省略する。
図9および図10に示すように、制御装置2の主電源スイッチ25aは、パスワードPを入力する操作を受け付けるように構成されている。そして、制御装置2は、予め設定されたパスワードP(記憶部24に記憶されたパスワードP)に対応する(一致する)パスワードPが主電源スイッチ25aにより入力された場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。これにより、制御装置2は、登録済携帯機1aを全て紛失した場合、または、制御装置2と通信可能な範囲内に登録済携帯機1aが配置されていない場合でも、パスワードPが主電源スイッチ25aにより入力された場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。なお、携帯機登録モードを開始以降の制御は、上記「登録済携帯機を用いた未登録携帯機の認証登録に関する構成」と同様であるため、説明を省略する。
具体的には、図11に示すように、制御装置2は、主電源スイッチ25aを間欠的に操作する入力操作に基づいて、主電源スイッチ25aに入力されたパスワードPを取得するパスワード入力モードを開始し、パスワード入力モードを実行している期間中に、予め設定されたパスワードPに対応するパスワードPが主電源スイッチ25aに入力操作された場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。なお、間欠的に操作する入力操作は、特許請求の範囲の「所定の入力操作」の一例である。
たとえば、制御装置2は、主電源スイッチ25aに対して、期間T2(たとえば、5秒)以上の入力操作(押下)がなされた後、期間T3(たとえば、5秒)以上操作(押下)されない操作が、3セット行われた場合に、上記の間欠的に操作する入力操作を取得したものとして、パスワード入力モードを開始する。そして、制御装置2は、ブザー26により音声が出力される。すなわち、ブザー26により、操作者にパスワード入力モードが開始されたことが報知される。
図9および図10に示すように、制御装置2は、パスワード入力モードが実行されている期間において、ブザー26により出力されている音声の種類に対応した主電源スイッチ25aに対する入力操作に応じたパスワードPを取得するように構成されている。すなわち、出力された音声と主電源スイッチ25aが操作されたタイミング(時点)に応じて、パスワードPが入力される。
たとえば、制御装置2は、4桁のパスワードPを取得する。図9に示すように、制御装置2は、1桁目のパスワードPとして、ブザー26により短音が複数回(たとえば、9回)(なお、図では4回のみ図示)発声される。そして、制御装置2は、たとえば、2回目の発声以後3回目の発声前に主電源スイッチ25aに入力操作がなされた場合、1桁目のパスワードPとして、「2」が取得(入力)される。また、制御装置2は、2桁目のパスワードPとして、ブザー26により2回の単音が複数回(たとえば、9回)(なお、図では4回のみ図示)発声される。そして、制御装置2は、たとえば、3回目の発声以後4回目の発声前に主電源スイッチ25aに入力操作がなされた場合、2桁目のパスワードPとして、「3」が取得(入力)される。3桁目および4桁目のパスワードPは、ブザー26から発声される単音の数(または音声の種類)が変更されることにより、上記1桁目および2桁目のパスワードPの入力と同様に入力される。
そして、制御装置2は、入力されたパスワードPと、予め設定された(記憶部24に記憶された)パスワードPと照合し、一致している場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている。
[本実施形態による携帯機登録方法]
次に、図12〜図14を参照して、本実施形態による船舶110用の携帯機登録方法について説明する。なお、携帯機1(登録済携帯機1aおよび未登録携帯機1b)の制御処理は、携帯機制御部15により実行され、制御装置2の制御処理は、本体制御部21により実行される。
次に、図12〜図14を参照して、本実施形態による船舶110用の携帯機登録方法について説明する。なお、携帯機1(登録済携帯機1aおよび未登録携帯機1b)の制御処理は、携帯機制御部15により実行され、制御装置2の制御処理は、本体制御部21により実行される。
(登録済携帯機を用いた携帯機登録モードの開始方法)
まず、本実施形態におけるシステム100の登録済携帯機1aを用いた携帯機登録モードの開始方法について説明する。図12には、登録済携帯機1aを用いた携帯機登録モードの開始を行うための制御処理フローが示されている。
まず、本実施形態におけるシステム100の登録済携帯機1aを用いた携帯機登録モードの開始方法について説明する。図12には、登録済携帯機1aを用いた携帯機登録モードの開始を行うための制御処理フローが示されている。
ステップS1において、主電源スイッチ25aに入力操作が行われたか否かが制御装置2により判断される。主電源スイッチ25aに入力操作が行われるまで、この判断が繰り返され、入力操作が行われた場合に、ステップS2に進む。
ステップS2において、制御装置2から携帯機1(登録済携帯機1a)に、認証確認信号SBが送信される。そして、ステップS11において、登録済携帯機1aにより、認証確認信号SBが受信される。ステップS12において、登録済携帯機1aからロック解除信号SUが制御装置2に送信される。そして、ステップS3において、制御装置2により、ロック解除信号SUが受信される。
ステップS4において、制御装置2により、認証コードCが予め記憶部24に記憶された認証コードCと照合される。認証コードCが予め記憶された認証コードCと一致する場合には、ステップS5に進み、一致しない場合には、ステップS1に戻る。
ステップS5において、ロック解除制御が実行される。その後、ステップS6において、主電源リレー25bの駆動が実行される。その後、ステップS7において、ロック解除制御が開始された時点t1から期間T1(図6参照)が経過したか否かが制御装置2により判断される。期間T1が経過した場合、登録済携帯機1aを用いた携帯機登録モードの開始に関する制御が終了される。また、ステップS7において、期間T1が経過していない場合、ステップS8に進む。
ステップS8において、登録済携帯機1aから開始信号SSを受信したか否かが制御装置2により判断される。開始信号SSを受信した場合、ステップS9に進み、開始信号SSを受信していない場合、ステップS7に戻る。すなわち、期間T1の間に、登録済携帯機1aにおいて、ロック操作部14aとロック解除操作部14bとに交互に複数回(たとえば、3回)入力操作されることに基づいて、開始信号SS(ロック信号SLおよびロック解除信号SU)が、登録済携帯機1aから制御装置2に送信される。
具体的には、ステップS13において、ロック操作部14aが操作されたか否かが登録済携帯機1aにより判断される。ロック操作部14aが操作された場合、ステップS14に進み、ロック操作部14aが操作されていない場合、ステップS15に進む。ステップS14において、ロック信号SLが登録済携帯機1aから制御装置2に送信される。ステップS15において、ロック解除操作部14bが操作されたか否かが登録済携帯機1aにより判断される。ロック解除操作部14bが操作された場合、ステップS16に進み、ロック解除操作部14bが操作されていない場合、ステップS13に戻る。ステップS16において、ロック解除信号SUが登録済携帯機1aから制御装置2に送信される。その後、ステップS13に戻る。
ステップS9において、制御装置2により携帯機登録モードが開始される。この後、後述するステップS201〜S206(図14参照)が実行される。
(パスワードを用いた携帯機登録モードの開始方法)
次に、本実施形態におけるシステム100(制御装置2)のパスワードPを用いた携帯機登録モードの開始方法について説明する。図13には、パスワードPを用いた携帯機登録モードの開始を行うための制御処理フローが示されている。
次に、本実施形態におけるシステム100(制御装置2)のパスワードPを用いた携帯機登録モードの開始方法について説明する。図13には、パスワードPを用いた携帯機登録モードの開始を行うための制御処理フローが示されている。
まず、ステップS101において、主電源スイッチ25aに対して間欠的に操作する入力操作が行われたか否かが、制御装置2により判断される。すなわち、主電源スイッチ25aに対して、期間T2以上操作(押下)された後、期間T3以上操作(押下)されない操作が、3セット行われたか否かが判断される。間欠的に操作する入力操作が行われるまでこの判断が繰り返され、間欠的に操作する入力操作が行われた場合に、ステップS102に進む。
ステップS102において、パスワード入力モードが制御装置2により開始される。ステップS103により、ブザー26により音声が出力される。ステップS104により、パスワードPが入力の受け付けが制御装置2の主電源スイッチ25aにより開始される。すなわち、ブザー26により出力された音声と、主電源スイッチ25aが操作されたタイミング(時点)とに応じて、パスワードPが入力される。
ステップS105において、入力されたパスワードPと予め設定されたパスワードPとの照合が制御装置2により行われる。入力されたパスワードPと予め設定されたパスワードPとが一致した場合、ステップS106に進み、入力されたパスワードPと予め設定されたパスワードPとが一致しない場合、ステップS101に戻る。
ステップS106において、制御装置2により携帯機登録モードが開始される。この後、後述するステップS201〜S206(図14参照)が実行される。
(携帯機登録モードにおける未登録携帯機1bの認証登録方法)
次に、本実施形態におけるシステム100の携帯機登録モードにおける未登録携帯機1bの認証登録方法を説明する。
次に、本実施形態におけるシステム100の携帯機登録モードにおける未登録携帯機1bの認証登録方法を説明する。
ステップS201において、制御装置2から範囲R1内(図7参照)の全携帯機1に通知信号SIが送信される。ステップS221において、通知信号SIが携帯機1により受信される。その後、ステップS222において、携帯機1の報知部16により光が出力される。すなわち、通知信号SIを受信したことを示す報知がなされる。そして、ステップS202において、通知信号SIを送信した時点t2から期間T4が経過したか否かが判断される。期間T4が経過している場合、ステップS206に進み、期間T4が経過していない場合、ステップS203に進む。また、ステップS223において、通知信号SIを受信した時点t2から期間T4が経過したか否かが判断される。期間T4が経過している場合、ステップS226に進み、期間T4が経過していない場合、ステップS224に進む。
ステップS224において、未登録携帯機1bのロック操作部14aまたはロック解除操作部14bのいずれか一方に入力操作(任意の入力操作)が行われたか否かが判断される。入力操作が行われていない場合、ステップS223に戻り、入力操作が行われた場合、ステップS225に進む。ステップS225において、携帯機1から制御装置2に要求信号SR(ロック信号SLまたはロック解除信号SU)が送信される。その後、ステップS226に進む。
ステップS203において、要求信号SRが制御装置2により受信される。そして、ステップS204において、未登録携帯機1bから要求信号SRを受信したか否かが判断される。未登録携帯機1bから要求信号SRを受信した場合、ステップS205に進み、未登録携帯機1bではない登録済携帯機1aから要求信号SRを受信した場合、ステップS206に進む。そして、ステップS205において、受信した要求信号SRに対応する未登録携帯機1bが、新たな登録済携帯機1aとして、制御装置2により認証登録される。すなわち、制御装置2の記憶部24に、要求信号SRに対応する認証コードCが記憶される。その後、ステップS206に進む。
そして、ステップS206において、ブザー26から音声が出力される。この時、新たな登録済携帯機1aを認証登録した場合の音声と、新たな登録済携帯機1aを制御装置2により認証登録していない場合の音声とを、異なる音声の種類としてもよい。すなわち、認証登録が成功した場合の音声と、認証登録が失敗した場合の音声とを互いに異なるように出力されてもよい。その後、携帯機登録モードが制御装置2により終了される。そして、携帯機1では、ステップS226において、報知部16による報知が終了(消灯)される。
[本実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、登録済携帯機1aを、携帯機操作部14に対する入力操作に基づいて、開始信号SSを送信するように構成する。そして、制御装置2を、登録済携帯機1aから開始信号SSを受信するとともに、未登録携帯機1bから無線信号を受信したことに基づいて、受信した無線信号に対応する未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録する制御を行うように構成する。これにより、制御装置2が船舶110の船体112内部に取り付けられている場合でも、船舶110の船体112の内部を開放するための作業や再登録機のコネクタと本体機のコネクタとを接続する作業を行うことなく、登録済携帯機1aの入力操作を行うことにより、未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録することができる。その結果、新たな携帯機1(未登録携帯機1b)を認証登録するための作業負担を軽減することができる。また、上記のように、登録済携帯機1aからの開始信号SSを受信した場合に、認証登録を行うことにより、制御装置2を常に認証登録可能な状態にする場合に比べて、認証登録する際のセキュリティ性を向上させることができる。これらの結果、セキュリティ性を向上させながら、新たな携帯機を認証登録する際に、再登録機を準備して、再登録機のコネクタと制御装置のコネクタとを接続する場合に比べて、新たな携帯機1を認証登録するための作業負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、上記のように、登録済携帯機1aを、携帯機操作部14に対する入力操作に基づいて、制御装置2が船舶110の少なくとも一部の制御をロックするロック制御を行うための無線信号であるロック信号SLを制御装置2に送信するとともに、携帯機操作部14に対する入力操作に基づいて、ロック制御を解除するロック解除制御を行うための無線信号であるロック解除信号SUを制御装置2に送信するように構成する。そして、制御装置2を、登録済携帯機1aからのロック信号SLおよびロック解除信号SUの組み合わせに基づく信号を、開始信号SSとして受信する制御を行うように構成する。これにより、ロック信号SLおよびロック解除信号SUを送信可能な携帯機1に対して、ロック信号SLおよびロック解除信号SUとは別個に、新たな携帯機1を認証登録するための専用の信号を送信可能に追加して構成する必要がないので、携帯機1の構成が複雑化するのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、登録済携帯機1aの携帯機操作部14に、互いに別個に形成されたロック操作部14aおよびロック解除操作部14bを設ける。そして、登録済携帯機1aを、ロック操作部14aとロック解除操作部14bとが交互に入力操作されたことに基づいて、ロック信号SLとロック解除信号SUとを交互に制御装置2に送信するように構成する。そして、制御装置2を、登録済携帯機1aからロック信号SLとロック解除信号SUとを交互に受信したことを、開始信号SSを受信したとする制御を行うように構成する。これにより、操作者がロック制御またはロック解除制御を行うことを意図し、未登録携帯機1bの認証登録を意図しない場合に、制御装置2が開始信号SSを受信したとする制御が行われるのを防止することができる。また、上記のように構成することにより、交互にロック信号SLとロック解除信号SUとを送信するために、操作者の指がロック操作部14aとロック解除操作部14bとの間を往復するための期間が必要になる。これにより、操作者の指が移動されずにロック操作部14aまたはロック解除操作部14bに連続的に複数回、入力操作が行われる場合に比べて、指が往復する期間が必要な分、制御装置2が各入力操作を容易に区別することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置2を、登録済携帯機1aからロック信号SLとロック解除信号SUとを交互に複数回受信したことを、開始信号SSを受信したとする制御を行うように構成する。これにより、ロック信号SLとロック解除信号SUとを交互に受信する回数が1回で開始信号SSを受信したとする場合に比べて、未登録携帯機1bの認証登録を意図しない場合に、制御装置2が開始信号SSを受信したとする制御が行われるのを、より一層防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置2を、登録済携帯機1aから開始信号SSを受信したことに基づいて、未登録携帯機1bを新たに認証登録するための携帯機登録モードを開始するとともに、携帯機登録モードを実行している期間中に、未登録携帯機1bから、無線信号を受信したことに基づいて、受信した無線信号に対応する未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録する制御を行うように構成する。これにより、通常時のモード(認証制御処理を行うモード)とは、別個の携帯機登録モードを実行している期間中に、未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録する制御を行うので、通常時のモードを実行している期間に、未登録携帯機1bが新たな登録済携帯機1aとして認証登録されるのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置2に、主電源スイッチ25aと主電源リレー25bとを設ける。そして、制御装置2を、主電源スイッチ25aに対する入力操作に基づいて、登録済携帯機1aに、認証確認信号SBを送信するように構成する。そして、登録済携帯機1aを、認証確認信号SBを取得したことに応じて、ロック解除信号SUを、制御装置2に送信するように構成する。そして、制御装置2を、登録済携帯機1aからのロック解除信号SUを受信してロック解除制御が開始された時点t1以降で、かつ、主電源リレー25bの駆動している状態で、かつ、登録済携帯機1aからの開始信号SSを受信した場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成する。これにより、操作者が主電源スイッチ25aに対して入力操作を行い、船舶110に対する操作を行うことができる状態(ロックが解除された状態)で、未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録するための操作を行うことができる。これにより、操作者が船舶110に対する操作および未登録携帯機1bの認証登録を行うことを意図しない時点に、未登録携帯機1bが新たな登録済携帯機1aとして認証登録されるのを防止することができる。また、主電源リレー25bの駆動している状態に、携帯機登録モードを開始する制御を行うことにより、登録済携帯機1aからの開始信号SSに基づいて、携帯機登録モードの開始以外の操作者が意図しない制御装置2の動作(たとえば、ロック制御とロック解除制御との切り替え)が実行されるのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置2を、ロック解除制御が開始された時点t1から期間T1内に、開始信号SSを受信した場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成する。これにより、携帯機登録モードを開始することが可能な期間を、期間T1に制限することができるので、操作者が意図しない期間T1外に、携帯機登録モードが開始されるのを防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の携帯機1に、音声を出力するか、または、光を出力することにより報知する報知部16を設ける。そして、制御装置2を、携帯機登録モードを開始した際に、携帯機1に通知信号SIを送信するように構成する。そして、携帯機1を、通知信号SIを受信した場合に、通知信号SIを受信したことを示す報知を報知部16により行うように構成する。これにより、携帯機1が通知信号SIを受信したことを、操作者に報知することができるので、認証登録の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の携帯機1を、報知部16を発光部として構成する。そして、未登録携帯機1bを、通知信号SIを受信した場合に、報知部16から光を出力させるように構成する。これにより、携帯機1が通知信号SIを受信したことを、未登録携帯機1bに設けられた報知部16により、操作者に視認させることができる。この結果、認証登録の利便性をより一層向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、未登録携帯機1bを、通知信号SIを受信した場合に、携帯機操作部14に対する入力操作に基づいて、認証登録を要求するための無線信号である要求信号SRを制御装置2に送信するように構成する。そして、制御装置2を、通知信号SIを送信した後、未登録携帯機1bからの要求信号SRを受信したことに基づいて、要求信号SRに対応する未登録携帯機1bを新たな登録済携帯機1aとして認証登録する制御を行うように構成する。これにより、通知信号SIを受信したこと、および、携帯機操作部14に対する入力操作に基づいて、要求信号SRが送信されるので、要求信号SRを受信することにより、複数の携帯機1のうちから、操作者が認証登録を意図する未登録携帯機1bを容易に特定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、未登録携帯機1bの携帯機操作部14に、互いに別個に形成されたロック操作部14aおよびロック解除操作部14bを設ける。そして、未登録携帯機1bを、通知信号SIを受信した場合に、ロック操作部14aおよびロック解除操作部14bの任意の入力操作に基づいて、要求信号SRを制御装置2に送信するように構成する。これにより、要求信号SRを制御装置2に送信するための専用の操作部を設けることなく、ロック操作部14aおよびロック解除操作部14bの入力操作により、要求信号SRを制御装置2に送信することができる。この結果、携帯機1の構成が複雑化するのを防止しながら、要求信号SRを送信することができる。また、本発明では、未登録携帯機1bを、ロック操作部14aおよびロック解除操作部14bの任意の入力操作に基づいて、要求信号SRを制御装置2に送信するように構成するので、操作者が要求信号SRを送信するための入力操作を簡便化することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置2を、携帯機登録モードを実行している期間T4中に、未登録携帯機1bから無線信号Sを受信したことに基づいて、新たな登録済携帯機1aを認証登録する制御を行い、携帯機登録モードを終了する制御を行うように構成する。そして、制御装置2を、携帯機登録モードを実行している期間T4中に登録済携帯機1aから無線信号Sを受信したこと、または、携帯機登録モードを実行している期間T4が経過したことに基づいて、新たな登録済携帯機1aを認証登録する制御を行わずに、携帯機登録モードを終了する制御を行うように構成する。これにより、操作者は、新たな登録済携帯機1aを認証登録するか、登録済携帯機1aから無線信号Sを制御装置2に送信するか、または、携帯機登録モードを実行している期間T4を経過するかのいずれかにより、携帯機登録モードを終了させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置2に、パスワードPを入力する操作を受け付ける主電源スイッチ25aを設ける。そして、制御装置2を、予め設定されたパスワードPに対応するパスワードPが主電源スイッチ25aにより入力された場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成する。これにより、制御装置2が登録済携帯機1aから開始信号SSを受信できない場合でも、パスワードPによりセキュリティ性を確保しながら、携帯機登録モードを開始することができる。すなわち、登録済携帯機1aの全てを紛失した場合、または、登録済携帯機1aが、水上に位置する船舶110の制御装置2との無線通信ができない場所(陸上等)に配置されている場合でも、主電源スイッチ25aにパスワードPを入力することにより、セキュリティ性を確保しながら未登録携帯機1bを新たに登録済携帯機1aとして認証登録することができる。また、登録済携帯機1aの全てを紛失した場合でも、制御装置2を取り替える必要がなくなる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置2を、主電源スイッチ25aに対する間欠的に操作する入力操作(所定の入力操作)に基づいて、主電源スイッチ25aに入力されたパスワードPを取得するパスワード入力モードを開始し、パスワード入力モードを実行している期間中に、予め設定されたパスワードPに対応するパスワードPが主電源スイッチ25aに入力操作された場合に、携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成する。これにより、パスワード入力モードを実行している期間中でなく、操作者がパスワードPを入力することを意図しない時に、パスワードPが入力されることを防止することができる。また、上記のように構成することにより、主電源スイッチ25aとは別個に、パスワード操作部を設ける必要がない。この結果、制御装置2の構成が複雑化するのを抑制しながら、制御装置2を、パスワード入力モードを開始するように構成することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御装置2を、音声を出力するブザー26を含むとともに、ブザー26により出力されている音声の種類に対応した主電源スイッチ25aに対する入力操作に応じたパスワードPを取得するように構成する。これにより、1つの主電源スイッチ25a当りに、音声の種類分、異なるワード(コード)を入力することができるので、主電源スイッチ25a(スイッチ)の数が増加するのを防止することができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、船舶を小型船舶でかつ船外機艇として構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、船舶を大型船舶として構成してもよいし、船舶に船外機を設けずに、船体にプロペラを設けてもよいし、ジェット推進機を設けてもよい。
また、上記実施形態では、制御装置を、船舶操作部(コンソール)の内部に配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、制御装置を、船舶操作部(コンソール)の内部以外の船体のいずれの部分に配置してもよい。
また、上記実施形態では、ロック信号とロック解除信号とが交互に(たとえば、3回)受信したことを、開始信号を受信したとする制御を行う例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ロック信号が複数回受信された後に、ロック解除信号が複数回受信された場合に、開始信号を受信したとする制御を行ってもよい。
また、上記実施形態では、開始信号を受信する期間を、ロック解除制御が開始された時点t1以降の期間T1内に制限する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、開始信号を受信することを終了する操作が制御装置になされるまで(期間T1を設けずに)、開始信号を受け付けてもよい。
また、上記実施形態では、携帯機の報知部を、光を出力するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、携帯機の報知部を、音声を出力するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、ロック操作部およびロック解除操作部の任意の入力操作に基づいて、要求信号が携帯機から送信される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ロック操作部およびロック解除操作部のいずれか一方のみを、要求信号を送信するための操作部として構成してもよい。
また、上記実施形態では、本発明のパスワード操作部を、主電源スイッチとして構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、操作部の数の増加に問題が少なければ、専用のパスワード操作部を設けてもよい。
また、上記実施形態では、パスワードを4桁の数として構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、数以外の記号や文字等をパスワードとして構成してもよい。
また、上記実施形態では、間欠的に操作する入力操作として、期間T2の間、主電源スイッチ25aを操作するとともに、期間T3の間、主電源スイッチ25aを操作しないことを3セット行う例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、間欠的に操作する入力操作として構成されていれば、上記の例に限られない。
また、上記実施形態では、ブザーにより出力されている音声の種類に対応した主電源スイッチに対する入力操作に応じたパスワードを制御装置が取得する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、発光部により出力されている光の種類(点滅の間隔、色等)に対応した主電源スイッチに対する入力操作に応じたパスワードを制御装置が取得してもよい。
また、上記実施形態では、船舶に1台の船外機を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、船舶に複数台の船外機を設けてもよい。この場合、1台の制御装置および1台の登録済携帯機により、複数台の船外機に対する認証制御処理を行ってもよい。
1 携帯機、1a 登録済携帯機、1b 未登録携帯機、2 制御装置、14 携帯機操作部、14a ロック操作部、14b ロック解除操作部、16 報知部(発光部)、25a 主電源スイッチ(パスワード操作部)、25b 主電源リレー、26 ブザー(制御装置音声出力部)、100 船舶制御システム(船舶用の携帯機登録システム)、110 船舶
Claims (20)
- 携帯機操作部を有し、認証のための無線信号である認証用信号を送信する複数の携帯機と、
船舶に配置され、前記携帯機から前記認証用信号を受信するとともに、受信した前記認証用信号に基づいて、前記船舶の制御に関する認証制御処理を行う制御装置とを備え、
前記複数の携帯機のうちの前記制御装置により認証登録された前記携帯機である登録済携帯機は、前記携帯機操作部に対する入力操作に基づいて、特定の前記無線信号を送信するように構成されており、
前記制御装置は、前記登録済携帯機から前記特定の無線信号を受信するとともに、前記複数の携帯機のうちの前記登録済携帯機以外の前記携帯機である未登録携帯機から、前記無線信号を受信したことに基づいて、受信した前記無線信号に対応する前記未登録携帯機を前記新たな登録済携帯機として認証登録する制御を行うように構成されている、船舶用の携帯機登録システム。 - 前記登録済携帯機は、前記携帯機操作部に対する入力操作に基づいて、前記制御装置が前記船舶の少なくとも一部の制御をロックするロック制御を行うための前記無線信号であるロック信号を前記制御装置に送信するとともに、前記携帯機操作部に対する入力操作に基づいて、前記ロック制御を解除するロック解除制御を行うための前記無線信号であるロック解除信号を前記制御装置に送信するように構成されており、
前記制御装置は、前記登録済携帯機からの前記ロック信号および前記ロック解除信号の組み合わせに基づく信号を、前記特定の無線信号として受信する制御を行うように構成されている、請求項1に記載の船舶用の携帯機登録システム。 - 前記登録済携帯機の前記携帯機操作部は、互いに別個に形成されたロック操作部およびロック解除操作部を含み、
前記登録済携帯機は、前記ロック操作部と前記ロック解除操作部とが交互に入力操作されたことに基づいて、前記ロック信号と前記ロック解除信号とを交互に前記制御装置に送信するように構成されており、
前記制御装置は、前記登録済携帯機から前記ロック信号と前記ロック解除信号とを交互に受信したことを、前記特定の無線信号を受信したとする制御を行うように構成されている、請求項2に記載の船舶用の携帯機登録システム。 - 前記制御装置は、前記登録済携帯機から前記ロック信号と前記ロック解除信号とを交互に複数回受信したことを、前記特定の無線信号を受信したとするように構成されている、請求項3に記載の船舶用の携帯機登録システム。
- 前記制御装置は、前記登録済携帯機から前記特定の無線信号を受信したことに基づいて、前記未登録携帯機を新たに認証登録するための携帯機登録モードを開始するとともに、前記携帯機登録モードを実行している期間中に、前記未登録携帯機から、前記無線信号を受信したことに基づいて、受信した前記無線信号に対応する前記未登録携帯機を前記新たな登録済携帯機として認証登録する制御を行うように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の船舶用の携帯機登録システム。
- 前記制御装置は、主電源スイッチと主電源リレーとを含むとともに、前記主電源スイッチに対する入力操作に基づいて、前記登録済携帯機に、認証確認信号を送信するように構成されており、
前記登録済携帯機は、前記認証確認信号を取得したことに応じて、前記ロック制御を解除するロック解除制御を行うための前記無線信号であるロック解除信号を、前記制御装置に送信するように構成されており、
前記制御装置は、前記登録済携帯機からの前記ロック解除信号を受信して前記ロック解除制御が開始された時点以降で、かつ、前記主電源リレーの駆動している状態で、かつ、前記登録済携帯機からの前記特定の無線信号を受信した場合に、前記携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている、請求項5に記載の船舶用の携帯機登録システム。 - 前記制御装置は、前記ロック解除制御が開始された時点から所定の期間内に、前記特定の無線信号を受信した場合に、前記携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている、請求項6の船舶用の携帯機登録システム。
- 前記複数の携帯機は、音声を出力するか、または、光を出力することにより報知する報知部を含み、
前記制御装置は、前記携帯機登録モードを開始した際に、前記携帯機に通知信号を送信するように構成されており、
前記携帯機は、前記通知信号を受信した場合に、前記通知信号を受信したことを示す報知を前記報知部により行うように構成されている、請求項5〜7のいずれか1項に記載の船舶用の携帯機登録システム。 - 前記複数の携帯機は、前記報知部としての発光部を含み、
前記携帯機は、前記通知信号を受信した場合に、前記発光部から光を出力させるように構成されている、請求項8に記載の船舶用の携帯機登録システム。 - 前記未登録携帯機は、前記通知信号を受信した場合に、前記携帯機操作部に対する入力操作に基づいて、認証登録を要求するための前記無線信号である要求信号を前記制御装置に送信するように構成されており、
前記制御装置は、前記通知信号を送信した後、前記未登録携帯機からの前記要求信号を受信したことに基づいて、前記要求信号に対応する前記未登録携帯機を前記新たな登録済携帯機として認証登録する制御を行うように構成されている、請求項8または9に記載の船舶用の携帯機登録システム。 - 前記未登録携帯機の前記携帯機操作部は、互いに別個に形成されたロック操作部およびロック解除操作部を含み、
前記未登録携帯機は、前記通知信号を受信した場合に、前記ロック操作部および前記ロック解除操作部の任意の入力操作に基づいて、前記要求信号を前記制御装置に送信するように構成されている、請求項10に記載の船舶用の携帯機登録システム。 - 前記制御装置は、前記携帯機登録モードを実行している期間中に、前記未登録携帯機から前記無線信号を受信したことに基づいて、前記新たな登録済携帯機を認証登録する制御を行い、前記携帯機登録モードを終了する制御を行うように構成されているとともに、前記携帯機登録モードを実行している期間中に前記登録済携帯機から前記無線信号を受信したこと、または、前記携帯機登録モードを実行している期間が経過したことに基づいて、前記新たな登録済携帯機を認証登録する制御を行わずに、前記携帯機登録モードを終了する制御を行うように構成されている、請求項5〜11のいずれか1項に記載の船舶用の携帯機登録システム。
- 前記制御装置は、パスワードを入力する操作を受け付けるパスワード操作部を含み、
前記制御装置は、予め設定されたパスワードに対応する前記パスワードが前記パスワード操作部により入力された場合に、前記携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている、請求項5〜12のいずれか1項に記載の船舶用の携帯機登録システム。 - 前記制御装置は、前記パスワード操作部に対する所定の入力操作に基づいて、前記パスワード操作部に入力された前記パスワードを取得するパスワード入力モードを開始し、前記パスワード入力モードを実行している期間中に、前記予め設定されたパスワードに対応する前記パスワードが前記パスワード操作部に入力操作された場合に、前記携帯機登録モードを開始する制御を行うように構成されている、請求項13に記載の船舶用の携帯機登録システム。
- 前記パスワード操作部は、前記制御装置の主電源スイッチを含み、
前記制御装置は、前記主電源スイッチを間欠的に操作する入力操作に基づいて、前記パスワード入力モードを開始する制御を行うように構成されている、請求項14に記載の船舶用の携帯機登録システム。 - 前記パスワード操作部は、前記制御装置の主電源スイッチを含み、
前記制御装置は、音声を出力する制御装置音声出力部を含むとともに、前記制御装置音声出力部により出力されている音声の種類に対応した前記主電源スイッチに対する入力操作に応じた前記パスワードを取得するように構成されている、請求項13〜15のいずれか1項に記載の船舶用の携帯機登録システム。 - 新たな携帯機を認証登録する、船舶用の携帯機登録方法であって、
携帯機から受信した認証のための無線信号である認証用信号に基づいて、前記船舶の制御に関する認証制御処理を行い、
認証登録された前記携帯機である登録済携帯機から、前記登録済携帯機の携帯機操作部に対する入力操作に基づく特定の無線信号を受信し、
その後、複数の前記携帯機のうちの前記登録済携帯機以外の前記携帯機である未登録携帯機から、前記無線信号を受信し、
その後、受信した前記無線信号に対応する前記未登録携帯機を前記新たな登録済携帯機として認証登録する、船舶用の携帯機登録方法。 - 前記特定の無線信号を受信することは、前記船舶の少なくとも一部の制御をロックするロック制御を行うための前記無線信号であるロック信号と、前記ロック制御を解除するロック解除制御を行うための前記無線信号であるロック解除信号との組み合わせに基づく信号を、前記特定の無線信号として受信することを含む、請求項17に記載の船舶用の携帯機登録方法。
- 前記登録済携帯機の前記携帯機操作部は、互いに別個に形成されたロック操作部およびロック解除操作部を含み、
前記特定の無線信号を受信することは、前記ロック操作部と前記ロック解除操作部とが交互に入力操作されたことに基づいて、前記登録済携帯機から前記ロック信号と前記ロック解除信号とを交互に受信したことを、前記特定の無線信号を受信したとすることを含む、請求項18に記載の船舶用の携帯機登録方法。 - 前記未登録携帯機から前記無線信号を受信することに先立って、パスワードを入力する操作を受け付け、
前記未登録携帯機から前記無線信号を受信することは、入力された前記パスワードが予め設定されたパスワードに対応する場合に、前記未登録携帯機から前記無線信号を受信することを含む、請求項17〜19のいずれか1項に記載の船舶用の携帯機登録方法。
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