JP2020108322A - 電動機および電動圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】PAGオイルまたはPOEオイルを潤滑油として用いている電動圧縮機に適用した場合でも絶縁性を確保することができる電動機を提供する。【解決手段】電動圧縮機10を構成する電動機300は、固定子310と回転子370を有している。固定子310の固定子巻線330を構成する電線340は、固定子コア320の軸方向両側に樹脂ボビン360が配置された状態で、固定子コア320の各ティース322に巻き付けられる。電線340は、導体341と、導体341の外周を覆う絶縁層を有している。絶縁層は、少なくとも、内側に配置されている第1の絶縁層342と、外側に配置されている第2の絶縁層343を有している。第1の絶縁層342は、ポリアミドイミドを含む樹脂により形成され、20μm〜40μmの厚さを有している。第2の絶縁層343は、ポリアミドイミドを含む樹脂により形成され、3μm〜5μmの厚さを有しているとともに、少なくとも外周面の潤滑性が第1の絶縁層342の潤滑性より高く設定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電動圧縮機および電動圧縮機に用いられる電動機に関する。
空調機や冷蔵庫等では、熱エネルギーを伝達する媒体(通常、「冷媒」と呼ばれる)を圧縮する圧縮機が用いられる。
例えば、内燃機関の駆動力により走行する内燃機関自動車(ガソリン車やティーゼル車)では、内燃機関により圧縮機構部を駆動する圧縮機(例えば、ベルト駆動式の圧縮機)が用いられていた。近年、ハイブリッド車や電気自動車の利用にともなって、電動機により圧縮機構部を駆動する電動圧縮機の開発が進められている。
通常、圧縮機構部等は密閉容器内に収容され、密閉型の圧縮機(密閉圧縮機)として構成される。このような密閉型の圧縮機では、可動部や摺動部等を潤滑するための潤滑油(圧縮機オイル)が密閉容器内に貯留されている。潤滑油は、媒体と混合した状態で密閉容器内を循環する。
内燃機関により圧縮機構部を駆動する圧縮機では、密閉容器内に高電圧部品がないため、潤滑油としてポリアルキレングリコール(PAG)オイル(以下、「PAGオイル」という)が用いられている。PAGオイルは、電気絶縁性が低く、水分を吸収し難く、加水分解し難く、粘度指数が高い。
一方、電動機により圧縮機構部を駆動する電動圧縮機では、密閉容器内に電動機等の高電圧部品が存在するため、電気絶縁性が低いPAGオイルを用いることができない。このため、電動圧縮機では、特許文献1(特開2014−211092号公報)に開示されているように、潤滑油としてポリオールエステル(POE)オイル(以下「POEオイル」という)が用いられている。POEオイルは、電気絶縁性が高く、水分を吸収し易く、加水分解し易く、粘度指数が小さい。また、電動機の固定子巻線を構成する電線は、銅等の導体と、導体の外周を覆う絶縁層を有している。特許文献1に開示されている電動圧縮機に用いられている電線では、導体の外周を覆う絶縁層は、POEオイルの使用を前提として、ポリエステルイミド(PEI)を含む樹脂(以下、「PEI樹脂」という)により形成される第1の絶縁層が内側に配置され、ポリアミドイミド(PAI)を含む樹脂(以下、「PAI樹脂」)という)により形成される第2の絶縁層が外側に配置されている。PEI樹脂は、導体に対する密着性が高く、巻き付け加工性が良いが、加水分解し易い。一方、PAI樹脂は、巻き付け加工性は良くないが、加水分解し難い。このように、電動機の固定子巻線を形成する電線として、導体の外周が、PEI樹脂により形成される第1の絶縁層が内側に配置され、PAI樹脂により形成される第2の絶縁層が外側に配置されている絶縁層によって覆われている電線を用いることにより、電気絶縁性は高いが、水分を吸収し易いPOEオイルを潤滑油として用いている電動圧縮機における絶縁性を確保することができる。
特開2014−211092号公報
前述したように、電動圧縮機では、電動機の固定子巻線を構成する電線として、POEオイルの使用に適切な電線、すなわち、PEI樹脂により形成される第1の絶縁層が内側に配置され、PAI樹脂により形成される第2の絶縁層が外側に配置されている絶縁層を有する電線が用いられている。
しかしながら、例えば、電動圧縮機の修理時等に、誤ってPAGオイルを使用することがある。このような場合には、絶縁性が低下するおそれがある。例えば、電線を巻き付ける際に、電線を送り出すニードルとの接触等によって、外側に配置されている第2の絶縁層に傷がつくことがある。ここで、潤滑油は、密閉容器内の鉛直方向下部の潤滑油溜めに貯留される。電線の、第2の絶縁層に傷がついている部分が、潤滑油溜めに貯留されているPAGオイル内に浸漬されていると、PAGオイル中の水分が、第2の絶縁層の傷を介して、内側に配置されている第1の絶縁層に達する。第1の絶縁層は、PEI樹脂により形成されているため、水分によって加水分解し、絶縁性が劣化する。そして、PEI樹脂の、加水分解により絶縁性が劣化した部分を介して導体に漏れ電流が流れるとともに、PEI樹脂と導体との間に腐食が発生する。これにより、第1の絶縁層が導体から剥離し、また、電線の絶縁抵抗が低下する。電線の絶縁抵抗が低下すると十分な絶縁性を確保することができなくなるおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、潤滑油としてPAGオイルまたはPOAオイルのいずれかが使用される電動圧縮機に適用した場合でも絶縁性を確保することができる電動機および潤滑油としてPAGオイルまたはPOAオイルのいずれが使用された場合でも絶縁性を確保することができる電動圧縮機を提供することを目的とする。
第1発明は、潤滑油としてポリアルキレングリコール(PAG)オイルまたはポリオールエステル(POE)オイルが使用される電動圧縮機に用いられる電動機に関する。すなわち、潤滑油としてPAGオイルまたはPOEオイルのいずれが使用される電動圧縮機に適用した場合でも、絶縁性を確保することができる電動機に関する。
本発明の電動機は、固定子と、固定子に対して相対的に回転可能な回転子を有している。固定子は、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延在しているヨークと、周方向に沿って離間する位置に配置され、ヨークから径方向内側に延在している複数のティースと、各ティースに巻き付けられている電線を有している。各ティースに巻き付けられている電線によって、各相の固定子巻線が構成される。本発明の電動機では、電線は、好適には各ティースに集中巻き方式で巻き付けられる。勿論、電線を各ティースに巻き付ける方式は、集中巻き方式に限定されない。
電線は、銅等の導体と、導体の外周を覆う絶縁層を有している。絶縁層は、少なくとも、内側に配置されている第1の絶縁層と、外側に配置されている第2の絶縁層を有している。すなわち、少なくとも、絶縁層の最も内側に配置されている第1の絶縁層と、最も外側に配置されている第2の絶縁層を有している。第1の絶縁層と第2の絶縁層の間に他の絶縁層が配置されていてもよいし、第1の絶縁層と第2の絶縁層の間に他の絶縁層が配置されていなくてもよい。
本発明では、第1の絶縁層と第2の絶縁層は、ポリアミドイミド(PAI)を含む樹脂(PAI樹脂)により形成されている。PAI樹脂は、加水分解し難い。このため、電気絶縁性が低いPAGオイルが使用されている状態で、電線を各ティースに巻き付ける際に、外力によって第1の絶縁層に傷がついても、加水分解に起因する第1の絶縁層の絶縁性の低下を防止することができる。
また、本発明では、第1の絶縁層の厚さが20μm〜40μmの範囲内に設定されている。第1の絶縁層の厚さが20μm以上に設定されていることにより、電線を各ティースに巻き付ける際に、電線を送り出すニードル等によって第1の絶縁層の内側に配置されている導体が損傷するのを防止することができる。また、通常、絶縁層は、ワニス(樹脂組成物)を塗布することによって形成される。第1の絶縁層の厚さが40μmを超えると、ワニスが発泡しやすくなり、絶縁性が低下する。また、第1の絶縁層の厚さが40μmを超えると、電線の可撓性が悪くなり、電線を各ティースに巻き付ける際の応力等によって絶縁層に亀裂等が生じるおそれがある。
また、第2の絶縁層の厚さが3μm〜5μmの範囲内に設定されている。さらに、第2の絶縁層の、少なくとも外周面は、第1の絶縁層の潤滑性より高い(摩擦係数が小さい)潤滑性を有している。第2の絶縁層の外周面の潤滑性を高める方法としては、例えば、第2の絶縁層の外周面に公知の潤滑剤(潤滑性付与剤)を塗布する方法を用いることができる。また、第2の絶縁層の潤滑性を高める方法としては、例えば、第2の絶縁層を、PAIと公知の潤滑剤(潤滑性付与剤)を含む樹脂により形成する方法を用いることができる。外側に配置されている第2の絶縁層の、少なくとも外周面の潤滑性が高く設定されていることにより、電線を各ティースに巻き付ける際に、電線同士の接触による外力等によって第2の絶縁層が損傷するのを防止することができる。第2の絶縁層の厚さを3μm以上に設定することにより、第2の絶縁層の潤滑性が高く設定されていることと相まって、第1の絶縁層の表面が剥き出しになるのを防止することができる。また、第2の絶縁層の厚さが5μm以下に設定されていることにより、コストの上昇を抑制することができる。
本発明の電動機では、内側に配置される第1の絶縁層および外側に配置される第2の絶縁層を、PAIを含む樹脂により形成している。これにより、外側に配置されている第2の絶縁層に傷がついた場合でも、加水分解による第1の絶縁層の絶縁性の低下を防止することができる。したがって、潤滑油としてPAGオイルまたはPOAオイルのいずれが使用されている電動圧縮機に適用した場合でも、絶縁性を確保することができる。
第1発明の他の形態では、第1の絶縁層は、第2の絶縁層より密着性(導体に対する密着性)が高く設定されている。第1の絶縁層の密着性を高くする方法としては、例えば、第1の絶縁層を、PAIと公知の密着性付与剤(密着性向上剤)を含む樹脂により形成する方法を用いることができる。
本形態では、電線を各ティースに巻き付ける際に電線に加わる外力によって第1の絶縁層が導体から剥離するのを防止することができる。
第1発明の他の形態では、各ティースに巻き付けられている電線によって第1〜第3グループの固定子巻線が構成される。第1〜第3グループの固定子巻線を構成する電線の導体は、第1〜第3の電源端子間にスター結線されている。そして、中性点が、絶縁特性を有する樹脂で覆われている。
第1〜第3のグループの固定子巻線は、例えば、U相〜W相の固定子巻線が対応し、第1〜第3の電源端子は、例えば、R相〜T相の電源端子が対応する。また、「中性点を、絶縁特性を有する樹脂で覆う」態様としては、典型的には、「中性点を、樹脂でモールドする」態様が用いられる。
本形態では、中性点の箇所において、絶縁性が低下するのを防止することができる。
第1発明の他の形態では、各ティースに巻き付けられている電線によって第1〜第3グループの固定子巻線が構成される。第1〜第3グループの固定子巻線を構成する電線の導体は、第1〜第3の電源端子間にデルタ結線されている。
第2発明は、電動圧縮機に関する。本発明の電動圧縮機は、圧縮機構部と、圧縮機構部を駆動する電動機と、圧縮機構部および電動機を収容する密閉容器を備えている。また、潤滑油としてポリアルキレングリコール(PAG)オイルまたはポリオールエステル(POE)オイルが使用される。そして、電動機として、前述したいずれかの電動機が用いられている。
第2発明は、第1発明と同様の効果を有する。
第3発明は、圧縮機を備える空調機に関する。そして、圧縮機として前述した電動圧縮機が用いられている。
第4発明は、圧縮機を備える冷蔵庫に関する。そして、圧縮機として前述した電動圧縮機が用いられている。
第5発明は、圧縮機を備える車両に関する。そして、圧縮機として前述した電動圧縮機が用いられている。
第3発明〜第5発明は、第1発明と同様の効果を有する。
本発明の、電動機、電動圧縮機、空調機、冷蔵庫、車両を用いることにより、潤滑油としてPAGオイルまたはPOAオイルのいずれが使用された場合でも絶縁性を確保することができる。
本発明の電動圧縮機の一実施形態の、軸方向に沿った断面図である。 図1をII−II線から見た断面図である。 一実施形態の電動圧縮機で用いられている電動機の一実施形態の斜視図である。 一実施形態の電動機で用いられている電線の断面図である。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
本明細書では、「軸方向」という記載は、回転子が固定子に対して相対的に回転可能に配置されている状態において、回転子の回転中心を通る回転中心線P(図3参照)の方向を示す。「周方向」という記載は、回転子が固定子に対して相対的に回転可能に配置されている状態において、軸方向に直角な断面(図2参照)で見て、回転中心線Pを中心とする円周方向を示す。「径方向」という記載は、回転子が固定子に対して相対的に回転可能に配置されている状態において、軸方向に直角な断面で見て、回転中心線Pを通る方向を示す。「径方向内周側」という記載は、径方向に沿って回転中心線P側を示し、「径方向外周側」という記載は、径方向に沿って回転中心線Pと反対側を示す。
なお、樹脂ボビンに対しては、「軸方向」、「周方向」および「径方向」という記載は、樹脂ボビンが固定子コアの固定子コア端面に対向する位置に配置されている状態における方向を示す。
本発明の電動圧縮機の一実施形態を、図1〜図4を参照して説明する。なお、図1は、一実施形態の電動圧縮機10の軸方向に沿った断面図であり、図2は、図1をII−II線から見た断面図である。また、図3は、一実施形態の電動圧縮機10で用いられている電動機300の斜視図であり、図4は、電動機300で用いられている電線を示す図である。
本実施形態の電動圧縮機10は、密閉容器100、圧縮機構部200および圧縮機構部200を駆動する電動機300により構成されている。
密閉容器100は、電動機ハウジング110、圧縮機構部ハウジング120、カバー130等により形成されている。
圧縮機構部200と電動機300は、密閉容器100内に収容されている。本実施形態では、圧縮機構部200と電動機300が水平方向に配置されている、横型圧縮機として構成されている。
また、本実施形態では、圧縮機構部200は、スクロール型圧縮機構部として構成されている。すなわち、圧縮機構部200は、圧縮機構部ハウジング120に設けられている固定スクロール220と可動部210に設けられている可動スクロール230を有している。なお、図示は省略されているが、密閉ハウジング100には、吸入管と吐出管が設けられている。そして、圧縮機構部200は、吸入管から吸入した冷媒(熱エネルギーを伝達する媒体)を圧縮し、吐出管から吐出する。密閉容器100内の鉛直方向下部には、可動部や摺動部を潤滑する潤滑油を貯留する潤滑油溜めが設けられている。圧縮された冷媒は、気化した潤滑油と混合された状態で吐出管から吐出された後、吸入管に戻ってくる。なお、圧縮機構部200の可動部210は、電動機300の回転軸390に連結されている。
電動機300は、固定子310と、固定子310に対して相対的に回転可能な回転子370により構成されている。
固定子310は、固定子コア320、固定子巻線330、樹脂ボビン360等により構成されている。
固定子コア320は、積層された複数の電磁鋼板により円筒状に形成される。固定子コア320は、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延在しているヨーク321、周方向に沿って離間する位置に配置され、径方向に沿って延在している複数のティース322を有している。ティース322は、ヨーク321から径方向に沿って径方向内側に延在しているティース基部322aと、ティース基部322aの径方向内側に設けられ、周方向に沿って延在しているティース先端部322bにより形成されている。ティース先端部322bは、径方向内側にティース先端部内周面を有している。ティース先端部内周面によって、回転子370が挿入される固定子コア内側空間(固定子内側空間)320aが形成される。また、周方向に隣接するティース322によってスロット323が形成される。スロット323内には、スロット絶縁部材324が挿入される。
樹脂ボビン360は、絶縁特性を有する樹脂により形成される。樹脂ボビン360は、周方向および軸方向に沿って延在する外壁部361、外壁部361より内側に配置され、周方向および軸方向に沿って延在する複数の内壁部362、外壁部361と各内壁部362との間に径方向に沿って延在する複数の連結部363を有している。樹脂ボビン360は、固定子コア320の軸方向両側に、外壁部361、内壁部362および連結部363が、それぞれ固定子コア320のヨーク321、ティース先端部322bおよびティース基部322aに対向するように配置される。
本実施形態の電動機300は、集中巻き電動機として構成されている。すなわち、固定子コア320の軸方向両側に樹脂ボビン360が配置された状態で、各ティース322に、固定子巻線330を構成する電線340が巻き付けられる。
なお、スロット323内には、異なる相の固定子巻線を構成する電線340間に相間絶縁部材325が挿入される。
本実施形態の電動機300で用いられる電線340は、図4に示されている。
電線340は、導体341と、導体341の外周を覆う絶縁層により構成される。
導体341としては、種々の導体を用いることができるが、好適には、銅が用いられる。
図4に示されている電線340では、絶縁層は、内側(導体341側)に配置されている第1の絶縁層342と、外側(導体341と反対側)に配置されている第2の絶縁層343を有している。
本実施形態では、第1の絶縁層342と第2の絶縁層343は、ポリアミドイミド(PAI)を含む樹脂(PAI樹脂)により形成されている。
前述した、従来の電線では、内側に配置されている第1の絶縁層がPEI樹脂により形成されている。PEI樹脂は、加水分解し易い。このため、PAGオイルが使用されている状態で、第2の絶縁層に傷がつくと、PEI樹脂の加水分解に起因する第1の絶縁層の絶縁性の低下により、導体に漏れ電流が流れるおそれがある。
一方、本実施形態では、第1の絶縁層342と第2の絶縁層343がPAI樹脂により形成されている。このため、PAGオイルが使用されている場合でも、PAI樹脂の加水分解による第1の絶縁層342の絶縁性の低下を防止することができる。したがって、導体に漏れ電流が流れるのを防止することができる。
本実施形態では、第1の絶縁層342の厚さが、20μm〜40μmの範囲内に設定されている。
第1の絶縁層342の厚さが20μm以上に設定されていることにより、電線340を各ティース322に巻き付ける際に、電線340を送り出すニードル等によって第1の絶縁層342の内側に配置されている導体341が損傷するのを防止することができる。
また、通常、絶縁層は、ワニス(樹脂組成物)を塗布することによって形成される。第1の絶縁層342の厚さが40μmを超えると、ワニスが発泡しやすくなり、絶縁性が低下する。さらに、第1の絶縁層342の厚さが40μmを超えると、電線340の可撓性が悪くなり、電線340を各ティース322に巻き付ける際の応力等によって第1の絶縁層342に亀裂等が発生するおそれがある。
さらに、第1の絶縁層342の密着性(導体341に対する密着性)が、第2の絶縁層343の密着性より高く設定されている。第1の絶縁層342の密着性を高くする方法としては、例えば、第1の絶縁層342を、PAIと公知の密着性付与剤(密着性向上剤)を含む樹脂により形成する方法を用いることができる。
第1の絶縁層342の密着性を高めることにより、電線340を各ティース322に巻き付ける際に電線340に加わる外力によって第1の絶縁層342が導体341から剥離するのを防止することができる。
また、本実施形態では、第2の絶縁層の厚さが、3μm〜5μmの範囲内に設定されている。さらに、第2の絶縁層343の、少なくとも外周面は、第1の絶縁層342の潤滑性より高い(摩擦係数が小さい)潤滑性を有している。
第2の絶縁層343の外周面の潤滑性を高くする方法としては、例えば、第2の絶縁層343の外周面に公知の潤滑剤(潤滑性付与剤)を塗布する方法を用いることができる。また、第2の絶縁層343の潤滑性を高める方法としては、第2の絶縁層343を、PAIと公知の潤滑剤(潤滑性付与剤)を含む樹脂により形成する方法を用いることができる。
外側に配置されている第2の絶縁層343の、少なくとも外周面の潤滑性が高く設定されていることにより、電線340を各ティース322に巻き付ける際に、電線340同士の接触等によって第2の絶縁層343が損傷するのを防止することができる。
第2の絶縁層343の厚さを3μm以上に設定することにより、第2の絶縁層343の、少なくとも外周面の潤滑性が高く設定されていることと相まって、第1の絶縁層342の表面が剥き出しになるのを防止することができる。
また、第2の絶縁層343の厚さが5μm以下に設定されていることにより、コストの上昇を抑制することができる。
なお、本実施形態の電動機300では、直径が0.4mm〜1.3mmの電線340が用いられる。
固定子巻線330は、U相〜W相の固定子巻線を有している。すなわち、本実施形態の電動機300は、3相電動機として構成されている。
また、U相〜W相の固定子巻線は、スター結線されている。すなわち、U相〜W相の固定子巻線を構成する電線340の一方の端部は、中性点に接続され、他方の端部は、クラスタ350を介してコネクタ170に接続されている。
中性点は、絶縁特性を有する樹脂により覆われている。本実施形態では、中性点は、樹脂でモールドされている。これにより、中性点が露出するのを防止することができ、中性点の絶縁性が低下するのを防止することができる。
クラスタ350は、U相〜W相の固定子巻線を構成する電線340の一方の端部が挿入可能な挿入口を有している。また、クラスタ350は、挿入口に挿入された、U相〜W相を構成する電線340の一方の端部に接続される接続ピン351〜353を有している。クラスタ350の接続ピン351〜353は、コネクタ170に設けられているR相〜T相の電源端子に接続可能に構成されている。コネクタ170のR相〜T相の電源端子は、R相〜T相の電源に接続される。
U相〜W相の固定子巻線が、本発明の「第1〜第3グループの固定子巻線」に対応し、R相〜T相の電源端子が、本発明の「第1〜第3グループの電源端子」に対応する。
なお、U相〜W相の固定子巻線は、デルタ結線することもできる。
この場合、例えば、U相の固定子巻線を構成する電線340の一方の端部とV相の固定子巻線を構成する電線340の他方の端部がR相の電源端子に接続され、V相の固定子巻線を構成する電線340の一方の端部とW相の固定子巻線を構成する電線340の他方の端部がS相の電源端子に接続され、W相の固定子巻線を構成する電線340の一方の端部とU相の固定子巻線を構成する電線340の他方の端部がT相の電源端子に接続される。
回転子370は、回転子コア380と回転軸390を有している。回転子コア380は、積層された複数の電磁鋼板により円筒状に形成される。回転軸390は、回転子コアの回転軸挿入口に挿入されている。また、回転軸390は、カバー130に設けられている軸受150と、支持部材140に設けられている軸受160によって回転可能に支持されている。
本発明は、以下のように構成することもできる。
「(態様1)潤滑油としてポリアルキレングリコール(PAG)オイルまたはポリオールエステル(POE)オイルが使用される電動圧縮機に用いられる電動機であって、
固定子と、前記固定子に対して相対的に回転可能な回転子を有し、
前記固定子は、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延在しているヨークと、周方向に沿って離間する位置に配置され、前記ヨークから径方向内側に延在している複数のティースと、前記各ティースに巻き付けられている電線を有し、
前記電線は、導体と、前記導体の外周を覆う絶縁層を有し、
前記絶縁層は、少なくとも、内側に配置されている第1の絶縁層と、外側に配置されている第2の絶縁層を有し、
前記第1の絶縁層は、ポリアミドイミドを含む樹脂により形成され、
前記第2の絶縁層は、ポリアミドイミドを含む樹脂により形成されているとともに、前記第2の絶縁層の、少なくとも外周面は、前記第1の絶縁層の潤滑性より高い潤滑性を有していることを特徴とする電動機。」
態様1の電動機では、第1の絶縁層と第2の絶縁層は、ポリアミドイミド(PAI)を含む樹脂(PAI樹脂)により形成されている。このため、PAGオイルが使用されている場合でも、PAI樹脂の加水分解による第1の絶縁層の絶縁性の低下を防止することができる。したがって、導体に漏れ電流が流れるのを防止することができる。
また、少なくとも、第2の絶縁層の外周面は、第1の絶縁層の潤滑性より高い(摩擦係数が小さい)潤滑性を有している。これにより、電線を各ティースに巻き付ける際に、電線同士の接触等によって第2の絶縁層が損傷するのを防止することができる。
「(態様2)態様1の電動機であって、前記第1の絶縁層は、前記第2の絶縁層より密着性が高いことを特徴とする電動機。」
態様2の電動機では、第1の絶縁層の密着性が第2の絶縁層の密着性より高く設定されている。これにより、電線を各ティースに巻き付ける際に電線に加わる外力によって第1の絶縁層が導体から剥離するのを防止することができる。
本発明は、実施形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
電線は、導体の外周を覆う絶縁層は、最も内側に前述した第1の絶縁層が配置され、最も外側に前述した第2の絶縁層が配置されていればよい。すなわち、第1の絶縁層と第2の絶縁層の間の他の一つまたは複数の絶縁層が配置されていてもよい。
第1の絶縁層の、導体に対する密着性を高める方法としては種々の方法を用いることができる。例えば、第1の絶縁層を、PAIと公知の密着性付与剤(密着性向上剤)を含む樹脂により形成する方法を用いることができる。
第2の絶縁層の潤滑性(摩擦性)を高める方法としては、第2の絶縁層の、少なくとも外周面の潤滑性を高めることができる種々の方法を用いることができる。例えば、第2の絶縁層の外周面に、公知の潤滑剤(潤滑性付与剤)を塗布する方法や、第2の絶縁層を、PAIと公知の潤滑剤(潤滑性付与剤)を含む樹脂により形成する方法を用いることができる。
第2の絶縁層の、少なくとも外周面の潤滑性を高くする構成と、第1の絶縁層の密着性を高くする構成を用いたが、第2の絶縁層の、少なくとも外周面の潤滑性を高くする構成のみを用いることもできる。
本発明の電動機は、種々の構成の電動機として構成することができる。例えば、固定子巻線の相数は3相に限定されない。固定子巻線の結線方法は、スター結線やデルタ結線に限定されない。固定子巻線(固定子巻線を構成する電線)の巻き付け方法は、集中巻き方式に限定されず、例えば、分布巻き方式等を用いることもできる。
本発明の電動圧縮機は、スクロール電動圧縮機以外の種々の型式の電動圧縮機として構成することができる。
本発明の電動圧縮機は、種々の用途に用いることができる。例えば、空調機や冷蔵庫に設けられる圧縮機、車両に搭載される圧縮機として用いることができる。
10 電動圧縮機
100 密閉容器
110 電動機ハウジング
120 圧縮機構部ハウジング
130 カバー
140 支持部材
150、160、 軸受
170 コネクタ
200 圧縮機構部
210 回転部
220 固定スクロール
230 可動スクロール
300 電動機
310 固定子
320 固定子コア
320a 固定子コア内側空間
320A、320B 固定子コア端面
321 ヨーク
322 ティース
322a ティース基部
322b ティース先端部
323 スロット
324 スロット絶縁部材
325 相間絶縁部材
330 固定子巻線
340 電線
341 導体
342 第1の絶縁層
343 第2の絶縁層
350 クラスタ
351〜353 接続ピン
360 樹脂ボビン
360A 樹脂ボビン端面
360a 樹脂ボビン内側空間
361 外壁部
362 内壁部
363 連結部
370 回転子
380 回転子コア
390 回転軸

Claims (8)

  1. 潤滑油としてポリアルキレングリコール(PAG)オイルまたはポリオールエステル(POE)オイルが使用される電動圧縮機に用いられる電動機であって、
    固定子と、前記固定子に対して相対的に回転可能な回転子を有し、
    前記固定子は、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延在しているヨークと、周方向に沿って離間する位置に配置され、前記ヨークから径方向内側に延在している複数のティースと、前記各ティースに巻き付けられている電線を有し、
    前記電線は、導体と、前記導体の外周を覆う絶縁層を有し、
    前記絶縁層は、少なくとも、内側に配置されている第1の絶縁層と、外側に配置されている第2の絶縁層を有し、
    前記第1の絶縁層は、ポリアミドイミドを含み、厚さが20μm〜40μmの範囲内である樹脂により形成され、
    前記第2の絶縁層は、ポリアミドイミドを含み、厚さが3μm〜5μmの範囲内である樹脂により形成されているとともに、前記第2の絶縁層の少なくとも外周面は、前記第2の絶縁層の潤滑性より高い潤滑性を有することを特徴とする電動機。
  2. 請求項1に記載の電動機であって、
    前記第1の絶縁層は、前記第2の絶縁層より密着性が高いことを特徴とする電動機。
  3. 請求項1または2に記載の電動機であって、
    前記各ティースに巻き付けられている電線によって第1〜第3グループの固定子巻線が構成され、
    前記第1〜第3グループの固定子巻線を構成する電線の導体の一方の端部は、共通に接続されているとともに、絶縁特性を有する樹脂で覆われ、他方の端部は、第1〜第3の電源端子に接続されていることを特徴とする電動機。
  4. 請求項1または2に記載の電動機であって、
    前記各ティースに巻き付けられている電線によって第1〜第3グループの固定子巻線が構成され、
    前記第1グループの固定子巻線を構成する電線の導体の一方の端部と前記第2グループの固定子巻線を構成する電線の導体の他方の端部は、第1の電源端子に接続され、前記第2グループの固定子巻線を構成する電線の導体の一方の端部と前記第3グループの固定子巻線を構成する電線の導体の他方の端部は、第2の電源端子に接続され、前記第3グループの固定子巻線を構成する電線の導体の一方の端部と前記第1グループの固定子巻線を構成する電線の導体の他方の端部は、第3の電源端子に接続されていることを特徴とする電動機。
  5. 圧縮機構部と、前記圧縮機構部を駆動する電動機と、前記圧縮機構部および前記電動機を収容する密閉容器を備え、潤滑油としてポリアルキレングリコール(PAG)オイルまたはポリオールエステル(POE)オイルが用いられる電動圧縮機であって、前記電動機として請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の電動機が用いられていることを特徴とする電動圧縮機。
  6. 圧縮機を備える空調機であって、前記圧縮機として請求項5に記載の電動圧縮機が用いられていることを特徴とする空調機。
  7. 圧縮機を備える冷蔵庫であって、前記圧縮機として請求項5に記載の電動圧縮機が用いられていることを特徴とする冷蔵庫。
  8. 圧縮機を備える車両であって、前記圧縮機として請求項5に記載の電動圧縮機が用いられていることを特徴とする車両。
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