JP2020107764A - 抵抗器及びそのケース - Google Patents

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大宇 川崎
Taiu Kawasaki
大宇 川崎
溝尻 芳行
Yoshiyuki Mizojiri
芳行 溝尻
悟 柘植
Satoru Tsuge
悟 柘植
真啓 神戸
Masahiro Kambe
真啓 神戸
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【課題】抵抗器に電気的に接続されているリード線がばらけないように取りまとめることを低コストで容易に行え、また抵抗器の取り出し展開時などにリード線が絡み合いにくくて取り扱い作業性を向上できる抵抗器及びそのケースを提供すること。【解決手段】両端に第1,第2のリード線80−1,2を接続した抵抗素子50と、第1,第2のリード線80−1,2とは別の第3のリード線80−3と、抵抗素子50と第1,第2,第3のリード線80−1,2,3を収納する収納部11を有するケース10と、収納部11に充填される充填材とを具備する抵抗器1である。第1,第2のリード線80−1,2と第3のリード線80−3をケース10の両端から突出させる。ケース10の開口13側から投影した際に、抵抗素子50の両端を結ぶ中心線L1と、第3のリード線80−3のケース10内部における両端を結ぶ中心線L3を互いに交差しない状態で平行に設置する。【選択図】図6

Description

本発明は、給湯器の凍結防止ヒータ用の抵抗器などとして用いて好適な抵抗器及びそのケースに関するものである。
従来、例えば給湯器の通水パイプの凍結防止のため、前記通水パイプにヒータ用の抵抗器を取り付ける場合がある。即ち、給湯器の通水パイプに前記抵抗器を取り付けておき、外気温度或いは通水パイプの温度が所定値以下になったときに前記抵抗器に通電して発熱させ、通水パイプ内の水の凍結を防止する。この種の抵抗器は、例えば図8に示すように、複数(図では3個)の抵抗器301をリード線330で直列に接続して構成されている。ここで、各抵抗器301は、セラミックケース303内に図示しない抵抗素子(固定抵抗器)を収納し、抵抗素子の両端に接続された一対のリード線330をセラミックケース303の両端から外部に引き出し、さらに抵抗素子を収納したセラミックケース303の収納部に充填材305を充填して構成されている。そして隣接する抵抗器301間は、前記リード線330によって直列に接続されている。また先端(図8に向かって左端)の抵抗器301の先端から突出する側の長尺なリード線330は折り返され、各抵抗器301間を接続するリード線330に沿うように配置されている。そして、折り返されたリード線330は、各抵抗器301の間において、各抵抗器301間を連結するリード線330と結束バンド350によって連結され、これによって折り返されたリード線330がばらけないように取りまとめている。このように結束バンド350を用いてリード線330がばらけないように取りまとめるのは、各抵抗器301を通水パイプに取り付ける際に、折り返した長尺のリード線330が絡み付いて作業の障害にならないようにするためであり、また通水パイプに各抵抗器301を取り付けた後に、前記折り返した長尺のリード線330を別途固定する作業負担をなくすためでもある。
実開平7−29804号公報
しかしながら、結束バンド350を用いてリード線330を結束する構成にすると、以下のような問題があった。
(1)結束バンド350を用いるため、その分のコストがかかる。
(2)結束バンド350によってリード線330を結束するための工程が必要になる。
(3)結束バンド350によって結束された一式の抵抗器301群は、例えばリード線330を屈曲させるなどして収納箱に収納され、使用時にこの収納箱から取り出されて展開されるが、この取り出しの際に、前記結束バンド350がリード線330などに当接することで絡み合い、リード線330の展開作業を阻害する虞がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、抵抗器に電気的に接続されているリード線がばらけないように取りまとめることを低コストで容易に行うことができ、また抵抗器の取り出し展開時などにリード線が絡み合いにくくて取り扱い作業性を向上させることができる抵抗器及びそのケースを提供することにある。
本発明は、両端にそれぞれ第1,第2のリード線を接続した抵抗素子と、前記第1,第2のリード線とは別の第3のリード線と、上面に開口が形成され、前記抵抗素子と第1,第2,第3のリード線を収納する収納部を有するケースと、前記収納部に充填される充填材と、を具備し、前記第1,第2のリード線と前記第3のリード線を前記ケースの両端からそれぞれ突出させ、前記ケースの開口側から投影した際に、前記抵抗素子の両端を結ぶ中心線と、前記第3のリード線のケース内部における両端を結ぶ中心線は、互いに交差しない位置にあることを特徴としている。
本発明によれば、簡単な構成で、第1,第2のリード線のみならず、抵抗素子に直接接続されていない第3のリード線も容易且つ確実に、ケースの収納部内に収納し保持することができる。
これによって、例えばこのケースの収納部に収納した抵抗素子に接続されて当該ケースの外部に引き出した第1又は第2のリード線(または当該リード線に電気的に接続された他のリード線)を第3のリード線として再び保持するような構成とする場合、結束バンドなどを用いなくても、低コストに前記第3のリード線をケース自体に容易に強固に保持して取りまとめることができる。
また結束バンドなどを用いなくても、ケース自体に第3のリード線を保持させることができるので、この抵抗器の取り出し展開時などに当該第3のリード線が絡み合いにくくなり、取り扱い作業性を向上させることができる。
また第3のリード線は、ケースの収納部内に収納された上で充填材が充填されるので、例えばこの第3のリード線をケースの外周面に設けた溝に挿入することで固定するような場合に比べ、第3のリード線をより確実にケースに保持することができる。
また、ケースの開口側から投影した際に、抵抗素子の両端を結ぶ中心線と、第3のリード線のケース内部における両端を結ぶ中心線が互いに交差しない位置に設置することで、ケースをその上面を囲む側面の内の各リード線を突出する側面とは異なる側面から投影した際に、第3のリード線を抵抗素子に少なくともその一部が重複するように配置することが可能となり、高さ寸法の小型化(薄型化)を図ることが可能となる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記ケースの開口側から投影した際に、前記抵抗素子の両端を結ぶ中心線と、前記第3のリード線のケース内部における両端を結ぶ中心線は、平行であることを特徴としている。
本発明によれば、抵抗器のケースの外部に引き出された第1、第2のリード線と第3のリード線とを容易に平行な状態に維持することができる。これによって抵抗器のケースの外部に引き出したリード線がさらに絡み合いにくくなり、取り扱い作業性を向上させることができる。
また本発明は、抵抗素子を収納する収納部を有するケースにおいて、前記収納部は、少なくとも、前記抵抗素子を収納する抵抗素子収納部と、前記抵抗素子収納部の一方の側に沿って、前記抵抗素子の両端に接続される第1,第2のリード線とは別の第3のリード線を収納する第3リード線収納部と、を具備して構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、ケースに設けた収納部に、抵抗素子収納部と第3リード線収納部とを設けるという簡単な構成で、抵抗素子及びこれに接続する第1,第2のリード線のみならず、抵抗素子に直接接続されていない第3のリード線も容易且つ確実に、ケースの収納部内に収納し保持することができる。
また結束バンドなどを用いなくても、ケース自体に第3のリード線を保持させることができるので、このケースを用いた抵抗器の取り出し展開時などに、当該第3のリード線が絡み合いにくくなり、取り扱い作業性を向上させることができる。
また第3リード線収納部は、抵抗素子収納部の一方の側に沿って配置されるので、抵抗素子と第3のリード線とを、容易に互いが交差しない位置(例えば平行な位置)になるように配置でき、これによって抵抗素子と第3のリード線が上下に交差して配置されず、抵抗器の高さ寸法の小型化を図ることができる。
また本発明は、上記特徴に加え、前記抵抗素子収納部には、当該抵抗素子収納部に収納する抵抗素子の両端を結ぶ中心線方向への当該抵抗素子の移動を規制する規制部が設けられていることを特徴としている。
これによって、抵抗素子の両端を結ぶ中心線方向の位置決めを容易に行うことができる。
本発明によれば、抵抗器に電気的に接続されているリード線がばらけないように取りまとめることを低コストで容易に行うことができる。また抵抗器の取り出し展開時などにリード線が絡み合いにくくできて取り扱い作業性を向上させることができる。
抵抗器1をリード線80によって複数個連結した状態を示す斜視図である。 抵抗器1の拡大斜視図である。 抵抗器1の分解斜視図である。 ケース10を示す図であり、図4(a)はケース10の斜視図、図4(b)は図4(a)のA−A断面図、図4(c)はケース10の平面図である。 抵抗器1の製造方法説明図(斜視図)である。 抵抗器1の製造方法説明図(平面図)である。 抵抗器1の製造方法説明図(図5のB−B断面図)である。 従来の抵抗器301の一使用例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る抵抗器1をリード線80(抵抗器1に接続された位置に応じて第1,第2,第3のリード線80−1,2,3となる)によって複数個連結した状態を示す斜視図、図2は1つの抵抗器1の拡大斜視図、図3は図2に示す抵抗器1の分解斜視図である。これらの図に示すように、抵抗器1は、ケース10の上面10aに形成された開口13から収納部11内に抵抗素子50などを収納した上で、この収納部11内に充填材60を充填固化し、さらにケース10の上面10aを囲む4つの側面の内の一対の対向する側面(以下「左右両端面」という)10e,10fのリード線80(第1,第2,第3のリード線80−1,2,3)が突出する部分に封止部材65を塗布して構成されている。なお以下の説明において、「上」とは収納部11の内部からケース10の開口13側を向く方向をいい、「下」とはその反対方向をいい、「長手方向」とは抵抗素子50のリード線80(第1,第2のリード線80−1,80−2)を接続する両端面を結ぶ方向をいうものとする。
図4は、ケース10を示す図であり、図4(a)はケース10を図3とは異なる方向から見た斜視図、図4(b)は図4(a)のA−A断面図、図4(c)はケース10の平面図である。同図に示すように、ケース10は、四角柱状のセラミックス製であって、その天面(上面)10a側に略矩形凹状の収納部11を設けて構成されている。ケース10の底面10cはこの抵抗器1によって加熱される図示しない被加熱体を当接する被装着面となっている。
収納部11は、抵抗素子50及びこの抵抗素子50の両端にそれぞれ接続される第1,第2のリード線80−1,80−2と、前記第1,第2のリード線80−1,80−2とは別の第3のリード線80−3を収納できる寸法形状に形成されており、図4(b)に示すように横断面が略矩形状である。ケース10の左右両端面10e,10fには、その上辺から切り欠かれるように、並列に一対ずつ、凹状(略U字状)のリード線挿入部15,15,17,17が設けられている。各リード線挿入部15,15,17,17は、収納部11に連通している。各リード線挿入部15,15,17,17の幅寸法は、下記するリード線80の外形寸法よりも少し小さい寸法に形成されている。
また図4(c)に点線で示すように、収納部11の内部は、長手方向に向かって、3つの空間、即ち、中央の抵抗素子収納部11Aと、その一方の側の第1,第2リード線収納部11Bと、その他方の側の第3リード線収納部11Cとを有している。そして前記リード線挿入部15,15と前記リード線挿入部17,17は、第1,第2リード線収納部11Bの左右両端側に対向する位置と、第3リード線収納部11Cの左右両端側に対向する位置とに設けられている。抵抗素子収納部11Aの左右両端側には、略矩形状の規制部19,21が内底面から突出するように設けられている。両規制部19,21は、収納部11の左右両端面10e,10fを構成する側壁の、それぞれリード線挿入部15,17の間の内壁面から突出するように設けられている。両規制部19,21の上面は開口13よりも少し低い位置に位置している。また両規制部19,21の対向面間の離間距離K1は、抵抗素子50の長手方向の長さ寸法(下記する両キャップ51,51の端部間の長さ寸法)よりも少し大きい寸法に形成されている。両規制部19,21は、収納部11の左右両端面10e,10fを構成する側壁に接続されることで、当該側壁を補強する作用も有する。
抵抗素子(固定抵抗器)50は、図3に示すように、円柱状の絶縁棒の外周に抵抗線を巻き付け、その両端に金属製のキャップ51,51を被せ、その際、第1,第2のリード線80−1,80−2から引き出した電線81,81をキャップ51、51に挟み込み、この状態でキャップ51,51の外周側面をかしめて構成されている。なお抵抗素子50の構造がこの実施形態の構造に限定されないことは言うまでもない。
ところでこの例では、図1に示すように、抵抗器1は複数個(図では3個)、複数本のリード線80(抵抗器1に接続された位置に応じて第1,第2のリード線80−1,2となる)によって直列に接続されており、一方端側の抵抗器1(図1では右端のもの)のリード線80の長さを長く延長している。長く延長したリード線80の部分を、第3のリード線80−3としている。
そして抵抗器1を製造するには、図3に示すように、各ケース10の開口13から収納部11内に抵抗素子50を収納し、その際、抵抗素子50の両端に接続された第1,第2のリード線80−1,2をそれぞれケース10の一方側のリード線挿入部15,17に圧入する。
次に、延長した側のリード線80を、折返し部T(図1参照)で180°折り返し、前記複数個の抵抗素子50に沿うように配置することで、この第3のリード線80−3を各ケース10のもう一方側のリード線挿入部15,17に圧入する。
このときの状態を、図5の斜視図、図6の平面図、図7の断面図(図5のB−B断面図)に示す。これらの図に示すように、抵抗素子50は収納部11の抵抗素子収納部11A内に位置し、第1,第2のリード線80−1,2は第1,第2リード線収納部11B内に位置し、第3のリード線80−3は第3リード線収納部11C内に位置する。また抵抗素子50のキャップ51,51の両端に対向するように規制部19,21の先端面が位置し、抵抗素子50の位置決めが行われている。また図6に示すように、ケース10の開口13側から投影した際に、抵抗素子50の両端を結ぶ中心線L1と、第1,第2のリード線80−1,2のケース10内部における両端を結ぶ中心線L2と、第3のリード線80−3のケース10内部における両端を結ぶ中心線L3とは、互いに交差しない位置、特にこの例では平行に設置されている。
次に、図1,図2に示すように、抵抗素子50を収納した収納部11内に充填材60を充填して抵抗素子50を密封し固化する。充填材60としては、例えば耐熱シリコンセメントなどの絶縁材料を用いる。これによって、抵抗素子50を連結した側の第1,第2のリード線80−1,2と、折り返して各抵抗素子50に沿わせた第3のリード線80−3は、接近した位置で各抵抗素子50の長手方向に沿う方向に(平行に)配置される。これによって、第1,第2のリード線80−1,80−2のケース10外部への引出方向と第3のリード線80−3のケース10外部への引出方向は同一方向となる。このように、ケース10の収納部11内に第3リード線収納部11Cを設けるという簡単な構成で、結束バンドなどの他の部材を用いることなく、第3のリード線80−3を容易且つ確実且つ強固にケース10から外れることなく保持することができる。また結束バンドなどを用いなくてもよいので、これら抵抗器1の取り出し展開時などに第3のリード線80−3が絡み合いにくくなり、取り扱い作業性を向上させることができる。
次に、図2に示すように、ケース10の両端面10e,10fの、それぞれリード線挿入部15,17からリード線80をケース10の外部に引き出す部分に、防水用の封止部材65を塗布する。封止部材65としては、例えばシリコン樹脂(シリコンゴム)を用いる。これによって、各リード線80の周囲を伝ってケース10内へ浸入しようとする液体を確実に封止することができる。リード線挿入部15,17の位置は接近しているので、両者に対する封止部材65の塗布は、一度の操作で容易に行うことができる。これによって、抵抗器1が完成する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
以上のようにして組み立てられた抵抗器1は、例えば給湯器用の熱交換器の通水パイプの外周面に、その底面(被装着面)10cを当接するように装着し、図示しない固定金具などを用いて取り付けられる。このとき各抵抗器1は、狭い隙間を通して通水パイプに装着させる場合があるが、そのような場合でも、折り返した長尺の第3のリード線80−3は、ケース10の収納部11内に確実に挿入・固定され保持されているので、抵抗器1の前記第3のリード線80−3を折り返した折返し部Tの側を先端側として通水パイプの狭い隙間に挿入して行くことで、長尺の第3のリード線80−3がその周囲の部材に干渉することなく、スムーズにその取付位置まで移動することができる。
また上述のように、ケース10の開口13側から投影した際に、抵抗素子50の両端を結ぶ中心線L1と、第1,第2のリード線80−1,2のケース10内部における両端を結ぶ中心線L2と、第3のリード線80−3のケース10内部における両端を結ぶ中心線L3とを、互いに交差しない位置、特にこの例では平行に設置したので、ケース10をその上面10aを囲む側面の内の各リード線を突出する側面10e,10fとは異なる側面から投影した際に、第3のリード線80−3を抵抗素子50に少なくともその一部が重複するように配置することが可能となり、高さ寸法の小型化(薄型化)を図ることが可能となる。これによって、前記狭いスペースへの抵抗器1の挿入をより容易としている。またリード線80全体の両端部を容易に同一方向に揃えて引き出すことができるので、このリード線80の通電用の電源への接続を容易に行うことができる。
そしてリード線80全体の両端部間に通電を行えば、各抵抗素子50が加熱され、その熱がケース10の底面10cを介して通水パイプに伝熱され、通水パイプの凍結を防止する。このとき、ケース10の高さを低くしているので、ケース10の外周面全体の表面積を小さくすることができ、その分、空中に放出される熱量を少なくでき、伝熱効率を向上させることができる。
また上記実施形態では、図1に示すように、一端側(図1の右端側)の抵抗器1から引き出した第2のリード線80−2を折返し部Tで折り返してそれよりも先端側の部分を第3のリード線80−3としたが、前記折返し部Tで折り返さず、当該折返し部Tの部分を切断した状態とし、当該折返し部Tで切断した第2のリード線80−2と第3のリード線80−3の先端部を図示しないコネクタに接続する構成などとしても良い。要は、第3のリード線80−3は、抵抗素子50の両端に接続された第1,第2のリード線80−1,2のケース10内に収納されている部分とは別のリード線であればどのようなリード線であってもよい。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では、抵抗素子収納部11Aの両端側に一対の規制部19,21を設けたが、ケース10の収納部11内の一方の端面(例えば規制部19の根元側の端面)自体を抵抗素子50の中心線L1方向への移動を規制する規制部として用いるように構成すれば、当該一方の規制部19を省略し、もう一方の規制部21のみとしてもよい。また、上記規制部19,21の代わりに、ケース10の内底面の一部を凹状に形成し、この凹状部分内に抵抗素子50の下側の部分を収納し、これによって、凹状部分の両端面を規制部としても良い。さらに、前記凹状部分を収納部11内の一方の端面側に偏らせて形成する(即ち、凹状部分の一端面と収納部11の一端面を一致させる)ことで、ケース10の収納部11内の一方の端面と凹状部分の反対側の端面とを規制部として抵抗素子50の位置決めを行ってもよい。
また上記実施形態では、ケース10の開口13側から投影した際に、抵抗素子50の両端を結ぶ中心線L1と、第1,第2のリード線80−1,2のケース10内部における両端を結ぶ中心線L2と、第3のリード線80−3のケース10内部における両端を結ぶ中心線L3とを互いに交差しない状態で平行に設置したが、例えば、第1,第2のリード線80−1,2を抵抗素子50のキャップ51の端面に溶接などによって取り付けるなどして、中心線L1と中心線L2を略一致させたような場合などは、抵抗素子50の中心線L1と第3のリード線80−3の中心線L3のみを互いに交差しない状態で平行に設置してもよい。このような場合は、第1,第2リード線収納部11Bが不要になる。また上記実施形態では、抵抗素子50の中心線L1と、第1,第2のリード線80−1,2の中心線L2と、第3のリード線80−3の中心線L3とを平行に設置したが、開口13側から投影した際に互いに交差しない位置であれば、平行でなくてもよい。また上記実施形態では、抵抗器1を複数個リード線80によって直列に接続したが、1個の抵抗器1に対して本発明を適用しても良い。また本発明に係る抵抗器1は、ヒータ用の抵抗器に限定されず、ヒータ用以外の各種用途に用いる抵抗器に適用しても良い。
また、上記記載及び各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に矛盾がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、上記記載及び各図の記載内容は、その一部であっても、それぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は上記記載及び各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
1 抵抗器
10 ケース
11 収納部
11A 抵抗素子収納部
11B 第1,第2リード線収納部
11C 第3リード線収納部
13 開口
19 規制部
21 規制部
50 抵抗素子
60 充填材
80(80−1,2,3) リード線
80−1 第1のリード線
80−2 第2のリード線
80−3 第3のリード線
L1 抵抗素子の両端を結ぶ中心線
L2 第1,第2のリード線のケース内部における両端を結ぶ中心線
L3 第3のリード線のケース内部における両端を結ぶ中心線

Claims (4)

  1. 両端にそれぞれ第1,第2のリード線を接続した抵抗素子と、
    前記第1,第2のリード線とは別の第3のリード線と、
    上面に開口が形成され、前記抵抗素子と第1,第2,第3のリード線を収納する収納部を有するケースと、
    前記収納部に充填される充填材と、
    を具備し、
    前記第1,第2のリード線と前記第3のリード線を前記ケースの両端からそれぞれ突出させ、
    前記ケースの開口側から投影した際に、前記抵抗素子の両端を結ぶ中心線と、前記第3のリード線のケース内部における両端を結ぶ中心線は、互いに交差しない位置にあることを特徴とする抵抗器。
  2. 請求項1に記載の抵抗器であって、
    前記ケースの開口側から投影した際に、前記抵抗素子の両端を結ぶ中心線と、前記第3のリード線のケース内部における両端を結ぶ中心線は、平行であることを特徴とする抵抗器。
  3. 抵抗素子を収納する収納部を有するケースにおいて、
    前記収納部は、少なくとも、
    前記抵抗素子を収納する抵抗素子収納部と、
    前記抵抗素子収納部の一方の側に沿って、前記抵抗素子の両端に接続される第1,第2のリード線とは別の第3のリード線を収納する第3リード線収納部と、
    を具備して構成されていることを特徴とするケース。
  4. 請求項3に記載のケースにおいて、
    前記抵抗素子収納部には、当該抵抗素子収納部に収納する抵抗素子の両端を結ぶ中心線方向への当該抵抗素子の移動を規制する規制部が設けられていることを特徴とするケース。
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