JP2020107366A - 監視装置、監視システム、監視方法及びプログラム - Google Patents

監視装置、監視システム、監視方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】火災現場である建物内に監視カメラが設置されていない場合であっても、監視側にて火災現場の危険を察知することが可能な監視装置を提供する。【解決手段】監視装置10は、赤外線映像取得部12と、映像表示部14とを有する。赤外線映像取得部12は、消防士装置2それぞれから、赤外線カメラモジュール4を用いて火災現場を撮影した赤外線映像を取得する。映像表示部14は、消防士装置2それぞれから取得された赤外線映像を、消防士装置2それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、監視装置、監視システム、監視方法及びプログラムに関する。
監視カメラ又はセンサ等を用いて、遠隔で、火災現場を監視する技術がある。この技術に関連し、特許文献1は、監視建物の異常を検知すると異常通報を行って映像を送信できるセキュリティ電話機、監視カメラに異常が写っている映像を確認後に警察署又は消防署の電話機へ転送できる監視機能付き携帯電話機、及び異常監視装置を開示する。
また、特許文献2は、火災監視の必要性が高い地域を重点的に自動監視することができる火災監視設備を開示する。特許文献2にかかる火災監視設備は、所定地域を撮像する監視カメラと、監視カメラに関連して設置され、監視関連情報を処理する監視側制御機器と、監視側制御機器と通信して監視関連情報を処理する操作側制御機器とを含む。特許文献2にかかる火災監視設備において、監視カメラ、監視側制御機器および操作側制御機器のうち、少なくとも監視カメラおよび監視側制御機器は、耐候性を有するケーシング内にそれぞれ収容され、移動して運用できる。
特開2001−167365号公報 特開平11−250369号公報
特許文献1にかかる技術では、監視カメラが家の各部屋に設置されている。これに対し、建物によっては、監視カメラが設置されていないことがある。このように、監視カメラが設置されていない建物における火災現場では、消防士の判断で、現場の状況を音声によって消防指令システム等の監視側に伝達する必要がある。しかしながら、消防士の音声による伝達のみでは、多くの情報を伝達するのに多大な時間を要し、それにより、監視側から消防士に対する指示の遅延が生じるおそれがある。さらに、建物の壁等の向こう側に火元等の危険箇所がある場合、現場の消防士では危険箇所を早急に察知することが困難である。したがって、火災現場である建物内に監視カメラが設置されていない場合であっても、監視側にて火災現場の危険を察知することが望まれる。
特許文献2にかかる技術では、監視カメラは建物の屋上等の高所から所定地域を撮像する。したがって、特許文献2にかかる技術では、建物内の異常を監視できない。したがって、特許文献2にかかる技術では、建物内に監視カメラが設置されていない場合に、監視側にて火災現場の危険を察知することができないおそれがある。したがって、消防士に適切なタイミングで指示を伝達することができないおそれがある。
本開示の目的は、このような課題を解決するためになされたものであり、火災現場である建物内に監視カメラが設置されていない場合であっても、監視側にて火災現場の危険を察知することが可能な監視装置、消防士装置、監視システム、監視方法及びプログラムを提供することにある。
本発明にかかる監視装置は、火災現場で作業を行っている複数の消防士に装着された消防士装置それぞれから、赤外線カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した赤外線映像を取得する映像取得手段と、前記消防士装置それぞれから取得された前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する映像表示手段とを有する。
また、本発明にかかる消防士装置は、火災現場を撮影して赤外線映像を生成する赤外線カメラモジュールと、前記火災現場の消防士に指示を伝達するオペレータによって用いられる監視装置に、前記赤外線映像と当該消防士装置を装着した消防士の識別情報とを対応付けて、無線通信を用いて送信する無線通信モジュールとを有する。
また、本発明にかかる監視システムは、火災現場で作業を行っている消防士に装着された複数の消防士装置と、前記火災現場の消防士に指示を伝達するオペレータによって用いられる監視装置とを有し、前記消防士装置は、前記火災現場を撮影して赤外線映像を生成する赤外線カメラモジュールと、前記赤外線映像と当該消防士装置を装着した消防士の識別情報とを対応付けて、前記監視装置に無線通信を用いて送信する無線通信モジュールとを有し、前記監視装置は、前記複数の消防士装置それぞれから、前記赤外線映像を取得する映像取得手段と、前記消防士装置それぞれから取得された前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する映像表示手段とを有する。
また、本発明にかかる監視方法は、火災現場で作業を行っている複数の消防士に装着された消防士装置それぞれから、赤外線カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した赤外線映像を取得し、前記消防士装置それぞれから取得された前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する。
また、本発明にかかるプログラムは、火災現場で作業を行っている複数の消防士に装着された消防士装置それぞれから、赤外線カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した赤外線映像を取得するステップと、前記消防士装置それぞれから取得された前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示するステップとをコンピュータに実行させる。
本開示によれば、火災現場である建物内に監視カメラが設置されていない場合であっても、監視側にて火災現場の危険を察知することが可能な監視装置、消防士装置、監視システム、監視方法及びプログラムを提供できる。
本開示の実施の形態にかかる監視システムの概要を示す図である。 実施の形態1にかかる監視システムを示す図である。 実施の形態1にかかる監視システムの機能を説明するための図である。 実施の形態1にかかる消防士装置の構成を示す図である。 実施の形態1にかかる監視装置の構成を示す図である。 消防士データを例示する図である。 建物における消防士及びビーコン端末の配置を例示する図である。 実施の形態1にかかる、ビーコン端末と、消防士装置と、監視装置との通信を示すシーケンス図である。 実施の形態1にかかる監視装置によって行われる監視方法を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる監視装置のモニタ画面を例示する図である。
(本開示にかかる実施の形態の概要)
本開示の実施形態の説明に先立って、本開示にかかる実施の形態の概要について説明する。図1は、本開示の実施の形態にかかる監視システム1の概要を示す図である。監視システム1は、複数の消防士装置2と、監視装置10とを有する。消防士装置2と、監視装置10とは、例えば無線ネットワーク等の通信網によって通信可能に接続されている。複数の消防士装置2は、火災現場で作業を行っている複数の消防士にそれぞれ装着されている。消防士装置2は、赤外線カメラを用いて火災現場を撮影可能である。これにより、サーモグラフィである赤外線映像が生成される。消防士装置2は、赤外線映像(赤外線映像を示す映像データ)を監視装置10に送信する。なお、以下、用語「映像」は、情報処理における処理対象としての、「映像を示す映像データ」も意味する。同様に、用語「画像」は、情報処理における処理対象としての、「画像を示す画像データ」も意味する。
消防士装置2は、火災現場を撮影して赤外線映像を生成する赤外線カメラモジュール4と、無線通信モジュール6とを有する。無線通信モジュール6は、赤外線映像と消防士装置2を装着した消防士の識別情報とを対応付けて、無線通信を用いて送信する。
監視装置10は、火災現場の消防士に指示を伝達するオペレータによって用いられる。監視装置10は、赤外線映像取得部12(赤外線映像取得手段)と、映像表示部14(映像表示手段)とを有する。赤外線映像取得部12は、消防士装置2それぞれから、赤外線カメラモジュール4を用いて火災現場を撮影した赤外線映像を取得する。映像表示部14は、消防士装置2それぞれから取得された赤外線映像を、消防士装置2それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する。
本開示にかかる監視システム1は、上記のように構成されているので、火災現場である建物に監視カメラが設置されていない場合であっても、その赤外線映像(サーモグラフィ)を用いて、監視側にて、熱源である危険箇所を察知することができる。つまり、高温を示している赤外線映像を送信した消防士装置2を装着した消防士の付近に危険箇所が存在することを、監視側にて把握することができる。したがって、本開示にかかる監視装置10は、火災現場である建物内に監視カメラが設置されていない場合であっても、監視側にて火災現場の危険を察知することが可能となる。
なお、監視システム1を用いても、火災現場である建物内に監視カメラが設置されていなくても監視側にて火災現場の危険を察知することが可能となる。また、監視装置10で実行される監視方法及び監視方法を実行するプログラムを用いても、火災現場である建物内に監視カメラが設置されていなくても監視側にて火災現場の危険を察知することが可能となる。さらに、消防士装置2を用いても、火災現場である建物内に監視カメラが設置されていなくても監視側にて火災現場の危険を察知することが可能となる。
(実施の形態1)
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図2は、実施の形態1にかかる監視システム50を示す図である。監視システム50は、現場車両60と、複数の消防士装置100と、監視装置200とから構成されている。消防士装置100及び監視装置200は、それぞれ、図1に示した消防士装置2及び監視装置10に対応する。現場車両60と、複数の消防士装置100と、監視装置200とは、例えば無線ネットワーク等の通信網52を介して、互いに通信可能に接続されている。複数の消防士装置100は、火災現場である建物に配置された少なくとも1つのビーコン端末70から、ビーコン信号を受信する。詳しくは後述する。
図3は、実施の形態1にかかる監視システム50の機能を説明するための図である。消防士装置100は、赤外線カメラが搭載された、赤外線サーモグラフィカメラシステムである。監視装置200は、オペレータが火災現場の消防士に指示を伝達する消防指令システムに設けられている。つまり、監視装置200は、火災現場の消防士に指示を伝達するオペレータによって用いられる。現場車両60は、例えば消防車両であって、火災現場である建物の付近に配置されている。現場車両60と、消防士装置100と、監視装置200とが、相互に通信を行っている。
消防士装置100は、現場映像を、現場車両60及び監視装置200に送信する。現場映像は、赤外線映像及び可視映像を含む。したがって、消防士装置100は、赤外線映像及び可視映像を送信する。これにより、監視装置200は、消防士装置100から、赤外線映像及び可視映像を含む現場映像を受信する。また、現場車両60は、消防士装置100から赤外線映像及び可視映像を含む現場映像を受信して、監視装置200に送信する。
また、消防士装置100は、音声データの送受信を行う。具体的には、消防士装置100は、現場車両60及び監視装置200(消防指令システム)に対して、消防士による現場状況を報告する音声を示す音声データを送信する。これにより、監視装置200は、消防士装置100から、現場状況の報告を示す音声データを受信する。また、現場車両60は、消防士装置100から現場状況の報告を示す音声データを受信して、監視装置200に送信する。
また、監視装置200は、消防士装置2(消防士)及び現場車両60に対して、オペレータによる指示の音声を示す音声データを送信する。これにより、消防士装置100は、指示を示す音声データを受信する。また、現場車両60は、監視装置200から指示を示す音声データを受信して、消防士装置100に送信する。さらに、現場車両60は、消防士装置100からの現場状況の報告に応じて、消防士装置100に対して、現場車両60の消防士による指示を示す音声データを送信する。
また、消防士装置100は、現在の消防士装置100(消防士)の位置を示す位置情報(現在位置情報)を、現場車両60及び監視装置200に送信する。これにより、監視装置200は、消防士装置100から、現在位置情報を受信する。また、現場車両60は、消防士装置100から現在位置情報を受信して、監視装置200に送信する。
図4は、実施の形態1にかかる消防士装置100の構成を示す図である。消防士装置100を火災現場の消防士が装着することによって、図3に示すように、火災現場(消防士装置100)、現場車両60、及び監視装置200(消防指令システム)の三者間で、映像、音声、現場消防士の位置データ等を通信できる。
消防士装置100は、赤外線カメラ110と、カメラコントローラ120と、ヘッドセット150とを有する。赤外線カメラ110は、例えば赤外線サーモグラフィカメラである。赤外線カメラ110は、赤外線カメラモジュール112と、可視カメラモジュール114と、カメラモジュール制御基板116とを有する。
赤外線カメラモジュール112は、目視(可視)では判断しにくい熱源を撮影するための機能を有する。赤外線カメラモジュール112は、赤外線を受光して、サーモグラフィである赤外線映像を生成(結像)する。可視カメラモジュール114は、可視映像を撮影するための機能を有する。可視カメラモジュール114は、可視光を受光して可視映像を生成(結像)する。ここで、赤外線カメラモジュール112及び可視カメラモジュール114は、赤外線映像及び可視映像を同じ方向について同じタイミングで撮影することができる。
カメラモジュール制御基板116は、赤外線カメラモジュール112及び可視カメラモジュール114からの映像信号をカメラコントローラ120へ送信する機能を有する。また、カメラモジュール制御基板116は、カメラコントローラ120からの制御信号を受信する機能を有する。さらに、カメラモジュール制御基板116は、赤外線カメラモジュール112及び可視カメラモジュール114を制御する機能を有する。
カメラコントローラ120は、例えば、赤外線サーモグラフィカメラコントローラである。カメラコントローラ120は、制御基板122、ディスプレイ124、無線通信モジュール126、近距離通信モジュール128、GPSモジュール130、操作ボタン132、ストレージ134、バッテリ136、マイク138、及びスピーカ140を有する。制御基板122は、カメラコントローラ120の他の構成要素を制御する機能を有する。また、制御基板122は、赤外線カメラ110に制御信号を送信する機能を有する。
ディスプレイ124は、赤外線カメラ110で撮影された現場映像(赤外線映像及び可視映像)を表示し得る。無線通信モジュール126は、LTE(Long Term Evolution)、WiFi等の無線通信規格により、現場車両60及び監視装置200(消防指令システム)等の外部との間で、現場映像、音声、その他のデータを送受信する機能を有する。ここで、無線通信モジュール126は、現場映像、音声、その他のデータを現場車両60及び監視装置200に送信する際に、消防士装置100を装着した消防士の識別コード(識別情報)を対応づけて、無線通信を用いて送信する。
近距離通信モジュール128及びGPSモジュール130は、外部からの位置情報に関する信号を受信する機能を有する。したがって、近距離通信モジュール128及びGPSモジュール130は、位置情報に関する位置情報信号を受信する信号受信手段として機能する。近距離通信モジュール128は、例えばBluetooth(登録商標)通信等の近距離無線通信を行う。近距離通信モジュール128は、ビーコン端末70からビーコン信号を受信する。なお、近距離通信モジュール128がビーコン信号を受信する方法は、Bluetooth通信でなくてもよい。GPSモジュール130は、GPS(Global Positioning System)衛星から、GPS信号を受信する。
制御基板122は、ビーコン信号及びGPS信号の少なくとも一方を用いて、消防士(消防士装置100)の位置情報を生成してもよい。ビーコン信号を用いて消防士(消防士装置100)の位置情報を生成する方法については後述する。なお、近距離通信モジュール128は、赤外線カメラ110及びヘッドセット150との間で、現場映像、音声、その他のデータを送受信するために用いてもよい。ここで、無線通信モジュール126は、現場映像、音声、その他のデータを現場車両60及び監視装置200に送信する際に、消防士装置100の位置情報(位置情報信号)を対応づけて、無線通信を用いて送信する。
操作ボタン132は、消防士装置100を装着した消防士が消防士装置100を操作するために用いられる。例えば、操作ボタン132は、録画の開始及び終了等の操作を行うために使用され得る。ストレージ134は、現場映像(赤外線映像及び可視映像)等を格納する。バッテリ136、マイク138、及びスピーカ140は、一般的な機能を備えた構成であるため、説明を省略する。また、ヘッドセット150も、スピーカ及びマイクを備えている。
なお、赤外線カメラ110は、ヘッドセット150に固定されていてもよいし、消防士によって把持されるようにしてもよい。また、赤外線カメラ110は、ヘッドセット150に対して脱着可能としてもよい。赤外線カメラ110がヘッドセット150に固定されることにより、消防士は、赤外線カメラ110を把持することなく現場で作業を行うことができる。また、消防士が赤外線カメラ110を把持可能とすることで、狭い隙間及び高所等についても撮影することができる。また、赤外線カメラ110とカメラコントローラ120とが物理的に別個であるため、カメラコントローラ120を消防士の消防服等に収納したまま、赤外線カメラ110で撮影することができる。
図5は、実施の形態1にかかる監視装置200の構成を示す図である。上述したように、監視装置200は、消防指令システムに設けられている。監視装置200は、例えばコンピュータである。監視装置200は、主要なハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)202と、ROM(Read Only Memory)204と、RAM(Random Access Memory)206と、インタフェース部208(IF;Interface)とを有する。CPU202、ROM204、RAM206及びインタフェース部208は、データバスなどを介して相互に接続されている。
CPU202は、制御処理及び演算処理等を行う演算装置としての機能を有する。ROM204は、CPU202によって実行される制御プログラム及び演算プログラム等を記憶するための機能を有する。RAM206は、処理データ等を一時的に記憶するための機能を有する。インタフェース部208は、ユーザ(オペレータ)によるデータの入力の操作を受け付け、ユーザに対して情報を表示する。したがって、インタフェース部208は、表示手段としての機能を有する。また、インタフェース部208は、有線又は無線を介して外部と信号の入出力を行う。したがって、インタフェース部208は、通信網52を介して、消防士装置100及び現場車両60との間で、音声、映像、位置等のデータを送受信する、通信手段としての機能を有する。
また、監視装置200は、データ取得部210、データベース220、危険箇所特定部232、表示映像生成部234、及び、映像表示部240(以下、「各構成要素」と称する)を有する。データ取得部210は、映像取得部212と、位置情報取得部214とを有する。データベース220は、消防士データ格納部222と、映像データ格納部224と、建物データ格納部226とを有する。データ取得部210、データベース220、危険箇所特定部232、表示映像生成部234、及び、映像表示部240は、それぞれ、データ取得手段、データ格納手段、危険箇所特定手段、表示映像生成手段、及び、映像表示手段として機能する。映像取得部212及び位置情報取得部214は、それぞれ、映像取得手段及び位置情報取得手段として機能する。消防士データ格納部222、映像データ格納部224及び建物データ格納部226は、それぞれ、消防士情報格納手段、映像データ格納手段及び建物データ格納手段として機能する。
各構成要素は、例えば、CPU202がROM204に記憶されたプログラムを実行することによって実現可能である。また、必要なプログラムを任意の不揮発性記録媒体に記録しておき、必要に応じてインストールするようにしてもよい。なお、各構成要素は、上記のようにソフトウェアによって実現されることに限定されず、何らかの回路素子等のハードウェアによって実現されてもよい。また、上記構成要素の1つ以上は、物理的に別個のハードウェアによってそれぞれ実現されてもよい。なお、各構成要素の具体的な機能については後述する。
データ取得部210は、消防士装置100から受信した信号により、各種データを取得する。映像取得部212は、消防士装置100それぞれから、赤外線映像及び可視映像を取得する。位置情報取得部214は、消防士装置100それぞれの位置情報を取得する。ここで、消防士装置100からGPS機能によって検出された位置情報が送信された場合、位置情報取得部214は、その位置情報を取得(受信)する。また、消防士装置100からビーコン信号が送信された場合は、そのビーコン信号を用いて、消防士装置100の現在位置を示す位置情報を生成してもよい。
データベース220は、各種データ(情報)を格納している。消防士データ格納部222は、消防士に関するデータである消防士データを格納する。
図6は、消防士データを例示する図である。図6に例示するように、消防士データは、消防士の氏名等の個人を識別する消防士情報と、消防士装置100の識別コード(識別情報)と、消防士(消防士装置100)の位置情報とを含む。位置情報は、GPS座標と、受信したビーコン信号を送信したビーコン端末70の識別情報(ID)とを含んでもよい。さらに、消防士データは、位置情報(GPS座標又はビーコン信号)の取得時刻を含んでもよい。消防士データは、消防士ごと(図6の例では消防士A,B,Cごと)に格納されている。
映像データ格納部224は、消防士装置100から取得した映像データ(赤外線映像及び可視映像)を、消防士装置100に対応する消防士情報と、消防士装置100の識別コードと、映像データの取得時刻と対応づけて格納する。建物データ格納部226は、災害現場となった建物の地図データと、建物の配置図を示す建物データとを格納する。さらに、建物データ格納部226は、建物に配置されたビーコン端末70が配置された位置の位置情報とビーコン端末70の識別情報(ビーコン端末ID)とを対応付けて格納している。
表示映像生成部234は、監視装置200のモニタ画面に表示させる表示映像を生成する。具体的には、表示映像生成部234は、映像データ格納部224に格納された現場映像(赤外線映像及び可視映像の少なくとも一方)を、その現場映像を撮影した消防士装置100を装着した消防士と対応付けて表示する映像を生成する。さらに、表示映像生成部234は、建物データ格納部226に格納された建物データと消防士装置100の位置情報とを用いて、建物における消防士の現在位置を示す建物画像を生成する。映像表示部240は、表示映像生成部234によって生成された表示映像を、監視装置200の画面(インタフェース部208)に表示させる。
危険箇所特定部232は、赤外線映像と、位置情報と、建物データとを用いて、建物における危険箇所を特定する。詳しくは後述する。表示映像生成部234は、建物データによって示される建物の配置図に危険箇所特定部232によって特定された危険箇所を示した建物画像を生成する。映像表示部240は、建物における危険箇所の位置を示す建物画像を表示する。
次に、監視装置200において消防士(消防士装置100)の位置情報を取得する方法を説明する。建物の内部では、GPS機能が阻害されるおそれがある。このような場合、以下に説明するように、ビーコン信号を用いることで、GPS機能を用いなくても、監視装置200において消防士(消防士装置100)の位置情報を取得することができる。
図7は、建物における消防士及びビーコン端末70の配置を例示する図である。図7に示す例では、建物80には、ビーコン端末70a,70b,70c,70dが配置されている。そして、消防士A,B,Cが、火災現場である建物80で作業を行っているとする。また、消防士Aは、ドア82の前にいるとする。なお、建物80の、ドア82から侵入可能な部屋84に、熱源(火元)である危険箇所90があるとする。
ビーコン端末70は、例えばBLE(Bluetooth Low Energy)規格によるビーコン信号を定期的に発信し続けている発信機である。ビーコン信号は、ビーコン信号を発信しているビーコン端末70の識別情報(ビーコン端末ID)を含む。ビーコン信号は、ビーコン端末70から所定の距離内に位置する消防士装置100(ビーコン受信端末)によって受信され得る。例えば、BLE規格のひとつであるiBeacon(登録商標)の場合、ビーコン端末IDを含むビーコン信号を発信する範囲を、「Immediate」(近接)、「Near」(近い)、「Far」(遠い)の3種類から設定できる。ここで、「Immediate」が数cm、「Near」が1m、「Far」が10m程度の距離に対応する。
図8は、実施の形態1にかかる、ビーコン端末70と、消防士装置100と、監視装置200との通信を示すシーケンス図である。消防士Aに装着された消防士装置100Aは、消防士Aに近いビーコン端末70aから、ビーコン端末70aの識別情報を含むビーコン信号を受信する(ステップS12A)。同様に、消防士装置100Aは、消防士Aに近いビーコン端末70cから、ビーコン端末70cの識別情報を含むビーコン信号を受信する(ステップS14A)。消防士装置100Aは、ビーコン端末70aの識別情報を含むビーコン信号及びビーコン端末70cの識別情報を含むビーコン信号を位置情報として、監視装置200に送信する(ステップS16A)。このとき、消防士装置100Aは、この位置情報に消防士装置100Aの識別情報(識別コード)を付加した上で、監視装置200に送信する。
監視装置200は、消防士装置100Aの識別コードが付加された位置情報を受信すると、消防士装置100A(消防士A)の位置情報を更新する(ステップS18A)。具体的には、監視装置200の位置情報取得部214は、ビーコン端末70aの識別情報及びビーコン端末70cの識別情報を受信したので、消防士装置100Aが、ビーコン端末70a及びビーコン端末70cと近い場所にあると判断する。これにより、位置情報取得部214は、ビーコン端末70a及びビーコン端末70cの位置情報を含む建物データから、図7に示す消防士A(消防士装置100A)の位置を示す位置情報を取得する。
消防士Bに装着された消防士装置100Bは、消防士Bに近いビーコン端末70bから、ビーコン端末70bの識別情報を含むビーコン信号を受信する(ステップS12B)。消防士装置100Bは、ビーコン端末70bの識別情報を含むビーコン信号を位置情報として、監視装置200に送信する(ステップS16B)。このとき、消防士装置100Bは、この位置情報に消防士装置100Bの識別情報(識別コード)を付加した上で、監視装置200に送信する。
監視装置200は、消防士装置100Bの識別コードが付加された位置情報を受信すると、消防士装置100B(消防士B)の位置情報を更新する(ステップS18B)。具体的には、監視装置200の位置情報取得部214は、ビーコン端末70bの識別情報を受信したので、消防士装置100Bが、ビーコン端末70bと近い場所にあると判断する。これにより、位置情報取得部214は、ビーコン端末70bの位置情報を含む建物データから、図7に示す消防士B(消防士装置100B)の位置を示す位置情報を取得する。
消防士Cに装着された消防士装置100Cは、消防士Cに近いビーコン端末70cから、ビーコン端末70cの識別情報を含むビーコン信号を受信する(ステップS12C)。同様に、消防士装置100Cは、消防士Cに近いビーコン端末70dから、ビーコン端末70dの識別情報を含むビーコン信号を受信する(ステップS14C)。消防士装置100Cは、ビーコン端末70cの識別情報を含むビーコン信号及びビーコン端末70dの識別情報を含むビーコン信号を位置情報として、監視装置200に送信する(ステップS16C)。このとき、消防士装置100Cは、この位置情報に消防士装置100Cの識別情報(識別コード)を付加した上で、監視装置200に送信する。
監視装置200は、消防士装置100Cの識別コードが付加された位置情報を受信すると、消防士装置100C(消防士C)の位置情報を更新する(ステップS18C)。具体的には、監視装置200の位置情報取得部214は、ビーコン端末70cの識別情報及びビーコン端末70dの識別情報を受信したので、消防士装置100Cが、ビーコン端末70c及びビーコン端末70dと近い場所にあると判断する。これにより、位置情報取得部214は、ビーコン端末70c及びビーコン端末70dの位置情報を含む建物データから、図7に示す消防士C(消防士装置100C)の位置を示す位置情報を取得する。
このようにBLE規格等によるビーコン端末70を位置情報の発信端末として利用する利点は、例えば以下の通りである。すなわち、ビーコン端末70は、外部電源に依存することなく、自端末内のボタン電池等のバッテリで駆動する。したがって、ビーコン端末70は、火災により建物内の電気配線が焼き切れたとしても、ビーコンを発信し続けることができる。また、ビーコン端末70は、無線LAN等の基地局と比べて極めて安価であるため、コストをそれほど気にせずに、1〜10m間隔で、ビーコン端末70を建物内に配置することもできる。
図9は、実施の形態1にかかる監視装置200によって行われる監視方法を示すフローチャートである。映像取得部212は、消防士装置100(消防士装置100A,100B,100C)から赤外線映像を取得する(ステップS102)。また、映像取得部212は、消防士装置100(消防士装置100A,100B,100C)から可視映像を取得する(ステップS104)。ここで、映像取得部212は、赤外線映像及び可視映像が重畳された現場映像を取得してもよい。つまり、S102及びS104の処理は同時になされ得る。
そして、監視装置200は、その現場映像を送信した消防士装置100を装着した消防士と、現場映像とを対応付けて表示する(ステップS106)。具体的には、表示映像生成部234は、消防士装置100から取得された現場映像を用いて、その現場映像を撮影した消防士装置100を装着した消防士と対応付けて表示する現場映像を生成する。映像表示部240は、表示映像生成部234によって生成された現場映像を、図10に例示するモニタ画面に表示させる。なお、監視装置200は、赤外線映像のみを、消防士と対応付けて表示してもよい。
位置情報取得部214は、上述した方法によって、消防士装置100(消防士装置100A,100B,100C)の位置情報を取得する(ステップS108)。そして、監視装置200は、建物における消防士の現在位置を表示する(ステップS110)。具体的には、表示映像生成部234は、消防士装置100の位置情報から、建物データで示される建物における消防士装置100の位置を算出する。そして、表示映像生成部234は、建物における消防士の現在位置を示す建物画像を生成する。映像表示部240は、表示映像生成部234によって生成された建物画像を、図10に例示するモニタ画面に表示させる。
図10は、実施の形態1にかかる監視装置200のモニタ画面を例示する図である。図10の例において、監視装置200は、消防指令台54に搭載されており、オペレータによって使用される。また、監視装置200は、モニタ画面250を有する。モニタ画面250は、インタフェース部208によって実現され得る。モニタ画面250は、現場地図表示エリア252と、現場映像表示エリア254と、建物画像表示エリア256とを有する。
図10の例において、表示映像生成部234は、建物データ格納部226に格納された、災害現場となった建物の地図データを用いて、現場地図画像252Iを生成する。映像表示部240は、現場地図表示エリア252に、現場地図画像252Iを表示させる。
また、図10の例において、表示映像生成部234は、消防士Aに対応する現場映像254Aを生成する。映像表示部240は、現場映像254Aを、現場映像表示エリア254に表示させる。表示映像生成部234は、消防士Bに対応する現場映像254Bを生成する。映像表示部240は、現場映像254Bを、現場映像表示エリア254に表示させる。表示映像生成部234は、消防士Cに対応する現場映像254Cを生成する。映像表示部240は、現場映像254Cを、現場映像表示エリア254に表示させる。
現場映像254A,254B,254Cには、サーモグラフィである赤外線映像254Irが表示されている。赤外線映像Irにより、オペレータは、目視(可視)では特定することが困難な、熱源である危険箇所を特定することができる。つまり、オペレータは、消防士A,B,Cの正面(それぞれの消防士装置100の赤外線カメラ110の画角範囲)に、熱源である危険箇所が存在することを、容易に把握することができる。これにより、火災現場である建物内に監視カメラが設置されていない場合であっても、監視側(オペレータ)にて火災現場の危険をリアルタイムで察知することが可能となる。
また、消防士Aの現場映像254Aには、可視映像であるドア画像82I(ドア82の画像)が、赤外線映像254Irに重畳して表示されている。したがって、オペレータは、ドア82(図7)の向こう側に熱源である危険箇所が存在することを、容易に把握することができる。したがって、可視映像を赤外線映像に重畳することによって、さらに容易に、監視側にて火災現場の危険を察知することが可能となる。
さらに、図10の例において、表示映像生成部234は、建物データ格納部226に格納された建物データと、消防士装置100(消防士)の位置情報とから、建物80における消防士の位置を示す建物画像80Iを生成する。映像表示部240は、建物画像80Iを、建物画像表示エリア256に表示させる。図10に示すように、建物画像80Iには、消防士Aの位置を示すアイコンImAと、消防士Bの位置を示すアイコンImBと、消防士Cの位置を示すアイコンImCとが表示されている。
このようにして、監視装置200(消防指令システム)では、建物内の消防士のリアルタイムの位置を正確に映像化して表示することが可能となる。これにより、オペレータは、消防士A,B,Cがそれぞれ火災現場である建物80のどこにいるかを、容易に把握することができる。そして、オペレータは、現場映像表示エリア254と建物画像表示エリア256とを参照することで、消防士の付近に危険箇所があるか否かを把握することができる。これにより、監視側で、消防士の安全な誘導を行うことが可能となる。例えば、消防士Aの現場映像254Aのみに、高温を示す赤外線映像(サーモグラフィ)が表示されている場合、消防士Aに対して、危険箇所から離れるように指示することができる。
危険箇所特定部232は、赤外線映像と、位置情報と、建物データとを用いて、建物における危険箇所を特定する(図9のステップS120)。そして、監視装置200は、危険箇所の位置を表示する(ステップS130)。具体的には、表示映像生成部234は、建物データで示される建物の配置図に危険箇所を示した建物画像を生成する。映像表示部240は、建物における危険箇所の位置を示す建物画像を表示する。
例えば、図10の例において、消防士Aの現場映像254A、消防士Bの現場映像254B、及び消防士Cの現場映像254Cに、高温を示す赤外線映像が表示されている。したがって、危険箇所特定部232は、消防士Aの位置、消防士Bの位置及び消防士Cの位置の近傍の位置、つまり部屋84に、熱源(火元)である危険箇所90があると判定してもよい。したがって、建物画像80Iの部屋画像84Iに、危険箇所90を示すアイコン90Iが表示される。
また、赤外線カメラ110に、撮影方向の向きを検出するセンサ(磁気センサ)が設けられていてもよい。磁気センサは、地球の磁気に対して赤外線カメラ110が向いている方向を検出する。この場合、位置情報は、赤外線カメラ110の向きを含み得る。これにより、危険箇所特定部232は、例えば消防士Aの現場映像254Aに高温を示す赤外線映像が含まれる場合、赤外線カメラ110の撮影方向に、危険箇所90が存在すると判定する。これにより、建物画像80Iのより正確な位置に、危険箇所90を示すアイコン90Iが表示され得る。
このように、監視装置200は、建物80における危険箇所の位置を表示するので、オペレータは、危険箇所を、より正確に把握することができる。したがって、実施の形態1にかかる監視装置200を用いて、さらに正確に、危険箇所を察知することが可能となる。よって、監視側にて、より適切に、現場の消防士を誘導することが可能となる。
(変形例)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述したフローチャートにおいて、各処理(ステップ)の順序は、適宜、変更可能である。また、複数ある処理(ステップ)のうちの1つ以上は、省略されてもよい。例えば、S102〜S106の処理は、S108〜S110の処理の後で行われてもよい。また、図9のフローチャートにおいて、S108及びS110の処理は、なくてもよい。また、図9のフローチャートにおいて、S120及びS130の処理は、なくてもよい。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
火災現場で作業を行っている複数の消防士に装着された消防士装置それぞれから、赤外線カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した赤外線映像を取得する映像取得手段と、
前記消防士装置それぞれから取得された前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する映像表示手段と
を有する監視装置。
(付記2)
前記映像取得手段は、前記消防士装置それぞれから、可視カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した可視映像をさらに取得し、
前記映像表示手段は、前記赤外線映像に前記可視映像を重畳させて表示する
付記1に記載の監視装置。
(付記3)
前記消防士装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記火災現場となった建物の内部の配置を示す建物データを格納する建物データ格納手段と
をさらに有し、
前記映像表示手段は、前記位置情報と前記建物データとを用いて、前記建物における前記消防士の現在位置を示す建物画像を表示する
付記1又は2に記載の監視装置。
(付記4)
前記位置情報取得手段は、前記建物に配置された少なくとも1つのビーコン端末から前記消防士装置によって受信されたビーコン信号を用いて、前記消防士装置の位置情報を取得する
付記3に記載の監視装置。
(付記5)
前記赤外線映像と、前記位置情報と、前記建物データとを用いて、前記建物における危険箇所を特定する危険箇所特定手段
をさらに有し、
前記映像表示手段は、前記建物における前記危険箇所の位置を示す前記建物画像を表示する
付記3又は4に記載の監視装置。
(付記6)
消防士装置であって、
火災現場を撮影して赤外線映像を生成する赤外線カメラモジュールと、
前記火災現場の消防士に指示を伝達するオペレータによって用いられる監視装置に、前記赤外線映像と当該消防士装置を装着した消防士の識別情報とを対応付けて、無線通信を用いて送信する無線通信モジュールと
を有する消防士装置。
(付記7)
前記火災現場を撮影して可視映像を生成する可視カメラモジュール
をさらに有し、
前記無線通信モジュールは、前記赤外線映像及び前記可視映像を前記監視装置に送信する
付記6に記載の消防士装置。
(付記8)
前記消防士装置の位置情報に関する信号である位置情報信号を受信する信号受信手段
をさらに有し、
前記無線通信モジュールは、前記赤外線映像と当該消防士装置の位置情報とを対応付けて前記監視装置に送信する
付記6又は7に記載の消防士装置。
(付記9)
前記信号受信手段は、災害現場である建物に配置された少なくとも1つのビーコン端末からビーコン信号を受信する
付記8に記載の消防士装置。
(付記10)
火災現場で作業を行っている消防士に装着された複数の消防士装置と、
前記火災現場の消防士に指示を伝達するオペレータによって用いられる監視装置と
を有し、
前記消防士装置は、
前記火災現場を撮影して赤外線映像を生成する赤外線カメラモジュールと、
前記赤外線映像と当該消防士装置を装着した消防士の識別情報とを対応付けて、前記監視装置に無線通信を用いて送信する無線通信モジュールと
を有し、
前記監視装置は、
前記複数の消防士装置それぞれから、前記赤外線映像を取得する映像取得手段と、
前記消防士装置それぞれから取得された前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する映像表示手段と
を有する
監視システム。
(付記11)
前記消防士装置は、
前記火災現場を撮影して可視映像を生成する可視カメラモジュール
をさらに有し、
前記消防士装置の前記無線通信モジュールは、前記赤外線映像及び前記可視映像を前記監視装置に送信し、
前記監視装置の前記映像取得手段は、前記消防士装置それぞれから前記可視映像をさらに取得し、
前記監視装置の前記映像表示手段は、前記赤外線映像に前記可視映像を重畳させて表示する
付記10に記載の監視システム。
(付記12)
前記消防士装置は、
前記消防士装置の位置情報に関する信号である位置情報信号を受信する信号受信手段
をさらに有し、
前記消防士装置の前記無線通信モジュールは、前記赤外線映像と前記消防士装置の位置情報とを対応付けて前記監視装置に送信し、
前記監視装置は、
前記位置情報信号を用いて前記消防士装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記火災現場となった建物の内部の配置を示す建物データを格納する建物データ格納手段と
をさらに有し、
前記監視装置の前記映像表示手段は、前記位置情報と前記建物データとを用いて、前記建物における前記消防士の現在位置を示す建物画像を表示する
付記10又は11に記載の監視システム。
(付記13)
火災現場で作業を行っている複数の消防士に装着された消防士装置それぞれから、赤外線カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した赤外線映像を取得し、
前記消防士装置それぞれから取得された前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する
監視方法。
(付記14)
前記消防士装置それぞれから、可視カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した可視映像をさらに取得し、
前記赤外線映像に前記可視映像を重畳させて表示する
付記13に記載の監視方法。
(付記15)
前記消防士装置の位置情報を取得し、
前記位置情報と、前記火災現場となった建物の内部の配置を示す建物データとを用いて、前記建物における前記消防士の現在位置を示す建物画像を表示する
付記13又は14に記載の監視方法。
(付記16)
前記建物に配置された少なくとも1つのビーコン端末から前記消防士装置によって受信されたビーコン信号を用いて、前記消防士装置の位置情報を取得する
付記15に記載の監視方法。
(付記17)
前記赤外線映像と、前記位置情報と、前記建物データとを用いて、前記建物における危険箇所を特定し、
前記建物における前記危険箇所の位置を示す前記建物画像を表示する
付記15又は16に記載の監視方法。
(付記18)
火災現場で作業を行っている複数の消防士に装着された消防士装置それぞれから、赤外線カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した赤外線映像を取得するステップと、
前記消防士装置それぞれから取得された前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示するステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。
1 監視システム
2 消防士装置
4 赤外線カメラモジュール
6 無線通信モジュール
10 監視装置
12 赤外線映像取得部
14 映像表示部
50 監視システム
52 通信網
60 現場車両
70 ビーコン端末
90 危険箇所
100 消防士装置
110 赤外線カメラ
112 赤外線カメラモジュール
114 可視カメラモジュール
116 カメラモジュール制御基板
120 カメラコントローラ
122 制御基板
126 無線通信モジュール
128 近距離通信モジュール
130 GPSモジュール
150 ヘッドセット
200 監視装置
210 データ取得部
212 映像取得部
214 位置情報取得部
220 データベース
222 消防士データ格納部
224 映像データ格納部
226 建物データ格納部
232 危険箇所特定部
234 表示映像生成部
240 映像表示部
250 モニタ画面
252 現場地図表示エリア
254 現場映像表示エリア
256 建物画像表示エリア

Claims (8)

  1. 火災現場で作業を行っている複数の消防士に装着された消防士装置それぞれから、赤外線カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した赤外線映像を取得する映像取得手段と、
    前記消防士装置それぞれから取得された少なくとも二以上の前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する映像表示手段と
    を有する監視装置。
  2. 前記映像取得手段は、前記消防士装置それぞれから、可視カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した可視映像をさらに取得し、
    前記映像表示手段は、前記赤外線映像に前記可視映像を重畳させて表示する
    請求項1に記載の監視装置。
  3. 前記消防士装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記火災現場となった建物の内部の配置を示す建物データを格納する建物データ格納手段と
    をさらに有し、
    前記映像表示手段は、前記位置情報と前記建物データとを用いて、前記建物における前記消防士の現在位置を示す建物画像を表示する
    請求項1又は2に記載の監視装置。
  4. 前記位置情報取得手段は、前記建物に配置された少なくとも1つのビーコン端末から前記消防士装置によって受信されたビーコン信号を用いて、前記消防士装置の位置情報を取得する
    請求項3に記載の監視装置。
  5. 前記赤外線映像と、前記位置情報と、前記建物データとを用いて、前記建物における危険箇所を特定する危険箇所特定手段
    をさらに有し、
    前記映像表示手段は、前記建物における前記危険箇所の位置を示す前記建物画像を表示する
    請求項3又は4に記載の監視装置。
  6. 火災現場で作業を行っている消防士に装着された複数の消防士装置と、
    前記火災現場の消防士に指示を伝達するオペレータによって用いられる監視装置と
    を有し、
    前記消防士装置は、
    前記火災現場を撮影して赤外線映像を生成する赤外線カメラモジュールと、
    前記赤外線映像と当該消防士装置を装着した消防士の識別情報とを対応付けて、前記監視装置に無線通信を用いて送信する無線通信モジュールと
    を有し、
    前記監視装置は、
    前記複数の消防士装置それぞれから、前記赤外線映像を取得する映像取得手段と、
    前記消防士装置それぞれから取得された少なくとも二以上の前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する映像表示手段と
    を有する
    監視システム。
  7. 火災現場で作業を行っている複数の消防士に装着された消防士装置それぞれから、赤外線カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した赤外線映像を取得し、
    前記消防士装置それぞれから取得された少なくとも二以上の前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示する
    監視方法。
  8. 火災現場で作業を行っている複数の消防士に装着された消防士装置それぞれから、赤外線カメラモジュールを用いて前記火災現場を撮影した赤外線映像を取得するステップと、
    前記消防士装置それぞれから取得された少なくとも二以上の前記赤外線映像を、前記消防士装置それぞれを装着した消防士と対応付けて表示するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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