JP2020106411A - 支持脚レベル設定器 - Google Patents

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小林 淳彦
Atsuhiko Kobayashi
淳彦 小林
大島 浩敬
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Abstract

【課題】フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のレベル設定作業を迅速かつ正確に行うことができると共に、装置自体のコスト増加を防止することができる支持脚レベル設定器を提供する。【解決手段】フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚2のパネル支持台14に係合してこれを回転させる係合部材43と、係合部材43を異なる回転速度で回転させる駆動部47と、レーザー光22を受光した時に、駆動部47に対して係合部材43の回転を停止させる信号41bを出力する第1受光部46と、第1受光部46に対して鉛直上方向に所定の間隔をおいて離れた位置に設けられ、レーザー光22を受光した時に、駆動部47に対して係合部材43の回転を変化させる信号を出力する第2受光部48を備え、係合部材43が異なる回転速度で回転することにより、支持脚2のパネル支持台14が異なる速度で上昇するように構成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、フリーアクセスフロアの支持脚の高さ位置を設定するために用いられる支持脚レベル設定器に関するものである。
建築構造物の基礎床の上方に空間を隔てて第2の床面を形成するフリーアクセスフロアにおいては、建築構造物の基礎床の上に複数の支持脚が立設され、これら複数の支持脚によって、複数のフロアパネルが基礎床の上方に所定の間隔をおいて支持されるようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
そして、このようなフリーアクセスフロアはその施工時において、上記第2の床面を水平に設置するために、基礎床の上に立設された複数の支持脚について、それぞれの支持脚のパネル支持台の基礎床からの高さ位置を所定の高さに設定する作業(レベル設定作業)を行う必要があり、細かな傾斜や凹凸のある基礎床の上に立設された多数の支持脚について、効率よく正確にレベル設定作業を行うための支持脚レベル設定器が用いられていた(例えば、特許文献2参照)。
図10ないし図13は、フリーアクセスフロア6の支持脚2のレベル設定作業に用いられる従来の支持脚レベル設定器30について説明するために参照する図である。
フリーアクセスフロア6においては、図12に示すように、建築構造物の鉄筋コンクリート等により形成された基礎床3の上に支持脚2が立設され、この支持脚2によって複数のフロアパネル4が下側から支持されるようになっていた。
フリーアクセスフロア6の支持脚2は、図13(a)に示すように、基礎床3の上に立設される脚部16と、この脚部16の上部に設けられたパネル支持台14を備えていた。
支持脚2の脚部16は、板状のベースプレート16aと、ベースプレート16aの上面の略中央から図13(a)中上方に伸びるように立設された丸棒状の支柱16bを備え、この支柱16bの外周部にはオネジ部16cが形成されていた。
支持脚2のパネル支持台14は、図13(a)中上下方向に軸線を有する円筒形状の下方筒状部14aと、下方筒状部14aの上端部からその半径方向(水平方向)の外側に向けて放射状に広がる略円板状(図13(b)参照)の支持部18と、支持部18の上面の略中央から図13(a)中上方向に突出するように形成された、下方筒状部14aと同一軸線上にその軸線を有する円筒形状の上方筒状部14bを備えていた。
そして、図13(a)に示すように、パネル支持台14の下方筒状部14aには、その円筒形状の中心孔の内周部にメネジ部14cが形成されており、このメネジ部14cに対して脚部16の支柱16bに形成されたオネジ部16cが下側からネジ結合されていた。
これにより、パネル支持台14の下方筒状部14aに脚部16の支柱16bがネジ結合された状態で、そのネジの螺旋軌跡に沿ってパネル支持台14が脚部16に対して相対ネジ回転することによって、パネル支持台14の支持部18と脚部16のベースプレート16aの間隔、すなわち、パネル支持台14の支持部18の基礎床3からの高さ位置を変更することができるようになっていた。
そして、パネル支持台14の支持部18の基礎床3からの高さ位置が所望の高さに設定された状態で、図13(a)に示すように、パネル支持台14の下方筒状部14aの側面に開口するメネジ孔14eに高さ固定ボルト7をネジ結合し、この高さ固定ボルト7を、その先端部が脚部16の支柱16bに向かって進むように締め付けることにより、パネル支持台14の支持部18の基礎床3からの高さ位置が固定されるようになっていた。
また、図13(a)及び(b)に示すように、パネル支持台14の支持部18の上面には平坦な支持面18aが形成され、この支持面18aと上方筒状部14bの外周面との間の角部を埋めるように、支持面18aから上方に突出し、かつ上方筒状部14bの外周面から半径方向外側に伸びる4つの板状の突起19が、上方筒状部14bの軸線を中心として、互いの角度が略90度になるように放射状に形成されていた。
このような支持脚2を用いたフリーアクセスフロア6においては、図12に示すように、最大で4つのフロアパネル4が、それぞれの四隅部を互いに突き合わせるように配置された状態で、基礎床3の上に立設された支持脚2のパネル支持台14の支持面18aの上に載置されていた。
このとき、図12に示すように、パネル支持台14に形成された4つの突起19が、パネル支持台14の支持面18aの上に載置された4つのフロアパネル4の、互いに突き合わせるように配置された四隅部の、互いに隣り合う四隅部の間に配置されるようになっており、これにより、パネル支持台14の支持面18aの上に載置されたフロアパネル4の水平方向の位置ずれが防止されるようになっていた。
そして、図13(a)に示すように、支持脚2のパネル支持台14の上方筒状部14bには、その円筒形状の中心孔の内周部にメネジ部14dが形成され、図12に示すように、このメネジ部14dに対して皿ボルト20のオネジ部20bが上側からネジ結合され、この皿ボルト20を、その頭部20aがパネル支持台14の支持部18に接近するように締め付けることにより、フロアパネル4の四隅部がパネル支持台14の支持部18と皿ボルト20の頭部20aの間に挟まれて動かないように固定されていた。
このようにして、複数のフロアパネル4が複数の支持脚2によって支持されることにより、基礎床3の上方に所定の空間を隔てて第2の床面が形成されるフリーアクセスフロア6が構成されるようになっていた。
そして、このようなフリーアクセスフロア6に用いられる複数の支持脚2について、それぞれの支持脚2のパネル支持台14の支持部18の基礎床3からの高さ位置を所定の高さに設定する作業(レベル設定作業)を効率よく正確に行うために、図10に示すような支持脚レベル設定器30が用いられていた。
従来の支持脚レベル設定器30は、図10に示すように、略箱状の本体部31と、略二股棒状の結合部材32と、略円板状の係合部材33を備えていた。
支持脚レベル設定器30の本体部31は、その内部に、本体部31の図10中手前側の側面に設けられた細長い長方形の受光窓36aを有する受光部36と、図10中上下方向に伸びる回転軸を備えたモーター37aを有する駆動部37を備え、本体部31の上部には、作業者が支持脚レベル設定器30を保持するための略棒状のグリップ34と、作業者が手動で支持脚レベル設定器30を起動/停止するためのスイッチ35が設けられていた。
支持脚レベル設定器30の結合部材32は、その上端部が本体部31の駆動部37のモーター37aの回転軸に結合されると共に、その二股に分岐した下端部が係合部材33の上面に固定されていた。
支持脚レベル設定器30の係合部材33は、図10中上下方向に所定の厚さを有する略円板状に形成され、その上面の略中央には、係合部材33を厚さ方向に貫通する係合孔33aが形成され、この係合孔33aの水平断面形状は、支持脚2の支持面18a上における、上方筒状部14bと4つの突起19の下端部の外形の水平断面(図13(b)参照)よりわずかに大きく形成されていた。
このような従来の支持脚レベル設定器30は、図11(a)に示すように、その係合部材33が支持脚2のパネル支持台14の支持部18の上に載置され、係合部材33の下面が支持脚2の支持面18aに接触すると共に、上方筒状部14bと4つの突起19が係合孔33aの下側からその内部に挿通されるようにして、支持脚2に取り付けることができるようになっていた。
そして、この状態でスイッチ35を操作して支持脚レベル設定器30を起動して、駆動部37のモーター37aが回転することにより、支持脚2の上方筒状部17bと4つの突起19が、係合部材33の係合孔33aの内側面に係合して、パネル支持台14を脚部16に対して相対ネジ回転し、その結果、パネル支持台14の支持部18の基礎床3からの高さ位置が変更されるようになっていた。
このような従来の支持脚レベル設定器30を用いて、支持脚2のレベル設定作業を行うためには、まず、図11(a)に示すように、基礎床3より上方の所定の高さ位置に水平方向にレーザー光22を照射するレーザー光発生装置21を設置し、レベル設定作業を行う支持脚2を、予めパネル支持台14の高さ位置が最も低い状態にして基礎床3の上に立設し、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の上に支持脚レベル設定器30を取り付けて、支持脚レベル設定器30の受光部36の受光窓36aがレーザー光発生装置21の方向を向くように、支持脚レベル設定器30の向きを設定する。
このとき、レーザー光発生装置21から照射されるレーザー光22は、図11(a)に示すように、支持脚レベル設定器30の受光部36の受光窓36aより上方に照射されるように、その高さ位置を設定する。
そして、スイッチ35を操作して支持脚レベル設定器30を起動して、駆動部37のモーター37aが回転すると、支持脚2のパネル支持台14が脚部16に対して相対ネジ回転し、それに伴い支持脚2のパネル支持台14の支持部18が上昇し、支持部18の上に載置された支持脚レベル設定器30の高さ位置も上昇する。
そして、図11(b)に示すように、支持脚レベル設定器30の受光窓36aの高さ位置がレーザー光22の高さ位置まで、支持脚2のパネル支持台14の支持部18が上昇し、支持脚レベル設定器30の受光窓36aにレーザー光22が照射されると、受光部36からモーター37aの回転を停止させる停止信号31aが駆動部37に対して出力される。
そして、停止信号31aを受信した駆動部37がモーター37aの回転を停止することにより、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の上昇が停止し、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の高さ位置が目的の高さに設定される。
このように、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の基礎床3からの高さ位置Hは、図11(b)に示すように、基礎床3からレーザー光22までの距離L1と、支持脚レベル設定器30の係合部材33の下面から受光部36の受光窓36aまでの距離L2の差として決定されるため、これらの距離L1,L2を予め適切に設定することにより、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の基礎床3からの高さ位置Hを目的の高さに正確に設定することができるようになっていた。
このように、従来の支持脚レベル設定器30を用いることにより、基礎床3の上に立設された多数の支持脚2のレベル設定作業を、効率よく正確に行うことができるようになっていた。
特開2008−2126号公報 特開2018−112417号公報
しかしながら、上述したような従来の支持脚レベル設定器30においては、支持脚2のレベル設定作業に要する時間を更に短縮しようとした場合に、却ってレベル設定作業の効率が低下したり、支持脚レベル設定器自体のコストが増加したりするおそれがあるという問題があった。
すなわち、従来の支持脚レベル設定器30を用いた支持脚2のレベル設定作業において、その作業時間を短縮するためには、1つの支持脚2のパネル支持台14の高さ位置をより素早く設定する必要があり、そのためには、支持脚レベル設定器30の駆動部37のモーター37aの回転数を大きくする必要があった。
しかしながら、駆動部37のモーター37aの回転数を大きくすると、駆動部37が停止信号31aを受信してから(図11(b)参照)、モーター37aが完全に停止するまでに要する時間が長くなるため、支持脚レベル設定器30の受光部36がレーザー光22を受光してから、支持脚2のパネル支持台14の上昇が完全に停止するまでに時間かかり、パネル支持台14の高さ位置が目的とする高さ位置からずれてしまうおそれがあった。
そして、支持脚2のパネル支持台14の高さ位置がずれてしまうと、レベル設定作業を最初からやり直さなければならず、却って作業効率が低下するおそれがあった。
また、例えば、駆動部37のモーター37aにステッピングモーター等を採用し、モーターの停止を正確に制御することも考えられるが、そのようなモーターは非常に高価であり、モーターの制御を行う複雑な電子回路も必要となるため、支持脚レベル設定器自体のコストが増加するおそれがあった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のレベル設定作業を迅速かつ正確に行うことができると共に、装置自体のコスト増加を防止することができる支持脚レベル設定器を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明による支持脚レベル設定器は、
フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のパネル支持台に係合してこれを回転させる係合部材と、
前記係合部材を異なる回転速度で回転させる駆動部と、
レーザー光を受光した時に、前記駆動部に対して前記係合部材の回転を停止させる信号を出力する第1受光部と、
前記第1受光部に対して鉛直上方向に所定の間隔をおいて離れた位置に設けられ、前記レーザー光を受光した時に、前記駆動部に対して前記係合部材の回転を変化させる信号を出力する第2受光部を備え、
前記係合部材が異なる回転速度で回転することにより、前記支持脚の前記パネル支持台が異なる速度で上昇するように構成されている
ことを特徴とするものである。
また、本発明による支持脚レベル設定器は、
フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のパネル支持台に係合してこれを回転させる係合部材と、
前記係合部材を異なる回転速度で回転させる駆動部と、
レーザー光を受光した時に、前記駆動部に対して前記係合部材の回転を変化させる信号を出力する第1受光部と、
前記第1受光部に対して鉛直上方向に所定の間隔をおいて離れた位置に設けられ、前記レーザー光を受光した時に、前記駆動部に対して前記係合部材の回転を停止させる信号を出力する第2受光部を備え、
前記係合部材が異なる回転速度で回転することにより、前記支持脚の前記パネル支持台が異なる速度で下降するように構成されている
ことを特徴とするものである。
また、本発明による支持脚レベル設定器は、
前記係合部材の回転を変化させる信号は、前記係合部材の回転を減速させる信号である
ことを特徴とするものである。
また、本発明による支持脚レベル設定器は、
前記駆動部は、前記係合部材を回転させるモーターを備える
ことを特徴とするものである。
また、本発明による支持脚レベル設定器は、
前記モーターの起動と停止を手動で切り替える第1のスイッチを備える
ことを特徴とするものである。
また、本発明による支持脚レベル設定器は、
前記係合部材が前記パネル支持台の支持面の上に載置された時に、前記モーターを起動させ、前記係合部材が前記パネル支持台の支持面から離れた時に、前記モーターを停止させる第2のスイッチを備える
ことを特徴とするものである。
また、本発明による支持脚レベル設定器は、
前記係合部材が着脱自在に結合されている
ことを特徴とするものである。
また、本発明による支持脚レベル設定器は、
前記支持脚レベル設定器の水平方向に対する傾きを検出する傾斜検出部を備える
ことを特徴とするものである。
また、本発明による支持脚レベル設定器は、
前記傾斜検出部が検出した前記傾きに応じた音を出力する音声出力部を備える
ことを特徴とするものである。
このような本発明の支持脚レベル設定器によれば、
フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のパネル支持台に係合してこれを回転させる係合部材と、
前記係合部材を異なる回転速度で回転させる駆動部と、
レーザー光を受光した時に、前記駆動部に対して前記係合部材の回転を停止させる信号を出力する第1受光部と、
前記第1受光部に対して鉛直上方向に所定の間隔をおいて離れた位置に設けられ、前記レーザー光を受光した時に、前記駆動部に対して前記係合部材の回転を変化させる信号を出力する第2受光部を備え、
前記係合部材が異なる回転速度で回転することにより、前記支持脚の前記パネル支持台が異なる速度で上昇するように構成されていることにより、
フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のレベル設定作業を迅速かつ正確に行うことができると共に、装置自体のコスト増加を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40を示す斜視図である。 図1に示す支持脚レベル設定器40の下側の、結合部材42及び係合部材43の周辺を拡大して示す斜視図である。 支持脚レベル設定器40の係合部材43を示す図であり、図3(a)はその上面図であり、図3(b)はその下面図である。 支持脚レベル設定器40の支持脚2への取り付け方法を説明するための概略斜視図である。 図4に示す支持脚レベル設定器40の下側の、結合部材42、係合部材43、及び支持脚2の周辺を拡大して示す概略斜視図である。 支持脚レベル設定器40を用いた支持脚2のレベル設定作業の手順を説明するための概略側面図である。 支持脚レベル設定器40を用いた支持脚2のレベル設定作業の手順を説明するための概略側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る支持脚レベル設定器50を示す図であり、図8(a)はその斜視図であり、図8(b)はその使用方法を説明するための概略斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る支持脚レベル設定器60を示す図であり、図9(a)はその斜視図であり、図9(b)はその使用方法を説明するための概略側面図である。 従来の支持脚レベル設定器30を示す斜視図である。 図10に示す支持脚レベル設定器30を用いた支持脚2のレベル設定作業の手順を説明するための概略側面図である。 フリーアクセスフロア6の構造を示す概略側面図である。 フリーアクセスフロア6の支持脚2を示す図であり、図13(a)はその側面図であり、図13(b)はその上面図である。
以下、本発明に係る支持脚レベル設定器を実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図7は、本発明の第1の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る支持脚レベル設定器40は、図1に示すように、略箱状の本体部41と、略二股棒状の結合部材42と、略円板状の係合部材43を備えている。
支持脚レベル設定器40の本体部41は、図1に示すように、その内部に、レーザー光22(図6及び図7参照)を受光するための第1受光部46及び第2受光部48と、結合部材42及び係合部材43を回転させるための、図中上下方向に伸びる回転軸を備えたモーター47aを有する駆動部47を備えている。
そして、本体部41の上部には、支持脚2(図6及び図7参照)のレベル設定作業を行う作業者が支持脚レベル設定器40を保持するための略棒状のグリップ44と、作業者が手動で支持脚レベル設定器40を起動/停止するためのスイッチ45(第1のスイッチ)が設けられている。
本体部41の第1受光部46及び第2受光部48は、本体部41の図1中手前側の側面に設けられた細長い長方形状の受光窓46a,48aと、受光窓46a,48aを通過したレーザー光22を受光する受光素子(不図示)等から構成されている。
そして、図1に示すように、第2受光部48は、第1受光部46に対して鉛直上方向に所定の間隔をおいて離れた位置に設けられており、第2受光部48の受光窓48aは、本体部41の図中手前側の側面の、第1受光部46の受光窓46aに対して鉛直上方向に所定の間隔Dをおいて離れた位置に設けられている。
支持脚レベル設定器40の結合部材42は、図2に示すように、図中上下方向に伸びて、その上端部が本体部41の駆動部47に結合された上側棒状部42aと、図中左右方向に伸びて、上側棒状部42aの図中下端部から図中右方向と図中左方向に分岐するように形成された分岐棒状部42bと、分岐棒状部42bの図中右端部から図中下側方向に伸びる下側棒状部42cと、分岐棒状部42bの図中左端部から図中下側方向に伸びる下側棒状部42dを備えている。
そして、上側棒状部42aの中心軸線42eを延長した線と、係合部材43の中心軸線43aが一致するように、結合部材42の下側に係合部材43が配置され、結合部材42の下側棒状部42c,42dの下端部が、係合部材43の上面43bにそれぞれ固定されている。
これにより、駆動部47のモーター47a(図1参照)が回転することにより、図2に示すように、結合部材42が、その上側棒状部42aの中心軸線42eを中心として回転し、係合部材43も、結合部材42の回転に連動して、その中心軸線43aを中心として回転するようになっている。
係合部材43は、図2及び図3に示すように、略円形の上面43bと下面43cを有する略円板状に形成されると共に、その上面の略中央には、係合部材43を厚さ方向に貫通する係合孔43dが形成されている。
係合孔43dは、図3に示すように、係合部材43の中心部分を貫通する開口形状が略円形の貫通孔43eと、貫通孔43eの内周面の、互いに略90度の間隔を空けた4箇所から、貫通孔43eの内周面から半径方向外側にそれぞれ伸びる開口形状が略長方形の4つの貫通孔43fから形成されており、その水平断面形状は、支持脚2の支持面18a上における、上方筒状部14bと4つの突起19の下端部の外形の水平断面(図13(b)参照)よりわずかに大きく形成されている。
これにより、図5(a)及び(b)に示すように、支持脚2のパネル支持台14の支持面18aの上に支持脚レベル設定器40の係合部材43を載置した際に、係合部材43の下面が支持脚2の支持面18aに接触すると共に、支持脚2の上方筒状部17bが係合孔43dの貫通孔43eを挿通し、支持脚2の4つの突起19が係合孔43dの4つの貫通孔43fをそれぞれ挿通するようになっている。
そのため、図4(b)及び図5(b)に示すように、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の上に係合部材43が載置された状態で、係合部材43がその中心軸線43a(図2参照)を中心として回転することにより、係合部材43の係合孔43dの内側面に支持脚2の上方筒状部17bと突起19が係合して(図5(b)参照)、支持脚2のパネル支持台14も脚部16に対して相対ネジ回転するようになっている。
このように、支持脚レベル設定器40が支持脚2のパネル支持台14の支持面18aの上に載置された状態で、その駆動部47のモーター47aが回転することにより、その回転力が結合部材42及び係合部材43を介して支持脚2のパネル支持台14に伝達され、パネル支持台14が脚部16に対して相対ネジ回転するようになっている。
また、図2及び図3(b)に示すように、係合部材43の下面43cには押しボタン式のスイッチ43g(第2のスイッチ)が設けられており、図4(b)に示すように、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の上に係合部材43が載置された時に、スイッチ43gが押されるようになっている。
そして、支持脚レベル設定器40の係合部材43が支持脚2のパネル支持台14の支持部18の上に載置されて、係合部材43のスイッチ43gが押下された時に(図4(b)及び図5(b)参照)、本体部41の駆動部47のモーター47aが回転し、係合部材43が支持脚2のパネル支持台14の支持部18から離れた時に、スイッチ43gがオフ状態になり、モーター47aが停止するようになっている。
そのため、支持脚レベル設定器40が支持脚2のパネル支持台14の支持部18の上に載置されていない場合や、何かの拍子に支持脚レベル設定器40が支持脚2のパネル支持台14の支持部18から外れた場合には、スイッチ43gがオフ状態になり、駆動部47のモーター47aの回転が停止するため、作業者が支持脚2のレベル設定作業を安全に行うことができるようになっている。
このような支持脚レベル設定器40を用いて、支持脚2のレベル設定作業を行うためには、まず、図6(a)に示すように、基礎床3より上方の所定の高さ位置に水平方向にレーザー光22を照射するレーザー光発生装置21を設置し、レベル設定作業を行う支持脚2を、予めパネル支持台14の高さ位置が最も低い状態にして基礎床3の上に立設する。
そして、支持脚レベル設定器40を支持脚2のパネル支持台14の支持部18の上に取り付けて、支持脚レベル設定器40の第1受光部46及び第2受光部48の受光窓46a,48aがレーザー光発生装置21の方向を向くように、支持脚レベル設定器40の向きを設定する。
このとき、レーザー光発生装置21から照射されるレーザー光22は、図6(a)に示すように、支持脚レベル設定器40の第2受光部48の受光窓48aより上方に照射されるように、その高さ位置を設定する。
そして、スイッチ45を操作して支持脚レベル設定器40を起動すると、駆動部47のモーター47aが高速の回転速度S1で回転を開始する(図6(a)参照)。
そして、モーター47aが回転することにより、支持脚2のパネル支持台14が脚部16に対して相対ネジ回転し、それに伴い支持脚2のパネル支持台14の支持部18が上昇し、支持部18の上に載置された支持脚レベル設定器40の高さ位置も上昇する。
そして、図6(b)に示すように、支持脚レベル設定器40の第2受光部48の受光窓48aの高さ位置がレーザー光22の高さ位置まで、支持脚2のパネル支持台14の支持部18が上昇し、支持脚レベル設定器40の第2受光部48の受光窓48aにレーザー光22が照射されると、第2受光部48からモーター47aの回転速度を減速させる減速信号41aが駆動部47に対して出力される。
そして、減速信号41aを受信した駆動部47は、モーター47aの回転速度を、高速の回転速度S1から低速の回転速度S2に減速させる(図6(b)参照)。
そして、駆動部47のモーター47aは減速された低速の回転速度S2で回転を継続し、それに伴い、支持脚2のパネル支持台14の支持部18も、減速信号41aを受信する前よりゆっくりとした速度で上昇を継続する。
そして、図7(a)に示すように、支持脚レベル設定器40の第1受光部46の受光窓46aの高さ位置がレーザー光22の高さ位置まで、支持脚2のパネル支持台14の支持部18が上昇し、支持脚レベル設定器40の第1受光部46の受光窓46aにレーザー光22が照射されると、第1受光部48からモーター47aの回転速度を停止させる停止信号41bが駆動部47に対して出力される。
そして、駆動部47が停止信号41bを受信した時点で、モーター47aは低速の回転速度S2で回転しているため、停止信号41bを受信した駆動部47は、モーター47aが高速で回転していた時に比べて、その回転を極めて短時間で停止することができ、これにより、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の上昇もすぐに停止するため、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の高さ位置を目的の高さ位置Hに正確に設定することができる(図7(a)参照)。
このように、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の基礎床3からの高さ位置Hは、図7(b)に示すように、基礎床3からレーザー光22までの距離L1と、支持脚レベル設定器40の係合部材43の下面から第1受光部46の受光窓46aまでの距離L3の差として決定されるため、これらの距離L1,L3を予め適切に設定することにより、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の基礎床3からの高さ位置Hを目的の高さに正確に設定することができるようになっている。
また、モーター47aが高速の回転速度S1から低速の回転速度S2まで減速するのに要する時間によって、2つの受光部の受光窓の間の距離D(図1及び図7(b)参照)が決定されるため、距離Dを大きくすることにより、支持脚レベル設定器40の起動時のモーター47aの回転速度S1をより高速にすることができる。
このような支持脚レベル設定器40を用いることにより、支持脚2のレベル設定作業を迅速かつ正確に行うことができる。
すなわち、受光部を2つ設けることにより、支持脚2のパネル支持台14の支持部18の高さ位置が目的の高さ位置Hに達する前の段階で、駆動部47のモーター47aの回転速度の減速を開始させることができるため、パネル支持台14の支持部18の高さ位置が目的の高さ位置Hに達したときには、モーター47aの回転速度は十分に減速され、その回転を短時間で停止することができるようになっている。
これにより、支持脚レベル設定器40を起動時のモーター47aの回転速度S1を高速にしても、支持脚2のパネル支持台14の支持面18aの基礎床3からの高さ位置を正確に設定することができるため、支持脚2のレベル設定作業を迅速に行うことができる。
そして、このような支持脚レベル設定器40を用いることにより、ステッピングモーター等の高性能かつ高価なモーターや、その制御を行うための複雑な電子回路が不要なため、支持脚レベル設定器40自体のコストが増加することを防止することができる。
このように、本実施の形態に係る支持脚レベル設定器40によれば、フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のレベル設定作業を迅速かつ正確に行うことができると共に、装置自体のコスト増加を防止することができる。
なお、本実施の形態に係る支持脚レベル設定器40においては、図6及び図7に示すように、係合部材43が回転することによって、支持脚2のパネル支持台14の高さ位置が最も低い状態(図6(a)参照)から上昇するように構成されているが、これと反対に、係合部材43が回転することによって、支持脚2のパネル支持台14の高さ位置が下降するように構成されていてもよい。
その場合、レベル設定作業を行う支持脚2は、予めパネル支持台14の高さ位置を最も高い状態にして基礎床3の上に立設され、レーザー光発生装置21から照射されるレーザー光22は、支持脚レベル設定器40の第1受光部46の受光窓46aより下方に照射されるように、その高さ位置が設定される。
そして、スイッチ45を操作することにより、駆動部47のモーター47aが高速の回転速度S1で回転し、それに伴い支持脚2のパネル支持台14が下降し、パネル支持台14の支持部18に載置された支持脚レベル設定器40の高さ位置が下降する。
そして、支持脚レベル設定器40の第1受光部46の受光窓46aの高さ位置がレーザー光22の高さ位置まで、支持脚2のパネル支持台14が下降して、受光窓46aにレーザー光22が照射されると、減速信号41aが第1受光部46から駆動部47に対して出力されるようになっており、減速信号41aを受信した駆動部47がモーター47aの回転速度を低速の回転速度S2に減速する。
そして、支持脚2のパネル支持台14はゆっくりとした速度で下降を継続し、支持脚レベル設定器40の第2受光部48の受光窓48aの高さ位置がレーザー光22の高さ位置まで、支持脚2のパネル支持台14が下降して、受光窓48aにレーザー光22が照射されると、停止信号41bが第2受光部48から駆動部47に対して出力されるようになっており、停止信号41bを受信した駆動部47がモーター47aの回転を停止し、支持脚2のパネル支持台14の下降が停止する。
このように、係合部材43が回転することによって、支持脚2のパネル支持台14が下降するように構成されていても、レーザー光22を受光した第1受光部46が減速信号41aを出力すると共に、レーザー光22を受光した第2受光部48が停止信号41bを出力するようにすることにより、フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のレベル設定作業を迅速かつ正確に行うことができると共に、装置自体のコスト増加を防止することができるようになっている。
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る支持脚レベル設定器50について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る支持脚レベル設定器50は、図8(a)及び(b)に示すように、ソケット55を有する本体部51と、このソケット55に適合する結合部材52を備えている点において、前記第1の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40とはその構成が異なるものである。
すなわち、前記第1の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40においては、図1に示すように、結合部材42の上端部が本体部41に固定され、本体部41から結合部材42と係合部材33を取り外すことができないようになっていた。
一方、本実施の形態に係る支持脚レベル設定器50においては、本体部51の下面にソケット55が設けられ、図8(a)に示すように、ソケット55に結合部材52の上端部を差込んだり、図8(b)に示すように、ソケット55から結合部材52の上端部を抜き出したりすることができるようになっている。
なお、図8(b)に示すように、結合部材52の上端部の径は、ソケット55に差し込むことができるように、結合部材52の他の部分の径よりも少し細くなっている。
このように、本実施の形態に係る支持脚レベル設定器50においては、結合部材52が本体部51に着脱自在に結合されているため、レベル設定を行う支持脚の形状に応じて、その支持脚に係合可能な係合部材43に取り換えることができるようになっている。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40と同様であり、このような本実施の形態に係る支持脚レベル設定器50によっても、フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のレベル設定作業を迅速かつ正確に行うことができると共に、装置自体のコスト増加を防止することができる。
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る支持脚レベル設定器60について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る支持脚レベル設定器60は、図9に示すように、本体部61が傾斜検出部65と音声出力部66を備えている点において、前記第1の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40とはその構成が異なるものである。
図9(b)に示すように、傾斜センサー65aを有する傾斜検出部65は、支持脚レベル設定器60の水平方向に対する傾きを検出し、その傾きを示す傾斜信号65bを音声出力部66に対して出力し、音声出力部66は、入力された傾斜信号65bに基づいて、支持脚レベル設定器60の水平方向に対する傾きに応じた音を出力するようになっている。
例えば、支持脚レベル設定器60が水平方向に対して垂直に近い状態から、水平方向に対して垂直な状態になった場合には、そのことが作業者に分かるように音を変化させている。
このように、本実施の形態に係る支持脚レベル設定器60においては、傾斜検出部65と音声出力部66を備えているため、音声出力部66が出力する音により、支持脚レベル設定器60が水平方向に対して垂直な状態で立設されているか否かを作業者が判断できるようになっている。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40と同様であり、このような本実施の形態に係る支持脚レベル設定器60によっても、フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のレベル設定作業を迅速かつ正確に行うことができると共に、装置自体のコスト増加を防止することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、種々の変更が可能である。
例えば、前記第1ないし第3の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40,50,60は、図3に示すように、係合部材43の下面43cに、スイッチ43gが設けられていたが、スイッチ43gが設けられていなくてもよい。
そして、本体部41,51,61の上面に設けられたスイッチ45が、スイッチオン状態になれば駆動部47のモーター47aの回転が開始し、スイッチオフ状態になれば駆動部47のモーター47aの回転が停止するようになっていてもよい。
また、前記第1ないし第3の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40,50,60は、図1,図8,図9に示すように、本体部41,51,61の上面にスイッチ45が設けられていたが、スイッチ45が設けられていなくてもよい。
そして、係合部材43の下面43cに設けられたスイッチ43gが、スイッチオン状態になれば駆動部47のモーター47aの回転が開始し、スイッチオフ状態になれば駆動部47のモーター47aの回転が停止するようになっていてもよい。
また、前記第1ないし第3の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40,50,60においては、本体部41,51,61の第1受光部46及び第2受光部48の高さ位置が固定されていたが、第1受光部46及び第2受光部48のそれぞれを上下方向にスライド移動できて、所定の高さ位置でネジ固定できるように構成されていてもよい。
また、前記第1ないし第3の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40,50,60においては、図2,図8,図9に示す結合部42,52が図中上下方向に伸縮可能に構成されていなかったが、結合部42,52が図中上下方向に伸縮可能に構成されていてもよく、例えば、結合部42の上側棒状部42a(図2参照)が、図2中上下方向に伸縮できるように構成されていてもよいし、下側棒状部42c,42dが図2中上下方向に伸縮できるように構成されていてもよい。
これにより、係合部材43の下面43cから第1受光部46及び第2受光部48の受光窓46a,48aまでのそれぞれの距離を、レベル設定作業を行う支持脚2の種類や、レーザー光22の基礎床3からの高さ位置に応じて調節することができる。
また、前記第1ないし第3の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40,50,60においては、本体部41,51,61の外周側面に、第1受光部46及び第2受光部48の受光窓46a,48aが設けられていたため、本体部41,51,61の上下方向に伸びる中心軸線から離れた位置に受光窓46a,48aが設けられていたが、このような構成に限定される必要はない。
例えば、本体部41,51,61の上下方向に伸びる中心軸線上、又は中心軸線に近い位置に受光窓46a,48aが設けられるように、本体部41,51,61の外周側面に内側に凹んだ凹部が形成され、その凹部に受光窓46a,48aが設置されるように構成されていてもよい。
床面3には、傾斜面や凹凸面が形成された部分があるため、本体部41,51,61の中心軸上、又は中心軸に近い位置に受光窓46a,48aが設けられることにより、支持脚レベル設定器40,50,60が傾いた時の受光窓46a,48aの高さ位置の誤差を少なくすることができる。
また、前記第1ないし第3の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40,50,60においては、係合部材43に、支持脚2の上方筒状部17bと突起19が係合するように係合孔43d(図3参照)が形成されていたが、支持脚2のパネル支持台14に係合できるように形成されていれば、係合部材43はこのような形状に限定される必要はない。
また、前記第1ないし第3の実施の形態に係る支持脚レベル設定器40,50,60においては、駆動部47のモーター47aが係合部材43を回転させていたが、このような構成に限定される必要はなく、例えば、本体部41,51,61の上側部分にハンドルが設けられ、そのハンドルを作業者が回すと係合部材43が回転して、レーザー光22が第1受光部46及び第2受光部48の受光窓46a,48aに照射された際に、作業者にハンドルの回転停止を命じる音,光等の信号が発信されるように構成されていてもよい。
また、前記第3の実施の形態に係る支持脚レベル設定器60においては、支持脚レベル設定器60が水平方向に対して垂直な状態で立設されているか否かを作業者が判断できるように、支持脚レベル設定器60の水平方向に対する傾斜角度に応じた音を出力するように構成されていたが、このような構成に限定される必要はない。
例えば、支持脚レベル設定器60が水平方向に対して垂直な状態で立設されている場合にだけ、係合部材43が回転可能なように構成されていてもよい。
2 支持脚
3 基礎床
4 フロアパネル
6 フリーアクセスフロア
7 高さ固定ボルト
14 パネル支持台
14a 下方筒状部
14b 上方筒状部
14c メネジ部
14d メネジ部
14e メネジ孔
16 脚部
16a ベースプレート
16b 支柱
16c オネジ部
18 支持部
18a 支持面
19 突起
20 皿ボルト
20a 頭部
20b オネジ部
21 レーザー光発生装置
22 レーザー光
30 支持脚レベル設定器
31 本体部
32 結合部材
33 係合部材
33a 係合孔
34 グリップ
35 スイッチ
36 受光部
36a 受光窓
37 駆動部
37a モーター
40 支持脚レベル設定器
41 本体部
41a 減速信号
41b 停止信号
42 結合部材
42a 上側棒状部
42b 分岐棒状部
42c 下側棒状部
42d 下側棒状部
42e 中心軸線
43 係合部材
43a 中心軸線
43b 上面
43c 下面
43d 係合孔
43e 貫通孔
43f 貫通孔
43g スイッチ
44 グリップ
45 スイッチ
46 第1受光部
46a 受光窓
47 駆動部
47a モーター
48 第2受光部
48a 受光窓
50 支持脚レベル設定器
51 本体部
52 結合部材
55 ソケット
60 支持脚レベル設定器
61 本体部
65 傾斜検出部
65a 傾斜センサー
65b 傾斜信号
66 音声出力部
D 距離
H 高さ位置
L1,L2,L3 距離
S1,S2 回転速度

Claims (9)

  1. フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のパネル支持台に係合してこれを回転させる係合部材と、
    前記係合部材を異なる回転速度で回転させる駆動部と、
    レーザー光を受光した時に、前記駆動部に対して前記係合部材の回転を停止させる信号を出力する第1受光部と、
    前記第1受光部に対して鉛直上方向に所定の間隔をおいて離れた位置に設けられ、前記レーザー光を受光した時に、前記駆動部に対して前記係合部材の回転を変化させる信号を出力する第2受光部を備え、
    前記係合部材が異なる回転速度で回転することにより、前記支持脚の前記パネル支持台が異なる速度で上昇するように構成されている
    ことを特徴とする支持脚レベル設定器。
  2. フリーアクセスフロアのフロアパネルの支持脚のパネル支持台に係合してこれを回転させる係合部材と、
    前記係合部材を異なる回転速度で回転させる駆動部と、
    レーザー光を受光した時に、前記駆動部に対して前記係合部材の回転を変化させる信号を出力する第1受光部と、
    前記第1受光部に対して鉛直上方向に所定の間隔をおいて離れた位置に設けられ、前記レーザー光を受光した時に、前記駆動部に対して前記係合部材の回転を停止させる信号を出力する第2受光部を備え、
    前記係合部材が異なる回転速度で回転することにより、前記支持脚の前記パネル支持台が異なる速度で下降するように構成されている
    ことを特徴とする支持脚レベル設定器。
  3. 前記係合部材の回転を変化させる信号は、前記係合部材の回転を減速させる信号である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の支持脚レベル設定器。
  4. 前記駆動部は、前記係合部材を回転させるモーターを備える
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の支持脚レベル設定器。
  5. 前記モーターの起動と停止を手動で切り替える第1のスイッチを備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の支持脚レベル設定器。
  6. 前記係合部材が前記パネル支持台の支持面の上に載置された時に、前記モーターを起動させ、前記係合部材が前記パネル支持台の支持面から離れた時に、前記モーターを停止させる第2のスイッチを備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の支持脚レベル設定器。
  7. 前記係合部材が着脱自在に結合されている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の支持脚レベル設定器。
  8. 前記支持脚レベル設定器の水平方向に対する傾きを検出する傾斜検出部を備える
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の支持脚レベル設定器。
  9. 前記傾斜検出部が検出した前記傾きに応じた音を出力する音声出力部を備える
    ことを特徴とする請求項8に記載の支持脚レベル設定器。
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