JP2020104550A - 車両前部構造 - Google Patents

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拓 上林
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Abstract

【課題】車両前突の際に連結部材を容易に破断させる。【解決手段】パワートレイン15とフロントサスペンションメンバ20と、パワートレイン15とフロントサスペンションメンバ20とを車両前後方向に連結する連結部材40と、を含む車両前部構造100であって、連結部材40は、パワートレイン15に接続される前端部48と、フロントサスペンションメンバ20に接続する後端部44と、前端部48と後端部44とを接続するロッド部50と、を備え、ロッド部50は、前端部48と後端部44との間に、断面積の小さい脆弱部52を有し、第2保持部20Aは、前突時に、脆弱部52に向かって突出する上凸部31を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、車両前部構造、特に、車両前方のフロントコンパートメントに収容されるパワートレインとフロントサスペンションメンバとを連結する連結部材と、その取り付け部の構造に関する。
車両のエンジンなどのパワートレインとボデーとの間を連結してパワートレインの前後方向の変位を規制するとともに、パワートレインとボデーとの間の振動の絶縁を行う連結部材が多く用いられている。この連結部材は、車両が前突した際には、パワートレインを車両後方に後退させて衝撃エネルギーの吸収を行うために破断させることが要求される。このため、連結部材の中間部に穴をあけた部分を設け、前突時に連結部材が破断するようにした構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来技術では、連結部材は、内筒と外筒との間にゴム部材を配置した両端部と、両端部の外筒間を接続するロッド部とで構成されており、内筒をパワートレインおよびボデー部材であるフロントサスペンションメンバのブラケットで保持することにより、パワートレインおよびフロントサスペンションメンバに接続されている。そして、エンジン側の内筒もフロントサスペンション側の内筒も共に軸方向が車両上下方向である。このため、車両が前突した際には各ブラケットはロッド部が同一面内で折れ曲がるような荷重をロッド部に印加するので、車両の前突により、ロッド部が折れやすい構造となっている。
特開2013−210074号公報
ところで、連結部材の端部の内筒などの軸心部材の軸方向は、特許文献1に記載された構造のように、パワートレイン側とフロントサスペンションメンバ側とで同一ではなく、例えば、直交する場合がある。
この場合、車両が前突した際には各ブラケットはロッド部が同一面内で折れ曲がるような荷重をロッド部に印加できず、ロッド部が折れにくくなる場合がある。
そこで、本発明は、車両前突の際に連結部材を容易に破断させることを目的とする。
本発明の車両前部構造は、車両前方のフロントコンパートメントの中に収容されたパワートレインと、前記パワートレインの車両後方に配置されたフロントサスペンションメンバと、前記パワートレインと前記フロントサスペンションメンバとを車両前後方向に連結する連結部材と、を含む車両前部構造であって、前記連結部材は、前記パワートレインに接続される前端部と、前記フロントサスペンションメンバに接続する後端部と、前記前端部と前記後端部とを接続するロッド部と、を備え、前記パワートレインは、前記連結部材の前記前端部を保持する第1保持部を有し、前記フロントサスペンションメンバは、前記連結部材の前記後端部を保持する第2保持部を有し、前記ロッド部は、前記前端部と前記後端部との間に、断面積の小さい脆弱部を有し、前記第2保持部は、前突時に、前記脆弱部に向かって突出する凸部を備えること、を特徴とする。
この構成により、車両前突の際に、第2保持部の凸部がロッド部の凹部に食い込み、断面積が小さくなっている脆弱部でロッド部50を容易に破断させることができる。このため、連結部材の端部の軸心部材の方向が、パワートレイン側とフロントサスペンションメンバ側とで同一でない場合でも、ロッド部を容易に破断させることができる。
本発明は、車両前突の際に連結部材を容易に破断させることができる。
実施形態の車両前部構造を示す立面図である。 実施形態の車両前部構造を示す平面図である。 実施形態の車両前部構造の断面拡大図で、図2に示すA−A断面のパワートレインの第1保持部と、フロントサスペンションメンバの第2保持部と、連結部材との拡大図である。 図3に示す断面で、車両が前突した際のパワートレインの第1保持部と、フロントサスペンションメンバの第2保持部と、連結部材の変形を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら実施形態の車両前部構造100について説明する。図1〜4に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1、図2に示すように、実施形態の車両前部構造100は、車両前方のフロントコンパートメント10の中に収容されたパワートレイン15と、パワートレイン15の車両後方に配置されたフロントサスペンションメンバ20と、パワートレイン15とフロントサスペンションメンバ20とを車両前後方向に連結する連結部材40と、を含む。
図1、図2に示すように、車両前方のフロントコンパートメント10の車両幅方向両側には、車両前後方向に延びる骨格部材であるフロントサイドメンバ11が配置されている。左右のフロントサイドメンバ11の前端は、ラジェータサポート12で車両幅方向に接続されている。また、フロントサイドメンバ11は、フロントコンパートメント10と車室とを仕切るダッシュボード19まで略水平方向に車両後方に向って延び、ダッシュボード19に沿って下方向に湾曲し、フロアパネルの骨格部材に接続されている。
パワートレイン15は、エンジンと変速ギヤ或いは、エンジンと車両駆動用モータと変速ギヤとが一体になった車両駆動用のユニットである。パワートレイン15は、図示しないマウントを介して左右のフロントサイドメンバ11にボルトで固定されている。
フロントサイドメンバ11の後部の下側には、フロントサスペンションメンバ20が取り付けられている。フロントサスペンションメンバ20は、上に凸のハット型断面のアッパパネル21と平板状のロアパネル22とを接続した閉断面構造部材であって、車両幅方向に延びて、前後の各側端がそれぞれ両端の前ブラケット26、後ブラケット27でフロントサイドメンバ11から吊り下げられている。フロントサスペンションメンバ20には、前輪の懸架装置が取り付けられる。
フロントサスペンションメンバ20の車両前端側の車両幅方向両端部には、フロントサイドメンバ11の下側に沿って車両前方に延びて前端がラジェータサポート12に接続される補強部材25が取り付けられている。
図1、図2に示すように、フロントサスペンションメンバ20は、パワートレイン15の車両後方下側に配置されている。そして、パワートレイン15の車両後部の下端とフロントサスペンションメンバ20との間は、連結部材40で車両前後方向に連結されている。
連結部材40は、パワートレイン15に接続される前端部48と、フロントサスペンションメンバ20に接続する後端部44と、前端部48と後端部44とを接続するロッド部50と、を備えている。また、パワートレイン15は、連結部材40の前端部48を保持する第1保持部60を有し、フロントサスペンションメンバ20は、連結部材40の後端部44を保持する第2保持部20Aを有している。
図3に示すように、連結部材40の後端部44は、車両上下方向に延びる内筒41と、内筒41の外周側に内筒41と同軸に配置された円筒状のゴム部材42と、ゴム部材42の外周を囲む外筒43とで構成される。図2に示すように、外筒43の車両幅方向両側には、外筒43から車両前方に延びる一対の板状のロッド部50が形成されている。左右の各ロッド部50の各前端部48は、ロッド部50に接続する外筒47と、外筒47と同軸に配置された内筒45と、外筒47と内筒45との間のゴム部材46とで構成されている。前端部48の内筒45と外筒47とは車両幅方向に延びている。
連結部材40の後端部44は、フロントサスペンションメンバ20の第2保持部20Aに取り付けられている。第2保持部20Aはフロントサスペンションメンバ20の車両幅方向の中央部近傍でアッパパネル21のウェブ21aとロアパネル22にボルト53を上下方向に挿通する穴が設けられており、アッパパネル21の前側のフランジ21bに後端部44、ロッド部50が前後方向に挿通する開口30が設けられている部分である。
連結部材40の後端部44は次のように第2保持部20Aに取り付けられる。まず、後端部44を開口30から第2保持部20Aのアッパパネル21のウェブ21aとロアパネル22との間に差し込む。次に、ロアパネル22の側からボルト53を内筒41の内側とスペーサ55の内側に挿通させ、ウェブ21aの上面から突出したボルト53の先端をナット54で締め付ける。これによって、連結部材40の後端部44は第2保持部20Aに車両上下方向軸の周りに回転可能に保持される。
連結部材40の二股に分かれた各前端部48は、パワートレイン15の第1保持部60に取り付けられている。第1保持部60は、パワートレイン15の下後端にボルト63で固定されるベース61と、ベース61の車両幅方向中央から後方に向って延びるブラケット62とで構成されている。ブラケット62は、左右の各前端部48の各内筒45の内面に挿通するボルト56が貫通する穴が設けられている。図2に示すように、各前端部48は、ブラケット62を挟み込み、各内筒45とブラケット62の穴に挿通するボルト56によってブラケット62に連結されている。このように、連結部材40の前端部48は、第1保持部60によって車両幅方向軸の周りに回転可能に保持されている。
図3に示すように、フロントサスペンションメンバ20の第2保持部20Aの開口30の上側には、ウェブ21aから下方向に突出する上凸部31が設けられている。また、開口30の下側には、ロアパネル22から上方向に突出する下凸部32が設けられている。また、上凸部31に対向する部分のロッド部50の上側には上凹部51aが形成されており、下凸部32に対向する部分のロッド部50の下側には下凹部51bが形成されている。上凹部51aと下凹部51bとは共に、前端部48と後端部44との間に形成されている。上凹部51a、下凹部51bが形成された部分の断面積は、各凹部51a,51bが形成されていないロッド部50の断面積よりも小さく、上凹部51a、下凹部51bが形成された部分は脆弱部52を構成する。
次に、図4を参照しながら実施形態の車両前部構造100を有する車両が前突した際の各部の変形について説明する。
車両が前突すると、矢印91に示すように、パワートレイン15が後退し、ゴム部材42、46の車両前方側の部分が圧縮される。また、ラジェータサポート12(図1参照)とフロントサスペンションメンバ20との間の配置されている補強部材25(図1参照)が下に凸となるような折れ曲がり変形をする。この補強部材25の変形により、フロントサスペンションメンバ20は、矢印92に示すように車両前端側が下方向に移動すると共に、矢印93に示すように、車両幅方向の軸の周りに半時計方向に回転する。すると、開口30の上凸部31が脆弱部52の上凹部51aに向って突出してくる。そして、前突が進むと、開口30の上凸部31が脆弱部52の上凹部51aに食い込んでくる。このため、ロッド部50は、断面積の小さくなっている脆弱部52で破断する。
このように、本実施形態の車両前部構造100は、車両前突の際に、第2保持部20Aの上凸部31がロッド部50の脆弱部52を構成する上凹部51aに食い込み、断面積が小さくなっている脆弱部52でロッド部50を容易に破断させることができる。このため、連結部材40の後端部44の軸心部材である内筒41、外筒43の軸方向が車両上下方向で、前端部48の軸心部材である内筒45、外筒47の軸方向が車両幅方向となり、軸心部材の軸方向が同一でない場合でも、ロッド部50を容易に破断させることができる。
10 フロントコンパートメント、11 フロントサイドメンバ、12 ラジェータサポート、15 パワートレイン、19 ダッシュボード、20 フロントサスペンションメンバ、20A 第2保持部、21 アッパパネル、21a ウェブ、21b フランジ、22 ロアパネル、25 補強部材、26 前ブラケット、27 後ブラケット、30 開口、31 上凸部、32 下凸部、40 連結部材、41,45 内筒、42,46 ゴム部材、43,47 外筒、44 後端部、48 前端部、50 ロッド部、51a 上凹部、51b 下凹部、52、脆弱部、53,56,63 ボルト、54 ナット、55 スペーサ、60 第1保持部、61 ベース、62 ブラケット、100 車両前部構造。

Claims (1)

  1. 車両前方のフロントコンパートメントの中に収容されたパワートレインと、
    前記パワートレインの車両後方に配置されたフロントサスペンションメンバと、
    前記パワートレインと前記フロントサスペンションメンバとを車両前後方向に連結する連結部材と、を含む車両前部構造であって、
    前記連結部材は、前記パワートレインに接続される前端部と、前記フロントサスペンションメンバに接続する後端部と、前記前端部と前記後端部とを接続するロッド部と、を備え、
    前記パワートレインは、前記連結部材の前記前端部を保持する第1保持部を有し、
    前記フロントサスペンションメンバは、前記連結部材の前記後端部を保持する第2保持部を有し、
    前記ロッド部は、前記前端部と前記後端部との間に、断面積の小さい脆弱部を有し、
    前記第2保持部は、前突時に、前記脆弱部に向かって突出する凸部を備えること、
    を特徴とする車両前部構造。
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