JP2020103872A - 放射線撮像装置、放射線撮像システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Hiroaki Niwa
宏彰 丹羽
中山 明哉
Akiya Nakayama
明哉 中山
雄一 西井
Yuichi Nishii
雄一 西井
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【課題】適切な放射線照射量を制御することを目的とする。【解決手段】放射線を電気信号に変換する複数の変換素子が配置された撮像領域と、撮像領域に配置され、放射線を検出する検出素子と、変換素子及び検出素子の信号を読み出す読出手段と、放射線照射中における読出手段によって読み出された検出素子の読み出し結果に基づいて放射線の照射量を制御する第1の制御方法と、読出手段によって読み出された複数の変換素子の信号に基づく放射線画像の画素値に基づいて、放射線の照射量を制御する第2の制御方法と、のうち、放射線画像の撮影における撮影条件に応じて選択した制御方法により、放射線画像の撮影における放射線の照射量制御を実行する制御手段とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、放射線撮像装置、放射線撮像システム、制御方法及びプログラムに関する。
X線による医療画像診断や非破壊検査に用いる撮影装置として、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチ素子と光電変換素子等の変換素子とを組み合わせた画素アレイを有するマトリクス基板を用いた検出装置や放射線検出装置が実用化されている。このような放射線撮像装置は、例えば医療画像診断においては、一般撮影のような静止画撮影や、透視撮影のような動画撮影のデジタル撮像装置として用いられている。
近年、こうした検出装置の多機能化が検討されている。その一つとして、放射線源が放射線を照射している間、検出装置が照射情報を把握する機能の内蔵が検討されている。例えば、放射線源から放射線が照射される曝射開始のタイミングを把握する機能や、放射線量や積算照射量を把握する機能が挙げられる。また、積算照射量を監視し、積算照射量が適正量に達した時点で検出装置が放射線源を制御し照射を終了させることも可能となる。これらは、自動露出制御(Automatic Exposure Control、以下AECと呼ぶ)と呼ばれる。
特許文献1には、放射線の照射中に画素に蓄積された電荷を読み出すことで、照射線量情報を取得し、取得した照射線量情報と線量の目標値に応じて、放射線の照射の終了を指示する放射線撮像装置が開示されている。
また、適切な放射線像の輝度を得るための別の技術として、自動輝度調整(Automatic Brightness Control、以下ABCと呼ぶ)がある。ABCは、X線像における関心領域(Region Of Interest、以下ROIと呼ぶ)内の画素値の平均値又は重み付け平均値を目標値に近付けることで輝度レベルを一定にする技術である。具体的には、ABCにおいては、ROIの平均値に応じて、次フレーム以降で発生される放射線の条件を変更する。特許文献2には、このABCの精度向上を行う技術が開示されている。
特開2015−213546号公報 特開2011−98009号公報
しかしながら、放射線の照射中に読み出される画素の出力には画素内で発生する暗電荷や、AmpICの基準電位等に起因するオフセット成分が含まれる。AECにおいて、照射線量情報を正確に取得するためには、このオフセット成分をX線照射の直前に取得して、各フレームの照射中の出力から減算する必要がある。オフセット成分取得のための準備駆動シーケンスは、フレーム毎に必要となる。したがって、高フレームレート撮影においては、各フレームの電荷蓄積可能時間、すなわち、X線照射可能時間が短くなり、所望の撮影動作を実施することが難しい。
一方、ABCは、取得したX線画像を解析して、X線発生装置にフィードバッグする方式のため、高フレームレート撮影にも対応可能である。しかし、解析結果は次フレーム以降に反映されるため、制御対象フレーム遅れが発生する。そのため、撮影開始の1フレーム目からあるフレームまでは、フィードバックがかからない撮影となる。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、適切な放射線照射量を制御することを目的とする。
そこで、本発明は、放射線を電気信号に変換する複数の変換素子が配置された撮像領域と、前記撮像領域に配置され、放射線を検出する検出素子と、前記変換素子及び前記検出素子の信号を読み出す読出手段と、放射線照射中における前記読出手段によって読み出された前記検出素子の信号に基づいて放射線の照射量を制御する第1の制御方法と、前記読出手段によって読み出された前記複数の変換素子の信号に基づく放射線画像の画素値に基づいて放射線の照射量を制御する第2の制御方法と、のうち、前記放射線画像の撮影における撮影条件に応じて選択した制御方法により、前記放射線画像の撮影における放射線の照射量制御を実行する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、適切な放射線照射量を制御することができる。
放射線撮像システムの全体図である。 検出部の構成図である。 制御部の構成図である。 AEC時のタイミングチャートを示す図である。 放射線量制御処理を示すフローチャートである。 S505の処理のタイミングチャートを示す図である。 調停部の制御方法を示すフローチャートである。 調停部の制御方法を示すフローチャートである。 調停部の制御方法を示すフローチャートである。 調停部の制御方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る放射線撮像システム10の全体図である。放射線撮像システム10は、放射線撮像装置300、通信制御装置323、放射線発生装置324、放射線源325、撮像装置ケーブル326及び放射線発生装置通信ケーブル327を有している。放射線撮像装置300、通信制御装置323、放射線発生装置324、放射線源325、撮像装置ケーブル326及び放射線発生装置通信ケーブル327は、放射線室1に設定されている。なお、放射線撮像装置300がワイヤレス通信する場合には、撮像装置ケーブル326の代わりにアクセスポイントが備えられる。
放射線撮像装置300はまた、制御装置310、放射線照射スイッチ311、表示装置313、入力装置314、院内LAN315及び放射線室通信ケーブル316を有している。制御装置310、放射線照射スイッチ311、表示装置313、入力装置314、院内LAN315及び放射線室通信ケーブル316は、制御室2に設定されている。
放射線撮像装置300は、被検者306を透過した放射線を検出して、放射線画像データを生成する。通信制御装置323は、放射線発生装置324と制御装置310が通信できるように制御する。放射線発生装置324は、照射条件に基づいて放射線を照射するように放射線源325を制御する。放射線源325は、放射線発生装置324の制御に従って被検者306に放射線を照射する。
撮像装置ケーブル326は、放射線撮像装置300と、通信制御装置323を接続するためのケーブルである。放射線発生装置通信ケーブル327は、放射線発生装置324と通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
制御装置310は、通信制御装置323を介して、放射線発生装置324及び放射線撮像装置300と通信し、放射線撮像システム10を統括制御する。放射線照射スイッチ311は、操作者312の操作により、放射線照射のタイミングを入力する。入力装置314は、操作者312からの指示の入力を行う装置であり、キーボートやタッチパネル等の種々の入力デバイスが用いられる。表示装置313は、画像処理された放射線画像データやGUIの表示を行う装置であり、ディスプレイなどが用いられる。院内LAN315は、院内の基幹ネットワークである。
次に、放射線撮像システム10の動作について説明する。まず、制御装置310は、操作者312の操作に応じて、被検者306のID、名前、生年月日等の被検者情報及び被検者306の撮影部位等の撮影情報を設定する。なお、他の例としては、制御装置310は、操作者312が院内LANを介して受信した検査オーダを選択すると、選択された検査オーダに示された撮影情報を設定してもよい。また他の例としては、制御装置310は、予め設定された撮影プロトコルを選択することで、撮影情報を設定してもよい。制御装置310はさらに、設定された情報に基づいて、撮影時のフレームレートや各フレームにおける放射線照射時間等の撮影条件を特定する。
撮影準備が完了すると、操作者312は放射線照射スイッチ311を押下する。放射線照射スイッチ311が押下されると、放射線撮像装置300が準備を行った後、放射線源325から被検者306に向かい放射線が照射される。放射線撮像装置300は、放射線発生装置324と通信を行い、放射線照射の開始や終了の制御を行う。被検者306に照射された放射線は、被検者306を透過して放射線撮像装置300に入射する。放射線撮像装置300は、入射した放射線を可視光に変換した後、光電変換素子で放射線画像信号として検出する。
放射線撮像装置300は、光電変換素子を駆動して放射線画像信号を読み出し、AD変換回路でアナログ信号をデジタル信号に変換してデジタル放射線画像データを得る。得られたデジタル放射線画像データは、放射線撮像装置300から制御装置310へ転送される。制御装置310は、受信したデジタル放射線画像データを画像処理する。制御装置310は、画像処理した放射線画像データに基づく放射線画像を表示装置313に表示する。制御装置310は、画像処理装置および表示制御装置として機能する。以上が、放射線撮像システム10の動作である。
図2は、放射線撮像装置300が有する検出部223の構成図である。検出部223は、支持基板100、駆動回路221、読出回路222、及び制御部225を有している。支持基板100には画素アレイ228が配置されている。ここで、画素アレイ228は、撮像領域の一例である。画素アレイ228は、行列状に配された複数の画素を有している。なお、画素アレイ228には、第1の画素101と第2の画素121が含まれる。以下、第1の画素101及び第2の画素121について説明する。
第1の画素101は、放射線画像を取得するために、入射した放射線又は光を入射した量に応じた電荷に変換する変換素子102と、変換素子102で生成された電荷を信号線に出力するスイッチ素子103とを有している。変換素子102は、例えば放射線を光に変換するシンチレータと、シンチレータで変換された光を電荷に変換する光電変換素子とを用いた間接型の変換素子とする。また他の例としては、変換素子102として、例えば放射線を直接電荷に変換する直接型の変換素子を用いることができる。スイッチ素子103としては、例えば非晶質シリコン又は多結晶シリコンを用いた薄膜トランジスタ(TFT)を用いることができる。例えば、TFTに求められる特性に応じて、多結晶シリコンをスイッチ素子103として用いてもよい。また、TFTに用いる半導体材料は、シリコンに限られるものではなく、ゲルマニウムや化合物半導体などの他の半導体材料であってもよい。
変換素子102の第1電極には、スイッチ素子103の第1主電極が電気的に接続され、変換素子102の第2電極には、バイアス線108が電気的に接続される。バイアス線108は、列に沿って配された複数の変換素子102の第2電極に共通して接続される。各列に配されたバイアス線108には、共通のバイアス電圧が供給される。バイアス線108は、不図示の電源回路よりバイアス電圧の供給を受ける。
スイッチ素子103の第2主電極には、信号線106が電気的に接続される。信号線106には、列に沿って配された画素のスイッチ素子103の第2主電極が共通に接続される。信号線106は、画素の列ごとに配される。各信号線106は、読出回路222に電気的に接続される。スイッチ素子103の制御電極には、駆動線104が電気的に接続される。駆動線104は、行に沿って配された複数の第1の画素101のスイッチ素子103の制御電極に共通に接続される。駆動線104には、駆動回路221からゲート制御電圧Vg1〜Vgnが印加される。
第2の画素121は、検出素子122と、検出素子122で生成された電荷を信号線に出力するスイッチ素子123とを有している。検出素子122は、放射線照射中に入射する放射線量の総量を取得するために、入射した放射線又は光を、入射した量に応じた電荷に変換する素子である。スイッチ素子123は、検出素子122で生成された電荷を信号線に出力する素子である。さらに、第2の画素121は、変換素子102とスイッチ素子103とを含む。検出素子122の変換素子102及びスイッチ素子123は、それぞれ第1の画素101の変換素子102及びスイッチ素子103と同様に動作する。
検出素子122の第1電極には、スイッチ素子123の第1主電極が電気的に接続される。検出素子122の第2電極には、列ごとに配されたバイアス線108が電気的に接続される。検出線110には、列に沿って配されたスイッチ素子123の第2主電極が接続される。各検出線110は、読出回路222に電気的に接続される。スイッチ素子123の制御電極には、行毎に配された駆動線124が接続される。各駆動線124には、駆動回路221からゲート制御電圧Vd1〜Vdnが印加される。
本実施形態の画素アレイ228は、図2に示すように、第2の画素121を複数有している。但し、画素アレイ228は、第2の画素121を少なくとも1つ有していればよく、その数及び位置は実施形態に限定されるものではない。画素アレイ228が第2の画素121を複数有する場合には、入射する放射線量の検出は、複数配されている第2の画素121の検出素子122のうち1つだけで行われてもよいし、複数の検出素子によって行われてもよい。また、他の例としては、画素アレイ228は、第2の画素121を有さなくともよい。この場合には、放射線の照射中に駆動線104を駆動させ、第1の画素101が入射する放射線量の総量を検出してもよい。
読出回路222では、信号線106及び検出線110が、それぞれオペアンプ150の反転入力端子に接続される。またオペアンプ150の反転入力端子は、帰還容量を介し出力端子に接続され、非反転入力端子は、任意の固定電位に接続される。オペアンプ150は、電荷電圧変換回路として機能する。オペアンプ150の後段に、サンプルホールド回路151、マルチプレクサ152を介してADコンバータ153が接続される。読出回路222は、信号線106及び検出線110を介して第1の画素101の変換素子102、第2の画素121の変換素子102及び検出素子122から転送される電荷をデジタル信号の電気信号に変換するデジタル変換回路である。読出回路222は、各回路が集積化された構成でもよく、回路毎に個別に設けられてもよい。
図3は、制御部225の構成図である。制御部225は、駆動制御部400、CPU401、メモリ402、放射線制御部403、画像データ制御部404及び有線通信部407を備える。駆動制御部400は、信号処理部224からの情報や制御装置310からのコマンドに基づいて、駆動回路221及び読出回路222を制御する。コマンドには撮影部位の情報も含まれる。CPU401は、メモリ402に格納されたプログラムや各種のデータを用いて、放射線撮像装置300全体の制御を行う。メモリ402は、例えば、CPU401が処理を実行する際に用いるプログラムや各種のデータを保存する。また、メモリ402には、CPU401の処理により得られた各種のデータ及び、放射線画像データが保存される。
放射線制御部403は、信号処理部224からの情報や駆動制御部400からの情報に基づき、放射線発生装置324を制御する。放射線制御部403は、有線通信部407を介して、放射線発生装置324との間で、制御に関する情報(例えば、放射線の照射開始、停止の通知、放射線の照射量、積算照射量等)のやり取りを行う。画像データ制御部404は、読出回路222からの画像データをメモリ402に保存すると共に、制御装置310との通信を制御する。画像データ制御部404と制御装置310は、放射線画像データや制御に関する情報(例えば、制御コマンド等)のやり取りを行う。有線通信部407は、有線接続された外部装置との通信を行う。
なお、後述する制御部225の機能や処理は、CPU401がメモリ402に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。また、他の例としては、CPU401は、メモリ402に替えて、SDカード等の記録媒体に格納されているプログラムを読み出してもよい。
また、他の例としては、制御部225の機能や処理の少なくとも一部は、例えば複数のCPU及びメモリを協働させることにより実現してもよい。また、他の例としては、制御部の機能や処理の少なくとも一部は、ハードウェア回路を用いて実現してもよい。
次に、放射線撮像システム10による線量制御動作(AEC及びABC)について説明する。放射線の撮像を行う場合、まず、操作者312は、制御装置310に、線量、最大照射時間、管電流、管電圧、等の照射条件、放射線をモニタすべき領域である放射線検知領域(ROI)、撮影部位情報などを入力する。制御装置310は、入力された照射条件、放射線検知領域(ROI)、撮影部位などを、放射線撮像装置300及び放射線発生装置324へ送信する。その後、撮影準備が完了し、操作者312が放射線照射スイッチ311を押下すると、放射線発生装置324から放射線が照射される。照射された放射線は、被検者306を透過して放射線撮像装置300に入射する。
まず、AECについて説明する。放射線撮像装置300は、入射した放射線によりAECを行う。ROIに入射した放射線が検出素子122で検出されると、放射線撮像装置300のCPU401は、所定の期間に検出した線量(到達線量)の積算値である積算照射量を演算する。そして、CPU401は、積算照射量と、操作者312が入力した撮影部位や撮影条件等から算出した適正線量とに基づいて、放射線照射停止タイミングを決定する。
放射線制御部403は、決定された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線発生装置324に停止を通知する。放射線発生装置324は、通知された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線の照射を停止する。なお、放射線撮像装置300は、放射線照射の停止を通知しているがこれに限らない。放射線撮像装置300が、検出結果として所定の時間毎の到達線量を送信し、放射線発生装置324が、当該到達線量の積算値を算出する構成であってもよい。
次に、ABCについて説明する。放射線撮像装置300は、放射線撮像において取得した画像に対して、予め設定されたRIO内の画素値(輝度)の平均値もしくは重み付け平均値を算出する。算出結果は、放射線発生装置324に対して送信される。放射線発生装置324は、算出結果を次フレーム以降の撮影に係る放射線の照射条件に反映する。なお、AECは、放射線照射中の画素の読み出し結果に応じた露出制御の一例である。また、ABCは、取得済みの画素値の解析結果に応じた輝度制御の一例である。
図4は、AECのタイミングチャートを示す図である。図4に示す期間T1は、待機中のアイドリング期間を表す。この期間T1において、図4に示すように駆動回路221から印加される信号によって画素アレイ228は、アイドリング動作を繰り返す。アイドリング動作は、例えば検出部223の電源投入後、オフセット成分取得が開始されるまで行われる。期間T1は、ユーザが撮像情報の入力をしている時間や、ユーザが曝射スイッチを押すまでの時間である。
期間T1において、変換素子102から発生するダーク電流を定期的に除去するために、ゲート制御電圧Vg1〜Vgnに定期的にHi信号が印加され、第1の画素101のスイッチ素子103が走査される。同様に、第2の画素121の検出素子122から発生するダーク電流を除去するために、ゲート制御電圧Vd1〜Vdnには常にHi信号が印加され、第2の画素121のスイッチ素子123が導通した状態となる。ここでHi信号は、各スイッチ素子103、123がONとなる電圧であり、Lo信号は、各スイッチ素子103、123がOFFとなる電圧(例えば、0V)である。
また、図4のタイミングチャートは、検出素子122を複数用いて入射する放射線量を検出する場合に対応する。この場合、複数の検出素子122には、同じ目標放射線量が設定されているものとする。なお、目標放射線量は、撮影部位や撮影条件等に基づいて、制御部225により算出される。そして、少なくとも1つの検出素子122の検出値が目標放射線量に達した場合に、制御部225は、停止信号を出力する。
なお、他の例としては、制御部225は、すべての検出素子122の検出値が目標放射線量に達した場合に停止信号を出力してもよく、すべての検出素子122の検出値の平均値が目標放射線量に達した場合に停止信号を出力してもよい。また、他の例としては、複数の検出素子122には、互いに異なる目標放射線量が設定されていてもよい。検出素子122の目標放射線量や、制御部225が停止信号を出力する条件は、被写体や撮像条件、検出素子122の画素アレイ228内での位置などに応じて適宜設定されるものとする。
次に、放射線照射スイッチ311が押されると、放射線撮像装置300は、照射要求信号を受信する。放射線撮像装置300が照射要求信号を受信すると、期間T2に移行する。期間T2は、オフセット成分取得の期間である。期間T2では、放射線が照射されていない状態で、ゲート制御電圧Vd1〜Vdnを一定の周期でONさせ、オフセット成分を取得する。ここで、オフセット成分は、クロストークや暗電流を含む。ONの回数は予め定められているものとする。ゲート制御電圧Vd1〜VdnのONの周期は、放射線の照射中に放射線信号を検出する周期と同一とする。同一の駆動を行うことで、オフセット成分取得時のオフセット信号量と、放射線照射中の検出信号にのるオフセット信号量と、を近しい値にすることができ、オフセット成分を精度よく補正することができる。
オフセット成分取得が終了すると、期間T3に移行する。期間T3は、放射線を照射し放射線画像を取得する期間である。本実施形態においては、放射線発生装置324が、放射線撮像装置300から照射許可信号を受信することで、実際の放射線照射が開始されるものとする。期間T3において、各スイッチ素子103を駆動するゲート制御電圧Vg1〜VgnにLo信号が印加され、各変換素子102は、入射した放射線量に応じた電荷を蓄積する。また、スイッチ素子123を駆動するゲート制御電圧Vd1〜VdnにHi信号が一定の検出周期で印加され、検出素子122で検出された電荷が、検出線110を介して読出回路222に送られる。読出回路222は、検出された電荷に基づいた電気信号を、信号処理部224を介して制御部225に供給する。制御部225は、検出素子122に入射する放射線量を検出周期毎に取得する。期間T2〜T3において、スイッチ素子123は、同一の周期で駆動し続けるものとする。期間T2から期間T3に移行する際に、検出周期が変更される場合や検出が一時的に止まる場合には、駆動の切り替わりにより意図せぬ信号の変動が生じる。これにより、期間T3の初期の検出信号が影響を受け、検出精度が低下する可能性がある。
なお、図4では、スイッチ素子123の制御電極に印加されるゲート制御電圧Vd1〜Vdnが、同時にHi信号となるが、期間T2における動作は、これに限られるものではない。例えば、同じ検出線110に接続された検出素子122のスイッチ素子123に対応するゲート制御電圧Vd1〜VdnのHi信号のタイミングを分けてもよい。この場合、一度に読み出し可能な信号量が減るものの検出領域の空間解像度を上げることが可能となる。また、検出素子122のオフセット成分取得は、ぞれぞれのスイッチ素子123の駆動周期と同一の周期で取得される。
検出素子122から読出回路222に送られた電荷は、オペアンプ150で電圧情報に変換される。次いで、サンプルホールド回路151によって検出周期に基づきサンプリングされ、マルチプレクサ152を介してADコンバータ153でデジタルデータの電気信号に変換される。
制御部225は、検出素子122で検出し電荷から電気信号に変換された放射線量を取得したオフセット成分を用いて補正する。その後、制御部225は、補正した放射線量の累計値(積算照射量)と、目標放射線量と、に基づいて、放射線の曝射停止判定を行う。制御部225は、照射された放射線の累計値が目標放射線量に達した場合、又は、目標放射線量に達すると予想した場合、放射線照射の停止信号を放射線発生装置324へ出力する。放射線発生装置324は、放射線源325による放射線の照射を停止させる。
期間T3は、撮像モードや事前に入力された照射時間に応じて、その長さが設定される。制御部225は、例えば、上述のように目標放射線量に達しない場合でも、照射情報として入力された照射時間の上限になった場合、放射線の照射を停止させるよう制御する。検出素子122で検出された放射線量の累計値が目標放射線量に達した後、又は、所定の時間が経過した後、期間T3から期間T4に移行する。
期間T4は、放射線の照射後に、撮像した放射線画像を取得する期間である。期間T4の間、制御部225は、変換素子102に蓄積された信号電荷を読み出すための制御信号を駆動回路221に出力する。駆動回路221は、制御信号に応じてゲート制御電圧Vg1〜Vgnに順次Hi信号を印加し、第1の画素101及び第2の画素121のスイッチ素子103を順次走査する。変換素子102に蓄積された電荷は、オペアンプ150で電圧情報に変換され、サンプルホールド回路151によってサンプリングされ、マルチプレクサ152を介してADコンバータ153でデジタルデータの電気信号に変換される。変換素子102によって取得され、読み出された電気信号に基づいて、放射線画像が形成される。この期間T2からT4の動作を、所望の撮影フレーム分繰り返した後、撮影終了となる。
図5は、制御部225による放射線量制御処理を示すフローチャートである。S501において、制御部225のCPU401は、制御装置310から撮影モード情報を取得する。撮影モード情報は、撮影モードを示す情報であり、フレームレートや放射線照射時間等を含んでいる。ここで、撮影モードについて説明する。例えば頭部正面、頭部側面、頸椎など、撮影部位に応じて、適切な撮影条件が異なる。ここで、撮影条件には、管電流、管電圧、撮影時間、照射野サイズ等が含まれる。撮影条件は、測定方向における体厚に応じて異なる。また、大人と子供でも撮影条件が異なる。このような、撮影条件に寄与する被検者の条件が撮影モードとして予め制御装置310において設定されているものとする。また、撮影モードに対応付けて撮影条件が設定されているものとする。
さらに、本実施形態においては、撮影開始前において、例えば、表示装置313が撮影モードのリストを表示する。ユーザは、このリストにおいて、これから行う撮影に対応した撮影モードを選択する。このユーザ操作に対応し、制御装置310は、撮影モードの選択指示を受け付ける。そして、制御装置310は、選択指示に係る撮影モードに対応した撮影モード情報を生成する。ここで、撮影モード情報には、撮影モードに対応したフレームレート、放射線照射時間、撮影条件等が含まれる。
なお、本実施形態においては、制御部225は、制御装置310が撮影モード情報を受信することとしたが、制御部225が撮影モード情報を取得するための処理は実施形態に限定されるものではない。他の例としては、制御部225は、制御装置310から、選択指示に係る撮影モードを示す情報を受信してもよい。この場合、制御部225は、撮影モードと撮影条件を対応付けたテーブルを記憶しておき、テーブルを参照することで、受信した情報に基づいて、撮影モード情報を生成してもよい。
次に、S502において、CPU401は、S501において取得したフレームレートに基づいて、AECにおける蓄積可能時間(XWindow時間)を算出する。ここで、XWindow時間は、フレームレートに基づく撮影周期時間から、AEC用オフセットデータ取得時間、画像読み出し時間等を差し引くことにより算出される時間である。
次に、S503において、CPU401は、Xwindow時間と、S501にて取得した放射線照射時間とを比較する。CPU401は、Xwindow時間の方が放射線照射時間に比べて大きい場合は(S503でYES)、処理をS504へ進める。CPU401は、Xwindow時間が放射線照射時間以下の場合には(S503でNO)、処理をS505へ進める。S504において、CPU401は、放射線量の制御方法としてAECを選択する。そして、この場合、CPU401は、AECを行う。S505において、CPU401は、放射線量の制御方法としてABCを選択する。そして、この場合、CPU401は、AECを行う。AEC及びABCは、前述の通りである。なお、AEC制御を行う場合及びABCを行う場合の、制御開始時の照射条件は予め定められているものとする。
Xwindow時間が放射線照射時間よりも大きい場合には、Xwindow時間に放射線照射を終了することができる。したがって、この場合には、放射線撮像装置300は、AECを行う。これに対し、Xwindow時間が放射線照射時間以下の場合には、Xwindow時間に放射線照射を完了することができない。すなわち、この場合には、AECを行うことができない。そこで、この場合には、放射線撮像装置300は、ABCを行う。これにより、最初の数フレームについては、フィードバック制御を行えないものの、それ以降においては放射線量制御を行うことができる。さらに、ABCを行うので、AECを行った場合のように、Xwindow時間に放射線照射を完了することができなくなる事態を避けることができる。なお、Xwindow時間と放射線照射時間の大小関係は、撮像条件に応じて定まる。すなわち、S503〜S505の処理は、撮像条件に応じて、放射線放射線量制御を行う制御処理の一例である。
CPU401は、積算照射量が適正線量(目標放射線量)以上になるまでAEC又はABCを継続し(S506)、積算照射量が適正線量ターゲット値(目標放射線量)以上になると(S506でYES)、処理をS507へ進める。なお、ABCにおいては、CPU401は、メモリ402に予め設定されている、基準目標放射線量を目標放射線量として積算照射量との比較を行うものとする。S507において、CPU401は、有線通信部407を介して放射線発生装置324に放射線照射の停止信号を送信する。これに対応し、放射線発生装置324は、放射線照射を停止するよう放射線源325を制御する。以上で、放射線量制御処理が終了する。
以上のように、本実施形態においては、放射線撮像装置300は、Xwindow時間と放射線照射時間とに基づいて、放射線制御の方法を決定する。これにより、撮影条件に応じた、適切な放射線照射量を制御することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る放射線撮像システム10について第1の実施形態に係る放射線撮像システム10と異なる点を主に説明する。第2の実施形態に係る放射線撮像システム10においては、放射線撮像装置300は、S505(図5)において、開始直後の所定期間の間、ABCと共に、AECを行う。
図6は、第2の実施形態に係るS505の処理のタイミングチャートを示す図である。第2の実施形態においては、制御部225は、放射線照射の開始のタイミングTxにおいて、ABCと共に、AECを開始する。
ABCにおいては、開始直後のフレームにおいては制御を行うことができない。図6の例では、1回目の撮影で得られた放射線画像の解析結果が反映されるのは、3回目の撮影であるため、1回目、2回目の撮影において線量制御を行うことができない。これに対し、AECにおいては、開始直後のフレームから線量制御を行うことができる。そこで、本実施形態においては、制御部225は、ABCと共にAECを行うものとする。これにより、図6の例では、1回目の撮影と、2回目の撮影においては、AECが適用され、3回目以降の撮影においては、ABCが適用される。これにより、S505の処理においても開始直後のフレームから照射量制御を行うことができる。
なお、S505の処理を行う場合には、直前のS503において、Xwindow時間が照射時間以下と判定されている通り、Xwindow時間が不足している。そこで、本実施形態においては、制御部225は、S505の処理を行う場合には、図6に示すように、放射線照射の開始タイミングTxよりも前に予めAECオフセット補正処理を行っておくこととする。ここで、AECオフセット補正処理とは、オフセット成分を求め、これをメモリ402に設定する処理である。そして、制御部225は、開始タイミングTx以降に実行されるAECにおいては既に得られているオフセット成分を利用する。すなわち、制御部225は、開始タイミングTx以降においては、オフセット補正処理は行わない。なお、事前に取得したAEC用オフセット成分は、検出部223の温度等の状態変化に対して敏感であるが、短い期間であれば所望の精度で補正を行うことができる。以上のように、AECオフセット補正処理を放射線照射の開始前に行うことにより、Xwiondow時間を長くすることができる。なお、第2の実施形態に係る放射線撮像システム10の構成及び処理は、第1の実施形態に係る放射線撮像システム10の構成及び処理と同様である。
以上のように、第2の実施形態においては、放射線撮像装置300は、ABCを行う場合においても、撮影開始後所定期間においてAECを行うこととする。これにより、放射線撮影の開始直後から線量制御が可能となる。さらに、ABCに応じた照射条件が設定されるタイミング以降においては、AECを停止し、線量制御をABCに切り替える。これにより、Xwindow時間が放射線照射時間以下の場合においても、放射線照射を完了できなくなる事態を避けることができる。このように、1フレーム目から撮影終了まで、各フレームに適した線量制御を行うことができる。
なお、AECを行う期間は、撮影開始から予め定められた期間であればよく、実施形態に限定されるものではない。
なお、AEC及びABCにおいて、解析のROIを設定可能だが、両制御におけるROI設定を同一とすることが望ましい。すなわち、AEC及びABCの対象領域は同一の領域であることが望ましい。また、AECにおいて得られるフィードバック情報と、ABCによって得られるフィードバック情報とは、同一の線量積算値に対して、補正方法や信号処理回路等の違いにより、異なった数値を示すケースもある。ここで、フィードバック情報とは、線量制御に係る制御値である。この場合、制御部225は、適正線量ターゲットに対して、それぞれの閾値を利用することとしてもよい。
また、他の例としては、制御部225は、両者の相関データを予め取得・記憶しておき、AEC及びABCのうち一方の適正線量ターゲット(閾値)から他方の適正線量ターゲットを求めてもよい。上記実施形態においては、AECで取得される情報の撮像系と、ABCで取得される情報の撮像系とが同一であるため、両者の相関関係が高い精度となる利点もある。
(第3の実施形態)
まず、放射線撮像装置300を用いた放射線撮像システム10の放射線照射量制御(AEC)動作について説明する。操作者312は、制御装置310に対して、最大照射時間、放射線をモニタすべき領域である放射線関心領域(ROI)、部位情報、及び体格情報などを入力する。制御装置310は、入力された情報を、放射線制御部403及び放射線発生装置324へ送信する。撮影準備が完了し、操作者312が放射線照射スイッチ311を押下すると、放射線が照射される。照射された放射線は、被検者306を透過して放射線撮像装置300に入射する。放射線制御部403は、放射線関心領域(ROI)に入射した放射線を検出素子122で検出し、信号処理部224で所定の期間に検出した線量(到達線量)の積算値である積算照射量を演算する。制御部225は、信号処理部224からの積算照射量情報から適正線量を算出し、放射線照射停止タイミングを決定する。放射線制御部403は、決定された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線発生装置324に放射線停止タイミングを通知する。放射線発生装置324は、通知された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線の照射を停止する。
次に、放射線撮像装置300を用いた放射線撮像システム10の放射線輝度制御(ABC)動作について説明する。操作者312は、制御装置310に対して、目標輝度値、画素値に対して目標輝度値に近づけるために管電流もしくは管電圧をどのように増減するかを示す算出式、及び放射線をモニタすべき領域である放射線関心領域(ROI)などを入力する。制御装置310は、入力された情報を、放射線制御部403へ送信する。撮影準備が完了し、操作者312が放射線照射スイッチ311を押下すると、放射線が照射される。照射された放射線は、被検者306を透過して放射線撮像装置300に入射する。放射線制御部403は、放射線関心領域(ROI)に入射した放射線を画素101で検出し、取得した画像のROI内の画素値の平均値を算出する。そして、放射線制御部403は、上記算出式から目標輝度値に近づけるように、算出結果のフィードバック値を放射線発生装置324に対して送信する。放射線発生装置324は、フィードバック値を基に、次フレーム以降、管電流もしくは管電圧を補正することで、放射線輝度を適切な値とする。
以上のように、AECは適正量に達した場合に放射線を止め、ABCは放射線条件を増減させて適切な放射線像の輝度を得る技術である。放射線撮像装置300は、AECとABCの両方の機能を内蔵し、両方の機能を同時に使用することができる。これにより、放射線撮像装置300は、構成をシンプルにすることができ、テーブル上で使用するなどワイヤレス利用なども含めたフリーポジションでのAEC及びABC運用も可能となる。
しかし、放射線撮像装置300がAECとABCの両方の機能を内蔵した場合、両方の機能が矛盾して動作するケースが想定される。例えば、AECが適正量に達したと判断し放射線を止めようとするが、ABCは放射線条件を増加させるというような判断をした場合である。このような矛盾した動作をした場合、放射線撮像装置300は、適切な放射線像を得ることができない可能性がある。
第3の実施形態では、放射線撮像装置300は、AECとABCの機能を調停可能な調停部を有することで、両方の機能が矛盾した動作をすることを防止する。
図7は、第3の実施形態による放射線制御部403の制御方法を示すフローチャートである。図3に示すように、放射線制御部403は、放射線照射量制御と放射線輝度制御を調停する調停部408を有する。
ステップS701では、調停部408は、制御装置310からの情報を基に、放射線照射量制御と放射線輝度制御の両方を使用する設定であるか否かを判定する。調停部408は、放射線照射量制御と放射線輝度制御の両方を使用する設定でない場合には、ステップS702に進み、放射線照射量制御と放射線輝度制御の両方を使用する設定である場合には、ステップS705に進む。
ステップS702では、調停部408は、制御装置310からの情報を基に、放射線照射量制御と放射線輝度制御のどちらか一方を使用する設定であるか否かを判定する。調停部408は、放射線照射量制御と放射線輝度制御のどちらも使用しない場合には、ステップS703に進み、放射線照射量制御と放射線輝度制御のどちらか一方を使用する設定である場合には、ステップS704に進む。
ステップS703では、調停部408は、放射線照射量制御と放射線輝度制御のどちらの制御も有効にしない。
ステップS704では、調停部408は、放射線照射量制御と放射線輝度制御のうちの使用する設定になっている制御を有効にする。
ステップS705では、調停部408は、制御装置310からの情報を基に、放射線照射量制御と放射線輝度制御のどちらが優先であるのかを判定する。調停部408は、放射線照射量制御が放射線輝度制御より優先である場合には、ステップS706に進み、放射線輝度制御が放射線照射量制御より優先である場合には、ステップS707に進む。
ステップS706では、調停部408は、放射線照射量制御を有効にし、放射線輝度制御を有効にしない。
ステップS707では、調停部408は、放射線輝度制御を有効にし、放射線照射量制御を有効にしない。
放射線撮像装置300は、放射線照射量制御と放射線輝度制御の両方が同時に動作することで、放射線照射量制御は照射を止めることで放射線量を減らそうとし、放射線輝度制御は放射線量を増やそうとするような矛盾した動作が実施されるのを防ぐことができる。これにより、放射線撮像装置300は、適切な放射線像を取得することができる。
(第4の実施形態)
図8は、第4の実施形態による調停部408の制御方法を示すフローチャートである。図8は、図7に対して、ステップS705〜S707の代わりに、ステップS801〜S803を設けたものである。以下、第4の実施形態が第3の実施形態と異なる点を説明する。
ステップS701〜S704は、図7のものと同様である。ステップS701では、調停部408は、放射線照射量制御と放射線輝度制御の両方を使用する設定である場合には、ステップS801に進む。
ステップS801では、調停部408は、制御装置310からの情報を基に、撮影方法が透視撮影(動画撮影)か一般撮影(静止画撮影や連続撮影を含む)かを判定する。調停部408は、撮影方法が一般撮影である場合には、ステップS802に進み、撮影方法が透視撮影である場合には、ステップS803に進む。
ステップS802では、調停部408は、放射線照射量制御を有効にし、放射線輝度制御を有効にしない。一般撮影については、透視撮影などを通して、既に決まっている一定の放射線条件にて放射線照射を実施するため、放射線照射量制御を有効とする。
ステップS803では、調停部408は、放射線輝度制御を有効にし、放射線照射量制御を有効にしない。透視撮影については、撮影前に弱い放射線照射にて適切な放射線条件を調整する役割を担っているため、放射線輝度制御を有効とする。
(第5の実施形態)
図9は、第5の実施形態による調停部408の制御方法を示すフローチャートである。図9は、図7に対して、ステップS705〜S707の代わりに、ステップS901〜S903を設けたものである。以下、第5の実施形態が第3の実施形態と異なる点を説明する。
ステップS701〜S704は、図7のものと同様である。ステップS701では、調停部408は、放射線照射量制御と放射線輝度制御の両方を使用する設定である場合には、ステップS901に進む。
ステップS901では、調停部408は、制御装置310からの情報を基に、撮影方法が透視撮影(動画撮影)か一般撮影(静止画撮影や連続撮影を含む)かを判定する。調停部408は、撮影方法が一般撮影である場合には、ステップS902に進み、撮影方法が透視撮影である場合には、ステップS903に進む。
ステップS902では、調停部408は、放射線照射量制御を放射線輝度制御より優先させ、放射線照射量制御と放射線輝度制御を併用する。放射線照射量制御を優先させる方法は、種々の方法でよい。例えば、調停部408は、連続撮影の場合にも適切な放射線照射が行われるように、放射線の最低照射時間を下回らないように、輝度制御式を算出してから、放射線照射量制御と放射線輝度制御を併用して調停する。
ステップS903では、調停部408は、放射線輝度制御を放射線照射量制御より優先させ、放射線照射量制御と放射線輝度制御を併用する。放射線輝度制御を優先させる方法は、種々の方法でよい。例えば、調停部408は、最低管電流又は最低管電圧を下回らないように、照射量を算出してから、放射線照射量制御と放射線輝度制御を併用して調停する。
(第6の実施形態)
図10は、第6の実施形態による調停部408の制御方法を示すフローチャートである。図10は、図7に対して、ステップS705〜S707の代わりに、ステップS1001〜S1003を設けたものである。以下、第6の実施形態が第3の実施形態と異なる点を説明する。
ステップS701〜S704は、図7のものと同様である。ステップS701では、調停部408は、放射線照射量制御と放射線輝度制御の両方を使用する設定である場合には、ステップS1001に進む。
ステップS1001では、調停部408は、制御装置310が放射線輝度制御による管電流もしくは管電圧(放射線条件)が減少するような指示を放射線発生装置324にしているかを判定する。調停部408は、放射線輝度制御による管電流もしくは管電圧(放射線条件)が減少するような指示をしている場合には、ステップS1002に進む。調停部408は、放射線輝度制御による管電流もしくは管電圧(放射線条件)が増加するような指示をしている場合には、ステップS1003に進む。
ステップS1002では、調停部408は、放射線照射量制御を有効とし、放射線輝度制御を有効とし、放射線照射量制御と放射線輝度制御を併用する。
ステップS1003では、調停部408は、放射線照射量制御を有効とせず、放射線輝度制御を有効とする。これにより、放射線照射量制御は、放射線量を減らそうとし、放射線輝度制御は、放射線量を増やそうとするような矛盾した動作が実施されるのを防ぐことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10 放射線撮像システム
300 放射線撮像装置
310 制御装置
324 放射線発生装置

Claims (20)

  1. 放射線を電気信号に変換する複数の変換素子が配置された撮像領域と、
    前記撮像領域に配置され、放射線を検出する検出素子と、
    前記変換素子及び前記検出素子の信号を読み出す読出手段と、
    放射線照射中における前記読出手段によって読み出された前記検出素子の信号に基づいて放射線の照射量を制御する第1の制御方法と、前記読出手段によって読み出された前記複数の変換素子の信号に基づく放射線画像の画素値に基づいて放射線の照射量を制御する第2の制御方法と、のうち、前記放射線画像の撮影における撮影条件に応じて選択した制御方法により、前記放射線画像の撮影における放射線の照射量制御を実行する制御手段とを有することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記第1の制御方法は、放射線の積算照射量に応じて照射停止を制御する方法であり、
    前記撮影条件は、フレームレートと照射時間を含み、
    前記制御手段は、前記フレームレートに基づいて、前記第1の制御方法における蓄積可能時間を特定し、前記蓄積可能時間と前記照射時間とに基づいて、前記制御方法を選択することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記蓄積可能時間が前記照射時間に比べて大きい場合には、前記第1の制御方法を選択し、前記蓄積可能時間が前記照射時間以下の場合には、前記第2の制御方法を選択することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記第2の制御方法は、放射線画像の画素値に基づいて、前記放射線画像に対応した放射線撮影よりも後の放射線撮影における照射条件を設定する方法であり、
    前記制御手段は、前記第2の制御方法を実行する場合に、前記第2の制御方法の開始から予め定められた期間の間、前記第2の制御方法と共に、前記第1の制御方法を実行することを特徴とする請求項2又は3に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2の制御方法を実行する場合に、前記第2の制御方法の開始から前記第2の制御方法により前記照射条件を設定するまでの間、前記第2の制御方法と共に、前記第1の制御方法を実行することを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記第1の制御方法と、前記第2の制御方法の対象領域は、同一の領域であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法それぞれの制御値の相関データと、前記第1の制御方法及び前記第2の制御方法のうち一方の制御方法において参照される閾値と、に基づいて、前記第1の制御方法及び前記第2の制御方法のうち他方の制御方法において参照される閾値を決定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  8. 放射線を電気信号に変換する複数の変換素子が配置された撮像領域と、
    前記撮像領域に配置され、放射線を検出する検出素子と、
    前記変換素子及び前記検出素子の信号を読み出す読出手段と、
    放射線照射中における前記読出手段によって読み出された前記検出素子の信号に基づいて放射線の照射量を制御する第1の制御方法と、前記読出手段によって読み出された前記複数の変換素子の信号に基づく放射線画像の画素値に基づいて放射線の照射量を制御する第2の制御方法とを調停する調停手段とを有することを特徴とする放射線撮像装置。
  9. 前記調停手段は、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法の使用が設定されている場合、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法のうちのいずれか一方のみを有効にすることを特徴とする請求項8に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記調停手段は、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法の使用が設定されている場合、撮影方法に応じて、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法のうちのいずれか一方のみを有効にすることを特徴とする請求項8又は9に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記調停手段は、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法の使用が設定されている場合、一般撮影の場合には、前記第1の制御方法のみを有効にし、透視撮影の場合には、前記第2の制御方法のみを有効にすることを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  12. 前記調停手段は、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法の使用が設定されている場合、撮影方法に応じて、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法のうちのいずれか一方のみを優先させて、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法を併用することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮像装置。
  13. 前記調停手段は、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法の使用が設定されている場合、一般撮影の場合には、前記第1の制御方法を優先させて、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法を併用し、透視撮影の場合には、前記第2の制御方法を優先させて、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法を併用することを特徴とする請求項8又は12に記載の放射線撮像装置。
  14. 前記調停手段は、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法の使用が設定されている場合、放射線の最低照射時間を下回らないように、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法を調停することを特徴とする請求項8、12及び13の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  15. 前記調停手段は、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法の使用が設定されている場合、最低管電流又は最低管電圧を下回らないように、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法を調停することを特徴とする請求項8、12及び13の何れか1項に記載の放射線撮像装置。
  16. 前記調停手段は、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法の使用が設定されている場合、前記第2の制御方法による管電流もしくは管電圧が減少するような指示の場合には、前記第1の制御方法と前記第2の制御方法を有効にし、前記第2の制御方法による管電流もしくは管電圧が増加するような指示の場合には、前記第1の制御方法を有効せず、前記第2の制御方法を有効にすることを特徴とする請求項8に記載の放射線撮像装置。
  17. 放射線源と、
    請求項1乃至16の何れか1項に記載の放射線撮像装置と
    を有することを特徴とする放射線撮像システム。
  18. 放射線を電気信号に変換する複数の変換素子が配置された撮像領域と、
    前記撮像領域に配置され、放射線を検出する検出素子と、
    前記変換素子及び前記検出素子の信号を読み出す読出手段と、を備えた放射線撮像装置が実行する制御方法であって、
    放射線照射中における前記読出手段によって読み出された前記検出素子の信号に基づいて放射線の照射量を制御する第1の制御方法と、前記読出手段によって読み出された前記複数の変換素子の信号に基づく放射線画像の画素値に基づいて、放射線の照射量を制御する第2の制御方法と、のうち、前記放射線画像の撮影における撮影条件に応じて選択された制御方法により、前記放射線画像の撮影における放射線の照射量制御を実行する制御ステップを含むことを特徴とする制御方法。
  19. 放射線を電気信号に変換する複数の変換素子が配置された撮像領域と、
    前記撮像領域に配置され、放射線を検出する検出素子と、
    前記変換素子及び前記検出素子の信号を読み出す読出手段と、を備えた放射線撮像装置が実行する制御方法であって、
    放射線照射中における前記読出手段によって読み出された前記検出素子の信号に基づいて放射線の照射量を制御する第1の制御方法と、前記読出手段によって読み出された前記複数の変換素子の信号に基づく放射線画像の画素値に基づいて放射線の照射量を制御する第2の制御方法とを調停する調停ステップを含むことを特徴とする制御方法。
  20. コンピュータに請求項18又は19に記載の制御方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
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