JP2018192024A - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線画像撮影装置の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えたことに基づいて動画像の各フレーム画像に悪影響が生じることを的確に防止することが可能な放射線画像撮影システムを提供する。【解決手段】制御ユニット60は、放射線画像撮影装置1に外部同期信号を送信し、放射線発生装置50に照射要求信号を送信することで両装置の同期制御を行い、放射線画像撮影装置1は、装置内で発信される内部同期信号に従って処理を行う内部同期モードと、制御ユニット60からの外部同期信号に従って処理を行う外部同期モードとの間で制御モードを切り替え可能であり、外部同期信号や曝射スイッチ押下信号を受信すると制御モードを外部同期モードに切り替えるとともに、その直後の所定のフレーム数の各フレームについては読み出した画像データを読み捨てる。【選択図】図3

Description

本発明は、放射線画像撮影システムに係り、被写体である患者に放射線を複数回照射して動画撮影を行うことが可能な放射線画像撮影システムに関する。
複数の放射線検出素子が二次元状(マトリクス状)に配列され、被写体を透過した放射線を、各放射線検出素子で(すなわち画素ごとに)その強度に応じて画像データに変換して検出する放射線画像撮影装置(flat panel detectorや半導体イメージセンサー等ともいう。)は、従来、被写体を介して放射線を1回だけ照射して放射線画像撮影を行う、いわゆる単純撮影用に開発されてきた。
そして、放射線画像撮影装置は、各放射線検出素子から読み出した画像データを装置内の記憶手段に保存したり外部に転送したりすることができるため、近年、放射線画像撮影装置に放射線を複数回照射して被写体である患者の撮影部位の動画撮影を行う技術が開発されている。
動画撮影としては、例えば、撮影部位として被写体である患者の胸部に放射線を複数回照射して各フレーム画像を撮影する動態撮影が挙げられる。動態撮影では、例えば図12に示すように、患者の肺野Rの各時間T(T=t〜t)における各フレーム画像を得ることができ、これらを解析することで、肺野Rの最大吸気位や最大呼気位、呼気期、吸気期等を割り出すことができる。また、動態撮影のような動画撮影で得られた各フレーム画像をさらに解析する等して、診断に応用する試みがなされるようになってきている。
一方、動画撮影を行う際、放射線画像撮影装置では、図13の上段に示すように、放射線発生装置から放射線が照射される際に各放射線検出素子内で発生する電荷を各放射線検出素子内に蓄積させる電荷蓄積状態Iと、各放射線検出素子内に蓄積された電荷を画像データDとして読み出す画像データDの読み出し処理ROとを繰り返すように、その状態S1が切り替えられるようになっている。
その際、放射線画像撮影装置と放射線発生装置との間で同期を取りながら動画撮影を行わないと、例えば放射線画像撮影装置で画像データDの読み出し処理ROを行っている最中に放射線発生装置から放射線画像撮影装置に放射線が照射されてしまう状態になる場合があり、画像データDが適切に読み出されなくなる。そのため、放射線画像撮影装置と放射線発生装置との間で適切に同期を取りながら動画撮影を行うことが必要になる。
例えば特許文献1では、放射線画像撮影装置と放射線発生装置との間で無線通信を行う放射線画像撮影システムにおいて、放射線画像撮影装置における撮影タイミング(後述する電荷蓄積を行ったり画像データDを行ったりするタイミング)と、放射線発生装置側での照射タイミング(放射線を照射させるタイミング)とを厳密に管理する方法が開示されている。そして、このような管理は、放射線画像撮影装置や放射線発生装置等が有線通信を行いながら動画撮影を行う放射線画像撮影システムにおいても重要になる。
特開2009−186439号公報
放射線画像撮影装置や放射線発生装置等が有線通信を行いながら撮影を行う放射線画像撮影システムで、放射線画像撮影装置と放射線発生装置との間で同期を取りながら動画撮影を行う方法としては、例えば、放射線画像撮影装置や放射線発生装置とは別体の制御ユニットを設け、例えば図13の中段や下段に示すように、制御ユニットから、放射線画像撮影装置にパルス状の同期信号(以下、外部同期信号soutという。)を送信するとともに、放射線発生装置に対してパルス状の照射要求信号sreを送信するように構成する。
放射線画像撮影装置は、制御ユニットから外部同期信号soutを受信すると画像データDの読み出し処理ROを開始し、画像データDの読み出し処理ROを終了すると電荷蓄積状態Iに移行する。また、放射線発生装置は、制御ユニットから照射要求信号sreを受信すると、被写体を介して放射線画像撮影装置に放射線を照射する。そして、その際、制御ユニットから放射線画像撮影装置に外部同期信号soutを送信する周期τoutと、放射線発生装置に照射要求信号sreを送信する周期τreを同じ周期にすることで、制御ユニットを介して放射線画像撮影装置と放射線発生装置とが的確に同期を取ることができるようになる。
また、制御ユニットから放射線画像撮影装置に外部同期信号soutを送信してから所定の時間Δτだけ遅らせたタイミングで放射線発生装置に照射要求信号sreを送信するように構成することで、上記のように放射線画像撮影装置で画像データDの読み出し処理ROを行っている最中に放射線発生装置から放射線が照射されてしまう事態を生じることなく、後述する図9に示すように、放射線画像撮影装置が電荷蓄積状態Iである間に放射線発生装置から放射線を照射させることが可能となる。
一方、放射線画像撮影装置は、通常、放射線画像撮影装置の制御手段が発信するパルス状の同期信号(上記の外部同期信号soutと区別するために、以下、内部同期信号sinという。)に従って読み出しIC等の各機能部がそれぞれ処理を行うように構成される。そして、例えば、動画撮影の開始前に放射線画像撮影装置で行われる、各放射線検出素子内に残存する電荷を除去するために放射線検出素子のリセット処理等の前処理も内部同期信号sinに従って行われる場合が多い。
そして、上記のように制御ユニットを介して放射線画像撮影装置と放射線発生装置との同期を取るように構成する場合、放射線画像撮影装置を、このように内部同期信号sinに従って処理を行う状態(以下、内部同期モードという。)から、制御ユニットから送信する外部同期信号soutに従って処理を行う状態(以下、外部同期モードという。)に切り替えなければならない。
しかし、このように放射線画像撮影装置の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えた後すぐに動画撮影を開始すると、動画撮影の開始直後の数フレーム分のフレーム画像で、画像データDの値が小さくなったり大きくなる等して動画像の各フレーム画像に悪影響が生じることが分かってきた。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたものであり、放射線画像撮影装置を用いた動画撮影において放射線画像撮影装置の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えたことに基づいて動画像の各フレーム画像に悪影響が生じることを的確に防止することが可能な放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の放射線画像撮影システムは、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子からの画像データの読み出し処理を行う放射線画像撮影装置と、
被写体を介して前記放射線画像撮影装置に放射線を照射する放射線発生装置と、
を備え、被写体に放射線を複数回照射して動画撮影を行う放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置に外部同期信号を送信し、前記放射線発生装置に照射要求信号を送信することで、前記放射線画像撮影装置と前記放射線発生装置との同期制御を行う制御ユニットを備え、
前記放射線画像撮影装置は、
制御モードを、当該放射線画像撮影装置内で発信される内部同期信号に従って処理を行う内部同期モードと、前記制御ユニットから送信される前記外部同期信号に従って処理を行う外部同期モードとの間で切り替え可能に構成されており、
前記制御ユニットから送信されてくる前記外部同期信号、又は前記放射線発生装置の曝射スイッチの押下により発生した曝射スイッチ押下信号を受信すると、前記制御モードを前記内部同期モードから前記外部同期モードに切り替えるとともに、
前記制御ユニットからの前記外部同期信号の送信が開始された直後の所定のフレーム数の各フレームについては読み出した前記画像データを読み捨てることを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影システムによれば、放射線画像撮影装置を用いた動画撮影において放射線画像撮影装置の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えたことに基づいて動画像の各フレーム画像に悪影響が生じることを的確に防止することが可能となる。
放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。 放射線画像撮影装置が電荷蓄積状態への移行と画像データの読み出し処理を行う際に各走査線にオン電圧を印加するタイミングを表すタイミングチャートである。 本実施形態に係る放射線画像撮影システムの構成を表す図である。 (A)曝射スイッチの一例を表す図であり、(B)ボタンを半押しした状態、(C)ボタンを全押しした状態を表す図である。 撮影前に放射線検出素子のリセット処理を行う際に各走査線にオン電圧を印加するタイミングを表すタイミングチャートである。 放射線画像撮影装置で動画撮影の開始前に内部同期信号に従って放射線検出素子のリセット処理が行われることを説明するタイミングチャートである。 放射線画像撮影装置の制御モードを外部同期モードに切り替えた時点で画像データの値が変化した後、元の値に戻ることを説明するグラフである。 放射線画像撮影装置の制御モードの切り替え時点での電荷蓄積状態の継続時間がそれまでの継続時間よりも(A)長くなったり(B)短くなったりすることを説明するタイミングチャートである。 放射線画像撮影装置が電荷蓄積状態である間に放射線発生装置から放射線が照射される状態等を説明するタイミングチャートである。 放射線画像撮影装置の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態の継続時間と画像データを読み捨てる所定のフレーム数との関係を表す(A)連続関数、(B)階段関数の例である。 構成例2−1―Aで放射線画像撮影装置は画像データを読み捨てる所定のフレーム数を割り出してその情報を制御ユニットに送信すること等を説明するタイミングチャートである。 患者の胸部の動態撮影で撮影される各フレーム画像の例を表す図である。 制御ユニットから放射線画像撮影装置や放射線発生装置に外部同期信号や照射要求信号を送信するタイミング等を表すタイミングチャートである。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
[放射線画像撮影装置について]
まず、本実施形態に係る放射線画像撮影システムで用いられる放射線画像撮影装置の構成について簡単に説明する。なお、以下では、後述する図3に示すように、放射線画像撮影装置1が可搬型(カセッテ型等ともいう。)に構成されている場合について説明するが、例えば、放射線画像撮影装置1と撮影台のカセッテホルダー(図3の41参照)とが一体的に形成された専用機型の放射線画像撮影装置として構成することも可能である。
図1は、放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。図1に示すように、放射線画像撮影装置1では、図示しないセンサー基板上に複数の放射線検出素子7が二次元状(マトリクス状)で、かつ矩形状に配列されている。なお、以下、放射線検出素子7を画素という場合がある。そして、各放射線検出素子7は、図示しない被写体を透過した放射線が照射されると、その線量に応じた電荷を発生させるようになっている。また、各放射線検出素子7には、バイアス線9や結線10を介してバイアス電源14から逆バイアス電圧が印加されるようになっている。
また、走査駆動手段15では、電源回路15aから配線15cを介して供給されたオン電圧とオフ電圧がゲートドライバー15bで切り替えられて走査線5の各ラインL1〜Lxに印加されるようになっている。そして、各放射線検出素子7には、スイッチ素子としてTFT(Thin Film Transistor)8が接続されており、TFT8は走査線5を介してオフ電圧が印加されるとオフ状態になり、放射線検出素子7と信号線6との導通を遮断して、放射線検出素子7内で発生した電荷を放射線検出素子7内に蓄積させる。また、TFT8は、走査線5を介してオン電圧が印加されるとオン状態になって、放射線検出素子7内に蓄積された電荷を信号線6に放出させるようになっている。
読み出しIC16内には複数の読み出し回路17が設けられており、各信号線6は、それぞれ読み出し回路17に接続されている。そして、各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理ROの際、ゲートドライバー15bからオン電圧が印加された走査線5に接続されている各TFT8がオン状態になると、放射線検出素子7から電荷がTFT8を介して信号線6に放出されて読み出し回路17に流れ込む。そして、読み出し回路17の増幅回路18では流れ込んだ電荷の量に応じた電圧値が出力される。
そして、相関二重サンプリング回路(図1では「CDS」と記載されている。)19は、増幅回路18から出力された電圧値をアナログ値の画像データDとして読み出して下流側に出力し、出力された画像データDはアナログマルチプレクサー21を介してA/D変換器20に順次送信され、A/D変換器20でデジタル値の画像データDに順次変換されて記憶手段23に順次保存される。そして、ゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させることで、各放射線検出素子7からそれぞれ画像データDを読み出すように構成されている。
制御手段22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等で構成されている。専用の制御回路で構成されていてもよい。
制御手段22には、SRAM(Static RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)、NAND型フラッシュメモリー等で構成される記憶手段23が接続されており、また、アンテナ29やコネクター27を介して外部と無線方式や有線方式で通信を行う通信部30が接続されている。また、制御手段22には、前述した走査駆動手段15や読み出し回路17、記憶手段23、バイアス電源14等が接続されている。なお、図1では、放射線画像撮影装置1が内蔵電源24を有している場合が示されているが、外部から電力の供給を受けるように構成することも可能である。
[放射線画像撮影装置における処理について]
本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、後述する制御ユニット60から外部同期信号soutを受信すると(図13に示したように外部同期信号soutの立下りに同期して)画像データDの読み出し処理ROを開始し、画像データDの読み出し処理ROを終了すると電荷蓄積状態Iに移行するようになっている。具体的には、放射線画像撮影装置1は、画像データDの読み出し処理ROの際には、図2に示すように、ゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して各TFT8を順次オン状態にして、前述したようにして各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理ROを行う。この画像データDの読み出し処理ROで1フレーム分の画像データD(すなわち1枚のフレーム画像に対応する画像データD)が読み出される。
そして、放射線画像撮影装置1は、画像データDの読み出し処理ROを終了すると、ゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオフ電圧を印加して全てのTFT8をオフ状態にして電荷蓄積状態Iに移行させる。なお、放射線画像撮影装置1が電荷蓄積状態Iにある間に、後述する放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1に放射線が照射される。
そして、放射線画像撮影装置1は、制御ユニット60から外部同期信号soutを受信すると、再度、画像データDの読み出し処理ROを行う。本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、動画撮影の際、このようにして画像データDの読み出し処理ROと電荷蓄積状態Iへの移行とを交互に行うようになっている。
なお、この点については制御モードの切り替え等とともに後で説明する。また、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、所定の周期で内部同期信号sinを発信することができるようになっており、放射線画像撮影装置1の各機能部は内部同期信号sinに従ってそれぞれ処理を行うようになっている。そして、例えば、動画撮影の前処理として、前述した放射線検出素子7のリセット処理等を行うことができるようになっている。
また、動画撮影の前処理として、上記のように放射線検出素子7のリセット処理を行う代わりに、画像データDの読み出し処理ROを行うように構成してもよい。また、通常の放射線検出素子7のリセット処理を行う代わりに、読み出しIC16(図1参照)に通電した状態で放射線検出素子7のリセット処理を行う、いわゆるウォームアップリセットを行うように構成することも可能である。
さらに、動画撮影の開始前に(すなわち放射線画像撮影装置1に放射線が照射されていない状態で)放射線検出素子7のリセット処理(あるいは画像データDの読み出し処理ROやウォームアップリセット等)を行う際に、図2に示した画像データDの読み出し処理ROと同様にして1フレーム分又は複数フレーム分読み出し処理を行ってオフセットデータOの読み出し処理を行うように構成することも可能である。読み出し処理を複数フレーム分行った場合は、各フレームで読み出したオフセットデータOの画素ごとの平均値等をオフセットデータOとするように構成される。
[放射線画像撮影システムについて]
次に、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100について説明する。なお、以下では、動態撮影等の動画撮影が立位で行われる場合について説明するが、動画撮影が臥位や座位等で行われる場合についても同様に説明され、本発明は、動画撮影が臥位や座位等で行われる場合にも適用される。放射線画像撮影システム100は、図3に示すように、放射線画像撮影装置1と、放射線発生装置50と、制御ユニット60と、コンソール70とを備えている。
放射線画像撮影装置1は、撮影台40のカセッテホルダー41に装填されており、カセッテホルダー41を支柱42に沿って上下方向に移動させることで上下方向の位置合わせを行うことができるようになっている。なお、放射線画像撮影装置1とカセッテホルダー41とを一体的に形成した専用機型(据え付け型や固定型等ともいう。)としてもよいことは前述した通りである。
放射線発生装置50は、図示しない回転陽極等で構成された放射線源51や、放射線源51から照射された放射線Xに対して照射野を絞る等の処理を行うコリメーター52、放射線源51から放射線源Xを照射させたり放射線Xの線量を調整したりするためのジェネレーター53等を備えている。そして、ジェネレーター53は、管電圧や管電流、照射時間(あるいはmAs値)等が設定されると、それらに応じた線量(すなわち線量率及び照射時間)の放射線Xを放射線源51から照射させる等して放射線源51からの放射線Xの照射を制御するようになっている。
なお、放射線発生装置50のジェネレーター53は、後述する制御ユニット60から照射要求信号sreが送信されてくるごとに、照射要求信号sreに従って放射線源51から被写体を介して放射線画像撮影装置1に放射線Xを照射させるように制御する。この点については後で説明する。また、ジェネレーター53に対する管電圧等の設定を、後述するコンソール70等の他のコンピューター上の操作で行うように構成することも可能である。
また、放射線発生装置50のジェレネーター53(あるいはジェネレーター53に接続された図示しない操作卓)には、曝射スイッチ54が設けられている。なお、曝射スイッチ54を後述する制御ユニット60に取り付けるように構成してもよい。曝射スイッチ54は、それを操作する撮影者が被曝しないようにするために、コンソール70等とともに撮影室外(例えば前室等)に配置されている。
そして、本実施形態では、放射線発生装置50は、例えば図4(A)に示すような構造をしており、放射線技師等の撮影者は、図4(B)に示すように第1スイッチSW1を押下した後(いわゆる半押し。以下、SW1操作という。)、図4(C)に示すように第1スイッチSW1とともに第2スイッチSW2を押下する(いわゆる全押し。以下、SW2操作という。)ことで曝射スイッチ54を操作するようになっている。
なお、曝射スイッチ54は、必ずしも上記のように2段の操作を要するように構成されているとは限らない。そのため、以下では、曝射スイッチ54が上記のような2段の操作を行うタイプである場合について説明するが、それ以外の場合も含めて、SW1操作は、放射線発生装置50の放射線源51の回転陽極を回転させる等して放射線源51を起動させるタイミング等を表し、SW2操作は、後述するように制御ユニット60に放射線画像撮影装置1への外部同期信号soutの送信を開始させるトリガー(きっかけ)となるタイミング等を表すものとする。
コンソール70は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等で構成される表示部71を備えたコンピューターで構成されているが、専用の装置として構成することも可能である。そして、画像処理装置70は、後述するように、放射線画像撮影装置1から画像データD等が転送されてくると、それらに基づいて動画撮影された各フレーム画像を生成して表示部71上に表示させるようになっている。
また、コンソール70は、撮影者の操作に応じて放射線画像撮影装置1や放射線発生装置50のジェネレーター53、制御ユニット60に信号を送信する等して動画撮影を行うように制御するようになっている。
制御ユニット60は、本実施形態では専用装置として構成されているが、汎用コンピューター等で構成することも可能である。そして、本実施形態では、制御ユニット60は、前述したように、放射線画像撮影装置1に外部同期信号soutを送信し、放射線発生装置50のジェネレーター53に照射要求信号sreを送信して、外部同期信号soutと照射要求信号sreを送信するタイミングを調整することで放射線画像撮影装置1と放射線発生装置50との同期制御を行うようになっている。この点については後で詳しく説明する。
なお、図3では、放射線画像撮影装置1と制御ユニット60や、放射線発生装置50のジェネレーター53と制御ユニット60、制御ユニット60とコンソール70とが、それぞれ1本の回線で接続されている場合が示されているが、それらを複数の回線で接続するように構成してもよい。その際、回線は、専用回線であってもよく、また、有線LANケーブル等の汎用の回線であってもよい。また、放射線画像撮影装置1とコンソール70との間にそれらを直接接続する回線(すなわち制御ユニット60を介さずに接続する回線)を設けてもよい。
[放射線画像撮影システムにおける具体的な処理について]
以下、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100における具体的な処理について説明する。また、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100の作用についてもあわせて説明する。
[動画撮影が開始される前の前処理等について]
本実施形態では、放射線技師等の撮影者は、放射線発生装置50のジェネレーター53を直接操作したりコンソール70上で操作する等して、ジェネレーター53に対して管電圧や管電流、照射時間(或いはmAs値)等を設定する。
また、撮影者が、動画撮影に使用する放射線画像撮影装置1の電源を投入すると、放射線画像撮影装置1の制御手段22(図1参照)は内部同期信号sinの発信を開始する。そして、走査駆動手段15や読み出しIC16等の各機能部が内部同期信号sinに従って所定の初期動作を行う。このように、本実施形態では、電源の投入時点では、放射線画像撮影装置1の制御モードは、放射線画像撮影装置1内で発信される内部同期信号sinに従って処理を行う内部同期モードに設定される。
放射線画像撮影装置1は、所定の初期動作を終えると、動画撮影の開始前に、図5に示すように、走査駆動手段15のゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して放射線検出素子7のリセット処理RSを行う。その際、図6に示すように、放射線画像撮影装置1は、内部同期信号sinに従って(本実施形態では内部同期信号sinの立下りに同期して)放射線検出素子7のリセット処理が開始される。
そして、1フレーム分の放射線検出素子7のリセット処理RSが終了すると、ゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオフ電圧を印加して電荷蓄積状態Iに移行する。このように、本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、動画撮影の開始前の時点では、内部同期信号sinに従って、その状態S1を、放射線検出素子7のリセット処理RSと電荷蓄積状態Iとの間で交互に切り替えるようになっている。
なお、この放射線検出素子7のリセット処理RSの代わりに、画像データDの読み出し処理ROやウォームアップリセット等を行ってもよいことは前述した通りである。また、前述したように、本実施形態では、動画撮影前に、適宜のタイミングで1フレーム分あるいは数フレーム分のオフセットデータOの読み出し処理が行われる。
放射線技師等の撮影者が、被写体H(図3参照)である患者を放射線画像撮影装置1の前に起立させたり放射線画像撮影装置1を上下方向に移動させる等して放射線画像撮影装置1のポジショニングを完了し、前室に移動して曝射スイッチ54に対してSW1操作(すなわち半押し)を行うと、放射線発生装置50のジェレネーター53は、放射線源51の回転陽極を回転させる等して放射線源51を起動させる。
続いて、撮影者が、曝射スイッチ54に対してSW2操作(すなわち全押し)を行うと、放射線発生装置50のジェネレーター53から制御ユニット60にSW2操作が行われた旨を表す信号(以下、曝射スイッチ押下信号という。)が送信される。なお、この時点ではまだ放射線発生装置50の放射線源51からの放射線の照射は開始されない。そして、制御ユニット60は、放射線発生装置50のジェネレーター53から曝射スイッチ押下信号を受信すると、放射線画像撮影装置1に対して外部同期信号soutの送信を開始する。
放射線画像撮影装置1は、制御ユニット60からの外部同期信号soutを受信すると、それまで制御手段22が発信していた内部同期信号sinの発信を停止し、制御モードを、制御ユニット60から送信される外部同期信号soutに従って処理を行う外部同期モードに切り替える。そして、内部同期信号sinに従って放射線検出素子7のリセット処理RSを行う状態から、外部同期信号soutに従って画像データDの読み出し処理ROを行う状態に切り替わる。
なお、この場合、外部同期信号soutは、放射線画像撮影装置1内で発信されていた内部同期信号sinの周期τinと同じ周期で制御ユニット60から放射線画像撮影装置1に送信するように構成される。また、放射線画像撮影装置1が制御ユニット60からの外部同期信号soutを受信した後も、放射線画像撮影装置1内で内部同期信号sinを発信し続けるように構成することも可能であるが、その場合は、外部同期信号soutの受信後は上記のように外部同期信号soutに従って処理を行う外部同期モードに移行し、発信し続けられる内部同期信号sinには従わないように構成される。
また、本実施形態では、上記のように、放射線画像撮影装置1は外部同期信号soutを受信すると制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えるように構成されている場合について説明するが、このように構成する代わりに、例えば、制御ユニット60は曝射スイッチ押下信号(すなわち放射線発生装置50の曝射スイッチ54の押下により発生した曝射スイッチ押下信号)を受信した時点でそれを放射線画像撮影装置1に送信し、放射線画像撮影装置1は、この曝射スイッチ押下信号を受信すると制御モードを内部制御モードから外部同期モードに切り替えるように構成することも可能である。
以下では、前者、すなわち放射線画像撮影装置1は外部同期信号soutを受信すると制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替える場合について説明するが、後者、すなわち曝射スイッチ押下信号を受信すると制御モードを切り替えるように構成する場合も同様に説明される。
[問題点]
しかし、前述したように、放射線画像撮影装置1の制御モードを上記のように内部同期モードから外部同期モードに切り替えた後すぐに放射線発生装置50から放射線を照射して動画撮影を開始すると、動画撮影の開始直後の数フレーム分のフレーム画像で、画像データDが小さい値になったり大きな値になったりする場合があることが分かってきた。
すなわち、例えば、放射線画像撮影装置1に放射線を照射せずに、かつ、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替える前から放射線画像撮影装置1で(放射線検出素子7のリセット処理RSの代わりに)画像データDの読み出し処理ROを行うように構成すると、例えば図7に示すように、読み出される画像データDの値が、制御モードの外部同期モードへの切り替え時点(図中の時刻ta参照)で小さい値になる(あるいは大きな値になる場合もある。以下同じ。)。そして、一旦小さくなった画像データDは、フレームごとに大きくなっていき元の値(すなわち制御モードが切り替えられる前に読み出されていた画像データDの値)に戻る。
このように、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部制御モードから外部制御モードに切り替えると、図7に示したような過渡的な現象が現れる。そして、この現象は、上記のように放射線画像撮影装置1に放射線を照射しない状態で生じるため、放射線画像撮影装置1での制御モードの切り替えのみを原因として生じる。
また、この現象は、放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1に放射線を照射して動画撮影を行う場合にも同様に生じるため、前述したように、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えた後すぐに動画撮影を開始すると、動画撮影の開始直後の数フレーム分のフレーム画像で、被写体Hが撮影された画像データDの値が小さくなったり大きくなったりする現象として現れる。そのため、動画撮影で得られる各フレーム画像に悪影響が生じてしまうことになる。
本発明者らの研究では、このような過渡的な現象が生じる原因は、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替える際の同期信号の周期τのズレに起因していると考えられている。すなわち、上記のように内部同期信号sinの周期τinと外部同期信号soutの周期τoutが同じ周期になるように設定されるとしても、放射線画像撮影装置1で内部同期信号sinを発信するタイミングと、制御ユニット60が外部同期信号soutを送信するタイミングとの同期はとられていない。
そのため、図8(A)、(B)に示すように、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えると、制御モードの切り替え時点での電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTが、それまでの継続時間ΔTよりも長くなったり(図8(A)中のA参照)短くなったりする(図8(B)中のB参照)。なお、本実施形態では、放射線検出素子7のリセット処理RSを行っている最中に外部同期信号soutを受信しても、放射線画像撮影装置1は外部同期信号soutを受信したことは認識するが、それに基づいて画像データDの読み出し処理ROを行わない(すなわち放射線検出素子7のリセット処理RSを行っている場合には画像データDの読み出し処理ROを開始しない)ように構成されているため、図8(A)(後述する図11においても同様)では最初の外部同期信号soutが破線で表されている。
そして、このように制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTがそれまでの継続時間ΔTよりも長くなったり短くなったりすることによって上記のような過渡的な現象が生じる理由は必ずしも明確に解明されていないが、それまで安定的に(すなわち決まった周期τinで)行われていたTFT8(すなわち放射線検出素子7のスイッチ素子)のオン/オフの安定性が、電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTが長くなったり短くなったりすることで乱れることや、バイアス電源14(図1参照)から各放射線検出素子7に印加される逆バイアス電圧が、電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTが長くなったり短くなったりすることで微妙に変化すること等が原因であろうと考えられている。
[問題点に対する解決策]
そこで、本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、上記のように、制御ユニット60から送信されてくる外部同期信号soutを受信すると制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えるが、その際、制御ユニット60からの外部同期信号soutの送信が開始された直後の所定のフレーム数の各フレーム(すなわち上記のように読み出される画像データDの値が小さくなったり大きくなったりする各フレーム)については、読み出した画像データDを読み捨てるようになっている。
すなわち、本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、上記のように制御モードを外部同期モードに切り替えると、画像データDの読み出し処理ROは行うが、制御モードを外部同期モードに切り替えた直後の所定のフレーム数の各フレームについては、読み出した画像データDを読み捨てる。なお、この「画像データDの読み捨て」は、その画像データDは動画像のフレーム画像の生成に用いないという意味である。
このように構成すれば、放射線画像撮影装置1を用いた動画撮影において、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えたことによって、上記のように読み出される画像データDの値が小さくなったり大きくなったりしても、それらの画像データDは動画像の生成には用いられないため、動画像の各フレーム画像に悪影響が生じることを的確に防止することが可能となる。
なお、制御ユニット60は、上記のように、放射線画像撮影装置1への外部同期信号soutの送信を開始すると、すぐに放射線発生装置50のジェネレーター53への照射要求信号sreの送信を開始して、放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1への放射線の照射を開始させるように構成することが可能である。また、後述するように、制御ユニット60から放射線画像撮影装置1への外部同期信号soutの送信を開始した後、所定の期間が経過してから放射線発生装置50のジェネレーター53への照射要求信号sreの送信を開始するように構成することも可能である。
その際、図13に示したように、制御ユニット60から放射線画像撮影装置1に外部同期信号soutを送信してから所定の時間Δτだけ遅らせたタイミングで放射線発生装置に照射要求信号sreを送信するように構成することで、図9に示すように、放射線画像撮影装置1が電荷蓄積状態Iである間に放射線発生装置50から放射線を照射させることが可能となる。なお、図9では、放射線が照射される期間が斜線で示されている。
以下、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100の具体的な構成例について説明する。
[構成例1]
前述した画像データDを読み捨てる所定のフレーム数は、例えば、以下のようにして予め決まったフレーム数として設定しておくことが可能である。すなわち、予め、放射線画像撮影装置1内で内部同期信号sinを発信するタイミングを種々変えたり、制御ユニット60で発信させる外部同期信号soutの発信タイミングを種々変化させる等して、各場合について図7に示したような実験結果をそれぞれ得る。
なお、内部同期信号sinや外部同期信号soutの発信タイミングは、例えば以下のようにして変化させることができる。前述したように、放射線画像撮影装置1は、電源を投入すれば自動的に内部同期信号sinの発信を開始する。また、制御ユニット60は、放射線発生装置50の曝射スイッチ54に対してSW2操作(全押し)を行えば、放射線画像撮影装置1への外部同期信号soutの送信を開始する。そのため、放射線画像撮影装置1の電源を任意のタイミングで投入したり、曝射スイッチ54に対して任意のタイミングでSW2操作を行うことで、内部同期信号sinや外部同期信号soutの発信タイミングを種々変化させることができる。
そして、図7に示したような実験結果を得るための実験を多数回行い、得られた各実験結果に基づいて、放射線画像撮影装置1の制御モードが内部同期モードから外部同期モードに切り替わった直後(すなわち制御ユニット60から放射線画像撮影装置1への外部同期信号soutの送信が開始された直後)に一旦小さくなったり大きくなったりした画像データDが元の値に戻るまでのフレーム数の最大値を割り出す。そして、このようにして割り出したフレーム数の最大値を、画像データDを読み捨てる所定のフレーム数として予め設定しておくように構成することが可能である。
上記のように構成する場合、放射線画像撮影装置1は、制御ユニット60から外部同期信号soutを受信して制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えてから上記の所定のフレーム数のフレームで読み出した画像データDは読み捨て、それ以降の各フレームで読み出した画像データDをコンソール70にデータ転送するように構成される(図9参照)。
このように構成すれば、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えたことで画像データDの値が変化しても(図7参照)、画像データDの値が元の値に戻った状態になってから読み出した画像データDに基づいて動画像の各フレーム画像が生成されるようになる。そのため、動画像の各フレーム画像に悪影響が生じることを的確に防止することが可能となる。
[構成例1−A]
一方、この場合、制御ユニット60は、前述したように、放射線画像撮影装置1への外部同期信号soutの送信を開始すると、すぐに放射線発生装置50のジェネレーター53への照射要求信号sreの送信を開始して、放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1への放射線の照射を開始させるように構成することが可能である。なお、以下の構成例では説明を省略するが、以下の構成例においても、同様に、制御ユニット60は放射線画像撮影装置1への外部同期信号soutの送信を開始すると、すぐに放射線発生装置50のジェネレーター53への照射要求信号sreの送信を開始するように構成することが可能である。
[構成例1−B]
また、制御ユニット60は、放射線画像撮影装置1への外部同期信号soutの送信を開始した後、所定の期間が経過してから放射線発生装置50のジェネレーター53への照射要求信号sreの送信を開始するように構成することも可能である。その際、この所定の期間は、上記の予め設定された所定のフレーム数に、1フレームに要する時間(すなわち1フレームでの画像データDの読み出し処理と電荷蓄積状態Iに要する時間)を乗じて算出した時間(以下、待ち時間という。)とすることができる。
そして、この待ち時間を制御ユニット60に予め設定しておき、制御ユニット60は、放射線画像撮影装置1への外部同期信号soutの送信を開始した後、この待ち時間が経過してから放射線発生装置50のジェネレーター53への照射要求信号sreの送信を開始するように構成すれば、放射線画像撮影装置1が読み出した画像データDを読み捨てる各フレームでは放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1に放射線を照射しなくて済む。
そのため、放射線画像撮影装置1で読み出した画像データDを読み捨てるフレームでも放射線を照射すると、放射線の照射が無駄になり、その分だけ放射線発生装置50で消費される電力量が増大したり、被写体Hである患者の被曝線量が不必要に増大してしまうが、上記のように構成すれば、放射線画像撮影装置1が読み出した画像データDを読み捨てる各フレームでは放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1に放射線を照射しなくて済むため、放射線発生装置50で消費される電力量が増大することを防止し、被写体Hである患者の被曝線量が不必要に増大してしまうことを的確に防止することが可能となる。
[構成例2]
また、上記のように、放射線画像撮影装置1の制御モードを外部同期モードに切り替えた直後に小さくなったり大きくなったりした画像データDの値が元の値に戻るまでのフレーム数(すなわち上記の所定のフレーム数)は、制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態I(図8(A)のAや図8(B)のB参照)の継続時間ΔTに依存して変化する。
そのため、上記のように画像データDを読み捨てる上記の所定のフレーム数Nを、放射線画像撮影装置1の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔT(正確には、図8(A)、(B)に示すように、制御モードの切り替えの際、内部同期信号sinに従って行った画像データDの読み出し処理ROが終了して電荷蓄積状態Iに移行してから、外部同期信号soutに従って次の画像データDの読み出し処理ROを開始するまでの電荷蓄積状態Iの継続時間ΔT)に応じて変えるように構成することが可能である。
以下、画像データDを読み捨てる上記の所定のフレーム数Nを、放射線画像撮影装置1の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTに応じて変える方法についていくつか具体例を挙げて説明する。
[構成例2−1]
例えば、放射線画像撮影装置1の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態I(図8(A)のAや図8(B)のB参照)の継続時間ΔTと、画像データDを読み捨てる上記の所定のフレーム数Nとの関係を種々変化させて予め割り出す。その際、この関係は、例えば、図10(A)に示すような連続関数(continuous functions)として割り出してもよく、また、図10(B)に示すような階段関数(step function)として割り出しておいてもよい。
なお、画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nが、図10(A)に示したように、放射線画像撮影装置1の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTに対して直線状に(一次関数的に)増減するとは限らない。
また、放射線画像撮影装置1の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTが、制御モードを切り替える前の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔT(図8(A)、(B)参照)と偶々一致した場合には、図7に示したような画像データDの値の変化は生じないため、画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nは0又は少なくてよい。そして、放射線画像撮影装置1の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTの、制御モードを切り替える前の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTからのズレが大きくなるほど、図7に示したような画像データDの値の変化が大きくなるため、画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nが大きくなる。
そのため、図10(A)、(B)に示すように、画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nは、放射線画像撮影装置1の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTが制御モードを切り替える前の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTである際に最も小さくなり、放射線画像撮影装置1の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTがΔTより小さくなったり大きくなったりするほど大きくなるような関係になっている。
放射線画像撮影装置1の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTがΔTである場合に画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nが最小になる理由は、電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTがΔTである場合には、制御モードの切り替え時に、前述したTFT8のオン/オフの安定性が乱れることがなく、バイアス電源14から各放射線検出素子7に印加される逆バイアス電圧も変化しないため、図7に示したような画像データDの値の変化がなく(あるいはほとんどなく)、すぐに元の値に戻るためであると考えられる。
そして、放射線画像撮影装置1は、予め上記の関数(図10(A)、(B)参照)を有しておくように構成される。そして、放射線画像撮影装置1は、上記のように制御ユニット60からの外部同期信号soutを受信して制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替える際に、その時点での電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTを計測する。そして、計測した継続時間ΔTに応じて上記の関係(すなわち図10(A)、(B)に示した関数等)に基づいて、画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nを割り出すように構成することが可能である。
このように構成すれば、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えたことで画像データDの値が変化しても(図7参照)、画像データDの値が元の値に戻った状態になってから読み出した画像データDに基づいて動画像の各フレーム画像が生成されるようになる。そのため、動画像の各フレーム画像に悪影響が生じることを的確に防止することが可能となる。
また、読み捨てる画像データDのフレーム数を最小限に抑えることが可能となるため、放射線技師等の撮影者が曝射スイッチ54に対してSW2操作(全押し)を行ってから実際に放射線発生装置50から放射線の照射が開始されるまでの遅延時間をより短くすることが可能となる。
[構成例2−1―A]
一方、制御ユニット60は、放射線画像撮影装置1が制御ユニット60からの外部同期信号soutを受信して制御モードを外部同期モードに切り替えた直後の所定のフレーム数Nの各フレームについて読み出した画像データDを読み捨てている間は、放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1に放射線を照射させないように構成することが可能である。
この場合、上記のように、放射線画像撮影装置1は、外部同期信号soutを受信すると、制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えるとともに、その際の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTを計測して、画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nを割り出す。そして、図11に示すように、割り出した所定のフレーム数Nの情報を制御ユニット60に送信する。
そして、制御ユニット60は、図11に示すように、所定のフレーム数Nを受信した後、所定のフレーム数Nに1フレームに要する時間を乗じて算出した時間(すなわち前述した待ち時間)だけ経過してから、放射線発生装置50のジェネレーター53への照射要求信号sreの送信を開始するように構成することが可能である。
このように構成すれば、放射線画像撮影装置1が読み出した画像データDを読み捨てる各フレームでは放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1に放射線を照射しなくて済むため、上記の構成例1−Bの場合と同様に、放射線発生装置50で消費される電力量が増大することを防止し、被写体Hである患者の被曝線量が不必要に増大してしまうことを的確に防止することが可能となる。
[構成例2−2]
また、上記の構成例2−1のように、放射線画像撮影装置1が画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nを割り出すように構成する代わりに、制御ユニット60が画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nを割り出すように構成することも可能である。この場合、上記の放射線画像撮影装置1の制御モードの切り替え時の電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTと画像データDを読み捨てる上記の所定のフレーム数Nとの関係(すなわち図10(A)、(B)に示した関数等)は、制御ユニット60が有している。
そして、放射線画像撮影装置1は、上記のように制御ユニット60からの外部同期信号soutを受信して制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替える際に、その時点での電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTを計測し、計測した継続時間ΔTを制御ユニット60に送信する。すなわち、上記の構成例2−1のように割り出した所定のフレーム数N(図11参照)を送信する代わりに、計測した電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTを制御ユニット60に送信する。
そして、制御ユニット60は、放射線画像撮影装置1から送信されてきた、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替える時点での電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTに応じて、上記の関係(すなわち図10(A)、(B)に示した関数等)に基づいて、画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nを割り出すように構成することが可能である。
このように構成しても、上記の構成例2−1の場合と同様に、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えたことで変化した画像データDの値が元の値に戻った状態になってから読み出した画像データDに基づいて動画像の各フレーム画像が生成されるようになる。そのため、動画像の各フレーム画像に悪影響が生じることを的確に防止することが可能となる。
また、読み捨てる画像データDのフレーム数を最小限に抑えることが可能となるため、放射線技師等の撮影者が曝射スイッチ54に対してSW2操作(全押し)を行ってから実際に放射線発生装置50から放射線の照射が開始されるまでの遅延時間をより短くすることが可能となる。
そして、この場合も、制御ユニット60が、放射線画像撮影装置1への外部同期信号soutの送信を開始して制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えさせてから、割り出した所定のフレーム数Nに1フレームに要する時間を乗じて算出した時間(すなわち前述した待ち時間)だけ経過してから、放射線発生装置50のジェネレーター53への照射要求信号sreの送信を開始するように構成することが可能である。
このように構成すれば、放射線画像撮影装置1が制御ユニット60からの外部同期信号soutを受信して制御モードを外部同期モードに切り替えた直後の所定のフレーム数Nの各フレームについて読み出した画像データDを読み捨てている間は、放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1に放射線を照射させないように構成することが可能となる。
そのため、放射線画像撮影装置1が読み出した画像データDを読み捨てる各フレームでは放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1に放射線を照射しなくて済むため、上記の構成例1−Bの場合と同様に、放射線発生装置50で消費される電力量が増大することを防止し、被写体Hである患者の被曝線量が不必要に増大してしまうことを的確に防止することが可能となる。
[構成例2−3]
一方、上記の構成例2−1や構成例2−2では、放射線画像撮影装置1が制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えた時点での電荷蓄積状態Iの継続時間ΔTに基づいて画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nを割り出すように構成する場合について説明したが、その際、所定のフレーム数Nは、制御モードの切り替え時に変化した画像データDの値(図7参照)が元の値に戻るまでのフレーム数として割り出した。
しかし、このように画像データDを読み捨てる所定のフレーム数Nを制御モードの切り替え時に変化した画像データDの値に基づいて割り出すのであれば、その代わりに、放射線画像撮影装置1で、制御ユニット60からの外部同期信号soutの送信が開始され制御モードを外部同期モードに切り替える前後の各フレームでそれぞれ読み出した画像データDの値を監視し、読み出した画像データDの値に基づいて画像データDの値が元の値に戻ったか否か(あるいは元の値に戻ったと見なすことができるか否か。以下同じ。)を判断するように構成することも可能である。
そして、この場合、放射線画像撮影装置1は、読み出した画像データDの値が元の値に戻った時点で制御ユニット60に開始信号sを送信する。そして、制御ユニット60は、放射線画像撮影装置1から開始信号sを受信すると、放射線発生装置50への照射要求信号sreの送信を開始する。このようにして、読み出した画像データDの値が元の値に戻った時点で、放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1への放射線の照射を開始させるように構成することが可能である。
このように構成しても、上記の構成例2−1や構成例2−2の場合と同様に、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えたことで変化した画像データDの値が元の値に戻った状態になってから読み出した画像データDに基づいて動画像の各フレーム画像が生成されるようになる。そのため、動画像の各フレーム画像に悪影響が生じることを的確に防止することが可能となる。
また、読み捨てる画像データDのフレーム数を最小限に抑えることが可能となるため、放射線技師等の撮影者が曝射スイッチ54に対してSW2操作(全押し)を行ってから実際に放射線発生装置50から放射線の照射が開始されるまでの遅延時間をより短くすることが可能となる。
さらに、放射線画像撮影装置1が制御ユニット60からの外部同期信号soutを受信して制御モードを外部同期モードに切り替えた直後の所定のフレーム数Nの各フレームについて読み出した画像データDを読み捨てている間は、放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1に放射線を照射させないように構成することが可能となる。そのため、放射線画像撮影装置1が読み出した画像データDを読み捨てる各フレームでは放射線発生装置50から放射線画像撮影装置1に放射線を照射しなくて済むため、上記の構成例1−Bの場合と同様に、放射線発生装置50で消費される電力量が増大することを防止し、被写体Hである患者の被曝線量が不必要に増大してしまうことを的確に防止することが可能となる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム100によれば、放射線画像撮影装置1を用いて動画撮影を行う場合、放射線画像撮影装置1が制御ユニット60からの外部同期信号soutや曝射スイッチ押下信号を受信して制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えた直後の所定のフレーム数Nの各フレームについては読み出した画像データDを読み捨てるように構成した。
そのため、放射線画像撮影装置1の制御モードを内部同期モードから外部同期モードに切り替えたことによって、読み出される画像データDの値が小さくなったり大きくなったりしても(図7参照)、それらの画像データDが動画像を構成する各フレーム画像の生成に用いられることはない。本実施形態では、このようにして、放射線画像撮影装置1の制御モードを切り替えた直後に画像データDの値が変化しても、それに基づく悪影響が動画像の各フレーム画像に生じることを的確に防止することが可能となる。
なお、上記のようにして読み捨てた画像データDを、放射線画像撮影装置1の記憶手段23(図1参照)やコンソール70(図3参照)等に残しておくように構成することも可能であり、あるいはそれらを削除するように構成することも可能であり、読み捨てた画像データDの扱いについては適宜決められる。
また、本発明が上記の実施形態等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 放射線画像撮影装置
7 放射線検出素子
50 放射線発生装置
60 制御ユニット
100 放射線画像撮影システム
D 画像データ
H 被写体
I 電荷蓄積状態
N 所定のフレーム数
RO 画像データの読み出し処理
s 開始信号
sin 内部同期信号
sout 外部同期信号
sre 照射要求信号
ΔT 電荷蓄積状態の継続時間

Claims (5)

  1. 二次元状に配列された複数の放射線検出素子からの画像データの読み出し処理を行う放射線画像撮影装置と、
    被写体を介して前記放射線画像撮影装置に放射線を照射する放射線発生装置と、
    を備え、被写体に放射線を複数回照射して動画撮影を行う放射線画像撮影システムにおいて、
    前記放射線画像撮影装置に外部同期信号を送信し、前記放射線発生装置に照射要求信号を送信することで、前記放射線画像撮影装置と前記放射線発生装置との同期制御を行う制御ユニットを備え、
    前記放射線画像撮影装置は、
    制御モードを、当該放射線画像撮影装置内で発信される内部同期信号に従って処理を行う内部同期モードと、前記制御ユニットから送信される前記外部同期信号に従って処理を行う外部同期モードとの間で切り替え可能に構成されており、
    前記制御ユニットから送信されてくる前記外部同期信号、又は前記放射線発生装置の曝射スイッチの押下により発生した曝射スイッチ押下信号を受信すると、前記制御モードを前記内部同期モードから前記外部同期モードに切り替えるとともに、
    前記制御ユニットからの前記外部同期信号の送信が開始された直後の所定のフレーム数の各フレームについては読み出した前記画像データを読み捨てることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 前記放射線画像撮影装置は、
    前記内部同期信号又は前記外部同期信号に従って前記画像データの読み出し処理を開始し、当該画像データの読み出し処理を終了すると電荷蓄積状態に移行するように構成されており、
    前記制御モードの切り替えの際、前記内部同期信号に従って行った前記画像データの読み出し処理が終了して前記電荷蓄積状態に移行してから、前記外部同期信号に従って前記画像データの読み出し処理を開始するまでの前記電荷蓄積状態の継続時間を計測して前記制御ユニットに送信し、
    前記制御ユニットは、受信した前記継続時間に応じて前記所定のフレーム数を割り出すことを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記放射線画像撮影装置は、
    前記内部同期信号又は前記外部同期信号に従って前記画像データの読み出し処理を開始し、当該画像データの読み出し処理を終了すると電荷蓄積状態に移行するように構成されており、
    前記制御モードの切り替えの際、前記内部同期信号に従って行った前記画像データの読み出し処理が終了して前記電荷蓄積状態に移行してから、前記外部同期信号に従って前記画像データの読み出し処理を開始するまでの前記電荷蓄積状態の継続時間を計測し、
    計測した前記継続時間に応じて前記所定のフレーム数を割り出すことを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記制御ユニットは、前記放射線画像撮影装置への前記外部同期信号の送信を開始してから前記所定のフレーム数の各フレームが経過した後、前記放射線発生装置への前記照射要求信号の送信を開始して前記放射線発生装置から前記放射線画像撮影装置への放射線の照射を開始させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記放射線画像撮影装置は、前記制御ユニットからの前記外部同期信号の送信が開始される前後の前記各フレームでそれぞれ読み出した前記画像データの値に基づいて前記制御ユニットに開始信号を送信し、
    前記制御ユニットは、前記放射線画像撮影装置から前記開始信号を受信すると、前記放射線発生装置への前記照射要求信号の送信を開始して前記放射線発生装置から前記放射線画像撮影装置への放射線の照射を開始させることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
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