JP2023077982A - 放射線撮像装置、放射線撮像システム、制御方法及びプログラム - Google Patents

放射線撮像装置、放射線撮像システム、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 長時間撮影において、照射中に照射時間を算出し、撮影フレーム枚数とオフセット補正処理方法の少なくとも一つを切り替えることにより、使い勝手の良い放射線撮像装置を提供することを目的とする。【解決手段】 放射線を被検体に向けて照射する放射線発生装置と、前記放射線発生装置を制御する放射線制御装置と、放射線発生装置から照射された放射線に応じた画像信号を出力する複数の画像信号出力用画素と、放射線発生装置から照射された放射線に応じた線量を検出する複数の線量検出用画素とを含む画素アレイを有する撮影装置と、撮影装置の駆動と放射線の照射タイミングとを制御する制御部を備える放射線撮像装置において、前記制御部は、線量検出用画素を用いた、照射積算線量の検出結果から、照射時間を予測する予測部と、予測結果に応じて、撮影フレーム枚数とオフセット補正処理方法の少なくとも一つを切り替える駆動制御部とを有する。【選択図】 図5

Description

本発明は、放射線撮像装置、放射線撮像システム、制御方法及びプログラムに関する。
放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる撮影装置として、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチ素子と光電変換素子等の変換素子とを組み合わせた画素アレイを有するマトリクス基板を用いた検出装置や放射線検出装置が実用化されている。このような放射線撮像装置は、例えば医療画像診断においては、一般撮影のような静止画撮影や、透視撮影のような動画撮影において用いられている。また、非破壊検査においては、配管や溶接の状態の検査において用いられている。非破壊検査においては、被検体の状態識別のために、長時間の放射線照射が行われる特徴がある。
近年、こうした検出装置の多機能化が検討されている。その一つとして、放射線源が放射線を照射している間、検出装置が照射情報を把握する機能の内蔵が検討されている。例えば、放射線源から放射線が照射される曝射開始のタイミングを把握する機能や、放射線量や積算照射量を把握する機能が挙げられる。また、積算照射量を監視し、積算照射量が適正量に達した時点で検出装置が放射線源を制御し照射を終了させることも可能となる。これらは、自動露出制御(Automatic Exposure Control、以下AECと呼ぶ)と呼ばれる。
特許文献1には、放射線の照射中に画素に蓄積された電荷を読み出すことで、照射線量情報を取得し、取得した照射線量情報と線量の目標値に応じて、放射線の照射の終了を指示する放射線撮像装置が開示されている。
特願2011-249591
特許文献1に記載のような、照射線量情報と、線量の目標値とに応じて放射線の照射の終了を決定する放射線撮像装置においては、撮影画像の画質の向上において改善すべき点があることを我々は見出した。
本発明は上記課題認識に基づき、撮影画像の画質の向上、または使い勝手の良い新規な放射線撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、放射線の照射に応じて蓄積された電荷に基づく電気信号を出力可能な第一の素子及び第二の素子を備える素子部と、前記電気信号を読み出す読み出し部と、放射線の照射中に前記第二の素子から電気信号を読み出す線量検出動作と、放射線の照射の停止後に前記第一の素子から電気信号を読み出す画像読み出し動作とを行うように前記読み出し部の動作を制御可能な制御部と、を備える放射線撮像装置であって、前記制御部は、前記線量検出動作によって読み出された電気信号に基づいて前記電荷の蓄積時間に関する情報を取得する蓄積時間取得部を備え、該蓄積時間に関する情報に基づいて前記画像読み出し動作に引き続いて放射線照射の停止中に前記画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正するための事後補正値取得動作を前記読み出し部に行わせるか否かを決定することを特徴とする。
また本発明は、放射線の照射に応じて蓄積された電荷に基づく電気信号を出力可能な第一の素子及び第二の素子を備える素子部と、前記電気信号を読み出す読み出し部と、前記第一の素子から電気信号を読み出す画像読み出し動作と、放射線の照射中に前記第二の素子から電気信号を読み出す線量検出動作とを行うように前記読み出し部の動作を制御可能な制御部と、を備える放射線撮像装置であって、前記制御部は、前記線量検出動作によって読み出された電気信号に基づいて前記電荷の蓄積時間に関する情報を取得する蓄積時間取得部を備え、該蓄積時間に関する情報に基づいて前記画像読み出し動作の回数を決定することを特徴とする。
また本発明は、放射線の照射に応じて蓄積された電荷に基づく電気信号を出力可能な素子を備える素子部と、前記電気信号を読み出す読み出し部と、放射線の照射停止後に前記素子から電気信号を読み出す画像読み出し動作を行うように前記読み出し部の動作を制御可能な制御部と、を備える放射線撮像装置であって、前記制御部は、前記電荷の蓄積時間に関する情報を取得する蓄積時間取得部を備え、該蓄積時間に関する情報に基づいて前記画像読み出し動作に引き続いて放射線照射の停止中に前記画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正するための事後補正値取得動作を前記読み出し部に行わせるか否かを決定することを特徴とする。
本発明によれば、放射線照射の照射時間、換言すると放射線の照射による電荷等の蓄積時間が可変である放射線撮像において、撮影画像の画質向上や、撮像装置の使い勝手の向上が可能となる。
放射線撮像システムの全体図である。 検出部の構成図である。 制御部の構成図である。 AEC時のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第一の実施例を示すフローチャートである。 本発明の第二の実施例を示すフローチャートである。 本発明の照射時間予測の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る非破壊検査用の放射線撮像システム10の全体図である。放射線撮像システム10は、放射線撮像装置300、通信制御装置323、放射線発生装置324、放射線源325、撮像装置ケーブル326及び放射線発生装置通信ケーブル327を有している。放射線撮像装置300、通信制御装置323、放射線発生装置324、放射線源325、撮像装置ケーブル326及び放射線発生装置通信ケーブル327は、検査室1に設定されている。
放射線撮像装置300はまた、制御装置310、放射線照射スイッチ311、表示装置313、入力装置314、及び通信ケーブル316を有している。制御装置310、放射線照射スイッチ311、表示装置313、入力装置314、及び通信ケーブル316は、制御室2に設定されている。
放射線撮像装置300は、パイプ等の被検体306を透過した放射線を検出して、放射線画像データを生成する。通信制御装置323は、放射線発生装置324と制御装置310が通信できるように制御する。放射線発生装置324は、照射条件に基づいて放射線を照射するように放射線源325を制御する。放射線源325は、放射線発生装置324の制御に従って被検体306に放射線を照射する。
撮像装置ケーブル326は、放射線撮像装置300と、通信制御装置323を接続するためのケーブルである。放射線発生装置通信ケーブル327は、放射線発生装置324と通信制御装置323を接続するためのケーブルである。
制御装置310は、通信制御装置323を介して、放射線発生装置324及び放射線撮像装置300と通信し、放射線撮像システム10を統括制御する。放射線照射スイッチ311は、操作者312の操作により、放射線照射のタイミングを入力する。入力装置314は、操作者312からの指示の入力を行う装置であり、キーボートやタッチパネル等の種々の入力デバイスが用いられる。表示装置313は、画像処理された放射線画像データやGUIの表示を行う装置であり、ディスプレイなどが用いられる。
次に、放射線撮像システム10の動作について説明する。まず、制御装置310は、操作者312の操作に応じて、撮影情報を設定する。また他の例としては、制御装置310は、予め設定された撮影プロトコルを選択することで、撮影情報を設定してもよい。制御装置310はさらに、設定された情報に基づいて、放射線照射時の管電圧や管電流等の撮影条件を特定する。
撮影準備が完了すると、操作者312は放射線照射スイッチ311を押下する。放射線照射スイッチ311が押下されると、放射線撮像装置300が準備を行った後、放射線源325から被検体306に向かい放射線が照射される。放射線撮像装置300は、放射線発生装置324と通信を行い、放射線照射の開始や終了の制御を行う。被検体306に照射された放射線は、被検体306を透過して放射線撮像装置300に入射する。放射線撮像装置300は、入射した放射線を可視光に変換した後、光電変換素子で放射線画像信号として検出する。
放射線撮像装置300は、光電変換素子を駆動して放射線画像信号を読み出し、AD変換回路でアナログ信号をデジタル信号に変換してデジタル放射線画像データを得る。得られたデジタル放射線画像データは、放射線撮像装置300から制御装置310へ転送される。制御装置310は、受信したデジタル放射線画像データを画像処理する。制御装置310は、画像処理した放射線画像データに基づく放射線画像を表示装置313に表示する。制御装置310は、画像処理装置および表示制御装置として機能する。以上が、放射線撮像システム10の動作である。
図2は、放射線撮像装置300が有する検出部223の構成図である。検出部223は、支持基板100、駆動回路221、読出回路222、及び制御部225を有している。支持基板100には画素アレイ228が配置されている。ここで、画素アレイ228は、撮像領域の一例である。画素アレイ228は、行列状に配された複数の画素を有している。なお、画素アレイ228には、第1の画素101と第2の画素121が含まれる。以下、第1の画素101及び第2の画素121について説明する。
第1の画素101は、放射線画像を取得するために、入射した放射線又は光を入射した量に応じた電荷に変換する変換素子102と、変換素子102で生成された電荷を信号線に出力するスイッチ素子103とを有している。変換素子102は、例えば放射線を光に変換するシンチレータと、シンチレータで変換された光を電荷に変換する光電変換素子とを用いた間接型の変換素子とする。この構成の場合、変換素子102とスイッチ素子103とで、放射線の照射に応じて蓄積された電荷に基づく電気信号が出力可能な第一の素子が構成される。また他の例としては、変換素子102として、例えば放射線を直接電荷に変換する直接型の変換素子を用いることができる。スイッチ素子103としては、例えば非晶質シリコン又は多結晶シリコンを用いた薄膜トランジスタ(TFT)を用いることができる。例えば、TFTに求められる特性に応じて、多結晶シリコンをスイッチ素子103として用いてもよい。また、TFTに用いる半導体材料は、シリコンに限られるものではなく、ゲルマニウムや化合物半導体などの他の半導体材料であってもよい。
変換素子102の第1電極には、スイッチ素子103の第1主電極が電気的に接続され、変換素子102の第2電極には、バイアス線108が電気的に接続される。バイアス線108は、列に沿って配された複数の変換素子102の第2電極に共通して接続される。各列に配されたバイアス線108には、共通のバイアス電圧が供給される。バイアス線108は、不図示の電源回路よりバイアス電圧の供給を受ける。
スイッチ素子103の第2主電極には、信号線106が電気的に接続される。信号線106には、列に沿って配された画素のスイッチ素子103の第2主電極が共通に接続される。信号線106は、画素の列ごとに配される。各信号線106は、読出回路222に電気的に接続される。スイッチ素子103の制御電極には、駆動線104が電気的に接続される。駆動線104は、行に沿って配された複数の第1の画素101のスイッチ素子103の制御電極に共通に接続される。駆動線104には、駆動回路221からゲート制御電圧Vg1~Vgnが印加される。
第2の画素121は、検出素子122と、検出素子122で生成された電荷を信号線に出力するスイッチ素子123とを有している。検出素子122は、放射線照射中に入射する放射線量の総量を取得するために、入射した放射線又は光を、入射した量に応じた電荷に変換する素子である。スイッチ素子123は、検出素子122で生成された電荷を信号線に出力する素子である。この構成の場合、前述の変換素子102及びスイッチ素子103と同様に、検出素子122とスイッチ素子123とで、放射線の照射に応じて蓄積された電荷に基づく電気信号が出力可能な第二の素子を構成する。そして、変換素子102とスイッチ素子103とで構成される第一の素子と、検出素子122とスイッチ素子123とで構成される第二の素子とで素子部が構成される。さらに、第2の画素121は、変換素子102とスイッチ素子103とを含む。第2の画素121の変換素子102及びスイッチ素子123は、それぞれ第1の画素101の変換素子102及びスイッチ素子103と同様に動作する。
検出素子122の第1電極には、スイッチ素子123の第1主電極が電気的に接続される。検出素子122の第2電極には、列ごとに配されたバイアス線108が電気的に接続される。検出線110には、列に沿って配されたスイッチ素子123の第2主電極が接続される。各検出線110は、読出回路222に電気的に接続される。スイッチ素子123の制御電極には、行毎に配された駆動線124が接続される。各駆動線124には、駆動回路221からゲート制御電圧Vd1~Vdnが印加される。
本実施形態の画素アレイ228は、図2に示すように、第2の画素121を複数有している。但し、画素アレイ228は、第2の画素121を少なくとも1つ有していればよく、その数及び位置は実施形態に限定されるものではない。画素アレイ228が第2の画素121を複数有する場合には、入射する放射線量の検出は、複数配されている第2の画素121の検出素子122のうち1つだけで行われてもよいし、複数の検出素子によって行われてもよい。また、他の例としては、画素アレイ228は、第2の画素121を有さなくともよい。この場合には、放射線の照射中に駆動線104を駆動させ、第1の画素101が入射する放射線量の総量を検出してもよい。
読出回路222は、第1の画素101または第2の画素121が出力する電気信号を読み出す読み出し部であり、信号線106及び検出線110が、それぞれオペアンプ150の反転入力端子に接続される。またオペアンプ150の反転入力端子は、帰還容量を介し出力端子に接続され、非反転入力端子は、任意の固定電位に接続される。オペアンプ150は、電荷電圧変換回路として機能する。オペアンプ150の後段に、サンプルホールド回路151、マルチプレクサ152を介してADコンバータ153が接続される。読出回路222は、信号線106及び検出線110を介して第1の画素101の変換素子102、第2の画素121の変換素子102及び検出素子122から転送される電荷をデジタル信号の電気信号に変換するデジタル変換回路である。読出回路222は、各回路が集積化された構成でもよく、回路毎に個別に設けられてもよい。
図3は、制御部225の構成図である。制御部225は、駆動制御部400、CPU401、メモリ402、放射線制御部403、画像データ制御部404及び通信部407、放射線照射時間予測部408を備える。駆動制御部400は、不図示の信号処理部からの情報や制御装置310からのコマンドに基づいて、駆動回路221及び読出回路222を制御する。CPU401は、メモリ402に格納されたプログラムや各種のデータを用いて、放射線撮像装置300全体の制御を行う。メモリ402は、例えば、CPU401が処理を実行する際に用いるプログラムや各種のデータを保存する。また、メモリ402には、CPU401の処理により得られた各種のデータ及び、放射線画像データが保存される。
放射線制御部403は、信号処理部からの情報や駆動制御部400からの情報に基づき、放射線発生装置324を制御する。放射線制御部403は、通信部407を介して、放射線発生装置324との間で、制御に関する情報(例えば、放射線の照射開始、停止の通知、放射線の照射量等)のやり取りを行う。画像データ制御部404は、読出回路222からの画像データをメモリ402に保存すると共に、制御装置310との通信を制御する。画像データ制御部404と制御装置310は、放射線画像データや制御に関する情報(例えば、制御コマンド等)のやり取りを行う。通信部407は、有線もしくは無線接続された外部装置との通信を行う。放射線照射時間予測部408は、蓄積時間取得部として機能し、後述する線量検出用画素を用いた照射積算線量の検出結果から、後述の変換素子102が電荷を蓄積する蓄積時間を予測する。尚、変換素子102が電荷を蓄積する時間と放射線の照射時間がほぼ同じであれば、蓄積時間は照射時間と置き換えてもよい。本実施形態(及び下記の第2の実施形態)においては、無駄な放射線照射を抑制するため、照射開始と蓄積開始、及び照射の終了(停止)と蓄積の終了はほぼ同期した動作となるように制御していため、蓄積時間と照射時間は等価として扱う。同様に蓄積予測時間と、照射予測時間とも等価として扱う。
なお、後述する制御部225の機能や処理は、CPU401がメモリ402に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。また、他の例としては、CPU401は、メモリ402に替えて、SDカード等の記録媒体に格納されているプログラムを読み出してもよい。
また、他の例としては、制御部225の機能や処理の少なくとも一部は、例えば複数のCPU及びメモリを協働させることにより実現してもよい。また、他の例としては、制御部の機能や処理の少なくとも一部は、ハードウェア回路を用いて実現してもよい。
次に、放射線撮像システム10による線量制御動作(AEC)について説明する。放射線の撮像を行う場合、まず、操作者312は、制御装置310に、線量、最大照射時間、管電流、管電圧、等の照射条件、放射線をモニタすべき領域である放射線検知領域(ROI)などを入力する。制御装置310は、入力された照射条件、放射線検知領域(ROI)などを、放射線撮像装置300及び放射線発生装置324へ送信する。その後、撮影準備が完了し、操作者312が放射線照射スイッチ311を押下すると、放射線発生装置324を介して放射線源325から放射線が照射される。照射された放射線は、被検体306を透過して放射線撮像装置300に入射する。
ここで、AECについて説明する。放射線撮像装置300は、入射した放射線によりAECを行う。ROIに入射した放射線が検出素子122で検出されると、放射線撮像装置300のCPU401は、所定の期間に検出した線量(到達線量)の積算値である積算照射量を演算する。そして、CPU401は、積算照射量と、予め設定された適正線量とに基づいて、放射線照射停止タイミングを決定する。
放射線制御部403は、決定された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線発生装置324に停止を通知する。放射線発生装置324は、通知された放射線照射停止タイミングに基づき、放射線の照射を停止する。なお、放射線撮像装置300は、放射線照射の停止を通知しているがこれに限らない。放射線撮像装置300が、検出結果として所定の時間毎の到達線量を送信し、放射線発生装置324が、当該到達線量の積算値を算出する構成であってもよい。
図4は、AECのタイミングチャートを示す図である。図4に示す期間T1は、待機中のアイドリング期間を表す。この期間T1において、図4に示すように駆動回路221から印加される信号によって画素アレイ228は、アイドリング動作を繰り返す。アイドリング動作は、例えば検出部223の電源投入後、オフセット成分取得が開始されるまで行われる。期間T1は、ユーザが撮像情報の入力をしている時間や、ユーザが曝射スイッチを押すまでの時間である。
期間T1において、変換素子102から発生するダーク電流を定期的に除去するために、ゲート制御電圧Vg1~Vgnに定期的にHi信号が印加され、第1の画素101のスイッチ素子103が走査される。同様に、第2の画素121の検出素子122から発生するダーク電流を除去するために、ゲート制御電圧Vd1~Vdnには常にHi信号が印加され、第2の画素121のスイッチ素子123が導通した状態となる。ここでHi信号は、各スイッチ素子103、123がONとなる電圧であり、Lo信号は、各スイッチ素子103、123がOFFとなる電圧(例えば、0V)である。
また、図4のタイミングチャートは、検出素子122を複数用いて入射する放射線量を検出する場合に対応する。この場合、複数の検出素子122には、同じ目標放射線量が設定されているものとする。なお、目標放射線量は、撮影条件等に基づいて、制御部225により算出される。そして、少なくとも1つの検出素子122の検出値が目標放射線量に達した場合に、制御部225は、停止信号を出力する。
なお、他の例としては、制御部225は、すべての検出素子122の検出値が目標放射線量に達した場合に停止信号を出力してもよく、すべての検出素子122の検出値の平均値が目標放射線量に達した場合に停止信号を出力してもよい。また、他の例としては、複数の検出素子122には、互いに異なる目標放射線量が設定されていてもよい。検出素子122の目標放射線量や、制御部225が停止信号を出力する条件は、被写体や撮像条件、検出素子122の画素アレイ228内での位置などに応じて適宜設定されるものとする。
次に、放射線照射スイッチ311が押されると、放射線撮像装置300は、照射要求信号を受信する。放射線撮像装置300が照射要求信号を受信すると、期間T2に移行する。期間T2は、オフセット成分取得の期間である。期間T2では、放射線が照射されていない状態で、ゲート制御電圧Vd1~Vdnを一定の周期でONさせ、オフセット成分を取得する。ここで、オフセット成分は、クロストークや暗電流を含む。ONの回数は予め定められているものとする。ゲート制御電圧Vd1~VdnのONの周期は、放射線の照射中に放射線信号を検出する周期と同一とする。同一の駆動を行うことで、オフセット成分取得時のオフセット信号量と、放射線照射中の検出信号にのるオフセット信号量と、を近しい値にすることができ、放射線照射中のオフセット成分を精度よく補正することができる。
オフセット成分取得が終了すると、期間T3に移行する。期間T3は、放射線を照射し放射線画像を取得する期間である。本実施形態においては、放射線発生装置324が、放射線撮像装置300から照射許可信号を受信することで、実際の放射線照射が開始されるものとする。期間T3において、各スイッチ素子103を駆動するゲート制御電圧Vg1~VgnにLo信号が印加され、各変換素子102は、入射した放射線量に応じた電荷を蓄積する。また、スイッチ素子123を駆動するゲート制御電圧Vd1~VdnにHi信号が一定の検出周期で印加され、検出素子122で検出された電荷が、検出線110を介して読出回路222に送られる。読出回路222は、検出された電荷に基づいた電気信号を、不図示の信号処理部を介して制御部225に供給する。この一連の動作は、放射線の照射中に第二の素子を構成する検出素子122から電気信号を読み出す線量検出動作に該当する。制御部225は、検出素子122に入射する放射線量を検出周期毎に取得する。このように、制御部225は読み出し部である読み出し回路222の動作を制御可能である。期間T2~T3において、スイッチ素子123は、同一の周期で駆動し続けるものとする。期間T2から期間T3に移行する際に、検出周期が変更される場合や検出が一時的に止まる場合には、駆動の切り替わりにより意図せぬ信号の変動が生じる。これにより、期間T3の初期の検出信号が影響を受け、検出精度が低下する可能性がある。
なお、図4では、スイッチ素子123の制御電極に印加されるゲート制御電圧Vd1~Vdnが、同時にHi信号となるが、期間T2における動作は、これに限られるものではない。例えば、同じ検出線110に接続された検出素子122のスイッチ素子123に対応するゲート制御電圧Vd1~VdnのHi信号のタイミングを分けてもよい。この場合、一度に読み出し可能な信号量が減るものの検出領域の空間解像度を上げることが可能となる。また、検出素子122のオフセット成分取得は、ぞれぞれのスイッチ素子123の駆動周期と同一の周期で取得される。
検出素子122から読出回路222に送られた電荷は、オペアンプ150で電圧情報に変換される。次いで、サンプルホールド回路151によって検出周期に基づきサンプリングされ、マルチプレクサ152を介してADコンバータ153でデジタルデータの電気信号に変換される。
制御部225は、検出素子122で検出し電荷から電気信号に変換された放射線量を取得したオフセット成分を用いて補正する。その後、制御部225は、補正した放射線量の累計値(積算照射量)と、目標放射線量と、に基づいて、放射線の曝射停止判定を行う。制御部225は、照射された放射線の累計値が目標放射線量に達した場合、又は、目標放射線量に達すると予想した場合、放射線照射の停止信号を放射線発生装置324へ出力する。放射線発生装置324は、放射線源325による放射線の照射を停止させる。
期間T3は、撮像モードや事前に入力された照射時間に応じて、その長さが設定される。制御部225は、例えば、上述のように目標放射線量に達しない場合でも、照射情報として入力された照射時間の上限になった場合、放射線の照射を停止させるよう制御する。検出素子122で検出された放射線量の累計値が目標放射線量に達した後、又は、所定の時間が経過した後、期間T3から期間T4に移行する。
期間T4は、放射線の照射後に、撮像した放射線画像を取得する期間である。期間T4の間、制御部225は、変換素子102に蓄積された信号電荷を読み出すための制御信号を駆動回路221に出力する。駆動回路221は、制御信号に応じてゲート制御電圧Vg1~Vgnに順次Hi信号を印加し、第1の画素101及び第2の画素121のスイッチ素子103を順次走査する。変換素子102に蓄積された電荷は、オペアンプ150で電圧情報に変換され、サンプルホールド回路151によってサンプリングされ、マルチプレクサ152を介してADコンバータ153でデジタルデータの電気信号に変換される。変換素子102によって取得され、読み出された電気信号に基づいて、放射線画像が形成される。T4の期間におけるこの動作は、放射線の照射の停止後に第一の素子を構成する変換素子102から電気信号を読み出す画像読み出し動作に該当する。尚、後述する複数フレーム撮影の場合は、このT2からT4までの動作を所望の回数繰り返す。
図5は、本発明の制御部225の動作を示すフローチャートである。ユーザの操作により、放射線照射が開始されると(S501)、駆動制御部400は、撮影装置300のAEC駆動を行い、撮影中に、到達線量の積算値である積算照射量を照射時間予測部にて演算する。そして、積算照射量の一定の単位時間あたりの増加値を計算し、別途設定された照射ターゲット線量から、照射ターゲット線量に到達するまでの照射時間、つまり蓄積時間を予測計算する(S502)。このステップS502は、線量検出動作によって読み出された電気信号に基づいて電荷の蓄積時間に関する情報を取得していることになる。
ここで、図7を用いて、照射時間の予測計算を行う照射時間予測部408の動作について説明する。図中の横軸は時間軸を示す。また、縦軸には、放射線制御部にて生成される放射線照射信号、放射線の積算照射量、AEC駆動による積算照射量の演算タイミング、また、演算タイミングでの積算照射量の演算結果を示す。
放射線照射信号が放射線制御部403の制御によりアサートされると、実際の放射線照射が開始され、被検体への照射量が積算されていく。この時、照射時間予測部408は、前述したAEC駆動にて、一定のタイミングTa毎に、照射線量をモニタリングし、積算照射量として加算していく。この動作を繰り返していき、任意の照射時間推定タイミングTnにおいて、それまでの積算照射量演算タイミングTa毎の積算照射量の増加分Ra1~RaNの平均値と、Tnの時点での積算照射量の加算結果より、予め設定されたAECターゲット線量に到達するまでの照射時間を計算する。
本発明におけるユースケースである非破壊検査の撮影時間のターゲットとしては、例えば30秒や1分を超えるような長時間撮影であるため、照射時間を予測するタイミングTnとしては、各撮影シーンを鑑みて、数百mS~1秒付近が好適である。この時間は、システムとして、任意に設定可能だが、ある程度の時間が経過してから予測値を算出する方が、演算結果Raのサンプリング数も増え、放射線照射開始時の立ち上がり特性の影響を少なくすることが出来るため、予測精度が向上する。また、単位時間あたりの積算照射量の増加量の平均値計算に用いる値Raは、放射線照射の立ち上がり期間を除いた、一定時間経過以降の積算照射量増加値Raを用いて、照射時間を予測計算する方が、放射線照射開始時の立ち上がり特性の影響を少なくすることが出来る。
次に、図5に示すように、駆動制御部400は、予測した蓄積時間である照射時間に応じて、放射線照射の停止後に、画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正するための事後補正値取得動作を行うか否かを決定する。(S503)。尚、事後補値取得動作を実行させ、事後補正値取得動作によって得た補正値を事後補正値とする。事後補正値は、補正性能(温度差異・ダーク残像補正・SN劣化)を考慮すると有利だが、事後補正値取得動作によって撮影後の待ち時間も長時間となり、使い勝手が悪くなる。一方、後述する事前補正値取得動作で予め得ておいた事前補正値を用いた補正は、撮影後の待ち時間は短く使い勝手には優れるが、補正性能は劣る場合がある。
そこで、任意に予め設定された設定時間である、補正切替設定時間と、AEC駆動により予測した蓄積時間である照射時間とを比較し、予測照射時間の方が短い場合は、事後補正値を使用した補正が選択される(S504)。つまり、S503において、画像読み出し動作(T4期間で行われる動作)に引き続いて放射線照射の停止中に画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正するための事後補正値取得動作を読み出し部に行わせるか否かを決定する。具体的には、蓄積時間である予測照射時間が、予め設定された設定時間である補正切替設定時間よりも短い場合、制御部は読み出し部である読み出し回路に事後補正値取得動作を実行させる。そして、事後補正値取得動作によって得た事後補正値を使用して、画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正する(S504)。尚、本実施例においては、事後補正値取得動作は、読み出し部による、画像読み出し動作に引き続いて放射線照射の停止中に第一の素子である変換素子102から電気信号を読み出す動作を行うことで、これによって事後補正値を得ている。
そして、到達線量の積算値である積算照射量が、照射ターゲット線量に到達すると、放射線照射停止通知を行う(S505)。その後、事後補正値取得動作を実行し、事後補正値(事後補正画像ともいう)を取得し(S506)、その補正値(画像)を用いて、画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正処理(以下、オフセット補正処理ともいう)を行う(S507)。
一方、予測照射時間(予測蓄積時間)の方が設定時間(切り替え設定時間)よりも長い場合は、使い勝手を優先し、事前補正値取得動作によって予め取得していた事前補正値による補正処理が選択される(S508)。尚、事前補正値は、放射線の照射の前に、事前補正値取得動作を前記読み出し部に実行させることによって予め取得している。つまり、制御部225は、放射線の照射の前に、画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正するための事前補正値を取得する事前補正値取得動作を読み出し部である読み出し回路222に実行させ、事前補正値をあらかじめ取得する。なお、本実施例においては、事前補正値取得動作は、読み出し部による、放射線照射の前に放射線が照射されていない状態で第一の素子を構成する変換素子102から電気信号を読み出す動作であり、これによって予め事前補正値を取得する。到達線量の積算値である積算照射量が、照射ターゲット線量に到達すると、放射線制御部403から放射線照射停止通知を行う(S509)。その後、事前に取得した事前補正値(事前補正画像ともいう)を用いて、画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正処理(オフセット補正処理)を行い(S510)、一連の撮影動作を終了する(S511)。
ここで、補正方法切替の判定時間(切替設定時間)は、サービスマンやユーザが、設置時や撮影シーンに応じて、任意に変更可能であり、用途に応じて設定される。
以上のように、本実施形態においては、長時間撮影において、照射中にAEC駆動により照射時間を算出して予測し、その予測時間に応じて、画像読み出し動作によって読み出された信号を補正する方法を切り替える。これによって、予め照射時間の設定も不要であり、適切な補正方法が選択され、使い勝手の良い放射線撮像装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る放射線撮像システム10について説明する。
第2の実施例では、切替判定時間が、撮影装置の1フレームでの許容蓄積時間(最大蓄積時間)に応じて設定される。
図6は、本発明の第2の実施形態のフローチャートである。ユーザの操作により照射が開始されると(S601)、駆動制御部400は、撮影装置300のAEC駆動を行い、撮影中に、到達線量の積算値である積算照射量を照射時間予測部にて演算する。そして、前述のように、積算照射量の一定の単位時間あたりの増加値を計算し、別途設定された照射ターゲット線量から、照射ターゲット線量に到達するまでの時間である蓄積時間(照射時間)を予測計算する(S602)。
次に、駆動制御部400は、撮影中のAEC駆動により予測した蓄積時間(照射時間)と、許容蓄積時間とを比較する(S603)。尚、許容蓄積時間は、制御部225が備えるメモリ402に格納されている。そして、予測蓄積時間の方が短い場合は、1フレーム撮影を選択し、実施する(S604)。つまり、制御部225は、線量検出動作によって読み出された電気信号に基づいて電荷の蓄積時間に関する情報を取得する蓄積時間取得部を備え、この蓄積時間に関する情報に基づいて画像読み出し動作の回数を決定する。上記のように、蓄積時間が予め設定された許容蓄積時間より短い場合、制御部225は読み出し動作の回数を1回に決定し、1フレーム撮影を実施する。
その際の画像の補正方法としては、S606のようにS506同様に事後補正値取得動作を行い、事後補正値を取得して、その事後補正値を使用して補正を行ってもよいし、予め取得しておいた事前補正値を使用して補正処理を行ってもよい。尚、その他の処理S605、S607、S612は、前述のS505、S507、S511と同様故、説明を省略する。
一方、蓄積時間が予め設定された許容蓄積時間より長い場合、前記制御部は前記読み出し動作の回数を2回以上に決定する(S608)。そして2回以上の読み出し動作が選択(決定)されると、つまり複数枚の撮影が選択されると、放射線照射停止後、撮影した画像の加算処理を実施する(S610)。尚、複数フレーム撮影の場合の蓄積時間は、任意の1パターンでも良いし、複数パターンを備えていても良い。そしてその後の補正処理として、事前補正値を用いる場合は、蓄積時間に応じた複数パターン分、予め事前補正値(事前補正用画像)を取得しておく必要がある。しかし、放射線撮影における加算枚数が増えると、ノイズ成分も加算されてSN低下の原因となるため、複数パターンの中から、蓄積(照射)予測時間に対して、加算枚数が少なくなり、且つ、照射停止後の待ち時間が少なくなるような蓄積時間を選択するのが効果的である。
尚、特に複数フレーム撮影の場合、放射線制御部403による放射線照射の停止指示タイミングには、注意が必要である。放射線照射タイミングが、変換素子102の画像読み出し動作期間に重なってしまうと、画像にシェーディング等のアーチファクトを発生させる要因となってしまう。それを防ぐために、放射線停止指示機能を備える放射線制御部403は、複数フレーム撮影の最終フレームにおいて、放射線照射が、画像読み出し動作期間に重ならず、蓄積期間中に終了されるように、発生装置への放射線撮影停止指示のタイミングを制御する。このように、制御部225は、線量検出動作によって読み出された電気信号に基づいて放射線の停止を指示する停止指示機能を備え、停止指示は読み出し部が画像読み出し動作を実行していない期間に実行されるように制御する。尚、S609、S611については、S509、S510と同様故、説明を省略する。
以上のように、第2の実施形態においては、長時間撮影において、照射中にAEC駆動により照射時間を予測し、撮影装置の1フレームでの最大蓄積時間に応じて撮影フレーム数を切り替えることにより、使い勝手の良い放射線撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10 放射線撮像システム
102 変換素子
103 スイッチ素子
122 検出素子
123 スイッチ素子
222 読み出し回路
225 制御部
300 放射線撮像装置
310 制御装置
324 放射線発生装置
400 駆動制御部
403 放射線制御部
408 照射時間予測部

Claims (11)

  1. 放射線の照射に応じて蓄積された電荷に基づく電気信号を出力可能な第一の素子及び第二の素子を備える素子部と、
    前記電気信号を読み出す読み出し部と、
    放射線の照射中に前記第二の素子から電気信号を読み出す線量検出動作と、放射線の照射の停止後に前記第一の素子から電気信号を読み出す画像読み出し動作とを行うように前記読み出し部の動作を制御可能な制御部と、を備える放射線撮像装置であって、
    前記制御部は、前記線量検出動作によって読み出された電気信号に基づいて前記電荷の蓄積時間に関する情報を取得する蓄積時間取得部を備え、該蓄積時間に関する情報に基づいて
    前記画像読み出し動作に引き続いて放射線照射の停止中に前記画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正するための事後補正値取得動作を前記読み出し部に行わせるか否かを決定することを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記事後補正値取得動作は、前記読み出し部による、前記画像読み出し動作に引き続いて放射線照射の停止中に前記第一の素子から電気信号を読み出す動作であることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 前記蓄積時間が予め設定された設定時間より短い場合、前記制御部は前記読み出し部に前記事後補正値取得動作を実行させ、該事後補正値取得動作によって得た補正値を使用して、前記画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 制御部は、放射線の照射の前に、前記画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正するための事前補正値を取得する事前補正値取得動作を前記読み出し部に実行させることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  5. 前記事前補正値取得動作は、前記読み出し部による、前記放射線照射の前に放射線が照射されていない状態で前記第一の素子から電気信号を読み出す動作であることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記蓄積時間が予め設定された設定時間より長い場合、前記制御部は前記事前補正値取得動作によって得た事前補正値を使用して、前記画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正することを特徴とする請求項5に記載の放射線撮像装置。
  7. 放射線の照射に応じて蓄積された電荷に基づく電気信号を出力可能な第一の素子及び第二の素子を備える素子部と、
    前記電気信号を読み出す読み出し部と、
    前記第一の素子から電気信号を読み出す画像読み出し動作と、放射線の照射中に前記第二の素子から電気信号を読み出す線量検出動作とを行うように前記読み出し部の動作を制御可能な制御部と、を備える放射線撮像装置であって、
    前記制御部は、前記線量検出動作によって読み出された電気信号に基づいて前記電荷の蓄積時間に関する情報を取得する蓄積時間取得部を備え、該蓄積時間に関する情報に基づいて前記画像読み出し動作の回数を決定することを特徴とする放射線撮像装置。
  8. 前記蓄積時間が予め設定された許容蓄積時間より短い場合、前記制御部は前記読み出し動作の回数を1回に決定することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記蓄積時間が予め設定された許容蓄積時間より長い場合、前記制御部は前記読み出し動作の回数を2回以上に決定することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記制御部は、前記線量検出動作によって読み出された電気信号に基づいて前記放射線の停止を指示する停止指示機能を備え、該停止指示は前記読み出し部が画像読み出し動作を実行していない期間に実行されるように制御することを特徴とする請求項9に記載の放射線撮像装置。
  11. 放射線の照射に応じて蓄積された電荷に基づく電気信号を出力可能な素子を備える素子部と、
    前記電気信号を読み出す読み出し部と、
    放射線の照射停止後に前記素子から電気信号を読み出す画像読み出し動作を行うように前記読み出し部の動作を制御可能な制御部と、を備える放射線撮像装置であって、
    前記制御部は、前記電荷の蓄積時間に関する情報を取得する蓄積時間取得部を備え、該蓄積時間に関する情報に基づいて
    前記画像読み出し動作に引き続いて放射線照射の停止中に前記画像読み出し動作によって読み出された電気信号を補正するための事後補正値取得動作を前記読み出し部に行わせるか否かを決定することを特徴とする放射線撮像装置。
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