JP6821351B2 - 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法 - Google Patents

放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、被写体を透過した放射線の強度分布を画像として取得する放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の制御方法に関する。
従来、放射線発生装置から放射線を被写体に照射し、被写体を透過した放射線強度分布をデジタル化し、デジタル化した放射線画像に画像処理を施し、鮮明な放射線画像を得る放射線撮像装置および放射線撮像システムが製品化されている。
ここで、放射線撮像装置が生成する放射線画像は、入射した放射線に応じた成分だけでなく、暗電荷に応じた成分も含む。暗電荷に応じた成分を除去するために、放射線撮像装置に放射線が照射されていない状態で取得した画像(いわゆるオフセット画像)を放射線画像から減算する補正手法が知られている。暗電荷の発生量は放射線撮像装置の内部温度に依存するので、オフセット画像取得時と放射線画像取得時とで放射線撮像装置内の温度分布に差があると、オフセット成分を正しく除去できない場合がある。
特許文献1には、放射線撮影を行わない間に随時オフセット画像を更新することが記載されている。
米国特許第5452338号明細書
特許文献1のように非撮影時にオフセット画像を高い頻度で更新すると、放射線撮像装置のスイッチ素子が特性劣化を起こしやすくなる。このような特性劣化の一例として、スイッチ素子の閾値電圧の変化がある。スイッチ素子の閾値電圧が変化すると、スイッチ素子のオン・オフ制御の際に不具合が生じるおそれがある。一方で、放射線撮像装置は、非撮影時に、スイッチ素子の特性劣化を抑制するための駆動を行う場合がある。この場合、オフセット成分が変動するおそれがあり、迅速な撮影が行えないおそれがあった。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、非撮影時における撮影可能になるまでの待機時間を低減しつつ、スイッチ素子の特性変動を抑制するための技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、一部の実施形態では、被写体を透過した放射線に応じた放射線画像を取得する放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置を制御する制御装置を備える放射線撮像システムであって、前記放射線撮像装置は、放射線を電気信号に変換する変換素子及び前記電気信号を転送するスイッチ素子を有する放射線検出部と、前記制御装置から出力される同期信号を検出する検出部と、前記同期信号に基づいて前記放射線検出部の動作の制御を行う制御部と、前記同期信号が以前に検出されてからの経過時間を計測する計測手段と、を備え、前記放射線検出部の動作は、前記放射線検出部に入射した放射線に応じた放射線画像を取得する撮像動作と、前記放射線画像を補正するためのオフセット画像を取得するオフセット取得動作と、前記スイッチ素子のオン・オフ動作の切り替えを繰り返す撮影待機動作と、前記撮影待機動作よりも前記スイッチ素子を制御するためのオン電圧とオフ電圧の差が小さくなるように制御するスタンバイ動作とを含み、前記制御部は、前記経過時間に応じて、前記オフセット取得動作又は前記スタンバイ動作で前記放射線検出部を動作させ、前記撮影待機動作で前記放射線検出部を動作させた累積時間が、閾値以上になった場合には前記制御装置にその旨を通知することを特徴とする。
非撮影時における撮影可能になるまでの待機時間を低減しつつ、スイッチ素子の特性変動を抑制するための技術を提供される。
放射線撮像システムの一例を示す図である。 放射線撮像装置内の放射線検出部の一例を示す図である。 放射線撮像装置の動作の一例を示す図である。 同期信号と駆動動作との関係の一例を示す図である。
添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について以下に説明する。
図1を参照して、一部の実施形態に係る放射線撮像システム100の構成例について説明する。放射線撮像システム100は、放射線撮像装置200と、放射線発生装置300と、制御装置400とを備える。すなわち、放射線撮像装置200と、放射線発生装置300と、制御装置400とはそれぞれ、放射線撮像システム100の一部を構成する。
放射線発生装置300は、放射線撮像装置200へ向けて放射線を照射するように放射線源301を制御する。放射線源301からの放射線は、被写体を透過した後、放射線撮像装置200に入射する。放射線撮像装置200は、入射した放射線に応じた画像データを生成し、この画像データを制御装置400へ送信する。制御装置400は、受信した画像データを放射線撮像システム100の表示装置405へ表示する。放射線撮像システム100の操作者は、表示装置405に表示された画像を確認し、再撮影の要否等を判断することができる。放射線撮像システム100の操作者とは、例えば医師や診療放射線技師のことである。制御装置400は、放射線撮像システム100の操作者が放射線撮像システム100の放射線撮像装置200及び放射線発生装置300を制御するためにも用いられる。
制御装置400は、放射線撮像装置200及び放射線発生装置300のそれぞれと通信可能である。この通信は、例えばRS232CやUSB、イーサネット(登録商標)などの通信規格に準拠した通信であってもよいし、専用信号線を用いた通信であってもよい。また、この通信は、有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。放射線撮像装置200と制御装置400との間では、例えば画像データや、撮像条件(撮影モード)、装置状態、同期信号が通信される。この同期信号は、例えば撮像を開始すべきタイミングや放射線を照射可能なタイミングを通知することに利用される。また、制御装置400は、放射線撮像装置200に対し撮像条件として複数の撮影モードのうちの1つの撮影モードを設定可能である。ここで、複数の撮影モードの各々は、例えばフレームレート、各フレームにおける変換素子(図2中212)に電荷の蓄積させる蓄積時間、アンプ(図2中233)の増幅率等の撮影条件の一部が異なる。放射線撮像装置200は、指定された撮影モードに応じたフレームレートで複数の放射線画像を取得する動画撮影が可能である。フレームレートは、例えば、3fpsから30fpsの範囲で設定される。
放射線発生装置300と制御装置400との間では、例えば放射線照射条件、装置状態、実際の照射情報、同期信号、放射線照射スイッチの入力情報が通信される。この同期信号は、例えば放射線の照射を開始すべきタイミングを通知することに利用される。
制御装置400は、例えばLAN(Local Area Network)である病院内ネットワーク500を介して、検査や患者に関する様々な情報を管理する情報システム501と通信可能であってもよい。情報システム501は、例えば、放射線情報システムであるRIS(Radiology Information System)や病院情報システムであるHIS(Hospital InformationSystem)である。放射線撮像システム100の操作者は、制御装置400を用いて、情報システム501から放射線画像の撮影オーダーや、患者情報を含んだ撮影情報を取得できる。放射線撮像システム100の操作者は、放射線撮像装置200によって取得された画像データを情報システム501に保存することができる。
放射線発生装置300は、放射線照射スイッチ(不図示)を備える。放射線照射スイッチは、第一のスイッチおよび第二のスイッチを備える。放射線発生装置300は、第一のスイッチへ入力がされることにより、放射線源301に放射線の照射の準備をさせる。放射線発生装置300は、放射線源301による放射線の照射の準備が完了した後に、第二のスイッチを入力することで放射線源301に放射線の照射をさせる。放射線照射スイッチの入力情報は、制御装置400へ送信される。
放射線撮像装置200は、放射線検出部201と、制御部202と、電源部203とを備える。放射線検出部201は、放射線撮像装置200に入射した放射線を検出し、この放射線に応じた画像データを生成する。制御部202は、放射線撮像装置200全体の動作を制御することによって、様々な動作を行う。制御部202の動作の具体例については後述する。電源部203は、放射線撮像装置200の各構成要素に電力を供給する。
放射線撮像装置200は、処理部204と、記憶部205と、通信部206と、内部信号生成部207、信号検出部208、計測部209とを備える。処理部204は、制御部202が放射線撮像装置200を制御するための処理を行う。処理部204は、マイクロプロセッサのようなプロセッサで構成されてもよいし、ASIC(application specific integrated circuit)のような専用回路で構成されてもよいし、これらの組み合わせで構成されてもよい。
記憶部205は、放射線撮像装置200に関する様々なデータを記憶する。例えば、記憶部205は、放射線検出部201によって得られた画像データや、放射線検出部201の動作の設定情報などを記憶する。また、記憶部205は、制御装置400から指定された撮影条件(撮影モード)等を記憶する。処理部204の少なくとも一部がプロセッサで構成される場合に、記憶部205は、放射線撮像装置200の処理を規定したプログラムを記憶してもよい。プロセッサがこのプログラムを記憶部205から読み出して実行することによって、放射線撮像装置200の動作が行われる。記憶部205は、例えばROMやRAMなどのメモリで構成される。
通信部206は、制御装置400との通信に用いられる。通信部206は、例えばネットワークアダプタのような通信ハードウェアで構成される。
内部信号生成部207は、現在時刻を取得するために用いられる。また、内部信号生成部207は、制御装置400から取得した同期信号とは別に、設定された撮影モードのフレームレートに対応した同期信号(内部同期信号)を生成する。内部同期信号は、制御装置400から同期信号を取得できない場合に、放射線撮像装置200が自身で駆動信号を生成し、動作するために用いられる。
信号検出部208は、制御装置400から出力された同期信号を検出する。制御部202は、同期信号に応じて、放射線検出部201を制御する。
計測部209は、同期信号を取得すべきタイミングにおいて、信号検出部208が同期信号を検出できなかった場合に、以前に検出されてからの経過時間を計測する。同期信号を取得すべきタイミングは、例えば、制御装置400により設定された撮影モードのフレームレート毎に計測する。計測部209は、以前に同期信号が検出された時点から、同期信号が入力されていないと判定した時点までの差分に基づく情報を経過時間としてもよい。この場合、計測部209が計測する経過時間は、少なくとも設定された撮影モードにおける1フレームの間隔と同じかそれ以上の長さとなる。また、計測部209は、所定の撮影モードにおける、同期信号が検出されたフレームから、同期信号が入力されていないと判定されたフレームまでの間のフレーム数から算出した時間を経過時間としてもよい。計測部209は、例えば現在のフレームよりも前のフレームで同期信号を検出した時点と、現在のフレームにおいて同期信号が入力されていないと判定した時点までの差分に基づいて経過時間を取得する。制御部202は、計測部209の計測結果に応じて、非撮影時の放射線検出部201の駆動動作を切り替えるように制御する。
制御装置400は、処理部401と、記憶部402と、通信部403と、電源部404とを備える。処理部401は、制御装置400に関する様々な処理を行う。例えば、処理部401は、放射線撮像装置200の画像取得タイミングや条件の制御、放射線発生装置300の放射線の照射タイミングや条件の制御、放射線撮像装置200からの放射線画像データの取得及びその表示、撮影オーダー受付や撮影情報登録を行う。制御装置400は、入力装置406を通じて操作者から入力を取得し、この入力を処理し、表示装置405を通じて操作者へ出力を提示するためのアプリケーションソフトウェアを有してもよい。
以下、このようなアプリケーションソフトウェアを放射線撮影アプリケーションと呼ぶ。放射線撮影アプリケーションはプログラムとして記憶部402に記憶され、処理部401によって実行される。
処理部401は、マイクロプロセッサのようなプロセッサで構成されてもよいし、ASICのような専用回路で構成されてもよいし、これらの組み合わせで構成されてもよい。記憶部402は、制御装置400に関する様々なデータを記憶する。例えば、記憶部402は、放射線撮像装置200から受信した画像データや、放射線撮像装置200及び放射線発生装置300を制御するための設定情報などを記憶する。処理部401の少なくとも一部がプロセッサで構成される場合に、記憶部402は、制御装置400の処理を規定したプログラムを記憶する。処理部401(プロセッサ)は、記憶部402が記憶したプログラムを読み出して実行することによって、制御装置400の処理が行われる。記憶部402は、例えばROMやRAMなどのメモリで構成される。
通信部403は、放射線撮像装置200及び放射線発生装置300との通信と、病院内ネットワーク500への接続とに用いられる。通信部403は、例えばネットワークアダプタのような通信ハードウェアで構成される。通信部403は、通信先ごとに別個の通信ハードウェアで構成されてもよい。電源部404は、制御装置の外部から受電した電力から生成した電力を制御装置400の各構成要素に供給する。
続いて、図2を参照して、放射線検出部201の構成例について説明する。放射線検出部201は、センサ部210と、駆動回路220と、読出し回路230とを備える。センサ部210は、複数の行および複数の列を構成するように2次元アレイ状に配列された複数の画素211によって構成される。各画素211は、変換素子212とスイッチ素子213とを備える。変換素子212は、入射した放射線を電荷(電気信号)に変換し、電荷(電気信号)を蓄積する。変換素子212は、放射線を可視光に変換するシンチレータと、可視光を電荷に変換する光電変換素子とによって構成されてもよい。これに代えて、変換素子212は、放射線を直接電荷に変換してもよい。スイッチ素子213は、変換素子212に蓄積された電荷を信号線214に転送する。スイッチ素子213は例えばTFTのようなトランジスタで構成される。スイッチ素子213は制御端子を有しており、制御端子にオン電圧が供給されたことに応じてオン、すなわち導通状態となり、制御端子にオフ電圧が供給されたことに応じてオフ、すなわち非導通状態となる。
変換素子212の一方の端子にはバイアス線216を通じて電源部203からバイアス電圧が供給される。変換素子212の他方の端子はスイッチ素子213を介して信号線214に接続される。スイッチ素子213の制御端子は駆動線215に接続される。センサ部210には、それぞれ行方向(図2では横方向)に延びた複数の駆動線215が列方向(図2では縦方向)に並んで配される。各駆動線215には、同一の行に含まれる画素211のスイッチ素子213の制御端子が共通に接続される。また、センサ部210には、それぞれ列方向に延びた複数の信号線214が行方向に並んで配される。各信号線214には、同一の列に含まれる画素211のスイッチ素子213の一方の主端子が共通に接続される。
駆動回路220は、制御部202から供給される制御信号に従って、センサ部210を駆動する。具体的に、駆動回路220は、駆動線215を通じて、各スイッチ素子213の制御端子に駆動信号を供給する。駆動回路220は、駆動信号をオン電圧にすることによってスイッチ素子213をオンにし、駆動信号をオフ電圧にすることによってスイッチ素子213をオフにする。スイッチ素子213がオンになると、変換素子212に蓄積された電荷が信号線214に転送される。
読出し回路230は、制御部202から供給される制御信号に従って、センサ部210から電荷を読み出し、この電荷に応じた信号を生成し、この信号を制御部202に供給する。読出し回路230は、サンプルホールド回路231と、マルチプレクサ232と、アンプ233と、A/D変換器234とを備える。サンプルホールド回路231は、変換素子212から読み出された電荷を、画素行単位に保持する。マルチプレクサ232は、サンプルホールド回路231に保持された1行分の画素を順に取り出してアンプ233に供給する。アンプ233は供給された電荷を増幅してA/D変換器234に供給する。A/D変換器234は供給されたアナログ信号をデジタル信号に変換して制御部202に供給する。
続いて、放射線撮像装置200の制御部202が行う複数の動作について説明する。このような複数の動作は、複数の駆動動作と、画像処理動作とを含む。駆動動作とは、制御部202が放射線検出部201を駆動する動作のことである。制御部202は、複数の駆動動作の何れかを行うようにセンサ部210及び読出し回路230を制御する。センサ部210の制御は駆動回路220の制御を通じて行われる。複数の駆動動作は、撮像動作と、オフセット取得動作と、撮像待機動作と、スタンバイ動作とを含む。
撮像動作とは、変換素子212に入射した放射線に応じた放射線画像を取得する動作のことである。撮像動作として、制御部202は以下の処理を行う。まず、制御部202は、放射線撮像装置200に放射線が照射されている間に、すべての駆動線215にオフ電圧を供給するように駆動回路220を制御する。これにより、センサ部210の各変換素子212に、放射線に応じた電荷が蓄積される。すべての駆動線215にオフ電圧が供給される期間の長さを蓄積時間と呼ぶ。続いて、制御部202は、複数の駆動線215に供給する駆動信号を順に一時的にオン電圧に切り替えるように駆動回路220を制御する。これによって、各変換素子212に蓄積された電荷量を表すデジタル信号が読出し回路230から制御部202に供給される。制御部202は、このデジタル信号を放射線画像データとして記憶部205に記憶する。1回の撮像動作によって1枚の放射線画像が得られる。制御部202は、撮像動作を繰り返すことによって、動画撮影を行ってもよい。この場合、制御部202は、複数の放射線画像データからなる動作データを生成してもよい。
オフセット取得動作とは、放射線画像を補正するためのオフセット画像を取得する動作のことである。制御部202は、放射線撮像装置200に放射線が照射されていない状態で撮像動作と同じ動作を行うことによって、オフセット画像を取得できる。オフセット画像は、放射線の情報を含んでおらず、蓄積時間の間に変換素子212で発生した暗電荷の情報を含む。制御部202は、オフセット取得動作によって読み出されたデジタル信号をオフセット画像データとして記憶部205に記憶する。制御部202は、オフセット画像を複数枚取得し、これらを平均して得られた1つのオフセット画像をオフセット画像データとして記憶部205に記憶してもよい。オフセット取得動作の所要時間は、オフセット画像データを何枚のオフセット画像から生成するか、または、フレームレートなど条件の異なる複数の撮影モードを設定可能な場合、どれだけの種類のオフセット画像データを更新するかに依存する。例えば3fpsの撮影モードであれば、32枚のオフセット画像を取得してオフセット画像データを生成する場合、10秒以上の時間が必要となる。複数の撮影モードのそれぞれについてオフセット画像データを更新する場合に、例えば1分程度の更新時間が必要になる。
撮像待機動作とは、スイッチ素子213のオン・オフ動作の切り替えを繰り返すことによって、上述の撮像動作への切り替えを待機する動作のことである。オン・オフの切り替えは、スイッチ素子213に加えられるオン電圧とオフ電圧の切り替えを示す。変換素子212には時間の経過とともに暗電荷が蓄積する。そこで、撮像待機動作として、制御部202は、複数の駆動線215に供給する駆動信号を順に一時的にオン電圧に切り替えるように駆動回路220を制御する。これにより、変換素子212に蓄積された暗電荷が廃棄される。この廃棄される暗電荷は画像の生成に用いられないので、制御部202は読出し回路230から供給された信号を記憶部205に記憶しなくてもよい。放射線撮像装置200の内部温度を維持するために、制御部202は、撮像待機動作中も読出し回路230への電力の供給を行う。撮像待機動作を反復することによって、上述の撮像動作に直ちに切り替え可能な状態が維持される。
スタンバイ動作とは、読出し回路230に電力を供給しつつ、上述の撮像待機動作よりもスイッチ素子213の劣化を抑制するようにセンサ部210を駆動する動作のことである。例えば、制御部202は、駆動線215に供給される駆動信号の電圧の変動量をオン電圧とオフ電圧と差よりも小さくなるように駆動回路220を制御する。この変動量はゼロであってもよい。すなわち、駆動線215に供給される駆動信号は一定の電圧値であってもよい。これに代えて、制御部202は、駆動信号としてオン電圧を供給する期間の長さとオフ電圧を供給する期間の長さとの差が撮像待機動作よりも小さくなるように駆動回路220を制御する。放射線撮像装置200の内部温度を維持するために、制御部202は、スタンバイ動作中も読出し回路230への電力の供給を行う。
画像処理動作とは、放射線検出部201から得られた放射線画像を処理する動作のことである。例えば、制御部202は、放射線画像データからオフセット画像データを減算することによって、放射線画像に含まれるオフセット成分を除去する。制御部202は、欠陥画素の補正や、放射線検出部内のアンプのゲインばらつき等を補正するゲイン補正などの補正処理をさらに行ってもよい。本実施形態では画像処理動作を放射線撮像装置200の制御部202が行う場合を説明するが、これに代えて画像処理動作を制御装置400が行ってもよい。この場合に、制御部202は、放射線画像データとオフセット画像データとの両方を制御装置400へ送信する。
図3を用いて、放射線撮像装置200の一連の撮像動作を示すシーケンスを説明する。
ステップS301では、放射線撮像装置200の電源部203は、各部に電力の供給が行われる。電源部203による電力の供給は、放射線撮像装置200の電源スイッチ(不図示)への入力に応じて実行される
ステップS302では、放射線撮像装置200は、制御装置400から複数の撮影モードのうちの1つの撮影モードが指定される。制御部202は、指定された撮影モードを取得する。そして、当該指定された撮影モードを示す情報は、記憶部205に記憶される。
ステップS303では、制御部202は、オフセット取得動作を行うように、センサ部210及び読出し回路230を制御する。ここで、オフセット取得動作は、設定可能な全ての撮影モードに対応したオフセット画像について取得してもよいし、制御装置400から指定された1または2以上の撮影モードについて取得してもよい。
ステップS304では、制御部202は、スタンバイ動作を行うように、センサ部210及び読出し回路230を制御する。この段階では、制御装置400から撮像待機動作を行わせるための遷移指示信号を取得していないため、スイッチ素子213の劣化を抑制するようにセンサ部210を駆動する動作とすることが好ましいためである。
ステップS305では、制御部202は、撮像待機動作を行うように、センサ部210及び読出し回路230を制御する。制御部202は、制御装置400から供給される遷移指示信号に基づいてスタンバイ動作から撮像待機動作へ駆動動作の状態を遷移させる。
ステップS306では、制御部202は、撮像動作を行うように、センサ部210及び読出し回路230を制御する。この場合、制御部202は、制御装置400から出力される同期信号に基づいて撮像動作を行うようにセンサ部210及び読出し回路230を制御する。なお、この場合の撮像操作の間隔は、ステップS302で指定された撮影モードのフレームレートに対応している。その後、制御装置400から撮影の終了を示す信号を受信した場合に、制御部202は、撮像動作を終了する。なお、制御部202は、次の撮影モードでの動作が指定されている場合には、該新たに指定された撮影モードに基づいて撮像動作を行う。また、制御部202は、制御部400から次の撮影モードが指定されていない場合には、スタンバイ動作を行うように、センサ部210及び読出し回路230を制御する。
図4を用いて、同期信号と駆動動作との関係について説明する。図4は、放射線撮像装置200の駆動動作を示すフローチャートである。なお、図4で示すフローチャートは、放射線撮像装置200の1回の撮像動作を示すものであり、動画撮影モードにおける1フレーム分の動作に相当する。動画撮影モードにおいて、放射線撮像装置200は、1フレーム毎に開始から終了に至るフローを繰り返すように制御する。各フローは、放射線撮像装置200の各部が実行する。
ステップS401では、制御部202が、信号検出部208で同期信号が入力されたか否かを判定(確認)する。信号検出部208が、同期信号が入力されていないと判定した場合に、計測部209は、同期信号が以前に検出されてからの経過時間Tを計測する。ステップS401での確認結果により、同期信号が入力されていると判定された場合はステップS402へ、同期信号が入力されていないと判定された場合はステップS405へ進む。
ステップS402では、制御部202は、制御装置400から撮影要求信号が入力されているか否かを判定する。ここで、撮影要求信号は、放射線発生装置300の放射線照射スイッチの第一のスイッチが入力されているか否かを示す信号であってもよい。制御部202は、該信号が入力されていると判定した場合に、ステップS403へ進み、該入力がされていないと判定した場合に、ステップS404へ進む。なお、該入力は、放射線照射スイッチの入力信号に限られるものではなく、制御装置400から、撮影状態に遷移するように指示する指示信号であってもよい。
ステップS403では、制御部202は、撮像動作を行うように、センサ部210及び読出し回路230を制御する。制御部202は、ステップS401からS404までの一連のフローにより、同期信号に基づいて、1フレーム分の放射線画像を取得できる。
ステップS404では、制御部202は、撮像待機動作を行うように、センサ部210及び読出し回路230を制御する。つまり、制御部202は、同期信号が入力されている間は、撮像待機動作を繰り返し行う。このため、放射線撮像装置200は、撮像待機動作を反復することによって、上述の撮像動作に直ちに切り替え可能な状態が維持される。
ステップS405では、制御部202は、経過時間Tと第一の閾値T1に基づいて駆動動作を決定する。制御部202は、経過時間Tが、第一の閾値T1よりも小さい場合はステップS406の処理を行う。一方で、制御部202は、経過時間Tが、第一の閾値T1と同じか、第一の閾値T1よりも大きい場合は、S407の処理を行う。
ステップS406では、制御部202は、センサ部210の駆動動作を停止する。具体的には、センサ部210は、スイッチ素子213のオン・オフの切り替えをオフ状態(蓄積状態)で停止させて維持する。ここで、例として第一の閾値T1は、3秒とする。当該第一の閾値T1は、スイッチ素子213を蓄積状態で維持しても、センサ部210の寿命や品質劣化に影響のない時間であればこれに限られるものではない。また、第一の閾値T1は、外来ノイズ等による同期信号の受信ミス等の復旧容易なエラーを想定して設定された値である。そのため、放射線撮像装置200は、第一の閾値T1を、使用されるシステムに応じて設定値を変更できるようにしてもよい。
ステップS407では、制御部202は、経過時間Tと第二の閾値T2に基づいて駆動動作を決定する。制御部202は、経過時間Tが、第二の閾値T2よりも小さい場合はステップS408の処理を行う。一方で、制御部202は、経過時間Tが、第二の閾値T2と同じか、第二の閾値T2よりも大きい場合は、S409の処理を行う。ここで、例として第二の閾値T2は、1時間とする。ここで、第二の閾値T2は、制御装置400もしくは、放射線撮像システム100の故障等が発生し、同期信号を正常に受信できるまでに長期間かかる場合を想定した時間である。そのため、放射線撮像装置200は、第二の閾値T2を、使用されるシステムに応じて設定値を変更できるようにしてもよい。
ステップS408では、制御部202は、オフセット取得動作を行うように、センサ部210及び読出し回路230を制御する。ここで、制御部202は、各部を制御装置から取得した同期信号でなく、内部信号生成部207が生成した内部同期信号に応じて駆動動作を行う。また、ステップS408では、経過時間Tは、第一の閾値T1と第二の閾値T2の間である。制御部202は、同期信号を受信したら、上述の撮像動作に直ちに切り替え可能としたい。一方で、経過時間Tだけセンサ部210の駆動動作を停止していいたため、暗電荷が蓄積してオフセットが変化している可能性がある。そこで、制御部202は、オフセット取得動作により、ステップS406における停止期間(蓄積状態)において発生した暗電荷を補正するためにオフセット画像を取得する。なお、制御部202は、第一の閾値T1と第二の閾値T2の間の所定の間隔で、オフセット取得動作を行い、その他の期間は、撮像待機動作を実施することが好ましい。
ステップS409では、制御部202は、スタンバイ動作を行うように、センサ部210及び読出し回路230を制御する。ここで、制御部202は、各部を制御装置から取得した同期信号でなく、内部信号生成部207が生成した内部同期信号に応じて駆動動作を行う。この場合、内部同期生成部207は、設定された撮影モードに応じたフレームレートでオフセット取得動作を行うことが好ましい。
以上の動作により、放射線撮像システム100は、ステップS406での駆動停止状態に、同期信号が再び入力された場合にも、オフセット画像を再度取得せずに、迅速な撮影が可能となる。
また、放射線撮像システム100は、ステップS408でオフセット取得動作を実施中に、同期信号が再び入力された場合でも、オフセット画像が適宜更新されているため、迅速な撮影が可能となる。一方、ステップS409で、スタンバイ動作を実施中に、同期信号が再入力された場合には、すぐには撮影ができないが、スイッチ素子の劣化を抑えることができる。
なお、計測部209は、撮影待機動作が行われた累積時間を計測することが可能である。制御部202は、累積使用時間が閾値以上になった場合、スイッチ素子の劣化のおそれがあるため、制御装置400に、当該使用時間あるいは、劣化のおそれがある旨を報知することも可能である。
以上、説明したように、制御装置が何らかの原因で一時的に停止した場合でも、停止した時間に応じて、制御装置が復帰した後直ちに撮影が行えるように制御するとともに、スイッチ素子の劣化を抑制することができる。つまり、放射線撮像システム100が、撮影不可能な状態において、容易に撮影可能な状態に復帰できることが期待できる場合には、迅速に撮影に復帰できることを優先するように制御している。一方で、放射線撮像システム100が、撮影不可能な状態において、容易には撮影可能な状態に復帰できない場合には、スイッチ素子の劣化の抑制を優先するように制御することが可能となる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 放射線撮像システム
200 放射線撮像装置
201 放射線検出部
202 制御部
208 信号検出部
209 計測部
400 制御装置

Claims (14)

  1. 被写体を透過した放射線に応じた放射線画像を取得する放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置を制御する制御装置を備える放射線撮像システムであって、
    前記放射線撮像装置は、
    放射線を電気信号に変換する変換素子及び前記電気信号を転送するスイッチ素子を有する放射線検出部と、
    前記制御装置から出力される同期信号を検出する検出部と、
    前記同期信号に基づいて前記放射線検出部の動作の制御を行う制御部と、
    前記同期信号が以前に検出されてからの経過時間を計測する計測手段と、を備え、
    前記放射線検出部の動作は、前記放射線検出部に入射した放射線に応じた放射線画像を取得する撮像動作と、前記放射線画像を補正するためのオフセット画像を取得するオフセット取得動作と、前記スイッチ素子のオン・オフ動作の切り替えを繰り返す撮影待機動作と、前記撮影待機動作よりも前記スイッチ素子を制御するためのオン電圧とオフ電圧の差が小さくなるように制御するスタンバイ動作とを含み、
    前記制御部は、前記経過時間に応じて、前記オフセット取得動作又は前記スタンバイ動作で前記放射線検出部を動作させ、前記制御部は、前記撮影待機動作で前記放射線検出部を動作させた累積時間が、閾値以上になった場合に前記制御装置にその旨を通知することを特徴とする放射線撮像システム。
  2. 被写体を透過した放射線に応じた放射線画像を取得する放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置を制御する制御装置とを備える放射線撮像システムであって、
    前記放射線撮像装置は、
    放射線を電気信号に変換する変換素子及び前記電気信号を転送するスイッチ素子を有する放射線検出部と、
    前記制御装置から出力される同期信号を検出する検出部と、
    前記同期信号に基づいて前記放射線検出部の動作の制御を行う制御部と、
    前記同期信号が以前に検出されてからの経過時間を計測する計測手段と、を備え、
    前記放射線検出部の動作は、前記放射線検出部に入射した放射線に応じた放射線画像を取得する撮像動作と、前記放射線画像を補正するためのオフセット画像を取得するオフセット取得動作と、前記スイッチ素子のオン・オフ動作の切り替えを繰り返す撮影待機動作と、前記撮影待機動作よりも前記スイッチ素子を制御するためのオン電圧とオフ電圧の差が小さくなるように制御するスタンバイ動作とを含み、
    前記制御部は、前記経過時間に応じて、前記オフセット取得動作又は前記スタンバイ動作で前記放射線検出部を動作させ、
    前記制御部は、前記検出部が同期信号を検出し、且つ、前記制御装置から放射線照射スイッチへの入力がされていることを示す信号を検出している場合には、前記放射線検出部に前記撮像動作を行わせるように制御し、前記検出部が同期信号を検出し、且つ、前記制御装置から放射線照射スイッチへの入力がされていることを示す信号を検出していない場合には、前記放射線検出部に前記撮影待機動作を行わせるように制御することを特徴とする射線撮像システム。
  3. 前記放射線撮像装置は、前記制御装置から複数の撮影モードのうちの1つの撮影モードが指定され、前記指定された撮影モードに応じたフレームレートで複数の放射線画像を取得する動画撮影が可能であり、
    前記計測手段は、現在のフレームよりも前のフレームで前記同期信号を検出した時点と、現在のフレームにおいて同期信号が入力されていないと判定した時点までの差分に基づいて経過時間を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮像システム。
  4. 前記放射線撮像装置は、前記制御装置から出力される同期信号とは異なる同期信号である内部同期信号を自身で生成する内部信号生成部を備え、
    前記制御部は、前記経過時間に応じて、前記制御装置から出力される同期信号に基づく動作の制御から前記内部同期信号に基づく動作の制御に、前記放射線検出部の動作を変更することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  5. 前記撮影待機動作は、前記内部同期信号に基づいて動作することを特徴とする請求項に記載の放射線撮像システム。
  6. 前記制御部は、前記同期信号が検出されない場合で、且つ、前記経過時間が第一の時間よりも小さい場合に、前記放射線検出部の駆動を、スイッチ素子をオフ状態で停止させて維持することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の放射線撮像システム。
  7. 前記制御部は、前記同期信号が検出されない場合で、前記経過時間が前記第一の時間以上で且つ第二の時間よりも小さい場合に、前記オフセット取得動作で前記放射線検出部を動作させるように制御することを特徴とする請求項に記載の放射線撮像システム。
  8. 前記制御部は、前記同期信号が検出されない場合で、且つ、前記経過時間が前記第二の時間より大きい場合に、前記スタンバイ動作で前記放射線検出部を動作させるように制御することを特徴とする請求項に記載の放射線撮像システム。
  9. 被写体を透過した放射線に応じた放射線画像を取得し、御装置により制御される放射線撮像装置であって、
    放射線を電気信号に変換する変換素子及び前記電気信号を転送するスイッチ素子を有する放射線検出部と、
    前記制御装置から出力される同期信号を検出する検出部と、
    前記同期信号に基づいて前記放射線検出部の動作の制御を行う制御部と、
    前記同期信号が以前に検出されてからの経過時間を計測する計測手段と、を備え、
    前記放射線検出部の動作は、前記放射線検出部に入射した放射線に応じた放射線画像を取得する撮像動作と、前記放射線画像を補正するためのオフセット画像を取得するオフセット取得動作と、前記スイッチ素子のオン・オフ動作の切り替えを繰り返す撮影待機動作と、前記撮影待機動作よりも前記スイッチ素子を制御するためのオン電圧とオフ電圧の差が小さくなるように制御するスタンバイ動作とを含み、
    前記制御部は、前記経過時間に応じて、前記オフセット取得動作又は前記スタンバイ動作で前記放射線検出部を動作させ、
    前記制御部は、前記撮影待機動作で前記放射線検出部を動作させた累積時間が、閾値以上になった場合に前記制御装置に通知することを特徴とする放射線撮像装置。
  10. 放射線を電気信号に変換する変換素子及び前記電気信号を転送するスイッチ素子を有する放射線検出部を有し、御装置により制御される放射線撮像装置の制御方法であって、
    前記制御装置から出力される同期信号を検出するステップと、
    前記同期信号に基づいて前記放射線検出部の動作の制御を行うステップと、
    前記同期信号が以前に検出されてからの経過時間を計測するステップと、を有し、
    前記放射線検出部の動作は、前記放射線検出部に入射した放射線に応じた放射線画像を取得する撮像動作と、前記放射線画像を補正するためのオフセット画像を取得するオフセット取得動作と、前記スイッチ素子のオン・オフ動作の切り替えを繰り返す撮影待機動作と、前記撮影待機動作よりも前記スイッチ素子を制御するためのオン電圧とオフ電圧の差が小さくなるように制御するスタンバイ動作とを含み、
    前記経過時間に応じて、前記オフセット取得動作又は前記スタンバイ動作で前記放射線検出部を動作させるステップと、
    前記撮影待機動作で前記放射線検出部を動作させた累積時間が、閾値以上になった場合に前記制御装置にその旨を通知するステップと、を有することを特徴とする放射線撮像装置の制御方法。
  11. 放射線撮影システムの一部を構成する放射線撮影装置であって、
    放射線を電荷に変換する変換素子及び前記電荷を転送するスイッチ素子を有し、前記変換素子に入射した放射線に対応する放射線画像を取得するセンサ部と、
    複数の動作のうちの一つを実行するように前記センサ部を制御する制御部であって、
    前記複数の動作は、前記スイッチ素子を繰り返しオン・オフさせる撮影待機動作、前記スイッチ素子を制御するための電圧値を、前記撮影待機動作の電圧値より低くなるように変化させるスタンバイ動作、前記変換素子に入射する放射線に対応する放射線画像を取得する撮影動作、前記放射線画像を補正するためのオフセット画像を取得するオフセット取得動作、前記スイッチ素子をオフさせる停止動作、を含み、
    前記制御部は、同期信号を前に受信してからの経過時間が第一の時間より短い時は、前記停止動作を実行し、前記経過時間が前記第一の時間を超えて、第二の時間より短い時は、前記オフセット取得動作を実行することを特徴とする放射線撮影装置。
  12. 前記制御部は、前記経過時間が前記第二の時間を超えた時、前記スタンバイ動作を実行する請求項11記載の放射線撮影装置。
  13. 放射線撮影システムの一部を構成する放射線撮影装置であって、
    放射線を電荷に変換する変換素子及び前記電荷を転送するスイッチ素子を有し、前記変換素子に入射した放射線に対応する放射線画像を取得するセンサ部と、
    複数の動作のうちの一つを実行するように前記センサ部を制御する制御部であって、
    前記複数の動作は、前記スイッチ素子を繰り返しオン・オフさせる撮影待機動作、前記スイッチ素子を制御するための電圧値を、前記撮影待機動作の電圧値より低くなるように変化させるスタンバイ動作、前記変換素子に入射する放射線に対応する放射線画像を取得する撮影動作、前記放射線画像を補正するためのオフセット画像を取得するオフセット取得動作、を含み、
    前記制御部は、同期信号と、撮影要求を示す第一の信号とが入力された時、前記撮影動作を実行し、前記同期信号は入力されたが、前記第一の信号は入力されない時、前記撮影待機動作を実行することを特徴とする放射線撮影装置。
  14. 前記制御部は、前記撮影待機動作前に制御装置から指定された撮影モードでのオフセット取得動作を実行する請求項13記載の放射線撮影装置。
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