JP2020103686A - 吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法、及び、製造装置 - Google Patents

吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法、及び、製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020103686A
JP2020103686A JP2018246514A JP2018246514A JP2020103686A JP 2020103686 A JP2020103686 A JP 2020103686A JP 2018246514 A JP2018246514 A JP 2018246514A JP 2018246514 A JP2018246514 A JP 2018246514A JP 2020103686 A JP2020103686 A JP 2020103686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
holding
continuous
sheet
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018246514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7171428B2 (ja
Inventor
建次 大場
Kenji Oba
建次 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP2018246514A priority Critical patent/JP7171428B2/ja
Priority to PCT/JP2019/050904 priority patent/WO2020138200A1/ja
Priority to CN201980082831.9A priority patent/CN113195179B/zh
Publication of JP2020103686A publication Critical patent/JP2020103686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7171428B2 publication Critical patent/JP7171428B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D1/00Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor
    • B26D1/01Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work
    • B26D1/12Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis
    • B26D1/25Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a non-circular cutting member
    • B26D1/34Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a non-circular cutting member moving about an axis parallel to the line of cut
    • B26D1/40Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a cutting member moving about an axis with a non-circular cutting member moving about an axis parallel to the line of cut and coacting with a rotary member
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26FPERFORATING; PUNCHING; CUTTING-OUT; STAMPING-OUT; SEVERING BY MEANS OTHER THAN CUTTING
    • B26F1/00Perforating; Punching; Cutting-out; Stamping-out; Apparatus therefor
    • B26F1/38Cutting-out; Stamping-out

Abstract

【課題】使い捨ておむつ等の吸収性物品に係る連続シートの複合体を安定して製造する。【解決手段】 第1連続シート(3a)を搬送する搬送工程と、第1連続シート(3a)を摺動状態に保持しながら保持ロール(21)を回転する保持ロール回転工程と、カッターロール(31)を駆動回転するカッターロール回転工程と、保持ロール(21)の受け刃(23)が、カッターロール(31)のカッター刃(33)と共同して第1連続シート(3a)を切断して単票状シート(3)を生成する切断生成工程と、単票状シート(3)を非摺動状態に保持する保持工程と、搬送される第2連続シート(5a)に単票状シート(3)を接合して引き渡す引き渡し工程と、を有し、保持ロール(21)及びカッターロール(31)のうち、少なくとも一方のロールは、支持軸(25,26)と入力軸(215)とを有し、支持軸の外径(D26)は、入力軸の外径(D215)よりも大きい。【選択図】図6

Description

本発明は、吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法、及び、製造装置に関する。
従来、使い捨ておむつ等の吸収性物品の製造ラインにおいて、第1連続シートを切断して所定長さの単票状シートを生成し、生成された単票状シートを、第2連続シート上において同シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら当該第2連続シートに接合して引き渡すことによって、連続シートの複合体を製造する方法が知られている。例えば、特許文献1には、サーボモータを駆動源にして駆動歯車等を介して動力を伝達し、シェルセグメントを有する転送装置を回転させることによって、部品を搬送してキャリアに引き渡す装置が開示されている。
特開2012‐125587号公報
搬送されているシート部材に他のシート部材をカットしてから転写する際には、搬送速度を正確にコントロールする必要がある。これに対して、特許文献1に記載されているような製造装置を用いて連続シートの複合体を製造する場合、サーボモータから転送装置への動力伝達過程で応答性が悪化したり、回転制御が難しくなったりする問題があった。特に、使い捨ておむつ等に用いる複合シートを製造する製造装置では、シートを保持しつつ搬送するロールが大きくなり、装置自体の荷重や運転時のイナーシャ(慣性モーメント)が大きくなりやすく、連続シートの複合体を安定して製造することが困難であった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に係る連続シートの複合体を安定して製造することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、第1連続シートから単票状シートを切断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに接合して引き渡すことにより、吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として第1搬送速度値で前記第1連続シートを搬送する搬送工程と、前記第1連続シートの搬送方向に回転方向を沿わせつつ保持ロールを駆動回転する保持ロール回転工程であって、前記第1連続シートが、前記保持ロールの外周面に対して摺動するように前記外周面で前記第1連続シートを保持しながら前記保持ロールを回転する前記保持ロール回転工程と、前記保持ロールの前記回転方向の第1所定位置に配されたカッターロールの回転方向を前記搬送方向に沿わせつつ、前記カッターロールを駆動回転するカッターロール回転工程と、前記保持ロールの前記回転方向の前記第1所定位置を前記保持ロールの前記外周面の受け刃が通過する際に、前記受け刃が、前記カッターロールのカッター刃と共同して前記第1連続シートを切断して前記単票状シートを生成する切断生成工程と、前記外周面に前記単票状シートを非摺動状態に保持する保持工程と、前記外周面に非摺動状態に保持された前記単票状シートが前記回転方向の第2所定位置を通過する際に、前記第2所定位置へ向けて前記第1搬送速度値よりも大きい第2搬送速度値で搬送される前記第2連続シートに前記外周面の前記単票状シートを接合して引き渡す引き渡し工程と、を有し、前記保持ロールは、前記第2所定位置を通過する際の前記回転方向における速度値が、前記第2搬送速度値と同値となるように回転し、前記保持ロール及び前記カッターロールのうち、少なくとも一方のロールは、前記一方のロールを回転可能に支持する支持軸と、前記一方のロールを回転するために駆動され且つ前記一方のロールに一体的に設けられた入力軸とを、有し、前記支持軸の外径は、前記入力軸の外径よりも大きい、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、使い捨ておむつ等の吸収性物品に係る連続シートの複合体を安定して製造することができる。
図1Aは、裏面シート1の概略平面図であり、図1Bは、裏面シート1の元となる中間部品1aの概略平面図である。 製造装置10の概略側面図である。 アンビルロール21の速度パターンの説明図である。 図3の速度パターンの説明のための補助図であって、図2と同じ製造装置10の概略側面図である。 アンビルロール機構20及びカッターロール機構30の具体的な構成の一例を表す図である。 アンビルロール機構20の構成について説明するための概略断面図である。 製造装置10の第1変形例を表す概略断面図である。 製造装置10の第2変形例を表す概略断面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
第1連続シートから単票状シートを切断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに接合して引き渡すことにより、吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として第1搬送速度値で前記第1連続シートを搬送する搬送工程と、前記第1連続シートの搬送方向に回転方向を沿わせつつ保持ロールを駆動回転する保持ロール回転工程であって、前記第1連続シートが、前記保持ロールの外周面に対して摺動するように前記外周面で前記第1連続シートを保持しながら前記保持ロールを回転する前記保持ロール回転工程と、前記保持ロールの前記回転方向の第1所定位置に配されたカッターロールの回転方向を前記搬送方向に沿わせつつ、前記カッターロールを駆動回転するカッターロール回転工程と、前記保持ロールの前記回転方向の前記第1所定位置を前記保持ロールの前記外周面の受け刃が通過する際に、前記受け刃が、前記カッターロールのカッター刃と共同して前記第1連続シートを切断して前記単票状シートを生成する切断生成工程と、前記外周面に前記単票状シートを非摺動状態に保持する保持工程と、前記外周面に非摺動状態に保持された前記単票状シートが前記回転方向の第2所定位置を通過する際に、前記第2所定位置へ向けて前記第1搬送速度値よりも大きい第2搬送速度値で搬送される前記第2連続シートに前記外周面の前記単票状シートを接合して引き渡す引き渡し工程と、を有し、前記保持ロールは、前記第2所定位置を通過する際の前記回転方向における速度値が、前記第2搬送速度値と同値となるように回転し、前記保持ロール及び前記カッターロールのうち、少なくとも一方のロールは、前記一方のロールを回転可能に支持する支持軸と、前記一方のロールを回転するために駆動され且つ前記一方のロールに一体的に設けられた入力軸とを、有し、前記支持軸の外径は、前記入力軸の外径よりも大きい、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法である。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、入力軸の外径を小さくすることで、保持ロール(若しくはカッターロール)を駆動回転させる際にイナーシャの影響を小さくできる。一方、保持ロール(若しくはカッターロール)の支持軸の外径を大きくすることで、保持ロール(カッターロール)の駆動回転を安定して支持可能することができる。したがって、支持軸の外径を入力軸の外径よりも大きくすることで、保持ロール(カッターロール)の駆動回転を所定の速度パターンにて正確に制御することが可能となる。これにより、連続シートを安定して製造することができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記一方のロールに対して駆動回転力を付与するサーボモータを有し、前記サーボモータからの駆動回転力を出力する出力軸と、前記入力軸とが同軸上に位置している、ことが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、サーボモータによって発生する駆動回転力が、出力軸から入力軸へとスムーズに伝達されやすく、保持ロール(カッターロール)の回転速度を周期的に加減速する際の応答性を高めやすくなる。これにより、保持ロール(カッターロール)の回転制御を高精度に行うことが可能となり、連続シートをより安定して製造することができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記支持軸を保持しつつ位置を固定するための支持軸保持穴を備えた第1保持板と、前記第1保持板と平行に設けられ、前記サーボモータを保持しつつ位置を固定するためのサーボモータ保持穴を備えた第2保持板と、を有し、前記支持軸保持穴の中心と、前記サーボモータ保持穴の中心とが、同軸上に位置している、ことが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、支持軸保持穴及びサーボモータ保持穴を基準とすることで、保持ロール及びサーボモータを配置する際の位置調整を正確且つ容易に行うことができる。これにより、保持ロール(カッターロール)の回転軸と、サーボモータの回転軸とがずれにくくなり、保持ロール(カッターロール)の駆動回転制御をより精度良く行うことが可能となる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記第1保持板と、前記第2保持板とは、前記一方のロールの軸方向に所定の間隔をあけて互いに連結されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、第1保持板と、第2保持板との位置関係が互いに固定されることにより、支持軸保持穴及びサーボモータ保持穴の位置関係等も互いに固定される。したがって、保持ロール(カッターロール)とサーボモータとの同軸関係を維持しやすくなり、保持ロール(カッターロール)の駆動回転制御をより精度良く行うことができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記一方のロールの軸方向において、前記サーボモータ保持穴と前記入力軸とが重複する部分を有している、ことが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、サーボモータ保持穴と入力軸とが重複している分だけ、軸方向(CD方向)における製造装置の幅が狭くなり、製造装置をコンパクトに構成することができる。したがって、製造装置の設置スペースが小さくなり、装置設計の自由度を高めやすくすることができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記入力軸は、リジッドカップリングによって前記サーボモータの前記出力軸と接続されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、リジッドカップリングを使用することにより、出力軸と入力軸とが一体化され、より正確な駆動回転制御を行いやすくなる。また、出力軸と入力軸との間に、歯車やベルト等の伝達補助部品が設けられないため、サーボモータからの駆動回転力を保持ロール(カッターロール)にロスなく伝達させることができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記保持ロールの軸方向において、前記保持ロールの前記外周面のうち前記受け刃が設けられている部分と、前記支持軸とが、少なくとも一部で重複する、ことが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、保持ロールのうち受け刃が設けられている領域は、シートを切断する際に負荷がかかりやすい領域であるところ、当該領域と軸方向(CD方向)に重複する部分において、支持軸によって負荷を支持することができる。したがって、保持ロール及びカッターロールの駆動回転を安定して行いやすくすることができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記支持軸の外径は、前記保持ロールの外径の1/3以上である、ことが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、支持軸の外径の大きさが、少なくとも保持部の肉厚以上となるため、支持軸自体の強度が不足したり、保持ロールの重量が重くなりすぎたりすることを抑制できる。したがって、支持軸によって保持ロールを安定して支持することができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記保持ロールの前記外周面に設けられた吸気孔から前記支持軸の内部に連通して、前記外周面で前記第1連続シートを保持するための吸着力を発生させる吸引機構を有し、前記吸引機構が前記支持軸に設けられている、ことが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、サーボモータから保持ロール(カッターロール)への駆動回転力の伝達経路と独立して、支持軸側に吸引機構を設けることができる。これにより、両者が干渉することなく、安定した駆動回転制御が行いやすくなる。また、保持ロール機構の構造が複雑になってしまうことが抑制される。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記保持ロールに設けられた前記受け刃の数と、前記カッターロールに設けられた前記カッター刃の数とが等しい、ことが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、保持ロールの駆動回転とカッターロールの駆動回転とを同期させた場合に、互いに対応するカッター刃と受け刃とを常に同じ組み合わせで共同させることができる。したがって、連続シートの切断動作を安定して行うことができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、前記保持ロールに対して駆動回転力を付与するサーボモータは、前記カッターロールに対して駆動回転力を付与するサーボモータとは別体のサーボモータである、ことが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法によれば、一つのサーボモータで二つのロールを駆動する場合と比較して、各モータに作用する保持ロール及びカッターロールの慣性モーメント(イナーシャ)を小さくすることができる。これにより、各ロールの応答性が高まり、より高精度な駆動回転制御を行うことができる。
また、第1連続シートから単票状シートを切断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに接合して引き渡すことにより、吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する製造装置であって、前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として第1搬送速度値で前記第1連続シートを搬送する搬送機構と、前記第1連続シートの搬送方向に回転方向を沿わせつつ保持ロールを駆動回転する保持ロール機構であって、前記第1連続シートが、前記保持ロールの外周面に対して摺動するように前記外周面で前記第1連続シートを保持しながら前記保持ロールを回転する前記保持ロール機構と、前記保持ロールの前記回転方向の第1所定位置に配されたカッターロールの回転方向を前記搬送方向に沿わせつつ、前記カッターロールを駆動回転するカッターロール機構と、を有し、前記保持ロールの前記回転方向の前記第1所定位置を前記保持ロールの前記外周面の受け刃が通過する際に、前記受け刃が、前記カッターロールのカッター刃と共同して前記第1連続シートを切断して前記単票状シートを生成し、前記外周面に前記単票状シートを非摺動状態に保持し、前記外周面に非摺動状態に保持された前記単票状シートが前記回転方向の第2所定位置を通過する際に、前記第2所定位置へ向けて前記第1搬送速度値よりも大きい第2搬送速度値で搬送される前記第2連続シートに前記外周面の前記単票状シートを接合して引き渡し、前記保持ロールは、前記第2所定位置を通過する際の前記回転方向における速度値が、前記第2搬送速度値と同値となるように回転し、前記保持ロール及び前記カッターロールのうち、少なくとも一方のロールは、前記一方のロールを回転可能に支持する支持軸と、前記一方のロールを回転するために駆動され且つ前記一方のロールに一体的に設けられた入力軸とを、有し、前記支持軸の外径は、前記入力軸の外径よりも大きい、ことを特徴とする製造装置が明らかとなる。
このような製造装置によれば、入力軸の外径を小さくすることで、保持ロール(若しくはカッターロール)を駆動回転させる際にイナーシャの影響を小さくできる。一方、保持ロール(若しくはカッターロール)の支持軸の外径を大きくすることで、保持ロール(カッターロール)の駆動回転を安定して支持可能することができる。したがって、支持軸の外径を入力軸の外径よりも大きくすることで、保持ロール(カッターロール)の駆動回転を所定の速度パターンにて正確に制御することが可能となる。これにより、連続シートを安定して製造することができる。
===実施形態===
本実施形態の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法及び製造装置10は、同連続シートの複合体の一例として、使い捨ておむつの裏面シート1の元となる中間部品1aの製造に供される。図1Aは、裏面シート1の概略平面図であり、図1Bは、裏面シート1の元となる中間部品1aの概略平面図である。
この使い捨ておむつは、所謂テープ式のおむつである。すなわち、同おむつは、着用者に装着する際に、おむつの幅方向の両側に位置する一対のファスニングテープ(不図示)をターゲットテープに係止するタイプのおむつである。
そのため、この裏面シート1は、おむつの外装をなす外装シート5と、外装シート5の厚さ方向の外側の面(着用者の非肌側に位置する面)に接合されたターゲットテープ3と、を有している。そして、外装シート5の厚さ方向の内側の面(着用者の肌側に位置する面)に、液不透過性の防漏シート(不図示)や、パルプ繊維を成形してなる吸収体(不図示)、液透過性の表面シート等(不図示)が順次積層固定されて、これにより、おむつの基部が生成される。
なお、外装シート5の素材には、樹脂繊維を主材とする柔軟な不織布等を使用可能であり、ここでは、スパンボンド不織布が使用されている。一方、ターゲットテープ3の素材には、ファスニングテープの雄材(フック材)との間で適度な係合性を有した素材を使用可能であり、その一例としては、面ファスナーの雌材(ループ材)やエアスルー不織布等が挙げられる。そして、ここでは、エアスルー不織布が使用されている。
このような裏面シート1の元となる中間部品1aは、図1Bに示すように、製品ピッチP1で裏面シート1の単位に切断される前の連続体である。すなわち、中間部品1aは、外装シート5の原反としての連続ウエブ5a上に、その連続方向に製品ピッチP1で複数の単票状のターゲットテープ3,3…が並んで接合されたものである。そして、このような中間部品1aは、本実施形態の製造方法及び製造装置10で製造される。
すなわち、この製造方法及び製造装置10では、先ず、ターゲットテープ3の原反となるターゲットテープの連続体3a(「第1連続シート」に相当)を切断して単票状のターゲットテープ3を生成し、このターゲットテープ3を、外装シート5の原反となる連続ウエブ5a(「第2連続シート」に相当)上にその連続方向に製品ピッチP1で接合して、これにより中間部品1aを製造する。
<製造装置10を用いたシート製造方法の概要>
先ず、製造装置10、及び、製造装置10を用いて裏面シート1(連続シートの複合体)を製造する方法の概要について説明する。図2は、製造装置10の概略側面図である。この製造装置10には、同装置10の幅方向としてCD方向(図2中では、紙面を貫通する方向)が設定されている。そして、この例では、CD方向は水平方向を向いているが、何等これに限らない。また、この例では、CD方向と直交する二方向として鉛直な上下方向と水平な前後方向とが設定されていて、これにより、ターゲットテープの連続体3a及び外装シートの連続ウエブ5aの各搬送方向は、上下方向と前後方向との両者で規定される方向を向いている。そして、ターゲットテープの連続体3a及び外装シートの連続ウエブ5aの各幅方向は、それぞれCD方向と平行である。更に、CD方向及び搬送方向と直交する方向をZ方向と定義した場合には、当該Z方向は、それぞれ、ターゲットテープの連続体3a及び外装シートの連続ウエブ5aの各厚さ方向と平行である。
図2に示すように、この製造装置10はスリップカット装置である。すなわち、同装置10は、(1)ターゲットテープの連続体3a(第1連続シート)を搬送方向に沿って第1搬送速度値V3aで搬送するターゲットテープ搬送機構11と、(2)ターゲットテープの連続体3aの両面のうちの一方の面に接着剤(不図示)を塗布する接着剤塗布装置15と、(2)第1搬送速度値V3aよりも大きい周速値V21でアンビルロール21(保持ロールに相当)を回転することにより、ターゲットテープ搬送機構11から搬送されるターゲットテープの連続体3aを、アンビルロール21の外周面21aに対して回転方向に摺動させながら外周面21aで保持するアンビルロール機構20と、(3)アンビルロール21の外周面21aに設けられた受け刃23と共同してターゲットテープの連続体3aを挟圧して切断することにより、同連続体3aから単票状のターゲットテープ3(単票状シート)を生成するカッターロール31(カッターロール機構30)と、(4)ターゲットテープの連続体3aから切り離されてアンビルロール21の外周面21aに非摺動状態に保持されるターゲットテープ3に向けて、外装シート5の連続ウエブ5a(第2連続シート)を、アンビルロール21の回転方向Dc21に搬送方向を沿わせつつ上記の第1搬送速度値V3a(mpm)よりも大きな第2搬送速度値V5a(mpm)で搬送することにより、同連続ウエブ5a上にターゲットテープ3を上記の接着剤で接合して引き渡す連続ウエブ搬送機構40と、を有する。
ターゲットテープ搬送機構11(第1搬送機構に相当)は、例えばサクションベルトコンベアである。すなわち、搬送面としての外周面に複数の吸気孔(不図示)が形成された無端ベルト12を有し、これら吸気孔からの吸気によって無端ベルト12の外周面に面接触状態でターゲットテープの連続体3aを吸着する。そして、この吸着状態で、無端ベルト12がサーボモータを駆動源として駆動周回することにより、ターゲットテープの連続体3aを、一定に維持された上記第1搬送速度値V3a(mpm)で搬送方向に沿って搬送する。
但し、ターゲットテープ搬送機構11は、何等サクションベルトコンベアに限らない。例えば、ピンチロール装置(不図示)を用いても良い。すなわち、同ピンチロール装置では、上下一対の互いに逆向きに回転する駆動ロールでターゲットテープの連続体3aを挟み込みながら搬送する。
接着剤塗布装置15は、ホットメルト接着剤等の接着剤を吐出するノズル15Nと、ノズル15Nへ接着剤を送る不図示のポンプと、を有する。そして、ノズル15Nから接着剤を吐出することにより、ターゲットテープの連続体3aの両面のうちの一方の面に接着剤を塗布する。
接着剤の塗布パターンとしては、搬送方向に沿った波状線がCD方向に複数並んでなるΩパターンや、搬送方向に沿った直線がCD方向に複数並んでなるストライプパターン、搬送方向に沿った螺旋状の線がCD方向に複数並んでなるスパイラルパターン等を例示できて、ここでは、Ωパターンが使用されている。また、この例では、接着剤は、CD方向の両端に至るようにCD方向のほぼ全域に亘って塗布されているが、何等これに限らない。
アンビルロール機構20(保持ロール機構に相当)は、既述のアンビルロール21を有する。そして、同ロール21は、CD方向に沿った回転軸C21回りに回転可能に支持されていて、これにより、同ロール21は、ターゲットテープの連続体3aの搬送方向に回転方向Dc21を沿わせて回転可能である。また、同ロール21には、後述するサーボモータ120が連結されていて、同サーボモータ120から駆動回転力が付与されて同ロール21は回転方向Dc21に駆動回転する。
ここで、アンビルロール21の外周面21aは、シート状物を面接触状態で巻き付けながら保持する保持機能を有し、これにより、ターゲットテープの連続体3aや単票状のターゲットテープ3を面接触状態で保持する。この例では、かかる保持機能を、外周面21aに形成された複数の吸気孔24で実現している(図5参照)。すなわち、これら吸気孔24からの吸気によってアンビルロール21の外周面21aは吸着力を帯び、この吸着力が、上述のターゲットテープの連続体3aや単票状のターゲットテープ3を保持する保持力になる。但し、外周面21aに保持力を付与する方法は、何等これに限らず、例えば静電気の引力による方法等、別の手法を用いても良い。
そして、かようなアンビルロール21の外周面21aには、上述のターゲットテープの連続体3aが外周面21aの略接線方向に沿って搬送され、同連続体3aは、上述の保持力によって外周面21aに面接触状態で巻き付いて保持される。なお、外周面21aへの同連続体3aの巻き付き開始位置Swstは、回転方向Dc21におけるカッターロール31の配置位置S31よりも所定角度だけ上流側に位置している。
ここで、このアンビルロール21の周速値V21(mpm)は、ターゲットテープの連続体3aの第1搬送速度値V3aよりも大きな速度値に設定されている。よって、ターゲットテープの連続体3aは、アンビルロール21の外周面21aに対して上流側に摺動するように面接触状態で外周面21aに保持される。つまり、ターゲットテープの連続体3aは、外周面21aを摺動しながら、上述の第1搬送速度値V3aに基づいて徐々に回転方向Dc21の下流側へ移動する。
他方、アンビルロール21の外周面21aには、カッターロール31の後述のカッター刃33を受ける受け刃23が設けられている。また、この例では、同受け刃23は、アンビルロール21の回転半径方向Dr21の外方を向いた円弧面23aを有し、更に、当該円弧面23aは、アンビルロール21の外周面21aと同心円の関係にあるとともに、外周面21aと同半径の円弧状に形成されていて、これにより、当該円弧面23aと外周面21aとは所謂面一関係にある。そして、かかる受け刃23が、回転方向Dc21におけるカッターロール31の配置位置S31(第1所定位置に相当)を通過する際には、アンビルロール21に連動して回転するカッターロール31のカッター刃33と共同して、同受け刃23の上記円弧面23aが外周面21a上のターゲットテープの連続体3aを挟圧することにより、ターゲットテープの連続体3aを切断してその先端側の部分3eを切り離す。そして、この切り離された先端側の部分3eが、単票状のターゲットテープ3となる。
なお、この切り離されたターゲットテープ3は、以降、アンビルロール21の外周面21a及び受け刃23に非摺動状態に保持されて、これにより、当該外周面21a及び受け刃23と一体となってアンビルロール21の周速値V21で回転方向Dc21の下流へと搬送される。そして、このときに、この周速値V21と上記ターゲットテープの連続体3aの第1搬送速度値V3aとの差に基づいて、この後に切断生成されるターゲットテープ3との間に間隔D3が形成される。
ちなみに、この例では、図2に示すように、受け刃23は、アンビルロール21に着脱可能な同ロール21とは別部材として構成されている。よって、当該受け刃23が摩耗した際には、同受け刃23のみを交換すれば良く、つまり、アンビルロール21自体の交換を要さない。そのため、整備コストの削減が図られている。
カッターロール機構30は、既述のカッターロール31を有する。カッターロール31は、前述のようにアンビルロール21の回転方向Dc21の所定位置S31に配置されている。そして、同ロール31は、CD方向に沿った回転軸C31回りに回転可能に支持されていて、これにより、同ロール31は、ターゲットテープの連続体3aの搬送方向に回転方向Dc31を沿わせて回転可能である。また、同ロール31には、アンビルロール21のサーボモータ120とは別のサーボモータ130(図2では不図示)が連結されていて、これにより、同モータから駆動回転力が付与されて同ロール31は回転方向Dc31に駆動回転する。すなわち、アンビルロール21とカッターロール31とは、それぞれ専用のサーボモータ120,130を個別に有している。よって、一つのサーボモータで二つのロール21,31を駆動する場合と比較して、各モータに作用し得るアンビルロール21及びカッターロール31の慣性モーメントを小さくすることができて、これにより、アンビルロール21及びカッターロール31は、それぞれ高い応答性で回転可能となる。そして、その結果、アンビルロール21及びカッターロール31は、それぞれ、後述する速度パターンに基づいて円滑に回転可能となる。
また、カッターロール31の外周面31aには、CD方向に延びたブレード状のカッター刃33が、アンビルロール21の受け刃23の配置数と同数の一つだけ配置されている。更に、アンビルロール21の回転方向Dc21の回転によって受け刃23の円弧面23aが描く周回軌跡上における受け刃23の回転方向Dc21の配置ピッチ(m)と、カッターロール31の回転方向Dc31の回転によってカッター刃33の刃先が描く周回軌跡上におけるカッター刃33の回転方向Dc31の配置ピッチ(m)とは、互いに同じとされている。例えば、カッター刃33と受け刃23とが、それぞれ一つずつ設けられている場合には、上記の配置ピッチ(m)は、それぞれ、上記の各周回軌跡の1周分の周長(m)となっている。そして、これら各周長同士が互いに同値となっている。
よって、後述する速度パターンに基づいてカッターロール31とアンビルロール21とが、互いにカッター刃33の回転方向Dc31の速度値V33(mpm)と受け刃23の回転方向Dc21の速度値V23(mpm)とを揃えながら回転することにより、カッターロール31とアンビルロール21とは、ターゲットテープの連続体3aを挟圧して切断してターゲットテープ3を生成可能である。すなわち、アンビルロール21の受け刃23が、その回転方向Dc21におけるカッターロール31の配置位置S31を通過する際に、同受け刃23にカッター刃33が対向するように、カッターロール31は回転することができて、これにより、受け刃23とカッター刃33とは互いに共同してターゲットテープの連続体3aを挟圧可能である。なお、以下では、このような挟圧による切断処理がなされる上記カッターロール31の配置位置S31のことを「切断処理位置S31」とも言う。
連続ウエブ搬送機構40は、外装シートの連続ウエブ5aを所定の搬送経路で搬送する。連続ウエブ5aは、アンビルロール21の回転方向Dc21におけるカッターロール31の配置位置S31よりも下流側の所定位置S43(第2所定位置に相当)に向けて搬送される。すなわち、同連続ウエブ5aは、当該所定位置S43で、アンビルロール21の外周面21aに最も接近するような搬送経路で搬送されている。よって、アンビルロール21の外周面21aに非摺動状態に保持されたターゲットテープ3が上記所定位置S43を通過する際に、外装シートの連続ウエブ5aにターゲットテープ3が前述の接着剤で接合されて引き渡される。そして、以降、ターゲットテープ3は、連続ウエブ5aと一体となって同連続ウエブ5aの搬送方向に搬送されて、これにより、裏面シート1の中間部品1aが生成される。なお、以下では、上記のような引き渡し処理がなされる上記の所定位置S43のことを「引き渡し処理位置S43」とも言う。
このような搬送経路を形成すべく連続ウエブ搬送機構40は、例えば、連続ウエブ5aの搬送方向に並ぶ3本のロール41,43,41を有する。各ロール41,43,41は、それぞれCD方向に沿った回転軸C41,C43,C41回りに回転可能に支持されている。また、各ロール41,43,41は、それぞれ、不図示のサーボモータから駆動回転力を付与されて駆動回転する。そして、これらロール41,43,41が連続ウエブ5aに接触することにより、各ロール41,43,41から搬送方向の搬送力を得て連続ウエブ5aは搬送方向に搬送される。
ここで、これら3本のロール41,43,41のうちの搬送方向の真ん中に位置するロール43は、上記の引き渡し処理位置S43の近傍位置に配置されている。また、同ロール43の外周面43aとアンビルロール21の外周面21aとの間のクリアランスCLは、アンビルロール21の外周面21aに保持されたターゲットテープ3が上記引き渡し処理位置S43を通過する際に、アンビルロール21とロール43との両者で、ターゲットテープ3と連続ウエブ5aとの両者を厚さ方向から若干挟圧するような寸法に設定されている。
よって、アンビルロール21の外周面21aに保持されたターゲットテープ3が上記引き渡し処理位置S43を通過する際には、同外周面21aのターゲットテープ3と連続ウエブ5aとが挟圧されて前述の接着剤で接合されて、これにより、ターゲットテープ3は外周面21aから連続ウエブ5aの方へと引き渡される。
また、前述のように、この連続ウエブ5aの第2搬送速度値V5aは、前述のターゲットテープ3の第1搬送速度値V3aよりも大きい一定値に設定されている。そのため、上記の引き渡し処理位置S43では、連続ウエブ5a上において搬送方向の下流に隣り合うターゲットテープ3との間に間隔D3をあけた状態でアンビルロール21の外周面21aのターゲットテープ3を連続ウエブ5aに接合することができる。
ところで、かかるターゲットテープ3を連続ウエブ5aに接合して引き渡す際に生じ得る皺を抑制する観点からは、当該引き渡し処理位置S43をターゲットテープ3が通過する際のアンビルロール21の周速値V21(mpm)を、連続ウエブ5aの第2搬送速度値V5aと同値に揃える必要がある。すなわち、少なくとも引き渡し処理位置S43を受け刃23が通過する際の受け刃23の回転方向Dc21の速度値V23(mpm)を、連続ウエブ5aの第2搬送速度値V5aと同値に揃える必要がある。
しかし、従来のスリップカット装置では、アンビルロールの周速値を、回転方向の全周に亘って一定に維持することが一般的であり、また、これに合わせて、カッターロールの周速値についても、その回転方向の全周に亘って一定に維持することが一般的である。そのため、引き渡し処理位置S43に相当する位置での受け刃の速度値を上記の第2搬送速度値V5aと同値に揃えると、これに起因して、ターゲットテープの連続体3sの切断を行うべき切断処理位置S31に相当する所定位置S31’でも、受け刃及びカッター刃が、それぞれ第2搬送速度値V5aと同じ速度値Vs’で各回転方向に移動することになる。しかし、ここで当該速度値Vs’は、上記の所定位置S31’で切断すべきターゲットテープの連続体3sの第1搬送速度値V3aよりも大きな速度値である。
そのため、従来のスリップカット装置では、受け刃とカッター刃とで連続体3aを切断する際には、これら各刃の回転方向速度値と、ターゲットテープの連続体3aの第1搬送速度値V3aとの差に起因して、ターゲットテープの連続体3aには、これら各刃から回転方向の下流側を向いた引っ張り力が付与される。しかし、ここで仮に当該差が過大な場合には、引っ張り力も過大となってしまい、その結果、切断に伴ってターゲットテープの連続体3aを引きちぎってしまい得る等、切断が不安定になるおそれがある。
そこで、図2の本実施形態では、アンビルロール21を規定の速度パターン(図3)に基づいて回転することにより、受け刃23の回転方向Dc21の速度値V23を、次のように回転方向Dc21の位置に応じて変化させている。すなわち、図2の引き渡し処理位置S43を通過する際の受け刃23の回転方向Dc21の速度値V23(mpm)を、連続ウエブ5aの第2搬送速度値V5aと同値にしているとともに、上記の切断処理位置S31を通過する際の受け刃23の回転方向Dc21の速度値V23(mpm)を、引き渡し処理位置S43を通過する際の受け刃23の回転方向Dc21の速度値V23(mpm)よりも小さくしている。また、カッターロール31も、上記の速度パターンで回転するアンビルロール21と連動して回転するようにしている。すなわち、カッター刃33の回転方向Dc31の速度値V33が、受け刃23の回転方向Dc21の速度値V23と同値になるように、カッターロール31も連動して回転している。
よって、引き渡し処理位置S43での受け刃23の速度値V23を、連続ウエブ5aへのターゲットテープ3の円滑な引き渡しに必要な第2搬送速度値V5aと同値に揃えながらも、切断処理位置S31での切断の際の受け刃23及びカッター刃33の各速度値V23,V33を、第2搬送速度値V5aよりも小さい第1搬送速度値V3aに近づけることができる。すなわち、当該切断の際の受け刃23及びカッター刃33の各速度値V23,V33とターゲットテープの連続体3aの第1搬送速度値V3aとの差を小さくできる。そして、これにより、切断の際に受け刃23及びカッター刃33からターゲットテープの連続体3aに付与され得る回転方向Dc21,Dc31の引っ張り力を軽減可能となって、その結果、切断の安定化を図ることができる。
図3は、アンビルロール21の上記速度パターンの説明図である。また、図4は、当該説明の補助図であって、図2と同じ製造装置10の概略側面図である。
なお、図3の横軸は、アンビルロール21の回転方向Dc21における受け刃23(詳しくは同刃23における周方向の中央部)の位置であり、縦軸は、同受け刃23(詳しくは同刃23の円弧面23a)の回転方向Dc21の速度値V23(mpm)である。また、前者の回転方向Dc21の位置(以下、回転位置とも言う)は、アンビルロール21の回転軸C21回りの回転角度(図4)で示されている。そして、図4に示すように、当該回転角度は、アンビルロール21においてカッターロール31と最も接近する上端位置を「0°」とするとともに、アンビルロール21が回転軸C21回りに時計回りに回転することから、上記の上端位置の0°を起点として時計回りで一周する際の各回転位置に対して0°〜360°(0°)までの角度を割り振っている。
また、カッターロール31も、上記の速度パターンに基づいて回転する。そのため、図3の横軸は、カッターロール31の回転方向Dc31におけるカッター刃33(詳しくは、同刃33の刃先)の位置でもあり、そして、縦軸は、同カッター刃33(詳しくは、同刃33の刃先)の回転方向Dc31の速度値V33(mpm)でもある。但し、図4に示すように、カッターロール31は、アンビルロール21とは逆の反時計回りに回転するとともに、アンビルロール21の直上に位置していることから、カッターロール31においてアンビルロール21と最も接近する下端位置を「0°」の回転位置としているとともに、そこから反時計回りで一周する際の各回転位置に対して0°〜360°(0°)までの角度を割り振っている。
そして、この速度パターンは、アンビルロール21及びカッターロール31の一回転を1サイクルとして設定されている。よって、0°から360°までの各回転位置に対応させて、それぞれ、受け刃23及びカッター刃33の各回転方向Dc21,Dc31の速度値V23,V33(mpm)が設定されている。そして、これら各ロール21,31は、それぞれ、一回転分の回転動作を上記速度パターンで行いつつ、当該回転動作を繰り返すようになっている。
一方、図4を参照して前述したように、0°の回転位置でアンビルロール21とカッターロール31とが互いに最も接近することから、これらアンビルロール21及びカッターロール31では、それぞれ当該0°の回転位置が、前述の切断処理位置S31となっている。また、アンビルロール21については、この切断処理位置S31よりも回転方向Dc21の上流側の例えば−20°(340°)の回転位置に、前述の巻き付き開始位置Swstが位置している。更に、同じくアンビルロール21については、切断処理位置S31と回転軸C21に関して点対称となる180°の回転位置に、前述の引き渡し処理位置S43が位置している。
そして、図3に示すように、この例では、当該速度パターンは台形パターンとされている。すなわち、この速度パターンは、0°の切断処理位置S31に対応させつつ同位置S31を含むように、速度値が一定となる等速域(以下、切断用等速域とも言う)を有している。また、180°の引き渡し処理位置S43に対応させつつ同位置S43を含むように、速度値が一定となる等速域(以下、引き渡し用等速域とも言う)を有している。更に、回転方向Dc21における切断用等速域と引き渡し用等速域との間の位置には、回転角度に対して一定の割合で加速する加速域を有しているとともに、回転方向Dc21における引き渡し用等速域と切断用等速域との間の位置には、回転角度に対して一定の割合で減速する減速域を有している。
また、前者の切断用等速域の速度値Vcは、前述の第1搬送速度値V3aと第2搬送速度値V5aとの間の速度値に設定されており、後者の引き渡し用等速域の速度値Vdは、第2搬送速度値V5aと同じ速度値に設定されている。
よって、本実施形態に係る前述のメインの作用効果を奏することができる。すなわち、引き渡し処理位置S43でのターゲットテープの連続ウエブ5aへの円滑な引き渡しを可能としながらも、切断処理位置S31での切断の安定化を図ることができる。
<保持ロール21及びカッターロール31の詳細>
上述のように、本実施形態に係る製造装置10を用いて、裏面シート1を製造する際には、アンビルロール21(保持ロール)及びカッターロール31の回転を正確に制御する必要がある。そのため、本実施形態では、アンビルロール21及びカッターロール31の構成を以下のようにすることで、各ロールの回転運動を制御しやすくして、裏面シート1を安定して製造可能としている。
図5は、本実施形態に係るアンビルロール機構20及びカッターロール機構30の具体的な構成の一例を表す図である。同図5の左側の図は、アンビルロール機構20及びカッターロール機構30について、CD方向及び上下方向の断面を表し、図5の右側の図は、前後方向及び上下方向の断面を表している。
図5に示されるように、本実施形態のアンビルロール機構20において、アンビルロール21は略円筒形の構造を有しており、その中心軸が、図2で説明した回転軸C21に沿うように(すなわちCD方向に沿うように)配置されている。アンビルロール21は、CD方向の一方側(図5では左側)に、ターゲットテープ3等のシート状物を保持する保持部211を有している。この保持部211の外周面が、上述した外周面21aに相当する。また、アンビルロール21は、CD方向の他方側(図5では右側)に、サーボモータ120と接続するための入力部215を有している。入力部215は、アンビルロール21と一体的に設けられ、保持部211よりも外径が細くなった円筒状の部位であり、サーボモータ120から回転駆動力の入力を受け付けて、アンビルロール21を回転するために駆動される入力軸に相当する。
また、アンビルロール21は、アンビルロール支持軸25によって、回転軸C21回りに回転可能に支持されている。アンビルロール支持軸25は、略円筒形の構造を有し、その中心軸がアンビルロール21の中心軸(すなわち回転軸C21)と同軸となるように、第1保持板51に固定されている。アンビルロール支持軸25は、CD方向の一方側(図5では左側)端部に固定部251を有しており、該固定部251によって第1保持板51に固定されている。また、アンビルロール支持軸25は、CD方向の他方側(図5では右側)端部に支持部252を有している。支持部252は、アンビルロール21を支持するための円筒状の部位である。支持部252の外周面には、回転軸C21と同軸のベアリング26が設けられており、該ベアリング26の半径方向における外周面が、アンビルロール21の保持部211の内側面21i(内周面)に嵌め込まれることにより(図6参照)、アンビルロール21が、回転軸C21回りに回転可能な状態で支持される。すなわち、本実施形態では、アンビルロール支持軸25とベアリング26とが、アンビルロール21(保持部211)を支持する「支持軸」に相当する。
第1保持板51は、図5において斜線部で示されるような平板状の部材であり、アンビルロール機構20やカッターロール機構30の荷重を支えることができる程度に、十分な強度と剛性を有している。第1保持板51の表面には、回転軸C21を中心とする貫通孔である支持軸保持穴512と、回転軸C31を中心とするとする貫通孔であるカッターロール支持軸保持穴513と、少なくとも2つ以上の接続パイプ保持穴515とが設けられている。
支持軸保持穴512と、アンビルロール支持軸25の固定部251は、所謂インローの関係であり、固定部251を支持軸保持穴512嵌め込むことにより、第1保持板51に対して、アンビルロール支持軸25の位置が固定される。このような構成により、アンビルロール21は、アンビルロール支持軸25を介して、第1保持板51に対して片持ち状態で、回転軸C21回りに回転可能に支持される。
また、第1保持板51は、複数の接続パイプ55,55…によって、第2保持板52と2カ所以上で接続されている。第2保持板52は、サーボモータ120及び、サーボモータ130を保持する部材であり、第1保持板51と略同様の平板状の形状を有し、第1保持板51のCD方向の他方側(図5では右側)に所定の距離をあけて、第1保持板51と平行に配置されている。第2保持板52の表面には、サーボモータ120及び130をそれぞれ保持するための貫通孔であるサーボモータ保持穴522及び523と、2以上の接続パイプ保持穴525とを有している。このうち、接続パイプ保持穴525は、第1保持板51の接続パイプ保持穴515に対応して設けられている。すなわち、接続パイプ保持穴525と接続パイプ保持穴515とは、同軸の関係となるように配置され、その形状(穴径)も同一である。そして、図5のように、接続パイプ55のCD方向の一方側端部が第1保持板51の接続パイプ保持穴515に挿入され、接続パイプ55のCD方向の他方側端部が第2保持板52の接続パイプ保持穴525に挿入されることにより、第1保持板51と第2保持板52とが互いに連結されている。
サーボモータ120は、上述したように、アンビルロール21に対して駆動回転力を付与する動力部である。サーボモータ120は、本体部121と、接続部122と、出力軸123と、を有している。本体部121は、駆動回転力を発生させる部位である。接続部122は本体部121のCD方向の一方側に突出した軸状の部位であり、第2保持板52のサーボモータ保持穴522とインローの関係である。すなわち、サーボモータ保持穴522に接続部122を嵌め込むことにより、サーボモータ120が第2保持板52に位置を固定されつつ保持される。本実施形態では、図5に示されるように、CD方向において、アンビルロール21とサーボモータ120とが第2保持板52を挟んで反対側に位置するように各々配置されている。
そして、サーボモータ120の出力軸123が、アンビルロール21の入力部215と接続される。このとき、出力軸123と、入力部215とが同軸となるように、サーボモータ120が配置されている。すなわち、本実施形態において、サーボモータ120の出力軸123と、アンビルロール21の入力部215と、アンビルロール支持軸25とは、いずれも回転軸C21を共通の軸とする同軸の関係である(図5参照)。
本実施形態において、カッターロール機構30は、アンビルロール機構20と略同様の構成を有している。すなわち、カッターロール31は、上述した外周面31aにおいてカッター刃33を保持する保持部311と、サーボモータ130からの駆動回転力を入力するための入力軸である入力部315とを有している。そして、カッターロール支持軸35によって、回転軸C31回りに回転可能に支持されている。カッターロール支持軸35は、CD方向の一方側に設けられた固定部351によって第1保持板51のカッターロール支持軸保持穴513に固定されており、CD方向の他方側に設けられた支持部352によって、ベアリング36を介して、保持部311の内側面31iを支持している。
また、サーボモータ130は、サーボモータ120と略同様の構成を有している。すなわち、サーボモータ130は、本体部131と、接続部132と、出力軸133とを有しており、接続部132によって第2保持板52に固定されている。そして、出力軸133が入力部315と接続されることによって、カッターロール31が回転軸C31回りに駆動回転される。
そして、本実施形態では、アンビルロール21の入力部215(入力軸)、及び、アンビルロール21を支持する支持軸(アンビルロール支持軸25及びベアリング26)を以下のように調整することで、アンビルロール21の駆動回転の応答性を高めている。図6は、アンビルロール機構20の構成について説明するための概略断面図である。なお、カッターロール機構30は、アンビルロール機構20と略同様の構成を有するため、以下では、特に必要のない限り、アンビルロール機構20についてのみ説明を行い、カッターロール機構30についての説明は省略する。
図6に示されるように、アンビルロール21を支持する支持軸(25,26)の外径(すなわち、ベアリング26の外径)D26は、アンビルロール21の入力部215の外径D215よりも大きくなっている(D26>D215)。入力部215(入力軸)は、サーボモータ120からの駆動回転力を直接受け付ける部位であるため、外径D215が大きすぎると、慣性モーメント(イナーシャ)の影響が大きくなり、アンビルロール21を駆動回転させる際に、サーボモータ120からの入力に対する応答性が悪化するおそれがある。特に、本実施形態の製造装置10のように、使い捨ておむつの裏面シート1等の連続シートを保持するアンビルロール21(保持ロール)は、外周面21aに沿った方向(周方向)にある程度の長さを確保する必要があるため、外径が大きくなり、重量も重くなる場合が多い。そのため、入力部215においては、外径D215をなるべく小さくし、イナーシャの影響が大きくなり過ぎないようにすることが望ましい。
一方、アンビルロール21を支持する支持軸(アンビルロール支持軸25及びベアリング26)の外径D26が小さすぎると、アンビルロール21を回転軸C21回りに回転させる際にブレが生じたり、アンビルロール21自体の重量を支持するのに十分な強度が得られにくくなったりするおそれがある。そのため、アンビルロール21の支持軸(25,26)においては、外径D26をなるべく大きくし、駆動回転されるアンビルロール21を安定して支持可能とすることが望ましい。
本実施形態では、D26>D215とすることで、アンビルロール21を駆動回転させる際のイナーシャの影響を小さくしつつ、回転軸C21回りの回転を安定して支持することができる。これにより、アンビルロール21の駆動回転を、図3で説明したような速度パターンにて正確に制御することが可能となる。したがって、使い捨ておむつの裏面シート1等の連続シートを安定して製造することができる。
このことは、カッターロール31についても同様である。すなわち、カッターロール31の入力部315(入力軸)の外径D315が、カッターロール31を支持する支持軸(カッターロール支持軸35及びベアリング36)の外径D36よりも大きいことが望ましい(D36>D315、いずれも不図示)。但し、アンビルロール21及びカッターロール31のうち、少なくとも一方について上述の関係(D26>D215、D36>D315)が成立していれば、当該ロールにおいて駆動回転の速度パターンを正確に制御することが可能となり、上述の効果を得ることができる。
また、本実施形態の製造装置10では、サーボモータ120の出力軸123と、アンビルロール21(保持ロール)の入力部215(入力軸)とが、同軸となるように各々が配置されている。すなわち、サーボモータ120とアンビルロール21とは、共通の回転軸C21を有している。したがって、サーボモータ120によって発生する駆動回転力が、出力軸123から入力部215(入力軸)へとスムーズに伝達されやすく、アンビルロール21の回転速度を周期的に加減速する際の応答性を高めやすくなる。これにより、アンビルロール21の駆動回転制御をより精度良く行うことが可能となり、裏面シート1等の連続シートをより安定して製造することができる。
また、製造装置10において、アンビルロール21を回転可能に支持するアンビルロール支持軸25は、第1保持板51の支持軸保持穴512によって、位置を固定されつつ保持されている。同様に、サーボモータ120は、第2保持板52のサーボモータ保持穴522によって、位置を固定されつつ保持されている。そして、支持軸保持穴512の中心は回転軸C21上に位置しており、サーボモータ保持穴522の中心も回転軸C21上に位置している。すなわち、支持軸保持穴512とサーボモータ保持穴522とは同軸上に位置している。したがって、支持軸保持穴512及びサーボモータ保持穴522を基準とすることで、アンビルロール21及びサーボモータ120を配置する際の位置調整を正確且つ容易に行うことができる。これにより、アンビルロール21の回転軸と、サーボモータ120の回転軸とがずれにくくなり、アンビルロール21の駆動回転制御をより精度良く行うことが可能となる。
そして、第1保持板51と第2保持板52とは、少なくとも2か所以上の部分で接続パイプ55を介して所定の間隔をあけて連結されることにより、両者の位置関係が固定されている。したがって、上述した支持軸保持穴512及びサーボモータ保持穴522の位置関係が互いに固定され、アンビルロール21とサーボモータ120との同軸関係を維持しやすくなる。これにより、アンビルロール21の駆動回転制御をより精度良く行うことができる。
また、図5に示されるように、アンビルロール21の入力部215(入力軸)と、第2保持板52のサーボモータ保持穴522とは、CD方向(回転軸C21に沿った方向、すなわちアンビルロール21の軸方向)において重複する部分を有している。つまり、入力部215(入力軸)の少なくとも一部分は、サーボモータ保持穴522の内側に位置している。このように両者を重複させることによって、当該重複した分だけ製造装置10のCD方向における幅を狭くすることができる。すなわち、製造装置10をコンパクトに構成することができる。したがって、製造装置10の設置スペースが小さくなり、装置設計の自由度を高めやすくすることができる。
また、アンビルロール21の保持部211のうち、受け刃23が設けられている部分と、アンビルロール支持軸25の支持部252とは、CD方向(回転軸C21に沿った方向、すなわちアンビルロール21の軸方向)において少なくとも一部で重複している。保持部211は、外周面21aにターゲットテープの連続体3a等のシート部材を保持しつつ、該保持部211に設けられた受け刃23と、カッターロール31のカッター刃33とを共同させてターゲットテープの連続体3aを挟圧することにより、切断処理を実行する。したがって、切断処理が行われる際には、保持部211の外周面21a(受け刃23)に対して半径方向の中心(回転軸C21)側に向かって、カッター刃33との挟圧による力(負荷)が作用する。つまり、切断処理時には、保持部211に対して図5における上下方向の力がかかる。
これに対して、本実施形態の製造装置10では、CD方向において、保持部211のうち受け刃23が設けられている領域(すなわち、負荷のかかる領域)と重複する部分が、支持部252によって支持されている。すなわち、カッター刃33との挟圧によって生じる上下方向の力を、支持部252によって支持することができる。これにより、アンビルロール21及びカッターロール31において、切断処理時に発生する負荷を、支持部252によってしっかりと支持することができる。したがって、アンビルロール21及びカッターロール31の駆動回転を安定して行いやすくすることができる。
また、製造装置10において、アンビルロール21を支持する支持軸(アンビルロール支持軸25及びベアリング26)の外径D26は、アンビルロール21の保持部211の外径D211の1/3以上であることが望ましい(D26≧D211×1/3)。本実施形態のアンビルロール21は、保持部211の内側面21iを支持軸によって支持されている。この場合、保持部211の肉厚は、保持部211の外径D211と支持軸の外径D26との差の1/2の大きさ((D211−D26)/2)となる。したがって、支持軸の外径D26が小さすぎると、支持軸自体の強度が弱くなるのに加えて、アンビルロール21の肉厚が厚くなって重量が増加することから、該アンビルロール21を安定して支持できなくなるおそれがある。例えば、D26<D211×1/3である場合、支持軸の外径D26が、保持部211の肉厚(D211−D26)/2よりも細くなってしまい、アンビルロール21の駆動回転をしっかりと支持できなくなる可能性がある。そこで、本実施形態では、D26≧D211×1/3とすることで、少なくとも、支持軸の外径D2が保持部211の肉厚よりも細くならないようにしている。これにより、支持軸(25,26)によってアンビルロール21を安定して支持しやすくすることができる。
また、図5に示されるように、保持部211の外周面21aには、複数の吸気孔24が設けられている。該吸気孔24は、アンビルロール支持軸25の円筒状の内側の空間に連通し、アンビルロール支持軸25及び第1保持板51よりもCD方向の一方側(図5では左側)に設けられているコンプレッサー等の吸引装置(不図示)によって吸引されることで、外周面21aに吸着力を発生させることができる。すなわち、本実施形態では、外周面21aに吸着力を発生させるための吸引機構がアンビルロール支持軸25側に設けられ、サーボモータ120側には吸引機構が設けられていない。このように、サーボモータ120による駆動回転力の伝達経路と、吸引機構とを独立して配置されていることにより、両者の動作が互いに干渉し難く、安定した駆動回転制御が行いやすくなる。また、アンビルロール機構20の構造が複雑になることが抑制されるので、製造装置10全体の設計上有利である。
また、製造装置10では、アンビルロール21とカッターロール31とが同数であり、また、アンビルロール21に設けられている受け刃23と、カッターロール31に設けられているカッター刃33とが同数である。例えば、図5の例では、カッターロール31には2つのカッター刃33が設けられており、アンビルロール21には2つの受け刃23が設けられている。このような構成において、アンビルロール21の駆動回転とカッターロール31の駆動回転とを同期させた場合、互いに対応するカッター刃33と受け刃23とを常に同じ組み合わせで共同させることができる。したがって、ターゲットテープの連続体3aを切断する動作(切断処理)を安定して行うことが可能となり、また、各ロール21,31の駆動回転制御も行いやすくなる。
また、図5の例では、アンビルロール21の入力部215の内側面に、サーボモータ120の出力軸123を挿入することによって、両者が接続されていたが、他の接続方法によって両者が接続されていても良い。例えば、出力軸123と入力部215とが、リジッドカップリングを介して接続されていても良い。リジッドカップリングを使用することにより、出力軸123と入力部215とが一体化され、より正確な駆動回転制御を行いやすくなる。この場合、出力軸123と入力部215(入力軸)との間に、歯車やベルト等の伝達補助部品が設けられないため、サーボモータ120からの駆動回転力をロス無くアンビルロール21に伝達させることができる。特に、本実施形態では、アンビルロール21とサーボモータ120とが同軸(回転軸C21)となるように各々が配置されていることから、リジッドカップリングを使用するのに好適である。
<変形例>
製造装置10(アンビルロール機構20及びカッターロール機構30)は、以下のように変形することも可能である。図7は、製造装置10の第1変形例を表す概略断面図である。図7では、アンビルロール機構20において、アンビルロール21の入力部215と、サーボモータ120の出力軸123とがべベルギア27を介して接続されている場合について表している。べベルギア27を設けることで、サーボモータ120の出力軸123の方向を、図7のようにアンビルロール21の入力部215に対して90度曲げて配置することが可能となる。このようにすれば、CD方向におけるサーボモータ120の幅が短くなるため、製造装置10をコンパクトに構成することができる。なお、カッターロール機構30についても同様の構成とすることができる。
図8は、製造装置10の第2変形例を表す概略断面図である。図8では、カッターロール31を駆動回転させるためのサーボモータ130が設けられておらず、サーボモータ120によって、アンビルロール21及びカッターロール31を駆動回転させる場合について表している。この第2変形例では、アンビルロール機構20は、基本的に上述の実施形態と同様である。すなわち、サーボモータ120と、アンビルロール21と、アンビルロール支持軸25とがそれぞれ同軸の関係となるように配置されている。一方、サーボモータ120の出力軸123には、反転ギア28等の動力伝達手段が接続され、カッターロール31の入力部315(入力軸)に対して、サーボモータ120からの駆動回転力を伝達する構成となっている。このような構成であっても、少なくともアンビルロール機構20については、上述したような回転制御が可能であり、使い捨ておむつ等に係る連続シートの複合体を安定して製造することができる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでもない。
1 裏面シート、1a 中間部品(連続シートの複合体)、
3 ターゲットテープ(単票状シート)、
3a ターゲットテープの連続体(第1連続シート)、
3e 先端側の部分、
5 外装シート、5a 外装シートの連続ウエブ(第2連続シート)、
10 製造装置、
11 ターゲットテープ搬送機構(第1搬送機構)、12 無端ベルト、
15 接着剤塗布装置、15N ノズル、
20 アンビルロール機構(保持ロール機構)、
21 アンビルロール(保持ロール)、21a 外周面、21i 内側面、
211 保持部、215 入力部(入力軸)、
23 受け刃、23a 円弧面、24 吸気孔、
25 アンビルロール支持軸、
251 固定部、252 支持部、
26 ベアリング、
27 ベベルギア、28 反転ギア、
30 カッターロール機構、
31 カッターロール、31a 外周面、31i 内側面、
311 保持部、315 入力部(入力軸)、
33 カッター刃、
35 カッターロール支持軸、
351 固定部、352 支持部、
36 ベアリング、
40 連続ウエブ搬送機構、41 ロール、43 ロール、43a 外周面、
51 第1保持板、
512 支持軸保持穴、513 支持軸保持穴、515 接続パイプ保持穴、
52 第2保持板、
522 サーボモータ保持穴、523 サーボモータ保持穴、525 接続パイプ保持穴、
55 接続パイプ、
120 サーボモータ(アンビルロール用)、
121 本体部、122 接続部、123 出力軸、
130 サーボモータ(カッターロール用)、
131 本体部、132 接続部、133 出力軸、
C21 回転軸、C31 回転軸、C41 回転軸、C43 回転軸、
S31 切断処理位置(配置位置、第1所定位置)、
S43 引き渡し処理位置(第2所定位置)、
Swst 巻き付き開始位置、

Claims (12)

  1. 第1連続シートから単票状シートを切断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに接合して引き渡すことにより、吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として第1搬送速度値で前記第1連続シートを搬送する搬送工程と、
    前記第1連続シートの搬送方向に回転方向を沿わせつつ保持ロールを駆動回転する保持ロール回転工程であって、前記第1連続シートが、前記保持ロールの外周面に対して摺動するように前記外周面で前記第1連続シートを保持しながら前記保持ロールを回転する前記保持ロール回転工程と、
    前記保持ロールの前記回転方向の第1所定位置に配されたカッターロールの回転方向を前記搬送方向に沿わせつつ、前記カッターロールを駆動回転するカッターロール回転工程と、
    前記保持ロールの前記回転方向の前記第1所定位置を前記保持ロールの前記外周面の受け刃が通過する際に、前記受け刃が、前記カッターロールのカッター刃と共同して前記第1連続シートを切断して前記単票状シートを生成する切断生成工程と、
    前記外周面に前記単票状シートを非摺動状態に保持する保持工程と、
    前記外周面に非摺動状態に保持された前記単票状シートが前記回転方向の第2所定位置を通過する際に、前記第2所定位置へ向けて前記第1搬送速度値よりも大きい第2搬送速度値で搬送される前記第2連続シートに前記外周面の前記単票状シートを接合して引き渡す引き渡し工程と、を有し、
    前記保持ロールは、前記第2所定位置を通過する際の前記回転方向における速度値が、前記第2搬送速度値と同値となるように回転し、
    前記保持ロール及び前記カッターロールのうち、少なくとも一方のロールは、
    前記一方のロールを回転可能に支持する支持軸と、
    前記一方のロールを回転するために駆動され且つ前記一方のロールに一体的に設けられた入力軸とを、有し、
    前記支持軸の外径は、前記入力軸の外径よりも大きい、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記一方のロールに対して駆動回転力を付与するサーボモータを有し、
    前記サーボモータからの駆動回転力を出力する出力軸と、前記入力軸とが同軸上に位置している、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記支持軸を保持しつつ位置を固定するための支持軸保持穴を備えた第1保持板と、
    前記第1保持板と平行に設けられ、前記サーボモータを保持しつつ位置を固定するためのサーボモータ保持穴を備えた第2保持板と、を有し、
    前記支持軸保持穴の中心と、前記サーボモータ保持穴の中心とが、同軸上に位置している、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記第1保持板と、前記第2保持板とは、前記一方のロールの軸方向に間隔の距離をあけて互いに連結されている、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  5. 請求項3または4に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記一方のロールの軸方向において、前記サーボモータ保持穴と前記入力軸とが重複する部分を有している、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記入力軸は、リジッドカップリングによって前記サーボモータの前記出力軸と接続されている、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記保持ロールの軸方向において、前記保持ロールの前記外周面のうち前記受け刃が設けられている部分と、前記支持軸とが、少なくとも一部で重複する、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記支持軸の外径は、前記保持ロールの外径の1/3以上である、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記保持ロールの前記外周面に設けられた吸気孔から前記支持軸の内部に連通して、前記外周面で前記第1連続シートを保持するための吸着力を発生させる吸引機構を有し、
    前記吸引機構が前記支持軸に設けられている、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記保持ロールに設けられた前記受け刃の数と、前記カッターロールに設けられた前記カッター刃の数とが等しい、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記保持ロールに対して駆動回転力を付与するサーボモータは、
    前記カッターロールに対して駆動回転力を付与するサーボモータとは別体のサーボモータである、ことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法。
  12. 第1連続シートから単票状シートを切断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに接合して引き渡すことにより、吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する製造装置であって、
    前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として第1搬送速度値で前記第1連続シートを搬送する搬送機構と、
    前記第1連続シートの搬送方向に回転方向を沿わせつつ保持ロールを駆動回転する保持ロール機構であって、前記第1連続シートが、前記保持ロールの外周面に対して摺動するように前記外周面で前記第1連続シートを保持しながら前記保持ロールを回転する前記保持ロール機構と、
    前記保持ロールの前記回転方向の第1所定位置に配されたカッターロールの回転方向を前記搬送方向に沿わせつつ、前記カッターロールを駆動回転するカッターロール機構と、を有し、
    前記保持ロールの前記回転方向の前記第1所定位置を前記保持ロールの前記外周面の受け刃が通過する際に、前記受け刃が、前記カッターロールのカッター刃と共同して前記第1連続シートを切断して前記単票状シートを生成し、
    前記外周面に前記単票状シートを非摺動状態に保持し、
    前記外周面に非摺動状態に保持された前記単票状シートが前記回転方向の第2所定位置を通過する際に、前記第2所定位置へ向けて前記第1搬送速度値よりも大きい第2搬送速度値で搬送される前記第2連続シートに前記外周面の前記単票状シートを接合して引き渡し、
    前記保持ロールは、前記第2所定位置を通過する際の前記回転方向における速度値が、前記第2搬送速度値と同値となるように回転し、
    前記保持ロール及び前記カッターロールのうち、少なくとも一方のロールは、
    前記一方のロールを回転可能に支持する支持軸と、
    前記一方のロールを回転するために駆動され且つ前記一方のロールに一体的に設けられた入力軸とを、有し、
    前記支持軸の外径は、前記入力軸の外径よりも大きい、ことを特徴とする製造装置。

JP2018246514A 2018-12-28 2018-12-28 吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法、及び、製造装置 Active JP7171428B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018246514A JP7171428B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法、及び、製造装置
PCT/JP2019/050904 WO2020138200A1 (ja) 2018-12-28 2019-12-25 吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法、及び、製造装置
CN201980082831.9A CN113195179B (zh) 2018-12-28 2019-12-25 有关吸收性物品的连续片的复合体的制造方法以及制造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018246514A JP7171428B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法、及び、製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020103686A true JP2020103686A (ja) 2020-07-09
JP7171428B2 JP7171428B2 (ja) 2022-11-15

Family

ID=71127248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018246514A Active JP7171428B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法、及び、製造装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7171428B2 (ja)
CN (1) CN113195179B (ja)
WO (1) WO2020138200A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5311387A (en) * 1976-07-19 1978-02-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Process for blanking products with a given shape from sheet-shaped material
JP2011173192A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Unicharm Corp カッター装置
JP2013127407A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Kokusai Keisokki Kk 機械試験機
JP6051348B1 (ja) * 2016-06-06 2016-12-27 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、及び製造装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6051348B2 (ja) * 1983-11-28 1985-11-13 エンタツク株式会社 電動機用円筒形線輪の製造方法
WO2010089964A1 (ja) * 2009-02-03 2010-08-12 株式会社瑞光 使い捨て着用物品の製造方法およびその製造装置
JP5393394B2 (ja) * 2009-10-19 2014-01-22 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、及び製造装置
JP5838024B2 (ja) * 2010-08-30 2015-12-24 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、製造装置、及び吸収性物品の製造方法
JP5806874B2 (ja) * 2011-07-29 2015-11-10 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品のワークのカッター装置
JP2013127406A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Kokusai Keisokki Kk ねじり試験機
CN107743389B (zh) * 2015-04-09 2020-08-04 Gdm股份公司 制造卫生吸收制品的制造机
CN105455967B (zh) * 2015-12-21 2021-11-26 浙江永创机械有限公司 尿裤生产线专用棉芯压纹装置及压纹方法
CN207822007U (zh) * 2017-05-03 2018-09-07 天津市娇柔卫生制品有限公司 一种环保型生产卫生巾的外切装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5311387A (en) * 1976-07-19 1978-02-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Process for blanking products with a given shape from sheet-shaped material
JP2011173192A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Unicharm Corp カッター装置
JP2013127407A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Kokusai Keisokki Kk 機械試験機
JP6051348B1 (ja) * 2016-06-06 2016-12-27 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、及び製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN113195179B (zh) 2023-03-31
CN113195179A (zh) 2021-07-30
WO2020138200A1 (ja) 2020-07-02
JP7171428B2 (ja) 2022-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6820671B2 (en) Apparatus and method for assembling absorbent garments
JP5396321B2 (ja) 吸収体の製造装置
JP5557626B2 (ja) 吸収性物品に係るワークの受け渡し装置
JP4726674B2 (ja) シート切断方法及び装置
JP6051348B1 (ja) 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、及び製造装置
JP4747103B2 (ja) フラット材料ウェブ片を被着するための方法および装置
JP5277051B2 (ja) 吸収性物品に係る複合シートの製造方法、及び製造装置
WO2009123178A1 (ja) 吸収性物品の製造方法及び吸収性物品の製造装置
JP2010063716A (ja) 吸収性物品の製造装置
JP2007169009A (ja) 複合シート及び物品の製造方法並びに製造装置
EP2415432A1 (en) Device for producing absorbent article and method for producing absorbent article
EP1202846A1 (en) A method and arrangement for producing webs of material that have discrete pieces of material mounted thereon
JP5409454B2 (ja) 連続シート状部材の複合体の製造装置
WO2017149610A1 (ja) 吸収性物品に係る資材供給装置、及び資材供給方法
WO2020138200A1 (ja) 吸収性物品に係る連続シートの複合体を製造する方法、及び、製造装置
JP6059904B2 (ja) 吸収性物品の包装品の製造装置、及び製造方法
JP6220795B2 (ja) 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、及び製造装置
JP6051351B1 (ja) 資材継ぎ方法、及び、資材供給装置
JP6681515B2 (ja) 第一のウェブを非線形パターンでベースウェブに貼るための装置および方法
US11865746B2 (en) Composite sheet manufacturing device and manufacturing method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7171428

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150