JP6220795B2 - 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、及び製造装置 - Google Patents

吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、及び製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法、及び製造装置に関する。
従来、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品の製造ラインでは、図1に示すように、連続フィルム103aから所定長さの単票状フィルム103を分断生成し、生成された各単票状フィルム103,103…を不織布等の連続シート105aに対してその連続方向に所定の貼り付けピッチで単票状フィルム103,103同士の間に間隔をあけながら貼り付けることが行われている。
その方法の一例として、特許文献1には、周方向Dcに沿って回転するアンビルロール121と、アンビルロール121に対向して配されて同期回転するカッターロール131と、カッターロール131よりも周方向Dcの下流側に配されたプレスロール143と、を用いた方法が開示されている。
特開2007−260875号
詳説すると、先ず、所定の周速値V121で回転するアンビルロール121の外周面121aの略全面には、連続フィルム103aを吸着して保持する吸着部(不図示)が設けられている。そして、この外周面121aに向けて上記連続フィルム103aが搬送される。ここで、この連続フィルム103aの搬送速度値V103aは、上記周速値V121よりも遅い速度値V103aに設定されている。よって、アンビルロール121の外周面121aでは、連続フィルム103aの先端側の部分103eを、当該外周面121aよりも遅れる側に相対滑り(摺動)させながら面接触状態で保持する。
一方、同アンビルロール121の外周面121aには、カッターロール131のカッター刃133を受ける受け刃123が設けられている。そして、この受け刃123が、カッターロール131の位置を通過する際に、カッターロール131のカッター刃133と受け刃123とで外周面121a上の連続フィルム103aを挟むことにより連続フィルム103aを分断してその先端側の部分103eを切り離し、これにより、単票状フィルム103を生成する。
そうしたら、連続フィルム103aから切り離された単票状フィルム103は、以降、アンビルロール121の外周面121aに相対滑りしない状態で保持され、これによりアンビルロール121の周速値V121で周方向Dcに沿って搬送される。そして、このときに、この周速値V121と上記搬送速度値V103aとの速度差に基づいて、この後に分断生成される単票状フィルム103との間に間隔D103が形成される。
そうしたら、最後に、この周方向Dcの搬送経路において単票状フィルム103がプレスロール143と対向する位置を通過する際に、当該プレスロール143上を上記周速値V121とほぼ同じ速度値V105aで搬送される連続シート105aに単票状フィルム103が貼り付けられる。そして、以上をもって、単票状フィルム103が、隣り合う単票状フィルム103との間に間隔をあけながら連続シート105aに貼り付けられる。
しかしながら、発明者らは単票状フィルム103の厚さは非常に薄く且つ柔軟なため、アンビルロール121の外周面121aに吸着される際などに皺が寄りやすいことに注目した。そして、皺が寄った状態で連続シート105aに貼り付けられると、その皺は、最終製品の状態においても残ってしまう虞があって、商品によっては、見栄えの悪化だけでなく、その商品が奏すべき本来機能も損ねてしまう。例えば、上記単票状フィルム103が、使い捨ておむつの吸収体から外部への液漏れを防ぐ防漏フィルムである場合には、上記皺が排泄液を流す溝部となって液漏れを招き、その商品価値を著しく毀損してしまう。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、第1連続シートから分断して生成された単票状フィルム等の単票状シートを、第2連続シートに接合することによって連続シートの複合体を製造する際に、上記単票状シートに生じうる皺を抑えることにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
第1連続シートから単票状シートを分断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに重ねて接合することにより、連続シートの複合体を製造する方法であって、
第1搬送機構によって、前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として前記第1連続シートを第1搬送速度値で搬送することと、
前記第1搬送速度値よりも大きい周速値で保持ロールを回転することにより、前記第1搬送機構から搬送される前記第1連続シートを、前記保持ロールの外周面に対して遅れる側に相対滑りさせながら前記保持ロールの前記外周面で保持することと、
前記保持ロールの前記外周面に設けられた刃部材とカッターロールとで、前記第1連続シートを挟むことにより、前記第1連続シートから前記単票状シートを分断して生成することと、
前記保持ロールの前記外周面に相対滑りしない状態で保持されることで前記保持ロールの回転方向に前記周速値で送られる前記単票状シートに向けて、前記第2連続シートを送り込むことにより、前記第2連続シートに前記単票状シートを重ねて接合することと、を有し、
前記保持ロールの前記外周面には、互いに異なる面部が前記回転方向に隣接して形成されており、隣接する前記面部同士は、前記搬送方向と交差する交差方向に沿った角部を介して繋がっており、
前記保持ロールの断面形状は、前記面部が前記回転方向に繰り返し並んで形成された凸多角形であることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法である。
また、
第1連続シートから単票状シートを分断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに重ねて接合する連続シートの複合体の製造装置であって、
前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として前記第1連続シートを第1搬送速度値で搬送する第1搬送機構と、
少なくとも一つの刃部材が外周面に設けられた保持ロールを備え、前記第1搬送速度値よりも大きい周速値で前記保持ロールを回転することにより、前記第1搬送機構から搬送される前記第1連続シートを、前記保持ロールの前記外周面に対して遅れる側に相対滑りさせながら前記保持ロールの前記外周面で保持する保持ロール機構と、
前記保持ロールの前記刃部材と共同して前記第1連続シートを挟むことにより、前記第1連続シートから前記単票状シートを分断して生成するカッターロールと、
前記保持ロールの前記外周面に相対滑りしない状態で保持されることで前記保持ロールの回転方向に前記周速値で搬送される前記単票状シートに向けて、前記第2連続シートを送り込むことにより、前記第2連続シートに前記単票状シートを重ねて接合する接合機構と、を有し、
前記保持ロールの前記外周面には、互いに異なる面部が前記回転方向に隣接して形成されており、隣接する前記面部同士は、前記搬送方向と交差する交差方向に沿った角部を介して繋がっており、
前記保持ロールの断面形状は、前記面部が前記回転方向に繰り返し並んで形成された凸多角形であることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、第1連続シートから分断して生成された単票状フィルム等の単票状シートを、第2連続シートに接合することによって連続シートの複合体を製造する際に、上記単票状シートに生じうる皺を抑えることができる。
従来の製造装置110の概略側面図である。 図2Aは、裏面シート1の概略平面図であり、図2Bは、裏面シート1の元となる中間部品1aの概略平面図である。 本実施形態に係る製造装置10の概略側面図である。 図4Aは、単票状フィルム3の皺を抑える工夫がなされたアンビルロール21の外観斜視図であり、図4Bは、同ロール21の外周面21aにおける工夫部分の概略拡大図である。 プレスロール43の近傍部分の概略拡大図である。 図6Aは、外周面21aの保持範囲R1にのみ平面部21p及び角部21cを設けた場合のアンビルロール21の外観斜視図であり、図6Bは、同ロール21の外周面21aの一部拡大図である。 図7Aは、外周面21aの範囲R5にのみ平面部21p及び角部21cを設けた場合のアンビルロール21の外観斜視図であり、図7Bは、同ロール21の外周面21aの一部拡大図である。
本明細書及び添付の概略面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。本発明の実施例の一例を適宜図示する。
第1連続シートから単票状シートを分断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに重ねて接合することにより、連続シートの複合体を製造する方法であって、
第1搬送機構によって、前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として前記第1連続シートを第1搬送速度値で搬送することと、
前記第1搬送速度値よりも大きい周速値で保持ロールを回転することにより、前記第1搬送機構から搬送される前記第1連続シートを、前記保持ロールの外周面に対して遅れる側に相対滑りさせながら前記保持ロールの前記外周面で保持することと、
前記保持ロールの前記外周面に設けられた刃部材とカッターロールとで、前記第1連続シートを挟むことにより、前記第1連続シートから前記単票状シートを分断して生成することと、
前記保持ロールの前記外周面に相対滑りしない状態で保持されることで前記保持ロールの回転方向に前記周速値で送られる前記単票状シートに向けて、前記第2連続シートを送り込むことにより、前記第2連続シートに前記単票状シートを重ねて接合することと、を有し、
前記保持ロールの前記外周面には、互いに異なる面部が前記回転方向に隣接して形成されており、隣接する前記面部同士は、前記搬送方向と交差する交差方向に沿った角部を介して繋がっていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法である。
このような連続シートの複合体の製造方法によれば、保持ロールの外周面には、上記交差方向に沿った角部が設けられている。そのため、外周面に対して第1連続シートが遅れる側に相対滑りする際には、上記角部に第1連続シートが若干引っ掛かる等して保持ロールの回転方向に第1連続シートが引っ張られ、これにより、第1連続シートに存在する皺は速やかに伸ばされる。よって、当該第1連続シートから分断生成される単票状シートの皺を抑制可能となる。
なお、保持ロールの外周面に対して遅れる側に相対滑りをするとは、第1連続シートが、回転している保持ロールの外周面に対して後ろ向き(回転方向の上流側)に滑ることを意味している。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記保持ロールの前記外周面は、前記回転方向の範囲として前記単票状シートを保持する保持範囲を有し、
少なくとも前記保持範囲に前記角部が設けられているのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、保持ロールの回転方向の範囲のうちで少なくとも上記保持範囲に角部が設けられている。そのため、外周面に対して第1連続シートが遅れる側に相対滑りをする際には、保持範囲の角部は、少なくとも、第1連続シートのうちで単票状シートに相当する部分の上流側の端部を通過する。そして、これにより、当該角部は、当該上流側の端部に対して皺伸ばしをすることができて、その結果、第1連続シートから分断生成される単票状シートの皺を抑制可能となる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記保持ロールの前記外周面は、前記回転方向の範囲として、前記単票状シートを保持する保持範囲と、前記単票状シートを保持しない非保持範囲と、を有し、
前記保持範囲には、前記角部が設けられており、
前記非保持範囲は、前記角部が設けられない範囲を含んでいるのが望ましい。
このような連続シートの複合体の製造方法によれば、保持ロールの外周面の全周を、角部及び面部の形成対象とせずに済む。よって、保持ロールの外周面の加工処理のコストや労力を軽減可能となる。
また、角部は、単票状シートを保持する保持範囲に設けられている。よって、当該角部は、単票状シートが第1連続シートの状態のときに、少なくとも単票状シートに相当する部分の何れかの部分に対して皺伸ばしをすることができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記保持範囲の全域に亘って、複数の前記角部が設けられているのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、保持ロールの回転方向の範囲のうちで上記保持範囲の全域に亘って、複数の角部が設けられている。そのため、外周面に対して第1連続シートが遅れる側に相対滑りをする際には、保持範囲の下流端の角部は、当該第1連続シートのうちで単票状シートに相当する部分を必ず略全長に亘って通過する。そして、これにより、当該角部は、当該単票状シートに相当する部分の略全長を対象に皺伸ばしをすることができて、その結果、第1連続シートから分断生成される単票状シートの皺を略全長に亘って抑制可能となる。また、保持範囲の全域に亘って複数の角部が設けられているので、上記の相対滑りの際には、第1連続シートのうちで上記の単票状シートに相当する部分を多くの角部が通過する。よって、大きな皺伸ばし作用を奏することができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記保持ロールの前記外周面には、前記回転方向の全周に亘って複数の前記角部が設けられているのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、保持ロールの外周面には、回転方向の全周に亘って複数の角部が設けられている。よって、第1連続シートのうちで上記単票状シートに相当する部分は、外周面に対して相対滑りをしている間に亘って、常に何れかの角部から皺伸ばしされ、その結果、大きな皺伸ばし効果を奏することができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記保持ロールの前記外周面は、前記回転方向の範囲として、前記単票状シートの下流側端部を保持する範囲を有し、
少なくとも前記下流側端部を保持する範囲に前記角部が設けられているのが望ましい。
このような連続シートの複合体の製造方法によれば、外周面のうちで単票状シートの下流側端部を保持する範囲に、上記の角部が設けられている。そのため、外周面に対して第1連続シートが遅れる側に相対滑りをする際には、当該角部は、少なくとも第1連続シートのうちで単票状シートの上流側端部に相当する部分から下流側端部に相当する部分までを必ず通過する。そして、これにより、角部は、第1連続シートのうちで上記の単票状シートに相当する部分の略全長を対象に皺伸ばしをすることができて、その結果、第1連続シートから分断生成される単票状シートの皺を略全長に亘って抑制可能となる。
また、場合によっては、角部及び面部の形成対象を、回転方向の範囲のうちで単票状シートの下流側端部を保持する範囲に限定することができて、そうした場合には、保持ロールの外周面の加工処理のコストや労力を大幅に軽減可能となる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記保持ロールの前記外周面において前記角部に隣接して形成された前記面部は、平面部であるのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、上記面部は平面部である。よって、角部及びその近傍の上記面部が第2連続シートとの合流位置を通過する際には、先ず始めに角部が単票状シートを第2連続シートに押し付けて接合する。そして、その後で、この角部によって接合された部分を回転支点として、角部よりも上流側に隣接する上記平面部に保持された単票状シートの部分が、略一斉に第2連続シートの方へと傾倒し、これにより、上記部分が第2連続シートに重ね合わせられる。従って、あたかも多角形の折り癖が付与されたシート物を単に各折り線を起点として順番にパタパタと倒しながら重ね合わせるような安定度で、上記面部に対応する単票状シートの各部分をそれぞれ第2連続シートに重ね合わせることができる。よって、重ね合わせられる最中も、単票状シートの各部分は平面形状に維持され易く、その結果として、皺の発生を有効に防ぐことができる。
また、角部の上流側に隣接する上記面部は平面部であることから、当該面部が円弧面である場合と比べて、上記面部に保持された単票状シートの部分と第2連続シートとの間のくさび形状の空間を広く確保可能となり、この空間の空気を排出し易くなる。よって、重ね合わせられる際にかかる空気が単票状シートと第2連続シートとの間に入り込んで封入等されることを有効に防ぐことができて、その結果、膨れ状の皺の発生も防ぐことができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記保持ロールの前記外周面には、複数の孔が設けられており、
前記前記保持ロールの外周面において前記角部に隣接して形成された複数の前記面部には、それぞれ複数の前記孔が前記交差方向に沿って並んで設けられており、
前記孔からの吸気によって前記保持ロールの前記外周面に前記第1連続シート及び前記単票状シートは保持されるのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、上記複数の各面部には、それぞれ複数の上記孔が形成されているので、各面部は、それぞれ単票状シートのうちの対応する部分を確実に保持することができて、このことも皺の抑制に寄与する。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記複数の孔の形成分布密度は、前記面部の方が前記保持ロールの前記外周面における前記面部以外の部分よりも高いのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、角部による皺伸ばしの際に、その回転方向の両隣に位置する各面部によってしっかりと第1連続シートを吸着保持することができるので、角部の皺伸ばし効果を高めることができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記接合することは、接合機構によって行われ、
前記接合機構は、前記第2連続シートを前記保持ロールの周速値とほぼ同じ速度値で搬送する搬送機構と、前記保持ロールの前記外周面に保持された前記単票状シートに前記第2連続シートを押し付けることにより接合するプレスロールと、を有し、
前記プレスロールの直径と前記保持ロールの平均径とは、互いに非整数倍の関係にあるのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、プレスロールの直径と保持ロールの平均径とは、互いに非整数倍の関係にある。よって、常に保持ロールの外周面の上記角部が、プレスロールの外周面における特定位置に当たることを有効に防ぐことができる。すなわち、保持ロールの上記角部が当たるプレスロールの外周面の位置を、回転の度に回転方向にずらして当該位置を分散することができる。これにより、プレスロールの外周面の偏磨耗(局所磨耗)を有効に防ぐことができて、その結果、皺の抑制や接合精度の観点から精細に管理・調整すべき、保持ロールとプレスロールとの間のクリアランスを長期に亘って目標範囲内に収め易くなる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記角部は、前記搬送方向と交差する交差方向に沿った直線状の角部であるのが望ましい。
このような連続シートの複合体の製造方法によれば、上記の角部は、上記交差方向に沿った直線状に形成されているので、皺を伸ばすための引っ張り力を、上記交差方向に略均等分布で付与することができる。そして、これにより、皺の抑制効果を高めることができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記保持ロールの断面形状は凸多角形であるのが望ましい。
このような連続シートの複合体の製造方法によれば、保持ロールの断面形状は、凸多角形である。そのため、第1連続シートは、より確実に保持ロールの回転方向に引っ張られて、これにより、第1連続シートに存在する皺はより速やかに伸ばされる。そして、その結果、当該第1連続シートから分断生成される単票状シートの皺をより一層抑制可能となる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記保持ロールの断面形状は正多角形であるのが望ましい。
このような連続シートの複合体の製造方法によれば、保持ロールの断面形状は、正多角形であるので、保持ロールの面部同士の周速値の相違を全周に亘って抑制可能となる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
前記面部及び前記角部は、前記保持ロールの前記外周面の周囲の部分よりも前記保持ロールの半径方向の外方に突出した突出部分に形成されているのが望ましい。
このような連続シートの複合体の製造方法によれば、面部及び角部は、上記の突出部分に形成されている。そのため、第1連続シートは、より確実に保持ロールの回転方向に引っ張られて、これにより、第1連続シートに存在する皺はより速やかに伸ばされる。そして、その結果、当該第1連続シートから分断生成される単票状シートの皺をより一層抑制可能となる。
また、
第1連続シートから単票状シートを分断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに重ねて接合する連続シートの複合体の製造装置であって、
前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として前記第1連続シートを第1搬送速度値で搬送する第1搬送機構と、
少なくとも一つの刃部材が外周面に設けられた保持ロールを備え、前記第1搬送速度値よりも大きい周速値で前記保持ロールを回転することにより、前記第1搬送機構から搬送される前記第1連続シートを、前記保持ロールの前記外周面に対して遅れる側に相対滑りさせながら前記保持ロールの前記外周面で保持する保持ロール機構と、
前記保持ロールの前記刃部材と共同して前記第1連続シートを挟むことにより、前記第1連続シートから前記単票状シートを分断して生成するカッターロールと、
前記保持ロールの前記外周面に相対滑りしない状態で保持されることで前記保持ロールの回転方向に前記周速値で搬送される前記単票状シートに向けて、前記第2連続シートを送り込むことにより、前記第2連続シートに前記単票状シートを重ねて接合する接合機構と、を有し、
前記保持ロールの前記外周面には、互いに異なる面部が前記回転方向に隣接して形成されており、隣接する前記面部同士は、前記搬送方向と交差する交差方向に沿った角部を介して繋がっていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置である。
このような連続シートの複合体の製造装置によれば、保持ロールの外周面には、上記交差方向に沿った角部が設けられている。そのため、外周面に対して第1連続シートが遅れる側に相対滑りする際には、上記角部に第1連続シートが若干引っ掛かる等して保持ロールの回転方向に第1連続シートが引っ張られ、これにより、第1連続シートに存在する皺は速やかに伸ばされる。よって、当該第1連続シートから分断生成される単票状シートの皺を抑制可能となる。
===本実施形態===
本実施形態の連続シートの複合体の製造装置10では、連続シートの複合体の一例として、使い捨ておむつの裏面シート1の元となる中間部品1aを製造する。図2Aは、裏面シート1の概略平面図であり、図2Bは、裏面シート1の元となる中間部品1aの概略平面図である。
図2Aに示す裏面シート1は、おむつの外装をなす外装シート5と、外装シート5の内側の面(着用者の肌側に位置する面)に貼り付けられた液不透過性の防漏フィルム3と、を有する複合シート1である。そして、その防漏フィルム3上には、順次パルプ繊維を成形してなる不図示の吸収体や、同不図示の液透過性の表面シート等が積層固定され、これによりおむつの基部が生成される。
なお、外装シート5の素材例としては、樹脂繊維を主材とする柔軟な不織布等が挙げられ、ここでは不織布である。また、防漏フィルム3の素材例としては、ポリエチレンフィルム等の柔軟な樹脂フィルム等が挙げられ、ここでは樹脂フィルムである。
このような裏面シート1の元となる中間部品1aは、図2Bに示すように、製品ピッチPで裏面シート1の単位に分割される前の連続体である。すなわち、中間部品1aは、外装シート5の原反としての不織布の連続ウエブ5a上に、その連続方向に製品ピッチPと略同値の貼り付けピッチP3で複数の単票状の防漏フィルム3,3…が貼り付けられたものである。そして、このような中間部品1aを、本実施形態の製造装置10が製造する。すなわち、この製造装置10では、先ず、防漏フィルム3の原反となる連続フィルム3aから防漏フィルム3としての単票状フィルム3を分断して生成し、この単票状フィルム3を、外装シート5の原反となる連続ウエブ5a上にその連続方向に貼り付けピッチP3で重ねて接合し、これにより中間部品1aが製造される。但し、何等当該中間部品1aの製造に限らない。
以下、この製造装置10について詳しく説明する。
図3は、この製造装置10の概略側面図である。以下の説明では、連続フィルム3aの幅方向のことを、「CD方向」とも言う。このCD方向は、連続フィルム3aの連続方向たる搬送方向と直交しており、「交差方向」に相当し、そして、図3中では、その紙面を貫通する方向を向いている。また、CD方向は、外装シート5に係る連続ウエブ5aの幅方向とも平行である。なお、CD方向と直交する方向のことを「MD方向」とも言う。つまり、このMD方向とは、図3中の紙面と平行な任意の方向のことであり、更に換言すると、図3中に示すような互いに直交する上下方向と前後方向とで規定される任意の方向のことである。
また、「連続フィルム3a」及び「単票状フィルム3」が、それぞれ「第1連続シート」及び「単票状シート」に相当し、また「連続ウエブ5a」が、「第2連続シート」に相当する。
図3に示すように、この製造装置10は、(1)連続フィルム3aをMD方向に沿って第1搬送速度値V3aで搬送する連続フィルム搬送機構11と、(2)第1搬送速度値V3aよりも大きい周速値V21でアンビルロール21を回転することにより、連続フィルム搬送機構11から搬送される連続フィルム3aを、アンビルロール21の外周面21aに対して遅れる側に相対滑りさせながら外周面21aで保持するアンビルロール機構20と、(3)アンビルロール21の外周面21aに設けられた受け刃23と共同して連続フィルム3aを挟むことにより、連続フィルム3aから単票状シート3を分断して生成するカッターロール31と、(4)連続フィルム3aから切り離されてアンビルロール21の外周面21aに相対滑りしない状態で保持される単票状フィルム3に向けて、外装シート5に係る連続ウエブ5aを上記周速値V21とほぼ同じ値の第2搬送速度値V5aで送り込むことにより、連続ウエブ5a上に単票状フィルム3を重ねて接合する接合機構40と、を有する。
連続フィルム搬送機構11(第1搬送機構に相当)は、例えばサクションベルトコンベアである。すなわち、搬送面としての外周面に複数の吸気孔(不図示)が形成された無端ベルト12を有し、これら吸気孔からの吸気によって無端ベルト12の外周面に面接触状態で連続フィルム3aを吸着する。そして、この吸着状態で、無端ベルト12が駆動周回することにより、連続フィルム3aを上記第1搬送速度値V3aでMD方向に沿って搬送する。但し、連続フィルム搬送機構11は、何等サクションベルトコンベアに限るものではない。例えば、上下一対の互いに逆向きに回転する駆動ロールで連続フィルム3aを挟み込みながら搬送するピンチロール装置などを用いても良い。
アンビルロール機構20(保持ロール機構に相当)は、CD方向に沿った回転軸C21回りに駆動回転するアンビルロール21を本体とする。また、アンビルロール21の外周面21aは、シート状物を面接触状態で巻き付けながら保持する保持機能を有し、これにより、連続フィルム3aや単票状フィルム3を面接触状態で保持する。この例では、かかる保持機能を、外周面21aに形成された複数の吸気孔21h,21h…(図3では不図示のため図4A及び図4Bを参照)で実現している。すなわち、これら吸気孔21h,21h…からの吸気によってアンビルロール21の外周面21aは吸着力を帯び、この吸着力が、上述の連続フィルム3aや単票状フィルム3を保持する保持力になる。但し、外周面21aに保持力を付与する方法は、何等これに限らず、例えば静電気の引力による方法等、別の手法を用いても良い。
かかるアンビルロール21の外周面21aには、上述の連続フィルム3aが外周面21aの略接線方向に沿って供給され、そして、上述の保持力によって連続フィルム3aは外周面21aに面接触状態で巻き付き保持される。なお、外周面21aへの巻き付き開始位置Pwstは、回転方向Dcにおけるカッターロール31の設置位置P31よりも所定角度だけ上流側に位置している。
ここで、このアンビルロール21の周速値V21は、既述のように連続フィルム3aの第1搬送速度値V3aよりも大きな速度値に設定されている。よって、連続フィルム3aは、アンビルロール21の外周面21aに対して遅れる方向に相対移動しながら面接触状態で外周面21aに保持される。つまり、連続フィルム3aは、外周面21aを摺動しながら、上述の第1搬送速度値V3aに基づいて徐々に回転方向Dcの下流側へと移動する。
他方、アンビルロール21の外周面21aには、カッターロール31のカッター刃33を受ける受け刃23(刃部材に相当)が設けられている。そして、この受け刃23が、カッターロール31の設置位置P31を通過する際には、アンビルロール31に連動して回転するカッターロール31のカッター刃33と受け刃23とで外周面21a上の連続フィルム3aを挟むことにより連続フィルム3aを分断してその先端側の部分3eを切り離す。そして、この切り離された先端側の部分3eが、単票状フィルム3となる。
なお、この切り離された単票状フィルム3は、以降、アンビルロール21の外周面21aに相対滑りしない状態で保持され、これにより当該外周面21aと一体となってアンビルロール21の周速値V21で回転方向Dcの下流へと搬送される。そして、このときに、この周速値V21と上記連続フィルム3aの搬送速度値V3aとの速度差に基づいて、この後に分断生成される単票状フィルム3との間に間隔D3が形成される。
接合機構40は、カッターロール31の設置位置P31よりも回転方向Dcの下流側の位置に配置されている。そして、この接合機構40は、外装シート5に係る連続ウエブ5aをアンビルロール21の周速値V21とほぼ同じ速度値V5aで、且つアンビルロール21の外周面21aの略接線方向に沿うルートで搬送する搬送ローラー41などの搬送機構41を有し、更に、上記ルートを走行する上記連続ウエブ5aを、アンビルロール21の外周面21aに保持された単票状シート3に押し付けるプレスロール43を有する。
搬送機構41は、例えばCD方向に沿った回転軸C41回りに駆動回転する断面正円形状のローラー41である。また、プレスロール43も、例えばCD方向に沿った回転軸C43回りに駆動回転する断面正円形状のロールであり、そして、その周速値V43は、アンビルロール21の周速値V21とほぼ等しくなるように制御されている。但し、プレスロール43については、連続ウエブ5aとの接触で回転力を得て従動回転する従動ローラーであっても良い。
そして、このプレスロール43の設置位置P43を、アンビルロール21の外周面21a上の単票状フィルム3が通過する際には、同単票状フィルム3の両面のうちで連続ウエブ5aと対向する方の面には、既にホットメルト接着剤が塗布済みである。例えば、図3の例では、アンビルロール21の外周面21aに保持される前の連続フィルム3aの状態で、ホットメルト接着剤塗布装置70の設置位置を通過する際に、ホットメルト接着剤が塗布されている。
また、プレスロール43の外周面43aとアンビルロール21の外周面21aとの間のクリアランスCLは、単票状フィルム3がプレスロール43の位置を通過する際に、アンビルロール21とプレスロール43との両者で、単票状フィルム3と連続ウエブ5aとの両者を厚さ方向から若干挟圧するような寸法に設定されている。
よって、アンビルロール21の外周面21aに保持された単票状フィルム3がプレスロール43の設置位置P43を通過する際には、外周面21aの単票状フィルム3が連続ウエブ5aに押圧されて接合され、これにより単票状フィルム3は外周面21aから連続ウエブ5aへと引き渡される。そして、裏面シート1の中間部品1aが完成する。
ところで、このアンビルロール21の外周面21aには、単票状フィルム3の皺を抑える工夫がなされている。図4Aは、その工夫がなされたアンビルロール21の外観斜視図であり、図4Bは、同外周面21aにおける工夫部分の概略拡大図である。
図4Aを見てわかるように、アンビルロール21の外周面21aには、受け刃23の位置を除き回転方向Dcの全周に亘って多数のCD方向に沿った帯状の平面部21pが形成されており、これにより、アンビルロール21は、全体として断面形状が正多角形の正多角柱体をなしている。より詳しくは、各平面部21p,21p…は互いに同形の矩形状であるとともに、各平面部21pはCD方向を長辺とし回転方向Dcを短辺として形成されている。また、図4Bに示すように、互いに回転方向Dcに隣り合う平面部21p,21p同士は、CD方向に沿った直線状の角部21cを介して繋がっている。なお、平面部21pは、面部21pに相当する。
そして、このように外周面21aに多数の角部21c,21c…を有する正多角形のアンビルロール21によれば、外周面21aに保持された連続フィルム3aが、同ロール21の回転方向Dcに関して外周面21aから遅れる側に相対滑りをする際には、外周面21aの各角部21c,21c…に連続フィルム3aが若干引っ掛かる等して回転方向Dcの下流側に連続フィルム3aは引っ張られ、これにより連続フィルム3aの皺は速やかに伸ばされる。そして、かかる皺伸ばし済みの連続フィルム3aから単票状フィルム3が分断生成されることから、結果として単票状フィルム3の皺は抑制されることになる。
また、各角部21cはCD方向に沿った直線状に形成されているので、この例では、皺を伸ばすための引っ張り力を、CD方向に略均等分布で付与することができて、このことも皺の抑制に寄与する。
更に、かかる断面正多角形のアンビルロール21によれば、単票状フィルム3を連続ウエブ5aに接合する際に生じ得る皺も有効に防ぐことができる。図5はその説明図であり、プレスロール43の近傍部分の概略拡大図である。
図5に示すように、アンビルロール21の外周面21aの角部21c及びその近傍の平面部21pが、連続ウエブ5aとの合流位置P5aたるプレスロール43の設置位置P43を通過する際には、先ず始めに角部21cが単票状フィルム3を連続ウエブ5aに押し付けて接合する。そして、その後で、この角部21cによって接合された部分3cを回転支点として、角部21cよりも上流側に隣接する上記平面部21pに保持された単票状フィルム3の部分3pが、略一斉に連続ウエブ5aの方へと傾倒し、これにより上記部分3pが連続ウエブ5a上に重ね合わせられる。従って、あたかも多角形の折り癖が付与されたシート物を単に各折り線3cを起点として順番にパタパタと倒しながら重ね合わせるような安定度で、上記平面部21pに対応する単票状シート3の各部分3pをそれぞれ連続ウエブ5aに重ね合わせることができる。よって、重ね合わせられる最中も、単票状フィルム3の各部分3pはほぼ平面状態に維持され易く、その結果として、接合時の皺の発生を有効に防ぐことができる。
また、角部21cの上流側に隣接する各面部21pは既述のように平面部21pであることから、当該面部21pが円弧面である場合と比べて、平面部21pに保持された単票状フィルム3の上記各部分3pと連続ウエブ5aとの間のくさび形状の空間SPを広く確保可能となり、この空間SPの空気を排出し易くなる。よって、重ね合わせられる際にかかる空気が単票状フィルム3と連続ウエブ5aとの間に入り込んで封入等されることを有効に防ぐことができて、その結果、膨れ状の皺の発生も防ぐことができる。
かかるアンビルロール21の正多角柱体の角数(角部の個数)は、アンビルロール21の直径に応じて変わり得るが、例えば、アンビルロール21の直径(平均径)が、200〜600mmの場合には、60〜180個である。
また、上述では、断面正多角形のアンビルロール21を例示したが、何等これに限るものではなく、つまり、アンビルロール21の断面形状が凸多角形(角部21pの内角が180°未満)であれば、正多角形でなくても良い。例えば、上記の平面部21pとして互いの短辺の長さが異なる複数種類の平面部21p,21p…を有し、これら互いの短辺の長さが異なる各平面部21p,21p…が、回転方向Dcに所定の順番で繰り返し並んでなる凸多角柱体(断面形状が凸多角形の柱体)にしてもよい。但し、この例の構成を微視的に見れば、短辺の長さの異なる平面部21p,21p同士で互いに周速値が相違し易くなるため、望ましくは図4Aのような断面正多角形にすると良い。
更に、上述の実施形態では、アンビルロール21のCD方向の全幅に亘って平面部21p及び角部21cを設けていたが、何等これに限るものではない。例えば、アンビルロール21の外周面21aのうちで連続フィルム3を保持する領域A3よりもCD方向の端側にはみ出す各領域A2,A2については、必ずしも平面部21p及び角部21cを設けずに円弧形状のままでも良い。つまり、CD方向に関しては少なくとも連続フィルム3を保持する領域A3に平面部21p及び角部21cが設けられていれば良い。
同様に、回転方向Dcに関しても所定範囲R1にのみ選択的に平面部21p及び角部21cを設け、外周面21aの加工処理のコスト削減や労力軽減を図っても良い。すなわち、上述のようにアンビルロール21を正多角柱体にする場合には、外周面21aの全周に亘って多数の平面部21p及び角部21cを加工しなければならない。そのため、これを回避すべく、外周面21aのうちで回転方向Dcの所定範囲R1にのみ選択的に平面部21p及び角部21cを形成しても良い。
図6A及び図6Bはその一例の説明図である。図6Aにはアンビルロール21の外観斜視図を示し、図6Bには、外周面21aの一部拡大図を示している。この例では、外周面21aは、回転方向Dcの範囲として、単票状フィルム3を保持する保持範囲R1と、保持しない非保持範囲R2とを有する。そして、前者の保持範囲R1には、その全域に亘って平面部21p及び角部21cを設けているが、後者の非保持範囲R2には、平面部21p及び角部21cを設けておらず、つまりこの非保持範囲R2の外周面21aの部分は正円形状の平滑な円弧面とされている。
ちなみに、上述の保持範囲R1というのは、例えば図6Aに示すように回転方向Dcにおける受け刃23の下流端縁の位置P23e1を起端とし、当該起端から単票状フィルム3の長さ分だけ下流側の位置P3e1までの範囲R1のことであり、他方、非保持範囲R2というのは、例えば上記の単票状フィルム3の下流側の位置P3e1を起端として、当該起端から回転方向Dcの下流側に位置する受け刃23の下流端縁の位置P23e1までの範囲R2のことである。そして、後者の非保持範囲R2は、連続フィルム3aについては保持するが、連続フィルム3aを分断してなる単票状フィルム3については保持しないため、ここでは、上記範囲R2を非保持範囲R2と言っている。
そして、このようにアンビルロール21を構成すれば、その外周面21aにおける平面部21p及び角部21cの形成対象範囲を、保持範囲R1のみに限ることができるので、アンビルロール21の外周面21aの加工処理のコスト削減や労力軽減を図れる。
また、このように保持範囲R1のみに角部21cを設けた場合でも、連続フィルム3aにおける単票状フィルム3に相当する部分の略全長を皺伸ばし対象として皺伸ばしをすることができる。すなわち、連続フィルム3aがアンビルロール21の外周面21aに対して遅れる側の相対滑りをする際には、保持範囲R1の下流端の角部21ce(21c)は、連続フィルム3aのうちの単票状シート3に相当する部分を略全長に亘って通過する。よって、単票状フィルム3aに相当する部分は、そのほぼ全長に亘って皺伸ばしされる。但し、前述の実施形態(図4A)のように外周面21aの全周に角部21cを設けた例と比べれば、相対滑りの際に通過する角部21cの数は減っているので、皺伸ばし作用は小さくなっている。
一方、単票状フィルム3を連続ウエブ5aに接合する際の皺の発生を防止する作用については、前述の実施形態(図4A)と同等の作用を奏し得る。すなわち、この図6Aの例でも、保持範囲R1の全域に亘って平面部21p及び角部21cが設けられているので、図5の角部21cにより接合された部分3cを回転支点として、平面部21pに保持された部分3pを傾倒して重ね合わせる動きについては、単票状フィルム3の全長に亘って実現され、また平面部21pに保持された部分3pと連続ウエブ5aとの間のくさび形状の空間SPからの空気の排出作用についても、単票状フィルム3の全長に亘って速やかになされる。従って、当該接合時の皺の発生の防止作用については、単票状シート3の全長に亘って奏することができて、これにより、前述の実施形態の例(図4A)と比べて何等劣ることはない。
ちなみに、かかる平面部21p及び角部21cは、次のようにして形成されても良い。すなわち、平面部21p及び角部21cを設けない範囲(例えば図6Aの非保持範囲R2)の円弧形状を仮想的に延ばしてなる正円が、平面部21p及び角部21cの外接円となるようにこれら平面部21p及び角部21cを形成しても良いし、或いは、内接円となるように形成しても良い。更には、内接円や外接円にしなくても良く、その場合には、角部21cは、アンビルロール21の半径方向の外方に突出した角部になるように設計されつつ、その角度の大きさは、174°以上178°以下の範囲から選択される。ちなみに、この角度範囲については、上述の内接円又は外接円に基づいて形成された角部21cに対して適用しても良い。
また、この図6Aの例では、非保持範囲R2の全域に亘って平面部21p及び角部21cを全く設けていなかったが、非保持範囲R2の一部に平面部21p及び角部21cを設け、その残余の範囲に平面部21p及び角部21cを設けないようにしても良い。
更に、この図6Aの例では、平面部21p毎に、それぞれ複数の吸気孔21h,21h…(孔に相当)がCD方向に沿って並んで設けられている。よって、各平面部21pは、それぞれ単票状フィルム3のうちの対応する部分3p(図5)をしっかりと保持することができて、このことも皺の抑制に有効に寄与する。
また、望ましくは、吸気孔21hの平面部21pでの形成分布密度(単位面積当たりの吸気孔21hの個数)を、外周面21aにおける平面部21p以外の部分での形成分布密度よりも高くすると良く、図6Aの例では、前者を後者の約四倍にしている。そして、このようにすれば、角部21cによる皺伸ばしの際に、その回転方向Dcの両隣に位置する各平面部21p,21pでしっかりと連続フィルム3aを吸着保持することができるので、角部21cの皺伸ばし効果を有効に高めることができる。
更に、各吸気孔21hが回転方向Dcに沿ってプレスロール43の設置位置P43(図3)を通過する際に、これら各吸気孔21hの吸気を止めても良く、更には、このときに各吸気孔21hから外に空気を噴射しても良い。そして、このようにすれば、プレスロール43の設置位置P43でなされる単票状フィルム3のアンビルロール21から連続ウエブ5aへの乗り移りを円滑に行うことができる。ちなみに、その場合、各吸気孔21hからの吸気の再開は、回転方向Dcの巻き付き開始位置Pwstに各吸気孔21hが到達する前になされる。
ところで、外周面21aにおいて平面部21p及び角部21cを設ける回転方向Dcの範囲を更に小さくしても良い。図7A及び図7Bは、その説明図である、なお、図7Aは、アンビルロール21の概略斜視図であり、図7Bは、外周面21aの一部拡大図である。
この例では、回転方向Dcにおいて平面部21p及び角部21cを設ける範囲R5が、単票状フィルム3の下流側端部3edを保持する範囲R5のみに限定されており、当該範囲R5以外の残余の範囲R6に対応する外周面21aの部分は、概ね正円形状の円弧面とされている。
そして、この範囲R5のみに角部21cを設けた場合でも、連続フィルム3aにおける単票状フィルム3に相当する部分の略全長を皺伸ばし対象として皺伸ばしをすることができる。すなわち、連続フィルム3aがアンビルロール21の外周面21aに対して遅れる側の相対滑りをする際には、範囲R5の各角部21c,21c…は、連続フィルム3aのうちで単票状フィルム3の上流側端部3euに相当する部分から下流側端部3edに相当する部分までを必ず通過する。よって、単票状フィルム3aに相当する部分は、そのほぼ全長に亘って皺伸ばしされる。但し、この場合には、範囲R5のみに角部21cを設けている関係上、角部21cの総数は上述の図6Aの例よりも更に減っており、図7Aの例では範囲R5の角部21cは一つである。そのため、相対滑りの際に奏し得る皺伸ばし作用は、更に小さくなっている。
また、この例では、連続ウエブ5aに単票状フィルム3を接合する際の皺の発生を防止する作用についても小さくなっている。すなわち、平面部21p及び角部21cは、単票状フィルム3の下流側端部3edに対応する範囲R5にしか設けられていないので、上記の防止作用は、単票状フィルム3の下流側端部3edを連続ウエブ5aに接合する時にしか奏し得ず、下流側端部3edよりも上流側の部分3uの接合時には奏し得ない。
但し、この例では、これら平面部21p及び角部21cが設けられる部分21apは、外周面21aにおける周囲の部分よりも半径方向の外方に突出した突出部分21apである。よって、下流側端部3edを接合する際には大きな押圧力を付与することができて、これにより単票状フィルム3は、その下流側端部3edにて連続ウエブ5aに強固に接合される。そして、単票状フィルム3のうちで下流側端部3edよりも上流側の部分3uは、当該下流側端部3edによってMD方向に引っ張られながら搬送される間に、徐々に連続ウエブ5a上に重なって接合されることになるが、このときには、上述の下流側端部3edからの引っ張りによって皺が伸びて、これにより、単票状フィルム3の皺が抑制される。
なお、図6Bの例では、突出部分21apには、角部21cが一つだけ設けられていた。すなわち、突出部分21apには、回転方向Dcに隣り合う一対の平面部21p,21pと、これら平面部21p,21p同士の間に一つの角部21cとだけが設けられていたが、何等これに限らない。すなわち、角部21cを複数設けても良い。
ところで、以上説明してきたような角部21cがアンビルロール21の外周面21aに設けられている場合には、プレスロール43の直径とアンビルロール21の平均径との関係を、互いに非整数倍の関係にすると良い。ここで、アンビルロール21の平均径とは、アンビルロール21の外周面21aの周長を円周率で除算した値である。
そして、このようにすれば、プレスロール43の外周面43aにおいて、アンビルロール21の角部21cが当たる位置が、特定位置に固定化されてしまうことを有効に防ぐことができる。すなわち、アンビルロール21の角部21cが当たるプレスロール43の外周面43aの位置を、回転の度に回転方向にずらして当該角部21cが当たる位置を分散することができる。これにより、プレスロール43の外周面43aの偏磨耗(局所磨耗)を有効に防ぐことができて、その結果、皺の抑制や接合精度の観点から精細に管理・調整されるアンビルロール21とプレスロール43との間のクリアランスを長期に亘って目標範囲内に収め易くなる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、アンビルロール21の外周面21aに形成される面部21pの一例として平面部21pを示したが、回転方向Dcに隣接して形成される面部21p,21p同士が、CD方向に沿った直線状の角部21cを介して繋がっていれば、何等平面部21pに限らない。例えば、円弧面部などの曲面部でも良い。
上述の実施形態では、第2連続シートの一例として不織布5aを示し、第1連続シートの一例として連続フィルム3aを示したが、何等これに限らない。例えば、第1連続シートは、連続フィルムでも良いし織布でも良く、また第2連続シートは、不織布でも織布でも良い。
上述の実施形態では、吸収性物品の一例として使い捨ておむつを示したが、着用者の排泄液を吸収する物品であれば、何等これに限るものではなく、例えば吸収性物品が生理用ナプキンであっても良い。
1 裏面シート、1a 中間部品(連続シートの複合体)、
3 単票状フィルム(単票状シート)、
3a 連続フィルム(第1連続シート)、
3c 部分、3e 先端側の部分、3ed 下流側端部、3eu 上流側端部、
3u 上流側の部分、
3p 部分、
5 外装シート、5a 連続ウエブ(第2連続シート)、
10 製造装置、
11 連続フィルム搬送機構(第1搬送機構)、12 無端ベルト、
20 アンビルロール機構(保持ロール機構)、
21 アンビルロール(保持ロール)、21a 外周面、21ap 突出部分、
21c 角部、21ce 保持範囲の下流端の角部、
21p 平面部(面部)、
21h 吸気孔(孔)、
23 受け刃(刃部材)、
31 カッターロール、33 カッター刃、
40 接合機構、41 搬送ローラー(搬送機構)、
43 プレスロール、43a 外周面
70 接着剤塗布装置、
A2 領域、A3 領域、
R1 保持範囲、R2 非保持範囲、R5 範囲、R6 残余の範囲、
P3e1 下流側の位置、P23e1 受け刃の下流端縁の位置、
P31 設置位置、P43 設置位置、Pwst 巻き付き開始位置、
C21 回転軸、C41 回転軸、C43 回転軸、
CL クリアランス、SP 空間、

Claims (14)

  1. 第1連続シートから単票状シートを分断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに重ねて接合することにより、連続シートの複合体を製造する方法であって、
    第1搬送機構によって、前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として前記第1連続シートを第1搬送速度値で搬送することと、
    前記第1搬送速度値よりも大きい周速値で保持ロールを回転することにより、前記第1搬送機構から搬送される前記第1連続シートを、前記保持ロールの外周面に対して遅れる側に相対滑りさせながら前記保持ロールの前記外周面で保持することと、
    前記保持ロールの前記外周面に設けられた刃部材とカッターロールとで、前記第1連続シートを挟むことにより、前記第1連続シートから前記単票状シートを分断して生成することと、
    前記保持ロールの前記外周面に相対滑りしない状態で保持されることで前記保持ロールの回転方向に前記周速値で送られる前記単票状シートに向けて、前記第2連続シートを送り込むことにより、前記第2連続シートに前記単票状シートを重ねて接合することと、を有し、
    前記保持ロールの前記外周面には、互いに異なる面部が前記回転方向に隣接して形成されており、隣接する前記面部同士は、前記搬送方向と交差する交差方向に沿った角部を介して繋がっており、
    前記保持ロールの断面形状は、前記面部が前記回転方向に繰り返し並んで形成された凸多角形であることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記保持ロールの前記外周面は、前記回転方向の範囲として前記単票状シートを保持する保持範囲を有し、
    少なくとも前記保持範囲に前記角部が設けられていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  3. 請求項1に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記保持ロールの前記外周面は、前記回転方向の範囲として、前記単票状シートを保持する保持範囲と、前記単票状シートを保持しない非保持範囲と、を有し、
    前記保持範囲には、前記角部が設けられており、
    前記非保持範囲は、前記角部が設けられない範囲を含んでいることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  4. 請求項2又は3に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記保持範囲の全域に亘って、複数の前記角部が設けられていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  5. 請求項1に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記保持ロールの前記外周面には、前記回転方向の全周に亘って複数の前記角部が設けられていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  6. 請求項1に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記保持ロールの前記外周面は、前記回転方向の範囲として、前記単票状シートの下流側端部を保持する範囲を有し、
    少なくとも前記下流側端部を保持する範囲に前記角部が設けられていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記保持ロールの前記外周面において前記角部に隣接して形成された前記面部は、平面部であることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記保持ロールの前記外周面には、複数の孔が設けられており、
    前記前記保持ロールの外周面において前記角部に隣接して形成された複数の前記面部には、それぞれ複数の前記孔が前記交差方向に沿って並んで設けられており、
    前記孔からの吸気によって前記保持ロールの前記外周面に前記第1連続シート及び前記単票状シートは保持されることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  9. 請求項8に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記複数の孔の形成分布密度は、前記面部の方が前記保持ロールの前記外周面における前記面部以外の部分よりも高いことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記接合することは、接合機構によって行われ、
    前記接合機構は、前記第2連続シートを前記保持ロールの周速値とほぼ同じ速度値で搬送する搬送機構と、前記保持ロールの前記外周面に保持された前記単票状シートに前記第2連続シートを押し付けることにより接合するプレスロールと、を有し、
    前記プレスロールの直径と前記保持ロールの平均径とは、互いに非整数倍の関係にあることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記角部は、前記搬送方向と交差する交差方向に沿った直線状の角部であることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  12. 請求項1に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記保持ロールの断面形状は正多角形であることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  13. 請求項1に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法であって、
    前記面部及び前記角部は、前記保持ロールの前記外周面の周囲の部分よりも前記保持ロールの半径方向の外方に突出した突出部分に形成されていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
  14. 第1連続シートから単票状シートを分断して生成し、該単票状シートを、第2連続シート上において該第2連続シートの連続方向に隣り合う単票状シートとの間に間隔をあけながら前記第2連続シートに重ねて接合する連続シートの複合体の製造装置であって、
    前記第1連続シートの連続方向を搬送方向として前記第1連続シートを第1搬送速度値で搬送する第1搬送機構と、
    少なくとも一つの刃部材が外周面に設けられた保持ロールを備え、前記第1搬送速度値よりも大きい周速値で前記保持ロールを回転することにより、前記第1搬送機構から搬送される前記第1連続シートを、前記保持ロールの前記外周面に対して遅れる側に相対滑りさせながら前記保持ロールの前記外周面で保持する保持ロール機構と、
    前記保持ロールの前記刃部材と共同して前記第1連続シートを挟むことにより、前記第1連続シートから前記単票状シートを分断して生成するカッターロールと、
    前記保持ロールの前記外周面に相対滑りしない状態で保持されることで前記保持ロールの回転方向に前記周速値で搬送される前記単票状シートに向けて、前記第2連続シートを送り込むことにより、前記第2連続シートに前記単票状シートを重ねて接合する接合機構と、を有し、
    前記保持ロールの前記外周面には、互いに異なる面部が前記回転方向に隣接して形成されており、隣接する前記面部同士は、前記搬送方向と交差する交差方向に沿った角部を介して繋がっており、
    前記保持ロールの断面形状は、前記面部が前記回転方向に繰り返し並んで形成された凸多角形であることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
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