JP2020103623A - 宅配ボックス - Google Patents

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富夫 小林
Tomio Kobayashi
富夫 小林
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Abstract

【課題】ボックス本体に扉支持用のヒンジ本体を結合する場合に、結合作業の容易化を図り、かつ、扉交換時に固定部材が紛失しにくくなる宅配ボックスを提供することである。【解決手段】宅配ボックス12は、ボックス本体13の開口を塞ぐようにボックス本体に、ヒンジ本体30及びヒンジピンにより回動可能に取り付けられた扉を含む。ヒンジ本体は、固定部材とともにボックス本体を挟んだ状態で、ヒンジ本体及び固定部材が結合部材により結合されることにより、ボックス本体に固定される。ボックス本体には、固定部材が挿入される凹部が形成され、ヒンジピンは、扉本体の上下方向端部に上下方向に突出するように配置され、ヒンジ本体は、ヒンジピンが差し込まれるヒンジ穴35を有する。【選択図】図3A

Description

本開示は、宅配ボックスに関する。
従来から、特許文献1に記載されているように、郵便物等を投入するポスト構造において、ポスト本体の開口部に扉が設けられ、ポスト本体に固定された2つのヒンジと、扉に形成された2つの折り曲げリム片とがそれぞれ回動軸(ヒンジピン)によって回動可能に支持されることが記載されている。
一方、一般家庭等で使用され、宅配荷物を無人で受け取り可能な宅配ボックスが知られている。この宅配ボックスでは、宅配業者が荷物室に荷物を入れ、扉を施錠する。荷物の受取人は、鍵で扉を解錠することで荷物を受け取ることができる。宅配ボックスは、一般的に扉がボックス本体に金属製のヒンジを介して回動可能に支持されることが多い。
特開2000−333819号公報
上記の宅配ボックスでは、金属製のヒンジ(ヒンジ本体)を、ボックス本体を介してヒンジプレート(固定部材)によってネジ(結合部材)で固定する場合がある。この場合、ヒンジプレートにネジ穴が形成される。しかしながら、ヒンジ本体をボックス本体に固定部材及び結合部材で固定する場合に、固定部材を作業者の指で押さえながら、結合部材をヒンジ本体及びボックス本体に貫通させて、固定部材に結合する必要がある。これにより、ヒンジ本体の結合作業が煩雑である。また、扉交換時にボックス本体からヒンジ本体を取り外した場合に、固定部材がボックス本体から外れて紛失する可能性がある。
本開示の目的は、ボックス本体に扉支持用のヒンジ本体を結合する場合に、結合作業の容易化を図り、かつ、扉交換時に固定部材が紛失しにくくなる宅配ボックスを提供することである。
本開示の宅配ボックスは、開口を有するボックス本体と、開口を塞ぐようにボックス本体に、ヒンジ本体及びヒンジピンにより回動可能に取り付けられた扉とを備える宅配ボックスであって、ヒンジ本体は、固定部材とともにボックス本体を挟んだ状態で、ヒンジ本体及び固定部材が結合部材により結合されることにより、ボックス本体に固定され、ボックス本体には、固定部材が挿入される凹部が形成され、ヒンジピンは、扉本体の上下方向端部に上下方向に突出するように配置され、ヒンジ本体は、ヒンジピンが差し込まれるヒンジ穴を有する、宅配ボックスである。
本開示に係る宅配ボックスによれば、ボックス本体に扉支持用のヒンジ本体を結合する場合に、結合作業の容易化を図れるとともに、扉交換時に固定部材が紛失しにくくなる。
実施形態の宅配ボックスの斜視図である。 宅配ボックスから扉を取り除いて、図1の右斜め前側から見た斜視図である。 図2のA部を拡大して左側から見た斜視図である。 図3Aからヒンジ本体を取り出し拡大して示す斜視図である。 図3AのB矢視図である。 図1の右斜め後側から見た斜視図である。 図5のC部において、右カバーを取り外した状態で、ボックス本体の凹部にヒンジプレートを挿入する状態を示す図である。 ボックス本体の凹部にヒンジプレートを挿入した後、プレートカバーを挿入する状態を示している、図6に対応する図である。 宅配ボックスを構成する扉の回動軸側端部を上から見た斜視図である。 図8のE部拡大図である。 扉が閉鎖から第1所定角度開いた状態における図1のD−D断面に対応する図である。 (a)は、扉が閉鎖から第2所定角度開いた状態でさらに開く方向の力が加わった場合において、扉が傾斜する方向に変形することを誇張して示す図であり、(b)は、(a)のF部拡大図である。 実施形態の別例の宅配ボックスにおいて、ボックス本体の凹部にナットを挿入する状態を示している、図6に対応する図である。 実施形態の別例の宅配ボックスにおいて、扉本体と、2つのヒンジピンとを分離して示す斜視図である。 (a)は、図13のG部拡大図であり、(b)は(a)において、扉本体にヒンジピンを取り付けて示す図である。 実施形態の別例の宅配ボックスにおいて、扉及び天蓋を取り外して前側から見た斜視図である。 図15からヒンジ本体及びヒンジピンを取り出し拡大して示す斜視図である。 図15に示す宅配ボックスを上側から見た斜視図である。 図15において、ボックス本体に扉を取り付け、天板部を取り外した状態を示している、図15のH部拡大斜視図である。
以下、図面を用いて本開示の実施形態を説明する。以下で説明する形状、材料及び個数は、説明のための例示であって、宅配ボックスの仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
以下の説明及び図面で、Rは、宅配ボックスに向かって見た場合の右側であり、Lは、同じく左側であり、Fは、宅配ボックスの前側であり、Bは、宅配ボックスの後側である。R及びLを結ぶ方向と、F及びBを結ぶ方向とは互いに直交する。
図1は、実施形態の宅配ボックス12の斜視図である。図2は、宅配ボックス12から扉16を取り除いて、図1の右斜め前側から見た斜視図である。宅配ボックス12は、一般家庭等で使用され、宅配荷物を無人で受け取り可能である。宅配ボックス12は、ユーザとしての宅配業者が荷物を入れた状態で、伝票に受領印を押印させるとともに扉16を施錠するために用いられる。
宅配ボックス12は、開口15を有する略直方体状のボックス本体13と、ボックス本体13の内側に形成された荷物室14と、開口15を開閉する扉16と、ボックス本体13の上端に取り付けられた天蓋20とを備える。荷物室14は、荷物(図示せず)を出し入れ可能に収容可能な略直方体の箱状である。ボックス本体13の外側面において左右両端の前側には、左カバー21及び右カバー22が取り付けられる。図1、図2、図5では、各カバー21,22を砂地部で示している。ボックス本体13及び各カバー21,22は、樹脂により形成される。
扉16は、荷物室14の前側Fの開口15(図2)を塞いでいる。扉16はボックス本体13に取り付けられる片開き型であり、開口15を塞ぐようにボックス本体13に、それぞれ2つずつのヒンジ本体30(図3A、図3B、図4)及びヒンジピン18(図8)により回動可能に取り付けられる。具体的には、ボックス本体13の右側R端部の内側において、上下方向両端部に2つのヒンジ本体30が固定され、各ヒンジ本体30に形成されたヒンジ穴35に、扉16の閉鎖状態での右側R端部の上下両端に形成されたヒンジピン18が挿入されて支持される。これによって、扉16は、ボックス本体13に、2つのヒンジピン18を中心に回動可能に取り付けられる。ヒンジピン18は、扉16の回動軸に相当する。ヒンジ本体30及びヒンジピン18は、後で詳しく説明する。
扉16は、施錠装置(図示せず)により施錠される。例えば、宅配業者が宅配ボックス12に荷物を預ける場合には、宅配業者が荷物室14に荷物を入れて扉16を閉じた状態で、前側に露出したレバー(図示せず)を押し下げることで、扉16が施錠される。荷物の受取人が、鍵を鍵穴部(図示せず)に入れて施錠装置を解錠した場合には、レバーが上側に戻って、扉16の開放が可能となる。
次に、扉16の回動支持構造を説明する。図3Aは、図2のA部を拡大して左側から見た斜視図である。図3Bは、図3Aからヒンジ本体30を取り出し拡大して示す斜視図である。図4は、図3AのB矢視図である。
2つのヒンジ本体30が、ボックス本体13の右側R端部の内側において、上下方向両端部に固定される。ヒンジ本体30は、扉を支持するために用いられる。以下では、ボックス本体の上端部に固定される上側のヒンジ本体30を中心に説明する。ボックス本体の下端部に固定される下側のヒンジ本体30は、上側のヒンジ本体30と同様であり、ボックス本体への取付の向きが上下方向で逆になる。
ヒンジ本体30は、鉄等の金属製である。ヒンジ本体30は、上下方向に長い板部31と、板部31の中間部の左端から後側に略直角に曲げられた中間曲げ部32と、上端延出部34及び下端曲げ部36とを有する。板部31は、ボックス本体13の内面の右端における前端面に重ねられて接触する。
上端延出部34は、板部31の上端から前側であるボックス本体13の外側に向かって略直角に曲げられて延出する。上端延出部34は、上下方向に貫通するヒンジ穴35を有する。ヒンジ穴35には、後述のヒンジピン18(図8)が挿入される。
中間曲げ部32には、ネジ40(図3A)を左右方向に貫通させるための2つの穴33が形成される。
下端曲げ部36は、板部31の下端部の左端から前側(扉16側)に向かって略直角に曲げられる。下端曲げ部36は、後述するように、扉16の回動角度を所定角度以内に制限するように、扉16の回動軸側(ヒンジピン18側)の端辺に突き当て可能なストッパである。ヒンジ本体30は、例えば金属板をプレス加工することにより形成される。
ヒンジ本体30は、ボックス本体13に、ボックス本体13の外側に配置したヒンジプレート41(図6、図7)と、ネジ40(図3A)とにより固定される。
図5は、図1の右斜め後側から見た斜視図である。図6は、図5のC部において、右カバー22を取り外した状態で、ボックス本体13の凹部13aにヒンジプレート41を挿入する状態を示す図である。図7は、ボックス本体13の凹部13aにヒンジプレート41を挿入した後、プレートカバー43を挿入する状態を示している、図6に対応する図である。
ボックス本体13の右外側面には、断面略矩形の凹部13aが形成される。凹部13aの底面には、ネジ40(図3A)を貫通させるための2つの穴13bが形成される。2つの穴13bは、ヒンジ本体30の2つの穴33(図3B)と一致する。凹部13aの底面で2つの穴13bの間には、後述のヒンジプレート41を係止するための係止凹部13cが形成される。
ヒンジプレート41は、金属により矩形板状に形成され、ボックス本体13の外側の凹部13aの内面に重ねて配置される。凹部13aの断面形状は、ヒンジプレート41の矩形形状とほぼ一致しており、ヒンジプレート41が凹部13aに、ほぼがたつきなく嵌まり込む。これにより、凹部13aは、ヒンジプレート41の回転を阻止する形状である。ヒンジプレート41は、固定部材に相当する。ヒンジプレート41には、2つのネジ孔42が形成される。2つのネジ孔42は、ボックス本体13の凹部13aに形成された2つの穴13bに一致する。ヒンジプレート41のボックス本体13側の面で、2つのネジ孔42の間には円形の係止突部(図示せず)が形成される。ボックス本体13にヒンジ本体30を結合する場合には、図6に示すように、ボックス本体13の凹部13aに、ヒンジプレート41を嵌合させながら、凹部13aの内面に重ねて配置する。このとき、ヒンジプレート41の係止突部が係止凹部13cに嵌合状態で係止される。ヒンジプレート41に係止凹部を形成し、その係止凹部が凹部13aの底面に形成された係止突部に係止されてもよい。
そして、図3Aに示すように、ヒンジ本体30の板部31及び中間曲げ部32をボックス本体13の内面に重ねた状態で、中間曲げ部32とヒンジプレート41(図6)とによりボックス本体13を挟む。この状態で、ヒンジ本体30及びボックス本体13にネジ40を貫通させ、そのネジ40をヒンジプレート41のネジ孔42に結合することにより、ヒンジ本体30及びヒンジプレート41がネジ40により結合される。これにより、ヒンジ本体30がボックス本体13に固定される。ネジ40は、結合部材に相当する。なお、図3Aでは、ボックス本体13の開口15周辺部の前側面に段差部Jが形成されており、段差部Jの内側にヒンジ本体30の中間曲げ部32及びネジ40の頭部を配置することで、荷物室14に荷物を出し入れする場合に荷物がネジ40に接触することを防止している。
さらに、図7に示すように、ボックス本体13の凹部13aにヒンジプレート41が挿入された後、略矩形板状のプレートカバー43が挿入され、凹部13aにプレートカバー43が嵌め込んで固定される。これにより、ボックス本体13には、凹部13aをヒンジプレート41の外側から覆うプレートカバー43が配置されるので、右カバー22(図2)がない状態で、ヒンジプレート41がボックス本体13の外部に露出することが防止される。図1〜図7では、ボックス本体13の左右両側面に取り付けた左カバー21及び右カバー22を省略してもよい。
図8は、扉16の回動軸側端部を上から見た斜視図である。図9は、図8のE部拡大図である。扉16は、例えば樹脂により一体成形される。扉16は、扉本体17と、扉本体17の回動軸側端部(図8の左端部)の上下方向端部である上下両端面に上下方向に突出するように配置された2つのヒンジピン18とを有する。ヒンジピン18は、扉本体17と一体に形成される。2つのヒンジピン18のうち、下側のヒンジピンの図示は省略するが、上側のヒンジピン18と上下方向の向きが異なるだけで同様である。
図9に示すように、扉16の上下両端に設けたヒンジピン18における扉本体17の外側である突出側端面としての先端面(図9の上端面)には、扉16の閉鎖状態でボックス本体13側(内面側)に向かって扉本体17側(図10の下側)に傾斜した傾斜面19が形成される。扉16の上側のヒンジピン18は、ボックス本体13に固定された上側のヒンジ本体30のヒンジ穴35(図3A、図3B)に差し込まれる。扉16の下側のヒンジピンは、ボックス本体13に固定された下側のヒンジ本体のヒンジ穴に差し込まれる。これにより、扉16は、ボックス本体13に、2つのヒンジピン18を中心に回動可能に取り付けられる。この状態で、ヒンジピン18の傾斜面19は、ヒンジ本体30の上端延出部34の延出方向に対し傾斜している。なお、下側のヒンジピンの先端面には傾斜面を形成せず、ヒンジピンの先端部(下端部)を単なる円柱状としてもよい。
さらに、図8に示すように、扉本体17の回動軸側端面Kの上側には、ブロック状の補強リブ17aが突出して形成される。
図10は、扉16が閉鎖から第1所定角度α開いた状態における図1のD−D断面に対応する図である。扉16は、閉鎖から第1所定値以下の力で開く場合に、補強リブ17aと、ヒンジ本体30とにより、回動範囲が制限される。具体的には、図10に示すように扉16が閉鎖から第1所定角度α開くと、扉16の補強リブ17aの端辺が、ヒンジ本体30の下端曲げ部36の側面に衝突することで、扉16の回動範囲が制限される。第1所定角度αは、例えば鈍角である。例えば第1所定角度αは110度である。これにより、下端曲げ部36は、扉16が閉鎖から開放状態にヒンジピン18(図8)を中心として回動する場合に回動角度を第1所定角度以内に制限するように、扉16の回動軸側の端辺に突き当て可能である。
この状態で、扉16にさらに開く方向に第1所定値を超えて第2所定値以下の大きな力が加わって、補強リブ17a及びヒンジ本体30の下端曲げ部36の一方または両方が変形すると、扉本体17の外側面が右カバー22の前端で開口15に向かって曲げられた突き当て部23の先端に突き当たって扉16のそれ以上の開きが制限される。このときに扉16が開く角度は第1所定角度αより大きい第2所定角度である。第2所定角度は、例えば114度である。図10では、扉が第1所定角度α開いた状態で、扉本体17がヒンジ本体30と右カバー22との両方に衝突しているように見えるが、実際には扉本体17の補強リブ17aがヒンジ本体30に衝突することで扉16の開きが阻止され、そのときの扉16の外側面と右カバー22との間には隙間が形成される。さらに扉16に開く方向に第1所定値を超える力が加わると、扉16が右カバー22に衝突して開きが阻止される。
さらに、図9に示したように、ヒンジピン18の先端面には、傾斜面19が形成される。これにより、扉16が第2所定角度を超えてさらに開くようにさらに大きい力が加わったときに、扉16のヒンジピン18が、ヒンジ本体30のヒンジ穴35(図3A、図3B)から抜け出して、扉16及びボックス本体13が破損することが防止される。
図11を用いてこれを詳しく説明する。図11(a)は、扉16が閉鎖から第2所定角度開いた状態でさらに開く方向の力が加わった場合において、扉16が傾斜する方向に変形することを誇張して示す図であり、(b)は、(a)のF部拡大図である。
図10を用いて説明したように、扉16に第1所定値を超える大きな力が加わることで、扉16がヒンジ本体30とともに右カバー22に衝突した状態で、さらに開く方向に第2所定値を超える大きな力が加わる場合が考えられる。この場合、図11(a)に示すように、扉本体17は、補強リブ17aから遠い側の下端が開き方向に開くように図11(a)の矢印β方向に傾斜する傾向となる。一方、扉16の上端のヒンジピン18の先端面には傾斜面19(図11(b))が形成されているので、図11(b)の矢印γ方向にヒンジピン18がヒンジ本体30のヒンジ穴35から抜け出しやすくなる。ヒンジピン18がヒンジ穴35から抜け出すことで、扉16がヒンジ本体30から外れるので、扉16及びボックス本体13が過度に大きく変形することによる扉16及びボックス本体13の破損を防止できる。
さらに、扉16の上端のヒンジピン18の先端面に傾斜面19が形成されることにより、子供等の人が扉16の上端に手をかけてぶら下がる等のいたずらが発生した場合には、扉16が傾斜する方向に変形した場合にヒンジピン18が、ヒンジ本体30のヒンジ穴35から抜け出しやすくなる。これにより、扉16が過度に大きく変形することで扉16が破損することを防止できる。
上記の宅配ボックス12によれば、ボックス本体13に形成された凹部13aにヒンジプレート41が挿入される。また、ヒンジ本体30は、ヒンジプレート41とともにボックス本体13を挟んだ状態で、ヒンジ本体30及びヒンジプレート41がネジ40により結合されることにより、ボックス本体13に固定される。これにより、ボックス本体13にヒンジ本体30を結合する場合に、ヒンジプレート41を作業者の指で押さえながらネジ結合する必要がないので、作業の容易化を図れる。これとともに、扉16の交換時にヒンジプレート41がボックス本体13から外れにくくなるので、ヒンジプレート41が紛失しにくくなる。
図12は、実施形態の別例の宅配ボックスにおいて、ボックス本体13の凹部13aにナット45を挿入する状態を示している、図6に対応する図である。本例の構成では、ボックス本体13の凹部13aの底面の穴13bと一致する2つの位置に断面六角形の六角凹部13dが形成される。六角凹部13dは、ナット45が、ほぼがたつきなく嵌り合うことでナット45の回転を阻止する形状である。ナット45は固定部材に相当する。ナット45を六角凹部13dに嵌め込んだ状態で、ボックス本体13を挟んでナット45と反対側からヒンジ本体30及びボックス本体13を貫通したネジ40(図3A)をナット45に結合することにより、ヒンジ本体30がボックス本体13に固定される。
上記の構成によれば、ボックス本体13にヒンジ本体30を結合する場合に、ナット45を作業者の指で押さえながらネジ結合する必要がないので、作業の容易化を図れる。これとともに、扉交換時にナット45がボックス本体13から外れにくくなるので、ナット45が紛失しにくくなる。本例において、その他の構成及び作用は、図1〜図11の構成と同様である。
図13は、実施形態の別例の宅配ボックスにおいて、扉本体51と、2つのヒンジピン52とを分離して示す斜視図である。図14(a)は、図13のG部拡大図であり、図14(b)は図14(a)において、扉本体51にヒンジピン52を取り付けて示す図である。
本例の構成では、図13に示すように、扉50が、扉本体51と、扉本体51とは別部材である2つのヒンジピン52とにより形成される。図13では、ヒンジピン52を模式的に円柱で示している。具体的には、各ヒンジピン52は、図14(a)に示すように先端部(図14(a)の下部)に設けられた差込部53と、中間部に設けられたフランジ54と、頭部(図14(a)の上部)に設けられたピン本体55とを有し、差込部53、フランジ54及びピン本体55が一体化される。
ヒンジピン52は、例えば樹脂により一体成形される。差込部53は、例えば外周面に放射状に複数の三角形のリブが形成されており、先細り形状となっている。フランジ54は、差込部53に、差込部53の最大外径より小径の柱部(図示せず)を介して結合される。ピン本体55は、フランジ54に結合された円柱状である。ピン本体55の先端面(図14(a)の上端面)に、図9に示したヒンジピン18と同様の傾斜面が形成されてもよい。
扉本体51の回動軸側端部の上下方向両端部のそれぞれにおける板部51aには、ヒンジピンを挿入するための扉穴51bが形成される。例えば扉本体51の板部51aの上端面には、上側のヒンジピン52を挿入するための扉穴51bが形成される。扉穴51bの直径は、差込部53の最大外径より小さい。図14(b)に示すように、ヒンジピン52の差込部53が扉穴51bに差し込まれる。差込部53は、弾性変形して直径が縮小しながら扉穴に押し込まれた後、扉穴51bの裏側(図14(b)の下側)で広がって通常時におけるヒンジピン52の抜け落ちが防止される。この状態で、フランジ54は、扉本体51の上下方向端面と接触することで、扉本体51に対する位置決めを行う。これにより、扉50が形成される。
扉50をボックス本体13に取り付けた状態で、ヒンジピン52のピン本体55は、ヒンジ本体30のヒンジ穴35(図3A、図3B)に差し込まれる。ヒンジピンは、フランジに円錐状の差込部が、柱部を介さずに結合された構成としてもよい。
上記の構成によれば、扉50に大きく開く方向に大きな力が加わったり、扉の上に子供等の人がぶら下がる等で扉50が変形するように大きな力が加わった場合に、ヒンジピン52が扉本体51から分離したり、破損することで扉本体51及びボックス本体13(図1)の破損を防止できる。ヒンジピン52のコストは、扉本体51及びボックス本体13に比べて安価であるため、宅配ボックスの修理時における修理費用を軽減できる。本例において、その他の構成及び作用は、図1〜図11の構成と同様である。
図15は、実施形態の別例の宅配ボックス12aにおいて、扉及び天蓋を取り外して前側から見た斜視図である。図16は、図15からヒンジ本体80及びヒンジピン90を取り出し拡大して示す斜視図である。図17は、図15に示す宅配ボックス12aを上側から見た斜視図である。図18は、図15において、ボックス本体13に扉50aを取り付け、天板部62(図15)を取り外した状態を示している、図15のH部拡大斜視図である。
図15に示すように、本例の構成では、ボックス本体60の開口61の周辺部で、ボックス本体60の上端を形成する天板部62の上面に載るように、ボックス本体60にヒンジ本体80が固定される。図16に示すようにヒンジ本体80は、上下方向に長い板部81と、板部81の下部の左端から前側に略直角に曲げられた曲げ部82と、第1上端延出部83及び第2上端延出部85とを有する。板部81は、ボックス本体60の内面の右端における前端面に重ねられて接触する。
第1上端延出部83は、板部81の上端から前側であるボックス本体60の外側に向かって略直角に曲げられて延出する。第1上端延出部83は、ヒンジピン90が挿入されるヒンジ穴(図示せず)を有する。
第2上端延出部85は、左右方向に延びており、ネジ(図示せず)を前後方向に貫通させる2つの穴86が形成される。
曲げ部82は、扉50a(図18)の回動角度を所定角度以内に制限するように、扉50aの回動軸側の端辺に突き当て可能なストッパである。
図17に示すように、ボックス本体60の天板部62の上面に形成された複数の凹部63の1つの凹部63には、左右方向に延びる板状のヒンジプレート88が配置される。ヒンジプレート88は、固定部材に相当する。ヒンジプレート88の左右方向両端部には2つのネジ孔(図示せず)が形成される。
ヒンジ本体80の第2上端延出部85は、天板部62の上面に形成された突部64の内側を左右方向に通って凹部63の上面に配置される。ヒンジ本体80は、ヒンジプレート88とともにボックス本体60の突部64における壁部を挟んだ状態で、ヒンジ本体80及びヒンジプレート88がネジ(図示せず)により結合されることにより、ボックス本体60に固定される。この状態で、図18に示すように、ヒンジ本体80の第1上端延出部83は、扉50a側に延出されて、第1上端延出部83のヒンジ穴に、扉本体51とは別部材であるヒンジピン90が差し込まれる。
図16に示すように、ヒンジピン90は、略円柱状のピン本体91に円柱状の差込部92が結合されている。差込部92が扉本体51の扉穴に差し込まれる。ヒンジピン90の先端面には、図9に示したヒンジピン18と同様の傾斜面91aが形成される。傾斜面91aは、扉50aの閉鎖状態でボックス本体60とは反対側(外面側)に向かって扉本体51側(図18の下側)に傾斜している。
上記では、上側のヒンジピン90と、ボックス本体60における上側のヒンジ本体80の固定構造とを説明したが、下側のヒンジピンと、ボックス本体60における下側のヒンジ本体の固定構造も、上下方向が逆になるだけで同様に構成してもよい。具体的には、下側のヒンジ本体は、ボックス本体の下端を構成する底板部に形成された凹部内に、ヒンジプレート及びネジにより固定される。下側のヒンジピンの下端部は、先端面(下端面)に傾斜面を有しない単なる円筒状としてもよい。また、下側のヒンジ本体は、上側のヒンジ本体80とは異なる形状としてもよい。例えば、下側のヒンジ本体は、図16に示した上側のヒンジ本体80で第2上端延出部85を省略し、上下方向に延びる板部の上下2つの位置に前後方向に貫通するネジ孔が形成された形状としてもよい。このとき、下側のヒンジプレートは、上下方向に延びる板状であり、上下2つの位置にネジ孔が形成され、下側のヒンジ本体は、下側のヒンジ本体及びヒンジプレートでボックス本体60を挟んだ状態でネジ結合される。
上記の構成の場合も、扉の上に子供等の人がぶら下がる等で扉が変形するように大きな力が加わった場合に、ヒンジピン90が扉本体51から分離したり、破損することで、扉本体51及びボックス本体60の破損を防止できる。また、ヒンジピン90の傾斜面91aによりヒンジピン90がヒンジ本体80のヒンジ穴から抜け出しやすくなることで、扉本体51及びボックス本体60の破損を防止することもできる。本例において、その他の構成及び作用は、図1〜図11の構成と同様である。
12,12a 宅配ボックス、13 ボックス本体、14 荷物室、15 開口、16 扉、17 扉本体、17a 補強リブ、18 ヒンジピン、19 傾斜面、20 天蓋、21 左カバー、22 右カバー、23 突き当て部、30 ヒンジ本体、31 板部、32 中間曲げ部、33 穴、34 上端延出部、35 ヒンジ穴、36 下端曲げ部、40 ネジ、41 ヒンジプレート、42 ネジ孔、43 プレートカバー、45 ナット、50,50a 扉、51 扉本体、52 ヒンジピン、53 差込部、54 フランジ、55 ピン本体、60 ボックス本体、61 開口、62 天板部、63 凹部、64 突部、80 ヒンジ本体、81 板部、82 曲げ部、83 第1上端延出部、85 第2上端延出部、86 穴、88 ヒンジプレート、90 ヒンジピン、91 ピン本体、91a 傾斜面、92 差込部。

Claims (6)

  1. 開口を有するボックス本体と、前記開口を塞ぐように前記ボックス本体に、ヒンジ本体及びヒンジピンにより回動可能に取り付けられた扉とを備える宅配ボックスであって、
    前記ヒンジ本体は、固定部材とともに前記ボックス本体を挟んだ状態で、前記ヒンジ本体及び前記固定部材が結合部材により結合されることにより、前記ボックス本体に固定され、
    前記ボックス本体には、前記固定部材が挿入される凹部が形成され、
    前記ヒンジピンは、扉本体の上下方向端部に上下方向に突出するように配置され、
    前記ヒンジ本体は、前記ヒンジピンが差し込まれるヒンジ穴を有する、
    宅配ボックス。
  2. 請求項1に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記ボックス本体には前記凹部を前記固定部材の外側から覆うカバーが配置される、
    宅配ボックス。
  3. 請求項1または請求項2に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記凹部は、前記固定部材の回転を阻止する形状である、
    宅配ボックス。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記ヒンジ本体は、前記扉が閉鎖から開放状態に回動軸を中心として回動する場合に回動角度を所定角度以内に制限するように、前記扉の前記回動軸側の端辺に突き当て可能なストッパが形成される、
    宅配ボックス。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記ヒンジピンは、前記扉本体とは別部材であり、前記扉本体の上下方向端部に形成された扉穴に差し込まれる差込部と、前記扉本体の上下方向端面と接触するフランジと、前記ヒンジ穴に差し込まれるピン本体とを有する、
    宅配ボックス。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の宅配ボックスにおいて、
    前記ヒンジ本体は、前記ボックス本体に接触する板部と、前記板部から前記ボックス本体の外側に曲げられて延出し、前記ヒンジ穴を有する延出部とを有し、
    前記ヒンジピンにおける前記扉本体の外側である突出側端面には、前記延出部の延出方向に対し傾斜した傾斜面が形成される、
    宅配ボックス。
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