JP2020103089A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動走行する走行車両と対地作業機を備えた作業車両において、対地作業機に設けられた連結具(シャーボルト等)が破断したときに当該破断を確実に且つ速やかに検知することが可能である作業車両を提供すること。【解決手段】作業車両は、目標走行経路に沿って自動走行する走行車両と、前記走行車両の後部に装着される装着体と、前記装着体に連結されて対地作業を行う作業部とを有する対地作業機と、前記装着体に対して前記作業部を連結するとともに、所定値以上の負荷が加わったときに破断する連結具と、前記連結具の破断を検知する検知手段と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、走行車両と対地作業機を備えた作業車両に関する。
従来、特許文献1に開示された対地作業機が知られている。
特許文献1(第1図)に開示された対地作業機は、走行車両(トラクタ)に牽引されて対地作業を行うプラウ作業機である。プラウ作業機は、プラウフレームと、プラウフレームにボルトにより固定されたビームと、ビームに支持されたボトムと、を備えている。ビームをフレームに固定するボルトのうちの1本はシャーボルトであって、ボトムに対して障害物が当たる等して過負荷が加わると、シャーボルトが破断することによりボトムの破損が防がれる。
特開昭55−138301号公報
しかしながら、上記の開示技術において、走行車両が自動走行する車両である場合、シャーボルトが破断しても当該破損を検知することができず、対地作業機による対地作業が不能な状態で自動走行が継続される。その結果、自動走行の終了後にシャーボルトが破断した地点まで戻って対地作業をやり直す必要が生じ、作業効率が大きく低下する。
本発明は、上記したような実情に鑑みてなされたものであって、自動走行する走行車両と対地作業機を備えた作業車両において、対地作業機に設けられた連結具(シャーボルト等)が破断したときに当該破断を確実に且つ速やかに検知することが可能である作業車両を提供するものである。
本発明の一態様に係る作業車両は、目標走行経路に沿って自動走行する走行車両と、前記走行車両に装着される装着体と、前記装着体に連結されて対地作業を行う作業部とを有する対地作業機と、前記装着体に対して前記作業部を連結するとともに、所定値以上の負荷が加わったときに破断する連結具と、前記連結具の破断を検知する検知手段と、を備えている。
また、前記走行車両の走行を制御する走行制御部を備え、前記走行制御部は、前記検知手段が前記連結具の破断を検知したときに前記走行車両の自動走行を停止させる。
また、前記検知手段は、前記装着体に対する前記作業部の角度を検知する角度センサである。
また、前記検知手段は、前記装着体に対する前記作業部の距離を検知するストロークセンサである。
また、作業車両は、前記検知手段が前記連結具の破断を検知したときに当該検知を作業者に報知する報知手段を備えている。
また、前記報知手段は、前記走行車両の運転席の周囲に設けられた表示装置を含み、前記連結具の破断を検知したときに当該検知した旨を前記表示装置に表示する。
また、前記報知手段は、警告音を発生する音発生装置を含み、前記連結具の破断を検知したときに当該検知した旨を前記音発生装置からの警告音の発生により報知する。
また、前記報知手段は、光発生装置を含み、前記連結具の破断を検知したときに当該検知した旨を前記光発生装置の点灯又は点滅により報知する。
上記作業車両によれば、装着体に対して作業部を連結する連結具に対して所定値以上の負荷が加わって連結具が破断した場合に、当該連結具の破断を検知手段により確実に且つ速やかに検知することができる。
本発明に係る作業車両の一実施形態を示す側面図である。 作業部に過負荷が加わって連結具が破断した場合における装着体に対する作業部の挙動を仮想線で示した側面図である。 本発明に係る作業車両の制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る作業車両における検知手段の別の例を示す側面図である。 報知手段を構成する表示装置の表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、作業車両1の一実施形態を示す側面図である。
作業車両1は、走行車両2と対地作業機20とを備えている。走行車両2は、本実施形態の場合はトラクタである。以下、走行車両2がトラクタ2であるとして説明する。但し、走行車両2はトラクタには限定されない。
図1に示すように、トラクタ2は、車体3と、走行装置4と、装着部5と、を備えている。車体3は、車体フレーム6と、クラッチハウジング7と、ミッションケース8とを有している。車体フレーム6は、車体3の前後方向に延びている。車体フレーム6には、原動機9が搭載されている。本実施形態の場合、原動機9はエンジン9である。クラッチハウジング7は、エンジン9の後部に連設されており、クラッチを収容している。ミッションケース8は、クラッチハウジング7の後部に連結されており、変速装置や後輪差動装置等を収容している。変速装置は、主変速装置と副変速装置とを含む。車体3の後方(ミッションケース8の後方)にはPTO軸10が突出している。
走行装置4は、車体3の前部に設けられた前輪4Fと、車体3の後部に設けられた後輪4Rとを有している。前輪4Fは、車体フレーム6に支持されている。後輪4Rは、後輪差動装置の出力軸に支持されている。
車体3には、運転席11と、運転席11を囲うキャビン12が搭載されている。運転席11の前方には、ステアリングハンドル13が設けられている。ステアリングハンドル13は、パワーステアリング機構を介して左右の前輪4Fと連携している。運転席11の周囲(右前方)には、表示装置14が設けられている。表示装置14は、例えば、タッチパネル式の液晶ディスプレイ(液晶モニタ)から構成される。
装着部5は、車体3の後部に設けられている。装着部5は、圃場等の地面GLに対して作業を行う対地作業機20をトラクタ2の後部に連結するための部分である。対地作業機20は、例えばPTO軸10から伝達される駆動力によって駆動する。本実施形態における対地作業機20は、土壌の耕起、砕土、反転作業を行うプラウ作業機である。但し、対地作業機20はプラウ作業機には限定されず、例えば、ロータリ耕耘機、草刈機、除雪機等であってもよい。対地作業機20は、地面に対して作業(対地作業)を行ったときに地面から負荷(反作用)を受ける。
装着部5は、油圧シリンダ等のアクチュエータにより駆動して対地作業機20を上昇又は下降させる昇降装置である。本実施形態の場合、装着部5は、3点リンク機構であって、リフトアーム5a、ロアーリンク5b、トップリンク5c、リフトロッド5d、リフトシリンダ(図示略)を有している。
図2に示すように、トラクタ2は、走行系の制御や作業系の制御を行う制御装置(ECU)15を備えている。制御装置15は、演算部(CPU等)や記憶部(メモリ)等を備えており、記憶部に記憶された各種の制御プログラムに基づいて後述する各制御を実行する。具体的には、制御装置15は、運転席11の周囲に設置された各種の操作具(レバー、スイッチ、ダイヤル等)29を操作したときの操作信号や、車体3や対地作業機20等に搭載された様々な検知手段(センサ等)16の検知信号等に基づいて、トラクタ2の走行系や作業系の制御を行う。
制御装置15は、走行制御部15aと作業制御部15bとを備えている。走行制御部15aは、走行に関する制御を行うための制御プログラムに基づいて車体3の走行に関する制御を行う。走行制御部15aは、例えば、検知手段の1つであるアクセルペダルセンサからの検出信号に基づくエンジン9の回転数の制御や、操作具の1つである前後進切り換
えレバーからの検出信号に基づく前後進切換装置17の制御等を実行する。作業制御部15bは、対地作業機20に関する制御を行うための制御プログラムに基づいて対地作業機20に関する制御を行う。作業制御部15bは、例えば、操作具からの操作信号に基づく装着部5の昇降(対地作業機20の昇降)に関する制御を実行する。
また、トラクタ2は、測位装置18及び自動操舵装置19を備えている。
測位装置18は、全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を利用して車体3の位置及び方位を測定する。具体的には、測位装置18は、GNSS衛星からの電波を受信して得た測位データと、基準局から送信された測位データとに基づいて、走行車体2(車体3)の位置及び方位を求める。
測位装置18は、受信装置と、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)とを有している。受信装置は、アンテナ等を有していて測位衛星から送信された衛星信号を受信する装置である。受信装置は、例えば、車体3のキャビン12の上部に取り付けられる。慣性計測装置は、加速度を検出する加速度センサ、角速度を検出するジャイロセンサ等を有している。慣性計測装置は、例えば、車体3の運転席11の下方に設けられ、慣性計測装置によって、トラクタ2(車体3)のロール角、ピッチ角、ヨー角等を検出することができる。
自動操舵装置19は、制御装置15からの制御信号に基づいて、パワーステアリングユニットのステアリングモータの回転軸の回転角を維持又は変更することにより左右の前輪4Fを操舵する。
トラクタ2は、操作具の1つとして手動運転モードと自動運転モードとを切り換え可能な切換スイッチを備えている。制御装置15は、切換スイッチが自動運転モードに切り換えられたときに、走行車両2の自動走行に関する制御を行う自動走行制御部15cを備えている。自動走行制御部15cは、走行車両2の自動走行に関する制御を行うための制御プログラムに基づいて走行車両2の自動走行に関する制御を行う。
自動走行制御部15cは、測位装置18による測位結果や予め設定された目標走行経路等に基づいて、走行制御部15aや自動操舵装置19に制御信号を送信する。目標走行経路は、例えば、予め手動運転によって走行した走行経路を測位装置18の測位結果に基づいてデータ化したものであって制御装置15の記憶部に記憶される。
自動走行制御部15cは、変速装置の変速段を変更することによりトラクタ2の走行速度(車速)を制御し、左右の前輪4Fを操舵することによりトラクタ2の進行方向を制御する。具体的には、自動走行制御部15cからの制御信号に基づいて、走行制御部15aは変速装置やブレーキ制御装置30等の走行系の装置の作動を制御し、自動操舵装置19は左右の前輪4Fを操舵する。
自動走行制御部15cは、トラクタ2が自動走行を行っている状況下において、車体3の位置と目標走行経路との偏差が閾値未満である場合、ステアリングモータの回転軸の回転角を維持する。車体3の位置と目標走行経路との偏差が閾値以上であって、トラクタ2が目標走行経路に対して左側に位置している場合、トラクタ2の操舵方向が右方向となるようにステアリングモータの回転軸を回転する。車体3の位置と目標走行経路との偏差が閾値以上であって、トラクタ2が目標走行経路に対して右側に位置している場合、トラクタ2の操舵方向が左方向となるようにステアリングモータの回転軸を回転する。また、目標走行経路上の位置と当該位置におけるトラクタ2の車速とは予め対応付けられて設定されており、自動走行制御部15cはこの対応付けに基づいてトラクタ2の車速を制御する。これにより、トラクタ2は、目標走行経路に沿って進行方向及び車速を制御しながら自動走行することができる。
図1に示すように、対地作業機(プラウ作業機)20は、装着体21と作業部22とを有している。装着体21は、トラクタ2の後部に装着される。作業部22は、装着体21に連結されて対地作業(土壌の耕起、砕土、反転作業)を行う。作業部22は、対地作業を行ったときに地面から負荷(反作用)を受ける。
装着体21は、トラクタ2の装着部5に対して装着されたフレーム21から構成されている。フレーム21は、第1フレーム21a、第2フレーム21b、第3フレーム21c
を含んでいる。第1フレーム21aは、上下方向に延びており、上部がトップリンク5cに接続され、下部がロアーリンク5bに接続されている。第2フレーム21bは、第1フレーム21aの上下方向の中途部から後方に延びている。第3フレーム21cは、第1フレーム21aの上部と第2フレーム21bの後部とを接続している。
作業部22は、ボトム(犁体)23及びビーム24から構成されている。ボトム23は、刃板23aと発土板23bとを有している。ボトム23は、刃板23aの刃先で耕起した土壌を発土板23bで押し上げて反転、破砕、放擲する。ボトム23は、ビーム24の下部に取り付けられている。
ビーム24の上部は、連結具31、32によってフレーム21に連結されている。つまり、連結具31、32は、装着体(フレーム)21に対して作業部(ビーム)22を連結している。連結具31、32は、第2フレーム21bに沿って前後方向に並んで配置されている。連結具31、32のうち、後方に位置する連結具31は、所定値以上の負荷(せん断力)が加わったときに破断する連結具31である。本実施形態の場合、連結具31は、シャーボルトであって、当該シャーボルトのねじ部にはナット(図示略)が螺合している。尚、連結具31として、シャーボルトに代えてシャーピンを使用してもよい。
対地作業機(プラウ作業機)20は、トラクタ2の後部に装着されて牽引されることにより、圃場に対して対地作業を行う。対地作業中において、作業部22のボトム23が岩石や樹木の根等の障害物に接触して作業部22に過負荷が加わった場合、連結具(シャーボルト)31に所定値以上の負荷(せん断力)が加わり、連結具31が破断する。作業部22は、連結具31が破断すると、連結具32を支点として後上方に向けて揺動可能となる(図3の仮想線を参照)。これにより、作業部22に過負荷が加わった状態が解消し、作業部22の破損を防ぐことができる。
作業車両1が備える検知手段(検知装置)16は、連結具31の破断を検知する検知手段160(以下、「破断検知手段160」という)を含んでいる。本実施形態の場合、破断検知手段160は、装着体21に対する作業部22の角度(傾き)を検知する角度センサ161である。図1、図3に示すように、角度センサ161は、作業部22のビーム24に取り付けられている。連結具31が破断すると、作業部22が連結具32を支点として後上方に向けて揺動し、装着体21に対する作業部22の角度(傾き)が変化し、当該変化が角度センサ161によって検知される。
尚、角度センサ161の位置は、連結具31が破断したときに装着体21に対する作業部22の作業部22の角度(傾き)を検知可能な位置であればよく、図示した位置には限定されない。
破断検知手段160は、角度センサ161には限定されず、例えばストロークセンサ162であってもよい。図4は、破断検知手段160としてストロークセンサ162を備えた作業車両1を示している。ストロークセンサ162は、装着体21に対する作業部22の距離を検知する。詳しくは、ストロークセンサ162は、連結具31が破断したときの装着体21に対する作業部22の特定部位の距離の変化を検知する。特定部位は、連結具31が破断したときに装着体21に対する距離が変化する作業部22の部位である。図4に示す例では、第1フレーム21aの上部と第2フレーム21bの後上部とを接続する油圧シリンダ等のシリンダ装置25が設けられている。シリンダ装置25は、基端部(チューブ25aの基端部)が第1フレーム21aの上部に接続され、先端部(ロッド25bの先端部)が第2フレーム21bの後上部に接続されている。
ストロークセンサ162は、シリンダ装置25に取り付けられており、当該シリンダ装置25のロッドの伸縮量を検知する。図4の仮想線に示すように、連結具31が破断すると、作業部22が連結具32を支点として後上方に向けて揺動する。これにより、シリンダ装置25のロッドが短縮して装着体21に対する作業部22の特定部位(ロッド先端の取付部分)の距離が変化し、当該変化がストロークセンサ162によって検知される。
尚、シリンダ装置25及びストロークセンサ162bの位置は、連結具31が破断したときに装着体21に対する作業部22の特定部位の距離の変化を検出可能な位置であればよく、図示した位置には限定されない。
破断検知手段160としては、角度センサ161とストロークセンサ162のいずれか一方を使用すればよいが、両方を使用してもよい。また、破断検知手段160として、連結具31の破断前後の電気抵抗の変化を検知するセンサや、リミットスイッチ等の他の検知手段を使用してもよい。また、破断検知手段160は、連結具31と共に破断するワイヤを通電状態として設け、当該ワイヤの破断による通電の遮断を検知することで連結具31の破断を検知する構成のものでもよい。
制御装置15の走行制御部15aは、破断検知手段160が連結具31の破断を検知したときに、前後進切換装置17を中立位置に切り換えるとともに、ブレーキ制御装置30を作動させて走行車両2の自動走行を停止させる。この破断検知手段160が連結具31の破断を検知したときのトラクタ2の停止は、上述した自動走行制御部15cによる自動走行の制御に対して優先して行われる。つまり、破断検知手段160が連結具31の破断を検知したとき、自動走行制御部15cの制御に基づく自動走行が一時的に中止される。これにより、連結具31が破断して対地作業機20による対地作業が不能な状態で自動走行が継続されてしまうことが防がれる。そのため、走行車両2が停止した地点(連結具31が破断した地点)から自動走行を再開して作業を再開することが可能となり、作業効率を向上させることができる。
上述したように、対地作業機20はプラウ作業機には限定されず、対地作業機20がプラウ作業機以外の作業機である場合にも、上述したような破断検知手段160を設けることができる。例えば、対地作業機20がロータリ耕耘機である場合にも破断検知手段160を設けることができる。この場合、例えば、ロータリカバーとリアカバーとの間に設けたサブソイラにおいて、ナイフビーム(装着体21)に対してチゼル(作業部22)を連結する複数の連結具の1つを、所定値以上の負荷が加わったときに破断する連結具(シャーボルト又はシャーピン)とし、当該連結具(シャーボルト)の破断を破断検知手段160により検知する構成とすることができる。
図2に示すように、トラクタ2は、検知手段16(破断検知手段160)が連結具31の破断を検知したときに当該検知を作業者に報知する報知手段(報知装置)26を備えている。
報知手段26は、トラクタ2の運転席11の周囲に設けられた表示装置14を含むことができる。制御装置15は、破断検知手段160が連結具31の破断を検知すると、破断検知手段160から検知信号を受信し、表示装置14に対して制御信号を送信することにより、破断を検知した旨を表示装置14に表示させる。表示装置14は、破断を検知した旨を表示することによって当該破断を作業者に報知する。作業者は、表示装置14を見ることによって、連結具31の破断を認識することができる。そのため、破断した連結具31の交換や作業部22に過負荷が加わった状態を解消する処置等を迅速に行うことができる。
また、トラクタ2は、報知手段26として、上述した表示装置14に代えて、警告音を発生するブザーやスピーカ等の音発生装置27を含んでいてもよい。尚、警告音は、音であってもよいし、音声であってもよい。報知手段26が音発生装置27である場合、制御装置15は、破断検知手段160が連結具31の破断を検知すると、破断検知手段160から検知信号を受信し、音発生装置27に対して制御信号を送信することにより、破断を検知した旨を知らせる警告音を音発生装置27から発生させる。音発生装置27は、破断を検知した旨を警告音の発生によって作業者に報知する。作業者は、警告音を聞くことによって、連結具31の破断を認識することができる。そのため、作業部22に過負荷が加わった状態を解消する処置や破断した連結具31の交換等を迅速に行うことができる。
また、トラクタ2は、報知手段26として、上記表示装置14又は音発生装置27に代えて、光発生装置28を含んでいてもよい。光発生装置28は、例えば、LED、電球、回転灯等から構成される。報知手段26が光発生装置28である場合、制御装置15は、破断検知手段160が連結具31の破断を検知すると、破断検知手段160から検知信号を受信し、光発生装置28に対して制御信号を送信することにより、破断を検知した旨を知らせる光発生装置28を作動させる。光発生装置28は、破断を検知した旨を光の点灯又は点滅によって作業者に報知する。作業者は、光の点灯又は点滅を見ることによって、
連結具31の破断を認識することができる。そのため、作業部22に過負荷が加わった状態を解消する処置や破断した連結具31の交換等を迅速に行うことができる。
報知手段26は、トラクタ2の運転席11の周囲(キャビン12の内部)に設けることが好ましいが、作業車両1の別の箇所に設けてもよい。例えば、報知手段26は、作業車両1の外部から報知を確認できる箇所に設けることができる。具体的には、報知手段26は、トラクタ2のキャビン12の外部(上部等)や、対地作業機20の装着体21等に設けることができる。報知手段26を作業車両1の外部から報知を確認できる箇所に設けることによって、トラクタ2が無人で(作業者が運転席11に座っていない状態で)自動走行する場合に、作業車両1の外部にいる人に対して連結具31の破断が検知されたことを報知することができる。
例えば、報知手段26を構成する表示装置14として、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末等の携帯端末を使用することができる。表示装置14が携帯端末である場合、制御装置15は、破断検知手段160から連結具31の破断を検知する検知信号を受信すると、無線通信によって破断を検知した旨の情報を表示装置14に送信して表示させる。これにより、作業者は、トラクタ2の外部で表示装置14を見て連結具31の破断を知ることができる。
図5は、報知手段26を構成する表示装置14の表示画面M1の一例を示す図である。表示画面M1には、第1表示部M11と第2表示部M12とが設けられている。第1表示部M11には、作業車両1により作業が行われる圃場A1と、トラクタ2の目標走行経路L1と、トラクタ2の現在位置P1とが表示されている。第2表示部M12には、連結具31の破断を報知するメッセージが表示される。図示例では、「シャーボルトが破断した為、自動走行を一時中止します。」とのメッセージが表示されている。
表示装置14の記憶部には、トラクタ2の目標走行経路L1と、トラクタ2の走行履歴と共に、連結具31の破断位置が記憶される。連結具31の破断が検知されたときにトラクタ2が停止するため、トラクタ2が停止したときの現在位置P1が連結具31の破断位置として記憶される。また、表示画面M1には、トラクタ2が停止したときの現在位置P1が連結具31の破断位置として表示される。
報知手段26は、上述した表示装置14、音発生装置27、光発生装置28のうちの少なくとも1つを含んでいればよいが、2つ又は3つを含んでいてもよい。また、報知手段26を、トラクタ2の運転席11の周囲(キャビン12の内部)と、作業車両1の外部から報知を確認できる箇所の両方に設けてもよい。
上記作業車両1によれば、以下の効果を奏する。
作業車両1は、目標走行経路に沿って自動走行する走行車両2と、走行車両2に装着される装着体21と、装着体21に連結されて対地作業を行う作業部22とを有する対地作業機20と、装着体21に対して作業部22を連結するとともに、所定値以上の負荷が加わったときに破断する連結具31と、連結具31の破断を検知する検知手段(破断検知手段)160と、を備えている。
この構成によれば、装着体21に対して作業部22を連結する連結具に対して所定値以上の負荷が加わって連結具31が破断した場合に、当該連結具31の破断を検知手段(破断検知手段)160により確実に且つ速やかに検知することができる。そのため、作業者は、速やかに連結具31の破断に応じた適切な処置を行って対地作業機20の作業部22による作業を再開することができる。
また、走行車両2の走行を制御する走行制御部15aを備え、走行制御部15aは検知手段(破断検知手段)160が連結具31の破断を検知したときに走行車両2の自動走行を停止させる。
この構成によれば、検知手段(破断検知手段)160が連結具31の破断を検知したときに走行車両2の自動走行を停止させることができるため、連結具31が破断して対地作業機20による対地作業が不能な状態で自動走行が継続されてしまうことが防がれる。そのため、走行車両2が停止した地点(連結具31が破断した地点)から作業を再開することが可能となり、作業効率を向上させることができる。
また、検知手段(破断検知手段)160は、装着体21に対する作業部22の角度を検知する角度センサ16aである。
この構成によれば、連結具31の破断に起因して装着体21に対する作業部22の角度が変化したときに、当該変化を角度センサ16aにより検知することができる。そのため、連結具31の破断を確実に且つ速やかに検知することができる。
また、検知手段(破断検知手段)160は、装着体21に対する作業部22の距離を検知するストロークセンサ16bである。
この構成によれば、連結具31の破断に起因して装着体21に対する作業部22の距離が変化したときに、当該変化をストロークセンサ16bにより検知することができる。そのため、連結具31の破断を確実に且つ速やかに検知することができる。
また、作業車両1は、検知手段(破断検知手段)160が連結具31の破断を検知したときに当該検知を作業者に報知する報知手段26を備えている。
この構成によれば、作業者が連結具31の破断を速やかに認識することができるため、作業部22に過負荷が加わった状態を解消する処置や破断した連結具31の交換等を迅速に行うことができる。
また、報知手段26は、走行車両2の運転席11の周囲に設けられた表示装置14を含み、連結具31の破断を検知したときに当該検知した旨を表示装置14に表示する。
この構成によれば、作業者は、表示装置14を見ることによって、連結具31の破断を認識することができる。そのため、破断した連結具31の交換や作業部22に過負荷が加わった状態を解消する処置等を迅速に行うことができる。
また、報知手段26は、警告音を発生する音発生装置27を含み、連結具31の破断を検知したときに当該検知した旨を音発生装置27からの警告音の発生により報知する。
この構成によれば、作業者は、警告音を聞くことによって、連結具31の破断を認識することができる。そのため、作業部22に過負荷が加わった状態を解消する処置や破断した連結具31の交換等を迅速に行うことができる。
また、報知手段26は光発生装置28を含み、連結具31の破断を検知したときに当該検知した旨を光発生装置28の点灯又は点滅により報知する。
この構成によれば、作業者は、作業者は、光の点灯又は点滅を見ることによって、連結具31の破断を認識することができる。そのため、作業部22に過負荷が加わった状態を解消する処置や破断した連結具31の交換等を迅速に行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 作業車両
2 走行車両
14 表示装置
15a 走行制御部
16a 角度センサ
16b ストロークセンサ
20 対地作業機
21 装着体
22 作業部
26 報知手段
27 音発生装置
28 光発生装置
160 検知手段(破断検知手段)
31 連結具

Claims (8)

  1. 目標走行経路に沿って自動走行する走行車両と、
    前記走行車両に装着される装着体と、前記装着体に連結されて対地作業を行う作業部とを有する対地作業機と、
    前記装着体に対して前記作業部を連結するとともに、所定値以上の負荷が加わったときに破断する連結具と、
    前記連結具の破断を検知する検知手段と、
    を備えている作業車両。
  2. 前記走行車両の走行を制御する走行制御部を備え、
    前記走行制御部は、前記検知手段が前記連結具の破断を検知したときに前記走行車両の自動走行を停止させる請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記検知手段は、前記装着体に対する前記作業部の角度を検知する角度センサである請求項1又は2に記載の作業車両。
  4. 前記検知手段は、前記装着体に対する前記作業部の距離を検知するストロークセンサである請求項1又は2に記載の作業車両。
  5. 前記検知手段が前記連結具の破断を検知したときに当該検知を作業者に報知する報知手段を備えている請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業車両。
  6. 前記報知手段は、前記走行車両の運転席の周囲に設けられた表示装置を含み、前記連結具の破断を検知したときに当該検知した旨を前記表示装置に表示する請求項5に記載の作業車両。
  7. 前記報知手段は、警告音を発生する音発生装置を含み、前記連結具の破断を検知したときに当該検知した旨を前記音発生装置からの警告音の発生により報知する請求項5に記載の作業車両。
  8. 前記報知手段は、光発生装置を含み、前記連結具の破断を検知したときに当該検知した旨を前記光発生装置の点灯又は点滅により報知する請求項5に記載の作業車両。
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