JP2020101864A - 情報処理装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】コマンドを実行させている状態においてオペレータによる情報入力動作を柔軟に行わせることが可能な情報処理装置、表示制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置1は、実行される際の条件を含む条件指定ロボット動作を含む、コマンドの種類を示すロボット動作、及びロボット動作の具体的実行内容であるコマンドの入力をそれぞれ受け入れるコマンド入力部101と、条件指定ロボット動作に対応するコマンドの実行の際に、条件を満足するか否かを判定する条件判定部103aを含み、シナリオデータに基づいて、実行順に配列されたコマンドを情報処理装置1において実行させるシナリオ実行部103と、条件判定部の判定結果に基づいてコマンドの実行の可否を報知する報知画面を表示装置3に表示させる表示制御部104とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、いわゆるRPA(Robotic Process Automation)を実行する情報処理装置、表示制御方法及びプログラムに関するものである。
RPAソフトウエアと呼ばれる、コンピュータ等の情報処理装置が実行可能なコマンドを定められた実行順に従って情報処理装置に実行させるソフトウエアは既知である(例えば非特許文献1参照)。
"RPAソリューション Windows操作ロボット「WinActor」|NTTデータ",[online],[平成30年10月10日検索],インターネット<URL:http://www.nttdata.com/jp/ja/lineup/winactor/index.html>
従来のRPAソフトウエアでは、情報処理装置が実行可能なコマンドとして所定条件の判定の可否に基づいて情報処理装置の動作を分岐させるコマンドを備えているものがあった。しかしながら、従来のRPAソフトウエアでは、コマンドの実行作業中においてコマンドは決められた実行順に従って自動的に実行されるに止まっていた。従って、途中で情報処理装置のオペレータが手入力によりデータ等の入力動作を行う必要があっても、この入力動作を行うためには一旦RPAソフトウエアの実行そのものを中断させる手間が必要であった。
そこで、本発明は、コマンドを実行させている状態においてオペレータによる情報入力動作を柔軟に行わせることが可能な情報処理装置、表示制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、この情報処理装置により実行されるコマンドの種類を示すロボット動作、及びロボット動作の具体的実行内容であるコマンドの入力をそれぞれ受け入れるコマンド入力部と、コマンド入力部により入力が受け入れられたロボット動作及びコマンドの組を、情報処理装置の実行順に配列したシナリオデータを作成するシナリオ作成部と、シナリオデータに基づいて、実行順に配列されたコマンドを情報処理装置において実行させるシナリオ実行部とを有し、ロボット動作は、情報処理装置により実行される際の条件を含む条件指定ロボット動作を含み、シナリオ実行部は、条件指定ロボット動作に対応するコマンドの実行の際に、条件を満足するか否かを判定する条件判定部を有し、さらに、条件判定部の判定結果に基づいてコマンドの実行の可否を報知する報知画面を表示装置に表示させる表示制御部を有することを特徴とする。
このように構成された本発明の情報処理装置では、表示制御部が、条件判定部の判定結果に基づいてコマンドの実行の可否を報知する報知画面を表示装置に表示させる。
このようにすることで、コマンドを実行させている状態においてオペレータによる情報入力動作を柔軟に行わせることが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態である情報処理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
本実施の形態である情報処理装置1は、パーソナルコンピュータ、サーバー、スマートフォン、タブレット端末等の情報処理可能な装置である。情報処理装置1は、制御部100、記憶部110、通信部120、入力I/F(インタフェース)130及び出力I/F140を有する。
制御部100は、情報処理装置1全体の制御を行う。制御部100はCPU、FPGAなどのプログラマブルロジックデバイス、ASIC等の集積回路に代表される演算素子を有する。
情報処理装置1の記憶部110にはオペレーティングシステム111及びシナリオソフトウエア113が格納されており、オペレーティングシステム111が情報処理装置1の起動時に制御部100により実行され、オペレーティングシステム111が実行された状態で、情報処理装置1のオペレータがシナリオソフトウエア113の実行を指示することでこのシナリオソフトウエア113が実行されると、情報処理装置1は図1に示すような機能構成を備えたものとなる。当然、シナリオソフトウエア113はオペレーティングシステム111の起動後に自動的に実行されるように設定してもよい。
制御部100は、コマンド入力部101、シナリオ作成部102、シナリオ実行部103及び表示制御部104を有する。
コマンド入力部101は、情報処理装置1のオペレーティングシステム111及びアプリケーションソフト112により実行されるコマンドの種類を示すロボット動作、及びこ
のロボット動作の具体的実行内容であるコマンドの入力をそれぞれ受け入れる。より詳細には、コマンド入力部101は、入力装置2を介して情報処理装置1のオペレータが入力したロボット動作及びコマンドの入力を、入力I/F130を介して受け入れる。本実施の形態である情報処理装置1において、ロボット動作には、情報処理装置1により実行される際の条件を含む条件指定ロボット動作を含む。ロボット動作の詳細については後述する。
のロボット動作の具体的実行内容であるコマンドの入力をそれぞれ受け入れる。より詳細には、コマンド入力部101は、入力装置2を介して情報処理装置1のオペレータが入力したロボット動作及びコマンドの入力を、入力I/F130を介して受け入れる。本実施の形態である情報処理装置1において、ロボット動作には、情報処理装置1により実行される際の条件を含む条件指定ロボット動作を含む。ロボット動作の詳細については後述する。
シナリオ作成部102は、コマンド入力部101により入力が受け入れられたロボット動作及びコマンドの組を、情報処理装置1の実行順に配列したシナリオデータ114を作成する。シナリオ作成部102が作成したシナリオデータ114は記憶部110に格納される。シナリオデータ114の詳細については後述する。
シナリオ実行部103は、シナリオ作成部102が作成したシナリオデータ114に基づいて、実行順に配列されたコマンドを情報処理装置1において実行させる。ここで、コマンドがオペレーティングシステム111により実行可能なコマンドであるならば、シナリオ実行部103はこのコマンドをオペレーティングシステム111において実行させ、コマンドがアプリケーションソフト112により実行可能なコマンドであるならば、シナリオ実行部103はこのコマンドをアプリケーションソフト112において実行させる。
シナリオ実行部103は、条件指定ロボット動作に対応するコマンドの実行の際に、この条件を満足するか否かを判定する条件判定部103aを有する。そして、シナリオ実行部103は、この条件判定部103aによる判定結果に基づいて、異なるコマンドを実行することができる。
表示制御部104は、表示装置3に所定の表示画面を表示させるための表示制御信号を送出する。具体的には、表示制御部104は、ロボット動作の一覧を、出力I/F140を介して情報処理装置1に接続された表示装置3の第1の領域に表示させるとともに、コマンド入力部101により入力が受け入れられたロボット動作及びコマンドの組を、表示装置3の第2の領域に情報処理装置1の実行順に配列して表示させる。
さらに、表示制御部104は、入力装置2を介して第2の領域に表示されているロボット動作及びコマンドの組の階層指定及び/または条件指定の入力があると、第2の領域に表示されているロボット動作及びコマンドの組の表示態様を変更させる。
好ましくは、表示制御部104は、入力装置2を介して第2の領域に表示されているロボット動作及びコマンドの組の階層指定の入力があると、第2の領域に表示されているロボット動作及びコマンドの組の階層表示を変更させる。
あるいは、表示制御部104は、入力装置2を介して第2の領域に表示されているロボット動作及びコマンドの組の条件指定の入力があると、第2の領域に表示されているロボット動作及び前記コマンドの組の条件表示を変更させる。
また、表示制御部104は、シナリオ実行部103の条件判定部103aの判定結果に基づいて、コマンドの実行の可否を報知する報知画面を表示装置3に表示させる。そして、シナリオ実行部103は、報知画面の表示に応じて入力が受け入れられたコマンドの実行指示入力または実行中止指示に基づいて、条件指定ロボット動作に対応するコマンドを実行し、または実行を中止する。
記憶部110は、ハードディスクドライブ等の大容量記憶媒体やROM、RAM等の半導体記憶媒体などの記憶媒体を有する。記憶部110には、制御部100における各種動
作の際に用いられる各種データが一時的または非一時的に格納される。
作の際に用いられる各種データが一時的または非一時的に格納される。
また、記憶部110には、オペレーティングシステム111、アプリケーションソフト112、シナリオソフトウエア113、シナリオデータ114及びロボット動作一覧データ115が格納されている。
オペレーティングシステム111は、情報処理装置1全体の動作を制御し、また、情報処理装置1に対する入出力制御を行うソフトウエアである。また、アプリケーションソフト112は、情報処理装置1に特定の機能を与え、また、特定の動作を行わせるソフトウエアである。アプリケーションソフト112の一例としてはワードプロセッシングソフトウエア、表計算ソフトウエアなどが挙げられる。
これらオペレーティングシステム111及びアプリケーションソフト112は、入力装置2を介した情報処理装置1のオペレータによる操作入力に基づいて動作するが、本実施の形態の情報処理装置1においては、オペレーティングシステム111及びアプリケーションソフト112のいずれも、入力装置2を介して情報処理装置1のオペレータが入力したコマンド、及び、シナリオ実行部103により実行指示されるコマンドに基づいても動作する。
既に説明したように、シナリオソフトウエア113は、情報処理装置1により実行されることで、情報処理装置1に図1に示すような機能構成を備えさせるソフトウエアである。また、シナリオデータ114は、ロボット動作及びコマンドの組が情報処理装置1の実行順に配列されたものであり、シナリオ作成部102により作成される。ロボット動作一覧データ115は、情報処理装置1のオペレーティングシステム111及びアプリケーションソフト112により実行されるコマンドの種類を示すロボット動作が一覧として(例えばテーブル形式で)格納されたデータである。ロボット動作一覧データ115の詳細についても後述する。
通信部120は、CPUやチップセットが有する通信制御機能、及びLANチップ等からなり、LAN4及びこのLAN4に接続されたインターネット等のWAN(図略)上にある他の機器との間での通信を制御する。
入力装置2は、例えばキーボード、マウス等であり、情報処理装置1のオペレータからの操作入力に基づいて操作入力信号を情報処理装置1に送出する。入力I/F130は、CPUやチップセットが有するインタフェース機能、及びインタフェース用チップ等からなり、入力装置2からの操作入力信号を制御部100に送出する。
表示装置3は、例えば液晶ディスプレイ等であり、表示制御部104からの表示制御信号に基づいて、所定の表示画面を表示する。出力I/F140は、CPUやチップセットが有するインタフェース機能、及びインタフェース用チップ等からなり、表示制御部104からの表示制御信号を表示装置に出力する。
図1に示す、情報処理装置1を構成する各部の具体的動作については後に詳述する。
次に、記憶部110に格納されているシナリオデータ114の内容について図2を参照して説明する。
図2に示すように、シナリオデータ114は複数(図示例ではn(n:自然数))のシナリオデータ#1〜#n 114aを有する。シナリオデータ#1〜#n 114aは、それぞれのシナリオデータ#1〜#n 114aを識別するためのシナリオ名称データ1
14bと、このシナリオデータ#1〜#n 114aに含まれるコマンドを表す複数(図示例ではn(n:自然数))のコマンドデータ#1〜#n 114cとを有する。なお、図示例では簡略化のためにそれぞれのシナリオデータ#1〜#n 114aはn個のコマンドデータ#1〜#n 114cを有しているが、個々のシナリオデータ#1〜#n 114aが異なる数のコマンドデータ114cを有していてもよい。
14bと、このシナリオデータ#1〜#n 114aに含まれるコマンドを表す複数(図示例ではn(n:自然数))のコマンドデータ#1〜#n 114cとを有する。なお、図示例では簡略化のためにそれぞれのシナリオデータ#1〜#n 114aはn個のコマンドデータ#1〜#n 114cを有しているが、個々のシナリオデータ#1〜#n 114aが異なる数のコマンドデータ114cを有していてもよい。
コマンドデータ#1〜#n 114cは、それぞれのコマンドデータ114cがどのロボット動作に対応するかを示すコマンド名称データ114dと、後述するコマンド実行データ114fにより実行されるコマンドの概要を記述できるコマンドメモデータ114eと、コマンド名称データ114dにより特定されるロボット動作の具体的実行内容であるコマンドが記述されるコマンド実行データ114fとを有する。コマンド実行データ114fに記述されるコマンドは、オペレーティングシステム111及び/またはアプリケーションソフト112が解釈可能でありさらにこれらにより実行可能なコマンドである。
それぞれのシナリオデータ#1〜#n 114aにおいて、コマンドデータ#1〜#n
114cは情報処理装置1の実行順に配列されている。従って、シナリオ実行部103は、特定のシナリオデータ#1〜#n 114aを選択して実行する場合、選択したシナリオデータ#1〜#n 114aにおけるコマンドデータ#1〜#n 114cを配列された順(つまりは#1から昇順に)実行する。
114cは情報処理装置1の実行順に配列されている。従って、シナリオ実行部103は、特定のシナリオデータ#1〜#n 114aを選択して実行する場合、選択したシナリオデータ#1〜#n 114aにおけるコマンドデータ#1〜#n 114cを配列された順(つまりは#1から昇順に)実行する。
次に、記憶部110に格納されているロボット動作一覧データ115の内容について図3を参照して説明する。
ロボット動作一覧データ115は、ロボット動作の内容を示すロボット動作欄115a、このロボット動作に分岐指定ができるか否かを示す分岐欄115b及びこのロボット動作に階層指定ができるかどうかを示す階層欄115cを有する。
一例として、アプリ(ケーション)起動をするロボット動作は分岐指定も階層指定もできないが、シナリオの続行確認をするロボット動作は分岐指定のみでき、メールを受信するロボット動作は階層指定のみでき、そして、表示装置3に特定の画像が出現するのを待つロボット動作は分岐指定も階層指定もできる。
図3に示すロボット動作のうち、シナリオの続行確認をするロボット動作及び表示装置3に特定の画像が出現するのを待つロボット動作は、いずれも、上述した情報処理装置1により実行される際の条件を含む条件指定ロボット動作に該当する。
なお、本実施の形態である情報処理装置1の制御部100はメールクライアント機能を有し、シナリオデータ114(コマンドデータ114c)により記述されたメールアドレス宛に到着したメールを受信することができる。
また、図3に示すロボット動作一覧データ115はあくまで一例であり、データの個数及び内容は図示のそれに限定されない。
次に、本実施の形態である情報処理装置1の動作の一例を図4のフローチャート及び図5〜図11を参照して説明する。
図4は情報処理装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図4のフローチャートに示す動作は、情報処理装置1のオペレータによりシナリオソフトウエア113の起動が指示され、このシナリオソフトウエア113が起動することにより開始する。
シナリオソフトウエア113の起動時に表示装置3の表示画面に表示される画面を図5に示す。かかる画面は、情報処理装置1の制御部100の表示制御部104により生成され、表示装置3に送出される。
図5に示す画面には、記憶部110に格納されているシナリオデータ114のそれぞれのシナリオデータ#1〜#n 114aのシナリオ名称データ114bが表示される領域200と、新規シナリオ作成を指示する新規シナリオ作成ボタン201とが表示されている。図4のフローチャートでは、この新規シナリオ作成ボタン201が入力された、つまり、新規シナリオデータ#1〜#n 114aを作成する際の手順について説明する。
ステップS1では、入力装置2を介して表示装置3に表示されている新規シナリオ作成ボタン201に対するオペレータからの操作入力を待つ。そして、新規シナリオ作成ボタン201の操作入力があったら(ステップS1においてYES)、プログラムはステップS2に進み、表示制御部104は表示装置3にシナリオ名称入力画面(図略)を表示させる。入力装置2を介してシナリオ名称の操作入力があったら、制御部100のコマンド入力部101はこの操作入力を受け入れる。受け入れたシナリオ名称はシナリオ名称データ114bとしてシナリオ作成部102がシナリオデータ114の一部として記憶部110に格納する。
図6は、ステップS2におけるシナリオ名称入力動作の後に表示装置3の表示画面に表示されるシナリオ編集モード画面の一例を示す図である。図6に示す画面は、表示制御部104により生成され、表示装置3に送出される。
図6に示す画面は、ロボット動作の一覧が表示される第1の領域210と、後述するコマンド入力部101により入力されたロボット動作とコマンドの組が、情報処理装置1の実行順に上から下に配列された第2の領域211とを有する。第1の領域210に表示されるロボット動作の一覧表示は、ロボット動作一覧データ115を参照して表示制御部104が生成する。また、第2の領域211に表示されるロボット動作とコマンドの組の表示も、同様に表示制御部104が生成する。
図6に示す画面は、既にコマンド入力部101によりロボット動作とコマンドの組が複数入力された状態を示す。従って、ステップS2が終了してステップS3が実行される状態では、第2の領域211には何も表示されていない。
ステップS3では、情報処理装置1のオペレータが、第1の領域210に表示されているロボット動作の一覧のうち、いずれかのロボット動作の選択入力が入力装置2を介してされるのを待つ。そして、選択入力がされると(ステップS3においてYES)、プログラムはステップS4に進み、表示制御部104がコマンド詳細設定画面を表示装置3に表示させる。
表示装置3に表示されるコマンド詳細設定画面の一例を図7〜図10に示す。
図7に示すコマンド詳細設定画面220は、ロボット動作「アプリケーション>起動」に対応するコマンドの詳細を入力するための画面である。図7に示すコマンド詳細設定画面220は、起動すべきアプリケーションソフト112を指定するアプリケーションソフト指定画面221、及びこのコマンドの具体的実行内容を示すコマンドメモデータ114eを入力するためのメモ入力画面222を有する。
情報処理装置1のオペレータは、入力装置2を介してコマンド詳細設定画面220に文字列等の入力を行う。図7に示す例では、オペレータはアプリケーションソフト指定画面
221に「excel(登録商標)」と入力し、メモ入力画面222に「エクセル起動」と入力している。
221に「excel(登録商標)」と入力し、メモ入力画面222に「エクセル起動」と入力している。
次に、図8に示すコマンド詳細設定画面230は、ロボット動作「ファイル>開く>固定ファイル名」に対応するコマンドの詳細を入力するための画面である。図8に示すコマンド詳細設定画面230は、(ファイルに関連付けられたアプリケーションソフト112により)開くべきファイルの場所、言い換えればディレクトリ(ファイルパス)を指定するファイル場所指定画面231、及びこのコマンドの具体的実行内容を示すコマンドメモデータ114eを入力するためのメモ入力画面232を有する。
次に、図9に示すコマンド詳細設定画面240は、ロボット動作「流れ>分岐(数値)」に対応するコマンドの詳細を入力するための画面である。図9に示すコマンド詳細設定画面240は、分岐条件となるデータを特定するためのIDを設定するデータID設定画面241、分岐条件となる数値との間の大小関係を設定する大小設定画面242、比較対象となる数値を入力する数値入力画面243、及びこのコマンドの具体的実行内容を示すコマンドメモデータ114eを入力するためのメモ入力画面244を有する。
そして、図10に示すコマンド詳細設定画面250は、ロボット動作「ウィンドウ>最前ウィンドウ記憶」に対応するコマンドの詳細を入力するための画面である。図10に示すコマンド詳細設定画面250は、表示装置3の表示画面において最前に表示されている画面を記憶するIDを設定するウィンドウ参照ID設定画面251、及びこのコマンドの具体的実行内容を示すコマンドメモデータ114eを入力するためのメモ入力画面252を有する。
ステップS5では、ステップS4において表示されたコマンド詳細設定画面を用いてコマンド等の入力がされるのを待つ。そして、コマンド等の入力がされると(ステップS5においてYES)、プログラムはステップS6に進み、コマンド入力部101が、ステップS4、S5において入力されたロボット動作、ロボット動作の具体的実行内容であるコマンドの入力及びコマンドメモデータ114eをそれぞれ受け入れる。次いで、シナリオ作成部102は、コマンド入力部101が受け入れたロボット動作及びコマンドの組、さらにはコマンドメモデータ114eを用いてシナリオデータ114を更新する。
さらに、表示制御部104は、コマンド入力部101が受け入れたロボット動作、ロボット動作の具体的実行内容であるコマンドの入力及びコマンドメモデータ114eに基づき、表示装置3の表示画面の第2の領域211の表示内容を更新する(図6参照)。
この際、表示制御部104は、コマンド入力部101が受け入れたロボット動作についてロボット動作一覧データ115を参照し、受け入れたロボット動作に分岐指定が可能であるかどうかを判定する。そして、分岐指定が可能であると判定したら、第2の領域211の表示内容に条件表示を付加する。
一例として、図6において、コマンドメモデータ114eが「注文数が10以上の場合」であるロボット動作R1は分岐指定されている。従って、表示制御部104は、このロボット動作R1の条件を満たす(図中では「True」と表示)場合に分岐するロボット動作R2と、ロボット動作R1の条件を満たさない(図中では「False」と表示)場合に分岐するロボット動作R3とを分別して視認可能な状態に表示する。
次いで、ステップS7では、入力装置2を介して情報処理装置1のオペレータが保存指示入力をしたか否かが判定される。保存指示入力は、一例として、図6に示すシナリオ編集モード画面において、その上部に表示されている「シナリオ保存」ボタン212をオペ
レータが入力装置2により操作することにより行われる。そして、判定が肯定された(ステップS7においてYES)場合、プログラムはステップS8に移行し、判定が否定された(ステップS7においてNO)場合、プログラムはステップS3に戻り、ステップS3〜S7までの動作を繰り返す。
レータが入力装置2により操作することにより行われる。そして、判定が肯定された(ステップS7においてYES)場合、プログラムはステップS8に移行し、判定が否定された(ステップS7においてNO)場合、プログラムはステップS3に戻り、ステップS3〜S7までの動作を繰り返す。
ステップS8では、入力装置2を介して情報処理装置1のオペレータがシナリオ実行指示入力をするのを待つ。シナリオ実行指示入力は、一例として、図5に示すシナリオソフトウエア113の起動時に表示される画面において、実行指示を行うシナリオのシナリオ名が表示された行に表示された「実行」ボタン202をオペレータが入力装置2により操作することにより行われる。あるいは、図6に示すシナリオ編集モード画面において、実行すべきシナリオが第2の領域211に表示された状態で、その上部に表示されている「全て実行」ボタン213をオペレータが入力装置2により操作することにより行われる。
ステップS9では、シナリオ実行部103が、ステップS8において実行指示入力を受け入れたシナリオに関するシナリオデータ114を記憶部110から読み出す。次いで、ステップS10では、ステップS9において読み出したシナリオデータ114のうち、先頭に位置するコマンドデータ#1 114cをシナリオ実行部103が読み出す。
ステップS11では、ステップS10において読み出したコマンドデータ#1 114cにおけるコマンド実行データ114fに記載されたコマンドが分岐指定されたものか否かが条件判定部103aにより判定される。言い換えれば、コマンド実行データ114fに記載されたコマンドに対応するロボット動作が条件指定ロボット動作であるか否かが判定される。そして、判定が肯定される(ステップS11においてYES)とプログラムはステップS12に移行し、判定が否定される(ステップS11においてNO)とプログラムはステップS17に移行する。
ステップS12では、コマンド実行データ114fに記載されたコマンドによる条件を満足しているか否かの判定が条件判定部103aにより行われる。次いで、ステップS13では、ステップS12における条件判定部103aによる条件判定結果に基づいて、シナリオ実行部103がコマンドを実行する。
ステップS14では、ステップS13におけるコマンド実行の結果、情報処理装置1のオペレータによる入力が必要か否かが条件判定部103aにより判定される。そして、判定が肯定される(ステップS14においてYES)とプログラムはステップS15に移行し、判定が否定される(ステップS14においてNO)とプログラムはステップS18に移行する。
情報処理装置1のオペレータによる入力が必要な例としては、ロボット動作「続行確認」に対応するコマンドがコマンド実行データ114fに記載されている場合、また、ロボット動作「画像出現を待つ」に対応するコマンドがコマンド実行データ114fに記載されている場合などである。
このようなロボット動作に対応するコマンドがコマンド実行データ114fに記載されている場合に想定される情報処理装置1の動作の一例としては、オンラインバンキングシステムにおける一連の動作がシナリオデータ114に記述されている場合において、ワンタイムパスワードの入力をオンラインバンキングシステムが要求した際の動作が挙げられる。また、情報処理装置1に取り込むべきデータが一定容量を超えた(これが条件指定である)場合に、さらにデータを取り込むか否かの続行確認をオペレータに入力させる際の動作が挙げられる。
ステップS15では、まず、表示制御部104が、図11に示すような報知画面260を表示装置3の表示画面に表示させる。この報知画面260では、情報処理装置1のオペレータに対して「続行していいですか」という警告表示261が表示されている。そして、情報処理装置1のオペレータは、続行指示をする場合は、報知画面260に表示されている「OK」ボタン262を入力装置2を介して操作入力する。一方、続行中止を指示する場合は、「キャンセル」ボタン263を操作入力する。
そして、シナリオ実行部103は、上述したような情報処理装置1のオペレータからの操作入力指示を待ち、オペレータからの操作入力指示があると、ステップS16において、このオペレータからの操作入力指示に基づいてコマンドデータ114cを実行する。
一方、ステップS17では、シナリオ実行部103が、ステップS10において読み出したコマンドデータ114cを実行する。この後、プログラムはステップS18に移行する。
ステップS18では、シナリオ実行部103が、ステップS10において読み出したコマンドデータ114cがシナリオデータ114の最後のコマンドデータ114c(図2に示す例ではシナリオデータ#n 114c)であるか否かを判定する。そして、判定が肯定されたら(ステップS18においてYES)プログラムを終了し、判定が否定されたら(ステップS18においてNO)プログラムはステップS19に移行する。
ステップS19では、シナリオ実行部103が次のコマンドデータ114cを読み出す。この後、プログラムはステップS11に戻り、ステップS11〜S18までの動作を繰り返す。
以上のように構成された本実施の形態である情報処理装置1では、シナリオ実行部103の条件判定部103aが、条件指定ロボット動作に対応するコマンドの実行の際に条件を満足するか否かを判定し、さらに、表示制御部104が、条件判定部103aの判定結果に基づいてコマンドの実行の可否を報知する報知画面260を表示装置3に表示させる。
このようにすることで、情報処理装置1のオペレータにより手入力が必要な場合においてもシナリオ実行部103によるシナリオ実行動作を一時中断させることなく、条件判定部103aによる条件判定結果に応じて適切にシナリオを実行することができる。従って、コマンドを実行させている状態においてオペレータによる情報入力動作を柔軟に行わせることが可能となる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
一例として、表示制御部104による表示装置3の表示画面への表示態様は図示例に限定されず、種々の変形が可能である。
そして、上述の実施の形態において、情報処理装置1を動作させるプログラムは記憶部110に格納されて提供されていたが、不図示の光学ディスクドライブ、USBインタフェース等を用いて、プログラムが格納された光ディスク、USBフラッシュメモリ装置、メモリーカード等を接続し、このDVD等からプログラムを情報処理装置1に読み込んで動作させてもよい。また、WAN上の外部サーバー内にプログラムを格納しておき、通信部120を介してこのプログラムを情報処理装置1に読み込んで動作させてもよい。さら
に、上述の各実施形態において、情報処理装置1は複数のハードウェア要素により構成されていたが、これらハードウェア要素の一部の動作をCPU等がプログラムの動作により実現することも可能である。
に、上述の各実施形態において、情報処理装置1は複数のハードウェア要素により構成されていたが、これらハードウェア要素の一部の動作をCPU等がプログラムの動作により実現することも可能である。
1 情報処理装置
2 入力装置
3 表示装置
100 制御部
101 コマンド入力部
102 シナリオ作成部
103 シナリオ実行部
104 表示制御部
110 記憶部
114 シナリオデータ
115 ロボット動作一覧データ
210 第1の領域
211 第2の領域
2 入力装置
3 表示装置
100 制御部
101 コマンド入力部
102 シナリオ作成部
103 シナリオ実行部
104 表示制御部
110 記憶部
114 シナリオデータ
115 ロボット動作一覧データ
210 第1の領域
211 第2の領域
Claims (4)
- 情報処理装置により実行されるコマンドの種類を示すロボット動作、及び前記ロボット動作の具体的実行内容である前記コマンドの入力をそれぞれ受け入れるコマンド入力部と、
前記コマンド入力部により入力が受け入れられた前記ロボット動作及び前記コマンドの組を、前記情報処理装置の実行順に配列したシナリオデータを作成するシナリオ作成部と、
前記シナリオデータに基づいて、実行順に配列された前記コマンドを前記情報処理装置において実行させるシナリオ実行部とを有し、
前記ロボット動作は、前記情報処理装置により実行される際の条件を含む条件指定ロボット動作を含み、
前記シナリオ実行部は、前記条件指定ロボット動作に対応する前記コマンドの実行の際に、前記条件を満足するか否かを判定する条件判定部を有し、
さらに、前記条件判定部の判定結果に基づいて前記コマンドの実行の可否を報知する報知画面を表示装置に表示させる表示制御部を有する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記シナリオ実行部は、前記報知画面の表示に応じて入力が受け入れられた前記コマンドの実行指示入力または実行中止指示に基づいて、前記条件指定ロボット動作に対応する前記コマンドを実行し、または実行を中止することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置により実行される際の条件を含む条件指定ロボット動作を含む前記情報処理装置により実行されるコマンドの種類を示すロボット動作、及び前記ロボット動作の具体的実行内容である前記コマンドの入力をそれぞれ受け入れ、
入力が受け入れられた前記ロボット動作及び前記コマンドの組を、前記情報処理装置の実行順に配列したシナリオデータを作成し、
前記シナリオデータに基づいて、実行順に配列された前記コマンドを前記情報処理装置において実行させ、さらに、前記条件指定ロボット動作に対応する前記コマンドの実行の際に、前記条件を満足するか否かを判定し、
さらに、前記判定結果に基づいて前記コマンドの実行の可否を報知する報知画面を表示装置に表示させる
ことを特徴とする情報処理装置による表示制御方法。 - コンピュータにより実行されるプログラムであって、
このプログラムは、前記コンピュータにより実行されると、このコンピュータを、
前記コンピュータにより実行される際の条件を含む条件指定ロボット動作を含む前記コンピュータにより実行されるコマンドの種類を示すロボット動作、及び前記ロボット動作の具体的実行内容である前記コマンドの入力をそれぞれ受け入れるコマンド入力部と、
前記コマンド入力部により入力が受け入れられた前記ロボット動作及び前記コマンドの組を、前記コンピュータの実行順に配列したシナリオデータを作成するシナリオ作成部と、
前記シナリオデータに基づいて、実行順に配列された前記コマンドを前記コンピュータにおいて実行させるシナリオ実行部と
して機能させ、さらに、
前記シナリオ実行部は、前記条件指定ロボット動作に対応する前記コマンドの実行の際に、前記条件を満足するか否かを判定する条件判定部を有し、
さらに、前記条件判定部の判定結果に基づいて前記コマンドの実行の可否を報知する報知画面を表示装置に表示させる表示制御部と
して機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018237736A JP2020101864A (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | 情報処理装置、表示制御方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018237736A JP2020101864A (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | 情報処理装置、表示制御方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020101864A true JP2020101864A (ja) | 2020-07-02 |
Family
ID=71141287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018237736A Pending JP2020101864A (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | 情報処理装置、表示制御方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020101864A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007087268A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Hitachi Information Systems Ltd | コマンド生成システムと方法およびコマンド実行制御システムと方法ならびにプログラムと業務処理システム |
US20180345489A1 (en) * | 2017-06-02 | 2018-12-06 | Bank Of America Corporation | Robotics process automation macro bot |
-
2018
- 2018-12-19 JP JP2018237736A patent/JP2020101864A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007087268A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Hitachi Information Systems Ltd | コマンド生成システムと方法およびコマンド実行制御システムと方法ならびにプログラムと業務処理システム |
US20180345489A1 (en) * | 2017-06-02 | 2018-12-06 | Bank Of America Corporation | Robotics process automation macro bot |
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