JP2020086906A - 文書処理装置、文書処理サービス提供システム及びプログラム - Google Patents

文書処理装置、文書処理サービス提供システム及びプログラム Download PDF

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【課題】複数のタスクシンボルを含む一覧画像から遷移した詳細画像上において、一覧画像上でのタスク起動操作と同じタスク起動操作を行えるようにする。【解決手段】詳細画像88は、特定のタスクに関連する文書リスト90と特定のタスクを象徴するタスクシンボル92とを含む。遷移前のタスクシンボル一覧の中の特定のタスクシンボルに対してドラッグ&ドロップ操作(第1起動操作)が行われた場合、及び、遷移後の詳細画像88中のタスクシンボル92に対してドラッグ&ドロップ操作(第2起動操作)が行われた場合に、対象文書に対して特定のタスクが適用される。【選択図】図4

Description

本発明は、文書処理装置、文書処理サービス提供システム及びプログラムに関する。
企業、事務所等の組織においては、契約書、見積書、発注書、請求書等の様々な文書が作成され、また使用される。最近では、紙文書を電子化した上で、電子化された文書に対して一連の処理を適用するワークフローシステムを導入する組織が増えつつある。
特許文献1に開示されたワークフローシステムは、複数のワークフローテンプレートを備えている。個々のワークフローテンプレートは、文書に対して実行される一連の処理をその実体とするものである。選択されたワークフローテンプレートに対して処理対象となる文書を与えると(つまり文書を指定しつつその起動を指示すると)、当該ワークフローテンプレートの実体である一連の処理が当該文書に対して適用される。特許文献2に開示されたワークフローシステムでは、複数のボックスを連結することによりワークフローが定義されている。個々のボックスは文書に対する特定の処理工程を象徴するものである。特許文献1,2には、特定のワークフロー又は特定のタスクに文書を与える際におけるユーザーの操作性又は利便性を向上するための技術は開示されていない。
なお、文書には、電子化される前の文書(紙文書、非電子化文書)と、電子化された後の文書(電子化文書)とがある。本願明細書においては、文脈上いずれの文書であるかが明らかな場合には単に文書と表現し、そうでない場合には紙文書又は電子化文書を区別して表現することにする。
特開平11−96248号公報 特開2008−293329号公報
文書処理においては、又は、文書処理サービスの提供に際しては、複数のタスクを表す複数のタスクシンボル(例えば複数のタスクアイコン)を含む一覧画像を表示することが望まれる。ここで、各タスクは1又は複数の処理工程からなる仕事の単位である。一覧画像によれば、特定のタスクシンボルを容易に探すことができ、また、特定のタスクシンボルへの文書アイコンのドラッグ&ドロップ操作等の簡便な操作によって、特定のタスクを迅速に起動することが可能となる。その一方、特定のタスクについて、それに関連付けられた文書リスト等の詳細情報を参照したいこともあり、そのような要望に応えるために、一覧画像上において特定のタスクシンボルが選択された場合、詳細情報を含む詳細画像を表示することが考えられる。詳細画像を表示した状態で、タスク実行に際して、ユーザーに対して、文書リストへの文書の追加、文書リスト上での文書の選択、タスクの起動、等の一連の操作を常に求めるならば、一覧画像を表示した状態での操作に比べて、ユーザーの負担が増大してしまう。
本発明の目的は、複数のタスクシンボルを含む一覧画像から遷移した詳細画像上において一覧画像上でのタスク起動操作と同じタスク起動操作を行えるようにすることにある。
請求項1記載の文書処理装置は、第1タスクシンボル一覧を含む一覧画像を生成する第1画像生成手段と、前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して選択操作が行われた場合に、前記特定の第1タスクシンボルが象徴する特定のタスクに関連する文書リストと前記特定の第1タスクシンボルに相当する第2タスクシンボルとを含む詳細画像を生成する第2画像生成手段と、前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して対象文書の指定を伴う第1起動操作が行われた場合、及び、前記第2タスクシンボルに対して前記文書リストに含まれない対象文書の指定を伴う第2起動操作が行われた場合に、前記対象文書に対する前記特定のタスクの実行を制御する制御手段と、を含むことを特徴とするものである。
請求項2記載の文書処理装置は、請求項1記載の文書処理装置において、前記選択操作が行われた場合に、前記一覧画像に代わって前記詳細画像が表示され又は前記一覧画像上に前記詳細画像が重畳表示される、ことを特徴とするものである。
請求項3記載の文書処理装置は、請求項1記載の文書処理装置において、前記文書リストは、当該文書処理装置によって管理された1又は複数の文書を示すリストであり、前記制御手段は、前記文書リストの中の特定の文書に対して選択起動操作が行われた場合に、当該特定の文書に対する前記特定のタスクの実行を制御し、前記第1起動操作及び前記第2起動操作は、当該文書処理装置によって未だ管理されていない文書を指定しつつ当該文書に対する前記特定のタスクの実行を指示する操作であり、前記制御手段は、前記第1起動操作が行われた場合及び前記第2起動操作が行われた場合に、その際に指定された文書を当該文書処理装置内に取り込んだ上で、当該文書に対する前記特定のタスクの実行を制御する、ことを特徴とするものである。
請求項4記載の文書処理装置は、請求項1記載の文書処理装置において、前記第1起動操作の操作態様と前記第2起動操作の操作態様は同じである、ことを特徴とするものである。
請求項5記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処理装置において、前記第1起動操作は、前記特定の第1タスクシンボルに対する文書シンボルのドラッグ&ドロップ操作であり、前記第2起動操作は、前記第2タスクシンボルに対する文書シンボルのドラッグ&ドロップ操作である、ことを特徴とするものである。
請求項6記載の文書処理装置は、請求項1記載の文書処理装置において、前記第2タスクシンボルは、前記特定の第1タスクシンボルとの対応関係を認識し得る表示態様を有する、ことを特徴とするものである。
請求項7記載の文書処理装置は、請求項6記載の文書処理装置において、前記第2タスクシンボルの表示態様は、前記特定の第1タスクシンボルの表示態様と実質的に同一である、ことを特徴とするものである。
請求項8記載の文書処理装置は、請求項1記載の文書処理装置において、前記制御手段は、前記文書リスト中の文書が第1対象文書として選択されている状態において、前記第2タスクシンボルに対して第2対象文書の指定を伴う前記第2起動操作が行われた場合に、前記第1対象文書及び前記第2対象文書に対する前記特定のタスクの実行を制御する、ことを特徴とするものである。
請求項9記載の文書処理装置は、請求項8記載の文書処理装置において、前記第1対象文書は当該文書処理装置によって管理された文書であり、前記第2対象文書は当該文書処理装置とは異なる他の装置によって管理された文書である、ことを特徴とするものである。
請求項10記載の文書処理装置は、請求項1記載の文書処理装置において、前記制御手段は、複数の対象文書を指定しつつ前記第1起動操作が行われた場合、複数の対象文書を指定しつつ前記第2起動操作が行われた場合、及び、前記文書リストの中の複数の対象文書に対する選択起動操作が行われた場合に、それらの対象文書に対する前記特定のタスクの繰り返し実行を制御する、ことを特徴とするものである。
請求項11記載の文書処理サービス提供システムは、端末装置と、前記端末装置に対してネットワークを介して接続された文書処理装置と、を含み、前記文書処理装置は、第1タスクシンボル一覧を含む一覧画像を生成する第1画像生成手段と、前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して選択操作が行われた場合に、前記特定の第1タスクシンボルが象徴する特定のタスクに関連する文書リストと前記特定の第1タスクシンボルに相当する第2タスクシンボルとを含む詳細画像を生成する第2画像生成手段と、前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して対象文書の指定を伴う第1起動操作が行われた場合、及び、前記第2タスクシンボルに対して前記文書リストに含まれない対象文書の指定を伴う第2起動操作が行われた場合に、前記対象文書に対する前記特定のタスクの実行を制御する制御手段と、を含み、前記端末装置は、前記一覧画像及び前記詳細画像を表示する表示器と、前記選択操作、前記第1起動操作及び前記第2起動操作を行うための入力器と、を含むことを特徴とするものである。
請求項12に係るプログラムは、情報処理装置において実行されるプログラムであって、第1タスクシンボル一覧を含む一覧画像を生成する機能と、前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して選択操作が行われた場合に、前記特定の第1タスクシンボルが象徴する特定のタスクに関連する文書リストと前記特定の第1タスクシンボルに相当する第2タスクシンボルとを含む詳細画像を生成する機能と、前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して対象文書の指定を伴う第1起動操作が行われた場合、及び、前記第2タスクシンボルに対して前記文書リストに含まれない対象文書の指定を伴う第2起動操作が行われた場合に、前記対象文書に対する前記特定のタスクの実行を制御する機能と、を含むことを特徴とするものである。
請求項1、11及び12に係る発明によれば、一覧画像から遷移した詳細画像上において、一覧画像上でのタスク起動操作と同じタスク起動操作を行える。
請求項2に係る発明によれば、一覧画像を直ちに利用できない状況下で、詳細画像上において、一覧画像上でのタスク起動操作と同じタスク起動操作を行える。
請求項3に係る発明によれば、文書処理装置によって管理されていない文書に対して特定のタスクの実行を指示する際に、第1起動操作又は第2起動操作を行えばよく、煩雑な操作を行う必要がない。
請求項4に係る発明によれば、操作上の混乱が生じ難い。
請求項5に係る発明によれば、操作性を向上できる。
請求項6に係る発明によれば、タスクシンボル間の対応関係を認識し易くなる。
請求項7に係る発明によれば、タスクシンボル間の対応関係を正しく認識できる。
請求項8に係る発明によれば、異なる状況下にある複数の文書に対して同じタスクを一括して適用できる。
請求項9に係る発明によれば、当該文書処理装置によって管理されている文書と管理されていない文書の両者に対して同じタスクを一括して適用できる。
請求項10に係る発明によれば、簡便な操作で複数の文書に対して同じタスクを繰り返し適用できる。
実施形態に係る文書処理装置を含むシステムを示すブロック図である。 タスクの構成例を示す図である。 一覧画像の一例を示す図である。 詳細画像の一例を示す図である。 属性付与画像の一例を示す図である。 文書処理装置及び端末装置の動作を示すフローチャートである。 変形例を示すフローチャートである。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)実施形態の概要
実施形態の詳細な説明に先立って、実施形態の概要を説明しておく。実施形態に係る文書処理装置は、第1画像生成手段、第2画像生成手段、及び、制御手段を備える。
第1画像生成手段は、第1タスクシンボル一覧を含む一覧画像を生成するものであり、その一例として、後述する画像生成部が挙げられる。一覧画像はユーザーに対して提供される。第2画像生成手段は、第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して選択操作が行われた場合に、詳細画像を生成するものであり、その一例として、後述する画像生成部が挙げられる。詳細画像は、特定の第1タスクシンボルが象徴する特定のタスクに関連する文書リストと特定の第1タスクシンボルに相当する第2タスクシンボルとを含む。その詳細画像がユーザーに対して提供される。制御手段は、第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して対象文書の指定を伴う第1起動操作が行われた場合、及び、第2タスクシンボルに対して文書リストに含まれない対象文書の指定を伴う第2起動操作が行われた場合に、対象文書に対する特定のタスクの実行を制御するものである。制御手段の一例として、後述する制御部が挙げられる。
上記構成においては、詳細画像の中に第2タスクシンボルが含まれており、第2タスクシンボルに対して、第1起動操作と同様、対象文書の指定を伴う第2起動操作を行える。仮に、詳細画像の中に第2タスクシンボルが含まれず、しかも文書リストの中に対象文書が含まれないならば、詳細画像上において、文書リストへの対象文書の追加、文書リスト上での対象文書の選択、タスクの起動等の一連の操作を行わなければならなくなる。あるいは、詳細画像から一覧画像への遷移操作を行なった上で第1起動操作を行わなければならなくなる。これに対して、上記構成によれば、第2タスクシンボルに対する第2起動操作という簡便な操作で、文書リストに含まれない対象文書に対して特定のタスクを適用することが可能となる。
上記構成において、第1タスクシンボルに対しては選択操作及び第1起動操作が許容されており、第2タスクシンボルに対しては第2起動操作が許容されている。選択操作が許容されているか否かに着目するならば、第2タスクシンボルは第1タスクシンボルと異なる。一方、起動操作の点に着目すると、第2タスクシンボルは第1タスクシンボルと同視できるものである。各タスクシンボルは、タスクを象徴する絵柄、図形、イメージ、項目その他であり、その概念にはいわゆるアイコンが含まれる。
実施形態においては、第1タスクシンボルに対して選択操作が行われた場合に、一覧画像に代わって詳細画像が表示され、又は、一覧画像上に詳細画像が重畳表示される。そのような場合、一覧画像を直ちに利用することが困難となるので、詳細画像に第2タスクシンボルを含めておく必要性が高くなる。
実施形態においては、文書リストは、文書処理装置によって管理された1又は複数の文書を示すリストである。例えば、他の装置から文書処理装置へ文書が転送され、文書処理装置の処理により文書処理装置内の記憶部に文書が書き込まれた場合、その文書は文書処理装置によって管理された文書となる。第1起動操作及び第2起動操作は、文書処理装置に管理されていない(他の装置によって管理された)文書を対象文書として指定しつつ当該文書に対する特定のタスクの実行を指示する操作である。制御手段は、第1起動操作が行われた場合及び第2起動操作が行われた場合に、その際に指定された文書を取り込んだ上で、当該文書に対する特定のタスクの実行を制御する。第1起動操作又は第2起動操作によれば、文書処理装置において管理されていない文書に対するタスクの実行に際して、文書転送のための入力等を行う必要がなくなる。
実施形態において、第1起動操作の操作態様と第2起動操作の操作態様は同じであり、それらの起動操作に際して操作上の混乱は生じない。操作態様は、ポインティングデバイスを利用した操作の態様を意味し、その概念には、画面上において文書シンボルをタスクシンボルへ関連付ける操作が含まれる。
具体的には、実施形態において、第1起動操作は、特定の第1タスクシンボルに対する文書シンボルのドラッグ&ドロップ操作である。また、第2起動操作は、第2タスクシンボルに対する文書シンボルのドラッグ&ドロップ操作である。ドラッグ&ドロップ操作は、画面上において、文書アイコン等の文書シンボルを移動させて、タスクアイコン等のタスクシンボルに重ね合わせる操作であり、それはコンピュータ上において広く普及している馴染みある操作である。
実施形態において、第2タスクシンボルは、特定の第1タスクシンボルとの対応関係を認識し得る表示態様を有する。対応関係の認識により誤操作の防止又は軽減を図れる。一般に、2つのタスクシンボルに、同一の絵柄、文字列等が含まれる場合、つまり両者の表示態様に共通性がある場合、対応関係を認識できる。具体的には、実施形態において、第2タスクシンボルの表示態様は、特定の第1タスクシンボルの表示態様と実質的に同一である。両者の表示態様が実質的に同一であれば、両者の対応関係を正しく認識できる。例えば、両者の主要部が同一である場合、あるいは、両者の相違が付記的要素に過ぎない場合、実質的に同一であると言い得る。両者の内容を完全に同一にしてもよい。実施形態においては、対応関係にある第1及び第2タスクシンボルに、同一の絵柄(同一のキャラクター)が含まれる。
実施形態において、制御手段は、文書リスト中の文書が第1対象文書として選択されている状態において、第2タスクシンボルに対して第2対象文書の指定を伴う第2起動操作が行われた場合に、第1対象文書及び第2対象文書に対する特定のタスクの実行を制御する。この構成は、異なる状況下におかれている第1対象文書及び第2対象文書に対して特定のタスクを一括適用するものである。それぞれの対象文書に対してそれぞれタスク実行を指示する場合に比べて操作上の負担が軽減される。
実施形態において、第1対象文書は文書処理装置によって管理された文書であり、第2対象文書は文書処理装置とは異なる他の装置によって管理された文書である。後者の第2対象文書に対しては文書処理装置への取り込み処理等を経た後に特定のタスクが適用されることになるが、そのような過程をユーザーにおいて格別意識する必要はない。
実施形態において、制御手段は、複数の対象文書を指定しつつ第1起動操作が行われた場合、複数の対象文書を指定しつつ第2起動操作が行われた場合、及び、文書リストの中の複数の対象文書に対する選択起動操作が行われた場合に、それらの対象文書に対する特定のタスクの繰り返し実行を制御する。複数の対象文書が連続的に処理されれば、操作効率及び処理効率が高まる。
実施形態に係る文書処理サービス提供システムは、少なくとも1つの端末装置と文書処理装置とを含む。それらはネットワークを介して相互に接続される。実施形態においては、文書処理サービスシステムに、更に、文書を電子化する電子化装置が含まれる。そのような電子化装置は、望ましくは、電子化した文書を文書処理装置にアップロードする機能を有する。文書処理装置は、既に説明したように、第1画像生成手段、第2画像生成手段及び制御手段を備える。端末装置は、一覧画像及び詳細画像を表示する表示器と、選択操作、第1起動操作及び第2起動操作を行うための入力器と、を備える。処理対象となる文書は、基本的に、文書処理装置にアップロードされた上で、文書処理装置において管理及び処理される。
実施形態において実行される文書処理方法はソフトウエアの機能として実現され得る。文書処理方法を実行するプログラムは、ネットワークを介して、又は、可搬型記憶媒体を介して、情報処理装置にインストールされる。情報処理装置は文書処理装置として機能するものであり、情報処理装置の概念には、多様なコンピュータシステムが含まれる。
(2)実施形態の詳細
図1には、文書処理装置を含む文書処理システムの構成例が示されている。図1において、インターネット10には、文書処理装置12及び複数のオフィスシステム14,16が接続されている。文書処理装置12は、サーバーとして機能するものであり、具体的には、文書処理サービス提供装置として機能する。文書処理サービスはクラウドサービスとも言い得る。オフィスシステム14,14からアップロードされた各文書(電子化文書)が文書処理装置12に取り込まれ、文書処理装置12によって、各文書に対して、指定されたタスク(仕事の単位)が適用される。タスクの内容については後述する。
オフィスシステム14,16は、文書処理装置12との関係から見て、文書処理サービスを利用する側である。業務上、様々な紙文書が作成される。そのような紙文書として、契約書、見積書、発注書、請求書等が挙げられる。各文書は、オフィスシステム14,16内で電子化され、電子化された文書が、オフィスシステム14,16内で利用され、あるいは、文書処理装置へアップロードされた上で利用される。オフィスシステム14,16においては、文書処理装置12によって管理されている自己の文書を参照でき、また、自己の文書に対してタスク起動等の指示を行える。
オフィスシステム14は、図示の構成例において、社内ネットワーク24に接続された複数の端末装置及びスキャナ22を有する。社内ネットワーク24は、図示されていないルーター等を介して、インターネット10に接続されている。スキャナ22は、例えば、印刷機能、複写機能、読み取り機能、FAX機能等を有する複合機によって構成される。読み取り機能だけを有する装置が利用されてもよい。FAX受信された文書に対して変換処理等を施すことによって、処理対象となる電子化された文書が生成されてもよい。
各端末装置は、ユーザーである1又は複数の作業者によって操作される装置であり、それは例えばパーソナルコンピュータによって構成される。複数の端末装置の中に可搬型の情報処理装置(タブレット型端末等)が含まれてもよい。以下においては、特定の端末装置20の構成について説明し、また、特定の端末装置20と文書処理装置12との間での情報のやり取りについて説明する。他の端末装置も端末装置20と同様の構成を有している。
端末装置20は、演算部26、記憶部28、表示器30及び入力器32を有する。演算部26は、CPU及びプログラムによって構成される。プログラムの中には、文書を閲覧し、文書処理の指示等を行う際に機能するソフトウエア(ブラウザ)が含まれる。表示器30は例えばLCDで構成され、そこには文書処理装置が生成し提供する各種の画像が表示される。それらの画像には、後述する一覧画像、詳細画像等が含まれる。入力器32は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス等)によって構成される。タスク選択操作、タスク起動操作等を行う際には、入力器36が使用される。
記憶部28は、半導体メモリ、ハードディスク等によって構成される。記憶部28には、必要に応じて、業務上の文書が格納される。記憶部28上にある文書は、文書処理装置12から見て、管理対象外の文書である。記憶部28上の文書を文書処理装置12にアップロードした場合、その文書は、文書処理装置12から見て、管理対象文書となる。もっとも、ユーザーは、インターネット10を介して接続されている文書処理装置12を格別意識せずに、そこで管理されている各文書を、端末装置20を通じて、取り扱える。
図1において、符号36はスキャナ22で読み取られた文書のアップロードを示している。実施形態においては、スキャナ22において特定のタスクが選択され、その上で、読み取りが指示される。これにより、読み取られた文書が文書処理装置へ自動的にアップロードされ、特定のタスクとの関係において、当該文書が管理される。なお、タスクの選択により、読み取り条件が自動的に設定される。読み取り条件の中には、データ形式、解像度、文字認識実行の有無、等が含まれる。
符号38は、端末装置20と文書処理装置12との間での情報の授受を示している。端末装置20から文書処理装置12への文書のアップロードの際には、符号38で示す経路を通じて、文書が転送される。文書処理装置12で生成された画像は、符号38で示す経路を通じて、端末装置20へ提供される。
なお、オフィスシステム16は、オフィスシステム14と同様、スキャナ及び複数の端末装置を有する。オフィスシステム14とオフィスシステム16は、それぞれ独立して文書処理サービスを受ける主体である。
文書処理装置12は、情報処理装置によって構成され、具体的には、それはコンピュータシステムである。文書処理装置12が複数の情報処理装置に跨って構築されてもよい。文書処理装置12は、演算部40及び記憶部42を有する。演算部40は、CPU及び文書管理プログラムによって構成され、記憶部42は半導体メモリ、ハードディスク等によって構成される。
演算部40は、複数の機能を発揮するものであり、それらが図1においては複数のブロックによって表現されている。具体的には、演算部40は、画像生成部44、タスク定義部(タスク作成部)、及び、制御部(タスク実行部)48を有する。画像生成部44は、端末装置20の表示器34に表示される各種の画像を生成するものである。具体的には、画像生成部44は、後述する一覧画像、詳細画像等を生成する。タスク定義部46は、ユーザーにおいて利用される当該ユーザー専用のタスクを作成するものである。実施形態においては、複数のテンプレートからなるテンプレート群が予め用意されている。ユーザーによって、テンプレート群の中から特定のテンプレートが選択される。そのテンプレートがそのままタスクとして利用され、あるいは、テンプレートに対して初期設定パラメータを修正することによりタスクが作成される。
制御部48は、タスクを実行するものである。1つのタスクは、1つ又は複数の処理工程からなる。端末装置20において、ユーザーが、特定のタスクとの関係で、「第1起動操作」、「第2起動操作」、又は、「選択起動操作」を行うと、制御部48は特定のタスクを実行する。後に詳述するように、第1起動操作及び第2起動操作は、それぞれ、文書処理装置12によって未だ管理されていない文書に対して特定のタスクの起動を指示する操作である。選択起動操作は、文書処理装置12によって既に管理されている文書に対して特定のタスクの起動を指示する操作である。この他、一覧画像から詳細画像への遷移を生じさせる操作として「選択操作」等がある。
記憶部42は、テンプレート記憶部50、タスク記憶部52及び文書記憶部54を有する。テンプレート記憶部50には、テンプレート群が記憶されている。個々のテンプレートは、1又は複数の処理工程からなる文書処理の雛形に相当する。タスクの作成に際しては、特定のテンプレートが選択され、それについて初期設定されている複数の設定値の一部又は全部が必要に応じて変更される。タスク記憶部52には、サービス利用主体ごとに、例えばオフィスシステム14,16ごとに、生成された1又は複数のタスクの実体(タスク定義及びパラメータセット等)が格納される。
文書記憶部54には、スキャナ22及び端末装置20からアップロードされた複数の文書が格納される。サービス利用主体を単位として複数の文書が管理される。記憶部42が外部装置の中に設けられてもよい。例えば、連携システム18がストレージシステムである場合、その連携システム18内の記憶部が記憶部42として機能してもよい。なお、演算部40内のCPUによって実行されるプログラムは、記憶部42内に格納されてもよいし、演算部40内のメモリ内に格納されてもよい。
図2には、タスクの内容が概念的に示されている。図示の例において、タスク60は、処理工程A62a〜処理工程E62eによって構成される。図において、文書処理は左から右へ流れる。ここで、例えば、処理工程A62aは電子化工程であり、処理工程B62bは属性付与工程であり、処理工程62eは振り分け保管工程である。電子化工程は、スキャナによって紙文書64から電子化文書を生成する工程である。属性付与工程は、電子化された文書に対して1又は複数の属性(設定)を付加する工程である。振り分け保管工程は、文書を特定のホルダに振り分けて保管する工程である。
処理工程A62aには、複数の設定値a1,a2,a3,・・・が関連付けられており(又は含まれており)、他の処理工程B62b,・・・,処理工程E62eについても同様である(符号66を参照)。各処理工程の実行時には複数の設定値が参照され、それらに基づいて処理工程の実行が制御される。各テンプレートにおいては、処理工程ごとに、複数の設定値として複数の初期値が定められている。1又は複数の設定値をユーザーによって変更することが可能である。図示の例において、処理工程B62bは属性付与工程であり、その処理工程の実行時における入力情報が符号68で示されている。
図3には、端末装置の表示器に表示される一覧画像が例示されている。一覧画像70は、ホーム画像に相当し、それはタスクシンボル一覧72を含んでいる。タスクシンボル一覧72は、横方向(水平方向)及び縦方向(垂直方向)に並んだ複数のタスクシンボルによって構成される。例えば、その内で、最上段のタスクシンボル列は、4つのタスクシンボル74A,74B,74C,74Dによって構成される。各タスクシンボルは、タスクを象徴し、ユーザー操作を受け付けるオブジェクトであり、具体的にはアイコンである。
各タスクシンボルは、実施形態において、図案又は絵柄としてのキャラクター76を含んでいる。キャラクター76は作業者としてのエージェントを模擬したものとして構成されている。タスクシンボル単位で、キャラクターの内容(人物、服の色、眼鏡の有無等)を自在に設定し得る。
また、図示の例では、各タスクシンボルは、タスク又はその中の代表的処理工程を示すマーク78を含んでいる。各タスクにおける最終の処理工程を象徴するマークが埋め込まれてもよい。各タスクシンボルの中に又はその近傍にタスク名称80が文字列として付加されてもよい。これらの他、各タスクシンボルの中に又はその近傍に未処理文書数又は処理済み文書数を示す数値等が表示されてもよい。実行制限されているタスクに対応するタスクシンボルがハーフトーン表現されてもよい。各タスクシンボルの形態は矩形であり、各タスクシンボルのサイズはそれぞれ同一である。ウインドウのサイズその他によって各タスクシンボルのサイズが変更されてもよい。
各タスクシンボルに対しては、2つの操作を行える。具体的には、選択操作及び起動操作(第1起動操作)を行える。選択操作は具体的にはクリック操作である。マウスによってポインタ(カーソル)82を特定のタスクを象徴するタスクシンボル上に移動させ、その後、マウスに対してクリック操作を行うことにより、そのタスクシンボルが示すタスクに対応する詳細画像が表示される。これに関しては図4に基づいて詳述する。キーボード、タッチパッド等を利用してタスクシンボルの選択及びクリックが行われてもよい。その場合には、それらのデバイスがポインティングデバイスとして機能する。
起動操作は具体的にはドラック&ドロップ操作(D&D操作)である。例えば、符号84で示されているように、図示されたウインドウの外部に存在する文書シンボル86を掴んでそれを移動させ、特定のタスクシンボル上に文書シンボル86が重なった状態において、掴みを解除するものである。これにより、特定のタスクシンボルが象徴している特定のタスクが自動的に起動され、文書シンボルが象徴している特定の文書に対して特定のタスクが適用される。文書シンボル86は具体的には文書アイコンである。
ドラック&ドロップ操作において、文書シンボル86を掴んで保持する行為(クリックしてクリック状態を維持する行為)は文書の指定及びその保持を意味する。文書シンボル86をタスクシンボル上で離す行為(クリック状態を解除する行為)は、文書とタスクの関連付け及びタスクの起動を意味する。ドラック&ドロップ操作の代わりに、文書シンボル選択状態においてタスクシンボル起動が指示されてもよい。そのような操作も起動操作の一態様である。
実施形態においては、文書処理装置によって管理されていない文書に対して、例えば、オフィスシステム又は端末装置によって管理された文書に対して、起動操作つまりドロップ&ドラック操作を行える。例えば、端末装置のデスクトップに含まれる特定の文書シンボル又は文書ホルダ内の特定の文書シンボルがドロップ&ドラッグの対象となる。文書処理装置によって管理されている文書に対するタスクの起動は、以下に説明する詳細画像上において行える。詳細画像の表示に際しては、上記のように、タスクシンボル一覧72の中の特定のタスクシンボルに対して上記の選択操作つまりクリック操作が行われる。
図4には、端末装置の表示器に表示される詳細画像が例示されている。詳細画像88は、図示の例において、一覧画像70A上にポップアップ表示されている。つまり、詳細画像88は一覧画像70A上に重畳表示されている。一覧画像70Aが消えて、それに代えて詳細画像88が表示されてもよい。なお、図4に示す状態では、一覧画像70Aはハーフトーン表現され、それに対して操作を行えない状態にある。
詳細画像88は、文書リスト90及びタスクシンボル(第2タスクシンボル)92を有している。また、詳細画像88は、図示の例において、処理待ちタブ94及び処理済みタブ96を有している。処理待ちタブ94を選択すると、未処理の1又は複数の文書を示す文書リスト90が表示される。処理済みタブ96を選択すると、処理済みの1又は複数の文書を示す文書リスト90が表示される。処理済みの文書を含まない処理途中の文書のみからなるリストが表示されてもよい。いずれにしても、詳細画像88には、特定のタスクに関連付けられた1又は複数の文書を示す文書リストが含まれる。
文書リスト90は、複数の項目98により構成され、個々の項目98が個々の文書に対応している。各項目98は、図示の例において、チェックボックス100、ステータス表示欄102、文書マーク104、文書名106、実行者108、受付日110、サイズ112等の情報を含む。チェックボックス100は文書を選択する際にクリックされるものである。ステータス表示欄102は、アラームマークその他が表示される。文書マーク104は、データ形式を色または図柄で表現したものである。文書マーク104に代えて、又は、それと共に、低解像度縮小画像としてのサムネイル画像が表示されてもよい。文書名106は、ユーザーにおいて指定された又は自動的に指定されたファイル名である。実行者108は文書に対して特定のタスクの実行を指示した者の名前であり、未実行の場合には当該項目は未記入となり又は表示されない。受付日110は実行命令等が受け付けられた日時を示すものであり、未実行の場合にはその欄は未記入となり又は表示されない。アップロード日時、スキャン日時等が表示されてもよい。サイズ112はファイル容量を示すものである。図示された各情報は例示に過ぎないものである。文書リスト90の構成がユーザーによってカスタマイズされてもよい。
未処理文書に対応するいずれかの項目に対してクリック操作を行えば、その文書に対して特定のタスクが適用される。チェックボックスを利用して項目を選択した上で、図示されていない起動ボタンが操作されてもよい。一括操作ボタン114は、一括実行又は一括削除を指示するためのボタンである。複数のチェックボックスを選択した上で、一括実行を指示すると、複数のチェックによって指定された複数の文書に対して、詳細画像88に対応付けられた特定のタスクが適用される。
参照ボタン118はアップロード操作用のボタンである。参照ボタン118の操作によって、端末装置又は他の端末装置によって管理されている文書を指定することが可能である。その後、アップロード操作を行うことにより、その文書が文書処理装置へアップロードされる。アップロードされた文書は、文書処理装置により管理された文書となる。アップロード後に、特定のタスクがアップロードされた文書に対して自動的に適用されてもよいし、アップロードされた文書に対応する項目が文書リストに追加されてもよい。符号116は詳細画像の利用方法についての説明文を示している。
実施形態に係るシステムでは、詳細画像88内にタスクシンボル92が含まれる。このタスクシンボル92は、詳細画像88に対応する特定のタスクを象徴するものであり、その意味において、一覧画像に表示される特定のタスクを象徴した特定のタスクシンボルと同様である。例えば、図3に示した特定のタスクシンボル(第1タスクシンボル)74Aと図4に示したタスクシンボル(第2タスクシンボル)92は相当関係又は対応関係にある。具体的には、図4に示したタスクシンボル92は、図3に示した特定のタスクシンボルと同じキャラクター120及び同じマーク124を有している。両者が実質的に同一の表示態様を有していれば、両者の対応関係を正しく認識し得る。
詳細画像88に含まれるタスクシンボル92に対しては、起動操作(第2起動操作)を行える。具体的には、その起動操作はドラッグ&ドロップ操作である。例えば、符号126で示されているように、デスクトップ等からタスクシンボル92へ、文書シンボル128を掴んで動かす操作が行われ、タスクシンボル92上において文書シンボル128が離されると、文書シンボル128が象徴している文書が、文書処理装置へアップロードされた上で、その文書に対して、タスクシンボル92が象徴しているタスクの実行が自動的に開始される。上記の第2起動操作は、画像リスト上に登場しない画像(文書処理装置によって管理されていない画像)に対して、特定のタスクの適用を指示するものである。第2起動操作によれば、文書指定のための入力やアップロード操作等を行う必要がなくなる。また、一覧画像に戻って第1起動操作を行う必要がなくなる。
なお、ドラッグ&ドロップ操作は文書の指定を伴うタスク起動操作である。ドラッグ&ドロップ操作に代えて、例えば、端末装置で管理されている文書が選択されている状態において、詳細画像88中のタスクシンボル92がクリックされてもよい。変形例として、第2起動操作としてのドラック&ドロップ操作に加えて、文書リスト中の特定の項目を掴んでタスクシンボル92へ重ねるドラック&ドロップ操作を許容する態様が挙げられる。タスクを終了させたい場合にはボタン130が操作される。
以上のように、実施形態においては、一覧画像上での第1起動操作に加えて、詳細画像上でも第2起動操作を行える。第1起動操作の態様と第2起動操作の操作態様は同じであるから、操作上の混乱が生じ難い。しかも、実施形態では、いずれの操作もドラック&ドロップ操作であり、つまり、いずれの操作も多数人において馴染みある操作である。上記実施形態によると、文書処理装置に処理を既に委ねている文書とこれから文書処理装置へ処理を委ねる文書とで、操作態様が異なることになる。これにより文書の現在の帰属先をユーザーにおいて直感的に意識し易くなる。特に、後者の文書について新しい管理が開始されることをユーザーが自覚し易くなる。
実施形態においては、一覧画像の他、詳細画像上においても起動操作を行え、詳細画像上において、文書アップロード、タスクの実行指示等の一連の操作を行う必要がない。これによりユーザーの負担が軽減される。もっとも、実施形態においては、そのような一連の操作も許容されている。すなわち、管理対象外文書については、タスク起動に際して2つの操作方法が用意されており、ユーザーにおいてタスク起動方法を自由に選択し得る。なお、あるシンボルをクリックしてウインドウをオープンさせたら、そのウインドウ内に同一のシンボル又は同等のシンボルが登場するという仕組みは、類似する他の技術には見られないユニークな構成である。実施形態においては、管理対象外文書を取り扱う場合において、そのような構成が効果的に機能している。
実施形態においては、一覧画像上において行い得る第1起動操作に際しては、複数の文書を指定することが可能であり、同様に、詳細画像上において行い得る第2起動操作に際しても、複数の文書を指定することが可能である。更に、既に説明したように、詳細画像において、文書リスト中の複数の文書を選択してそれらに対して同じタスクの適用を指示することが可能である。それらの場合には、複数の文書に対して特定の処理工程が一括適用され、具体的には、それらの文書に対して特定の処理工程が順次適用される。
図5には、属性付与工程で表示される画像が例示されている。図示された画像132は、文書表示欄134及び入力欄136を有している。文書表示欄134には、属性付与の対象となる文書が表示される。図示の例では見積書138が表示されている。入力欄136は複数の項目140a〜140gを有する。例えば、それらは、ファイル名、文書種類、文書タイトル、発行所名称、作成日、見積番号、合計金額である。その内で、一部については、文字認識技術等によって自動的に入力がなされもよい。このように、各文書に対して後付けで属性情報を付加することにより、非構造化文書を構造化文書として取り扱うことが可能となる。図5に示される入力情報は例示である。
複数の文書に対して同じ処理工程が適用される場合、複数の文書に対して順番に同じ処理工程が繰り返し適用される。情報142は、同じ処理の繰り返し回数を示すものである。図示の例において「処理済み:1/4件」は4件中の1件が処理済みであることを示している。そのような情報が他の態様で表示されてもよい。
実施形態においては、複数の文書に対して同じ属性付与工程を適用する場合、入力欄136の入力情報の全部又は一部を共通にし得る。どの部分を共通にするのかについては事前に設定できるように構成してもよい。ボタン144は入力完了後に操作されるものであり、ボタン146は本処理工程を飛ばす場合に操作されるボタンであり、ボタン148は本処理工程又は本タスクを終了させる際に操作されるボタンである。
図6には、図1に示したシステムの動作例がフローチャートとして示されている。図6において、左側には文書処理装置の動作が示されており(符号150を参照)、右側には端末装置の動作が示されている(符号152を参照)。なお、図6の内容は実施形態の動作の要部を説明するためのものであり、細部の動作については図示省略されている。
S10では本処理を終了させるか否かが判断される。S12では一覧画像が生成される。その一覧画像はS14で端末装置において表示される。S16では一覧画像上においてユーザーの操作が受け付けられる。S18では、文書処理装置において、ユーザーの操作の種別が判断される。その際、操作対象となった特定のタスクも特定される。S18において、操作が第1起動操作つまりドラッグ&ドロップ操作と判断された場合、処理がS22へ移行する。それと並行して、第1起動操作に際して指定された文書が端末装置から文書処理装置へ転送される(符号154を参照)。S22では、転送された文書が取り込まれ、S24において、その文書に関して特定のタスクが実行される。各タスクは、上記のように、1つの処理工程又は連鎖関係にある複数の処理工程により構成される。
一方、S18において、特定のタスクを選択する操作つまりクリック操作であると判断された場合、S20以降の工程が実行される。S20においては、特定のタスクに対する詳細画像が生成される。その詳細画像がS26で端末装置において表示される。S28では、詳細画像上においてユーザーの操作が受け付けられる。
S30では、その操作の種別が判断される。その操作が第2起動操作つまりドラック&ドロップ操作であれば、S22以降の工程が実行される。その際には、第2起動操作で指定された文書が端末装置から文書処理装置へ転送される(符号156を参照)。S30において、選択実行操作つまり文書リスト中の文書を選択してその実行を指示する操作であると判断された場合、S24において、その文書に対して特定のタスクが実行される。なお、図6においては、管理対象外文書の参照により当該文書に対してタスクを適用する処理の流れについては図示省略されている。タスク終了時にその旨が電子メール等によってユーザー等に対して通知されてもよい。あるいは、タスク終了時にその旨が一覧画像中の特定のアイコン内に表示されてもよい。
上記の動作例に示されているように、実施形態によれば、一覧画像上の他、詳細画像においても起動操作を行える。その際において文書転送指示等を明示的に入力する必要はなく、ユーザー負担が軽減される。また、一覧画像に表示された各タスクシンボルと、各詳細画像に含まれるタスクシンボルと、が同一のキャラクターを有しており、それらが実質的に同一又は完全に同一であるので、両者の対応関係を直感的に認識できる。
図7には変形例が示されている。図6に示した要素と同様の要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。この変形例では、詳細画像中の画像リストから選択された文書(第1対象文書)及び操作対象となった文書(第2対象文書)に対して同じタスクを一括して適用するものである。
S20では詳細画像が生成され、S22においてその詳細画像が表示される。S28では、詳細画像上でのユーザーの操作が受け付けられる。S30Aでは、その操作が起動操作つまりドラッグ&ドロップ操作であるか、選択実行操作であるか、選択後のドラック&ドロップ操作であるかが判断される。選択後のドラッグ&ドロップ操作は、文書リスト内において文書(第1対象文書)を選択した上で、それとは別の文書(第2対象文書)を象徴する文書シンボルをタスクシンボルへドラッグ&ドロップするものである。そのような複合操作が行われた場合、第2対象文書が端末装置から文書処理総理へ自動的に転送される(符号156を参照)。S22では、第2対象文書が文書処理装置に取り込まれる。S24では、第1文書及び第2文書の両方に対して同じタスクが適用される。この変形例によれば、管理対象文書と管理対象外文書とが一括処理の対象となり、ユーザーの負担が軽減され、処理効率が高められる。
上記実施形態では、サーバークライアント構成が採用されていたが、オフィスシステム内の情報処理装置を文書処理装置として機能させてもよい。文書処理サービス提供システムと他のシステムとを連携させて、文書に関する総合的なサービスが提供されてもよい。上記実施形態では、会社の業務に関わる文書についての処理を説明したが、大学等の教育機関、市役所等の公的機関において上記システムが利用されてもよい。
12 文書処理装置、14,16 オフィスシステム、20 端末装置、22 スキャナ、40 演算部、42 記憶部、44 画像生成部、46 タスク定義部、48 制御部、50 テンプレート記憶部、52 タスク記憶部、54 文書記憶部。

Claims (12)

  1. 第1タスクシンボル一覧を含む一覧画像を生成する第1画像生成手段と、
    前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して選択操作が行われた場合に、前記特定の第1タスクシンボルが象徴する特定のタスクに関連する文書リストと前記特定の第1タスクシンボルに相当する第2タスクシンボルとを含む詳細画像を生成する第2画像生成手段と、
    前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して対象文書の指定を伴う第1起動操作が行われた場合、及び、前記第2タスクシンボルに対して前記文書リストに含まれない対象文書の指定を伴う第2起動操作が行われた場合に、前記対象文書に対する前記特定のタスクの実行を制御する制御手段と、
    を含むことを特徴とする文書処理装置。
  2. 請求項1記載の文書処理装置において、
    前記選択操作が行われた場合に、前記一覧画像に代わって前記詳細画像が表示され又は前記一覧画像上に前記詳細画像が重畳表示される、
    ことを特徴とする文書処理装置。
  3. 請求項1記載の文書処理装置において、
    前記文書リストは、当該文書処理装置によって管理された1又は複数の文書を示すリストであり、
    前記制御手段は、前記文書リストの中の特定の文書に対して選択起動操作が行われた場合に、当該特定の文書に対する前記特定のタスクの実行を制御し、
    前記第1起動操作及び前記第2起動操作は、当該文書処理装置によって未だ管理されていない文書を指定しつつ当該文書に対する前記特定のタスクの実行を指示する操作であり、
    前記制御手段は、前記第1起動操作が行われた場合及び前記第2起動操作が行われた場合に、その際に指定された文書を当該文書処理装置内に取り込んだ上で、当該文書に対する前記特定のタスクの実行を制御する、
    ことを特徴とする文書処理装置。
  4. 請求項1記載の文書処理装置において、
    前記第1起動操作の操作態様と前記第2起動操作の操作態様は同じである、
    ことを特徴とする文書処理装置。
  5. 請求項4記載の文書処理装置において、
    前記第1起動操作は、前記特定の第1タスクシンボルに対する文書シンボルのドラッグ&ドロップ操作であり、
    前記第2起動操作は、前記第2タスクシンボルに対する文書シンボルのドラッグ&ドロップ操作である、
    ことを特徴とする文書処理装置。
  6. 請求項1記載の文書処理装置において、
    前記第2タスクシンボルは、前記特定の第1タスクシンボルとの対応関係を認識し得る表示態様を有する、
    ことを特徴とする文書処理装置。
  7. 請求項6記載の文書処理装置において、
    前記第2タスクシンボルの表示態様は、前記特定の第1タスクシンボルの表示態様と実質的に同一である、
    ことを特徴とする文書処理装置。
  8. 請求項1記載の文書処理装置において、
    前記制御手段は、前記文書リスト中の文書が第1対象文書として選択されている状態において、前記第2タスクシンボルに対して第2対象文書の指定を伴う前記第2起動操作が行われた場合に、前記第1対象文書及び前記第2対象文書に対する前記特定のタスクの実行を制御する、
    ことを特徴とする文書処理装置。
  9. 請求項8記載の文書処理装置において、
    前記第1対象文書は当該文書処理装置によって管理された文書であり、
    前記第2対象文書は当該文書処理装置とは異なる他の装置によって管理された文書である、
    ことを特徴とする文書処理装置。
  10. 請求項1記載の文書処理装置において、
    前記制御手段は、複数の対象文書を指定しつつ前記第1起動操作が行われた場合、複数の対象文書を指定しつつ前記第2起動操作が行われた場合、及び、前記文書リストの中の複数の対象文書に対する選択起動操作が行われた場合に、それらの対象文書に対する前記特定のタスクの繰り返し実行を制御する、
    ことを特徴とする文書処理装置。
  11. 端末装置と、
    前記端末装置に対してネットワークを介して接続された文書処理装置と、
    を含み、
    前記文書処理装置は、
    第1タスクシンボル一覧を含む一覧画像を生成する第1画像生成手段と、
    前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して選択操作が行われた場合に、前記特定の第1タスクシンボルが象徴する特定のタスクに関連する文書リストと前記特定の第1タスクシンボルに相当する第2タスクシンボルとを含む詳細画像を生成する第2画像生成手段と、
    前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して対象文書の指定を伴う第1起動操作が行われた場合、及び、前記第2タスクシンボルに対して前記文書リストに含まれない対象文書の指定を伴う第2起動操作が行われた場合に、前記対象文書に対する前記特定のタスクの実行を制御する制御手段と、
    を含み、
    前記端末装置は、
    前記一覧画像及び前記詳細画像を表示する表示器と、
    前記選択操作、前記第1起動操作及び前記第2起動操作を行うための入力器と、
    を含むことを特徴とする文書処理サービス提供システム。
  12. 情報処理装置において実行されるプログラムであって、
    第1タスクシンボル一覧を含む一覧画像を生成する機能と、
    前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して選択操作が行われた場合に、前記特定の第1タスクシンボルが象徴する特定のタスクに関連する文書リストと前記特定の第1タスクシンボルに相当する第2タスクシンボルとを含む詳細画像を生成する機能と、
    前記第1タスクシンボル一覧の中の特定の第1タスクシンボルに対して対象文書の指定を伴う第1起動操作が行われた場合、及び、前記第2タスクシンボルに対して前記文書リストに含まれない対象文書の指定を伴う第2起動操作が行われた場合に、前記対象文書に対する前記特定のタスクの実行を制御する機能と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
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