JP2020100735A - 光硬化性熱硬化性接着剤組成物、ドライフィルム、硬化物及び構造体 - Google Patents

光硬化性熱硬化性接着剤組成物、ドライフィルム、硬化物及び構造体 Download PDF

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昇平 槇田
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ひかる 佐々木
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Abstract

【課題】フォトリソグラフィ工程により微細な接着剤パターンが得られ、優れた接着性を有し、さらに加熱圧着時における接着剤パターンの変形を抑制することができる光硬化性熱硬化性接着剤組成物を提供すること。【解決手段】部材同士をアルカリ現像型フォトリソグラフィ法により形成された接着剤パターンの硬化物を介して接合するのに使用される光硬化性熱硬化性接着剤組成物であって、(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂、(B)感光性モノマー、(C)光重合開始剤、(D)熱硬化性成分、及び(E)ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカを含み、前記光硬化性熱硬化性接着剤組成物の現像後の塗膜を60Paの真空中で90℃及び60Paでの加熱圧着を60秒間行った際の膜厚の減少率が10%未満である、光硬化性熱硬化性接着剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、光硬化性熱硬化性接着剤組成物、そのドライフィルム、及びこれらの硬化物ならびにその硬化物を有する構造体に関する。
接着剤は、一般家庭用から電子機器、建築用途、航空宇宙用途など、非常に幅広い分野で使用されており、それぞれの分野で要求される特性を満たすよう設計されている。
接着剤には大きく分けて、加熱により接着性を発揮する熱硬化型接着剤、紫外線照射により接着性を発揮する光硬化型接着剤、酸素を遮断することで接着性を発揮する嫌気性接着剤、空気中の水分と反応して接着性を発揮する湿気硬化型接着剤、及び塗布後速やかに接着性を発揮する瞬間接着剤などがある。
これら従来の接着剤は、基本的に下地全体に均一に塗布して使用される。しかしながら、そのような塗布方法であると、被着体を接着した後に接着剤がはみ出すなどの不具合が発生する。また、接着剤を塗らない部分にはあらかじめマスキングするなどの対策が必要となる。
これらに対し、より高精細な接着剤パターンを形成することができる技術として、フォトリソグラフィ工程により接着剤パターンを形成することができる光硬化性熱硬化性接着剤組成物が提案されている。
特許第4990765号
近年、シリコン光センサー等の電子部品を作製する際、シリコンウェハー上に接着剤を塗布し、フォトリソグラフィ工程により隔壁を形成後、PET(ポリエチレンテレフタラート)等の透明なプラスチック基材で蓋をすることが求められている。
しかしながら、上記特許文献に記載の光硬化性熱硬化性接着剤組成物は、特にPETに対する接着性が十分ではない場合がある。これを改善する手法として、カルボキシル基含有樹脂としてビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂を使用することが考えられるが、ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂を使用すると、被着体を加熱圧着する際に接着剤パターンが加圧によって変形するという問題が生じることがある。
したがって、本発明の目的は、フォトリソグラフィ工程により微細な接着剤パターンが得られ、優れた接着性を有し、さらに加熱圧着時における接着剤パターンの変形を抑制することができる光硬化性熱硬化性接着剤組成物を提供することである。
上記目的は、部材同士をアルカリ現像型フォトリソグラフィ法により形成された接着剤パターンの硬化物を介して接合するのに使用される光硬化性熱硬化性接着剤組成物であって、(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂、(B)感光性モノマー、(C)光重合開始剤、(D)熱硬化性成分、及び(E)ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカを含み、前記光硬化性熱硬化性接着剤組成物の現像後の塗膜を60Paの真空中で90℃及び60Paでの加熱圧着を60秒間行った際の膜厚の減少率が10%未満である、光硬化性熱硬化性接着剤組成物により達成される。
ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカを添加することで、ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂を添加することで向上した接着性を損なうことなく、加熱圧着時の接着剤パターンの変形を抑制することができることが本発明者により見出された。
(B)感光性モノマーが、アルキレンオキシド骨格を有することが好ましい。
(E)ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカの含有量が、(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂100質量部に対して0.1〜10.0質量部であることが好ましい。
本発明のドライフィルムは、前記いずれかの光硬化性熱硬化性接着剤組成物をフィルムに塗布乾燥してなることを特徴とする。
本発明の硬化物は、上記前記いずれかの光硬化性熱硬化性接着剤組成物、または、前記ドライフィルムを硬化させたことを特徴とする。
本発明の構造体は、前記硬化物を有することを特徴とする。
本発明によれば、フォトリソグラフィ工程により微細な接着剤パターンが得られ、優れた接着性を有し、さらに加熱圧着時における接着剤パターンの変形を抑制することができる光硬化性熱硬化性接着剤組成物を提供することができる。したがって、本発明の光硬化性熱硬化性接着組成物を使用することにより、部材同士を高品質で接合することが可能となる。
以下、本発明を詳細に説明する。上述したように、本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物(以下、単に「接着剤組成物」とも称する)は、(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂、(B)感光性モノマー、(C)光重合開始剤、(D)熱硬化性成分、及び(E)ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカを含み、前記光硬化性熱硬化性接着剤組成物の現像後の塗膜を60Paの真空中で90℃及び60Paでの加熱圧着を60秒間行った際の膜厚の減少率が10%未満であることを特徴としている。以下、各成分について詳細に説明する。
[(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂]
(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂としては、公知のものを使用することができ、例えば、
(A−1)ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂などの2官能エポキシ樹脂に(メタ)アクリル酸を反応させ、生じた水酸基に多塩基酸無水物を付加させたカルボキシル基含有感光性樹脂、
(A−2)前記2官能エポキシ樹脂の水酸基をさらにエピクロロヒドリンでエポキシ化した多官能エポキシ樹脂に(メタ)アクリル酸を反応させ、生じた水酸基に多塩基酸無水物を付加させたカルボキシル基含有感光性樹脂、
(A−3)前記(A−1)又は(A−2)の樹脂に、さらにグリシジル(メタ)アクリレート、α−メチルグリシジル(メタ)アクリレートなどの分子中に1つのエポキシ基と1つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物を付加してなるカルボキシル基含有感光性樹脂などが挙げられる。
なお、ここで(メタ)アクリレートとは、アクリレート、メタクリレート及びそれらの混合物を総称する用語で、他の類似の表現についても同様である。
(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂は、バックボーン・ポリマーの側鎖に遊離のカルボキシル基を有するため、アルカリ水溶液による現像が可能となる。(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂の酸価は、好ましくは40〜200mgKOH/gである。(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂の酸価が40mgKOH/g〜200mgKOH/gであると、塗膜の密着性が得られ、アルカリ現像が容易となり、現像液による露光部の溶解が抑えられ、必要以上にラインが痩せたりせずに、正常なパターンの描画が容易となる。より好ましくは45〜120mgKOH/gである。
(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂の重量平均分子量は、樹脂骨格により異なるが、一般的に2,000〜150,000であることが好ましい。2,000〜150,000の範囲であると、タックフリー性能が良好であり、露光後の塗膜の耐湿性が良く、現像時に膜減りが生じにくい。また、上記重量平均分子量の範囲であると、解像度が向上し、現像性が良好であり、貯蔵安定性が良くなる。より好ましくは5,000〜100,000である。
(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂の配合量は、全組成物中に、好ましくは5〜60質量%、より好ましくは10〜60質量%、さらに好ましくは20〜60質量%、特に好ましくは30〜50質量%である。5〜60質量%の場合、塗膜強度が良好であり、組成物の粘性が適度で、塗布性等を向上できる。
[(B)感光性モノマー]
(B)感光性モノマーは、分子中にエチレン性不飽和基を有する化合物であり、光硬化性熱硬化性接着剤組成物の粘度調整、光硬化性の促進や現像性の向上の為に用いられる。このような化合物としては、慣用公知のポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、カーボネート(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレートが使用でき、具体的には、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレートなどのヒドロキシアルキルアクリレート類;エチレングリコール、メトキシテトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコールなどのグリコールのジアクリレート類;N,N−ジメチルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドなどのアクリルアミド類;N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリレートなどのアミノアルキルアクリレート類;ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリス−ヒドロキシエチルイソシアヌレートなどの多価アルコールまたはこれらのエチレオキサイド付加物、プロピレンオキサイド付加物、もしくはε−カプロラクトン付加物などの多価アクリレート類;フェノキシアクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、及びこれらのフェノール類のエチレンオキサイド付加物もしくはプロピレンオキサイド付加物などの多価アクリレート類;グリセリンジグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、トリグリシジルイソシアヌレートなどのグリシジルエーテルの多価アクリレート類;上記に限らず、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートジオール、水酸基末端ポリブタジエン、ポリエステルポリオールなどのポリオールを直接アクリレート化、もしくは、ジイソシアネートを介してウレタンアクリレート化したアクリレート類及びメラミンアクリレート、及び上記アクリレートに対応する各メタクリレート類の少なくとも何れか1種などが挙げられる。
さらに、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂等の多官能エポキシ樹脂に、アクリル酸を反応させたエポキシアクリレート樹脂や、さらにそのエポキシアクリレート樹脂の水酸基に、ペンタエリスリトールトリアクリレート等のヒドロキシアクリレートとイソホロンジイソシアネート等のジイソシアネートのハーフウレタン化合物を反応させたエポキシウレタンアクリレート化合物等が挙げられる。このようなエポキシアクリレート系樹脂は、指触乾燥性を低下させることなく、光硬化性を向上させることができる。
本発明では、(B)感光性モノマーは、アルキレンオキシド骨格を有する感光性モノマーであることが好ましい。アルキレンオキシド骨格を有する感光性モノマーの具体例としては、次のようなものが挙げられる。水素化ビスフェノールA型ジ(メタ)アクリレート、水素化ビスフェノールF型ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールA型ジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールF型ジ(メタ)アクリレートなどのビスフェノール骨格を有する2官能(メタ)アクリレートのアルキレンオキシド付加物;シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレートなどのジオール骨格を有する2官能(メタ)アクリレートのアルキレンオキシド付加物;、下記のような3官能以上の(メタ)アクリレートのアルキレンオキシド付加物、などが挙げられる。
(B)感光性モノマーの配合量は、(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂固形分100質量部に対して、好ましくは5質量部〜50質量部であり、より好ましくは10質量部〜45質量部であり、さらに好ましくは15質量部〜40質量部である。(B)感光性モノマーの配合量が5質量部以上であれば、優れた感光性が得られる。一方配合量が50質量部以下であれば、良好な塗膜強度が得られる。上述した化合物は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
[(C)光重合開始剤]
(C)光重合開始剤としては、光重合開始剤や光ラジカル発生剤として公知のものであれば、いずれのものを用いることもできる。
(C)光重合開始剤としては、例えば、ビス−(2,6−ジクロロベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジクロロベンゾイル)−2,5−ジメチルフェニルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジクロロベンゾイル)−4−プロピルフェニルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジクロロベンゾイル)−1−ナフチルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,5−ジメチルフェニルフォスフィンオキサイド、ビス−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド等のビスアシルフォスフィンオキサイド類;2,6−ジメトキシベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、2,6−ジクロロベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルフォスフィン酸メチルエステル、2−メチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ピバロイルフェニルフォスフィン酸イソプロピルエステル、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(IGM Resins社製Omnirad TPO)等のモノアシルフォスフィンオキサイド類;1−ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン等のヒドロキシアセトフェノン類;ベンゾイン、ベンジル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−プロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル等のベンゾイン類;ベンゾインアルキルエーテル類;ベンゾフェノン、p−メチルベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、メチルベンゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類;アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル)−1−[4− (4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン、N,N−ジメチルアミノアセトフェノン等のアセトフェノン類;チオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサントン類;アントラキノン、クロロアントラキノン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2−アミルアントラキノン、2−アミノアントラキノン等のアントラキノン類;アセトフェノンジメチルケタール、ベンジルジメチルケタール等のケタール類;エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2−(ジメチルアミノ)エチルベンゾエート、p−ジメチル安息香酸エチルエステル等の安息香酸エステル類;1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)等のオキシムエステル類;ビス(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス[2,6−ジフルオロ−3−(2−(1−ピル−1−イル)エチル)フェニル]チタニウム等のチタノセン類;フェニルジスルフィド2−ニトロフルオレン、ブチロイン、アニソインエチルエーテル、アゾビスイソブチロニトリル、テトラメチルチウラムジスルフィド等を挙げることができる。これらの中でもモノアシルフォスフィンオキサイド類、オキシムエステル類が好ましく、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)がより好ましい。オキシムエステル類の市販品としては、BASFジャパン社製のCGI−325、IRGACURE OXE01、IRGACURE OXE02、ADEKA社製のN−1919、NCI−831、日本化学工業社製のTOE−04−A3、常州強力電子新材料社製のTR−PBG−304等が挙げられる。
(C)光重合開始剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(C)光重合開始剤の配合量は、(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂100質量部に対して、好ましくは0.01〜30質量部、より好ましくは0.01〜20質量部である。(C)光重合開始剤の配合量が、0.01質量部以上の場合、光硬化性が良好となり、塗膜が剥離しにくく、耐薬品性などの塗膜特性が良好となる。一方、(C)光重合開始剤の配合量が、30質量部以下の場合、(C)光重合開始剤の光吸収が良好となり、深部硬化性が向上する。
[(D)熱硬化性成分]
本発明による光硬化性熱硬化性接着剤組成物に含まれる(D)熱硬化性成分としては、ブロックイソシアネート化合物、アミノ樹脂、マレイミド化合物、ベンゾオキサジン樹脂、カルボジイミド樹脂、シクロカーボネート化合物、多官能エポキシ化合物、多官能オキセタン化合物、エピスルフィド樹脂、メラミン誘導体などの公知慣用の熱硬化性樹脂が使用できる。これらの中でも好ましい熱硬化性成分は、1分子中に2個以上の環状エーテル基及び環状チオエーテル基のいずれか少なくとも1種(以下、環状(チオ)エーテル基と略称する)を有する熱硬化性成分である。これら環状(チオ)エーテル基を有する熱硬化性成分は、市販されている種類が多く、その構造によって多様な特性を付与することができる。
分子中に2つ以上の環状(チオ)エーテル基を有する熱硬化性成分は、分子中に3、4または5員環の環状エーテル基、または環状チオエーテル基のいずれか一方または2種類の基を2個以上有する化合物であり、例えば、分子中に少なくとも2つ以上のエポキシ基を有する化合物、すなわち多官能エポキシ化合物、分子中に少なくとも2つ以上のオキセタニル基を有する化合物、すなわち多官能オキセタン化合物、分子中に2個以上のチオエーテル基を有する化合物、すなわちエピスルフィド樹脂などが挙げられる。
多官能エポキシ化合物としては、例えば、三菱化学社製のjER828、jER834、jER1001、jER1004、DIC社製のエピクロン840、エピクロン850、エピクロン1050、エピクロン2055、東都化成社製のエポトートYD−011、YD−013、YD−127、YD−128、ダウケミカル社製のD.E.R.317、D.E.R.331、D.E.R.661、D.E.R.664、住友化学工業社製のスミ−エポキシESA−011、ESA−014、ELA−115、ELA−128、旭化成工業社製のA.E.R.330、A.E.R.331、A.E.R.661、A.E.R.664等(何れも商品名)のビスフェノールA型エポキシ樹脂;三菱化学社製のjERYL903、DIC社製のエピクロン152、エピクロン165、東都化成社製のエポトートYDB−400、YDB−500、ダウケミカル社製のD.E.R.542、住友化学工業社製のスミ−エポキシESB−400、ESB−700、旭化成工業社製のA.E.R.711、A.E.R.714等(何れも商品名)のブロム化エポキシ樹脂;三菱化学社製のjER152、jER154、ダウケミカル社製のD.E.N.431、D.E.N.438、DIC社製のエピクロンN−730、エピクロンN−770、エピクロンN−865、東都化成社製のエポトートYDCN−701、YDCN−704、日本化薬社製のEPPN−201、EOCN−1025、EOCN−1020、EOCN−104S、RE−306、住友化学工業社製のスミ−エポキシESCN−195X、ESCN−220、旭化成工業社製のA.E.R.ECN−235、ECN−299等(何れも商品名)のノボラック型エポキシ樹脂;DIC社製のエピクロン830、三菱化学社製jER807、東都化成社製のエポトートYDF−170、YDF−175、YDF−2004等(何れも商品名)のビスフェノールF型エポキシ樹脂;東都化成社製のエポトートST−2004、ST−2007、ST−3000(商品名)等の水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂;三菱化学社製のjER604、東都化成社製のエポトートYH−434、住友化学工業社製のスミ−エポキシELM−120等(何れも商品名)のグリシジルアミン型エポキシ樹脂;株式会社ダイセル製のセロキサイド2021P等(商品名)の脂環式エポキシ樹脂;三菱化学社製のYL−933、ダウケミカル社製のT.E.N.、EPPN−501、EPPN−502等(何れも商品名)のトリヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂;三菱化学社製のYL−6056、YX−4000、YL−6121(何れも商品名)等のビキシレノール型もしくはビフェノール型エポキシ樹脂またはそれらの混合物;日本化薬社製EBPS−200、旭電化工業社製EPX−30、DIC社製のEXA−1514(商品名)等のビスフェノールS型エポキシ樹脂;三菱化学社製のjER157S(商品名)等のビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂;三菱化学社製のjERYL−931等(商品名)のテトラフェニロールエタン型エポキシ樹脂;日産化学工業社製のTEPIC等(何れも商品名)の複素環式エポキシ樹脂;日本油脂社製ブレンマーDDT等のジグリシジルフタレート樹脂;東都化成社製ZX−1063等のテトラグリシジルキシレノイルエタン樹脂;新日鐵化学社製ESN−190、ESN−360、DIC社製HP−4032、EXA−4750、EXA−4700等のナフタレン基含有エポキシ樹脂;DIC製HP−7200、HP−7200H等のジシクロペンタジエン骨格を有するエポキシ樹脂;日本油脂社製CP−50S、CP−50M等のグリシジルメタアクリレート共重合系エポキシ樹脂;さらにシクロヘキシルマレイミドとグリシジルメタアクリレートの共重合エポキシ樹脂;エポキシ変性のポリブタジエンゴム誘導体(例えば株式会社ダイセル製エポリード PB−3600等)、CTBN変性エポキシ樹脂(例えば東都化成社製のYR−102、YR−450等)等が挙げられるが、これらに限られるものではない。これらのエポキシ樹脂は、1種または2種以上を組合せて用いることができる。これらの中でも、特にノボラック型エポキシ樹脂、変性ノボラック型エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、ビキシレノール型エポキシ樹脂またはそれらの混合物が好ましい。
多官能オキセタン化合物としては、ビス[(3−メチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]エーテル、ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]エーテル、1,4−ビス[(3−メチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン、1,4−ビス[(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)メチル]ベンゼン、(3−メチル−3−オキセタニル)メチルアクリレート、(3−エチル−3−オキセタニル)メチルアクリレート、(3−メチル−3−オキセタニル)メチルメタクリレート、(3−エチル−3−オキセタニル)メチルメタクリレートやそれらのオリゴマーまたは共重合体等の多官能オキセタン類の他、オキセタンアルコールとノボラック樹脂、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)、カルド型ビスフェノール類、カリックスアレーン類、カリックスレゾルシンアレーン類、またはシルセスキオキサンなどの水酸基を有する樹脂とのエーテル化物などが挙げられる。その他、オキセタン環を有する不飽和モノマーとアルキル(メタ)アクリレートとの共重合体なども挙げられる。
分子中に2つ以上の環状チオエーテル基を有するエピスルフィド樹脂としては、例えば、三菱化学社製のYL7000(ビスフェノールA型エピスルフィド樹脂)や、東都化成(株)製YSLV−120TEなどが挙げられる。また、同様の合成方法を用いて、ノボラック型エポキシ樹脂のエポキシ基の酸素原子を硫黄原子に置き換えたエピスルフィド樹脂なども用いることができる。
熱硬化性成分の配合量は、固形分基準で(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂100質量部に対して10〜100質量部が好ましい。特に、分子中に2つ以上の環状(チオ)エーテル基を有する熱硬化性成分の配合量は、固形分基準で(A)カルボキシル基含有樹脂のカルボキシル基1当量に対して、環状(チオ)エーテル基が、好ましくは0.5〜3.0当量、より好ましくは、0.8〜2.5当量となる範囲である。熱硬化性成分の配合量が上記範囲であると、耐熱性、耐アルカリ性、電気絶縁性、硬化被膜の強度などが良好である。
[(E)ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカ]
本発明の(E)ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカは、公知慣用のものを用いることができる。
ヒュームドシリカの具体例としては、次のようなものが挙げられる。AEROSIL 90、AEROSIL 130、AEROSIL 150、AEROSIL 200、AEROSIL 225、AEROSIL 300、AEROSIL 380、AEROSIL OX50、AEROSIL TT600、AEROSIL 200F、AEROSIL 380F、AEROSIL 200Pharma、AEROSIL 300Pharma、AEROSIL R972、AEROSIL R974、AEROSIL R106、AEROSIL R202、AEROSIL R208、AEROSIL R805、AEROSIL R812、AEROSIL R812S、AEROSIL R816、AEROSIL R7200、AEROSIL R8200、AEROSIL R9200、AEROSIL R711、AEROSIL RY50、AEROSIL NY50、AEROSIL NY50L、AEROSIL RY200、AEROSIL RY200S、AEROSIL RX50、AEROSIL NAX50、AEROSIL RX200、AEROSIL RX300、AEROSIL R504、AEROSIL NX90S、AEROSIL NX90G、AEROSIL RY300、AEROSIL REA90、AEROSIL REA200、AEROSIL RY51、AEROSIL NA50Y、AEROSIL RA200HS、AEROSIL NA50H、AEROSIL RA200HS、AEROSIL NA130K、AEROSIL NA200Y、NX130、AEROSIL RY200L、AEROSIL R709、AEROSIL R976S;以上日本アエロジル社製。HDK S13、HDK V15、HDK V15P、HDK N20、HDK N20P、HDK T30、HDK T40、HDK H15、HDK H15P、HDK H17、HDK H18、HDK H20、HDK H30、HDK H2000;以上旭化成ワッカーシリコーン社製。レオロシールPM、レオロシールX、レオロシールMT、レオロシールKS、レオロシールHM、レオロシールHG、レオロシールDM、レオロシールCP、レオロシールQSエクセリカ;以上トクヤマ社製。
沈降法シリカ(沈降法により製造されたシリカ)の具体例としては、次のようなものが挙げられる。ニップシールVN3、ニップシールAQ、ニップシールLP、ニップシールNA、ニップシールER、ニップシールER−R、ニップシールRS−150、ニップシールNS、ニップシールNS−T、ニップシールNS−K、ニップシールNS−KR、ニップシールKP、ニップシールL−300、ニップシールKQ、ニップシールNS−P、ニップシールE−200A、ニップシールE−220A、ニップシールK−500、ニップシールE−1009、ニップシールE−1011、ニップシールE−1030、ニップシールE−150J、ニップシールE−170、ニップシールE−200、ニップシールE−220、E−743、ニップシールE−75、ニップシールHD、ニップシールHD−2、ニップシールL−250、ニップシールG−300、ニップシールE−74P、ニップシールN−300A、ニップシールSS−10、ニップシールSS−15、ニップシールSS−115、ニップシールSS−50、ニップシールSS−70、ニップシールSS−72F、ニップシールSS−50B、ニップシールSS−170X、ニップシールSS−178B、ニップシールSS−55A、ニップシールSS−30P、ニップシールSS−30V、ニップシールSS−30X;以上東ソー・シリカ社製。ACEMATT 82、ACEMATT HK125、ACEMATT HK400、ACEMATT 790、ACEMATT HK440、ACEMATT TS100、ACEMATT OK607、ACEMATT OK412、ACEMATT OK500、ACEMATT 520、ACEMATT 3300、ACEMATT 3600、EXP3400、CARPLEX CS−8、CRPLEX CS−801、CARPLEX FPS−1;以上EVONIK社製。
本発明の(E)ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカの配合量は、(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂固形分100質量部に対して、好ましくは0.1質量部〜10.0質量部であり、より好ましくは1.0質量部〜9.0質量部であり、さらに好ましくは2.0質量部〜8.0質量部である。(E)ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカの配合量が0.1質量部以上であれば、該光硬化性熱硬化性接着剤組成物の現像後の塗膜を加熱圧着した際に塗膜の変形率をより減少させることができる。一方、配合量が10.0質量部以下であれば、より良好な接着性が得られる。
[その他の成分]
本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物は、消泡剤を配合してもよい。消泡剤としては、例えば、シリコン系消泡剤、非シリコン系消泡剤等が挙げられるが、中でも、現像液の汚染を低減できることや、シルク(マーキングインキ)の密着性不良を引き起こしにくいとの観点から、非シリコン系消泡剤を用いることが好ましい。消泡剤は、1種を用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
シリコン系消泡剤としては、例えば、KS−66(信越化学工業(株)製)等が挙げられる。非シリコン系消泡剤としては、FOAMKILLER NSI−0.00(青木油脂工業(株)製)等が挙げられる。
消泡剤の配合量は、固形分換算で、(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂100質量部に対して、0.01〜30.00質量部であることが好ましい。
また、本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物には、組成物の調製や、基板やキャリアフィルムに塗布する際の粘度調整等の目的で、有機溶剤を含有させることができる。有機溶剤としては、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類;セロソルブ、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、炭酸プロピレン等のエステル類;オクタン、デカン等の脂肪族炭化水素類;石油エーテル、石油ナフサ、ソルベントナフサ等の石油系溶剤など、公知慣用の有機溶剤が使用できる。これらの有機溶剤は、単独で、または二種類以上組み合わせて用いることができる。
本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物には、更に、公知慣用の他の添加剤を配合してもよい。他の添加剤としては、熱重合禁止剤、紫外線吸収剤、シランカップリング剤、可塑剤、難燃剤、帯電防止剤、老化防止剤、抗菌・防黴剤、着色剤、レベリング剤、増粘剤、密着性付与剤、チキソ性付与剤、光開始助剤、増感剤、光塩基発生剤、熱可塑性樹脂、エラストマー、ウレタンビーズなどの有機フィラー、無機フィラー、離型剤、表面処理剤、分散剤、分散助剤、表面改質剤、安定剤、蛍光体、セルロース樹脂等が挙げられる。
本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物の現像後の塗膜を60Paの真空中で90℃及び60Paでの加熱圧着を60秒間行った際の膜厚の減少率は、10%未満であり、特に5%未満である。このように、本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物の変形度は小さく、より微細なパターンの形成が必要な構造物の製造に適している。
本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物は、ドライフィルム化して用いても液状として用いてもよい。液状として用いる場合は、1液性でも2液性以上でもよい。
本発明のドライフィルムは、キャリアフィルム上に、本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物を塗布、乾燥させることにより得られる樹脂層を有する。ドライフィルムを形成する際には、まず、本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物を上記有機溶剤で希釈して適切な粘度に調整した上で、コンマコーター、ブレードコーター、リップコーター、ロッドコーター、スクイズコーター、リバースコーター、トランスファロールコーター、グラビアコーター、スプレーコーター等により、キャリアフィルム上に均一な厚さに塗布する。その後、塗布された組成物を、通常、50〜130℃の温度で1〜30分間乾燥することで、樹脂層を形成することができる。塗布膜厚については特に制限はないが、一般に、乾燥後の膜厚で、10〜150μm、好ましくは20〜60μmの範囲で適宜選択される。
キャリアフィルムとしては、プラスチックフィルムが用いられ、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドイミドフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム等を用いることができる。キャリアフィルムの厚さについては特に制限はないが、一般に、10〜150μmの範囲で適宜選択される。
キャリアフィルム上に本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物からなる樹脂層を形成した後、膜の表面に塵が付着することを防ぐ等の目的で、さらに、膜の表面に、剥離可能なカバーフィルムを積層することが好ましい。剥離可能なカバーフィルムとしては、例えば、ポリエチレンフィルムやポリテトラフルオロエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、表面処理した紙等を用いることができる。カバーフィルムとしては、カバーフィルムを剥離するときに、樹脂層とキャリアフィルムとの接着力よりも小さいものであればよい。
なお、本発明においては、上記カバーフィルム上に本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物を塗布、乾燥させることにより樹脂層を形成して、その表面にキャリアフィルムを積層するものであってもよい。すなわち、本発明においてドライフィルムを製造する際に本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物を塗布するフィルムとしては、キャリアフィルム及びカバーフィルムのいずれを用いてもよい。
本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物を用いて硬化するには、通常のアルカリ現像型フォトリソグラフィ工程を使用することができる。すなわち、接着剤組成物を基板上に塗布し、溶剤を揮発乾燥した後に得られた樹脂層に対し、露光(光照射)を行うことにより、露光部(光照射された部分)が光硬化する。具体的には、接触式または非接触方式により、パターンを形成したフォトマスクを通して選択的に活性エネルギー線により露光、もしくは、レーザーダイレクト露光機により直接パターン露光して、未露光部をアルカリ水溶液(例えば、0.3〜3質量%炭酸ソーダ水溶液)により現像することにより、レジストパターンが形成される。その後、必要に応じて被着体としてのフィルムや基板などの部材をパターン上に載せ、これをさらに約100〜180℃の温度に加熱して熱硬化(ポストキュア)させることにより、部材同士を接着することができる。
本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物は、例えば、上記有機溶剤を用いて塗布方法に適した粘度に調整して、基材上に、ディップコート法、フローコート法、ロールコート法、バーコーター法、スクリーン印刷法、カーテンコート法等の方法により塗布した後、約60〜100℃の温度で組成物中に含まれる有機溶剤を揮発乾燥(仮乾燥)させることで、タックフリーの樹脂層を形成することができる。また、上記組成物をキャリアフィルムまたはカバーフィルム上に塗布し、乾燥させてフィルムとして巻き取ったドライフィルムの場合、ラミネーター等により本発明の組成物の層が基材と接触するように基材上に貼り合わせた後、キャリアフィルムを剥がすことにより、樹脂層を形成できる。
上記基材としては、あらかじめ銅等により回路形成されたプリント配線板やフレキシブルプリント配線板の他、紙フェノール、紙エポキシ、ガラス布エポキシ、ガラスポリイミド、ガラス布/不繊布エポキシ、ガラス布/紙エポキシ、合成繊維エポキシ、フッ素樹脂・ポリエチレン・ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンオキシド・シアネート等を用いた高周波回路用銅張積層板等の材質を用いたもので、全てのグレード(FR−4等)の銅張積層板、その他、金属基板、ポリイミドフィルム、PETフィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、ガラス基板、セラミック基板、ウエハ板等を挙げることができる。
上記揮発乾燥又は熱硬化は、熱風循環式乾燥炉、IR炉、ホットプレート、コンベクションオーブン等(蒸気による空気加熱方式の熱源を備えたものを用いて乾燥機内の熱風を向流接触せしめる方法及びノズルより支持体に吹き付ける方式)を用いて行うことができる。
上記活性エネルギー線照射に用いられる露光機としては、高圧水銀灯ランプ、超高圧水銀灯ランプ、メタルハライドランプ、水銀ショートアークランプ等を搭載し、350〜450nmの範囲で紫外線を照射する装置であればよく、さらに、直接描画装置(例えば、コンピューターからのCADデータにより直接レーザーで画像を描くレーザーダイレクトイメージング装置)も用いることができる。直描機のランプ光源またはレーザー光源としては、最大波長が350〜410nmの範囲にあるものでよい。画像形成のための露光量は膜厚等によって異なるが、一般には20〜1000mJ/cm、好ましくは20〜800mJ/cmの範囲内とすることができる。
上記現像方法としては、ディッピング法、シャワー法、スプレー法、ブラシ法等によることができ、現像液としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、アンモニア、アミン類等のアルカリ水溶液が使用できる。
本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物は、部材同士の接着が必要な電子部品などの構造物であればどのようなものでも適用することができる。例えば、精細なパターンの構造支持部(スペーサー、リブ或いは隔壁と呼ばれる)としての接着剤パターンが必要な各種電子部品や画像表示装置、各種の基板上に形成された微細な配線パターンに対して他の配線パターン又は各種電子部品の電極を導電接続する積層構造、バックライト装置(背面照明装置)の光反射部、半導体チップなどの形成にも適している。
本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物は、フォトリソグラフィ工程により微細な接着剤パターンが得られ、優れた接着性を有し、さらに加熱圧着時に接着剤パターンの変形が抑制される。したがって、本発明の光硬化性熱硬化性接着組成物を使用することにより、部材同士を高品質で接合することが可能となる。
以下、実施例、比較例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は実施例、比較例により制限されるものではない。なお、配合量を表す部は、特に記載が無い限り、質量部である。
<実施例及び比較例の光硬化性熱硬化性接着剤組成物の調製>
表1に示す成分組成に基づき、各成分を配合し、攪拌機にて予備混合した後、3本ロールミルで混練し、光硬化性熱硬化性接着剤組成物を調製した。
Figure 2020100735
A−1:ZFR−1401H(日本化薬社製)、カルボキシル基含有樹脂、ビスフェノールF骨格、固形分62.5重量%、固形分酸価98mgKOH/g
A−2:ZAR−2001H(日本化薬社製)、カルボキシル基含有樹脂、ビスフェノールA型、固形分65重量%、固形分酸価98mgKOH/g
A−3:カルボキシル基含有、ビスフェノールAD骨格、固形分52重量%、固形分酸価83mgKOH/g
A−4:カルボキシル基含有、クレゾールノボラック骨格、固形分71重量%、固形分酸価88mgKOH/g
A−5:サイクロマーP(ACA)Z250(ダイセル・オルネクス社製)、アクリル共重合骨格、固形分44.5重量%、固形分酸価72mgKOH/g
B−1:ラロマーLR8863(BASF社製)、感光性モノマー、エチレンオキシド付加トリメチロールプロパントリアクリレート
B−2:KAYARAD DPCA−60(日本化薬社製)、感光性モノマー、カプロラクトン付加ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
B−3:KAYARAD TMPTA(日本化薬社製)、感光性モノマー、トリメチロールプロパントリアクリレート
B−4:アロニックスM−6200(東亜合成社製)、感光性モノマー、2官能感光性モノマー
C−1:Omnirad 379EG(BASF社製)、光重合開始剤、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)−ブタンー−1−オン
C−2:Irgcure OXE02(BASF社製)、光重合開始剤、エタノン、1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−1−(O−アセチルオキシム)
D−1:jER828(三菱ケミカル社製)、エポキシ樹脂、ビスフェノールA骨格、エポキシ当量189g/eq
D−2:DEN438(ダウケミカル社製)、エポキシ樹脂、ノボラック骨格、エポキシ当量179g/eq
E−1:AEROSIL R974(日本アエロジル社製)、ヒュームドシリカ、疎水性、比表面積170±20m/g
E−2:AEROSIL 200(日本アエロジル社製)、ヒュームドシリカ、親水性、比表面積200±25m/g
E−3:ニップシールL−300(東ソー・シリカ社製)、沈降法により製造されたシリカ、疎水性、比表面積180〜230m/g
E−4:ニップシールER(東ソー・シリカ社製)、沈降法により製造されたシリカ、親水性、比表面積70〜110m/g
E−5:イムシルA−8(瀧森社製)、結晶性シリカ
有機溶剤:ダワノールDPM(安藤パラケミー社製)、ジプロピレングリコールメチルエーテル。
<評価方法>
このようにして得られた光硬化性熱硬化性接着剤組成物について以下の評価方法に基づき性能を評価した。これらの評価結果を表1に併せて示す。
(1)現像性
上記各実施例及び比較例の組成物を、銅厚18μmの回路パターン基板をバフロール研磨後、水洗し、乾燥してからスクリーン印刷法により乾燥後塗膜の膜厚が20umとなるよう全面に塗布し、80℃の熱風循環式乾燥炉で30分、40分、及び50分間乾燥させた。次いでスプレー圧0.2MPa、液温30℃の1wt%NaCO水溶液で60秒現像を行い、塗膜の現像性を評価した。
○:乾燥塗膜が現像により完全に除去された
△:乾燥塗膜が現像後もわずかに残った
×:乾燥塗膜が現像後も明らかに残った
(2)密着性
(2−1)密着性評価用試験片作製法
上記各実施例及び比較例の組成物を、1mm厚のソーダライムガラス板をエタノールを染み込ませたウエスで拭いて表面の汚れを除去し、乾燥してからスクリーン印刷法により乾燥後塗膜の膜厚が20umとなるよう全面に塗布し、80℃の熱風循環式乾燥炉で30分間乾燥させた。ついで7kWの高圧水銀灯搭載のORC HMW−680GWを用いてネガフィルム越しに600mJ/cm露光し、スプレー圧0.2MPa、液温30℃の1wt%NaCO水溶液で60秒現像を行った。さらにこの基板を150℃で60分加熱して硬化させ、密着性評価用試験片を得た。
(2−2)密着性の測定方法
上記密着性評価用試験片作製法により得られた硬化塗膜を、JIS K 5600−5−6に従い碁盤目状にクロスカットを入れ、次いでセロハン粘着テープによるピーリングテストを行い、碁盤目の残り個数を以下の基準で評価した。
◎:碁盤目の残り数が91個以上100個以下
○:碁盤目の残り数が70個以上90個以下
△:碁盤目の残り数が30個以上69個以下
×:碁盤目の残り数が29個以下
(3)接着性
(3−1)接着性評価用試験片作製法
上記各実施例及び比較例の組成物を、1mm厚のソーダライムガラス板をエタノールを染み込ませたウエスで拭いて表面の汚れを除去し、乾燥してからスクリーン印刷法により乾燥後塗膜の膜厚が20umとなるよう全面に塗布し、80℃の熱風循環式乾燥炉で30分間乾燥させた。ついで7kWの高圧水銀灯搭載のORC HMW−680GWを用いて600mJ/cm露光し、スプレー圧0.2MPa、液温30℃の1wt%NaCO水溶液で60秒現像を行った。その後この現像後の塗膜上に、1cmの被着体(PET及びポリイミド)を載せ、モートン社製真空ラミネーターを用い、温度90℃、圧力60Paの加熱圧着を60秒間行った。加熱圧着終了後、さらに150℃で60分加熱して硬化させ、接着性評価用試験片を得た。
(3−2)接着性の測定方法
上記接着性評価用試験片作製法により得られた硬化塗膜に、被着体を覆うようにセロハン粘着テープによるピーリングテストを行い、以下の基準で評価した。
◎:接着剤から被着体の剥がれが全くない。
○:接着剤から被着体の端部は浮いたが、剥がれてはいない。
×:接着剤から被着体が完全に剥がれた。
(4)変形率
(4−1)変形率評価用試験片作製法
上記各実施例及び比較例の組成物を、18umの銅箔上にスクリーン印刷法により乾燥後塗膜の膜厚が50umとなるよう全面に塗布し、80℃の熱風循環式乾燥炉で30分間乾燥させた。ついで7kWの高圧水銀灯搭載のORC HMW−680GWを用いて現像後に幅100um、長さ10mm形状となるよう設計されたネガフィルム越しに600mJ/cm露光し、スプレー圧0.2MPa、液温30℃の1wt%NaCO水溶液で60秒現像を行った。その後この現像後の塗膜に対して、次の2通りの処理を行った。
処理1:現像後の塗膜を150℃で60分加熱して硬化させて変形率評価用試験片(加圧前)を得た。
処理2:現像後の塗膜上に離型PETを載せ、モートン社製真空ラミネーターを用い、60Paの真空中で温度90℃及び60Paでの加熱圧着を60秒間行った。さらに150℃で60分加熱して硬化させて変化率評価用試験片(加圧後)を得た。
(4−2)変形率の測定方法
上記変形率測定用試験片作製法により作製した加圧前及び加圧後の試験片を、光学顕微光を用いて硬化塗膜の厚みを測定し、下式に代入して変化率を算出した。
変化率(%)={(加圧前膜厚−加圧後膜厚)/加圧前膜厚}×100
<評価結果>
表1に示すように、実施例1〜14に記載の本発明の光硬化性熱硬化性接着剤組成物は、密着性及び接着性が高く、硬化塗膜の変形率が低いことが認められた。一方、比較例1及び2は、カルボキシル基含有樹脂がビスフェノール骨格を有さないものであるため、PETの接着性が低いことが認められた。また比較例3は、シリカがヒュームドシリカあるいは沈降法シリカでないため、加熱圧着による硬化塗膜の変形率が高いことが認められた。

Claims (6)

  1. 部材同士をアルカリ現像型フォトリソグラフィ法により形成された接着剤パターンの硬化物を介して接合するのに使用される光硬化性熱硬化性接着剤組成物であって、
    (A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂、
    (B)感光性モノマー、
    (C)光重合開始剤、
    (D)熱硬化性成分、及び
    (E)ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカ
    を含み、前記光硬化性熱硬化性接着剤組成物の現像後の塗膜を60Paの真空中で90℃及び60Paでの加熱圧着を60秒間行った際の膜厚の減少率が10%未満である、光硬化性熱硬化性接着剤組成物。
  2. (B)感光性モノマーが、アルキレンオキシド骨格を有する、請求項1に記載の光硬化性熱硬化性接着剤組成物。
  3. (E)ヒュームドシリカ及び/又は沈降法シリカの含有量が、(A)ビスフェノール骨格を有するカルボキシル基含有樹脂100質量部に対して0.1〜10.0質量部である、請求項1または2に記載の光硬化性熱硬化性接着剤組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光硬化性熱硬化性接着剤組成物をフィルムに塗布乾燥してなることを特徴とするドライフィルム。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光硬化性熱硬化性接着剤組成物または請求項4に記載のドライフィルムを硬化させた硬化物。
  6. 請求項5に記載の硬化物を有する構造体。
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