JP2020100021A - タイヤ加硫金型 - Google Patents

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【課題】タイヤ加硫金型において、空気入りタイヤのトレッド部に凹部を形成するための凸部における空気排気性能を向上する。【解決手段】セクター21は、トレッド部101を成形するための成形面22と、成形面22に備えられた、トレッド部101にノッチ104を形成するための突出部25と、突出部25の側面25aに形成されたベントホール31と、ベントホール31とセクター21の背面に形成されて外部に開口する排気ホール33を流体的に連通する排気流路32とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、タイヤ加硫金型に関する。
特許文献1に開示されたタイヤ加硫金型は、空気入りタイヤのトレッド部を成形するための、周方向に分割された複数のセクターを備える。セクターには、タイヤ加硫時に成形面とグリーンタイヤ(未加硫タイヤ)の表面との間に介在する空気を外部に排出するために、ベントホールが形成されている。
一般に、セクターの成形面には、空気入りタイヤのトレッド部に溝、ディンプル等の凹部を形成するための凸部が備えられている。例えば、トレッド部に溝を形成するために、セクターの成形面には、溝の反転形状である細長い凸部が備えられている。
特開2017−94583号公報
特許文献1に開示されたものを含む従来のタイヤ加硫金型は、空気入りタイヤのトレッド部に凹部を形成するための凸部における空気排気性能について、依然として改善の余地がある。
本発明は、タイヤ加硫金型において、空気入りタイヤのトレッド部に凹部を形成するための凸部における空気排気性能の向上を課題とする。
本発明の一態様は、空気入りタイヤの周方向に分割された複数のセクターを備え、前記セクターの少なくとも一つは、前記空気入りタイヤのトレッド部を成形するための成形面と、前記成形面に備えられた、前記トレッド部に凹部を形成するための凸部と、前記凸部の側面に形成されたベントホールと、前記ベントホールと前記セクターの背面に形成されて外部に開口する排気ホールを流体的に連通する排気流路とを備える、タイヤ加硫金型を提供する。
加硫成形時、成形面の凸部を含む領域とグリーンタイヤとの間に介在する空気は、グリーンタイヤによってベントホールへ押し出され、排気流路を経て排気ホールから金型外部に排出される。
成形面の凸部に近接した位置にベントホールを設定した場合、空気排気性能の点では有利である。しかし、この場合、ベントホールを設けるための穴開け加工時に凸部を損傷するおそれがある。凸部に損傷があると、その部分での空気排気性能が損なわれ、加硫成形された空気入りタイヤにベアを生じさせる原因となる。また、成形面の凸部に近接した位置にサイプブレード等の要素が配置されていると、そのような要素との干渉を避けるために、ベントホールを凸部から離れた位置に設定せざるを得ず、凸部における良好な空気排気性能が得られない。
成形面の凸部に近接した位置ではなく、凸部の側面にベントホールを設定することにより、ベントホールを設けるための穴開け加工時の凸部の損傷を防止できる。また、凸部の側面にベントホールを設定することにより、凸部に近接した位置に配置されたサイプブレード等の要素との干渉とを回避できる。これらの理由により、トレッド部に凹部を形成するために成形面に備えられた凸部における空気排気性能を向上できる。
凸部の側面にベントホールを設定することにより、凸部によって形成されるトレッド部の凹部の底面ではなく側面に、ベントホールの痕跡が残る。そのため、ベントホールの痕跡が目立たず、加硫成形により得られる空気入りタイヤの美観性が向上する。
好ましくは、前記ベントホールの前記成形面からの高さは、前記凸部の頂面の前記成形面からの高さの70%以下である。
より好ましくは、前記ベントホールの前記成形面からの高さは、前記凸部の前記頂面の前記成形面からの高さの50%以下である。
ベントホールの成形面からの高さ位置を、凸部の頂面の前記成形面からの高さの70%以下、より好ましくは50%以下に設定することで、凸部と成形面との交差部に近接した位置にベントホールが配置されることになる。その結果、交差部とグリーンタイヤとの間に介在する空気をより確実に排気できる。
前記ベントホールの軸線を含みかつ、前記成形面に対して垂直な仮想面において、前記軸線の前記成形面に対する傾斜角度は、ベントホールの基端から先端に向けて前記凸部の頂面に近付くように設定されていてもよい。
ベントホールの傾斜角度を、このような傾斜角度、つまり仰角となるように設定することで、ベントホールを設けるための穴開け加工が容易になる。
前記セクターは、前記ベントホールと連通するように前記凸部の前記側面と前記成形面に設けられたソーカット溝を備えてもよい。
ベントホールと連通するソーカットを設けることで、空気排気性能がさらに向上する。
好ましくは、前記セクターは前記ベントホールに装着されたスプリングベントを備える。
スプリングベントを採用することで、凸部の側面によって成形される空気入りタイヤの凹部の側面の痕跡はスピューよりも目立たないスプリングベント痕となる。その結果、加硫成形により得られる空気入りタイヤの美観性が向上する。
本発明によれば、タイヤ加硫金型において、空気入りタイヤのトレッド部に凹部を形成するための凸部における空気排気性能を向上できる。
本発明の実施形態に係るタイヤ加硫金型の断面図。 セクターの成形面を図1の矢印Aから見た部分拡大図。 空気入りタイヤのトレッド部の部分拡大斜視図。 セクターの部分拡大斜視図。 突出部の一部断面平面図。 図4のVI-VI線での断面図。 変形例の図6と同様の断面図。 変形例の図6と同様の断面図。 変形例の図4と同様の部分拡大斜視図。 変形例の図2と同様の部分拡大図。 変形例の図6と同様の断面図。 変形例の図6と同様の断面図。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤ加硫金型1の概略構成を示す断面図であり、タイヤ径方向の一方側(図1において右側)のみ示している。なお、図1には、タイヤ加硫金型1において加硫成形される空気入りタイヤ100が、仮想線(二点鎖線)で併せて示されている。空気入りタイヤ100は、グリーンタイヤをタイヤ軸線が上下方向に向くようにタイヤ加硫金型1にセットして加硫成形することによって製造される。
図1に示すように、タイヤ加硫金型1はセグメンテッドモールドであり、環状のセクターモールド2と、この内径側に位置する上下一対のサイドプレート3,4と、それらの更に内径側に位置する上下一対にビードリング5,6とを有する。セクターモールド2、サイドプレート3,4、及びビードリング5,6の内側に空気入りタイヤ100が加硫成形されるキャビティ7が画定されている。
セクターモールド2は周方向に分割された複数のセクター21を備える。個々のセクター21の内壁面は空気入りタイヤ100のトレッド部101を加硫成形する成形面22として機能する。以下、1個のセクター21の構造を説明するが、他のセクター21も同様の構造を備えていてもよい。
図2はセクター21の成形面22の一部を示し、図3はそれによって形成される空気入りタイヤ100のトレッド部101を示す。
図3を参照すると、空気入りタイヤ100のトレッド部101は、タイヤ周方向(符号TCで示す)に延びる複数の主溝(凹部)102を備える。タイヤ幅方向(符号TWで示す)に隣接する一対の主溝102間に、タイヤ周方向に延びるリブ103が画定されている。リブ103には、ノッチ(凹部)104が設けられている。ノッチ104は、図3において右側の主溝102と連通する基端と、リブ103内で終端する先端とを備える。また、リブ103には、タイヤ周方向においてノッチ104の両側に、サイプ105がそれぞれ設けられている。
図2及び図4を参照すると、セクター21の成形面22は、図3に示すトレッド部101の反転形状が設けられている。まず、成形面22には、トレッド部101に主溝102を形成するための複数の主突条部(凸部)23が備えられている。互いに隣接する一対の主突条部23の間には、タイヤ周方向に延びる溝24が画定される。主突条部23と溝24によって、トレッド部101に主溝102とリブ103が形成される。また、成形面22には、主突条部23の一部からタイヤ幅方向に突出して溝24に進入する突出部(凸部)25が備えられている。突出部25によって、トレッド部101のリブ103にノッチ104が形成される。また、溝24の溝底、つまり成形面22には、タイヤ周方向において突出部25の両側にサイプブレード26が配置されている。サイプブレード26によって、トレッド部101のリブ103にノッチ104が形成される。
図4に最も明瞭に示すように、本実施形態では、主突条部23の側面23aと突出部25の3個の側面25a,25b,25cは、いずれも、成形面22から概ね垂直に立ち上がる平坦面である。図3を併せて参照すると、溝24の溝底、つまり成形面22によりトレッド部101の表面、つまり踏面が形成される。また、主突条部23の頂面23bによって主溝101の底面が形成され、突出部25の頂面25dによってノッチ104の底面が形成される。
図4から図6を参照すると、突出部25の側面25aにベントホール31が形成されている。本実施形態におけるベントホール31は、断面円形の細長い孔である。また、本実施形態では、ベントホール31の姿勢は、ベントホール31の軸線Lが側面25aの法線となるように設定している。具体的には、図5に示すように、ベントホール31の軸線Lは、側面25aと頂面25dによって構成されるエッジに対して直交している。また、図6を参照すれば明らかなように、ベントホール31の軸線Lは、側面25aと側面25bとにより構成されるエッジに対しても直交している。言い換えれば、本実施形態では、ベントホール31の軸線Lを含みかつ、成形面22に対して垂直な仮想面において、軸線Lは成形面22に対して傾斜しておらず平行である。
ベントホール31は、先端が側面25で開口し、他端がセクター21に形成された排気流路32に流体的に接続されている。図6にのみ示すように、セクター21の背面27には金型外部に開口する排気ホール33が形成されている。排気流路32によって、ベントホール31と排気ホール33とが流体的に連通されている。
ベントホール31には、スプリングベント51が装着されている。本実施形態におけるスプリングベント51は、ハウジング52、ステム53、コイルスプリング54を備える。
ハウジング52は、円筒状で軸線(ベントホール31の軸線Lと一致している)の方向に貫通した貫通孔52aが形成されている。ハウジング52の先端には、円錐状に拡径したテーパ面を備える弁座52bが設けられている。
ステム53は、ハウジング52の貫通孔52aに遊挿されている。ステム53は、先端に円錐状の弁体53aを備え、基端に抜け止め53bを備える。
コイルスプリング54は、ステム53に外装された状態でハウジング52の貫通孔52a内に収容されている。コイルスプリング54は、先端がステム53の弁体53aに係止され、基端がハウジング52に係止され、それによってステム53を弁体53aがハウジング52の弁座52bに対して離間する位置(開弁)に向けて弾性的に付勢している。抜け止め53bがハウジング52に係合することで、コイルスプリング54の付勢力によってステム53がキャビティ7(図1参照)に抜け出ないようになっている。ステム53が開弁位置にあるとき、弁体53aと弁座52bの隙間によって、貫通孔52aへの空気の流入が許容される。
加硫成形時、成形面22の突出部25を含む領域、具体的には、突出部25の側面25a、成形面22の突出部25の側面25aの周辺の部分、主突条部23の側面23a、並びにグリーンタイヤのゴムによって画定される空間の空気は、グリーンタイヤによってベントホール31へ押し出され、排気流路32を経て排気ホール33から金型外部に排出される。より具体的には、空気は開弁位置にあるスプリングベント51の弁体53aと弁座52bとの隙間から貫通孔52aを経てベントホール31内に流入する。さらに、空気はベントホール31から排気経路32を経て排気ホール33から排出される。
成形面22の突出部25に近接した位置にベントホールを設定した場合、空気排気性能の点では有利である。しかし、この場合、ベントホールを設けるための穴開け加工時に突出部25を損傷するおそれがある。凸部に損傷があると、その部分での空気排気性能が損なわれ、加硫成形された空気入りタイヤにベア(成形面とタイヤとの間に介在する空気により生じる、空気入りタイヤの表面の欠け)を生じさせる原因となる。また、本実施形態のように成形面22の突出部25に近接した位置にサイプブレード26が配置されていると、サイプブレード26との干渉を避けるために、ベントホールを突出部25から離れた位置に設定せざるを得ず、突出部25を含む領域における良好な空気排気性能が得られない。
本実施形態では、成形面22の突出部25に近接した位置ではなく、突出部25の側面25aにベントホール31を設定することにより、ベントホール31を設けるための穴開け加工時の突出部25の損傷を防止できる。また、突出部25の側面25aにベントホールを設定することにより、突出部25に近接した位置に配置されたサイプブレード26との干渉とを回避できる。これらの理由により、突出部25を含む領域における空気排気性能を向上できる。
突出部25の側面25aにベントホール31を設定することにより、突出部25によって形成されるノッチ104の底面ではなく側面に、ベントホール31の痕跡が残る。そのため、ベントホール31の痕跡が目立たず、加硫成形により得られる空気入りタイヤの美観性が向上する。ベントホール31にスプリングベント51を装着しているので、ノッチ104の側壁面に残るのは、スピュー(髭状の痕跡)ではなく、薄い円板状の痕跡(スプリングベント痕)であるので、ベントホール31の痕跡はより目立たない。
図6を参照すると、ベントホール31の成形面22からの高さHv(ベントホール31の側面25aへ開口している部分における軸線Lの位置を基準とする)は、突出部25の頂面25dの成形面22からの高さHpの70%以下、より好ましくは50%以下に設定することが好ましい。換言すれば、ベントホール31は、突出部25の高さHpの70%、より好ましくは50%よりも成形面22に近い位置に配置される。さらに換言すれば、ベントホール31は、突出25の側面25aと成形面22の交差部に近接した位置に配置することが好ましい。この配置により、交差部とグリーンタイヤとの間に介在する空気をより確実に排気できる。
図7から図12は、本実施形態の種々の変形例を示す。
図7の変形例では、突出部25の側面25aは、成形面22から垂直に立ち上がるのではなく、傾斜している。ベントホール31は、軸線Lが傾斜した側面25aの法線となるように設定している。そのため、ベントホール31の軸線Lを含みかつ、成形面22に対して垂直な仮想面において、軸線Lは成形面22に対して傾斜している。より具体的には、この仮想平面において、軸線Lの成形面22に対する傾斜角度は、ベントホール31の基端から先端に向けて突出部25の頂面25dに近付くように設定されている。図8の変形例では、突出部25の側面25aは、成形面22から垂直に立ち上がっているが、ベントホール31は図7の変形例と同様の傾斜を有する。ベントホール31の傾斜角度を、図7及び図8のように、ベントホール31の基端から先端に向けて突出部25の頂面25dに近付くような角度、つまり仰角となるように設定することで、突出部25の頂面25d側からの側面25aへの工具のアクセスが容易となる。その結果、突出部25にベントホール31を設けるための穴開け加工が容易になる。
図9の変形例では、センター21にベントホール31と流体的に連通するソーカット61が設けられている。ソーカット61は、幅及び深さが概ね一定であり、突出部25の側面25aに設けられベントホール31から成形面22に向かって直線状に延びる部分22aと、成形面22に設けられた部分61aの端部に接続された部分61bとを備える。ベントホール31に連通するソーカット61を設けることで空気がベントホール31へ円滑に誘導されるので、空気排気性能がさらに向上する。
図10の変形例では、突出部25の側面25aに加え、主突条部23の側面23aにも、スプリングベント51が装着されたベントホール34が設けられている。突出部25の側面25b,25cに、スプリングベント51が装着されたベントホール34を設けてもよい。
前述の実施形態では、ベントホール31にスプリングベント51が装着されている。しかし、図11に示すように、スプリングベント51に代えて、軸線方向の貫通孔71aが設けられたベントプラグ71をベントホール31に装着してもよい。また、図12に示すように、ベントホールにスプリングベントもベントプラグも装着しない構成を採用してもよい。
1 タイヤ加硫金型
2 セクターモールド
3,4 サイドプレート
5,6 ビードリング
7 キャビティ
21 セクター
22 成形面
23 主突条部
23a 側面
23b 頂面
24 溝
25 突出部
25a,25b,25c 側面
25d 頂面
26 サイプブレード
27 背面
31,34 ベントホール
32 排気流路
33 排気ホール
51 スプリングベント
52 ハウジング
52a 貫通孔
52b 弁座
53 ステム
53a 弁体
53b 抜け止め
54 コイルスプリング
61 ソーカット
61a,61b 部分
71 ベントプラグ
71a 貫通孔
100 空気入りタイヤ
101 トレッド部
102 主溝
103 リブ
104 ノッチ
105 サイプ
L 軸線

Claims (6)

  1. 空気入りタイヤの周方向に分割された複数のセクターを備え、
    前記セクターの少なくとも一つは、
    前記空気入りタイヤのトレッド部を成形するための成形面と、
    前記成形面に備えられた、前記トレッド部に凹部を形成するための凸部と、
    前記凸部の側面に形成されたベントホールと、
    前記ベントホールと前記セクターの背面に形成されて外部に開口する排気ホールを流体的に連通する排気流路と
    を備える、タイヤ加硫金型。
  2. 前記ベントホールの前記成形面からの高さは、前記凸部の頂面の前記成形面からの高さの70%以下である、請求項1に記載のタイヤ加硫金型。
  3. 前記ベントホールの前記成形面からの高さは、前記凸部の前記頂面の前記成形面からの高さの50%以下である、請求項2に記載のタイヤ加硫金型。
  4. 前記ベントホールの軸線を含みかつ、前記成形面に対して垂直な仮想面において、前記軸線の前記成形面に対する傾斜角度は、ベントホールの基端から先端に向けて前記凸部の頂面に近付くように設定されている、請求項1から請求項3のいずれかに記載のタイヤ加硫金型。
  5. 前記セクターは、前記ベントホールと連通するように前記凸部の前記側面と前記成形面に設けられたソーカット溝を備える、請求項1から請求項4のいずれかに記載のタイヤ加硫金型。
  6. 前記セクターは前記ベントホールに装着されたスプリングベントを備える、請求項1から請求項5のいずれかに記載のタイヤ加硫金型。
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