JP2020098153A - プロービング機構および測定システム - Google Patents

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学 山之内
駿介 横澤
Shunsuke Yokozawa
駿介 横澤
佑貴 河室
Yuki Kawamuro
佑貴 河室
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Abstract

【課題】プロービング時におけるプローブの破損やプロービング対象(測定対象)の傷付きを回避する。【解決手段】案内機構12による案内に従って載置部11に対してプローブ部22を接近方向で移動させることで載置面F11に載置された測定対象Xに対してプローブ部22における複数のプローブを接触させる第1の動作によって複数のプローブに先立って測定対象Xに対して当接させられて載置部11に対する測定対象Xの移動を規制すると共に、案内機構12による案内に従って載置部11に対してプローブ部22を離間方向で移動させることで測定対象Xに接触させられている複数のプローブを測定対象Xから離間させる第2の動作によって複数のプローブが測定対象Xから離間させられた後に測定対象Xから離間させられて載置部11に対する測定対象Xの移動を許容する接触部材25がプローブ部22と共に案内機構12に取り付けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、複数のプローブが配設されたプローブ部をプロービング対象(測定対象)に対して相対的に接離させることで各プローブをプロービング対象にプロービングさせるプロービング機構、およびそのようなプロービング機構を備えて構成された測定システムに関するものである。
出願人は、導電シートに対するプロービングを行ってシート抵抗を測定可能なシート抵抗測定装置を下記の特許文献に開示している。出願人が開示しているシート抵抗測定装置は、プローブユニット、移動機構、測定部、制御部および記憶部を備えると共に、導電シートを保持する保持機構を備えて構成されている。
プローブユニットは、底面に複数のプローブが配設されたベース部を備えている。移動機構は、制御部の制御に従ってプローブユニットを導電シートに対して接離させることで導電シートの表面に各プローブを接触/離間させる。測定部は、制御部の制御に従って各プローブを介して予め規定された電気的パラメータを測定する測定処理を実行する。制御部は、移動機構によるプローブユニットの移動、および測定部による測定処理を制御すると共に、測定処理の結果に基づいて導電シートのシート抵抗を演算する。記憶部は、制御部の動作プログラムや演算結果を記憶する。
このシート抵抗測定装置によって導電シートのシート抵抗を測定するときには、測定面を上向きにして導電シートを保持機構に保持させた後に、測定開始を指示する。この際には、制御部が、移動機構を制御してプローブユニットを保持部に向けて移動させることにより、保持部によって保持されている導電シートにおける最初の測定ポイントに各プローブを接触させる。次いで、制御部は、測定部を制御して測定処理を実行させ、その測定結果に基づき、導電シートにおいて各プローブがプロービングさせられている測定ポイントのシート抵抗を演算する。
また、制御部は、移動機構を制御してプローブユニットを移動させて導電シートにおける他の測定ポイントに各プローブを接触させ、かつ測定部を制御して測定処理を実行させると共に、測定結果に基づいてその測定ポイントのシート抵抗を演算する。この後、制御部は、その他の測定ポイントについても上記の両測定ポイントについての各処理と同様の処理を順次実行する。これにより、導電シートの全域に亘ってシート抵抗がそれぞれ演算(測定)される。
特開2010−256145号公報(第6−13頁、第1−4図)
ところが、出願人が開示しているシート抵抗測定装置には、以下のような改善すべき課題が存在する。具体的には、出願人が開示しているシート抵抗測定装置では、保持機構によって保持した状態の導電シートに対して移動機構によってプローブユニットを移動させることで導電シートの各部位(各測定ポイント)にプローブを接触させてシート抵抗を順次測定する構成が採用されている。
このため、出願人が開示しているシート抵抗測定装置では、プローブユニットを導電シートの各部に移動させることが可能な移動機構(一例としてX−Y−Z移動機構)を備えたことにより、その製造コストの低減が困難となり、これらの機構を含めた装置全体の大きさを小さくすることも困難となっている。また、大きな導電シート(測定面が広い導電シート)を測定対象とする場合には、そのような導電シートを保持可能な大きな保持機構や、導電シートの各部にプローブユニットを移動可能な大きな移動機構が必要となるため、製造コストの低減、および装置の小形化が一層困難となる。
一方、上記のような課題に鑑み、出願人は、移動機構によって導電シートに対してプローブユニットをX−Y方向に移動させる構成に代えて、オペレータがプローブユニットに対して導電シートを手動で任意のX−Y方向に移動させる構成を採用したシート抵抗測定装置を試作した。出願人が試作したシート抵抗測定装置によれば、上記特許文献に開示のシート抵抗測定装置とは異なり、プローブユニットを移動させるための高価な移動機構(X−Y−Z)が不要となる分だけ、その製造コストを低減することができ、かつ装置全体としての大きさも小形化することができると共に、大きな導電シート(測定面が広い導電シート)についても任意の測定ポイントのシート抵抗を測定することが可能となった。
しかしながら、出願人が試作したシート抵抗測定装置では、装置(プローブユニット)に対して導電シートを移動させることで導電シートにおける任意の測定ポイントに各プローブをプロービングさせる構成のため、保持機構によって導電シートを保持した状態でプロービングを行う構成を採用したときには、他の測定ポイントについての測定を行うために装置(プローブユニット)に対して導電シートを移動させる都度、保持機構による導電シートの保持を解除する必要がある。このため、保持機構による導電シートの保持/保持解除の工程の分だけ、測定作業が煩雑となる。
そこで、出願人は、保持機構による導電シートの保持に代えて、オペレータが導電シートを載置台に対して押さえ付けた状態プロービングを行うように上記のシート抵抗測定装置(試作した装置)の構成を改良した。この改良後のシート抵抗測定装置によれば、測定ポイントの変更時に保持機構による導電シートの保持/保持解除の作業を行わなくて済むため、導電シートの各部のシート抵抗を短時間で測定することが可能となった。また、導電シートを保持するための大掛かりな機構(保持機構)も不要となったことにより、その製造コストの低減および小形化を図ることができた。
しかしながら、改良後のシート抵抗測定装置では、装置(プローブユニット)に対してオペレータが手動で導電シートを移動させる構成のため、導電シートに対して各プローブが接触している状態でプローブユニットに対して導電シートを移動させてしまうおそれがある。かかる場合には、プローブが破損したり、導電シートに傷付きが生じたりするおそれがある。このため、この点をさらに改善するのが好ましい。
なお、シート抵抗測定装置において生じる課題を例に挙げて説明したが、測定対象に対してプローブを接触させている状態でプローブに対して測定対象が相対的に移動可能な状態となる他の測定装置においても、出願人が改良した上記のシート抵抗測定装置において生じる課題と同様の課題が生じるおそれがある。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、プロービング時におけるプローブの破損やプロービング対象(測定対象)の傷付きを好適に回避し得るプロービング機構および測定システムを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1記載のプロービング機構は、プロービング対象を載置可能な載置面が設けられた載置部と、複数のプローブが配設されたプローブ部と、前記載置部と前記プローブ部とが接近する接近方向および当該載置部と当該プローブ部とが離間する離間方向の両方向に沿った当該載置部に対する当該プローブ部の相対的な移動を案内する第1の案内機構とを備え、前記第1の案内機構による案内に従って前記載置部に対して前記プローブ部を前記接近方向で相対的に移動させることで前記載置面に載置された前記プロービング対象に対して当該プローブ部における前記複数のプローブを接触させる第1の動作と、前記第1の案内機構による案内に従って前記載置部に対して前記プローブ部を前記離間方向で相対的に移動させることで前記プロービング対象に接触させられている前記複数のプローブを当該プロービング対象から離間させる第2の動作とが可能に構成されたプロービング機構であって、前記第1の動作によって前記複数のプローブに先立って前記プロービング対象に対して当接させられて前記載置部に対する当該プロービング対象の移動を規制すると共に、前記第2の動作によって前記複数のプローブが前記プロービング対象から離間させられた後に当該プロービング対象から離間させられて前記載置部に対する当該プロービング対象の移動を許容する移動規制部材が前記プローブ部と共に前記第1の案内機構に取り付けられている。
また、請求項2記載のプロービング機構は、複数のプローブが配設されたプローブ部と、プロービング対象が載置された載置面に対して前記プローブ部が接近する接近方向および当該載置面から当該プローブ部が離間する離間方向の両方向に沿った当該載置面に対する当該プローブ部の移動を案内する第1の案内機構とを備え、前記第1の案内機構による案内に従って前記載置面に対して前記プローブ部を前記接近方向で移動させることで当該載置面に載置された前記プロービング対象に対して当該プローブ部における前記複数のプローブを接触させる第1の動作と、前記第1の案内機構による案内に従って前記載置面に対して前記プローブ部を前記離間方向で移動させることで前記プロービング対象に接触させられている前記複数のプローブを当該プロービング対象から離間させる第2の動作とが可能に構成されたプロービング機構であって、前記第1の動作によって前記複数のプローブに先立って前記プロービング対象に対して当接させられて前記載置面に対する当該プロービング対象の移動を規制すると共に、前記第2の動作によって前記複数のプローブが前記プロービング対象から離間させられた後に当該プロービング対象から離間させられて前記載置面に対する当該プロービング対象の移動を許容する移動規制部材が前記プローブ部と共に前記第1の案内機構に取り付けられている。
また、請求項3記載のプロービング機構は、請求項1または2記載のプロービング機構において、前記移動規制部材を前記載置面に向けて付勢する付勢部材を備えている。
また、請求項4記載のプロービング機構は、請求項1から3のいずれかに記載のプロービング機構において、前記接近方向および前記離間方向に沿って前記プローブ部に対して当該移動規制部材を直動させる第2の案内機構を備えている。
また、請求項5記載のプロービング機構は、請求項1から4のいずれかに記載のプロービング機構において、前記移動規制部材は、前記複数のプローブが接触させられる部位を囲む環状の領域で前記プロービング対象に対して接するように構成されている。
また、請求項6記載のプロービング機構は、請求項1から5のいずれかに記載のプロービング機構において、前記移動規制部材は、光透過性を有する材料で形成されて前記プロービング対象を透視可能に構成されている。
また、請求項7記載の測定システムは、請求項1から6のいずれかに記載のプロービング機構と、前記複数のプローブが接続されると共に前記プロービング対象としての測定対象に接触させられた当該複数のプローブを介して当該測定対象についての予め規定された被測定量を測定する測定部を有する測定装置とを備えている。
請求項1記載のプロービング機構では、第1の案内機構による案内に従って載置部に対してプローブ部を接近方向で相対的に移動させることで載置面に載置されたプロービング対象に対してプローブ部における複数のプローブを接触させる第1の動作によって複数のプローブに先立ってプロービング対象に対して当接させられて載置部に対するプロービング対象の移動を規制すると共に、第1の案内機構による案内に従って載置部に対してプローブ部を離間方向で相対的に移動させることでプロービング対象に接触させられている複数のプローブをプロービング対象から離間させる第2の動作によって複数のプローブがプロービング対象から離間させられた後にプロービング対象から離間させられて載置部に対するプロービング対象の移動を許容する移動規制部材がプローブ部と共に第1の案内機構に取り付けられている。また、請求項7記載の測定システムでは、上記のプロービング機構と、複数のプローブが接続されると共にプロービング対象としての測定対象に接触させられた複数のプローブを介して測定対象についての予め規定された被測定量を測定する測定部を有する測定装置とを備えている。
したがって、請求項1記載のプロービング機構、および請求項7記載の測定システムによれば、載置部に対してプロービング対象(測定対象)を移動させることでプロービング対象(測定対象)上の任意の部位に各プローブをプロービングさせることができるため、出願人が試作・改良をした前述のシート抵抗測定装置と同様にして、プローブ部を移動させるための高価で大掛かりな移動機構が不要となる分だけ、プロービング機構の製造コストを低減し、かつ小形化を図ることができると共に、大きなプロービング対象(測定対象)についても任意の部位に各プローブをプロービングさせることができる。また、プロービング対象(測定対象)に対して各プローブが接してから離間するまで、載置部に対してプロービング対象(測定対象)が移動規制部材によって押し付けられて、プロービング対象(測定対象)において各プローブが接している部位が載置部に対して移動する事態が確実に規制されるため、各プローブの破損やプロービング対象(測定対象)の傷付きを確実に回避することができる。さらに、吸着機構や挟持機構等の大掛かりな保持機構によってプロービング対象(測定対象)を保持する構成と比較して、プロービング機構の製造コストを低減し、かつ小形化を図ることができるだけでなく、プロービング対象(測定対象)に対してプローブ部を相対的に接近させる動作によって移動規制部材によるプロービング対象(測定対象)の移動規制が開始され、プロービング対象(測定対象)からプローブ部を相対的に離間させる動作によって移動規制部材によるプロービング対象(測定対象)の移動規制が解除されるため、プロービングの動作とは別個に保持機構によるプロービング対象(測定対象)の移動規制/規制解除の操作を行う必要がなくなる分だけ、プロービング作業、および載置部に対するプロービング対象(測定対象)の移動の作業を短時間で容易に行うことができる。
請求項2記載のプロービング機構では、第1の案内機構による案内に従って載置面に対してプローブ部を接近方向で移動させることで載置面に載置されたプロービング対象に対してプローブ部における複数のプローブを接触させる第1の動作によって複数のプローブに先立ってプロービング対象に対して当接させられて載置面に対するプロービング対象の移動を規制すると共に、第1の案内機構による案内に従って載置面に対してプローブ部を離間方向で移動させることでプロービング対象に接触させられている複数のプローブをプロービング対象から離間させる第2の動作によって複数のプローブがプロービング対象から離間させられた後にプロービング対象から離間させられて載置面に対するプロービング対象の移動を許容する移動規制部材がプローブ部と共に第1の案内機構に取り付けられている。また、請求項7記載の測定システムでは、上記のプロービング機構と、複数のプローブが接続されると共にプロービング対象としての測定対象に接触させられた複数のプローブを介して測定対象についての予め規定された被測定量を測定する測定部を有する測定装置とを備えている。
したがって、請求項2記載のプロービング機構、および請求項7記載の測定システムによれば、載置面に対してプロービング対象(測定対象)を移動させることでプロービング対象(測定対象)上の任意の部位に各プローブをプロービングさせることができるため、出願人が試作・改良をした前述のシート抵抗測定装置と同様にして、プローブ部を移動させるための高価で大掛かりな移動機構が不要となる分だけ、プロービング機構の製造コストを低減し、かつ小形化を図ることができると共に、大きなプロービング対象(測定対象)についても任意の部位に各プローブをプロービングさせることができる。また、プロービング対象(測定対象)に対して各プローブが接してから離間するまで、載置面に対してプロービング対象(測定対象)が移動規制部材によって押し付けられて、プロービング対象(測定対象)において各プローブが接している部位の載置面に対する移動が確実に規制されるため、各プローブの破損やプロービング対象(測定対象)の傷付きを確実に回避することができる。さらに、吸着機構や挟持機構等の大掛かりな保持機構によってプロービング対象(測定対象)を保持する構成と比較して、プロービング機構の製造コストを低減し、かつ小形化を図ることができるだけでなく、プロービング対象(測定対象)に対してプローブ部を接近させる動作によって移動規制部材によるプロービング対象(測定対象)の移動規制が開始され、プロービング対象(測定対象)からプローブ部を離間させる動作によって移動規制部材によるプロービング対象(測定対象)の移動規制が解除されるため、プロービングの動作とは別個に保持機構によるプロービング対象(測定対象)の移動規制/規制解除の操作を行う必要がなくなる分だけ、プロービング作業、および載置面に対するプロービング対象(測定対象)の移動の作業を短時間で容易に行うことができる。
請求項3記載のプロービング機構、および請求項7記載の測定システムによれば、移動規制部材を載置面に向けて付勢する付勢部材を備えたことにより、第1の動作時に、付勢部材の付勢力によって移動規制部材の底面を載置面に対して確実に押し付けた状態とすることができ、これにより、載置面に対するプロービング対象(測定対象)の移動を一層確実に規制することができる。
請求項4記載のプロービング機構、および請求項7記載の測定システムによれば、接近方向および離間方向に沿ってプローブ部に対して移動規制部材を直動させる第2の案内機構を備えたことにより、プロービング対象(測定対象)に対して移動規制部材が接触させられるとき、およびプロービング対象(測定対象)から移動規制部材が離間させられるときに、移動規制部材が接近方向および離間方向とは相違する方向に移動する事態が回避されるため、プロービング対象(測定対象)に対する移動規制部材の意図しない移動によってプロービング対象(測定対象)が移動規制部材と共に載置部(載置面)に対して移動したりプロービング対象(測定対象)の表面に沿って移動規制部材が移動したりしてプロービング対象(測定対象)に傷付きが生じる事態を好適に回避することができる。
請求項5記載のプロービング機構、および請求項7記載の測定システムによれば、複数のプローブが接触させられる部位を囲む環状の領域でプロービング対象に対して接するように移動規制部材を構成したことにより、プロービング対象(測定対象)において移動規制部材が接している領域の内側の領域、すなわち、各プローブが接触させられる部位が載置部に対して移動するのを確実に回避することができる。また、プロービング対象(測定対象)において各プローブが接触させられる部位の周囲の一部だけを移動規制部材で載置面に押し付けた状態とする構成とは異なり、例えばプロービング対象(測定対象)が薄厚で容易に変形するような場合であっても、プロービング対象(測定対象)において各プローブが接触させられる部位の載置面に対する浮き(載置面に対するプロービング対象(測定対象)の捲れ)が生じる事態を好適に回避してプロービング対象(測定対象)に対して各プローブを確実に接触させることができる。
請求項6記載のプロービング機構、および請求項7記載の測定システムによれば、光透過性を有する材料で形成してプロービング対象を透視可能に移動規制部材を構成したことにより、移動規制部材をプロービング対象(測定対象)から大きく離間させなくても、プロービング対象(測定対象)においてプローブ部(各プローブ)が接する部位を視認できるため、各プローブを接触させる部位がプローブ部の下方に位置するようにプロービング対象(測定対象)を正確に位置合わせして載置することができる結果、プロービング対象(測定対象)上の任意の部位に対して各プローブを正確に接触させることができる。
測定システム100の構成図である。 プロービング機構1の外観斜視図である。 プローブユニット20を底面側から見た状態の分解斜視図である。 プローブユニット20の底面図である。 測定対象Xの上方にプローブユニット20を位置させた状態の断面図である。 測定対象Xの測定面FXに接触部材25の底面F25が接している状態の断面図である。 測定対象Xの測定面FXに接触部材25の底面F25およびプローブ部22の底面F22の双方が接している状態(測定対象Xに各プローブ22aが接している状態)の断面図である。 プロービング機構1Aの外観斜視図である。
以下、プロービング機構および測定システムの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す測定システム100は、「測定システム」の一例であって、プロービング機構1および測定装置2を備え、一例として、上記特許文献に開示のシート抵抗測定装置や、出願人が試作・改良をしたシート抵抗測定装置と同様にして、導電シートを測定対象X(「プロービング対象」としての「測定対象」の一例)としてそのシート抵抗(「予め規定された被測定量」の一例)を測定可能に構成されている。
プロービング機構1は、「プロービング機構」の一例であって、図2に示すように、プローブユニット20、載置部11、案内機構12、上昇操作用レバー13および下降許容操作用レバー14を備えて構成されている。
プローブユニット20は、案内機構12に取付け可能に構成されると共に、信号ケーブル3(図1参照)を介して測定装置2に接続可能に構成されている。このプローブユニット20は、図3に示すように、ベース部21と、複数のプローブ22aが底面F22に配設されてベース部21の底面に配設されたプローブ部22(「プローブ部」の一例)と、載置部11に対する測定対象Xの移動を規制可能にプローブ部22と共にベース部21の底面に配設された移動規制部23とを備えている。
また、移動規制部23は、プローブ部22を挿通可能な挿通孔H25が形成された四角枠状の接触部材25と、接触部材25に嵌着されたスリーブ25a,25aおよびワッシャ25b,25bと、接触部材25、スリーブ25aおよびワッシャ25bを挿通させられた状態でベース部21に固定されたガイドピン26,26と、ガイドピン26を挿通させられた状態でベース部21および接触部材25の間に配設されるコイルスプリング27,27とを備えている。この場合、ベース部21には、プローブ部22の各プローブ22aに接続された接続端子を備えて信号ケーブル3を接続可能なコネクタ21a(図4参照)が配設されている。
また、接触部材25は、「移動規制部材」に相当し、一例として、アクリル樹脂などの透明樹脂材料(「光透過性を有する材料」の一例であって、絶縁性材料である例)で形成されて、後述するようにプローブユニット20が載置部11の上方に位置させられた状態において載置部11や載置部11上の測定対象Xなどを透視することができるように構成されている。なお、測定対象Xのシート抵抗を測定する本例では、「移動規制部材」において「プロービング対象(測定対象)」に接する部位(接触部材25における底面F25)が絶縁性材料で形成されている必要がある。したがって、「移動規制部材」を導電性材料で形成したときには、「プロービング対象(測定対象)」に接する部位(接触部材25における底面F25に相当する部位)に絶縁性コーティングを施したり、絶縁性フィルムを貼付したりする必要がある。
また、本例のプロービング機構1における移動規制部23では、前述したように、プローブ部22を挿通可能な挿通孔H25が接触部材25に形成されて、図4に示すように、接触部材25が四角枠状となっている。なお、同図では、プローブユニット20における接触部材25と、接触部材25以外の構成要素との位置関係に関する理解を容易とするために、接触部材25を破線によって図示している。これにより、本例の移動規制部23では、後述する測定対象Xに対するプロービング時にプローブ部22における各プローブ22aが接触させられる部位を囲む環状の領域(同図において左下りの破線で塗り潰した部位が接する領域)に接触部材25の底面F25が接した状態で載置部11に対する測定対象Xの移動が規制されることとなる。
さらに、ガイドピン26,26は、「第2の案内機構」に相当し、ベース部21に対する接触部材25の移動方向および移動量、すなわち、ベース部21に取付けられているプローブ部22に対する移動量および移動方向を規制する(「接近方向および離間方向に沿ってプローブ部に対して移動規制部材を直動させる」との構成の一例)。また、コイルスプリング27,27は、「付勢部材」の一例であって、ベース部21から接触部材25を離間させる向きに付勢することにより、プローブユニット20が案内機構12に取り付けられた状態においてベース部21に対して(すなわち、ベース部21に取付けられているプローブ部22に対して)接触部材25を載置部11の載置面F11に向けて付勢する。
載置部11は、「載置部」の一例であって、図2に示すように、その上面に規定された載置面F11に測定対象Xを載置することができるように絶縁性材料で平板状に形成されている。なお、本例の測定システム100(プロービング機構1)では、出願人が試作・改良をした前述のシート抵抗測定装置と同様にして、オペレータがプローブユニット20(プローブ部22)に対して測定対象Xを手動で任意のX−Y方向(載置面F11に沿った方向)に移動させる構成が採用されている。したがって、載置部11の載置面F11には、載置部11に対する測定対象Xの移動量を把握可能な目印(一例として、直角に交差する複数の縦線および横線が一定間隔で描かれた方眼模様:図示せず)が付されている。
案内機構12は、「第1の案内機構」の一例であって、プローブユニット20(プローブ部22)が載置部11に接近する下降方向(矢印Dの向き:「接近方向」の一例)、およびプローブユニット20(プローブ部22)が載置部11から離間する上昇方向(矢印Uの向き:「離間方向」の一例)の両方向に沿った載置部11に対するプローブユニット20(プローブ部22)の移動を案内する。具体的には、案内機構12は、ガイドシャフト31,31、ユニット取付け部32およびダンパー33を備えている。
ガイドシャフト31,31は、図2に示すように、下端部が載置部11に固定されると共に上端部が部材31aによって連結されている。ユニット取付け部32は、プローブユニット20を取付け可能に構成されると共に、ガイドシャフト31,31に対してスライド可能に取り付けられている。ダンパー33は、ガイドシャフト31,31に対するユニット取付け部32の下降速度を低下させるための減衰機構であって、一例として、1wayオイルダンパーで構成されて一端部が部材31aに固定され、他端部がユニット取付け部32に固定されている。
上昇操作用レバー13は、ガイドシャフト31,31の上端部に配設された部材31aに軸支されており、回動操作によって31aに対してユニット取付け部32を上向きに移動させることにより、ガイドシャフト31,31が固定されている載置部11に対してユニット取付け部32(すなわち、ユニット取付け部32に取付けられているプローブユニット20)を上昇させる操作が可能に構成されている。下降許容操作用レバー14は、上昇操作用レバー13の操作によって載置部11に対して上昇させられた状態のユニット取付け部32に係合してユニット取付け部32の下降を規制する係合部(図示せず)のユニット取付け部32に対する係合を解除可能に部材31aに軸支されており、係合の解除によって載置部11に対するユニット取付け部32(すなわち、ユニット取付け部32に取付けられているプローブユニット20)の自重による下降を許容可能に構成されている。
このプロービング機構1では、上記のように下降許容操作用レバー14の操作によって載置部11に対するユニット取付け部32(プローブユニット20)の下降が許容されたときに、案内機構12による案内に従って載置部11に対してプローブ部22(プローブユニット)が自重で下降し(矢印Dの向きへの移動:「接近方向での相対的な移動」の一例)、これにより、載置部11の載置面F11に載置されている測定対象Xに対してプローブ部22における各プローブ22aが接触させられる(「第1の動作」の一例)。また、このプロービング機構1では、上記のように上昇操作用レバー13の操作によって載置部11に対してユニット取付け部32(プローブユニット20)が上昇させられるときに、載置部11に対してプローブ部22が上昇させられ(矢印Uの向きへの移動:「離間方向での相対的な移動」の一例)、これにより、載置部11上の測定対象Xに接触させられている各プローブ22aが測定対象Xから離間させられる(「第2の動作」の一例)。
さらに、このプロービング機構1では、図5に示すように、プローブユニット20が載置部11から離間して載置部11の上方に位置している状態(プローブユニット20が測定対象Xの測定面FXや載置部11の載置面F11に接していない状態)において、接触部材25の底面F25がプローブ部22の底面F22よりも下方に位置する(底面F25が底面F22よりも載置部11寄りに位置する)ようにプローブ部22および移動規制部23がベース部21に配設されている。したがって、このプロービング機構1では、「第1の動作」時に移動規制部23の接触部材25がプローブ部22の各プローブ22aに先立って測定対象Xに対して当接させられて載置部11に対する測定対象Xの移動を規制される。また、このプロービング機構1では、「第2の動作」時にプローブ部22の各プローブ22aが測定対象Xから離間させられた後に測定対象Xから移動規制部23の接触部材25が離間させられて載置部11に対する測定対象Xの移動が許容される。
一方、測定装置2は、「測定装置」の一例であって、図1に示すように、測定部51、操作部52、表示部53、処理部54および記憶部55を備えている。測定部51は、「測定部」の一例であって、後述するように、処理部54の制御に従い、上記の各プローブ22aのうちの基準とする1つの接触位置と他のプローブ22aの接触位置との間に測定用電流を供給すると共に、基準のプローブ22aの接触位置に対する他のプローブ22aの接触位置の電位をそれぞれ測定する測定処理を実行する。
操作部52は、上記の測定処理の条件設定や、測定処理の開始の指示を行うための複数の操作スイッチを備え、スイッチ操作に応じた操作信号を処理部54に出力する。表示部53は、処理部54の制御に従い、測定処理設定画面や測定結果表示画面などの各種表示画面(図示せず)を表示する。処理部54は、測定装置2を総括的に制御する。具体的には、処理部54は、測定部51を制御して測定処理を実行させると共に、その測定結果と測定処理時に測定部51から供給された測定用電流の電流値とに基づいて測定対象Xのシート抵抗を演算する演算処理を実行する。記憶部55は、処理部54の動作プログラムや処理部54の演算結果を記憶する。
この測定システム100によって測定対象Xのシート抵抗を測定する際には、まず、上昇操作用レバー13の操作によって載置部11に対してユニット取付け部32を上昇させた状態で前述の係合部を係合させて部材31aに対するユニット取付け部32の下降を規制する。次いで、ユニット取付け部32にプローブユニット20を取り付けると共に測定装置2の測定部51に接続した信号ケーブル3をベース部21のコネクタ21aに接続する。これにより、プローブユニット20におけるプローブ部22の各プローブ22aが測定装置2の測定部51に接続されて、測定作業を開始する準備が整う。
続いて、図5に示すように、測定面FXを上向きにして載置部11の載置面F11に測定対象Xを載置すると共に、測定面FXにおいてシート抵抗を測定すべき複数の測定ポイントのうちの1つをプローブユニット20におけるプローブ部22の下方に位置させるように載置部11に対して測定対象Xを任意のX−Y方向(載置面F11に沿った方向)に移動させる。この際に、本例のプロービング機構1では、接触部材25が透明樹脂材料で形成されて載置部11の載置面F11や載置部11上の測定対象Xを透視可能となっているため、測定対象Xにおける任意の測定ポイントをプローブ部22の下方に確実かつ容易に位置させることができる。
次いで、プローブ部22の下方に所望の測定ポイントが位置した状態の測定対象Xを一方の手で押さえて載置部11に対する移動を規制しつつ、他方の手で下降許容操作用レバー14を操作してユニット取付け部32に対する係合部の係合を解除する。この際には、係合部の係合が解除されたユニット取付け部32、およびユニット取付け部32に取り付けられているプローブユニット20が自重で下降し始め、ガイドシャフト31,31の案内に従って載置部11に向かって直動させられてプローブユニット20(プローブ部22)が載置部11上の測定対象Xに接近させられる(「載置部に対してプローブ部を接近方向で相対的に移動させる第1の動作」の一例)。この際には、ダンパー33によってガイドシャフト31(部材31a)に対するユニット取付け部32の移動速度が低下させられる結果、載置部11(測定対象X)に向かってプローブユニット20が高速落下する事態が回避される。
また、本例のプロービング機構1では、前述したように、接触部材25の底面F25がプローブ部22の底面F22よりも下方に位置するようにプローブ部22および移動規制部23がベース部21に配設されている。したがって、ユニット取付け部32の下降に伴ってプローブユニット20が載置部11上の測定対象Xに対して十分に接近したときには、図6に示すように、まず、移動規制部23における接触部材25の底面F25が測定対象Xの測定面FXに接触させられる。
この場合、本例のプロービング機構1では、プローブ部22が取り付けられているベース部21に対して接触部材25を直動させるガイドピン26,26を備えている。したがって、接触部材25の底面F25が測定対象Xの測定面FXに接触した状態で、プローブユニット20における接触部材25以外の部位やユニット取付け部32が自重によってさらに下降したときには、接触部材25が「接近方向」とは相違する方向に移動する事態が回避される。
また、本例のプロービング機構1では、接触部材25がベース部21から離間する方向、すなわち、「第1の動作」時に載置部11に対してプローブ部22や移動規制部23が移動させられる向きでコイルスプリング27,27によって付勢されている。したがって、接触部材25の底面F25が測定対象Xの測定面FXに接触した状態で、プローブユニット20における接触部材25以外の部位やユニット取付け部32が自重によってさらに下降することにより、コイルスプリング27,27の反発力によって接触部材25がベース部21(すなわち、ユニット取付け部32)に対して矢印Dの向きで測定対象Xに向けて押し付けられた状態となる。これにより、載置部11に対する測定対象Xの移動が規制された状態となる。
また、測定対象Xの測定面FXに接触部材25の底面F25が接した後には、ダンパー33に加えてコイルスプリング27,27の反発力が加わることで、プローブユニット20における接触部材25以外の部位の載置部11に対する移動速度(下降速度)がさらに低下する。また、プローブユニット20における接触部材25以外の部位およびユニット取付け部32が自重によってさらに下降させられたときには、まず、プローブ部22の底面F22に配設されている各プローブ22aが測定対象Xの測定面FXに接触させられ、次いで、図7に示すように、プローブ部22の底面F22が測定対象Xの測定面FXに接した状態となる。
この場合、プローブ部22の底面F22を測定対象Xに接触させる本例のプロービング機構1(測定システム100)では、底面F22からの各プローブ22aの突出高を適宜規定することで、各プローブ22aが測定対象X(測定面FX)に対して好適な押付け力で押し付けられた状態となるように構成されている。これにより、各プローブ22aが過剰に強い押付け力で測定対象X(測定面FX)に対して押し付けられることなく、測定対象Xに対して各プローブ22aが好適にプロービングされた状態となる。
また、測定対象Xにプローブ22aが接触させられたこの状態では、移動規制部23(接触部材25)によって測定対象Xが載置部11に向かって押し付けられた状態が維持されて、載置部11に対する測定対象Xの移動が規制されている。これにより、測定面FXにプローブ22aが接している状態でプローブ部22に対して測定対象Xが移動させられる事態が回避される結果、プローブ22aの破損や測定対象Xの傷付きが生じる事態が好適に回避される。この場合、本例のプロービング機構1では、各プローブ22aが接触させられる部位を囲む環状の領域で測定対象Xに対して接するように接触部材25が構成されている。したがって、測定対象Xにおいて接触部材25が接している領域の内側の領域、すなわち、各プローブ22aが接触させられる部位が載置部11に対して移動する事態が確実に回避される。
次いで、測定装置2の操作部52を操作して測定処理を開始させる。なお、シート抵抗の測定原理については、上記特許文献に開示のシート抵抗測定装置や,出願人が試作・改良をしたシート抵抗測定装置と同様のため、詳細な説明を省略する。これにより、測定対象Xの測定面FXにおいてプローブユニット20のプローブ部22(各プローブ22a)が接触させられている測定ポイントのシート抵抗が測定されて、測定結果が表示部53に表示されると共に記憶部55に記憶される。
続いて、シート抵抗の測定を完了した測定ポイント以外の測定ポイントを対象とする測定処理を行う。具体的には、まず、上昇操作用レバー13の操作によってユニット取付け部32、およびユニット取付け部32に取り付けられているプローブユニット20を、ガイドシャフト31,31の案内に従って矢印Uの向きに直動させてプローブユニット20(プローブ部22)を載置部11上の測定対象Xから離間させる(「複数のプローブをプロービング対象から離間させる第2の動作」の一例)。この際には、ダンパー33が1wayオイルダンパーで構成されているため、前述の下降時とは異なり、載置部11に対してユニット取付け部32等を小さな力で容易に上昇させることができる。
また、載置部11(測定対象X)に対するユニット取付け部32およびプローブユニット20の上昇時には、まず、プローブ部22の底面F22が測定対象Xの測定面FXから離間させられ、次いで、各プローブ22aが測定対象Xの測定面FXから離間させられる。この場合、本例のプロービング機構1では、プローブ部22が取り付けられているベース部21に対して接触部材25を直動させるガイドピン26,26を備えているため、接触部材25の底面F25が測定対象Xの測定面FXに接触した状態でプローブ部22が測定対象X(載置部11)に対して上昇したときには、接触部材25が「離間方向」とは相違する方向に移動する事態が回避される。
また、後述するように接触部材25の底面F25が載置部11上の測定対象Xから離間するまでは、図6に示すように、移動規制部23(接触部材25)によって測定対象Xが載置部11に向かって押し付けられた状態が維持されて、載置部11に対する測定対象Xの移動の規制が継続されている。これにより、測定面FXからプローブ22aが離間させられる以前にプローブ部22に対して測定対象Xが移動させられる事態が回避される結果、プローブ22aの破損や測定対象Xの傷付きが生じる事態が好適に回避される。
また、測定対象Xからプローブ部22が十分に離間した状態となるまでユニット取付け部32が上昇させられたときには、図5に示すように、移動規制部23における接触部材25の底面F25が載置部11上の測定対象Xにおける測定面FXから離間させられる。これにより、載置部11に対する測定対象Xの移動規制が解除され、載置部11に対して測定対象Xを任意のX−Y方向に移動させることが可能な状態となる。したがって、ユニット取付け部32を十分に上昇させることで係合部をユニット取付け部32に係合させて、載置部11上の測定対象Xに向かってのユニット取付け部32の下降を規制した後に、測定面FXにおいてシート抵抗を測定すべき複数の測定ポイントのうちの他の1つがプローブユニット20におけるプローブ部22の下方に位置するように載置部11に対して測定対象Xを移動させる。
この後、1つ目の測定ポイントについてのシート抵抗の測定時と同様にして測定対象Xに対して各プローブ22aをプロービングさせ、操作部52の操作によって測定処理の開始を指示すると共に、測定結果の表示および記憶部55への記憶が完了したときに、載置部11(測定対象X)に対してプローブユニット20を上昇させて測定面FXから各プローブ22aを離間させる。このような作業を、各測定ポイントのすべてに対して順次実行することにより、測定対象Xの全域に亘ってシート抵抗がそれぞれ測定される。
このように、このプロービング機構1では、案内機構12による案内に従って載置部11に対してプローブ部22(プローブユニット20)を「接近方向」で移動させることで載置面F11に載置された測定対象Xに対してプローブ部22における複数のプローブ22aを接触させる「第1の動作」によって複数のプローブ22aに先立って測定対象Xに対して当接させられて載置部11に対する測定対象Xの移動を規制すると共に、案内機構12による案内に従って載置部11に対してプローブ部22を「離間方向」で移動させることで測定対象Xに接触させられている複数のプローブ22aを測定対象Xから離間させる「第2の動作」によって複数のプローブ22aが測定対象Xから離間させられた後に測定対象Xから離間させられて載置部11に対する測定対象Xの移動を許容する接触部材25(移動規制部23)がプローブ部22と共に(本例では、ベース部21を介して)案内機構12に取り付けられている。また、この測定システム100では、上記のプロービング機構1と、複数のプローブ22aが接続されると共に測定対象Xに接触させられた複数のプローブ22aを介して測定対象Xについての予め規定された被測定量(本例では、測定対象Xのシート抵抗)を測定する測定部51を有する測定装置2とを備えている。
したがって、このプロービング機構1および測定システム100によれば、載置部11に対して測定対象Xを移動させることで測定対象X上の任意の部位に各プローブ22aをプロービングさせることができるため、出願人が試作・改良をした前述のシート抵抗測定装置と同様にして、プローブ部22を移動させるための高価で大掛かりな移動機構が不要となる分だけ、プロービング機構1の製造コストを低減し、かつ小形化を図ることができると共に、大きな測定対象Xについても任意の部位に各プローブ22aをプロービングさせることができる。また、測定対象Xに対して各プローブ22aが接してから離間するまで、載置部11に対して測定対象Xが接触部材25(移動規制部23)によって押し付けられて、測定対象Xにおいて各プローブ22aが接している部位が載置部11に対して移動する事態が確実に規制されるため、各プローブ22aの破損や測定対象Xの傷付きを確実に回避することができる。さらに、吸着機構や挟持機構等の大掛かりな保持機構によって測定対象Xを保持する構成と比較して、プロービング機構1の製造コストを低減し、かつ小形化を図ることができるだけでなく、測定対象Xに対してプローブ部22を接近させる動作によって接触部材25(移動規制部23)による測定対象Xの移動規制が開始され、測定対象Xからプローブ部22を離間させる動作によって接触部材25(移動規制部23)による測定対象Xの移動規制が解除されるため、プロービングの動作とは別個に保持機構による測定対象Xの移動規制/規制解除の操作を行う必要がなくなる分だけ、プロービング作業、および載置部11に対する測定対象Xの移動の作業を短時間で容易に行うことができる。
また、このプロービング機構1および測定システム100によれば、接触部材25を載置面F11に向けて付勢するコイルスプリング27,27を備えたことにより、「第1の動作」時に、コイルスプリング27,27の付勢力によって接触部材25の底面F25を載置面F11に対して確実に押し付けた状態とすることができ、これにより、載置部11(載置面F11)に対する測定対象Xの移動を一層確実に規制することができる。
さらに、このプロービング機構1および測定システム100によれば、「接近方向」および「離間方向」に沿ってプローブ部22に対して接触部材25を直動させるガイドピン26,26を備えたことにより、測定対象Xに対して接触部材25が接触させられるとき、および測定対象Xから接触部材25が離間させられるときに、接触部材25が「接近方向」および「離間方向」とは相違する方向に移動する事態が回避されるため、測定対象Xに対する接触部材25の意図しない移動によって測定対象Xが接触部材25と共に載置部11に対して移動したり測定対象Xの表面に沿って接触部材25が移動したりして測定対象Xに傷付きが生じる事態を好適に回避することができる。
また、このプロービング機構1および測定システム100によれば、複数のプローブ22aが接触させられる部位を囲む環状の領域で測定対象Xに対して接するように接触部材25を構成したことにより、測定対象Xにおいて接触部材25が接している領域の内側の領域、すなわち、各プローブ22aが接触させられる部位が載置部11に対して移動するのを確実に回避することができる。また、測定対象Xにおいて各プローブ22aが接触させられる部位の周囲の一部だけを「移動規制部材」で「載置部」に押し付けた状態とする構成とは異なり、例えば測定対象Xが薄厚で容易に変形するような場合であっても、測定対象Xにおいて各プローブ22aが接触させられる部位の載置面F11に対する浮き(載置部11に対する測定対象Xの捲れ)が生じる事態を好適に回避して測定対象Xに対して各プローブ22aを確実に接触させることができる。
さらに、このプロービング機構1および測定システム100によれば、光透過性を有する材料(本例では、透明な樹脂材料)で形成して測定対象Xを透視可能に接触部材25を構成したことにより、接触部材25を測定対象Xから大きく離間させなくても、測定対象Xにおいてプローブ部22(各プローブ22a)が接する部位を視認できるため、各プローブ22aを接触させる部位がプローブ部22の下方に位置するように測定対象Xを正確に位置合わせして載置することができる結果、測定対象X上の任意の部位に対して各プローブ22aを正確に接触させることができる。
なお、「プロービング機構」および「測定システム」の構成は、上記のプロービング機構1およびプロービング機構1を備えた測定システム100の構成の例に限定されない。
例えば、「第1の動作」および「第2の動作」において、載置部11を移動させることなくプローブ部22および移動規制部23を載置部11に対して移動させる構成のプロービング機構1を例に挙げて説明したが、このような構成に代えて、「第1の動作」および「第2の動作」において、「プローブ部」および「移動規制部材」を移動させることなく「載置部」を「プローブ部」および「移動規制部材」に対して移動させる構成を採用することもできる(図示せず)。また、「第1の動作」および「第2の動作」において、「プローブ部」および「移動規制部材」を「載置部」に対して移動させ、かつ「載置部」を「プローブ部」および「移動規制部材」に対して移動させる構成を採用することもできる(図示せず)。
さらに、載置部11上に載置した測定対象Xに対して各プローブ22aをプロービングさせる構成のプロービング機構1を例に挙げて説明したが、「プロービング機構」や「測定システム」の構成要素ではない任意の「載置面」上に載置した「プロービング対象(測定対象)」に対して「各プローブ」をプロービングさせる構成を採用することもできる。具体的には、例えば、図8に示すプロービング機構1Aは、「プロービング機構」の他の一例であって、前述のプロービング機構1における載置部11に代えて、脚部15を備えて構成されている。なお、このプロービング機構1Aにおいて前述のプロービング機構1と同様に機能を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、このプロービング機構1Aを備えた測定システム100は、プロービング機構1に代えてプロービング機構1Aを備えている点を除いて前述の測定システム100と同様のため、詳細な説明を省略する。
このプロービング機構1Aでは、上記のように、プロービング機構1における載置部11に代えて、平面視コ字状の脚部15を備えている。また、このプロービング機構1Aを備えた測定システム100によって測定対象Xについてのシート抵抗を測定する際には、絶縁性を有する平坦な載置面Fの上にプロービング機構1Aを設置すると共に、脚部15を避けて測定対象Xを載置面F上に載置する。以降の作業については、載置部11に対してプローブユニット20を下降/上昇させるのに代えて、載置面Fに対してプローブユニット20を下降/上昇させることで、上記のプロービング機構1によるプロービング時と同様の測定作業を行う。これにより、測定対象Xに対して各プローブ22aが接触させられている状態では、移動規制部23(接触部材25)によって測定対象Xが載置面Fに向かって押し付けられるため、載置面Fに対する測定対象Xの移動が好適に規制される。
このように、このプロービング機構1Aでは、案内機構12による案内に従って載置面Fに対してプローブ部22を「接近方向」で移動させることで載置面Fに載置された測定対象Xに対してプローブ部22における複数のプローブ22aを接触させる「第1の動作」によって複数のプローブ22aに先立って測定対象Xに対して当接させられて載置面Fに対する測定対象Xの移動を規制すると共に、案内機構12による案内に従って載置面Fに対してプローブ部22を「離間方向」で移動させることで測定対象Xに接触させられている複数のプローブ22aを測定対象Xから離間させる「第2の動作」によって複数のプローブ22aが測定対象Xから離間させられた後に測定対象Xから離間させられて載置面Fに対する測定対象Xの移動を許容する接触部材25(移動規制部23)がプローブ部22と共に案内機構12に取り付けられている。
したがって、このプロービング機構1A、およびそのようなプロービング機構1Aを備えた測定システム100Aによれば、載置面Fに対して測定対象Xを移動させることで測定対象X上の任意の部位に各プローブ22aをプロービングさせることができるため、出願人が試作・改良をした前述のシート抵抗測定装置と同様にして、プローブ部22を移動させるための高価で大掛かりな移動機構が不要となる分だけ、プロービング機構1Aの製造コストを低減し、かつ小形化を図ることができると共に、大きな測定対象Xについても任意の部位に各プローブ22aをプロービングさせることができる。また、測定対象Xに対して各プローブ22aが接してから離間するまで、載置面Fに対して測定対象Xが接触部材25(移動規制部23)によって押し付けられて、測定対象Xにおいて各プローブ22aが接している部位の載置面Fに対する移動が確実に規制されるため、各プローブ22aの破損や測定対象Xの傷付きを確実に回避することができる。さらに、吸着機構や挟持機構等の大掛かりな保持機構によって測定対象Xを保持する構成と比較して、プロービング機構1Aの製造コストを低減し、かつ小形化を図ることができるだけでなく、測定対象Xに対してプローブ部22を接近させる動作によって接触部材25(移動規制部23)による測定対象Xの移動規制が開始され、測定対象Xからプローブ部22を離間させる動作によって接触部材25(移動規制部23)による測定対象Xの移動規制が解除されるため、プロービングの動作とは別個に保持機構による測定対象Xの移動規制/規制解除の操作を行う必要がなくなる分だけ、プロービング作業、および載置面Fに対する測定対象Xの移動の作業を短時間で容易に行うことができる。
さらに、載置面F11,F上の測定対象Xに向かってプローブユニット20(プローブ部22および移動規制部23)を自重で下降させる構成のプロービング機構1,1Aを例に挙げて説明したが、このような構成に代えて、例えばレバー操作等により、載置面F11,F上の測定対象Xに向かってプローブユニット20(プローブ部22および移動規制部23)を強制的に下降させる構成(下降させるための外力を加える構成)を採用することができる(図示せず)。また、載置面F11,F上の測定対象Xに接している状態のプローブユニット20(プローブ部22および移動規制部23)を上昇操作用レバー13の操作によって上昇させて測定対象Xから離間させる構成のプロービング機構1,1Aを例に挙げて説明したが、このような構成に代えて、例えばスプリング等の反発力によってプローブユニット20を上昇させる構成(上昇させるための外力を加える必要がない構成)を採用することができる(図示せず)。
また、載置面F11,F上の測定対象Xに向かってプローブユニット20(プローブ部22および移動規制部23)を下降させる動作(第1の動作)、および載置面F11,F上の測定対象Xからプローブユニット20(プローブ部22および移動規制部23)を上昇させる動作(第2の動作)の少なくとも一方について、アクチュエータやエアシリンダ等の力を利用して機械的に移動させる構成を採用することもできる(図示せず)。
さらに、「付勢部材」としてコイルスプリング27,27を備えて接触部材25を付勢する構成を例に挙げて説明したが、コイルスプリング27に代えて、板バネや弾性樹脂等を「付勢部材」として配設して「移動規制部材」を付勢する構成を採用することもできる(図示せず)。また、ある程度の重さを有するように「移動規制部材」を構成することで、「付勢部材」を配設せずに「移動規制部材」を文鎮のように機能させて、「移動規制部材」の自重によって「載置面」に対する「プロービング対象(測定対象)」の移動を規制する構成とすることもできる(図示せず)。この場合、「移動規制部材」を文鎮のように機能させるときには、上記のプロービング機構1,1Aにおけるプローブユニット20のガイドピン26,26のような「第2の案内機構」に代えて、変形自在な紐体等で「移動規制部材」を吊り下げておくことで「プローブ部」に対する「移動規制部材」の相対的な移動を許容する構成を採用することもできる。
また、四角枠状の接触部材25によって測定対象Xの移動を規制する構成を例に挙げて説明したが、「移動規制部材」の平面視形状はこれに限定されず、四角形以外の各種の環状に形成することができる。この場合、例えば平面視C字状に形成した「移動規制部材」のように、「プローブ部(各プローブ)」が「プロービング対象(測定対象)」に接する領域の周囲の一部に対して「移動規制部材」が接しない形状であっても、略環状の領域で接する形状とすることにより、接触部材25によって測定対象Xの移動を規制するのと同様の効果を奏することができる。また、透明樹脂材料で形成した接触部材25を備えた構成を例に挙げて説明したが、不透明な材料(透視できない材料)で「移動規制部材」を構成することもできる。
さらに、「プロービング対象(測定対象)」は、測定対象X(上記の例では、導電シート)のようなシート状のものに限定されず、プリント基板等の板状のものや、電子機器等の立体状のものなどの各種の「プロービング対象(測定対象)」に対するプロービングを実行可能に「プロービング機構」を構成することができる。この場合、立体状の「プロービング対象(測定対象)」として、「プローブ部(各プローブ)」をプロービングさせる面が平面ではない「プロービング対象(測定対象)」についてのプロービングを行う場合には、その「プロービング対象(測定対象)」の表面に面的に接触可能な形状の「移動規制部材」を設けて「プロービング機構」を構成することで、「プロービング対象(測定対象)」の移動を好適に規制することができる。加えて、「被測定量」についても、前述の例のようなシート抵抗に限定されず、シート抵抗以外の各種抵抗値、電流値、電圧値、電力値および位相等の各種の「電気的パラメータ」を測定可能に構成することができる。
100,100A 測定システム
1,1A プロービング機構
2 測定装置
3 信号ケーブル
11 載置部
12 案内機構
15 脚部
20 プローブユニット
21 ベース部
22 プローブ部
22a プローブ
23 移動規制部
25 接触部材
26 ガイドピン
27 コイルスプリング
31 ガイドシャフト
31a 部材
32 ユニット取付け部
33 ダンパー
51 測定部
54 処理部
55 記憶部
F,F11 載置面
F22,F25 底面
H25 挿通孔
FX 測定面
X 測定対象

Claims (7)

  1. プロービング対象を載置可能な載置面が設けられた載置部と、
    複数のプローブが配設されたプローブ部と、
    前記載置部と前記プローブ部とが接近する接近方向および当該載置部と当該プローブ部とが離間する離間方向の両方向に沿った当該載置部に対する当該プローブ部の相対的な移動を案内する第1の案内機構とを備え、
    前記第1の案内機構による案内に従って前記載置部に対して前記プローブ部を前記接近方向で相対的に移動させることで前記載置面に載置された前記プロービング対象に対して当該プローブ部における前記複数のプローブを接触させる第1の動作と、
    前記第1の案内機構による案内に従って前記載置部に対して前記プローブ部を前記離間方向で相対的に移動させることで前記プロービング対象に接触させられている前記複数のプローブを当該プロービング対象から離間させる第2の動作とが可能に構成されたプロービング機構であって、
    前記第1の動作によって前記複数のプローブに先立って前記プロービング対象に対して当接させられて前記載置部に対する当該プロービング対象の移動を規制すると共に、前記第2の動作によって前記複数のプローブが前記プロービング対象から離間させられた後に当該プロービング対象から離間させられて前記載置部に対する当該プロービング対象の移動を許容する移動規制部材が前記プローブ部と共に前記第1の案内機構に取り付けられているプロービング機構。
  2. 複数のプローブが配設されたプローブ部と、
    プロービング対象が載置された載置面に対して前記プローブ部が接近する接近方向および当該載置面から当該プローブ部が離間する離間方向の両方向に沿った当該載置面に対する当該プローブ部の移動を案内する第1の案内機構とを備え、
    前記第1の案内機構による案内に従って前記載置面に対して前記プローブ部を前記接近方向で移動させることで当該載置面に載置された前記プロービング対象に対して当該プローブ部における前記複数のプローブを接触させる第1の動作と、
    前記第1の案内機構による案内に従って前記載置面に対して前記プローブ部を前記離間方向で移動させることで前記プロービング対象に接触させられている前記複数のプローブを当該プロービング対象から離間させる第2の動作とが可能に構成されたプロービング機構であって、
    前記第1の動作によって前記複数のプローブに先立って前記プロービング対象に対して当接させられて前記載置面に対する当該プロービング対象の移動を規制すると共に、前記第2の動作によって前記複数のプローブが前記プロービング対象から離間させられた後に当該プロービング対象から離間させられて前記載置面に対する当該プロービング対象の移動を許容する移動規制部材が前記プローブ部と共に前記第1の案内機構に取り付けられているプロービング機構。
  3. 前記移動規制部材を前記載置面に向けて付勢する付勢部材を備えている請求項1または2記載のプロービング機構。
  4. 前記接近方向および前記離間方向に沿って前記プローブ部に対して当該移動規制部材を直動させる第2の案内機構を備えている請求項1から3のいずれかに記載のプロービング機構。
  5. 前記移動規制部材は、前記複数のプローブが接触させられる部位を囲む環状の領域で前記プロービング対象に対して接するように構成されている請求項1から4のいずれかに記載のプロービング機構。
  6. 前記移動規制部材は、光透過性を有する材料で形成されて前記プロービング対象を透視可能に構成されている請求項1から5のいずれかに記載のプロービング機構。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のプロービング機構と、前記複数のプローブが接続されると共に前記プロービング対象としての測定対象に接触させられた当該複数のプローブを介して当該測定対象についての予め規定された被測定量を測定する測定部を有する測定装置とを備えている測定システム。
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