JP2020097844A - 柱梁の接合構造 - Google Patents
柱梁の接合構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020097844A JP2020097844A JP2018236290A JP2018236290A JP2020097844A JP 2020097844 A JP2020097844 A JP 2020097844A JP 2018236290 A JP2018236290 A JP 2018236290A JP 2018236290 A JP2018236290 A JP 2018236290A JP 2020097844 A JP2020097844 A JP 2020097844A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- column
- mechanical
- reinforcing bar
- hinge region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
Description
まず、本発明の第1実施形態に係る柱梁の接合構造について、図1、図2を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の柱梁の接合構造10は、鉛直方向に延びる下部柱12及び上部柱14と、水平方向に延びる梁16と、上面及び下面に上部柱14及び下部柱12がそれぞれ接合され、側面に梁16が接合された柱梁仕口部18と、を有している。
次に、本実施形態の柱梁の接合構造の施工手順について説明する。まず、プレキャストコンクリート造の下部柱12、上部柱14、及び柱梁仕口部18を予め工場等で製作しておく。また、接合端部22側の端面に梁主筋16Aが突設され、梁16の長手方向の中央部を構成するプレキャストコンクリート造の梁部材24を、予め工場等で製作しておく。
本実施形態によれば、補強筋30が梁16の接合端部22と柱梁仕口部18とに跨って配筋され、機械式定着板32によって接合端部22に定着されているため、梁16の接合端部22を非降伏ヒンジ領域Rとすることができる。これにより、梁16に配筋された梁主筋16Aと柱梁仕口部18に配筋された接合鉄筋18Aとを接続する機械式継手28を、梁16の接合端部22に設けることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る柱梁の接合構造について、図3を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、差異点を中心に説明する。
図3に示すように、本実施形態の柱梁の接合構造40は、鉛直方向に延びる下部柱12及び上部柱14と、水平方向に延びる梁46と、上面及び下面に上部柱14及び下部柱12がそれぞれ接合され、側面に梁46が接合された柱梁仕口部48と、を有している。なお、下部柱12及び上部柱14は、第1実施形態と同様の構成とされている。
次に、本実施形態の柱梁の接合構造の施工手順について説明する。まず、工場等でプレキャストコンクリート造の下部柱12、上部柱14、及び梁部材44を製作するとともに、プレキャストコンクリート造の柱梁仕口部48及び接合端部42を一体形成する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、補強筋50が梁46の接合端部42と柱梁仕口部48とに跨って配筋されているため、梁46の接合端部42を非降伏ヒンジ領域Rとすることができる。これにより、梁46に配筋された梁主筋46Aと柱梁仕口部48に配筋された接合鉄筋48Aとを接続する機械式継手58を、梁46の接合端部42に設けることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る柱梁の接合構造について、図4を用いて説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、差異点を中心に説明する。
図4に示すように、本実施形態の柱梁の接合構造60は、鉛直方向に延びる下部柱12及び上部柱14と、水平方向に延びる梁66と、上面及び下面に上部柱14及び下部柱12がそれぞれ接合され、側面に梁66が接合された柱梁仕口部68と、を有している。なお、下部柱12及び上部柱14は、第1実施形態と同様の構成とされている。
次に、本実施形態の柱梁の接合構造の施工手順について説明する。まず、工場等でプレキャストコンクリート造の下部柱12、上部柱14、及び柱梁仕口部68を製作するとともに、プレキャストコンクリート造の梁部材64及び接合端部62を一体形成する。
本実施形態によれば、第1、第2実施形態と同様に、補強筋70が梁66の接合端部62と柱梁仕口部68とに跨って配筋されているため、梁66の接合端部62を非降伏ヒンジ領域Rとすることができる。これにより、梁66に配筋された梁主筋66Aと柱梁仕口部68に配筋された接合鉄筋68Aとを接続する機械式継手78を、梁66の接合端部62に設けることができる。
次に、本発明の第4実施形態に係る柱梁の接合構造について、図5を用いて説明する。なお、第1〜第3実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略し、差異点を中心に説明する。
図5に示すように、本実施形態の柱梁の接合構造90は、鉛直方向に延びる下部柱12及び上部柱14と、水平方向に延びる梁96と、上面及び下面に上部柱14及び下部柱12がそれぞれ接合され、側面に梁96が接合された柱梁仕口部98と、を有している。なお、下部柱12及び上部柱14は、第1実施形態と同様の構成とされている。
次に、本実施形態の柱梁の接合構造の施工手順について説明する。まず、第1実施形態と同様に、プレキャストコンクリート造の下部柱12、上部柱14、柱梁仕口部98、及び梁部材94を、予め工場等で製作しておく。
本実施形態によれば、第1〜第3実施形態と同様に、補強筋100が梁96の接合端部92と柱梁仕口部98とに跨って配筋されているため、梁96の接合端部92を非降伏ヒンジ領域Rとすることができる。これにより、梁96に配筋された梁主筋96Aと柱梁仕口部98に配筋された接合鉄筋98Aとを接続する機械式継手108を、梁96の接合端部92に設けることができる。
以上、本発明について第1〜第4実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。また、第1〜第4実施形態の構成は、適宜組み合わせることが可能である。
16、46、66、96 梁
16A、46A、66A、96A 梁主筋(主筋)
18、48、68、98 柱梁仕口部
18A、48A、68A、98A 接合鉄筋
22、42、62、92 接合端部
28、58、78、108 機械式継手
30、50、70、100 補強筋
32、52、72、102 機械式定着板(定着部の一例)
36、110 せん断補強筋
104 貫通孔
R 非降伏ヒンジ領域
Claims (4)
- 梁又は柱に配筋された主筋と、
柱梁仕口部に配筋され、前記主筋と同鋼種とされた接合鉄筋と、
前記梁又は前記柱の前記柱梁仕口部との接合端部に設けられ、前記主筋と前記接合鉄筋とを接続する機械式継手と、
前記柱梁仕口部と前記接合端部とに跨って配筋され、前記接合端部が非降伏ヒンジ領域となるよう前記接合端部を補強する補強筋と、
前記補強筋の前記接合端部側の端部に設けられた定着部と、
を有する柱梁の接合構造。 - 前記非降伏ヒンジ領域と前記柱梁仕口部は、プレキャストコンクリートによって一体的に構成されており、
プレキャストコンクリートで構成された前記梁の中央部又は前記柱の中央部が、前記非降伏ヒンジ領域に接合されている、
請求項1に記載の柱梁の接合構造。 - 前記梁の中央部又は前記柱の中央部と前記非降伏ヒンジ領域は、プレキャストコンクリートによって一体的に構成されており、
プレキャストコンクリートで構成された前記柱梁仕口部に、前記非降伏ヒンジ領域が接合されている、
請求項1に記載の柱梁の接合構造。 - 前記非降伏ヒンジ領域を貫通する貫通孔と、
前記主筋に巻掛けられ、前記主筋の長手方向に互いに間隔をあけて配置された複数のせん断補強筋と、
を有し、
前記機械式継手が配置されている領域に配置されている前記せん断補強筋の間隔は、前記機械式継手が配置されている領域以外の領域に配置されている前記せん断補強筋の間隔より広くされている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の柱梁の接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018236290A JP7087260B2 (ja) | 2018-12-18 | 2018-12-18 | 柱梁の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018236290A JP7087260B2 (ja) | 2018-12-18 | 2018-12-18 | 柱梁の接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020097844A true JP2020097844A (ja) | 2020-06-25 |
JP7087260B2 JP7087260B2 (ja) | 2022-06-21 |
Family
ID=71105802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018236290A Active JP7087260B2 (ja) | 2018-12-18 | 2018-12-18 | 柱梁の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7087260B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022113071A (ja) * | 2021-01-22 | 2022-08-03 | 大成建設株式会社 | 柱梁架構 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015031036A (ja) * | 2013-08-01 | 2015-02-16 | 株式会社竹中工務店 | プレキャスト部材の施工方法 |
JP2016204862A (ja) * | 2015-04-16 | 2016-12-08 | 高周波熱錬株式会社 | 鉄筋コンクリート造の設計方法及び鉄筋コンクリート造 |
JP2017179997A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 三井住友建設株式会社 | 柱梁接合構造およびその施工方法 |
JP2017214803A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 鹿島建設株式会社 | 鉄筋コンクリート造柱・梁架構における梁の配筋構造 |
-
2018
- 2018-12-18 JP JP2018236290A patent/JP7087260B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015031036A (ja) * | 2013-08-01 | 2015-02-16 | 株式会社竹中工務店 | プレキャスト部材の施工方法 |
JP2016204862A (ja) * | 2015-04-16 | 2016-12-08 | 高周波熱錬株式会社 | 鉄筋コンクリート造の設計方法及び鉄筋コンクリート造 |
JP2017179997A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 三井住友建設株式会社 | 柱梁接合構造およびその施工方法 |
JP2017214803A (ja) * | 2016-06-02 | 2017-12-07 | 鹿島建設株式会社 | 鉄筋コンクリート造柱・梁架構における梁の配筋構造 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022113071A (ja) * | 2021-01-22 | 2022-08-03 | 大成建設株式会社 | 柱梁架構 |
JP7482803B2 (ja) | 2021-01-22 | 2024-05-14 | 大成建設株式会社 | 柱梁架構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7087260B2 (ja) | 2022-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5497713B2 (ja) | 鉄筋コンクリート構造のための鉄骨構造物 | |
JP2019052424A (ja) | PCa版の継手構造及びその構築方法 | |
JP6796335B2 (ja) | 鉄筋籠用の補強支持部材、これを用いた鉄筋籠、および、鉄筋籠の構造 | |
JP6861472B2 (ja) | プレキャスト部材の接合構造 | |
JP2021071026A (ja) | 柱梁接合構造 | |
JP6535704B2 (ja) | 柱梁架構 | |
JP2020097844A (ja) | 柱梁の接合構造 | |
JP6428027B2 (ja) | 柱鉄筋接続パネルおよび鉄筋構造物 | |
JP5553702B2 (ja) | ループ状継手付きプレキャスト床版の連結方法及び連結構造 | |
JP6508866B2 (ja) | 柱梁架構 | |
JP2015025314A (ja) | プレキャストコンクリート躯体の構築方法 | |
JP7074445B2 (ja) | 鉄筋ユニットおよび鉄筋コンクリート梁 | |
JP2017128916A (ja) | 柱梁接合構造 | |
JP2006200271A (ja) | 接合構造及び接合方法 | |
JP5652959B2 (ja) | ユニット鉄筋の補強構造 | |
JP6638900B2 (ja) | 柱同士の接合構造の設計方法及び柱同士の接合構造 | |
JP5694596B1 (ja) | 既設建物の耐震補強構造及び既設建物の耐震補強方法 | |
JP6978894B2 (ja) | 柱梁接合構造の構築方法 | |
JP5008522B2 (ja) | プレキャストコンクリート部材の接合構造、建物、及び建物の施工方法 | |
JP7005877B2 (ja) | 柱梁接合部構造 | |
KR20210000926A (ko) | 기설 건물의 보강체 및 기설 건물의 내진 보강 방법 | |
KR102182537B1 (ko) | 용접 철망을 이용한 pc 벽체의 이음 구조 및 이음 방법 | |
JP6879634B2 (ja) | プレキャスト梁部材の接合構造及び接合方法 | |
JP4989411B2 (ja) | プレキャストコンクリート部材の接合構造、及びプレキャストコンクリート部材の接合方法 | |
JP6978895B2 (ja) | 柱梁接合構造及びその構築方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220510 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220520 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7087260 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |