JP2020096145A - 電子機器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器装置において、筐体の内部の防水、防塵の信頼性を向上しながら、発熱部品の熱を筐体の外部に逃がすことができるようにする。【解決手段】電子機器装置1は、筐体2と、筐体2の壁部11の内面11bに重ねて配された伝熱プレート4と、伝熱プレート4に固定された発熱部品3と、壁部11の外面11aのうち伝熱プレート4と重なる領域に配されたヒートシンク5と、を備える。筐体2は、壁部11の外面11aから突出する筒状の第一雌ねじ部12を有する。ヒートシンク5には、第一雌ねじ部12が挿入される貫通孔43が形成されている。【選択図】図2

Description

この発明は、電子機器装置に関する。
屋外に設置される電子機器装置では、水分や塵埃が電子機器に到達することを防ぐために、電子機器を筐体の内部に収納している。筐体内部に配される電子機器には、放熱が必要な発熱部品を含むものがある。
特許文献1には、筐体に形成された開口を塞ぐようにヒートシンクを筐体に固定し、筐体の開口を通じて筐体の内側に露出するヒートシンクの部位に発熱部品を接触させた構成が開示されている。この構成では、発熱部品の熱をヒートシンクによって筐体の外部に逃がすことができる。
また、特許文献1に記載の構成では、水分や塵埃が筐体とヒートシンクとの間及び筐体の開口を通じて筐体の内部に侵入しないように、筐体とヒートシンクとの間に封止部材(パッキン)を設けている。
特開2013−251328号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、封止部材が発熱部品の熱等によって劣化する虞や、製造のバラツキによって防水性を損なう虞があるため、筐体の内部の防水、防塵の信頼性が依然として低い、という問題がある。
また、特許文献1の構成では、発熱部品がヒートシンクに固定されるため、発熱部品の分だけヒートシンクの重量が重くなってしまう。また、発熱部品に基板が接続されている場合には、発熱部品及び基板などを含む電子機器部の分だけヒートシンクの重量がさらに重くなってしまう。このため、ヒートシンクを筐体に対して着脱する作業が面倒になる、という問題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、筐体の内部の防水、防塵の信頼性を向上しながら、発熱部品の熱を筐体の外部に逃がすことができる電子機器装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、筐体と、前記筐体の壁部の内面に重ねて配された伝熱プレートと、前記伝熱プレートに固定された発熱部品と、前記壁部の外面のうち前記伝熱プレートと重なる領域に配されたヒートシンクと、を備える電子機器装置である。
本発明によれば、筐体の内部の防水、防塵の信頼性を向上しながら、発熱部品の熱を筐体の外部に逃がすことができる。
本発明の一実施形態に係る電子機器装置の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器装置の要部を示す断面図である。 図2に示す電子機器装置において、ヒートシンク及び伝熱プレートを筐体の壁部から分離し、発熱部品を伝熱プレートから分離した状態を示す分解断面図である。 図2,3に示す電子機器装置において、筐体の壁部に固定された第一、第二雌ねじ部の第一例を模式的に示す断面図である。 図2,3に示す電子機器装置において、筐体の壁部に固定された第一、第二雌ねじ部の第二例を模式的に示す断面図である。 伝熱プレートにおける熱の拡散を模式的に示す図である。
以下、図1〜4を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1,2に示すように、本実施形態に係る電子機器装置1は、筐体2と、発熱部品3と、伝熱プレート4と、ヒートシンク5と、を備える。
筐体2の内部には、発熱部品3を含む電子機器(不図示)が収納される。電子機器を囲む筐体2の壁部11は、板状に形成されている。筐体2の壁部11は、任意の材料によって構成されてよい。本実施形態において、筐体2の壁部11はステンレス鋼によって構成されている。
図2,3に示すように、筐体2は、第一雌ねじ部12及び第二雌ねじ部13を有する。第一雌ねじ部12及び第二雌ねじ部13は、それぞれ筒状に形成されている。第一、第二雌ねじ部12,13は、例えば第一、第二雌ねじ部12,13の軸方向の両端が開口する単純な筒状に形成されてもよい。図4A,4Bに示すように、本実施形態の第一、第二雌ねじ部12,13は、その軸方向の一方の端部のみが開口し、他方の端部が閉じられている有底の筒状に形成されている。
第一、第二雌ねじ部12,13の各内周には、雌ねじ12a,13aが形成されている。第一雌ねじ部12は、壁部11の外面11aから突出する。第一雌ねじ部12の軸線は、壁部11の外面11aに対して直交している。一方、第二雌ねじ部13は、壁部11の内面11bから突出する。第二雌ねじ部13の軸線は、壁部11の内面11bに対して直交している。なお、第一、第二雌ねじ部12,13の軸線は、例えば壁部11の外面11a,内面11bに対して傾斜してもよい。
第一、第二雌ねじ部12,13は、接着等の任意の手法によって壁部11の外面11aや内面11bに固定されてよい。
第一、第二雌ねじ部12,13は、例えば図4Aに示すように、第一、第二雌ねじ部12,13の軸方向の端部を壁部11に圧入することで壁部11に固定されてよい。なお、第一、第二雌ねじ部12,13の圧入部分が壁部11を貫通する場合には、第一、第二雌ねじ部12,13と壁部11との境界部分が、塗装膜15によって覆われればよい。塗装膜15は、少なくとも壁部11の外面11a側に形成されればよい。これにより、水分が第一、第二雌ねじ部12,13の圧入部分を通して筐体2の内部(壁部11の内面11b側)に侵入することを防止できる。
また、第一、第二雌ねじ部12,13は、例えば図4Bに示すように、第一、第二雌ねじ部12,13の軸方向の端部を壁部11に溶接することで壁部11に固定されてもよい。図4Bにおける符号16は、溶接部分を示している。なお、第一、第二雌ねじ部12,13を溶接で固定する場合、第一、第二雌ねじ部12,13は、その軸方向の両端が開口する単純な筒状に形成されてもよい。
図2,3に示すように、本実施形態において、第一雌ねじ部12と第二雌ねじ部13とは、壁部11の外面11aや内面11bに沿う方向において互いにずれて位置する。なお、第一雌ねじ部12と第二雌ねじ部13とは、例えば壁部11の厚さ方向において互いに重なるように位置してもよい。
また、本実施形態において、上記した第一、第二雌ねじ部12,13は、それぞれ複数設けられている。複数の第一雌ねじ部12は、壁部11の外面11aに沿う方向に互いに間隔をあけて配列される。同様に、複数の第二雌ねじ部13は、壁部11の内面11bに沿う方向に互いに間隔をあけて配列される。
伝熱プレート4は、板状に形成されている。伝熱プレート4は、熱伝導率の高い材料によって構成される。伝熱プレート4の熱伝導率は、筐体2の壁部11の熱伝導率よりも高い。本実施形態の伝熱プレート4は、アルミニウムによって構成されている。また、伝熱プレート4の厚みは、壁部11の厚みよりも大きい。
伝熱プレート4は、筐体2の壁部11の内面11bに重ねて配される。すなわち、壁部11の内面11bには、伝熱プレート4の厚さ方向の一方側に向く伝熱プレート4の第一主面4aが対向する。
本実施形態では、壁部11と伝熱プレート4との間に放熱シート6が介在する。放熱シート6は、弾性を有し、壁部11の内面11bの表面粗さなどに基づく壁部11と伝熱プレート4との微小な隙間を埋める。これにより、壁部11と伝熱プレート4との間における熱の伝わりを向上できる。
伝熱プレート4は、ねじ止めによって壁部11の内面11bに固定される。具体的に、伝熱プレート4には、その厚さ方向に貫通する貫通孔21が形成されている。伝熱プレート4の貫通孔21には、前述した筐体2の第二雌ねじ部13が挿入される。すなわち、筐体2の第二雌ねじ部13は、伝熱プレート4を壁部11の内面11bに配する際に伝熱プレート4の貫通孔21に挿入される。この状態において、第二雌ねじ部13は第一主面4aと反対側に向く伝熱プレート4の第二主面4bから突出しない。その後、第二雌ねじ部13にねじ7を羅着させることにより、伝熱プレート4がねじ7の頭部と壁部11の内面11bとの間に挟まれる。これにより、伝熱プレート4が壁部11の内面11bに固定される。
本実施形態の伝熱プレート4には、貫通孔21が複数形成される。複数の貫通孔21は、伝熱プレート4の主面4a,4bに沿う方向に互いに間隔をあけて配列される。複数の貫通孔21には複数の第二雌ねじ部13がそれぞれ挿入される。
伝熱プレート4には、前述した電子機器の発熱部品3が固定される。本実施形態では、発熱部品3がねじ止めによって伝熱プレート4の第二主面4bに固定される。具体的に、伝熱プレート4には、その厚さ方向に貫通する雌ねじ孔22が形成されている。一方、発熱部品3には、これを貫通する挿通孔31が形成されている。発熱部品3は、ねじ8を発熱部品3の挿通孔31に通した上で、伝熱プレート4の雌ねじ孔22に羅着させることにより、発熱部品3がねじ8の頭部と伝熱プレート4の第二主面4bとの間に挟まれる。これにより、発熱部品3が伝熱プレート4に固定される。
本実施形態では、複数の発熱部品3が伝熱プレート4に固定される。複数の発熱部品3は、伝熱プレート4の第二主面4bに沿う一方向(図2において左右方向)に間隔をあけて配列されている。
ヒートシンク5は、板状に形成された本体板部41と、本体板部41に一体に形成された複数のフィン42と、を備える。複数のフィン42は、本体板部41の厚さ方向の一方側に向く本体板部41の第一主面41aから突出する。複数のフィン42は、互いに間隔をあけて配列される。各フィン42は、例えば棒状に形成されてもよいが、本実施形態では板状に形成されている。板状に形成された複数のフィン42は、その板厚方向(図2,3において左右方向)に間隔をあけて配列されている。本実施形態における複数のフィン42の配列方向は、伝熱プレート4に固定された複数の発熱部品3の配列方向に一致する。
本体板部41の厚みは、任意であってよい。本実施形態では、本体板部41の厚みが、筐体2の壁部11の厚みよりも大きい。また、本体板部41の厚みは、本体板部41の厚さ方向におけるフィン42の突出長さよりも小さい。
ヒートシンク5は、熱伝導率の高い材料によって構成される。ヒートシンク5の熱伝導率は、筐体2の壁部11の熱伝導率よりも高い。本実施形態のヒートシンク5は、アルミニウムによって構成されている。
ヒートシンク5は、筐体2の壁部11の外面11aのうち伝熱プレート4と重なる領域に配される。具体的に、ヒートシンク5は、第一主面41aと反対側に向く本体板部41の第二主面41bが壁部11の外面11aに対向するように配される。ヒートシンク5が重なる壁部11の外面11aの領域の大きさは、図2に例示するように伝熱プレート4が重なる壁部11の内面11bの領域の大きさよりも小さくてもよい。ヒートシンク5が重なる壁部11の外面11aの領域の大きさは、例えば伝熱プレート4が重なる壁部11の内面11bの領域の大きさと同じであってもよいし、大きくてもよい。
本実施形態において、壁部11の外面11aには、一つのヒートシンク5が配される。壁部11の外面11aには、例えば複数のヒートシンク5が配されてもよい。この場合、複数のヒートシンク5は、例えば壁部11の外面11aのうち同一の伝熱プレート4と重なる領域に配されてよい。
ヒートシンク5は、ねじ止めによって壁部11の外面11aに固定される。具体的に、ヒートシンク5の本体板部41には、その厚さ方向に貫通する貫通孔43が形成されている。本体板部41の貫通孔43には、前述した筐体2の第一雌ねじ部12が挿入される。すなわち、筐体2の第一雌ねじ部12は、ヒートシンク5を筐体2の外面11aに配する際に本体板部41の貫通孔43に挿入される。この状態において、第一雌ねじ部12は本体板部41の第一主面41aから突出しない。その後、第一雌ねじ部12にねじ9を羅着させることにより、本体板部41がねじ9の頭部と壁部11の外面11aとの間に挟まれる。これにより、ヒートシンク5が壁部11の外面11aに固定される。
本実施形態の本体板部41には、上記した貫通孔43が複数形成される。複数の貫通孔43は、本体板部41の主面41a,41bに沿う方向に互いに間隔をあけて配列される。複数の貫通孔43には、複数の第一雌ねじ部12がそれぞれ挿入される。
以上のように構成される本実施形態の電子機器装置1によれば、発熱部品3を固定した伝熱プレート4が筐体2の壁部11の内面11bに重ねて配される。また、ヒートシンク5が筐体2の壁部11の外面11aのうち伝熱プレート4と重なる領域に配される。このため、筐体2の内部に設けられた発熱部品3の熱を、伝熱プレート4、筐体2の壁部11及びヒートシンク5を介して筐体2の外部に逃がすことができる。すなわち、筐体2の壁部11に開口を形成することなく、発熱部品3の熱を筐体2の外部に逃がすことができる。そして、筐体2の壁部11に開口を形成する必要がなく、また、封止部材を使用する必要もないため、筐体2の内部の防水、防塵の信頼性を向上することができる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、筐体2の壁部11と発熱部品3との間に伝熱プレート4が介在している。このため、図5に示すように、発熱部品3の熱は、伝熱プレート4において拡散した上で筐体2の壁部11に伝わる。図5における矢印Dは、発熱部品3の熱が伝熱プレート4において拡散する方向を示している。発熱部品3の熱が伝熱プレート4において拡散することで、伝熱プレート4と筐体2の壁部11との接触面において発熱部品3の熱が伝熱プレート4から筐体2の壁部11に伝わる第一伝熱断面積S1は、発熱部品3と伝熱プレート4とが接触する接触面積S2(熱が発熱部品3から伝熱プレート4に伝わる第二伝熱断面積S2)よりも大きくなる。これにより、発熱部品3の熱を、壁部11の外面11aの広い領域で壁部11からヒートシンク5に伝えることができる。したがって、発熱部品3の熱を効率よくヒートシンク5に伝えることが可能となる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、発熱部品3は、ヒートシンク5ではなく、伝熱プレート4に固定される。このため、発熱部品3を固定する領域は、伝熱プレート4の大きさのみに依存し、ヒートシンク5の大きさには依存しない。したがって、ヒートシンク5の大きさの制約を受けることなく、発熱部品3の固定領域の大きさを自由に設定することができる。なお、伝熱プレート4における発熱部品3の固定領域がヒートシンク5よりも大きい場合には、例えば、壁部11の外面11aのうち一つの伝熱プレート4と重なる領域に、複数のヒートシンク5が配されてもよい。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、発熱部品3の熱を筐体2の外部に逃がす放熱構造が、伝熱プレート4とヒートシンク5とに分けて構成されている。このため、伝熱プレート4及びヒートシンク5の各重量を軽くすることができる。特に、伝熱プレート4よりも重量が重いヒートシンク5には、発熱部品3が固定されないため、ヒートシンク5の重量を軽くすることができる。一方、伝熱プレート4はヒートシンク5よりも重量が軽いため、伝熱プレート4に発熱部品3が固定されても、また、発熱部品3に基板などが接続されていても、伝熱プレート4の重量が過度に重くなることはない。したがって、伝熱プレート4及びヒートシンク5をそれぞれ筐体2に対して着脱する作業(筐体2に対する放熱構造の着脱作業)を容易に行うことができる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、筐体2が壁部11の外面11aから突出する筒状の第一雌ねじ部12を有する。さらに、ヒートシンク5には、第一雌ねじ部12が挿入される貫通孔43が形成されている。このため、筐体2の第一雌ねじ部12をヒートシンク5の貫通孔43に挿入した上で、第一雌ねじ部12にねじ9を羅着させることにより、ヒートシンク5を壁部11の外面11aに固定できる。これにより、ヒートシンク5をねじ止めによって壁部11の外面11aに固定するために、壁部11を貫通してヒートシンク5固定用のねじを挿通させるための孔を壁部11に形成する必要がなくなる。したがって、筐体2の内部の防水性、防塵性を確保しながら、ヒートシンク5をねじ止めによって筐体2の外面11aに固定することができる。
さらに、筐体2の第一雌ねじ部12をヒートシンク5の貫通孔43に挿入するだけで、ヒートシンク5を筐体2に対して位置決めすることができる。したがって、筐体2に対するヒートシンク5の固定を簡単に行うことができる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、筐体2が壁部11の内面11bから突出する筒状の第二雌ねじ部13を有する。さらに、伝熱プレート4には、第二雌ねじ部13が挿入される貫通孔21が形成されている。このため、筐体2の第二雌ねじ部13を伝熱プレート4の貫通孔21に挿入した上で、第二雌ねじ部13にねじ7を羅着させることで、伝熱プレート4を壁部11の内面11bに固定することができる。これにより、伝熱プレート4をねじ止めによって壁部11の内面11bに固定するために、壁部11を貫通して伝熱プレート4固定用のねじを挿通させるための孔を壁部11に形成する必要がなくなる。すなわち、筐体2の内部の防水性、防塵性を確保しながら、伝熱プレート4をねじ止めによって筐体2の内面11bに固定することができる。
さらに、筐体2の第二雌ねじ部13を伝熱プレート4の貫通孔21に挿入するだけで、伝熱プレート4を筐体2に対して位置決めすることができる。したがって、筐体2に対する伝熱プレート4の固定を簡単に行うことができる。
また、本実施形態の電子機器装置1によれば、伝熱プレート4には、その厚さ方向に貫通する雌ねじ孔22が形成され、発熱部品3は、伝熱プレート4の雌ねじ孔22にねじを羅着させることで伝熱プレート4に固定される。本実施形態において、伝熱プレート4が配される筐体2の壁部11には筐体2の内外に貫通する開口が形成されない。このため、雌ねじ孔22が伝熱プレート4を貫通していても、筐体2内部の防水性、防塵性には影響しない。
また、本実施形態の電子機器装置1において、ヒートシンク5には、ヒートシンク5を貫通する貫通孔43だけが形成され、貫通しない孔は形成されない。同様に、伝熱プレート4には、伝熱プレート4を貫通する貫通孔21及び雌ねじ孔22だけが形成され、貫通しない孔は形成されない。ヒートシンク5や伝熱プレート4に形成される貫通孔43,21や雌ねじ孔22は、貫通しない孔と比較して容易に形成することができる。また、ヒートシンク5や伝熱プレート4に形成される貫通孔43,21や雌ねじ孔22がヒートシンク5や伝熱プレート4を貫通することで、これらの孔の加工時に生じる加工屑が孔内に残留することも好適に抑制できる。これにより、ヒートシンク5や伝熱プレート4の品質を向上できる。特に、伝熱プレート4は、発熱部品3を含む電子機器と共に筐体2の内部に配されるため、電子機器の不具合を引き起こす可能性がある加工屑が伝熱プレート4(特に貫通孔21や雌ねじ孔22)に残留しないことは、非常に有効である。
また、本実施形態の電子機器装置1では、伝熱プレート4の厚みが壁部11の厚みよりも大きい。さらに、伝熱プレート4の熱伝導率は壁部11の熱伝導率よりも高い。このため、発熱部品3の熱を伝熱プレート4において効果的に拡散することができる。すなわち、壁部11と伝熱プレート4との間における第一伝熱断面積S1を、伝熱プレート4と発熱部品3との間における第二伝熱断面積S2よりもさらに大きくすることができる。これにより、発熱部品3の熱を、筐体2の外面11aのより広い領域で筐体2の壁部11からヒートシンク5に伝えることができる。したがって、発熱部品3の熱をさらに効率よくヒートシンク5に伝えることが可能となる。
また、本実施形態の電子機器装置1では、ヒートシンク5の本体板部41の厚みがフィン42の突出長さよりも小さい。このため、本体板部41の厚みが、フィン42の突出長さと同等以上である場合と比較して、ヒートシンク5の表面積を大きく確保することができる。これにより、発熱部品3からヒートシンク5に伝わった熱を筐体2の外部において効率よく放散することができる。また、本体板部41の厚みがフィン42の突出長さと同等以上である場合と比較して、ヒートシンク5の重量を軽くすることができる。これにより、筐体2に対するヒートシンク5の取り付けを容易に行うことができる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
本発明の電子機器装置において、発熱部品は、例えば接着等によって伝熱プレートに固定されてもよい。
本発明の電子機器装置において、ヒートシンクは、例えば本体板部のみによって構成されてもよい。
1 電子機器装置
2 筐体
3 発熱部品
4 伝熱プレート
5 ヒートシンク
6 放熱シート
11 壁部
11a 外面
11b 内面
12 第一雌ねじ部
13 第二雌ねじ部
21 伝熱プレート4の貫通孔
22 雌ねじ孔
41 本体板部
42 フィン
43 ヒートシンク5の貫通孔

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体の壁部の内面に重ねて配された伝熱プレートと、
    前記伝熱プレートに固定された発熱部品と、
    前記壁部の外面のうち前記伝熱プレートと重なる領域に配されたヒートシンクと、
    を備える電子機器装置。
  2. 前記筐体は、前記壁部の外面から突出する筒状の第一雌ねじ部を有し、
    前記ヒートシンクには、前記第一雌ねじ部が挿入される貫通孔が形成されている請求項1に記載の電子機器装置。
  3. 前記筐体は、前記壁部の内面から突出する筒状の第二雌ねじ部を有し、
    前記伝熱プレートには、前記第二雌ねじ部が挿入される貫通孔が形成されている請求項1又は請求項2に記載の電子機器装置。
  4. 前記伝熱プレートには、その厚さ方向に貫通する雌ねじ孔が形成され、
    前記発熱部品は、前記雌ねじ孔にねじを羅着させることで前記伝熱プレートに固定される請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子機器装置。
  5. 前記伝熱プレートの厚みが、前記壁部の厚みよりも大きい請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器装置。
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