JP2014207387A - 半導体パッケージ - Google Patents

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Kazutaka Takagi
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Abstract

【課題】良好な気密性を維持したまま、収容する半導体装置等からの発熱を効率よく放熱する半導体パッケージを得る。
【解決手段】発熱領域(半導体装置16)の近傍を囲む枠体12の四隅の部位を内側に向けて肉厚にし、ここを貫通する4つの貫通孔15を設け、これら貫通孔15をパッケージ上面側から挿通されるネジ17を用いてパッケージ上面からキャップ14を含めて枠体12全体を放熱体18に押しつけるように取り付けることにより、発熱領域の周囲の四隅を、ネジ17による垂直軸力を緩和させることなく放熱体18に押圧し密着させ、半導体パッケージ1の下面と放熱体18との接触面積を十分に確保しつつ、その熱抵抗も十分に低減して、発熱領域とその周囲に拡がりを持った良好な放熱経路を確保する。
【選択図】 図1

Description

本実施の形態は、半導体装置からの発熱を効率よく拡散し放熱する半導体パッケージに関する。
半導体パッケージの放熱体への取付構造としては、従来より、そのパッケージ形状に応じて各種の構造が開示されている。例えば特許文献1に開示された事例では、半導体装置等が載置される半導体パッケージの基体の枠体からはみ出た部分に貫通孔を設け、ネジにより放熱体に固定する手法が示されている。この手法では、基体の枠体からはみ出た部分を介して横から枠体に力を伝えるので、ネジによる垂直軸力を緩和させることなく枠体、及びその中の発熱部近傍の基体を放熱体に押圧し密着させることができない。例えば特許文献2に開示された事例のように、単素子の電力半導体等のパッケージをバネにより押さえれば、垂直軸力を緩和させることなく枠体、及びその内側の発熱部近傍の基体を放熱体に押圧し密着させることができるが、バネで押圧するために屈曲片や押さえ部材が別途必要となる。
特開2004−288949号公報(第17ページ、図1) 特開平5−13628号公報(第3ページ、図1)
半導体素子や、その周辺回路を含んだ半導体装置が高機能化・高出力化するにつれ、これら半導体素子からの発熱量も増加しており、これらが収容された半導体パッケージについても、従来にも増して効率よく外部に排熱することが求められる。
しかしながら、従来の半導体パッケージのネジ締め点は、発熱源となる半導体素子が載置された位置から離れた部位となる。例えば半導体パッケージの基体の周囲部分を放熱体にネジにより押圧固定している。このため、発熱源となる半導体素子が載置された位置において、放熱体への押圧力が緩和されてしまい、その熱抵抗を十分に低下させることができず、効率の良い排熱が困難であった。
本実施の形態は、上述の事情を考慮してなされたものであり、良好な気密性を維持したまま、収容する半導体装置等からの発熱を効率よく放熱する半導体パッケージを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本実施形態の半導体パッケージは、上面に四角形状の半導体装置の配置領域を備え、この配置領域の前記半導体装置からの発熱を拡散させる放熱経路となるベースプレートと、対向する二辺の各組がそれぞれ前記配置領域の2本の対角線のどちらかと対応して平行な四角形状の外形を有し、その四隅が内側に向けて肉厚に形成され、前記配置領域を囲むように前記ベースプレート上に載置された金属製の枠体と、前記枠体の側壁を貫通して前記枠体内外を接続する信号の経路となる複数のフィードスルーと、前記枠体の前記ベースプレート側の面と対向する面をふさぐように載置された金属製のキャップとが一体形に固着されるとともに、前記枠体の肉厚に形成された四隅に該当する部位に、前記キャップ、前記枠体、及び前記ベースプレートをこれらの積層方向に貫通する貫通孔を備え、前記貫通孔に前記キャップ側から挿通されるネジにより、前記ベースプレートの下面側に配置される放熱体に押圧するように密着させて取り付けられることを特徴とする。
本実施形態に係る半導体パッケージの第1の実施例の外観を示す斜視図。 図1に例示した半導体パッケージの分解斜視図。 図1に例示した半導体パッケージの取付状態の一例を説明するための断面図。 フィードスルー13の構造の一例を示す断面図。 本実施形態に係る半導体パッケージの第2の実施例の外観を示す斜視図。 図5に例示した半導体パッケージの分解斜視図。 本実施形態に係る半導体パッケージの第3の実施例の外観を示す斜視図。 図7に例示した半導体パッケージの分解斜視図。 図7に例示した半導体パッケージの取付状態の一例を説明するための断面図。 本実施形態に係る半導体パッケージの第4の実施例の外観を示す斜視図。 図10に例示した半導体パッケージの分解斜視図。
以下に、本実施形態に係る半導体パッケージを実施するための最良の形態について、図1乃至図11を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る半導体パッケージの第1の実施例の外観を示す斜視図、図2は、その分解斜視図である。また、図3は、この半導体パッケージの取付状態の一例を示す断面図である。図1に例示したように、この半導体パッケージ1は、上面に半導体装置の配置領域を有するベースプレート11、この半導体装置の配置領域を囲むようにベースプレート11上に載置された金属製の枠体12、同じくベースプレート11上に載置され、枠体12の側壁を貫通して枠体内の半導体装置と枠体外との信号経路となる2つのフィードスルー13(13a及び13b)、ならびに枠体12の上面をふさぐように載置された金属製のキャップ14を備えており、これらが積層されて一体に固着され、気密を維持している。固着の手法については後述する。
また、その四隅にはキャップ14、枠体12、及びベースプレート11をそれらの積層方向に貫通する4つの貫通孔15(15a、15b、15c、及び15d)が設けられている。そして、図3に例示したように、これら4つの貫通孔15にキャップ14側から挿通されるネジ17により、ベースプレート11の下面側に配置される放熱体18に、枠体12全体を押さえこむように密着させて取り付けられる。
次に、この半導体パッケージ1の各部分について、図2を参照して詳述する。ベースプレート11は、例えば銅や銅系の合金等、導電性金属によって形成されており、その上面には、半導体装置16が配置される四角形状の配置領域11eを有している。本実施例では、配置領域11eの形状は、例えばひし形としている。半導体装置16としては、例えば発熱量の多い電力用の半導体素子及びその周辺回路を含む半導体装置が配置され、ベースプレート11は、このような半導体装置からの発熱を拡散させるための放熱経路にもなっている。また、後述する枠体12の四隅の対応する位置に、4つの貫通孔15を形成するための貫通孔11a、11b、11c、及び11dが形成されている。
金属製の枠体12は、四角形状の外形を有し、ベースプレート11上の配置領域11eを囲むようにベースプレート11上に載置されている。金属製の枠体12の外形の四角形は、配置領域11eの四角形(ひし形)の2本の対角線のどちらかに対応して平行な2組の2辺を持っている。すなわち、本実施例における枠体12の外形は、配置領域11eの四角形(ひし形)の各頂点が、各辺の略中央を向くようにこの配置領域11eを囲む、長方形または正方形としている。
また、枠体12の四隅には、枠体内側に向けて、本実施例では四角形の肉厚部分12eが形成されているとともに、この部位に、4つの貫通孔15を形成するための貫通孔12a、12b、12c、及び12dが形成されている。さらに、枠体12の側壁には、後述するフィードスルー13の貫通部12fが形成されている。
なお、上記したベースプレート11に設けられた4つの貫通孔11a、11b、11c、及び11d、ならびに後述するキャップ14に設けられた4つの貫通孔14a、14b、14c、及び14dは、4つの貫通孔15を形成するために、それぞれこれら枠体12に形成された4つの貫通孔12a、12b、12c、及び12dの位置に対応する位置に形成される。
フィードスルー13は、枠体12の側壁を貫通してその内部の半導体装置16と枠体外部とを接続する信号の経路となる信号線路である。本実施例では、配置領域11eの1組の対角に対応させて2つのフィードスルー13a及び13bをベースプレート11上に載置している。フィードスルー13の構造の一例を図4に示す。
図4は、フィードスルー13の構造の一例をモデル化して示す断面図である。この図4の紙面の右方向が枠体12の外側、左方向が枠体12の内側、下方向がベースプレート側、上方向が枠体12の側壁側にそれぞれ対応している。このフィードスルー13は、下側セラミック層131aの上面にストリップライン132が形成された下側セラミック層131a、このストリップライン132を覆って下側セラミック層131aに載置された上側セラミック層131b、及びストリップライン132に固着されたリード133を備えている。
下側セラミック層131aと上側セラミック層131bとは、ストリップライン132を形成後に一体に焼成される。また、ストリップライン132とリード133とは、例えば銀ろう付け等で固着される。そして、下側セラミック層131aの下面側はベースプレート11に、また上側セラミック層131bの上面は枠体の貫通部12fにそれぞれ接触し、例えば銀ろう付け等で固着される。
金属製のキャップ14は、枠体12の外形に対応した四角形状の平板に形成されている。また、その四隅には、枠体12に設けられた4つの貫通孔12a、12b、12c、及び12dのそれぞれに対応する位置に、貫通孔14a、14b、14c、及び14dが形成されており、枠体12のベースプレート側の面と対向する面、すなわち上面をふさぐように、枠体12に載置されている。
上記した各部は、順次積層され、例えば銀ろう付け等で一体に固着されて、半導体パッケージ1となる。すなわち、ベースプレート11の上面には2つのフィードスルー13a、及び13bが、例えば銀ろう付けにより固着され、それらの上には枠体12が同様に銀ろう付けにより固着され、さらに枠体12の上面にはキャップ14が、例えば金錫はんだ付けで固着されることによって、半導体パッケージ1として一体化される。また、この半導体パッケージ1は、枠体12の四隅に、キャップ14、枠体12及びベースプレート11をそれらの積層方向に貫通する4つの貫通孔15を備えており、これら貫通孔を半導体パッケージ1の上面側(キャップ14側)から挿通されるネジ17により、パッケージ下面側(ベースプレート11の下面側)に配置される放熱体18に取り付けられる。
上述のように構成された半導体パッケージ1においては、ベースプレート11上の配置領域11eに配置される半導体装置16からの発熱は、まずその基台であるベースプレート11に伝導し、パッケージ下面に配置される放熱体18に伝導して拡散される。このときには、パッケージ下面と放熱体18とは、小さな熱抵抗で良好に熱結合されていることが必要である。本実施形態の半導体パッケージ1では、発熱領域(半導体装置16)の近傍を囲む枠体12の四隅の部位を貫通する4つの貫通孔15を設け、これら貫通孔15をパッケージ上面側から挿通するネジ17を用いて放熱体18に緊締することによって、パッケージ上面からキャップ14を含めて枠体12全体を放熱体18に押しつけるように取り付けている。
すなわち、発熱領域の周囲の四隅を、ネジ17による垂直軸力を緩和させることなく、枠体12、及びその内側の発熱部近傍のベースプレートを放熱体18に押圧し密着させることができるため、半導体パッケージ1の下面と放熱体18との接触面積を十分に確保しつつ、その熱抵抗も十分に低減することができる。これによって、発熱領域とその周囲に拡がりを持った良好な放熱経路を確保することができ、パッケージとしての気密性を維持したまま、収容する半導体装置等からの発熱を効率よく放熱することが可能な半導体パッケージを得ることができる。
また、本実施例においては、ベースプレート11上の半導体装置の配置領域11eの形状をひし形とし、その一つの対角線方向に信号の入出力経路となるフィードスルーを配置している。これは、1本の入力信号を多数の電力増幅素子により電力増幅後、高電力の1本の信号として出力するといった、例えば高出力電力を扱う半導体装置等に好適な形状のひとつである。加えて、枠体12の外形は、この配置領域11eの形状と関係づけられており、配置領域11eのひし形の各頂点が、枠体12の外形の各辺の略中央を向くように配置領域11eを囲む長方形または正方形としている。これにより、枠体12の四隅を内側(配置領域11eの方向)に向けて肉厚にし、外形寸法を大きくすることなく、貫通孔15を形成するためのスペースを確保することができる。
図5は、本実施形態に係る半導体パッケージの第2の実施例の外観を示す斜視図である。また図6は、その分解斜視図である。この第2の実施例について、図1〜図4に示した第1の実施例の各部と同一の部分は同一の符号で示し、その説明は省略する。この第2の実施例が第1の実施例と異なる点は、第1の実施例においては枠体12を金属製としたのに対し、第2の実施例においては、枠体12をセラミック製とするとともに、このセラミック製の枠体12とキャップ14との間に、この枠体12と同じ枠形状を有するメタルリング22を備えた点である。以下、前出の図1〜図4、ならびに図5〜図6を参照して、その相違点のみを説明する。
図5及び図6に例示したように、この半導体パッケージ2は、上面に半導体装置の配置領域を有するベースプレート11、この半導体装置の配置領域を囲むようにベースプレート11上に載置されたセラミック製の枠体21、同じくベースプレート11上に載置され、枠体21の側壁を貫通して枠体内の半導体装置と枠体外との信号経路となる2つのフィードスルー13(13a及び13b)、枠体21と同じ枠形状を有し、この枠体21の上面枠上に載置されたメタルリング22、ならびに枠体21の上面をふさぐようにメタルリング22上に載置された金属製のキャップ14を備えており、これらが積層されて一体に固着され、気密を維持している。
また、その四隅には、キャップ14、メタルリング22、枠体21、及びベースプレート11をそれらの積層方向に貫通する4つの貫通孔15(15a、15b、15c、及び15d)が設けられており、放熱体18への取り付けに際しては、第1の実施例において図3に例示された場合と同様に、4つの貫通孔15にキャップ14側から挿通されるネジ17により、枠体12全体を押さえこむようにベースプレート11の下面側と放熱体18とを密着させて取り付けられる。
この半導体パッケージ2の各部については、まず、ベースプレート11、フィードスルー13、及びキャップ14は、第1の実施例と同様であるので説明を省略する。セラミック製の枠体21は、第1の実施例における金属製の枠体12の材料をセラミックとしたものであり、形状等については第1の実施例と同様であるので、詳細な説明は省略する。
メタルリング22は、セラミック製の枠体21上面と同じ枠形状を有し、シート状に形成されて枠体21の上面に、例えば銀ろう付け等で固定される。このメタルリング22は、セラミック製の枠体21の表面の凹凸やうねりを吸収し、金属キャップ14を固着させた際に、その間の気密を良好に維持する。
これら各部は順次積層されて、第1の実施例と同様な手法によりそれぞれに固着されることによって、半導体パッケージ2として一体化される。すなわち、ベースプレート11の上面に銀ろう付けにより2つのフィードスルー13が固着され、それらの上には枠体21、及びメタルリング22が同様に銀ろう付けにより固着され、さらにメタルリング22の上面にキャップ14が、例えば金錫はんだ付けで固着される。そして、一体化された半導体パッケージ2は、その枠体21の四隅に該当する部位に4つの貫通孔15を備えている。
このような半導体パッケージ2においても、第1の実施例と同様に、4つの貫通孔15を挿通するネジ17により、垂直軸力を緩和させることなく、枠体21及びその内側の発熱部近傍のベースプレートを放熱体18に押圧し密着させることができるため、半導体パッケージ2の下面と放熱体18との接触面積を十分に確保しつつ、その熱抵抗も十分に低減することができ、パッケージとしての気密性を維持したまま、収容する半導体装置等からの発熱を効率よく放熱することが可能となる。また、第1の実施例と同様な形状を有しており、外形寸法を大きくすることなく、貫通孔15を形成するためのスペースを確保することができる。
図7は、本実施形態に係る半導体パッケージの第3の実施例の外観を示す斜視図である。また図8は、その分解斜視図である。この第3の実施例について、図1〜図4に示した第1の実施例の各部と同一の部分は同一の符号で示し、その説明は省略する。この第3の実施例が第1の実施例と異なる点は、第1の実施例においてはキャップ14を金属製としたのに対し、第3の実施例においては、このキャップをセラミック製とするとともに、4つの貫通孔15に対応する部位を切り欠いた形状にした点である。以下、前出の図1〜図4、ならびに図7〜図9を参照して、その相違点のみを説明する。
図7及び図8に例示したように、この半導体パッケージ3は、第1の実施例に示した半導体パッケージ1の金属製のキャップ14に換えて、セラミック製のキャップ31を備えている。このキャップ31も平板状に形成されているが、貫通孔15に対応する部位が、全体で4か所切り欠かれている。その切り欠きの形状は、本実施例では、図8中の31eのようにカギ形(四角形)としている。そして、枠体12の上面をふさぐように、枠体12に載置され、ベースプレート11、フィードスルー13、及び金属製の枠体12とともに、第1の実施例と同様な手法により積層され固着されることによって、半導体パッケージ3として一体化される。
半導体パッケージ3の4つの貫通孔15は、キャップ31の該当部位が切り欠かれているので、枠体12及びベースプレート11を積層方向に貫通している。そして、この半導体パッケージ3を放熱体18に取り付ける際は、これら貫通孔15をパッケージの上側から挿通するネジ17を用いる。半導体パッケージ3の取付状態の断面図を図9に例示する。この図9の断面図に示したように、半導体パッケージ3は、貫通孔15を挿通するネジ17により、パッケージ上面から枠体12全体を放熱体18に押圧するように取り付けられる。
従って、この第3の実施例においても、前出の2つの実施例と同様に、4つの貫通孔15を挿通するネジ17により、垂直軸力を緩和させることなく、枠体12、及びその内側の発熱部近傍のベースプレートを放熱体18に押圧し密着させることができるため、半導体パッケージ3の下面と放熱体18との接触面積を十分に確保しつつ、その熱抵抗も十分に低減することができ、パッケージとしての気密性を維持したまま、収容する半導体装置等からの発熱を効率よく放熱することが可能となる。また、第1の実施例と同様な形状を有しており、外形寸法を大きくすることなく、貫通孔15を形成するためのスペースを確保することができる。
図10は、本実施形態に係る半導体パッケージの第4の実施例の外観を示す斜視図である。また図11は、その分解斜視図である。この第4の実施例について、図5及び図6に示した第2の実施例の各部と同一の部分は同一の符号で示し、その説明は省略する。この第4の実施例が第2の実施例と異なる点は、第2の実施例においてはキャップ14を金属製としたのに対し、この第4の実施例においては、このキャップをセラミック製とするとともに、4つの貫通孔15に対応する部位を切り欠いた形状にした点である。以下、前出の図1〜図6、ならびに図10及び図11を参照して、その相違点のみを説明する。
図10及び図11に例示したように、この半導体パッケージ4は、キャップ41を平板状のセラミック製とするとともに、4つの貫通孔15に対応する部位が41eのようにカギ形(四角形)に切り欠かれ、セラミック製の枠体21の上面をふさぐようにメタルリング22上に載置されている。そして、ベースプレート11、フィードスルー13、枠体21、及びメタルリング22とともに、積層され固着されることにより、半導体パッケージ4として一体化される。このときの4つの貫通孔15は、キャップ41の該当部位が切り欠かれているので、メタルリング22、枠体21及びベースプレート11を積層方向に貫通している。
また、この半導体パッケージ4を放熱体18に取り付ける際には、4つの貫通孔15を挿通するネジ17により、半導体パッケージ4の貫通孔15の部位の上面となるメタルリング22から、前出の3つの実施例と同様に枠体12全体を放熱体18に押圧するようにして取り付けられる。
従って、この第4の実施例においても、他の実施例と同様に、4つの貫通孔15を挿通するネジ17により、垂直軸力を緩和させることなく、枠体21、及びその内側の発熱部近傍のベースプレートを放熱体18に押圧し密着させることができるため、半導体パッケージ4の下面と放熱体18との接触面積を十分に確保しつつ、その熱抵抗も十分に低減することができ、パッケージとしての気密性を維持したまま、収容する半導体装置等からの発熱を効率よく放熱することが可能となる。また、前出の各実施例と同様な形状を有しており、外形寸法を大きくすることなく、貫通孔15を形成するためのスペースを確保することができる。
なお、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、2、3、4 半導体パッケージ
11 ベースプレート
12、21 枠体
13 フィードスルー
14、31、41 キャップ
15 貫通孔
16 半導体装置
17 ネジ
18 放熱板
22 メタルリング
131 セラミック層
132 ストリップライン
133 リード

Claims (4)

  1. 上面に四角形状の半導体装置の配置領域を備え、この配置領域の前記半導体装置からの発熱を拡散させる放熱経路となるベースプレートと、
    対向する二辺の各組がそれぞれ前記配置領域の2本の対角線のどちらかと対応して平行な四角形状の外形を有し、その四隅が内側に向けて肉厚に形成され、前記配置領域を囲むように前記ベースプレート上に載置された金属製の枠体と、
    前記枠体の側壁を貫通して前記枠体内外を接続する信号の経路となる複数のフィードスルーと、
    前記枠体の前記ベースプレート側の面と対向する面をふさぐように載置された金属製のキャップと
    が一体形に固着されるとともに、
    前記枠体の肉厚に形成された四隅に該当する部位に、前記キャップ、前記枠体、及び前記ベースプレートをこれらの積層方向に貫通する貫通孔を備え、
    前記貫通孔に前記キャップ側から挿通されるネジにより、前記ベースプレートの下面側に配置される放熱体に押圧するように密着させて取り付けられることを特徴とする半導体パッケージ。
  2. 前記枠体はセラミック製とし、前記キャップとの間にこのセラミック製の枠体と同じ枠形状を有するメタルリングが更に固着されるとともに、
    前記貫通孔は、このメタルリングを含み貫通することを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
  3. 前記キャップはセラミック製とし、前記貫通孔に対応する部位を切り欠いた形状とするとともに、
    前記貫通孔は、前記枠体、及び前記ベースプレートをこれらの積層方向に貫通することを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ。
  4. 前記キャップはセラミック製とし、前記貫通孔に対応する部位を切り欠いた形状とするとともに、
    前記貫通孔は、前記メタルリング、前記枠体、及び前記ベースプレートをこれらの積層方向に貫通することを特徴とする請求項2に記載の半導体パッケージ。
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