JP2020095150A - 装置、管理装置、装置の制御方法、管理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置が備える保守部品を管理するシステムにおいて、それらの保守部品をより高い精度で管理できるようにする。【解決手段】使用に伴って交換が必要になる保守部品を装着可能な装置であって、前記保守部品の寿命を予測するための予測式を記憶装置に少なくとも1パターン以上保持する保持手段と、前記保持手段が保持する予測式のうちの1つを適用して、前記保守部品の寿命を予測する予測手段と、前記保守部品に関する所定の情報を、前記保守部品の寿命に関する情報を管理する管理装置に送信する送信手段と、を有し、前記送信手段は、前記管理装置に送信する前記所定の情報に、前記保守部品の寿命の予測に現在適用されている予測式の識別情報を含ませる。【選択図】図6
Description
本発明は、装置、特に画像形成装置の稼働に伴って交換が必要になる保守部品の寿命を予測する技術に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置は、保守部品、例えばトナー容器、回収トナー容器等を備える。このような保守部品に関して、経時的な劣化や色材であるトナーの消耗により交換が必要になることは勿論のこと、画像形成装置における印刷品質を適正に維持するためには適切なタイミングで交換することが必要とされる。
そこで、画像形成装置が、保守部品の寿命を予測し、その予測結果を保守部品管理サーバ(以下、保守サーバと呼ぶ。)に通知し、保守サーバが、画像形成装置から通知された予測結果に従って保守部品の寿命に関する情報を管理するシステムが知られている。そのようなシステムにおいて保守サーバは、画像形成装置から通知された情報を収集して分析することにより、画像形成装置が支障をきたすことなく稼動できるように保守部品の配送の手配等を行う。また、サービスエンジニアは、保守サーバにアクセスすることで、保守サーバに接続される各画像形成装置に装着された保守部品について、必要な情報を一括して取得することができる。
画像形成装置で予測された寿命が実際の寿命と乖離している場合などには、サービスエンジニアは、その寿命の予測に用いられた予測式を特定し、その予測式を更新したり修正したりするなどの対応をとる必要がある。しかし、各保守部品に適用されている予測式に関する情報が保守サーバに通知されていないと、サービスエンジニアは、保守部品に適用されている予測式を特定することができず、上記のような対応を取ることが難しかった。よって、保守部品の管理をより適切に行うためには、予測式に関する情報を保守サーバに通知する必要がある。
そこで、本発明は、画像形成装置の稼働に伴って交換が必要になる保守部品を管理するシステムにおいて、保守部品の寿命の予測に用いられている予測式を容易に特定可能なようにすること目的とする。
本発明による装置は、使用に伴って交換が必要になる保守部品を装着可能な装置であって、前記保守部品の寿命を予測するための予測式を記憶装置に少なくとも1パターン以上保持する保持手段と、前記保持手段が保持する予測式のうちの1つを適用して、前記保守部品の寿命を予測する予測手段と、前記保守部品に関する所定の情報を、前記保守部品の寿命に関する情報を管理する管理装置に送信する送信手段と、を有し、前記送信手段は、前記管理装置に送信する前記所定の情報に、前記保守部品の寿命の予測に現在適用されている予測式の識別情報を含ませることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置の稼働に伴って交換が必要になる保守部品を管理するシステムにおいて、保守部品の寿命の予測に用いられている予測式を容易に特定できる。また、それにより、保守部品を適切に管理できるようになる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態に記載されている構成要素は、本発明の例としての形態を示すものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態における画像形成装置100を含むシステムの一例を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置100は、インターネット20上に存在する保守サーバ(以下、管理装置とも呼ぶ。)10と通信可能に接続されている。なお、図1に示すシステムには画像形成装置100以外の画像形成装置が含まれていても良い。すなわち、保守サーバ10に複数台の画像形成装置が接続されていてもよい。
図1は、第1実施形態における画像形成装置100を含むシステムの一例を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置100は、インターネット20上に存在する保守サーバ(以下、管理装置とも呼ぶ。)10と通信可能に接続されている。なお、図1に示すシステムには画像形成装置100以外の画像形成装置が含まれていても良い。すなわち、保守サーバ10に複数台の画像形成装置が接続されていてもよい。
画像形成装置100は、コントローラ130を備える。コントローラ130は、CPU101、ROM102、RAM104、プリンタ制御部105、画像読取制御部107、ストレージ制御部110、操作部制御部112、ネットワーク制御部114、及び保守部品管理部116を有する。コントローラ130が有する各構成要素はバス103で接続されている。
また、画像形成装置100は、ストレージ111、プリンタ106、スキャナ108、原稿搬送部109、及び操作部113等のハードウェアを備える。コントローラ130のプリンタ制御部105、画像読取制御部107、ストレージ制御部110、操作部制御部112、及びネットワーク制御部114は、CPU101が各ハードウェアを制御するためのインタフェースとして機能する。
さらに、画像形成装置100は、サービスエンジニアやユーザ、保守担当者(以下、サービスエンジニア等と記す。)などが交換可能な多数の保守部品を装着可能である。なお、以下において、単にユーザと記した場合に、ユーザだけでなくサービスエンジニアや保守担当者等が含まれるものとする。例えば、プリンタ106においては、感光ドラム1、トナー容器2、定着器3及び回収トナー容器4が保守部品であり、それらの保守部品は、プリンタ106から着脱可能な構成で備えられている。例えば、トナー容器2については、トナー容器2が有するトナーの残量が閾値以下になった場合に交換が必要となる。一方、回収トナー容器4については、印刷に使用されずに容器に収納(回収)されたトナーの量が閾値以上になった場合に交換が必要となる。原稿搬送部109においては、原稿給紙ローラ5などが保守部品であり、原稿搬送部109から着脱可能な構成で備えられている。なお、以下では、プリンタ106が電子写真方式の画像形成を行う場合を例にするが、プリンタ106は、色材であるインクを紙などのシートに吐出して画像を形成するインクジェット方式を採用していてもよい。
CPU101を含むコントローラ130は、画像形成装置100全体を制御する。CPU101は、ROM102に格納されているブートプログラムにより、OS(オペレーティングシステム)を起動する。そして、CPU101は、ストレージ111やROM102に記憶されている制御プログラムをOS上で実行する。RAM104は、CPU101の主メモリやワークエリア等の一時記憶領域として使用される。ストレージ111は、HDD(Hard Disk Drive)などの読み書き可能な不揮発性記憶装置である。ストレージ111には、画像形成装置100全体を制御するための制御プログラムや各種アプリケーションプログラム、画像データ、保守部品の使用の度合い(以下、使用度と呼ぶ。)、稼働日数を示すデータなど、様々なプログラムやデータが記憶される。CPU101は、ストレージ制御部110を介してストレージ111にアクセスする。CPU101は、制御プログラムやアプリケーションプログラムをストレージ111やROM102から読み出しRAM104に展開して実行することで、画像形成装置100を制御する。このように、コントローラ130を構成するCPU101、ROM102、RAM104、ストレージ111等のハードウェアは、いわゆるコンピュータを構成する。
また、CPU101は、画像読取制御部107を介してスキャナ108を制御して原稿上の画像を読み取り、読み取った画像を示す画像データを生成する。CPU101は、ADF(オートドキュメントフィーダ)を有する原稿搬送部109を制御し、原稿搬送部109に載置された原稿を1枚ずつスキャナ108に搬送し、画像データを生成することもできる。スキャナ108は、CCDなどの光学読取装置を用いて原稿の走査を行い、走査して得られた原稿の画像情報を電気信号(画像データ)に変換する。スキャナ108により得られた画像データは、ストレージ111に記憶される。CPU101は、プリンタ制御部105及びプリンタ106と協働して、ストレージ111に記憶された画像データ等に基づき、記録媒体(紙などのシート)上に画像を形成する。
操作部制御部112は、操作部113とコントローラ130とを接続する。操作部113は、ユーザに提示するための情報を表示する表示部や、ユーザからの指示を受け付ける受付部として機能する。操作部113は、後述する操作画面を表示したり、ユーザからの入力を受け付けたりするタッチパネルディスプレイを備える。また、操作部113は、スタートキーや、状況確認/中止キーなどのハードキーを備える。状況確認/中止キーは、タッチパネルディスプレイに表示中の画面を、画像形成装置100のステータスを確認したり、実行中のジョブを中止したりするためのステータス画面(以下、状況確認/中止画面と呼ぶ。)に遷移させるキーである。
ネットワーク制御部114は、ネットワークI/F115を介してインターネット20に接続された保守サーバ10と通信可能である。インターネット20は、有線LANや無線LANで構成されていてもよいし、その他のネットワークで構成されていてもよい。保守部品管理部116は、画像形成装置100が備える保守部品に関する情報を管理する。保守部品管理部116は、保守部品の寿命を予測するための予測式の切り替えや、保守部品に関するアラームのログ情報(以下、アラームログと呼ぶ。)の登録、保守サーバ10からの部品情報の問い合わせに対する応答などの制御を行う。保守部品管理部116が実行するこれらの処理については、図6及び図10を用いて後述する。
続いて、保守部品の寿命の管理について説明する。トナー容器、回収トナー容器、感光ドラム、定着器、及び原稿給紙ローラなどの保守部品の寿命は適宜管理される。本実施形態では、画像形成装置100のコントローラ130(より具体的には保守部品管理部116)は、保守部品の寿命として、使用度(ライフ値とも呼ぶ)と、当該保守部品を使用できる残りの期間を示す残日数とを管理する。以下、「残日数」と表現した場合、保守部品の交換が必要になるまでの残り日数の他、保守部品の交換が必要になるまでの残り時間等も含むものとする。したがって、「残日数」を「残時間」と表現する場合がある。
まず、コントローラ130にて行われる使用度の導出処理について説明する。例えば、トナー容器の使用度は、各ドラムカートリッジに対するトナーの補給回数やセンサによる残量検知などの保守部品の稼働実績に基づいて導出される。その際、稼働実績に加えて、印刷すべき画像の有色のドット数をカウントして得られるドットカウントなどを考慮するようにしてもよい。また、回収トナー容器、感光ドラム、定着器、及び原稿給紙ローラの使用度は、通紙枚数や走行距離などの稼働実績に基づいて導出される。
続いて、コントローラ130にて行われる残日数の推定処理について説明する。残日数は、各保守部品の使用度と各保守部品の稼働日数などに基づき推定される。例えば、CPU101は、各保守部品の使用度と各保守部品の稼働日数などに基づき、各保守部品の1日当たりの平均使用量を導出する。そして、CPU101は、各保守部品の現在の使用度と平均使用量とに基づき、残日数を推定する。なお、残日数の推定方法はこれに限定されるものではなく、例えば、重回帰分析などを使用して残日数を示す推定値を導出することもできる。また例えば、各種稼働実績のデータを入力データとして機械学習を行うことで、学習モデルの構築(トレーニングとも呼ぶ)を行い、構築された学習モデルを使用して残日数を示す推定値を推論することもできる。なお、画像形成装置100と保守サーバ10とが協働して、学習モデルの構築処理や推論処理を実行するようにしてもよい。このようにして得られた各保守部品の使用度や各保守部品の残日数は、ストレージ111に記憶される。
上記の使用度や残日数を導出する際に用いられる予測式は、様々なパラメータを組み合わせることによって、より高い精度で寿命が導出されるように設計される。したがって、より高い精度を追及する場合、寿命の導出に用いる予測式を必ずしも1つに決めることはできない。例えば、パラメータの設計変更によって精度の高い予測式が設計された場合や、画像形成装置100の設置環境やユーザの使用方法などを考慮した顧客先毎の予測式が設計された場合など、別の予測式に切り替えたいケースが考えられる。また、予測式を複数パターン用意し、ユーザの使用環境、条件などに応じて予測式を選択的に切り替えたいケースが考えられる。そのようなケースを想定して、予測式を予め2パターン以上保持しておき、ユーザからの指示に応じて、適用する予測式を切り替える画像形成装置が提案されている。その際、前述したような重回帰分析や学習モデルによる予測を行う場合、保守部品の使用開始後に予測式を切り替えると、切り替え後の予測式で正確な寿命の導出ができなくなる可能性がある。したがって、そのような場合、画像形成装置100は保守部品の次回交換時に予測式の切り替えを行う。それにより、稼働実績がリセットされた状態から学習を開始させることができ、切り替え後の予測式で正確な寿命を導出することが可能となる。
ここで、図2を用いて、保守部品の残日数について説明する。図2は、トナー容器内のトナー残量の推移の一例を示す図である。図2には、トナー初期量(経過日数0日におけるトナー残量)から1日当たりのトナー使用量を減算して得られる、トナー残量の推移が示されている。図2において、横軸はトナー容器の使用開始日からの経過日数を示し、縦軸はトナー容器に含まれるトナー残量を示している。図2に示す例では、新品のトナー容器を使い始めて100日が経過した時点で、トナー容器が空になる日(トナー残量が0になる日)を予測している。より具体的には、新品のトナー容器を使い始めて100日が経過した時点において、過去の規定期間(ここでは30日)から導出される1日の使用量平均からトナー残量が0になる日が試算されている。図2に示す破線矢印P1は、最短で残り27日(使い始めから127日)でトナー容器が空になると試算されていることを示していている。一方、破線矢印P2は、最長で残り74日(使い始めてから174日)でトナー容器が空になると試算されていることを示している。つまり、最短の残日数が27日であり、最長の残日数が74日であると予測されている。
新品のトナーを使い始めた当初は1日の使用量平均の値の精度が低くなる可能性がある。したがって、図2に示す例では100日が経過した時点から試算を行うようにしている。しかし、何日から試算を行うかについては、サービスエンジニア等によって任意に設定可能であってもよい。保守部品のようにそれ自体が無くなることで画像形成装置100が停止してしまうようなものについては、最短となる日を残日数として採用することで停止のリスクを最大限回避するようにする。試算は、定期的(例えば1秒ごと)に実行しても良いし、不定期(例えば、1つの画像や1ページなどの印刷単位の画像形成のたび)に実行しても良い。
続いて、図3を用いて、各保守部品の寿命の導出に用いられる予測式の管理について説明する。図3は、RAM104、または、ストレージ111に記憶された保守部品寿命管理テーブル300(以下、単に管理テーブル300と記す。)の一例を示す図である。管理テーブル300は、残日数の試算が実行される度に値が更新される。図3に示すように、管理テーブル300は、サービスエンジニア等が交換可能な保守部品と、保守部品の寿命に関する情報とを対応付けて記憶するテーブルである。なお、保守部品の残量と試算した残日数とを、保守部品に内蔵されている記憶装置に記憶させることで、画像形成装置100から保守部品が外されても、該保守部品が再装着された際に残量と残日数とを取得することが可能となる。管理テーブル300には、保守部品301に対応付けて、型番302、保守部品ID303、適用中の予測式ID(以下、適用中予測式IDと記す。)304、使用度305、及び残日数306が記憶されている。さらに、管理テーブル300には、保守部品301に対応付けて、カウント値307、限界カウント値308、予約されている予測式ID(以下、予約予測式IDと記す。)309、及び閾値到達アラーム設定310が記憶されている。保守部品301は、各色のトナー容器、回収トナー容器、各色の感光ドラム、定着器、及び原稿給紙ローラなど、画像形成装置に装着される保守部品の名称を示す情報である。型番302は、例えば高速機や低速機など異なる種類の画像形成装置に装着される保守部品を識別するための識別情報である。この識別情報は、保守部品を発注する際に使用される。保守部品ID303は、保守部品を特定するための識別情報である。適用中予測式ID304は、保守部品の寿命の導出のために現在適用されている予測式の予測式IDである。予測式IDとは、予測式を一意に特定可能な識別情報である。本実施形態では、各予測式IDに対応する予測式がプログラムの形態で、ROM102またはストレージ111に記憶されている。使用度305は、保守部品の現時点における使用度であり、前述した導出処理に伴い更新される。残日数306は、保守部品が寿命に到達するまでの残日数であり、前述した推定処理に伴って更新される。カウント値307は、予め定められたカウント方法に基づいて保守部品の使用回数をカウントした値であり、保守部品が使用される度に更新される。限界カウント値308は、カウント値307の限界値であり、予め設定される。カウント値307が限界カウント値308に達したことをもって寿命に達したと判断される。予約予測式ID309は、次回の部品交換時に適用される予測式の予測式IDである。サービスエンジニア等によって予測式の切り替え設定が行われたが、該切り替え設定で指定された予測式に即時切り替えができない場合に、該指定された予測式の予測式IDが、予約予測式ID309として記録される。そして、次回の部品交換時に、予約予測式ID309に対応する予測式への切り替えが行われる。図中のハイフン“‐”は、対応する保守部品について予測式が予約されていないことを表している。閾値到達アラーム設定310は、保守部品の残日数が残り少なくなってきたことを通知するためのアラームの設定値である。画像形成装置100は、保守部品の残日数306が、閾値到達アラーム設定310に記録された値に達したタイミングで、閾値到達アラームログをRAM104に記録する。このとき、画像形成装置100は、閾値到達アラームログがRAM104に記録されたことを通知するイベントを発行する。保守サーバ10などは、このイベントを受信することで、保守部品の残日数が閾値に達したことを検知することができる。なお、管理テーブル300のデータ構造は、図3に示されるようなテーブルに限られずそれ以外のデータ構造を有していてもよい。
続いて、保守部品に関する設定を行うためのユーザインタフェース(UI)画面について説明する。図4は、予測式を設定するためのUI画面(以下、予測式設定画面と呼ぶ。)の一例を示す図である。図5は、閾値到達アラームを設定するためのUI画面(以下、アラーム設定画面と呼ぶ。)の一例を示す図である。図4及び図5における画面は、CPU101がストレージ111に記憶されているプログラムを実行することで生成される表示データに基づき、操作部113に表示される。
まず、図4を用いて、予測式設定画面について説明する。本実施形態では、状況確認/中止画面内の予測式設定ボタン(不図示)がユーザによって押下されると、CPU101によって、予測式設定画面401が操作部113に表示される。予測式設定画面401は、領域410〜413、及びボタン420〜422を含む。領域410には、保守部品IDが表示される。画像形成装置100は、管理テーブル300に登録されている各保守部品の保守部品IDを領域410に列挙する。管理テーブル300に登録されている全ての保守部品の保守部品IDを領域410に収めることができない場合は、それらの保守部品IDは複数ページに分かれて表示される。ボタン420,421は、保守部品IDが複数ページに分かれて表示されている場合に、表示対象のページを切り替えるためのボタンである。領域411には、各保守部品に対して現在適用されている予測式を特定可能な識別子が表示される。画像形成装置100は、管理テーブル300を参照して各保守部品に対応する適用中予測式IDを取得し、取得した適用中予測式IDを特定可能な識別子を領域411に表示する。本実施形態では、領域411には適用中予測式IDの数字の部分が表示される。例えば、管理テーブル300において保守部品「TONER−K」の適用中予測式IDとして「LGC_1_TONER−K」が記録されているので、領域411の1行目(保守部品「TONER−K」に対応する行)には「1」が表示されている。保守部品「TONER−K」の適用中予測式IDが「LGC_2_TONER−K」であれば、領域411の1行目には「2」が表示されることになる。なお、“LGC”は、ロジック(LOGIC)の略である。領域412には、予約されている予測式を特定可能な識別子が表示される。画像形成装置100は、管理テーブル300を参照して各保守部品に対応する予約予測式IDを取得し、取得した予約予測式IDを特定可能な番号を領域412に表示する。本実施形態では、領域412には予約予測式IDの数字の部分が表示される。例えば、管理テーブル300において保守部品「WST−TNR」の予約予測式IDとして「LGC_3_WST−TNR」が記録されているので、領域412の5行目(保守部品「WST−TNR」に対応する行)には「3」が表示されている。管理テーブル300において予約予測式IDが登録されていない保守部品(予約予測式IDが「‐」である保守部品)については、領域412に「‐」が表示される。領域413には、領域412に設定可能な予測式IDの範囲が表示される。例えば、領域413の1行目(保守部品ID「TONER−K」に対応する行)の{1−3}は、「LGC_1_TONER−K」「LGC_2_TONER−K」「LGC_3_TONER−K」で識別される3つの予測式が記録されていることを示している。サービスエンジニア等は、保守部品の予測式を変更したい場合、領域412上で変更対象の保守部品の行を選択する。すると、選択した行が入力可能状態となるので、サービスエンジニア等は、切り替えたい予測式IDに対応する番号を入力しOKボタン422を押下する。このとき、入力された番号に対応する予測式が、重回帰分析や学習モデルによる予測式のように即時切り替えできない予測式である場合は、入力された番号がそのまま領域412に表示される。一方、入力された番号に対応する予測式が即時切り替えできる予測式である場合は、入力された番号で領域411に表示されている番号が上書きされ、領域412には「‐」が表示される。番号の入力に関しては、操作部113が備えるテンキー(不図示)などで行われるものとする。領域411,412に表示中の値に変更があった場合、画像形成装置100は、変更後の内容に基づき、管理テーブル300の適用中予測式ID304,予約予測式ID309を更新する。
次に、図5を用いて、アラーム設定画面について説明する。本実施形態では、状況確認/中止画面内のアラーム設定ボタン(不図示)がユーザによって押下されると、CPU101によって、アラーム設定画面501が操作部113に表示される。アラーム設定画面501は、保守部品毎に閾値到達アラームログを記録するタイミングを設定する画面であり、領域510〜513、及びボタン520〜522を含む。領域510には、保守部品IDが表示される。画像形成装置100は、管理テーブル300に登録されている各保守部品の保守部品IDを領域510に列挙する。管理テーブル300に登録されている全ての保守部品の保守部品IDを領域510に収めることができない場合は、それらの保守部品IDは複数ページに分かれて表示される。ボタン520,521は、保守部品IDが複数ページに分かれて表示されている場合に、表示対象のページを切り替えるためのボタンである。領域511には、各保守部品について、閾値到達アラームログを記録するタイミングを示す設定値が表示される。領域511の設定値は、管理テーブル300の閾値到達アラーム設定310に反映される。そして、前述した通り、保守部品の残日数が閾値到達アラーム設定310に記録された値(閾値)に達したタイミングで、画像形成装置100は閾値到達アラームログをRAM104に記録する。サービスエンジニア等は、各保守部品の閾値到達アラーム設定を変更する場合、変更後の値を領域512に入力する。領域513には、閾値到達アラーム設定として指定可能な番号の範囲が表示される。図5に示す例では、1〜365の範囲から任意の番号を設定することが可能である。サービスエンジニア等は、領域512上で、閾値到達アラーム設定を変更したい保守部品の行を選択する。すると、選択された行のカッコ内が入力可能状態となるので、サービスエンジニア等は、領域513に表示されている範囲内のいずれかの番号を入力する。例えば、「2」を入力した場合、選択された行の表示が「<( 2)」となる。その状態でOKボタン522を押下すると、入力された番号が領域511の対応する行に反映される。このようにして領域511の番号が変更されると、画像形成装置100は、管理テーブル300の閾値到達アラーム設定310を更新する。
なお、画像形成装置100は、保守サーバ10やサービスエンジニアが使用する端末装置からの要求に応じて、それらの装置に図4及び図5に示すUI画面の表示情報を返信するようにしてもよい。そのような形態によれば、サービスエンジニアや保守担当者が画像形成装置100の設置場所に出向かなくても、保守サーバ10等を介して遠隔から画像形成装置100の設定(予測式の設定やアラームの設定)を変更することが可能となる。
続いて、図6を用いて、画像形成装置100と保守サーバ10との間で行われるアラーム通知のシーケンスについて説明する。画像形成装置100は、CPU101がROM102またはストレージ111に記憶されたプログラムをRAM104に読み出して実行することによって、図6に示される各処理を実現する。保守サーバ10についても同様に、保守サーバ10内においてCPU(不図示)が記憶装置(不図示)に記憶されたプログラムをRAM(不図示)に読み出して実行することによって、図6に示される各処理を実現する。なお、保守サーバ10に複数の画像形成装置が接続されている場合には、保守サーバ10と各画像形成装置との間で図6に示すシーケンスが行われる。
画像形成装置100は、各保守部品の使用度と残日数を導出し、導出した結果に基づいて管理テーブル300を更新する(S601)。使用度と残日数の導出は、前述した通り定期的に実行しても良いし、不定期に実行しても良い。そして、画像形成装置100は、管理テーブル300の残日数306に記録されている値が閾値到達アラーム設定310に設定されている値に到達したことを検知すると(S602)、RAM104に閾値到達アラームログを記録する(S603)。閾値到達アラームログとして記録される情報については、図8を用いて後述する。続いて、画像形成装置100は、閾値到達アラームログを記録したことを通知するイベントを保守サーバ10に対して送信する(S604)。このイベントには、後述するアラームコードと、保守サーバ10が閾値到達アラームログを取得するためのインデックス番号とが含まれる。保守サーバ10はイベントを受信すると、イベントに含まれるインデックス番号をキーにして、画像形成装置100に対して閾値到達アラームログの取得を要求する(S605)。画像形成装置100は、保守サーバ10から指定されたインデックス番号に対応する閾値到達アラームログを保守サーバ10に対して返信する(S606)。続いて、保守サーバ10は、画像形成装置100から取得した閾値到達アラームログの内容を解析し、必要な保守部品を画像形成装置100が設置されている場所に配送する手配を行ったり、サービスエンジニアの訪問日の調整を行ったりする(S607)。
画像形成装置100は、各保守部品の使用度と残日数の導出を継続して行う(S608)。するとやがて、画像形成装置100は、保守部品の寿命を検知する(S609)。上述したように、保守部品の寿命は、管理テーブル300のカウント値307に記録されている値が限界カウント値308に設定されている値に達したときに検知される。なお、保守サーバ10は、閾値到達アラームログのイベントを受信した場合、保守部品の寿命が検知されるまでの間に、新しい保守部品がサービスエンジニア等の手元に届くように手配を行う。これにより、サービスエンジニア等は、保守部品が寿命に到達したときに、新しい保守部品の到着を待たずに保守部品の交換を行うことが可能となる。画像形成装置100は、保守部品が交換されたことを検知すると(S610)、RAM104に交換完了アラームログを記録する(S611)。交換完了アラームログとして記録する情報については、図8を用いて後述する。最後に、画像形成装置100は、交換完了アラームログを保守サーバ10に送信する(S612〜S614)。なお、S612〜S614の処理は、S604〜S606の処理と同様であるため説明を省略する。
続いて、図7及び図8を用いて、閾値到達アラームログと交換完了アラームログについて説明する。図7は、アラームコードを説明するための図である。画像形成装置100は、図7に示すアラームコードテーブル700をROM102等に保持する。そして、画像形成装置100は、必要に応じてアラームコードテーブル700をRAM104上に読み出して参照する。アラームコードテーブル700には、保守部品ID710に対応づけて、閾値到達アラームコード711と交換完了アラームコード712とが格納されている。S603,S611でアラームログを記録する際に、アラームログに図7に示すアラームコードを含ませることで、S603,S611で記録されたアラームログが、どの保守部品のどのアラームであるかを一意に特定することが可能となる。アラームコードの上二桁の数値は、アラームコードがどのアラームであるかを示す。本実施形態では、「40」が閾値到達アラームであることを示し、「43」が交換完了アラームであることを示す。アラームコードの下四桁の数値は、どの保守部品のアラームコードであるかを示し、下四桁の数値には、保守部品ごとに異なる数値が割り当てられる。例えば、アラームログにアラームコード「40−0001」が含まれる場合、そのアラームログは、「TONER−K」の閾値到達アラームログとして識別される。なお、アラームコードの構成は、どの保守部品のどのアラームであるかを一意に特定可能であれば上記の構成に限定されない。図8は、各アラームログに含まれるデータを説明するための図である。S603で記録される閾値到達アラームログには、図8に示すように、アラームコード801、使用度802、残日数803、及び使用度802や残日数803の導出に用いられた予測式ID804が含まれる。アラームコード801には、図7に示される閾値到達アラームコード711が格納される。画像形成装置100は、閾値到達アラーム発生時に、管理テーブル300とアラームコードテーブル700とを参照して情報801〜804を収集し、収集したそれらの情報を閾値到達アラームログとしてRAM104に記録する。S611で記録される交換完了アラームログには、図8に示すように、アラームコード811、使用度812、及び使用度812の導出に用いられた予測式ID813が含まれる。アラームコード811には、図7に示される交換完了アラームコード712が格納される。画像形成装置100は交換完了アラーム発生時に、管理テーブル300とアラームコードテーブル700とを参照して情報811〜813を収集し、収集したそれらの情報を交換完了アラームログとしてRAM104に記録する。なお、各アラームログには、その他のデータ、例えばアラームログ記録日時や、前回交換した日時の情報などを示すデータが含まれていてもよい。
続いて、アラームログを提示するためのUI画面について説明する。保守サーバ10は、サービスエンジニアからの要求に応じて、アラームログを提示するための表示情報を保守サーバ10が備える表示装置(不図示)に出力する表示制御を行う。なお、保守サーバ10は、S606,S614の処理において、画像形成装置100から取得したアラームログを記憶装置やRAMに記録しているものとする。図9は、アラームログを提示するためのUI画面900の一例を示す図である。領域901には、S604またはS612において通知されたイベントの通知元の画像形成装置(より具体的には、画像形成装置の識別情報)が表示される。領域902には、S604またはS612において通知されたイベントの受信日時が表示される。領域903〜906には、通知されたイベントに対応するアラームに応じた情報が表示される。具体的には、通知されたイベントに対応するアラームが閾値到達アラームである場合には、保守サーバ10は、S606で取得したアラームログを参照して、情報801〜804を領域903〜906にそれぞれ表示させる。また、通知されたイベントに対応するアラームが交換完了アラームである場合には、保守サーバ10は、S614で取得したアラームログを参照して、情報811,812,813を領域903,904,906にそれぞれ表示させる。スクロールバー907は、通知されたイベントをUI画面900にすべて表示しきれない場合に表示される。ボタン908が押下されると、UI画面900が閉じる。なお、保守サーバ10は、画像形成装置100やサービスエンジニアが使用する端末装置からの要求に応じて、それらの装置に図9に示すUI画面の表示情報を返信するようにしてもよい。
以上のようなアラームログを、図6に示すシーケンスに従って画像形成装置100が保守サーバ10に通知することによって、保守サーバ10は、保守部品の使用度や残日数だけでなく、使用度や残日数の導出に用いられた予測式を取得することができる。また、予測された使用度や残日数と実際の消耗具合との間に乖離が発生していた場合に、サービスエンジニアが、アラームログの情報に基づいて、予測式のバグを疑ったり、予測式の切り替えを行ったり、といった対応を取ることが可能となる。つまり、予測された残日数に応じて保守部品を交換した際に保守部品が十分に使える状態であった場合や、予測された残日数に応じて保守部品を手配したにも拘らず保守部品の到着前に保守部品が寿命を迎えてしまった場合などに適切な対応を取ることできる。
続いて、図10を用いて、画像形成装置100が保守サーバ10からの取得要求に応じて保守部品に関する情報を保守サーバ10に返信するシーケンスについて説明する。画像形成装置100は、CPU101がROM102またはストレージ111に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM104に読み出し、実行することによって、図10に示される各処理を実現する。保守サーバ10についても同様に、保守サーバ10内においてCPUが記憶装置に記憶されたプログラムを記憶装置からRAMに読み出して実行することによって実現する。
図10に示すシーケンスについて説明する。保守サーバ10は、保守サーバ10が保持する保守部品管理データベース(保守部品管理DB)の更新を行うために、間欠的に(ここでは、m時間経過ごとに)画像形成装置100に対して、部品情報の取得を要求する(S1001,S1004)。保守部品管理DBは、保守サーバ10が画像形成装置100から取得した部品情報を保守部品ごとに格納したデータベースである。図11は、部品情報の一例を示す図である。本実施形態では、予め図11に示すような部品情報属性(部品No、カウント値、限界カウント値、残日数、及び残日数を導出した予測式ID)が定義されている。部品情報1100(1100−1〜1100−N)は、各部品情報属性の値を格納した情報である。部品Noは、管理テーブル300の保守部品IDに対応する。部品Noには、保守部品を一意に特定することが可能な番号が設定される。カウント値、限界カウント値、残日数、及び残日数を導出した予測式IDはそれぞれ、管理テーブル300のカウント値、限界カウント値、残日数、及び適用中予測式IDに対応する。画像形成装置100は、管理テーブル300を参照して、各部品情報属性に対応する値を収集する。なお、部品情報1100には、その他の部品情報属性が含まれていても良い。例えば、アラームログ記録日時や、前回交換した日時等が部品情報に含まれていてもよい。
画像形成装置100は、保守サーバ10から部品情報の取得要求を受け付けると、各部品情報属性の値を格納した部品情報を保守サーバ10に返信する(S1002,S1005)。このとき、画像形成装置100は、管理テーブル300に登録されている全ての保守部品について、部品情報を保守サーバ10に送信するものとする。つまり、管理テーブル300にN個の保守部品が登録されている場合には、部品情報1100−1〜1100−Nが送信される。保守サーバ10は、画像形成装置100から受信した部品情報をもとに保守部品管理DBを更新する(S1003,S1006)。
なお、保守サーバ10に複数の画像形成装置が接続されている場合には、保守サーバ10と各画像形成装置との間で図10に示すシーケンスが行われる。そして、保守サーバ10は、保守部品管理DBを画像形成装置ごとに保持する。また、保守サーバ10は、サービスエンジニアからの要求に応じて、保守部品管理DBを提示するための表示情報を、保守サーバ10が備える表示装置等に出力する。図12は、保守部品管理DBを提示するためのUI画面1200の一例を示す図である。領域1201には、領域1202に表示中の保守部品管理DBに対応する画像形成装置(より具体的には、画像形成装置の識別情報)が表示される。領域1201のドロップダウンボタン(▼ボタン)を押下すると、保守サーバ10に接続されている画像形成装置の一覧(プルダウンリスト)が表示される。閲覧対象の画像形成装置をドロップダウンリストから選択すると、選択した画像形成装置が領域1201に表示されるととともに、該画像形成装置の保守部品管理DBを領域1202に表示させることができる。図12に示す例では、領域1202に画像形成装置100の保守部品管理DBが表示されている。スクロールバー1203は、全ての保守部品についての情報をUI画面1200に表示しきれない場合に表示される。ボタン1204が押されると、UI画面1200が閉じる。
なお、保守サーバ10は、画像形成装置100やサービスエンジニアが使用する端末装置からの要求に応じて、それらの装置に図12に示すUI画面の表示情報を返信するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態では、保守サーバ10が所定の期間ごとに部品情報を取得し、保守サーバ10の保守部品管理DBを更新する。また本実施形態では、保守部品管理DBを図12に示すUI画面を介して、保守部品管理DBをサービスエンジニア等に提示するようにしている。それにより、サービスエンジニア等は、保守サーバ10に接続されている各画像形成装置の保守部品の寿命を定期的に確認することが可能となる。また、保守部品の残日数を導出した予測式IDを部品情報に含ませているので、予測式がバージョンアップされたり、予測式にバグがみつかったりした場合に、サービスエンジニア等は、予測式を更新すべき画像形成装置を容易に特定することができる。よって、画像形成装置の保守を適切且つ容易に行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、アラームログや保守部品管理DBを保守サーバ10が備える表示装置に表示させる例について説明した。しかし、アラームログや保守部品管理DBをそれ以外の方法でユーザに提示するようにしても良い。例えば、保守サーバ10は、アラームログや保守部品管理DBを印刷することで、それらの情報をユーザに提示するようにしてもよい。また例えば、保守サーバ10は、アラームログや保守部品管理DBをメール等でサービスエンジニアが使用する端末装置に送信することで、それらの情報をユーザに提示するようにしてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (23)
- 使用に伴って交換が必要になる保守部品を装着可能な装置であって、
前記保守部品の寿命を予測するための予測式を記憶装置に少なくとも1パターン以上保持する保持手段と、
前記保持手段が保持する予測式のうちの1つを適用して、前記保守部品の寿命を予測する予測手段と、
前記保守部品に関する所定の情報を、前記保守部品の寿命に関する情報を管理する管理装置に送信する送信手段と、を有し、
前記送信手段は、
前記管理装置に送信する前記所定の情報に、前記保守部品の寿命の予測に現在適用されている予測式の識別情報を含ませる
ことを特徴とする装置。 - 前記保守部品について予測された寿命に到達するまでの残時間を推定する推定手段を更に有し、
前記所定の情報には、前記保守部品について推定された前記残時間が所定の閾値に到達したことを示す第1のアラームが発生した場合に前記管理装置に送信される、前記第1のアラームのログ情報が含まれ、
前記送信手段は、
前記第1のアラームのログ情報に、前記保守部品について推定された前記残時間を示す情報と、前記保守部品の寿命の予測に現在適用されている予測式の識別情報とを含ませる
ことを特徴とする請求項1に装置。 - 前記所定の情報には、前記保守部品の交換完了が検知されたことを示す第2のアラームが発生した場合に前記管理装置に送信される、前記所定の情報として前記第2のアラームのログ情報が含まれ、
前記送信手段は、
前記第2のアラームのログ情報に、前記保守部品について推定された前記残時間を示す情報と、前記保守部品が交換完了した後に前記保守部品に適用される予測式の識別情報とを含ませる
ことを特徴とする請求項2に記載の装置。 - 前記送信手段は、
前記第1のアラームのログ情報および前記第2のアラームのログ情報に、前記保守部品を特定可能な情報をさらに含ませる
ことを特徴とする請求項3に記載の装置。 - 前記第1のアラームと前記第2のアラームのいずれかのアラームが発生した場合に、前記管理装置にイベントを通知する通知手段をさらに有し、
前記送信手段は、
前記管理装置が前記イベントの受信に応じて行う第1の取得要求を受け付けると、前記発生したアラームのログ情報を前記管理装置に送信する
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の装置。 - 前記保持手段は、種類が異なる複数の前記保守部品のそれぞれについて、1パターン以上の予測式を保持し、
前記推定手段は、各保守部品について前記残時間を推定し、
前記送信手段は、
前記各保守部品について推定された前記残時間と前記各保守部品に対して予め設定された前記所定の閾値とに基づき前記各保守部品について発生する前記第1のアラームに応じて、前記保守部品ごとに、前記第1のアラームのログ情報を前記管理装置に送信し、さらに、
前記各保守部品について発生する前記第2のアラームに応じて、前記保守部品ごとに、前記第2のアラームのログ情報を前記管理装置に送信する
ことを特徴とする請求項3から請求項5のうちのいずれか1項に記載の装置。 - 前記送信手段は、
前記管理装置からの第2の取得要求に応じて、前記保守部品に関する情報である部品情報を前記管理装置に送信し、
前記部品情報には、前記保守部品について推定された前記残時間を示す情報とともに、前記保守部品の寿命の予測に現在適用されている予測式の識別情報が含まれる
ことを特徴とする請求項2から請求項6のうちのいずれか1項に記載の装置。 - 前記部品情報には、さらに、前記保守部品を特定可能な情報と、前記保守部品の使用回数をカウントした値と、前記保守部品が寿命に到達する使用回数を示す限界カウント値とが含まれる
ことを特徴とする請求項7に記載の装置。 - 前記装置は、色材を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置である
ことを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の装置。 - 前記保守部品には、感光ドラム、トナー容器、定着器、回収トナー容器、及び原稿給紙ローラのいずれか1つが少なくとも含まれる
ことを特徴とする請求項9に記載の装置。 - 装置の稼働に伴って交換が必要になる、前記装置に装着可能な保守部品の寿命に関する情報を管理する管理装置であって、
前記装置から前記保守部品に関する所定の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記所定の情報をユーザに提示する提示手段と、を有し、
前記所定の情報には、前記装置が前記保守部品の寿命を予測する際に適用した予測式の識別情報が含まれる
ことを特徴とする管理装置。 - 前記提示手段は、前記所定の情報を表示装置に表示させてユーザに提示する
ことを特徴とする請求項11に記載の管理装置。 - 前記受信手段は、
前記所定の情報として、前記装置が予測した前記保守部品の寿命に到達するまでの残時間が、所定の閾値に達したときに生じる第1のアラームのログ情報を受信し、
前記第1のアラームのログ情報には、前記残時間を示す情報と、前記保守部品の寿命の予測に現在適用されている予測式の識別情報とが含まれる
ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の管理装置。 - 前記受信手段は、
前記所定の情報として、前記装置が前記保守部品の交換完了を検知したときに生じる第2のアラームのログ情報を受信し、
前記第2のアラームのログ情報には、前記残時間を示す情報と、前記保守部品が交換完了した後に前記保守部品に適用される予測式の識別情報とが含まれる
ことを特徴とする請求項13に記載の管理装置。 - 前記第1のアラームのログ情報及び前記第2のアラームのログ情報には、前記保守部品を特定可能な情報が含まれる
ことを特徴とする請求項14に記載の管理装置。 - 前記受信手段は、種類が異なる複数の前記保守部品のそれぞれについて、前記第1のアラームのログ情報及び前記第2のアラームのログ情報を受信し、
前記提示手段は、各保守部品について受信された前記第1のアラームのログ情報及び前記第2のアラームのログ情報をユーザに提示する
ことを特徴とする請求項14または請求項15に記載の管理装置。 - 前記保守部品に関する情報である部品情報の取得要求を前記装置に送信する要求手段をさらに有し、
前記受信手段は、前記所定の情報として、前記装置が前記取得要求に応じて送信する前記部品情報を受信し、
前記部品情報には、前記保守部品を特定可能な情報とともに、前記保守部品の寿命の予測に現在適用されている予測式を特定可能な情報が含まれる
ことを特徴とする請求項11から請求項16のうちのいずれか1項に記載の管理装置。 - 前記部品情報には、さらに、前記装置が予測した前記保守部品の寿命に到達するまでの残時間を示す情報と、前記保守部品の使用回数をカウントした値と、前記保守部品が寿命に到達する使用回数を示す限界カウント値とが含まれる
ことを特徴とする請求項17に記載の管理装置。 - 前記装置は、色材を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置である
ことを特徴とする請求項11から請求項18のうちのいずれか1項に記載の管理装置。 - 前記保守部品には、感光ドラム、トナー容器、定着器、回収トナー容器、及び原稿給紙ローラのいずれか1つが少なくとも含まれる
ことを特徴とする請求項11から請求項19のうちのいずれか1項に記載の管理装置。 - 使用に伴って交換が必要になる保守部品を装着可能な装置における制御方法であって、
前記保守部品の寿命を予測するための少なくとも1パターン以上の予測式のうちの1つを適用して、前記保守部品の寿命を予測する予測ステップと、
前記保守部品に関する所定の情報を、前記保守部品の寿命に関する情報を管理する管理装置に送信する送信ステップと、を含み、
前記送信ステップにおいて、
前記管理装置に送信する前記所定の情報に、前記保守部品の寿命の予測に現在適用されている予測式の識別情報を含ませる
ことを特徴とする制御方法。 - 装置の稼働に伴って交換が必要になる、前記装置に装着可能な保守部品の寿命に関する情報を管理する管理装置における制御方法であって、
前記装置から前記保守部品に関する所定の情報を受信する受信ステップと、
前記受信された前記所定の情報をユーザに提示する提示ステップと、を含み、
前記所定の情報には、前記装置が前記保守部品の寿命を予測する際に適用した予測式の識別情報が含まれる
ことを特徴とする制御方法。 - コンピュータに、請求項21または請求項22に記載の制御方法を実行させるためのプログラム。
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