JP2020094443A - 建物の基礎の構築方法 - Google Patents

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【課題】鉄骨造りの建物を支えるベタ基礎について、鉄骨の土台のレベル調整と補強用鉄筋の配筋が簡単で、基礎立ち上がり部による土台の係留も信頼性良くなされる構築方法を提供する。【解決手段】地盤を掘り下げて配管を敷設し、基礎立ち上がり部の設置領域と基礎底盤設置領域の掘り下げ箇所を所定深さまで埋め戻して地盤表面を防湿シート13で覆う。基礎立ち上がり部の設置領域に捨てコンクリート11を設置し、現場で組み立てた土台4を鋼製束16で支持してレベルを調整する。土台4に鉄筋フック15を取り付け、底盤補強用鉄筋と基礎立ち上がり部補強用鉄筋を配筋する。型枠を設置して基礎底盤設置領域と型枠にコンクリートを流し入れ、養生後に型枠を外してベタ基礎を完成させる。以上の工程を経る構築方法。【選択図】図6

Description

この発明は、軽量鉄骨の土台を有する建物用基礎の構築方法、特に、土台のレベル調整を簡単に行え、また、基礎立ち上がり部による土台の係留が信頼性良くなされるようにした、工期短縮効果にも優れた建物の基礎の構築方法に関する。
建物の基礎として、軽量鉄骨の土台を採用するものが知られている。その軽量鉄骨の土台を採用する軽量鉄骨造のビルや住宅などでは、工期短縮のために、土台を構成する軽量鉄骨の一部を事前に工場で加工して組み立てておき、それを現場で組み上げて所定箇所に設置する工法(いわゆるプレハブ工法)が多用されている。
プレ加工軽量鉄骨を現場で組み立てた土台は、レベル調整(水平出し)を行ってベタ基礎や布基礎で支える。このときの土台のレベル調整は、基礎を先に作ってその基礎の立ち上がり部上に土台を載せる方法を採ると、基礎立ち上がり部の精度(水平度)の影響を受け、土台の傾き修正が非常に難しい。
そこで、下記特許文献1,2に示すような工法が考えられている。特許文献1に示された独立基礎の施工方法は、コンクリートブロックの下方に鉄筋を突出させた基礎ブロック
を予め成形する。そして、その基礎ブロックを、地面に掘り下げて設けた溝に複数設置し、土台を前記2個の基礎ブロック間に渡して各基礎ブロックに固定する。
その後、土台をジャッキで持ち上げてレベル調整を行う。また、土台が水平になったら基礎ブロックの設置された溝にコンクリートを打設する。これにより、前記基礎ブロックに一体化されたベースコンクリートを形成して独立基礎を完成させ、独立基礎の完成後に土台を支えていたジャッキを取り外すものである。
また、特許文献2に記載された建築物の施工方法は、捨てコンクリート上に底盤補強用鉄筋及び底盤補強用鉄筋に連なった基礎立ち上がり用鉄筋(あばら筋)と、土台を受ける基礎治具の下部(支持体基部)を設置する。
そして、底盤補強用鉄筋、基礎立ち上がり用鉄筋の下部及び前記支持体基部を埋設するコンクリートを打設して基礎の底盤を形成する。
次いで、前記支持体基部に支持体本体を接続して基礎治具を組み立て、その基礎治具に土台を載せ、さらに、その土台と前記底盤との間に高さ調整の可能な鉛直支持部材を介在し、その鉛直支持部材の高さを変えて土台のレベル調整を行う。
その後、基礎立ち上がり用鉄筋と、前記支持体本体と前記鉛直支持部材を囲う基礎立ち上がり部用型枠を設置してその形枠内にコンクリートを流し入れ、基礎立ち上がり部を形成する。
特開昭63−251527号公報 特開2016−153559号公報
特許文献1の方法は、ベタ基礎が必要とされるときには利用できない。ベタ基礎には、鉄筋に補強された基礎立ち上がり部が存在するが、特許文献1の方法では、独立基礎間に鉄筋が配置されていないため、土台の大部分の領域を支える基礎立ち上がり部を満足に形成することができない。
また、特許文献2の方法は、ベタ基礎用であるが、基礎の底盤に対する土台の連結が基礎治具のみを介して行なわれるため、基礎による土台の安定係留に関する信頼性がさほど高まらず、木造建築用の基礎の構築では問題がなくても、鉄骨造りの2階建〜4階建の建物の基礎の構築には適さない。
加えて、基礎の底盤と基礎立ち上がり部を補強する鉄筋の配筋が土台の無い状態で行なわれるため、配筋位置の照合などがし辛く、配筋作業が手間取るなどの不具合も考えられる。
そこで、この発明は、鉄骨造りの建物を支えるベタ基礎について、鉄骨の土台のレベル調整と補強用鉄筋の配筋を簡単に行え、さらに、基礎立ち上がり部による土台の係留が信頼性良くなされる構築方法を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、下記(a)〜(j)の工程を経る建物の基礎の構築方法を提供する。
(a)現場の基礎設置部の地盤を設計位置まで掘り下げて基礎底盤設置領域の指定箇所に目的の配管を敷設する工程。
(b)基礎立ち上がり部設置領域と基礎底盤設置領域の地盤掘り下げ箇所を、砕石を投入して所定深さになるところまで埋め戻す工程。
(c)基礎立ち上がり部設置領域と基礎底盤設置領域の埋め戻し後の地盤表面を防湿シートで覆う工程。
(d)基礎立ち上がり部設置領域の防湿シート上に生コンクリートを流し入れ、複数の設定箇所にそれぞれ支圧板が埋め込まれた捨てコンクリートを形成する工程。
(e)予め工場で加工した軽量鉄骨を現場で土台に組み立て、その土台を、前記支圧板の各々に個別に受け支えられる高さ調整の可能な鋼製束で支持してその土台のレベルを調整する工程。
(f)レベル調整を終えた土台、又はレベル調整を行う前の土台の所要箇所に、基礎立ち上がり部のコンクリート中に埋設される鉄筋フックを垂下して取り付ける工程。
(g)基礎の底盤を補強する底盤補強用筋と、主筋とあばら筋を組み合わせた基礎立ち上がり部補強用鉄筋を、前記主筋の一部が前記鉄筋フックに係合する位置に置かれるようにして配筋する工程。
(h)前記土台の軽量鉄骨に沿って基礎立ち上がり部用の型枠を設置する工程。
(i)前記底盤補強用鉄筋が配置された基礎底盤設置領域にコンクリートを打設し、さらに、前記型枠内にコンクリートを流し入れる工程。
(j)前記コンクリートの養生後に前記型枠を外してベタ基礎を完成させる工程。
なお、目的の配管は基礎の底盤上に設置することもあり、そのときには、目的の配管の敷設は、土台の配置とレベル調整を終えた後になる。
前記基礎立ち上がり部の補強は、ダブル配筋の主筋と、ダブル配筋のあばら筋と、立ち上がり補強筋を組み合わせた鉄筋、又はこれに腹筋をさらに加えた鉄筋を用いて行なうのがよい。
この発明の方法によれば、現場で組み立てた軽量鉄骨の土台を鋼製束で支持し、ベタ基礎を構築する前に土台のレベル調整を行なう。
そのため、前記特許文献1,2の方法と同様に、土台のレベル調整を、基礎立ち上がり部の精度などに左右されずに簡単に行うことができる。
また、土台の配置とレベル調整を行なった後に、基礎の底盤と立ち上がり部を補強する鉄筋を配筋するので、土台を位置基準にした配筋が可能であり、配筋作業が容易になって基礎設置の工期短縮が図れる。
さらに、この発明の方法では、軽量鉄骨の土台に、基礎立ち上がり部のコンクリート中に埋設される鉄筋フックを予め取り付けたので、基礎立ち上がり部に対して土台が鉄筋フックを介して繋がれる。
加えて、前記主筋の一部はその鉄筋フックに係合する位置に置かれており、そのために、特許文献1,2などに示される従来の方法に比べて基礎立ち上がり部と土台の連結が強固になり、ベタ基礎による土台係留の安定性が高まる。
現場の基礎設置部の地盤を掘り下げた状態を示す断面図である。 地盤掘り下げ部の一部を埋め戻した状態を示す断面図である。 埋め戻し箇所の地盤表面を防湿シートで覆った状態を示す断面図である。 地盤掘り下げ部の基礎立ち上がり部設置領域に、捨てコンクリートを形成した状態を示す断面図である。 現場で土台を組み立て、その土台を複数の鋼製束で支持した状態を示す斜視図である。 レベル調整後の土台に鉄筋フックを取り付けた状態を示す斜視図である。 基礎の底盤と基礎立ち上がり部を補強する鉄筋の配筋状態を示す斜視図である。 基礎立ち上がり部補強用鉄筋の組み合わせ状態を示す断面図である。 基礎立ち上がり部用の型枠を設置した状態を示す断面図である。 完成した土台付きベタ基礎の概略構成を示す断面図である。 土台付きベタ基礎の基礎立ち上がり部に囲まれた空間を示す斜視図である。
この発明の建物の基礎の構築方法の実施の形態を、添付図面の図1〜図11に基づいて説明する。
例示の建物の基礎(土台付きベタ基礎)の構築方法では、まず、図1に示すように、現場の基礎設置部の地盤Eを設計位置まで掘り下げる。図中Aは、基礎立ち上がり部設置領域、Bは、基礎底盤設置領域である。
次いで、基礎底盤設置領域Bの指定箇所に目的の配管、即ち、上水用配管7や下水用配管8を敷設する。必要があればガス管9も敷設する。これらの配管は、基礎の底盤上に設置することもある。底盤上に設置する配管は、土台の配置とレベル調整を終えた後に敷設する。
次に、図2に示すように、基礎立ち上がり部設置領域Aとその基礎立ち上がり部設置領域Aに囲まれた基礎底盤設置領域Bの地盤掘り下げ箇所を所定深さになるところまで砕石10で埋め戻す。
そして、図3に示すように、基礎立ち上がり部設置領域Aと基礎底盤設置領域Bの地盤Eの表面を防湿シート13で覆う。
その後、図4に示すように、基礎立ち上がり部設置領域Aの防湿シート13上に生コンクリートを流し入れ、複数の設定箇所にそれぞれ鉄板製の支圧板12(図5、図6参照)が埋め込まれた捨てコンクリート11を形成する。
その捨てコンクリート11の形成工程では、基礎底盤設置領域Bの地盤Eを覆っている防湿シート13上に、コンクリートを薄く流し広げた防湿シート保護のためのシート覆い14を同時に設けることができる。
捨てコンクリート11が固化したら、予め工場で所定長さに切断し、かつ、必要箇所に対する孔あけなどの加工を施した軽量鉄骨5を、現場で一連の土台4に組み立てる。そして、その土台4を、図5に示すように、複数の鋼製束16で支持して当該土台4のレベル(水平状態)を調整する。
レベル調整を行う前の土台4は、軽量鉄骨5の少なくとも一部(鋼製束16による支持箇所が存在しない軽量鉄骨)を正規の組み付け位置ではない箇所に仮止めしたものであってもよい。仮止めされた軽量鉄骨は、土台4のレベル調整後、或いはベタ基礎完成後に土台4の正規箇所に連結固定する。
例示の土台4は、単段の軽量鉄骨5を組み合わせたものになっているが、建物の規模によっては、少なくとも一部の箇所では軽量鉄骨5を2段に重ねた土台が採用される。
図5の符号6を付した鎖線で表した部材は、土台4を補強して保形性を高める補助フレームである。この補助フレーム6は、必要に応じて設けられ、ベタ基礎完成後に取り外される。
鋼製束16の各々は、円錐状の突起(図示せず)を下面の中心部に有しており、その突起を支圧板12に設けられている孔(これも図示せず)に差し込んでそれぞれの鋼製束16を支圧板12で位置ずれしないように受け支える。そして、その鋼製束16の上端を土台4に接続する。
鋼製束16は、ターンバックルなどの高さ調整機構16aを有している。この鋼製束16の高さを変えることで、土台4を傾きの無い水平姿勢にする。
土台4には、その土台4のレベル調整を行う前、又は、レベル調整を終えた後に、図6に示すように、土台4を構成するH型鋼などの軽量鉄骨5に鉄筋フック15を垂下して取り付ける。その鉄筋フック15は、軽量鉄骨5の所要箇所(長さ方向に間隔をあけた箇所)に取り付ける。
鉄筋フック15は、鋼製束16と共に基礎立ち上がり部3(図8、図10、図11参照)のコンクリート中に埋設される。この鉄筋フック15は、下端に形成されたフック15aに対して、後述する基礎立ち上がり部補強用鉄筋18に含まれた主筋18aの一部が内側に入り込んで係合するように土台4に対する取り付け姿勢が調整されている。
土台4に対する鉄筋フック15の取り付けと土台4のレベル調整を終えたら、基礎の底盤2(図8、図10、図11参照)を補強する底盤補強用鉄筋17と、基礎立ち上がり部補強用鉄筋18(図7参照)を配筋する。
基礎立ち上がり部補強用鉄筋18は、図8では、ダブル配筋の主筋18aと、ダブル配筋のあばら筋18bと、底盤補強用鉄筋17の延長上に配置される立ち上がり補強筋18cを組み合わせたものが用いられている。鉄筋フック15と鋼製束16も、立ち上がり補強筋18cと同様の役目を果たす。
基礎立ち上がり部の補強は、必要があれば腹筋(図示せず)も追設してなされる。
基礎の底盤と立ち上がり部の配筋を完了したら、図9に示すように、土台4の軽量鉄骨5に沿って基礎立ち上がり部用の型枠19を設置する。
その型枠19は、安定した位置保持のために、必要に応じてパイプサポートジャッキ20などを用いて支える。
型枠19の設置が完了したら、底盤補強用鉄筋17が配置されている基礎底盤設置領域Bにコンクリートを打設する。また、底盤のコンクリートがある程度固まったら、基礎立ち上がり部用の型枠19内にもコンクリートを流し入れる。
そして、打設したコンクリートを数日間養生させて固化させ、養生期間経過後に型枠19を外してベタ基礎を完成させる。上記の方法によって構築した土台付きベタ基礎1の概略構成を図10に示す。
なお、土台4の材料として、図6に示したような、H型鋼のウェブに小孔21が貫通して多数あけられた軽量鉄骨5を用いるときには、ベタ基礎1の完成後に、基礎立ち上がり部3に囲まれた空間22(土台4よりも下側部分の空間。図10、図11参照)を土やコンクリートで埋めることができる。
空間22は、床下の点検スペースを必要としないときには省くことができ、その空間22が無くても、床下空間(軽量鉄骨5によって周囲が囲まれる空間)の換気は、前記小孔21が通気孔として働いて問題なくなされる。
以上のようにして構築した土台付きベタ基礎1の土台4上に鉄骨の柱、梁、補強フレーム、床板、屋根、壁や間仕切り用のALCパネル、各種の室内配管や室内配線、天井、内装等(いずれも図示せず)を設けて鉄骨造りの建物を完成させる。
以上述べた建物の基礎の構築方法によれば、基礎の底盤2と基礎立ち上がり部3を施工する前に土台4のレベル調整を行うので、そのレベル調整を基礎立ち上がり部の精度などに左右されずに簡単に行うことができる。
また、位置の定まったレベル調整後の土台4を基準にした補強用鉄筋の配筋位置の確認が行なえ、配筋作業が容易になって基礎設置のさらなる工期短縮が図れる。
さらに、軽量鉄骨の土台4に取り付けられて基礎立ち上がり部3の一部の主筋18aに係合する鉄筋フック15を介して土台4が基礎立ち上がり部3に繋がれるため、基礎立ち上がり部3と土台4の連結が強固になり、ベタ基礎による土台4の係留安定性が高まる。
この発明の方法によって構築される基礎は、地盤の不等沈下などが防止されるベタ基礎であり、基礎立ち上がり部3を、ダブル配筋の主筋18a、ダブル配筋のあばら筋18b、立ち上がり補強筋18cが組み合わされた鉄筋、或いはそれにさらに腹筋が含められた鉄筋による補強がなされたものにすることで高強度が得られ、鉄骨造りの2〜4階建ての建物用として利用できる。
1 土台付きベタ基礎
2 基礎の底盤
3 基礎立ち上がり部
4 土台
5 軽量鉄骨
6 補助フレーム
7 上水用配管
8 下水用配管
9 ガス管
10 砕石
11 捨てコンクリート
12 支圧板
13 防湿シート
14 シート覆い
15 鉄筋フック
15a フック
16 鋼製束
16a 高さ調整機構
17 底盤補強用鉄筋
18 基礎立ち上がり部補強用鉄筋
18a 主筋
18b あばら筋
18c 立ち上がり補強筋
19 型枠
20 パイプサポートジャッキ
21 小孔
22 基礎立ち上がり部に囲まれた空間
E 地盤
A 基礎立ち上がり部設置領域
B 基礎底盤設置領域

Claims (4)

  1. 下記(a)〜(j)の工程を経る建物の基礎の構築方法。
    (a)現場の基礎設置部の地盤を設計位置まで掘り下げて基礎底盤設置領域の指定箇所に目的の配管を敷設する工程。
    (b)基礎立ち上がり部設置領域と基礎底盤設置領域の地盤掘り下げ箇所を、砕石を投入して所定深さになるところまで埋め戻す工程。
    (c)基礎立ち上がり部設置領域と基礎底盤設置領域の埋め戻し後の地盤表面を防湿シートで覆う工程。
    (d)基礎立ち上がり部設置領域の防湿シート上に生コンクリートを流し入れ、複数の設定箇所にそれぞれ支圧板が埋め込まれた捨てコンクリートを形成する工程。
    (e)予め工場で加工した軽量鉄骨を現場で土台に組み立て、その土台を、前記支圧板の各々に個別に受け支えられる高さ調整の可能な鋼製束で支持してその土台のレベルを調整する工程。
    (f)レベル調整を終えた土台、又はレベル調整を行う前の土台の所要箇所に、基礎立ち上がり部のコンクリート中に埋設される鉄筋フックを垂下して取り付ける工程。
    (g)基礎の底盤を補強する底盤補強用筋と、主筋とあばら筋を組み合わせた基礎立ち上がり部補強用鉄筋を、前記主筋の一部が前記鉄筋フックに係合する位置に置かれるようにして配筋する工程。
    (h)前記土台の軽量鉄骨に沿って基礎立ち上がり部用の型枠を設置する工程。
    (i)前記底盤補強用鉄筋が配置された基礎底盤設置領域にコンクリートを打設し、さらに、前記型枠内にコンクリートを流し入れる工程。
    (j)前記コンクリートの養生後に前記型枠を外してベタ基礎を完成させる工程。
  2. 目的の配管の敷設を、土台の配置とレベル調整を終えた後に行い、その他の工程は請求項1と同じにしてベタ基礎を構築する建物の基礎の構築方法。
  3. 前記土台の材料として、H型鋼のウェブに貫通した小孔が多数あけられた軽量鉄骨を用い、前記工程(j)の後に、前記基礎立ち上がり部に取り囲まれた空間を土やコンクリートで埋める請求項1又は2に記載の建物の基礎の構築方法。
  4. 前記基礎立ち上がり部の補強を、ダブル配筋の主筋と、ダブル配筋のあばら筋と、立ち上がり補強筋を組み合わせた鉄筋を用いて行なう請求項1〜3のいずれかに記載の建物の基礎の構築方法。
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