JP2020093846A - ブランク - Google Patents

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Abstract

【課題】極めて容易に組み立て可能であり、第1面板および第2面板がともに折り曲げられた状態において箱体として自立可能なブランクおよび該ブランクを効率的に組み立てることのできる組立治具を提供すること。【解決手段】多角形状の底面板101と、底面板101の頂点を挟んで隣接する2辺のうちの一方の辺に折り曲げ可能に連設された第1面板105と、他方の辺に折り曲げ可能に連設された第2面板120とを有し、第1面板105および第2面板120がともに折り曲げられたときに第1面板105と第2面板120との連結構造が底面板101の頂点のすべての箇所で一斉に形成されるように構成されたロック構造部150を有する構成とされる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば段ボール等の紙製の箱体(包装箱)を形成するためのブランクに関する。
段ボールや板紙などのシート状の素材で構成されたブランク(もしくはこれを組み立てた箱体)としては、種々の構成のものが知られている。
例えば、特許文献1には、四角形状の底壁と、底壁の4辺の各々と連続する側壁と、底板における四隅の角部の外方に形成され隣り合う側板同士を連結する連携部とを備えた形に型抜きされ、かつ適宜の個所に切込みや谷折線が設けられたものが開示されている。このブランクにおいては、切り込みによって連携部から一部切り離された係止片(半円部)が側壁と連携部との境界近傍に形成された切り欠きに差し込まれて係合されることにより、隣り合う側壁同士が互いに固定される構造とされている。
特開2014−105000号公報
而して、ブランクを現場で組み立てて箱体を形成するには、ある程度の熟練と手間を必要とする。このため、組み立て作業に不慣れな者が、現場で容易にかつ迅速に組み立てることは困難である。例えば、一般的に手組みする機会が多いC式ダンボールやN式ダンボールは、額縁折り、フラップを交差させ係止させるといった工程を要し、組立には時間がかかり、また、熟練度も必要となる。
したがって、ブランクにおいては、特に熟練を有しない者でも、簡単な作業で迅速に組み立てることができる簡易な組み立て構造が望まれている。
また、ブランクにおいては、箱詰めが終了するまでの間は、側壁が自立していることが必要とされる。
しかしながら、特許文献1に記載されているように、係止片をスリットに係合させて隣り合う側壁を連結させる構造のものにおいては、係止片やスリットの開口部が潰れやすく、係合が不十分である場合には、係止片がスリットから抜けやすいという問題がある。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、極めて容易に組み立て可能であり、第1面板および第2面板がともに折り曲げられた状態において箱体として自立可能なブランクおよび該ブランクを効率的に組み立てることのできる組立治具を提供することを目的とする。
本発明は、多角形状の底面板と、前記底面板の頂点を挟んで隣接する2辺のうちの一方の辺に折り曲げ可能に連設された第1面板と、他方の辺に折り曲げ可能に連設された第2面板とを有するブランクであって、前記第1面板および前記第2面板がともに折り曲げられたときに前記第1面板と前記第2面板との連結構造が前記底面板の頂点のすべての箇所で一斉に形成されるように構成されたロック構造部を有する構成とすることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係る発明のブランクによれば、第1面板および第2面板がともに折り曲げられることで第1面板と第2面板との連結構造が底面板の頂点のすべての箇所で一斉に形成されるように構成されたロック構造部を有することにより、組み立てに際して熟練度を必要とすることなく、組み立て作業に不慣れな者であっても容易かつ迅速に組み立てることができる。また、仮組立状態において箱体として自立可能となり、この状態で、物品の収納作業を行うことができるようになるため、作業効率を高めることができる。
本請求項2に記載の構成によれば、第1フラップおよび第2フラップを折り曲げた状態で第1面板および第2面板を折り曲げ第2フラップに対して第1フラップを挿入するという極めて簡単な操作で、箱体として自立可能な仮組立状態を得ることができる。特に、第1面板を折り曲げる過程において第1フラップを折り曲げるとともに第2面板を折り曲げる過程において第2フラップを折り曲げるように構成された特定の組立治具を用いることで、作業効率を飛躍的に向上させることが可能となる。
本請求項3に記載の構成によれば、先端が外方に向かって延びるよう第1面板および第2面板が拡開した状態において第1フラップと第2フラップとの係合構造が形成されるように第1フラップの係合部および第2フラップの被係合部が設けられていることにより、第1フラップが第2フラップから抜けることを回避することができ、仮に、第1フラップの係合部と第2フラップの被係合部との係合が作業途中で解除された場合であっても、作業者が再度簡単に組み立てることができる。また、仮組立状態でのスタッキングが可能となるため、作業効率を一層向上させることができる。
本請求項4に記載の構成または本請求項5に記載の構成によれば、第1フラップと第2プラップとの係合構造を確実に形成することができる。
特に、本請求項5に記載の構成によれば、箱体の高さ寸法に影響を受けることなく、第1フラップと第2プラップとの係合構造を確実に形成することができるので、例えば高さ寸法が例えば25mm程度の小さいものであっても、上記効果を確実に得ることができる。また、第1面板および第2面板を天板部形成用折曲線で折り曲げて箱体を封滅するときに、第1フラップと第2プラップとの係合構造が解除されることを回避することができ作業効率を一層向上させることができる。さらに、第1フラップと第2プラップとの係合構造部分が箱体の側面に露出しないので、箱体側面の隙間を低減させることができ、塵埃の侵入防止対策や防虫対策が可能となる。
本請求項6および本請求項7に記載の構成によれば、第1面板および第2面板の各々が自身の弾性によって形状復帰するように傾動することで、第1フラップの係合部と第2フラップの被係合部とを確実に係合させることができる。
また、本請求項6に記載の構成によれば、第1フラップの係合部が第3折曲線に対して離間した位置に形成されているため、第1フラップと第1面板との連設部に十分な強度を確保することができ第1フラップが破損するなどの不具合が生ずることを回避することができる。
本請求項8に記載の構成によれば、第1フラップおよび第2フラップの変形を伴うことなしに、第1フラップを第2フラップに挿入することができるため、第1フラップおよび第2フラップを潰すことなく所期の係合構造を確実に得ることができる。
本請求項9に記載の構成によれば、所期の係合状態を確実に得ることができるとともに、1枚のブランクを打抜くために必要な資材面積が小さくて済み、無駄になる原紙も少なく、材料コストを低減することができる。
本請求項10に係る発明の組立治具によれば、治具本体に装填されるブランクの底面板を押圧具によって上方から押圧するという簡単な作業で、ブランクを仮組立状態において箱体として自立可能な状態とすることができてブランクを効率よく組み立てることが可能となる。
本請求項11に記載の構成によれば、第1面板を折り曲げたときに、第1面板に先行して底面板に対して立設された第2面板における第2フラップの空間部に、第1面板の第1フラップを確実に挿入することができ第1フラップにおける係合部と第2フラップにおける被係合部とを係合させることができる。
本請求項12に記載の構成によれば、簡単な構成で、押圧具によってブランクを押圧するという一の動作により第1面板および第2面板を順次に折り曲げることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るブランクの一例における構成を示す平面図である。 図1における二点鎖線で囲まれた領域を示す拡大図である。 組立治具の一構成例を概略的に示す平面図である。 第1フラップガイド板、第2フラップガイド板、第1面板ガイド板および第2面板ガイド板の位置関係を示す図であって、(a)第2面板ガイド板の側方から見た図、(b)第1面板ガイド板の側方から見た図である。 ブランクが治具本体にセット(装填)された状態を示す平面図である。 ブランクの組立工程を示す概略図であって、(a)第1フラップおよび第2フラップが折り曲げられた状態で第1面板および第2面板が折り曲げられ始めた状態を示す図、(b)第1フラップが第2フラップの空間部に挿入される状態を示す図、(c)第1面板および第2面板が底面板に対して立設された状態を示す図、(d)第1フラップの係合部と第2フラップの被係合部とが係合された状態を示す図である。 仮組立状態の包装箱を示す斜視図である。 図7に示す仮組立状態の包装箱における第1フラップと第2フラップとの係合構造を外面側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るブランクの他の例における要部の構成を示す拡大図である。 図9に示すブランクの組み立て工程を示す概略図であって、(a)第1フラップが第2フラップの空間部に挿入された状態を示す図、(b)第1フラップの係合部と第2フラップの被係合部とが係合された状態を示す図、(c)仮組立状態の箱体における第1フラップと第2フラップとの係合構造を外面側から見た図である。 本発明の第2実施形態に係るブランクの一例における構成を示す平面図である。 図11における二点鎖線で囲まれた領域を示す拡大図である。 組立治具本体の他の構成例を概略的に示す平面図である。 第1フラップガイド板、第2フラップガイド板、第1面板ガイド板および第2面板ガイド板の位置関係を示す図であって、(a)第2面板ガイド板の側方から見た図、(b)第1面板ガイド板の側方から見た図である。 図11に示すブランクの組立工程を示す概略図であって、(a)第1フラップが第2フラップの空間部に挿入された状態を示す図、(b)第1フラップと第2フラップとが係合された状態を示す図である。 仮組立状態の包装箱を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るブランクの他の例における要部の構成を示す拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るブランクのさらに他の例における要部の構成を示す拡大図である。
本発明のブランクは、多角形状の底面板と、前記底面板の頂点を挟んで隣接する2辺のうちの一方の辺に折り曲げ可能に連設された第1面板と、他方の辺に折り曲げ可能に連設された第2面板とを有するブランクであって、前記第1面板および前記第2面板がともに折り曲げられたときに前記第1面板と前記第2面板との連結構造が前記底面板の頂点のすべての箇所で一斉に形成されるように構成されたロック構造部を有する構成とされていれば、その他の具体的な構成はいかなるものであってもよい。
本発明のブランクを構成する材料は、段ボール、厚紙など各種の紙材料から選択可能であるが、紙質はいかなるものであってもよく、種々のコーティングが行われたもの、紙以外の樹脂等で形成されたものであってもよい。
また、本発明のブランクから形成される箱体の形式は、底面板に対して立設される隣接する2つの面板の係合構造が形成されるよう組み立てられるものであれば、いかなるものであってもよく、例えばヤッコ型(たとう式)、C式、N式等であってよい。また、箱体の天面を構成する蓋の構造についても、特に限定されるものではなく、A式やB式等の構造が採用されたものであってもよい。
以下においては、本発明の実施形態について、ヤッコ型(たとう式)の包装箱を形成し得る段ボールシートからなるブランクを例に挙げて説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係るブランク100は、正方形形状の平面領域内において十字形状を呈するように構成されている。具体的には、矩形状例えば長方形状の底面板101と、底面板101の対向する一対の辺の各々に第1折曲線102を介して連設された一対の第1面板105a,105bと、底面板101の他の対向する一対の辺の各々に第2折曲線103を介して連設された一対の第2面板120,120とを有する。ここに、第1折曲線102および第2折曲線103は、段ボールシートの目方向(図1において、円形内の縞模様で示す。)に対してなす角が例えば45°となるように設けられている。段ボールシートの目方向は、特に限定されるものではなく、第1折曲線102および第2折曲線103が段ボールシートの目方向と直交するように設けられていてもよい。第1折曲線102および第2折曲線103が、段ボールシートの目方向に対してなす角が45°となるように設けられていることにより、折り畳み性を高めることができる。
一方の第1面板105aは、包装箱における側面板を形成する側板部106と、包装箱における天面板の一部を構成する外天板部107とを有する。側板部106と外天板部107とは、第1折曲線102と互いに平行に延びるように設けられた天板部形成用折曲線108を介して連続している。外天板部107の先端には、差込片111を有する差込部110が差込部形成用折曲線112を介して折曲げ自在に設けられている。
他方の第1面板105bは、包装箱における側面板を形成する側板部106と、2つの開封切取線116,117によって区画され破断可能に構成された線状の分離部115と、包装箱における天面板の一部を構成する外天板部107とを有する。外天面部107には、一方の第1面板105aの差込片111が挿入される切り込み119を有する切込部118が設けられている。ここに、第1折曲線102に対する近位側の開封切取線116は、天板部形成用折曲線としても機能する。
以下、第1面板105a,105bについて、それぞれを特に区別する場合を除いて、単に、第1面板105として表す。
第2面板120の各々は、互いに同一の構成であって、包装箱における側面板を形成する側板部121と、包装箱における天面板の一部を構成する内天板部122とを有する。側板部121と内天板部122とは、第2折曲線103と互いに平行に延びるように設けられた天板部形成用折曲線123を介して連続している。
本実施形態のブランク100は、第1面板105および第2面板120がともに底面板101に対して立設するよう折り曲げられたときに、第1面板105と第2面板120との連結構造が底面板101の頂点のすべての箇所で一斉に形成されるように構成されたロック構造部150を有する。
ロック構造部150は、第1折曲線102に対して直交方向に延びる第1面板105の端縁に第3折曲線125を介して連設された第1フラップ130と、第2折曲線103に対して直交方向に延びる第2面板120の端縁に第4折曲線126を介して連設された第2フラップ140とにより構成されている。
図2にも示すように、本実施形態における第1面板105における第1フラップ130は、例えば先細りの舌片状であって、第2フラップ140との係合に際して第2フラップ140の連設部144が位置される空隙を形成するように、側板部106を形成する端縁部分の第1折曲線102に対する遠位側位置に設けられている。
第1フラップ130は、第3折曲線125に対して直交方向に離間した位置に係合部131を有する。本実施形態においては、係合部131は例えば開口形状が矩形状の貫通孔132により形成されている。
本実施形態の第2フラップ140は、図2にも示すように、平面視で略三角形状の舌片状であって、第2面板120の側板部121を形成する端縁部分の全域にわたって外方に突出して延びるように設けられたフラップ形成部に、第1フラップ130が挿入される空間部142が形成されることにより構成されている。
空間部142は、例えば、第2面板120の端縁に沿って延びるよう切り欠き状に形成されており、空間部142の第2折曲線103に対する遠位側が解放されている。したがって、第2フラップ140は、第2面板120の側板部121を形成する端縁部分の第2折曲線103に対する近位側位置において頸状を呈する連設部144を介して第2面板120に連設されている。なお、空間部142は、第2折曲線103に対する近位側が解放された切り欠き状とされていてもよく、また、スリット状に形成されていてもよい。
空間部142は、第4折曲線126に沿った方向の寸法が第1フラップ130の第3折曲線125に沿った方向における最大寸法と同等またはそれ以上の大きさとなり、また、第4折曲線126と直交する方向の寸法が第1フラップ130の厚み寸法より大きくなるように構成されている。
また、第2フラップ140は、空間部142に設けられ第1フラップ130の係合部131が係合する被係合部141を有する。本実施形態においては、被係合部141は、第4折曲線126に対して直交方向に離間した位置において空間部142に突出するように形成された突出片143により構成されている。
このように、第1フラップ130における係合部131が第3折曲線125と離間した位置に設けられ、第2フラップ140における被係合部141が第4折曲線126と離間した位置に設けられていることにより、第1フラップ130の第2フラップ140に対する挿入位置と別個の位置で係合構造が形成されることとなる。
上記のブランク100は、組み立てに際して副資材や自動機を必要とせず、作業者が手作業により行うことができるが、専用の組立治具を用いることで、より効率的に組み立てることができる。以下、上記構成のブランク100の組み立て方法について、組立治具を用いた方法を例に挙げて説明する。組立治具の一構成例を図3に示す。
この組立治具は、ブランク100が装填される治具本体155と、装填されたブランク100の底面板101を上方から押圧して治具本体155に押し込む押圧具190とを備えている。
治具本体155は、第1面板105および第2面板120を底面板101に対して立設するよう折り曲げて第1面板105と第2面板120との連結構造を底面板101の頂点のすべての箇所で一斉に形成させる連結構造形成機構を備える。
連結構造形成機構は、第1フラップ130を第3折曲線125で折り曲げるとともに第2フラップ140を第4折曲線126で折り曲げるように構成されたフラップ折曲機構160と、第1面板105を第1折曲線102で折り曲げる第1面板折曲機構170と、第2面板120を第1面板105に先行して第2折曲線103で折り曲げる第2面板折曲機構175とを備えている。
本実施形態に係る治具本体155は、ブランク100の底面板101の形状に適応する開口形状を有する中央開口部157が形成された平面略矩形状の基板156を備えており、4つのフラップ折曲機構160が基板156の表面上の4隅に設けられ、第1面板折曲機構170が一方向(図3において左右方向)に隣接するフラップ折曲機構160間の位置に設けられ、第2面板折曲機構175が前記一方向と直交する方向(図3において上下方向)に隣接するフラップ折曲機構160間の位置に設けられた構成とされている。
各々のフラップ折曲機構160は、第1フラップ130を折り曲げる第1フラップ折曲部161と、第2フラップ140を折り曲げる第2フラップ折曲部165とを有する。
第1フラップ折曲部161は、図4にも示すように、基板156に対して立設するように設けられた第1フラップガイド板162を有する。第1フラップガイド板162は、上面に第1フラップ130を下面側から支持する平坦な第1フラップ支持面163を有する。
第2フラップ折曲部165は、互いに対接され基板156に対して立設するよう設けられた第2フラップガイド板166および第2フラップ支持板168を有する。第2フラップガイド板166および第2フラップ支持板168は、上面に第2フラップ140を下面側から支持する平坦な第2フラップ支持面167を有する。
第1フラップガイド板162と、第2フラップガイド板166および第2フラップ支持板168とは平面視にてL字状に並ぶよう配置されている。
第1面板折曲機構170は、第1面板105を摺接案内する第1面板ガイド面172を有する3つの第1面板ガイド板171を備えている。
第1面板ガイド板171は、第1面板105の中央部および第1面板105の両側部を摺接案内するように、隣接するフラップ折曲機構160の第1フラップ折曲部161間における略中央位置において立設されているとともに第1フラップガイド板162の側面、第2フラップガイド板166の端面および第2フラップ支持板168の端面に対接された状態で立設されている。
ここに、第1面板ガイド板171の配置位置や数は特に限定されるものではなく、ブランク100のサイズ等に応じて適宜変更することができる。
第1面板ガイド板171は、図4にも示すように、第1傾斜面部173aと、第1傾斜面部173aに滑らかに連続する第2傾斜面部173bとにより構成された第1面板ガイド面172を有する。第2傾斜面部173bは、第1傾斜面部173aより大きな傾斜角度を有し、したがって、第1面板ガイド板171は、第1面板105を基板156に対して徐々に(段階的に)折り曲げるよう構成されている。
第2面板折曲機構175は、第2面板120を摺接案内する第2面板ガイド面177を有する3つの第2面板ガイド板176を備えている。
第2面板ガイド板176は、第2面板120の中央部および第2面板120の両側部を摺接案内するように、隣接するフラップ折曲機構160の第2フラップ折曲部165間における略中央位置において立設されているとともに第2フラップガイド板166の側面に対接された状態で立設されている。
ここに、第2面板ガイド板176の配置位置や数は特に限定されるものではなく、ブランク100のサイズ等に応じて適宜変更することができる。
第2面板ガイド板176は、図4にも示すように、第1傾斜面部178aと、第1傾斜面部178aに滑らかに連続する第2傾斜面部178bとにより構成された第2面板ガイド面177を有する。第2傾斜面部178bは、第1傾斜面部178aより大きな傾斜角度を有し、したがって、第2面板ガイド板176は、第2面板120を基板156に対して徐々に(段階的に)折り曲げるよう構成されている。
第2面板ガイド板176の上端は、第1面板ガイド板171の上端と基板156の表面156aに対して同じ高さレベル位置に位置されており、第2面板ガイド板176における第1傾斜面部178aは、第1面板ガイド板171における第1傾斜面部173aより緩やかな傾斜角度で形成されている。このような構成とされていることにより、第2面板120を第1面板105に先行して折り曲げ始めることが可能となる。
ブランク100を組み立てるに際しては、先ず、図5に示すように、ブランク100を水平となる状態で治具本体155に装填(セット)する。具体的には、第1面板105を第1フラップ折曲部161間に位置させるとともに第2面板120を第2フラップ折曲部165間に位置させ、各々の第1フラップ130および各々の第2フラップ140を各フラップ折曲機構160の第1フラップ支持面163および第2フラップ支持面167によって支持させる。
ブランク100が治具本体155に装填された状態において、ブランク100の底面板101と略同一の平面形状を有する平板状の押圧具190によって、ブランク100の底面板101を上方から押圧する。これにより、図6(a)に示すように、第1フラップ折曲部161は第1フラップ130を第3折曲線125で折り曲げるとともに第2フラップ折曲部165は第2フラップ140を第4折曲線126で折り曲げる。
この状態から更に押圧具190によって押圧することにより、先ず、第2面板120を第2面板ガイド板176の第2面板ガイド面177に当接させて第1傾斜面部178aに沿って案内させ、その後、第2傾斜面部178bの作用によって第2面板120を第2折曲線103で折り曲げ始める。このとき、第1面板105は、第1面板ガイド板171の第1傾斜面部173aに接する状態である。
そして、第2面板120を第2面板ガイド板176の端面の作用によって底面板101に対して垂立するように折り曲げる一方で、第1面板を第2傾斜面部173bの作用によって第1折曲線102で折り曲げ始める。これにより、図6(b)に示すように、第1面板105に先行して折り曲げた第2面板120における第2フラップ140の空間部142に、第1面板105における第1フラップ130を挿入させる。
押圧具190による押圧をさらに継続することにより、図6(c)に示すように、第1面板折曲機構170および第2面板折曲機構175は、第1面板105および第2面板120をともに底板面101に対して垂立した状態となるように折り曲げる。このとき、第1フラップ130は第2面板120に対接され、第2フラップ140は第1面板105に対接された状態とされており、第1フラップ130が第2フラップ140に挿入された位置において第1フラップ130と第2フラップ140との係合構造は形成されない。なお、図6(c)においては、便宜上、押圧具が省略されている。
押圧具190による押圧をさらに継続して行い、ブランク100を基板156の中央開口部157から取り出しブランク100を治具本体155から解放する。
このとき、第1面板105および第2面板120の各々が自身の弾性によって形状復帰するように第1折曲線102および第2折曲線103を中心に傾動することで、図6(d)に示すように、第2フラップ140における被係合部141を構成する突出片143が第1フラップ130における係合部131を構成する貫通孔132に係合する。これにより、4隅において第1面板105と第2面板120との係合構造を一斉に形成し、以って、仮組立状態の包装箱を形成する。
仮組立状態の包装箱にあっては、図7および図8に示すように、各々の第1面板105および各々の第2面板120は先端が外方に向かって延びるよう拡開された状態とされるが、仮組立状態の包装箱は底面板101が接地された状態において自立可能に形成される。
その後、各々の第2面板120における内天板部122を天板部形成用折曲線123で折り曲げた後、一方の第1面板105aにおける外天板部107を天板部形成用折曲線108で折り曲げるとともに他方の第1面板105bにおける外天板部107を開封切取線116で折り曲げ、さらに一方の第1面板105aにおける差込部110を他方の第1面板105bにおける切込部118に挿入することにより、包装箱を得ることができる。
このように、上記の組立治具によれば、治具本体155に装填されるブランク100の底面板101を押圧具190によって上方から押圧するという簡単な作業で、第1面板105と第2面板120との連結構造を底面板101の頂点のすべての箇所で一斉に形成しブランク100を仮組立状態において箱体として自立可能な状態とすることができる。また、ブランク100は中央開口部157を介して治具本体155から解放することができるため、ブランク100を効率よく組み立てることが可能となる。
以上、本発明に係るブランクの一実施形態について詳述したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本発明の第1実施形態に係るブランクにおいて、ロック構造部を構成する第1フラップおよび第2フラップの構成は、第1フラップが第2フラップの空間部に挿入されることで、第1フラップと第2フラップとの係合構造が形成されるように構成されていれば、特に制限されない。
本発明の第1実施形態に係るブランクの他の構成例における第1フラップおよび第2フラップの構成を図9に示す。このブランクは、ロック構造部150aを構成する第1フラップ130aおよび第2フラップ140aの構成が異なる他は上述のブランク100と同様の構成を有する。また、第1フラップ130aおよび第2フラップ140aは互いに接した状態とされているが、それぞれ独立に折曲げ自在に形成されている。
この実施形態のブランクにおいては、第1面板105に設けられた第1フラップ130aは、一端が第1面板105の端縁に第3折曲線125を介して連設された頸部135と、頸部135の他端に連続し係合部131を構成する拡幅頭部136とを有する。第1フラップ130aは、側板部106を形成する端縁部分の第1折曲線102に対する遠位側位置に設けられている。
頸部135の長さは、第2フラップ140aの厚み(資材の厚み)より大きな寸法に設定されている。
第2面板120に設けられた第2フラップ140aは、平面視で多角形状の舌片状であって、第2面板120の側板部121を形成する端縁部分の全域にわたって外方に突出して延びるように設けられている。
第2フラップ140aには、例えば貫通穴により形成され第1フラップ130aが挿入される空間部142aを有する。空間部142aは第4折曲線126に近接して形成されている。第4折曲線126に対して直交方向に離間した位置には、被係合部141を構成する突出片143aが空間部142aに突出するように形成されており、空間部142aの第4折曲線126に沿って延びるスリット状の空間が第1フラップ挿入部146とされ、空間部142aの第4折曲線126に対して遠位側に位置される空間が第1フラップガイド部147とされている。
第1フラップ挿入部146は、第1フラップ130aの拡幅頭部136が挿入可能な大きさとされており、第1フラップガイド部147は、第1フラップ130aの頸部135が収容可能な大きさとされている。
このブランクにおいても、第1フラップ130aの頸部135の長さが第2フラップ140aの厚み(資材の厚み)より大きな寸法に設定されることにより係合部131が第3折曲線125と離間した位置に設けられた構成とされている。また、第2フラップ140aの空間部142aが第1フラップ挿入部146の第4折曲線126に対して遠位側位置に第1フラップガイド部147を有し、被係合部141が第4折曲線126と離間した位置に設けられた構成とされている。このため、第1フラップ130aの第2フラップ140aに対する挿入位置と別個の位置で係合構造が形成されることとなる。
このブランクについても、上述のブランク100と同様の方法により組み立てることができる。すなわち、上述の組立治具を用いて、先ず、第1フラップ130aおよび第2フラップ140aをフラップ折曲機構によってそれぞれ折り曲げた後、第1面板105に先行して第2面板120を折り曲げ始める。そして、第1面板105および第2面板120の各々を第1面板折曲機構および第2面板折曲機構によって徐々に立ち上げていき、図10(a)に示すように、第2フラップ140aにおける空間部142aの第1フラップ挿入部146に第1フラップ130aを挿入する。このとき、第1フラップ130aは第2面板120に対接され、第2フラップ140aは第1面板105に対接された状態とされており、第1フラップ130aが第2フラップ140aに挿入された位置において第1フラップ130aと第2フラップ140aとの係合構造は形成されない。
押圧具による押圧をさらに継続して行い、ブランクを治具本体における中央開口部から取り出しブランクを治具本体から解放する。このとき、第1面板105および第2面板120の各々が自身の弾性によって形状復帰するように第1折曲線102および第2折曲線103を中心に傾動することで、図10(b),(c)に示すように、第1フラップ130aにおける係合部131を構成する拡幅頭部136が第2フラップ140aにおける被係合部141を構成する突出片143aと係合する。これにより、4隅において第1面板105と第2面板120との係合構造を一斉に形成し、以って、仮組立状態の包装箱を形成することができる。
仮組立状態の包装箱にあっては、各々の第1面板105および各々の第2面板120は先端が外方に向かって延びるよう拡開された状態とされるが、仮組立状態の包装箱は、底面板101が接地された状態において自立可能に形成される。
本発明の第1実施形態に係るブランクにおいては、第1フラップの係合部が第2折曲線と離間した位置に形成された構成とされている必要はなく、第1フラップの係合部は、一部が第3折曲線上に位置されるように設けられた構成とされていてもよい。
また、本発明の第1実施形態に係るブランクにおいては、第1フラップおよび第2フラップが側板部の端縁に設けられた構成とされるが、本発明においては、第1フラップおよび第2フラップの形成位置は、側板部を構成する端縁部分に限定されない。本発明の第2実施形態に係るブランクの構成例を図11に示す。
第2実施形態に係るブランク200は、矩形状例えば長方形状の底面板201と、底面板201の対向する一対の辺の各々に第1折曲線102を介して連設された一対の第1面板205,205と、底面板201の他の対向する一対の辺の各々に第2折曲線103を介して連設された一対の第2面板220a,220bとを有する。
本実施形態においては、第1面板205の各々は、互いに同一の構成であって、包装箱における側面板を形成する側板部206と、包装箱における天面板の一部を構成する内天板部209とを有する。側板部206と内天板部209とは、第1折曲線102と互いに平行に延びるように設けられた天板部形成用折曲線108を介して連続している。図11において符号Cは、内天板部209に形成された切目線Cである。
一方の第2面板220aは、包装箱における側面板を形成する側板部221と、包装箱における天面板の一部を構成する外天板部227とを有する。側板部221と外天板部227とは、第2折曲線103と互いに平行に延びるように設けられた天板部形成用折曲線123を介して連続している。外天板部227の先端には、差込片211を有する差込部210が逆罫線からなる差込部形成用折曲線212を介して折曲げ自在に設けられている。差込片211は折曲線213で折り曲げ可能に設けられている。
他方の第2面板220bは、包装箱における側面板を形成する側板部221と、包装箱における天面板の一部を構成する外天板部227とを有する。外天面部227には、一方の第2面板220aの差込片211が挿入される開口部228が設けられている。
他方の第2面板220bには、開封切取線216が形成されており、差込片211が開口部228に挿入されてロックされ包装箱が完成した後は、開封切取線216に沿って他方の第2面板220bの外天板部227を破断することで、開口部228に挿入されてロックされた差込片211を抜くことなく開封するように構成されている。
以下、一方の第2面板220aおよび他方の第2面板220bについて、それぞれを特に区別する場合を除いて、単に、第2面板220として表す。
本実施形態のブランク200においては、ロック構造部250を構成する第1フラップ230が、第1面板205における底面板201の4つの頂点から第1折曲線102に対して直交方向に延びる各々の端縁に、第3折曲線125を介して折曲げ自在に連設されている。
第1フラップ230は、図12にも示すように、第1折曲線102に対して天板部形成用折曲線108より遠位側位置に設けられており、例えば開口形状が矩形状の貫通孔232により形成された係合部231がその一部が第3折曲線125上に位置されるように設けられている。
また、第1フラップ230とともにロック構造部250を構成する第2フラップ240が、第2面板220における底面板201の4つの頂点から第2折曲線103に対して直交方向に延びる端縁の各々に、第4折曲線126を介して折曲げ自在に連設されている。ここに、第2フラップ240は、第1フラップ230とは互いに独立に折り曲げ可能に構成されている。
第2フラップ240は、図12にも示すように、平面視で略半円形状の舌片状のものであって、第2面板220の端縁のほぼ全域にわたって外方に突出して延びるように設けられたフラップ形成部に、第1フラップ230が挿入される空間部242が形成されることにより構成されている。
第2フラップ240の空間部242は、第2折曲線103に対して天板部形成用折曲線123より遠位側位置において、例えば外天板部227の端縁に沿って延びるよう切り欠き状に形成されており、空間部242の第2折曲線103に対する遠位側が解放されている。なお、空間部242は、第2折曲線103に対する近位側が解放された切り欠き状とされていてもよく、また、スリット状に形成されていてもよい。
フラップ形成部は、第2面板220の側板部221を形成する端縁部分に連設され頸状を呈する連設部244と、連設部244と第5折曲線248を介して連設され第1フラップ230の係合部231が係合する被係合部241を有する先端部245とを有する。第5折曲線248は、第2面板220における天板部形成用折曲線123の延長線上に位置され、第2フラップ240の先端部245を、第1フラップ230との係合状態が保持された状態で、外天板部227とともに折り曲げ可能となるように設けられている。
被係合部241は、第2面板220の外天板部227を形成する端縁に対して直交方向に離間した位置において空間部242に突出するように形成された突出片243により構成されている。
第2フラップ240の空間部242は、第4折曲線126に沿った方向の寸法が第1フラップ230の第3折曲線125に沿った方向における最大寸法と同等またはそれ以上の大きさとなり、また、第4折曲線126と直交する方向の寸法が第1フラップ230の厚み寸法より大きくなるように構成されている。
このブランク200についても、第1実施形態に係るブランク100と同様の方法により、ブランク200に対応する組立治具を用いて組み立てることができる。
このブランク200に対応する組立治具は、第1実施形態のブランクを組み立てるための組立治具の治具本体155において、連結構造形成機構の構成が異なる他は、当該治具本体155と基本的な構成は同一である。
図13および図14に示すように、治具本体255におけるフラップ折曲機構260は、第1フラップ230を折り曲げる第1フラップ折曲部261と、第2フラップ240を折り曲げる第2フラップ折曲部265とを有する。
第1フラップ折曲部261は、基板256に対して立設するように設けられた第1フラップガイド板262を有する。第1フラップガイド板262の上面は、第1面板ガイド板271側に向かって低くなるよう傾斜する傾斜面264とされている。
第2フラップ折曲部265は、基板256に対して立設するよう設けられた第2フラップガイド板266を有する。第2フラップガイド板266の上面は、第2面板ガイド板276側に向かって低くなるよう傾斜する傾斜面269とされている。
この治具本体255には、装填されるブランク200の移動を規制する位置規制部280が設けられている。位置規制部280は、2枚の板状部材が平面視でL字状をなすよう設けられて構成されており、基板256の4隅においてフラップ折曲機構260の外方側に配置されている。
また、この治具本体255においては、第1面板折曲機構270は、第1面板205の両側部を摺接案内する第1面板ガイド面272を有する2つの第1面板ガイド板271により構成されており、第1面板ガイド板271は、隣接する第1フラップ折曲部261間において第1フラップガイド板262の側面に対接された状態で立設されている。第1面板ガイド面272は、第1傾斜面部273aと、第2傾斜面部273bとを有する。
第2面板折曲機構275は、上述の組立治具と同様に、2面板220を摺接案内する第2面板ガイド面277を有する3つの第2面板ガイド板276を備えている。第2面板ガイド面277は、第1傾斜面部278aと、第2傾斜面部278bとを有する。
この組立治具においても、第2面板ガイド板276の上端は、第1面板ガイド板271の上端と基板256の表面256aに対して同じ高さレベル位置に位置され、第2面板ガイド板276における第1傾斜面部278aは、第1面板ガイド板271における第1傾斜面部273aより緩やかな傾斜角度で形成されており、第2面板220を第1面板205に先行して折り曲げ始めることが可能に構成されている。
ブランク200を組み立てるに際しては、第1面板205を第1フラップ折曲部261間に位置させるとともに第2面板220を第2フラップ折曲部265間に位置させ、ブランク100が水平となる状態で治具本体255に装填(セット)する。各々の第1フラップ230および各々の第2フラップ240は、第1フラップガイド板262および第2フラップガイド板266によって支持させる。
この状態において、押圧具190によって、ブランク200の底面板101を上方から押圧することで、第1フラップ230および第2フラップ240を第1フラップガイド板262の傾斜面264および第2フラップガイド板266の傾斜面269の作用によってそれぞれ折り曲げた後、第1面板205に先行して第2面板220を折り曲げ始める。そして、第1面板205および第2面板220の各々を第1面板折曲機構270および第2面板折曲機構275によって徐々に立ち上げていき、図15(a)に示すように、第2フラップ240における空間部242に第1フラップ230を挿入する。このとき、第1フラップ230は第2面板220に対接され、第2フラップ240は第1面板205に対接された状態とされており、第1フラップ230が第2フラップ240に挿入された位置において第1フラップ230と第2フラップ240との係合構造は形成されない。
押圧具190による押圧をさらに継続して行い、ブランク200を治具本体255の中央開口部257から取り出しブランク200を治具本体255から解放する。このとき、第1面板205および第2面板220の各々が自身の弾性によって形状復帰するように第1折曲線102および第2折曲線103を中心に傾動する。これにより、図15(b)に示すように、第1フラップ230の第2フラップ240に対する挿入位置と別個の位置において第1フラップ230における貫通孔232が第2フラップ240における突出片243と係合し、底面板201の4隅のすべての箇所において第1面板205と第2面板220との係合構造を一斉に形成し、以って、仮組立状態の包装箱を形成することができる。
仮組立状態の包装箱にあっては、図16に示すように、各々の第1面板205および各々の第2面板220は先端が外方に向かって延びるよう拡開された状態とされるが、仮組立状態の包装箱は、底面板201が接地された状態において自立可能に形成される。
その後、第1面板205における内天板部209を天板部形成用折曲線108で折り曲げた後、第2面板220における外天板部227を天板部形成用折曲線123で折り曲げるとともに第2フラップ240の先端部を第1フラップ230との係合状態を維持したまま第5折曲線248で折り曲げ、さらに一方の第2面板220aにおける差込片211を他方の第2面板220bにおける開口部228に挿入することにより、包装箱を得ることができる。
本実施形態のブランク200によれば、包装箱の高さ寸法に影響を受けることなく、第1フラップ230と第2フラップ240との係合構造を確実に形成することができるので、高さ寸法が例えば25mm程度の小さい包装箱用のものであっても、所期の効果を確実に得ることができる。また、高さ寸法が小さい包装箱用のものであっても、ロック構造部250を構成する第1フラップ230の係合部231および第2フラップ240の被係合部241の構成上の制限がなくなるため、設計の自由度を向上させることができるとともに、係合部231および被係合部241を形成するに際しての生産上の問題が生ずることを有効に防止することができる。
また、第1面板205および第2面板220を天板部形成用折曲線108、123で折り曲げて包装箱を封滅するときには、第2フラップ240に第5折曲線248が設けられていることにより、第1フラップ230と第2プラップ240との係合構造が保持された状態で包装箱の内方側に折り込むことができ、作業効率を一層向上させることができる。さらにまた、第1フラップ230と第2プラップ240との係合構造部が包装箱の側面に露出しないので、包装箱側面の隙間を低減させることができ、包装箱内部への塵埃の侵入防止対策や防虫対策が可能となる。
本発明の第2実施形態に係るブランクにおいて、ロック構造部を形成する第1フラップおよび第2フラップの形状は、第1フラップが第2フラップの空間部に挿入されることで、第1フラップと第2フラップとの係合構造が形成されるように構成されていれば、上述の実施形態のものに限定されるものではなく、例えば図17および図18に示すような構成であってもよい。
図17に示す実施形態においては、ロック構造部250aを構成する第1フラップ230aは、内天板部209に第3折曲線125を介して連設された舌片状フラップ形成部に内天板部209の端縁に沿って延びる係合溝233を形成することで、第1折曲線102に対して近位側が開放されたフック形状に形成されており、係合溝233を挟んで内天板部209の端縁と対向する近位側先端部234aによって係合部231aが形成されている。
第1フラップ230aとともにロック構造部250aを構成する第2フラップ240aは、平面視で略三角形状の舌片状のフラップ形成部に、第1フラップ230aが挿入される空間部242aが形成されることにより構成されている。
フラップ形成部は、第2面板220の側板部221を形成する端縁部分に第4折曲線126を介して連設され頸状を呈する連設部244と、連設部244と第5折曲線248を介して連設され第1フラップ230aの係合部231aが係合する被係合部241aを有する先端部245aとを有する。第5折曲線248は、第2面板220における天板部形成用折曲線123の延長線上に位置され、第2フラップ240aの先端部245aを外天板部227とともに折り曲げ可能となるように設けられている。
第2フラップ240aの空間部242aは、第2折曲線103に対して天板部形成用折曲線123より遠位側位置において、例えば外天板部227の端縁に沿って延びるよう切り欠き状に形成されており、空間部242aの第2折曲線103に対する遠位側が解放されている。
フラップ形成部の先端部245aには、第5折曲線248に近接して被係合部241aを構成する突出片243aが空間部242aに突出するように形成されており、第1フラップ230aが挿入される位置とは別個の位置で第1フラップ230aと第2フラップ240aとの係合構造が形成される構成とされている。
図18に示す実施形態においては、ロック構造部は、図17に示すものと同様の係合構造を形成するように構成されている。
本実施形態におけるロック構造部250bを構成する第1フラップ230bは、第1折曲線102に対して遠位側が開放されたフック形状に形成されており、係合溝233を挟んで内天板部209の端縁と対向する遠位側先端部234bによって係合部231bが形成されている。
第1フラップ230bとともにロック構造部250bを構成する第2フラップ240bは、被係合部の構成が異なることの他は図14に示すものと同一の構成を有する。この例においては、フラップ形成部の先端部245bの開放端側に、被係合部241bを構成する突出片243bが空間部242bに突出するように形成されており、第1フラップ230bが挿入される位置とは別個の位置で第1フラップ230bと第2フラップ240bとの係合構造が形成される構成とされている。この例においても、第5折曲線248は、第2面板220における天板部形成用折曲線123の延長線上に位置され、第2フラップ240bの先端部245bを、第1フラップ230bとの係合状態が保持された状態で、外天板部227とともに折り曲げ可能となるように設けられている。
100, 200 ・・・ ブランク
101, 201 ・・・ 底面板
102 ・・・ 第1折曲線
103 ・・・ 第2折曲線
105, 205 ・・・ 第1面板
105a ・・・ 第1面板
105b ・・・ 第1面板
106, 206 ・・・ 側板部
107 ・・・ 外天板部
108 ・・・ 天板部形成用折曲線
209 ・・・ 内天板部
110, 210 ・・・ 差込部
111, 211 ・・・ 差込片
112, 212 ・・・ 差込部形成用折曲線
213 ・・・ 折曲線
115 ・・・ 分離部
116, 216 ・・・ 開封切取線
117 ・・・ 開封切取線
118, ・・・ 切込部
119, ・・・ 切り込み
120, 220 ・・・ 第2面板
220a ・・・ 第2面板
220b ・・・ 第2面板
121, 221 ・・・ 側板部
122 ・・・ 内天板部
123 ・・・ 天板部形成用折曲線
125 ・・・ 第3折曲線
126 ・・・ 第4折曲線
227 ・・・ 外天板部
228 ・・・ 開口部
130, 230 ・・・ 第1フラップ
130a,230a ・・・ 第1フラップ
230b ・・・ 第1フラップ
131, 231 ・・・ 係合部
231a ・・・ 係合部
231b ・・・ 係合部
132, 232 ・・・ 貫通孔
233 ・・・ 係合溝
234a ・・・ 近位側先端部
234b ・・・ 遠位側先端部
135 ・・・ 頸部
136 ・・・ 拡幅頭部
140, 240 ・・・ 第2フラップ
140a,240a ・・・ 第2フラップ
240b ・・・ 第2フラップ
141, 241 ・・・ 被係合部
241a ・・・ 被係合部
241b ・・・ 被係合部
142, 242 ・・・ 空間部
142a,242a ・・・ 空間部
242b ・・・ 空間部
143, 243 ・・・ 突出片
143a,243a ・・・ 突出片
243b ・・・ 突出片
144, 244 ・・・ 連設部
245 ・・・ 先端部
245a ・・・ 先端部
245b ・・・ 先端部
146 ・・・ 第1フラップ挿入部
147 ・・・ 第1フラップガイド部
248 ・・・ 第5折曲線
150 ,250 ・・・ ロック構造部
150a,250a ・・・ ロック構造部
250b ・・・ ロック構造部
155, 255 ・・・ 治具本体
156, 256 ・・・ 基板
157, 257 ・・・ 中央開口部
160, 260 ・・・ フラップ折曲機構
161, 261 ・・・ 第1フラップ折曲部
162, 262 ・・・ 第1フラップガイド板
163 ・・・ 第1フラップ支持面
264 ・・・ 傾斜面
165, 265 ・・・ 第2フラップ折曲部
166, 266 ・・・ 第2フラップガイド板
167 ・・・ 第2フラップ支持面
168 ・・・ 第2フラップ支持板
269 ・・・ 傾斜面
170, 270 ・・・ 第1面板折曲機構
171, 271 ・・・ 第1面板ガイド板
172, 272 ・・・ 第1面板ガイド面
173a,273a ・・・ 第1傾斜面部
173b,273b ・・・ 第2傾斜面部
175, 275 ・・・ 第2面板折曲機構
176, 276 ・・・ 第2面板ガイド板
177, 277 ・・・ 第2面板ガイド面
178a,278a ・・・ 第1傾斜面部
178b,278b ・・・ 第2傾斜面部
280 ・・・ 位置規制部
190 ・・・ 押圧具
C ・・・ 切目線

Claims (12)

  1. 多角形状の底面板と、前記底面板の頂点を挟んで隣接する2辺のうちの一方の辺に折り曲げ可能に連設された第1面板と、他方の辺に折り曲げ可能に連設された第2面板とを有するブランクであって、
    前記第1面板および前記第2面板がともに折り曲げられたときに前記第1面板と前記第2面板との連結構造が前記底面板の頂点のすべての箇所で一斉に形成されるように構成されたロック構造部を有することを特徴とするブランク。
  2. 前記ロック構造部は、前記底面板と前記第1面板との間に設けられた第1折曲線に対して直交方向に延びる前記第1面板の端縁に第3折曲線を介して連設された第1フラップと、前記底面板と前記第2面板との間に設けられた第2折曲線に対して直交方向に延びる前記第2面板の端縁に第4折曲線を介して連設された第2フラップとにより構成され、
    前記第1フラップは、係合部を有し、
    前記第2フラップは、前記第1フラップが挿入される空間部と前記第1フラップの係合部が係合する被係合部とを有することを特徴とする請求項1に記載のブランク。
  3. 前記係合部および前記被係合部は、先端が外方に向かって延びるよう前記第1面板および前記第2面板が拡開した状態において前記第1フラップと前記第2フラップとの係合構造が形成されるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載のブランク。
  4. 前記第1フラップは、前記第1面板における側板部を構成する部分の端縁に設けられ、
    前記第2フラップは、前記第2面板における側板部を構成する部分の端縁に設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のブランク。
  5. 前記第1面板および前記第2面板の各々は、前記第1折曲線および前記第2折曲線に沿って延びるよう設けられた天板部形成用折曲線を有し、
    前記第1フラップが、前記第1面板の端縁における前記第1折曲線に対して前記天板部形成用折曲線より遠位側位置に設けられ、
    前記第2フラップは、前記天板部形成用折曲線の延長線上の位置に設けられた第5折曲線を有し、前記空間部が前記第2面板の端縁における前記第2折曲線に対して前記天板部形成用折曲線より遠位側位置に設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のブランク。
  6. 前記係合部は、前記第3折曲線に対して直交方向に離間した位置に設けられ、前記被係合部は、前記第4折曲線に対して直交方向に離間した位置に設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のブランク。
  7. 前記係合部は、一部が前記第3折曲線上に位置されるように設けられ、前記被係合部は、前記第4折曲線に対して直交方向に離間した位置に設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のブランク。
  8. 前記第2フラップにおける空間部は、前記第4折曲線と直交する方向の寸法が前記第1フラップの厚み寸法より大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれかに記載のブランク。
  9. 前記第1フラップの係合部が貫通孔により構成され、
    前記第2フラップの空間部が前記第4折曲線に沿って延びる切り欠き状またはスリット形状に形成され、前記被係合部が、前記第4折曲線と対向する位置において前記空間部に突出するように形成された突出片により構成されていることを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれかに記載のブランク。
  10. 多角形状の底面板と、前記底面板の頂点を挟んで隣接する2辺のうちの一方の辺に折り曲げ可能に連設された第1面板と、他方の辺に折り曲げ可能に連設された第2面板とを有するブランクの組立治具であって、
    前記ブランクが装填される治具本体と、前記ブランクの底面板を上方から押圧して前記治具本体に押し込む押圧具とを備え、
    前記治具本体は、前記第1面板および前記第2面板の各々を前記底面板に対して立設するよう折り曲げて前記第1面板と前記第2面板との連結構造を前記底面板の頂点のすべての箇所で一斉に形成させる連結構造形成機構を備えることを特徴とする組立治具。
  11. 前記ブランクが、前記底面板と前記第1面板との間に設けられた第1折曲線に対して直交方向に延びる前記第1面板の端縁に第3折曲線を介して連設された第1フラップと、前記底面板と前記第2面板との間に設けられた第2折曲線に対して直交方向に延びる前記第2面板の端縁に第4折曲線を介して連設された第2フラップとを備え、前記第1フラップが係合部を有し、前記第2フラップが前記第1フラップが挿入される空間部と前記第1フラップの係合部が係合する被係合部とを有するものであって、
    前記連結構造形成機構は、前記第1フラップを前記第3折曲線で折り曲げるとともに前記第2フラップを前記第4折曲線で折り曲げるフラップ折曲機構と、前記第1面板を前記第1折曲線で折り曲げる第1面板折曲機構と、前記第2面板を前記第1面板に先行して前記第2折曲線で折り曲げる第2面板折曲機構とを備えていることを特徴とする請求項10に記載の組立治具。
  12. 前記第1面板折曲機構は、前記第1面板を摺接案内する第1面板ガイド面を有する第1面板ガイド板を備え、
    前記第2面板折曲機構は、前記第2面板を摺接案内する第2面板ガイド面を有する第2面板ガイド板を備え、
    前記第2面板ガイド面は、前記第1面板ガイド面より緩やかな傾斜角度で形成されていることを特徴とする請求項11に記載の組立治具。
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