JP2020093797A - シール容器 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本発明は気密用のフィルムを容器本体のフランジから剥がすと同時に、容器の蓋を開閉することができる、取り扱いやすいシール容器を提供することを課題とする。
前記第1フランジ部1aに着座される着座部4aが外周に形成された蓋4と、
蓋4の外面を被覆すると共に、その外側の周縁部5a が前記第2フランジ部1cの全周に被着されて、容器本体2の内部を気密にするシール用のフィルム5とを具備し、
蓋4は、その一端4f側に、あるいは、一端4f側と他端4g側との境にヒンジ部4bが形成され、そのヒンジ部4bを支点に前記蓋4の他端4g側が開閉され、
前記フィルム5と前記蓋4とが、接続されたままの状態で、前記フィルム5の前記周縁部5aが前記第2フランジ部1bの前記蓋4の他端4g側から前記ヒンジ部4bまで引き剥がすことができるように構成されたシール容器である。
前記フィルム5の周縁部5aと前記フランジ部1との接合強度は、前記ヒンジ部4bの近傍で前記フランジ部1の他端1g側より一端1f側が強く形成された請求項1に記載のシール容器である。
そのため、フィルム5の周縁部5aを第2フランジ部1cの他端4g側からヒンジ部4bまで剥離すれば、容器本体2の気密を解くと同時に、蓋4の開閉ができ、使い勝手がよい容器を提供できる。
前記フィルム5の周縁部5aと第2フランジ部1cとの接合強度が、前記ヒンジ部4bの近傍で前記フランジ1の他端1g側より一端1f側が強く形成されたものである。そのため、ヒンジ部4bの回りにフィルム5を容易に剥離できると共に、ヒンジ部4bでその剥離を確実に停止し、蓋4を容器本体2にヒンジ部4bを介して保持したまま、開閉できる。
図1〜図5は、本発明の第1実施例を示し、図1はその蓋4及びフィルム5を容器本体2のフランジ部1の他端1gから蓋4のヒンジ部4bまで、同時に剥がした状態を示す斜視図、図2は同実施例の分解斜視図、図3は同平面図、図4は同横断面図であり、図1の中心線4e、2bに直交し切断したものである。
このシール容器の構造は、容器本体2とその上端のフランジ部1に取付けられる蓋4と、その蓋4及び容器本体2の第2フランジ部1cの外周をシールするフィルム5とを有する。この例では平面方形の容器本体2が、図1に示す如く、底部と周縁部とが一体に形成されている。その開口にフランジ部1を一体に有し、そのフランジ部1は、内側に第1フランジ部1aを有し、外側に第2フランジ部1cを有する。そして、第1フランジ部1aと第2フランジ部1cとの境は、外側に(図1の上方に)僅かの段部1bが設けられ、その段部1bの高さ分だけ、第2フランジ部1cが第1フランジ部1aより上方に位置している。
この例では、フランジ部1の一端1f側には、剥離停止部1dが設けられていると共に、第1フランジ部1a及び第2フランジ部1cをまたぐように、凹陥部1jが設けられている(図2参照)。
そして蓋4の着座部4aの全体が、図6のフランジ部1の第1フランジ部1aに着座する。
蓋4の着座部4aの内側には、図4に示す如く、外周凸部4cが容器本体2の内面側に突出し、係止部4dが全周、あるいは部分的に形成している。そして、このような蓋4の着座部4aが容器本体2のフランジ部1の第1フランジ部1aに、図4のごとく嵌着される。そして、蓋4の着座部4aを容器本体2の第1フランジ部1aに嵌着した状態で、フィルム5の周縁部5aが、図4に示す如く、蓋4の周縁部4aと容器本体2のフランジ部1の第2フランジ部1cとに接着されている。そして、このフィルム5により、容器本体2の内部を気密に保持し、外気の進入を阻止して、内部の食品等の品質を保持することができる。
そして、フィルム5は、その周縁部5aが容器本体2の第2フランジ部1cの外周と略同一の大きさで、且つその他端5g側につまみ部5bが、図1〜図3に示す如く、第2フランジ部1cの他端1g側に突出されている。そのつまみ部5bで、その周縁部5aを蓋4の他端4g側からヒンジ部4bまで剥がすことができる。そして、ヒンジ部4bに隣接する剥離停止部1dおいて、フィルム5の周縁部5aの剥離が停止される。これは、フィルム5の周縁部5aと容器本体2の第2フランジ部1cと剥離停止部1dまでは容易にフィルム5を引き剥がせるが、ヒンジ部4bの一端4f側ではフランジ1とフィルム5の接着部の幅が広くなり、それ以上フィルム5を引き剥がすことが難しい。そのため、そのフィルム5の剥離はヒンジ部4bよりも外側には進行しない。
このようなシール容器は、次のようにして、蓋4とフィルム5とを同時に開放することができる。図1において、フィルム5のつまみ部5bを容器本体2に嵌着した蓋4の他端4g側からヒンジ部4bまで引き剥がすことにより、蓋4につまみ部5bを被着したまま、蓋4を開放することができる。このとき、蓋4と着脱自在に軽く係止された図4に示す係止部2aと係止部4dとが分離する。このフィルム5の剥離により、容器本体2内の気密を解くと同時に、蓋4を開放状態にすることができる。そして、内部の食品の一部を取出し、次いで、蓋4を閉じ、その周縁部4aをフランジ部1の第1フランジ部1aに着座させることができる。この時、フィルム5の周縁部5aは第2フランジ部1cに接触し、容器本体2内の食品等をある程度、保護する。
それにより、フィルム5と蓋4とをヒンジ部4bの周りに保持することができる。
そして、容器本体2の中身の一部を取り出した後に、蓋4およびフィルム5の周縁を再び、容器本体2のフランジ部1に被せることができる。
1a 第1フランジ部
1b 段部
1c 第2フランジ部
1d 剥離停止部
1f 一端
1g 他端
1j 凹陥部
2 容器本体
2a 係止部
2b 中心線
4a 着座部
4b ヒンジ部
4c 外周凸部
4d 係止部
4e 中心線
4f 一端
4g 他端
4h 欠切部
4i 凹陥部
4k バネ部
5a 周縁部
5b つまみ部
5f 一端
5g 他端
Claims (2)
- 開口端にフランジ部(1)が形成され、そのフランジ部(1)は、内側に位置する第1フランジ部(1a)と、その板厚方向の外面側への段部(1b)を介して形成された外側の第2フランジ部(1c)とを平面方向に有する容器本体(2)と、
前記第1フランジ部(1a)に着座される着座部(4a)が外周に形成された蓋(4)と、
蓋(4)の外面を被覆すると共に、その外側の周縁部(5a) が前記第2フランジ部(1c)の全周に被着されて、容器本体(2)の内部を気密にするシール用のフィルム(5)とを具備し、
蓋(4)は、その一端(4f)側に、あるいは、一端(4f)側と他端(4g)側との境にヒンジ部(4b)が形成され、そのヒンジ部(4b)を支点に前記蓋(4)の他端(4g)側が開閉され、
前記フィルム(5)と前記蓋(4)とが、接続されたままの状態で、前記フィルム(5)の前記周縁部(5a)が前記第2フランジ部(1b)の前記蓋(4)の他端(4g)側から前記ヒンジ部(4b)まで引き剥がすことができるように構成されたシール容器。 - 前記シール用のフィルム(5)は、前記フランジ部(1)の前記フランジ部(1)の他端(1g)側にフィルム剥離用のつまみ部(5b)が形成され、
前記フィルム(5)の周縁部(5a)と前記フランジ部(1)との接合強度は、前記ヒンジ部(4b)の近傍で前記フランジ部(1)の他端(1g)側より一端(1f)側が強く形成された請求項1に記載のシール容器。
Priority Applications (1)
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JP2018231013A JP2020093797A (ja) | 2018-12-10 | 2018-12-10 | シール容器 |
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JP2018231013A JP2020093797A (ja) | 2018-12-10 | 2018-12-10 | シール容器 |
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Family Applications (1)
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JP2018231013A Pending JP2020093797A (ja) | 2018-12-10 | 2018-12-10 | シール容器 |
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2018
- 2018-12-10 JP JP2018231013A patent/JP2020093797A/ja active Pending
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