JP3224712U - 保存容器用密閉構造及び保存容器 - Google Patents

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利幸 吉川
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Abstract

【課題】保存容器用密閉構造及び保存容器を提供する。【解決手段】保存容器の容体に形成されてなる開口の閉塞に用いられる蓋3を構成する構造であって、前記開口が閉塞される際に、前記開口に嵌入される前記蓋の下半嵌入部5の外周面に取り付けられてなると共に、前記外周面に対して外方に延出してなる柔軟なパッキン7と、前記パッキンを厚み方向に貫通して形成されてなる脱気孔8と、前記下半嵌入部の外周面であって前記脱気孔の直上となる位置に形成されてなる膨出部とを備える。さらに、前記下半嵌入部が前記開口に嵌入されて前記開口を閉塞した際に、前記パッキンが前記容体の内壁面からの押圧力によって屈曲されると共に、前記脱気孔が前記膨出部に覆われて塞がれることにより、蓋の開け閉めを容易とする保存容器用密閉構造を提供する。【選択図】図5

Description

本考案は、保存容器用密閉構造、及び保存容器に関する。
従来より、現時点において使用しない食品などを保存すると共に保管しておくための容器が用いられている。特に、外部からの雑菌やカビの進入を防ぎ、内容物の腐敗を防止するために容体が密閉できる機能を備える保存容器が開発されている。
特開2003−205964号公報 特開2012−111504号公報
しかし、容体を密閉できる機能によって密閉された保存容器は、内容物を使用しようとする際に蓋を開けようとすると、密閉状態を開放するために大きな力が必要となる(特許文献1 図5)。
また、このような密閉状態をあらかじめ解除するための密閉解除機構を備えた保存容器も開発されているが、従来の密閉解除機構は蓋の一部を大きく占める複雑な構造を備えているため保存容器が重くなる原因となっていた。また、従来の密閉解除機構は、蓋の中心部分に設けられる例が多く、このような場合に保存容器の美感を損なうという問題があった。
一方で、このような密閉解除機構を備えず、蓋に密閉材のみが設けられていると、保存容器を密閉し用とする際に、容体内部の空気の圧力によって蓋が押し返されて、密閉作業が容易でないことがあった。
そこで、上記課題を解決するための手段として本考案に係る保存容器用密閉構造は、保存容器の容体に形成されてなる開口の閉塞に用いられる蓋を構成する構造であって、前記開口が閉塞される際に、前記開口に嵌入される前記蓋の下半嵌入部の外周面に取り付けられてなると共に、前記外周面に対して外方に延出してなる柔軟なパッキンと、前記パッキンを厚み方向に貫通して形成されてなる脱気孔と、前記下半嵌入部の外周面であって前記脱気孔の直上となる位置に形成されてなる膨出部と、を有し、前記下半嵌入部が前記開口に嵌入されて前記開口を閉塞した際に、前記パッキンが前記容体の内壁面からの押圧力によって屈曲されると共に、前記脱気孔が前記膨出部に覆われて塞がれることを特徴とする。
膨出部は、脱気孔を塞ぐ大きさを有する点状の突部に形成されていてもよく、また、下半嵌入部の外周面全周にわたって環状に形成されてなるものであってもよい。膨出部は、蓋と一体に成形されてもよく、また、蓋を成形した後、シリコン、エラストマ―、若しくは合成樹脂などの素材を溶着などにより取り付けられてなるものであってもよい。
パッキンは、シリコン、エラストマ―、若しくは合成樹脂など、ガスの遮蔽性が高く、変形が容易な柔らかい素材からなる。
脱気孔は、目視できる程度の大きさであれば、ごく小さな小孔に形成されてなることが好ましい。また、脱気孔はパッキンに1つ形成されれば保存容器用密閉構造を実現することができるが、2以上設けられることを妨げるものではない。
保存容器の容体に蓋を嵌入して密閉する際に、脱気孔が形成されてなる付近の蓋部を掴んで、上方に向かって反り返すように力を加えながら嵌入させることで、脱気孔から容体内部の空気を排気しながら蓋を容体の開口に嵌入させることができる。これにより、蓋が容体内の空気による押し返しを抑制することができ、容易に蓋の嵌入作業を完了させることができる。
パッキンは柔軟な素材によって形成されてなるため、脱気孔が膨出部によって塞がれて保存容器が密閉された状態の蓋の縁を僅かに持ち上げると、脱気孔周辺のパッキンを変形させることができる。当該脱気孔周辺のパッキンの変形によって脱気孔における膨出部による閉塞状態を解除することができる。脱気孔の閉塞状態が解除されると保存容器外部から外気を容体内部へ導入させることができ、蓋を容体から容易に取り外すことができる。
また、前記保存容器用密閉構造を備えてなる蓋であってもよい。さらに、本考案は、前記保存容器用密閉構造を備えてなる前記蓋を有してなる保存容器である。
本考案によれば、保存容器の容体に蓋を嵌入して密閉する際に、容体内の空気による押し返しを抑制することができる。これにより、容易に蓋の嵌入作業を完了させることができる。
本考案によれば、密閉状態の保存容器の蓋の縁部分を僅かに持ち上げるだけで密閉状態を解消して、僅かな力で蓋を取り外すことができる。
保存容器1の正面図である。 保存容器1の平面図である。 蓋3の左側面図である。 蓋3の正面図 下方から見た蓋3の斜視図である。 保存容器1のA−A断面図である。 保存容器1のB−B断面図である。 保存容器用密閉構造100を正面から見た拡大部分断面図である。
以下、本考案に係る実施の形態を、図を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1には保存容器1の正面図を示し、図2には保存容器1の平面図を示している。本実施の形態において、保存容器1は、容体2及び容体2の上端を閉塞してなる蓋3によって構成されてなる。また、図3及び図4には、容体2から取り外した蓋3の左側面図及び正面図を示している。
蓋3は、図3及び図4に示すように、外周縁が周方向外方に延出して形成されてなる上半部4と、上半部4から下方向かって突設されてなる下半嵌入部5とを有する。下半嵌入部5の外周面には、全周にわたって溝6が設けられてなり、溝6には柔軟なシリコン素材からなるパッキン7が嵌め込まれてなる。パッキン7は、外縁部が下半嵌入部5の外周面よりも外方に延出した状態で溝6に保持されてなる。パッキン7の外形は、容体2の開口2aの大きさよりも僅かに大きい大きさに形成されてなる。
本実施の形態によれば、パッキン7の左側部には、図5に示すように、パッキン7を厚み方向に貫通する小孔に形成されてなる脱気孔8が形成されてなる。
さらに、下半嵌入部5の外周面であって脱気孔8の直上となる位置には、下半嵌入部5の外周面の全周にわたって膨出部9が成形されて、パッキン7に形成された脱気孔8と合わせて保存容器用密閉構造100を構成してなる。
次に、保存容器用密閉構造100の機能について説明する。図6、7に示すように、容体2を閉塞する際に下半嵌入部5を容体2の開口2aに嵌入すると、パッキン7の外縁端は容体2の内壁面2bと密接しながら押圧力を受け、当該押圧力によりパッキン7は蓋3の上半部4の方向に向かって屈曲する。パッキン7が屈曲するに従って、脱気孔8も上方に押し上げられて膨出部9に押し付けられる。脱気孔8は、パッキン7が十分に屈曲すると、膨出部9に圧接されながら覆われて上端の開口部8aが塞がれる。図8には、脱気孔8が膨出部9によって開口部8aが塞がれた状態の保存容器用密閉構造100の拡大図を示している。膨出部9によって開口部8aが塞がれた脱気孔8は、パッキン7の外側にある外気が容体2の内部に対して遮断し、保存容器1を密閉状態とする。
また、保存容器用密閉構造100に設けられた脱気孔8は、保存容器1を蓋3で密閉する際に蓋3が容体2内の空気による押し返しを抑制することができ、容易に蓋3の嵌入作業を完了させることができる。すなわち、保存容器1の容体2に蓋3を嵌入して密閉する際に、脱気孔8が形成されてなる付近の蓋3の縁部分を掴んで、上方に向かって反り返すように力を加えながら嵌入させることで、脱気孔8から容体2の内部の空気を排気しながら蓋3を容体2の開口2aに嵌入させることができる。
密閉状態の保存容器1を開ける際には、パッキン7は柔軟な素材によって形成されてなるため、脱気孔8が膨出部9によって塞がれて保存容器1が密閉された状態の蓋3の縁を僅かに持ち上げると、脱気孔8周辺のパッキン7の屈曲部分を上半部4から離れる方向に変形させることができる。当該脱気孔8周辺のパッキン7の変形によって脱気孔8における膨出部9による閉塞状態を解除することができる。脱気孔8の閉塞状態が解除されると保存容器1の外部から外気を容体2の内部へ導入させることができ、蓋3を容体2から容易に取り外すことができる。
1 保存容器
2 容体
3 蓋
5 下半嵌入部
6 溝
7 パッキン
8 脱気孔
9 膨出部
100 保存容器用密閉構造

Claims (3)

  1. 保存容器の容体に形成されてなる開口の閉塞に用いられる蓋を構成する構造であって、
    前記開口が閉塞される際に、前記開口に嵌入される前記蓋の下半嵌入部の外周面に取り付けられてなると共に、前記外周面に対して外方に延出してなる柔軟なパッキンと、
    前記パッキンを厚み方向に貫通して形成されてなる脱気孔と、
    前記下半嵌入部の外周面であって前記脱気孔の直上となる位置に形成されてなる膨出部と、を有し、
    前記下半嵌入部が前記開口に嵌入されて前記開口を閉塞した際に、前記パッキンが前記容体の内壁面からの押圧力によって屈曲されると共に、前記脱気孔が前記膨出部に覆われて塞がれる
    ことを特徴とする保存容器用密閉構造。
  2. 請求項1に係る保存容器用密閉構造を備えてなる蓋。
  3. 請求項2に係る蓋を備えてなる保存容器。
JP2019004088U 2019-10-29 2019-10-29 保存容器用密閉構造及び保存容器 Active JP3224712U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023237921A1 (en) * 2022-06-10 2023-12-14 King's Flair Marketing Limited Storage container with lid and seal element for use with the lid

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