JP2010013110A - 密閉容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器本体2が収容体10と、開口に沿って収容体の外周面から外方に向かって延在したフランジ部11と、フランジ部の周縁に連設された枠状の周壁12と、フランジ部に形成され、少なくとも1つの係合孔13からなる一対の係合孔部26と、を有し、蓋体3が天板20と、係合孔に嵌り込んで係合される爪体21a、22aを有し、周壁の内面側に配置される一対の爪部21、22と、一方の爪部21と天板との間に介在されたヒンジ部23と、を有し、周壁には他方の爪部22が係合される係合孔部を収容体の開口に沿って挟むように下端から上端に向かって破断可能な弱化部が形成されている密閉容器1を提供する。
【選択図】図1
Description
嵌合縁部は、蓋体を容器本体に被せたときに嵌合壁の外側に嵌り込むと共に、鍔部に当接するようになっている。これにより、蓋体を容器本体に対して隙間なく被せることができ、内容物を密閉することができるようになっている。
ところが、蓋体を介して容器本体を掴んでしまった場合には、持ち上げた際に容器本体の重みで蓋体が外れてしまう可能性があった。一方、鍔部の出っ張りを掴んだ場合には、持ち上げた際に容器本体の重みで鍔部が撓む恐れがあり、容器本体がぐらつく等の可能性があった。つまり、従来の密閉容器は、持ち運ぶ際に落下やぐらつき等が発生する恐れがあり、持ち運びの安定感に欠けるものであった。
本発明に係る密閉容器は、内容物を収容する容器本体と該容器本体に蓋をする蓋体とを備えた密閉容器であって、前記容器本体が、上端が開口したカップ状の収容体と、開口に沿って収容体の外周面から外方に向かって延在したフランジ部と、収容体の周囲を囲む枠状に形成され、フランジ部の周縁に連設された周壁と、フランジ部において収容体を挟んで互いに反対となる各位置に形成され、少なくとも1つの係合孔からなる一対の係合孔部と、を有し、前記蓋体が、前記収容体の開口を覆う天板と、天板の周縁に設けられると共に前記周壁の内面側に配置され、且つ前記係合孔に嵌り込んで係合される爪体を有する一対の爪部と、一対の爪部のうち一方の爪部と天板との間に介在されたヒンジ部と、を有し、前記周壁には、前記一対の爪部のうち他方の爪部が係合される前記係合孔部を前記開口に沿って挟むように、下端から上端に向かって破断可能な弱化部が形成されていることを特徴とする。
しかも、一対の係合孔部に嵌り込んでいる一対の爪部は、容器本体の周壁の内面側に隠れるように配置されているので、完全には外側に露出していない。つまり、蓋体が容器本体に被さっている状態では、一対の爪部に触れ難くなっている。そのため、持ち運びする際に、誤ってこれら爪部に触れてしまい、係合を解除してしまうといったことを発生し難くすることができる。
このように、この密閉容器によれば持ち運びする際に、容器本体が蓋体から落下したり、ぐらつき等が発生したりし難いので、誰でも安定した持ち運びを行うことができ、高品質化を図ることができる。
特に蓋体は、一方の爪部が係合孔部に嵌って係合されているので、内容物を取り出している最中であっても、容器本体から分離しない構成となっている。そのため、誤って蓋体を紛失してしまったり、落として塵埃等が付着して汚れたりすることがない。
以下、本発明に係る密閉容器の第1実施形態について、図1から図5を参照して説明する。本実施形態の密閉容器1は、図1及び図2に示すように、バターやマーガリン等の内容物Wを収容する容器本体2と、該容器本体2に蓋をする蓋体3とで主に構成された密閉性の高い箱形状の容器である。
収容体10は、上端が開口したカップ状に形成されている。具体的には、上面視略長方形状で内容物Wを十分に収容できる深さに形成されている。また、角部が若干の丸みを帯びるように形成されている。
また、フランジ部11には、収容体10を挟んで互いに反対となる各位置に、1つの係合孔13からなる一対の係合孔部26が形成されている。本実施形態では、収容体10の長手方向(図3に示す矢印A方向)に沿って並ぶように一対の係合孔部26が形成されている場合を例に挙げて説明する。
天板20は、図1、図2及び図4に示すように、収容体10の開口及びフランジ部11を覆うサイズで上面視略長方形状に形成されている。この際、角部が丸みを帯びるように形成されている。また、天板20の略中央には、上方に若干膨らむように膨出成形された膨出部20aが形成されている。
また、天板20の上面には、図4に示すように、一方の爪部21の真上にあたる位置に突起部24が設けられている。この突起部24は、図5に示すように天板20が開状態となったときに、周壁12との間に挟み込まれて、摩擦抵抗により天板20を開状態に維持する役割を果している。
なお、図3においては、紙面に対して左側の係合孔部26が一方の爪部21が嵌って係合される孔であり、紙面に対して右側の係合孔部26が他方の爪部22が嵌って係合される孔である。一方、図4においては、一方の爪部21が紙面に対して右側に位置し、他方の爪部22が紙面に対して左側に位置するように図示している。つまり、図4に示す蓋体3は、図面を見易くするために180度向きを回転させた状態で図示されている。
始めに、容器本体2の周壁12に形成されている弱化ライン15の破断状況を確認することで、蓋体3が不正に開封されたか否かを判別することができる。つまり、弱化ライン15を破断して該弱化ライン15で囲まれた周壁12の一部、即ち摘み片12aを捲り上げない限り、他方の爪部22の爪体22aを係合孔13から押し上げて係合状態を解除することができないので、蓋体3を開けることができない。従って、弱化ライン15の破断状況を確認するだけで、不正に開封されたか否かを一目で容易且つ確実に判別することができる。
この時、摘み片12aを完全に分離除去するように構成すると、上述した判別をより明確に行うことができる。
ところが、本実施形態の密閉容器1によれば、見易い位置に弱化ライン15が存在し、且つ、弱化ライン15を破断しない限り蓋体3を開けることができない構造であるので、不正行為がされたか否かを瞬時にしかも正確に判別することができる。従って、内容物Wの品質の信頼性を高めることができると共に、密閉容器1自体の高品質化及び高信頼性化を図ることができる。
次に、本発明に係る密閉容器の第2実施形態を、図6から図8を参照して説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。第2実施形態と第1実施形態との主に異なる点は、フランジ部11の位置が異なる点である。
本実施形態の容器本体31は、フランジ部11が収容体10の上端縁10aを一定量突出させるように、上端縁10aから底部側に離れた位置に形成されている。また、蓋体32の天板20は、周縁が若干下方に向けて折曲されており、突出した収容体10の上端縁10aと周壁12との間の隙間に入り込むようになっている。そのため、本実施形態の密閉容器30によれば、蓋体32を容器本体31に被せた際に、密閉性をより高めることができ、内容物Wをより長期的に保存させることが可能とされている。
なお、その他の作用効果は、第1実施形態と同様である。
一方、上述したように係合孔の数を変更した場合には、一対の爪部がそれぞれ有する爪体の数を適宜変更して構わない。例えば、係合孔の数を3つにした場合には、これにあわせて爪体の数を3つにした爪部としても構わない。但し、必ずしも爪体の数を係合孔の数に合わせる必要がなく、係合孔の数が3つであったとしても爪体の数は1つ或いは2つであっても構わない。この場合であっても、爪体は係合孔内に嵌り込んで係合されるので、爪部と係合孔部とを係合状態にすることができる。
このように、係合孔の数と爪体の数との組み合わせに関しては、自由に設計して良く、多くの組み合わせの中から密閉容器の用途等に応じて最適な組み合わせを選択して決定すれば良い。
また、上記実施形態において、フランジ部を収容体の開口に沿って間欠的に形成しても良い。この場合、フランジ部の間欠箇所を係合孔として利用することが可能である。
1、30…密閉容器
2、31…容器本体
3、32…蓋体
10…収容体
10a…上端縁
11…フランジ部
12…周壁
13…係合孔
15…弱化ライン(弱化部)
20…天板
21、22…一対の爪部(21…一方の爪部、22…他方の爪部)
21a、22a…爪体
23…ヒンジ部
24…突起部
25…リブ
26…一対の係合孔部
Claims (4)
- 内容物を収容する容器本体と該容器本体に蓋をする蓋体とを備えた密閉容器であって、
前記容器本体は、上端が開口したカップ状の収容体と、開口に沿って収容体の外周面から外方に向かって延在したフランジ部と、収容体の周囲を囲む枠状に形成され、フランジ部の周縁に連設された周壁と、フランジ部において収容体を挟んで互いに反対となる各位置に形成され、少なくとも1つの係合孔からなる一対の係合孔部と、を有し、
前記蓋体は、前記収容体の開口を覆う天板と、天板の周縁に設けられると共に前記周壁の内面側に配置され、且つ前記係合孔に嵌り込んで係合される爪体を有する一対の爪部と、一対の爪部のうち一方の爪部と天板との間に介在されたヒンジ部と、を有し、
前記周壁には、前記一対の爪部のうち他方の爪部が係合される前記係合孔部を前記開口に沿って挟むように、下端から上端に向かって破断可能な弱化部が形成されていることを特徴とする密閉容器。 - 請求項1に記載の密閉容器において、
前記フランジ部は、前記収容体の上端を一定量突出させるように、上端縁から底部側に離れた位置に形成され、
前記天板の周縁は、前記収容体の上端と前記周壁との間の隙間に入り込むことを特徴とする密閉容器。 - 請求項1又は2に記載の密閉容器において、
前記収容体には、前記一方の爪部の前記爪体を前記周壁の内面に押し当てるリブが形成されていることを特徴とする密閉容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の密閉容器において、
前記天板には、該天板が開状態となったときに前記周壁との間に挟み込まれて、摩擦抵抗により天板を開状態に維持する突起部が設けられていることを特徴とする密閉容器。
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2008
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