JP4155004B2 - 再封可能な容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、即席麺に代表される、湯戻しが必要な食品を収納するに適した、シール蓋式の容器に関する
【0002】
【従来の技術】
従来、いわゆるカップ麺やカップ焼きそばなどの、湯戻しを要する食品を発泡プラスチック成形品からなる容器本体に収納し密封した容器が広く用いられている。この容器本体開口部を封止する蓋材は、プラスチックシートを真空ないし圧空成形した成形蓋を被せるか、紙やアルミニウム箔、プラスチックフィルムなどを積層したシール蓋を、その内面側に設けたヒートシールラッカーないし熱接着性樹脂により容器本体に形成したフランジに熱接着するものがほとんどである。特に容器を密封するという観点から、シール蓋は広く用いられている。
【0003】
このシール蓋を用いた容器は、通常、シール蓋をフランジから一部剥離し、開口した部分から容器内に湯を注ぎ、麺などを湯戻しする。この際、シール蓋に設けた突起部を折り曲げて容器フランジに引っかけたり別添のシールで止めるなどして、容器を再封することが行われている。
【0004】
ここで、従来広く使用されているシール蓋には、多くの場合ガスバリア性を主な目的としてアルミニウム箔が含まれており、シール蓋自体にデッドホールド性(形状保持性、折り曲げ状態保持性)があるため上記した再封が容易であった。
【0005】
しかし近年、環境への配慮などから包装容器のリサイクル性や廃棄性を考慮して、シール蓋に用いられていたアルミニウム箔を省略(他のバリア性材料への置き換え)する動きが高まっている。
【0006】
しかしながら、アルミニウム箔を用いない構成とした場合、先に述べたデッドホールド性が得られないため、湯を注いだ後の再封性が得られないという問題があった。
【0007】
この問題を改善するため、シール蓋の突起部に切り込み線を形成して切り込み片を設け、この切り込み片を容器本体のフランジに係止させるように構成したものが提案されている(例えば特許文献1)。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−48220号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来技術では、切り込み片の先端がフランジに引っかかるだけであるので十分な係止状態を得ることができず、水蒸気などにより生じる蓋材のカールに抗しきれず、シール蓋が開いてしまうという問題があった。
【0010】
そこで本発明は、シール蓋を開封した後の再封性に優れた容器を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明の請求項1記載の発明は、フランジを有する容器本体と、該容器本体の開口部にシールされ容器本体を密封する蓋材とからなり、前記蓋材が、シールをはがして開封された後、再度容器本体を封止可能に構成されてなる容器であって、容器本体のフランジに容器内方に凹む凹部を設け、蓋材には、前記凹部に対応して突起部を設け、該突起部は、前記凹部の幅とほぼ同等の幅の基部より突出し、かつ、前記凹部の幅よりも大なる幅の係止片を有してなり、該係止片を容器本体に設けた凹部に引っかけることを特徴とする、再封可能な容器である。
【0012】
また、請求項2記載の発明は、前記容器本体のフランジに形成される凹部が、容器収納部を形成する容器壁を容器内方に向かって凹ませることにより形成されることを特徴とする、請求項1記載の容器である。
【0013】
また、請求項3記載の発明は、前記蓋材が、アルミニウム箔を含まない紙主体の積層材料からなることを特徴とする、請求項1または請求項2のいずれかに記載の容器である。
【0014】
また、本発明で用いる蓋材は、容器内方に凹む凹部を設けたフランジを有する容器本体と、該容器本体の開口部にシールされ容器本体を密封する蓋材とからなり、前記蓋材が、シールをはがして開封された後、再度容器本体を封止可能に構成されてなる容器に用いる蓋材であって、前記フランジの凹部に対応して突起部を設け、該突起部は、前記凹部の幅とほぼ同等の幅の基部より突出し、かつ、前記凹部の幅よりも大なる幅の係止片を有してなり、該係止片を容器本体に設けた凹部に引っかけるものである。
【0015】
また、本発明で用いる容器本体は、フランジを有する容器本体と、該容器本体の開口部にシールされ容器本体を密封する蓋材とからなり、前記蓋材が、シールをはがして開封された後、再度容器本体を封止可能に構成されてなる容器に用いる容器本体であって、容器本体のフランジに、前記蓋材に設けられた突起部の係止片を引っかける、容器内方に凹む凹部を設け、前記突起部は、前記凹部の幅とほぼ同等の幅の基部より突出し、かつ、前記係止片は前記凹部の幅よりも大なる幅を有してなり、前記凹部は前記突起部に対応しているものである。
【0016】
また、前記容器本体は、前記フランジに形成される凹部が、容器収納部を形成する容器壁を容器内方に向かって凹ませることにより形成することができる
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明による蓋材2、容器本体1、ならびに容器Aを、その一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
【0018】
本発明による容器本体1は、図1に示すように、即席麺その他の加工食品などの収納物を収納する収納部11と、その上端開口部周縁に形成されたフランジ12とからなっている。
【0019】
収納部11はカップ形状ないしどんぶり形状であることが一般的であるが、他の形状であっても差し支えない。
【0020】
容器本体1は、従来から広く使用されている発泡プラスチックあるいは紙を主体とする材料により、周知の方法により形成される。
【0021】
フランジ12は後述する蓋材2をシール可能な幅を有する平面状部分であり、上記開口部上端全周にわたり形成されている。
フランジ12の幅は蓋材2が十分にシール可能であればよく、標準的なサイズの容器にあっては、約3〜6mm程度であるが、必要に応じて10mm程度としてもよい。
【0022】
本発明においてフランジ12の一部には、容器内方に凹む凹部14が形成される。
【0023】
この凹部14を形成するには、単にフランジ12の一部を切り取ることによって形成することも可能であるが、蓋材2の密封性を考慮すると凹部14以外の部分のフランジ12の幅を不必要に広くしなければならない。
【0024】
このため、上記凹部14を形成するためには、容器収納部11を形成する容器壁に、図示のように容器内方に向かって凹む窪み部16を形成することが好ましい。このようにすることで、フランジ幅を不必要に広くすることなく、所望の形状の凹部14をフランジ12に形成することができる。
【0025】
上記窪み部16は、図示のように容器収納部11の高さ方向中央付近までの形状としても良く、容器底部付近まで伸びる形状としても良い。
いずれにしても、窪み部16を形成することで、フランジ12の凹部14を容易に形成することができる。
【0026】
上述したフランジ12の凹部14には、次に述べる蓋材2に形成する突起部22の係止片26が引っかけられる
【0027】
本発明の蓋材2は、紙を主体とし、プラスチックフィルムや他のシート・フィルムを積層して得られる積層材料を用いることができ、特にアルミニウム箔に代表される金属箔が含まれていない材料からなる場合に、本発明の効果が顕著である。
【0028】
具体的には、印刷を施した坪量80〜120g/m2程度の紙の裏面に、厚さ20〜60μm程度のヒートシール性樹脂フィルムを積層するか、あるいはヒートシールラッカーを厚さ4〜40g/m2程度に設けるなどして、容器本体11のフランジ12にヒートシール可能とした構成が例示できる。
【0029】
蓋材2は、図2に示すように、容器本体1の開口部形状にほぼ一致した形状か、若干大きめの形状に、打ち抜き等により形成される。そして、この蓋材2は容器本体1の開口部上に被せられ、周縁をヒートシールによりフランジ12にシールして容器本体11を密封するように用いられる。
【0030】
蓋材2には、容器本体1に形成したフランジ12の凹部14に対応した突起部22が設けられる。
この突起部22は、凹部14の幅とほぼ同等の幅の基部24より突出し、かつ、凹部14の幅よりも大なる幅の係止片26を備えている。この係止片26を凹部14に引っかけることで、容器開封後の再封が可能となる。
【0031】
突起部22に設けられた係止片26の幅は、少なくとも容器フランジ12に設けられた凹部14の幅より大きくすることが必要であり、十分な引っかけ状態を得るためには、凹部14の幅よりも3mm以上、好ましくは5mm以上大きく形成するようにする。
【0032】
突起部22の形状は上述した基部24および係止片26からなっていれば任意であり、図示のように係止片26を略カプセル形状としたり、台形状としてもよい。
【0033】
上述した容器本体1に蓋材2をヒートシールして得られる本発明の容器Aは、使用者が内容物を消費する際、まず蓋材2の突起部22をきっかけとして、容器本体1から蓋材2が部分的にはがされ、容器本体1内に湯戻し用の湯が注がれる。そして使用者は、蓋材2の突起部22の係止片26を下方に折り曲げ、容器本体1の凹部14に引っかけることにより、容器が再封される(図3参照)。
【0034】
【発明の効果】
本発明の容器Aは上記構成となっているので、蓋材2を容器本体1からはがした後の再封を、容易かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器本体の一例を示す説明図である。
【図2】本発明の蓋材の一例を示す平面図である。
【図3】本発明の容器の再封状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1……容器本体
11…収納部
12…フランジ
14…凹部
16…窪み部
2……蓋材
22…突起部
24…基部
26…係止片
A……容器

Claims (3)

  1. フランジを有する容器本体と、該容器本体の開口部にシールされ容器本体を密封する蓋材とからなり、前記蓋材が、シールをはがして開封された後、再度容器本体を封止可能に構成されてなる容器であって、容器本体のフランジに容器内方に凹む凹部を設け、蓋材には、前記凹部に対応して突起部を設け、該突起部は、前記凹部の幅とほぼ同等の幅の基部より突出し、かつ、前記凹部の幅よりも大なる幅の係止片を有してなり、該係止片を容器本体に設けた凹部に引っかけることを特徴とする、再封可能な容器。
  2. 前記容器本体のフランジに形成される凹部が、容器収納部を形成する容器壁を容器内方に向かって凹ませることにより形成されることを特徴とする、請求項1記載の容器。
  3. 前記蓋材が、アルミニウム箔を含まない紙主体の積層材料からなることを特徴とする、請求項1または請求項2のいずれかに記載の容器。
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