JP2019127301A - 包装用内嵌合容器 - Google Patents

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【課題】容器本体と蓋体の内嵌合を強くすることによって容易に蓋体が外れることを防止し、かつ、汁漏れが生じにくい包装用内嵌合容器を提供する。【解決手段】容器本体と蓋体からなるシート成形の包装用内嵌合容器であって、前記容器本体は、底面と、この底面の周囲から立ち上がる壁面1bと、この壁面に対して外側に向けた蓋体嵌合用フランジ部と、前記蓋体嵌合用フランジ部から上向きに延長して設けられる容器側逆テーパ面1fとを有し、前記蓋体は、天板と、この天板の周縁から下向きに連続する第1の蓋体壁2bと、この蓋体壁の下縁部から外側に向けて拡開する蓋体フランジ部2cと、この蓋体フランジ部から下向きに連続する第2の蓋体壁2dと、この第2の蓋体壁から延長部を介して上向きに設けられる蓋体側逆テーパ面2hとを有し、この蓋体側逆テーパ面1fの深さを前記容器本体側逆テーパ面の深さに対応させた。【選択図】図3

Description

この発明は、樹脂シート成形品である包装用容器の蓋体と容器本体とを内嵌合によって閉蓋する構造に係り、容器本体と蓋体が容易に外れることなく密に係合することができるように改良した技術に関するものである。
樹脂シート成形品である包装用容器の閉蓋構造としては、蓋体と容器本体の嵌合部を容器本体の外縁に設けた外嵌合タイプ以外に、前記嵌合部を容器本体の外縁よりも内側に設けた内嵌合タイプがある(特許文献1)。
そして、一般的には、内嵌合タイプの包装用容器は外嵌合タイプよりも密封性に優れるとされ、汁気が多い食品の包装用容器として採用される傾向にある。
特開2003−63573号公報
特許文献1の包装用容器では、容器本体の嵌合部が凹部の外側縁部から内方に傾斜させつつ適宜高さに立ち上げた逆テーパ状の壁面を有し、蓋体の外側縁部に形成した逆テーパ状の折り返し部を容器本体の前記嵌合部に内嵌合させて閉蓋するものであるが、蓋体の折り返し部は容器本体の凹部の深さに満たないため、十分な嵌合強度が得られず 、少しの衝撃で蓋体が外れてしまうおそれがあった。
また、特許文献1の包装用容器では、容器本体の凹部の内側縁部が蓋体と空隙を形成して収納部と連通するように開放されているため、閉蓋後であっても容器を傾けると収納部内の汁が空隙を通じて凹部に入り込み、嵌合部から汁漏れを起こすおそれがあった。
本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、容器本体と蓋体の内嵌合を強くすることによって容易に蓋体が外れることを防止し、かつ、汁漏れが生じにくい包装用内嵌合容器を提供することである。
上述した目的を達成するために本発明では、容器本体と蓋体からなるシート成形の包装用内嵌合容器であって、前記容器本体は、底面と、この底面の周囲から立ち上がる壁面と、この壁面に対して外側に向けた蓋体嵌合用フランジ部と、前記蓋体嵌合用フランジ部から上向きに延長して設けられる容器側逆テーパ面とを有し、前記蓋体は、天板と、この天板の周縁から下向きに連続する第1の蓋体壁と、この蓋体壁の下縁部から外側に向けて拡開する蓋体フランジ部と、この蓋体フランジ部から下向きに連続する第2の蓋体壁と、この第2の蓋体壁から延長部を介して上向きに設けられる蓋体側逆テーパ面とを有し、この蓋体側逆テーパ面の深さを前記容器本体側逆テーパ面の深さに対応させるという手段を用いる。
本発明において対応させるとは、深さを一致させることと、蓋体逆テーパ面の深さは容器本体の逆テーパ面の深さよりも幾分浅いが、蓋体逆テーパ面が深く係合することによって確実な閉蓋を達成する範囲を含むものである。本発明では、容器本体と蓋体の何れにも逆テーパ面が形成されるので、蓋体に設けられた蓋体側逆テーパ面は容器側逆テーパ面に係合することになり、確実な係合を実現する。
他方、容器本体の容器側逆テーパ面は、垂直に対して30〜90度の範囲内の傾きとすることで、より確実な係合を実現することができる。
なお、寸法については、容器側と蓋体側の逆テーパ面の深さは0.5〜4.0mmに設定すれば、容器本体と蓋体の係合が確実であると同時に、開蓋時にも強い力を用いることなく開蓋をすることができる。さらに、蓋体側逆テーパ面の深さが十分である場合には、容器側逆テーパ面の深さより蓋体側逆テーパ面の深さを相対的に浅くすることもある。
蓋体における第2の蓋体壁は、蓋体側逆テーパ面との間に位置する延長部から天板に向けて立ち上がるように形成されていることが好ましい。この手段によれば、天板に上からの荷重がかかった場合に蓋体における圧縮強度を高めることができる。
蓋体における延長部は、容器本体の蓋体嵌合用フランジ部と少なくとも一部が重なり合うことが好ましい。この手段によれば、重なり合う部分によって収容物である食品等の汁を逆テーパ面の手前で堰き止めることができる。
さらに、蓋体は、第2の蓋体壁と延長部とが接続する下面側に角部(X1)を有し、容器本体は、蓋体嵌合用フランジ部と壁面とが接続する上面側に角部(X2)を有し、両角部(X1)・(X2)は、何れか一方が他方よりも出幅(L1)を有して容器内方に迫り出しており、前記出幅(L1)は、前記蓋体の蓋体フランジ部の上面幅(L2)と下面幅(L3)の何れよりも小さく設定するという手段を用いる。この手段によれば、蓋体側逆テーパ面の領域に、収容物やその汁が付着することを防止することができる。なお、本発明において「幅」(後述のL4を含む)とは各部の水平方向の長さをいう。
また、蓋体における下面側角部(X1)は、容器本体における上面側角部(X2)よりも容器内方に迫り出していることが好ましい。この手段によれば、蓋体における延長部の一部が庇となって、より確実に、蓋体側逆テーパ面の領域に、収容物やその汁が付着することを防止することができる。
また、蓋体の延長部の幅(L4)は、前記蓋体の蓋体フランジ部の上面幅(L2)と下面幅(L3)の何れよりも大きく設定することが好ましい。この手段によれば、十分な幅(L4)の延長部によって、蓋体における第2の壁体壁から蓋体側逆テーパ面までの距離が大きくなり、蓋体側逆テーパ面の領域に収容物やその汁が侵入することを防止することができる。
さらにまた、蓋体の延長部は、蓋体側逆テーパ面から第2の蓋体壁に向かって下り勾配であることが好ましい。この手段によれば、蓋体の延長部の領域に収容物やその汁が侵入しづらくなり、仮に、少量の汁等が侵入したとしても、延長部の下り勾配に沿って容器内方に戻される。
本発明によれば、容器本体と蓋体の嵌合を強くすることによって容易に蓋体が外れることを防止することができる。
また、外嵌合構造よりも密封性が高いとされる内嵌合構造の包装用容器にあって、より確実に、収容物やその汁が漏れ出すことを防止すると共に、これらが逆テーパ面の領域に付着したり侵入したりすることも防いで、蓋体を通じた容器本体内部の視認性が妨げられることを防止することもできる。
本発明の第一の実施形態に係る包装用内嵌合容器の分解した状態を示す平面図 同、閉蓋(嵌合)した状態を示す平面図 同、図1のA−A’拡大断面図 本発明の第二の実施形態に係る包装用内嵌合容器の要部拡大断面図 本発明の第三の実施形態に係る包装用内嵌合容器の要部拡大断面図 図1のB領域の拡大図 第一実施形態の変形例に係る包装用内嵌合容器の分解した状態を示す平面図 本発明の他の適用例を示す包装用内嵌合容器の分解斜視図 本発明のさらに他の適用例を示す包装用内嵌合容器の分解した状態を示す平面図
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1〜3は、本発明の第一の実施形態として、容器本体1と蓋体2からなるシート成形の包装用内嵌合容器について、平面視円形の丼型の包装用内嵌合容器を示している。図1は容器本体1と蓋体2を分離した状態を示し、図2は容器本体1に蓋体2を嵌合した状態を示し、さらに図3は図2中のA−A’線拡大断面図を示している。
容器本体1の基本的な構成は、底面1aと、この底面1aの周囲から立ち上がる壁面1bと、この壁面1bに対して外側に向けた蓋体嵌合用フランジ部1cとを有する。また、蓋体2の基本的構成は、天板2aと、この天板2aの周縁から下向きに連続する第1の蓋体壁2bと、この蓋体壁2bの下縁部から外側に向けて拡開する蓋体フランジ部2cとを有している。さらに、蓋体2には、蓋体フランジ部2cから下向きに連続する第2の蓋体壁2dを設けている。なお、容器本体1の最終外縁部1dは蓋体2の最終外縁部2eよりも一回り大きく設定している一方、蓋体2の最終外縁部2eの1箇所には摘み部3を設けている。
そして、容器本体1の蓋体嵌合用フランジ部1cと最終外縁部1dとの間と、蓋体2の第2の蓋体壁2dと最終外縁部2eとの間の双方に、互いに嵌り合う凹条の嵌合部1e・2fをそれぞれ全周にわたって設け、嵌合構造として内嵌合構造を採用した包装用内嵌合容器としているのであるが、こうした嵌合部1e・2fのうち、容器本体1については図1中の鎖線円形で囲ったB領域の一箇所に本発明の特徴的構成である強い嵌合領域を設け、蓋体2についてもB部分に対応する一箇所に強い嵌合領域を設けている。即ち、本実施形態では、容器本体1と蓋体2とが全周にわたって内嵌合する包装用内嵌合容器において、その一部(一箇所)を強い内嵌合領域としているのである。
この強い内嵌合領域の具体的構造は、図3に示したように、容器本体1については、蓋体嵌合用フランジ部1cから上向きに延長して設けられる容器側逆テーパ面1fを有し、蓋体2については、第2の蓋体壁2dから容器本体1の蓋体嵌合用フランジ部1cに対応する形状の延長部2gを介して上向きに設けられる蓋体側逆テーパ面2hを有しており、この蓋体側逆テーパ面2hの深さを容器本体側逆テーパ面1fの深さに対応させている。なお、容器側逆テーパ面1fと蓋体側逆テーパ面2hは容器内方に傾斜するものであり、適当な形状の折り返し部1g・2iを介して最終外縁部1d・2eと接続している。
ここで、容器側逆テーパ面1fと蓋体側逆テーパ面2hは、その深さDを0.5〜4.0mmに設定し、それぞれの逆テーパ面1f・2hは垂直に対して30〜90度に設定する。なお、ここで90度はほぼ水平方向への折り返しに相当するが、蓋体嵌合用フランジ部1cや延長部2gと完全に隙間なく重畳するのではなく、隙間が存在する程度の状態とすることが好ましい。したがって、正確には90度未満である。このように、アンダーカットを深くするためにはシート成形に用いる金型にスライドコアを用いる。深さDを0.5mmよりも浅くすれば従来の課題と同様に蓋体が外れやすく、一方4.0mmよりも深くなりすぎると開蓋時に余分な力を加える必要があるため、本実施形態では深さDをこのように設定している。深さDについては、容器側逆テーパ面1fと蓋体側逆テーパ面2hを完全に一致させてもよいが、蓋体側逆テーパ面2hの深さを十分に深くすることによって、容器側逆テーパ面1fよりも延長長さにおいて相対的に短く、すなわち幾分浅くてもよい。また、テーパ角度については、30度よりも小さい場合には深さDを深くするためには容器側逆テーパ面1fが高くなりすぎて、容器本体1のスタック性が悪くなり、搬送時の搬送箱への入数を多くすることができない。よって、角度は30度を超える角度に設定している。
他方、本実施形態では、蓋体2の壁面構成として、第1の蓋体壁2bの他、蓋体フランジ部2cと蓋体側逆テーパ面2hとの間にも第2の蓋体壁2dを設けており、この第2の蓋体壁2dは、蓋体フランジ部2cから上方に立ち上がるのではく、第1の壁体壁2bと同様に、延長部2gから天板2aに向けて立ち上がるように形成している。これによって、蓋体2の圧縮強度が高まると共に、延長部2gと蓋体側逆テーパ面2hとで凹溝を形成して、この部分の強度も高めることができる。したがって、蓋体側逆テーパ面2hを容器本体1の容器側逆テーパ面1fに強く嵌め込むことができる。
また、この実施形態では、容器本体1に蓋体2を取り付けたとき、蓋体2の延長部2gが容器本体1の蓋体嵌合用フランジ部1cに重なるように構成しているため、容器本体1に収容した食品等の汁その他液体は、この重なり合う部分で堰き止められ、容器外への汁漏れを防止することができる。なお、この重なりは、延長部2gと蓋体嵌合用フランジ部1cの形状を正確に一致させることで最も大きくすることができるが、少なくとも一部において重なるものであればよい。
さらに、本実施形態では、容器本体1に蓋体2を取り付けたとき、蓋体2の第2の蓋体壁2dが容器本体1の壁面1bよりも外方に位置するように構成している。即ち、 蓋体2は第2の蓋体壁2dと延長部2gとが接続する下面側に角部(X1)を有し、容器本体1は、蓋体嵌合用フランジ部1cと壁面1bとが接続する上面側に角部(X2)を有して、容器本体1の上面側角部(X2)が蓋体2の下面側角部(X1)よりも出幅(L1)だけ容器内方に迫り出す構成としている。なお、蓋体2の下面側角部(X1)はアール形状であるため、説明の便宜上、第2の蓋体壁2dと延長部2gのそれぞれの下面が交差する仮想点で示しており、さらに、図中内の鎖線円形で示した拡大図では、蓋体2を完全に嵌合した状態ではなく、容器本体1から若干浮き上がらせた状態を示している。そして、この出幅(L1)は、蓋体2の蓋体フランジ部2cの上面幅(L2)と下面幅(L3)の何れよりも小さく設定している。したがって、この構成によって、蓋体側逆テーパ面2hの領域に、収容物やその汁が付着することを防止することができる。
このように、本実施形態の包装用内嵌合容器では、内嵌合領域の一部において容器本体1と蓋体2の嵌合を強くしたので、容易に蓋体2が外れることを防止することができる。また、外嵌合構造よりも密封性が高いとされる内嵌合構造の包装用内嵌合容器にあって、より確実に、収容物やその汁が漏れ出すことを防止すると共に、これらが逆テーパ面の領域に付着したり侵入したりすることも防いで、蓋体2を通じた容器本体1内部の視認性が妨げられることを防止することもできる。さらにまた、蓋体2の延長部2gは、蓋体側逆テーパ面2hから第2の蓋体壁2dに向かって下り勾配としているので、延長部2gの領域に収容物やその汁が侵入しづらくなり、仮に、少量の汁等が侵入したとしても、延長部2gの下り勾配に沿って容器内方に戻される。
図4は、本発明の第二の実施形態を示すもので、蓋体2において、その蓋体フランジ部2cの水平長を小さく設定することで、上記実施形態とは逆に、蓋体2の下面側角部(X1)が容器本体1の上面側角部(X2)よりも容器内方に迫り出すように構成している。そして、この場合も、出幅(L1)は蓋体フランジ部2cの上面幅(L2)と下面幅(L3)の何れよりも小さく設定している。したがって、この第二実施形態では、蓋体2における延長部2gの一部が庇となって、より確実に、蓋体側逆テーパ面2hの領域に、収容物やその汁が付着することを防止することができる。
さらに、蓋体2の延長部2gの幅(L4)を、蓋体フランジ部2cの上面幅(L2)と下面幅(L3)の何れよりも大きく設定しているので、十分な幅(L4)の延長部によって、蓋体2における第2の壁体壁2dから蓋体側逆テーパ面2hまでの距離が大きくなり、さらに確実に、蓋体側逆テーパ面2hの領域に収容物やその汁が侵入することを防止することができる。
一方、蓋体2の下面側角部(X1)と容器本体1の上面側角部(X2)は、図5に示す第三の実施形態のように、完全に一致させることも可能であり、この場合も、逆テーパ面1f・2hの強い嵌合を維持しつつ、当該嵌合領域に収容物やその汁が侵入することを防止することができる。
なお、上記実施形態では、容器本体1において平面視円形に表れる従来公知の内嵌合部1eのうちの一部(1箇所)に、図1のB領域を拡大した図6に示すように、蓋体2の蓋体逆テーパ面2hに対応する強い嵌合部を設けているので、蓋体2を取り付ける際は、通常に蓋体2を容器本体1に内嵌合した後、蓋体2を回転することによって、両者の逆テーパ面の領域を一致させることができる。
これに対して、蓋体2をより強固に閉蓋維持するには、図7に示すように、図1のB領域の構成を二以上(図面上、6つ)設けることも可能であり、内嵌合部の全てをB領域の逆テーパ面による強い嵌合構造とすることも排除しない。
ただし、一部でも強い嵌合領域が存在することで、例えば高齢者などの手に力が弱い人にとっては、その強い嵌合を解除して蓋体2を開蓋する作業がスムーズにいかなくなることが想定される。
そこで、本発明では、強い嵌合領域(図1のB領域)に対応して、蓋体2に摘み部3を設けている(図1、2、7参照)。これによって、摘み部2を持って開蓋作業を行えば、ちょうど強い嵌合領域の嵌合が解除されるので、高齢者等であっても蓋体2の開蓋作業をスムーズに行うことができる。言い換えれば、摘み部3は強い嵌合領域の位置を示すため、使用者は特に強い嵌合領域の位置を気にすることなく開蓋作業を行うことができる。また、摘み部3にシールやセロハンテープを貼り付ければ、不正開封を防止することができる。
なお、本発明における包装用内嵌合容器の外形は、円形、楕円形、長円形、矩形、六角形など、広く適用され、他の適用例として具体的には、カップ状の容器本体を備えたスープ用の包装用内嵌合容器や(図8)や、容器本体、蓋体とも比較的偏平角形としたランチ用の包装用内嵌合容器(図9)などを挙げることができる。このように、本発明は、上述した逆テーパ面による強い内嵌合構造を有することで、汁漏れが問題となる汁物や汁気が多い収容物に好適に使用できものであるが、特段、収容物を限定するものではなく、従来からの収容物に広く適用することができる。また、嵌合強度を高めた領域に対応して、少なくとも蓋体に摘み部を設けることで開蓋作業をスムーズに行うことができる。
1 容器本体
1a 底面
1b 壁面
1c 蓋体嵌合用フランジ部
1d 最終外縁部
1e 嵌合部
1f 容器側逆テーパ面
1g 折り返し部
2 蓋体
2a 天板
2b 第1の蓋体壁
2c 蓋体フランジ部
2d 第2の蓋体壁
2e 最終外縁部
2f 嵌合部
2g 延長部
2h 蓋体側逆テーパ面
2i 折り返し部
3 摘み部

Claims (8)

  1. 容器本体と蓋体からなるシート成形の包装用内嵌合容器であって、
    前記容器本体は、
    底面と、
    この底面の周囲から立ち上がる壁面と、
    この壁面に対して外側に向けた蓋体嵌合用フランジ部と、
    前記蓋体嵌合用フランジ部から上向きに延長して設けられる容器側逆テーパ面とを有し、
    前記蓋体は、
    天板と、
    この天板の周縁から下向きに連続する第1の蓋体壁と、
    この蓋体壁の下縁部から外側に向けて拡開する蓋体フランジ部と、
    この蓋体フランジ部から下向きに連続する第2の蓋体壁と、
    この第2の蓋体壁から延長部を介して上向きに設けられる蓋体側逆テーパ面とを有し、
    この蓋体側逆テーパ面の深さを前記容器本体側逆テーパ面の深さに対応させた、
    ことを特徴とする包装用内嵌合容器。
  2. 蓋体における第2の蓋体壁は、
    蓋体側逆テーパ面との間に位置する延長部から天板に向けて立ち上がるように形成されている、
    請求項1記載の包装用内嵌合容器。
  3. 容器側逆テーパ面は、
    垂直に対して30〜90度の範囲内の傾きである、
    請求項1または2記載の包装用内嵌合容器。
  4. 蓋体における延長部は、
    容器本体の蓋体嵌合用フランジと少なくとも一部が重なり合う、
    請求項1、2または3記載の包装用内嵌合容器。
  5. 蓋体は、
    第2の蓋体壁と延長部とが接続する下面側に角部(X1)を有し、
    容器本体は、
    蓋体嵌合用フランジ部と壁面とが接続する上面側に角部(X2)を有し、
    両角部(X1)・(X2)は、
    何れか一方が他方よりも出幅(L1)を有して容器内方に迫り出しており、
    前記出幅(L1)は、
    前記蓋体の蓋体フランジ部の上面幅(L2)と下面幅(L3)の何れよりも小さい、
    請求項1から4のうち何れか一項記載の包装用内嵌合容器。
  6. 蓋体における下面側角部(X1)は、
    容器本体における上面側角部(X2)よりも内方に迫り出している、
    請求項5記載の包装用内嵌合容器。
  7. 蓋体の延長部の幅(L4)は、
    前記蓋体の蓋体フランジ部の上面幅(L2)と下面幅(L3)の何れよりも大きい、
    請求項1から6のうち何れか一項記載の包装用内嵌合容器。
  8. 蓋体の延長部は、
    蓋体側逆テーパ面から第2の蓋体壁に向かって下り勾配である、
    請求項1から7のうち何れか一項記載 の包装用内嵌合容器。
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