JP2020093475A - 記録装置、記録システム及び制御方法 - Google Patents

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一樹 坂本
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均 松田
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Abstract

【課題】記録媒体に対して表面への記録及び情報の読み書きを連続で行う場合において、記録動作が一時的に停止した際の記録再開後のスループットを短縮する。【解決手段】記録装置は、記録媒体に対して画像の記録を行う記録手段と、記録媒体に埋め込まれたタグとの間で情報の通信を実行する通信手段と、記録手段による記録と通信手段による通信のそれぞれを実行させる制御手段と、を備える。制御手段は、記録手段及び通信手段に対して複数の記録媒体が連続的に供給される場合において、記録手段による記録が所定の条件により停止したときは、停止に関わらず通信手段による複数の記録媒体のタグとの通信を実行させる。【選択図】図8

Description

本発明は、情報を記憶可能な記録媒体に対して情報の読み込み又は書き込みを行う記録装置、記録システム及びその制御方法に関する。
従来、非接触で情報を送受信可能な技術が開発されている。例えば、RFID(Radio Frequency Identification)と呼ばれる無線通信技術では、電子回路を搭載し情報を保持するRFIDタグと、RFIDタグをコントロールするリーダ/ライタとの間で電磁界や電波などを用いた近距離の無線通信によって情報を読み書きすることができる。RFIDタグがカードやラベルなどの記録媒体に搭載されて使用される場合、記録媒体表面への記録及びRFIDタグに対する情報の読み書きを行う必要がある。これらの作業を一括で行うため、記録媒体表面への記録及びRFIDタグに対する情報の読み書きの両方を行うことのできる記録装置が使用されることがある。特許文献1では、様々なタイプのRFIDタグに対して処理を行うため、記録媒体のサイズやRFIDタグに対して読み書きする情報量等に応じて記録媒体の最適な搬送速度を決定し、搬送を停止させることなく処理を行うことができる記録装置が提案されている。
特開2003−140548
特許文献1に記載の記録装置では、記録媒体表面への記録及びRFIDタグに対する情報の読み書きが連続で行われる。このような場合、記録動作が一時的に停止すると記録動作が再開されるまでRFIDタグへの情報の読み書きも行われず、スループット(時間当たりの処理量)が落ちてしまうことがある。
上記の点に鑑み、本発明は、記録媒体に対して表面への記録及び情報の読み書きを連続で行う場合において、記録動作が一時的に停止した際の記録再開後のスループットを短縮することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る記録装置は、情報を記憶可能なタグが埋め込まれた記録媒体に対して画像の記録を行う記録手段と、前記タグとの間で情報の通信を実行する通信手段と、前記記録手段による記録と前記通信手段による通信のそれぞれを実行させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記記録手段による記録が所定の条件により停止したときは、当該停止に関わらず前記通信手段による複数の前記記録媒体の前記タグとの通信を実行させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体に対して表面への記録及び情報の読み書きを連続で行う場合において、記録動作が一時的に停止した際の記録再開後のスループットを短縮することができる。
第1実施形態に係る記録装置のシステム構成図。 第1実施形態に係るRFIDタグを内蔵した記録媒体の構成概略図。 第1実施形態に係る記録装置の構成概略を示す側断面図。 第1実施形態に係る記録装置の制御コマンド体系を示す図。 第1実施形態に係る記録装置の制御構成を示すブロック図。 記録動作が一時停止しない場合のRFIDタグ内蔵ラベルの状態を時系列で示す図。 記録動作が一時停止した場合のRFIDタグ内蔵ラベルの状態を時系列で示す図。 第1実施形態に係る記録装置の記録及び書き込み動作におけるフローチャート。 第1実施形態に係る記録装置と比較例の記録時動作の所要時間の差を示す図。 第2実施形態に係る記録装置のシステム構成図。 第2実施形態に係るホストコンピュータの記録及び書き込み動作におけるフローチャート。 第2実施形態に係るホストコンピュータの制御構成を示すブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
また、この明細書において、「記録」(「プリント」、「印刷」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
<第1実施形態>
<記録システムの構成(図1)>
図1は第1実施形態における記録装置100とホストコンピュータ101とを接続した記録システム構成の説明図である。記録装置100はプリンタケーブル102で情報処理装置としてのホストコンピュータ101と接続される。ホストコンピュータ101(以下ホストと表記する)は画像データや用紙情報を、プリンタケーブル102を介して制御コマンドとして記録装置100に出力する。
<記録装置の構成(図3)>
図3は、記録装置100の主要部を示す断面図であって一部の構成を省略した図である。記録装置100は、連続紙200の幅全体に亘って複数のノズルを配列したブラック記録ヘッド300K、シアン記録ヘッド300C、マゼンタ記録ヘッド300M、イエロー記録ヘッド300Yを含む記録ヘッドユニット301を備えている。更に記録装置100は、記録ヘッド300のノズルを保護するキャップユニット302と、連続紙200を搬送する搬送ユニット303と、吸引クリーニングに用いる圧力ポンプ304と、回収されたインクを貯留する回収インクタンク305とを備えている。これらの構成により、記録装置100は連続紙200にフルカラーで記録を行うことができる。なお、連続紙200には、後述する記録媒体としてのRFIDタグ内蔵ラベル201・211・221・・・が貼付されている。
記録装置100には、その搬送方向上流側に給紙ユニット308が装着されている。本実施形態では、給紙ユニット308にはロール状の連続紙200を収容するロールホルダ208が設けられている。これらの構成により給紙ユニット308から搬送ユニット303に連続紙200が連続的に搬送される。なお、本実施形態では連続紙が収められた給紙ユニット308が記録装置100に装着されているが、いわゆるカット紙やカードが積載された給紙ユニットを記録装置100に装着し、給紙ユニットから記録装置100へカット紙を搬送してもよい。また、記録装置100が給紙ユニットを内蔵する構成も採用可能である。
給紙ユニット308から記録装置100の内部に搬送された連続紙200は、搬送ユニット303によって記録ヘッドユニット301の下方に搬送されその記録面に記録が行われる。搬送経路上で記録ヘッドユニット301よりも上流側にはセンサ(以下、TOFセンサともいう)309が設けられており、TOFセンサ309は、搬送ユニット303に搭載され搬送される連続紙200の記録対象の境界を検知する。TOFセンサ309は、例えば連続紙に並んで貼付されたラベルのそれぞれの先端を検知することによりこれらの境界を検知する。本実施形態では、連続紙200にはRFIDタグ内蔵ラベル201・211・221・・・が連続して並んで貼付されており、TOFセンサ309はこれらの先端を検知する。このように、連続紙200に記録媒体としてのRFIDタグ内蔵ラベル201・211・221・・・が設けられている場合は、それぞれのラベルが記録媒体の記録面を構成する。そのため、RFIDタグ内蔵ラベルごとに記録面とRFIDタグとが互いに対応して設けられる。また、例えば記録媒体がカット紙の場合には、TOFセンサ309が記録装置100に順次搬送される記録媒体の先端をそれぞれ検知する。
記録装置100は、TOFセンサ309による連続紙200の記録対象(例えばラベル)の先端検知をトリガにして、記録ヘッド300により連続紙200の記録対象に順次記録を行う。記録完了した連続紙200は排出口まで搬送される。
記録に用いるインクは記録装置100から着脱可能なブラックインクタンク310K、シアンインクタンク310C、マゼンタインクタンク310M、イエローインクタンク310Yから圧力ポンプ304により各記録ヘッドへと供給される。また、画像信頼性維持のために記録ヘッド300の吸引クリーニングやクリーニング吐出で使用されたインクは、圧力ポンプ304によりキャップユニット302から回収インクタンク305に貯留される。
記録装置100は、情報を記憶可能なタグを有する記録媒体に対して、タグとの通信を行う。タグとの通信は、例えば、タグに記憶された情報の読み込み、タグへの書き込み、又はその両方である。本実施形態では、記録装置100の内部には記録媒体のタグと通信を行う読み書き装置311が設けられている。読み書き装置311は連続紙200上のRFIDタグ内蔵ラベル201・211・221・・・に情報の読み書きを行ういわゆるリーダ/ライタである。本実施形態では、読み書き装置311は記録装置100の内部において搬送方向で記録ヘッドユニット301の上流側に配置されている。しかしながら、上流側ではなく下流側に配置してもよい。また記録装置100の内部でなく、記録装置100の上流側又は下流側に専用のユニットを設けて記録装置100に接続してもよい。
<RFIDタグ内蔵ラベルを有する記録媒体の構成(図2)>
図2は本実施形態の記録装置100が使用する記録媒体の模式図である。本実施形態では連続紙200に記録媒体としてのRFIDタグ内蔵ラベル201・211・221・・・が搬送方向に連続的に並んで貼付されている。なお以下ではRFIDタグ内蔵ラベル201を例に説明するが、ラベル211・221・・・もRFIDタグ内蔵ラベル201の構成と同様の構成をそれぞれ含んでいる。また、RFIDタグ内蔵ラベル201・211・221・・・を単にラベル201・211・221・・・と呼ぶ場合がある。
ラベル201には情報を記憶可能なRFIDタグ205が埋め込まれている。RFIDタグ205は、電子情報を記憶するための不揮発性メモリを搭載したICチップ203とループアンテナ202を含み、これらがフィルム204に覆われている。フィルム204は例えば紙製又はPET樹脂製である。本実施形態の場合、RFIDタグ205はいわゆるパッシブタグであり、内部電源を必要とすることなく使用することができる。RFIDタグ205には記録装置100に配設する後述のRFID用通信アンテナから発生する電波等により電力が供給さる。この電力がRFIDタグの電源として使用されることで、RFID用通信アンテナを介して読み書き装置311はRFIDタグ205に対して情報の読み書きを行うことができる。例えば、読み書き装置311は、RFIDタグ205に対して電子情報の書込みを行うことが可能である。なお、RFIDタグ205として内部電源を有するいわゆるアクティブタグやセミパッシブタグを用いてもよい。
本実施形態では、記録媒体としてのラベル201が連続紙上で並んで設けられている。しかし、記録媒体としてカット紙も採用可能である。この場合、カット紙自体にRFIDタグが内蔵されていてもよく、また、カット紙一枚一枚に記憶媒体としてのRFIDタグ内蔵ラベルが貼付されていてもよい。また、記録媒体としてRIFDタグが埋め込まれたカードを用いてもよい。
<制御コマンドの構造(図4)>
図4はホストから送信される種々の制御コマンドの構造を示した図である。図4に示すように、全てのコマンドは、そのコマンドの先頭にコマンドの種類を識別する識別コードが配置され、その識別コードに続いて、そのコマンドに関する付帯的な指示を設定するオペランドが続く。なお、コマンドの種類によっては、オペランドがなく、識別コードのみで構成される場合もある。
制御コマンドとしては、例えば、ラベル紙等の記録媒体のサイズ等を設定する用紙設定コマンド401、記録データの基準となる設定が存在するフォーマットコマンド402、記録装置本体の動作設定をする記録装置動作設定コマンド412がある。また、制御コマンドとしては、例えば、文字、イメージ、RFIDタグ夫々の詳細情報を設定するデータコマンド403、404、405、記録データの終了を示しジョブの開始を指示するジョブ開始コマンド410などがある。それらのコマンドは記録コマンド転送例411に示されるようなコマンド列としてホスト101から記録装置100に出力される。
なお、RFIDタグ205のICチップ203の種類は用紙設定コマンド401のICチップタイプオペランド406に、RFIDタグサイズはRFIDタグ取付位置オペランド407に設定される。また記録装置の搬送速度は搬送速度オペランド413に、記録装置のRFIDタグ通信開始位置の設定はRFIDタグ通信開始位置オペランド414に設定される。RFIDタグ通信開始位置オペランドは、RFIDタグが取り付けられたメディアを検出してから、RFIDタグとの通信を開始するまでの搬送距離を設定するオペランドとなる。ICチップ203への書込みデータ量はRFIDタグデータコマンド405のデータ長オペランド408に設定され、書込みデータはデータオペランド409に設定される。
<記録装置の制御構成(図5)>
図5は記録装置100の制御構成を示すブロック図である。図5において、メインコントローラ501は記録装置100全体を制御する。メインコントローラ501は、CPU501aを内蔵し、後述する入力データを記憶するための記憶制御機能、データ制御機能、及び、記録動作に必要な種々の設定のための設定制御機能などを有する。メインコントローラ501はインタフェース(不図示)を介してホスト101に接続され、互いに信号の授受を行うことができる。また、ROM502はメインコントローラ501に接続され、制御プログラムなどを格納する。それらのプログラムに従いメインコントローラ501はRAM503を作業領域として使用して動作する。
また、RAM503にはRFIDタグデータをページ単位で格納するRFIDタグバッファメモリ504が含まれている。情報を読み込む場合、メインコントローラ501は、RFIDタグ205から読み込んだ情報をRFIDタグバッファメモリに格納し、ホスト101へ転送する。このとき、メインコントローラ501は、自身と接続する読み書き装置通信回路505から読み書き用通信アンテナ506を介してRFIDタグ205から情報を読み込む。一方、情報を書き込む場合、メインコントローラ501は、ホスト101から転送されたRFIDタグ205に書込む情報をRFIDタグバッファメモリ504に一度格納する。そして、メインコントローラ501は、自身に接続された読み書き装置通信回路505から読み書き用通信アンテナ506を通して、RFIDタグバッファメモリ504に格納された情報をRFIDタグ205に書込む。
イメージバッファメモリ507はホスト101から送信されてきた画像データをページ単位で格納するバッファメモリである。例えば、ブラックイメージバッファメモリ507Bkはブラック成分の画像データを一時的に格納する。同様に、シアンイメージバッファメモリ507C、マゼンタイメージバッファメモリ507M、イエローイメージバッファメモリ507Yはそれぞれ各成分の画像データを一時的に格納する。
ヘッド駆動回路509は記録ヘッド300Bk、300C、300M、300Yに内蔵される発熱体(不図示)を駆動させる回路である。メインコントローラ501に接続されたドライバコントローラ508が、イメージバッファメモリ507に格納された各色成分のビットマップ形式で記録された画像データに従ってヘッド駆動回路509を制御することで、記録媒体に画像が記録される。
圧力ポンプ機構駆動回路510は圧力ポンプ304を回転させるモータ511を駆動する駆動回路である。給紙機構駆動回路512はラベル201を搬送ユニットへ給紙させるモータ513を駆動する駆動回路である。搬送機構駆動回路514は給紙ユニット308から給紙されたラベル201を搬送させるモータ515を駆動する駆動回路である。これらの駆動回路はいずれもメインコントローラ501によって制御される。また、センサ回路516は前述したTOFセンサ309を含む種々のセンサを総称したセンサ回路である。
<記録装置の作動(図6〜図7)>
記録装置100が読み書き装置311によるラベル201・211・221・・・への読み書き及び記録ヘッドユニット301による連続紙200の記録面への記録を行う場合、すなわち、ジョブの実行中の作動について説明する。記録装置100は、ジョブの実行中であってもその記録動作が一時停止する場合がある。例えば、インクジェット式の記録装置の場合は画像品質を保つため定期的にヘッドのクリーニング動作が行われることが多く、クリーニング動作が行われているときは記録動作が一時停止する。また、例えば、記録動作中にインク残量が無くなった場合には記録動作が一時停止する。以下では、ジョブの実行中に記録動作が一時停止しない場合と、一時停止する場合についてそれぞれ説明する。
図6は記録動作が一時停止しない場合のラベル201・211・221・・・の状態を時系列で示した図である。図面の左右方向は搬送方向を示し、図面左側が搬送方向下流側である。以下では読み書き装置311により情報を書き込む動作の説明をするが、情報の読み込みでも同様の状態を示す。また、以下では、搬送される各ラベルが読み書き装置311と通信可能な領域を通過する時間よりも、1枚のラベルに対する情報の書き込み時間の方が長い場合について説明する。すなわち、搬送を継続しながら情報の書き込みをすることができず、ラベル201・211・221・・・に対して情報を書き込むために所定の位置においてラベルを停止させる場合について説明する。
S601で1枚目であるラベル201をTOFセンサ309が検出すると、搬送ユニット303はラベル201が読み書き装置311の通信範囲へ進入するように連続紙200を移動させる。その後S602で示すように読み書き装置311の通信範囲600にラベル201が進入すると、搬送ユニット303が連続紙200の移動を停止し、読み書き装置311が情報の書き込みを開始する。情報の書き込みの際には1度停止し書き終わるまで待機する。
読み書き装置311による情報の書き込みが終了すると、S603で示すように搬送ユニット303が連続紙200を搬送する。ラベル201の記録面が記録位置609を通過する間に、記録ヘッドユニット301によるラベル201の記録面への記録が行われる。
なお、このときラベル211・221は読み書き装置311の通信範囲600及び記録ヘッドユニット301による記録位置609の一部を通過するが、本実施形態ではこのときに情報の書き込みは行われず、記録も行われない。なお、このときに読み書き装置311によりラベル211・221への書き込みを実施する構成も採用可能である。しかしながら、ラベル211・221への書き込み時間が長いと搬送を一時停止する必要があり、それに伴いラベル201への記録を停止しなければならない。記録を途中で停止すると、その停止時および再開時に印字位置ズレなどが発生する可能性があるため好ましくない。本実施形態のようにこのときに読み書き装置311によりラベル211・221への書き込みを行うことで、印字位置ズレ等を防ぎ画像品位を維持することができる。
続いてS604で示すように、1枚目のラベル201の記録が終了すると、その後2枚目であるラベル211の情報の書き込み・記録を行うため、搬送ユニット303は連続紙200を上流側へ搬送する。このとき、搬送ユニット303は、TOFセンサ309がラベル211の先端を検知する位置まで連続紙200を搬送する。
その後S605で示すように、搬送ユニット303はラベル211が読み書き装置311の通信範囲600に進入するまで記録媒体を搬送し、その後読み書き装置311がラベル211に情報の書き込みを行う。情報の書き込みの際には搬送ユニット303による搬送を停止し書き込みが終わるまで待機する。
S606に示すように、情報の書き込みが終了すると搬送ユニット303は連続紙200を記録ヘッドユニット301による記録位置まで搬送し、記録ヘッドユニット301がラベル211の記録面に記録を行う。このときラベル221に対しては読み書き装置311による情報の書き込みは行われておらず、記録面への記録も行われない。
ラベル211の記録面への記録が終了すると、S607及びS608で示すように、ラベル221への情報の書き込み及びラベル221の記録面への記録を行う。このとき、記録装置100は、S604ないしS606で示したラベル211への作動と同様の作動によりこれらの処理を行う。
このように、例えばクリーニング動作のように、ジョブの実行中に記録動作の一時停止が入らない場合、1度記録媒体の搬送を停止して読み書き装置311による情報の書き込みを行い、その後記録媒体を下流側まで搬送して記録面への記録を行う。そして、1枚のRFIDタグ内蔵ラベルに対してこれらの処理が終わった後に、次のRFIDタグ内蔵ラベルに対する処理をするため再度連続紙200を上流側に戻してから情報の書き込み及び記録を実施している。
図7は記録動作が一時停止した場合のラベル201・211・221・・・の状態を時系列で示した図である。なお、図6と同様に、図面の左右方向は搬送方向を示し、図面左側が搬送方向下流側である。以下では読み書き装置311により情報を書き込む動作の説明をするが、情報の読み込みでも同様の状態を示す。また、以下では、搬送される各ラベルが読み書き装置311と通信可能な領域を通過する時間よりも、1枚のラベルに対する情報の書き込み時間の方が長い場合について説明する。また、以下では、3枚のラベル201・211・221に対して情報の書き込み及び記録面への記録を行う場合について説明する。
S700ないしS702は、それぞれS601ないしS603と同様の状態を示す。そして、S702において1枚目であるラベル201の記録面への記録が終了した後に、記録ヘッドユニット301の作動が一時停止したとする。記録ヘッドユニット301は、例えば記録ヘッドのクリーニング動作等の場合にその作動が一時停止する。
S703では記録動作が一時停止しているため、搬送ユニット303は2枚目のラベル211が読み書き装置311の通信範囲600へ進入するように連続紙200を移動させる。その後読み書き装置311がラベル211へ情報の書き込みを行う。ここで、記録動作が一時停止していない場合には、次の作動として図6のS606で示すようにラベル211の記録面への記録が行われる。しかしながら、上述のように記録動作が一時停止している状態であるため、搬送ユニット303はS704で示すように3枚目のラベル221に情報を書き込み可能な位置まで連続紙200を搬送する。搬送後、読み書き装置311がラベル221へ情報の書き込みを行う。
その後、S705で示すように、2枚目及び3枚目のラベル211・221の記録面へ記録を行う準備として、搬送ユニット303はTOFセンサ309に基づいてラベル211を記録開始位置まで連続紙200を搬送する。そして搬送ユニット303は記録動作が可能な状態になるまで搬送を行わず、ラベル221はその位置で待機する。
記録動作が可能な状態になると、S706で示すように2枚目及び3枚目のラベル211・221に対して続けて記録を行う。この時情報の書き込みは終了しているため2枚目のラベル211の記録完了時点で停止することはなく、3枚目のラベル221まで記録を行ってから停止する。
このように、記録動作が一時停止した場合には、停止している間に読み書き装置311により情報の書き込みをまとめて実施する。これにより、記録動作が再開したときに情報の書き込み待ちの時間が無くなるので、合計の処理時間を短縮することができる。

なお、本実施形態では3枚のラベル201・211・221に対して処理を行う場合について説明した。したがって、記録動作が一時停止した場合に3枚目のラベル221に対する情報の書き込みが終わると、連続紙200を2枚目のラベル211の記録可能位置に搬送していた。しかしながら、処理対象のラベルの枚数がさらに多い場合、再度記録動作が可能な状態になるまで後続のラベルに対して情報の書き込みを継続して行ってもよい。
<情報の書き込み及び記録動作のフローチャート(図8)>
図8は本実施形態における情報の書き込み及び記録動作時のフローチャートである。本フローチャートは、図6及び図7で示した状態におけるCPU501aによる処理を示す。CPU501aは、例えば、ホスト101から制御コマンドを受け、ジョブを開始すると図8の処理を開始する。
S800において、CPU501aは、記録ヘッドユニット301の作動が停止しているか否かを確認する。CPU501aは、記録ヘッドユニット301の作動が停止していなければS801へ進む。S801において、CPU501aは、搬送ユニット303によりラベル201をRFID書き込み位置、すなわち読み書き装置311の通信範囲600まで移動させる。このなお、このとき、ラベル201の現在位置に関わらず位置移動を行う。想定される現在位置としては印刷開始位置や印刷終了位置など複数考えられる。
S802において、CPU501aは、読み書き装置311によりラベル201に対して情報の書き込みを行う。CPU501aは、情報の書き込みが完了したらS803へ進み、搬送ユニット303によりラベル201を記録開始位置へ移動させる。本実施形態の場合、記録開始位置はTOFセンサ309に基づいた位置になる。その後、S804において、CPU501aは、記録ヘッドユニット301により情報書き込みが終了したラベル201の記録面へ記録を行う。ここで、CPU501aは、記録が完了すると記録終了位置で搬送ユニット303による搬送を停止する。
S805において、CPU501aは、記録が完了した枚数を記憶してS806進み、記録が未完了の残数がある場合はS800へ戻る。一方、CPU501aは、記録未完了の残数がない場合は記録を終了する。
S800で記録ヘッドユニット301の作動が停止していた場合は、S807に進む。S807において、CPU501aは、読み書き装置311による書き込み未完了のラベルの残数があるか否かを確認する。CPU501aは、書き込み未完了のラベルの残数が存在する場合、S808に進み、搬送ユニット303によりラベル201を読み書き装置311の通信範囲600まで移動させる。このとき、CPU501aは、ラベル201の位置に関わらず搬送ユニット303による位置移動を行う。想定される位置としては印刷開始位置や印刷終了位置や前のラベルが通信可能位置にいることが考えられる。一方、CPU501aは、読み書き装置311による書き込み未完了のラベルの残数がない場合はS812に進む。
その後、S809において、CPU501aは、読み書き装置311によりラベル201に対して情報の書き込みを行いS810に進む。S810において、CPU501aは、読み書き装置311によるラベル201・211.221・・・への書き込み完了回数を記憶してS811に進む。
S811において、CPU501aは、記録ヘッドユニット301の作動が停止しているか否かを判定する。記録ヘッドユニット301の作動が停止している場合、CPU501aは、再びS807に戻り処理を繰り返す。一方、記録ヘッドユニット301の作動が停止していない場合、S812の処理に進む。
S812において、CPU501aは、搬送ユニット303によりラベル201を記録開始位置に移動させてS813に進む。印刷開始位置はTOFセンサ309に基づいた位置になる。例えば、CPU501aは、情報の書き込みは完了しているが記録面への記録が未完了のラベルが複数枚ある場合、最上流にあるラベルを記録開始位置に移動させる。
その後、S813において、CPU501aは、記録ヘッドユニット301の作動が停止しているか否かを判定する。停止している場合、作動が再開するまでS812の処理を繰り返す。つまり、記録ヘッドユニット301の作動が停止している間は、ラベル201が記録開始位置で待機していることになる。一方、S813おいて、CPU501aは、記録ヘッドユニット301の作動が停止していない場合、S814に進む。
S814において、CPU501aは、読み書き装置311による書き込み完了枚数が記録ヘッドユニット301による記録完了枚数を上回っていた場合、S815へ進み記録ヘッドユニット301により記録を行い、S816に進む。S816において、CPU501aは、印刷完了枚数を記憶して、その後再度S814へ戻り、書き込み完了枚数と記録完了枚数が一致するまでS815及び816の処理を繰り返す。
S814において、CPU501aは、書き込み完了枚数と記録完了枚数が一致するとS806へ進む。S806において、CPU501aは、記録未完了の残数があるか否かを判定する。CPU501aは、記録未完了の残数がある場合はS800へ戻り、記録未完了の残数がない場合は処理を終了する。
本実施形態では、S807で書き込み未完了のラベルの残数がなくなるか、S811で停止していた記録ヘッドユニット301の作動が再開したときは、搬送ユニット303によりラベル201を記録可能位置に移動している。これにより、記録ヘッドユニット301の作動が再開したときの処理時間を短縮することができる。特に、読み書き装置311による書き込み未完了のラベルの残数が無くなったときに、予めラベル201を記録開始位置に移動させて待機させておくことにより、本総時間を短縮でき、合計の処理時間を短縮することができる。なお、書き込み未完了のラベルの残数が無くなった場合でも、記録ヘッドユニット301の作動の再開を待ってから連続紙200の移動を開始してもよい。
<比較例との所要時間の比較(図9)>
図9は本実施形態及び比較例について所定の条件のもと書き込み動作及び記録動作を行った際の合計の所要時間の差を表した図である。
条件900では、長さ100mmの連続した記録媒体上のラベルを搬送速度100mm/sで10枚記録したときに、3枚目記録前に約20s間、記録ヘッドユニット301の作動が停止したと仮定した。この条件900のときの本実施形態と比較例の所要時間をそれぞれ図9に示している。なお、読み書き装置311によるラベル201への書き込みは1sかかると仮定した。
比較例の場合、10枚のラベルに書き込みしつつ記録を行うと約71.7sかかり、3枚目で入るクリーニングが20sなので記録終了までにかかる時間は合計で約91.7sとなる。
一方、本実施形態の場合、3枚目までは比較例と同様の動作を行い約24sとなる。しかし、本実施形態では、3枚目で記録ヘッドユニット301の作動が停止した際に、停止している間に読み書き装置311による書き込みを実施することができる。停止中に行う1枚の書き込みは搬送にかかる時間も含めて約1.4sであり、残り7枚すべて書き込みが完了に9.8s要する。したがって、停止中にすべての書き込みを実行することができ、残りの10.2sが停止による待機時間となる。その後、残り7枚を連続記録すると約9.4sであり、記録終了までかかる時間は合計で約43.5sとなる。このことから本実施形態は比較例より合計の記録時間の高速化できているといえる。
条件901は条件900の搬送速度を100mm/sから200mm/sに変えた場合であり、その時の本実施形態及び比較例の所要時間及び本実施形態の短縮時間を図9に示している。また、条件902は条件900の記録枚数を10枚から20枚に変えた場合である。さらに、条件903は条件902の搬送速度を100mm/sから200mm/sに変えた場合である。
以上説明したように本実施形態の記録装置は、記録ヘッドユニット301の作動が停止している間に情報を読み書きを行い、記録ヘッドユニット301の作動が再開してから情報を書き込み済のラベルに記録を連続して行う。これにより、トータルの記録時間を短縮化することができる。
<第2実施形態(図10〜12)>
上記実施形態では読み書き装置311が記録装置100と一体となっているが、他の実施形態として、これらがそれぞれ独立しているような記録システムであってもよい。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。また、第1実施形態と同様の構成については同様の符号を用いることとし、説明を省略する場合がある。
図10は第2実施形態における記録装置1000とホストコンピュータ1001とを接続したシステム構成の説明図である。記録装置1000はプリンタケーブル1002で情報処理装置としてのホストコンピュータ1001と接続され、ホストコンピュータ1001は画像データや用紙情報を、プリンタケーブル1002を介して制御コマンドとして記録装置1000に出力する。また記録装置1000は装置のステータスを、プリンタケーブル1002を介してホストコンピュータ1001に通知する。
記録装置1000には読み書き装置1004が接続されている。読み書き装置1004は、第1実施形態に係る読み書き装置311と同様の構成を独立して有している。また、例えば、読み書き装置311はラベル201に対して情報の読み書きを行う構成の他、連続紙200を搬送する搬送ユニット(不図示)やラベル201の位置を検出可能なTOFセンサ(不図示)を有する。読み書き装置1004は通信ケーブル1003で情報処理装置としてのホストコンピュータ1001と接続され、ホストコンピュータ1001はRFIDタグの書き込み情報を通信ケーブル1003を介して制御コマンドとして読み書き装置1004に出力する。また読み書き装置1004は、装置のステータスを通信ケーブル1003を介してホストコンピュータ1001に通知する。なお、本実施形態では読み書き装置1004は記録媒体の搬送方向で記録装置1000の上流側に接続されているが、下流側に接続されてもよい。
記録装置1000は、その内部に読み書き装置311を有しない点で第1実施形態に係る記録装置100と異なる。また、これに伴い、記録装置1000は、記録装置100ではRAM503に含まれるRFIDタグバッファメモリ504、読み書き装置通信回路505、読み書き用通信アンテナ506等を有しない。
図12はホストコンピュータ1001の制御系のブロック図である。なお、図11では第2実施形態に係る構成を概略的に示しており、一部構成を省略している。メインコントローラ5001は、CPU5001aを内蔵し、ホストコンピュータ1001を統括的に制御する。メインコントローラ5001はインタフェース(不図示)を介してプリンタケーブル1002により記録装置1000と接続し、互いに信号の授受を行う。また、メインコントローラ5001はインタフェース(不図示)を介して通信ケーブル1003により読み書き装置1004と接続し、互いに信号の授受を行う。
ホストコンピュータ1001は、コントローラ5001に接続され制御プログラム等を格納するROM5002と、コントローラ5001に接続されCPU5001aの作業領域として動作するRAM5003を有する。CPU5001aは、例えばROM5002に格納されているプログラムをRAM5003に読み出して実行する。
図11は他の実施例におけるホストコンピュータ1001側のフローチャートである。このフローチャートは、例えばホストコンピュータ1001から記録装置1000へジョブの実行の指示がなされると開始する。
S1100において、CPU5001aは、記録装置1000から記録ヘッドユニット301の作動状態を取得する。そして、S1101において、CPU5001aは、S1100で取得した記録ヘッドユニット301の作動状態を基に記録ヘッドユニット301が停止しているか否かを判定する。CPU5001aは、記録ヘッドユニット301の作動が停止していなければS1102へ進む。
S1102において、CPU5001aは、ラベル201をRFID書き込み位置、すなわち読み書き装置1004の通信範囲600まで移動を記録装置1000又は読み書き装置1004に指示する。この時ラベル201の位置に関わらず位置移動を行う。想定される位置としては記録開始位置や記録終了位置にいることが考えられる。
S1103において、CPU5001aは、連続紙200上の記録媒体の位置を取得する。例えば、CPU5001aは、読み書き装置1004内のTOFセンサ又は記録装置1000内のTOFセンサ309の検出結果に基づいてラベル201・・・の位置を取得する。
S1104において、CPU5001aは、連続紙200上の記録媒体(ラベル201・・・)が書き込み位置への移動を完了したか否かを確認する。移動が完了していなければ、CPU5001aは、S1103へ戻り移動完了するまでS1103及びS1104の処理を繰り返す。移動が完了した場合、CPU5001aは、S1105へ進みRFIDの情報の書き込みを行う。例えば、CPU5001aは、通信ケーブル1003を介して読み書き装置1004に書き込みの指示を行い、読み書き装置1004に書き込みを実行させる。
情報の書き込みが完了すると、CPU5001aは、S1106で連続紙200上の記録媒体(ラベル201・・・)の記録開始位置への移動を記録装置1000へ指示する。その後、CPU5001aは、S1107において連続紙200上のラベル201・・・の位置を取得して、S1108において連続紙200上のラベル201・・・の記録開始位置への移動が完了したか否かを確認する。CPU5001aは、移動が完了していなければS1107へ戻りS1107及びS1108の処理を繰り返す。移動が完了したら、CPU5001aは、S1109において記録開始を記録装置1000へ指示する。その後、CPU5001aは、S1110で記録完了した枚数を記憶し、S1111で記録未完了の残数があるか否かを判定し、ある場合はS1100へ戻る。記録未完了の残数がない場合は記録を終了する。
CPU5001aは、S1101で記録ヘッドユニット301の作動が停止していた場合は、S1112へ進む。S1112において、CPU5001aは、記録装置1000から記録ヘッドユニット301の作動状態を取得する。S1113において、CPU5001aは、S1112で取得した作動状態に基づいて記録ヘッドユニット301の作動が停止しているか否かを判定する。記録ヘッドユニット301の作動が停止している場合、CPU5001aは、S1114で読み書き装置1004による書き込み未完了の残数があるか否かを確認する。書き込み未完了の残数が存在する場合、CPU5001aは、S1115でラベル201を読み書き装置1004の通信範囲600への移動させるように記録装置1000又は読み書き装置1004へ指示する。このとき、CPU5001aは、ラベル201の位置に関わらず位置移動の指示を行う。想定される位置としては記録開始位置や記録終了位置や前のラベルが通信可能位置にいることが考えられる。
CPU5001aは、S1116で連続紙200上の記録媒体(ラベル201・・・)の位置を取得し、S1117で書き込み位置に移動が完了したか否かを確認する。例えば、CPU5001aは、読み書き装置1004内のTOFセンサ又は記録装置1000内のTOFセンサ309の検出結果に基づいて記録媒体の位置を取得する。移動が完了していなければ、CPU5001aは、S1116へ戻りS1116及びS1117の処理を繰り返す。移動が完了したら、CPU5001aは、S1118へ進み読み書き装置1004によりRFIDの情報の書き込みを行う。情報の書き込みが完了したら、CPU5001aは、S1119で書き込み完了回数を記憶する。
CPU5001aは、S1119まで完了すると再度S1112へ戻り処理を繰り返す。このとき、記録ヘッドユニット301の作動がなおも停止している場合は、CPU5001aは再びS1114以降の処理を繰り返すこととなる。一方、記録ヘッドユニット301の作動が再開している場合は、CPU5001aは、S1113からS1120へと進み、記録が完了していないラベル201の先頭を記録開始位置へ移動するよう記録装置1000へ指示する。
CPU5001aは、S1121で連続紙200上の記録媒体(ラベル201・・・)の位置を取得し、S1122で記録媒体の書き込み位置への移動が完了したか否かを確認する。移動が完了していなければ、CPU5001aは、S1121及びS1122の処理を繰り返す。移動が完了したら、CPU5001aは、S1123に進み読み書き装置1004による書き込み完了枚数が記録装置1000による記録完了枚数を上回っているか否かを判定する。書き込み完了枚数が記録完了枚数を上回っている場合、CPU5001aは、S1124へ進み記録装置1000へ記録の指示を行い、S1125で記録完了枚数を記憶する。その後、CPU5001aは、再度S1123へ戻り、読み書き装置1004による書き込み完了枚数と記録装置1000による記録完了枚数が一致するまでS1124及び1125を繰り返す。そして、CPU5001aは、S1123で読み書き装置1004による書き込み完了枚数と記録完了枚数が一致したらS1111へ進み、記録未完了の残数がある場合はS1000へ戻る。記録未完了の残数がない場合は記録を終了する。
以上説明したように第2実施形態の記録装置は、読み書き装置1004と直接接続されたホストコンピュータ1001があるようなシステム構成でも第1実施例同様の効果を得ることができる。
<他の実施形態>
以上説明した実施例では、記録装置100および記録装置1000をラベルプリンタとしているがカードプリンタに本発明を適用してもよい。カードプリンタの場合は、1枚目のみクリーニング中に読み書き装置でRFIDタグ内蔵カードに書き込み、クリーニング終了後に記録のみを行う。カード機の構成上、記録媒体を戻すことは難しいため1枚目書き込み後にクリーニングが続いていても2枚目以降のRFIDタグ内蔵カードへの書き込みは実施できない。
また以上説明した実施例では、読み書き装置311で情報の書き込みしか行っていないが、必要に応じて情報の読み込みまたは読み込みと書き込みの両方をおこなってもよい。
100 記録装置、301 記録ヘッドユニット、303 搬送ユニット、311 読み書き装置、501a CPU

Claims (10)

  1. 情報を記憶可能なタグが埋め込まれた記録媒体に対して画像の記録を行う記録手段と、
    前記タグとの間で情報の通信を実行する通信手段と、
    前記記録手段による記録と前記通信手段による通信のそれぞれを実行させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記記録手段及び前記通信手段に対して複数の前記記録媒体が連続的に供給される場合において、前記記録手段による記録が所定の条件により停止したときは、当該停止に関わらず前記通信手段による複数の前記記録媒体の前記タグとの通信を実行させる、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 複数の前記記録媒体は連続紙上に貼付されたラベルであり、
    前記制御手段は、前記停止の状態のときは、後続の前記ラベルに埋め込まれた前記タグに対しても前記通信手段による通信を実行させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記停止の状態から前記記録手段による記録が再開したときは、前記停止の間に前記タグとの前記通信が実行された前記ラベルに対して画像の記録が終わるまでは、前記通信手段に通信を実行させない、
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記記録媒体の搬送が可能な搬送手段をさらに備え、
    前記制御手段はさらに、前記記録手段による記録が前記所定の条件により停止したときは、前記通信手段による前記タグとの通信が可能な位置に前記タグが位置するように、前記搬送手段により前記記録媒体を搬送させる、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記通信手段は、前記タグとの通信において、前記タグに記憶された情報の読み込み及び前記タグへの情報の書き込みのうち少なくとも一方を実行することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記記録媒体の前記タグはRFIDタグであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記記録手段はインクジェット式であり、前記所定の条件は記録ヘッドのクリーニングの実行であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記制御手段は、前記通信手段により前記タグへの通信を実行した後に前記記録手段により画像の記録を行うことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 情報を記憶可能なタグが埋め込まれた記録媒体に対して画像の記録を行う記録装置と、
    前記タグとの間で情報の通信を実行する通信装置と、
    前記記録装置による記録と前記通信装置による通信のそれぞれを実行させる情報処理装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、前記記録装置及び前記通信装置に対して複数の前記記録媒体が連続的に供給される場合において、前記記録装置による記録が所定の条件により停止したときは、当該停止に関わらず前記通信装置による複数の前記記録媒体の前記タグとの通信を実行させる、
    ことを特徴とする記録システム。
  10. 情報を記憶可能なタグが埋め込まれた記録媒体に対して画像の記録を行う記録工程と、
    前記タグとの間で情報の通信を実行する通信工程と、
    前記記録工程による記録と前記通信工程による通信のそれぞれを実行させる制御工程と、を備え、
    前記制御工程は、前記記録工程及び前記通信工程に対して複数の前記記録媒体が連続的に供給される場合において、前記記録工程による記録が所定の条件により停止したときは、当該停止に関わらず前記通信工程による複数の前記記録媒体の前記タグとの通信を実行させる、
    ことを特徴とする記録装置の制御方法。
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